JP2004313316A - 爪切り器 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】指先を当接させるために凹状に湾曲形成されていると共にその湾曲面に弧状の爪挿入溝が形成されていて、該爪挿入溝の奥部側下縁に切断刃が形成されている湾曲板状の固定刃部材と、該固定刃部材の裏面側に沿ってスライド昇降できるように湾曲面が形成されると共に該湾曲面の下縁に前記切断刃に対応する湾曲した切断刃を有し、スライド降下することにより前記爪挿入溝から突出する爪部分を剪断するようになっている可動刃部材とを備えている。
【選択図】 図1
Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、爪切り器に係り、特に、目の不自由な人であっても容易に使用することができ、また、暗い環境での爪切りや子供の爪を切るに際しても深爪することなく安全確実に爪を切ることができる爪切り器に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来の一般的な爪切り器は、後端部が連結されて常時開放状態になるようにした二股状のレバーのそれぞれの先端をL字状に屈曲させて対向する爪切り部が形成され、該爪切り部を凹状に湾曲させると共に該爪切り部のそれぞれの先端には爪切り刃が形成され、一方(下方)のレバーに立設された支持ポールには押圧レバーの先端が軸支されており、該押圧レバーを押圧操作することにより、該押圧レバーに設けたカム部を介してテコの作用で前記他方のレバーを弾性的に閉じさせて上下の前記爪切り刃で爪を押し切るように構成したものである。なお、切られた爪屑の飛散を防止するために、前記一方及び他方のレバーの側面に飛散防止用のカバーを取り付けるようにしたものもある。
【0003】
前記のような一般的な爪切り器においては、前記爪切り刃が水平に形成されているが、この爪切り刃を爪の上面の湾曲に対応させるように湾曲させて形成したものが提案されている(例えば、特許文献1)。
【0004】
【特許文献1】
登録実用新案第3075179号公報
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
従来の爪切り器は、前記のように、上下の爪切り刃の間に爪先を挿入した状態で押圧レバーを押し下げて切断する形式であるため、切ろうとする爪の深さを目で確認しながら位置決めして使用する必要があり、目の不自由な人が使用することは極めて困難であった。
【0006】
また、従来のものは上下の爪切り刃間が大きく開いているため指先端の肉部まで入ってしまい、目の不自由な人が使用する場合のみならず、暗い環境で使用する場合や子供の爪を切る場合等においても深爪したり肉部を損傷したりするおそれがあった。
本発明の目的は、従来の爪切り器の欠点を解消し、目の不自由な人であっても容易に使用することができ、また、暗い環境での爪切りや子供の爪を切るに際しても深爪することなく安全確実に爪を切ることができる爪切り器を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明に係る爪切り器は、請求項1に記載のものにおいては、
指先を当接させるために凹状に湾曲形成されていると共にその湾曲面に弧状の爪挿入溝が形成されていて、該爪挿入溝の奥部側下縁に切断刃が形成されている湾曲板状の固定刃部材と、該固定刃部材の裏面側に沿ってスライド昇降できるように湾曲面が形成されると共に該湾曲面の下縁に前記切断刃に対応する湾曲した切断刃を有し、スライド降下することにより前記爪挿入溝から突出する爪部分を剪断するようになっている可動刃部材とを備えていることを特徴とする。
【0008】
この場合、請求項2に記載のように、固定刃部材を一方の操作アームを備えた爪切り本体部に設けると共に可動刃部材を前記爪切り本体部にスライド昇降自在に装着し、該可動刃部材をスライド降下させるために、先端部が前記爪切り本体部に軸支されると共に前記一方の操作アームと対峙するように他方の操作アームを配置し、前記可動刃部材を常時上昇させておく方向に付勢するためのばね手段とを設ける。
【0009】
このように構成された爪切り器の使用に際しては、指先を固定刃部材の前面の湾曲面に沿わせて爪挿入溝を探り当てて爪先を該爪挿入溝に挿入することにより、切ろうとする爪部分だけを爪挿入溝から内方向に突出させることができ、この状態で、例えば、請求項2に記載したような構成であれば、一方及び他方の操作アームを閉じる方向に押圧することにより前記他方の操作アームで可動刃部材が押し下げられ、爪挿入溝から突出している爪部分を固定刃部材の切断刃と可動刃部材の切断刃とによって確実に剪断することができる。
【0010】
このように、指先を固定刃部材の前面に沿わせて爪挿入溝を探り当てて爪先を該爪挿入溝に挿入する構成であるから、目の不自由な人でも容易に操作することができ、また、切ろうとする爪部分だけが爪挿入溝から突出して剪断されるから、極めて安全である。
【0011】
前記固定刃部材を爪切り本体部に設けるに際し、該固定刃部材を爪切り本体部に固定した構成でもよいが、請求項3に記載のように、固定刃部材を爪切り本体部に対して脱着するような構成にすることが望ましい。このように固定刃部材を別部品とすることにより、刃物としての製作が容易であると共に固定刃部材を交換することができ、切断刃の切れ味が劣化した場合に交換することが可能であるのは勿論、例えば、固定刃部材を形成する金属板材の板厚が異なる固定刃部材を用意しておけば、この固定刃部材を交換することにより、切ろうとする爪の長さ(深さ)を選定することができる。
【0012】
また、請求項4に記載のように、爪切り本体部の内部に廃棄用開口部を備えた爪屑貯留部を設けることができ、これにより爪屑の飛散を防止することができる。
【0013】
前記可動刃部材としては、請求項5に記載のように、可動刃部材に形成される切断刃の向きが固定刃部材の切断刃に対してやや斜めになるようにすれば、可動刃部材の降下により爪を固定刃部材の切断刃の一端側から他端側に順次剪断することができ、爪切り操作時に前記可動刃部材を降下させるための前記他方の操作アームを小さな押圧力で操作することができる。
【0014】
さらに、請求項6に記載のように、爪挿入溝の入口側下縁から奥部側の切断刃に至る開口縁に傾斜面を形成して、爪挿入溝の奥部側が実質上狭くなるようにすれば、指の先端が前記傾斜面に沿うこととなって、固定刃部材の板厚の影響を受けることなく、切ろうとする爪部分だけが爪挿入溝から後方に突出して確実に切断することができる。
【0015】
なお、請求項7に記載のように、一方の操作アームと他方の操作アームの各後端部側に指挿入用の環状部を設ければ、鋏を操作する要領で爪切り器を操作することができる。
【0016】
【発明の実施の形態】
本発明に係る爪切り器の実施の形態を図面に基づいて説明する。
図1は爪切り器の断面図、図2は爪切り本体部の斜視図、図3は固定刃部材の斜視図、図4は可動刃部材の斜視図、図5は可動刃部材の平面図、図6は可動刃部材の正面図、図7は爪切り本体部に固定刃部材及び可動刃部材を組み込んだ状態を示す斜視図、図8は上部カバーの斜視図、図9は下部カバーの斜視図、図10は可動刃部材の切断刃が固定刃部材の切断刃に対して向きが変位している状態を透視状態で示す爪切り本体部の正面図、図11は爪挿入溝の拡大断面図、図12は爪先を爪挿入溝に挿入した状態を示す拡大断面図である。
【0017】
図において、10は爪切り器であり、指先Fを当接させるために凹状に湾曲形成されていると共にその湾曲面に弧状の爪挿入溝23が形成されていて、該爪挿入溝23の奥部側下縁に切断刃24が形成されている湾曲板状の固定刃部材2と、該固定刃部材2の裏面側に沿ってスライド昇降できるように湾曲面33が形成されると共に該湾曲面33の下縁に前記切断刃24に対応する湾曲した切断刃34を有し、スライド降下することにより前記爪挿入溝23から突出する爪部分nを剪断するようになっている可動刃部材3とを備えている。図1は前記可動刃部材3がやや押し下げられた状態を示す断面図である。
【0018】
前記固定刃部材2は一方の操作アーム14を備えた爪切り本体部1に脱着自在に設けられると共に可動刃部材3は前記爪切り本体部1にスライド昇降自在に装着され、該可動刃部材3をスライド降下させるために、先端部41が前記爪切り本体部1に軸ピン42で軸支されて前記一方の操作アーム14と対峙するように他方の操作アーム4が配置され、前記可動刃部材を常時上昇させておく方向に付勢するためのばね手段5が設けられている。
【0019】
前記の構成を詳述すると、爪切り本体部1は左右の側壁部12,12を備えた枠状部11と該枠部11の後部から後方に延出された前記一方の操作アーム14とを備え、前記枠状部11は前面部及び上面部が開口すると共に下面部の前半部分には上方から装着される前記固定刃部材2を支持するためのストッパー部13が形成されており、前記下面部の後半部分は開口している。
【0020】
前記左右の側壁部12,12の内面側には、前端側に前記固定刃部材2を挿入するためのガイド溝12a,12aが対向して設けられ、その後方には前記可動刃部材3を昇降自在に保持するためのガイドリブ12b,12bが縦設されている。
【0021】
前記固定刃部材2は鋼材で形成され、湾曲板状部21の両端には前記枠状部11のガイド溝12a,12aの溝幅に対応する肉厚の支持部22が設けられている。前記湾曲板部21の湾曲面は足の親指の先端に対応する程度の曲率で形成され、前記湾曲板状部21には上方に湾曲する前記爪挿入溝23が形成され、該爪挿入溝23の奥部側下縁に切断刃24が形成される。
【0022】
前記爪挿入溝23の断面形状としては、図11の拡大断面図に示すように、爪挿入溝23の入口側下縁23aから奥部側の切断刃24に至る開口縁に傾斜面23bを形成して、爪挿入溝23の奥部側が実質上狭くなるようにする。これにより、図に示すように、指先Fが前記傾斜面23bに沿うこととなって、固定刃部材2の板厚の影響を受けることなく、爪nの切ろうとする爪部分だけが爪挿入溝23から後方に突出して確実に切断することができる。なお、前記爪挿入溝23の入口側上縁には丸みをもたせることが望ましい。
【0023】
前記固定刃部材2として、前記支持部22の肉厚を変えないで前記湾曲板状部21の板厚を変えたもの(図示しない)を用意しておいて、この固定刃部材2を適宜選択して使用することにより、切ろうとする爪部分の長さ(深さ)を選定することができる。なお、前記固定刃部材2の湾曲板状部21の一部又は前記爪切り本体部1の枠状部11の側面に爪研ぎ用のヤスリ部を設けておくことができる。
【0024】
前記可動刃部材3は鋼材で形成され、図4に示すように、横長矩形のブロック体31の前面側には前記固定刃部材2における湾曲板状部21の裏面側に沿ってスライド昇降できるように湾曲面33が形成されると共に該湾曲面33の下縁に前記切断刃24に対応する湾曲した切断刃34が形成される。前記ブロック体31の後部両サイドには前記爪切り本体部1のガイドリブ12b,12bが嵌合するスライドガイド溝32が形成されていて、該スライドガイド溝32に前記ガイドリブ12b,12bを嵌合させるようにして組み込むことにより、可動刃部材3は爪切り本体部1内で昇降することができる。
【0025】
前記ブロック体31の後部上面には前記他方の操作アーム4が当接係合する押し下げ用まくら部35が設けられると共に、前記ブロック体31の後端面には係合溝36が形成されており、該係合溝36に前記ばね手段5として設けられる板バネ51の先端を係合させるようにしてある。
【0026】
前記可動刃部材3の切断刃34は、図6及び図10に示すように、前記固定刃部材2の切断刃24と同一の円弧を描くのではなく、その向きが固定刃部材2の切断刃24に対してやや斜めになるように形成されている。これにより、可動刃部材3が降下してその切断刃34と前記固定刃部材2の切断刃24とで爪を切断するに際し、該固定刃部材2の切断刃24の一端側から他端側に順次剪断することができ、爪切り操作時に前記可動刃部材3を降下させるための前記他方の操作アーム4を小さな押圧力で操作することができる。
【0027】
前記他方の操作アーム4は、その先端部が前記爪切り本体部1における枠状部11に軸ピン41により軸支され、該他方の操作アーム4が前記可動刃部材3の押し下げ用まくら部35に当接係合しており、該他方の操作アーム4を押し下げることにより前記可動刃部材3を弾性的に押し下げるようになっている。
【0028】
前記可動刃部材3を常時上昇させておくためのばね手段5としては、板バネ51の先端を前記可動刃部材3の係合溝36に係合させると共に後端部を前記一方の操作アーム14に固定してある。この構成により、前記可動刃部材3は弾性的に保持されて常時上昇する方向に付勢され、降下する方向にスライド自在となっている。
【0029】
図において、6は爪切り本体部1の上面側に脱着自在に被せられる上部カバーであり、例えば、ゴム製や合成樹脂製とし、下面側に前記枠状部11の内壁に係合する係合爪6aを設けて前記爪切り本体部1の上面開口部に嵌着するような形式としてもよい。7は前記爪切り本体部1の底面側に設けられる底部カバーであり、この底部カバー7により爪切り本体部1の内部に爪屑貯留部1aが形成され、該底部カバー7を取り外すことにより爪屑貯留部1aに溜まった爪屑を廃棄できるようにする。この底部カバー7も前記上部カバー6と同様に、例えば、ゴム製や合成樹脂製とし、上面側に前記枠状部11の内壁に係合する係合爪7aを設けて前記爪切り本体部1の下面開口部に嵌着するような形式とすることができ、あるいは適宜な箇所に薄肉ヒンジ部を形成してその一部を開閉できるような構成としてもよい。
【0030】
前記一方の操作アーム14及び他方の操作アーム4は、従来の爪切り器のように、単にその後端部を押圧するようにしたものでもよいが、実施例ではより操作をし易いように、前記一方の操作アーム14及び他方の操作アーム4の後端部側に指挿入用の環状部8,9を設けた。また、この環状部8,9は合成樹脂により別部材として成形したものを操作アーム14,4にねじ止めするようにしたが、それぞれの操作アーム14,4の後端を細長く形成してこれを環状に湾曲させてもよい。
【0031】
以上のような構成の爪切り器を組み立てるに際しては、前記枠状部11の上方から、該枠状部11のガイド溝12aに前記固定刃部材2の支持部22を嵌合させるようにして該固定刃部材2を組み込み、次に、前記枠状部11の上方又は下方から、該枠状部11のガイドリブ12bに前記可動刃部材3のスライドガイド溝32を嵌合させるようにして該可動刃部材3を組み込んで、該可動刃部材3の係合溝36に前記板バネ51の先端を係合させて保持させ、該板バネ51の後端部を前記一方の操作アーム14の後端部側にネジ51aで固定する。これにより前記可動刃部材3は弾性的に保持される。
【0032】
次に、前記他方の操作アーム4の先端部41を前記枠状部11の側壁部12の軸孔12cに軸ピン42で回転自在に軸支し、上部カバー6及び下部カバー7を前記枠状部11の上下面開口部に嵌着して組み立てが完了する。
【0033】
前記のように、板バネ51の後端部をネジ51aで前記一方の操作アーム14の後端部側に固定するように構成すれば、前記板バネ51の取り外しが容易であり、前記可動刃部材3を交換することも可能となる。なお、前記ネジ51aは前記環状部8を前記一方の操作アーム14に固定するためのネジとして兼用させるようにしてもよい。
【0034】
以上のように構成された爪切り器10を使用するには、指先Fを固定刃部材2の湾曲面に沿って上方からずらして爪挿入溝23を探り当てて爪先を該爪挿入溝23に挿入することにより、切ろうとする爪部分だけを爪挿入溝23から内方向に突出させることができ、この状態で一方及び他方の操作アーム14,4を閉じる方向に押圧することにより前記他方の操作アーム4で可動刃部材3が押し下げられ、爪挿入溝23から突出している爪部分を固定刃部材2の切断刃24と可動刃部材3の切断刃34とによって確実に剪断することができる。前記固定刃部材2の湾曲面は全ての指の先端に対応できる曲面ではないから、指先を順次水平方向に回しながら爪を剪断する。
【0035】
このように、指先を固定刃部材2の前面の湾曲面に沿わせて爪挿入溝23を探り当てて爪先を該爪挿入溝23に挿入する構成であるから、目の不自由な人でも容易に操作することができ、また、切ろうとする爪部分だけが爪挿入溝23から突出して剪断されるから、極めて安全である。
【0036】
【発明の効果】
本発明の爪切り器によれば、
請求項1に記載のものにおいては、指先を固定刃部材の前面の湾曲面に沿わせて爪挿入溝を探り当てて爪先を該爪挿入溝に挿入する構成であり、この状態で一方及び他方の操作アームを閉じる方向に押圧する操作だけであるから、目の不自由な人でも容易に操作することができ、また、切ろうとする爪部分だけが爪挿入溝から突出して剪断されるから、極めて安全である。
【0037】
請求項2に記載のものにおいては、一方及び他方の操作アームを従来の爪切りと同様の要領で操作することができ、特別な操作を必要としない。
【0038】
請求項3に記載のものにおいては、固定刃部材を爪切り本体部に対して脱着できるような構成であるから、固定刃部材を別部品とすることにより、刃物としての製作が容易であると共に固定刃部材を交換することができ、切断刃の切れ味が劣化した場合に交換することが可能であるのは勿論、例えば、固定刃部材を形成する金属板材の板厚が異なる固定刃部材を用意しておけば、この固定刃部材を交換することにより、切ろうとする爪の長さ(深さ)を選定することができる。
【0039】
請求項4に記載のものにおいては、爪切り本体部の内部に廃棄用開口部を備えた爪屑貯留部が設けられているから、切られた爪屑の飛散を防止することができる。
【0040】
請求項5に記載のものにおいては、可動刃部材に形成される切断刃の向きが固定刃部材の切断刃に対してやや斜めになるようなっているから、可動刃部材の降下により爪を固定刃部材の切断刃の一端側から他端側に順次剪断することができ、爪切り操作時に前記可動刃部材を降下させるための他方の操作アームを小さな押圧力で操作することができる。
【0041】
請求項6に記載のものにおいては、爪挿入溝の入口側下縁から奥部側の切断刃に至る開口縁に傾斜面が形成されていて、爪挿入溝の奥部側が実質上狭くなるようになっているから、指の先端が前記傾斜面に沿うこととなって、固定刃部材の板厚の影響を受けることなく、切ろうとする爪部分だけが爪挿入溝から後方に突出して確実に切断することができる。
【0042】
請求項7に記載のものにおいては、一方の操作アームと他方の操作アームの各後端部側に指挿入用の環状部が設けられているから、鋏を操作する要領で爪切り器を操作することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】爪切り器の断面図である。
【図2】爪切り本体部の斜視図である。
【図3】固定刃部材の斜視図である。
【図4】可動刃部材の斜視図である。
【図5】可動刃部材の平面図である。
【図6】可動刃部材の正面図である。
【図7】爪切り本体部に固定刃部材及び可動刃部材を組み込んだ状態を示す斜視図である。
【図8】上部カバーの斜視図である。
【図9】下部カバーの斜視図である。
【図10】可動刃部材の切断刃が固定刃部材の切断刃に対して向きが変位している状態を透視状態で示す爪切り器本体の正面図である。
【図11】爪挿入溝の拡大断面図である。
【図12】爪先を爪挿入溝に挿入した状態を示す拡大断面図である。
【符号の説明】
10 爪切り器
1 爪切り本体部
1a 爪屑貯留部
11 枠状部
12 側壁部
12a ガイド溝
12b ガイドリブ
12c 軸孔
13 ストッパー部
14 一方の操作アーム
2 固定刃部材
21 湾曲板状部
22 支持部
23 爪挿入溝
23a 入口側下縁
23b 傾斜面
24 切断刃
3 可動刃部材
31 ブロック体
32 スライドガイド溝
33 湾曲面
34 切断刃
35 押し下げ用まくら部
36 係合溝
4 他方の操作アーム
41 先端部
42 軸ピン
5 ばね手段
51 板バネ
51a ネジ
6 上部カバー
7 底部カバー
8,9 環状部
F 指先
n 爪
Claims (7)
- 指先を当接させるために凹状に湾曲形成されていると共にその湾曲面に弧状の爪挿入溝が形成されていて、該爪挿入溝の奥部側下縁に切断刃が形成されている湾曲板状の固定刃部材と、該固定刃部材の裏面側に沿ってスライド昇降できるように湾曲面が形成されると共に該湾曲面の下縁に前記切断刃に対応する湾曲した切断刃を有し、スライド降下することにより前記爪挿入溝から突出する爪部分を剪断するようになっている可動刃部材とを備えていることを特徴とする爪切り器。
- 固定刃部材が一方の操作アームを備えた爪切り本体部に設けられると共に可動刃部材が前記爪切り本体部にスライド昇降自在に装着されており、該可動刃部材をスライド降下させるために、先端部が前記爪切り本体部に軸支されると共に前記一方の操作アームと対峙するように配置されている他方の操作アームと、前記可動刃部材を常時上昇させておく方向に付勢するためのばね手段とを備えていることを特徴とする請求項1に記載の爪切り器。
- 固定刃部材が爪切り本体部に対して脱着自在になっていることを特徴とする請求項1又は2に記載の爪切り器。
- 爪切り本体部の内部に廃棄用開口部を備えた爪屑貯留部が設けられていることを特徴とする請求項1,2又は3のいずれかに記載の爪切り器。
- 可動刃部材の切断刃の向きが固定刃部材の切断刃に対してやや斜めになっており、可動刃部材の降下により固定刃部材の切断刃の一端側から他端側に順次剪断されるようになっていることを特徴とする請求項1,2,3,又は4のいずれかに記載の爪切り器。
- 爪挿入溝の入口側下縁から奥部側の切断刃に至る開口縁に傾斜面が形成され、爪挿入溝の奥部側が実質上狭くなっていることを特徴とする請求項1,2,3,4又は5のいずれかに記載の爪切り器。
- 一方の操作アームと他方の操作アームの各後端部側には指挿入用の環状部が設けられていることを特徴とする請求項1,2,3,4,5又は6のいずれかに記載の爪切り器。
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