JP2004324032A - 通信器具を介した被服の補整方法と装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】売り場の販売人の労力なしに、速やかに且つ適切に補整できる被服の補整方法と装置を提供すること。
【解決手段】被服売り場には、カメラ1とモニタ5を設け、売り場と離れた位置にある縫製室にはカメラ11とモニタ15を設け、このカメラ1、11とモニタ5、15とを通信回線7で結んだので、売り場での試着者3の試着状態及び縫製室の映像状態を売り場及び縫製室に設置されているモニタ5、15によって看ることができ、その結果補整の可否を速やかにに且つ適切に判断できるので、売り場の販売人が補整するために被服を売り場と離れた位置にある縫製室へ持ち運ぶ必要がなくなり、販売人の労力が軽減される。
【選択図】 図3
【解決手段】被服売り場には、カメラ1とモニタ5を設け、売り場と離れた位置にある縫製室にはカメラ11とモニタ15を設け、このカメラ1、11とモニタ5、15とを通信回線7で結んだので、売り場での試着者3の試着状態及び縫製室の映像状態を売り場及び縫製室に設置されているモニタ5、15によって看ることができ、その結果補整の可否を速やかにに且つ適切に判断できるので、売り場の販売人が補整するために被服を売り場と離れた位置にある縫製室へ持ち運ぶ必要がなくなり、販売人の労力が軽減される。
【選択図】 図3
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、被服の補整方法と装置に関するもので、特に被服売り場と離れた位置にある縫製室の補整担当者が、モニタを看ながら補整を判断できる被服の補整方法及び装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
現在被服販売店において既製服を購入するものは、被服売り場で自ら試着して試着者身体の寸法に応じて測定し、この測定した結果を売り場の販売員が売り場と離れた縫製室へ持ち込み、被服の詰め(被服の補整)を行っている。
ところで単純なズボンの裾上げ、スーツの袖詰等は売り場の販売人が補整の適否を判断できる。
【0003】
しかしながら最近は、装飾用としてスーツ、ズボン、スカート等に複雑なデザインを付したものが多数販売されている。このような複雑なデザインで装飾されている被服の補整の適否は、売り場の販売員ではその判断は難しかった。
例えば図5に示されるような裾にデザインが付されているスカートの補整は、売り場の販売員では、補整が可能であるか判断ができない。また図6に示されるようなファスナーが取り付けられているパンツの補整は、ファスナーをどの程度移動したらよいのか、売り場の販売員では判断が難しかった。さらに図7に示されるような袖口にデザインが付されている女性用スーツの補整では、袖口で詰めるのか、袖山で詰めるのか、売り場の販売員では判断出来かねていた。
【0004】
このように複雑なデザインが施されている装飾的な被服の補整は、補整に関する専門的な技術知識が不足している売り場の販売員では、補整可能であるのか、補整可能であったとしても如何なる方法で用いるのか、その判断は難しかった。
それ故売り場の販売員は、売り場で注文された被服を、売り場とは離れた位置にある縫製室へ持ち運び、補整可能の判断を専門家の補整担当者に仰いでいた。
【0005】
【発明解決しようとする課題】
このように売り場で注文された被服を一件毎に売り場と離れた位置にある縫製室へ持ち運ぶことは、販売員の労力を費やすという不都合がある。
また縫製室の補整担当者の判断を求めている間にいたずらに時間が経過し、その間注文者に待機して貰う必要があり、注文者に不快感を与えるという不都合もあった。
さらに補整担当者は、直接試着者の試着した状態を看ていない。そのため売り場の販売員の指摘に基づいて補整をおこなっているが、専門的知識の不足している販売員の指摘に的確性を欠き、その結果補整完了された製品に思わぬトラブルを起こす可能性があった。
【0006】
本発明は上述のような事情からなされたものであって、本発明の目的は、売り場の販売員の労力なしに、速やかに且つ適切に補整できる被服の補整方法と装置を提供することである。
【0007】
【課題を解決する手段】
本発明の上記目的は、
被服の売り場において、被服を購入するための試着者が被服を試着する工程と試着者が被服を試着した状態をカメラで撮る工程と、
このカメラで撮られた映像を通信回線を介して、前記売り場と離れた位置にある縫製室に設置されてあるモニタへ送信する工程と、
この縫製室にあるモニタに映された映像をカメラで撮る工程と、
この縫製室に設置されてあるカメラで撮られた映像を通信回線を介して縫製室と離れた位置にある売り場に設置されたモニタへ送信する工程と、
前記縫製室に設置されてあるモニタに前記売り場から送信された映像を縫製室に居る補整担当者が看ながら、同時に売り場に設置されてあるモニタに縫製室から送信されてくる映像を売り場の販売人が看ながら、前記補整担当者と前記売り場の販売人とは通信器具を介して通話連絡をとることによって、前記補整担当者は、被服を購入するための試着者の被服の補整が可能との判断を決定する工程、
とから成ることを特徴とする、通信器具を介した被服の補整方法を提供することによって達成される。
また本発明の上記目的は、
前記被服は特殊な模様が施された上衣、ズボン、スカート,オーバーコートであることを特徴とする請求項1又は2記載の被服の補整方法を提供することによって達成される。
また本発明の上記目的は、
被服を購入するための試着者の寸法に応じて被服を補整するための装置であって、
販売店の被服売り場において試着者が被服を試着した状態を撮るカメラと、前記縫製室から送信されてくる映像を受信するモニタと、前記被服売り場とは離れた位置にある被服を補整するため縫製室に設置されているモニタとカメラとを備え、前記売り場に設置されてあるカメラ及びモニタと、前記縫製室に設置されてあるモニタ及びカメラとを通信回線で結ぶことにより被服を補整することを特徴とする通信器具を介した被服の補整装置を提供することによって達成される。
また本発明の上記目的は、
被服を購入するための試着者の寸法に応じて被服を補整するための装置であって、
販売店の被服売り場において試着者が被服を試着した状態を撮るカメラと、前記縫製室から送信されてくる映像を受信するモニタと、前記被服売り場とは離れた位置にある被服を補整するため縫製室に設置されているモニタとカメラと、前記売り場に設置されてあるカメラ及びモニタと、前記縫製室に設置されてあるモニタ及びカメラとを通信回線で結ぶとともに、前記売り場の販売員と縫製室の補整担当者との間を通話できる通信器具とを備え、前記補整担当者は前記売り場の販売員と通話しながら被服を補整することを特徴とする、通信器具を介した被服の補整装置を提供することによって達成される。
また本発明の上記目的は、
前記売り場の販売員と縫製室の補整担当者との間を通話できる通信器具は、携帯電話であることを特徴とする請求項4記載の通信器具を介した被服の補整装置を提供することによって達成される。
また本発明の上記目的は、
前記試着者の被服を試着した状態を撮るカメラを前記売り場に複数台設置したことを特徴とする請求項4記載の通信器具を介した被服の補整装置を提供することによって達成される。
また本発明の上記目的は、
前記売り場にモニタを複数台設置したことを特徴とする請求項4記載の通信器具を介した被服の補整装置を提供することによって達成される。
本発明の上記目的は、
前記モニタを縫製室に複数台設置したことを特徴とする請求項4記載の通信器具を介した被服の補整装置を提供することによって達成される。
本発明の上記目的は、
前記モニタを縫製室に複数台設置したことを特徴とする請求項4記載の通信器具を介した被服の補整装置を提供することによって達成される。
【0008】
【発明の実施の形態】
以下本発明の実施形態を図面を参照にして説明する。図1は被服売り場の説明図であって、図中1はカメラで、売り場の随所に複数個設置されておる。このカメラは、被服を注文した試着者3が試着した状態を撮るためのものである。2は携帯電話で試着者の試着した状態を、売り場の販売員4が縫製室の補整担当者と連絡するための通信器具である。
5はモニタでこのモニタ5は複数台設置され、図2に示されるように縫製室に設置されてあるカメラ11から送信された映像が映される。前記販売員4は、このモニタ5に映された映像を看ながら縫製室に居る補整担当者6と通話連絡できる。
図2は縫製室の説明図で、図中15はモニタであり、このモニタ15は縫製室の随所に複数台設けられている。このモニタ15と前記売り場に設置されているカメラ1とは、図3に示されるように通信回線7によって結ばれ、前記テレビカメラ1で撮られた試着者3の試着状態はモニタ15に送信され映像化される。6は縫製室に居る補整担当者で、モニタ15に映された映像を看ながら、売り場の販売員4と図3に示されるように補整について通信器具2を使用して通話連絡する。
11はカメラで縫製室に複数台設置されておる。このカメラは売り場からモニタ15へ送信された映像を看た結果、補整担当者が補整方法、補整箇所等を映像で調整できるようにしたものである。すなわちこのカメラ11で撮られた補整担当者6が指摘した補整方法、補整箇所等は、図3に示されるように通信回線7によって前記売り場の販売員4と縫製室に居る補整担当者とは互いにモニタ5とモニタ15を看ながら被服の補整ついて通話連絡できる。
【0009】
つぎにこのテレビカメラ1,11とテレビ5、15を使用した被服の補整方法を説明する。
図4は被服の補整方法を説明するためのフローチャートである。図中に使用されるST1、ST2・・・は手順(ステップ)の番号を示す。図4のST1において、被服を購入するための試着者3が、被服売り場において被服を自己のサイズに合わせるため売り場の販売人4の立会いのもとで試着する。この試着した状態を売り場の各所に設置されているカメラ1によって撮影する(ST2)。次いでこのカメラ1で撮られた試着状態の映像は、前記売り場と離れた位置にある縫製室に設置されているモニタ15へ送信され映像化される(ステップST3)。
【0010】
この縫製室にあるモニタ15に映された試着者3の試着状態を、補整の専門的技術を有する補整担当者6が看る(ステップST4)。このモニタ15に映された試着者3の試着状態を看た補整担当者6は、補整方法、補整箇所を示した映像をカメラ11を使用して売り場のモニタ5へ送信する(ステップST5)。売り場ではモニタ5に送信された映像を販売人が看る(ステップST6)。そして補整室に居る補整担当者6と売り場の販売人4はそれぞれのモニタ15及びモニタ5に映された映像を看ながら電話連絡して補整方法、補整箇所を調整する(ステップST7)。
このように電話連絡を図り補整可能の判断を速やかに決定する(ステップST8)。ステップST8において補整可能と判断されたものは補整を実施する(ステップST9)。またステップST8において、補整不可と判断された場合は、そのことを試着者に連絡する(ステップST10)。
【0011】
【発明の効果】
以上説明したように本発明は、被服売り場にはカメラを設け、売り場と離れた位置にある縫製室にはモニタを設け、このカメラとモニタとを通信回線で結んだので、売り場での試着者の試着状態を縫製室に設置されてあるモニタによって看ることができ、その結果補整の可否を速やかに判断できるので、売り場の販売人が補整するために被服を売り場と離れた位置にある縫製室へ持ち運ぶ必要がなくなり、販売人の労力が軽減される。
また縫製室においては、モニタに送信された映像を看ることにより、速やかに補整の可否が判断できるとともに、試着者の試着した状態を高度の技術を有する補整の専門家が看ることができるので、確実な補整を行うことができる。
さらにモニタに映された映像を看て被服の補整が可能となったので、試着者の身体に触れる必要がなくなり、その結果試着者に不快感を与えることはない。
加えて売り場と縫製室にカメラとモニタをそれぞれ設けたので、売り場の販売人と縫製室に居る補整担当者はカメラによって送信されてくる映像をそれぞれのモニタで看ながら、通信器具で会話連絡をして被服の補整をすることができるので、より的確なよりきめの細かい補整が可能となる等の効果を有する。
【0012】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係る被服売り場の説明図である。
【図2】本発明の実施の形態に係る被服を補整するための縫製室の説明図である。
【図3】本発明の実施の形態に係る売り場のカメラと縫製室のモニタを通信回線で結んだところの説明図である。
【図4】本発明の実施の形態に係る被服の補整方法を説明するための説明図である。
【図5】補整するための被服(スカート)の説明図である。
【図6】補整するための被服(パンツ)の説明図である。
【図7】補整するための被服(女性用スーツ)の説明図である。
【符号の説明】
1, 11 カメラ
2 通信器具(携帯電話)
3 試着者
4 販売員
5,15 モニタ
6 補整担当者
【発明の属する技術分野】
本発明は、被服の補整方法と装置に関するもので、特に被服売り場と離れた位置にある縫製室の補整担当者が、モニタを看ながら補整を判断できる被服の補整方法及び装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
現在被服販売店において既製服を購入するものは、被服売り場で自ら試着して試着者身体の寸法に応じて測定し、この測定した結果を売り場の販売員が売り場と離れた縫製室へ持ち込み、被服の詰め(被服の補整)を行っている。
ところで単純なズボンの裾上げ、スーツの袖詰等は売り場の販売人が補整の適否を判断できる。
【0003】
しかしながら最近は、装飾用としてスーツ、ズボン、スカート等に複雑なデザインを付したものが多数販売されている。このような複雑なデザインで装飾されている被服の補整の適否は、売り場の販売員ではその判断は難しかった。
例えば図5に示されるような裾にデザインが付されているスカートの補整は、売り場の販売員では、補整が可能であるか判断ができない。また図6に示されるようなファスナーが取り付けられているパンツの補整は、ファスナーをどの程度移動したらよいのか、売り場の販売員では判断が難しかった。さらに図7に示されるような袖口にデザインが付されている女性用スーツの補整では、袖口で詰めるのか、袖山で詰めるのか、売り場の販売員では判断出来かねていた。
【0004】
このように複雑なデザインが施されている装飾的な被服の補整は、補整に関する専門的な技術知識が不足している売り場の販売員では、補整可能であるのか、補整可能であったとしても如何なる方法で用いるのか、その判断は難しかった。
それ故売り場の販売員は、売り場で注文された被服を、売り場とは離れた位置にある縫製室へ持ち運び、補整可能の判断を専門家の補整担当者に仰いでいた。
【0005】
【発明解決しようとする課題】
このように売り場で注文された被服を一件毎に売り場と離れた位置にある縫製室へ持ち運ぶことは、販売員の労力を費やすという不都合がある。
また縫製室の補整担当者の判断を求めている間にいたずらに時間が経過し、その間注文者に待機して貰う必要があり、注文者に不快感を与えるという不都合もあった。
さらに補整担当者は、直接試着者の試着した状態を看ていない。そのため売り場の販売員の指摘に基づいて補整をおこなっているが、専門的知識の不足している販売員の指摘に的確性を欠き、その結果補整完了された製品に思わぬトラブルを起こす可能性があった。
【0006】
本発明は上述のような事情からなされたものであって、本発明の目的は、売り場の販売員の労力なしに、速やかに且つ適切に補整できる被服の補整方法と装置を提供することである。
【0007】
【課題を解決する手段】
本発明の上記目的は、
被服の売り場において、被服を購入するための試着者が被服を試着する工程と試着者が被服を試着した状態をカメラで撮る工程と、
このカメラで撮られた映像を通信回線を介して、前記売り場と離れた位置にある縫製室に設置されてあるモニタへ送信する工程と、
この縫製室にあるモニタに映された映像をカメラで撮る工程と、
この縫製室に設置されてあるカメラで撮られた映像を通信回線を介して縫製室と離れた位置にある売り場に設置されたモニタへ送信する工程と、
前記縫製室に設置されてあるモニタに前記売り場から送信された映像を縫製室に居る補整担当者が看ながら、同時に売り場に設置されてあるモニタに縫製室から送信されてくる映像を売り場の販売人が看ながら、前記補整担当者と前記売り場の販売人とは通信器具を介して通話連絡をとることによって、前記補整担当者は、被服を購入するための試着者の被服の補整が可能との判断を決定する工程、
とから成ることを特徴とする、通信器具を介した被服の補整方法を提供することによって達成される。
また本発明の上記目的は、
前記被服は特殊な模様が施された上衣、ズボン、スカート,オーバーコートであることを特徴とする請求項1又は2記載の被服の補整方法を提供することによって達成される。
また本発明の上記目的は、
被服を購入するための試着者の寸法に応じて被服を補整するための装置であって、
販売店の被服売り場において試着者が被服を試着した状態を撮るカメラと、前記縫製室から送信されてくる映像を受信するモニタと、前記被服売り場とは離れた位置にある被服を補整するため縫製室に設置されているモニタとカメラとを備え、前記売り場に設置されてあるカメラ及びモニタと、前記縫製室に設置されてあるモニタ及びカメラとを通信回線で結ぶことにより被服を補整することを特徴とする通信器具を介した被服の補整装置を提供することによって達成される。
また本発明の上記目的は、
被服を購入するための試着者の寸法に応じて被服を補整するための装置であって、
販売店の被服売り場において試着者が被服を試着した状態を撮るカメラと、前記縫製室から送信されてくる映像を受信するモニタと、前記被服売り場とは離れた位置にある被服を補整するため縫製室に設置されているモニタとカメラと、前記売り場に設置されてあるカメラ及びモニタと、前記縫製室に設置されてあるモニタ及びカメラとを通信回線で結ぶとともに、前記売り場の販売員と縫製室の補整担当者との間を通話できる通信器具とを備え、前記補整担当者は前記売り場の販売員と通話しながら被服を補整することを特徴とする、通信器具を介した被服の補整装置を提供することによって達成される。
また本発明の上記目的は、
前記売り場の販売員と縫製室の補整担当者との間を通話できる通信器具は、携帯電話であることを特徴とする請求項4記載の通信器具を介した被服の補整装置を提供することによって達成される。
また本発明の上記目的は、
前記試着者の被服を試着した状態を撮るカメラを前記売り場に複数台設置したことを特徴とする請求項4記載の通信器具を介した被服の補整装置を提供することによって達成される。
また本発明の上記目的は、
前記売り場にモニタを複数台設置したことを特徴とする請求項4記載の通信器具を介した被服の補整装置を提供することによって達成される。
本発明の上記目的は、
前記モニタを縫製室に複数台設置したことを特徴とする請求項4記載の通信器具を介した被服の補整装置を提供することによって達成される。
本発明の上記目的は、
前記モニタを縫製室に複数台設置したことを特徴とする請求項4記載の通信器具を介した被服の補整装置を提供することによって達成される。
【0008】
【発明の実施の形態】
以下本発明の実施形態を図面を参照にして説明する。図1は被服売り場の説明図であって、図中1はカメラで、売り場の随所に複数個設置されておる。このカメラは、被服を注文した試着者3が試着した状態を撮るためのものである。2は携帯電話で試着者の試着した状態を、売り場の販売員4が縫製室の補整担当者と連絡するための通信器具である。
5はモニタでこのモニタ5は複数台設置され、図2に示されるように縫製室に設置されてあるカメラ11から送信された映像が映される。前記販売員4は、このモニタ5に映された映像を看ながら縫製室に居る補整担当者6と通話連絡できる。
図2は縫製室の説明図で、図中15はモニタであり、このモニタ15は縫製室の随所に複数台設けられている。このモニタ15と前記売り場に設置されているカメラ1とは、図3に示されるように通信回線7によって結ばれ、前記テレビカメラ1で撮られた試着者3の試着状態はモニタ15に送信され映像化される。6は縫製室に居る補整担当者で、モニタ15に映された映像を看ながら、売り場の販売員4と図3に示されるように補整について通信器具2を使用して通話連絡する。
11はカメラで縫製室に複数台設置されておる。このカメラは売り場からモニタ15へ送信された映像を看た結果、補整担当者が補整方法、補整箇所等を映像で調整できるようにしたものである。すなわちこのカメラ11で撮られた補整担当者6が指摘した補整方法、補整箇所等は、図3に示されるように通信回線7によって前記売り場の販売員4と縫製室に居る補整担当者とは互いにモニタ5とモニタ15を看ながら被服の補整ついて通話連絡できる。
【0009】
つぎにこのテレビカメラ1,11とテレビ5、15を使用した被服の補整方法を説明する。
図4は被服の補整方法を説明するためのフローチャートである。図中に使用されるST1、ST2・・・は手順(ステップ)の番号を示す。図4のST1において、被服を購入するための試着者3が、被服売り場において被服を自己のサイズに合わせるため売り場の販売人4の立会いのもとで試着する。この試着した状態を売り場の各所に設置されているカメラ1によって撮影する(ST2)。次いでこのカメラ1で撮られた試着状態の映像は、前記売り場と離れた位置にある縫製室に設置されているモニタ15へ送信され映像化される(ステップST3)。
【0010】
この縫製室にあるモニタ15に映された試着者3の試着状態を、補整の専門的技術を有する補整担当者6が看る(ステップST4)。このモニタ15に映された試着者3の試着状態を看た補整担当者6は、補整方法、補整箇所を示した映像をカメラ11を使用して売り場のモニタ5へ送信する(ステップST5)。売り場ではモニタ5に送信された映像を販売人が看る(ステップST6)。そして補整室に居る補整担当者6と売り場の販売人4はそれぞれのモニタ15及びモニタ5に映された映像を看ながら電話連絡して補整方法、補整箇所を調整する(ステップST7)。
このように電話連絡を図り補整可能の判断を速やかに決定する(ステップST8)。ステップST8において補整可能と判断されたものは補整を実施する(ステップST9)。またステップST8において、補整不可と判断された場合は、そのことを試着者に連絡する(ステップST10)。
【0011】
【発明の効果】
以上説明したように本発明は、被服売り場にはカメラを設け、売り場と離れた位置にある縫製室にはモニタを設け、このカメラとモニタとを通信回線で結んだので、売り場での試着者の試着状態を縫製室に設置されてあるモニタによって看ることができ、その結果補整の可否を速やかに判断できるので、売り場の販売人が補整するために被服を売り場と離れた位置にある縫製室へ持ち運ぶ必要がなくなり、販売人の労力が軽減される。
また縫製室においては、モニタに送信された映像を看ることにより、速やかに補整の可否が判断できるとともに、試着者の試着した状態を高度の技術を有する補整の専門家が看ることができるので、確実な補整を行うことができる。
さらにモニタに映された映像を看て被服の補整が可能となったので、試着者の身体に触れる必要がなくなり、その結果試着者に不快感を与えることはない。
加えて売り場と縫製室にカメラとモニタをそれぞれ設けたので、売り場の販売人と縫製室に居る補整担当者はカメラによって送信されてくる映像をそれぞれのモニタで看ながら、通信器具で会話連絡をして被服の補整をすることができるので、より的確なよりきめの細かい補整が可能となる等の効果を有する。
【0012】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係る被服売り場の説明図である。
【図2】本発明の実施の形態に係る被服を補整するための縫製室の説明図である。
【図3】本発明の実施の形態に係る売り場のカメラと縫製室のモニタを通信回線で結んだところの説明図である。
【図4】本発明の実施の形態に係る被服の補整方法を説明するための説明図である。
【図5】補整するための被服(スカート)の説明図である。
【図6】補整するための被服(パンツ)の説明図である。
【図7】補整するための被服(女性用スーツ)の説明図である。
【符号の説明】
1, 11 カメラ
2 通信器具(携帯電話)
3 試着者
4 販売員
5,15 モニタ
6 補整担当者
Claims (9)
- 被服の売り場において、被服を購入するための試着者が被服を試着する工程と
試着者が被服を試着した状態をカメラで撮る工程と、
このカメラで撮られた映像を通信回線を介して、前記売り場と離れた位置にある縫製室に設置されてあるモニタへ送信する工程と、
この縫製室にあるモニタに映された映像をカメラで撮る工程と、
この縫製室に設置されてあるカメラで撮られた映像を通信回線を介して縫製室と離れた位置にある売り場に設置されたモニタへ送信する工程と、
前記縫製室に設置されてあるモニタに前記売り場から送信された映像を縫製室に居る補整担当者が看ながら、同時に売り場に設置されてあるモニタに縫製室から送信されてくる映像を売り場の販売人が看ながら、前記補整担当者と前記売り場の販売人とは通信器具を介して通話連絡をとることによって、前記補整担当者は、被服を購入するための試着者の被服の補整が可能との判断を決定する工程、
とから成ることを特徴とする、通信器具を介した被服の補整方法。 - 前記被服は特殊な模様が施された上衣、ズボン、スカート,オーバーコートであることを特徴とする請求項1記載の通信器具を介した被服の補整方法。
- 被服を購入するための試着者の寸法に応じて被服を補整するための装置であって、
販売店の被服売り場において試着者が被服を試着した状態を撮るカメラと、前記縫製室から送信されてくる映像を受信するモニタと、前記被服売り場とは離れた位置にある被服を補整するため縫製室に設置されているモニタとカメラとを備え、前記売り場に設置されてあるカメラ及びモニタと、前記縫製室に設置されてあるモニタ及びカメラとを通信回線で結ぶことにより被服を補整することを特徴とする、通信器具を介した被服の補整装置。 - 被服を購入するための試着者の寸法に応じて被服を補整するための装置であって、
販売店の被服売り場において試着者が被服を試着した状態を撮るカメラと、前記縫製室から送信されてくる映像を受信するモニタと、前記被服売り場とは離れた位置にある被服を補整するため縫製室に設置されているモニタとカメラと、前記売り場に設置されてあるカメラ及びモニタと、前記縫製室に設置されてあるモニタ及びカメラとを通信回線で結ぶとともに、前記売り場の販売員と縫製室の補整担当者との間を通話できる通信器具とを備え、前記補整担当者は前記売り場の販売員と通話しながら被服を補整することを特徴とする、通信器具を介した被服の補整装置。 - 前記売り場の販売員と縫製室の補整担当者との間を通話できる通信器具は、携帯電話であることを特徴とする請求項4記載の通信器具を介した被服の補整装置。
- 前記試着者の被服を試着した状態を撮るカメラを前記売り場に複数台設置したことを特徴とする請求項4記載の通信器具を介した被服の補整装置。
- 前記売り場にモニタを複数台設置したことを特徴とする請求項4記載の通信器具を介した被服の補整装置。
- 前記モニタを縫製室に複数台設置したことを特徴とする請求項4記載の通信器具を介した被服の補整装置。
- 前記カメラを縫製室に複数台設置したことを特徴とする請求項4記載の通信器具を介した被服の補整装置。
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JP2003158689A JP2004324032A (ja) | 2003-04-28 | 2003-04-28 | 通信器具を介した被服の補整方法と装置 |
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Family Applications (1)
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