JP2004318350A - 制御プログラムの更新方法 - Google Patents

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智巳 永田
Shinichi Egashira
振一 江頭
Akira Sakai
亮 酒井
Shiko Dougasaki
士行 堂ヶ崎
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Abstract

【課題】制御プログラム更新の際に、更新用の制御プログラムを格納するためのメモリを増設することなく、制御プログラムの更新を実現させることを目的とする。
【解決手段】まず、インターフェース制御プログラムにより外部機器101と通信を行い、新しい制御プログラムのインターフェース制御プログラム部分を取得し、機器制御プログラムが格納されているメモリ領域116へ上書きを行う。次に、機器110の制御を新しいインターフェース制御プログラに遷移させて外部機器101と通信を行い、新しい制御プログラムの機器制御プログラム部分を取得し、古いインターフェース制御プログラムが格納されているメモリ領域115へ上書きを行う。このことにより、制御プログラム更新の際に、更新用の制御プログラムを格納するためのメモリを増設することなく、制御プログラムの更新を実現することができる。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、外部機器と通信を行うためのインターフェースを有し、外部機器から新しい制御プログラムを取得して、自身の不揮発性メモリに格納された制御プログラムを更新する機器に関し、特にその制御プログラム更新手段に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来では、外部機器と通信を行うためのインターフェースを有し、不揮発性メモリ内に格納された制御プログラムにより制御されている機器が、外部機器からインターフェースを通して取得する新しい制御プログラムに制御プログラムを更新する場合、外部機器から新しい制御プログラムを取得するために、制御プログラム更新中でもインターフェース制御を維持する必要があった。そのため、制御プログラムを、制御プログラムが格納されている不揮発性メモリの領域とは別のメモリ領域へ退避させ、退避させた制御プログラムによりインターフェース制御を行うことにより、新しい制御プログラムを取得していた(例えば、特許文献1参照)。
【0003】
また、制御プログラムを格納する不揮発性メモリの領域を二つ用意することで、制御プログラム更新時に実行されている制御プログラムが格納されているメモリ領域とは別のメモリ領域へ新しい制御プログラムを格納し、格納が完了した時点で、機器の制御を新しいメモリに格納された新しい制御プログラムへ遷移させて制御プログラムの更新を実現しているものもある(例えば、特許文献2参照)。
【0004】
【特許文献1】
特開2000−207190号公報
【0005】
【特許文献2】
特開2001−117778号公報
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、特許文献1の従来技術によると、不揮発性メモリに格納された制御プログラムの更新の際に、更新中に外部機器とのインターフェースを制御するための更新用の制御プログラムを、更新対象となっている不揮発性メモリ領域とは別の領域に格納する必要がある。また、特許文献2の従来技術によると、不揮発性メモリに格納された制御プログラムの更新の際に、更新中に取得した新しい制御プログラムを、更新対象となっている不揮発性メモリ領域とは別の領域に格納する必要がある。そのため、制御プログラムを確保する不揮発性メモリとは別に、更新時に制御プログラムを格納するなんらかのメモリを増設する必要があり、コストや、チップ面積が増大するという問題点があった。
【0007】
本発明の制御プログラムの更新方法は、上記問題点を解決するために、制御プログラム更新の際に、更新用の制御プログラムを格納するためのメモリを増設することなく、制御プログラムの更新を実現させることを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本発明の請求項1記載の制御プログラムの更新方法は、中央演算処理装置と、外部機器との通信を行うためのインターフェースと、前記インターフェースを介して外部機器との通信を実現するインターフェース制御プログラムおよび前記インターフェース制御プログラム以外に機器に必要な制御を行う機器制御プログラムから成る制御プログラムを格納する不揮発性メモリとを有する機器において、前記不揮発性メモリに格納された第1のインターフェース制御プログラムと第1の機器制御プログラムを前記外部機器から前記インターフェースを介して入力される第2のインターフェース制御プログラムと第2の機器制御プログラムに更新するに際し、前記第1の機器制御プログラムを消去する工程と、前記外部機器より第2のインターフェース制御プログラムを取得して前記不揮発性メモリの前記第1の機器制御プログラムが格納されていた領域に格納する工程と、前記中央演算処理装置の制御を前記第2のインターフェース制御プログラムに遷移する工程と、前記第1のインターフェース制御プログラムを消去する工程と、前記外部機器より第2の機器制御プログラムを取得して前記不揮発性メモリの前記第1のインターフェース制御プログラムが格納されていた領域に格納する工程とを有することを特徴とする。
【0009】
請求項2記載の制御プログラムの更新方法は、請求項1記載の制御プログラムの更新方法において、前記第1の機器制御プログラムおよび前記第1のインターフェース制御プログラムに、それぞれが格納される領域を示す識別子を備え、前記識別子により、前記第2の機器制御プログラムおよび前記第2のインターフェース制御プログラムを格納する領域を判別することを特徴とする。
【0010】
請求項3記載の制御プログラムの更新方法は、請求項1または請求項2に記載の制御プログラムの更新方法において、前記第2のインターフェース制御プログラムの取得に際し、前記不揮発性メモリに対して様々なプログラム配置をとり得る複数の制御プログラムを一括して取得し、前記第1のインターフェース制御プログラムの格納された領域から判断して、前記複数の制御プログラムのうちから格納する制御プログラムを選択することを特徴とする。
【0011】
請求項4記載の制御プログラムの更新方法は、中央演算処理装置と、外部機器との通信を行うためのインターフェースと、前記インターフェースを介して外部機器との通信を実現するインターフェース制御プログラムおよび前記インターフェース制御プログラム以外に機器に必要な制御を行う機器制御プログラムから成る制御プログラムを格納する不揮発性メモリとを有する機器において、前記不揮発性メモリに格納された第1のインターフェース制御プログラムと第1の機器制御プログラムを前記外部機器から前記インターフェースを介して入力される第2のインターフェース制御プログラムと第2の機器制御プログラムに更新するに際し、前記第1の機器制御プログラムを消去する工程と、前記外部機器より第2のインターフェース制御プログラムを取得して前記不揮発性メモリの前記第1の機器制御プログラムが格納されていた領域に格納する工程と、前記中央演算処理装置の制御を前記第2のインターフェース制御プログラムに遷移する工程と、前記第1のインターフェース制御プログラムを消去する工程と、前記外部機器より第2のインターフェース制御プログラムを取得して前記不揮発性メモリの前記第1のインターフェース制御プログラムが格納されていた領域に格納する工程と、前記中央演算処理装置の制御を前記不揮発性メモリの前記第1のインターフェース制御プログラムが格納されていた領域に格納された前記第2のインターフェース制御プログラムに遷移する工程と、前記第1の機器制御プログラムが格納されていた領域に格納された前記第2のインターフェース制御プログラムを削除する工程と、前記外部機器より第2の機器制御プログラムを取得して前記不揮発性メモリの前記第1の機器制御プログラムが格納されていた領域に格納する工程とを有することを特徴とする。
【0012】
請求項5記載の制御プログラムの更新方法は、中央演算処理装置と、外部機器との通信を行うためのインターフェースと、前記インターフェースを介して外部機器との通信を実現するインターフェース制御プログラムおよび前記インターフェース制御プログラム以外に機器に必要な制御を行う機器制御プログラムから成る制御プログラムを格納する不揮発性メモリとを有する機器において、前記インターフェース制御プログラムの先頭に、アドレスジャンプが一切発生しないようにシーケンサ処理として記述され前記不揮発性メモリ内のプログラムを指定の位置に複写するメモリ間複写プログラムを備え、前記不揮発性メモリに格納された第1のインターフェース制御プログラムと第1の機器制御プログラムを前記外部機器から前記インターフェースを介して入力される第2のインターフェース制御プログラムと第2の機器制御プログラムに更新するに際し、前記第1の機器制御プログラムを消去する工程と、前記外部機器より第2のインターフェース制御プログラムを取得して前記不揮発性メモリの前記第1の機器制御プログラムが格納されていた領域に格納する工程と、前記中央演算処理装置の制御を前記第2のインターフェース制御プログラム中のメモリ間複写プログラムに遷移する工程と、前記第1のインターフェース制御プログラムを消去する工程と、前記第2のインターフェース制御プログラムを前記メモリ間複写プログラムを用いて前記不揮発性メモリの前記第1のインターフェース制御プログラムが格納されていた領域に複写する工程と、前記中央演算処理装置の制御を前記不揮発性メモリの前記第1のインターフェース制御プログラムが格納されていた領域に格納された前記第2のインターフェース制御プログラムに遷移する工程と、前記不揮発性メモリの前記第1の機器制御プログラムが格納されていた領域に格納されている前記第2のインターフェース制御プログラムを消去する工程と、前記外部機器より第2の機器制御プログラムを取得して前記不揮発性メモリの前記第1の機器制御プログラムが格納されていた領域に格納する工程とを有することを特徴とする。
【0013】
請求項6記載の制御プログラムの更新方法は、中央演算処理装置と、外部機器との通信を行うためのインターフェースと、前記インターフェースを介して外部機器との通信を実現するインターフェース制御プログラムおよび前記インターフェース制御プログラム以外に機器に必要な制御を行う機器制御プログラムから成る制御プログラムを格納する不揮発性メモリと、アドレスジャンプが一切発生しないようにシーケンサ処理として記述され前記不揮発性メモリ内のプログラムを指定の位置に複写するメモリ間複写プログラムを備える外部メモリとを有する機器において、前記不揮発性メモリに格納された第1のインターフェース制御プログラムと第1の機器制御プログラムを前記外部機器から前記インターフェースを介して入力される第2のインターフェース制御プログラムと第2の機器制御プログラムに更新するに際し、前記第1の機器制御プログラムを消去する工程と、前記外部機器より第2のインターフェース制御プログラムを取得して前記不揮発性メモリの前記第1の機器制御プログラムが格納されていた領域に格納する工程と、前記中央演算処理装置の制御を前記外部メモリに備わるメモリ間複写プログラムに遷移する工程と、前記第1のインターフェース制御プログラムを消去する工程と、前記第2のインターフェース制御プログラムを前記メモリ間複写プログラムを用いて前記不揮発性メモリの前記第1のインターフェース制御プログラムが格納されていた領域に複写する工程と、前記中央演算処理装置の制御を前記不揮発性メモリの前記第1のインターフェース制御プログラムが格納されていた領域に格納された前記第2のインターフェース制御プログラムに遷移する工程と、前記不揮発性メモリの前記第1の機器制御プログラムが格納されていた領域に格納されている前記第2のインターフェース制御プログラムを消去する工程と、前記外部機器より第2の機器制御プログラムを取得して前記不揮発性メモリの前記第1の機器制御プログラムが格納されていた領域に格納する工程とを有することを特徴とする。
【0014】
請求項7記載の制御プログラムの更新方法は、請求項5記載の制御プログラムの更新方法において、前記中央演算処理装置がキャッシュ領域を備え、前記メモリ間複写プログラムを実行する際に、前記メモリ間複写プログラムを前記キャッシュ領域にキャッシュして、前記キャッシュ領域にキャッシュされた前記メモリ間複写プログラムを実行することを特徴とする。
【0015】
請求項8記載の制御プログラムの更新方法は、請求項1または請求項2または請求項3または請求項4または請求項5または請求項6または請求項7のいずれか記載の制御プログラムの更新方法において、前記インターフェース制御プログラムと前記機器制御プログラムにそれぞれ識別情報を付加し、前記不揮発性メモリに格納された制御プログラムを一意に特定することを特徴とする。
【0016】
請求項9記載の制御プログラムの更新方法は、請求項1または請求項2または請求項3または請求項4または請求項5または請求項6または請求項7または請求項8のいずれか記載の制御プログラムの更新方法において、前記第1のインターフェース制御プログラムから前記第2のインターフェース制御プログラムへの遷移を、インターフェースの初期化時に行うことを特徴とする。
【0017】
以上により、制御プログラム更新の際に、更新用の制御プログラムを格納するためのメモリを増設することなく、制御プログラムの更新を実現することができる。
【0018】
【発明の実施の形態】
不揮発性メモリに格納された制御プログラムは、外部機器とのインターフェースの制御を行うインターフェース制御プログラムと、その他機器に必要な制御を行う機器制御プログラムから構成される。また、インターフェース制御プログラムと機器制御プログラムは、それぞれ不揮発性メモリ内のどの領域へ格納するか設定することが可能である。
【0019】
インターフェース制御プログラムと機器制御プログラムから構成される制御プログラムを更新する場合、インターフェース制御プログラムにより機器を制御し、外部機器から新しい制御プログラムの新しいインターフェース制御プログラムを取得する。そして、取得した新しいインターフェース制御プログラムを古い機器制御プログラムが格納されているメモリ領域へ書き込む。すべての新しいインターフェース制御プログラムの書き込みが完了した時点で、機器の制御を新しいインターフェース制御プログラムへ遷移させ、外部機器から新しい制御プログラムの新しい機器制御プログラムを取得する。取得した新しい機器制御プログラムを古いインターフェース制御プログラムが格納されたメモリ領域へ書き込み、制御プログラムの更新を実現する。
【0020】
好適な実施の形態では、インターフェース制御プログラムと機器制御プログラムから構成される制御プログラムを更新する場合、インターフェース制御プログラムにより機器を制御し、外部機器から新しい制御プログラムの新しいインターフェース制御プログラム部分を取得する。そして、取得した新しいインターフェース制御プログラムを古い機器制御プログラムが格納されているメモリ領域へ書き込む。すべての新しいインターフェース制御プログラムの書き込みが完了した時点で、機器の制御を新しいインターフェース制御プログラムへ遷移させ、外部機器から新しいインターフェース制御プログラム部分を再度取得する。その後、取得した新しいインターフェース制御プログラムを古いインターフェース制御プログラムが格納されたメモリ領域へ書き込む。すべての新しいインターフェース制御プログラムの書き込みが完了した時点で、機器の制御を2度目に書き込んだ新しいインターフェース制御プログラムへ遷移させ、外部機器から新しい制御プログラムの新しい機器制御プログラム部分を取得する。取得した新しい機器制御プログラムを1度目に書き込んだ新しいインターフェース制御プログラムが格納された領域へ書き込み、制御プログラムの更新を実現する。
(実施の形態1)
以下、図1,図2,図3,図4,図5,図18,図19を用いて実施の形態1について詳細に説明する。
【0021】
図1は本発明における制御プログラムの更新方法を説明する概念図、図2は実施の形態1における制御プログラムの更新を行うフローチャート、図3(a)は実施の形態1における制御プログラム更新前の不揮発性メモリの状態を示す概念図、図3(b)は実施の形態1における制御プログラム更新中の不揮発性メモリの状態を示す概念図、図3(c)は実施の形態1における制御プログラム更新後の不揮発性メモリの状態を示す概念図、図4(a)は実施の形態1における1回目の制御プログラム更新後の制御プログラムの配置を示す概念図、図4(b)は実施の形態1における2回目の制御プログラム更新後の制御プログラムの配置を示す概念図、図5は実施の形態1における制御プログラムの更新を行う第2のフローチャート、図18は本発明における制御プログラムを2ファイル構成にしてメモリ配置に対応する方法を説明する図、図19は本発明における制御プログラムを1ファイル構成にしてメモリ配置に対応する方法を説明する図である。
【0022】
図1において、外部機器101はインターフェースケーブル102を用いて機器110に接続されている。機器110は、その内部に機器110を制御する中央演算処理装置111、中央演算処理装置111が処理を行う際に必要なRAM112、外部機器101と通信を行うインターフェース113、中央演算処理装置111を制御するための制御プログラムを格納する不揮発性メモリ114を有する。不揮発性メモリ114には、制御プログラムを格納するための領域A115、領域B116を有する。
【0023】
本実施の形態1においては、制御プログラムとして不揮発性メモリ114の領域A115に外部機器101と通信を行うためのインターフェース制御処理と制御プログラムの更新処理を行うインターフェース制御プログラム1が、また不揮発性メモリ114の領域B116にインターフェース制御プログラム1以外で機器110の制御に必要な処理を行う機器制御プログラム1が格納されているものとし、上記の領域A115と領域B116に格納された制御プログラムを合わせて制御プログラム1とする。
【0024】
本実施の形態では、中央演算処理装置111を制御するための制御プログラム1を、インターフェース制御プログラム2と機器制御プログラム2から構成される新しい制御プログラム2に更新する方法を説明する。
【0025】
図2は、制御プログラムの更新を実現するための動作フローであり、図3は制御プログラム更新の際の不揮発性メモリ114に格納される制御プログラムの状態を示す。また、制御プログラム2のメモリ配置は図4(a)のようになり、不揮発性メモリ114に格納された制御プログラム1のインターフェース制御プログラム1と機器制御プログラム1のメモリ配置とは逆になっている。
【0026】
図2において、図3(a)のように不揮発性メモリ114に格納された制御プログラム1を、新しい制御プログラム2に更新する場合、インターフェース制御プログラム1が中央演算処理装置111を制御し、不揮発性メモリ114の機器制御プログラム1が格納された領域B116に対し消去処理を行い、機器制御プログラム1を消去する(S201)。その後、外部機器101からインターフェース113を通して制御プログラム2のインターフェース制御プログラム2を取得し(S202)、領域B116に格納する(S203)。インターフェース制御プログラム2の格納が完了すると、不揮発性メモリ114の内容は図3(b)のようになる。そして、中央演算処理装置111の制御を領域B116に格納されたインターフェース制御プログラム2に遷移させる(S204)。次に、インターフェース制御プログラム2により、インターフェース制御プログラム1が格納されている領域A115に対し消去処理を行い、インターフェース制御プログラム1を消去する(S205)。その後、外部機器101からインターフェース113を通して制御プログラム2の機器制御プログラム2を取得し(S206)、領域A115に格納する(S207)。すべての機器制御プログラム2の格納が完了し、不揮発性メモリ114の内容が図3(c)のように新しいインターフェース制御プログラム2と新しい機器制御プログラム2になると、制御プログラムの更新が終了する。
【0027】
さらに、再度制御プログラムの更新処理を行う場合は、図5に示すように、上述した手順の領域Aと領域Bが逆になった方法で更新を行い、制御プログラムのメモリ配置は図4(b)のように、1回目の更新後とはさらに逆の配置となる。
【0028】
上述したように、不揮発性メモリ114に格納された制御プログラムを更新する場合、インターフェース制御プログラムと機器制御プログラムが、不揮発性メモリの領域A115と領域B116のどちらに配置されているかにより、図2と図5で示す2種類の更新方法があり、それに合わせて図4(a),(b)の2種類のメモリ配置を持つ制御プログラムが必要となる。
【0029】
そこで、不揮発性メモリ上の制御プログラムの2種類のメモリ配置に対応する方法として、以下に2種類の方法を示す。
1つ目は、図18のように制御プログラムを2ファイル構成にする方法で、2種類のメモリ配置に対応した新しい制御プログラム1801と制御プログラム1802をそれぞれ用意し、現在動作中の制御プログラム1の格納されている不揮発性メモリ1805における配置状態によって、どちらのメモリ配置の制御プログラムを使用するかを外部機器1803が判断する。判断の方法としては、制御プログラムにタグ等の識別子1806を持たせておき、外部機器1803が不揮発性メモリ1805上の識別子1807を調べるか、もしくは、現時動作中の制御プログラム1から外部機器へ識別子を通知することで(図18▲1▼)、外部機器1803は現在の制御プログラム1の格納されているメモリ配置を知ることができる。例えば、外部機器1803は制御プログラムの更新に適したメモリ配置の制御プログラム1802を用意し(図18▲2▼)、インターフェースケーブル102を経由して機器1804に送信することで(図18▲3▼)、制御プログラムの更新を行うことができる。図18の場合、外部機器1803は、機器1804の現在の制御プログラムの識別子1807がAであるため、更新する新しい制御プログラムとしてメモリ配置がBである制御プログラム1802を送信する。
【0030】
2つ目は、図19のように新しい制御プログラムを1ファイル構成にする方法で、2種類のメモリ配置に対応した2種類の制御プログラムをマージさせた制御プログラム1901を用意し、外部機器1902としてはその新しい1つの制御プログラム1901をインターフェースケーブル102を経由して機器1903に送信するのみとする(図19▲1▼)。そして、機器1903内で制御プログラムの更新を行なうインターフェース制御プログラム1が、自身のメモリ配置から、どのようなメモリ配置の新しい制御プログラムが必要であるかを判断し、外部機器1902から送信されてくる新しい制御プログラム1901から必要な部分のみを抽出して、制御プログラムの更新を行う(図19▲2▼)。2種類の制御プログラムがマージされた新しい制御プログラム1901から必要なメモリ配置のものを抽出するためには、制御プログラム内に前述のような識別子1905、1906を埋め込んでおき、その識別子により制御プログラム1901の内容を判別できるようにしておく等の方法がある。図19の場合、外部機器1902は更新する新しい制御プログラムとして、2種類のメモリ配置の制御プログラムをマージした制御プログラム1901を送信する。例えば、現在の制御プログラム1904は、自身の識別子1906がAであるため、新しい制御プログラムの中からメモリ配置1905がBに対応した部分を抽出し、制御ソフトを更新する。
【0031】
以上により、制御プログラム更新の際に、更新用の制御プログラムを格納するためのメモリを増設することなく、制御プログラムの更新を実現することができる。
(実施の形態2)
以下、図1,図6,図7,図8,図9,図10,図11,図12,図13,図14,図15を用いて実施の形態2について詳細に説明する。
【0032】
図6は実施の形態2における制御プログラムの更新を行うフローチャート、図7(a)は実施の形態2における制御プログラム更新前の不揮発性メモリの状態を示す概念図、図7(b)は実施の形態2における領域Bにインターフェース制御プログラム2を取得した時の不揮発性メモリの状態を示す概念図、図7(c)は実施の形態2における領域Aにインターフェース制御プログラム2を取得した時の不揮発性メモリの状態を示す概念図、図7(d)は実施の形態2における制御プログラム更新後の不揮発性メモリの状態を示す概念図、図8は実施の形態2における制御プログラム更新後の制御プログラムの配置を示す概念図であり、制御プログラムの更新前に不揮発性メモリ114に格納された制御プログラム1のメモリ配置と同じである。図9は実施の形態2におけるメモリ間複写プログラムの動作フローチャート、図10は実施の形態2におけるメモリ間複写プログラムを用いて制御プログラムの更新を行うフローチャート、図11は実施の形態2における外部メモリを用いた制御プログラムの更新方法を説明する概念図、図12は実施の形態2における外部メモリを用いて制御プログラムの更新を行うフローチャート、図13は実施の形態2におけるキャッシュを用いた制御プログラムの更新方法を説明する概念図、図14は実施の形態2におけるキャッシュ領域を有する中央演算装置のメモリマップ、図15は実施の形態2におけるキャッシュを用いて制御プログラムの更新を行うフローチャートである。
【0033】
図1の構成は実施の形態1にて説明したとおりであるので、説明を省略する。本実施の形態2においては、制御プログラムとして不揮発性メモリ114の領域A115に外部機器101と通信を行うためのインターフェース制御処理と制御プログラムの更新処理を行うインターフェース制御プログラム1が、また、不揮発性メモリ114の領域B116に、インターフェース制御プログラム以外で機器110の制御に必要な処理を行う機器制御プログラム1が格納されているものとし、上記の領域A115と領域B116に格納された制御プログラムを合わせて制御プログラム1とする。
【0034】
本実施の形態では、中央演算処理装置111を制御するための制御プログラム1を、インターフェース制御プログラム2と機器制御プログラム2から構成される新しい制御プログラム2に更新する方法を説明する。
【0035】
図6において、図7(a)のように不揮発性メモリ114に格納された制御プログラム1を、新しい制御プログラム2に更新する場合、まず、インターフェース制御プログラム1が中央演算処理装置111を制御し、不揮発性メモリ114の機器制御プログラム1が格納された領域B116に対し消去処理を行い、機器制御プログラム1を消去する(S601)。その後、外部機器101からインターフェース113を通して制御プログラム2のインターフェース制御プログラム2を取得し(S602)、領域B116に格納する(S603)。インターフェース制御プログラム2の格納が完了すると、不揮発性メモリ114の内容は図7(b)のようになる。そして、中央演算処理装置111の制御を領域B116に格納された新しいインターフェース制御プログラム2に遷移させる(S604)。次に、新しいインターフェース制御プログラム2により、従来のインターフェース制御プログラム1が格納されている領域A115に対し消去処理を行い、従来のインターフェース制御プログラム1を消去する(S605)。その後、外部機器101からインターフェース113を通して新しいインターフェース制御プログラム2を再度取得し(S606)、領域A115に格納する(S607)。インターフェース制御プログラム2の格納が完了すると、不揮発性メモリ114の内容は図7(c)のようになる。そして、中央演算処理装置111の制御を領域A115に格納されたインターフェース制御プログラム2に遷移させる(S608)。次に、領域A115に格納されたインターフェース制御プログラム2により、インターフェース制御プログラム2が格納されている領域B116に対し消去処理を行い、領域B116のインターフェース制御プログラム2を消去する(S609)。その後、外部機器101からインターフェース113を通して制御プログラム2の機器制御プログラム2を取得し(S610)、領域B116に格納する(S611)。機器制御プログラム2の格納が完了すると、不揮発性メモリ114の内容は図7(d)のようになり、制御プログラムの更新が終了する。
【0036】
上記方法では、制御プログラム1のインターフェース制御プログラム1が格納された領域A115に新しい制御プログラム2のインターフェース制御プログラム2が格納され、制御プログラム1の機器制御プログラム1が格納された領域B116に制御プログラム2の機器制御プログラム2が格納されるため、再度制御プログラムの更新処理を行う場合においても、上述した方法と同じ図6で示す方法で更新可能であり、また、制御プログラムのメモリ配置も図8に示したメモリ配置の1種類のみで良い。
【0037】
上記、実施の形態2においては、新しいインターフェース制御プログラムを2回取得することにより、インターフェース制御プログラム部分の更新を実現しているが、インターフェースを介しての通信エラーによる更新失敗の危険性を極力抑えるため、インターフェース制御プログラムの取得回数を1回に抑えつつ、同様の制御プログラムの更新手段を、メモリ内のプログラムを指定の位置に複写することを基本動作とするメモリ間複写プログラムを用いて実現した3つの実施方法について以下説明する。
【0038】
一つ目の方法としては、図1に示すシステム構成と同じであるが、上記実施の形態2に対し、メモリ間複写プログラムをインターフェース制御プログラムに含む場合が挙げられる。
【0039】
メモリ間複写プログラムは、図9に示すように分岐処理や他ルーチンの呼び出しによるアドレスジャンプが一切発生しないようにシーケンサ的な処理として記述されており、メモリ間複写プログラムを含むインターフェース制御プログラムが不揮発性メモリ上の機器制御プログラムの領域に配置されている場合でも、メモリ間複写プログラムの位置を特定できるようにインターフェース制御プログラムの先頭に配置されている。
【0040】
また、実行されるメモリ間複写プログラムの領域に対しては、インターフェース制御プログラムおよび機器制御プログラムの領域が書き換え中であったとしても、中央演算処理装置から問題なくアクセス可能であるものとする。
【0041】
上記実施の形態2に対し、メモリ間複写プログラムをインターフェース制御プログラム内に備えた場合の制御プログラムの更新方法ついて説明する。
ここで、新しい制御プログラム2の構成は図8のようになり、不揮発性メモリに格納された古い制御プログラム1の構成と同じである。
【0042】
以下、図1,図7,図10を用いて説明する。図7(a)に示すように、不揮発性メモリ114に格納された制御プログラム1を新しい制御プログラム2に更新を行う場合、まず、インターフェース制御プログラム1が中央演算処理装置を制御し、不揮発性メモリの機器制御プログラム1が格納された領域B116に対し消去処理を行い、機器制御プログラム1を消去する(S1001)。その後、外部機器からインターフェースを通して制御プログラム2のインターフェース制御プログラム2を取得し(S1002)、領域B116に格納する(S1003)。このときの不揮発性メモリ114の中身は、図7(b)のようになっている。すべてのインターフェース制御プログラム2の格納が完了した時点で(S1004)、中央演算処理装置の制御を、インターフェース制御プログラム2に含まれるメモリ間複写プログラムに遷移させる(S1005)。具体的には、不揮発性メモリ114上の古い機器制御プログラム1が格納されていた領域にダウンロードされたインターフェース制御プログラム2の一番先頭に配置されているメモリ間複写プログラムへアドレスジャンプを行い、中央演算処理装置の制御をメモリ間複写プログラムへと遷移させる。このとき、制御プログラムの内容が、新しいものと古いもので変わっていても、インターフェース制御プログラムの先頭にメモリ間制御プログラムが配置されていることから、アドレスを特定できるので、問題無くアドレスジャンプが可能となる。
【0043】
次に、メモリ間複写プログラムにより、インターフェース制御プログラム1が格納されている領域A115に対し消去処理を行い、インターフェース制御プログラム1を消去する(S1006)。その後、領域B116に存在する新しいインターフェース制御プログラム2を領域A115に複写する(S1007)。このとき不揮発性メモリ114の中身は、図7(c)のようになっている。すべてのインターフェース制御プログラム2の複写が完了した時点で、中央演算処理装置の制御を領域A115に格納されたインターフェース制御プログラム2に遷移させる(S1008)。次に、領域A115に格納されたインターフェース制御プログラム2により、インターフェース制御プログラム2が格納されている領域B116に対し消去処理を行い、領域B116のインターフェース制御プログラム2を消去する(S1009)。その後、外部機器からインターフェースを通して制御プログラム2の機器制御プログラム2を取得し(S1010)、領域B116に格納する(S1011)。すべての機器制御プログラム2の格納が完了することで(S1012)、不揮発性メモリへ制御プログラム2の格納が完了し、制御プログラムの更新が終了する。更新が終了した状態で、不揮発性メモリ114の中身は、図7(d)のようになっている。
【0044】
二つ目の方法は、一つ目の方法と比較し、メモリ間複写プログラムの構造を簡単にすることができる。この時、機器910の構造は、図11に示すように上記実施の形態2(図1の構成)に対し、メモリ間複写プログラムを実装した制御プログラム本体とは別のメモリ917(以降、外部メモリと表記。)を有する構成となる。外部メモリ917は実施の形態2の構成において、不揮発性メモリ114、または全く別のメモリとして存在し(図11では別のメモリとして図示)、不揮発メモリ114上に存在する場合は、インターフェース制御プログラムおよび機器制御プログラムの領域が書き換え中であっても、問題なくアクセス可能であるものとする。
【0045】
上記実施の形態2に対し、メモリ間複写プログラムをインターフェース制御プログラムや、機器制御プログラムとは分離された外部メモリに持つシステムでの制御プログラム更新方法について説明する。
【0046】
ここで、新しい制御プログラム2の構成は図8のようになり、不揮発性メモリに格納された古い制御プログラム1の構成と同じである。
以下、図7,図11,図12を用いて説明する。図7(a)に示すように、不揮発性メモリ114に格納された制御プログラム1を制御プログラム2に更新を行う場合、インターフェース制御プログラム1が中央演算処理装置を制御し、不揮発性メモリの機器制御プログラム1が格納された領域B116に対し消去処理を行い、その領域に書き込まれている機器制御プログラム1を消去する(S1201)。その後、外部機器からインターフェースを通して制御プログラム2のインターフェース制御プログラム2を取得し(S1202)、領域B116に格納する(S1203)。このとき、不揮発性メモリ114の内容は、図7(b)のようになっている。すべてのインターフェース制御プログラム2の格納が完了した時点で(S1204)、中央演算処理装置の制御を、外部メモリ917に格納されているメモリ間複写プログラムに遷移させる(S1205)。次に、メモリ間複写プログラムにより、古いインターフェース制御プログラム1が格納されている領域A115に対し消去処理を行い、インターフェース制御プログラム1を消去する(S1206)。その後、領域B116に存在する新しいインターフェース制御プログラム2を領域A115に複写する(S1207)。このとき不揮発性メモリの内容は、図7(c)のようになっている。すべてのインターフェース制御プログラム2の複写が完了した時点で、中央演算処理装置の制御を領域A115に格納されたインターフェース制御プログラム2に遷移させる(S1208)。次に、領域A115に格納されたインターフェース制御プログラム2により、インターフェース制御プログラム2が格納されている領域B116に対し消去処理を行い、領域B116のインターフェース制御プログラム2を消去する(S1209)。その後、外部機器からインターフェースを通して制御プログラム2の機器制御プログラム2を取得し(S1210)、領域B116に格納する(S1211)。すべての機器制御プログラム2の格納が完了することで(S1212)、不揮発性メモリへ制御プログラム2の格納が完了し、制御プログラムの更新が終了する。更新が終了した状態で、不揮発性メモリ114の中身は、図7(d)のようになっている。
【0047】
三つ目の方法としては、図13に示すように上記実施の形態2(図1の構成)に対し、中央演算処理装置1311にキャッシュ領域1317を有し、前記キャッシュ領域1317に対してインターフェース制御プログラム1315に含まれるメモリ間複写プログラムをキャッシュ可能であるシステム構成である場合にも、同様の制御プログラムの更新が可能である。
【0048】
不揮発性メモリ1314は、中央演算処理装置1311のメモリマップに対して図14に示すように2カ所マップされ、どちらからアクセスされた場合でも、その内容は全く同じように参照されるものとする。また、不揮発性メモリ1314に対しては書き込み制御を行うことができ、書き込み可能な設定でなければ実際に書き込むことは出来ないようになっているものとする。中央演算処理装置1311内にはキャッシュ領域1317を持ち、不揮発性メモリ1314上のメモリ間複写プログラムをキャッシュできるシステム構成での、制御プログラム更新方法について説明する。
【0049】
図15は中央演算処理装置を用いた制御プログラムの更新を実現するための動作フローであり、図7は制御プログラム更新の際の不揮発性メモリ1314に格納される制御プログラムの状態を示す。新しい制御プログラム2の構成は図8のようになり、不揮発性メモリに格納された古い制御プログラム1の構成と同じである。
【0050】
以下、図7,13,14,15を用いて説明する。図7(a)に示すように、不揮発性メモリ1314に格納された制御プログラム1を新しい制御プログラム2に更新を行う場合、まず、インターフェース制御プログラム1が中央演算処理装置を制御し、不揮発性メモリの機器制御プログラム1が格納された領域B1316に対し消去処理を行い、機器制御プログラム1を消去する(S1501)。その後、外部機器からインターフェースを通して制御プログラム2のインターフェース制御プログラム2を取得し(S1502)、領域B1316に格納する(S1503)。このとき不揮発性メモリ1314の中身は、図7(b)のようになっている。すべてのインターフェース制御プログラム2の格納が完了した時点で(S1504)、不揮発メモリ1314に書き換え不可能にする制御処理を実施後(S1505)、キャッシュ領域1317を全てフラッシュさせ(S1506)、メモリ間複写プログラムを実施し、キャッシュ領域1317内にメモリ間複写プログラムをキャッシュさせる(S1507)。実行するメモリ間複写プログラムは、インターフェース制御プログラム領域1402に含まれるものであるが、書き換え対象とするのはインターフェース制御プログラム領域1404となっている。その後、不揮発性メモリ1314への書き込み禁止制御を解除し(S1508)、もう一度、中央演算処理装置の制御をメモリ複写プログラムへ遷移させる。中央演算処理装置1311はメモリ複写プログラムを実行するにあたり、以後、不揮発性メモリ上のプログラムを参照しているのではなく、キャッシュ領域1317上に蓄えられたメモリ複写プログラムを参照していることになる。
【0051】
次に、メモリ間複写プログラムにより、インターフェース制御プログラム1が格納されている領域A1315に対し消去処理を行い、インターフェース制御プログラム1を消去する。この時、不揮発メモリ上のメモリ間複写プログラムも消去されるが、実行しているプログラムはキャッシュ1317の中のものであり、しかも同じ不揮発性メモリへの操作であるがアドレスが異なっているので、このときに中央演算処理装置1311のキャッシュ領域にキャッシュされているメモリ間複写プログラムの内容がフラッシュされることは無い。その後、B1316に存在する新しいインターフェース制御プログラムを領域A1315に複写する。このとき不揮発性メモリ1314の中身は、図7(c)のようになっている(S1509)。すべてのインターフェース制御プログラム2の複写が完了した時点で、中央演算処理装置1311の制御を領域A1315に格納されたインターフェース制御プログラム2に遷移させる(S1510)。その後、キャッシュ領域内の内容をフラッシュさせることにより(S1511)、新しいインターフェース制御プログラムへ完全に処理が移行する。次に、領域A1315に格納されたインターフェース制御プログラム2により、インターフェース制御プログラム2が格納されている領域B1316に対し消去処理を行い、領域B1316のインターフェース制御プログラム2を消去する(S1512)。その後、外部機器からインターフェースを通して制御プログラム2の機器制御プログラム2を取得し(S1513)、領域B1316に格納する(S1514)。すべての機器制御プログラム2の格納が完了することで(S1515)、不揮発性メモリへ制御プログラム2の格納が完了し、制御プログラムの更新が終了する。更新が終了すると、不揮発性メモリ1314の中身は、図7(d)のようになっている。
【0052】
以上により、制御プログラム更新の際に、更新用の制御プログラムを格納するためのメモリを増設することなく、制御プログラムの更新を実現することができる。
(実施の形態3)
以下、図1,図16,図17,図20,図21を用いて実施の形態3について詳細に説明する。
【0053】
図16は実施の形態3におけるプログラム構成を説明する図、図17(a)は実施の形態3における制御プログラム更新前の不揮発性メモリの状態を示す概念図、図17(b)は実施の形態3における領域Bにインターフェース制御プログラム2を取得した時の不揮発性メモリの状態を示す概念図、図17(c)は実施の形態3における領域Aにインターフェース制御プログラム2を取得した時の不揮発性メモリの状態を示す概念図、図17(d)は実施の形態3における制御プログラム更新後の不揮発性メモリの状態を示す概念図、図20は一般的なインターフェース制御プログラムの遷移における状態遷移図、図21は実施の形態3のインターフェース制御プログラムの遷移における状態遷移図である。
【0054】
図1の構成は実施の形態1にて説明したとおりであるので、説明を省略する。実施の形態2で述べた制御プログラム更新方法において、制御プログラム1、新しい制御プログラム2に、制御プログラムを識別する手段として識別情報を付加する。
【0055】
図16において、制御プログラム1、制御プログラム2は、インターフェース制御プログラムに、インターフェース制御プログラムと機器制御プログラムに共通の共通識別情報1601、1611と、インターフェース制御プログラムであることを示す個別の識別情報1602、1612を付加し、機器制御プログラムに、インターフェース制御プログラムと機器制御プログラムに共通の共通識別情報1601、1611と、機器制御プログラムであることを示す個別の識別情報1603、1613を付加した構成となっている。
【0056】
ここでは、実施の形態2と同様の方法により、中央演算処理装置110を制御するための不揮発性メモリ114に格納された制御プログラム1を、インターフェース制御プログラム2と機器制御プログラム2から構成される新しい制御プログラム2に更新する場合の、制御プログラム識別情報の役割について説明する。また、実施の形態1においても対応可能である。
【0057】
図17(a)は、制御プログラム更新前の状態で、不揮発性メモリ114の領域A115と領域B116に格納された制御プログラムの共通識別情報1701と共通識別情報1702が同じ状態であり、領域A115の個別識別情報1703はインターフェース制御プログラムを示し、領域B116の個別識別情報1704は機器制御プログラムを示している。図17(b)は、機器制御プログラム1の格納されていた不揮発性メモリ114の領域B116に、インターフェース制御プログラム2が格納されている状態で、不揮発性メモリ114の領域A115と領域B116に格納された制御プログラムの共通識別情報1711と共通識別情報1712が異なる状態であり、領域A115と領域B116に格納された個別識別情報1713と個別識別情報1714がインターフェース制御プログラムを示している。図17(c)は、インターフェース制御プログラム1の格納されていた不揮発性メモリ114の領域A115にインターフェース制御プログラム2が格納されている状態で、不揮発性メモリ114の領域A115と領域B116に格納された制御プログラムの共通識別情報1721と共通識別情報1722が同じ状態であり、領域A115と領域B116に格納された個別識別情報1723と個別識別情報1724がインターフェース制御プログラムを示している。図17(d)は、制御プログラム1が制御プログラム2に更新された状態で、不揮発性メモリ114の領域A115と領域B116に格納された制御プログラムの共通識別情報1731と共通識別情報1732が同じ状態であり、領域A115の個別識別情報1733はインターフェース制御プログラムを示し、領域B116の個別識別情報1734は機器制御プログラムを示している。
【0058】
上述したように、制御プログラムに付加された共通識別情報と個別識別情報の内容により、不揮発性メモリに格納された制御プログラムが、現在どのような状態にあるかを一意に特定することが可能となり、更新途中になんらかの原因で更新が中断した場合でも、更新処理の復帰方法として、制御プログラムの状態が図17(a)、図17(b)の場合は、不揮発性メモリ114の領域A115のインターフェース制御プログラム1を用いて、制御プログラム更新処理を不揮発性メモリ114の領域B116に格納するインターフェース制御プログラム2の取得処理から再開する。制御プログラムの状態が図17(c)の場合は、不揮発性メモリ114の領域A115のインターフェース制御プログラム2を用いて、不揮発性メモリ114の領域B116に格納する機器制御プログラム2の取得処理からを制御プログラム更新処理を再開する。制御プログラムの状態が図17(d)の場合は、更新処理は完了しているため更新処理を再開する必要はない。
【0059】
以上により、制御プログラムの更新途中になんらかの原因で更新処理が中断した場合でも、現在の制御プログラムの状態と、次に必要な更新処理を特定することが可能となり、確実に制御プログラムの更新が実現可能である。
【0060】
また、ここまでに述べた制御プログラム更新手段では、機器の動作中にインターフェースの制御が、例えば、図1の領域A115から領域B116へ移行されることになる。この時、例えば、機器110のインターフェース102がUSBインターフェースで外部機器101であるWindows(登録商標)PCへ接続されている場合であると、USBインターフェースの制御が切り替わると、領域A115内のインターフェース制御プログラムで制御していた切り替え前のインターフェースの状態と、新しいインターフェース制御プログラム内の状態が一致しなくなる。例えば、図20において、制御プログラムを更新する前のインターフェースの状態が状態βであっても、インターフェースの制御を新しい制御プログラムに遷移させると、制御プログラム内で管理しているインターフェースの状態が初期状態である状態αとなってしまい、外部機器101の管理しているインターフェースの状態である状態βと矛盾が生じる。そのため、外部機器101であるWindows(登録商標)PCは機器が取り外されたものと判断し、「デバイス取り外しの警告」を発しデバイス取り外しの処理を行う。この場合、当然制御ソフトウェアの更新も失敗することになる。
【0061】
そこで、機器110と外部機器101がUSBインターフェース102で接続されている場合には、インターフェースの切り替えにバスリセットを利用する。USBインターフェースでは、バスリセット時には初期化処理が行なわれるため、バスリセット発生のタイミングでインターフェースの切り替えを行うと、切り替えられた新しい制御プログラムでインターフェース全体の初期化処理が行なわれ、図21のように外部機器101と機器110の管理しているインターフェースの状態に矛盾が発生しなくなり、機器110が取り外されたと判断されること無く新しいインターフェース制御プログラムへ移行することができる。USBのバスリセットを意図的に発生させるためには、故意にデータ送信を行なわずに外部機器にTimeOut処理を発生させるか、もしくは外部機器からのトークンに全く応答しないことで致命的なエラーを発生させる等の方法がある。
【0062】
当然、この初期化処理を利用する方法は、USB以外のインターフェースでも同様に使用することができる。
以上により、制御プログラム更新の際に、更新用の制御プログラムを格納するためのメモリを増設することなく、制御プログラムの更新を実現することができる。
【0063】
【発明の効果】
以上のように本発明の制御プログラムの更新方法によると、機器を制御する制御プログラムの構成を、インターフェースを制御し外部機器との通信を実現するインターフェース制御プログラムと、前記インターフェース制御プログラム以外に必要な機器の制御を実現する機器制御プログラムとし、制御プログラムを更新する場合、まず、インターフェース制御プログラムにより外部機器と通信を行い、新しい制御プログラムのインターフェース制御プログラム部分を取得し、機器制御プログラムが格納されているメモリ領域へ上書きを行う。次に、機器の制御を新しいインターフェース制御プログラムに遷移させて外部機器と通信を行い、新しい制御プログラムの機器制御プログラム部分を取得し、古いインターフェース制御プログラムが格納されているメモリ領域へ上書きを行う。このことにより、制御プログラム更新の際に、更新用の制御プログラムを格納するためのメモリを増設することなく、制御プログラムの更新を実現することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明における制御プログラムの更新方法を説明する概念図
【図2】実施の形態1における制御プログラムの更新を行うフローチャート
【図3】(a)実施の形態1における制御プログラム更新前の不揮発性メモリの状態を示す概念図
(b)実施の形態1における制御プログラム更新中の不揮発性メモリの状態を示す概念図
(c)実施の形態1における制御プログラム更新後の不揮発性メモリの状態を示す概念図
【図4】(a)は実施の形態1における1回目の制御プログラム更新後の制御プログラムの配置を示す概念図
(b)は実施の形態1における2回目の制御プログラム更新後の制御プログラムの配置を示す概念図
【図5】実施の形態1における制御プログラムの更新を行う第2のフローチャート
【図6】実施の形態2における制御プログラムの更新を行うフローチャート
【図7】(a)実施の形態2における制御プログラム更新前の不揮発性メモリの状態を示す概念図
(b)実施の形態2における領域Bにインターフェース制御プログラム2を取得した時の不揮発性メモリの状態を示す概念図
(c)実施の形態2における領域Aにインターフェース制御プログラム2を取得した時の不揮発性メモリの状態を示す概念図
(d)実施の形態2における制御プログラム更新後の不揮発性メモリの状態を示す概念図
【図8】実施の形態2における制御プログラム更新後の制御プログラムの配置を示す概念図
【図9】実施の形態2におけるメモリ間複写プログラムの動作フローチャート
【図10】実施の形態2におけるメモリ間複写プログラムを用いて制御プログラムの更新を行うフローチャート
【図11】実施の形態2における外部メモリを用いた制御プログラムの更新方法を説明する概念図
【図12】実施の形態2における外部メモリを用いて制御プログラムの更新を行うフローチャート
【図13】実施の形態2におけるキャッシュを用いた制御プログラムの更新方法を説明する概念図
【図14】実施の形態2におけるキャッシュ領域を有する中央演算装置のメモリマップ
【図15】実施の形態2におけるキャッシュを用いて制御プログラムの更新を行うフローチャート
【図16】実施の形態3におけるプログラム構成を説明する図
【図17】(a)実施の形態3における制御プログラム更新前の不揮発性メモリの状態を示す概念図
(b)実施の形態3における領域Bにインターフェース制御プログラム2を取得した時の不揮発性メモリの状態を示す概念図
(c)実施の形態3における領域Aにインターフェース制御プログラム2を取得した時の不揮発性メモリの状態を示す概念図
(d)実施の形態3における制御プログラム更新後の不揮発性メモリの状態を示す概念図
【図18】本発明における制御プログラムを2ファイル構成にしてメモリ配置に対応する方法を説明する図
【図19】本発明における制御プログラムを1ファイル構成にしてメモリ配置に対応する方法を説明する図
【図20】一般的なインターフェース制御プログラムの遷移における状態遷移図
【図21】実施の形態3のインターフェース制御プログラムの遷移における状態遷移図
【符号の説明】
101 外部機器
102 インターフェースケーブル
110 機器
111 中央演算処理装置
112 RAM
113 インターフェース
114 不揮発性メモリ
115 領域A
116 領域B
910 機器
917 外部メモリ
1311 中央演算処理装置
1314 不揮発性メモリ
1315 インターフェース制御プログラム
1316 領域B
1317 キャッシュ領域
1402 インターフェース制御プログラム領域
1404 インターフェース制御プログラム領域
1601 共通識別情報
1602 識別情報
1603 識別情報
1611 共通識別情報
1612 識別情報
1613 識別情報
1701 共通識別情報
1702 共通識別情報
1703 識別情報
1704 識別情報
1711 共通識別情報
1712 共通識別情報
1713 識別情報
1714 識別情報
1721 共通識別情報
1722 共通識別情報
1723 識別情報
1724 識別情報
1731 共通識別情報
1732 共通識別情報
1733 識別情報
1734 識別情報
1801 制御プログラム
1802 制御プログラム
1803 外部機器
1804 機器
1805 不揮発性メモリ
1806 識別子
1807 識別子
1901 制御プログラム
1902 外部機器
1903 機器
1904 制御プログラム
1905 識別子
1906 識別子

Claims (9)

  1. 中央演算処理装置と、外部機器との通信を行うためのインターフェースと、前記インターフェースを介して外部機器との通信を実現するインターフェース制御プログラムおよび前記インターフェース制御プログラム以外に機器に必要な制御を行う機器制御プログラムから成る制御プログラムを格納する不揮発性メモリとを有する機器において、前記不揮発性メモリに格納された第1のインターフェース制御プログラムと第1の機器制御プログラムを前記外部機器から前記インターフェースを介して入力される第2のインターフェース制御プログラムと第2の機器制御プログラムに更新するに際し、
    前記第1の機器制御プログラムを消去する工程と、
    前記外部機器より第2のインターフェース制御プログラムを取得して前記不揮発性メモリの前記第1の機器制御プログラムが格納されていた領域に格納する工程と、
    前記中央演算処理装置の制御を前記第2のインターフェース制御プログラムに遷移する工程と、
    前記第1のインターフェース制御プログラムを消去する工程と、
    前記外部機器より第2の機器制御プログラムを取得して前記不揮発性メモリの前記第1のインターフェース制御プログラムが格納されていた領域に格納する工程と
    を有することを特徴とする制御プログラムの更新方法。
  2. 前記第1の機器制御プログラムおよび前記第1のインターフェース制御プログラムに、それぞれが格納される領域を示す識別子を備え、前記識別子により、前記第2の機器制御プログラムおよび前記第2のインターフェース制御プログラムを格納する領域を判別することを特徴とする請求項1記載の制御プログラムの更新方法。
  3. 前記第2のインターフェース制御プログラムの取得に際し、前記不揮発性メモリに対して様々なプログラム配置をとり得る複数の制御プログラムを一括して取得し、前記第1のインターフェース制御プログラムの格納された領域から判断して、前記複数の制御プログラムのうちから格納する制御プログラムを選択することを特徴とする請求項1または請求項2に記載の制御プログラムの更新方法。
  4. 中央演算処理装置と、外部機器との通信を行うためのインターフェースと、前記インターフェースを介して外部機器との通信を実現するインターフェース制御プログラムおよび前記インターフェース制御プログラム以外に機器に必要な制御を行う機器制御プログラムから成る制御プログラムを格納する不揮発性メモリとを有する機器において、前記不揮発性メモリに格納された第1のインターフェース制御プログラムと第1の機器制御プログラムを前記外部機器から前記インターフェースを介して入力される第2のインターフェース制御プログラムと第2の機器制御プログラムに更新するに際し、
    前記第1の機器制御プログラムを消去する工程と、
    前記外部機器より第2のインターフェース制御プログラムを取得して前記不揮発性メモリの前記第1の機器制御プログラムが格納されていた領域に格納する工程と、
    前記中央演算処理装置の制御を前記第2のインターフェース制御プログラムに遷移する工程と、
    前記第1のインターフェース制御プログラムを消去する工程と、
    前記外部機器より第2のインターフェース制御プログラムを取得して前記不揮発性メモリの前記第1のインターフェース制御プログラムが格納されていた領域に格納する工程と、
    前記中央演算処理装置の制御を前記不揮発性メモリの前記第1のインターフェース制御プログラムが格納されていた領域に格納された前記第2のインターフェース制御プログラムに遷移する工程と、
    前記第1の機器制御プログラムが格納されていた領域に格納された前記第2のインターフェース制御プログラムを削除する工程と、
    前記外部機器より第2の機器制御プログラムを取得して前記不揮発性メモリの前記第1の機器制御プログラムが格納されていた領域に格納する工程と
    を有することを特徴とする制御プログラムの更新方法。
  5. 中央演算処理装置と、外部機器との通信を行うためのインターフェースと、前記インターフェースを介して外部機器との通信を実現するインターフェース制御プログラムおよび前記インターフェース制御プログラム以外に機器に必要な制御を行う機器制御プログラムから成る制御プログラムを格納する不揮発性メモリとを有する機器において、前記インターフェース制御プログラムの先頭に、アドレスジャンプが一切発生しないようにシーケンサ処理として記述され前記不揮発性メモリ内のプログラムを指定の位置に複写するメモリ間複写プログラムを備え、前記不揮発性メモリに格納された第1のインターフェース制御プログラムと第1の機器制御プログラムを前記外部機器から前記インターフェースを介して入力される第2のインターフェース制御プログラムと第2の機器制御プログラムに更新するに際し、
    前記第1の機器制御プログラムを消去する工程と、
    前記外部機器より第2のインターフェース制御プログラムを取得して前記不揮発性メモリの前記第1の機器制御プログラムが格納されていた領域に格納する工程と、
    前記中央演算処理装置の制御を前記第2のインターフェース制御プログラム中のメモリ間複写プログラムに遷移する工程と、
    前記第1のインターフェース制御プログラムを消去する工程と、
    前記第2のインターフェース制御プログラムを前記メモリ間複写プログラムを用いて前記不揮発性メモリの前記第1のインターフェース制御プログラムが格納されていた領域に複写する工程と、
    前記中央演算処理装置の制御を前記不揮発性メモリの前記第1のインターフェース制御プログラムが格納されていた領域に格納された前記第2のインターフェース制御プログラムに遷移する工程と、
    前記不揮発性メモリの前記第1の機器制御プログラムが格納されていた領域に格納されている前記第2のインターフェース制御プログラムを消去する工程と、前記外部機器より第2の機器制御プログラムを取得して前記不揮発性メモリの前記第1の機器制御プログラムが格納されていた領域に格納する工程と
    を有することを特徴とする制御プログラムの更新方法。
  6. 中央演算処理装置と、外部機器との通信を行うためのインターフェースと、前記インターフェースを介して外部機器との通信を実現するインターフェース制御プログラムおよび前記インターフェース制御プログラム以外に機器に必要な制御を行う機器制御プログラムから成る制御プログラムを格納する不揮発性メモリと、アドレスジャンプが一切発生しないようにシーケンサ処理として記述され前記不揮発性メモリ内のプログラムを指定の位置に複写するメモリ間複写プログラムを備える外部メモリとを有する機器において、前記不揮発性メモリに格納された第1のインターフェース制御プログラムと第1の機器制御プログラムを前記外部機器から前記インターフェースを介して入力される第2のインターフェース制御プログラムと第2の機器制御プログラムに更新するに際し、
    前記第1の機器制御プログラムを消去する工程と、
    前記外部機器より第2のインターフェース制御プログラムを取得して前記不揮発性メモリの前記第1の機器制御プログラムが格納されていた領域に格納する工程と、
    前記中央演算処理装置の制御を前記外部メモリに備わるメモリ間複写プログラムに遷移する工程と、
    前記第1のインターフェース制御プログラムを消去する工程と、
    前記第2のインターフェース制御プログラムを前記メモリ間複写プログラムを用いて前記不揮発性メモリの前記第1のインターフェース制御プログラムが格納されていた領域に複写する工程と、
    前記中央演算処理装置の制御を前記不揮発性メモリの前記第1のインターフェース制御プログラムが格納されていた領域に格納された前記第2のインターフェース制御プログラムに遷移する工程と、
    前記不揮発性メモリの前記第1の機器制御プログラムが格納されていた領域に格納されている前記第2のインターフェース制御プログラムを消去する工程と、前記外部機器より第2の機器制御プログラムを取得して前記不揮発性メモリの前記第1の機器制御プログラムが格納されていた領域に格納する工程と
    を有することを特徴とする制御プログラムの更新方法。
  7. 前記中央演算処理装置がキャッシュ領域を備え、前記メモリ間複写プログラムを実行する際に、前記メモリ間複写プログラムを前記キャッシュ領域にキャッシュして、前記キャッシュ領域にキャッシュされた前記メモリ間複写プログラムを実行することを特徴とする請求項5記載の制御プログラムの更新方法。
  8. 前記インターフェース制御プログラムと前記機器制御プログラムにそれぞれ識別情報を付加し、前記不揮発性メモリに格納された制御プログラムを一意に特定することを特徴とする請求項1または請求項2または請求項3または請求項4または請求項5または請求項6または請求項7のいずれか記載の制御プログラムの更新方法。
  9. 前記第1のインターフェース制御プログラムから前記第2のインターフェース制御プログラムへの遷移を、インターフェースの初期化時に行うことを特徴とする請求項1または請求項2または請求項3または請求項4または請求項5または請求項6または請求項7または請求項8のいずれか記載の制御プログラムの更新方法。
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