JP2004322829A

JP2004322829A - Resin floor panel structure

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Publication number: JP2004322829A
Application number: JP2003120241A
Authority: JP
Inventors: Kazunari Harima; 一成播摩; Yoshihiro Takemoto; 善博竹本; Takanobu Kamura; 孝信加村; Tekkan Takasue; 鉄幹高末; Koji Nakasaki; 浩二中崎; Hideki Uno; 秀樹宇野; Shiyuuichi Nakagami; 修一中髪; Ken Ueki; 謙植木; Teruaki Sasaki; 輝朗佐々木; Kazuto Suga; 和人菅
Original assignee: Mazda Motor Corp; GP Daikyo Corp
Current assignee: Mazda Motor Corp; Daikyo Nishikawa Corp
Priority date: 2003-04-24
Filing date: 2003-04-24
Publication date: 2004-11-18
Anticipated expiration: 2023-04-24
Also published as: JP4250015B2

Abstract

<P>PROBLEM TO BE SOLVED: To reinforce a bottom surface part of a spare tire storing part without increasing weight by comparatively simple constitution when a floor panel integrally formed with the spare tire storing part is made of resin. <P>SOLUTION: This structure is a structure of a resin trunk floor F integrally formed with the spare tire storing part S. The spare tire storing part S is constituted of the bottom surface part Sb for mounting the spare tire thereon and a peripheral edge wall part Sw rising from the bottom surface part Sb. A plurality of bead parts C and D are provided on the bottom surface part Sb of the spare tire storing part S. As for the two adjacent bead parts C and D elongating so that ridge lines Lc and Ld or the virtual extended lines may be intersected with each other, an intersection Pcd of the ridge lines Lc and Ld or the virtual extended lines is set not to coincide with an intersection Pcd of the ridge lines Lc and Ld of two other adjacent bead parts C and D or the virtual extended lines. <P>COPYRIGHT: (C)2005,JPO&NCIPI

Description

【０００１】
【発明の属する技術分野】
この発明は、例えば自動車等の車両の床面に適用される樹脂製フロアパネル構造に関する。
【０００２】
【従来の技術】
周知のように、自動車等の車両のフロア（床面）は、従来、鋼板製のフロアパネルで構成されている。
しかしながら、近年では、燃費効率の一層の向上を図る等のために、より一層の車体の軽量化が求められており、かかる要請に応える一環として、車両のフロアについても、フロアパネル自体を樹脂製とすることで軽量化を図ることが試みられている（例えば、特許文献１参照）。
【０００３】
【特許文献１】
特開平２００１−１０５４２公報
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】
このように、フロアパネル自体を鋼板製のものに替えて樹脂製とすることにより、車両のフロア部分の軽量化を図ることができるのであるが、その反面、強度および剛性が低下するという問題がある。
特に、例えば車両のリヤフロアパネルなど、スペアタイヤを収納し固定するために凹状の収納部が設けられたフロアパネルを樹脂製とした場合、重量のあるスペアタイヤを載置し支持する収納部底面の強度・剛性が、一般に不足しがちになる。
【０００５】
また、スペアタイヤをスペアタイヤ収納部に収納し、例えば図１４に示すように、固定ボルト５５を用いてその底面Ｓｂ’の固定部５０にスペアタイヤ（不図示）を固定する際に、固定ボルト５５を螺合させる雌ネジ部５２を設けたボス部５１の付け根部分あるいはその近傍に応力集中が生じるので、この部分に割れ等の損傷が生じ易いという問題がある。
【０００６】
かかる問題に対して、樹脂製フロアパネルの板厚を厚くして補強することが考えられるが、むやみに厚くすれば、重量増加や製造コストの上昇を招き、フロアパネルを樹脂製としたことによる利点が失われかねないという問題があった。
【０００７】
この発明は、上記技術的課題に鑑みてなされたもので、スペアタイヤ収納部が一体的に形成されたフロアパネルを樹脂製とした場合について、比較的簡単な構成で重量増加も招くことなく、スペアタイヤ収納部の底面部を補強できるようにすることを、基本的な目的とする。
【０００８】
【課題を解決するための手段】
このため、本願発明は、スペアタイヤ収納部が一体的に形成され、車両の床面に適用される樹脂製のフロアパネルの構造であって、上記スペアタイヤ収納部はスペアタイヤを載置する底面部と、該底面部から立ち上がる周縁壁部とで構成されており、上記スペアタイヤ収納部の底面部に複数のビード部が設けられ、稜線またはその仮想延長線が互いに交わるように伸長する隣り合う２本のビード部について、その稜線または仮想延長線の交点が、他の隣り合う２本のビード部の稜線または仮想延長線の交点とは一致しないように設定されている、ことを特徴としたものである。
【０００９】
上記スペアタイヤ収納部の底面部の中心部分にタイヤ固定部が設けられている場合には、このタイヤ固定部から外れるように上記各交点が設定され、且つ、各交点が上記タイヤ固定部を囲むように略一定間隔に設定されていることが好ましい。
以上の場合において、上記隣り合う２本のビード部は、上記交点の近傍で曲線状に繋がれていることがより好ましい。
【００１０】
更に、以上の場合において、より好ましくは、上記各ビード部の肉厚は、フロアパネルの他の部分の肉厚よりも厚く設定されており、また、各ビード部は、スペアタイヤ収納部の周縁壁部との交差部分でのビード幅が、他の部分のビード幅よりも大きくなるように設定され、更に、上記隣り合う２本のビード部どうしの間に、スペアタイヤのタイヤ部分と当接するタイヤ当接用ビード部が設けられている。
【００１１】
また、本願の他の発明は、スペアタイヤ収納部が一体的に形成され、車両の床面に適用される樹脂製のフロアパネルの構造であって、上記スペアタイヤ収納部のスペアタイヤを載置する底面部の中心部分にタイヤ固定部が設けられ、該タイヤ固定部は、スペアタイヤのホイール部分の上面側と当接する固定部材を上記底面部に対して固定する固定ボルトと、該固定ボルトと組み合される雌ネジ部を有する中心ボス部とを備えており、上記固定部材は、固定ボルトを中心ボス部の雌ネジ部に螺合させて締め付けた際に、ボルト軸力が作用する方向に沿って弾性変形する、ことを特徴としたものである。
【００１２】
この場合において、上記固定ボルトを上記雌ネジ部に螺合させて締め付ける際の締付量を制限する制限手段が設けられていることが好ましい。
また、以上の場合においては、上記固定部材と上記固定ボルトのボルト頭部との間および上記スペアタイヤのホイール部分上面側との間の少なくとも何れか一方に、固定ボルトのボルト軸力が作用する方向に沿って弾性変形する弾性部材を配設するようにしても良い。
【００１３】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を、例えば自動車等の車両の車体後部に設けられるトランクルームのフロアパネル構造に適用した場合を例にとって、添付図面を参照しながら詳細に説明する。
まず、本発明の第１の実施の形態について説明する。図１は、本発明の第１の実施の形態に係る自動車のトランクルームを車体後方から見て概略的に示した説明図である。また、図２は、このトランクルームのフロア構造の基本構成を模式的に示す断面説明図である。
【００１４】
これらの図に示すように、上記トランクルームは、その床面（フロア）を構成するフロアパネルＦ（トランクフロア）に、スペアタイヤ（不図示）を収納するために凹状のスペアタイヤ収納部Ｓが形成されている。上記トランクフロアＦは、従来の鋼板製のものに替えて、合成樹脂材料を用いて一体成形されたものである。
尚、具体的には図示しなかったが、上記トランクフロアＦの車幅方向における両端部は、車体後部において前後方向に延びる左右一対のフレーム材（リヤサイドフレーム）に支持されている。
【００１５】
また、上記トランクフロアＦの上方には、実質的に該トランクフロアＦの全体を覆うようにしてトランクボードＢが配設されている。このトランクボードＢも、合成樹脂材料を用いて一体成形されたものである。
尚、トランクルーム内の車体の左右側壁Ｗｃの比較的前側部分には、左右の後輪（不図示）の上方を覆う左右一対のホイールハウスＨｗが形成されている。
【００１６】
上記トランクボードＢの左右の側部は、より好ましくは、車体の左右側壁Ｗｃに対して気密に接しており、該トランクボードＢとトランクフロアＦとの間に形成された空間部Ａｆの密閉性を高め、フロア下方からの所謂ロードノイズやタイヤ音などの騒音を上記空間部Ａｆ内でできるだけ吸収し、室内側に騒音が伝わることを抑制し得るようになっている。
【００１７】
尚、上記トランクフロアＦ，トランクボードＢの合成樹脂材料としては、例えばポリプロピレン（ＰＰ）樹脂をベースとしたＦＲＰ（繊維強化プラスチック）材料などを用いることができる。また、かかる樹脂材料以外にも、例えば、ナイロン，ＡＢＳ，ＰＰＯ，ＰＢＴなど、他の樹脂材料で強化材を配合したものなど、種々の公知の材料が適用可能である。また、強化材としては、ガラス繊維やカーボン繊維等の繊維強化材に限られず、タルクやガラスビーズ等の強化材を用いることができる。成形方法としては、例えば射出成形法等の公知の方法が適用可能である。
【００１８】
上記トランクフロアＦのスペアタイヤ収納部Ｓは、図２から良く分かるように、スペアタイヤを載置させる底面部Ｓｂと、該底面部Ｓｂの周縁部からトランクフロアＦの平面的な基準面を成すベース面Ｆｂまで立ち上がる周縁壁部Ｓｗとで形成されている。
【００１９】
図３は上記トランクフロアＦの平面説明図、また、図４は図３のＹ４−Ｙ４矢印方向からの矢視図である。図３に示すように、本実施の形態では、トランクフロアＦに形成されたスペアタイヤ収納部Ｓの底面部Ｓｂの中心部分にタイヤ固定部１０が設けられると共に、その周囲に多数のビード部Ｃ，Ｄ，Ｅが形成されている。このようなビード部Ｃ，Ｄ，Ｅを設けることにより、スペアタイヤ（不図示）が載置される底面部Ｓｂを効果的に補強し、その強度および剛性を高めることができる。
尚、上記タイヤ固定部１０は、底面部Ｓｂ上に載置されたスペアタイヤを固定ボルト（共に不図示）により固定するもので、図５に詳しく示すように、その中央ボス部１１には、固定ボルトを螺合させる雌ネジ部１２が形成されている。
【００２０】
上記多数のビード部Ｃ，Ｄ，Ｅは、その稜線Ｌｃ，Ｌｄの仮想延長線が互いに交わるように伸長する隣り合う組み合わせの略直線状のビード部Ｃ，Ｄと、これらビード部Ｃ，Ｄよりも外側に配置された平面視で略弓形のビード部Ｅとに分類される。
上記各組のビード部Ｃ，Ｄは、スペアタイヤ収納部Ｓの周縁壁部Ｓｗの下端側に基端部を有しており、その基端部から内側に向かって互いに異なる角度で伸長し、図６に拡大して示すように、各々の稜線Ｌｃ，Ｌｄの仮想延長線が１点（交点Ｐｃｄ）で交わっている。また、各組のビード部Ｃ，Ｄは、交点Ｐｃｄの近傍で曲線状に滑らかに繋げられている。このように、交点Ｐｃｄの近傍で曲線状に滑らかに繋ぐことにより、交点Ｐｃｄでの応力集中を有効に低減することができる。
【００２１】
本実施の形態では、例えば６組のビード部Ｃ，Ｄが設けられているが、これらビード部Ｃ，Ｄは、各組のビード部Ｃ，Ｄの交点Ｐｃｄどうしが一致することが無いように設定されている。また、これら各交点Ｐｃｄは、タイヤ固定部１０から外れるように、しかも、各交点Ｐｃｄがタイヤ固定部１０を取り囲むように略一定間隔となるように設定されている。
【００２２】
このように、各交点Ｐｃｄは、タイヤ固定部１０から外れるように設定したことで、交点Ｐｃｄで過度の応力集中が生じることを回避でき、また、各交点Ｐｃｄがタイヤ固定部１０を取り囲むように略一定間隔となるように設定したことにより、タイヤ固定部１０の強度・剛性に不均一が生じることもない。これにより、スペアタイヤを底面部Ｓｂに固定する際におけるタイヤ固定部１０でのトランクフロアＦの破損防止を図ることができる。
【００２３】
上記各組のビード部Ｃ，Ｄの外側に（つまり、両ビード部Ｃ，Ｄの間に）設定されたビード部Ｅは、スペアタイヤのタイヤ部分と当接するタイヤ当接用のもので、上方に突出するように凸状に形成され、また、上述のように、平面視で略弓形でその両端部が周縁壁部Ｓｗを基端部としている。尚、上述の各ビード部Ｃ，Ｄも、より好ましくは、上方に突出する凸状に形成されているが、スペアタイヤを底面部Ｓｂ上に載置した際には、スペアタイヤは、ゴム製のそのタイヤ部分がタイヤ当接用の各ビード部Ｅに当接して支持され、金属製のホイールが底面部Ｓｂに直接に当接することが無いように、各ビード部Ｃ，Ｄ，Ｅの高さが設定されている。
【００２４】
このようなタイヤ当接用のビード部Ｅを設けたことにより、底面部Ｓｂ上に載置されたスペアタイヤをタイヤ固定部１０に固定する際には、ゴム製のタイヤ部分の弾性作用によって固定ボルトの軸力が低減され、タイヤ固定部１０でのトランクフロアＦの破損を有効に防止することが可能になる。
【００２５】
上記各ビード部Ｃ，Ｄ，Ｅは、例えばビード部Ｃを例にとって図７に示すように、その肉厚ＴｃがトランクフロアＦの他の部分の肉厚Ｔｆ（つまり、基準肉厚）よりも、厚くなるように成形されている。これにより、トランクフロアＦでの、所謂、こもり音の発生防止を図ることができる。
【００２６】
また、上記各ビード部Ｃ，Ｄ，Ｅは、そのビード幅について、例えばビード部Ｃを例にとって図８に示すように、スペアタイヤ収納部Ｓの周縁壁部Ｓｗとの交差部分でのビード幅Ｇｗが、ビード部Ｃの他の部分のビード幅Ｇｃ（つまり、基準ビード幅）よりも大きく設定されている。これにより、一般に底面部Ｓｂに比して剛性が高い周縁壁部Ｓｗとの交差部分での強度・剛性の変動を抑制し、この部分でのトランクフロアＦの破損防止を図ることができるのである。
【００２７】
以上、説明したように、本発明の第１の実施の形態によれば、樹脂製のトランクフロアＦについて、スペアタイヤ収納部Ｓの底面部Ｓｂに複数のビード部Ｃ，Ｄを設けたことにより、スペアタイヤが載置される上記底面部Ｓｂを有効に補強できる。この場合において、稜線Ｌｃ，Ｌｄまたはその仮想延長線が互いに交わるように伸長する隣り合う２本のビード部Ｃ，Ｄについて、その稜線Ｌｃ，Ｌｄまたは仮想延長線の交点Ｐｃｄが、他の隣り合う２本のビード部Ｃ，Ｄの稜線Ｌｃ，Ｌｄまたは仮想延長線の交点Ｐｃｄとは一致しないように設定されているので、上記交点Ｐｃｄで過度な応力集中が生じることを有効に回避できる。
【００２８】
すなわち、トランクフロアＦを樹脂製とすることで軽量化を達成し、しかも簡単な構成でスペアタイヤ収納部Ｓの底面部Ｓｂを補強でき、スペアタイヤを収納固定する際における上記底面部Ｓｂの破損等の不具合発生を、効果的に防止することができるのである。
【００２９】
次に、本発明の第２の実施の形態について説明する。
この第２の実施の形態は、特に、スペアタイヤをスペアタイヤ収納部に収納し、固定ボルトを用いてその底面の固定部にスペアタイヤを固定する際に、この固定部あるいはその近傍に割れ等の損傷が生じることを防止するものである。
尚、以下の説明において、上記第１の実施の形態における場合と同様の構成を備え同様の作用をなすものについては、同一の符号を付し、それ以上の説明は省略する。
【００３０】
図９及び図１０は、本発明の第２の実施の形態に係るスペアタイヤ収納部の底面部Ｓｂに設けられたタイヤ固定部１０を、タイヤ固定前の状態およびタイヤ固定後の状態においてそれぞれ拡大して示す断面説明図である。
これらの図に示すように、上記タイヤ固定部１０は、底面部Ｓｂ上に載置されたスペアタイヤ２０を固定ボルト１５により固定するもので、その中央ボス部１１には、固定ボルト１５を螺合させる雌ネジ部１２が形成されている。
【００３１】
スペアタイヤ２０を固定する際には、例えば金属製の固定用プレート１６の外周側をスペアタイヤ２０の金属製ホイール２１の上面に当接させる一方、固定用プレート１６の内周側を固定ボルト１５の頭部１５ｈの下面に当接させた状態で、固定ボルト１５を中央ボス部１１の雌ネジ部１２に螺着させて締め付けることにより、上記固定用プレート１６を介して金属製ホイール２１が（つまり、スペアタイヤ２０が）固定部１０に対して固定される。
【００３２】
本実施の形態では、上記固定用プレート１６が、締め付け時に固定ボルト１５の軸力が作用する方向（つまり、上下方向）に弾性変形し得るように設定されている。
すなわち、従来では、図１４に示されるように、金属製の固定用プレート５６は、ボルト頭部５５ｈで下方に押圧される内周側が、スペアタイヤ６０の金属製ホイール６１の上面に当接する外周側よりも低く設定されており、固定ボルト５５を締め付けた際には弾性変形する余地は殆ど無く、締め付け力に対応するボルト軸力が、そのまま金属製のホイール６１を介して、タイヤ固定部５０に作用する。このため、このタイヤ固定部５０、特に、中央ボス部５１の付け根部分あるいはその近傍に大きな応力集中が生じ、この部分に亀裂が入り、割れ等の損傷が生じ易いという不具合があった。
【００３３】
これに対して、本実施の形態では、図９から良く分かるように、固定用プレート１６は、ボルト頭部１５ｈで下方に押圧される内周側が、ホイール２１の上面に当接する外周側よりも高く設定されており、図１０に示されるように、固定ボルト１５を締め付けた際には、固定ボルト１５の軸力が作用する方向（つまり、上下方向）に所定量だけ弾性変形するようになっている。
すなわち、本第２の実施の形態では、このような固定用プレート１５の弾性作用によりボルト軸力を低減し、タイヤ固定部１０での底面部Ｓｂの破損防止を図ることができるのである。
【００３４】
図１１は、上記第２の実施の形態の一つの変形例を示している。尚、以下の説明において、図９及び図１０で示した第２の実施形態における場合と同様の構成を備え同様の作用をなすものについては、同一の符号を付し、それ以上の説明は省略する。
この変形例では、固定ボルト３５として、所謂、段付きボルト３５が用いられている。すなわち、ボルト軸部３５ｊの途中部に段部３５ｓが設けられ、この段部３５ｓよりも先端側に、上記ボルト軸部３５ｊよりも小径の雄ネジ部３５ｎが形成されている。一方、スペアタイヤ収納部の底面部Ｓｂに設けられたタイヤ固定部４０の中央ボス部４１には、より好ましくは、金属製のインサートナット３７が挿入固定されている。
【００３５】
以上の構成において、スペアタイヤ２０を固定する際には、固定ボルト３５を中央ボス部４１内のインサートナット３７の雌ネジ部３７ｎに螺着させ、ボルト頭部３５ｈを回して締め付けることにより、上記固定用プレート３６を介して金属製ホイール２１が（つまり、スペアタイヤ２０が）固定部４０に対して固定されるのであるが、上記固定ボルト３５は段付きボルトであり、雄ネジ部３５ｎの上端位置に段部３５ｓが設けられているので、この段部３５ｓがインサートナット３７の上端面に当接した時点で、それ以上の締付はできなくなる。
【００３６】
すなわち、固定ボルト３５を締め付ける際の締付量がそれ以上になることが制限されている。この場合、段付きボルト３５に設けられた段部３５ｓが、固定ボルト３５の締付量を制限する制限手段を構成している。
このように、固定ボルト３５の締付量を一定以下に制限することにより、固定ボルト３５の締め過ぎに起因して、タイヤ固定部４０に過大な応力が発生することを有効に防止できる。
【００３７】
尚、以上のようなタイヤ固定機構が、例えば周囲環境の影響等によって、ある程度以上の温度に昇温した場合、図９及び１０に示された構造では、時間経過に伴って、タイヤ固定部１０の（特に、中央ボス部１１及びその近傍の）材料樹脂が、熱影響により弾性変形状態のまま固まってしまい、その結果、弾性力が失われてボルト軸力が低下する惧れがある。
これに対して、本変形例の場合には、固定ボルトとして、締付トルクを一定以下に制限し得る段付きボルト３５が用いられ、この段付きボルト３５の雄ネジ３５ｎが螺合する雌ネジ部３７ｎは、中央ボス部４１に挿入固定された金属製のインサートナット３７に設けられているので、熱影響を受けた場合でも、ボルト軸力の低下を最小限に止めることができる。
【００３８】
尚、この場合、スペアタイヤ２０の振動に対しては、固定用プレート３６として、鋼板製あるいは樹脂製の弾性プレートを用い、この弾性プレート３６の弾性力を利用することで、スペアタイヤ２０の振動を抑えることが可能である。
また、固定ボルトの締付量を制限する制限手段としては、固定ボルトに段付きボルト３５を適用し、その段部３５ｓを利用する構成以外にも、他の種々の公知の手段を適用することが可能である。
【００３９】
図１２は、第２の実施の形態の他の変形例を示している。
この変形例は、図９及び１０で示した構造および図１１で示した構造の何れに対しても適用可能であるが、図１１の構造に適用した場合を例にとって説明すれば、固定ボルト３５のボルト頭部３５ｈと固定用プレート３８との間に、ボルト軸力が作用する方向に沿って弾性変形する弾性部材として、例えばゴム製の弾性リング３９が装着されている。
【００４０】
従って、固定用プレート３８自体が余り大きな弾性を有していない場合でも、上記弾性リング３９の弾性作用により、スペアタイヤ２０に対して十分な弾性力を作用させ、その振動を有効に抑えることができる。
尚、このような弾性部材は、固定用プレート３８とスペアタイヤのホイール部分２１の上面側との間に設けることもできる。
【００４１】
以上のように、スペアタイヤをタイヤ固定部に固定する際に固定ボルトの軸力を低減してその影響を緩和する方法としては、他にも種々の方法が考えられる。
図１３は、第２の実施の形態の一変形例を示す説明図である。この図に示すように、本変形例では、スペアタイヤ収納部Ｓ２の周縁壁部Ｓｗ２の途中部に、該周縁壁部Ｓｗ２の傾斜角度とは異なる傾斜角度のタイヤ受け部３５が設けられている。
【００４２】
このタイヤ受け部３５は、スペアタイヤ２０をスペアタイヤ収納部Ｓ２内に収納する際に、ゴム製のタイヤ部分２２を受けてスペアタイヤ２０を支持するもので、このように、タイヤ部分２２をこのタイヤ受け部３５で受けることにより、スペアタイヤ２０の金属製ホイール部分２１が、底面部Ｓｂ２の何れにも当接することがないように、その高さ及び傾斜角度が設定されている。
【００４３】
したがって、この場合においても、固定ボルト１５を用いてスペアタイヤ２０を固定する際には、ゴム製のタイヤ部分２２が固定ボルト１５の軸力が作用する方向（つまり、上下方向）に所定量だけ弾性変形することにより、その弾性作用でボルト軸力が低減され、タイヤ固定部３０での底面部Ｓｂ２の破損防止を図ることができるのである。
【００４４】
尚、本発明は、以上の実施態様に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲において、種々の改良あるいは設計上の変更が可能であることは言うまでもない。
【００４５】
【発明の効果】
本願請求項１の発明によれば、スペアタイヤ収納部の底面部に複数のビード部を設けたことにより、スペアタイヤが載置される上記底面部を有効に補強できる。この場合において、稜線またはその仮想延長線が互いに交わるように伸長する隣り合う２本のビード部について、その稜線または仮想延長線の交点が、他の隣り合う２本のビード部の稜線または仮想延長線の交点とは一致しないように設定されているので、上記交点で過度な応力集中が生じることを回避できる。すなわち、フロアパネルを樹脂製とすることで軽量化を達成し、しかも簡単な構成でスペアタイヤ収納部の底面部を補強でき、スペアタイヤを収納固定する際における上記底面部の破損等の不具合発生を、効果的に防止できる。
【００４６】
また、本願請求項２の発明によれば、基本的には上記請求項１の発明と同様の効果を奏することができる。特に、上記各交点がスペアタイヤ収納部の底面部の中心部分に設けられたタイヤ固定部から外れるように設定することにより、このタイヤ固定部に応力集中が生じることを防止でき、しかも、各交点がタイヤ固定部を囲むように略一定間隔に設定することにより、タイヤ固定部の強度・剛性に不均一が生じることもない。これにより、スペアタイヤを上記底面部に固定する際におけるタイヤ固定部での破損防止を図ることができる。
【００４７】
更に、本願請求項３の発明によれば、基本的には上記請求項１又は２の発明と同様の効果を奏することができる。特に、上記隣り合う２本のビード部を上記交点の近傍で曲線状に繋ぐことにより、この交点部分での応力集中を効果的に低減することができる。
【００４８】
また更に、本願請求項４の発明によれば、基本的には上記請求項１〜３の発明の何れか一と同様の効果を奏することができる。特に、上記各ビード部の肉厚をフロアパネルの他の部分の肉厚よりも厚く設定することで、所謂、こもり音の発生防止を図ることができる。
【００４９】
また更に、本願請求項５の発明によれば、基本的には上記請求項１〜４の発明の何れか一と同様の効果を奏することができる。特に、上記各ビード部の幅について、スペアタイヤ収納部の周縁壁部との交差部分でのビード幅が他の部分のビード幅よりも大きくなるように設定することにより、一般に剛性が高い上記周縁壁部との交差部分での強度・剛性の変動を極力抑制し、この部分での破損防止を図ることができる。
【００５０】
また更に、本願請求項６の発明によれば、基本的には上記請求項１〜５の発明の何れか一と同様の効果を奏することができる。特に、上記隣り合う２本のビード部どうしの間に、スペアタイヤのタイヤ部分と当接するタイヤ当接用ビード部を設けることにより、スペアタイヤを上記底面部に固定する際には、上記タイヤ部分の弾性作用により固定力を低減し、タイヤ固定部での破損防止を図ることができる。
【００５１】
また、本願請求項７の発明によれば、スペアタイヤのホイール部分の上面側と当接する固定部材は、スペアタイヤをスペアタイヤ収納部の底面部に固定する場合、固定ボルトを中心ボス部の雌ネジ部に螺合させて締め付けた際に、ボルト軸力が作用する方向に沿って弾性変形するので、この固定部材の弾性作用によりボルト軸力を低減し、タイヤ固定部での破損防止を図ることができる。
【００５２】
更に、本願請求項８の発明によれば、基本的には上記請求項７の発明と同様の効果を奏することができる。特に、上記固定ボルトを上記雌ネジ部に螺合させて締め付ける際の締付量を制限する制限手段が設けられていることにより、固定ボルトの締め過ぎに起因して、タイヤ固定部に過大な応力が発生することを有効に防止できる。
【００５３】
また更に、本願請求項９の発明によれば、基本的には上記請求項７又は８の発明と同様の効果を奏することができる。特に、上記固定部材と上記固定ボルトのボルト頭部との間および上記スペアタイヤのホイール部分上面側との間の少なくとも何れか一方に、上記固定ボルトのボルト軸力が作用する方向に沿って弾性変形する弾性部材が配設されているので、固定部材自体が余り大きな弾性を有していない場合でも、上記弾性部材の弾性作用により、スペアタイヤに対して十分な弾性力を作用させ、当該スペアタイヤの振動を抑えることができる。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明の第１の実施の形態に係る自動車のトランクルームを車体後方から見て概略的に示した説明図である。
【図２】上記トランクルームのフロア構造の基本構成を模式的に示す断面説明図である。
【図３】上記トランクルームのトランクフロアの平面説明図である。
【図４】図３のＹ４−Ｙ４矢印方向からの矢視図である。
【図５】上記トランクフロアのスペアタイヤ収納部の底面部を拡大して示す平面説明図である。
【図６】上記スペアタイヤ収納部の底面部に形成されたビード部の稜線の仮想延長線どうしの交点付近を拡大して示す平面説明図である。
【図７】上記底面部のビード部の縦断面説明図である。
【図８】上記底面部のビード部の周縁壁部との接点近傍部分を拡大して示す平面説明図である。
【図９】本発明の第２の実施の形態に係るスペアタイヤ収納部の底面部に設けられたタイヤ固定部の固定前の状態を拡大して示す断面説明図である。
【図１０】上記タイヤ固定部の固定後の状態を拡大して示す断面説明図である。
【図１１】上記第２の実施の形態の一変形例を示す説明図である。
【図１２】上記第２の実施の形態の他の変形例を示す説明図である。
【図１３】上記第２の実施の形態の更に他の変形例を示す説明図である。
【図１４】従来例に係るタイヤ固定部の固定後の状態を拡大して示す断面説明図である。
【符号の説明】
１０，４０…タイヤ固定部
１１，４１…中心ボス部
１２，３７ｎ…雌ネジ部
１５，３５…固定ボルト
３５ｓ…固定ボルトの段部
１６，３６，３８…固定用プレート
２０…スペアタイヤ
２１…（スペアタイヤの）ホイール部分
２２…（スペアタイヤの）タイヤ部分
３９…弾性リング
Ｂ…トランクボード
Ｃ，Ｄ，Ｅ…ビード部
Ｆ…トランクフロア（フロアパネル）
Ｇｃ…基準ビード幅
Ｇｗ…周縁壁部との交差部でのビード幅
Ｌｃ，Ｌｄ…（ビード部の）稜線
Ｐｃｄ…交点
Ｓ…スペアタイヤ収納部
Ｓｂ…底面部
Ｓｗ…周縁壁部
Ｔｃ…ビード部の肉厚
Ｔｆ…底面部の基準肉厚[0001]
TECHNICAL FIELD OF THE INVENTION
The present invention relates to a resin floor panel structure applied to a floor of a vehicle such as an automobile.
[0002]
[Prior art]
As is well known, the floor (floor surface) of a vehicle such as an automobile is conventionally formed of a floor panel made of a steel plate.
However, in recent years, further reduction in the weight of the vehicle body has been demanded in order to further improve the fuel efficiency, and as a part of responding to such a request, the floor panel itself of the vehicle is also made of resin. Thus, attempts have been made to reduce the weight (for example, see Patent Document 1).
[0003]
[Patent Document 1]
JP-A-2001-10542
[Problems to be solved by the invention]
Thus, by replacing the floor panel itself with a steel plate and using resin, it is possible to reduce the weight of the floor portion of the vehicle, but on the other hand, there is a problem that strength and rigidity are reduced. is there.
In particular, for example, when a floor panel provided with a concave storage portion for storing and fixing a spare tire, such as a vehicle rear floor panel, is made of resin, a bottom portion of a storage portion bottom where a heavy spare tire is placed and supported is placed. Generally, strength and rigidity tend to be insufficient.
[0005]
In addition, when the spare tire is stored in the spare tire storage unit and the spare tire (not shown) is fixed to the fixing portion 50 on the bottom surface Sb ′ using the fixing bolt 55 as shown in FIG. Since stress concentration occurs at or near the root of the boss portion 51 provided with the female screw portion 52 into which the screw 55 is screwed, there is a problem that damage such as cracks is likely to occur at this portion.
[0006]
To solve such a problem, it is conceivable to increase the thickness of the resin floor panel to reinforce it. However, if the thickness is excessively increased, the weight and manufacturing cost increase, and the floor panel is made of resin. The problem was that the benefits could be lost.
[0007]
The present invention has been made in view of the above technical problem, and in a case where a floor panel in which a spare tire storage portion is integrally formed is made of resin, a relatively simple configuration does not cause an increase in weight, A basic object is to be able to reinforce the bottom part of the spare tire storage part.
[0008]
[Means for Solving the Problems]
For this reason, the present invention is a resin floor panel structure in which a spare tire storage portion is integrally formed and applied to a floor of a vehicle, and the spare tire storage portion has a bottom surface on which a spare tire is mounted. And a peripheral wall portion rising from the bottom surface portion, a plurality of beads are provided on the bottom surface portion of the spare tire storage portion, and adjacent ridge lines or virtual extension lines thereof extend so as to intersect with each other. In the two bead portions, the intersection of the ridge line or the virtual extension line is set so as not to coincide with the intersection of the ridge line or the virtual extension line of the other two adjacent bead portions. Things.
[0009]
When the tire fixing portion is provided at the center of the bottom portion of the spare tire storage portion, the intersections are set so as to deviate from the tire fixing portion, and each intersection surrounds the tire fixing portion. It is preferable that the intervals are set at substantially constant intervals as described above.
In the above case, it is more preferable that the two adjacent bead portions are connected in a curved shape near the intersection.
[0010]
Further, in the above case, more preferably, the thickness of each bead portion is set to be thicker than the thickness of the other portion of the floor panel, and each bead portion is formed on the periphery of the spare tire storage portion. The bead width at the intersection with the wall portion is set to be larger than the bead width of the other portions, and further, between the two adjacent bead portions, comes into contact with the tire portion of the spare tire. A tire contact bead portion is provided.
[0011]
Further, another invention of the present application is a structure of a resin floor panel in which a spare tire storage portion is integrally formed and applied to a floor of a vehicle, wherein the spare tire of the spare tire storage portion is mounted. A tire fixing portion is provided at a central portion of the bottom portion to be fixed, and the tire fixing portion is a fixing bolt for fixing a fixing member abutting on the upper surface side of the wheel portion of the spare tire to the bottom portion, and the fixing bolt. A center boss having a female screw portion to be assembled, wherein the fixing member extends along a direction in which a bolt axial force acts when the fixing bolt is screwed into the female screw portion of the center boss portion and tightened. And is elastically deformed.
[0012]
In this case, it is preferable to provide a restricting means for restricting a tightening amount when the fixing bolt is screwed into the female screw portion and tightened.
Further, in the above case, the bolt axial force of the fixing bolt acts on at least one of between the fixing member and the bolt head of the fixing bolt and between the fixing member and the upper surface side of the wheel portion of the spare tire. An elastic member that elastically deforms along the direction may be provided.
[0013]
BEST MODE FOR CARRYING OUT THE INVENTION
Hereinafter, an embodiment of the present invention will be described in detail with reference to the accompanying drawings, taking as an example a case where the present invention is applied to a floor panel structure of a trunk room provided at a rear part of a vehicle such as an automobile.
First, a first embodiment of the present invention will be described. FIG. 1 is an explanatory diagram schematically showing a trunk room of an automobile according to a first embodiment of the present invention as viewed from the rear of a vehicle body. FIG. 2 is an explanatory cross-sectional view schematically showing a basic configuration of the floor structure of the trunk room.
[0014]
As shown in these figures, the trunk room has a recessed spare tire storage section S for storing a spare tire (not shown) formed on a floor panel F (trunk floor) constituting the floor surface (floor). Have been. The trunk floor F is integrally formed using a synthetic resin material instead of a conventional steel floor.
Although not specifically shown, both ends of the trunk floor F in the vehicle width direction are supported by a pair of left and right frame members (rear side frames) extending in the front-rear direction at the rear of the vehicle body.
[0015]
A trunk board B is disposed above the trunk floor F so as to substantially cover the entire trunk floor F. This trunk board B is also integrally formed using a synthetic resin material.
Note that a pair of left and right wheel houses Hw that cover upper portions of left and right rear wheels (not shown) are formed in relatively front portions of the left and right side walls Wc of the vehicle body in the trunk room.
[0016]
The left and right sides of the trunk board B are more preferably airtightly in contact with the left and right side walls Wc of the vehicle body, and the airtightness of the space Af formed between the trunk board B and the trunk floor F is improved. So that noise such as so-called road noise and tire noise from below the floor is absorbed as much as possible in the space Af, so that transmission of the noise to the indoor side can be suppressed.
[0017]
As the synthetic resin material of the trunk floor F and the trunk board B, for example, an FRP (fiber reinforced plastic) material based on a polypropylene (PP) resin can be used. In addition to the above resin materials, various known materials such as nylon, ABS, PPO, PBT and the like in which a reinforcing material is blended with another resin material can be applied. Further, the reinforcing material is not limited to a fiber reinforcing material such as glass fiber or carbon fiber, and a reinforcing material such as talc or glass beads can be used. As a molding method, for example, a known method such as an injection molding method can be applied.
[0018]
As can be clearly understood from FIG. 2, the spare tire storage portion S of the trunk floor F forms a planar reference surface of the trunk floor F from a bottom surface portion Sb on which the spare tire is mounted and a peripheral portion of the bottom surface portion Sb. The peripheral wall portion Sw rising up to the base surface Fb is formed.
[0019]
FIG. 3 is an explanatory plan view of the trunk floor F, and FIG. 4 is a view as viewed in the direction of arrows Y4-Y4 in FIG. As shown in FIG. 3, in the present embodiment, a tire fixing portion 10 is provided at a central portion of a bottom portion Sb of a spare tire storage portion S formed on a trunk floor F, and a number of bead portions C are provided around the tire fixing portion 10. , D and E are formed. By providing such bead portions C, D, and E, it is possible to effectively reinforce the bottom surface portion Sb on which a spare tire (not shown) is placed, and to increase its strength and rigidity.
The tire fixing portion 10 is for fixing a spare tire mounted on the bottom surface portion Sb with fixing bolts (both not shown). As shown in detail in FIG. A female screw portion 12 for screwing the fixing bolt is formed.
[0020]
The plurality of bead portions C, D, and E are substantially linear bead portions C and D of adjacent combinations extending so that virtual extension lines of the ridge lines Lc and Ld intersect with each other. Are also classified into bead portions E which are arranged on the outside and have a substantially bow shape in plan view.
Each set of bead portions C and D has a base end on the lower end side of the peripheral wall portion Sw of the spare tire storage portion S, and extends inward from the base end at different angles from each other, As shown in an enlarged manner in FIG. 6, the virtual extension lines of the ridge lines Lc and Ld intersect at one point (intersection point Pcd). Further, the bead portions C and D of each set are smoothly connected in a curved shape in the vicinity of the intersection Pcd. In this way, by smoothly connecting in a curved shape near the intersection Pcd, stress concentration at the intersection Pcd can be effectively reduced.
[0021]
In the present embodiment, for example, six sets of bead portions C and D are provided, but these bead portions C and D are arranged so that intersections Pcd of the bead portions C and D of each set do not coincide with each other. Is set. These intersections Pcd are set so as to be separated from the tire fixing portion 10 and at substantially constant intervals so that the intersections Pcd surround the tire fixing portion 10.
[0022]
In this way, by setting each intersection Pcd so as to deviate from the tire fixing portion 10, it is possible to avoid occurrence of excessive stress concentration at the intersection Pcd, and to set each intersection Pcd so as to surround the tire fixing portion 10. By setting the intervals to be substantially constant, the strength and rigidity of the tire fixing portion 10 do not become uneven. This can prevent the trunk floor F from being damaged at the tire fixing portion 10 when fixing the spare tire to the bottom surface portion Sb.
[0023]
The bead portion E set outside the bead portions C and D of each set (that is, between the bead portions C and D) is for tire contact with the tire portion of the spare tire, As described above, it has a substantially arcuate shape in plan view, and both ends thereof have the peripheral wall portion Sw as a base end portion, as described above. Each of the bead portions C and D is more preferably formed in a convex shape protruding upward, but when the spare tire is mounted on the bottom surface portion Sb, the spare tire is made of rubber. Of the bead portions C, D, and E so that the metal wheel does not directly contact the bottom surface portion Sb. Is set.
[0024]
By providing such a tire contact bead portion E, when the spare tire placed on the bottom surface portion Sb is fixed to the tire fixing portion 10, the spare tire is fixed by the elastic action of the rubber tire portion. The axial force of the bolt is reduced, and it is possible to effectively prevent the trunk floor F from being damaged at the tire fixing portion 10.
[0025]
As shown in FIG. 7, for example, the bead portions C, D, and E have a thickness Tc which is larger than the thickness Tf of the other portion of the trunk floor F (that is, the reference thickness). It is molded to be thick. Thus, it is possible to prevent the so-called muffled sound from being generated on the trunk floor F.
[0026]
The bead width of each of the bead portions C, D, and E at the intersection with the peripheral wall portion Sw of the spare tire storage portion S is shown in FIG. Gw is set to be larger than the bead width Gc of the other part of the bead portion C (that is, the reference bead width). Accordingly, fluctuations in strength and rigidity at the intersection with the peripheral wall portion Sw, which is generally higher in rigidity than the bottom surface portion Sb, can be suppressed, and damage to the trunk floor F at this portion can be prevented. .
[0027]
As described above, according to the first embodiment of the present invention, the plurality of beads C and D are provided on the bottom portion Sb of the spare tire storage portion S in the resin trunk floor F. Thus, the bottom surface portion Sb on which the spare tire is mounted can be effectively reinforced. In this case, with respect to two adjacent bead portions C and D extending so that the ridge lines Lc and Ld or the virtual extension lines thereof intersect each other, the intersection Pcd of the ridge lines Lc and Ld or the virtual extension lines is adjacent to each other. Since it is set so as not to coincide with the intersection Pcd of the ridge lines Lc and Ld of the two bead portions C and D or the virtual extension line, it is possible to effectively avoid the occurrence of excessive stress concentration at the intersection Pcd.
[0028]
In other words, the trunk floor F is made of resin, so that the weight can be reduced, and the bottom portion Sb of the spare tire storage portion S can be reinforced with a simple configuration, and the bottom portion Sb is damaged when the spare tire is stored and fixed. Such a problem can be effectively prevented.
[0029]
Next, a second embodiment of the present invention will be described.
In the second embodiment, particularly, when the spare tire is stored in the spare tire storage section and the spare tire is fixed to the fixing section on the bottom surface using the fixing bolt, the spare section or the vicinity thereof has cracks or the like. To prevent the occurrence of damage.
In the following description, components having the same configuration and performing the same function as those in the first embodiment are denoted by the same reference numerals, and further description is omitted.
[0030]
9 and 10 are enlarged views of the tire fixing portion 10 provided on the bottom surface portion Sb of the spare tire storage portion according to the second embodiment of the present invention in a state before fixing the tire and in a state after fixing the tire, respectively. FIG.
As shown in these figures, the tire fixing portion 10 fixes a spare tire 20 mounted on the bottom surface portion Sb with a fixing bolt 15, and the central boss portion 11 has a fixing bolt 15 screwed. A female screw portion 12 to be combined is formed.
[0031]
When fixing the spare tire 20, for example, the outer peripheral side of the metal fixing plate 16 is brought into contact with the upper surface of the metal wheel 21 of the spare tire 20, while the inner peripheral side of the fixing plate 16 is fixed to the fixing bolt 15. The fixing wheel 15 is screwed into the female screw portion 12 of the central boss portion 11 in a state in which the metal wheel 21 is in contact with the lower surface of the head portion 15h of the head portion 15h. That is, the spare tire 20 is fixed to the fixing portion 10.
[0032]
In the present embodiment, the fixing plate 16 is set so that it can be elastically deformed in the direction in which the axial force of the fixing bolt 15 acts (that is, in the vertical direction) at the time of tightening.
That is, conventionally, as shown in FIG. 14, the metal fixing plate 56 has an inner peripheral side pressed downward by the bolt head 55 h and an outer peripheral side abutting on the upper surface of the metal wheel 61 of the spare tire 60. Side, there is little room for elastic deformation when the fixing bolt 55 is tightened, and the bolt axial force corresponding to the tightening force is directly passed through the metal wheel 61 to the tire fixing portion 50. Act on. For this reason, a large stress concentration occurs at or near the base portion of the tire fixing portion 50, particularly at the base portion of the central boss portion 51, and there is a problem that a crack is formed in this portion and damage such as a crack is easily generated.
[0033]
On the other hand, in the present embodiment, as can be clearly understood from FIG. 9, the fixing plate 16 has an inner peripheral side pressed downward by the bolt head 15 h more than an outer peripheral side contacting the upper surface of the wheel 21. As shown in FIG. 10, when the fixing bolt 15 is tightened, the fixing bolt 15 is elastically deformed by a predetermined amount in the direction in which the axial force of the fixing bolt 15 acts (that is, in the vertical direction). ing.
That is, in the second embodiment, the axial force of the bolt is reduced by the elastic action of the fixing plate 15, and the bottom surface Sb of the tire fixing portion 10 can be prevented from being damaged.
[0034]
FIG. 11 shows a modification of the second embodiment. In the following description, components having the same functions as those in the second embodiment shown in FIGS. 9 and 10 and performing the same operations are denoted by the same reference numerals, and further description is omitted. I do.
In this modification, a so-called stepped bolt 35 is used as the fixing bolt 35. That is, a step portion 35s is provided in the middle of the bolt shaft portion 35j, and a male screw portion 35n having a smaller diameter than the bolt shaft portion 35j is formed on the tip side of the step portion 35s. On the other hand, a metal insert nut 37 is more preferably inserted and fixed to the central boss 41 of the tire fixing portion 40 provided on the bottom surface portion Sb of the spare tire storage portion.
[0035]
In the above configuration, when the spare tire 20 is fixed, the fixing bolt 35 is screwed onto the female screw portion 37n of the insert nut 37 in the central boss portion 41, and the bolt head 35h is turned and tightened, thereby fixing the spare tire 20. The metal wheel 21 (that is, the spare tire 20) is fixed to the fixing portion 40 via the fixing plate 36. The fixing bolt 35 is a stepped bolt, and the upper end of the male screw portion 35n Since the step 35s is provided at the position, when the step 35s comes into contact with the upper end surface of the insert nut 37, further tightening cannot be performed.
[0036]
That is, the amount of tightening when the fixing bolt 35 is tightened is limited from being increased. In this case, the step portion 35 s provided on the stepped bolt 35 constitutes limiting means for limiting the tightening amount of the fixing bolt 35.
By limiting the amount of tightening of the fixing bolt 35 to a certain value or less as described above, it is possible to effectively prevent an excessive stress from being generated in the tire fixing portion 40 due to excessive tightening of the fixing bolt 35.
[0037]
When the above-described tire fixing mechanism is heated to a certain temperature or more due to, for example, the influence of the surrounding environment, the structure shown in FIGS. The resin (particularly, the central boss portion 11 and the vicinity thereof) is hardened in an elastically deformed state due to the thermal effect, and as a result, the elastic force may be lost and the axial force of the bolt may be reduced.
On the other hand, in the case of the present modification, a stepped bolt 35 capable of restricting a tightening torque to a certain value or less is used as a fixing bolt, and a female screw into which a male screw 35n of the stepped bolt 35 is screwed. Since the portion 37n is provided on the metal insert nut 37 inserted and fixed to the central boss portion 41, even if it is affected by heat, it is possible to minimize a decrease in bolt axial force.
[0038]
In this case, with respect to the vibration of the spare tire 20, a vibration plate of the spare tire 20 is used by using an elastic plate made of a steel plate or a resin as the fixing plate 36 and utilizing the elastic force of the elastic plate 36. Can be reduced.
In addition, as the limiting means for limiting the tightening amount of the fixing bolt, a stepped bolt 35 is applied to the fixing bolt, and other various known means may be applied in addition to the configuration using the stepped portion 35s. Is possible.
[0039]
FIG. 12 shows another modification of the second embodiment.
This modification can be applied to both the structure shown in FIGS. 9 and 10 and the structure shown in FIG. 11. However, if the case where the modification is applied to the structure shown in FIG. A rubber elastic ring 39 is mounted between the bolt head 35h and the fixing plate 38 as an elastic member that elastically deforms in the direction in which the bolt axial force acts.
[0040]
Therefore, even when the fixing plate 38 itself does not have much elasticity, the elastic action of the elastic ring 39 allows a sufficient elastic force to act on the spare tire 20 to effectively suppress the vibration. it can.
In addition, such an elastic member may be provided between the fixing plate 38 and the upper surface side of the wheel portion 21 of the spare tire.
[0041]
As described above, when fixing the spare tire to the tire fixing portion, various other methods are conceivable as a method of reducing the axial force of the fixing bolt to alleviate the influence.
FIG. 13 is an explanatory diagram showing a modification of the second embodiment. As shown in this figure, in the present modification, a tire receiving portion 35 having an inclination angle different from the inclination angle of the peripheral wall portion Sw2 is provided in the middle of the peripheral wall portion Sw2 of the spare tire storage portion S2. .
[0042]
The tire receiving portion 35 receives the rubber tire portion 22 and supports the spare tire 20 when the spare tire 20 is stored in the spare tire storage portion S2. The height and the inclination angle are set so that the metal wheel portion 21 of the spare tire 20 does not come into contact with any of the bottom surface portions Sb2 by being received by the tire receiving portion 35.
[0043]
Therefore, also in this case, when fixing the spare tire 20 using the fixing bolt 15, the rubber tire portion 22 is moved by a predetermined amount in the direction in which the axial force of the fixing bolt 15 acts (that is, in the vertical direction). The elastic deformation reduces the axial force of the bolt due to the elastic action, so that the bottom surface Sb2 of the tire fixing portion 30 can be prevented from being damaged.
[0044]
It should be noted that the present invention is not limited to the above-described embodiment, and it is needless to say that various improvements or design changes can be made without departing from the gist of the present invention.
[0045]
【The invention's effect】
According to the first aspect of the present invention, by providing a plurality of beads on the bottom surface of the spare tire storage unit, the bottom surface on which the spare tire is mounted can be effectively reinforced. In this case, with respect to two adjacent bead portions extending so that the ridge line or the virtual extension line intersects with each other, the intersection of the ridge line or the virtual extension line is set to the ridge line or the virtual extension of the other two adjacent bead portions. Since it is set so as not to coincide with the intersection of the lines, it is possible to avoid occurrence of excessive stress concentration at the intersection. In other words, the floor panel is made of resin, so that the weight can be reduced, and the bottom surface of the spare tire storage section can be reinforced with a simple structure. Can be effectively prevented.
[0046]
Further, according to the invention of claim 2 of the present application, basically the same effects as those of the invention of claim 1 can be obtained. In particular, by setting each of the intersections so as to deviate from the tire fixing portion provided at the center portion of the bottom portion of the spare tire storage portion, it is possible to prevent stress concentration from occurring at this tire fixing portion, Are set at substantially constant intervals so as to surround the tire fixing portion, thereby preventing the strength and rigidity of the tire fixing portion from becoming uneven. This can prevent damage at the tire fixing portion when fixing the spare tire to the bottom surface portion.
[0047]
Further, according to the invention of claim 3 of the present application, basically the same effects as those of the invention of claim 1 or 2 can be obtained. In particular, by connecting the two adjacent bead portions in a curved shape near the intersection, stress concentration at the intersection can be effectively reduced.
[0048]
Furthermore, according to the invention of claim 4 of the present application, basically the same effects as any one of the inventions of claims 1 to 3 can be obtained. In particular, by setting the thickness of each bead portion to be thicker than the other portions of the floor panel, it is possible to prevent so-called muffled noise.
[0049]
Furthermore, according to the invention of claim 5 of the present application, basically the same effects as any one of the inventions of claims 1 to 4 can be obtained. In particular, by setting the width of each bead portion so that the bead width at the intersection with the peripheral wall portion of the spare tire storage portion is larger than the bead width of the other portions, the peripheral portion having high rigidity is generally used. Fluctuations in strength and rigidity at the intersection with the wall can be minimized, and breakage at this portion can be prevented.
[0050]
Furthermore, according to the invention of claim 6 of the present application, basically the same effects as any one of the above-described inventions of claims 1 to 5 can be obtained. In particular, when the spare tire is fixed to the bottom portion by providing a tire contact bead portion that contacts the tire portion of the spare tire between the two adjacent bead portions, The fixing force can be reduced by the elastic action of the tire, and breakage at the tire fixing portion can be prevented.
[0051]
According to the invention of claim 7 of the present application, when the spare tire is fixed to the bottom portion of the spare tire storage portion, the fixing member abutting on the upper surface side of the wheel portion of the spare tire uses the fixing bolt for the female of the center boss portion. When it is screwed into the screw portion and tightened, it elastically deforms in the direction in which the bolt axial force acts, so the elastic action of this fixing member reduces the bolt axial force and prevents breakage in the tire fixing portion. be able to.
[0052]
Further, according to the invention of claim 8 of the present application, basically the same effects as those of the invention of claim 7 can be obtained. In particular, by providing the limiting means for limiting the amount of tightening when the fixing bolt is screwed into the female screw portion and tightened, due to excessive tightening of the fixing bolt, the tire fixing portion is excessively large. Generation of stress can be effectively prevented.
[0053]
Further, according to the ninth aspect of the present invention, basically the same effects as those of the seventh or eighth aspect can be obtained. In particular, at least one of the position between the fixing member and the bolt head of the fixing bolt and the upper surface side of the wheel portion of the spare tire is elastic along the direction in which the bolt axial force of the fixing bolt acts. Since the deformable elastic member is provided, even when the fixing member itself does not have too much elasticity, a sufficient elastic force acts on the spare tire by the elastic action of the elastic member, and the spare Tire vibration can be suppressed.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is an explanatory diagram schematically showing a trunk room of an automobile according to a first embodiment of the present invention as viewed from the rear of a vehicle body.
FIG. 2 is an explanatory sectional view schematically showing a basic configuration of a floor structure of the trunk room.
FIG. 3 is an explanatory plan view of a trunk floor of the trunk room.
FIG. 4 is a view as viewed from the direction of arrows Y4-Y4 in FIG. 3;
FIG. 5 is an enlarged plan view showing a bottom portion of a spare tire storage section of the trunk floor.
FIG. 6 is an enlarged plan view showing a vicinity of an intersection of virtual extension lines of a ridge line of a bead portion formed on a bottom surface of the spare tire storage unit.
FIG. 7 is an explanatory longitudinal sectional view of a bead portion on the bottom surface portion.
FIG. 8 is an enlarged plan view showing a portion near a contact point between the bead portion and the peripheral wall portion of the bottom surface portion.
FIG. 9 is an enlarged sectional explanatory view showing a state before fixing a tire fixing portion provided on a bottom surface portion of a spare tire storage portion according to the second embodiment of the present invention.
FIG. 10 is an enlarged sectional explanatory view showing a state after fixing of the tire fixing portion.
FIG. 11 is an explanatory diagram showing a modification of the second embodiment.
FIG. 12 is an explanatory diagram showing another modified example of the second embodiment.
FIG. 13 is an explanatory diagram showing still another modification of the second embodiment.
FIG. 14 is an enlarged sectional explanatory view showing a state after fixing of a tire fixing portion according to a conventional example.
[Explanation of symbols]
10, 40 ... tire fixing parts 11, 41 ... central boss parts 12, 37n ... female screw parts 15, 35 ... fixing bolts 35s ... fixing bolt steps 16, 36, 38 ... fixing plate 20 ... spare tire 21 ... ( Wheel part 22 (of spare tire) tire part 39 (of spare tire) Elastic ring B Trunk board C, D, E Bead part F Trunk floor (floor panel)
Gc: Reference bead width Gw: Bead width Lc, Ld at the intersection with the peripheral edge wall portion Pcd: Edge line (of the bead portion) S: Spare tire storage portion Sb: Bottom portion Sw: Peripheral wall portion Tc: Bead portion Thickness Tf: Reference thickness of the bottom part

Claims

Spare tire storage unit is integrally formed, a resin floor panel structure applied to the floor of the vehicle,
The spare tire storage section includes a bottom portion on which the spare tire is placed, and a peripheral wall portion rising from the bottom portion,
A plurality of beads are provided on the bottom part of the spare tire storage part,
Regarding two adjacent bead portions extending so that the ridge line or the virtual extension line intersects each other, the intersection of the ridge line or the virtual extension line and the intersection point of the ridge line or the virtual extension line of the other two adjacent bead portions. Is set to not match,
A resin floor panel structure characterized by the following.

The resin floor panel structure according to claim 1,
A tire fixing portion is provided at a center portion of the bottom portion of the spare tire storage portion, and each of the intersections is set so as to deviate from the tire fixing portion, and each intersection substantially surrounds the tire fixing portion. A resin floor panel structure characterized by being set at regular intervals.

The resin floor panel structure according to claim 1 or 2,
A resin floor panel structure, wherein the two adjacent bead portions are connected in a curved shape near the intersection.

The resin floor panel structure according to any one of claims 1 to 3,
The resin floor panel structure, wherein the thickness of each bead portion is set to be thicker than the thickness of other portions of the floor panel.

The resin floor panel structure according to any one of claims 1 to 4,
The resin floor panel, wherein each bead portion is set such that a bead width at an intersection with the peripheral wall portion of the spare tire storage portion is larger than a bead width of another portion. Construction.

The resin floor panel structure according to any one of claims 1 to 5,
A floor panel structure made of resin, wherein a bead portion for contacting a tire portion of a spare tire is provided between two adjacent bead portions.

Spare tire storage unit is integrally formed, a resin floor panel structure applied to the floor of the vehicle,
A tire fixing portion is provided at a center portion of a bottom portion on which the spare tire of the spare tire storage portion is placed,
The tire fixing portion includes a fixing bolt for fixing a fixing member abutting on the upper surface side of the wheel portion of the spare tire to the bottom surface portion, and a center boss having a female screw portion combined with the fixing bolt. Yes,
The fixing member elastically deforms in a direction in which a bolt axial force acts when the fixing bolt is screwed into the female screw portion of the center boss portion and tightened.
A resin floor panel structure characterized by the following.

The resin floor panel structure according to claim 7,
A resin floor panel structure, wherein a limiting means for limiting a tightening amount when the fixing bolt is screwed into the female screw portion and tightened is provided.

The resin floor panel structure according to claim 7 or 8,
At least one of between the fixing member and the bolt head of the fixing bolt and at least one between the wheel portion upper surface of the spare tire is elastically deformed along the direction in which the bolt axial force of the fixing bolt acts. A resin floor panel structure, wherein an elastic member is provided.