JP2004310750A - 高品質アンチエイリアシング - Google Patents

高品質アンチエイリアシング Download PDF

Info

Publication number
JP2004310750A
JP2004310750A JP2004066284A JP2004066284A JP2004310750A JP 2004310750 A JP2004310750 A JP 2004310750A JP 2004066284 A JP2004066284 A JP 2004066284A JP 2004066284 A JP2004066284 A JP 2004066284A JP 2004310750 A JP2004310750 A JP 2004310750A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
image data
filter
mask
region
line
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2004066284A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4554237B2 (ja
Inventor
Zhouchen Lin
ツォウチェン リン
Jian Wang
ジャン ワン
Haitao Chen
ハイタオ チェン
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Microsoft Corp
Original Assignee
Microsoft Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Microsoft Corp filed Critical Microsoft Corp
Publication of JP2004310750A publication Critical patent/JP2004310750A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4554237B2 publication Critical patent/JP4554237B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06TIMAGE DATA PROCESSING OR GENERATION, IN GENERAL
    • G06T11/002D [Two Dimensional] image generation
    • G06T11/20Drawing from basic elements, e.g. lines or circles
    • G06T11/203Drawing of straight lines or curves
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F25REFRIGERATION OR COOLING; COMBINED HEATING AND REFRIGERATION SYSTEMS; HEAT PUMP SYSTEMS; MANUFACTURE OR STORAGE OF ICE; LIQUEFACTION SOLIDIFICATION OF GASES
    • F25DREFRIGERATORS; COLD ROOMS; ICE-BOXES; COOLING OR FREEZING APPARATUS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • F25D15/00Devices not covered by group F25D11/00 or F25D13/00, e.g. non-self-contained movable devices
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F25REFRIGERATION OR COOLING; COMBINED HEATING AND REFRIGERATION SYSTEMS; HEAT PUMP SYSTEMS; MANUFACTURE OR STORAGE OF ICE; LIQUEFACTION SOLIDIFICATION OF GASES
    • F25DREFRIGERATORS; COLD ROOMS; ICE-BOXES; COOLING OR FREEZING APPARATUS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • F25D2201/00Insulation
    • F25D2201/10Insulation with respect to heat
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F25REFRIGERATION OR COOLING; COMBINED HEATING AND REFRIGERATION SYSTEMS; HEAT PUMP SYSTEMS; MANUFACTURE OR STORAGE OF ICE; LIQUEFACTION SOLIDIFICATION OF GASES
    • F25DREFRIGERATORS; COLD ROOMS; ICE-BOXES; COOLING OR FREEZING APPARATUS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • F25D2300/00Special arrangements or features for refrigerators; cold rooms; ice-boxes; Cooling or freezing apparatus not covered by any other subclass

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Theoretical Computer Science (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Thermal Sciences (AREA)
  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Combustion & Propulsion (AREA)
  • Image Processing (AREA)
  • Image Generation (AREA)
  • Processing Or Creating Images (AREA)
  • Controls And Circuits For Display Device (AREA)
  • Circuits Of Receivers In General (AREA)

Abstract

【課題】 フォント、大きな画像および非常に小さな画像を含むさまざまなタイプの画像をアンチエイリアシング処理するのに適したアンチエイリアシング方法および装置を提供する。
【解決手段】 このアンチエイリアシング技法は、直線、曲線または領域の縁を一連のラインセグメントとして表すことができる。次いでこれらのラインセグメントに沿って移動して、画像の輪郭線に近似したラインセグメントと所望のフィルタ関数とのたたみ込みを計算する。縁が一連のラインセグメントによって表されるときに使用することができる、直線、曲線または領域の縁をアンチエイリアシング処理するのに適したフィルタ関数も開示される。このアンチエイリアシングフィルタは、画像のエネルギースペクトルをサンプリングされた領域の中心に置く傾向がある。
【選択図】 図6A

Description

本発明は、画像をレンダリングするのに適したアンチエイリアシング技法に関する。本発明のさまざまな実施形態は、特にフラットシェーディング処理されたフォント、曲線、領域などの図形オブジェクトのレンダリングに適用することができる。
近年のコンピュータは極めてパワフルになっており、1秒間に数千回の計算を実行することができる。これらのパワフルなコンピューティングリソースは、モニタまたはテレビジョンに詳細な画像を表示する、すなわち「レンダリング」するの目的にしばしば使用される。コンピュータは例えば、映画のリアルな画像、ゲームの複雑なアニメーション、およびカメラで撮影され保存された写真の生成に使用される。これらの画像を生成するため、コンピュータは、直線、曲線および領域を計算しプロットすることができる。コンピュータは、連続するなめらかな直線、曲線および領域を計算することができるが、それにもかかわらずこれらの直線、曲線および領域は、離散的な画素ないし「ピクセル」を有するモニタまたはテレビジョン上に表示されなければならない。
したがって実際には、コンピュータが生成したなめらかな直線、曲線または領域を、生成されたとおりに表示ないし「レンダリング」することはできない。その代わりに、コンピュータが生成したなめらかな直線、曲線または領域は、個々のピクセルに対応する離散的な位置でサンプリングされなければならない。しかし、直線、曲線または領域の特徴が出現する頻度が、その直線、曲線または領域をサンプリングする頻度よりも大きい場合、サンプリングされた画像データは、生成されたオリジナルの画像データを正確には反映しない。その例として、図1Aおよび1Cに、コンピュータによって生成することができる異なる2つの輪郭線101および103を示す。これらの図から分かるとおり、輪郭線103の特徴が出現する頻度は輪郭線101の特徴が出現する頻度よりも大きい。輪郭線101および103は、離散的な位置105でサンプリングされて、図1Bおよび1Dにそれぞれ示す対応するサンプリングされた輪郭線107および109を生成する。
輪郭線103のサンプル105の頻度は、輪郭線103の特徴が出現する頻度の1/2未満なので、サンプリングされた輪郭線109の特徴は、オリジナルの輪郭線103の頻度とは大きく異なる。それどころか、オリジナルの輪郭線101の表われ方はオリジナルの輪郭線103の表われ方と大きく異なるにもかかわらず、サンプリングされた輪郭線109はサンプリングされた輪郭線107とまったく同じである。直線、曲線または領域を正確にサンプリングするためには、サンプルレートは、サンプリングされる直線、曲線または領域の特徴の頻度の2倍よりも大きくなければならない。しかし、サンプルレートは、関連する表示装置上で使用可能なピクセルの数(または「解像度」)によって制限される。
このエイリアシングの問題を図2Aおよび2Bで図式的に説明する。図2Aに示すように、コンピュータは、指定された幅および指定された方向または傾きを有する直線201を生成することができる。この生成された直線201を計算によって、ディスプレイ205の特定のピクセル203に対応するようにする。しかし、直線201に対応するそれぞれのピクセル203aを活動化させた場合、表示される直線207は、図2Bに示すように、生成された直線201よりもはるかに太くなる。さらに、生成されたなめらかな直線201とはまったく異なり、表示される直線207に多くのジャギーが見られる。
この問題に対処するため、直線、曲線または領域に対応するピクセルの表われ方を制御して、観者に対して、その直線、曲線または領域の縁がぼやけて見えるようにするさまざまなアンチエイリアシング技法が開発されている。例えば、図2Cに示すように、アンチエイリアシング技法は、直線201に対応するピクセル203aの一部を他よりも明るく見えるようにすることができる。いくつかのアンチエイリアシング技法では、ピクセルと生成された直線、曲線または領域との重なりの量に基づいて、ピクセルの色または輝度(すなわちピクセルの値)が割り当てられる。さらに、これらのいくつかのアンチエイリアシング技法では、ピクセルと生成された直線、曲線または領域との重なりが不十分な場合に、対応するピクセルが活動化されない。
生成された直線、曲線または領域とピクセルとの重なりに基づいてピクセルに割り当てる値を決定するさまざまな方法が開発された。いくつかの方法は、1つのピクセルをいくつかのサブピクセルに分割し、生成された直線、曲線または領域と交差するサブピクセルの数を求めることによってピクセルの値を決定する。例えば、生成された直線、曲線または領域と交差するサブピクセルが3つだけのピクセルには、生成された直線、曲線または領域と交差するサブピクセルが7つあるピクセルよりも小さい値を割り当てる。いくつかのアンチエイリアシング方法はさらに、それぞれのサブピクセルに重みを与えて、ピクセルの中心に近いサブピクセルのほうが、ピクセルの中心から離れたサブピクセルよりも、割り当てられるピクセル値に対する影響が大きくなるようにする。
他のアンチエイリアシング技法では、生成された直線、曲線または領域とピクセルとの重なりの総量に基づいてピクセル値を決定する。具体的には、これらの技法では、「フィルタ」関数と呼ばれる連続重み関数(continuous weighting function)と生成された直線、曲線または領域と重なる1つまたは複数のピクセルの領域とのたたみ込み(convolution)を計算する。たたみ込みの一般式は下式によって与えられる。
Figure 2004310750
上式で、h(ξ−x)はたたみ込みカーネル(convolution kernel)、y(x)はたたみ込みが実施される関数である。アンチエイリアシング技法に関しては、たたみ込みが実施される関数y(x)が、直線、曲線または領域を生成する画像関数であり、たたみ込みカーネルh(ξ−x)が、ピクセル値と掛け合わされるフィルタ関数である。次いで、このフィルタ関数と画像関数の積を、フィルタリングマスクと呼ばれる所定の領域にわたって積分する。このたたみ込みプロセスは、表示される前に画像データから画像データの高周波の特性がフィルタリングされるのでプレフィルタリングと呼ばれている。
アンチエイリアシングにはさまざまなフィルタリング関数が使用されている。例えば、直方体関数、円錐関数およびガウス関数は、すべてアンチエイリアシングに一般に使用されている。円錐関数、ガウス関数などのいくつかのフィルタリング関数は2次元関数である。これらの関数では、フィルタ関数の高さが、そのピクセルの内部の異なる位置にわたって、ピクセル値と掛け合わされる重みを変化させる。したがって2次元の円または回転フィルタ関数は、ピクセルの中心でのピクセルと生成された直線、曲線または領域との重なりに、ピクセルの縁での重なりよりも大きな重みを与えることができる。
さまざまなフィルタ関数を使用することに加え、さまざまなアンチエイリアシング技法は、さまざまなフィルタマスクを使用することができる。例えば、いくつかのアンチエイリアシング技法は、1つまたは複数のピクセルをカバーする正方形フィルタマスクを使用することができる。あるいは他のアンチエイリアシング技法は、ピクセルの幅の1、2、3または4倍、あるいはそれ以上の直径を有する回転フィルタマスクを使用することができる。図3に、一群のピクセル303によってレンダリングされた領域301を示す。それぞれのピクセル303は中心303Aを有する。この図にはさらに、ピクセル303の幅の2倍の直径を有する回転たたみ込みまたはフィルタマスク305が示されている。この図から分かるとおり、マスク305がピクセルの中心にある場合、マスクはすぐ隣のピクセルの中心に届く。
さまざまなアンチエイリアシング技法が開発されたが、これらの技法は通常、その技法を開発した対象である特定の画像データタイプだけに適する。例えば、小さな多角形をレンダリングするために開発されたアンチエイリアシング技法は一般に、曲線またはフォントをレンダリングする目的にはあまり適さない。同様に、曲線をレンダリングすることを専門とするアンチエイリアシング技法は、多角形またはフォントをレンダリングする目的にはあまり適さず、フォントをレンダリングするように設計されたアンチエイリアシング技法は一般に、多角形または曲線をレンダリングする目的にはあまり適さない。したがって、さまざまなタイプの画像データに対して良好なアンチエイリアシングを与えるアンチエイリアシング技法が求められている。
有利には、本発明のさまざまな実施形態は、フォント、大きな画像および非常に小さな画像を含むさまざまなタイプの画像をアンチエイリアシング処理するのに適したアンチエイリアシング方法および装置を提供する。より詳細には、本発明のいくつかの実施形態は、直線、曲線または領域の縁を一連のラインセグメントとして表す技法を提供する。これらの実施形態のアンチエイリアシング技法によれば、これらのラインセグメントに沿って移動して、画像の輪郭線に近似したラインセグメントと所望のフィルタ関数とのたたみ込みを計算する。
本発明の他の実施形態は、縁が一連のラインセグメントによって表されるときに使用することができる、直線、曲線または領域の縁をアンチエイリアシング処理するのに適したフィルタに関する。本発明のこれらの実施形態では、このアンチエイリアシングフィルタが、画像のエネルギースペクトルをサンプリングされた領域の中心に置く傾向がある。
序論
本発明のさまざまな実施形態に基づくアンチエイリアシング技法は、オリジナル画像データをプレフィルタリングすることによってフィルタリングされた画像データを生成する。本発明の実施形態は2つの構成要素を使用する。第1の構成要素は、オリジナル画像データに重みを付けするのに使用するフィルタリング関数である。詳細は後に論じるが、本発明のさまざまな実施形態が使用するフィルタリング関数は、サンプリングされた画像データのエネルギースペクトルを、空間ドメイン内のサンプリングされた画像データのサンプル間隔に対応するスペクトルドメインの領域の中心に、最適に置く傾向がある。第2の構成要素は、オリジナル画像データをフィルタリングするために、オリジナル画像データにフィルタ関数を適用するレンダリングアルゴリズムである。これらの構成要素の各々は、後に詳細に述べられる。
オペレーティング環境
当業者は理解することだが、本発明のさまざまな実施形態に基づくアンチエイリアシング技法は、ハードウェア、ソフトウェア、ファームウェアまたはこれらの組合せを使用して実装することができる。本発明のさまざまな実施形態は、例えば、アンチエイリアシング技法のオペレーションを実行する機能モジュールによって実装されることができる。これらのモジュールの各々は、アナログ電子回路またはディジタル電子回路構成要素から単独で形成されることができる。しかし、当業者なら理解するとおり、これらのモジュールは、実行可能命令を用いてプログラムされた、従来のプログラム可能コンピューティング装置に見られるようなプログラム可能電子回路を使用して形成することもできる。
より詳細には、本発明のさまざまな実施形態に基づくアンチエイリアシングシステムは、1つまたは複数のプログラム可能コンピューティング装置によって実行されるプログラムモジュールなどのコンピュータ実行可能命令の一般的文脈で記述されることができる。一般に、プログラムモジュールは、特定のタスクを実行しまたは特定の抽象データ型を実装するルーチン、プログラム、オブジェクト、コンポーネント、データ構造などを含むことができる。さまざまな実施形態では、典型的に、プログラムモジュールの機能を希望に応じて結合し、または分散させることができる。
本発明のさまざまな実施形態は、ソフトウェアでプログラムされたプログラム可能コンピュータ装置を使用して実施されることができるので、本発明のさまざまな実施形態をその上で使用することができる一般的なプログラム可能コンピューティング装置(以後、単にコンピュータと呼ぶ)の構成要素およびオペレーションを簡単に論じておくことは本発明の理解を深めるのに有効であろう。図4に、本発明のさまざまな実施形態が実施される適当なオペレーティング環境を提供するコンピューティング装置401の一例を示す。ただし、このオペレーティング環境は適当なオペレーティング環境の一例に過ぎず、本発明の使用または機能の範囲についての制限を示唆するものではない。本発明とともに使用するのに適した他の周知のコンピューティングシステム、環境および/または構成には例えば、パーソナルコンピュータ、サーバコンピュータ、ハンドヘルドまたはラップトップ装置、マルチプロセッサシステム、マイクロプロセッサベースのシステム、プログラム可能民生用電子機器、ネットワークPC、ミニコンピュータ、メインフレームコンピュータ、および上記のシステムまたは装置を含む分散型コンピューティング環境などがある。ただしこれらに限定されるわけではない。
コンピューティング装置401は典型的に、少なくともなんらかの形態のコンピュータ可読媒体を含む。コンピュータ可読媒体は、コンピューティング装置401がアクセスすることができる使用可能な任意の媒体とすることができる。一例として、コンピュータ可読媒体はコンピュータ記憶媒体および通信媒体を含むことができる。ただしこれらに限定されるわけではない。コンピュータ記憶媒体には、コンピュータ可読命令、データ構造、プログラムモジュールまたは他のデータなどの情報を記憶する任意の方法または技術で実現された揮発性および不揮発性の取外し可能および取外し不能媒体が含まれる。コンピュータ記憶媒体には、RAM(Random Access Memory)、ROM(Read Only Memory)、EEPROM(Electronically Erasable and Programmable Read Only Memory)、フラッシュメモリまたは他の記憶技術、CD−ROM、ディジタルバーサタイルディスク(DVD)または他の光記憶装置、磁気カセット、磁気テープ、磁気ディスク記憶装置または他の磁気記憶装置、パンチ媒体、ホログラフィ記憶装置、あるいは所望の情報を記憶する目的に使用することができ、かつコンピューティング装置401がアクセスすることができる他の媒体が含まれる。ただしこれらに限定されるわけではない。
通信媒体は一般に、搬送波などの変調されたデータ信号または他の伝送機構中に、コンピュータ可読命令、データ構造、プログラムモジュールまたは他のデータを具体化する。通信媒体は任意の情報送達媒体を含む。用語「変調データ信号」は、信号に情報をコード化するような方法で設定されまたは変更された1つまたは複数の特性を有する信号を意味する。通信媒体には例えば、有線ネットワーク、直接有線接続などの有線媒体、音響、RF(Radio Frequency)、赤外線および他の無線媒体などの無線媒体が含まれる。ただしこれらに限定されるわけではない。上記媒体の組合せもコンピュータ可読媒体に含まれる。
図4を参照する。最も基本的な構成では、コンピューティング装置401は、典型的に、処理ユニット403およびシステムメモリ405を備える。コンピューティング装置401の構成およびタイプに応じて、システムメモリ405は、揮発性メモリ407(例えばRAM)、不揮発性メモリ409(例えばROM、フラッシュメモリ)、またはこれらの2種類のメモリの組合せを含むことができる。さらに、コンピューティング装置401は、取外し可能記憶装置411、取外し不能記憶装置413、これらの2種類の記憶装置タイプの組合せなどの大容量記憶装置を有することができる。これらの大容量記憶装置は、磁気または光ディスクまたはテープ、あるいはパンチ媒体、ホログラフィ記憶装置など、記憶した情報を検索することができる任意の装置とすることができる。当業者は理解することだが、システムメモリ405および大容量記憶装置411、413はコンピュータ記憶媒体の例である。
一般にコンピューティング装置401は、さらに、キーボード、マイクロフォン、スキャナ、ポインティングデバイスなど、ユーザから入力を受け取るための1つまたは複数の入力装置415を有する。一般にコンピューティング装置401はさらに、ディスプレイ、スピーカ、プリンタ、触覚フィードバック装置など、ユーザにデータを出力する1つまたは複数の出力装置417を有する。出力装置417は例えば、CRT(Cathode Ray Tube)ディスプレイ、プラズマディスプレイ、液晶ディスプレイ、有機材料ディスプレイまたは他の任意のタイプのディスプレイを含むことができる。当業者は理解することだが、これらのそれぞれのタイプのディスプレイは、離散的なピクセルを活動化させることによって画像をレンダリングする。コンピューティング装置401の他の構成要素には例えば、他の装置、コンピュータ、ネットワーク、サーバなどへの有線または無線媒体を使用した通信接続419が含まれる。当業者は理解することだが、通信接続419は通信媒体の例である。これらの装置および接続はすべて当技術分野で周知であり、したがって本明細書ではこれらについて詳細に論じることはしない。
アンチエイリアシングシステム
図5に、本発明のさまざまな実施形態に基づくアンチエイリアシング技法を実装するためのアンチエイリアシングシステム501を示す。アンチエイリアシングシステム501は、オリジナル画像データ記憶装置503、走査変換モジュール505、アキュムレーションバッファ507およびラインセグメント決定モジュール509を含む。後に詳細に論じるように、オリジナル画像データ記憶装置503は、本発明の実施形態に基づくアンチエイリアシング技法を使用してレンダリングするオリジナル画像データを記憶する。オリジナル画像データは、レンダリングする領域、曲線または直線を記述する1つまたは複数の数式の形態など、適当な任意の形態で記憶することができる。例えば、アンチエイリアシング技法を使用して直線をレンダリングしている場合、オリジナル画像データを式y=mx+cとすることができる。ただしmは直線の傾き、cは直線のオフセットである。
当業者は理解することだが、オリジナル画像データは直線、曲線または領域を示すことができる。しかし、オリジナル画像データが大きな領域(例えばその領域をアンチエイリアシング処理するのに使用するアンチエイリアシングフィルタマスクの直径よりも大きな幅を有する領域)を表すときには、領域の縁だけをアンチエイリアシング処理すればよい。より詳細には、画像データが大きな領域を表す場合、アンチエイリアシング処理する必要がある領域の明瞭な特徴は、領域の縁に沿った部分でしかない。したがって、隣接する直線、曲線および領域からある領域を区別するためには、その大きな領域の縁だけを明確にレンダリングすればよい。アンチエイリアシングフィルタマスクの直径の外側に位置する領域の残りの部分は、アンチエイリアシングフィルタリングを適用せずオリジナル画像データから直接に、より迅速かつ効率的にレンダリングすることができる。
したがって、オリジナル画像データが大きな領域を表すときには、走査変換モジュール505が、ディスプレイ中のそれぞれのピクセルに対して初期ピクセル値を生成する。より詳細には、走査変換モジュール505は、走査変換プロセスを使用して、オリジナル画像データによって定義された領域に対応する初期ピクセル値を生成する。走査変換プロセスは、例えば、バイレベル(bi−level)走査変換プロセスとすることができる。このバイレベル走査変換プロセスは、ピクセルの中心がその領域に含まれる場合にそのピクセルに第1の値を割り当て、ピクセルの中心が領域の外にある場合には第2の値を割り当てる。
したがって、その領域が黒無地であり、黒ピクセルの値が「1」に指定されている場合、その領域内に中心を有するピクセルには値「1」が割り当てられ、その領域の外側に中心を有するピクセルには値「0」が割り当てられる。ただし、本発明のいくつかの実施形態を、複数の色または複数のグレイシェードを表示するために値の範囲有することができるピクセルに対して使用することができる。これらの実施形態に関して、バイレベル走査変換は、その領域内に中心を有するピクセルに、その領域の色またはシェードに対応した適当な値を割り当てることができる。走査変換モジュール505によって生成されたピクセルデータは、次いでアキュムレーションバッファ507に記憶される。ただし、オリジナル画像データが小さな領域を表し、あるいは有意な深さを持たない(すなわちアンチエイリアシングフィルタマスクの直径が取り囲むことができる幅を持つ)直線または曲線を表す場合、走査変換モジュール505のオペレーションは省略することができる。
後に詳細に論じるように、ラインセグメント決定モジュール509は、オリジナル画像データが表す直線、曲線または領域の輪郭線を、オリジナル画像データに近似した離散的なラインセグメントに分割する。例えば、オリジナル画像データが円形の領域を表す場合、ラインセグメント決定モジュール509は、六角形、八角形、十二角形またはその円に近似した他の多角形の形態の近似画像データを生成する。したがってオリジナル画像データが細い直線または曲線である場合、ラインセグメント決定モジュール509は、その直線または曲線の輪郭線に近似したラインセグメントを生成する。同様に、オリジナル画像データが領域を表す場合、ラインセグメント決定モジュール509は、その領域の縁によって形成される輪郭線に近似したラインセグメントを生成する。オリジナル画像データを直線セグメントで近似することによって、ラインセグメント決定モジュール509はたたみ込みプロセスを単純化することができる。
アンチエイリアシングシステム501はさらにたたみ込みモジュール511を含む。後に詳細に説明するように、たたみ込みモジュール511は、ラインセグメント決定モジュール509によって生成されたラインセグメントとフィルタマスクとによって定義された領域すなわち「積分領域」とアンチエイリアシングフィルタ関数との間のたたみ込みを計算して、フィルタリングされた画像データを生成する。本発明のいくつかの実施形態では、たたみ込みモジュール511が、フィルタ関数と積分領域とのたたみ込みを直接計算によって決定することができる。しかし本発明の他の実施形態では、たたみ込みモジュール511が、フィルタ関数と積分領域とのたたみ込みを、たたみ込み値をルックアップテーブル513で調べることによって決定することができる。したがって、図5の点線によって示されているように、任意選択でアンチエイリアシングシステム501にルックアップテーブル513を含めることができる。
次いで、たたみ込みモジュール511が計算したフィルタリングされた画像データを使用して、アキュムレーションバッファ513の中の対応する適当なピクセル値を修正または置換する。次いで、この初期ピクセル値とフィルタリングされた画像データに基づくピクセル値との組合せを使用して、所望の画像をレンダリングする。
レンダリングアルゴリズム
次に図6Aおよび6Bを参照して、本発明のさまざまな実施形態に基づくレンダリングアルゴリズムを詳細に説明する。ステップ601に示すように、アンチエイリアシングシステム501は、オリジナル画像データを受け取り、オリジナル画像データ記憶装置503に記憶する。次にステップ603で、ラインセグメント決定モジュール509が、オリジナル画像データに対応する近似画像データを生成する。より詳細には、ラインセグメント決定モジュール509が、オリジナル入力データが表す直線、曲線または領域の輪郭線に近似したラインセグメントを生成する。
オリジナル画像データが表す直線、曲線または領域に近似したラインセグメントの生成には、さまざまな周知の技法を使用することができる。例えば、オリジナル画像データがベジエ曲線(TrueTypeフォントの文字を表すのに使用することができる)を定義する場合、de Casteljauのアルゴリズムを使用して、そのベジエ曲線に近似したラインセグメントを生成することができる。このようにしてラインセグメント決定モジュール509は、図7に示すように、曲線状の輪郭線に対応する一連の直線セグメント701〜705を生成することができる。
ステップ605で、走査変換モジュール505は、オリジナル画像データに対して走査変換プロセスを実行する。より詳細には、曲線、直線または領域の深さが比較的に大きい場合(すなわち曲線、直線または領域の深さがアンチエイリアシングフィルタのマスクの直径よりも大きい場合)に、走査変換モジュール505は、オリジナル画像データに対してバイレベル走査変換プロセスを実行する。例えば、オリジナル画像データが、大きな深さを有するフォントまたは多角形を記述する場合に、走査変換モジュール505は、バイレベル走査変換プロセスをオリジナル画像データに適用する。走査変換モジュール505は、オリジナル画像データが記述する曲線、直線または領域の中に中心が含まれるピクセルに第1の値を割り当て、その曲線、直線または領域の外側に中心があるピクセルに第2の値を割り当てる。
例えば、画像データが黒無地の多角形領域を記述する場合、走査変換モジュール505は、その領域内に中心を有するピクセルに値「1」(すなわちそのピクセルの最も暗い値)を割り当て、残りのピクセルに値「0」(すなわちそのピクセルの最も明るい値)を割り当てることができる。ただし、本発明の別の実施形態において、走査変換モジュール505は、その領域内に中心を有するピクセルおよびその領域の外側に中心があるピクセルに別の値を割り当てることができる。例えば、ピクセルが異なる色を表示することができる場合、モジュール505は、その領域内に中心を有するピクセルに、その領域の色に対応する値を割り当てることができる。このように、走査変換モジュール505は、バイレベル走査変換プロセスを使用して、オリジナル画像データが記述する大きな直線、曲線および領域の全体形状に対応したピクセル値を生成する。
例示の実施形態では、アンチエイリアシングフィルタのマスクの大きさが約2ピクセルである。例えばアンチエイリアシングフィルタが正方形マスクを使用する場合、マスクは2×2ピクセルの領域をカバーすることができる。アンチエイリアシングフィルタが回転フィルタを使用する場合、マスクは1ピクセルの半径を有することができる。このサイズのフィルタでは、これよりも大きなフィルタに比べてたたみ込みの際に取り扱う詳細(details)が少なくて済み、関連する積分を正確に計算することができ、これによってたたみ込み計算が単純になる。ただし、本発明のさまざまな別の実施形態では、これよりも小さなまたは大きなマスク領域を使用することもできる。さらに、本発明のさまざまな実施形態は正および負の2つのローブ(lobe)を使用することができる。
走査した画像データをステップ607でアキュムレーションバッファ507に書き込んだ後、オリジナル画像データが記述する直線、曲線または領域の輪郭線をフィルタリングする。より詳細には、ステップ609で、積分モジュール511が、ラインセグメント決定モジュール509が生成したラインセグメントに沿って移動して、近似画像データの輪郭線と所望のフィルタ関数との間のたたみ込みを計算する。このようにして、積分モジュール511は、近似画像データのラインセグメントに沿って移動して、フィルタマスクおよびラインセグメントによって境界された領域をフィルタ関数で積分する。本発明のいくつかの実施形態では、以前に計算した値をルックアップテーブル513で調べることによってたたみ込み値を決定する。しかし本発明の他の実施形態では、たたみ込みのリアルタイム計算を実行することによってたたみ込み値を決定することができる。
ステップ611で、フィルタリングした画像データを、走査した画像データとともにアキュムレーションバッファ507に記憶する。次いで、このフィルタリングした画像データおよび走査した画像データをステップ613でレンダリングすることができる。本発明のいくつかの実施形態では、フィルタリングし画像データおよび走査した画像データを、ラインセグメント決定モジュール509が生成したラインセグメントに対応したグループごとにレンダリングすることができ、そのため曲線、直線または領域のレンダリングが順番に実施される。しかし本発明の他の実施形態では、近似画像データをフィルタリングすると同時にフィルタリングした画像データをレンダリングすることができる。
先に述べたように、直線セグメントからなる輪郭線を有する近似画像データとフィルタ関数からたたみ込みを計算するのは、オリジナル画像データからたたみ込みを計算するよりもはるかに容易である。しかしいくつかの状況では、たたみ込みマスクが、異なるラインセグメント間の2つ以上の頂点を包含する可能性がある。このような状況では、その領域の積分、したがってたたみ込みを計算することが難しくなる。したがって、本発明のさまざまな実施形態は、ラインセグメントの2つ以上の頂点を含む領域のたたみ込みを、これらの領域をより小さなより計算が容易な領域に分割することによって求める。最初に、複数の頂点を有する領域を、たたみ込みマスクの中心からそれぞれの頂点を通って延びる直線によって分割する。一例として、図8に、回転たたみ込みマスク801、第1のラインセグメント803、第2のラインセグメント805および第3のラインセグメント807によって境界された領域を示す。この領域を、図示のように、より小さな3つの領域に分割することができる。
より小さな第1の領域は、回転たたみ込みマスク801と、第1のラインセグメント803と、たたみ込みマスク801の中心からラインセグメント803とラインセグメント805の間の頂点を通って延びる直線809とによって境界されている。より小さな第2の領域は、回転たたみ込みマスク801と、たたみ込みマスク801の中心からラインセグメント803とラインセグメント805の間の頂点を通って延びる直線809と、たたみ込みマスク801の中心からラインセグメント805とラインセグメント807の間の頂点を通って延びる直線811とによって境界されている。より小さな第3の領域は、回転たたみ込みマスク801と、たたみ込みマスク801の中心からラインセグメント805とラインセグメント807の間の頂点を通って延びる直線811と、ラインセグメント807とによって境界されている。
複数の頂点を有する領域をこのように再分割することによって、基本的な3つのタイプの領域が生み出される。第1に、頂点のない領域は再分割されず、そのままたたみ込みマスクと1つのラインセグメントとによって境界される。この第1のタイプの領域は例えば、図9Aに示すように、回転たたみ込みマスク801と1つのラインセグメント901とによって境界される。あるいはまた、領域が、ラインセグメントとたたみ込みマスクの中心から延びる1本の直線とによって境界されることもできる。したがってこの領域を、図9Bに示すように、たたみ込みマスク801と、ラインセグメント903と、たたみ込みマスク801の中心から延びる1本の直線905とによって境界することができる。最後に、領域は、ラインセグメントとたたみ込みマスクの中心から延びる2本の直線とによって境界される。例えば領域を、図9Cに示すように、たたみ込みマスク801と、ラインセグメント907と、たたみ込みマスク801の中心から延びる第1の直線909と、たたみ込みマスク801の中心から延びる第2の直線911とによって境界することができる。
しかし、本発明のさまざまな実施形態によれば、たたみ込み計算を単純化するために、図9Cに示した第3のタイプの領域をさらに分割することができる。より詳細には、図10に示すように、たたみ込みマスク801と、ラインセグメント1001と、マスク801の中心から延びる2本の直線1003および1005とによって境界された領域は、たたみ込みマスク801と、ラインセグメント1001と、直線1003とによって境界された領域から、たたみ込みマスク801と、ラインセグメント1007と、たたみ込みマスク801の中心から延びる直線1005とによって境界された領域を差し引くことによって形成することができる。したがって、本発明のさまざまな実施形態によれば、たたみ込みマスクによって包囲された積分領域は、1つの基本積分領域の加算または減算によって定義することができる。
図11に示すように、この基本積分領域は2つの変数によって定義することができる。すなわち、たたみ込みマスク801の中心からラインセグメントまでの距離dと、このラインセグメントとたたみ込みマスク801との交点と同じラインセグメントとたたみ込みマスク801の中心から延びる直線との交点との間の距離tである。マスク801が回転マスクである場合、基本積分領域の定義は第3の変数θを含む。これは、たたみ込みマスク801の中心から延びる直線の掃引極角度(polar sweep angle)である。いくつかの状況では、たたみ込みマスクの中心から延びる直線と基本積分領域のラインセグメントの頂点が、たたみ込みマスクの中心と重なり、基本積分領域の定義が困難になる。しかしこれが起きたときには、基本積分領域を定義しやすくするために、頂点をこの頂点からわずかに移動させることができる。
フィルタ関数
以上に説明したレンダリング技法は、適当な任意のフィルタリング関数とともに使用することができるが、本発明のさまざまな実施形態は、サンプリングされた画像データのエネルギースペクトルを、空間ドメインのサンプリングされた画像データのサンプル間隔に対応するスペクトルドメインの領域の中心に最適に置く傾向があるフィルタ関数を使用する。本発明のいくつかの実施形態では、このフィルタ関数が回転楕円体波動関数(spheroidal wave function)によって定義される。しかし本発明の他の実施形態では、フィルタ関数が、さまざまな積分領域に対してより容易に計算することができる多項式によって定義される。
サンプリングした連続信号のスペクトルがその連続信号の周期からなることはよく知られている。したがって、ある領域の1つのサンプル中のエイリアシングの量は、正方形Ωの中のスペクトルのエネルギーによって測定することができる。ただしスペクトルドメインでの正方形の領域Ωは、Ω=[−Ω,Ω]×[−Ω,Ω]、Ω=π/Tであり、Tは、空間ドメインのサンプリングした画像データのサンプル間隔である。一般化されたフィルタリング関数を求めるため、サンプル間隔Tを1に正規化することができる。信号のエイリアシングを最小化するためには、フィルタリング関数が、信号からサンプリングしたデータのエネルギースペクトルを正方形Ωの中心に最適に置かなければならない。いくつかの実施形態に関しては、本発明のフィルタリング関数が、信号からサンプリングしたデータのエネルギースペクトルを正方形Ωの中心に常に正確に置くことができるとは限らないが、その代わりに、エネルギースペクトルを正方形Ωの中心に置く傾向はあることに留意されたい。
特定の正方形領域Ωに対する回転フィルタΓΩでは、
Figure 2004310750
であり、一方、一般的回転フィルタΓでは、
Figure 2004310750
である。上式で、
Figure 2004310750
はたたみ込みプロセスを表し、[f(g)]は関数gのフーリエ変換であり、Iは、アンチエイリアシング処理する画像データを表し、hはアンチエイリアシングフィルタである。すなわち、
Figure 2004310750
は、画像データとアンチエイリアシングフィルタ関数との間のたたみ込みのフーリエ変換である。したがって、画像Iからサンプリングしたデータのエネルギースペクトルを正方形Ωの中心に最適に置くフィルタは下式を満たさなければならない。
Figure 2004310750
上式で、
Figure 2004310750
は、「hはf(h)、すなわちhの関数を最大にする引数である」ことを意味している。
フーリエ変換の基本的な性質から下式が成り立つ。
Figure 2004310750
さらに、画像Iは多くの場合小さなオブジェクトであり、そのため[F(I)]はほぼ一定である。したがって、分子と分母の両方から画像Iの使用を事実上省略することができる。
Figure 2004310750
したがって、アンチエイリアシングフィルタを定義するこの式は画像Iから事実上独立している。特定の画像Iの実際の値から独立しているということは有利には、アンチエイリアシング関数hがすべてのタイプの画像に対して適当であることを意味している。
当業者は理解することだが、この式に対する最適な解は、閉じた解を持たないゼロ次の扁長回転楕円体波動関数である。したがって、先に示した比を最大にする多項式フィルタを見つけることが望ましい。回転フィルタでは例えば下式を仮定することができる。
Figure 2004310750
上式で、r∈[0,R]、θ∈[0,2π]である。Mおよびh(k=0,...,M)が与えられればhは求まる。したがって、上記の比をh(k=0,...,M)の関数として表現して、これらの係数を見つけることができるようにするのが望ましいと言えよう。
Figure 2004310750
最初の等式は、最初の仮定のとおりに、hを
Figure 2004310750
と置くことによって得ることができる。第2の等式は、複素数の基本的な性質
Figure 2004310750
から得られる。ただし|a|はaのノルム、
Figure 2004310750
はaの共役複素数である。第3の等式は、フーリエ変換の線形性に基づいて得られ、第4の等式は、[F(r)](ω,ω)をψで表すことによって得られる。ψは実数であり、そのため共役複素数は無効なので第5の等式が得られる。第6の等式は、その前の式を単純に二重和の形に書き直したものであり、第7の等式は、積分の線形性を使用して得ることができる。第8の等式は、
Figure 2004310750
をΨklで表すことによって得られ、分母に対しても同じ表示を施す。Ψklは閉じた解を与えないが、Φklは与える。
当業者は理解することだが、Γ=1という制約では、γ=ΓΩ/Γを最大にすることはΓΩを最大にすることに等しい。古典的なラグランジュ乗数によって与えられるこの最大化を解く方法は以下のとおりである。
Figure 2004310750
かつ
Figure 2004310750
上記の系は固有ベクトル問題になる。
Φ−1Ψh=λh
上式で、Φ=(2π)(Φkl)、Ψ=(Ψkl)、h=(h,h,h,...,hである。この固有ベクトルを最大にするためには、hが、Φ−1Ψの最大固有値に対応する固有ベクトルとして選択されなければならない。したがって、例えばM=3、R=1では、係数が、h=0.56904256713865、h=0.05056692464147、h=−0.91026906187835、h=0.42672641722501であり、93.80%のエネルギーの集中が得られる。図12に、先に説明したR=1の回転フィルタの中心クロスセクションを示す。曲線1201はM=1、曲線1203はM=2、曲線1205はM≧3にそれぞれ対応する。したがってM=3を使用すると高いエネルギーの集中が得られることが分かる。
正方形マスクを有するアンチエイリアシングフィルタを使用する本発明の実施形態でもフィルタ関数hは同様である。h(x,y)=h(x)h(y)とすると、
Figure 2004310750
および(|x|≦R)である。小さなRに対しては、M=1で高いエネルギー集中が十分に得られる。R=1のとき、最適な係数は、h=0.68925230898772、h=−0.56775692696317であり、93.01%のエネルギーの集中が得られる。
図13A〜13Dに、以上に説明した本発明のさまざまな実施形態に基づく半径R=1の回転フィルタを使用したさまざまな画像を示す。これらの画像から明らかなように、本発明のさまざまな実施形態に基づくアンチエイリアシング技法は、ラインイメージ、チェッカーボード画像、ベジエ曲線およびTrueTypeフォントを含むさまざまなタイプの画像に対して、高品質のアンチエイリアシングを提供する。
結語
現時点での発明実施の好ましい形態を含む特定の例に関して本発明を説明してきたが、以上に説明したシステムおよび技法には、添付の請求項に記載した本発明の趣旨および範囲に含まれる多くの変形および置換が存在することを当業者は理解されたい。
ある特徴頻度を有する輪郭線を示す図である。 図1Aに示した輪郭線をサンプリングすることによって生成された輪郭線を示す図である。 図1Aに示す輪郭線の特徴頻度と異なる特徴頻度を有する輪郭線を示す図である。 図1Cに示した輪郭線をサンプリングすることによって生成された輪郭線を示す図である。 計算された直線をピクセルアレイに重ね合わせた図である。 図2Aに示した計算された直線を1つのレンダリング技法を使用してレンダリングするためのピクセルのアクティベーションを示す図である。 図2Aに示した計算された直線を図2Bとは別のレンダリング技法を使用してレンダリングするためのピクセルのアクティベーションを示す図である。 アンチエイリアシング技法を使用して、直線、曲線または領域をプレフィルタリングする回転フィルタマスクを示す図である。 本発明のさまざまな実施形態に基づくアンチエイリアシング技法を実装するためのコンピューティング装置を示す図である。 本発明のさまざまな実施形態に基づくアンチエイリアシング技法を実装するアンチエイリアシングシステムを示す図である。 本発明のさまざまな実施形態に基づくアンチエイリアシング技法を実装する方法を示す図である。 本発明のさまざまな実施形態に基づくアンチエイリアシング技法を実装する方法を示す図である。 本発明のさまざまな実施形態に基づくアンチエイリアシング技法によってラインセグメントに分割された輪郭線の一例を示す図である。 異なるラインセグメント間の交点と本発明のさまざまな実施形態に基づくアンチエイリアシング技法が使用する回転フィルタとによって包囲された領域を示す図である。 本発明のさまざまな実施形態に基づくアンチエイリアシング技法を用いた回転フィルタマスクの内部のラインセグメントの一例を示す図である。 本発明のさまざまな実施形態に基づくアンチエイリアシング技法を用いた回転フィルタマスクの内部のラインセグメントの他の例を示す図である。 本発明のさまざまな実施形態に基づくアンチエイリアシング技法を用いた回転フィルタマスクの内部のラインセグメントの他の例を示す図である。 異なるラインセグメント間の交点と本発明のさまざまな実施形態に基づくアンチエイリアシング技法が使用する回転フィルタとによって包囲された図8と等価の領域を示す図である。 2つのラインセグメントの交点と本発明のさまざまな実施形態に基づくアンチエイリアシング技法が使用する回転フィルタとによって包囲された領域の一般的な計算を示す図である。 異なるフィルタ係数Mを有する本発明の一実施形態に基づく3つの回転多項式フィルタのクロスセクションを示す図である。 本発明の一実施形態に基づくアンチエイリアシング技法を使用してレンダリングした画像を示す図である。 本発明の一実施形態に基づくアンチエイリアシング技法を使用してレンダリングした画像を示す図である。 本発明の一実施形態に基づくアンチエイリアシング技法を使用してレンダリングした画像を示す図である。 本発明の一実施形態に基づくアンチエイリアシング技法を使用してレンダリングした画像を示す図である。
符号の説明
101、103 輪郭線
105 サンプリング位置
107、109 サンプリングされた輪郭線
203、203a ピクセル
205 ディスプレイ
207、207’ 直線
301 レンダリングされた領域
303 ピクセル
303A ピクセルの中心
305 フィルタマスク
701、703、705 ラインセグメント
801 回転たたみ込みマスク
803、805、807 ラインセグメント
809、811 マスクの中心から延びる直線
901、903、907 ラインセグメント
905、909、911 マスクの中心から延びる直線
1001、1007 ラインセグメント
1003、1005 マスクの中心から延びる直線
1201、1203、1205 回転フィルタの中心クロスセクション

Claims (26)

  1. 輪郭線がレンダリングされる実際の画像データを得るステップと、
    レンダリングされる前記輪郭線に近似した1つまたは複数のラインセグメントのための近似画像データを決定するステップと、
    前記近似画像データとフィルタとのたたみ込みを計算することによって前記ラインセグメントをフィルタリングして、フィルタリングされた画像データを生成するステップであって、前記フィルタは、サンプリングされた画像データのエネルギースペクトルを、空間ドメインの前記サンプリングされた画像データのサンプル間隔に対応するスペクトルドメインの領域の中心に最適に置く傾向があるステップと、
    前記フィルタリングされた画像データを使用して前記輪郭線をレンダリングするステップと
    を含むことを特徴とする画像レンダリング方法。
  2. 前記フィルタは、
    Figure 2004310750
    なる関数hであり、[F(h)]はhのフーリエ変換を表し、Ωは、前記空間ドメインの前記サンプリングされた画像データのサンプル間隔に対応する前記スペクトルドメインの前記領域であることを特徴とする請求項1に記載の方法。
  3. 前記スペクトルドメインの前記領域Ω=[−Ω,Ω]×[−Ω,Ω]、Ω=π/T、Tは、前記空間ドメインの前記サンプリングされた画像データの前記サンプル間隔であることを特徴とする請求項2に記載の方法。
  4. 前記フィルタは、
    Figure 2004310750
    として定義される回転フィルタh(r,θ)であり、r∈[0,R]であることを特徴とする請求項2に記載の方法。
  5. 前記回転フィルタのマスクは1ピクセルの半径を有することを特徴とする請求項4に記載の方法。
  6. 前記フィルタは、
    Figure 2004310750
    として定義される正方形フィルタh(x)であり、|x|≦Rであることを特徴とする請求項2に記載の方法。
  7. 前記正方形フィルタのマスクは2ピクセル×2ピクセルの面積を有することを特徴とする請求項6に記載の方法。
  8. 前記近似画像データの幅が前記フィルタのマスクの幅よりも大きいかどうかを判定するステップと、
    前記近似画像データの前記幅が前記フィルタの前記マスクの前記幅よりも大きい場合に、前記近似画像データの縁をフィルタリングするステップと
    をさらに含むことを特徴とする請求項1に記載の方法。
  9. 前記フィルタの前記マスクの前記幅の外側にある前記近似画像データの部分を走査変換するステップをさらに含むことを特徴とする請求項8に記載の方法。
  10. 1つまたは複数のラインセグメントが前記フィルタのマスクと交差しているかどうかを判定するステップと、
    1つまたは複数のラインセグメントが前記フィルタの前記マスクと交差している場合に、
    前記フィルタの前記マスクおよび交差する前記ラインセグメントによって定義される積分領域を、前記ラインセグメントの交点を含まない2つ以上の領域に分割し、
    前記2つ以上の領域をそれぞれ別個にフィルタリングする
    ステップと
    をさらに含むことを特徴とする請求項1に記載の方法。
  11. オリジナル画像データを記憶するオリジナル画像データ記憶装置と、
    前記オリジナル画像データの輪郭線に近似したラインセグメントデータを決定するラインセグメント決定モジュールと、
    前記ラインセグメントデータとフィルタとのたたみ込みを計算してフィルタリングされた画像データを生成するたたみ込みモジュールと
    を備えることを特徴とする画像レンダリングシステム。
  12. 前記ラインセグメントデータの縁から前記フィルタのマスクの幅を越えて延びる前記ラインセグメントデータの部分を走査変換する走査変換モジュールをさらに備えることを特徴とする請求項11に記載の画像レンダリングシステム。
  13. 前記ラインセグメントデータの前記走査変換された部分を記憶するアキュムレーションバッファをさらに備えることを特徴とする請求項12に記載の画像レンダリングシステム。
  14. フィルタリングされた画像データを記憶するアキュムレーションバッファをさらに備えることを特徴とする請求項11に記載の画像レンダリングシステム。
  15. 画像データと前記フィルタとの前記たたみ込みのための値を記憶する積分ルックアップテーブルをさらに備えることを特徴とする請求項11に記載の画像レンダリングシステム。
  16. 輪郭線がレンダリングされる実際の画像データを得るステップと、
    レンダリングされる前記輪郭線に近似した1つまたは複数のラインセグメントのための近似画像データを決定するステップと、
    前記近似画像データとフィルタとのたたみ込みを計算することによって前記ラインセグメントをフィルタリングするステップと、
    前記フィルタリングされた画像データを使用して前記輪郭線をレンダリングするステップと
    を含むことを特徴とする画像レンダリング方法。
  17. 前記近似画像データの幅が前記フィルタのマスクの幅よりも大きいかどうかを判定するステップと、
    前記近似画像データの前記幅が前記フィルタの前記マスクの前記幅よりも大きい場合に、前記近似画像データの縁をフィルタリングするステップと
    をさらに含むことを特徴とする請求項16に記載の方法。
  18. 前記フィルタの前記マスクの前記幅の外側にある前記近似画像データの部分を走査変換するステップをさらに含むことを特徴とする請求項17に記載の方法。
  19. 1つまたは複数のラインセグメントが前記フィルタのマスクと交差しているかどうかを判定するステップと、
    1つまたは複数のラインセグメントが前記フィルタの前記マスクと交差している場合に、
    前記フィルタの前記マスクおよび交差する前記ラインセグメントによって定義される積分領域を、前記ラインセグメントの交点を含まない2つ以上の領域に分割し、
    前記2つ以上の領域をそれぞれ別個にフィルタリングする
    ステップと
    をさらに含むことを特徴とする請求項16に記載の方法。
  20. 画像データを得るステップと、
    前記画像データとフィルタのたたみ込みによって前記画像データをフィルタリングして、フィルタリングされた画像データを生成するステップであって、前記フィルタは、サンプリングされた画像データのエネルギースペクトルを、空間ドメインの前記サンプリングされた画像データのサンプル間隔に対応するスペクトルドメインの領域の中心に最適に置く傾向があるステップと、
    前記フィルタリングされた画像データをレンダリングするステップと
    を含むことを特徴とする画像レンダリング方法。
  21. 前記フィルタは、
    Figure 2004310750
    なる関数hであり、[F(h)]はhのフーリエ変換を表し、Ωは、前記空間ドメインの前記サンプリングされた画像データのサンプル間隔に対応する前記スペクトルドメインの前記領域であることを特徴とする請求項20に記載の方法。
  22. 前記スペクトルドメインの前記領域Ω=[−Ω,Ω]×[−Ω,Ω]、Ω=π/T、Tは、前記空間ドメインの前記サンプリングされた画像データの前記サンプル間隔であることを特徴とする請求項21に記載の方法。
  23. 前記フィルタは、
    Figure 2004310750
    として定義される回転フィルタh(r,θ)であり、r∈[0,R]であることを特徴とする請求項20に記載の方法。
  24. 前記回転フィルタのマスクは1ピクセルの半径を有することを特徴とする請求項23に記載の方法。
  25. 前記フィルタは、
    Figure 2004310750
    として定義される正方形フィルタh(x)であり、|x|≦Rであることを特徴とする請求項20に記載の方法。
  26. 前記正方形フィルタのマスクは2ピクセル×2ピクセルの面積を有することを特徴とする請求項25に記載の方法。
JP2004066284A 2003-04-03 2004-03-09 高品質アンチエイリアシング Expired - Fee Related JP4554237B2 (ja)

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
US10/406,517 US7274831B2 (en) 2003-04-03 2003-04-03 High quality anti-aliasing

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2004310750A true JP2004310750A (ja) 2004-11-04
JP4554237B2 JP4554237B2 (ja) 2010-09-29

Family

ID=32850646

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2004066284A Expired - Fee Related JP4554237B2 (ja) 2003-04-03 2004-03-09 高品質アンチエイリアシング

Country Status (12)

Country Link
US (1) US7274831B2 (ja)
EP (1) EP1465113B1 (ja)
JP (1) JP4554237B2 (ja)
KR (1) KR101086151B1 (ja)
CN (1) CN100365659C (ja)
AT (1) ATE442637T1 (ja)
AU (1) AU2004200640A1 (ja)
BR (1) BRPI0400703A (ja)
CA (1) CA2459205C (ja)
DE (1) DE602004023024D1 (ja)
MX (1) MXPA04002157A (ja)
RU (1) RU2335808C2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013140428A (ja) * 2011-12-28 2013-07-18 Dowango:Kk エッジ検出装置、エッジ検出プログラム、およびエッジ検出方法

Families Citing this family (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7274831B2 (en) 2003-04-03 2007-09-25 Microsoft Corporation High quality anti-aliasing
WO2006129943A1 (en) * 2005-06-03 2006-12-07 Polidigm Co., Ltd. Fast anti-aliasing method
CN100394446C (zh) * 2006-07-27 2008-06-11 上海交通大学 基于直线对应的动态场景多体运动分割方法
US8294730B2 (en) * 2007-09-04 2012-10-23 Apple Inc. Anti-aliasing of a graphical object
JP2010199631A (ja) * 2007-11-30 2010-09-09 国立大学法人京都大学 画像ノイズ除去方法
US9508166B2 (en) * 2014-09-15 2016-11-29 Microsoft Technology Licensing, Llc Smoothing and GPU-enabled rendering of digital ink
KR101666131B1 (ko) 2015-05-29 2016-10-14 경북대학교 산학협력단 서브 픽셀의 패턴을 고려한 벡터 글꼴의 렌더링 방법
JP6671188B2 (ja) * 2016-02-17 2020-03-25 キヤノン株式会社 画像形成装置、方法およびプログラム
US11232613B1 (en) * 2020-10-12 2022-01-25 Adobe Inc. Curve antialiasing based on curve-pixel intersection
US11800056B2 (en) 2021-02-11 2023-10-24 Logitech Europe S.A. Smart webcam system
US11800048B2 (en) 2021-02-24 2023-10-24 Logitech Europe S.A. Image generating system with background replacement or modification capabilities

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH03278189A (ja) * 1990-02-21 1991-12-09 Ricoh Co Ltd 図形処理装置

Family Cites Families (26)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US4623923A (en) * 1983-03-14 1986-11-18 Honeywell Inc. Real-time video image enhancement system
US4808984A (en) * 1986-05-05 1989-02-28 Sony Corporation Gamma corrected anti-aliased graphic display apparatus
US4969043A (en) * 1989-11-02 1990-11-06 Lockheed Sanders, Inc. Image-convolution and enhancement apparatus
US5072314A (en) * 1990-04-04 1991-12-10 Rockwell International Corporation Image enhancement techniques using selective amplification of spatial frequency components
US6005984A (en) * 1991-12-11 1999-12-21 Fujitsu Limited Process and apparatus for extracting and recognizing figure elements using division into receptive fields, polar transformation, application of one-dimensional filter, and correlation between plurality of images
DE69333288T2 (de) * 1992-09-01 2004-08-26 Apple Computer, Inc., Cupertino Verbesserte vektorquantisierung
US5448053A (en) * 1993-03-01 1995-09-05 Rhoads; Geoffrey B. Method and apparatus for wide field distortion-compensated imaging
US5651071A (en) * 1993-09-17 1997-07-22 Audiologic, Inc. Noise reduction system for binaural hearing aid
EP0677780B1 (en) * 1994-03-31 2003-05-28 Fuji Photo Film Co., Ltd. Image superposition processing method
US5734739A (en) * 1994-05-31 1998-03-31 University Of Washington Method for determining the contour of an in vivo organ using multiple image frames of the organ
US5638465A (en) * 1994-06-14 1997-06-10 Nippon Telegraph And Telephone Corporation Image inspection/recognition method, method of generating reference data for use therein, and apparatuses therefor
US5600763A (en) * 1994-07-21 1997-02-04 Apple Computer, Inc. Error-bounded antialiased rendering of complex scenes
US5742277A (en) * 1995-10-06 1998-04-21 Silicon Graphics, Inc. Antialiasing of silhouette edges
DE69635101T2 (de) * 1995-11-01 2006-06-01 Canon K.K. Verfahren zur Extraktion von Gegenständen und dieses Verfahren verwendendes Bildaufnahmegerät
US5729140A (en) * 1996-10-04 1998-03-17 Mayo Foundation For Medical Education And Research Suppression of artifacts in NMR images by correlation of two NEX acquistions
DE19710169A1 (de) 1997-03-12 1998-09-17 Grundig Ag Dezentrales Kommunikationssystem
US6020979A (en) * 1998-03-23 2000-02-01 Xerox Corporation Method of encoding high resolution edge position information in continuous tone image information
US6097400A (en) * 1998-06-01 2000-08-01 Ati Technologies, Inc. Method and apparatus for anti-aliasing post rendering of an image
US6346124B1 (en) * 1998-08-25 2002-02-12 University Of Florida Autonomous boundary detection system for echocardiographic images
US6208139B1 (en) * 1998-09-18 2001-03-27 General Electric Company System and method of phase sensitive MRI reconstruction using partial k-space data
US6226636B1 (en) * 1998-11-20 2001-05-01 Philips Electronics North America Corp. System for retrieving images using a database
US6700672B1 (en) * 1999-07-30 2004-03-02 Mitsubishi Electric Research Labs, Inc. Anti-aliasing with line samples
US6751352B1 (en) 2000-05-25 2004-06-15 Hewlett-Packard Development Company, L.P. Method and apparatus for generating and decoding a visually significant barcode
US6681060B2 (en) 2001-03-23 2004-01-20 Intel Corporation Image retrieval using distance measure
US6798910B1 (en) * 2001-05-17 2004-09-28 The United States Of America As Represented By The Secretary Of The Air Force Self-optimizing edge detection in blurred, high-noise images
US7274831B2 (en) 2003-04-03 2007-09-25 Microsoft Corporation High quality anti-aliasing

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH03278189A (ja) * 1990-02-21 1991-12-09 Ricoh Co Ltd 図形処理装置

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013140428A (ja) * 2011-12-28 2013-07-18 Dowango:Kk エッジ検出装置、エッジ検出プログラム、およびエッジ検出方法
US9064178B2 (en) 2011-12-28 2015-06-23 Dwango Co., Ltd. Edge detection apparatus, program and method for edge detection

Also Published As

Publication number Publication date
CA2459205A1 (en) 2004-10-03
US7274831B2 (en) 2007-09-25
AU2004200640A1 (en) 2004-10-21
KR20040086740A (ko) 2004-10-12
EP1465113A3 (en) 2006-04-26
EP1465113B1 (en) 2009-09-09
CN100365659C (zh) 2008-01-30
JP4554237B2 (ja) 2010-09-29
MXPA04002157A (es) 2005-04-25
DE602004023024D1 (de) 2009-10-22
BRPI0400703A (pt) 2004-11-03
ATE442637T1 (de) 2009-09-15
RU2335808C2 (ru) 2008-10-10
US20040197028A1 (en) 2004-10-07
EP1465113A2 (en) 2004-10-06
RU2004106719A (ru) 2005-08-10
KR101086151B1 (ko) 2011-11-25
CA2459205C (en) 2012-06-26
CN1725247A (zh) 2006-01-25

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US11361405B2 (en) Dynamic spread anti-aliasing
Russ et al. Introduction to image processing and analysis
US6816622B2 (en) Generating resized images using ripple free image filtering
US6768491B2 (en) Barycentric centroid sampling method and apparatus
EP0998727B1 (en) Texture mapping in 3-d computer graphics
US6407747B1 (en) Computer screen image magnification system and method
EP1958162B1 (en) Vector graphics anti-aliasing
WO2009090726A1 (ja) 図形描画装置及び図形描画方法
WO2008076816A2 (en) Method and systems for dynamic, luminance-based color contrasting in a region of interest in a graphic image
JP4554237B2 (ja) 高品質アンチエイリアシング
US7679620B2 (en) Image processing using saltating samples
JP5199424B2 (ja) ランク−1格子による画像合成
US6947054B2 (en) Anisotropic filtering
US20060164427A1 (en) Bandlimited noise for computer graphics
Dimitrijević et al. Comparison of spherical cube map projections used in planet-sized terrain rendering
US7817871B2 (en) Scaling of raster images without blurring of edges
US20230069072A1 (en) Image processing apparatus and operation method thereof
WO1999045502A1 (en) Subsampled texture edge antialiasing
US10311540B2 (en) Radial density masking systems and methods
Meunier et al. Cosine lobes for interactive direct lighting in dynamic scenes
CN106815800B (zh) 用于在计算机系统中控制空间分辨率的方法和装置
JP2004054635A (ja) 画像処理装置およびその方法
KR20010113670A (ko) 다른 속도에서 샘플을 샘플버퍼로 렌더링하고 저장샘플에응답하여 픽셀을 생성하는 그래픽 시스템
KR20010113671A (ko) 디스플레이 효과 수행을 위한 선별적 여과 조절을이용하여 출력 픽셀을 생성하는 수퍼-샘플되는 샘플버퍼를 가지는 그래픽 시스템

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20070302

RD03 Notification of appointment of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7423

Effective date: 20090813

RD04 Notification of resignation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424

Effective date: 20090824

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20100224

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20100302

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20100602

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20100617

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20100714

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130723

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313113

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees