JP2004318280A - 遠隔監視方法およびその装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】監視対象設備のパラメータの伝達範囲を広くすることができるとともに、パラメータ伝達のインパクトを強くする。
【解決手段】監視対象設備のパラメータを測定し、測定パラメータを送出するパラメータ測定送出装置1と、送出されたパラメータを受信するサーバー2と、サーバー2から送出されるメールを受信する複数台の携帯電話3とを有している。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、遠隔監視方法およびその装置に関し、さらに詳細にいえば、監視対象設備のパラメータを測定し、パラメータ測定結果に基づく表示を監視者用端末において達成するようにした遠隔監視方法およびその装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年における携帯電話の普及は著しく、このように普及した携帯電話を用いて遠隔監視を行うようにしたシステムが提案され始めている。そして、このようなシステムにおいては、特定の携帯電話に対して情報を伝達する機能を具備している。また、採用する情報としては、1種類の情報が単独で採用される。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、特定の1台の携帯電話のみに対して情報を伝達する場合には、何らかの原因で携帯電話を操作できないような場合に、実際には情報の伝達が達成できないという不都合がある。
【0004】
このような不都合を解消させるために、複数の携帯電話に対して情報を伝達することが考えられる。しかし、複数の個人に対して同時に情報を伝達する場合には、情報伝達範囲を広くすることができる反面、各個人に対するインパクトが弱くなってしまうという不都合がある。
【0005】
具体的には、例えば、何らかの対処が必要なことを示す情報を伝達する場合において、情報伝達範囲を広くすれば、情報の伝達漏れを大幅に低減することができる。しかし、その反面、各個人は、情報の伝達を受けるのが自分だけではない可能性があることを知っているのであるから、情報の伝達を受けた場合であっても、誰かが必要な対処を行うことを期待してしまい、必要な対処が迅速には行われず、最悪の場合には、情報の伝達が行われたにも拘らず必要な対処がまったく行われないという不都合がある。
【0006】
また、1種類の情報を単独で採用するのであるから、情報がノイズなどの影響を受けているような場合に、間違った情報を伝達することになってしまい、しかも、情報が間違ったものであるか否かを判定することもできないという不都合がある。
【0007】
本発明は上記の問題点に鑑みてなされたものであり、監視対象設備のパラメータの伝達範囲を広くすることができるとともに、パラメータ伝達のインパクトを強くすることができる遠隔監視方法およびその装置を提供することを第1の目的とし、ノイズなどの影響を受けているか否かを判定することができる遠隔監視方法およびその装置を提供することを第2の目的としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】
請求項1の遠隔監視方法は、監視対象設備のパラメータを測定し、異常値が得られた場合に、異常通知を電子メールにて、少なくとも2個の監視者用端末のうち1個以上に送信するに際し、前記少なくとも2個の監視者用端末のうち、いずれか1個からの前記監視対象設備についての情報閲覧の要求があるか、第1の所定の回数または時間にわたって異常通知を発信するまでは、以下の動作を繰り返す方法である。
最初の監視者用端末に異常通知を送信し、その後、第2の所定の時間の経過後に次の監視者用端末に異常通知を送信し、以降、順次、別の監視者用端末に異常通知を送信し、最後の監視者用端末への異常通知の送信後は再び最初の監視者用端末に異常通知を送信する。
【0009】
請求項2の遠隔監視方法は、同一の前記監視者用端末に対して、第2の所定回数に達するまで連続して所定の時間間隔で繰り返し異常通知を送信する方法である。
【0010】
請求項3の遠隔監視方法は、前記監視者用端末のいずれかから前記監視対象設備についての情報閲覧の要求があったときは、この事実を他の監視者用端末に通知する方法である。
【0011】
請求項4の遠隔監視方法は、監視対象設備のパラメータを連続測定し、異常値が得られた場合には異常通知を監視者用端末に対して送信するとともに、前記監視対象設備の前記パラメータを所定の間隔で間欠測定してトレンドデータとして保持し、前記異常通知を受信した監視者用端末に前記トレンドデータを表示させる方法である。
【0012】
請求項5の遠隔監視方法は、前記監視対象設備のパラメータの前記連続測定と前記間欠測定とを同一の測定装置の出力に基づいて行う方法である。
【0013】
請求項6の遠近監視方法は、第1の監視対象設備のパラメータを所定の間隔で間欠測定して第1のトレンドデータとして保持し、第2の監視対象設備のパラメータを所定の間隔で間欠測定して第2のトレンドデータとして保持し、監視者用端末に前記第1および第2のトレンドデータを同時表示させる方法である。
【0014】
請求項7の遠近監視方法は、前記監視者用端末として有限数のドットマトリクスにて表示する表示デバイスを有するものを用い、前記表示デバイスの時間軸方向の1ドットに対応する時間間隔を前記間欠測定の前記所定の間隔に一致させる方法である。
【0015】
請求項8の遠近監視方法は、前記監視対象設備のパラメータの測定を、前記監視対象設備に関連する液体を液体槽にポンプによりくみ上げ、前記液体槽における前記液体を被検体として測定することにより行ない、前記間欠測定の間隔を、前記液体槽内における同一の液体の滞留時間の0.5〜20倍の範囲内に設定する方法である。
【0016】
請求項9の遠近監視方法は、前記監視者用端末として、無線通信可能なものを用いる方法である。
【0017】
請求項10の遠近監視方法は、前記監視対象設備のパラメータの測定結果を無線通信により集中管理システムに送信し、該集中管理システムと前記監視者用端末との間の情報の送受信を無線通信により行う方法である。
【0018】
請求項11の遠隔監視方法は、監視者用端末として、前記無線通信可能かつ前記トレンドデータの保存または印刷が可能な端末を用いる方法である。
【0019】
請求項12の遠隔監視装置は、監視対象設備のパラメータを測定し、異常値が得られた場合に、異常通知を電子メールにて、少なくとも2個の監視者用端末のうち1個以上に送信する異常監視送信装置と、前記異常通知を受信する少なくとも2個の監視者用端末装置とを有し、前記異常監視送信装置は、前記少なくとも2個の監視者用端末のうち、いずれか1個からの前記監視対象設備についての情報閲覧の要求があるか、第1の所定の回数または時間にわたって異常通知を発信するまでの間、最初の監視者用端末に異常通知を送信し、その後、第2の所定の時間の経過後に次の監視者用端末に異常通知を送信し、以降、順次、別の監視者用端末に異常通知を送信し、最後の監視者用端末への異常通知の送信後は再び最初の監視者用端末に異常通知を送信する動作を反復させる反復制御手段を含むものである。
【0020】
請求項13の遠隔監視装置は、前記反復制御手段として、同一の前記監視者用端末に対して、第2の所定回数に達するまで連続して所定の時間間隔で繰り返し異常通知を送信するものを採用するものである。
【0021】
請求項14の遠隔監視装置は、前記反復制御手段として、前記監視者用端末のいずれかから前記監視対象設備についての情報閲覧の要求があったときは、この事実を他の監視者用端末に通知するものを採用するものである。
【0022】
請求項15の遠隔監視装置は、監視対象設備のパラメータを連続測定し、異常値が得られた場合には異常通知を監視者用端末に対して送信するとともに、前記監視対象設備の前記パラメータを所定の間隔で間欠測定してトレンドデータとして保持する異常監視送信装置と、前記異常通知を受信する監視者用端末装置とを有し、前記異常監視送信装置は、前記異常通知を受信した監視者用端末に前記トレンドデータを表示させるトレンドデータ表示手段を含むものである。
【0023】
請求項16の遠隔監視装置は、前記異常監視送信装置として、前記監視対象設備のパラメータの前記連続測定と前記間欠測定とを同一の測定装置の出力に基づいて行うものを採用するものである。
【0024】
請求項17の遠近監視装置は、第1の監視対象設備のパラメータを所定の間隔で間欠測定して第1のトレンドデータとして保持し、第2の監視対象設備のパラメータを所定の間隔で間欠測定して第2のトレンドデータとして保持する異常監視送信装置と、該異常監視送信装置からのデータを受信する監視者用端末とを有し、前記異常監視送信装置は、監視者用端末に前記第1および第2のトレンドデータを同時表示させるトレンドデータ表示手段を含むものである。
【0025】
請求項18の遠近監視装置は、前記監視者用端末として、有限数のドットマトリクスにて表示する表示デバイスを有し、該表示デバイスの時間軸方向の1ドットに対応する時間間隔を前記間欠測定の前記所定の間隔に一致させてあるものを採用するものである。
【0026】
請求項19の遠近監視装置は、前記異常監視送信装置として、前記監視対象設備のパラメータの測定を、前記監視対象設備に関連する液体を液体槽にポンプによりくみ上げ、前記液体槽における前記液体を被検体として測定することにより行ない、前記間欠測定の間隔を、前記液体槽内における同一の液体の滞留時間の0.5〜20倍の範囲内に設定するものを採用するものである。
【0027】
請求項20の遠近監視装置は、前記監視者用端末として、無線通信可能なものを採用するものである。
【0028】
請求項21の遠近監視装置は、前記異常監視送信装置による前記監視対象設備のパラメータの測定結果を無線通信により受信する集中管理システムをさらに含み、該集中管理システムとして、前記監視者用端末との間の情報の送受信を無線通信により行うものを採用するものである。
【0029】
請求項22の遠隔監視装置は、前記監視者用端末として、無線通信可能かつ、前記トレンドデータの保存または印刷が可能な端末を採用するものである。
【0030】
【作用】
請求項1の遠隔監視方法であれば、監視対象設備のパラメータを測定し、異常値が得られた場合に、異常通知を電子メールにて、少なくとも2個の監視者用端末のうち1個以上に送信するに際し、前記少なくとも2個の監視者用端末のうち、いずれか1個からの前記監視対象設備についての情報閲覧の要求があるか、第1の所定の回数または時間にわたって異常通知を発信するまでは、
最初の監視者用端末に異常通知を送信し、その後、第2の所定の時間の経過後に次の監視者用端末に異常通知を送信し、以降、順次、別の監視者用端末に異常通知を送信し、最後の監視者用端末への異常通知の送信後は再び最初の監視者用端末に異常通知を送信する
処理を反復するので、異常を通知する範囲を広くすることができるとともに、他の監視者用端末からの応答がないことを明確にして異常通知に対する対処を確実に行わせることができる。
【0031】
請求項2の遠隔監視方法であれば、同一の前記監視者用端末に対して、第2の所定回数に達するまで連続して所定の時間間隔で繰り返し異常通知を送信するのであるから、請求項1の作用に加え、同一の前記監視者用端末に対する異常通知を確実化することができる。
【0032】
請求項3の遠隔監視方法であれば、前記監視者用端末のいずれかから前記監視対象設備についての情報閲覧の要求があったときは、この事実を他の監視者用端末に通知するのであるから、請求項1または請求項2の作用に加え、いずれかの監視者用端末が監視対象設備についての情報閲覧に伴って他の監視者用端末による情報閲覧が不要であることを知らせることができる。
【0033】
請求項4の遠隔監視方法であれば、監視対象設備のパラメータを連続測定し、異常値が得られた場合には異常通知を監視者用端末に対して送信するとともに、前記監視対象設備の前記パラメータを所定の間隔で間欠測定してトレンドデータとして保持し、前記異常通知を受信した監視者用端末に前記トレンドデータを表示させるのであるから、連続測定結果によっては異常値が得られた場合に、トレンドデータを表示させることによって、パラメータの推移の傾向を簡単に把握させることができ、ひいては、ノイズなどに起因して異常値が得られたか否かなどを判定することができる。
【0034】
請求項5の遠隔監視方法であれば、前記監視対象設備のパラメータの前記連続測定と前記間欠測定とを同一の測定装置の出力に基づいて行うのであるから、請求項4の作用に加え、測定装置の個数の増加を防止することができる。
【0035】
請求項6の遠近監視方法であれば、第1の監視対象設備のパラメータを所定の間隔で間欠測定して第1のトレンドデータとして保持し、第2の監視対象設備のパラメータを所定の間隔で間欠測定して第2のトレンドデータとして保持し、監視者用端末に前記第1および第2のトレンドデータを同時表示させるのであるから、両監視対象設備のパラメータのトレンドデータに基づいて、両監視対象設備のパラメータに影響を及ぼす原因を推定することができる。
【0036】
請求項7の遠近監視方法であれば、前記監視者用端末として有限数のドットマトリクスにて表示する表示デバイスを有するものを用い、前記表示デバイスの時間軸方向の1ドットに対応する時間間隔を前記間欠測定の前記所定の間隔に一致させるのであるから、請求項4から請求項6のいずれかの作用に加え、十分に多いトレンドデータの表示を可能にすることができる。
【0037】
請求項8の遠近監視方法であれば、前記監視対象設備のパラメータの測定は、前記監視対象設備に関連する液体を液体槽にポンプによりくみ上げ、前記液体槽における前記液体を被検体として測定することにより行ない、前記間欠測定の間隔を、前記液体槽内における同一の液体の滞留時間の0.5〜20倍の範囲内に設定するのであるから、ノイズなどの影響を低減できるほか、請求項4から請求項7のいずれかと同様の作用を達成することができる。
【0038】
請求項9の遠近監視方法であれば、前記監視者用端末として、無線通信可能なものを用いるのであるから、異常通知、トレンドデータの通知を無線で行うことができるほか、請求項1から請求項8のいずれかと同様の作用を達成することができる。
【0039】
請求項10の遠近監視方法であれば、前記監視対象設備のパラメータの測定結果を無線通信により集中管理システムに送信し、該集中管理システムと前記監視者用端末との間の情報の送受信を無線通信により行うのであるから、集中管理システムの介在により監視者用端末との間の情報の送受信が可能な範囲を広げることができるほか、請求項9と同様の作用を達成することができる。
【0040】
請求項11の遠隔監視方法であれば、前記監視者用端末として、無線通信可能かつ前記トレンドデータの保存または印刷が可能な端末を用いるのであるから、トレンドデータを保存して十分に長期間にわたるトレンドデータの検証を簡単に達成できるほか、請求項9または請求項10と同様の作用を達成することができる。
【0041】
請求項12の遠隔監視装置であれば、異常監視送信装置によって、監視対象設備のパラメータを測定し、異常値が得られた場合に、異常通知を電子メールにて、少なくとも2個の監視者用端末のうち1個以上に送信するに当たって、反復制御手段によって、前記少なくとも2個の監視者用端末のうち、いずれか1個からの前記監視対象設備についての情報閲覧の要求があるか、第1の所定の回数または時間にわたって異常通知を発信するまでの間、最初の監視者用端末に異常通知を送信し、その後、第2の所定の時間の経過後に次の監視者用端末に異常通知を送信し、以降、順次、別の監視者用端末に異常通知を送信し、最後の監視者用端末への異常通知の送信後は再び最初の監視者用端末に異常通知を送信する動作を反復させることができる。
【0042】
したがって、異常を通知する範囲を広くすることができるとともに、他の監視者用端末からの応答がないことを明確にして異常通知に対する対処を確実に行わせることができる。
【0043】
請求項13の遠隔監視装置であれば、前記反復制御手段として、同一の前記監視者用端末に対して、第2の所定回数に達するまで連続して所定の時間間隔で繰り返し異常通知を送信するものを採用するのであるから、請求項12の作用に加え、同一の前記監視者用端末に対する異常通知を確実化することができる。
【0044】
請求項14の遠隔監視装置であれば、前記反復制御手段として、前記監視者用端末のいずれかから前記監視対象設備についての情報閲覧の要求があったときは、この事実を他の監視者用端末に通知するものを採用するのであるから、請求項12または請求項13の作用に加え、いずれかの監視者用端末が監視対象設備についての情報閲覧に伴って他の監視者用端末による情報閲覧が不要であることを知らせることができる。
【0045】
請求項15の遠隔監視装置であれば、異常監視送信装置によって、監視対象設備のパラメータを連続測定し、異常値が得られた場合には異常通知を監視者用端末に対して送信するとともに、前記監視対象設備の前記パラメータを所定の間隔で間欠測定してトレンドデータとして保持することができる。そして、トレンドデータ表示手段によって、前記異常通知を受信した監視者用端末に前記トレンドデータを表示させることができる。
【0046】
したがって、連続測定結果によっては異常値が得られた場合に、トレンドデータを表示させることによって、パラメータの推移の傾向を簡単に把握させることができ、ひいては、ノイズなどに起因して異常値が得られたか否かなどを判定することができる。
【0047】
請求項16の遠隔監視装置であれば、前記異常監視送信装置として、前記監視対象設備のパラメータの前記連続測定と前記間欠測定とを同一の測定装置の出力に基づいて行うものを採用するのであるから、請求項15の作用に加え、測定装置の個数の増加を防止することができる。
【0048】
請求項17の遠近監視装置であれば、異常監視送信装置によって、第1の監視対象設備のパラメータを所定の間隔で間欠測定して第1のトレンドデータとして保持し、第2の監視対象設備のパラメータを所定の間隔で間欠測定して第2のトレンドデータとして保持する。そして、トレンドデータ表示手段によって、監視者用端末に前記第1および第2のトレンドデータを同時表示させることができる。
【0049】
したがって、両監視対象設備のパラメータのトレンドデータに基づいて、両監視対象設備のパラメータに影響を及ぼす原因を推定することができる。
【0050】
請求項18の遠近監視装置であれば、前記監視者用端末として、有限数のドットマトリクスにて表示する表示デバイスを有し、該表示デバイスの時間軸方向の1ドットに対応する時間間隔を前記間欠測定の前記所定の間隔に一致させてあるものを採用するのであるから、請求項15から請求項17のいずれかの作用に加え、十分に多いトレンドデータの表示を可能にすることができる。
【0051】
請求項19の遠近監視装置であれば、前記異常監視送信装置として、前記監視対象設備のパラメータの測定を、前記監視対象設備に関連する液体を液体槽にポンプによりくみ上げ、前記液体槽における前記液体を被検体として測定することにより行ない、前記間欠測定の間隔を、前記液体槽内における同一の液体の滞留時間の0.5〜20倍の範囲内に設定するものを採用するのであるから、ノイズなどの影響を低減できるほか、請求項15から請求項18のいずれかと同様の作用を達成することができる。
【0052】
請求項20の遠近監視装置であれば、前記監視者用端末として、無線通信可能なものを採用するのであるから、異常通知、トレンドデータの通知を無線で行うことができるほか、請求項12から請求項19のいずれかと同様の作用を達成することができる。
【0053】
請求項21の遠近監視装置であれば、前記異常監視送信装置による前記監視対象設備のパラメータの測定結果を無線通信により受信する集中管理システムをさらに含み、該集中管理システムとして、前記監視者用端末との間の情報の送受信を無線通信により行うものを採用するのであるから、集中管理システムの介在により監視者用端末との間の情報の送受信が可能な範囲を広げることができるほか、請求項20と同様の作用を達成することができる。
【0054】
請求項22の遠隔監視装置であれば、前記監視者用端末として、無線通信可能かつ、前記トレンドデータの保存または印刷が可能な端末を採用するのであるから、トレンドデータを保存して十分に長期間にわたるトレンドデータの検証を簡単に達成できるほか、請求項20または請求項21と同様の作用を達成することができる。
【0055】
【発明の実施の形態】
以下、添付図面を参照して、本発明の遠隔監視方法およびその装置の実施の形態を詳細に説明する。
【0056】
図1は本発明の遠隔監視方法が適用される遠隔監視システムの一実施形態を示す概略図である。
【0057】
この遠隔監視システムは、監視対象設備のパラメータを測定し、測定パラメータを送出するパラメータ測定送出装置1と、送出されたパラメータを受信するサーバー2と、サーバー2から送出されるメールを受信する複数台の携帯電話3とを有している。
【0058】
前記パラメータ測定送出装置1は、監視対象設備のあらかじめ設定されたパラメータを測定するとともに、測定パラメータに基づいて異常発生の有無を判定し、パラメータ測定結果を所定時間間隔で送出し、異常発生と判定したことに応答して直ちに必要なデータを送出するものである。
【0059】
前記サーバー2は、本発明の遠隔監視方法の対象となる携帯電話3を特定するデータ、携帯電話3にダウンロードすべき処理ソフトウエア、本発明の遠隔監視方法を実行する遠隔監視ソフトウエアなどを有するとともに、データを保存するメモリ装置2‘を有している。
【0060】
前記携帯電話3は、サーバー2からダウンロードした処理ソフトウエアに基づく処理を行って表示画面に可視的表示を行うとともに、必要に応じてサーバー2に対するリクエスト処理を行うものである。
【0061】
図2は図1の遠隔監視システムの動作を概略的に示す図である。
【0062】
サーバー2は、異常発生と判定されたことに応答して必要なデータをパラメータ測定送出装置1から受け取った場合に、複数台の携帯電話3のそれぞれに対して所定の順序で選択的にメールを伝送する。
【0063】
携帯電話3は、サーバー2からメールを受け取った場合に、サーバー2からダウンロードしたソフトウエアを起動し、必要に応じてサーバー2に対するリクエスト処理を行う。
【0064】
リクエスト処理が行われた場合には、サーバー2は携帯電話3の認証処理を行い、リクエストの受信確認を行い、データ配信処理を行う。
【0065】
このデータ配信処理に応答して携帯電話3は、配信データに基づく画面表示を行う。
【0066】
次いで、具体例に基づいて詳細に説明する。
【0067】
図3は、3つの水路における測定場所を示す図であり、第1の水路における測定場所がA点およびB点に、第2の水路における測定場所がC点、D点、およびE点に、第3の水路における測定場所がF点に、それぞれ設定されている。そして、3つの水路が合流した最終出口も測定場所に設定されている。
【0068】
また、A点における測定パラメータをPH値、および油に、B点、C点、F点における測定パラメータをPH値、油、有害物、および濁度に、D点、E点における測定パラメータをPH値に、最終出口における測定パラメータをPH値、油、およびTOC(TotAl OrgAniC CArbon)に設定している。
【0069】
図4はA点におけるパラメータ測定送出装置の主要部を示す概略図である。
【0070】
このパラメータ測定送出装置は、水中ポンプPによって水路から水を吸入してサンプルタンクに導き、再び水路に戻すようにしているとともに、サンプルタンクにおいてPH値および油膜の測定を行うようにしている。ここで、PH値は、ガラス電極内の内部液とサンプル水の電位差を測定しPHを算出するPH計(例えば、PH8EFPkCl補給形のPH200インテリジェント2線式PH伝送器/横河電機製)を用いて計測され、油膜は、水面から離して反射率の測定を行う油膜計(例えば、油膜検知器OF−10型/電気化学計器株式会社製)を用いて計測される。また、水中ポンプPの揚水量は、例えば80L/min(バルブ制御後40〜60L/min)に設定され、サンプルタンクの容量が例えば50Lに設定され、サンプルタンクにおける滞留時間が例えば約1minに設定される。ここで、および以下において、滞留時間は、液体槽の容量を単位時間当たりの液体流入量で除算して得られる時間である。
【0071】
図5はB点、C点、F点におけるパラメータ測定送出装置の主要部を示す概略図である。
【0072】
このパラメータ測定送出装置は、図4と同様にPH値および油膜の測定のための構成を有しているほかに、水中ポンプPによって水路から吸入された水の一部を濁度サンプルタンクに導き濁度計により濁度を測定した後に再び水路に戻すようにしているとともに、水中ポンプPによって水路から吸入された水の他の一部を有害物質計に導いた後に再び水路に戻すようにしている。ここで、濁度は、水面に光を当て、透過光・反射光を取り除いた散乱光を測定する濁度計(例えば、TB400G表面散乱形濁度計/横河電気製)を用いて計測され、有害物質は、水槽内に取り付けたセンサーにより魚の活動時に水中で発生する電位(活動電位)を検出し、一定の平均値として「活動量」を算出し、この活動量が上下限を越えたとき魚に異常が発生したと判断する有害物質計(例えば、魚を用いた水質連続監視装置ユニレリーフL4型/ユニチカ製)を用いて計測される。また、濁度サンプルタンクへの給水量を例えば10L/minに設定し、濁度サンプルタンクの容量を例えば10Lに設定し、濁度サンプルタンクの滞留時間を例えば約1minに設定し、有害物質計の魚槽容量を例えば20Lに設定し、有害物質計の滞留時間を約4minに設定している。
【0073】
図6はD点、E点におけるパラメータ測定送出装置の主要部を示す概略図である。
【0074】
このパラメータ測定送出装置は、水路に直接PH計を設置することにより構成されている。
【0075】
図7は最終出口におけるパラメータ測定送出装置の主要部を示す概略図である。
【0076】
このパラメータ測定送出装置は、図4と同様のサンプルタンク(油膜計サンプルタンク)と油膜計が設けられているほか、水中ポンプPによって水路から吸入された水の一部を共通サンプルタンクに導き、共通サンプルタンクからの水の一部をPH計が設けられたPHサンプルタンクに、他の一部をTOC計に、それぞれ導いた後に、再び水路に戻すようにしている。ここで、TOCは、無機性炭素を除去後、高温触媒存在下で有機炭素を燃焼させることにより、有機炭素を二酸化炭素に変換し、これを赤外線分析計により検出するTOC計(例えば、TOC自動分析装置TOC−610/東レエンジニアリング製)を用いて計測される。また、共通サンプルタンク、PHサンプルタンクへの給水量を例えば10L/minに設定し、TOC計への給水量を例えば0.2L/15minに設定し、共通サンプルタンク、PHサンプルタンクの容量を例えば10Lに設定し、共通サンプルタンク、PHサンプルタンクの滞留時間を約1minに設定し、TOC計の測定頻度を1回/15minに設定している。
【0077】
以上から分かるように、PH計、油膜計、濁度計に関しては、約1分でサンプルタンク内が置換される。そして、パラメータ計測データの更新周期を1分ごとに設定することにより、誤報と異常との区別を分かりやすくできる。
【0078】
図8は異常が発生した場合における異常通知の一例を説明する概略図である。なお、異常は、例えば、パラメータ測定データと所定の比較結果により検出される。また、図8は、担当者1のための携帯電話と担当者2のための携帯電話に異常通知を行う場合を示している。
【0079】
異常が発生した場合には、担当者1に対して、間隔を1分に設定して3回だけ異常通知(警報通知)が行われ、その後、担当者2に対して、間隔を1分に設定して3回だけ異常通知が行われ、その後、上記の動作が反復される。そして、警報通知を見たことを確認した場合に、上記の異常通知が中断される。
【0080】
したがって、異常通知を担当者に迅速に通知することができ、異常を見落とすという不都合を防止できる。また、同時に全ての担当者に異常通知メールを送ると、誰が対応すべきかが明確でなくなってしまい、誰かが対応しているであろうと考えて対応が遅れてしまうという不都合が発生するが、図8のようにすることにより、責任を明確にすることができ、対応の遅れを防止することができる。
【0081】
ただし、担当者2に異常通知メールが送られている間に担当者1が応答すると、それ以降はいずれの担当者にも異常通知メールが送られないようにすることが好ましい。また、いずれかの担当者が応答した場合には、他方の担当者が異常通知メールに気づいて対応すべくログイン(または閲覧)した時点で、既に対応のための閲覧が行われたことがわかるように内容を変更してもよい。もちろん、既に対応が行われたことを示すメールを他方の担当者に送るようにしてもよい。
【0082】
図9は、データの更新周期を1分ごとにする状態において異常が発生した場合であって、休日夜間にPH、濁度異常が発生した場合の処理を説明する処理フロー図である。なお、異常警報は、測定器から発信されるので今システムのデータの更新周期とは関係なく異常メールが通知される。
【0083】
ステップSP1において、異常メールを受信し、ステップSP2において、監視ソフトウエアを起動し、ステップSP3において、警報の内容を確認し、ステップSP4において、警報発生場所のトレンドを確認する。
【0084】
そして、トレンドが図10中(A)に示すとおりである場合には、瞬間的に異常値になったけれどもすぐに正常値に復帰したことが分かるので、ステップSP5において、出動せずに様子を観察する。この結果、変化がなければ(ステップSP6)、後日機器点検を行う(ステップSP7)。逆に、警報が頻発する場合には(ステップSP8)、危機の点検、洗浄を行う(ステップSP9)。
【0085】
逆に、トレンドが図10中(B)に示すとおりである場合には、異常排水が流れたことが分かるので、ステップSP10において、現場へ急行し、ステップSP11において、処置対応(例えば、異常発生箇所の調査、異常排水の流出防止および処理)を行う。
【0086】
したがって、異常メールを受信した場合であっても、トレンドデータを参照することによって、その後の対処を異ならせることができる。
【0087】
図11は、データの更新周期を1分ごとにする状態において異常が発生した場合であって、休日夜間に油異常が発生した場合の処理を説明する処理フロー図である。
【0088】
ステップSP1において、異常メールを受信し、ステップSP2において、監視ソフトウエアを起動し、ステップSP3において、警報の内容を確認し、ステップSP4において、警報発生場所のトレンドを確認する。
【0089】
そして、トレンドが図12中(A)(B)に示すとおりである場合には、瞬間的に異常値になったけれどもすぐに正常値に復帰したことが分かるので、ステップSP5において、出動せずに様子を観察する。この結果、変化がなければ(ステップSP6)、トレンドが図12中(A)に示すとおりである場合に、後日機器点検を行い(ステップSP7)、トレンドが図12中(B)に示すとおりである場合(水中ポンプの揚水量が変化して液面の高さが変動したことに起因して測定値が乱れている場合)に、翌日機器点検を行い(ステップSP8)。逆に、警報が頻発する場合には(ステップSP9)、危機の点検、洗浄を行う(ステップSP10)。
【0090】
逆に、トレンドが図12中(C)に示すとおりである場合には、異常排水が流れたことが分かるので、ステップSP11において、現場へ急行し、ステップSP12において、処置対応(例えば、異常発生箇所の調査、異常排水の流出防止および処理)を行う。
【0091】
したがって、異常メールを受信した場合であっても、トレンドデータを参照することによって、その後の対処を異ならせることができる。
【0092】
図13は、休日夜間にTOC異常が発生した場合の処理を説明する処理フロー図である。なお、TOC計は1回/15minの頻度で測定を行っており、また、警報において下限値はなく上限値を2回連続で越えたときだけ警報がなるようにしている。
【0093】
ステップSP1において、異常メールを受信し、ステップSP2において、監視ソフトウエアを起動し、ステップSP3において、警報の内容を確認し、ステップSP4において、警報発生場所のトレンドを確認する。
【0094】
そして、トレンドが図14中(A)に示すとおりである場合には、異常値が2回測定分で通常に戻っていることから、機器の異常またはごみなどの汚れによる異常と判定できるので、ステップSP5において、出動せずに様子を観察する。この結果、変化がなければ(ステップSP6)、後日機器点検を行い(ステップSP7)、逆に、警報が頻発する場合には(ステップSP8)、機器の点検、洗浄を行う(ステップSP9)。
【0095】
逆に、トレンドが図14中(B)に示すとおりである場合には、異常排水が流れたことが分かるので、ステップSP10において、現場へ急行し、ステップSP11において、処置対応(例えば、異常発生箇所の調査、異常排水の流出防止および処理)を行う。
【0096】
したがって、異常メールを受信した場合であっても、トレンドデータを参照することによって、その後の対処を異ならせることができる。
【0097】
休日夜間に有害物質異常が発生した場合には、有害物質計は機器異常による誤報はほとんどないので、異常があれば現場へ急行する。なぜならば、有害物質計は魚の活動電位を測定し、その1分間の平均値が「活動量」となり、その活動量の上限値と下限値を設定し、その設定を外れた場合に警報が鳴るからである。
【0098】
図15はトレンドの2点比較処理を行う場合の処理を説明する処理フロー図である。なお、この2点は、同一の水路の上流、下流であり、2点間の排水の到達所要時間は既知である。
【0099】
ステップSP1において、異常メールを受信し、ステップSP2において、トレンドを確認する。
【0100】
そして、図16中(A)に示すように、一方のトレンドが異常を示し、他方のトレンドが異常を示さない場合には、機器の異常と判断することができるので、ステップSP3において、機器の点検を行う。逆に、図16中(B)に示すように、両トレンドが異常を示す場合には、異常排水と判断することができるので、ステップSP4において、異常排水の防止に必要な処置対応を行う。
【0101】
図17は、同系列上でトレンドを比較する場合の処理の一具体例を説明する処理フロー図である。
【0102】
ステップSP1において、異常メールを受信し、ステップSP2において、監視ソフトウエアを起動し、ステップSP3において、警報の内容(C点でPH異常が発生していること)を確認し、ステップSP4において、C点、D点のPH値のトレンドを確認する。
【0103】
そして、トレンドが図18中(A)に示すとおりである場合には、C点で認められたPH値の異常がD点では現れないことから、機器の異常と判定できるので、ステップSP5において、出動せずに様子を観察する。この結果、変化がなければ(ステップSP6)、後日機器点検を行い(ステップSP7)、逆に、警報が頻発する場合には(ステップSP8)、機器の点検、洗浄を行う(ステップSP9)。
【0104】
逆に、トレンドが図18中(B)に示すとおりである場合には、C点およびD点でPH値の異常が認められ、PH値の異常が実際に発生していることが分かるので、ステップSP10において、現場へ急行し、ステップSP11において、処置対応(例えば、異常発生箇所の調査、異常排水の流出防止および処理)を行う。
【0105】
図19は、2つの測定点で異常が発生した場合の処理を説明する処理フロー図である。
【0106】
ステップSP1において、異常メールを受信し、ステップSP2において、監視ソフトウエアを起動し、ステップSP3において、C点でPH異常が発生していることを確認し、ステップSP4において、C点、D点のPH値のトレンドを確認する。
【0107】
そして、トレンドが図20中(A)に示すとおりである場合には、C点で認められたPH値の大きな異常がD点ではかなり小さくなっていることから、流れた異常排水の量が少ないと考えられ、排水処理場で更に薄まることが考えられることから異常排水の処理に手間がかからないと考えられるので、ステップSP5において、異常排水の発生源の調査、およびトレンドでの下流の状態の確認を行う。
【0108】
逆に、トレンドが図20中(B)に示すとおりである場合には、C点およびD点で同程度に大きいPH値の異常が認められていることから、流れた異常排水の量が多いと考えられるので、ステップSP6において、現場へ急行し、ステップSP7において、異常排水の処理、および異常排水の流出防止を行い、ステップSP8において、異常排水の発生源の調査、およびトレンドでの下流の状態の確認を行う。
【0109】
上記から分かるように、C点、D点の両方で異常が発生した場合は、C点での影響度とD点での影響度を比較することにより、異常排水の発生度推測することができる。すなわち、例えば、C点でトレンドのピークが大きく、D点ではトレンドのピークが小さくなっていれば水路の距離から考えて異常排水の量は少ないと考えることができる。
【0110】
また、トレンドが図21中(A)に示すとおりである場合には、D点でのトレンドデータには大きなPH値の異常が認められるにも拘らず、C点でのトレンドデータには全くPH値の異常が認められないので、異常排水の発生現場がC 点とD点との間であると考えられる。
【0111】
逆に、トレンドが図21中(B)に示すとおりである場合には、D点でのトレンドデータには大きなPH値の異常が認められる反面、C点でのトレンドデータには小さなPH値の異常が認められるので、異常排水の発生現場がC 点より少し上流側で、かつ異常排水の一部がC点に流れ込んだと考えられる。
【0112】
上記のように同一水路の2点におけるトレンドデータを考慮することによって、異常排水の発生現場であり得る範囲を簡単に絞り込むことができ、異常排水の発生源の調査に必要な労力を大幅に低減することができる。
【0113】
図22は、C点でPH値の異常が発生した場合における対処を説明する処理フロー図である。
【0114】
ステップSP1において、異常メールを受信し、ステップSP2において、監視ソフトウエアを起動し、ステップSP3において、C点でPH異常が発生していることを確認し、ステップSP4において、C点、D点のPH値のトレンドを確認する。
【0115】
そして、トレンドがステップSP5に示すとおりであることを確認し、ステップSP6において、異常排水の発生源の調査、およびトレンドでの下流の状態の確認を行う。
【0116】
その後、トレンドがステップSP7に示すとおりであることを確認し、ステップSP8において、現場へ急行し、ステップSP9において、異常排水の処理、および異常排水の流出防止を行う。
【0117】
上記から分かるように、C点でPH値の異常が発生した場合に、異常に対する処理をD点のトレンドデータを監視しながら行うことができ、河川への汚濁水の流出を防止することができる。この結果、対応のための作業者の人数が少ない場合であっても、迅速に対応することができる。
【0118】
図23は、別の水路の点のトレンドデータを用いる処理を説明する処理フロー図である。
【0119】
ステップSP1において、建屋で異常排水の流出があったとの通報を受け取り、ステップSP2において、現場へ急行し、ステップSP3において、監視ソフトウエアを起動し、ステップSP4において、A点およびC点におけるPH値のトレンドデータを確認する。
【0120】
そして、トレンドデータがステップSP5に示すとおりである場合には、A点のみでPH値の異常が認められているので、ステップSP6において、A点への流入経路の調査、およびA点の下流での異常排水の処置および異常排水の流出防止を行う。
【0121】
また、トレンドデータがステップSP7に示すとおりである場合には、C点のみでPH値の異常が認められているので、ステップSP8において、C点への流入経路の調査、およびC点の下流での異常排水の処置および異常排水の流出防止を行う。
【0122】
さらに、トレンドデータがステップSP9に示すとおりである場合には、A点、C点の両点でPH値の異常が認められているので、ステップSP10において、A点、およびC点への流入経路の調査、およびA点、およびC点の下流での異常排水の処置および異常排水の流出防止を行う。
【0123】
この結果、第1水路と第2水路との間の建屋で異常が発生し、その周辺の水路がどのように走っているか不明の時、A点、C点の両点を監視しながら処置をすることでどちらの水路に異常排水が流出するかを素早く確認できる。
【0124】
また、上記のように異常発生場所を絞り込み、次に上述の同一系列での比較を活用してさらに発生場所や原因を特定することもできる。
【0125】
図24は携帯電話における画面表示の例を示す図である。
【0126】
図24中(A)は警報の種別および日時を表示する警報画面を、図24中(B)はトレンドデータを表示するトレンド画面を、図24中(C)はパラメータ測定値をアナログ値で表示するアナログ値表示画面を、それぞれ示している。
【0127】
そして、これらの表示画面は携帯電話を操作することによって切り替えることができる。
【0128】
また、トレンド画面はある程度の期間にわたるパラメータ測定値の変化を示すものであるから、可能な限り長期間にわたるパラメータ測定値の変化を表示することが好ましい。したがって、トレンド画面における時間軸方向の1ドットを間欠測定の時間間隔と一致させることが好ましく、可能な限り多くのパラメータ測定値をもれなく表示することができる。
【0129】
以上においては、3つの水路を例にとって具体例を説明したが、水路以外の設備を監視する場合にも本発明を適用できることはもちろんである。
【0130】
【発明の効果】
請求項1の発明は、異常を通知する範囲を広くすることができるとともに、他の監視者用端末からの応答がないことを明確にして異常通知に対する対処を確実に行わせることができるという特有の効果を奏する。
【0131】
請求項2の発明は、請求項1の効果に加え、同一の前記監視者用端末に対する異常通知を確実化することができるという特有の効果を奏する。
【0132】
請求項3の発明は、請求項1または請求項2の効果に加え、いずれかの監視者用端末が監視対象設備についての情報閲覧に伴って他の監視者用端末による情報閲覧が不要であることを知らせることができるという特有の効果を奏する。
【0133】
請求項4の発明は、連続測定結果によっては異常値が得られた場合に、トレンドデータを表示させることによって、パラメータの推移の傾向を簡単に把握させることができ、ひいては、ノイズなどに起因して異常値が得られたか否かなどを判定することができるという特有の効果を奏する。
【0134】
請求項5の発明は、請求項4の効果に加え、測定装置の個数の増加を防止することができるという特有の効果を奏する。
【0135】
請求項6の発明は、両監視対象設備のパラメータのトレンドデータに基づいて、両監視対象設備のパラメータに影響を及ぼす原因を推定することができるという特有の効果を奏する。
【0136】
請求項7の発明は、請求項4から請求項6のいずれかの効果に加え、十分に多いトレンドデータの表示を可能にすることができるという特有の効果を奏する。
【0137】
請求項8の発明は、ノイズなどの影響を低減できるほか、請求項4から請求項7のいずれかと同様の効果を奏する。
【0138】
請求項9の発明は、請求項1から請求項8のいずれかと同様の効果を奏する。
【0139】
請求項10の発明は、集中管理システムの介在により監視者用端末との間の情報の送受信が可能な範囲を広げることができるほか、請求項9と同様の効果を奏する。
【0140】
請求項11の発明は、トレンドデータを保存して十分に長期間にわたるトレンドデータの検証を簡単に達成できるほか、請求項9または請求項10と同様の効果を奏する。
【0141】
請求項12の発明は、異常を通知する範囲を広くすることができるとともに、他の監視者用端末からの応答がないことを明確にして異常通知に対する対処を確実に行わせることができるという特有の効果を奏する。
【0142】
請求項13の発明は、請求項12の効果に加え、同一の前記監視者用端末に対する異常通知を確実化することができるという特有の効果を奏する。
【0143】
請求項14の発明は、請求項12または請求項13の発明に加え、いずれかの監視者用端末が監視対象設備についての情報閲覧に伴って他の監視者用端末による情報閲覧が不要であることを知らせることができるという特有の効果を奏する。
【0144】
請求項15の発明は、連続測定結果によって異常値が得られた場合に、トレンドデータを表示させることによって、パラメータの推移の傾向を簡単に把握させることができ、ひいては、ノイズなどに起因して異常値が得られたか否かなどを判定することができるという特有の効果を奏する。
【0145】
請求項16の発明は、請求項15の効果に加え、測定装置の個数の増加を防止することができるという特有の効果を奏する。
【0146】
請求項17の発明は、両監視対象設備のパラメータのトレンドデータに基づいて、両監視対象設備のパラメータに影響を及ぼす原因を推定することができるという特有の効果を奏する。
【0147】
請求項18の発明は、請求項15から請求項17のいずれかの効果に加え、十分に多いトレンドデータの表示を可能にすることができるという特有の効果を奏する。
【0148】
請求項19の発明は、ノイズなどの影響を低減できるほか、請求項15から請求項18のいずれかと同様の効果を奏する。
【0149】
請求項20の発明は、異常通知、トレンドデータの通知を無線で行うことができるほか、請求項12から請求項19のいずれかと同様の効果を奏する。
【0150】
請求項21の、集中管理システムの介在により監視者用端末との間の情報の送受信が可能な範囲を広げることができるほか、請求項20と同様の効果を奏する。
【0151】
請求項22の発明は、トレンドデータを保存して十分に長期間にわたるトレンドデータの検証を簡単に達成できるほか、請求項20または請求項21と同様の効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の遠隔監視方法が適用される遠隔監視システムの一実施形態を示す概略図である。
【図2】図1の遠隔監視システムの動作を概略的に示す図である。
【図3】3つの水路における測定場所を示す図である。
【図4】A点におけるパラメータ測定送出装置の主要部を示す概略図である。
【図5】B点、C点、F点におけるパラメータ測定送出装置の主要部を示す概略図である。
【図6】D点、E点におけるパラメータ測定送出装置の主要部を示す概略図である。
【図7】最終出口におけるパラメータ測定送出装置の主要部を示す概略図である。
【図8】異常が発生した場合における異常通知の一例を説明する概略図である。
【図9】データの更新周期を1分ごとにする状態において異常が発生した場合であって、休日夜間にPH、濁度異常が発生した場合の処理を説明する処理フロー図である。
【図10】トレンドデータの一例を示す図である。
【図11】データの更新周期を1分ごとにする状態において異常が発生した場合であって、休日夜間に油異常が発生した場合の処理を説明する処理フロー図である。
【図12】トレンドデータの一例を示す図である。
【図13】休日夜間にTOC異常が発生した場合の処理を説明する処理フロー図である。
【図14】トレンドデータの一例を示す図である。
【図15】トレンドの2点比較処理を行う場合の処理を説明する処理フロー図である。
【図16】トレンドデータの一例を示す図である。
【図17】同系列上でトレンドを比較する場合の処理の一具体例を説明する処理フロー図である。
【図18】トレンドデータの一例を示す図である。
【図19】2つの測定点で異常が発生した場合の処理を説明する処理フロー図である。
【図20】トレンドデータの一例を示す図である。
【図21】トレンドデータの他の例を示す図である。
【図22】C点でPH値の異常が発生した場合における対処を説明する処理フロー図である。
【図23】別の水路の点のトレンドデータを用いる処理を説明する処理フロー図である。
【図24】携帯電話における画面表示の例を示す図である。
【符号の説明】
1 パラメータ測定送出装置
2 サーバー
3 携帯電話

Claims (22)

  1. 監視対象設備のパラメータを測定し、異常値が得られた場合に、異常通知を電子メールにて、少なくとも2個の監視者用端末(3)のうち1個以上に送信するに際し、前記少なくとも2個の監視者用端末(3)のうち、いずれか1個からの前記監視対象設備についての情報閲覧の要求があるか、第1の所定の回数または時間にわたって異常通知を発信するまでは、以下の動作を繰り返すことを特徴とする遠隔監視方法。
    最初の監視者用端末(3)に異常通知を送信し、その後、第2の所定の時間の経過後に次の監視者用端末(3)に異常通知を送信し、以降、順次、別の監視者用端末(3)に異常通知を送信し、最後の監視者用端末(3)への異常通知の送信後は再び最初の監視者用端末(3)に異常通知を送信する。
  2. 同一の前記監視者用端末(3)に対して、第2の所定回数に達するまで連続して所定の時間間隔で繰り返し異常通知を送信する、請求項1に記載の遠隔監視方法。
  3. 前記監視者用端末(3)のいずれかから前記監視対象設備についての情報閲覧の要求があったときは、この事実を他の監視者用端末(3)に通知する、請求項1または請求項2に記載の遠隔監視方法。
  4. 監視対象設備のパラメータを連続測定し、異常値が得られた場合には異常通知を監視者用端末(3)に対して送信するとともに、前記監視対象設備の前記パラメータを所定の間隔で間欠測定してトレンドデータとして保持し、前記異常通知を受信した監視者用端末(3)に前記トレンドデータを表示させることを特徴とする遠隔監視方法。
  5. 前記監視対象設備のパラメータの前記連続測定と前記間欠測定とを同一の測定装置の出力に基づいて行う、請求項4に記載の遠近監視方法。
  6. 第1の監視対象設備のパラメータを所定の間隔で間欠測定して第1のトレンドデータとして保持し、第2の監視対象設備のパラメータを所定の間隔で間欠測定して第2のトレンドデータとして保持し、監視者用端末(3)に前記第1および第2のトレンドデータを同時表示させることを特徴とする遠近監視方法。
  7. 前記監視者用端末(3)として有限数のドットマトリクスにて表示する表示デバイスを有するものを用い、前記表示デバイスの時間軸方向の1ドットに対応する時間間隔を前記間欠測定の前記所定の間隔に一致させる、請求項4から請求項6のいずれかに記載の遠近監視方法。
  8. 前記監視対象設備のパラメータの測定は、前記監視対象設備に関連する液体を液体槽にポンプによりくみ上げ、前記液体槽における前記液体を被検体として測定することにより行ない、前記間欠測定の間隔を、前記液体槽内における同一の液体の滞留時間の0.5〜20倍の範囲内に設定する、請求項4から請求項7のいずれかに記載の遠近監視方法。
  9. 前記監視者用端末(3)として、無線通信可能なものを用いる、請求項1から請求項8のいずれかに記載の遠近監視方法。
  10. 前記監視対象設備のパラメータの測定結果を無線通信により集中管理システム(2)に送信し、該集中管理システム(2)と前記監視者用端末(3)との間の情報の送受信を無線通信により行う、請求項9に記載の遠隔監視方法。
  11. 前記監視者用端末(3)として、無線通信可能かつ前記トレンドデータの保存または印刷が可能な端末を用いる、請求項9または請求項10に記載の遠隔監視方法。
  12. 監視対象設備のパラメータを測定し、異常値が得られた場合に、異常通知を電子メールにて、少なくとも2個の監視者用端末(3)のうち1個以上に送信する異常監視送信装置(1)と、前記異常通知を受信する少なくとも2個の監視者用端末装置(3)とを有し、前記異常監視送信装置(1)は、前記少なくとも2個の監視者用端末(3)のうち、いずれか1個からの前記監視対象設備についての情報閲覧の要求があるか、第1の所定の回数または時間にわたって異常通知を発信するまでの間、最初の監視者用端末(3)に異常通知を送信し、その後、第2の所定の時間の経過後に次の監視者用端末(3)に異常通知を送信し、以降、順次、別の監視者用端末(3)に異常通知を送信し、最後の監視者用端末(3)への異常通知の送信後は再び最初の監視者用端末(3)に異常通知を送信する動作を反復させる反復制御手段を含むことを特徴とする遠隔監視装置。
  13. 前記反復制御手段は、同一の前記監視者用端末(3)に対して、第2の所定回数に達するまで連続して所定の時間間隔で繰り返し異常通知を送信する、請求項12に記載の遠隔監視装置。
  14. 前記反復制御手段は、前記監視者用端末(3)のいずれかから前記監視対象設備についての情報閲覧の要求があったときは、この事実を他の監視者用端末(3)に通知する、請求項12または請求項13に記載の遠隔監視装置。
  15. 監視対象設備のパラメータを連続測定し、異常値が得られた場合には異常通知を監視者用端末(3)に対して送信するとともに、前記監視対象設備の前記パラメータを所定の間隔で間欠測定してトレンドデータとして保持する異常監視送信装置(1)(2)と、前記異常通知を受信する監視者用端末装置(3)とを有し、前記異常監視送信装置(2)は、前記異常通知を受信した監視者用端末(3)に前記トレンドデータを表示させるトレンドデータ表示手段を含むことを特徴とする遠隔監視装置。
  16. 前記異常監視送信装置(1)は、前記監視対象設備のパラメータの前記連続測定と前記間欠測定とを同一の測定装置の出力に基づいて行う、請求項15に記載の遠近監視装置。
  17. 第1の監視対象設備のパラメータを所定の間隔で間欠測定して第1のトレンドデータとして保持し、第2の監視対象設備のパラメータを所定の間隔で間欠測定して第2のトレンドデータとして保持する異常監視送信装置(1)(2)と、該異常監視送信装置(2)からのデータを受信する監視者用端末(3)とを有し、前記異常監視送信装置(2)は、監視者用端末(3)に前記第1および第2のトレンドデータを同時表示させるトレンドデータ表示手段を含むことを特徴とする遠近監視装置。
  18. 前記監視者用端末(3)は、有限数のドットマトリクスにて表示する表示デバイスを有し、該表示デバイスの時間軸方向の1ドットに対応する時間間隔を前記間欠測定の前記所定の間隔に一致させてある、請求項15から請求項17のいずれかに記載の遠近監視装置。
  19. 前記異常監視送信装置(1)は、前記監視対象設備のパラメータの測定を、前記監視対象設備に関連する液体を液体槽にポンプによりくみ上げ、前記液体槽における前記液体を被検体として測定することにより行ない、前記間欠測定の間隔を、前記液体槽内における同一の液体の滞留時間の0.5〜20倍の範囲内に設定する、請求項15から請求項18のいずれかに記載の遠近監視装置。
  20. 前記監視者用端末(3)は、無線通信可能なものである、請求項12から請求項19のいずれかに記載の遠近監視装置。
  21. 前記異常監視送信装置(1)による前記監視対象設備のパラメータの測定結果を無線通信により受信する集中管理システム(2)をさらに含み、該集中管理システム(2)は、前記監視者用端末(3)との間の情報の送受信を無線通信により行う、請求項20に記載の遠隔監視装置。
  22. 前記監視者用端末(3)は、無線通信可能かつ、前記トレンドデータの保存または印刷が可能な端末である、請求項20または請求項21に記載の遠隔監視装置。
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JP2013024816A (ja) * 2011-07-25 2013-02-04 Horiba Advanced Techno Co Ltd 水質分析計、水質分析計用管理装置、水質分析計用プログラム、水質分析計用管理プログラム及び水質分析システム

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