JP2004322846A

JP2004322846A - Air-conditioner for vehicle

Info

Publication number: JP2004322846A
Application number: JP2003120433A
Authority: JP
Inventors: Tomohiro Kamiya; 知宏神谷; Kazufumi Yomo; 四方　　一史
Original assignee: Denso Corp
Current assignee: Denso Corp
Priority date: 2003-04-24
Filing date: 2003-04-24
Publication date: 2004-11-18

Abstract

<P>PROBLEM TO BE SOLVED: To realize an air-conditioning state according to the taste of an occupant. <P>SOLUTION: An air-conditioner for vehicle has a diffusion outlet consisting of a plurality of air outlet holes to diffuse conditioned air indoors, and a spot outlet to blow conditioned air toward a local portion of an occupant body. The air-conditioner automatically changes and controls a diffusion mode to blow conditioned air from the diffusion outlet, a spot mode to blow conditioned air from the spot outlet, and a spot/diffusion mode to blow conditioned air from both the diffusion outlet and the spot outlet. <P>COPYRIGHT: (C)2005,JPO&NCIPI

Description

【０００１】
【発明の属する技術分野】
本発明は、車室内に空調風を拡散させて吹き出す拡散モードと、乗員身体の局所部分に向けて空調風を吹き出すスポットモードとを自動で切替制御可能な車両用空調装置に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】
従来の一般的な車両用空調装置は、フェイス吹出口およびフット吹出口等のスポット吹出口を備えている。そして近年では、当該スポット吹出口に加え、複数の空気吹出穴から構成されて車室内に空調風を拡散させて吹き出す拡散吹出口を備える車両用空調装置が提案されてきている（例えば、特許文献１参照）。拡散吹出口の具体例として、計器盤上面に設けられた計器盤拡散吹出口や、天井に設けられた天井拡散吹出口等が挙げられる。
【０００３】
スポット吹出口から空調風を吹き出すスポットモードは、乗員身体の局所部分に向けて空調風を吹き出すモードであり、乗員に気流感を与えながら車室内の空調を図るものである。一方、拡散吹出口から空調風を吹き出す拡散モードは、吹出風量を低下させることなく風速を低下させて空調風を車室内に吹き出すモードであり、乗員に気流感を与えることなく車室内の空調を図るものである。
【０００４】
【特許文献１】
特開２００１−２７０３２５号公報
【０００５】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、本発明者らの各種試験および調査により、気流感を好む乗員もいれば気流感を煩わしく思う乗員もおり、このような好みの違いは乗員によって非常に大きな差があることが分かった。
【０００６】
従って、スポット吹出口モードおよび拡散モードを自動的に切換制御可能な車両用空調装置を検討するにあたり、単純に両吹出を切り替えるだけでは乗員の空調フィーリングに合わない場合が多いことが分かった。
【０００７】
本発明は、上記点に鑑み、乗員の好みに応じた空調状態を実現可能な車両用空調装置の提供を目的とする。
【０００８】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、請求項１に記載の発明では、複数の空気吹出穴から構成されて室内に空調風を拡散させて吹き出す拡散吹出口（１５、５１）と、乗員身体の局所部分に向けて空調風を吹き出すスポット吹出口（１１、１２、１３、１４、２０ｃ、５２）とを備え、拡散吹出口（１５、５１）から空調風を吹き出す拡散モードと、スポット吹出口（１１、１２、１３、１４、２０ｃ、５２）から空調風を吹き出すスポットモードと、拡散吹出口（１５、５１）およびスポット吹出口（１１、１２、１３、１４、２０ｃ、５２）の両吹出口から空調風を吹き出すスポット・拡散モードとを自動的に切替制御する制御手段を備える車両用空調装置。
【０００９】
ここで、上述したように気流感に対する乗員の好みの違いには大きな差があるため、スポット・拡散モードを有していない従来の車両用空調装置では、スポットモードと拡散モードとの切り替えをどのようなタイミングで自動制御しても、空調フィーリングに合わないと感じる乗員が多数存在してしまうこととなる。
【００１０】
これに対し、上記請求項１に記載の発明では、拡散モードよりも気流感を乗員に与えつつスポットモードよりも気流感を抑えたスポット・拡散モードを設けているので、スポットモードから拡散モードに切り替わる際、および拡散モードからスポットモードに切り替わる際に、スポット・拡散モードに一旦切り替わってから切り替わるようにして、気流感のある空調状態と気流感のない空調状態との変化をなだらかにできる。よって、空調フィーリングに合わないと感じる度合を抑制でき、乗員の好みに応じた空調状態を実現できる。
【００１１】
請求項２に記載の発明では、スポット・拡散モード時における拡散吹出口（１５、５１）からの吹出風量とスポット吹出口（１１、１２、１３、１４、２０ｃ、５２）からの吹出風量との風量割合を乗員操作により設定する、風量割合設定操作手段（４８）を備えることを特徴とする。
【００１２】
これによれば、気流感を好む乗員は、スポット・拡散モード時のスポット吹出口（１１、１２、１３、１４、２０ｃ、５２）からの吹出風量が多くなるように設定でき、気流感を煩わしく思う乗員は、スポット・拡散モード時のスポット吹出口（１１、１２、１３、１４、２０ｃ、５２）からの吹出風量が少なくなるように設定できる。よって、より一層乗員の好みに応じた空調状態にすることができる。
【００１３】
請求項３に記載の発明では、車室内への吹出風量を最大にする急速空調運転を行うか否かを判定する急速運転判定手段を備え、急速空調運転判定手段により急速空調運転を行うものと判定されたときには、スポットモードの状態が所定時間継続するように制御手段は制御するようになっており、風量割合設定操作手段（４８）による設定が、スポット吹出口（１１、１２、１３、１４、２０ｃ、５２）からの吹出風量の割合が多い設定であるほど、所定時間を長い時間に自動設定することを特徴とする。
【００１４】
これによれば、気流感を好む乗員が、スポット・拡散モード時のスポット吹出口（１１、１２、１３、１４、２０ｃ、５２）からの吹出風量が多くなるように設定すると、急速空調運転によるスポットモードの状態が継続される所定時間が長くなるので、より一層乗員の好みに応じた空調状態にすることができる。
【００１５】
また、気流感を煩わしく思う乗員が、スポット・拡散モード時のスポット吹出口（１１、１２、１３、１４、２０ｃ、５２）からの吹出風量が少なくなるように設定すると、急速空調運転によるスポットモードの状態が継続される所定時間が短くなるので、より一層乗員の好みに応じた空調状態にすることができる。
【００１６】
しかも、上記請求項３に記載の発明によれば、風量割合設定操作手段（４８）を操作するだけで、急速空調運転によるスポットモードの状態が継続される所定時間も乗員の好みに応じて自動設定されるので、乗員が空調状態を設定するにあたりその操作性を向上できる。
【００１７】
請求項４に記載の発明では、車室内への吹出風量を最大にする急速空調運転を行うか否かを判定する急速運転判定手段を備え、急速空調運転判定手段により急速空調運転を行うものと判定されたときには、スポットモードの状態が所定時間継続するように制御手段は制御するようになっており、所定時間を乗員操作により設定するスポット継続時間設定操作手段（４８）を備えることを特徴とする。
【００１８】
これによれば、気流感を好む乗員は、急速空調運転によるスポットモードの状態が継続される所定時間が長くなるように設定でき、気流感を煩わしく思う乗員は上記所定時間が短くなるように設定できる。よって、より一層乗員の好みに応じた空調状態にすることができる。
【００１９】
請求項５に記載の発明では、風量割合設定操作手段（４８）は、風量割合をリニアに変化させて設定可能になっていることを特徴とするので、乗員の好みにきめ細かく応じた空調にすることができる。
【００２０】
請求項６に記載の発明では、複数の空気吹出穴から構成されて車室内に空調風を拡散させて吹き出す拡散吹出口（１５、５１）と、乗員身体の局所部分に向けて空調風を吹き出すスポット吹出口（１１、１２、１３、１４、２０ｃ、５２）と、拡散吹出口（１５、５１）から空調風を吹き出す拡散モードと、スポット吹出口（１１、１２、１３、１４、２０ｃ、５２）から空調風を吹き出すスポットモードとを自動的に切替制御する制御手段と、車室内への吹出風量を最大にする急速空調運転を行うか否かを判定する急速運転判定手段とを備え、急速空調運転判定手段により急速空調運転を行うものと判定されたときには、スポットモードの状態が所定時間継続するように制御手段は制御するようになっており、所定時間を乗員操作により設定するスポット継続時間設定操作手段（４８）を備えることを特徴とする。
【００２１】
ここで、上述したように気流感に対する乗員の好みの違いには大きな差があるため、急速空調運転によるスポットモードの状態が継続される所定時間を一律に同一の値に設定した従来の車両用空調装置では、上記所定時間をどのような値に設定しても、空調フィーリングに合わないと感じる乗員が多数存在してしまうこととなる。
【００２２】
これに対し、上記請求項６に記載の発明では、上記所定時間を乗員操作により設定するスポット継続時間設定操作手段（４８）を備えるので、気流感を好む乗員は、急速空調運転によるスポットモードの状態が継続される所定時間が長くなるように設定でき、気流感を煩わしく思う乗員は上記所定時間が短くなるように設定できる。よって、空調フィーリングに合わないと感じる度合を抑制でき、乗員の好みに応じた空調状態を実現できる。
【００２３】
なお、スポット吹出口（１１、１２、１３、１４、２０ｃ、５２）の一例として、請求項７に記載の如く、計器盤（１０）および天井（５０）の少なくとも一方に設けられた吹出口が挙げられる。また、拡散吹出口（１５、５１）の一例として、請求項８に記載の如く、計器盤（１０）および天井（５０）の少なくとも一方に設けられた吹出口が挙げられる。
【００２４】
また、請求項９に記載の発明のように、車室内に吹き出される空気と熱交換する熱交換器（２１、２２）を内蔵する空調ユニット（２０）と、空調ユニット（２０）からスポット吹出口（１１、１２、１３、１４、２０ｃ、５２）および拡散吹出口（１５、５１）まで空調風を導くダクト（３１、３２）とを備え、スポット吹出口（１１、１２、１３、１４、２０ｃ、５２）と拡散吹出口（１５、５１）とを切替開閉する切替ドア（３３、３４）を、ダクト（３１、３２）内に配置するようにすることが望ましい。
【００２５】
なお、上記各手段の括弧内の符号は、後述する実施形態に記載の具体的手段との対応関係を示す一例である。
【００２６】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の各実施形態を図に基づいて説明する。
【００２７】
（第１実施形態）
図１は、車両の計器盤１０を車室内側から見た斜視図であり、計器盤１０には、デフロスタ吹出口１１、フェイス吹出口１２、１３、１４、および計器盤拡散吹出口１５が備えられている。これらのデフロスタ吹出口１１およびフェイス吹出口１２、１３、１４は上記特許請求の範囲に記載のスポット吹出口に相当し、計器盤拡散吹出口１５は拡散吹出口に相当する。
【００２８】
デフロスタ吹出口１１は、計器盤１０の上面に設けられ、車両のフロントウインドシールドに向けて空調風を吹き出すものである。
【００２９】
フェイス吹出口１２、１３、１４は、計器盤１０のうち車両左右方向の端部に配置されたサイドフェイス吹出口１２と、計器盤１０のうち乗員の正面に配置されたフロントフェイス吹出口１３、１４とから構成されている。
【００３０】
サイドフェイス吹出口１２は乗員の側方から顔部に向けて空調風としての冷風を吹き出すものであり、乗員のうちサイドウインドシールドに対向する面が日射により暖められてしまうことを抑制するのに有効である。
【００３１】
符号１３に示すフロントフェイス吹出口は、計器１０Ｋの下方に位置して運転者の顔部に向けて正面から主に冷風を吹き出すものであり、符号１４に示すフロントフェイス吹出口は、グローブボックス１０Ｇの上方に位置して助手席乗員の顔部に向けて正面から主に冷風を吹き出すものである。このように乗員顔部に正面から空調風を吹き付けるため、サイドフェイス吹出口１２や従来のセンタフェイス吹出口に比べて乗員に対する気流感を高めることができる。
【００３２】
計器盤拡散吹出口１５は、計器盤１０上面に開口する複数の空気吹出穴から構成されており、乗員の頭部に向けて空調風を吹き出すものである。本実施形態では、図１の斜線に示す範囲に上記複数の穴が設けられている。計器盤拡散吹出口１５は、吹出風量を低下させることなく風速を低下させて、気流感を感じさせることなく乗員の頭部に向けて空調風を対流させることができる。
【００３３】
なお、計器盤１０は、車両幅方向に延びてフロントウィンドウガラス近傍の車室内前方側に配設された意匠パネルである。図２は、計器盤１０のうち車両幅方向略中央部における断面図であり、計器盤１０の内側には車両用空調装置の空調ユニット２０が搭載されている。図２中の２点鎖線で囲まれた部分が空調ユニット２０である。なお、図中の上下前後方向は、空調ユニット２０を車両に搭載した状態における、空調ユニット２０の車両に対する向きを示している。
【００３４】
空調ユニット２０とは、周知のごとく、蒸発器２１、ヒータ２２及びエアミックスドア等の空調手段、及び空調ユニット２０から吹き出される空調風の吹き出しモードを切り替えるモード切替装置等が収納されたケーシングであり、通常、空調ユニット２０より助手席側には、空調ユニット２０に空気を送風する送風機が搭載されている。
【００３５】
そして、空調ユニット２０の上方側には、前述のフェイス吹出口１２、１３、１４に繋がったフェイスダクト３１が接続されるフェイス開口部２０ａ、及び前述のデフロスタ吹出口１１に繋がったデフダクト３２が接続されるデフ開口部２０ｂが設けられ、一方、空調ユニット２０側方には、乗員の足元に向けて空気を吹き出すフット開口部２０ｃが設けられている。
【００３６】
また、空気通路を構成するフェイスダクト３１には、図２に示すように、フェイス開口部２０ａから吹き出した空気の一部を分岐させて計器盤拡散吹出口１５に導く分岐部３１ａが設けられており、この分岐部３１ａには、フェイス吹出口１２、１３、１４及び計器盤拡散吹出口１５に流れ込む空気流れを調節するフェイス・拡散切替モードドア３３が設けられている。
【００３７】
フェイス・拡散切替モードドア３３は、矩形板状のドア本体３３ａおよび回転軸３３ｂが一体化されたものであり、当該回転軸３３ｂは、水平方向（例えば車両左右方向）に延びてドア本体３３ａの上方側に位置している。
【００３８】
なお、分岐ダクト３３は、分岐部３１ａに接続されて計器盤拡散吹出口１５に空気を導くものであり、本実施形態では、分岐ダクト３３、フェイスダクト３１、デフダクト３２を樹脂成形にて一体化している。
【００３９】
また、空気通路を構成するデフダクト３２には、図２に示すように、デフ開口部２０ｂから吹き出した空気の一部を分岐させて計器盤拡散吹出口１５に導く分岐部３２ａが設けられており、この分岐部３２ａには、デフロスタ吹出口１１及び計器盤拡散吹出口１５に流れ込む空気流れを調節するデフ・拡散切替モードドア３４が設けられている。
【００４０】
デフ・拡散切替モードドア３４は、矩形板状のドア本体３４ａおよび回転軸３４ｂが一体化されたものであり、当該回転軸３４ｂは、水平方向（例えば車両左右方向）に延びてドア本体３４ａの上方側に位置している。
【００４１】
また、図１中の符号４０は、計器盤１０に配置された操作パネルを示しており、図３は操作パネル４０の正面図である。操作パネル４０には、空調装置の作動状態および運転設定状態等を示す表示部４０ａと、乗員により設定操作される操作手段としての各種スイッチ１６ｂ〜１６ｋとが備えられている。
【００４２】
符号４１はフェイスモードスイッチを示しており、当該スイッチ４１を操作するとフェイスモードに設定される。符号４２はバイレベルモードスイッチを示しており、当該スイッチ４２を操作するとバイレベルモードに設定される。符号４３はフットモードスイッチを示しており、当該スイッチ４３を操作するとフットモードに設定される。符号４５はデフロスタモードスイッチを示しており、当該スイッチ４５を操作するとデフロスタモードに設定される。
【００４３】
符号４６は、少なくとも各種吹出モードを自動的に切り替えるオートモード設定スイッチを示している。なお、オートモード設定スイッチ４６の投入により車室内への吹出風量、吹出温度等をも自動的に切り替えるようにしてもよい。そして、オートモード設定スイッチ４６により各種吹出モードを自動的に切り替えるオートモードが設定されている場合であっても、各モードスイッチ４１〜４５を操作すれば、当該操作による設定に吹出モードが切り替わるようになっている。
【００４４】
符号４７は、目標空調温度を設定する温度設定スイッチを示し、符号４８は、風量割合設定スイッチを示している。風量割合設定スイッチ４８を操作すると、後述するフェイス・拡散モード時およびフットデフ・拡散モード時には、計器盤拡散吹出口１５からの吹出風量とスポット吹出口（フェイス吹出口、フット開口部）１２、１３、１４、２０ｃからの吹出風量との風量割合が設定される。
【００４５】
なお、上記各スイッチ４１〜４６には押動操作される押動式スイッチが採用され、温度設定スイッチ４７および風量割合設定スイッチ４８には回動操作されるロータリ式スイッチが採用されている。そして、温度設定スイッチ４７および風量割合設定スイッチ４８による設定は、回動位置に応じてリニアに変化させて設定可能になっている。
【００４６】
本実施形態では、風量割合設定スイッチ４８を時計回りに回動操作すると、計器盤拡散吹出口１５からの吹出風量が多くなるように設定され、反時計回りに回動操作すると、フェイス・拡散モード時にはフェイス吹出口１２、１３、１４からの吹出風量が多くなるように設定され、フットデフ・拡散モード時にはフット開口部２０ｃからの吹出風量が多くなるように設定される。
【００４７】
表示部４０ａは、各モードスイッチ４１〜４５による設定状態をはじめ、他のスイッチ４６〜４８による設定状態および作動状態を表示するようになっている。
【００４８】
また、車両用空調装置は、図示しない電子制御装置（ＥＣＵ）を備え、電子制御装置には、内気温度、外気温度及び日射量等の空調制御に必要な情報を検出する各種空調センサの検出信号、及び操作パネル４０の各種スイッチ４１〜４８を乗員が操作することにより設定入力された信号が入力される。そして、電子制御装置は、これらの入力値に基づいて周知の目標吹出温度ＴＡＯを算出し、この目標吹出温度ＴＡＯに基づいてフェイス・拡散切替モードドア３３を駆動するサーボモータ、デフ・拡散切替モードドア３４を駆動するサーボモータ、エアミックスドアを駆動するサーボモータや電磁クラッチ等の空調機器を制御する。
【００４９】
次に、本実施形態の特徴的作動を述べる。
【００５０】
本実施形態では、フェイス・拡散切替モードドア３３の開度を制御することにより、フェイス吹出口１２、１３、１４から室内に空気を吹き出すフェイスモード、計器盤拡散吹出口１５から室内に空気を吹き出す拡散モード、フェイス吹出口１２、１３、１４及び計器盤拡散吹出口１５から室内に空気を吹き出すフェイス・拡散モードのいずれかが選択可能であり、図４は、冷房運転時において、各モード時におけるフェイス・拡散切替モードドア３３の位置及び空気流れを示す図である。
【００５１】
また、デフ・拡散切替モードドア３４の開度を制御することにより、フット開口部２０ｃ及びデフロスタ吹出口１１から室内に空気を吹き出すフットデフモード、計器盤拡散吹出口１５から室内に空気を吹き出す拡散モード、フット開口部２０ｃ、デフロスタ吹出口１１及び計器盤拡散吹出口１５から室内に空気を吹き出す拡散・フットデフモードのいずれかが選択可能であり、図５は、暖房運転時において、各モード時におけるデフ・拡散切替モードドア３４の位置及び空気流れを示す図である。
【００５２】
なお、フェイスモードおよびフットデフモードは、上記特許請求の範囲に記載のスポットモードに相当し、フェイス・拡散モードおよびフットデフ・拡散モードは、上記特許請求の範囲に記載のスポット・拡散モードに相当する。
【００５３】
そして、電子制御装置は、目標吹出温度ＴＡＯに基づいて吹出モードを決定する。具体的には、目標吹出温度ＴＡＯが高くなればなるほどフェイスモード、バイレベルモード、フットモードとなるように決定する。そして、決定した吹出モードとなるように、フェイス・拡散切替モードドア３３、デフ・拡散切替モードドア３４等の吹出モードドアを稼動させる。
【００５４】
また、電子制御装置は、車室内への吹出風量を最大にする急速空調運転を行うか否かを判定する。具体的には、目標吹出温度ＴＡＯと室内温度との偏差が所定値以上である場合に急速空調を行うと判定する。そして、急速空調運転を行うものと判定されたときには、冷房運転時にはフェイスモードの状態が所定時間継続するように制御し、暖房運転時にはフットデフモードの状態が所定時間継続するように制御する。
【００５５】
図６は、風量割合設定スイッチ４８による操作位置と、スポット吹出風量割合の時間変化との関係を示す図である。図中の実線は、計器盤拡散吹出口１５から吹き出される風量とスポット吹出口１２、１３、１４、２０ｃから吹き出される風量との総風量に対する、スポット吹出口１２、１３、１４、２０ｃから吹き出される風量の割合（以下、スポット風量割合と呼ぶ）を示す。図中の点線は、計器盤拡散吹出口１５から吹き出される風量の上記総風量に対する割合（以下、拡散風量割合と呼ぶ）を示している。
【００５６】
因みに、風量割合設定スイッチ４８は、上記風量割合を設定するものであって、上記送風量を設定するものではない。従って、車室内に吹き出される全体の総風量は変わらないため、スポット風量割合を多くした場合と拡散風量割合とでは、車室内の温度はほぼ同一となる。
【００５７】
また、風量割合設定スイッチ４８による設定が、スポット吹出口１２、１３、１４、２０ｃからの吹出風量の割合が多い設定であるほど、上記所定時間を長い時間に自動設定される。具体的には、図６に示すようにｔ１＞ｔ２＞ｔ３となるように設定される。
【００５８】
そして、所定時間ｔ１、ｔ２、ｔ３が経過すると、図６（ｂ）、（ｃ）、（ｄ）、（ｅ）、（ｆ）に示す場合にはスポット・拡散モードに切り替わる。そして、図６（ｄ）の場合には、スポット・拡散モードに切り替わった後、拡散モードに切り替わる。
【００５９】
なお、図６（ａ）に示すように、風量割合設定スイッチ４８をスポット側の最大位置に操作すると、拡散モードおよびスポット・拡散モードに切り替わることが禁止される。また、図６（ｇ）に示すように、風量割合設定スイッチ４８を拡散側の最大位置に操作すると、スポットモードおよびスポット・拡散モードに切り替わることが禁止される。
【００６０】
以上により、本実施形態によれば、拡散モードよりも気流感を乗員に与えつつフェイスモードよりも気流感を抑えたフェイス・拡散モードを設けているので、図６（ｄ）に示すようにスポットモードから拡散モードに切り替わる際に、スポット・拡散モードに一旦切り替わってから拡散モードに切り替わるので、気流感のある空調状態と気流感のない空調状態との変化をなだらかにできる。よって、乗員の好みに応じた空調状態を実現できる。
【００６１】
また、本実施形態では、風量割合設定スイッチ４８を備えるので、気流感を好む乗員は、風量割合設定スイッチ４８をスポット側に回動操作してスポット風量割合が多くなるように設定でき、気流感を煩わしく思う乗員は、風量割合設定スイッチ４８を拡散側に回動操作して拡散風量割合が少なくなるように設定できる。よって、乗員の好みに応じた空調状態を実現できる。
【００６２】
また、本実施形態では、風量割合設定スイッチ４８による設定が、スポット吹出口１１、１２、１３、１４、２０ｃからの吹出風量の割合が多い設定であるほど、急速空調運転によるスポットモードの状態が継続される所定時間ｔ１、ｔ２、ｔ３を長い時間に自動設定するので、気流感を好む乗員が、風量割合設定スイッチ４８をスポット側に回動操作すると、上記所定時間ｔ１、ｔ２、ｔ３が長くなるので、より一層乗員の好みに応じた空調状態にすることができる。
【００６３】
また、気流感を煩わしく思う乗員が、風量割合設定スイッチ４８を拡散側に回動操作すると、上記所定時間ｔ１、ｔ２、ｔ３が短くなるので、より一層乗員の好みに応じた空調状態にすることができる。
【００６４】
しかも、本実施形態によれば、風量割合設定スイッチ４８を操作するだけで、上記所定時間ｔ１、ｔ２、ｔ３も乗員の好みに応じて自動設定されるので、乗員が空調状態を設定するにあたりその操作性を向上できる。
【００６５】
また、本実施形態によれば、風量割合設定スイッチ４８は、風量割合をリニアに変化させて設定可能になっているので、乗員の好みにきめ細かく応じた空調にすることができる。しかも、本実施形態では、風量割合設定スイッチ４８にロータリ式のスイッチを採用しているので、上述のようにリニアに変化させるように設定するにあたり、その操作性を良好にできる。
【００６６】
（第２実施形態）
上記第１実施形態では、本発明の拡散吹出口を計器盤１０に備えられた計器盤拡散吹出口１５に適用させているが、本実施形態では、図７および図８に示すように、車両の天井５０に備えられた天井拡散吹出口５１に適用させている。また、天井５０には、後席乗員の頭部に向けてスポット的に空調風を吹き出す天井スポット吹出口５２が備えられている。
【００６７】
そして、上記第１実施形態における空調ユニット２０をフロント用空調ユニット２０とし、本実施形態では当該フロント用空調ユニット２０の他に、車室の後席空調ゾーンに吹出口を備えるリア用空調ユニット６０が備えられている（図７参照）。そして、天井拡散吹出穴口５１には、リア用空調装置６０からＣピラー７０内部を流通して空調風が送風される。Ｃピラー７０はリアウインドシールドの左右両側に位置する柱部のことであり、Ｃピラー７０内部に配置されたダクト６１により空調風を流通させている。
【００６８】
また、天井５０内部の空気通路内には切替ドア５３が配置されており、当該ドア５３により、天井拡散吹出口５１から吹き出される空調風の風量と、天井スポット吹出口５２から吹き出される空調風の風量との風量割合が調節される。
【００６９】
本実施形態の作動は、上記第１実施形態におけるフェイス・拡散切替モードドア３３を切替ドア５３に置き換え、上記第１実施形態における計器盤拡散吹出口１５を天井拡散吹出口５１に置き換え、上記第１実施形態におけるフェイス吹出口１２、１３、１４を天井スポット吹出口５２に置き換えた場合と同様に制御される。
【００７０】
（他の実施形態）
上記第１実施形態において、計器盤１０のうち乗員の下半身に対向する部分に下半身用拡散吹出口を設け、フットデフ・拡散モードの際に、計器盤拡散吹出口１５から吹き出すのに替えて、上記下半身用拡散吹出口から空調風を吹き出させるようにすれば、乗員頭部のほてりを招くことなく暖房運転でき、好適である。なお、計器盤１０のの内部を下方から覆って目隠しするアンダーカバーに上記下半身用拡散吹出口を設けるようにしてもよい。
【００７１】
また、本発明の実施にあたり、上記第１実施形態におけるフットデフモードに替えて、車室内に吹き出される空調風のほぼ全量をフット開口部２０ｃから吹き出させるフットモードとしてもよい。また、上記第１実施形態におけるフットデフ・拡散モードに替えて、車室内に吹き出される空調風のほぼ全量を拡散吹出口１５およびフット開口部２０ｃから吹き出させるフット・拡散モードとしてもよい。
【００７２】
また、上記第１実施形態では、風量割合設定スイッチ４８により、急速空調運転によるスポットモードの状態が継続される所定時間ｔ１、ｔ２、ｔ３と、スポット風量割合との両方を設定可能にしているが、本発明の実施にあたり、風量割合設定スイッチ４８により上記所定時間ｔ１、ｔ２、ｔ３を設定し、スポット風量割合を設定するスイッチを風量割合設定スイッチ４８とは別に設けるようにしてもよい。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明の第１実施形態に係る各吹出口位置を示す、計器盤を車室内側から見た斜視図である。
【図２】第１実施形態に係る空調ユニットを示す、計器盤のうち車両幅方向略中央部における断面図である。
【図３】図１に示す操作パネルの正面図である。
【図４】第１実施形態に係る空調ユニットによる冷房運転時において、各モード時におけるフェイス・拡散切替モードドアの位置及び空気流れを示す図であり、（ａ）はフェイスモード、（ｂ）はフェイス・拡散モード、（ｃ）は拡散モードの状態を示す図である。
【図５】第１実施形態に係る空調ユニットによる暖房運転時において、各モード時におけるデフ・拡散切替モードドアの位置及び空気流れを示す図であり、（ａ）はフットデフモード、（ｂ）はフットデフ・拡散モード、（ｃ）は拡散モードの状態を示す図である。
【図６】第１実施形態に係る風量割合設定スイッチによる操作位置と、スポット吹出風量割合の時間変化との関係を示す図である。
【図７】本発明の第２実施形態に係る天井拡散吹出口の位置を示す斜視図である。
【図８】第２実施形態において、天井拡散吹出口および計器盤拡散吹出口から空調風を吹き出した時の空気流れを示す模式図である。
【図９】第２実施形態に係る天井拡散吹出口および天井スポット吹出口を示す模式図である。
【符号の説明】
１１…デフロスタ吹出口（スポット吹出口）、
１２…サイドフェイス吹出口（スポット吹出口）、
１３、１４…フロントフェイス吹出口（スポット吹出口）、
１５…計器盤拡散吹出口、２０ｃ…フット開口部（スポット吹出口）
５１…天井拡散吹出口。[0001]
TECHNICAL FIELD OF THE INVENTION
The present invention relates to a vehicle air conditioner that can automatically switch and control a diffusion mode in which conditioned air is diffused and blown into a vehicle interior and a spot mode in which conditioned air is blown toward a local part of an occupant's body.
[0002]
[Prior art]
A conventional general vehicle air conditioner includes spot outlets such as a face outlet and a foot outlet. In recent years, in addition to the spot outlet, an air conditioner for a vehicle has been proposed which includes a plurality of air outlets and a diffused outlet that diffuses and blows out conditioned air into the passenger compartment (for example, Patent Document 1). 1). Specific examples of the diffusion outlet include an instrument panel diffusion outlet provided on the upper surface of the instrument panel and a ceiling diffusion outlet provided on the ceiling.
[0003]
The spot mode in which the conditioned air is blown out from the spot outlet is a mode in which the conditioned air is blown toward a local portion of the occupant's body, and the occupant is air-conditioned while giving a sense of airflow. On the other hand, the diffusion mode in which the conditioned air is blown from the diffusion outlet is a mode in which the conditioned air is blown into the passenger compartment by lowering the wind speed without reducing the amount of the blown air, and the air conditioning in the passenger compartment is performed without giving the occupant a sense of airflow. It is intended.
[0004]
[Patent Document 1]
JP 2001-270325 A
[0005]
[Problems to be solved by the invention]
However, from various tests and investigations by the present inventors, it was found that some occupants prefer air sensation and some occupants feel air turbulence, and such a difference in taste greatly varies depending on the occupant.
[0006]
Therefore, when examining an air conditioner for a vehicle that can automatically switch and control the spot outlet mode and the diffusion mode, it was found that simply switching between the two outlets often did not match the air conditioning feeling of the occupant.
[0007]
The present invention has been made in view of the above circumstances, and an object of the present invention is to provide a vehicle air conditioner capable of realizing an air condition according to a passenger's preference.
[0008]
[Means for Solving the Problems]
In order to achieve the above object, according to the first aspect of the present invention, a diffuser outlet (15, 51) configured by a plurality of air outlets and diffusing conditioned air into a room and blowing the air is provided at a local portion of an occupant body. A diffusion mode for blowing conditioned air from diffusion air outlets (15, 51); and a spot air outlet (11, 12). , 13, 14, 20c, 52), and the conditioned air from both the diffusion outlets (15, 51) and the spot outlets (11, 12, 13, 14, 20, 20c, 52). A vehicle air conditioner comprising a control means for automatically switching and controlling a spot / diffusion mode for blowing air.
[0009]
Here, as described above, since there is a large difference in the occupant's preference for the airflow sensation, in a conventional vehicle air conditioner that does not have the spot / diffusion mode, the switching between the spot mode and the diffusion mode is performed by any method. Even if the automatic control is performed at such a timing, there will be many occupants who do not feel the air conditioning feeling.
[0010]
On the other hand, in the first aspect of the present invention, since the spot / diffusion mode is provided in which the occupant is given a more airflow sensation than the diffusion mode and the airflow sensation is suppressed more than the spot mode, the spot mode is changed to the diffusion mode. At the time of switching, and at the time of switching from the diffusion mode to the spot mode, the mode is temporarily switched to the spot / diffusion mode and then switched, so that the air-conditioning state with a sense of airflow and the air-conditioning state without a sense of airflow can be smoothly changed. Therefore, it is possible to suppress the degree of feeling that the air-conditioning does not fit, and it is possible to realize an air-conditioning state according to the occupant's preference.
[0011]
According to the second aspect of the present invention, the amount of air blown out from the diffusion outlets (15, 51) and the amount of air blown out from the spot outlets (11, 12, 13, 14, 20c, 52) in the spot / diffusion mode are determined. An air volume ratio setting operation means (48) for setting the air volume ratio by an occupant operation is provided.
[0012]
According to this, the occupant who prefers a sense of airflow can be set so that the amount of air blown out from the spot outlets (11, 12, 13, 14, 20c, 52) in the spot / diffusion mode is increased, and the airflow is troublesome. The occupant who wants can set the amount of air blown out from the spot outlets (11, 12, 13, 14, 20c, 52) in the spot / diffusion mode to be small. Therefore, the air-conditioning state according to the occupant's preference can be further improved.
[0013]
According to the third aspect of the present invention, there is provided a rapid air-conditioning operation determining means for determining whether or not to perform a rapid air-conditioning operation that maximizes the amount of air blown into the vehicle compartment, and the rapid air-conditioning operation determining means performs the rapid air-conditioning operation. When the determination is made, the control means controls the spot mode state to continue for a predetermined time, and the setting by the air volume ratio setting operation means (48) is performed by the spot outlets (11, 12, 13, 14). , 20c, 52), the predetermined time is automatically set to a longer time as the ratio of the amount of blown air from the larger amount is set.
[0014]
According to this, when an occupant who likes a sense of airflow is set to increase the amount of air blown out from the spot outlets (11, 12, 13, 14, 20c, 52) in the spot / diffusion mode, the rapid air-conditioning operation is performed. Since the predetermined time during which the state of the spot mode is continued becomes longer, the air conditioning state can further be set according to the occupant's preference.
[0015]
Further, if the occupant who is troubled by the airflow feeling sets the amount of air blown from the spot outlets (11, 12, 13, 14, 20c, 52) in the spot / diffusion mode to be small, the spot mode by the rapid air-conditioning operation is set. Since the predetermined time during which the condition (1) is continued is shortened, the air-conditioning condition can be further set according to the occupant's preference.
[0016]
Moreover, according to the third aspect of the present invention, only by operating the air volume ratio setting operation means (48), the predetermined time during which the spot mode state is maintained by the rapid air-conditioning operation is automatically set according to the occupant's preference. Since the setting is performed, the operability can be improved when the occupant sets the air conditioning state.
[0017]
According to a fourth aspect of the present invention, there is provided a rapid air conditioning operation determining means for determining whether or not to perform a rapid air conditioning operation for maximizing the amount of air blown into the vehicle compartment, and the rapid air conditioning operation determining means performs the rapid air conditioning operation. When it is determined, the control means controls the spot mode to continue for a predetermined time, and includes a spot duration setting operation means (48) for setting the predetermined time by an occupant operation. I do.
[0018]
According to this, the occupant who prefers the airflow can be set so that the predetermined time during which the spot mode state by the rapid air-conditioning operation is continued can be set longer, and the occupant who feels the airflow can be set so as to be shorter. it can. Therefore, the air-conditioning state according to the occupant's preference can be further improved.
[0019]
In the invention described in claim 5, the air volume ratio setting operation means (48) is characterized in that the air volume ratio can be set by changing the air volume ratio linearly, so that the air conditioning is made in accordance with the occupant's preference. be able to.
[0020]
According to the sixth aspect of the present invention, the diffused air outlets (15, 51), which are constituted by a plurality of air outlets and diffuse the air-conditioned air into the vehicle interior, and blow the air-conditioned air toward a local portion of the occupant's body. A spot outlet (11, 12, 13, 14, 20c, 52), a diffusion mode for blowing air-conditioned air from a diffusion outlet (15, 51), and a spot outlet (11, 12, 13, 14, 20c, 52). ) Automatically switches and controls a spot mode in which the air-conditioning air is blown out, and a rapid-operation determining means for determining whether or not to perform a rapid air-conditioning operation for maximizing the amount of air blown into the vehicle compartment. When it is determined by the air-conditioning operation determining means that the rapid air-conditioning operation is to be performed, the control means controls the spot mode to continue for a predetermined time, and the predetermined time is set by an occupant operation. Characterized in that it comprises a spot duration setting operation means (48) for.
[0021]
Here, as described above, since there is a large difference in the occupant's preference for the airflow sensation, the conventional vehicle in which the predetermined time during which the spot mode state by the rapid air-conditioning operation is continued is uniformly set to the same value is used. In the air conditioner, no matter what value the predetermined time is set, there will be many occupants who do not feel the air conditioning feeling.
[0022]
On the other hand, in the invention according to the sixth aspect, since the spot duration setting operation means (48) for setting the predetermined time by the occupant operation is provided, the occupant who prefers a sense of airflow can use the spot mode by the rapid air conditioning operation. The predetermined time during which the state is continued can be set to be long, and the occupant who is troubled by the feeling of airflow can be set to be short. Therefore, it is possible to suppress the degree of feeling that the air-conditioning does not fit, and it is possible to realize an air-conditioning state according to the occupant's preference.
[0023]
As an example of the spot outlets (11, 12, 13, 14, 20c, 52), an outlet provided on at least one of the instrument panel (10) and the ceiling (50) as described in claim 7 is provided. No. Further, as an example of the diffusion outlets (15, 51), an outlet provided on at least one of the instrument panel (10) and the ceiling (50) may be mentioned.
[0024]
According to the ninth aspect of the present invention, an air conditioning unit (20) having a heat exchanger (21, 22) for exchanging heat with air blown into the vehicle compartment, and spot blowing from the air conditioning unit (20). Outlets (11, 12, 13, 14, 20c, 52) and ducts (31, 32) for guiding conditioned air to the diffusion outlets (15, 51), and spot outlets (11, 12, 13, 14, 14). It is desirable that switching doors (33, 34) for switching between the opening and closing of the diffusion outlets (15, 51) and the diffusion outlets (15, 51) be arranged in the ducts (31, 32).
[0025]
It should be noted that reference numerals in parentheses of the above-described units are examples showing the correspondence with specific units described in the embodiments described later.
[0026]
BEST MODE FOR CARRYING OUT THE INVENTION
Hereinafter, embodiments of the present invention will be described with reference to the drawings.
[0027]
(1st Embodiment)
FIG. 1 is a perspective view of an instrument panel 10 of a vehicle as viewed from the interior side of the vehicle. The instrument panel 10 includes a defroster outlet 11, face outlets 12, 13, and 14, and an instrument panel diffusion outlet 15. Have been. The defroster outlet 11 and the face outlets 12, 13, and 14 correspond to the spot outlets described in the claims, and the instrument panel diffusion outlet 15 corresponds to the diffusion outlet.
[0028]
The defroster outlet 11 is provided on the upper surface of the instrument panel 10 and blows out conditioned air toward the front windshield of the vehicle.
[0029]
The face outlets 12, 13, and 14 are a side face outlet 12 disposed at an end of the instrument panel 10 in the vehicle left-right direction, and a front face outlet 13 disposed in front of the occupant in the instrument panel 10. 14.
[0030]
The side face outlet 12 blows out cold air as conditioned air from the side of the occupant toward the face, so that the surface of the occupant facing the side windshield is prevented from being warmed by solar radiation. It is valid.
[0031]
The front face outlet indicated by reference numeral 13 is located below the instrument 10K, and mainly blows out cold air from the front toward the driver's face. The front face outlet indicated by reference numeral 14 is a glove box 10G. And blows out mainly cool air from the front toward the face of the passenger on the front passenger seat. In this way, since the conditioned air is blown from the front to the occupant's face, the airflow feeling for the occupant can be increased as compared with the side face outlet 12 and the conventional center face outlet.
[0032]
The instrument panel diffusion outlet 15 is composed of a plurality of air outlets opened on the upper surface of the instrument panel 10 and blows out conditioned air toward the occupant's head. In the present embodiment, the plurality of holes are provided in a range shown by oblique lines in FIG. The instrument panel diffusion outlet 15 can reduce the wind speed without reducing the amount of blown air, and can convect the conditioned air toward the occupant's head without causing a sense of airflow.
[0033]
The instrument panel 10 is a design panel that extends in the vehicle width direction and is disposed on the front side of the vehicle interior near the windshield. FIG. 2 is a cross-sectional view of the instrument panel 10 at a substantially central portion in the vehicle width direction. Inside the instrument panel 10, an air conditioning unit 20 of a vehicle air conditioner is mounted. A portion surrounded by a two-dot chain line in FIG. 2 is the air conditioning unit 20. In addition, the up-down front-back direction in the figure has shown the direction with respect to the vehicle of the air conditioning unit 20 in the state which mounted the air conditioning unit 20 in the vehicle.
[0034]
As is well known, the air conditioning unit 20 is a casing that houses air conditioning means such as an evaporator 21, a heater 22, and an air mixing door, and a mode switching device that switches a blowing mode of the conditioned air blown from the air conditioning unit 20. Normally, a blower that blows air to the air conditioning unit 20 is mounted on the passenger side of the air conditioning unit 20.
[0035]
A face opening 20a to which the face duct 31 connected to the above-described face outlets 12, 13, and 14 is connected, and a differential duct 32 connected to the above-described defroster outlet 11 are connected to the upper side of the air conditioning unit 20. A differential opening 20b is provided, while a foot opening 20c that blows air toward the feet of the occupant is provided on the side of the air conditioning unit 20.
[0036]
As shown in FIG. 2, the face duct 31 forming the air passage is provided with a branch portion 31 a for branching a part of the air blown out from the face opening 20 a and guiding the air to the instrument panel diffusion outlet 15. The branch 31a is provided with a face / diffusion switching mode door 33 for controlling the flow of air flowing into the face outlets 12, 13, and 14 and the instrument panel diffusion outlet 15.
[0037]
The face / diffusion switching mode door 33 is formed by integrating a rectangular plate-shaped door body 33a and a rotating shaft 33b, and the rotating shaft 33b extends in the horizontal direction (for example, in the left-right direction of the vehicle) to extend the door body 33a. It is located on the upper side.
[0038]
The branch duct 33 is connected to the branch portion 31a and guides air to the instrument panel diffusion outlet 15. In the present embodiment, the branch duct 33, the face duct 31, and the differential duct 32 are integrated by resin molding. ing.
[0039]
As shown in FIG. 2, the differential duct 32 forming the air passage is provided with a branch portion 32 a that branches a part of the air blown out from the differential opening 20 b and guides the branched air to the instrument panel diffusion outlet 15. The branch portion 32a is provided with a differential / diffusion switching mode door 34 for controlling the flow of air flowing into the defroster outlet 11 and the instrument panel diffusion outlet 15.
[0040]
The diff / diffusion switching mode door 34 is formed by integrating a rectangular plate-shaped door body 34a and a rotating shaft 34b, and the rotating shaft 34b extends in a horizontal direction (for example, in the left-right direction of the vehicle) to extend the door body 34a. It is located on the upper side.
[0041]
Reference numeral 40 in FIG. 1 indicates an operation panel arranged on the instrument panel 10, and FIG. 3 is a front view of the operation panel 40. The operation panel 40 is provided with a display unit 40a for displaying the operation state and operation setting state of the air conditioner, and various switches 16b to 16k as operation means to be set and operated by an occupant.
[0042]
Reference numeral 41 denotes a face mode switch. When the switch 41 is operated, the face mode is set. Reference numeral 42 denotes a bi-level mode switch, and when the switch 42 is operated, a bi-level mode is set. Reference numeral 43 denotes a foot mode switch. When the switch 43 is operated, the foot mode is set. Reference numeral 45 denotes a defroster mode switch. When the switch 45 is operated, the mode is set to the defroster mode.
[0043]
Reference numeral 46 denotes an auto mode setting switch for automatically switching at least various blowout modes. The amount of air blown into the vehicle interior, the temperature of the air blown out, and the like may be automatically switched by turning on the auto mode setting switch 46. Then, even when the auto mode for automatically switching the various blowing modes by the auto mode setting switch 46 is set, operating the mode switches 41 to 45 switches the blowing mode to the setting by the operation. It has become.
[0044]
Reference numeral 47 indicates a temperature setting switch for setting a target air conditioning temperature, and reference numeral 48 indicates an air flow rate setting switch. When the air volume ratio setting switch 48 is operated, the air volume from the instrument panel diffusion air outlet 15 and the spot air outlets (face air outlets, foot openings) 12, 13, An air volume ratio with the air volume blown out from 14, 20c is set.
[0045]
In addition, a push-type switch that is operated to be pushed is adopted as each of the switches 41 to 46, and a rotary-type switch that is operated to be turned is adopted as the temperature setting switch 47 and the air volume ratio setting switch 48. The setting by the temperature setting switch 47 and the air volume ratio setting switch 48 can be set by linearly changing according to the rotation position.
[0046]
In this embodiment, when the air volume ratio setting switch 48 is rotated clockwise, the air volume blown out from the instrument panel diffusion outlet 15 is set to be large. When the air volume ratio setting switch 48 is rotated counterclockwise, the face / diffusion mode is set. Sometimes, the amount of air blown from the face outlets 12, 13, 14 is set to be large, and in the foot differential / diffusion mode, the amount of air blown from the foot opening 20c is set to be large.
[0047]
The display unit 40a displays a setting state by each of the mode switches 41 to 45 and a setting state and an operation state by other switches 46 to 48.
[0048]
The vehicle air conditioner includes an electronic control unit (ECU) (not shown). The electronic control unit includes detection signals of various air conditioning sensors for detecting information necessary for air conditioning control such as an inside air temperature, an outside air temperature, and a solar radiation amount. , And various signals 41 to 48 of the operation panel 40 are operated by the occupant to input the set and input signals. The electronic control unit calculates a well-known target outlet temperature TAO based on these input values, and based on the target outlet temperature TAO, a servo motor that drives the face / diffusion switching mode door 33, a differential / diffusion switching mode. It controls air conditioners such as a servo motor that drives the door 34, a servo motor that drives the air mix door, and an electromagnetic clutch.
[0049]
Next, the characteristic operation of the present embodiment will be described.
[0050]
In the present embodiment, by controlling the opening of the face / diffusion switching mode door 33, a face mode in which air is blown into the room from the face outlets 12, 13, and 14, and air is blown into the room from the instrument panel diffusion outlet 15 is provided. One of a diffusion mode, a face / diffusion mode in which air is blown into the room from the face outlets 12, 13, and 14 and the instrument panel diffusion outlet 15 can be selected. FIG. It is a figure showing the position and air flow of the face / diffusion switching mode door 33.
[0051]
Further, by controlling the opening degree of the differential / diffusion switching mode door 34, a foot differential mode in which air is blown into the room from the foot opening 20c and the defroster outlet 11 is provided. Mode, any one of the diffusion and foot differential modes in which air is blown into the room from the foot opening 20c, the defroster outlet 11 and the instrument panel diffuser outlet 15, can be selected. FIG. 6 is a diagram showing the position of the differential / diffusion switching mode door 34 and the air flow in FIG.
[0052]
The face mode and the foot differential mode correspond to the spot mode described in the claims, and the face / diffusion mode and the foot differential / diffusion mode correspond to the spot / diffusion mode described in the claims. .
[0053]
Then, the electronic control unit determines the blowing mode based on the target blowing temperature TAO. Specifically, the face mode, the bi-level mode, and the foot mode are determined as the target outlet temperature TAO increases. Then, the blow mode doors such as the face / diffusion switch mode door 33 and the differential / diffusion switch mode door 34 are operated so as to be in the determined blow mode.
[0054]
Further, the electronic control unit determines whether or not to perform a rapid air-conditioning operation that maximizes the amount of air blown into the vehicle compartment. Specifically, when the deviation between the target outlet temperature TAO and the room temperature is equal to or greater than a predetermined value, it is determined that rapid air conditioning is to be performed. When it is determined that the rapid air-conditioning operation is to be performed, control is performed such that the face mode state is continued for a predetermined time during the cooling operation, and control is performed such that the foot differential mode state is continued for the predetermined time during the heating operation.
[0055]
FIG. 6 is a diagram showing the relationship between the operation position of the air volume ratio setting switch 48 and the time change of the spot air volume ratio. The solid line in the figure indicates the total air volume of the air volume blown out of the instrument panel diffusion air outlet 15 and the air volume blown out of the spot air outlets 12, 13, 14, 20c, from the spot air outlets 12, 13, 14, 20c. The ratio of the blown air volume (hereinafter, referred to as spot air volume ratio) is shown. The dotted line in the figure indicates the ratio of the air volume blown out from the instrument panel diffusion outlet 15 to the total air volume (hereinafter, referred to as the diffusion air volume ratio).
[0056]
Incidentally, the air volume ratio setting switch 48 is for setting the air volume ratio, but not for setting the air volume. Therefore, since the total amount of air blown into the vehicle interior does not change, the temperature in the vehicle interior is almost the same between when the spot air volume ratio is increased and when the diffusion air volume ratio is increased.
[0057]
The predetermined time is automatically set to a longer time as the setting of the air volume ratio setting switch 48 is set so that the ratio of the air volume blown out from the spot outlets 12, 13, 14, and 20c is larger. Specifically, as shown in FIG. 6, it is set so that t1>t2> t3.
[0058]
When the predetermined times t1, t2, and t3 elapse, the mode is switched to the spot / diffusion mode in the cases shown in FIGS. 6B, 6C, 6D, 6E, and 6F. Then, in the case of FIG. 6D, after switching to the spot / diffusion mode, the mode is switched to the diffusion mode.
[0059]
As shown in FIG. 6A, when the air flow rate setting switch 48 is operated to the maximum position on the spot side, switching to the diffusion mode and the spot / diffusion mode is prohibited. As shown in FIG. 6G, when the air volume ratio setting switch 48 is operated to the maximum position on the diffusion side, switching to the spot mode and the spot / diffusion mode is prohibited.
[0060]
As described above, according to the present embodiment, the face / diffusion mode is provided in which the occupant is given more airflow than in the diffusion mode and the airflow is suppressed more than in the face mode. When the mode is switched from the mode to the diffusion mode, the mode is temporarily switched to the spot / diffusion mode and then switched to the diffusion mode, so that the air-conditioning state with a sense of airflow and the air-conditioning state without the sense of airflow can be smoothly changed. Therefore, the air-conditioning state according to the passenger's preference can be realized.
[0061]
Further, in the present embodiment, since the airflow ratio setting switch 48 is provided, an occupant who likes the airflow can turn the airflow ratio setting switch 48 to the spot side so as to increase the spot airflow ratio. The occupant who is troublesome can turn the air volume ratio setting switch 48 to the diffusion side to set the diffusion air volume ratio to be small. Therefore, the air-conditioning state according to the passenger's preference can be realized.
[0062]
In this embodiment, the setting of the air volume ratio setting switch 48 is such that the larger the ratio of the air volume blown out from the spot outlets 11, 12, 13, 14, and 20c, the more the spot mode state by the rapid air-conditioning operation is set. Since the predetermined times t1, t2, and t3 to be continued are automatically set to a long time, when the occupant who likes the airflow rotates the air volume ratio setting switch 48 to the spot side, the predetermined times t1, t2, and t3 become longer. Therefore, the air-conditioning state according to the passenger's preference can be further improved.
[0063]
Further, when the occupant who is troubled by the feeling of airflow rotates the air flow rate ratio setting switch 48 to the diffusion side, the predetermined times t1, t2, and t3 are shortened. Can be.
[0064]
In addition, according to the present embodiment, the predetermined times t1, t2, and t3 are automatically set according to the occupant's preference only by operating the air volume ratio setting switch 48. Operability can be improved.
[0065]
Further, according to the present embodiment, since the air volume ratio setting switch 48 can be set by linearly changing the air volume ratio, air conditioning can be performed in a manner that is finely suited to the occupant's preference. Moreover, in the present embodiment, a rotary type switch is employed as the air volume ratio setting switch 48, so that the operability can be improved in setting the air volume ratio to be changed linearly as described above.
[0066]
(2nd Embodiment)
In the first embodiment, the diffuser outlet of the present invention is applied to the instrument panel diffuser outlet 15 provided in the instrument panel 10, but in the present embodiment, as shown in FIG. 7 and FIG. Is applied to a ceiling diffusion outlet 51 provided in the ceiling 50 of the refrigeration system. Further, the ceiling 50 is provided with a ceiling spot outlet 52 that blows out conditioned air toward the head of the rear seat occupant in a spot manner.
[0067]
The air conditioning unit 20 in the first embodiment is referred to as a front air conditioning unit 20. In the present embodiment, in addition to the front air conditioning unit 20, a rear air conditioning unit 60 having an air outlet in a rear seat air conditioning zone of a vehicle compartment. (See FIG. 7). Air from the rear air conditioner 60 flows through the interior of the C-pillar 70 to the ceiling diffusion outlet 51, and the air is blown from the rear air conditioner 60. The C pillars 70 are pillar portions located on both left and right sides of the rear windshield, and the conditioned air is circulated through a duct 61 disposed inside the C pillar 70.
[0068]
Further, a switching door 53 is disposed in an air passage inside the ceiling 50, and the door 53 allows the airflow of the conditioned air blown from the ceiling diffusion outlet 51 and the air conditioning blown from the ceiling spot outlet 52. The ratio of the amount of wind to the amount of wind is adjusted.
[0069]
In the operation of the present embodiment, the face / diffusion switching mode door 33 in the first embodiment is replaced with a switching door 53, the instrument panel diffusion outlet 15 in the first embodiment is replaced with a ceiling diffusion outlet 51, Control is performed in the same manner as in the case where the face outlets 12, 13, and 14 in the embodiment are replaced with the ceiling spot outlets 52.
[0070]
(Other embodiments)
In the first embodiment, a diffusion port for the lower body is provided in a portion of the instrument panel 10 facing the lower body of the occupant, and in the foot differential / diffusion mode, instead of blowing out from the instrument panel diffusion port 15, If the conditioned air is blown out from the lower body diffusion outlet, the heating operation can be performed without causing hot flashes of the occupant head, which is preferable. The lower body diffusion outlet may be provided on an undercover that covers and covers the inside of the instrument panel 10 from below.
[0071]
Further, in practicing the present invention, a foot mode in which substantially the entire amount of the conditioned air blown into the vehicle compartment may be blown out from the foot opening 20c instead of the foot differential mode in the first embodiment. Further, in place of the foot differential / diffusion mode in the first embodiment, a foot / diffusion mode in which substantially all of the conditioned air blown into the vehicle compartment is blown out from the diffusion outlet 15 and the foot opening 20c may be used.
[0072]
Further, in the first embodiment, the air volume ratio setting switch 48 enables setting of both the predetermined times t1, t2, and t3 during which the spot mode state by the rapid air-conditioning operation is continued and the spot air volume ratio. In implementing the present invention, the predetermined times t1, t2, and t3 may be set by the air volume ratio setting switch 48, and a switch for setting the spot air volume ratio may be provided separately from the air volume ratio setting switch 48.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a perspective view of an instrument panel as viewed from a vehicle interior side, showing respective outlet positions according to a first embodiment of the present invention.
FIG. 2 is a cross-sectional view of an instrument panel according to the first embodiment at a substantially central portion in a vehicle width direction of an instrument panel.
FIG. 3 is a front view of the operation panel shown in FIG.
FIGS. 4A and 4B are diagrams showing a position and an air flow of a face / diffusion switching mode door in each mode during a cooling operation by the air conditioning unit according to the first embodiment, where FIG. 4A is a face mode, and FIG. FIG. 7C is a diagram illustrating a state of the face / diffusion mode, and FIG.
FIGS. 5A and 5B are diagrams showing a position and an air flow of a differential / diffusion switching mode door in each mode during a heating operation by the air conditioning unit according to the first embodiment, where FIG. 5A is a foot differential mode, and FIG. FIG. 3 is a diagram showing a state of a foot-definition / diffusion mode, and FIG.
FIG. 6 is a diagram illustrating a relationship between an operation position by an air volume ratio setting switch according to the first embodiment and a time change of a spot air volume ratio.
FIG. 7 is a perspective view showing a position of a ceiling diffusion outlet according to a second embodiment of the present invention.
FIG. 8 is a schematic diagram showing an air flow when conditioned air is blown out from a ceiling diffusion outlet and an instrument panel diffusion outlet in the second embodiment.
FIG. 9 is a schematic diagram showing a ceiling diffusion outlet and a ceiling spot outlet according to a second embodiment.
[Explanation of symbols]
11 ... Defroster outlet (spot outlet)
12: Side face outlet (spot outlet),
13, 14 ... front face outlet (spot outlet),
15: instrument panel diffusion outlet, 20c: foot opening (spot outlet)
51: Ceiling diffusion outlet.

Claims

Diffusion outlets (15, 51), which are composed of a plurality of air outlets and diffuse air-conditioning air into the room, and blow out air-conditioned air toward local portions of the occupant's body. 14, 20c, 52).
A diffusion mode in which conditioned air is blown out from the diffusion outlets (15, 51); a spot mode in which conditioned air is blown out from the spot outlets (11, 12, 13, 14, 20c, 52); , 51) and a control unit for automatically switching and controlling a spot / diffusion mode for blowing conditioned air from both outlets of the spot outlets (11, 12, 13, 14, 20c, 52). .

In the spot / diffusion mode, the ratio of the amount of air blown out from the diffusion outlets (15, 51) and the amount of air blown out from the spot outlets (11, 12, 13, 14, 20c, 52) is determined by an occupant operation. The vehicle air conditioner according to claim 1, further comprising an air volume ratio setting operation means (48) for setting.

A rapid driving determination unit that determines whether to perform a rapid air conditioning operation that maximizes the amount of air blown into the vehicle compartment,
When it is determined by the rapid air-conditioning operation determining means to perform rapid air-conditioning operation, the control means controls the spot mode state to continue for a predetermined time,
As the setting by the air volume ratio setting operation means (48) is set so that the ratio of the air volume blown out from the spot outlets (11, 12, 13, 14, 20c, 52) is larger, the predetermined time becomes longer. The vehicle air conditioner according to claim 2, wherein the setting is performed automatically.

A rapid driving determination unit that determines whether to perform a rapid air conditioning operation that maximizes the amount of air blown into the vehicle compartment,
When it is determined by the rapid air-conditioning operation determining means to perform rapid air-conditioning operation, the control means controls the spot mode state to continue for a predetermined time,
The vehicle air conditioner according to claim 1 or 2, further comprising a spot duration setting operation means (48) for setting the predetermined time by an occupant operation.

The vehicle air conditioner according to any one of claims 1 to 4, wherein the air volume ratio setting operation means (48) can set the air volume ratio by linearly changing the air volume ratio.

A diffusion outlet (15, 51), which is composed of a plurality of air outlets and diffuses and blows the conditioned air into the passenger compartment;
Spot outlets (11, 12, 13, 14, 20c, 52) for blowing conditioned air toward local portions of the occupant body;
A diffusion mode in which conditioned air is blown out from the diffusion outlets (15, 51) and a spot mode in which conditioned air is blown out from the spot outlets (11, 12, 13, 14, 20c, 52) are automatically switched. Control means;
A rapid-operation determining means for determining whether or not to perform a rapid air-conditioning operation that maximizes the amount of air blown into the vehicle interior;
When it is determined by the rapid air-conditioning operation determining means to perform rapid air-conditioning operation, the control means controls the spot mode state to continue for a predetermined time,
An air conditioner for a vehicle, comprising a spot duration setting operation means (48) for setting the predetermined time by an occupant operation.

7. The spot outlet (11, 12, 13, 14, 20 c, 52) is an outlet provided on at least one of an instrument panel (10) and a ceiling (50). 8. The vehicle air conditioner according to any one of the above.

The diffuser outlet (15, 51) is an outlet provided in at least one of the instrument panel (10) and the ceiling (50). An air conditioner for a vehicle as described in the above.

An air conditioning unit (20) incorporating a heat exchanger (21, 22) for exchanging heat with air blown into the vehicle interior;
Ducts (31, 32) for guiding conditioned air from the air conditioning unit (20) to the spot outlets (11, 12, 13, 14, 20c, 52) and the diffusion outlets (15, 51);
Switching doors (33, 34) for switching the spot outlets (11, 12, 13, 14, 20c, 52) and the diffusion outlets (15, 51) open and close in the ducts (31, 32). The vehicle air conditioner according to any one of claims 1 to 8, wherein the air conditioner is arranged.