JP2004312283A - 個別配信システム、個別配信制御装置、個別配信方法及びプログラム - Google Patents
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Abstract
【解決手段】個別映像配信システム1は、携帯通信端末10より、発信元電話番号を内包した着信を通知するための着信データを受信し、発信元電話番号に対応するCATV加入者装置60を特定し、CATV加入者装置60にCATV放送網50を介して、携帯通信端末10からの着信を通知するための着信通知データを放送する。個別映像配信システム1は、CATV加入者装置60より着信通知データに応答するための着信許可データを受信することにより、携帯通信端末10との呼を接続し、携帯通信端末10より配信される映像データを受信して、映像データをCATV放送網50を介してCATV加入者装置60に送信する。
【選択図】 図1
Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、放送網を利用したデータ配信技術に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、テレビ電話機能を備えた携帯通信端末が普及しつつある。この種の携帯通信端末のユーザは、携帯通信端末を用いて被写体を撮影することで得られた映像を移動通信網経由で同種の携帯通信端末へ配信することができる。
このように、携帯通信端末を用いて得られた映像は他の携帯通信端末へ配信されることになるが、テレビ受像機へも配信することができれば、より便利である。
携帯電話機等の端末からテレビ受像機へデータを配信する技術としては、例えば、特許文献1の方法がある。
特許文献1に記載されている方法によれば、例えば、携帯電話機をデータの配信元とした場合、携帯電話機は、会員の情報が記憶されているサーバ装置にデータを送信する。サーバ装置は、当該会員の情報で識別される全ての装置(テレビ受像機や、携帯電話機や、パーソナルコンピュータ)にデータを送信する。
【0003】
【特許文献1】
特開2002−57798号公報
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、特許文献1に記載されている方法では、サーバ装置に記憶されている会員全てにデータが送信されてしまい、送信元によって送信先を変更することはできない。すなわち、送信元に応じて、特定の会員に限定して、特定のコンテンツを送信したい場合にも、特定の会員宛にデータを送信することはできない。
【0005】
ところで、会話型の通信サービスやインターネット接続によりコンテンツの配信等のサービスを提供する有線テレビ放送局(以後、「CATV(Cable Television)センタ」という)が存在する。このような通信サービスを利用すれば、携帯電話機等の通信端末から送信されたデータを特定のテレビ受像機またはパーソナルコンピュータへ配信することも可能と考えられる。
しかしながら、これを実現するためには、本来の有線テレビ放送を受信するために必要なCATV加入者装置(テレビ受像機と放送受信用のコンバータ)以外の装置、例えば、パーソナルコンピュータやケーブルモデム等の装置を用意する必要がある。
また、CATVセンタからCATV加入者装置にコンテンツの配信をするためには、既存の放送手段としてのCATV放送網の他に、CATVインターネット網を利用する必要がある。また、会話型の通信サービスを行うためには、CATVセンタとCATV加入者装置間で、音声を送受するために電話網を利用する必要がある。さらにまた、上記コンテンツを受信するためには、CATV加入者は、通常のテレビを見るための操作以外に、例えば、パーソナルコンピュータの操作を行う必要がある。
本発明は、かかる事情に鑑みてなされたものであり、既存のCATV等の放送網を利用して、配信元に応じて特定の端末宛にデータを配信する仕組みを提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために、本発明は、コンテンツの配信元に固有の配信元識別情報と放送チャネルを用いて送信されたコンテンツを受信する配信先に固有の配信先識別情報とを対応付けて記憶する記憶手段と、コンテンツを受信するコンテンツ受信手段と、コンテンツを暗号化する暗号化手段と、前記受信手段により受信されたコンテンツの配信元を特定する配信元特定手段と、前記配信元特定手段により特定された配信元に対応する配信先識別情報を、前記記憶手段を用いて特定し、特定された配信先識別情報と前記受信手段により受信され前記暗号化手段により暗号化されたコンテンツとを対応付けて前記放送チャネルを用いて送信する送信手段とを有し、前記配信先は、受信されたコンテンツに該配信先の配信先識別情報が対応付けられている場合にのみ、該受信されたコンテンツを復号することを特徴とする個別配信システムを提供する。
【0007】
また、本発明は、コンテンツの配信元に固有の配信元識別情報と放送チャネルを用いて送信されたコンテンツを受信する配信先に固有の配信先識別情報とを対応付けて記憶する記憶手段と、コンテンツを受信するコンテンツ受信手段と、コンテンツの配信元を特定する配信元特定手段と、前記配信元特定手段により特定された配信元に対応する配信先識別情報を、前記記憶手段を用いて特定し、特定された配信先識別情報と前記受信手段により受信されたコンテンツとを対応付けて、前記配信先識別情報と前記コンテンツとを受信し、受信されたコンテンツを暗号化し、暗号化されたコンテンツと前記配信先識別情報とを対応付けて前記放送チャネルを用いて送信する装置に送信するコンテンツ送信手段とを有することを特徴とする個別配信制御装置を提供する。
【0008】
また、本発明は、コンテンツを受信する第1のステップと、前記第1のステップで受信されたコンテンツの配信元に対応する配信先を特定する一方、該コンテンツを暗号化する第2のステップと、前記第2のステップで特定された配信先に固有の配信先識別情報と前記第2のステップで暗号化されたコンテンツとを対応付けて前記放送チャネルを用いて送信する第3のステップとを有することを特徴とする個別配信方法を提供する。
【0009】
また、本発明は、コンピュータ装置を、コンテンツの配信元に固有の配信元識別情報と放送チャネルを用いて送信されたコンテンツを受信する配信先に固有の配信先識別情報とを対応付けて記憶する記憶手段と、コンテンツを受信するコンテンツ受信手段と、コンテンツの配信元を特定する配信元特定手段と、前記配信元特定手段により特定された配信元に対応する配信先識別情報を、前記記憶手段を用いて特定し、特定された配信先識別情報と前記受信手段により受信されたコンテンツとを対応付けて、前記配信先識別情報と前記コンテンツとを受信し、受信されたコンテンツを暗号化し、暗号化されたコンテンツと前記配信先識別情報とを対応付けて前記放送チャネルを用いて送信する装置に送信するコンテンツ送信手段として機能させるためのプログラムを提供する。
【0010】
本発明によれば、個別配信システムは、コンテンツを配信元より受信し、受信されたコンテンツを暗号化する。また、個別配信システムは、受信されたコンテンツの配信元を特定し、特定された配信元に対応する配信先識別情報を、記憶手段を用いて特定し、特定された配信先識別情報と暗号化されたコンテンツとを対応付けて前記放送チャネルを用いて送信する。前記配信先は、受信したコンテンツに該配信先の配信先識別情報が対応付けられている場合にのみ、該受信したコンテンツを復号する。
【0011】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照して、この発明の実施形態について説明する。
[1.構成]
[1.1.システム全体の構成]
図1は、本発明の一実施形態に係る映像データをコンテンツとする個別映像配信システム1全体の構成を示すブロック図である。図1に示すように、この個別映像配信システム1は、テレビ電話機能を有する携帯通信端末10と、発信番号の通知が可能な移動体通信網、IP(Internet Protocol)電話網及びインターネット等の各種通信網を含むネットワーク20と、個別映像配信制御装置30と、配信蓄積装置31と、CATVセンタ40と、CATV放送網50と、CATV加入者装置60とを備えている。
なお、図1においては、図面が繁雑になるのを避けるため、1つの携帯通信端末10、1つのCATV加入者装置60しか図示していないが、これらは実際には多数存在する。
【0012】
ここで、CATVとは、同軸ケーブルを使用して番組の放送を行う有線テレビ放送である。本実施形態におけるCATV放送網50は、下り(CATVセンタ40から全てのCATV加入者装置60)の放送回線と、上り(CATV加入者装置60からCATVセンタ40)の通信回線とを備えている。
これらの放送回線や通信回線には、周波数帯域が割り振られている。
例えば、放送回線には、70〜770MHzの周波数帯域が割り振られ、通信回線には、10〜55MHzの周波数帯域が割り振られている。
また、放送回線に割り振られている周波数帯域には、各種テレビ番組のチャネルの他、携帯通信端末10からCATV加入者装置60へ映像データを送信するための映像配信用チャネル、CATVセンタ40からCATV加入者装置60へテロップを配信するためのテロップ配信チャネル、及び、CATV加入者装置60からの問い合わせに対して未受信映像があるか否かを通知するための問い合わせチャネルが割り振られている。
また、通信回線に割り振られている周波数帯域には、CATV加入者装置60からCATVセンタ40に対して、加入者が各種要求を行うための信号であるオンデマンド信号を送信するためのチャネルが割り振られている。各種要求には、例えば、映像データの着信の許可を通知するための要求、未受信の映像データの有無を確認するための要求、未受信の映像データの配信要求がある。
【0013】
[1.2.CATV加入者装置の構成]
次に、CATV加入者装置60について説明する。
CATV加入者装置60は、CATV加入者宅に設置されている。CATV加入者装置60には、CATV加入者がCATVに加入するときに、CATV加入者を識別するためのCATV加入者IDが割り振られている。
CATV加入者装置60は、CATV放送を受信するのための一般的な設備であるコンバータ61と映像を表示するための受像機62とで構成される。
【0014】
コンバータ61は、CATVセンタ40より、CATV放送網50を介して、放送用のデータや映像データを受信し、受像機62に映像信号を送信して映像を表示させるための装置である。
コンバータ61には、CATV加入者IDを表すCATV加入者IDデータが記憶されている。
また、コンバータ61は、CATVセンタ40より、スクランブルされたテロップ信号とCATV加入者IDデータが付加されたスクランブル解除信号とを内包した、着信を通知するための着信通知データを受信したときに、スクランブル解除信号に付加されたCATV加入者IDデータと、コンバータ61に記憶されたCATV加入者IDデータとを比較して、これらが一致している場合に、スクランブル解除信号を用いてテロップ信号のスクランブルを解除し、受像機62にテロップを表示するためのデータを送信する。
また、コンバータ61は、CATVセンタ40よりスクランブルされた映像データとCATV加入者IDデータが付加されたスクランブル解除信号とを受信したときに、スクランブル解除信号に付加されたCATV加入者IDデータと、コンバータ61に記憶されたCATV加入者IDデータとを比較して、これらが一致している場合に、スクランブル解除信号を用いて該映像データのスクランブルを解除して、受像機62に映像を表示させる。
【0015】
また、コンバータ61は、各種の要求を行うためのオンデマンド信号をCATVセンタ40に送信する。
例えば、コンバータ61は、CATV加入者がリモコン等を操作することによって、受像機62に携帯通信端末10から送信される映像の表示を許可することを示す着信許可応答データを受けとったときに、CATVセンタ40宛に、配信許可応答を表すオンデマンド信号を送信する。
また、コンバータ61は、携帯通信端末10から送信されたにも関わらず、受像機62に表示されていない映像データが存在するか否かを確認するための確認要求データを受けとったときに、CATVセンタ40宛に、確認要求のためのオンデマンド信号を送信する。
また、コンバータ61は、受像機62に表示されていない映像データの配信を要求するための映像配信要求データを受けとったときに、CATVセンタ40宛に、配信要求のためのオンデマンド信号を送信する。
【0016】
[1.3.個別映像配信制御装置の構成]
次に、個別映像配信制御装置30の構成を説明する。
図2は、個別映像配信制御装置30のハードウェア構成を示すブロック図である。同図に示されるように、個別映像配信制御装置30は、各部を制御するCPU31、各種データを記憶する記憶部32、及び、無線通信や有線通信を制御する通信インターフェース33を備えている。
【0017】
記憶部32には、図3に示されるID対応データ321が記憶されている。
ID対応データ321には、発信元の携帯通信端末10の電話番号を表す配信元電話番号データと、CATV加入者装置60を識別するためのCATV加入者IDを表す配信先CATV加入者IDデータとが含まれている。
このID対応データ321は、CATV事業者がCATV加入者の申請を受けることにより、CATV事業者によって登録される。
具体的には、CATV加入者は、携帯通信端末10からCATV加入者宅に設置されているCATV加入者装置60に、映像を配信することを希望又は許可する場合に、CATV事業者にその旨を申請する。CATV事業者は、この申請を受けて、携帯通信端末10の電話番号とCATV加入者装置60に割り振られているCATV加入者IDとを、ID対応データ321として、個別配信制御装置30の記憶部32に登録する。
なお、本実施形態においては、配信元電話番号と配信先CATV加入者IDとを表すデータは1:1に対応している。
【0018】
また、記憶部32には、個別映像配信制御装置30の電話番号を表す電話番号データが記憶されている。個別映像配信制御装置30は、携帯通信端末10から個別映像配信制御装置30の電話番号がダイヤルされることにより、携帯通信端末10との呼を接続して、携帯通信端末10から送信される映像データを、回線交換による通信により、通信インターフェース33より受信する機能を有している。
【0019】
また、記憶部32には、CPU31に実行されることにより、以下の機能を個別映像配信制御装置30に実現させるための制御プログラムが記憶されている。(1)携帯通信端末10より当該携帯通信端末10の電話番号を表す発信番号データを内包した着信データを受信したときに、当該発信番号データと同一の配信元電話番号データを内包するID対応データ321を検索して抽出する機能。
(2)抽出されたID対応データ321に内包される配信先CATV加入者IDデータで識別されるCATV加入者装置60を呼び出すことを指示するための呼出データをCATVセンタ40宛に送信する機能。
(3)呼出データに応答して、CATVセンタ40より、映像の配信準備が完了したことを表す配信準備完了データを受信したときに、携帯通信端末10との呼を接続し、携帯通信端末10から受信した映像データをCATVセンタ40宛に送信する機能。
(4)呼出データに応答して、CATVセンタ40より、一定時間(例えば、30秒)の間にCATV加入者装置60より応答がなかった(タイムアウトになった)ことを表す配信不能応答データを受信したときに、携帯通信端末10との呼を接続し、携帯通信端末10から受信した映像データを配信蓄積装置31に記憶する機能。
ここで、一定時間の間に応答がなかった場合とは、CATV加入者装置60(受像機62又はコンバータ61)の電源が切られていた場合や、CATV加入者装置60が設置してあるCATV加入者宅に、人が不在であった場合が考えられる。
(5)CATV加入者装置60より、未受信の映像データがあるか否かを確認するための確認要求データを受信したときに、配信蓄積装置31を検索することにより、CATV加入者装置60のCATV加入者IDに対応する映像データが蓄積されているか否かを確認し、確認結果を表す確認データを送信する機能。
【0020】
また、記憶部32には、携帯通信端末10やCATVセンタ40よりデータを受信したときに、上記制御プログラムを実行するためのプログラムが記憶されている。
【0021】
次に、配信蓄積装置31について説明する。
配信蓄積装置31には、呼出データを送信してから一定時間応答がなかったために、携帯通信端末10からCATV加入者装置60に配信できなかった映像データが、CATV加入者IDデータと対応付けられて蓄積される。蓄積された映像データは、後日、CATV加入者装置60より配信要求があったときに配信される。
【0022】
[1.4.CATVセンタの構成]
次に、CATVセンタ40の構成について説明する。
CATVセンタ40は、CATV放送網50を介して、全てのCATV加入者装置60にテレビ番組を放送したり、特定のCATV加入者装置60のみが有料放送や映像データを受信できるようにするためのサービスセンタである。
CATVセンタ40には、CATV放送に必要な一般的な設備が設置されている。例えば、CATVセンタ40には、図示せぬ、BS放送やCS放送を受信する共同体アンテナや、テレビ放送信号を変調する映像変調器、CATV放送網50へ送出する信号を混合するための混合器が備えられている。また、CATVセンタ40には、図4に示すように、CATV配信制御装置41とテロッパ装置42とCATV受像機制御装置43とが備えられている。
【0023】
[1.4.1.CATV配信制御装置の構成]
次に、一般的なCATVの設備であるCATV配信制御装置41の構成について説明する。
CATV配信制御装置41は、図示せぬCPUと、記憶装置と、通信インターフェースを備えている。
記憶装置には、CPUが実行することにより、以下の機能をCATV配信制御装置41に実現させるためのプログラムが記憶されている。
(1)個別映像配信制御装置30より、CATV加入者装置60を呼び出すための呼出データを受信したときに、テロッパ装置42に対して、CATV加入者装置60に着信を知らせるためのテロップ信号を配信することを要求するためのテロップ配信要求データを送信する。
(2)CATV加入者装置60より、CATV受像機制御装置43経由で、携帯通信端末10から映像配信の許可の応答を表すオンデマンド信号を受けとったときに、スクランブルの解除を指示するためのスクランブル解除指示データをCATV受像機制御装置43に送信する。そして、個別映像配信制御装置30に、携帯通信端末10からの映像配信準備が完了したことを通知するための映像配信準備完了データを送信する。
(3)CATV加入者装置60から配信許可応答を表すオンデマンド信号を一定の時間内に受け取ることができなかった場合に、応答がなかったために映像データの配信ができないことを表す配信不能応答データを、個別映像配信制御装置30に送信する。
【0024】
[1.4.2.CATV受像機制御装置の構成]
次に、CATV受像機制御装置43について説明する。
CATV受像機制御装置43は、CATV加入者装置60とのデータ送受信を制御するための装置である。例えば、CATV受像機制御装置43は、CATV加入者装置60に放送用データや映像データやスクランブル解除信号を送信し、CATV加入者装置60からオンデマンド信号を受信する機能を有する。
また、CATV受像機制御装置43は、CATV配信制御装置41よりスクランブル解除指示データを受信したときに、CATV加入者装置60のCATV加入者IDデータを付加したスクランブル解除信号を生成する。
そして、CATV受像機制御装置43は、携帯通信端末10より受信した映像データにスクランブルをかけ、当該スクランブルされた映像データとCATV加入者IDデータを付加したスクランブル解除信号とを、映像配信用チャネルを用いて、全てのCATV加入者装置60に放送する。
【0025】
[1.4.3.テロッパ装置の構成]
次に、テロッパ装置42について説明する。
テロッパ装置42は、TV放送で一般的に用いられているテロップを受像機62の表示部に表示するためのテロップ信号を送信する装置である。
テロッパ装置42は、CATV配信制御装置41よりテロップ配信要求データを受信したときに、着信を通知するためのテロップ信号を生成してスクランブルをかけ、さらにCATV加入者IDデータを付加したスクランブル解除信号を生成する機能を有する。
テロッパ装置42は、テロップを配信するために割り当てられたチャネルであるテロップ配信チャネルを用いて、スクランブルされたテロップ信号とCATV加入者IDデータを付加したスクランブル解除信号とを内包した着信通知データを、CATV受像機制御装置43経由でCATV加入者装置60宛に送信する。
【0026】
[1.5.携帯通信端末の構成]
次に、携帯通信端末10の構成を説明する。
携帯通信端末10は、映像を撮影したり他の携帯通信端末10に配信することが可能な、いわゆるテレビ電話機能を有する携帯通信端末である。
携帯通信端末10は、各種プログラムやデータを記憶する記憶部と、記憶部に記憶されたプログラムを読み出して実行するCPUと、各種キーを備えキーの操作内容を表すデータをCPUへ供給する操作部と、CPUによる制御に従い各種画面を表示する表示部と、被写体を撮像するための撮像部とを備えている。
携帯通信端末10の記憶部には、携帯通信端末10の加入者契約に対して割り当てられた電話番号が記憶されており、携帯通信端末10は発呼するときに、当該電話番号を表すデータを内包した呼確立要求のためのデータを送信する。
【0027】
[2.動作]
次に、上記構成における本実施形態の動作について、図5を参照しながら説明する。
前提として、個別映像配信制御装置30の記憶部32には、携帯通信端末10の電話番号“090−1111−1111”と、当該携帯通信端末10から映像の配信を希望するCATV加入者のCATV加入者ID“1111”を表すデータとを内包したID対応データ321が記憶されているものとする。
また、個別映像配信制御装置30の電話番号は“03−9999−9999”であるものとする。
また、全てのCATV加入者装置60のうちの1つには、CATV加入者ID“1111”を表すCATV加入者IDデータが記憶されているものとする。
【0028】
[2.1.受像機より応答ありの動作]
また、受像機62やコンバータ61には、着信通知があったときに電源が入れられており、CATV加入者は、受像機62に着信通知のためのテロップが表示されたときに、リモコンを操作して、当該着信通知に応答する操作を行ったものとする。
まず、携帯通信端末10を所有するユーザは、携帯通信端末10の操作部を操作することにより、個別映像配信制御装置30の電話番号“03−9999−9999”をダイヤルする。
これにより、携帯通信端末10のCPUは、個別映像配信制御装置30宛に自機10の電話番号“090−1111−1111”を表す電話番号データを内包した呼の確立を要求するための発信データD10を送信する。
【0029】
個別映像配信制御装置30のCPU31は、発信データD10(以下、「着信データD10」という)を受信することにより、制御プログラムを記憶部32より読み出して実行する。そして、CPU31は、当該着信データD10に内包された電話番号データで表される電話番号“090−1111−1111”に対応するCATV加入者ID“1111”で表される配信先CATV加入者IDデータを、ID対応データ321より抽出する。
CPU31は、配信先CATV加入者IDデータで識別されるCATV加入者装置60を呼び出すことを要求するための呼出データD11を、CATVセンタ40宛に送信する。
【0030】
CATVセンタ40のCATV配信制御装置41は、呼出データD11を受信すると、テロッパ装置42に対して、CATV加入者装置60の受像機62に着信を通知するためのテロップを表示することを要求するためのテロップ配信要求データD12を送信する。
【0031】
テロッパ装置42は、テロップ配信要求データD12を受信すると、電話番号“090−1111−1111”で識別される携帯通信端末10より着信があったことを通知するためのテロップ信号を生成して当該テロップ信号にスクランブルをかけ、さらにCATV加入者ID“1111”を表すCATV加入者IDデータを付加したスクランブル解除信号を生成する。そして、テロッパ装置42は、テロップを配信するために割り当てられたチャネルであるテロップ配信チャネルを用いて、スクランブルされたテロップ信号とCATV加入者IDデータを付加したスクランブル解除信号とを内包した着信通知データD13を、CATV受像機制御装置43経由で全てのCATV加入者装置60に放送する。
【0032】
次に、CATV加入者ID“1111”を表すCATV加入者IDデータが記憶されているCATV加入者装置60が、着信通知データD13を受信したときの動作について説明する。
CATV加入者装置60のコンバータ61は、着信通知データD13を受信し、着信通知データD13に内包されているスクランブル解除信号に付加されたCATV加入者IDデータで表されるCATV加入者ID“1111”と、コンバータ61に記憶されているCATV加入者IDデータで表されるCATV加入者ID“1111”とを比較する。この場合には、CATV加入者IDデータ同士は一致しているため、コンバータ61は、着信通知データD13に内包されているスクランブルされたテロップ信号を、スクランブル解除信号を用いて解除する。そして、コンバータ61は、スクランブルを解除したテロップ信号を受像機62に送信する。これにより、受像機62の表示部には、電話番号“090−1111−1111”で識別される携帯通信端末10より着信があったことを通知するテロップが表示される。
【0033】
なお、CATV加入者ID“1111”を表すCATV加入者IDデータが記憶されていないCATV加入者装置60に着信通知データD13が送信された場合には、スクランブル解除信号に付加されたCATV加入者IDデータで表されるCATV加入者ID“1111”と、コンバータ61に記憶されているCATV加入者IDデータで表されるCATV加入者IDとは一致しないため、コンバータ61は、テロップ信号のスクランブルを解除せず、また、テロップ信号を受像機62に送信しない。このため、受像機62にテロップ信号は表示されない。
【0034】
受像機62に表示されたテロップを見たCATV加入者は、リモコンを操作することにより、着信に応答する操作を行う。
これにより、コンバータ61は、リモコンより着信に応答することを表すデータを受信し、CATV加入者IDデータを内包した、着信に応答する旨のオンデマンド信号である着信許可応答データD14を、CATVセンタ40宛に送信する。
【0035】
CATVセンタ40のCATV配信制御装置41は、CATV受像機制御装置43経由で配信許可応答データD14を受けとると、映像配信用チャネルを用いて配信される映像データのスクランブルの解除を指示するための、CATV加入者IDデータを内包したスクランブル解除指示データD15を、CATV受像機制御装置43に送信する。
そして、CATV配信制御装置41は、映像配信準備が完了したことを表す映像配信準備完了データD16を、個別映像配信制御装置30宛に送信する。
CATV受像機制御装置43は、スクランブル解除指示データD15を受信し、CATV加入者IDデータを付加したスクランブル解除信号を生成する。
【0036】
個別映像配信制御装置30は、映像配信準備完了データD16を受信し、携帯通信端末10との呼を接続する。
携帯通信端末10を所有するユーザは、携帯通信端末10の撮像部で被写体を撮影する操作を行う。
これにより、携帯通信端末10のCPUは、被写体を撮像し、撮像された映像データD20を、個別映像配信制御装置30宛に送信する。
個別映像配信制御装置30は、携帯通信端末10より受信した映像データD20をCATVセンタ40宛に送信する。
【0037】
CATVセンタ40のCATV受像機制御装置43は、映像データD20を受信し、映像データD20にスクランブルをかけることによってスクランブルされた映像データD21を生成する。そして、CATV受像機制御装置43は、当該スクランブルされた映像データD21と、CATV加入者IDデータが付加された、スクランブル化映像データD21のスクランブルを解除するためのスクランブル解除信号D22とを、全てのCATV加入者装置60に放送する。
【0038】
次に、CATV加入者ID“1111”を表すCATV加入者IDデータが記憶されているCATV加入者装置60が、着信通知データD13を受信したときの動作について説明する。
CATV加入者装置60のコンバータ61は、スクランブルされた映像データD21と、CATV加入者IDデータが付加されたスクランブル解除信号D22とを受信し、スクランブル解除信号D22に付加されたCATV加入者IDデータで表されるCATV加入者ID“1111”と、コンバータ61に記憶されているCATV加入者IDデータで表されるCATV加入者ID“1111”とを比較する。この場合には、CATV加入者IDデータ同士は一致しているため、コンバータ61は、スクランブルされた映像データD21を、スクランブル解除信号D22を用いて解除する。そして、コンバータ61は、スクランブルを解除した映像データを受像機62に送信する。
これにより、CATV加入者がリモコン等を操作して、チャネルを映像配信用チャネルに切り替えると、受像機62の表示部には、携帯通信端末10より送信された映像データが表示される。
【0039】
なお、CATV加入者ID“1111”を表すCATV加入者IDデータが記憶されていないCATV加入者装置60に、スクランブルされた映像データD21とスクランブル解除信号D22とが送信された場合には、スクランブル解除信号に付加されたCATV加入者IDデータで表されるCATV加入者ID“1111”と、コンバータ61に記憶されているCATV加入者IDデータで表されるCATV加入者IDとは一致しないため、CATV加入者が、映像配信用チャネルにチャネルを切り替えても、コンバータ61は、テロップ信号のスクランブルを解除せずに、「専用利用中」の文字を受像機62に表示する。
【0040】
[2.2.受像機より応答なしの動作]
次に、着信通知があったときに、受像機62に電源が入っておらず、CATV加入者が着信通知に対して応答できなかった場合の動作を説明する。
【0041】
携帯通信端末10が個別映像配信制御装置30宛に発信データD10を送信する動作から、テロッパ装置42が全てのCATV加入者装置60に着信通知データD13を放送するまでの動作は、上述した[2.1.受像機より応答あり]の動作と同様であるため、重複した説明を省略する。
【0042】
テロッパ装置42が、CATV加入者装置60宛に着信通知データD13を送信してから一定時間内に、CATV加入者装置60より応答を受信しなかった場合に、CATV配信制御装置41は、配信不能を表す配信不能応答データD30を個別映像配信制御装置30に送信する。
【0043】
個別映像配信制御装置30は、配信不能応答データD30を受信した後、携帯通信端末10との呼を接続する。
次に、携帯通信端末10を所有するユーザは、携帯通信端末10の撮像部で被写体を撮影する操作を行う。
これにより、携帯通信端末10のCPUは、被写体を撮像し、撮像された映像データD40を、個別映像配信制御装置30宛に送信する。
個別映像配信制御装置30は、携帯通信端末10より受信した映像データD40とCATV加入者ID“1111”を表すCATV加入者IDデータとを対応付けて、配信蓄積装置31に蓄積する。
【0044】
その後、CATV加入者が、CATV加入者ID“1111”で識別されるCATV加入者装置60の受像機62の電源を入れ、未受信の映像データがあるか否かを確認するための問い合わせチャネルに切り替えて、未受信の映像データを確認するための操作を行う。
これにより、コンバータ61は、CATVセンタ40宛に、CATV加入者ID“1111”を表すCATV加入者IDデータを内包したオンデマンド信号である確認要求データD50を送信する。
個別映像配信制御装置30は、CATVセンタ40経由で、確認要求データD50を受信する。個別映像配信制御装置30は、配信蓄積装置31を検索することにより、CATV加入者ID“1111”に対応する映像データが蓄積されていることを確認する。個別映像配信制御装置30は、映像データが蓄積されていることを表す確認データD51をCATVセンタ40に送信する。CATVセンタのCATV受像機制御装置43は、上記と同様に、確認データD51を受信し、確認データD51にスクランブルをかけることによってスクランブルされた確認データD52を生成する。そして、CATV受像機制御装置43は、当該スクランブルされた確認データD52と、CATV加入者IDデータが付加されたスクランブル解除信号D53とを、全てのCATV加入者装置60に放送する。
【0045】
CATV加入者ID“1111”を表すCATV加入者IDデータが記憶されているCATV加入者装置60のコンバータ61は、スクランブルされた確認データD52と、CATV加入者IDデータが付加されたスクランブル解除信号D53とを受信し、スクランブル解除信号D53に付加されたCATV加入者IDデータで表されるCATV加入者ID“1111”と、コンバータ61に記憶されているCATV加入者IDデータで表されるCATV加入者ID“1111”は一致しているため、コンバータ61は、スクランブルされた映像データD52を、スクランブル解除信号D53を用いて解除する。そして、コンバータ61は、スクランブルを解除した確認データを受像機62に送信する。
【0046】
これにより、受像機62の表示部には、携帯通信端末10より着信があったことを表す文字が表示される。次に、CATV加入者は、リモコンを操作して、映像データの配信を要求するための指示を行う。
【0047】
これにより、CATV加入者装置60のコンバータ61は、CATV加入者ID“1111”を表すCATV加入者IDデータを内包した配信要求データD60を個別映像配信制御装置30宛に送信する。
【0048】
個別映像配信制御装置30は、配信要求データD60を、CATVセンタ40経由で受信する。そして、個別映像配信制御装置30は、配信蓄積装置31よりCATV加入者ID“1111”で表されるCATV加入者IDデータに対応する映像データを抽出し、CATV加入者IDデータを付加した映像データD61をCATV加入者装置60宛に送信する。
【0049】
CATVセンタ40のCATV受像機制御装置43は、映像データD61を受信し、映像データD61にスクランブルをかけることによってスクランブルされた映像データD62を生成する。また、CATV受像機制御装置43は、CATV加入者IDデータが付加されたスクランブル解除信号D63を生成する。そして、CATV受像機制御装置43は、当該スクランブルされた映像データD62と、スクランブル解除信号D63とを、全てのCATV加入者装置60に放送する。
【0050】
CATV加入者ID“1111”を表すCATV加入者IDデータが記憶されているCATV加入者装置60のコンバータ61は、スクランブルされた映像データD62と、CATV加入者IDデータが付加されたスクランブル解除信号D63とを受信する。スクランブル解除信号D63に付加されたCATV加入者IDデータで表されるCATV加入者ID“1111”と、コンバータ61に記憶されているCATV加入者IDデータで表されるCATV加入者ID“1111”は一致しているため、コンバータ61は、スクランブルされた映像データD62を、スクランブル解除信号D63を用いて解除する。そして、コンバータ61は、スクランブルを解除した映像データを受像機62に送信する。
これにより、映像が受像機62に表示される。
【0051】
以上、説明したように、本発明によれば、CATVセンタ40やCATV加入者装置60等の既存の設備を変更することなく、携帯通信端末10から配信された映像データを、特定の受像機62に表示することができる。また、CATV放送網50の空きチャネルを利用して、映像データをストリーミング配信することができるため、CATV放送網50を有効に利用することができる。
【0052】
さらに、本発明においては、映像データの受信者であるCATV加入者が、着信を希望又は許可する携帯通信端末10の電話番号を予めCATV事業者に申請することにより、当該電話番号とCATV加入者IDとを表すID対応データ321が、予め個別映像配信制御装置30に登録されている。このため、個別映像配信制御装置30は、着信データを受信した時に、着信データに内包される携帯通信端末10の発信番号データから、配信先のCATV加入者装置の60を識別するための配信先CATV加入者IDデータを特定できる。
【0053】
さらに、CATV加入者装置60に対して、携帯通信端末10からの着信による呼出を行う際に、TV放送で一般的に使用されているテロップ信号を用いることで、CATV加入者装置60が映像配信用チャネル以外のチャネルから情報を受信している最中であっても、「(携帯通信端末10所有者の)誰々から着信がきています」といった内容を文字情報で受像機62に表示することができる。
また、CATV加入者は、着信に応答するときには、CATV加入者装置60のコンバータ61用のリモコンを操作すればよいため、CATV加入者は簡単な操作で映像データを受信できる。
【0054】
また、映像データのセキュリティを確保しながら、特定の受像機62のみに映像データを表示する手段として、CATVで一般的に使用されている暗号化技術であるスクランブルの解除信号を用いることにより、既存のCATVセンタ40やCATV加入者装置60等のCATV設備を増設、変更することなく、安価にセキュリティを実現できる。
このように、既存のCATV放送網50やCATV加入者装置60を利用することで、他のパソコン等の装置や通信手段を使用することなく、特定の受像機62に映像データを配信することができる。
【0055】
[3.変形例]
以上、本発明の実施形態について説明したが、この実施形態はあくまでも例示であり、本発明の趣旨から逸脱しない範囲で様々な変形が可能である。変形例としては、例えば以下のようなものが考えられる。
【0056】
(1)上記実施形態においては、CATV放送網50を利用するとして説明したが、上り方向にオンデマンド信号を送信するための通信手段を備えた放送網であれば、CATV放送網50に限定されない。例えば、CATV放送網50に代えて、デジタル地上波を用いてもよい。
(2)上記実施形態においては、CATV加入者装置60のコンバータ61に、CATV加入者を識別するためのCATV加入者IDが割り振られているとして説明したが、例えば、加入者が、複数のCATV受信を行うことができる装置を所有しており、それらの複数の装置に同一の加入者IDが割り振られていてもよい。
また、上記実施形態においては、加入者固有のCATV加入者IDをコンバータ61に記憶させ、当該CATV加入者IDを、映像データの配信先を識別するための情報としたが、配信先を識別するための情報は、加入者固有のCATV加入者IDに限定されない。例えば、コンバータ61に固有のID(例えば、コンバータ61の製造番号)を、配信先を識別するための情報としてもよい。
【0057】
(3)上記実施形態においては、受像機62に携帯通信端末10より着信があったことを通知する手段として、受像機62の画面上にテロップを表示することとしたが、これに限定されず、音声信号を用いた呼出音を用いてもよい。また、受像機62の表示部に表示されているチャネル番号を点滅させてもよい。また、映像データがコンバータ61に配信されたときに、受像機62に表示されるチャネルを強制的に映像配信用のチャネルに切り替えるようにしてもよい。
また、映像配信を有料とする場合には、映像データがコンバータ61に配信されたときに、チャネルを個人用のペイパービューチャネル(PPV;Pay Per View)に切り替えるようにしてもよい。
【0058】
(4)上記実施形態においては、配信元電話番号と配信先CATV加入者IDとは、1:1に対応するとして説明したが、配信元電話番号に対応する配信先CATV加入者IDを複数設定することにより、携帯通信端末10から、複数のCATV加入者の受像機62に同一の映像データを送信するようにしてもよい。
【0059】
この場合の動作としては、上記実施形態と同様の仕組みを利用する。
具体的には、個別映像配信制御装置30は、携帯通信端末10より発信データD10(着信データD10)を受信すると、着信データD10に内包されている発信元の携帯電話番号データに対応する、複数の配信先CATV加入者IDデータをID対応データ321より抽出する。そして、個別映像配信制御装置30は、当該抽出された複数の配信先CATV加入者IDデータが内包された呼出データD11を、CATVセンタ40に送信する。
CATVセンタ40のCATV配信制御装置41は、呼出データD11を受信すると、テロッパ装置42に対して、呼出データD11に内包される複数の配信先CATV加入者IDデータで表されるCATV加入者装置60の受像機62に、着信を通知するためのテロップを表示することを要求するための、テロップ配信要求データD12を送信する。
テロッパ装置42は、テロップ配信要求データD12を受信すると、着信があったことを通知するためのテロップ信号を生成してスクランブルをかけ、さらに複数のCATV加入者IDデータが付加されたスクランブル解除信号を生成する。そして、テロッパ装置42は、テロップを配信するために割り当てられたチャネルであるテロップ配信チャネルを用いて、スクランブルされたテロップ信号と複数のCATV加入者IDデータを付加したスクランブル解除信号とを内包した着信通知データD13を、CATV受像機制御装置43経由で全てのCATV加入者装置60に放送する。
以降の動作は、上記実施形態と同様であり、スクランブル解除信号に付加された複数のCATV加入者IDデータうちのいずれかひとつと、コンバータ61に記憶されているCATV加入者IDデータとが一致する受像機62のみが、テロップを表示することができることとなる。
【0060】
CATV配信制御装置41は、着信通知データD13が送信されてから一定時間内に、1又は複数の配信許可応答データD14を受信した場合に、当該配信許可応答データD14に内包されているCATV加入者IDデータを付加したスクランブル解除信号D22と、携帯通信端末10より受信した映像データD21とを、全てのCATV加入者装置60に放送する。
以降の動作は、上記実施形態と同様であり、スクランブル解除信号D22に付加された1又は複数のCATV加入者IDデータのうちのいずれか1つと、コンバータ61に記憶されているCATV加入者IDデータとが一致する受像機62のみが映像データを表示することができる。
【0061】
CATV配信制御装置41は、着信通知データD13が送信されてから一定時間内に配信許可応答データD14が送信されてこなかったCATV加入者装置60があった場合には、当該CATV加入者装置60に対応するCATV加入者IDデータを、個別配信制御装置30に送信する。
以降の動作は、上記実施形態と同様であり、個別配信制御装置30は、CATV配信制御装置41から受信した複数のCATV加入者IDデータと、携帯通信端末10より受信した映像データとを対応付けて配信蓄積装置31に蓄積する。また、CATV加入者装置60から映像データの配信要求を行うための配信要求データを送信する時の動作は、上記実施形態と同様である。
【0062】
このように、複数のCATV加入者に映像データを配信できるようにすることで、例えば、老人世帯あるいは乳幼児のいる世帯のみを対象とする健康診断開催情報案内や、同一学校に通学している世帯向けへの学校からの通知、生け花、茶道、書道等のサークル会員への指導、宗教法人会員への説法、地域における講演会や演奏会等のライブ映像等を複数のCATV加入者装置60に配信することができる。
【0063】
(5)上記実施形態においては、映像データをCATV加入者装置60に配信することとしたが、配信するコンテンツは、これに限定されず、例えば、テキストデータや音声データを配信してもよい。また、配信するコンテンツは、種々の符号化や圧縮がなされていてもよい。
また、上記実施形態においては、携帯通信端末10から映像データを配信することとして説明したが、携帯通信端末10に限定されず、固定電話機やパーソナルコンピュータからデータを配信してもよい。パーソナルコンピュータよりデータを配信する場合には、当該パーソナルコンピュータを識別する情報は、パーソナルコンピュータに割り振られたIPアドレスとなる。
また、ネットワーク20が、携帯通信端末10のIDが通知されないネットワーク20である場合には、個別映像配信制御装置30にWWW(World Wide Web)サーバの機能を持たせることにより、携帯通信端末10の操作者によるログインIDを配信元識別情報として、映像データを個別映像配信制御装置30にアップロードしてもよい。
また、配信するデータとしては、映像データが添付された電子メールを配信するようにしてもよい。この場合には、個別映像配信制御装置30の記憶部32に、電子メールの差出人アドレスとCATV加入者データとを対応づけたID対応データを登録しておく。そして、携帯通信端末10やパーソナルコンピュータから送信された、電子メールに添付された動画像等の映像データを配信蓄積装置31で蓄積して、CATV加入者からの要求に応じてCATV加入者装置60に配信するようにしてもよい。
【0064】
(6)上記実施形態におけるCATVセンタ40が備える装置や、装置の機能は、一例であり、例えば、テロッパ装置42がスクランブル解除信号を生成する機能を備えていなくてもよく、CATV受像機制御装置43のみでスクランブル解除信号を生成するようにしてもよい。
【0065】
(7)上記実施形態においては、携帯通信端末10と個別配信制御装置30との間の通信は、回線交換であるとして説明したが、これに限定されず、パケット通信でも専用線で接続されていてもよい。
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、CATV放送網50等の放送網を介して、映像データ等の各種データを特定の受像機62宛に配信することが可能となる。
【0066】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態に係る個別映像配信システムの構成を示すブロック図である。
【図2】同実施形態に係る個別映像配信制御装置のハードウェア構成を示すブロック図である。
【図3】同実施形態に係るID対応データのデータ構成を示す図である。
【図4】同実施形態に係るCATVセンタの構成を示す図である。
【図5】同実施形態に係る動作を説明するためのシーケンス図である。
【符号の説明】
10……携帯通信端末、20……ネットワーク、30……個別映像配信制御装置、31……配信蓄積装置、321……ID対応データ、40……CATVセンタ、41……CATV配信制御装置、42……テロッパ装置、43……CATV受像機制御装置、50……CATV放送網、60……CATV加入者装置、61……コンバータ、62……受像機。
Claims (12)
- コンテンツの配信元に固有の配信元識別情報と放送チャネルを用いて送信されたコンテンツを受信する配信先に固有の配信先識別情報とを対応付けて記憶する記憶手段と、
コンテンツを受信するコンテンツ受信手段と、
コンテンツを暗号化する暗号化手段と、
前記受信手段により受信されたコンテンツの配信元を特定する配信元特定手段と、
前記配信元特定手段により特定された配信元に対応する配信先識別情報を、前記記憶手段を用いて特定し、特定された配信先識別情報と前記受信手段により受信され前記暗号化手段により暗号化されたコンテンツとを対応付けて前記放送チャネルを用いて送信する送信手段とを有し、
前記配信先は、受信されたコンテンツに該配信先の配信先識別情報が対応付けられている場合にのみ、該受信されたコンテンツを復号する
ことを特徴とする個別配信システム。 - 情報を受信する情報受信手段を有し、
前記送信手段は、前記配信元特定手段により特定された配信元に対応する配信先識別情報を、前記記憶手段を用いて特定し、特定された配信先識別情報と前記受信手段により受信されたコンテンツとを対応付けて蓄積手段に蓄積する一方、前記情報受信手段を用いて、該配信先識別情報で表される配信先の少なくとも1からの、該コンテンツの配信要求情報を受信すると、該コンテンツを前記蓄積手段から抽出して前記暗号化手段により暗号化し、該配信先識別情報とを対応付けて前記放送チャネルを用いて送信する
ことを特徴とする請求項1に記載の個別配信システム。 - 前記コンテンツ受信手段は、発信者の電話番号を表す電話番号情報を着信先へ通知する通信網を介してコンテンツを受信し、
前記配信元特定手段は、前記コンテンツ受信手段によるコンテンツの受信に際して前記通信網から通知される前記電話番号情報を用いて該コンテンツの配信元を特定する
ことを特徴とする請求項1に記載の個別配信システム。 - 前記特定された配信元からコンテンツが受信されたことを通知するための着信通知データを前記暗号化手段により暗号化し、暗号化された着信通知データと、前記配信元に対応する配信先識別情報とを対応づけて送信する着信通知送信手段を有し、
前記配信先は、受信された着信通知データに該配信先の配信先識別情報が対応付けられている場合にのみ、該受信された着信通知データを復号する
ことを特徴とする請求項1に記載の個別配信システム。 - 前記特定された配信元からコンテンツが受信されたことを通知するための着信通知データを前記暗号化手段により暗号化し、暗号化された着信通知データと、前記配信元に対応する配信先識別情報とを対応づけて送信する着信通知送信手段を有し、
前記着信通知送信手段により前記着信通知データが送信されてから一定時間内に、前記情報受信手段により該配信先識別情報で表される配信先から、前記コンテンツの配信要求情報が受信されなかった場合に、前記コンテンツを前記蓄積手段に蓄積することを特徴とする請求項2に記載の個別配信システム。 - 前記着信通知データには、前記配信先にテロップを表示するためのデータが内包されることを特徴とする請求項4又は5に記載の個別配信システム。
- 前記着信通知データには、前記配信先にチャネル番号を点滅させて表示するためのデータが内包されることを特徴とする請求項4又は5に記載の個別配信システム。
- 前記コンテンツ受信手段は、移動通信網を介してコンテンツを受信する
ことを特徴とする請求項1に記載の個別配信システム。 - 前記送信手段は、前記特定された配信先識別情報と前記受信手段により受信され前記暗号化手段により暗号化されたコンテンツとを対応付けて有線テレビ放送のチャネルを用いて送信することを特徴とする請求項1に記載の個別配信システム。
- コンテンツの配信元に固有の配信元識別情報と放送チャネルを用いて送信されたコンテンツを受信する配信先に固有の配信先識別情報とを対応付けて記憶する記憶手段と、
コンテンツを受信するコンテンツ受信手段と、
コンテンツの配信元を特定する配信元特定手段と、
前記配信元特定手段により特定された配信元に対応する配信先識別情報を、前記記憶手段を用いて特定し、特定された配信先識別情報と前記受信手段により受信されたコンテンツとを対応付けて、
前記配信先識別情報と前記コンテンツとを受信し、受信されたコンテンツを暗号化し、暗号化されたコンテンツと前記配信先識別情報とを対応付けて前記放送チャネルを用いて送信する装置に送信するコンテンツ送信手段と
を有することを特徴とする個別配信制御装置。 - コンテンツを受信する第1のステップと、
前記第1のステップで受信されたコンテンツの配信元に対応する配信先を特定する一方、該コンテンツを暗号化する第2のステップと、
前記第2のステップで特定された配信先に固有の配信先識別情報と前記第2のステップで暗号化されたコンテンツとを対応付けて前記放送チャネルを用いて送信する第3のステップと
を有することを特徴とする個別配信方法。 - コンピュータ装置を、
コンテンツの配信元に固有の配信元識別情報と放送チャネルを用いて送信されたコンテンツを受信する配信先に固有の配信先識別情報とを対応付けて記憶する記憶手段と、
コンテンツを受信するコンテンツ受信手段と、
コンテンツの配信元を特定する配信元特定手段と、
前記配信元特定手段により特定された配信元に対応する配信先識別情報を、前記記憶手段を用いて特定し、特定された配信先識別情報と前記受信手段により受信されたコンテンツとを対応付けて、
前記配信先識別情報と前記コンテンツとを受信し、受信されたコンテンツを暗号化し、暗号化されたコンテンツと前記配信先識別情報とを対応付けて前記放送チャネルを用いて送信する装置に送信するコンテンツ送信手段
として機能させるためのプログラム。
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