JP2004310431A - 介助支援提供者通知システムと方法および移動体通信端末 - Google Patents
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Abstract
【課題】介助支援を希望する車椅子利用者が、一番近くにいるボランティア提供者に介助支援の依頼知を自動的に行う。
【解決手段】車椅子利用者の移動体通信端末5は、入力された車椅子利用者の位置をイベントとしてSIONet13に送信し、ボランティア提供者の移動体通信端末6〜8から送信されてきた応答を受信し、この応答に含まれている位置情報と、GPS受信機9により取得された位置情報とから、各ボランティア提供者1〜3の移動体通信端末6〜8との間の距離をそれぞれ算出し、ボランティア提供者1〜3の移動体通信端末6〜8のうちから一番近いボランティア提供者の移動体通信端末に対して介助支援の依頼を通知する。
【選択図】 図1
【解決手段】車椅子利用者の移動体通信端末5は、入力された車椅子利用者の位置をイベントとしてSIONet13に送信し、ボランティア提供者の移動体通信端末6〜8から送信されてきた応答を受信し、この応答に含まれている位置情報と、GPS受信機9により取得された位置情報とから、各ボランティア提供者1〜3の移動体通信端末6〜8との間の距離をそれぞれ算出し、ボランティア提供者1〜3の移動体通信端末6〜8のうちから一番近いボランティア提供者の移動体通信端末に対して介助支援の依頼を通知する。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、意味情報ネットワークを用いて、車椅子利用者等の介助支援を希望する介助支援希望者が、移動しているボランティア提供者等の介助支援提供者に介助支援の依頼を通知するための介助支援提供者通知方法および通知システムに関する。
【0002】
【従来の技術】
車椅子利用者等がある場所において移動しようとして、ボランティア提供者等の介助支援を受けようとした場合、近くにいるボランティア提供者を簡単な方法で捜すことができるれば便利である。また、車椅子利用者の介助支援を行うとするボランティア提供者にとっても、近くにいる車椅子利用者を探すことができれば便利である。
【0003】
現在の位置を特定するシステムとしてはGPS(Global Positioning System)が普及しているため、車椅子利用者がGPS機能を備えた携帯端末を保有して、この携帯端末によって得られた位置情報に基づいて車椅子利用者の位置を特定することが考えられる。
【0004】
しかし、GPS等の位置情報だけの把握ではボランティア提供者は車椅子利用者が来たかどうかを知る事は難しく、また車椅子利用者が現れた時に、近くに複数のボランティア提供者がいれば車椅子利用者が必要とする人数以上の複数のボランティア提供者が車椅子利用者に集中してしまう可能性もある。
【0005】
このような問題を解決するため、ある移動するサービス要求者が、複数の移動するサービス提供者の中から、サービス要求者の近くにいるサービス提供者を探索することを可能とした技術が、仲介者を必要とすることなく可能とする移動するサービス提供者探索システムが、特許文献1に開示されている。
【0006】
この特許文献1に開示されている技術では、仲介となるサーバを必要とすることなく2つの端末のpeer−to−peer接続を可能とする意味情報ネットワーク(Semantic Information−Oriented Network 以下SIONetと称する。)が用いられている。そして、このシステムによれば、複数のタクシー運転手はGPS受信機等により取得した自己の位置情報をフィルタとして意味情報ネットワークに登録しておき、タクシーの利用を希望する利用者が、GPS受信機等により取得した位置情報をイベント情報としてSIONetに送信することにより、タクシーの利用を希望する利用者は、近くに存在するタクシーの中から自分にとって都合の良いものを1つ選択することが可能となる。
【0007】
しかし、この従来の移動するサービス提供者探索システムでは、利用者は、表示された複数のタクシーの中から利用しようとするタクシーを選択する必要があった。そのため、このようなサービス提供者探索システムを用いて介助支援提供者を探索して介助支援の依頼を行うとした場合、車椅子利用者は端末の操作を行わなければならず、介助支援が必要となる介助支援希望者にとっては利用し難いものとなることが想像される。そのため、従来のシステムでは、SIONetを用いたとしても、車椅子利用者等の介助支援希望者が、介助支援希望者の一番近くにいるボランティア提供者に介助支援の提供を自動的に通知することはできなかった。
【0008】
【特許文献1】
特開2002−183874号公報
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
上述した従来のシステムでは、SIONetを用いたとしても、車椅子利用者等の介助支援希望者が、介助支援希望者の一番近くにいるボランティア提供者に介助支援の提供を自動的に通知することはできないという問題点があった。
【0010】
本発明の目的は、介助支援を希望する介助支援希望者が、一番近くにいるボランティア提供者等の介助支援提供者に介助支援を依頼する通知を自動的に行うことができる介助支援提供者通知システムおよび通知方法を提供することである。
【0011】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本発明のボランティア提供者通知方法は、データをイベントとして送信する送信端末と、イベントとして送信された前記データを選択的に受信するために、イベントのタイプと取得条件とからなるフィルタが設定される受信端末とから構成される意味情報ネットワークを用いて、介助支援を必要とする介助支援希望者が介助支援を行っている介助支援提供者を探索するための、意味情報ネットワークを用いた介助支援提供者通知方法であって、
介助支援提供者の移動体通信端末が、入力された当該介助支援提供者の位置をフィルタとして設定するステップと、
前記介助支援希望者の移動体通信端末から、入力された当該介助支援提供者の位置をイベントとして前記意味情報ネットワークに送信するステップと、
前記介助支援提供者の移動体通信端末が、前記介助支援希望者の移動体通信端末から送信されたイベントを前記意味情報ネットワークから受信し、前記介助支援提供者の移動体通信端末に設けられている位置情報所得手段により取得した当該介助支援提供者の移動体通信端末の位置情報を含めた応答を、前記介助支援希望者の移動体通信端末に送信するステップと、
前記介助支援希望者の移動体通信端末が、前記介助支援提供者の移動体通信端末から送信されてきた応答を受信し、該応答に含まれている位置情報と、当該介助支援希望者の移動体通信端末に設けられている位置情報取得手段により取得した当該介助支援希望者の移動体通信端末の位置情報とから、前記各介助支援提供者の移動体通信端末と当該介助支援希望者の移動体通信端末との間の距離をそれぞれ算出し、当該介助支援希望者の移動体通信端末に一番近い介助支援提供者の移動体通信端末に対して介助支援の依頼を通知するステップとを有している。
【0012】
本発明によれば、介助支援希望者の移動体通信端末と介助支援提供者の移動体通信端末との間で自動的にイベントの送受信が行われ、介助支援希望者の端末と介助支援提供者のそれぞれの移動体通信端末に備えられた位置情報取得手段により取得された位置情報を用いて距離の算出が行われる。そのため、車椅子利用者等の介助支援希望者は、介助支援が必要となった場合、一番近くの介助支援提供者に介助支援の依頼を自動的に行うことができる。また、介助支援提供者にとっても、介助支援を必要とする介助支援希望者が近くに来たことを知らせてもらうことが可能となり、どの場所に介助支援希望者がいるのかを容易に把握することができるようになる。
【0013】
また、本発明の他のボランティア提供者通知方法は、データをイベントとして送信する送信端末と、イベントとして送信された前記データを選択的に受信するために、イベントのタイプと取得条件とからなるフィルタが設定される受信端末とから構成される意味情報ネットワークを用いて、介助支援を必要とする介助支援希望者が介助支援を行っている介助支援提供者を探索するための、意味情報ネットワークを用いた介助支援提供者通知方法であって、
介助支援提供者の移動体通信端末が、入力された当該介助支援提供者の位置をフィルタとして設定するステップと、
前記介助支援希望者の移動体通信端末から、入力された当該介助支援提供者の位置をイベントとして前記意味情報ネットワークに送信するステップと、
前記介助支援提供者の移動体通信端末が、前記介助支援希望者の移動体通信端末から送信されたイベントを前記意味情報ネットワークから受信し、前記介助支援提供者の移動体通信端末に設けられている位置情報所得手段により取得した当該介助支援提供者の移動体通信端末の位置情報を含めた応答を、前記介助支援希望者の移動体通信端末に送信するステップと、
前記介助支援希望者の移動体通信端末において、必要な介助支援提供者の数を入力するステップと、
前記介助支援希望者の移動体通信端末が、前記介助支援提供者の移動体通信端末から送信されてきた応答を受信し、該応答に含まれている位置情報と、当該介助支援希望者の移動体通信端末に設けられている位置情報取得手段により取得した当該介助支援希望者の移動体通信端末の位置情報とから、前記各介助支援提供者の移動体通信端末と当該介助支援希望者の移動体通信端末との間の距離をそれぞれ算出し、前記複数の介助支援希望者の移動体通信端末のうち、当該介助支援希望者の移動体通信端末に近い順に指定された前記必要な介助支援提供者の数だけ介助支援の依頼を通知するステップとを有している。
【0014】
本発明によれば、介助支援希望者の移動体通信端末において介助支援に必要な人数を入力するようにし、その人数に基づいて介助支援の依頼が行われるので、不必要に多くの介助支援提供者が介助支援希望者のもとに到着したりすることなく必要な人数の介助支援提供者に対して介助支援の依頼を行うことができる。
【0015】
また、前記介助支援希望者の移動体通信端末は、介助支援の依頼を通知した介助支援提供者が予め設定された時間内に到着しない旨の入力がされた場合、前記介助支援希望者の移動体通信端末から次に近い介助支援提供者の移動体通信端末に介助支援依頼を通知するようにしてもよい。
【0016】
本発明によれば、介助支援希望者の1番近くにいる介助支援提供者が一定時間内に到着しない場合または介助支援依頼に対して応答してこなかった場合には、次に近い介助支援提供者に介助支援の依頼を自動的に行うようにしているので、介助支援希望者は介助支援を確実に受けることができるようになる。
【0017】
【発明の実施の形態】
次に、本発明の実施の形態について図面を参照して詳細に説明する。本実施形態では、本発明の介助支援提供者通知システムの一実施形態として、SIONetを用いて車椅子利用者から距離の一番近いボランティア提供者に通知を行うためのボランティア提供者通知システムを用いて説明する。
【0018】
図1は、本発明の一実施形態のボランティア提供者通知システムの構成を示すシステム図である。SIONetは、データをイベントとして送信する送信端末と、イベントとして送信されたデータを選択的に受信するために、イベントのタイプと取得条件とからなるフィルタが設定される受信端末とから構成される。
【0019】
本実施形態のボランティア提供者通知システムでは、車椅子利用者の移動体通信端末5と、ボランティア提供者1〜3の移動体通信端末5〜8が意味情報ネットワーク(以下、SIONet:Semantic Information−Oriented Network)13およびインターネット等のIP通信網14を介して接続されている。
【0020】
また、ボランティア提供者の移動体通信端末5、ボランティア提供者の移動体通信端末6〜8ともに、位置情報取得手段であるGPS(Global Positioning System)受信機9〜12が設けられていて、その移動体通信端末の現在位置を緯度と経度の位置情報として取得することができるようになっている。
【0021】
車椅子利用者およびボランティア提供者1〜3は、IP通信網14を用いるかまたは直接に、SIONet13にフィルタの設定およびイベントの送信を行っている。
【0022】
移動体通信端末5〜8は、具体的には、携帯電話にPDA(Personal Digital Assistants:携帯情報端末)等を接続することにより実現できる。
【0023】
ボランティア提供者1〜3の移動体通信端末6〜8は、入力されたボランティア提供者の位置をフィルタとしてSIONet13に設定し、車椅子利用者の移動体通信端末5から送信されたイベントをSIONet13から受信し、GPS受信機10〜12により取得された位置情報を含めた応答を、車椅子利用者の移動体通信端末5に送信する。
【0024】
車椅子利用者の移動体通信端末5は、入力された車椅子利用者の位置をイベントとしてSIONet13に送信し、ボランティア提供者の移動体通信端末6〜8から送信されてきた応答を受信し、この応答に含まれている位置情報と、GPS受信機9により取得された位置情報とから、各ボランティア提供者1〜3の移動体通信端末6〜8との間の距離をそれぞれ算出し、ボランティア提供者1〜3の移動体通信端末6〜8のうちから一番近いボランティア提供者の移動体通信端末に対して介助支援の依頼を通知する。
【0025】
車椅子利用者の移動体通信端末5では、GPS受信機9により現在の位置情報を取得して、SIONet13にフィルタ21の登録を行う。
【0026】
ボランティア提供者1〜3の移動体通信端末6〜8では、GPS受信機10〜12により現在の位置情報を取得して、SIONet13にフィルタ22、23、24として登録する。
【0027】
次に、本実施形態のボランティア提供者通知システムにおける動作をフローチャートを参照して説明する。
【0028】
ここでは、「花子」という車椅子利用者が「武蔵野デパート」において介助支援を受ける場合を用いて説明する。そして、ここでは、「武蔵野デパート」内には、車椅子利用者から近い順にボランティア提供者2(二郎さん)、ボランティア提供者1(一郎さん)、ボランティア提供者3(三郎さん)がいるものとする。
【0029】
先ず、車椅子利用者に一番近いボランティア提供者2へ介助支援の提供を通知する方法を図2のフローチャートを参照して説明する。
【0030】
先ず、上述したように、車椅子利用者の移動体通信端末5では、GPS受信機9により取得した位置情報を用いてフィルタ21をSIONet13に登録する(ステップ101)。ここで、GPS受信機9が取得した移動体通信端末5の位置が座標(Ux、Uy)で表されるものとする。
【0031】
車椅子利用者のフィルタ21の具体例としては、図3(a)に示すように、イベントタイプ名を「介助支援」とし、プロパティとして「介護:享受」「緯度:100.01」「経度:120.03」「場所:武蔵野デパート」「名前:花子」として設定する。ここで、プロパティの「場所」については、車椅子利用者が、現在いる場所の建物の名前等を入力することにより設定する。
【0032】
次に、ボランティア提供者1〜3の移動体通信端末6〜8でも、GPS受信機10〜12により取得した位置情報を用いてフィルタ22〜24をSIONet13に登録する(ステップ102)。
【0033】
ここで、GPS受信機10が取得した移動体通信端末6の位置が座標(V1x、V1y)で表され、GPS受信機11が取得した移動体通信端末7の位置が座標(V2x、V2y)で表され、GPS受信機12が取得した移動体通信端末8の位置が座標(V3x、V3y)で表されるものとする。
【0034】
ボランティア提供者1〜3のフィルタ22〜24の具体例を図4(a)〜図4(c)に示す。例えば、ボランティア提供者2のフィルタは、図4(b)に示すように、イベントタイプ名が「介助支援」として設定され、プロパティとして「介護:提供」「緯度:100.29」「経度:108.03」「場所:武蔵野デパート」「名前:二郎」として設定されている。他のボランティア提供者1、3の移動体通信端末6、8でも同様に、図4(a)、図4(c)に示すようなフィルタ22、24をSIONet13に設定する。
【0035】
次に、車椅子利用者が、例えばデパート内で近くにいるボランティア提供者1、2、3に介助支援の提供を受ける場合、図3(b)に示すように、イベントタイプ名が「介助支援」で、プロパティとして「介護:提供」が設定されている意味情報をSIONet13にイベント31として送信する(ステップ103)。すると、このイベント31が、近くにいるボランティア提供者1、2、3により登録されたフィルタ22、23、24と発火し、車椅子利用者は応答情報(レスポンス)を移動体通信端末5で受信する(ステップ103)。この応答情報には、ボランティア提供者1〜3の移動体通信端末6〜8の位置情報が含まれている。
【0036】
このレスポンスを受信した車椅子利用者の移動体通信端末5では、各レスポンスに含まれるボランティア提供者の位置情報(Vx、Vy)と自己のGPS受信機9により取得された位置情報(Ux、Uy)を用いて、下記の式(1)によりボランティア提供者1、2、3との距離を計算する(ステップ105)。
【0037】
【数1】
【0038】
ここでは、ボランティア提供者2との距離が最も短かったものとすると、車椅子利用者の移動体通信端末5では、図3(c)に示すようなイベント41をSIONet13に送信する(ステップ106)。この図3(c)に示されたイベント41は、イベントタイプ名が「介助支援」として設定され、プロパティとして「介護:提供」、「名前:二郎」が設定され、データとして「花子」が含まれている。
【0039】
このイベント41は、プロパティとして「名前:二郎」が設定されているため、ボランティア提供者2により設定されたフィルタ23とのみ発火して、ボランティア提供者2の移動体通信端末7にレスポンスとして送信される(ステップ107)。このレスポンスを受信したボランティア提供者2の移動体通信端末7は、図4(d)に示すような、イベント51をSIONet13に送信する(ステップ108)。このイベント51は、図4(d)に示されるように、介助支援を受託する旨のイベントであり、イベントタイプ名が「介助支援」として設定され、プロパティとして「介護:享受」、「名前:花子」が設定されている。このイベント51は、プロパティとして「介護:享受」、「名前:花子」が設定されているので、車椅子利用者のフィルタ21と発火して、車椅子利用者の移動体通信端末5にレスポンスとして送信される(ステップ109)。
【0040】
このような処理が行われることにより、車椅子利用者は一番近くにいるボランティア提供者2に介助支援を依頼する通知を行って介助支援を受けることが可能となる。
【0041】
上述したようなボランティア提供者通知システムによれば、車椅子利用者は、一番近くにいるボランティア提供者2に対して介助支援を依頼する通知を行うことができた。しかし、介助支援を依頼したボランティア提供者2からのレスポンスが戻って来ない場合もある。さらに、何等かの理由によりボランティア提供者2が車椅子利用者がいる場所へ到着しない場合もあり得る。
【0042】
次に、一番近いボランティア提供者2が時間になっても到着しない場合、2番目に近いボランティア提供者1、3番目に近いボランティア提供者3に介助支援依頼の通知を行う方法を図5のフローチャートを参照して説明する。
【0043】
車椅子利用者の移動体通信端末5は、1番目に近いボランティア提供者2が予め設定された一定時間内に到着しない場合、2番目に近いボランティア提供者1に、イベントタイプ名が「介助支援」、プロパティとして「介護:提供」、「名前:一郎」が設定されているイベントを意味情報としてSIONet13に送信する(以上ステップ201)。このイベントがボランティア提供者1のフィルタ22と発火すると、ボランティア提供者1の移動体通信端末6はレスポンスを受信することとなる(ステップ202)。このレスポンスを受信した移動体通信端末6は、介護支援の意味情報としてSIONet13にイベントとして送信する(ステップ203)。移動体通信端末6から送信されたイベントがフィルタ21と発火すると、車椅子利用者の移動体通信端末5はこのイベントをレスポンスとして受信する(ステップ204)。ここで、2番目に近いボランティア提供者1からのレスポンスが移動体通信端末5により受信されれば処理は終了する。2番目に近いボランティア提供者1からのレスポンスが無い場合には、移動体通信端末5は処理を継続する。
【0044】
そして、2番目に近いボランティア提供者1からレスポンスが戻ってこない場合や、2番目に近いボランティア提供者1が一定時間内に車椅子利用者の場所に到着しない場合は、同様にして3番目に近いボランティア提供者3にイベントとしてSIONet13に送信する(ステップ205)。そして、このイベントがボランティア提供者3のフィルタ24と発火すると、ボランティア提供者3の移動体通信端末8はレスポンスを受信することとなる(ステップ206)。このレスポンスを受信した移動体通信端末8は、介護支援の意味情報としてSIONet13にイベントとして送信する(ステップ207)。移動体通信端末8から送信されたイベントがフィルタ21と発火すると、車椅子利用者の移動体通信端末5はこのイベントをレスポンスとして受信する(ステップ208)。そして、3番目に近いボランティア提供者3からのレスポンスが移動体通信端末5により受信されれば処理は終了する。
【0045】
このような処理が行われることにより、介助支援希望者の1番近くにいる介助支援提供者2が一定時間内に到着しない場合または介助支援依頼に対して応答してこなかった場合には、次に近い介助支援提供者1に対して介助支援の依頼が自動的に行われる。さらに、助支援提供者1が一定時間内に到着しない場合または介助支援依頼に対して応答してこなかった場合には、次に近い介助支援提供者3に対して介助支援の依頼が自動的に行われる。そのため、介助支援希望者は介助支援を確実に受けることができるようになる。
【0046】
また、ボランティア提供者1、2、3同志がお互いに介助支援情報を取得する為、SIONet13にフィルタを登録し、お互いに情報交換をしながら介助支援の提供をするようにしてもよい。
【0047】
また、本実施形態では、介助支援提供者がボランティア提供者の場合を用いて説明しているが、本発明はこのような場合に限定されるものではない。例えば、ボランティア提供者が、駅あるいはデパート等の施設の担当者の場合でも、本実施形態のボランティア提供者通知システムにより同様にして介助支援の依頼を通知することが可能である。つまり、駅或いはデパート等施設の担当者は、SIONetにフィルタを登録しておくことにより、車椅子利用者等の介護支援の依頼を受けて介助支援を提供をすることが可能である。
【0048】
本実施形態では、車椅子利用者の一番近くにいるボランティア提供者に対して介助支援の依頼を行うものであったが、介助支援に複数のボランティア提供者が必要な場合には、車椅子利用者が移動体通信端末に必要な人数を設定するようにしてもよい。この場合、車椅子利用者のイベントに対してレスポンスを返してきた複数のボランティア提供者のうちから、距離が短い順に必要な人数のボランティア提供者に対して介助支援の依頼を通知するようにすればよい。
【0049】
このようにすれば、車椅子利用者の移動体通信端末において入力された人数に基づいて介助支援の依頼が行われるので、不必要に多くのボランティア提供者が車椅子利用者のもとに到着したりすることなく必要な人数のボランティア提供者に対して介助支援の依頼を行うことができる。
【0050】
本実施形態のボランティア提供者通知システムによれば、車椅子利用者等は、介助支援が必要となった場合、一番近くのボランティア提供者に介助支援の依頼を自動的に行うことができる。また、ボランティア提供者にとっても、介助支援を必要とする車椅子利用者等が近くに来たことを知らせてもらうことが可能となり、どこの場所に車椅子利用者がいるのかを容易に把握することができるようになる。
【0051】
さらに、介助支援の依頼を通知したボランティア提供者が一定時間内に到着しない場合には、2番目、3番目に近いボランティア提供者へ通知をすることができ、又複数のボランティア提供者の介助支援が必要な場合には、人数を指定することにより必要な数のボランティア提供者への介助支援の依頼を行うこともできる。
【0052】
さらに、本実施形態では、介助支援を必要とする介助希望者の一例として車椅子利用者を用いて説明したが、本発明はこのような場合に限定されるものではなく、介助支援を必要とする介助希望者であれば同様に適用することができるものである。
【0053】
また、図には示されていないが、本実施形態における移動体通信端末5〜8は、上記で説明したボランティア提供者通知方法を実行するためのプログラムを記録した記録媒体を備えている。この記録媒体は磁気ディスク、半導体メモリまたはその他の記録媒体であってもよい。このプログラムは、記録媒体から移動体通信端末5〜8に読み込まれ、移動体通信端末5〜8の動作を制御する。具体的には、移動体通信端末5〜8内のCPUがこのプログラムの制御により移動体通信端末5〜8のハードウェア資源に特定の処理を行うように指示することにより上記の処理が実現される。
【0054】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、下記のような効果を得ることができる。
(1)車椅子利用者等の介助支援希望者は、介助支援が必要となった場合、一番近くの介助支援提供者に介助支援の依頼を自動的に行うことができる。
(2)また、介助支援提供者にとっても、介助支援を必要とする介助支援希望者が近くに来たことを知らせてもらうことが可能となり、どの場所に介助支援希望者がいるのかを容易に把握することができるようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態のボランティア提供者通知システムの構成を示すシステム図である。
【図2】一番距離の近いボランティア提供者に通知を行う場合の処理を示すフローチャートである。
【図3】車椅子利用者が登録するフィルタ21および送信するイベント31、41の具体例を示す図である。
【図4】ボランティア提供者1〜3が登録するフィルタ22〜24とボランティア提供者2が送信するイベント51の具体例を示す図である。
【図5】2番目、3番目の距離の近いボランティア提供者に通知を行う場合の処理を示すフローチャートである。
【符号の説明】
5 車椅子利用者の移動体通信端末
6〜8 ボランティア提供者の移動体通信端末
9〜12 GPS受信機
13 意味情報ネットワーク(SIONet)
14 IP通信網
21 車椅子利用者のフィルタ
22〜24 ボランティア提供者のフィルタ
31、41 車椅子利用者のイベント
51、52、53 ボランティア提供者のイベント
101〜109 ステップ
201〜208 ステップ
【発明の属する技術分野】
本発明は、意味情報ネットワークを用いて、車椅子利用者等の介助支援を希望する介助支援希望者が、移動しているボランティア提供者等の介助支援提供者に介助支援の依頼を通知するための介助支援提供者通知方法および通知システムに関する。
【0002】
【従来の技術】
車椅子利用者等がある場所において移動しようとして、ボランティア提供者等の介助支援を受けようとした場合、近くにいるボランティア提供者を簡単な方法で捜すことができるれば便利である。また、車椅子利用者の介助支援を行うとするボランティア提供者にとっても、近くにいる車椅子利用者を探すことができれば便利である。
【0003】
現在の位置を特定するシステムとしてはGPS(Global Positioning System)が普及しているため、車椅子利用者がGPS機能を備えた携帯端末を保有して、この携帯端末によって得られた位置情報に基づいて車椅子利用者の位置を特定することが考えられる。
【0004】
しかし、GPS等の位置情報だけの把握ではボランティア提供者は車椅子利用者が来たかどうかを知る事は難しく、また車椅子利用者が現れた時に、近くに複数のボランティア提供者がいれば車椅子利用者が必要とする人数以上の複数のボランティア提供者が車椅子利用者に集中してしまう可能性もある。
【0005】
このような問題を解決するため、ある移動するサービス要求者が、複数の移動するサービス提供者の中から、サービス要求者の近くにいるサービス提供者を探索することを可能とした技術が、仲介者を必要とすることなく可能とする移動するサービス提供者探索システムが、特許文献1に開示されている。
【0006】
この特許文献1に開示されている技術では、仲介となるサーバを必要とすることなく2つの端末のpeer−to−peer接続を可能とする意味情報ネットワーク(Semantic Information−Oriented Network 以下SIONetと称する。)が用いられている。そして、このシステムによれば、複数のタクシー運転手はGPS受信機等により取得した自己の位置情報をフィルタとして意味情報ネットワークに登録しておき、タクシーの利用を希望する利用者が、GPS受信機等により取得した位置情報をイベント情報としてSIONetに送信することにより、タクシーの利用を希望する利用者は、近くに存在するタクシーの中から自分にとって都合の良いものを1つ選択することが可能となる。
【0007】
しかし、この従来の移動するサービス提供者探索システムでは、利用者は、表示された複数のタクシーの中から利用しようとするタクシーを選択する必要があった。そのため、このようなサービス提供者探索システムを用いて介助支援提供者を探索して介助支援の依頼を行うとした場合、車椅子利用者は端末の操作を行わなければならず、介助支援が必要となる介助支援希望者にとっては利用し難いものとなることが想像される。そのため、従来のシステムでは、SIONetを用いたとしても、車椅子利用者等の介助支援希望者が、介助支援希望者の一番近くにいるボランティア提供者に介助支援の提供を自動的に通知することはできなかった。
【0008】
【特許文献1】
特開2002−183874号公報
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
上述した従来のシステムでは、SIONetを用いたとしても、車椅子利用者等の介助支援希望者が、介助支援希望者の一番近くにいるボランティア提供者に介助支援の提供を自動的に通知することはできないという問題点があった。
【0010】
本発明の目的は、介助支援を希望する介助支援希望者が、一番近くにいるボランティア提供者等の介助支援提供者に介助支援を依頼する通知を自動的に行うことができる介助支援提供者通知システムおよび通知方法を提供することである。
【0011】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本発明のボランティア提供者通知方法は、データをイベントとして送信する送信端末と、イベントとして送信された前記データを選択的に受信するために、イベントのタイプと取得条件とからなるフィルタが設定される受信端末とから構成される意味情報ネットワークを用いて、介助支援を必要とする介助支援希望者が介助支援を行っている介助支援提供者を探索するための、意味情報ネットワークを用いた介助支援提供者通知方法であって、
介助支援提供者の移動体通信端末が、入力された当該介助支援提供者の位置をフィルタとして設定するステップと、
前記介助支援希望者の移動体通信端末から、入力された当該介助支援提供者の位置をイベントとして前記意味情報ネットワークに送信するステップと、
前記介助支援提供者の移動体通信端末が、前記介助支援希望者の移動体通信端末から送信されたイベントを前記意味情報ネットワークから受信し、前記介助支援提供者の移動体通信端末に設けられている位置情報所得手段により取得した当該介助支援提供者の移動体通信端末の位置情報を含めた応答を、前記介助支援希望者の移動体通信端末に送信するステップと、
前記介助支援希望者の移動体通信端末が、前記介助支援提供者の移動体通信端末から送信されてきた応答を受信し、該応答に含まれている位置情報と、当該介助支援希望者の移動体通信端末に設けられている位置情報取得手段により取得した当該介助支援希望者の移動体通信端末の位置情報とから、前記各介助支援提供者の移動体通信端末と当該介助支援希望者の移動体通信端末との間の距離をそれぞれ算出し、当該介助支援希望者の移動体通信端末に一番近い介助支援提供者の移動体通信端末に対して介助支援の依頼を通知するステップとを有している。
【0012】
本発明によれば、介助支援希望者の移動体通信端末と介助支援提供者の移動体通信端末との間で自動的にイベントの送受信が行われ、介助支援希望者の端末と介助支援提供者のそれぞれの移動体通信端末に備えられた位置情報取得手段により取得された位置情報を用いて距離の算出が行われる。そのため、車椅子利用者等の介助支援希望者は、介助支援が必要となった場合、一番近くの介助支援提供者に介助支援の依頼を自動的に行うことができる。また、介助支援提供者にとっても、介助支援を必要とする介助支援希望者が近くに来たことを知らせてもらうことが可能となり、どの場所に介助支援希望者がいるのかを容易に把握することができるようになる。
【0013】
また、本発明の他のボランティア提供者通知方法は、データをイベントとして送信する送信端末と、イベントとして送信された前記データを選択的に受信するために、イベントのタイプと取得条件とからなるフィルタが設定される受信端末とから構成される意味情報ネットワークを用いて、介助支援を必要とする介助支援希望者が介助支援を行っている介助支援提供者を探索するための、意味情報ネットワークを用いた介助支援提供者通知方法であって、
介助支援提供者の移動体通信端末が、入力された当該介助支援提供者の位置をフィルタとして設定するステップと、
前記介助支援希望者の移動体通信端末から、入力された当該介助支援提供者の位置をイベントとして前記意味情報ネットワークに送信するステップと、
前記介助支援提供者の移動体通信端末が、前記介助支援希望者の移動体通信端末から送信されたイベントを前記意味情報ネットワークから受信し、前記介助支援提供者の移動体通信端末に設けられている位置情報所得手段により取得した当該介助支援提供者の移動体通信端末の位置情報を含めた応答を、前記介助支援希望者の移動体通信端末に送信するステップと、
前記介助支援希望者の移動体通信端末において、必要な介助支援提供者の数を入力するステップと、
前記介助支援希望者の移動体通信端末が、前記介助支援提供者の移動体通信端末から送信されてきた応答を受信し、該応答に含まれている位置情報と、当該介助支援希望者の移動体通信端末に設けられている位置情報取得手段により取得した当該介助支援希望者の移動体通信端末の位置情報とから、前記各介助支援提供者の移動体通信端末と当該介助支援希望者の移動体通信端末との間の距離をそれぞれ算出し、前記複数の介助支援希望者の移動体通信端末のうち、当該介助支援希望者の移動体通信端末に近い順に指定された前記必要な介助支援提供者の数だけ介助支援の依頼を通知するステップとを有している。
【0014】
本発明によれば、介助支援希望者の移動体通信端末において介助支援に必要な人数を入力するようにし、その人数に基づいて介助支援の依頼が行われるので、不必要に多くの介助支援提供者が介助支援希望者のもとに到着したりすることなく必要な人数の介助支援提供者に対して介助支援の依頼を行うことができる。
【0015】
また、前記介助支援希望者の移動体通信端末は、介助支援の依頼を通知した介助支援提供者が予め設定された時間内に到着しない旨の入力がされた場合、前記介助支援希望者の移動体通信端末から次に近い介助支援提供者の移動体通信端末に介助支援依頼を通知するようにしてもよい。
【0016】
本発明によれば、介助支援希望者の1番近くにいる介助支援提供者が一定時間内に到着しない場合または介助支援依頼に対して応答してこなかった場合には、次に近い介助支援提供者に介助支援の依頼を自動的に行うようにしているので、介助支援希望者は介助支援を確実に受けることができるようになる。
【0017】
【発明の実施の形態】
次に、本発明の実施の形態について図面を参照して詳細に説明する。本実施形態では、本発明の介助支援提供者通知システムの一実施形態として、SIONetを用いて車椅子利用者から距離の一番近いボランティア提供者に通知を行うためのボランティア提供者通知システムを用いて説明する。
【0018】
図1は、本発明の一実施形態のボランティア提供者通知システムの構成を示すシステム図である。SIONetは、データをイベントとして送信する送信端末と、イベントとして送信されたデータを選択的に受信するために、イベントのタイプと取得条件とからなるフィルタが設定される受信端末とから構成される。
【0019】
本実施形態のボランティア提供者通知システムでは、車椅子利用者の移動体通信端末5と、ボランティア提供者1〜3の移動体通信端末5〜8が意味情報ネットワーク(以下、SIONet:Semantic Information−Oriented Network)13およびインターネット等のIP通信網14を介して接続されている。
【0020】
また、ボランティア提供者の移動体通信端末5、ボランティア提供者の移動体通信端末6〜8ともに、位置情報取得手段であるGPS(Global Positioning System)受信機9〜12が設けられていて、その移動体通信端末の現在位置を緯度と経度の位置情報として取得することができるようになっている。
【0021】
車椅子利用者およびボランティア提供者1〜3は、IP通信網14を用いるかまたは直接に、SIONet13にフィルタの設定およびイベントの送信を行っている。
【0022】
移動体通信端末5〜8は、具体的には、携帯電話にPDA(Personal Digital Assistants:携帯情報端末)等を接続することにより実現できる。
【0023】
ボランティア提供者1〜3の移動体通信端末6〜8は、入力されたボランティア提供者の位置をフィルタとしてSIONet13に設定し、車椅子利用者の移動体通信端末5から送信されたイベントをSIONet13から受信し、GPS受信機10〜12により取得された位置情報を含めた応答を、車椅子利用者の移動体通信端末5に送信する。
【0024】
車椅子利用者の移動体通信端末5は、入力された車椅子利用者の位置をイベントとしてSIONet13に送信し、ボランティア提供者の移動体通信端末6〜8から送信されてきた応答を受信し、この応答に含まれている位置情報と、GPS受信機9により取得された位置情報とから、各ボランティア提供者1〜3の移動体通信端末6〜8との間の距離をそれぞれ算出し、ボランティア提供者1〜3の移動体通信端末6〜8のうちから一番近いボランティア提供者の移動体通信端末に対して介助支援の依頼を通知する。
【0025】
車椅子利用者の移動体通信端末5では、GPS受信機9により現在の位置情報を取得して、SIONet13にフィルタ21の登録を行う。
【0026】
ボランティア提供者1〜3の移動体通信端末6〜8では、GPS受信機10〜12により現在の位置情報を取得して、SIONet13にフィルタ22、23、24として登録する。
【0027】
次に、本実施形態のボランティア提供者通知システムにおける動作をフローチャートを参照して説明する。
【0028】
ここでは、「花子」という車椅子利用者が「武蔵野デパート」において介助支援を受ける場合を用いて説明する。そして、ここでは、「武蔵野デパート」内には、車椅子利用者から近い順にボランティア提供者2(二郎さん)、ボランティア提供者1(一郎さん)、ボランティア提供者3(三郎さん)がいるものとする。
【0029】
先ず、車椅子利用者に一番近いボランティア提供者2へ介助支援の提供を通知する方法を図2のフローチャートを参照して説明する。
【0030】
先ず、上述したように、車椅子利用者の移動体通信端末5では、GPS受信機9により取得した位置情報を用いてフィルタ21をSIONet13に登録する(ステップ101)。ここで、GPS受信機9が取得した移動体通信端末5の位置が座標(Ux、Uy)で表されるものとする。
【0031】
車椅子利用者のフィルタ21の具体例としては、図3(a)に示すように、イベントタイプ名を「介助支援」とし、プロパティとして「介護:享受」「緯度:100.01」「経度:120.03」「場所:武蔵野デパート」「名前:花子」として設定する。ここで、プロパティの「場所」については、車椅子利用者が、現在いる場所の建物の名前等を入力することにより設定する。
【0032】
次に、ボランティア提供者1〜3の移動体通信端末6〜8でも、GPS受信機10〜12により取得した位置情報を用いてフィルタ22〜24をSIONet13に登録する(ステップ102)。
【0033】
ここで、GPS受信機10が取得した移動体通信端末6の位置が座標(V1x、V1y)で表され、GPS受信機11が取得した移動体通信端末7の位置が座標(V2x、V2y)で表され、GPS受信機12が取得した移動体通信端末8の位置が座標(V3x、V3y)で表されるものとする。
【0034】
ボランティア提供者1〜3のフィルタ22〜24の具体例を図4(a)〜図4(c)に示す。例えば、ボランティア提供者2のフィルタは、図4(b)に示すように、イベントタイプ名が「介助支援」として設定され、プロパティとして「介護:提供」「緯度:100.29」「経度:108.03」「場所:武蔵野デパート」「名前:二郎」として設定されている。他のボランティア提供者1、3の移動体通信端末6、8でも同様に、図4(a)、図4(c)に示すようなフィルタ22、24をSIONet13に設定する。
【0035】
次に、車椅子利用者が、例えばデパート内で近くにいるボランティア提供者1、2、3に介助支援の提供を受ける場合、図3(b)に示すように、イベントタイプ名が「介助支援」で、プロパティとして「介護:提供」が設定されている意味情報をSIONet13にイベント31として送信する(ステップ103)。すると、このイベント31が、近くにいるボランティア提供者1、2、3により登録されたフィルタ22、23、24と発火し、車椅子利用者は応答情報(レスポンス)を移動体通信端末5で受信する(ステップ103)。この応答情報には、ボランティア提供者1〜3の移動体通信端末6〜8の位置情報が含まれている。
【0036】
このレスポンスを受信した車椅子利用者の移動体通信端末5では、各レスポンスに含まれるボランティア提供者の位置情報(Vx、Vy)と自己のGPS受信機9により取得された位置情報(Ux、Uy)を用いて、下記の式(1)によりボランティア提供者1、2、3との距離を計算する(ステップ105)。
【0037】
【数1】
【0038】
ここでは、ボランティア提供者2との距離が最も短かったものとすると、車椅子利用者の移動体通信端末5では、図3(c)に示すようなイベント41をSIONet13に送信する(ステップ106)。この図3(c)に示されたイベント41は、イベントタイプ名が「介助支援」として設定され、プロパティとして「介護:提供」、「名前:二郎」が設定され、データとして「花子」が含まれている。
【0039】
このイベント41は、プロパティとして「名前:二郎」が設定されているため、ボランティア提供者2により設定されたフィルタ23とのみ発火して、ボランティア提供者2の移動体通信端末7にレスポンスとして送信される(ステップ107)。このレスポンスを受信したボランティア提供者2の移動体通信端末7は、図4(d)に示すような、イベント51をSIONet13に送信する(ステップ108)。このイベント51は、図4(d)に示されるように、介助支援を受託する旨のイベントであり、イベントタイプ名が「介助支援」として設定され、プロパティとして「介護:享受」、「名前:花子」が設定されている。このイベント51は、プロパティとして「介護:享受」、「名前:花子」が設定されているので、車椅子利用者のフィルタ21と発火して、車椅子利用者の移動体通信端末5にレスポンスとして送信される(ステップ109)。
【0040】
このような処理が行われることにより、車椅子利用者は一番近くにいるボランティア提供者2に介助支援を依頼する通知を行って介助支援を受けることが可能となる。
【0041】
上述したようなボランティア提供者通知システムによれば、車椅子利用者は、一番近くにいるボランティア提供者2に対して介助支援を依頼する通知を行うことができた。しかし、介助支援を依頼したボランティア提供者2からのレスポンスが戻って来ない場合もある。さらに、何等かの理由によりボランティア提供者2が車椅子利用者がいる場所へ到着しない場合もあり得る。
【0042】
次に、一番近いボランティア提供者2が時間になっても到着しない場合、2番目に近いボランティア提供者1、3番目に近いボランティア提供者3に介助支援依頼の通知を行う方法を図5のフローチャートを参照して説明する。
【0043】
車椅子利用者の移動体通信端末5は、1番目に近いボランティア提供者2が予め設定された一定時間内に到着しない場合、2番目に近いボランティア提供者1に、イベントタイプ名が「介助支援」、プロパティとして「介護:提供」、「名前:一郎」が設定されているイベントを意味情報としてSIONet13に送信する(以上ステップ201)。このイベントがボランティア提供者1のフィルタ22と発火すると、ボランティア提供者1の移動体通信端末6はレスポンスを受信することとなる(ステップ202)。このレスポンスを受信した移動体通信端末6は、介護支援の意味情報としてSIONet13にイベントとして送信する(ステップ203)。移動体通信端末6から送信されたイベントがフィルタ21と発火すると、車椅子利用者の移動体通信端末5はこのイベントをレスポンスとして受信する(ステップ204)。ここで、2番目に近いボランティア提供者1からのレスポンスが移動体通信端末5により受信されれば処理は終了する。2番目に近いボランティア提供者1からのレスポンスが無い場合には、移動体通信端末5は処理を継続する。
【0044】
そして、2番目に近いボランティア提供者1からレスポンスが戻ってこない場合や、2番目に近いボランティア提供者1が一定時間内に車椅子利用者の場所に到着しない場合は、同様にして3番目に近いボランティア提供者3にイベントとしてSIONet13に送信する(ステップ205)。そして、このイベントがボランティア提供者3のフィルタ24と発火すると、ボランティア提供者3の移動体通信端末8はレスポンスを受信することとなる(ステップ206)。このレスポンスを受信した移動体通信端末8は、介護支援の意味情報としてSIONet13にイベントとして送信する(ステップ207)。移動体通信端末8から送信されたイベントがフィルタ21と発火すると、車椅子利用者の移動体通信端末5はこのイベントをレスポンスとして受信する(ステップ208)。そして、3番目に近いボランティア提供者3からのレスポンスが移動体通信端末5により受信されれば処理は終了する。
【0045】
このような処理が行われることにより、介助支援希望者の1番近くにいる介助支援提供者2が一定時間内に到着しない場合または介助支援依頼に対して応答してこなかった場合には、次に近い介助支援提供者1に対して介助支援の依頼が自動的に行われる。さらに、助支援提供者1が一定時間内に到着しない場合または介助支援依頼に対して応答してこなかった場合には、次に近い介助支援提供者3に対して介助支援の依頼が自動的に行われる。そのため、介助支援希望者は介助支援を確実に受けることができるようになる。
【0046】
また、ボランティア提供者1、2、3同志がお互いに介助支援情報を取得する為、SIONet13にフィルタを登録し、お互いに情報交換をしながら介助支援の提供をするようにしてもよい。
【0047】
また、本実施形態では、介助支援提供者がボランティア提供者の場合を用いて説明しているが、本発明はこのような場合に限定されるものではない。例えば、ボランティア提供者が、駅あるいはデパート等の施設の担当者の場合でも、本実施形態のボランティア提供者通知システムにより同様にして介助支援の依頼を通知することが可能である。つまり、駅或いはデパート等施設の担当者は、SIONetにフィルタを登録しておくことにより、車椅子利用者等の介護支援の依頼を受けて介助支援を提供をすることが可能である。
【0048】
本実施形態では、車椅子利用者の一番近くにいるボランティア提供者に対して介助支援の依頼を行うものであったが、介助支援に複数のボランティア提供者が必要な場合には、車椅子利用者が移動体通信端末に必要な人数を設定するようにしてもよい。この場合、車椅子利用者のイベントに対してレスポンスを返してきた複数のボランティア提供者のうちから、距離が短い順に必要な人数のボランティア提供者に対して介助支援の依頼を通知するようにすればよい。
【0049】
このようにすれば、車椅子利用者の移動体通信端末において入力された人数に基づいて介助支援の依頼が行われるので、不必要に多くのボランティア提供者が車椅子利用者のもとに到着したりすることなく必要な人数のボランティア提供者に対して介助支援の依頼を行うことができる。
【0050】
本実施形態のボランティア提供者通知システムによれば、車椅子利用者等は、介助支援が必要となった場合、一番近くのボランティア提供者に介助支援の依頼を自動的に行うことができる。また、ボランティア提供者にとっても、介助支援を必要とする車椅子利用者等が近くに来たことを知らせてもらうことが可能となり、どこの場所に車椅子利用者がいるのかを容易に把握することができるようになる。
【0051】
さらに、介助支援の依頼を通知したボランティア提供者が一定時間内に到着しない場合には、2番目、3番目に近いボランティア提供者へ通知をすることができ、又複数のボランティア提供者の介助支援が必要な場合には、人数を指定することにより必要な数のボランティア提供者への介助支援の依頼を行うこともできる。
【0052】
さらに、本実施形態では、介助支援を必要とする介助希望者の一例として車椅子利用者を用いて説明したが、本発明はこのような場合に限定されるものではなく、介助支援を必要とする介助希望者であれば同様に適用することができるものである。
【0053】
また、図には示されていないが、本実施形態における移動体通信端末5〜8は、上記で説明したボランティア提供者通知方法を実行するためのプログラムを記録した記録媒体を備えている。この記録媒体は磁気ディスク、半導体メモリまたはその他の記録媒体であってもよい。このプログラムは、記録媒体から移動体通信端末5〜8に読み込まれ、移動体通信端末5〜8の動作を制御する。具体的には、移動体通信端末5〜8内のCPUがこのプログラムの制御により移動体通信端末5〜8のハードウェア資源に特定の処理を行うように指示することにより上記の処理が実現される。
【0054】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、下記のような効果を得ることができる。
(1)車椅子利用者等の介助支援希望者は、介助支援が必要となった場合、一番近くの介助支援提供者に介助支援の依頼を自動的に行うことができる。
(2)また、介助支援提供者にとっても、介助支援を必要とする介助支援希望者が近くに来たことを知らせてもらうことが可能となり、どの場所に介助支援希望者がいるのかを容易に把握することができるようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態のボランティア提供者通知システムの構成を示すシステム図である。
【図2】一番距離の近いボランティア提供者に通知を行う場合の処理を示すフローチャートである。
【図3】車椅子利用者が登録するフィルタ21および送信するイベント31、41の具体例を示す図である。
【図4】ボランティア提供者1〜3が登録するフィルタ22〜24とボランティア提供者2が送信するイベント51の具体例を示す図である。
【図5】2番目、3番目の距離の近いボランティア提供者に通知を行う場合の処理を示すフローチャートである。
【符号の説明】
5 車椅子利用者の移動体通信端末
6〜8 ボランティア提供者の移動体通信端末
9〜12 GPS受信機
13 意味情報ネットワーク(SIONet)
14 IP通信網
21 車椅子利用者のフィルタ
22〜24 ボランティア提供者のフィルタ
31、41 車椅子利用者のイベント
51、52、53 ボランティア提供者のイベント
101〜109 ステップ
201〜208 ステップ
Claims (9)
- データをイベントとして送信する送信端末と、イベントとして送信された前記データを選択的に受信するために、イベントのタイプと取得条件とからなるフィルタが設定される受信端末とから構成される意味情報ネットワークを用いて、介助支援を必要とする介助支援希望者が介助支援を行っている介助支援提供者を探索するための、意味情報ネットワークを用いた介助支援提供者通知方法であって、
介助支援提供者の移動体通信端末が、入力された当該介助支援提供者の位置をフィルタとして設定するステップと、
前記介助支援希望者の移動体通信端末から、入力された当該介助支援提供者の位置をイベントとして前記意味情報ネットワークに送信するステップと、
前記介助支援提供者の移動体通信端末が、前記介助支援希望者の移動体通信端末から送信されたイベントを前記意味情報ネットワークから受信し、前記介助支援提供者の移動体通信端末に設けられている位置情報所得手段により取得した当該介助支援提供者の移動体通信端末の位置情報を含めた応答を、前記介助支援希望者の移動体通信端末に送信するステップと、
前記介助支援希望者の移動体通信端末が、前記介助支援提供者の移動体通信端末から送信されてきた応答を受信し、該応答に含まれている位置情報と、当該介助支援希望者の移動体通信端末に設けられている位置情報取得手段により取得した当該介助支援希望者の移動体通信端末の位置情報とから、前記各介助支援提供者の移動体通信端末と当該介助支援希望者の移動体通信端末との間の距離をそれぞれ算出し、当該介助支援希望者の移動体通信端末に一番近い介助支援提供者の移動体通信端末に対して介助支援の依頼を通知するステップとを有する、意味情報ネットワークを用いた介助支援提供者通知方法。 - データをイベントとして送信する送信端末と、イベントとして送信された前記データを選択的に受信するために、イベントのタイプと取得条件とからなるフィルタが設定される受信端末とから構成される意味情報ネットワークを用いて、介助支援を必要とする介助支援希望者が介助支援を行っている介助支援提供者を探索するための、意味情報ネットワークを用いた介助支援提供者通知方法であって、
介助支援提供者の移動体通信端末が、入力された当該介助支援提供者の位置をフィルタとして設定するステップと、
前記介助支援希望者の移動体通信端末から、入力された当該介助支援提供者の位置をイベントとして前記意味情報ネットワークに送信するステップと、
前記介助支援提供者の移動体通信端末が、前記介助支援希望者の移動体通信端末から送信されたイベントを前記意味情報ネットワークから受信し、前記介助支援提供者の移動体通信端末に設けられている位置情報所得手段により取得した当該介助支援提供者の移動体通信端末の位置情報を含めた応答を、前記介助支援希望者の移動体通信端末に送信するステップと、
前記介助支援希望者の移動体通信端末において、必要な介助支援提供者の数を入力するステップと、
前記介助支援希望者の移動体通信端末が、前記介助支援提供者の移動体通信端末から送信されてきた応答を受信し、該応答に含まれている位置情報と、当該介助支援希望者の移動体通信端末に設けられている位置情報取得手段により取得した当該介助支援希望者の移動体通信端末の位置情報とから、前記各介助支援提供者の移動体通信端末と当該介助支援希望者の移動体通信端末との間の距離をそれぞれ算出し、前記複数の介助支援希望者の移動体通信端末のうち、当該介助支援希望者の移動体通信端末に近い順に指定された前記必要な介助支援提供者の数だけ介助支援の依頼を通知するステップとを有する、意味情報ネットワークを用いた介助支援提供者通知方法。 - 前記介助支援希望者の移動体通信端末は、介助支援の依頼を通知した介助支援提供者が予め設定された時間内に到着しない旨の入力がされた場合、前記介助支援希望者の移動体通信端末から次に近い介助支援提供者の移動体通信端末に介助支援依頼を通知する請求項1または2記載の意味情報ネットワークを用いた介助支援提供者通知方法。
- データをイベントとして送信する送信端末と、イベントとして送信された前記データを選択的に受信するために、イベントのタイプと取得条件とからなるフィルタが設定される受信端末とから構成される意味情報ネットワークを用いて、介助支援を必要とする介助支援希望者が介助支援を行っている介助支援提供者を探索するための、意味情報ネットワークを用いた介助支援提供者通知システムであって、
現在の位置を位置情報として取得する第1の位置情報取得手段を有し、入力された当該介助支援提供者の位置をフィルタとして設定し、前記介助支援希望者の移動体通信端末から送信されたイベントを前記意味情報ネットワークから受信し、前記第1の位置情報所得手段により取得された位置情報を含めた応答を、前記介助支援希望者の移動体通信端末に送信する複数の介助支援提供者の移動体通信端末と、
現在の位置を位置情報として取得する第2の位置情報取得手段を有し、入力された当該介助支援提供者の位置をイベントとして前記意味情報ネットワークに送信し、前記介助支援提供者の移動体通信端末から送信されてきた応答を受信し、該応答に含まれている位置情報と、前記第2の位置情報取得手段により取得された位置情報とから、前記各介助支援提供者の移動体通信端末との間の距離をそれぞれ算出し、前記複数の介助支援提供者の移動体通信端末のうちから一番近い介助支援提供者の移動体通信端末に対して介助支援の依頼を通知する介助支援希望者の移動体通信端末とから構成される、意味情報ネットワークを用いた介助支援提供者通知システム。 - データをイベントとして送信する送信端末と、イベントとして送信された前記データを選択的に受信するために、イベントのタイプと取得条件とからなるフィルタが設定される受信端末とから構成される意味情報ネットワークを用いて、介助支援を必要とする介助支援希望者が介助支援を行っている介助支援提供者を探索するための、意味情報ネットワークを用いた介助支援提供者通知システムであって、
現在の位置を位置情報として取得する第1の位置情報取得手段を有し、入力された当該介助支援提供者の位置をフィルタとして設定し、前記介助支援希望者の移動体通信端末から送信されたイベントを前記意味情報ネットワークから受信し、前記第1の位置情報所得手段により取得された位置情報を含めた応答を、前記介助支援希望者の移動体通信端末に送信する複数の介助支援提供者の移動体通信端末と、
現在の位置を位置情報として取得する第2の位置情報取得手段を有し、入力された当該介助支援提供者の位置をイベントとして前記意味情報ネットワークに送信し、前記介助支援提供者の移動体通信端末から送信されてきた応答を受信し、該応答に含まれている位置情報と、前記第2の位置情報取得手段により取得された位置情報とから、前記各介助支援提供者の移動体通信端末との間の距離をそれぞれ算出し、前記複数の介助支援希望者の移動体通信端末のうち、当該介助支援希望者の移動体通信端末に近い順に指定された必要な介助支援提供者の数だけ介助支援の依頼を通知する介助支援希望者の移動体通信端末とから構成される、意味情報ネットワークを用いた介助支援提供者通知システム。 - 前記介助支援希望者の移動体通信端末は、介助支援の依頼を通知した介助支援提供者が予め設定された時間内に到着しない旨の入力がされた場合、前記介助支援希望者の移動体通信端末から次に近い介助支援提供者の移動体通信端末に介助支援依頼を通知する請求項4または5記載の意味情報ネットワークを用いた介助支援提供者通知システム。
- データをイベントとして送信する送信端末と、イベントとして送信された前記データを選択的に受信するために、イベントのタイプと取得条件とからなるフィルタが設定される受信端末とから構成される意味情報ネットワークを用いて、介助支援を必要とする介助支援希望者が介助支援を行っている介助支援提供者を探索するための移動体通信端末であって、
現在の位置を位置情報として取得する位置情報取得手段を有し、入力された当該介助支援提供者の位置をイベントとして前記意味情報ネットワークに送信し、介助支援提供者の移動体通信端末から送信されてきた応答を受信し、該応答に含まれている位置情報と、前記位置情報取得手段により取得された位置情報とから、前記各介助支援提供者の移動体通信端末との間の距離をそれぞれ算出し、前記複数の介助支援提供者の移動体通信端末のうちから一番近い介助支援提供者の移動体通信端末に対して介助支援の依頼を通知する介助支援希望者の移動体通信端末。 - データをイベントとして送信する送信端末と、イベントとして送信された前記データを選択的に受信するために、イベントのタイプと取得条件とからなるフィルタが設定される受信端末とから構成される意味情報ネットワークを用いて、介助支援を行っている介助支援提供者が介助支援を必要とする介助支援希望者からの介助依頼通知を受信するための移動体通信端末であって、
現在の位置を位置情報として取得する位置情報取得手段を有し、入力された当該介助支援提供者の位置をフィルタとして設定し、前記介助支援希望者の移動体通信端末から送信されたイベントを前記意味情報ネットワークから受信し、前記位置情報所得手段により取得された位置情報を含めた応答を、前記介助支援希望者の移動体通信端末に送信する移動体通信端末。 - 介助支援の依頼を通知した介助支援提供者が予め設定された時間内に到着しない旨の入力がされた場合、前記介助支援希望者の移動体通信端末から次に近い介助支援提供者の移動体通信端末に介助支援依頼を通知する請求項7記載の移動体通信端末。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003102962A JP2004310431A (ja) | 2003-04-07 | 2003-04-07 | 介助支援提供者通知システムと方法および移動体通信端末 |
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ID=33466251
Family Applications (1)
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Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2019197476A (ja) * | 2018-05-11 | 2019-11-14 | Mogコンサルタント株式会社 | 補助者呼出システム及び補助者呼出方法 |
WO2023228392A1 (ja) * | 2022-05-27 | 2023-11-30 | 三菱電機株式会社 | 依頼受付者探索装置、依頼受付者探索方法及び個人認証サーバ |
-
2003
- 2003-04-07 JP JP2003102962A patent/JP2004310431A/ja active Pending
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