JP2004312194A - ポインティングデバイス機能付き携帯電話及び携帯電話 - Google Patents
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Abstract
【課題】デジタルカメラ機能をポインティングデバイスとして使用することでコストの増大を抑えることが可能なポインティングデバイス機能付き携帯電話を提供することにある。
【解決手段】情報処理装置のポインティングデバイスとして使用されるポインティングデバイス機能付き携帯電話であって、被写体を撮像して画像データを生成する撮像手段と、被写体と撮像手段との相対位置を変化させたときに撮像手段で生成される画像データ上の前記変化による相対移動量を検出する検出手段と、検出される移動量に基づく信号を情報処理装置に送出する送出手段とを備えることを特徴とする。
【選択図】 図1
【解決手段】情報処理装置のポインティングデバイスとして使用されるポインティングデバイス機能付き携帯電話であって、被写体を撮像して画像データを生成する撮像手段と、被写体と撮像手段との相対位置を変化させたときに撮像手段で生成される画像データ上の前記変化による相対移動量を検出する検出手段と、検出される移動量に基づく信号を情報処理装置に送出する送出手段とを備えることを特徴とする。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、ポインティングデバイス機能付き携帯電話及び携帯電話に関し、特に撮像手段を備えるものに関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、ノート型パソコンは、小型化されその携帯性は向上している。これにより、画像編集を行うデザイナーやデザインの校正作業などを行う管理者にあっては、ノート型パソコンを持ち運び、外出先で作業する場合も増えてきている。
【0003】
また、ノート型パソコンの携帯性を重視することによりマウスの代わりにタッチパッド、トラックボールなどの小型のポインティングデバイスが標準として組み込まれ、マウスを携帯しなくても操作可能にされている。しかしながら、通常デスクトップパソコンを用いて作業を行う者にとってはそのようなポインティングデバイスは扱いにくい。
【0004】
そこで、携帯電話は広く普及しており所持している者が多いという実情から、携帯電話をノート型パソコンのマウスとして使用できるように、携帯電話にマウス機能を組み込んだものが提案されている(例えば、特許文献1参照。)。
【0005】
【特許文献1】
特開2001−237941号公報(段落〔0034〕−〔0045〕、図1〜図4)
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、特許文献1に記載の携帯電話はマウス機能をマウスボールで実現しているので、マウスボールを転がすための机が必要となり、その使用環境に制限があることや、マウスボールはマウス機能のためだけに付加されるものであり、携帯電話のコストを増大させるといった欠点を有している。
【0007】
一方、通信技術の発達に伴い、多機能化した携帯電話や携帯情報処理端末としてのPDA(Personal Didital Assistance)が開発されている。例えばカラー液晶画面、デジタルカメラさらには高性能のCPUも有し、通信により取得した画像を表示できるものや、デジタルカメラで撮像した画像を表示できるものが多くなっている。このような携帯電話を用いて上述のデザイナーや管理者が作業できれば、携帯性においてはノート型パソコンに比べ優れているので非常に便利である。
【0008】
しかしながら、携帯電話やPDAの液晶画面では、上述のデザイナーや管理者がおこなう作業に使用するには画像の詳細を確認するには小さすぎる。
【0009】
本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、デジタルカメラ機能をポインティングデバイスとして使用することでコストの増大を抑えることが可能なポインティングデバイス機能付き携帯電話、また、デジタルカメラ機能をポインティングデバイスとして使用するとともに液晶画面への画像表示制御を工夫することにより、操作性及び画像の視認性を向上させることが可能なおよび携帯電話を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、請求項1記載の発明は、情報処理装置のポインティングデバイスとして使用されるポインティングデバイス機能付き携帯電話であって、被写体を撮像して画像データを生成する撮像手段と、前記被写体と前記撮像手段との相対位置を変化させたときに前記撮像手段で生成される画像データ上の前記変化による相対移動量を検出する検出手段と、前記検出される相対移動量に基づく信号を前記情報処理装置に送出する送出手段とを備えることを特徴としている。
【0011】
また、請求項2記載の発明は、前記検出手段は、前記変化による相対移動量を2次元の直線方向で検出することを特徴としている。
【0012】
また、請求項3記載の発明は、前記検出手段は、更に前記変化による相対移動量を前後方向で検出することを特徴としている。
【0013】
また、請求項4記載の発明は、前記検出手段は、更に前記変化による相対移動量を2次元の回転方向で検出することを特徴としている。
【0014】
また、請求項5記載の発明は、表示手段を備え、前記表示手段に少なくともカーソルを表示し前記カーソルを用いて操作が可能な携帯電話であって、被写体を撮像して画像データを生成する撮像手段と、前記被写体と前記撮像手段との相対位置を変化させたときに前記撮像手段で生成される画像データ上の前記変化による相対移動量を検出する検出手段と、前記被写体とは異なる情報を前記表示手段に表示させるとともに、前記検出される相対移動量に基づいて前記カーソルの表示位置を移動するように前記表示手段の表示を制御する表示制御手段とを備えることを特徴としている。
【0015】
また、請求項6記載の発明は、表示手段を備え、前記表示手段に少なくとも第1の画像データに基づく画像とカーソルを表示し、前記カーソルを用いて前記第1の画像データに基づく画像の編集を行うための操作が可能な携帯電話であって、被写体を撮像して第2の画像データを生成する撮像手段と、前記カーソルの種類の選択を入力するための入力手段と、前記被写体と前記撮像手段との相対位置を変化させたときに前記撮像手段で生成される第2の画像データ上の前記変化による相対移動量を検出する検出手段と、前記入力に基づいて選択されるカーソルを表示させ、前記検出される相対移動量に基づいて前記カーソルの前記第1の画像データに基づく画像上での表示位置を移動するように前記表示手段の表示を制御する表示制御手段とを備えることを特徴としている。
【0016】
また、請求項7記載の発明は、表示手段を備え、前記表示手段に少なくとも第1の画像データに基づく画像を表示する携帯電話であって、被写体を撮像して第2の画像データを生成する撮像手段と、前記被写体と前記撮像手段との相対位置を変化させたときに前記撮像手段で生成される第2の画像データ上の前記変化による相対移動量を検出する検出手段と、前記検出される相対移動量に基づいて前記第1の画像データに基づく画像の前記表示手段に表示される部分を変更するように前記表示手段の表示を制御する表示制御手段とを備えることを特徴としている。
【0017】
また、請求項8記載の発明は、表示手段を備え、前記表示手段に少なくとも第1の画像データに基づく画像とカーソルを表示し、前記カーソルを用いて前記第1の画像データに基づく画像の編集を行うための操作が可能な携帯電話であって、被写体を撮像して第2の画像データを生成する撮像手段と、前記カーソルの種類の選択を入力するための第1の入力手段と、前記カーソルの表示位置の移動を入力するための第2の入力手段と、前記被写体と前記撮像手段との相対位置を変化させたときに前記撮像手段で生成される第2の画像データ上の前記変化による相対移動量を検出する検出手段と、前記第1の入力手段による入力に基づいて選択されるカーソルを表示させ、前記第2の入力手段による入力に基づいて前記カーソルの前記第1の画像データに基づく画像上での表示位置を移動し、前記検出される相対移動量に基づいて前記第1の画像データに基づく画像の前記表示手段に表示される部分を変更するように前記表示手段の表示を制御する表示制御手段とを備えることを特徴としている。
【0018】
また、請求項9記載の発明は、前記検出手段は、前記相対移動量を2次元の直線方向で検出し、前記表示制御手段は、前記2次元の直線方向で検出される相対移動量に基づいて前記第1の画像データに基づく画像の前記表示手段に表示される部分を2次元方向に移動することを特徴としている。
【0019】
また、請求項10記載の発明は、前記検出手段は、更に前記相対移動量を前後方向で検出し、前記表示制御手段は、更に前記前後方向で検出される相対移動量に基づいて前記第1の画像データに基づく画像の前記表示手段に表示される部分を縮小または拡大することを特徴としている。
【0020】
また、請求項11記載の発明は、前記検出手段は、更に前記相対移動量を2次元の回転方向で検出し、前記表示制御手段は、更に前記2次元の回転方向で検出される相対移動量に基づいて前記第1の画像データに基づく画像の前記表示手段に表示される部分を縮小または拡大することを特徴としている。
【0021】
また、請求項12記載の発明は、表示手段を備え、前記表示手段に少なくとも第1の画像データに基づく画像とカーソルを表示し、前記カーソルを用いて前記第1の画像データに基づく画像の編集を行うための操作が可能な携帯電話であって、第1の被写体を撮像して第2の画像データを生成する第1の撮像手段と、第2の被写体を撮像して第3の画像データを生成する第2の撮像手段と、前記カーソルの種類の選択を入力するための入力手段と、前記第1の被写体と前記第1の撮像手段との相対位置を変化させたときに前記撮像手段で生成される第2の画像データ上の前記変化による第1の相対移動量を検出する第1の検出手段と、前記第2の被写体と前記第2の撮像手段との相対位置を変化させたときに前記撮像手段で生成される第3の画像データ上の前記変化による第2の相対移動量を検出する第2の検出手段と、前記入力に基づいて選択されるカーソルを表示させ、前記第1の相対移動量に基づいて前記カーソルの前記第1の画像データに基づく画像上での表示位置を移動し、前記第2の相対移動量に基づいて前記第1の画像データに基づく画像の前記表示手段に表示される部分を変更するように前記表示手段の表示を制御する表示制御手段とを備えることを特徴としている。
【0022】
また、請求項13記載の発明は、前記第2の検出手段は、前記第2の相対移動量を2次元の直線方向で検出し、前記表示制御手段は、前記2次元の直線方向で検出される第2の相対移動量に基づいて前記第1の画像データに基づく画像の前記表示手段に表示される部分を2次元の直線方向に移動することを特徴としている。
【0023】
また、請求項14記載の発明は、前記第2の検出手段は、更に前記第2の相対移動量を前後方向で検出し、前記表示制御手段は、更に前記前後方向で検出される第2の相対移動量に基づいて前記第1の画像データに基づく画像の前記表示手段に表示される部分を縮小または拡大することを特徴としている。
【0024】
また、請求項15記載の発明は、前記第2の検出手段は、更に前記第2の相対移動量を2次元の回転方向で検出し、前記表示制御手段は、更に前記2次元の回転方向で検出される第2の相対移動量に基づいて前記第1の画像データに基づく画像の前記表示手段に表示される部分を縮小または拡大することを特徴としている。
【0025】
【発明の実施の形態】
以下、本発明にかかる携帯電話の一実施の形態について図面を参照しつつ詳細に説明する。
【0026】
(制御構成)
図1は、本実施の形態の携帯電話の制御構成の一例を示すブロック図である。図1に示すように、信号の送受信を行って相手側と通信を行う通信手段2、各種画面や画像を表示する表示手段3、各種データを記憶する画像記憶部4、テンキーなどの操作キーから構成される入力手段5、音声を音声信号に変換するマイク6、音声信号を変換し音声で出力するスピーカ7、被写体を撮像し画像データを生成する撮像手段8a、8b、A/D変換回路9a、9b、その画像データから被写体の移動量を検出する移動量検出手段11a、11b(検出手段)、外部のパソコン(情報処理装置)等と接続するためのインターフェイス10、および、全体を制御する制御手段1とで主に構成される。
【0027】
通信手段2は、通信のための電波の送受を行うアンテナ21を備え、音声信号、や電話番号等の通信機能、メール機能を用いてのメール及び画像データなどの添付ファイルの送受信機能、ブラウザ機能を用いての画面情報や画像データなどを受信する機能を備える。また、後述の「マウスモード」で本携帯電話が使用されるときに、後述の移動量検出手段11で検出される移動量に基づく信号をパソコン等に送出する送出手段としての機能を備える。
【0028】
表示手段3は、LCDであり、待機時の画面や入力手段5から入力される内容等、通信手段2を介して受信される画面情報に基づく画面や通信手段2を介して受信した画像データ、撮像手段8で生成した画像データ及び画像記憶手段4に記憶されている画像データを画像として表示する。また、画像や画面を表示するとともにカーソルを表示し、カーソルを用いての入力を行う機能を備える。
【0029】
記憶手段4は、送受信したメールや、通信手段2を介して取得した画像データ、撮像手段8で撮像し生成された画像データなどを記憶するためのもので、電池等でバックアップされたメモリである。
【0030】
入力手段5は、「0」、「1」〜「9」、「*」、「#」等からなるテンキー51、十字キー52、ファンクションキー53及びその他のキーからなる。また、これらのキーを押下して操作し、動作モードの変更や入力等を行うことができる。
【0031】
インターフェイス10は、例えばケーブルを接続するためのコネクタでパソコン等とケーブルを介して接続し、各種データのやり取り等を行うためのものである。また、後述の「マウスモード」で本携帯電話が使用されるときに、後述の移動量検出手段11で検出される移動量に基づく信号を送出する送出手段としての機能を備えてもよい。
【0032】
撮像手段8は、撮像レンズ81で被写体の光画像を撮像し、光電変換手段である撮像素子82で撮像レンズからの光画像を受光し光画像に対応したアナログ信号で出力して、画像データ(第2の画像データ、第3の画像データ)を生成する。生成された画像データは、A/D変換回路9でデジタル信号に変換され、表示手段3に表示することや画像記憶手段4に記憶する。また、本実施の形態では、後述するポインティングデバイスとしての機能、表示手段3に表示されるカーソルの表示位置を移動させる機能、画像の表示手段3に表示される部分を変更する機能を実現するために、撮像手段8生成される画像データが利用される。
【0033】
移動量検出手段11は、撮像手段8で所定の時間間隔をもって撮像され生成されA/D変換回路9でデジタル信号に変換された2つの画像データを一時的に記憶して2つの画像データを比較し、その比較結果から相対移動量を算出するものである(詳細後述)。
【0034】
制御手段1は、本携帯電話全体を制御する機能と、表示されるカーソルの表示位置を移動させるように、また、表示される画像の表示部分を変更するように表示手段3の表示を制御する表示制御手段としての機能を備える。それらの機能を実行するために具体的には、各種プログラムを記憶するとともに各プログラムを実行するときのワークエリアを構成するシステムメモリとCPUを含んで構成される。また、システムメモリに後述の画像編集を行うためのアプリケーションソフトウェアなどを記憶し、アプリケーションソフトウェアの実行をするようにしてもよい。また、このようなアプリケーションソフトウェアはその通信手段2を用いてダウンロードして実行するようにしてもよい。
【0035】
(外観構成)
図2に本実施の形態の携帯電話の外観の一例を示す。図2(a)に示すように、本体上部101、本体下部102からなり主要な機能部が収納されている。また、本体上部101、本体下部102はヒンジ部103を支点として開閉自在に設けられ、図2(b)に閉じた状態を示す。本体上部101には、閉じたときに内側となる面の図2(a)で上側にスピーカ7、中央に表示手段3のLCD、下側に撮像手段8aの撮像レンズ81a、上側端部に突出するように通信のための電波の送受を行うアンテナ21を備える。アンテナ21は図示しないが伸縮自在である。また、閉じたときに内側となる面の図2(a)で上側には撮像手段8bの撮像レンズ81bを備えていて、撮像手段8a、8bは異なる方向の被写体を撮像するようになっている。本体下部102には、閉じたときに内側となる面の図2(a)で下側にマイク6、マイク6の上部から中央に掛けて入力手段5のテンキー51、上部中央に十字キー52、その左側にファンクションキー53、下側端部にインターフェイス10であるコネクタを備えている。
【0036】
(相対移動量の検出)
次に、移動量検出手段11で行う被写体と撮像手段8との相対移動量の検出について説明する。まず、被写体と撮像手段8の相対位置は、図3に示すようにして変化させる。図3(a)は、携帯電話を例えば机上において携帯電話を前後、左右、上下に動かし、被写体となる机上面に対しレンズ81aの相対位置を変化させるようにした場合である。この場合レンズ81aを机上面に対向するように向きを変えられることが望ましい。図3(b)は、手に持って前後、左右、上下に動かしたり、左右の向きを変えたり、上下の向きを変えたり、回転させたりして、レンズ81aの前方の被写体に対してレンズ81aの相対位置を変化させるようにした場合である。これは、レンズ81bと被写体との関係であってもよい。図3(c)は、レンズ81bに対して被写体例えば指等を動かし、レンズ81bに対する被写体の相対位置を変化させるようにした場合である。これは、レンズ81aと被写体との関係であってもよい。
【0037】
このように被写体と撮像手段8の相対位置を変化させて、撮像手段8は、所定の時間間隔でもって被写体を撮像し画像データを生成し、A/D変換回路9はデジタル信号に変換し、移動量検出手段11は、移動前の画像データと移動後の画像データを比較し、その比較結果から相対移動量を算出し、さらに、これを連続して行う。すなわち、前の比較で用いた移動前の画像データは削除し、前の比較で用いた移動後の画像データを移動前の画像データとし、新たに撮像され生成された画像データを移動後の画像データとして比較及び相対移動量の算出を繰り返して行う。
【0038】
さらに、図4に移動量検出手段11で行う比較及び相対移動量の算出の一例を示す。図4は、画像データを画素で示したもので、説明のために移動前、移動後を重ねて示してある。例えば、被写体が2次元の直線方向に移動した場合には、図4(a)に示すように、移動前の画像データ上の例えばAを基準として、移動後のA′と比較して、x、yを移動量とする。例えば、被写体が前後方向に移動した場合には、図4(b)に示すように、移動前の画像データ上の例えばA、Bを基準として、基準のA、Bと移動後のA′、B′から求まる拡大中心Oに基づき拡大率H′/Hを求めて前後方向の移動量とする。例えば、被写体が2次元の回転方向に移動した場合には、図4(c)に示すように、移動前の画像データ上の例えばA、Bを基準として、基準のA、Bと移動後のA′、B′から、回転角度θ求めて2次元の回転方向の移動量とする。
【0039】
(マウスモード)
次に、パソコンのマウスとして使用する例を説明する。例えば、入力手段5を用いて所定の操作を行い、携帯電話の動作をマウスモードとする。そして、例えば図3に示したようにレンズ81と被写体の位置を変更させる。撮像手段8は所定間隔で撮像を繰り返し、移動量検出手段11は、図4で説明したようにして移動前の画像データと移動後の画像データを比較し、その比較結果から相対移動量を算出し、制御手段1はこの相対移動量を受けて、相対移動量を信号に変換して、例えば、通信手段2から送出する。パソコンに、この送出される信号を受信する機能と、この信号によりカーソルなどを動かすためのドライバーを備え、ドライバーを用いて各信号と動作を予め割り付けておくことで、この信号を受けて、例えばパソコンに表示されているカーソルを移動させることができる。勿論、送出されてくる信号を種々機能に割り付けておくことにより、カーソルの移動の他の動作を行うことも可能である。また、信号の送出手段は、通信手段2に限るものではなく、インターフェイス10とケーブルを介して接続して行うことも可能であり、携帯電話に赤外線信号を送出する手段を備え、パソコンでこれを受けるようにすることなども可能である。
【0040】
このようして、撮像手段を備える携帯電話にあってはコストアップを伴わずにポインティングデバイスとしての機能を備えることができる。
【0041】
(画像編集モード)
次に、携帯電話で画像編集を行う場合について説明する。例えば、入力手段5を用いて所定の操作を行い、画像データ(第1の画像データ)を選択し画像を表示手段3のLCDに表示する。この画像データは、例えば記憶手段4に記憶されているものや、ブラウザ機能によりダウンロードしたもの等でよい。また、以下の説明では、画像サイズがLCDのサイズより大きい場合を例に説明する。図5に画像とLCDの相対位置関係を示す。図5の実線で示す枠は画像サイズで、破線でLCDのサイズを示すが、LCDには画像の一部分が表示されている。また、後述のカーソルも示してある。
【0042】
この状態のときに、被写体(第2の被写体)と撮像手段8b(第2の撮像手段)の相対位置から移動量検出手段11bで相対移動量を算出するようにする。そして、図3に示したように被写体(第2の被写体)と撮像手段8b(第2の撮像手段)の位置を変更させ、移動量検出手段11bで相対移動量を算出し、相対移動量が被写体の2次元の直線方向であれば、画像をその方向にスクロールさせる、相対移動量が被写体の前後方向の移動または被写体の2次元の回転方向の移動であれば縮小拡大させる。このように画像のLCDに表示される部分の変更を行い、画像の全体や細部を確認することができる。また、そのスクロールや縮小拡大を、携帯電話を動かすことや、レンズの前で指を動かすだけで容易にできる。
【0043】
また、さらに、入力手段5を用いて所定の操作を行い、画像編集モードとする。ここで行う画像編集は、画像の部分的な消去、書き込み、画像の切り取りなどフォトレタッチソフトで実施可能なものである。例えば、画像編集の機能をテンキー51のそれぞれに割り付けて(例えば、「1」は「切り取り」「2」は「部分的な消去」等)、所望のキーが押下されると、その機能のカーソルを表示させる。図には矢印のカーソルを示したが、機能により図柄は変わる。そして、被写体(第1の被写体)と撮像手段8a(第1の撮像手段)の相対位置から移動量検出手段11aで移動量を算出するようにする。そして、図3に示したように被写体(第1の被写体)と撮像手段8a(第1の撮像手段)の位置を変更させ、被写体の2次元の直線方向の移動で、その方向と移動量に基づいてカーソルを所望の軌跡でもって移動させることで、画像編集を行う。このように、カーソルの移動を、携帯電話を動かすことや、レンズの前で指を動かすだけで容易にできる。また、カーソルの移動は十字キー52を用いて行うことも可能である。また、上述のように画像をスクロール、縮小拡大しながらこの画像編集作業を行えば、画像編集作業が容易となる。また、画像のスクロール及び縮小拡大とカーソルの移動とを別の手段により行えるので作業性がよい。また、画像の表示は、画像編集モードとした後でもよい。
【0044】
また、各モードへの移行を入力手段5を用いて行うように説明したが、操作画面とカーソルを表示させて、被写体と撮像手段8の相対位置との移動量に基づいてカーソルを移動させて操作することも可能である。
【0045】
このようして、LCDのサイズより大きな画像であっても画像全体や細部の確認、さらには画像編集を行うことができる。上述のような表示や画像編集方法は、撮像手段を備える携帯電話にあってはコストアップの要因にならないばかりか、LCDのサイズがパソコン等に比べ小さい携帯電話には特に効果的に用いることができる。
【0046】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、デジタルカメラ機能をポインティングデバイスとして使用することでコストの増大を抑えることが可能なポインティングデバイス機能付き携帯電話を提供することが可能である。
【0047】
また、デジタルカメラ機能をポインティングデバイスとして使用することでLCDサイズより大きい画像の表示部分を容易に変更することや、カーソルを表示する場合にはカーソルの移動を容易に行うことができる携帯電話を提供することが可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施の形態の携帯電話の制御構成の一例を示すブロック図である。
【図2】本実施の形態の携帯電話の外観図である。
【図3】被写体と撮像手段の相対位置の変化を説明するための説明図である。
【図4】移動量検出手段で行う比較及び相対移動量算出の一例を説明するための説明図である。
【図5】画像とLCDの相対位置関係を示す図である。
【符号の説明】
1 制御手段
2 通信手段
3 表示手段
4 画像記憶手段
5 入力手段
6 マイク
7 スピーカ
8 撮像手段
81 レンズ
82 撮像素子
9 A/D変換回路
10 インターフェイス
11 移動量検出手段
【発明の属する技術分野】
本発明は、ポインティングデバイス機能付き携帯電話及び携帯電話に関し、特に撮像手段を備えるものに関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、ノート型パソコンは、小型化されその携帯性は向上している。これにより、画像編集を行うデザイナーやデザインの校正作業などを行う管理者にあっては、ノート型パソコンを持ち運び、外出先で作業する場合も増えてきている。
【0003】
また、ノート型パソコンの携帯性を重視することによりマウスの代わりにタッチパッド、トラックボールなどの小型のポインティングデバイスが標準として組み込まれ、マウスを携帯しなくても操作可能にされている。しかしながら、通常デスクトップパソコンを用いて作業を行う者にとってはそのようなポインティングデバイスは扱いにくい。
【0004】
そこで、携帯電話は広く普及しており所持している者が多いという実情から、携帯電話をノート型パソコンのマウスとして使用できるように、携帯電話にマウス機能を組み込んだものが提案されている(例えば、特許文献1参照。)。
【0005】
【特許文献1】
特開2001−237941号公報(段落〔0034〕−〔0045〕、図1〜図4)
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、特許文献1に記載の携帯電話はマウス機能をマウスボールで実現しているので、マウスボールを転がすための机が必要となり、その使用環境に制限があることや、マウスボールはマウス機能のためだけに付加されるものであり、携帯電話のコストを増大させるといった欠点を有している。
【0007】
一方、通信技術の発達に伴い、多機能化した携帯電話や携帯情報処理端末としてのPDA(Personal Didital Assistance)が開発されている。例えばカラー液晶画面、デジタルカメラさらには高性能のCPUも有し、通信により取得した画像を表示できるものや、デジタルカメラで撮像した画像を表示できるものが多くなっている。このような携帯電話を用いて上述のデザイナーや管理者が作業できれば、携帯性においてはノート型パソコンに比べ優れているので非常に便利である。
【0008】
しかしながら、携帯電話やPDAの液晶画面では、上述のデザイナーや管理者がおこなう作業に使用するには画像の詳細を確認するには小さすぎる。
【0009】
本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、デジタルカメラ機能をポインティングデバイスとして使用することでコストの増大を抑えることが可能なポインティングデバイス機能付き携帯電話、また、デジタルカメラ機能をポインティングデバイスとして使用するとともに液晶画面への画像表示制御を工夫することにより、操作性及び画像の視認性を向上させることが可能なおよび携帯電話を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、請求項1記載の発明は、情報処理装置のポインティングデバイスとして使用されるポインティングデバイス機能付き携帯電話であって、被写体を撮像して画像データを生成する撮像手段と、前記被写体と前記撮像手段との相対位置を変化させたときに前記撮像手段で生成される画像データ上の前記変化による相対移動量を検出する検出手段と、前記検出される相対移動量に基づく信号を前記情報処理装置に送出する送出手段とを備えることを特徴としている。
【0011】
また、請求項2記載の発明は、前記検出手段は、前記変化による相対移動量を2次元の直線方向で検出することを特徴としている。
【0012】
また、請求項3記載の発明は、前記検出手段は、更に前記変化による相対移動量を前後方向で検出することを特徴としている。
【0013】
また、請求項4記載の発明は、前記検出手段は、更に前記変化による相対移動量を2次元の回転方向で検出することを特徴としている。
【0014】
また、請求項5記載の発明は、表示手段を備え、前記表示手段に少なくともカーソルを表示し前記カーソルを用いて操作が可能な携帯電話であって、被写体を撮像して画像データを生成する撮像手段と、前記被写体と前記撮像手段との相対位置を変化させたときに前記撮像手段で生成される画像データ上の前記変化による相対移動量を検出する検出手段と、前記被写体とは異なる情報を前記表示手段に表示させるとともに、前記検出される相対移動量に基づいて前記カーソルの表示位置を移動するように前記表示手段の表示を制御する表示制御手段とを備えることを特徴としている。
【0015】
また、請求項6記載の発明は、表示手段を備え、前記表示手段に少なくとも第1の画像データに基づく画像とカーソルを表示し、前記カーソルを用いて前記第1の画像データに基づく画像の編集を行うための操作が可能な携帯電話であって、被写体を撮像して第2の画像データを生成する撮像手段と、前記カーソルの種類の選択を入力するための入力手段と、前記被写体と前記撮像手段との相対位置を変化させたときに前記撮像手段で生成される第2の画像データ上の前記変化による相対移動量を検出する検出手段と、前記入力に基づいて選択されるカーソルを表示させ、前記検出される相対移動量に基づいて前記カーソルの前記第1の画像データに基づく画像上での表示位置を移動するように前記表示手段の表示を制御する表示制御手段とを備えることを特徴としている。
【0016】
また、請求項7記載の発明は、表示手段を備え、前記表示手段に少なくとも第1の画像データに基づく画像を表示する携帯電話であって、被写体を撮像して第2の画像データを生成する撮像手段と、前記被写体と前記撮像手段との相対位置を変化させたときに前記撮像手段で生成される第2の画像データ上の前記変化による相対移動量を検出する検出手段と、前記検出される相対移動量に基づいて前記第1の画像データに基づく画像の前記表示手段に表示される部分を変更するように前記表示手段の表示を制御する表示制御手段とを備えることを特徴としている。
【0017】
また、請求項8記載の発明は、表示手段を備え、前記表示手段に少なくとも第1の画像データに基づく画像とカーソルを表示し、前記カーソルを用いて前記第1の画像データに基づく画像の編集を行うための操作が可能な携帯電話であって、被写体を撮像して第2の画像データを生成する撮像手段と、前記カーソルの種類の選択を入力するための第1の入力手段と、前記カーソルの表示位置の移動を入力するための第2の入力手段と、前記被写体と前記撮像手段との相対位置を変化させたときに前記撮像手段で生成される第2の画像データ上の前記変化による相対移動量を検出する検出手段と、前記第1の入力手段による入力に基づいて選択されるカーソルを表示させ、前記第2の入力手段による入力に基づいて前記カーソルの前記第1の画像データに基づく画像上での表示位置を移動し、前記検出される相対移動量に基づいて前記第1の画像データに基づく画像の前記表示手段に表示される部分を変更するように前記表示手段の表示を制御する表示制御手段とを備えることを特徴としている。
【0018】
また、請求項9記載の発明は、前記検出手段は、前記相対移動量を2次元の直線方向で検出し、前記表示制御手段は、前記2次元の直線方向で検出される相対移動量に基づいて前記第1の画像データに基づく画像の前記表示手段に表示される部分を2次元方向に移動することを特徴としている。
【0019】
また、請求項10記載の発明は、前記検出手段は、更に前記相対移動量を前後方向で検出し、前記表示制御手段は、更に前記前後方向で検出される相対移動量に基づいて前記第1の画像データに基づく画像の前記表示手段に表示される部分を縮小または拡大することを特徴としている。
【0020】
また、請求項11記載の発明は、前記検出手段は、更に前記相対移動量を2次元の回転方向で検出し、前記表示制御手段は、更に前記2次元の回転方向で検出される相対移動量に基づいて前記第1の画像データに基づく画像の前記表示手段に表示される部分を縮小または拡大することを特徴としている。
【0021】
また、請求項12記載の発明は、表示手段を備え、前記表示手段に少なくとも第1の画像データに基づく画像とカーソルを表示し、前記カーソルを用いて前記第1の画像データに基づく画像の編集を行うための操作が可能な携帯電話であって、第1の被写体を撮像して第2の画像データを生成する第1の撮像手段と、第2の被写体を撮像して第3の画像データを生成する第2の撮像手段と、前記カーソルの種類の選択を入力するための入力手段と、前記第1の被写体と前記第1の撮像手段との相対位置を変化させたときに前記撮像手段で生成される第2の画像データ上の前記変化による第1の相対移動量を検出する第1の検出手段と、前記第2の被写体と前記第2の撮像手段との相対位置を変化させたときに前記撮像手段で生成される第3の画像データ上の前記変化による第2の相対移動量を検出する第2の検出手段と、前記入力に基づいて選択されるカーソルを表示させ、前記第1の相対移動量に基づいて前記カーソルの前記第1の画像データに基づく画像上での表示位置を移動し、前記第2の相対移動量に基づいて前記第1の画像データに基づく画像の前記表示手段に表示される部分を変更するように前記表示手段の表示を制御する表示制御手段とを備えることを特徴としている。
【0022】
また、請求項13記載の発明は、前記第2の検出手段は、前記第2の相対移動量を2次元の直線方向で検出し、前記表示制御手段は、前記2次元の直線方向で検出される第2の相対移動量に基づいて前記第1の画像データに基づく画像の前記表示手段に表示される部分を2次元の直線方向に移動することを特徴としている。
【0023】
また、請求項14記載の発明は、前記第2の検出手段は、更に前記第2の相対移動量を前後方向で検出し、前記表示制御手段は、更に前記前後方向で検出される第2の相対移動量に基づいて前記第1の画像データに基づく画像の前記表示手段に表示される部分を縮小または拡大することを特徴としている。
【0024】
また、請求項15記載の発明は、前記第2の検出手段は、更に前記第2の相対移動量を2次元の回転方向で検出し、前記表示制御手段は、更に前記2次元の回転方向で検出される第2の相対移動量に基づいて前記第1の画像データに基づく画像の前記表示手段に表示される部分を縮小または拡大することを特徴としている。
【0025】
【発明の実施の形態】
以下、本発明にかかる携帯電話の一実施の形態について図面を参照しつつ詳細に説明する。
【0026】
(制御構成)
図1は、本実施の形態の携帯電話の制御構成の一例を示すブロック図である。図1に示すように、信号の送受信を行って相手側と通信を行う通信手段2、各種画面や画像を表示する表示手段3、各種データを記憶する画像記憶部4、テンキーなどの操作キーから構成される入力手段5、音声を音声信号に変換するマイク6、音声信号を変換し音声で出力するスピーカ7、被写体を撮像し画像データを生成する撮像手段8a、8b、A/D変換回路9a、9b、その画像データから被写体の移動量を検出する移動量検出手段11a、11b(検出手段)、外部のパソコン(情報処理装置)等と接続するためのインターフェイス10、および、全体を制御する制御手段1とで主に構成される。
【0027】
通信手段2は、通信のための電波の送受を行うアンテナ21を備え、音声信号、や電話番号等の通信機能、メール機能を用いてのメール及び画像データなどの添付ファイルの送受信機能、ブラウザ機能を用いての画面情報や画像データなどを受信する機能を備える。また、後述の「マウスモード」で本携帯電話が使用されるときに、後述の移動量検出手段11で検出される移動量に基づく信号をパソコン等に送出する送出手段としての機能を備える。
【0028】
表示手段3は、LCDであり、待機時の画面や入力手段5から入力される内容等、通信手段2を介して受信される画面情報に基づく画面や通信手段2を介して受信した画像データ、撮像手段8で生成した画像データ及び画像記憶手段4に記憶されている画像データを画像として表示する。また、画像や画面を表示するとともにカーソルを表示し、カーソルを用いての入力を行う機能を備える。
【0029】
記憶手段4は、送受信したメールや、通信手段2を介して取得した画像データ、撮像手段8で撮像し生成された画像データなどを記憶するためのもので、電池等でバックアップされたメモリである。
【0030】
入力手段5は、「0」、「1」〜「9」、「*」、「#」等からなるテンキー51、十字キー52、ファンクションキー53及びその他のキーからなる。また、これらのキーを押下して操作し、動作モードの変更や入力等を行うことができる。
【0031】
インターフェイス10は、例えばケーブルを接続するためのコネクタでパソコン等とケーブルを介して接続し、各種データのやり取り等を行うためのものである。また、後述の「マウスモード」で本携帯電話が使用されるときに、後述の移動量検出手段11で検出される移動量に基づく信号を送出する送出手段としての機能を備えてもよい。
【0032】
撮像手段8は、撮像レンズ81で被写体の光画像を撮像し、光電変換手段である撮像素子82で撮像レンズからの光画像を受光し光画像に対応したアナログ信号で出力して、画像データ(第2の画像データ、第3の画像データ)を生成する。生成された画像データは、A/D変換回路9でデジタル信号に変換され、表示手段3に表示することや画像記憶手段4に記憶する。また、本実施の形態では、後述するポインティングデバイスとしての機能、表示手段3に表示されるカーソルの表示位置を移動させる機能、画像の表示手段3に表示される部分を変更する機能を実現するために、撮像手段8生成される画像データが利用される。
【0033】
移動量検出手段11は、撮像手段8で所定の時間間隔をもって撮像され生成されA/D変換回路9でデジタル信号に変換された2つの画像データを一時的に記憶して2つの画像データを比較し、その比較結果から相対移動量を算出するものである(詳細後述)。
【0034】
制御手段1は、本携帯電話全体を制御する機能と、表示されるカーソルの表示位置を移動させるように、また、表示される画像の表示部分を変更するように表示手段3の表示を制御する表示制御手段としての機能を備える。それらの機能を実行するために具体的には、各種プログラムを記憶するとともに各プログラムを実行するときのワークエリアを構成するシステムメモリとCPUを含んで構成される。また、システムメモリに後述の画像編集を行うためのアプリケーションソフトウェアなどを記憶し、アプリケーションソフトウェアの実行をするようにしてもよい。また、このようなアプリケーションソフトウェアはその通信手段2を用いてダウンロードして実行するようにしてもよい。
【0035】
(外観構成)
図2に本実施の形態の携帯電話の外観の一例を示す。図2(a)に示すように、本体上部101、本体下部102からなり主要な機能部が収納されている。また、本体上部101、本体下部102はヒンジ部103を支点として開閉自在に設けられ、図2(b)に閉じた状態を示す。本体上部101には、閉じたときに内側となる面の図2(a)で上側にスピーカ7、中央に表示手段3のLCD、下側に撮像手段8aの撮像レンズ81a、上側端部に突出するように通信のための電波の送受を行うアンテナ21を備える。アンテナ21は図示しないが伸縮自在である。また、閉じたときに内側となる面の図2(a)で上側には撮像手段8bの撮像レンズ81bを備えていて、撮像手段8a、8bは異なる方向の被写体を撮像するようになっている。本体下部102には、閉じたときに内側となる面の図2(a)で下側にマイク6、マイク6の上部から中央に掛けて入力手段5のテンキー51、上部中央に十字キー52、その左側にファンクションキー53、下側端部にインターフェイス10であるコネクタを備えている。
【0036】
(相対移動量の検出)
次に、移動量検出手段11で行う被写体と撮像手段8との相対移動量の検出について説明する。まず、被写体と撮像手段8の相対位置は、図3に示すようにして変化させる。図3(a)は、携帯電話を例えば机上において携帯電話を前後、左右、上下に動かし、被写体となる机上面に対しレンズ81aの相対位置を変化させるようにした場合である。この場合レンズ81aを机上面に対向するように向きを変えられることが望ましい。図3(b)は、手に持って前後、左右、上下に動かしたり、左右の向きを変えたり、上下の向きを変えたり、回転させたりして、レンズ81aの前方の被写体に対してレンズ81aの相対位置を変化させるようにした場合である。これは、レンズ81bと被写体との関係であってもよい。図3(c)は、レンズ81bに対して被写体例えば指等を動かし、レンズ81bに対する被写体の相対位置を変化させるようにした場合である。これは、レンズ81aと被写体との関係であってもよい。
【0037】
このように被写体と撮像手段8の相対位置を変化させて、撮像手段8は、所定の時間間隔でもって被写体を撮像し画像データを生成し、A/D変換回路9はデジタル信号に変換し、移動量検出手段11は、移動前の画像データと移動後の画像データを比較し、その比較結果から相対移動量を算出し、さらに、これを連続して行う。すなわち、前の比較で用いた移動前の画像データは削除し、前の比較で用いた移動後の画像データを移動前の画像データとし、新たに撮像され生成された画像データを移動後の画像データとして比較及び相対移動量の算出を繰り返して行う。
【0038】
さらに、図4に移動量検出手段11で行う比較及び相対移動量の算出の一例を示す。図4は、画像データを画素で示したもので、説明のために移動前、移動後を重ねて示してある。例えば、被写体が2次元の直線方向に移動した場合には、図4(a)に示すように、移動前の画像データ上の例えばAを基準として、移動後のA′と比較して、x、yを移動量とする。例えば、被写体が前後方向に移動した場合には、図4(b)に示すように、移動前の画像データ上の例えばA、Bを基準として、基準のA、Bと移動後のA′、B′から求まる拡大中心Oに基づき拡大率H′/Hを求めて前後方向の移動量とする。例えば、被写体が2次元の回転方向に移動した場合には、図4(c)に示すように、移動前の画像データ上の例えばA、Bを基準として、基準のA、Bと移動後のA′、B′から、回転角度θ求めて2次元の回転方向の移動量とする。
【0039】
(マウスモード)
次に、パソコンのマウスとして使用する例を説明する。例えば、入力手段5を用いて所定の操作を行い、携帯電話の動作をマウスモードとする。そして、例えば図3に示したようにレンズ81と被写体の位置を変更させる。撮像手段8は所定間隔で撮像を繰り返し、移動量検出手段11は、図4で説明したようにして移動前の画像データと移動後の画像データを比較し、その比較結果から相対移動量を算出し、制御手段1はこの相対移動量を受けて、相対移動量を信号に変換して、例えば、通信手段2から送出する。パソコンに、この送出される信号を受信する機能と、この信号によりカーソルなどを動かすためのドライバーを備え、ドライバーを用いて各信号と動作を予め割り付けておくことで、この信号を受けて、例えばパソコンに表示されているカーソルを移動させることができる。勿論、送出されてくる信号を種々機能に割り付けておくことにより、カーソルの移動の他の動作を行うことも可能である。また、信号の送出手段は、通信手段2に限るものではなく、インターフェイス10とケーブルを介して接続して行うことも可能であり、携帯電話に赤外線信号を送出する手段を備え、パソコンでこれを受けるようにすることなども可能である。
【0040】
このようして、撮像手段を備える携帯電話にあってはコストアップを伴わずにポインティングデバイスとしての機能を備えることができる。
【0041】
(画像編集モード)
次に、携帯電話で画像編集を行う場合について説明する。例えば、入力手段5を用いて所定の操作を行い、画像データ(第1の画像データ)を選択し画像を表示手段3のLCDに表示する。この画像データは、例えば記憶手段4に記憶されているものや、ブラウザ機能によりダウンロードしたもの等でよい。また、以下の説明では、画像サイズがLCDのサイズより大きい場合を例に説明する。図5に画像とLCDの相対位置関係を示す。図5の実線で示す枠は画像サイズで、破線でLCDのサイズを示すが、LCDには画像の一部分が表示されている。また、後述のカーソルも示してある。
【0042】
この状態のときに、被写体(第2の被写体)と撮像手段8b(第2の撮像手段)の相対位置から移動量検出手段11bで相対移動量を算出するようにする。そして、図3に示したように被写体(第2の被写体)と撮像手段8b(第2の撮像手段)の位置を変更させ、移動量検出手段11bで相対移動量を算出し、相対移動量が被写体の2次元の直線方向であれば、画像をその方向にスクロールさせる、相対移動量が被写体の前後方向の移動または被写体の2次元の回転方向の移動であれば縮小拡大させる。このように画像のLCDに表示される部分の変更を行い、画像の全体や細部を確認することができる。また、そのスクロールや縮小拡大を、携帯電話を動かすことや、レンズの前で指を動かすだけで容易にできる。
【0043】
また、さらに、入力手段5を用いて所定の操作を行い、画像編集モードとする。ここで行う画像編集は、画像の部分的な消去、書き込み、画像の切り取りなどフォトレタッチソフトで実施可能なものである。例えば、画像編集の機能をテンキー51のそれぞれに割り付けて(例えば、「1」は「切り取り」「2」は「部分的な消去」等)、所望のキーが押下されると、その機能のカーソルを表示させる。図には矢印のカーソルを示したが、機能により図柄は変わる。そして、被写体(第1の被写体)と撮像手段8a(第1の撮像手段)の相対位置から移動量検出手段11aで移動量を算出するようにする。そして、図3に示したように被写体(第1の被写体)と撮像手段8a(第1の撮像手段)の位置を変更させ、被写体の2次元の直線方向の移動で、その方向と移動量に基づいてカーソルを所望の軌跡でもって移動させることで、画像編集を行う。このように、カーソルの移動を、携帯電話を動かすことや、レンズの前で指を動かすだけで容易にできる。また、カーソルの移動は十字キー52を用いて行うことも可能である。また、上述のように画像をスクロール、縮小拡大しながらこの画像編集作業を行えば、画像編集作業が容易となる。また、画像のスクロール及び縮小拡大とカーソルの移動とを別の手段により行えるので作業性がよい。また、画像の表示は、画像編集モードとした後でもよい。
【0044】
また、各モードへの移行を入力手段5を用いて行うように説明したが、操作画面とカーソルを表示させて、被写体と撮像手段8の相対位置との移動量に基づいてカーソルを移動させて操作することも可能である。
【0045】
このようして、LCDのサイズより大きな画像であっても画像全体や細部の確認、さらには画像編集を行うことができる。上述のような表示や画像編集方法は、撮像手段を備える携帯電話にあってはコストアップの要因にならないばかりか、LCDのサイズがパソコン等に比べ小さい携帯電話には特に効果的に用いることができる。
【0046】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、デジタルカメラ機能をポインティングデバイスとして使用することでコストの増大を抑えることが可能なポインティングデバイス機能付き携帯電話を提供することが可能である。
【0047】
また、デジタルカメラ機能をポインティングデバイスとして使用することでLCDサイズより大きい画像の表示部分を容易に変更することや、カーソルを表示する場合にはカーソルの移動を容易に行うことができる携帯電話を提供することが可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施の形態の携帯電話の制御構成の一例を示すブロック図である。
【図2】本実施の形態の携帯電話の外観図である。
【図3】被写体と撮像手段の相対位置の変化を説明するための説明図である。
【図4】移動量検出手段で行う比較及び相対移動量算出の一例を説明するための説明図である。
【図5】画像とLCDの相対位置関係を示す図である。
【符号の説明】
1 制御手段
2 通信手段
3 表示手段
4 画像記憶手段
5 入力手段
6 マイク
7 スピーカ
8 撮像手段
81 レンズ
82 撮像素子
9 A/D変換回路
10 インターフェイス
11 移動量検出手段
Claims (15)
- 情報処理装置のポインティングデバイスとして使用されるポインティングデバイス機能付き携帯電話であって、
被写体を撮像して画像データを生成する撮像手段と、
前記被写体と前記撮像手段との相対位置を変化させたときに前記撮像手段で生成される画像データ上の前記変化による相対移動量を検出する検出手段と、
前記検出される相対移動量に基づく信号を前記情報処理装置に送出する送出手段とを備えることを特徴とするポインティングデバイス機能付き携帯電話。 - 前記検出手段は、前記変化による相対移動量を2次元の直線方向で検出する請求項1に記載のポインティングデバイス機能付き携帯電話。
- 前記検出手段は、更に前記変化による相対移動量を前後方向で検出する請求項2に記載のポインティングデバイス機能付き携帯電話。
- 前記検出手段は、更に前記変化による相対移動量を2次元の回転方向で検出する請求項2に記載のポインティングデバイス機能付き携帯電話。
- 表示手段を備え、前記表示手段に少なくともカーソルを表示し前記カーソルを用いて操作が可能な携帯電話であって、
被写体を撮像して画像データを生成する撮像手段と、
前記被写体と前記撮像手段との相対位置を変化させたときに前記撮像手段で生成される画像データ上の前記変化による相対移動量を検出する検出手段と、
前記被写体とは異なる情報を前記表示手段に表示させるとともに、前記検出される相対移動量に基づいて前記カーソルの表示位置を移動するように前記表示手段の表示を制御する表示制御手段とを備えることを特徴とする携帯電話。 - 表示手段を備え、前記表示手段に少なくとも第1の画像データに基づく画像とカーソルを表示し、前記カーソルを用いて前記第1の画像データに基づく画像の編集を行うための操作が可能な携帯電話であって、
被写体を撮像して第2の画像データを生成する撮像手段と、
前記カーソルの種類の選択を入力するための入力手段と、
前記被写体と前記撮像手段との相対位置を変化させたときに前記撮像手段で生成される第2の画像データ上の前記変化による相対移動量を検出する検出手段と、
前記入力に基づいて選択されるカーソルを表示させ、前記検出される相対移動量に基づいて前記カーソルの前記第1の画像データに基づく画像上での表示位置を移動するように前記表示手段の表示を制御する表示制御手段とを備えることを特徴とする携帯電話。 - 表示手段を備え、前記表示手段に少なくとも第1の画像データに基づく画像を表示する携帯電話であって、
被写体を撮像して第2の画像データを生成する撮像手段と、
前記被写体と前記撮像手段との相対位置を変化させたときに前記撮像手段で生成される第2の画像データ上の前記変化による相対移動量を検出する検出手段と、
前記検出される相対移動量に基づいて前記第1の画像データに基づく画像の前記表示手段に表示される部分を変更するように前記表示手段の表示を制御する表示制御手段とを備えることを特徴とする携帯電話。 - 表示手段を備え、前記表示手段に少なくとも第1の画像データに基づく画像とカーソルを表示し、前記カーソルを用いて前記第1の画像データに基づく画像の編集を行うための操作が可能な携帯電話であって、
被写体を撮像して第2の画像データを生成する撮像手段と、
前記カーソルの種類の選択を入力するための第1の入力手段と、
前記カーソルの表示位置の移動を入力するための第2の入力手段と、
前記被写体と前記撮像手段との相対位置を変化させたときに前記撮像手段で生成される第2の画像データ上の前記変化による相対移動量を検出する検出手段と、
前記第1の入力手段による入力に基づいて選択されるカーソルを表示させ、前記第2の入力手段による入力に基づいて前記カーソルの前記第1の画像データに基づく画像上での表示位置を移動し、前記検出される相対移動量に基づいて前記第1の画像データに基づく画像の前記表示手段に表示される部分を変更するように前記表示手段の表示を制御する表示制御手段とを備えることを特徴とする携帯電話。 - 前記検出手段は、前記相対移動量を2次元の直線方向で検出し、
前記表示制御手段は、前記2次元の直線方向で検出される相対移動量に基づいて前記第1の画像データに基づく画像の前記表示手段に表示される部分を2次元方向に移動する請求項7または請求項8に記載の携帯電話。 - 前記検出手段は、更に前記相対移動量を前後方向で検出し、
前記表示制御手段は、更に前記前後方向で検出される相対移動量に基づいて前記第1の画像データに基づく画像の前記表示手段に表示される部分を縮小または拡大する請求項9に記載の携帯電話。 - 前記検出手段は、更に前記相対移動量を2次元の回転方向で検出し、
前記表示制御手段は、更に前記2次元の回転方向で検出される相対移動量に基づいて前記第1の画像データに基づく画像の前記表示手段に表示される部分を縮小または拡大する請求項9に記載の携帯電話。 - 表示手段を備え、前記表示手段に少なくとも第1の画像データに基づく画像とカーソルを表示し、前記カーソルを用いて前記第1の画像データに基づく画像の編集を行うための操作が可能な携帯電話であって、
第1の被写体を撮像して第2の画像データを生成する第1の撮像手段と、
第2の被写体を撮像して第3の画像データを生成する第2の撮像手段と、
前記カーソルの種類の選択を入力するための入力手段と、
前記第1の被写体と前記第1の撮像手段との相対位置を変化させたときに前記撮像手段で生成される第2の画像データ上の前記変化による第1の相対移動量を検出する第1の検出手段と、
前記第2の被写体と前記第2の撮像手段との相対位置を変化させたときに前記撮像手段で生成される第3の画像データ上の前記変化による第2の相対移動量を検出する第2の検出手段と、
前記入力に基づいて選択されるカーソルを表示させ、前記第1の相対移動量に基づいて前記カーソルの前記第1の画像データに基づく画像上での表示位置を移動し、前記第2の相対移動量に基づいて前記第1の画像データに基づく画像の前記表示手段に表示される部分を変更するように前記表示手段の表示を制御する表示制御手段とを備えることを特徴とする携帯電話。 - 前記第2の検出手段は、前記第2の相対移動量を2次元の直線方向で検出し、
前記表示制御手段は、前記2次元の直線方向で検出される第2の相対移動量に基づいて前記第1の画像データに基づく画像の前記表示手段に表示される部分を2次元の直線方向に移動する請求項12に記載の携帯電話。 - 前記第2の検出手段は、更に前記第2の相対移動量を前後方向で検出し、
前記表示制御手段は、更に前記前後方向で検出される第2の相対移動量に基づいて前記第1の画像データに基づく画像の前記表示手段に表示される部分を縮小または拡大する請求項13に記載の携帯電話。 - 前記第2の検出手段は、更に前記第2の相対移動量を2次元の回転方向で検出し、
前記表示制御手段は、更に前記2次元の回転方向で検出される第2の相対移動量に基づいて前記第1の画像データに基づく画像の前記表示手段に表示される部分を縮小または拡大する請求項13に記載の携帯電話。
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