JP2004322620A - Hose for oil-pressure piping - Google Patents

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JP2004322620A
JP2004322620A JP2003124657A JP2003124657A JP2004322620A JP 2004322620 A JP2004322620 A JP 2004322620A JP 2003124657 A JP2003124657 A JP 2003124657A JP 2003124657 A JP2003124657 A JP 2003124657A JP 2004322620 A JP2004322620 A JP 2004322620A
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JP
Japan
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layer
polyamide
polyester
hose
resin
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JP2003124657A
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Inventor
Takeshi Shiromoto
武志 城本
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Bridgestone Corp
Original Assignee
Bridgestone Corp
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Abstract

<P>PROBLEM TO BE SOLVED: To provide a hose for oil-pressure piping having a high heat resistance while maintaining an oil resistance as well. <P>SOLUTION: The hose comprises an inner tube of plural resin layers and a reinforcing layer at the outer side of the sectional radius direction of the inner tube of plural layers, and the inner tube of plural layers comprises an inner layer containing at least one of a polyamide resin and a polyamide elastomer and an outer layer containing a polyester elastomer, and the both layers are adhered with each other. <P>COPYRIGHT: (C)2005,JPO&NCIPI

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、例えば、産業用機械、工作機械、農業機械などに使用される、耐油性及び耐熱性が要求される油圧配管用ホースに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、一般油圧配管用ホースとして、樹脂製の複層内管と、その外側に位置する補強層と、さらにその外側に位置する外被とからなる構成のものが知られている。そして、樹脂製の複層内管は、内層にポリアミド系樹脂を使用し、外層にポリウレタンエラストマを使用したものであった(例えば、特許文献1参照。)。この従来のホースは、複層内管の内層に耐油性の高いポリアミド系樹脂を用いているため耐油性は良好であるが、外層は耐熱性の低いポリウレタンエラストマであるため、高温使用時における耐熱性が低いという問題があった。
【0003】
耐熱性が高いホース(チューブ)としては、ポリアミド系樹脂からなる最内層と、その外側に位置するポリエステル系エラストマからなる外層と、最内層と外層との間に接着層とを有するエアブレーキ用チューブが提案されている(例えば、特許文献2参照。)。従って、複層内管の外層に耐熱性の高いポリエステル系エラストマを使用すれば、耐油性を確保しつつ、耐熱性を向上させることができる。しかし、従来においては、内層のポリアミド系樹脂とポリエステル系エラストマとを接着するには上述のように接着層が必要であった。
【0004】
【特許文献1】
特公昭58−14306号公報
【特許文献2】
特開平8−247344号公報
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、前記従来の問題点に鑑みなされたものであり、以下の目的を達成することを課題とする。即ち、
本発明の目的は、耐油性を確保しつつ、耐熱性の高い油圧配管用ホースを提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
前記課題は本発明により以下のようにして解決される。即ち、
本発明の油圧配管用ホースは、樹脂製の複層内管と、該複層内管の断面半径方向外側に補強層とを有する油圧配管用ホースであって、前記複層内管が、ポリアミド系樹脂及びポリアミド系エラストマのうちの少なくとも一種を含む内層と、ポリエステル系エラストマを含む外層とを有し、前記内層と前記外層とが融着されていることを特徴としている。
本発明の油圧配管用ホースによれば、複層内管の内層に耐油性の高いポリアミド系樹脂又はポリアミド系エラストマを使用し、外層に耐熱性の高く、かつポリアミド系樹脂又はポリアミド系エラストマとの接着性(融着性)が高いポリエステル系エラストマを使用し、両者を接着(融着)させたため、耐油性及び耐熱性の両立を図ることができる。
前記ポリエステル系エラストマの融点としては、150〜180℃であることが好ましく、かつ引張破断強度がJIS K 7215で20MPa以上であることが好ましい。
前記外層は複数の層とすることができ、この場合、該外層の最内層にはポリエステルエラストマブロック共重合体を含むことが好ましい。
【0007】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態について説明する。
本発明の油圧配管用ホースは、樹脂製の複層内管と、該複層内管の断面半径方向外側に補強層とを有する油圧配管用ホースであって、前記複層内管が、ポリアミド系樹脂及びポリアミド系エラストマのうちの少なくとも一種を含む内層と、ポリエステル系エラストマを含む外層とを有し、前記内層と前記外層とが融着されていることを特徴としている。
【0008】
<複層内管>
樹脂製の複層内管は、ポリアミド系樹脂及びポリアミド系エラストマのうちの少なくとも一種を含む内層と、ポリエステル系エラストマを含む外層とを有し、必要に応じてその他の層を有してもよい。以下、各層について説明する。
【0009】
[内層]
複層内管の内層は、前述の通り、ポリアミド系樹脂及びポリアミド系エラストマのうちの少なくとも一種を含む。
【0010】
(ポリアミド系樹脂)
ポリアミド系樹脂としては、高分子量の線状ポリアミドが用いられる。このポリアミドはホモポリアミド、コポリアミド、又はこれらの混合物のいずれも使用することができる。
【0011】
このようなポリアミドとしては、例えば下記一般式(1)又は一般式(2)で表されるアミド反復単位を有するホモポリアミド、コポリアミド、又はこれらの混合物を挙げることができる。
【0012】
−CO−R−NH− ・・・一般式(1)
−CO−R−CONH−R−NH ・・・一般式(2)
[一般式(1)、(2)中、R、R、Rは、それぞれ直鎖アルキレン基を示す。]
【0013】
上記ポリアミド系樹脂としては、ポリアミド系樹脂中の炭素原子100個当りのアミド基の数が3〜30個、特に4〜25個の範囲にあるホモポリアミド、コポリアミド、又はこれらの混合物を用いることが好ましい。
【0014】
ホモポリアミドとしては、例えば、ポリカプラミド(ナイロン6)、ポリ−ω−アミノヘプタン酸(ナイロン7)、ポリ−ω−アミノノナン酸(ナイロン9)、ポリウンデカンアミド(ナイロン11)、ポリラウリンラクタム(ナイロン12)、ポリエチエンジアミンアジパミド(ナイロン2,6)、ポリテトラメチレンアジパミド(ナイロン4,6)、ポリヘキサメチレンアジパミド(ナイロン6,6)、ポリヘキサメチレンセバカミド(ナイロン6,10)、ポリヘキサメチレンドデカミド(ナイロン6,12)、ポリオクタメチレンアジパミド(ナイロン8,6)、ポリデカメチレンアジパミド(ナイロン10,10)、ポリドデカメチレンドデカミド(ナイロン12,12)等を挙げることができる。これらの中で、ナイロン12が、化学薬品に対して強い抵抗性を有するとともに、耐油性が高いという点において特に好ましい。
【0015】
また、コポリアミドとしては、例えば、カプロラクタム/ラウリンラクタム共重合体、カプロラクタム/ヘキサメチレンジアンモニウムアジペート共重合体、ラウリンラクタム/ヘキサメチレンジアンモニウムアジペート共重合体、ヘキサメチレンジアンモニウムアジペート/ヘキサメチレンジアンモニウムセパケート共重合体、エチレンジアンモニウムアジペート/ヘキサメチレンジアンモニウムアジペート共重合体、カプロラクタム/ヘキサメチレンジアンモニウムアジペート/ヘキサメチレンジアンモニウムセパケート共重合体等を挙げることができる。
【0016】
(変性ポリアミド系樹脂)
上記ポリアミド系樹脂は、変性ポリアミド系樹脂であってもよい。この変性ポリアミド系樹脂は上記ポリアミド系樹脂に以下の変性剤等を反応させて得ることができ、反応させる変性剤は、通常、不飽和カルボン酸及び/又はその誘導体から選ばれる。
【0017】
不飽和カルボン酸としては、アクリル酸、メタクリル酸、α−エチルアクリル酸、マレイン酸、フマル酸、イタコン酸、シトラコン酸、テトラヒドロフタル酸、メチルテトラヒドロフタル酸等を例示することができる。不飽和カルボン酸の誘導体としては上記の酸の酸ハライド、アミド、イミド、酸無水物、エステル等の誘導体が挙げられる。具体的には、塩化マレニル、マレイミド、無水マレイン酸、無水シトラコン酸、マレイン酸モノメチル、マレイン酸ジメチル、グリシジルマレエート等を例示することができる。これらの中で、不飽和ジカルボン酸又は不飽和ジカルボン酸無水物が好ましく、特に、マレイン酸、ナジック酸またはこれらの酸無水物が好ましい。
【0018】
ポリアミド系樹脂に変性剤を反応させる方法は特に限定されず、公知の方法により変性ポリアミド系樹脂を得ることができる。例えば、ポリアミド系樹脂に変性剤、及びラジカル発生剤を配合し、溶融混練することにより反応が起こり、変性ポリアミド系樹脂が得られる。ラジカル発生剤としては、公知の有機過酸化物又はジアゾ化合物が用いられる。
【0019】
また、これらのポリアミド系樹脂に柔軟性を付与するために、芳香族スルホンアミド類、p−ヒドロキシ安息香酸、エステル類等の可塑剤や、低弾性率のエラストマ成分やラクタム類を配合してもよい。
【0020】
該エラストマ成分としては、アイオノマー樹脂、変性ポリオレフィン系樹脂、ポリエーテルアミド樹脂、ポリエステルアミド樹脂、ポリエーテルエステルアミド樹脂、ポリエーテルエステル樹脂、変性スチレン系熱可塑性エラストマ、変性アクリルゴム、変性エチレン・プロピレンゴム等のポリアミド樹脂と相溶性の良好な弾性率3000kgf/cm以下のエラストマから選ばれた単独又は組み合わせたものが好ましい。
【0021】
なお、これらのポリアミド系樹脂には、必要に応じて各種の添加剤(例えば、酸化防止剤、着色剤、帯電防止剤、難燃剤、補強剤、安定剤、加工助剤)を含有させてもよい。
【0022】
具体的には、ポリアミド11、または12、または12/12が好適に使用される。
【0023】
(ポリアミド系エラストマ)
ポリアミド系エラストマとしては、ポリアミドをハードセグメント、ポリエーテルをソフトセグメントとし、両者が交互に繰り返し並んでいることにより、ゴム状弾性体の性質を有するポリアミド系ブロック共重合体を含む。
【0024】
上記ハードセグメントとしては、ポリカプラミド(ナイロン6)、ポリウンデカンアミド(ナイロン11)、ポリラウリンラクタム(ナイロン12)等を挙げることができる。
【0025】
上記ソフトセグメントを構成するポリエーテルとしては、ポリオキシアルキレングリコールを用いることができる。具体的には、ポリ(オキシエチレン)グリコール、ポリ(オキシプロピレン)グリコール、ポリ(オキシテトラメチレン)グリコール等が好ましく用いられる。ポリエーテルは、単独、ランダム共重合体、あるいは2種以上のポリエーテルの混合物であってもよい。
【0026】
本発明において使用されるポリアミド系エラストマは、変性ポリアミド系エラストマであってもよい。この場合、変性剤の種類およびその変性ポリアミド系エラストマの製造法は、上記変性ポリアミド系樹脂の場合と同様であるので説明を省略する。
【0027】
以上のポリアミド系樹脂とポリアミド系エラストマは、それぞれ単独でも、併用してもよい。
【0028】
内層の層厚としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜設定することができるが、0.5〜1.0mmとすることが好ましい。
【0029】
[外層]
複層内管の外層は、前述の通り、ポリエステル系エラストマを含む。
【0030】
(ポリエステル系エラストマ)
本発明の油圧配管用ホースにおいて用いられるポリエステル系エラストマ(以下、「接着性改良ポリエステル」と呼ぶ場合がある。)としては、ポリアミド系樹脂又はポリアミド系エラストマとの接着性(融着性)が高いものが使用される。接着性が高いポリエステル系エラストマとは、具体的には、ポリアミド系樹脂又はポリアミド系エラストマとの接着状態が手で引き離した際、ポリアミド系樹脂又はポリアミド系エラストマと、ポリエステル系エラストマの界面で剥離しないポリエステル系エラストマである。なお、上記「接着」とは、接着剤を用いず、加圧及び/又は加熱により接着(融着)することをいう。
【0031】
接着性改良ポリエステルの融点としては、150〜180℃以下が好ましく、150〜160℃がより好ましい。耐熱性の観点からポリエステル系エラストマの融点の下限は150℃である。接着性改良ポリエステルの融点が180℃を超えると、接着性改良ポリエステルとポリアミド系樹脂又はポリアミド系エラストマとの接着力が低下することがあり、150℃未満では、ポリウレタンエラストマと比較して融点による差が見られなくなり、耐熱性にも差が見られなくなることがある。
また、ポリエステル系エラストマの引張破断強度は特に制限はないが、JISK 7113で、20MPa以上が好ましく、32MPa以上がより好ましい。ポリエステル系エラストマの引張破断強度が20MPa未満では、ホースとして使用することができないことがある。引張破断強度の上限としては、60MPaであることが好ましい。
【0032】
接着性改良ポリエステルとしては、具体的には、東レ・デュポン(株)製ハイトレルHTD268、同社製HTC2531が挙げられる。
【0033】
外層は複数の層とすることができ、この場合、その最内層に接着性改良ポリエステルとして、ポリエステルエラストマブロック共重合体を含むことが好ましい。最内層にポリエステルエラストマブロック共重合体を用いることにより、ホースとしての機能を果たし、ポリウレタンエラストマよりも耐熱性が向上するため、好ましい。
ポリエステルエラストマブロック共重合体は、ハードセグメント(例えば、PBT)とソフトセグメント(ポリエーテル)とのブロック共重合体であり、ハードセグメントとソフトセグメントとの比率により耐熱性を向上させることができる。なお、ポリエステルエラストマブロック共重合体の具体例としては、前記接着性改良ポリエステルの具体例として例示したものを挙げることができる。
【0034】
外層の層厚としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜設定することができるが、0.2〜1.0mmとすることが好ましい。
【0035】
[その他の層]
複層内管には内層及び外層以外のその他の層を形成してもよい。ただし、本発明においては、内層と外層とが隣接して形成されていることが必須であるため、内層の内側あるいは外層の外側にその他の層を形成することができる。その他の層としては、例えば、内層の内側には、内層に使用した以外のポリアミド系樹脂又はポリアミド系エラストマからなる層を形成することができ、外層の外側には、外層に使用したポリエステル系エラストマからなる層を形成することができる。外層の外側に形成するポリエステル系エラストマは、外層に用いる、ポリアミド系樹脂又はポリアミド系エラストマとの接着性が高い接着性改良ポリエステルでなくてもよい。
【0036】
以上の複層内管を形成する方法としては、特に制限はなく、公知の方法を採用することができる。例えば、押出成形機等を用いて所望のチューブ状に形成する方法等が挙げられる。
【0037】
<補強層>
補強層は、前述の通り、前記複層内管の断面半径方向外側に位置し、その材料としては、ポリエステル糸等を使用することができ、それらの材料糸を編上機を用いて直接編上げして巻回することにより、補強層を形成することができる。
補強層は、1層であってもよいし、2層以上であってもよく、目的に応じて単層又は多層構造にすることができる。なお、前記多層構造にする場合には、各層毎に適宜選択した接着層を設けてもよい。
【0038】
補強層の層厚としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜設定することができるが、1.7〜5.0mmとすることが好ましい。
【0039】
<外被>
外被は、補強層のさらに外側に位置し、材質としては、ウレタン系樹脂、塩化ビニル系樹脂、スチレン系樹脂、オレフィン系樹脂等を使用することができる。ただし、前記補強層が十分な耐蝕性、耐久性を有する場合は、外被は必ずしも形成する必要がなく、ホース外観、製造コスト等から適宜設けることができる。
また、外被と補強層との接着は、接着性樹脂、具体的には例えば、ハイトレル4056(東レ・デュポン(株)製)、ハイトレル4057(東レ・デュポン(株)製)等を使用することができる。
【0040】
外被の厚みとしては、特に制限はなく、目的に応じて適宜設定することができるが、0.4〜1.0mmとすることが好ましい。
【0041】
以上の本発明の油圧配管用ホースの直径及び長さは特に制限はなく、目的に応じて適宜設定することができる。
【0042】
【実施例】
以下に、実施例により本発明をさらに具体的に説明するが、本発明は以下の実施例について限定されるものではない。
【0043】
まず、本発明において使用する接着性改良ポリエステルの、ポリアミド系樹脂に対する接着性試験について示す。
[接着性確認方法]
ナイロン12(3030JLX8、宇部興産(株)製)のシートを下、以下の(1)〜(4)のポリエステル材料を上にして、上下から180〜220℃の温度下で加熱及び加圧し、溶融した状態で接着性を目視で確認した。
(1)HTD268(東レ・デュポン(株)製)…接着性改良ポリエステル
(2)HTC2531(東レ・デュポン(株)製)…接着性改良ポリエステル
(3)P90BD(東洋紡(株)製)…従来のポリエステル
(4)P70BD(東洋紡(株)製)…従来のポリエステル
【0044】
ナイロン12及び上記(1)〜(4)のポリエステル材料の物性を以下の表1に示す。
【0045】
【表1】

Figure 2004322620
【0046】
[結果]
(1)及び(2)の接着性改良ポリエステルは、ナイロン12のシートとよく接着(融着)しており、融着面の状態が異なっていた。すなわち、手で剥離した際、接着改良ポリエステルの場合、それぞれの材料の界面での剥離は見られずちぎれた。
また、実際に、チューブとして押出しを行い、接着することを確認した。これに対し、(3)及び(4)の従来のポリエステルは全く接着していなかった。
【0047】
[実施例1]
ポリアミド系樹脂としてナイロン12(3030JLX8、宇部興産(株)製)を用いた内層(層厚:0.8mm)と、接着性改良ポリエステルとしてHTD268(東レ・デュポン(株)製)を用いた外層(層厚:0.5mm)とからなる複層内管(外径:15.90mm)を押出機により押出成形した。次いで、この複層内管にポリエステル糸(東レ(株)製)を編上機を用いて編上げて補強層(層厚:1.9mm)を形成した。該補強層上に、接着性樹脂として、ハイトレル4056(東レ・デュポン(株)製)を用い、外被としてポリウレタン(大日本インキ化学工業(株)製、パンデックス)を接着した。
以上のようにして実施例1の油圧配管用ホースを作製した。
【0048】
[実施例2]
実施例1において、接着性改良ポリエステルを、HTC2531(東レ・デュポン(株)製)に変更したこと以外は実施例1と同様にして実施例2の油圧配管用ホースを作製した。
【0049】
[比較例1]
実施例1において、接着性改良ポリエステルを、従来のポリエステル(P90BD、東洋紡(株)製)に変更し作製を試みたところ、該ポリエステルはナイロン12と接着せず、油圧配管用ホースを作製することができなかった。
【0050】
[比較例2]
実施例1において、接着性改良ポリエステルを、従来のポリエステル(P70BD、東洋紡(株)製)に変更し作製を試みたところ、該ポリエステルはナイロン12と接着せず、油圧配管用ホースを作製することができなかった。
【0051】
前記実施例1〜2の油圧配管用ホースは、複層内管の内層に耐油性の高いナイロン12を用いており、外層に耐熱性の高いポリエステル系エラストマを用いているので、耐油性及び耐熱性が高いことは言うまでもない。
【0052】
【発明の効果】
本発明によれば、耐油性を確保しつつ、耐熱性の高い油圧配管用ホースを提供することができる。
また、本発明によれば、ポリアミド系樹脂又はポリアミド系エラストマと、ポリエステル系エラストマとを直接接着しているため、両者の間に接着層を設ける必要がなく製造コスト上有利である。[0001]
TECHNICAL FIELD OF THE INVENTION
The present invention relates to a hose for hydraulic piping that is required to have oil resistance and heat resistance and is used for, for example, industrial machines, machine tools, agricultural machines, and the like.
[0002]
[Prior art]
2. Description of the Related Art Conventionally, as a hose for a general hydraulic pipe, a hose composed of a resin-made multi-layer inner pipe, a reinforcing layer positioned outside the pipe, and a jacket positioned further outside the pipe is known. The resin-made multi-layer inner tube uses a polyamide resin for the inner layer and a polyurethane elastomer for the outer layer (for example, see Patent Document 1). This conventional hose has good oil resistance because the inner layer of the multi-layer inner tube is made of a highly oil-resistant polyamide resin, but the outer layer is a polyurethane elastomer with low heat resistance, so it has heat resistance when used at high temperatures. There was a problem that the property is low.
[0003]
As a hose (tube) having high heat resistance, an air brake tube having an innermost layer made of a polyamide resin, an outer layer made of a polyester elastomer positioned outside the outermost layer, and an adhesive layer between the innermost layer and the outer layer Has been proposed (for example, see Patent Document 2). Therefore, if a polyester-based elastomer having high heat resistance is used for the outer layer of the multilayer inner tube, heat resistance can be improved while oil resistance is ensured. However, conventionally, an adhesive layer was required as described above to bond the polyamide resin and the polyester elastomer in the inner layer.
[0004]
[Patent Document 1]
Japanese Patent Publication No. 58-14306 [Patent Document 2]
JP-A-8-247344 [0005]
[Problems to be solved by the invention]
The present invention has been made in view of the above-mentioned conventional problems, and has as its object to achieve the following objects. That is,
An object of the present invention is to provide a hydraulic piping hose having high heat resistance while ensuring oil resistance.
[0006]
[Means for Solving the Problems]
The above object is achieved by the present invention as follows. That is,
The hose for hydraulic piping of the present invention is a hose for hydraulic piping having a resin-made multilayer inner pipe and a reinforcing layer on a cross-sectional radial outside of the multilayer inner pipe, wherein the multilayer inner pipe is made of polyamide. An inner layer containing at least one of a resin and a polyamide elastomer; and an outer layer containing a polyester elastomer, wherein the inner layer and the outer layer are fused.
According to the hose for hydraulic piping of the present invention, the polyamide resin or polyamide elastomer having high oil resistance is used for the inner layer of the multi-layer inner tube, the outer layer has high heat resistance, and the polyamide resin or polyamide elastomer is used. Since a polyester-based elastomer having high adhesiveness (fusibility) is used and both are adhered (fused), both oil resistance and heat resistance can be achieved.
The melting point of the polyester elastomer is preferably 150 to 180 ° C., and the tensile strength at break is preferably 20 MPa or more according to JIS K 7215.
The outer layer may be a plurality of layers, in which case the innermost layer of the outer layer preferably contains a polyester elastomer block copolymer.
[0007]
BEST MODE FOR CARRYING OUT THE INVENTION
Hereinafter, embodiments of the present invention will be described.
The hose for hydraulic piping of the present invention is a hose for hydraulic piping having a resin-made multilayer inner pipe and a reinforcing layer on a cross-sectional radial outside of the multilayer inner pipe, wherein the multilayer inner pipe is made of polyamide. An inner layer containing at least one of a resin and a polyamide elastomer; and an outer layer containing a polyester elastomer, wherein the inner layer and the outer layer are fused.
[0008]
<Multilayer inner tube>
The resin-made multilayer inner tube has an inner layer containing at least one of a polyamide-based resin and a polyamide-based elastomer, and an outer layer containing a polyester-based elastomer, and may have other layers as necessary. . Hereinafter, each layer will be described.
[0009]
[Inner layer]
As described above, the inner layer of the multilayer inner tube contains at least one of a polyamide resin and a polyamide elastomer.
[0010]
(Polyamide resin)
As the polyamide resin, a high molecular weight linear polyamide is used. The polyamide may be a homopolyamide, a copolyamide, or a mixture thereof.
[0011]
Examples of such a polyamide include a homopolyamide, a copolyamide, and a mixture thereof having an amide repeating unit represented by the following general formula (1) or (2).
[0012]
—CO—R 1 —NH— General formula (1)
-CO-R 2 -CONH-R 3 -NH ··· formula (2)
[In the general formulas (1) and (2), R 1 , R 2 and R 3 each represent a linear alkylene group. ]
[0013]
As the polyamide resin, a homopolyamide, a copolyamide, or a mixture thereof, in which the number of amide groups per 100 carbon atoms in the polyamide resin is in the range of 3 to 30, particularly 4 to 25, is used. Is preferred.
[0014]
Examples of the homopolyamide include polycapramide (nylon 6), poly-ω-aminoheptanoic acid (nylon 7), poly-ω-aminononanoic acid (nylon 9), polyundecaneamide (nylon 11), and polylaurin lactam (nylon 12). ), Polyethylenediamine adipamide (nylon 2,6), polytetramethylene adipamide (nylon 4,6), polyhexamethylene adipamide (nylon 6,6), polyhexamethylene sebacamide (nylon 6) , 10), polyhexamethylene dodecamide (nylon 6, 12), polyoctamethylene adipamide (nylon 8, 6), polydecamethylene adipamide (nylon 10, 10), polydodecamethylene dodecamide (nylon 12) , 12). Among these, nylon 12 is particularly preferable in that it has strong resistance to chemicals and high oil resistance.
[0015]
Examples of the copolyamide include caprolactam / laurin lactam copolymer, caprolactam / hexamethylene diammonium adipate copolymer, laurin lactam / hexamethylene diammonium adipate copolymer, and hexamethylene diammonium adipate / hexamethylene diammonium Separate copolymer, ethylene diammonium adipate / hexamethylene diammonium adipate copolymer, caprolactam / hexamethylene diammonium adipate / hexamethylene diammonium sepacate copolymer and the like can be mentioned.
[0016]
(Modified polyamide resin)
The polyamide resin may be a modified polyamide resin. This modified polyamide-based resin can be obtained by reacting the above-mentioned polyamide-based resin with the following modifiers and the like, and the modifier to be reacted is usually selected from unsaturated carboxylic acids and / or derivatives thereof.
[0017]
Examples of the unsaturated carboxylic acid include acrylic acid, methacrylic acid, α-ethylacrylic acid, maleic acid, fumaric acid, itaconic acid, citraconic acid, tetrahydrophthalic acid, and methyltetrahydrophthalic acid. Derivatives of unsaturated carboxylic acids include derivatives of the above-mentioned acids, such as acid halides, amides, imides, acid anhydrides and esters. Specific examples include maleenyl chloride, maleimide, maleic anhydride, citraconic anhydride, monomethyl maleate, dimethyl maleate, glycidyl maleate, and the like. Among these, unsaturated dicarboxylic acids or unsaturated dicarboxylic anhydrides are preferred, and maleic acid, nadic acid or acid anhydrides thereof are particularly preferred.
[0018]
The method of reacting the modifying agent with the polyamide resin is not particularly limited, and the modified polyamide resin can be obtained by a known method. For example, a modified agent and a radical generator are blended with a polyamide resin, and the mixture is melt-kneaded to cause a reaction, thereby obtaining a modified polyamide resin. As the radical generator, a known organic peroxide or a diazo compound is used.
[0019]
Further, in order to impart flexibility to these polyamide resins, a plasticizer such as aromatic sulfonamides, p-hydroxybenzoic acid, and esters, and an elastomer component or lactam having a low elastic modulus may be blended. Good.
[0020]
Examples of the elastomer component include an ionomer resin, a modified polyolefin resin, a polyetheramide resin, a polyesteramide resin, a polyetheresteramide resin, a polyetherester resin, a modified styrene thermoplastic elastomer, a modified acrylic rubber, and a modified ethylene / propylene rubber. It is preferable to use an elastomer selected from elastomers having good compatibility with the polyamide resin such as 3,000 kgf / cm 2 or less alone or in combination.
[0021]
In addition, these polyamide resins may contain various additives (for example, antioxidants, coloring agents, antistatic agents, flame retardants, reinforcing agents, stabilizers, processing aids) as necessary. Good.
[0022]
Specifically, polyamide 11, or 12, or 12/12 is suitably used.
[0023]
(Polyamide-based elastomer)
The polyamide-based elastomer includes a polyamide-based block copolymer having a property of a rubber-like elastic body, in which polyamide is a hard segment and polyether is a soft segment, and both are alternately and repeatedly arranged.
[0024]
Examples of the hard segment include polycapramide (nylon 6), polyundecaneamide (nylon 11), polylaurin lactam (nylon 12), and the like.
[0025]
As the polyether constituting the soft segment, polyoxyalkylene glycol can be used. Specifically, poly (oxyethylene) glycol, poly (oxypropylene) glycol, poly (oxytetramethylene) glycol and the like are preferably used. The polyether may be a homopolymer, a random copolymer, or a mixture of two or more polyethers.
[0026]
The polyamide-based elastomer used in the present invention may be a modified polyamide-based elastomer. In this case, the type of the modifying agent and the method for producing the modified polyamide-based elastomer are the same as those in the case of the modified polyamide-based resin, and a description thereof will be omitted.
[0027]
The above polyamide resin and polyamide elastomer may be used alone or in combination.
[0028]
The thickness of the inner layer is not particularly limited and can be appropriately set depending on the purpose, but is preferably 0.5 to 1.0 mm.
[0029]
[Outer layer]
As described above, the outer layer of the multilayer inner tube contains a polyester elastomer.
[0030]
(Polyester-based elastomer)
As the polyester-based elastomer (hereinafter sometimes referred to as “adhesion-improved polyester”) used in the hose for hydraulic piping of the present invention, the adhesiveness (fusibility) with a polyamide-based resin or a polyamide-based elastomer is high. Things are used. Polyester-based elastomer having high adhesiveness, specifically, does not peel at the interface between polyamide-based resin or polyamide-based elastomer and polyester-based elastomer when the adhesion state with polyamide-based resin or polyamide-based elastomer is separated by hand. It is a polyester elastomer. Note that the term “adhesion” refers to bonding (fusing) by pressing and / or heating without using an adhesive.
[0031]
The melting point of the adhesion-improving polyester is preferably from 150 to 180C, more preferably from 150 to 160C. From the viewpoint of heat resistance, the lower limit of the melting point of the polyester elastomer is 150 ° C. When the melting point of the adhesion-improved polyester exceeds 180 ° C., the adhesive force between the adhesion-improved polyester and the polyamide-based resin or the polyamide-based elastomer may decrease. May not be observed, and no difference in heat resistance may be observed.
Further, the tensile breaking strength of the polyester elastomer is not particularly limited, but is preferably 20 MPa or more, more preferably 32 MPa or more according to JISK 7113. If the tensile breaking strength of the polyester elastomer is less than 20 MPa, it may not be possible to use it as a hose. The upper limit of the tensile breaking strength is preferably 60 MPa.
[0032]
Specific examples of the polyester having improved adhesion include Hytrel HTD268 manufactured by Dupont Toray and HTC2531 manufactured by Dupont.
[0033]
The outer layer may be composed of a plurality of layers. In this case, the innermost layer preferably contains a polyester elastomer block copolymer as the adhesion improving polyester. The use of a polyester elastomer block copolymer for the innermost layer is preferable because it functions as a hose and has higher heat resistance than a polyurethane elastomer.
The polyester elastomer block copolymer is a block copolymer of a hard segment (for example, PBT) and a soft segment (polyether), and can improve heat resistance by a ratio of the hard segment and the soft segment. As specific examples of the polyester elastomer block copolymer, those exemplified as the specific examples of the adhesion improving polyester can be given.
[0034]
The thickness of the outer layer is not particularly limited and can be appropriately set according to the purpose, but is preferably 0.2 to 1.0 mm.
[0035]
[Other layers]
Other layers other than the inner layer and the outer layer may be formed in the multilayer inner tube. However, in the present invention, since it is essential that the inner layer and the outer layer are formed adjacent to each other, another layer can be formed inside the inner layer or outside the outer layer. As other layers, for example, a layer made of a polyamide-based resin or a polyamide-based elastomer other than that used for the inner layer can be formed inside the inner layer, and the polyester-based elastomer used for the outer layer can be formed outside the outer layer. Can be formed. The polyester-based elastomer formed outside the outer layer may not be a polyamide-based resin or an adhesion-improving polyester having high adhesiveness to the polyamide-based elastomer used for the outer layer.
[0036]
The method for forming the above-mentioned multilayer inner tube is not particularly limited, and a known method can be employed. For example, a method of forming a desired tube shape using an extruder or the like can be mentioned.
[0037]
<Reinforcing layer>
As described above, the reinforcing layer is located on the outer side in the radial direction of the cross section of the multilayer inner tube, and as the material thereof, polyester yarn or the like can be used, and those material yarns are directly knitted using a knitting machine. Then, the reinforcing layer can be formed.
The reinforcing layer may be a single layer or two or more layers, and may have a single-layer or multilayer structure depending on the purpose. In the case of the multilayer structure, an adhesive layer appropriately selected for each layer may be provided.
[0038]
The thickness of the reinforcing layer is not particularly limited and can be appropriately set depending on the purpose, but is preferably 1.7 to 5.0 mm.
[0039]
<Coat>
The outer cover is located further outside the reinforcing layer, and a urethane resin, a vinyl chloride resin, a styrene resin, an olefin resin, or the like can be used as a material. However, when the reinforcing layer has sufficient corrosion resistance and durability, it is not always necessary to form the outer cover, and it can be provided as appropriate in view of the hose appearance, manufacturing cost, and the like.
In addition, the adhesive between the jacket and the reinforcing layer is made of an adhesive resin, specifically, for example, Hytrel 4056 (manufactured by Toray Dupont), Hytrel 4057 (manufactured by Toray Dupont), or the like. Can be.
[0040]
The thickness of the jacket is not particularly limited and can be appropriately set according to the purpose, but is preferably 0.4 to 1.0 mm.
[0041]
The diameter and length of the hose for hydraulic piping of the present invention described above are not particularly limited, and can be appropriately set according to the purpose.
[0042]
【Example】
Hereinafter, the present invention will be described more specifically with reference to Examples, but the present invention is not limited to the following Examples.
[0043]
First, the adhesion test of the adhesion-improved polyester used in the present invention to a polyamide resin will be described.
[Adhesion confirmation method]
A sheet of nylon 12 (3030 JLX8, manufactured by Ube Industries, Ltd.) is placed under the polyester material of (1) to (4) below, and heated and pressed at a temperature of 180 to 220 ° C. from above and below to melt. In this state, the adhesion was visually checked.
(1) HTD268 (manufactured by Toray DuPont) ... adhesion-improved polyester (2) HTC2531 (manufactured by Toray DuPont) ... adhesion-improved polyester (3) P90BD (manufactured by Toyobo Co., Ltd.) ... conventional Polyester (4) P70BD (manufactured by Toyobo Co., Ltd.): Conventional polyester
Table 1 below shows the physical properties of nylon 12 and the polyester materials (1) to (4).
[0045]
[Table 1]
Figure 2004322620
[0046]
[result]
The adhesion-improved polyesters (1) and (2) adhered (fused) well to the nylon 12 sheet, and the state of the fused surface was different. That is, when peeled by hand, in the case of the adhesion-improved polyester, the peeling at the interface between the respective materials was not clearly observed.
In addition, it was confirmed that the tube was actually extruded and adhered. In contrast, the conventional polyesters (3) and (4) did not adhere at all.
[0047]
[Example 1]
An inner layer (layer thickness: 0.8 mm) using nylon 12 (3030 JLX8, manufactured by Ube Industries, Ltd.) as a polyamide resin, and an outer layer using HTD268 (manufactured by Du Pont-Toray Co., Ltd.) as an adhesion improving polyester ( A layered inner tube (outer diameter: 15.90 mm) consisting of (layer thickness: 0.5 mm) was extruded by an extruder. Next, a polyester layer (manufactured by Toray Industries, Inc.) was knitted on the multilayer inner tube using a knitting machine to form a reinforcing layer (layer thickness: 1.9 mm). On the reinforcing layer, Hytrel 4056 (manufactured by Du Pont-Toray Co., Ltd.) was used as an adhesive resin, and polyurethane (manufactured by Dainippon Ink and Chemicals, Inc., Pandex) was adhered as a jacket.
As described above, the hose for hydraulic piping of Example 1 was produced.
[0048]
[Example 2]
A hydraulic pipe hose of Example 2 was produced in the same manner as in Example 1, except that the adhesive property improving polyester was changed to HTC2531 (manufactured by Du Pont-Toray Co., Ltd.).
[0049]
[Comparative Example 1]
In Example 1, when the adhesion-improved polyester was changed to a conventional polyester (P90BD, manufactured by Toyobo Co., Ltd.) and the production was attempted, the polyester did not adhere to nylon 12, and a hose for hydraulic piping was produced. Could not.
[0050]
[Comparative Example 2]
In Example 1, when the adhesion-improved polyester was changed to a conventional polyester (P70BD, manufactured by Toyobo Co., Ltd.) and the production was attempted, the polyester did not adhere to nylon 12 and a hose for hydraulic piping was produced. Could not.
[0051]
The hydraulic pipe hoses of Examples 1 and 2 use oil-resistant nylon 12 for the inner layer of the multi-layer inner pipe, and use polyester-based elastomer having high heat resistance for the outer layer. Needless to say, the nature is high.
[0052]
【The invention's effect】
ADVANTAGE OF THE INVENTION According to this invention, the hose for hydraulic piping with high heat resistance can be provided, ensuring oil resistance.
Further, according to the present invention, since the polyamide-based resin or the polyamide-based elastomer and the polyester-based elastomer are directly bonded, there is no need to provide an adhesive layer between the two, which is advantageous in manufacturing cost.

Claims (3)

樹脂製の複層内管と、該複層内管の断面半径方向外側に補強層とを有する油圧配管用ホースであって、
前記複層内管が、ポリアミド系樹脂及びポリアミド系エラストマのうちの少なくとも一種を含む内層と、ポリエステル系エラストマを含む外層とを有し、
前記内層と前記外層とが融着されていることを特徴とする油圧配管用ホース。
A resin-made multi-layer inner pipe, a hydraulic pipe hose having a reinforcing layer on the cross-sectional radial direction outside of the multi-layer inner pipe,
The multilayer inner tube has an inner layer containing at least one of a polyamide-based resin and a polyamide-based elastomer, and an outer layer containing a polyester-based elastomer,
A hose for hydraulic piping, wherein the inner layer and the outer layer are fused.
前記ポリエステル系エラストマの融点が150〜180℃であり、かつ引張破断強度がJIS K 7215で20MPa以上であることを特徴とする請求項1に記載の油圧配管用ホース。The hose for hydraulic piping according to claim 1, wherein the melting point of the polyester-based elastomer is 150 to 180 ° C and the tensile strength at break is 20 MPa or more according to JIS K7215. 前記外層が複数の層からなり、該外層の最内層がポリエステルエラストマブロック共重合体を含むことを特徴とする請求項1または2に記載の油圧配管用ホース。3. The hose according to claim 1, wherein the outer layer comprises a plurality of layers, and the innermost layer of the outer layer contains a polyester elastomer block copolymer.
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2007044915A (en) * 2005-08-08 2007-02-22 Bridgestone Corp Water and hot water supply hose
JP2010019400A (en) * 2008-07-14 2010-01-28 Nitta Moore Co Double layer plastic tube
JP2018028350A (en) * 2016-08-17 2018-02-22 積水化学工業株式会社 Multilayer pipe and piping

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