JP2004324172A - Foundation pipe pile and method of stably bearing the same - Google Patents
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Abstract
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、建設技術の改良、更に詳しくは、軟弱な地盤であっても優れた支持力によって安定的に立設することができる基礎鋼管杭およびその安定支持工法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
周知のとおり、構造物を支持するためには、基礎部材として鋼管杭を地中に貫入する。特に、軟弱な地盤においては、直棒状の杭本体のみでは支持力が小さいため、補強するために杭本体の外周に拡底板を固定したものがあるが、この拡底板を螺旋状に形成して埋設施工し易いように構成したものが開示されている(例えば、特許文献1参照)。
【0003】
しかしながら、このような螺旋状の拡底板においては、その傾斜角度によって拡底板の有効面積が減少して支持力が低下するとともに、鋼管杭本体にかかる載荷重が杭全体に回転力を発生させてしまうという問題がある。
【0004】
また、施工の際、拡底板を回転貫入させることに連れて、土砂を拡底板外側へ次々と押し遣って排除してしまうため、拡底板上面付近における土砂密度が低下して水平支持力が下がってしまい、杭が沈下してしまうという問題がある。
【0005】
かと言って、水平部分のみの拡底板を有する鋼管杭にあっては、水平支持力には優れているものの、埋設作業が大変であって、しかも、撤去や再利用の際の引き抜き作業も非常に困難である。
【0006】
【特許文献1】
特開2001−220739号公報 (第2−3頁、第1−4図)
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は従来の鋼管杭に上記のような問題があったことに鑑みて為されたものであり、軟弱な地盤であっても安定的に立設することができる優れた支持力を有する基礎鋼管杭を提供することを技術的課題とする。
【0008】
また、本発明は、基礎鋼管杭を確実かつ安定的に立設することができる基礎鋼管杭の安定支持工法を提供することを技術的課題とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
本発明者が上記課題を解決するために採用した手段を添付図面を参照して説明すれば次のとおりである。
【0010】
即ち、本発明は、建設構造物の基礎として地中に貫入する鋼管杭であって、
杭本体1の外周には、少なくとも一部が切断されたフランジ状の拡底板2が設けられており、
この拡底板2は、垂設した杭本体1に対して水平となる水平板部21を備え、か
つ、この水平板部21は当該拡底板2の全面積の少なくとも半分以上を占めることにより、鉛直方向の支持力を確保して、かつ、載荷重に対する前記杭本体1の回転力の発生を防止することができる一方、
前記拡底板2の切断部分における端縁の一方が上向き、他方が下向きに曲起されて掘削ブレード22が形成されるとともに、前記水平板部21の上面には複数の土砂掻込み突起23が前記拡底板2の回転方向に対して斜行的に配設されており、この土砂掻込み突起23は、貫入する杭本体1が回転すると拡底板2の上面付近の土砂が当該拡底板2の内側に掻き寄せることができ、掘削箇所における土砂密度の低下を防止することにより、杭本体1の周面の摩擦抵抗および拡底板支持力を上げることができるようにするという技術的手段を採用することによって基礎鋼管杭を完成させた。
【0011】
また、本発明は、上記課題を解決するために、必要に応じて上記手段に加え、杭本体1の先端頭部に先端掘削刃11を配設するという技術的手段を採用した。
【0012】
更にまた、本発明は、上記課題を解決するために、必要に応じて上記手段に加え、拡底板2の掘削ブレード22の先端に地盤硬度に応じて付加ブレード22aを着脱交換自在に構成するという技術的手段を採用した。
【0013】
更にまた、本発明は、上記課題を解決するために、必要に応じて上記手段に加え、拡底板2の掘削ブレード22の下面に補強リブ24を固定するという技術的手段を採用した。
【0014】
更にまた、本発明は、上記課題を解決するために、必要に応じて上記手段に加え、拡底板2の補強リブ24を外周外側に突出するという技術的手段を採用した。
【0015】
更にまた、本発明は、上記課題を解決するために、必要に応じて上記手段に加え、拡底板2の水平板部21の外周下面に押さえ板25を突設するという技術的手段を採用した。
【0016】
更にまた、本発明は、上記課題を解決するために、必要に応じて上記手段に加え、拡底板2を杭本体1の外周に複数回巻き付けて形成するという技術的手段を採用した。
【0017】
また、本発明は、建設構造物の基礎としての鋼管杭を安定的に支持する工法であって、
杭本体1の外周に拡底板2を周設して鋼管杭を構成する一方、前記拡底板2は、少なくとも一部が切断したフランジ状で、垂設した杭本体1に対して水平で当該拡底板2の全面積の少なくとも半分以上を占める水平板部21を備えており、かつ、前記切断部分における端縁の一方を上向き、他方を下向きに曲起して掘削ブレード22を形成するとともに、前記水平板部21の上面には複数の土砂掻込み突起23が前記拡底板2の回転方向に対し斜行的に配設し、
この鋼管杭を起立させ、当該杭本体1を回転せしめることにより拡底板2に形成した掘削ブレード22で地盤土壌を掘削しながら杭本体1を貫入し、
当該杭本体1を正転させて、前記土砂掻込み突起23によって拡底板2の上面付近の土砂を杭本体1方向に掻き寄せることにより、掘削箇所における土砂密度の低下を防止するとともに、杭本体1の周面における土砂との摩擦抵抗を増強し、
当該水平板部21により、鋼管杭の鉛直方向の支持力を確保して、かつ、載荷重に対する前記杭本体1の回転力の発生を防止できるようにするという技術的手段を採用することによって基礎鋼管杭の安定支持工法を完成させた。
【0018】
また、本発明は、上記課題を解決するために、必要に応じて上記手段に加え、杭本体1を回転させて掘削した地盤土壌に、軽焼マグネシヤを主成分とする水硬性硬化剤を注入しながら掘削土砂と前記水硬性硬化剤とを混合し、当該杭本体1を貫入してゆき、
次いで、拡底板2の上面に形成された土砂掻込み突起23によって、前記混合された土砂と水硬性硬化剤とを杭本体1方向に掻き寄せ、
然る後、前記水硬性硬化剤が硬化することにより、掘削孔における低密度化を防止するとともに、杭本体1の周面における摩擦抵抗を上げて安定した支持力を付与するという技術的手段を採用した。
【0019】
また、本発明は、上記課題を解決するために、必要に応じて上記手段に加え、杭本体1を繰り返し交互に正逆転することにより掘削箇所の土壌を解しながら、水硬性硬化剤を投入せしめるという技術的手段を採用した。
【0020】
【発明の実施の形態】
本発明の実施形態を具体的に図示した図面に基いて更に詳細に説明すると、次のとおりである。
【0021】
本実施形態の基礎鋼管杭を図1から図3に基いて説明する。図中、符号1で指示するものは杭本体であり、この杭本体1は直ぐなる鋼管である。また、符号2で指示するものは拡底板であり、この拡底板2は杭本体1の外周に溶接または一体成形され、少なくとも一部が切断したフランジ部材であって、垂設した杭本体1に対して水平となる水平板部21を備え、かつ、この水平板部21は当該拡底板2の全面積の少なくとも半分以上を占める。なお、この拡底板2の径は前記杭本体1の周径の約1.5〜3倍の範囲内が好適である。
【0022】
また、拡底板2の切断部分における端縁の一方を上向き、他方を下向きに曲起して掘削ブレード22を形成する。この際、約7°〜13°の傾きが好適である。また、前記水平板部21の上面には複数の土砂掻込み突起23を前記拡底板2の回転方向に対し斜行的に配設する。
【0023】
また、前記水平板部21の上面には複数の土砂掻込み突起23が前記拡底板2の回転方向に対して斜行的に配設されており、この土砂掻込み突起23は、貫入する杭本体1が回転すると拡底板2の上面付近の土砂が当該拡底板2の内側に掻き寄せられて掘削箇所における土砂密度の低下を防止することができ、杭本体1の周面の摩擦抵抗および拡底板支持力を上げることができる(図3参照)。
【0024】
この際、土砂掻込み突起23を、杭本体1の周面には接しないようにすることにより、土砂との接触面を大きくし、摩擦力を大きくして圧密効果を高めることができるとともに、また、其処にスペースができることにより、掻き寄せた土砂の逃げ場となるために土砂掻込み突起23の背面側に回り込ませて土砂密度の低下を防止する。
【0025】
また、土砂掻込み突起23は、回転方向に対して45°以上斜めになるように設置することによって、掻き寄せることができるのであり、その形状は直線的なものであっても良いし、カーブしているものであっても良い。
【0026】
このように構成された鋼管杭を設置する具体的手順を以下に説明する。まず、鋼管杭を起立させ、施工機械を用いて、当該杭本体1の杭頭部にトルクを与えて回転せしめることにより拡底板2に形成した掘削ブレード22で地盤土壌を掘削しながら杭本体1を貫入する。
【0027】
そして、杭本体1を正転させると、通常では貫入していく際に拡底板2が土砂を外側に押し遣って排除してしまうのであるが、前記土砂掻込み突起23によって拡底板2の上面付近の土砂を杭本体1方向に掻き寄せることができ、掘削箇所における土砂密度の低下を防止することができる。
【0028】
したがって、杭本体1の周面における土砂との摩擦抵抗を増強し、鋼管杭の鉛直方向の支持力を確保することができる。更にまた、この水平板部21により、載荷重に対する前記杭本体1の回転力の発生を防止できて非常に安定的である。
【0029】
本実施形態では、更に、杭本体1を回転させて掘削した地盤土壌に、軽焼マグネシヤを主成分とする水硬性硬化剤を注入しながら掘削土砂と前記水硬性硬化剤とを混合し、当該杭本体1を貫入してゆくことができる。
【0030】
本実施形態に用いる軽焼マグネシヤ(商品名:マグホワイト 独立行政法人農業工業研究所製)は、海水マグネシヤおよび天然炭酸マグネシウムを焼成したものであって、焼成温度700℃〜900℃で焼成し、70〜120メッシュに粉砕して製造されたものを使用する。
【0031】
そして、拡底板2の上面に形成された土砂掻込み突起23によって、前記混合された土砂と水硬性硬化剤とを杭本体1方向に掻き寄せ、然る後、当該水硬性硬化剤が硬化することにより、掘削孔における低密度化を防止するとともに、杭本体1の周面における摩擦抵抗を上げて安定した支持力を付与することができる。
【0032】
なお、この際、杭本体1を繰り返し交互に正逆転することにより掘削箇所の土壌を解しながら、水硬性硬化剤を注入せしめることもでき、より適切に土壌内に注入することができる。また、この掘削箇所に適宜、客土(例えば、2mm 以上の砂礫など)を投入して攪拌することにより、土砂密度の低下および液状化現象を防止して杭本体1を安定させることが可能である。
【0033】
また、必要に応じて、杭本体1の先端頭部に先端掘削刃11を配設することができ、掘削強度を大きくすることができる。更にまた、拡底板2の掘削ブレード22の先端に地盤硬度に応じて付加ブレード22aを着脱交換自在に構成することができる(図4参照)。
【0034】
また、図5に示すように、拡底板2の掘削ブレード22の下面に補強リブ24を固定することができ、更に、この補強リブ24を外周外側に突出させることもでき、土壌を解し込むことができる。
【0035】
更にまた、拡底板2の水平板部21の外周下面に押さえ板25を突設することができ、水平方向に壁となって支持力を大きくすることができる。
【0036】
本実施形態の変形例として、図6に示すように拡底板2が杭本体1の外周に複数回巻き付けて形成することができ、上面下面にはそれぞれ水平板部21を設けることにより鉛直方向の支持力を確保することができる。
【0037】
本発明は概ね上記のように構成されるが、本発明は図示の実施形態に限定されるものでは決してなく、「特許請求の範囲」の記載内において種々の変更が可能であって、例えば、拡底板2は、何箇所に取り付けても良く、また、軟弱地盤層の深さに対応して必要箇所に固定するのが好ましい。
【0038】
また、拡底板2の土砂掻込み突起23の形状は回転方向に対して内巻きに斜行しておれば形状や大きさなどを変更することもでき、何れのものも本発明の技術的範囲に属する。
【0039】
【発明の効果】
以上、実施形態をもって説明したとおり、本発明においては、杭本体に固定する拡底板に水平板部を設けたことにより、鋼管杭の鉛直方向の支持力を確保することができ、しかも、載荷重に対する前記杭本体の回転力の発生を防止することができる。
【0040】
また、拡底板の上部に土砂掻込み突起を形成したことにより、上部付近の土砂を効果的に掻き寄せることができるので、密度の低下を防ぐことができ、安定した支持力を得ることができることから、施工の際にも、非常に安定的でかつ確実性が高く、更にまた、引き抜き易い構成なので再利用にも適しており、産業上における実用的利用価値は頗る高いものがある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態の基礎鋼管杭を表わす部分斜視図である。
【図2】本発明の実施形態の基礎鋼管杭を表わす部分側面図である。
【図3】本発明の実施形態の基礎鋼管杭を表わす上面図である。
【図4】本発明の実施形態の基礎鋼管杭の変形例を表わす部分側面図である。
【図5】本発明の実施形態の基礎鋼管杭の変形例を表わす部分斜視図である。
【図6】本発明の実施形態の基礎鋼管杭の変形例を表わす部分斜視図である。
【符号の説明】
1 杭本体
11 先端掘削刃
2 拡底板
21 水平板部
22 掘削ブレード
22a 付加ブレード
23 土砂掻込み突起
24 補強リブ
25 押さえ板[0001]
TECHNICAL FIELD OF THE INVENTION
The present invention relates to an improvement in construction technology, and more particularly, to a foundation steel pipe pile that can be stably erected with excellent supporting force even on soft ground, and a method for stably supporting the pile.
[0002]
[Prior art]
As is well known, in order to support a structure, a steel pipe pile is penetrated into the ground as a foundation member. In particular, in the soft ground, since the supporting force is small only with the straight rod-shaped pile main body, there is a type in which an expanded bottom plate is fixed to the outer periphery of the pile main body for reinforcement, but this expanded bottom plate is formed in a spiral shape. Japanese Patent Application Laid-Open Publication No. H11-163,087 discloses a structure configured to be easily buried.
[0003]
However, in such a spiral bottom plate, the effective area of the bottom plate is reduced due to the inclination angle and the supporting force is reduced, and the load applied to the steel pipe pile body generates a rotational force on the entire pile. Problem.
[0004]
In addition, during the construction, the sediment is pushed one after another to the outside of the base plate as the base plate is rotated and penetrated, and the sediment density near the top surface of the base plate is reduced, and the horizontal bearing capacity is reduced. There is a problem that the pile will sink.
[0005]
On the other hand, a steel pipe pile with a bottom plate with only a horizontal part has excellent horizontal bearing capacity, but it is very difficult to bury it, and it is very difficult to pull it out when removing or reusing it. Difficult.
[0006]
[Patent Document 1]
Japanese Patent Application Laid-Open No. 2001-220939 (Page 2-3, FIG. 1-4)
[0007]
[Problems to be solved by the invention]
The present invention has been made in view of the above-described problems in the conventional steel pipe pile, and has a superior supporting force capable of stably standing even on soft ground. The technical task is to provide steel pipe piles.
[0008]
Another object of the present invention is to provide a method for stably supporting a foundation steel pipe pile, which can reliably and stably erect the foundation steel pipe pile.
[0009]
[Means for Solving the Problems]
Means adopted by the present inventor to solve the above problem will be described below with reference to the accompanying drawings.
[0010]
That is, the present invention is a steel pipe pile penetrating into the ground as the foundation of a construction structure,
On the outer periphery of the pile
The expanded
One of the edges of the cut portion of the expanded
[0011]
In addition, in order to solve the above-mentioned problems, the present invention employs a technical means in which a
[0012]
Furthermore, in order to solve the above-mentioned problems, the present invention is configured such that an
[0013]
Furthermore, in order to solve the above-mentioned problem, the present invention employs a technical means for fixing a reinforcing
[0014]
Furthermore, in order to solve the above-mentioned problems, the present invention employs technical means for projecting the reinforcing
[0015]
Furthermore, in order to solve the above-mentioned problem, the present invention employs a technical means in which, in addition to the above-described means, if necessary, a
[0016]
Furthermore, in order to solve the above-mentioned problems, the present invention employs a technical means in which, in addition to the above means, as necessary, the expanded
[0017]
Further, the present invention is a construction method for stably supporting a steel pipe pile as a foundation of a construction structure,
A steel pipe pile is formed by arranging a
The steel pipe pile is erected, and the
The
The
[0018]
In addition, in order to solve the above-mentioned problem, the present invention provides, in addition to the above-described means, as necessary, injecting a hydraulic hardening agent mainly composed of lightly burned magnesium into ground soil excavated by rotating the
Next, the mixed earth and sand and the hydraulic hardening agent are scraped in the direction of the
After that, the hydraulic hardening agent is hardened to prevent the density from being reduced in the excavation hole, and to increase the frictional resistance on the peripheral surface of the
[0019]
In addition, in order to solve the above-mentioned problems, the present invention, in addition to the above-described means as necessary, adds a hydraulic hardener while resolving the soil at the excavation site by repeatedly and alternately reversing the pile
[0020]
BEST MODE FOR CARRYING OUT THE INVENTION
Embodiments of the present invention will be described below in more detail with reference to the drawings.
[0021]
The basic steel pipe pile according to the present embodiment will be described with reference to FIGS. In the figure, what is designated by
[0022]
In addition, one of the edges in the cut portion of the
[0023]
On the upper surface of the
[0024]
At this time, by preventing the
[0025]
Further, the earth and
[0026]
A specific procedure for installing the steel pipe pile configured as described above will be described below. First, the steel pipe pile is erected, and the
[0027]
When the
[0028]
Therefore, the frictional resistance with the earth and sand on the peripheral surface of the pile
[0029]
In the present embodiment, the excavated earth and sand and the hydraulic hardener are mixed while the hydraulic hardener mainly containing light-burned magnesia is injected into the ground soil excavated by rotating the
[0030]
The light-fired magnesia used in the present embodiment (trade name: Mag White, manufactured by Agricultural Industries Research Institute) is obtained by firing seawater magnesia and natural magnesium carbonate, and is fired at a firing temperature of 700 ° C to 900 ° C. A product crushed to 70 to 120 mesh is used.
[0031]
Then, the mixed earth and sand and the hydraulic hardening agent are raked in the direction of the pile
[0032]
In this case, the hydraulic hardening agent can be injected while the soil at the excavation site is released by alternately reversing the
[0033]
In addition, the
[0034]
Further, as shown in FIG. 5, a reinforcing
[0035]
Furthermore, a
[0036]
As a modified example of the present embodiment, as shown in FIG. 6, the expanded
[0037]
Although the present invention is generally configured as described above, the present invention is not limited to the illustrated embodiment, and various modifications are possible within the scope of the claims, for example, The expanded
[0038]
Further, the shape and size of the
[0039]
【The invention's effect】
As described above with reference to the embodiment, in the present invention, by providing the horizontal plate portion to the expanded bottom plate fixed to the pile main body, the vertical supporting force of the steel pipe pile can be secured, and the load The generation of the rotational force of the pile main body with respect to the above can be prevented.
[0040]
In addition, the formation of the sediment-raised protrusions on the upper part of the bottom plate makes it possible to effectively rake in the sediment near the upper part, so that a decrease in density can be prevented and a stable bearing force can be obtained. Therefore, during construction, it is very stable and has high reliability, and since it is easily pulled out, it is suitable for reuse, and its practical utility value in industry is extremely high.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a partial perspective view showing a foundation steel pipe pile according to an embodiment of the present invention.
FIG. 2 is a partial side view showing a foundation steel pipe pile according to the embodiment of the present invention.
FIG. 3 is a top view illustrating a foundation steel pipe pile according to the embodiment of the present invention.
FIG. 4 is a partial side view illustrating a modification of the foundation steel pipe pile according to the embodiment of the present invention.
FIG. 5 is a partial perspective view illustrating a modification of the foundation steel pipe pile according to the embodiment of the present invention.
FIG. 6 is a partial perspective view illustrating a modified example of the base steel pipe pile according to the embodiment of the present invention.
[Explanation of symbols]
REFERENCE SIGNS
Claims (10)
杭本体1の外周には、少なくとも一部が切断されたフランジ状の拡底板2が設けられており、
この拡底板2は、垂設した杭本体1に対して水平となる水平板部21を備え、かつ、この水平板部21は当該拡底板2の全面積の少なくとも半分以上を占めることにより、鉛直方向の支持力を確保して、かつ、載荷重に対する前記杭本体1の回転力の発生を防止することができる一方、
前記拡底板2の切断部分における端縁の一方が上向き、他方が下向きに曲起されて掘削ブレード22が形成されるとともに、前記水平板部21の上面には複数の土砂掻込み突起23が前記拡底板2の回転方向に対して斜行的に配設されており、この土砂掻込み突起23は、貫入する杭本体1が回転すると拡底板2の上面付近の土砂が当該拡底板2の内側に掻き寄せることができ、掘削箇所における土砂密度の低下を防止することにより、杭本体1の周面の摩擦抵抗および拡底板支持力を上げることができることを特徴とする基礎鋼管杭。A steel pipe pile that penetrates into the ground as the foundation of a construction structure,
On the outer periphery of the pile body 1, a flange-shaped expanded bottom plate 2 at least partially cut is provided.
The expanded bottom plate 2 includes a horizontal plate portion 21 that is horizontal with respect to the vertically piled pile body 1, and the horizontal plate portion 21 occupies at least half or more of the entire area of the expanded bottom plate 2. While ensuring the supporting force in the direction and preventing the generation of the rotational force of the pile main body 1 with respect to the load.
One of the edges of the cut portion of the expanded bottom plate 2 is bent upward and the other is bent downward to form a digging blade 22, and a plurality of sediment scraping protrusions 23 are formed on the upper surface of the horizontal plate portion 21. Arranged obliquely with respect to the direction of rotation of the bottom plate 2, the sediment scraping projections 23 cause the earth and sand near the upper surface of the bottom plate 2 to move inside the bottom plate 2 when the penetrating pile body 1 rotates. A foundation steel pipe pile characterized by being able to increase the frictional resistance of the peripheral surface of the pile main body 1 and the support capacity of the expanded bottom plate by preventing the lowering of the sediment density at the excavation site.
杭本体1の外周に拡底板2を周設して鋼管杭を構成する一方、前記拡底板2は、少なくとも一部が切断したフランジ状で、垂設した杭本体1に対して水平で当該拡底板2の全面積の少なくとも半分以上を占める水平板部21を備えており、かつ、前記切断部分における端縁の一方を上向き、他方を下向きに曲起して掘削ブレード22を形成するとともに、前記水平板部21の上面には複数の土砂掻込み突起23が前記拡底板2の回転方向に対し斜行的に配設し、
この鋼管杭を起立させ、当該杭本体1を回転せしめることにより拡底板2に形成した掘削ブレード22で地盤土壌を掘削しながら杭本体1を貫入し、
当該杭本体1を正転させて、前記土砂掻込み突起23によって拡底板2の上面付近の土砂を杭本体1方向に掻き寄せることにより、掘削箇所における土砂密度の低下を防止するとともに、杭本体1の周面における土砂との摩擦抵抗を増強し、
当該水平板部21により、鋼管杭の鉛直方向の支持力を確保して、かつ、載荷重に対する前記杭本体1の回転力の発生を防止できることを特徴とする鋼管杭の安定支持工法。A method of stably supporting a steel pipe pile as a foundation of a construction structure,
A steel pipe pile is formed by arranging a bottom plate 2 around the periphery of the pile body 1, while the bottom plate 2 is in the form of a flange with at least a part cut, and is horizontal with respect to the vertically piled pile body 1. A horizontal plate portion 21 occupying at least half or more of the entire area of the plate 2 is provided, and one of the edges of the cut portion is bent upward and the other is bent downward to form a digging blade 22; On the upper surface of the horizontal plate portion 21, a plurality of sediment scraping protrusions 23 are disposed obliquely with respect to the rotation direction of the bottom plate 2.
The steel pipe pile is erected, and the pile body 1 is rotated, so that the pile body 1 penetrates while excavating the ground soil with the excavating blade 22 formed on the bottom plate 2.
The pile body 1 is rotated forward, and the sediment near the upper surface of the expanded bottom plate 2 is scraped toward the pile body 1 by the sediment scraping projections 23, thereby preventing a decrease in sediment density at an excavated portion, and 1 to increase the frictional resistance with the earth and sand on the peripheral surface,
A stable supporting method for a steel pipe pile, characterized in that the horizontal plate portion 21 can secure a vertical supporting force of the steel pipe pile and prevent the generation of a rotational force of the pile main body 1 with respect to a load.
次いで、拡底板2の上面に形成された土砂掻込み突起23によって、前記混合された土砂と水硬性硬化剤とを杭本体1方向に掻き寄せ、
然る後、前記水硬性硬化剤が硬化することにより、掘削孔における低密度化を防止するとともに、杭本体1の周面における摩擦抵抗を上げて安定した支持力を付与することを特徴とする請求項8記載の鋼管杭の安定支持工法。The excavated earth and sand and the hydraulic hardener are mixed while the hydraulic hardener mainly composed of lightly burned magnesia is injected into the ground soil excavated by rotating the pile main body 1, and the pile main body 1 is penetrated. snow,
Next, the mixed earth and sand and the hydraulic hardener are raked in the direction of the pile body 1 by the earth and sand raking projections 23 formed on the upper surface of the expanded bottom plate 2,
After that, by hardening the hydraulic hardening agent, it is possible to prevent the density from being reduced in the excavation hole and to increase the frictional resistance on the peripheral surface of the pile main body 1 to provide a stable supporting force. A method for stably supporting a steel pipe pile according to claim 8.
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JP2003118782A JP3524085B1 (en) | 2003-04-23 | 2003-04-23 | Foundation steel pipe pile and its stable support method |
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