JP2004308264A

JP2004308264A - Sanitary flushing device

Info

Publication number: JP2004308264A
Application number: JP2003103962A
Authority: JP
Inventors: Yuji Yamamoto; 融士山本; Gendo Kato; 玄道加藤; Shinichi Maruyama; 真一丸山; Hiroshi Nagasato; 洋永里; 健実 ▲よし▼永; Takemi Yoshinaga; Masanori Nishikawa; 雅徳西川
Original assignee: Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Current assignee: Panasonic Holdings Corp
Priority date: 2003-04-08
Filing date: 2003-04-08
Publication date: 2004-11-04
Anticipated expiration: 2023-04-08
Also published as: JP4341279B2

Abstract

<P>PROBLEM TO BE SOLVED: To provide a sanitary flushing device capable of sterilizing a nozzle drum body and a nozzle front end at a high temperature by high-temperature water. <P>SOLUTION: The sanitary flushing device has a nozzle 24 ejecting flushing water to a human private part, a first heating means 22 heating flushing water, a nozzle water-supply means 25 supplying the nozzle 24 with flushing water, a nozzle-flushing water-supply means 26 supplying nozzle flushing water flushing the nozzle, a second heating means 27 heating nozzle flushing water flushing the nozzle and a control means 31 controlling the heating means 22 and 27. The nozzle 24 is flushed periodically at a temperature higher than flushing water to the human body by the heating means 27 during a non-sitting before and after a flushing to the human body. Accordingly, the nozzle drum body and the nozzle front end can be flushed at a temperature different from the temperature of flushing water to the human body. <P>COPYRIGHT: (C)2005,JPO&NCIPI

Description

【０００１】
【発明の属する技術分野】
本発明は、人体の局部を洗浄する衛生洗浄装置に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】
従来、この種の衛生洗浄装置として、人体の局部を洗浄するためのノズルを高温殺菌するものがある（例えば、特許文献１参照）。
【０００３】
これは、図８に示すように、給水管１より供給された水は、減圧手段２及び流路を開閉する開閉弁３を経てヒータ４を備えた加熱手段５に至る。加熱手段５から人体を洗浄するための温水を吐出するノズル６に至る温水経路７には、サーミスタ等にてなる温度検出器８及びモータ等にてなる電気的駆動手段で駆動される流量制御弁９が設けられている。
【０００４】
加熱手段５の内のヒータ４によって加熱されたときの湯の温度は温度検出器８によって検出される。加熱温度制御手段１０は、温度検出器８の出力信号をフィードバックして、予め設定された温度になるようにヒータ４を制御する。
【０００５】
この衛生洗浄装置の操作は、設定器１１によって行なわれる。設定器１１には、洗浄スイッチ１２、停止スイッチ１３、温度設定スイッチ１４、流量設定スイッチ１５、高温殺菌スイッチ１６が設けられている。通常、温度設定スイッチ１４によって、人体洗浄時の湯の温度は人間にとって快適な４０℃前後に設定されている。
【０００６】
設定器１１に設けられた洗浄スイッチ１２を押すと、制御器１７からの指令によって流量制御弁９及び開閉弁３の流路が開成される。この時、流量制御弁９の弁開度は流量設定スイッチ１５で設定された流量に比例しているため、流量設定スイッチ１５で設定された流量の水がノズル６から噴出し人体を洗浄する。
【０００７】
洗浄を終えるときには、停止スイッチ１３を押すと、制御器１１からの指令によって、開閉弁３が閉じられ洗浄を停止する。
【０００８】
高温殺菌スイッチ１６を押した場合、制御器１７内の高温殺菌制御手段１８が高温殺菌モード信号を受けて、流量制御弁９が少量の流量位置になるように、流量制御弁９の電気的駆動手段を駆動するとともに、湯の温度が６０℃前後になるように加熱温度制御手段１０に指令を出す。すると、ノズル６からは少量の６０℃前後の湯が垂れ落ちる程度になる。この状態において、温水経路７や流量制御弁９、及びノズル６の通水系内部などが所定の時間高温殺菌される。その後、高温殺菌制御手段１８は湯の温度が４０℃程度になるように加熱温度制御手段１０に指令を出した後、４０℃程度の湯がノズル６から吐出するまでの時間が経過するのを待って開閉弁３を閉止し、高温殺菌モードを終了させる。
【０００９】
【特許文献１】
特開平０９−８０３２５５号公報
【００１０】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、前記従来の構成では、高温殺菌する箇所が通水系内部のみであり、人体局部の洗浄時に、ノズルに人体からの排泄物が付着し、その排泄物からの雑菌の繁殖などに対しては不充分であるという課題があった。
【００１１】
本発明は、上記従来の課題を解決するもので、ノズルの胴体、及びノズル先端を外側から殺菌する衛生洗浄装置を提供することを目的とする。
【００１２】
【課題を解決するための手段】
前記従来の課題を解決するために、本発明の衛生洗浄装置は、人体局部の洗浄水を加熱する第一の加熱手段とは別に、ノズルの胴体、及び先端を外側から殺菌するノズル洗浄水を加熱する第二の加熱手段を備えたものである。
【００１３】
これによって、ノズル洗浄水を第二の加熱手段により、人体への洗浄水の温度とは異なった温度でノズル胴体、及びノズル先端を殺菌することができる。
【００１４】
【発明の実施の形態】
請求項１に記載の発明は、人体局部へ洗浄水を噴出するノズルと、この洗浄水を加熱する第一の加熱手段と、ノズルへ洗浄水を供給するノズル給水手段と、ノズルの胴体、及びノズル先端を外側から殺菌するノズル洗浄水を供給するノズル給水手段と、ノズルの洗浄を行なうノズル洗浄水を加熱する第二の加熱手段と、ノズル洗浄水を供給するノズル洗浄給水手段と、第一、第二の加熱手段を制御する制御手段を備えた衛生洗浄装置とすることにより、ノズル洗浄水を第二の加熱手段により、人体への洗浄水の温度とは異なった温度でノズル胴体、及びノズル先端を殺菌することができる。
【００１５】
請求項２に記載の発明は、第二の加熱手段によるノズルの洗浄時の温水温度は高温殺菌できる温度である請求項１に記載の衛生洗浄装置とすることにより、ノズルを高温殺菌することができる。また、ノズル洗浄水のみを高温殺菌水としたことで、人体局部洗浄時に高温殺菌水が洗浄中にかかる恐れが無く、安全性を高めることができる。
【００１６】
請求項３に記載の発明は、ノズルの洗浄は、人体局部の洗浄終了後に行なうことにより、人体局部の洗浄中に付着したノズルの汚物は、定着前に洗い落とされ、殺菌されるため、より効果的にノズル洗浄を行なうことができる。
【００１７】
請求項４に記載の発明は、ノズルの洗浄は、人体局部の洗浄開始前に行なうことにより、人体局部の洗浄開始前に予めノズルは外側からの洗浄により暖められ、人体局部の洗浄を行なう際には、第一の加熱手段にて加熱された人体局部洗浄水がノズルを通過時に冷やされることがなく、使い勝手を向上することができる。
【００１８】
請求項５に記載の発明は、ノズルの洗浄は、着座検出直後に行なうことにより、着座検出直後にノズルは外側からの洗浄により暖められ、人体局部の洗浄開始時には、人体局部洗浄水がノズルで冷やされることがなく、使い勝手を向上することができる。
【００１９】
請求項６に記載の発明は、ノズルの洗浄は、非着座時に所定の時間間隔毎に行なうことにより、非着座中に定期的にノズルの高温殺菌を行ない、雑菌が繁殖することを抑制し、より衛生的な衛生洗浄装置となる。
【００２０】
請求項７に記載の発明は、第二の加熱手段は第一の加熱手段より下流側に設置したことにより、第一の加熱手段にて加熱された洗浄水に少しの熱量を加えるだけで高温殺菌ができるノズル洗浄水を得ることができるため、第二の加熱手段の加熱供給量を少なくし、第二の加熱手段をより小型にすることができ、より電力量を削減することができる。
【００２１】
請求項８に記載の発明は、ノズルの洗浄を開始する操作手段を有し、操作手段が一定時間以上連続して操作された場合にのみ、第二の加熱手段よるノズルの洗浄を行なうことにより、使用者が意図せず、誤って操作手段を操作してしまい、高温のノズル洗浄水が吐出されることが無い、安全性の高い衛生洗浄装置を提供することができる。
【００２２】
請求項９に記載の発明は、ノズルの洗浄を開始する操作手段は、複数の操作部を有し、複数の操作部が同時に操作された場合にのみ、第二の加熱手段よるノズルの洗浄を行なうことにより、使用者が意図せず、誤って操作手段を操作してしまい、高温のノズル洗浄水が吐出されることが無い、より安全性の高い衛生洗浄装置を提供することができる。
【００２３】
請求項１０に記載の発明は、ノズルの洗浄を開始する操作手段の操作部は、操作手段の操作面より凹ませた位置に配置したことにより、使用者が意図せず、誤って操作手段を操作してしまい、高温のノズル洗浄水が吐出されることが無い、安全性の高い衛生洗浄装置を提供することができる。
【００２４】
【実施例】
以下、本発明の実施例について、図面を参照しながら用いて説明する。
【００２５】
（実施例１）
図１は本発明の実施例１における衛生洗浄装置を示すものである。
【００２６】
図に示すように、トイレ室内へ配管された水は、樹脂等の連結管１９を用いて、衛生洗浄装置へ給水される。水道圧が著しく高いときに衛生洗浄装置への影響を緩和するために配置されている減圧弁２０を介して、止水電磁弁２１に接続されている。止水電磁弁２１を開成すると、第一の加熱手段２２へ給水され、第一の加熱手段２２に配設されている第一のヒータ２３にて加熱され温水となる。温水は、ノズル給水手段２５を介して人体の局部を洗浄するノズル２４へと接続され、ノズル２４の内、人体の肛門を洗浄するおしりノズル２４−１へ給水するか、もしくは、女性局部を洗浄するビデノズル２４−２へ給水するかを切り替えることができるようになっている。
【００２７】
また、第一の加熱手段２２とノズル給水手段２５との温水経路の間、すなわち、第一の加熱手段２２より下流側には、ノズル洗浄水を給水するノズル洗浄給水手段２６へ温水を給水する温水経路が設けられ、ノズル２４の洗浄を行なうことができるようになっている。ノズル洗浄給水手段２６からの温水経路には、第一の加熱手段２２によって加熱された温水を更に高温のノズル洗浄水とする、第二のヒータ２８を有した第二の加熱手段２７と、この高温のノズル洗浄水をノズル２４の胴体、及びノズル先端へ供給するノズル洗浄口２９が設けられ、ノズル２４を高温殺菌して洗浄を行なうことができる。
【００２８】
図２に示すように、操作手段３０は、人体の肛門を洗浄すべく動作するおしり操作部３０−１、女性の局部を洗浄すべく動作するビデ操作部３０−２、おしり及びビデ洗浄時の温水温度を切り替える洗浄温度切り替え操作部３０−３、使用者へ温水温度を報知する温水温度表示部３０−４、おしり及びビデ洗浄の洗浄流量を切り替える洗浄流量切り替え操作部３０−５、使用者へ洗浄流量を報知する洗浄流量表示部３０−６、おしり及びビデへの洗浄動作を停止する停止操作部３０−７を有している。使用者によって、おしり操作部３０−１が操作されると、制御手段３１より止水電磁弁２１が開成され、第一の加熱手段２２へ給水される。第一の加熱手段２２へ供給された水は、制御手段３１にて洗浄温度切り替え操作部３０−３に設定された設定温度となるべく、第一の温度検出手段３２にて温水温度をフィードバックしながら第一のヒータ２３への通電を制御され、使用者所望の温水となる。使用者所望の温度となると、おしりノズル２４−１側へ給水するようにノズル給水手段２５が切替り、人体の肛門へと洗浄水が噴出される。
【００２９】
洗浄流量は制御手段３１にて、洗浄流量切り替え操作部３０−５にて設定された洗浄流量となるべくノズル給水手段２５のおしりノズル２４−１、ビデノズル２４−２の各給水口への弁開度が比例的に制御される。
【００３０】
衛生洗浄装置を使用する際には使用者の体調によって軟便であった場合など、洗浄後のノズル２４には汚物が付着することがあり、ノズル２４の洗浄水噴出口に付着して正しく人体の肛門やビデへ洗浄水を噴出できないことがある。また、排便する前に便意促進の意味合いで、まず人体の肛門を洗浄し、肛門付近を刺激する使用者にとっては、付着した汚物により雑菌が繁殖して、次に洗浄した際に雑菌が人体肛門やビデ部分の粘膜から侵入することを懸念するなど、特にノズル２４自体の衛生については使用者の意識が高くなってきている。トイレで繁殖する雑菌として大腸菌やブドウ球菌が良く知られており、これらの雑菌は３５℃前後で繁殖し易い反面、５５〜７０℃などの比較的高温環境下では死滅する。これらの雑菌を死滅させるため、ノズル洗浄の際には、第二の加熱手段２７における第２のヒータ２８にてノズル洗浄水を加熱しながら第二の温度検出手段３３にてフィードバックし、雑菌が死滅する温度の７０℃まで昇温する。７０℃になった時点でノズル洗浄給水手段２６を開成し、水道元圧にてノズル洗浄口２９からノズル洗浄水をノズル２４の胴体、及びノズル先端に供給し、殺菌洗浄する。
【００３１】
第二の加熱手段２７へ給水される温度、即ち、第一の加熱手段２２での人体の洗浄温度は約４０℃であり、第二の加熱手段２７からノズル洗浄水として吐出する温水温度は約７０℃としており、第二の加熱手段２７での昇温幅は約３０℃である。ノズル洗浄の流量を２００ｃｃ／ｍｉｎとした場合、第二の加熱手段２７における第二のヒータ２８の容量は４００Ｗ程度ならばジュールの法則からも、約１秒間で昇温することができるため、ヒータ容積としても比較的小さくでき、製品の小型化も図ることができる。
【００３２】
また、ノズル２４に付着した汚物などは冷水よりも比較的高温水の方が剥がれ落ち易く、このことからもノズル洗浄については高温水で行なうことがより効果的である。
【００３３】
更に、図３に示すタイムチャートにて、ノズル洗浄動作について説明する。便座（図示せず）に使用者が着座したことを検出する着座スイッチ（図示せず）により着座を検出する。着座スイッチが一定時間（例えば０．５秒）連続していた場合、着座確定とする。着座が確定すると、第一の加熱手段２２が瞬間熱交換器の場合、使用者が衛生洗浄装置を使用しないときには、第一の加熱手段２２は通電していないため、第一の加熱手段２２内の残水は冷えているため、第一の温度検出手段３２にて所定の温度になるまで予め温める。この初期通電動作をプリヒート動作と呼ぶ。このプリヒート動作中には、ノズル給水手段２５はノズル２４のおしりノズル２４−１、ビデノズル２４−２の胴体部分を洗浄する位置をセンター位置とすることで、プリヒート動作中の第一の加熱手段２２からの排水によって、ノズル２４の胴体部分の洗浄を行なう。一定時間（例えば１５秒間）、プリヒート動作を行ない、使用者の洗浄開始操作（例えば、おしり操作部３０−１または、ビデ操作部３０−２の操作）を待機する。ここで、第一の加熱手段２２内の温度が一定温度以下に低下しないように第一のヒータ２３に通電を行ない、保温動作を行なうこともできる。
【００３４】
次に、使用者の洗浄開始操作（ここでは、おしり操作部３０−１が操作された場合について説明する）が行なわれると、止水電磁弁２１を開成し、第一の加熱手段２２を使用者が設定した温度になるように通電し、第一の温度検出手段３２にて設定温度に到達するまでは、ノズル給水手段２５をセンター位置としてノズル２４の胴体部分を洗浄しながら一定時間、待機する。この動作を前洗浄と呼ぶ。前洗浄中に第一の温度検出手段３２にて設定温度に到達した時点で、ノズル給水手段２５をおしりノズル２４−１側に給水されるべく駆動する。本実施例における衛生洗浄装置のノズル２４の駆動を水道水の元圧を利用した水圧突出方式にて説明すると、ノズル給水手段２５をおしりノズル２４−１側に給水されるべく駆動すると、おしりノズル２４−１からの洗浄水が使用者の肛門に噴出する位置（おしり洗浄ポイント）になるまでは、おしりノズル２４−１の胴体周辺部分から洗浄水が排出され、使用者の肛門に噴出する位置までおしりノズル２４−１が突出すると、おしりノズル２４−１先端の洗浄水噴出口から洗浄水が排出されて、おしり洗浄が行なわれる。
【００３５】
使用者の停止操作部３０−７操作によって、おしり洗浄動作が終了すると、ノズル給水手段２５がおしりノズル２４−１側からセンター位置へと駆動され、また、おしりノズル２４−１を収納するために止水電磁弁２１が閉じられて水道元圧がノズル２４にかからなくなるため、ノズル２４が収納される。この時、前述の前洗浄と同じように、おしり洗浄ポイントからおしりノズル２４−１が収納されるまでは、おしりノズル２４−１の胴体周辺部分から洗浄水が排出される。このおしりノズル２４−１収納時のノズル胴体部分の洗浄を後洗浄と呼ぶ。
【００３６】
ノズル２４収納の後、ノズル洗浄を行なう。ノズル洗浄時は止水電磁弁２１を開成し、第一の加熱手段２２にて水を加熱する。ノズル給水手段２５はセンター位置のままとして、ノズル洗浄給水手段２６を開成する。ノズル洗浄給水手段２６を介して第二の加熱手段２７へ第一の加熱手段２２にて予め加熱された温水が供給され、また、第二の加熱手段２７における第２のヒータ２８にて更に加熱され、人体への洗浄水よりも高温の水がノズル洗浄口２９より噴出され、ノズル２４の胴体、及びノズル先端部分を洗浄する。一定時間、ノズル洗浄動作が終了すると、使用者が便座から離れる脱座を検出するまで待機する。この間、再度洗浄開始される場合を想定し、第一の加熱手段２２内の温度が一定温度以下に低下しないように第一のヒータ２３に通電を行ない、保温動作を行なうこともできる。
【００３７】
上記説明では、第一の加熱手段２２による人体洗浄水への加熱をいわゆる瞬間熱交換器にて説明を行なったが、ノズル洗浄動作については、貯湯式熱交換器でも同一の効果を有することは言うまでもない。上記説明では、おしり洗浄について説明を行なったが、ビデ洗浄についても同様であり、また、ノズル２４の駆動方法を水圧突出方式ではなく、モータで行なった際でも同一の効果を有することは言うまでもない。
【００３８】
人体への洗浄動作終了後に、ノズル洗浄給水手段２６、第二の加熱手段２７を駆動することで、洗浄動作によって人体からの汚物がノズル２４に付着した際にも、付着した汚物がノズル２４にて固まり剥がれ落ちづらくなる前に、ノズル胴体、及びノズル先端を洗浄することができるため、より衛生的である。
【００３９】
更に、ノズル洗浄給水手段２６にて、人体への洗浄水経路とノズル洗浄水の経路を分離することで、人体の洗浄水が使用者の所望する温度以上に上がらないようにしている。
【００４０】
（実施例２）
図４は本発明の実施例２における衛生洗浄装置を示すものである。
【００４１】
実施例１ではノズル洗浄動作を人体への洗浄が完了した後に行なっていたが、本実施例では人体への洗浄前にノズル洗浄動作を行なっているものである。なお、実施例１にて説明した動作と同様の動作をするものについては、説明を省略する。
【００４２】
衛生洗浄装置での使い勝手の指標の一つとして、人体洗浄水の冷水吐出がないことが挙げられる。人体洗浄水の冷水は、温水経路、及びノズル２４の先端内部の残水が、人体への洗浄開始時に噴出されてしまうのであるが、プリヒート動作でノズル２４を含めた衛生洗浄装置の温水経路内の残水を第一の加熱手段２２にて加熱された温水にて流し出し、温水経路を温めることによって行なうことで、人体への冷水吐出を防止している。プリヒート動作後では、ノズル２４の胴体部分に第一の加熱手段２２での４０℃程度の温水にてノズル２４を外側から温めており、更に人体洗浄前に第二の加熱手段２７にて高温のノズル洗浄水をノズル２４の胴体、及びノズル先端を外側から供給することで、更にノズル２４を温め、冷水吐出を防止している。また、ノズル洗浄動作が完了するまでは冷水吐出の可能性があるため、人体の洗浄開始操作が行なわれた後も、ノズル洗浄動作を継続し、冷水吐出を防止する。
【００４３】
着座を検出すると、プリヒート動作を行ない、その後にノズル洗浄動作へと移行する。ノズル洗浄動作時は、ノズル洗浄給水手段２６を開成し、かつ、ノズル給水手段２５の位置を、センター位置からおしりノズル２４−１側に幾分開度をずらした位置（ノズル洗浄おしり側）に駆動される。水道水の元圧からノズル２４にかかる圧力は、ノズル洗浄給水手段２６を開成しているため、おしりノズル２４−１がおしり洗浄位置へと移動することはなく、ノズル洗浄動作にてノズル２４が突出することはない。このときに、第一の加熱手段２２で加熱された温水は、おしりノズル２４−１側に開度をずらしているため、おしりノズル２４−１先端の洗浄水噴出口から漏れ出す。更に、ノズル洗浄給水手段２６が開成され、第二の加熱手段２７にて高温のノズル洗浄水へと加熱される。ノズル洗浄水はノズル２４の胴体、及びノズル先端を高温殺菌洗浄し、一定時間おしりノズル２４−１を温める。一定時間経過後は、使用者の洗浄開始操作を待機する状態へと移行する。
【００４４】
ノズル洗浄動作の洗浄開始操作が行なわれた際に、ノズル洗浄動作を行なうことで、プリヒート動作から洗浄開始操作までの待機期間中に冷えてしまった温水経路、及びノズル２４を温めることができる。
【００４５】
更に、着座検出直後と洗浄開始操作直後にノズル洗浄動作を行なうようにすることで、洗浄開始操作後のノズル洗浄による温水経路、ノズル２４の温め時間が短縮でき、人体への洗浄水の噴出までの時間を早くしてより使い勝手を向上することができる。
【００４６】
（実施例３）
次に、本発明の実施例３における衛生洗浄装置では、使用者が着座していない状態（非着座）の間に一定時間の間隔でノズル洗浄動作を行なうようにしたものである。すなわち、実施例１ではノズル洗浄動作を人体への洗浄が完了した後に行なっており、また、実施例２では人体への洗浄前にノズル洗浄動作を行なったが、使用者の非着座の間に一定時間の間隔でノズル洗浄動作を行なうようにした。
【００４７】
ノズル２４に発生した細菌は、分裂を行ない増殖する。多くの細菌は分裂を行なうために酸素を必要とし、２０〜３０分の間に２つに分裂を行なう。よって、最初の１つの細菌が２０分ごとに２つに分裂するとすると、１時間後には６０分÷２０分＝３で、３回の分裂により２^３＝８個になる。１０時間では１０時間×６０分÷２０分＝３０回で３０回の分裂により２^３０＝約１０億個にまで増殖することになる。そこで、非着座中に定期的にノズル洗浄動作を行ない、高温のノズル洗浄水にて殺菌を行なうものである。ノズル洗浄動作としては実施例１、２と同様の動作を行なうため、詳細の説明は省略する。
【００４８】
また、使用者が所望のタイミングでノズル洗浄動作を行なうことができるように、図５に示すノズル洗浄操作部３０−８を設けている。この際、使用者が衛生洗浄装置の清掃中に、不用意に操作手段ノズル洗浄操作部３０−８を有している操作手段３０に触れてしまい、高温のノズル洗浄水が噴出しないように、ノズル洗浄動作はノズル洗浄操作部３０−８が一定時間以上連続して操作された場合のみ行なうことで、火傷等の災害発生を防止している。
【００４９】
また、図６に示すようにノズル洗浄副操作部３０−９を設け、使用者が衛生洗浄装置の清掃中に、不用意に操作手段ノズル洗浄操作部３０−８を有している操作手段３０に触れてしまい、高温のノズル洗浄水が噴出しないように、ノズル洗浄動作はノズル洗浄操作部３０−８とノズル洗浄副操作部３０−９が同時に操作された場合のみ行なうことで、火傷等の災害発生を防止することもできる。
【００５０】
また、図７に示すように、ノズル洗浄操作部３０−８はノズル洗浄操作部３０−８を保持する操作手段３０の操作面から一定距離ｈだけ凹ませた位置に配置したことによって、使用者がノズル洗浄動作を行なう意志をもってノズル洗浄操作手段３０−８を操作したときのみノズル洗浄動作を行なうようにし、不用意に高温のノズル洗浄水が噴出して火傷等の災害を防止している。
【００５１】
以上のように、本実施例においては、ノズルを洗浄するノズル洗浄水の経路に第二の加熱手段を設けたので、ノズル洗浄の際にはノズルを高温で洗浄することができるとともに、人体への洗浄水経路とは異なる経路でのみ高温洗浄水を生成するため、人体に高温水が噴出することがなく、安全な衛生洗浄装置を供給することができる。更に、人体洗浄の前後にノズル洗浄を行なうことで、ノズルやノズル内部の温水経路が温められ冷水吐出することがない、使い勝手の良い衛生洗浄装置を提供することができる。また、定期的に高温水でノズル洗浄を行なうため、ノズルに雑菌が繁殖することが無い。また、不用意にノズル洗浄動作へと移行しないため、高温のノズル洗浄水によって使用者が火傷することがなく安全性の高い衛生洗浄装置を供給することができる。なお、各実施例において、ノズル洗浄のタイミングを説明したが、これらのタイミングは適宜組み合わせてノズル洗浄を行なうことができるものであり、実施例に限定されるものではない。
【００５２】
【発明の効果】
以上のように、本発明の衛生洗浄装置によれば、人体局部の洗浄水を加熱する第一の加熱手段とは別に、ノズルの胴体、及び先端を外側から殺菌するノズル洗浄水を加熱する第二の加熱手段を備えたことによって、ノズル洗浄水を第二の加熱手段により、人体への洗浄水の温度とは異なった温度でノズル胴体、及びノズル先端を殺菌することができる。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明の実施例１における衛生洗浄装置のブロック図
【図２】同衛生洗浄装置の操作手段を示す外観図
【図３】同衛生洗浄装置のノズル洗浄のタイムチャート
【図４】本発明の実施例２における衛生洗浄装置のノズル洗浄のタイムチャート
【図５】本発明の実施例３における衛生洗浄装置の操作手段を示す外観図
【図６】同他の操作手段を示す外観図
【図７】同操作手段の断面図
【図８】従来の衛生洗浄装置のブロック図
【符号の説明】
２１第一の加熱手段
２４ノズル
２５ノズル給水手段
２６ノズル洗浄給水手段
２７第二の加熱手段
３０操作手段
３１制御手段[0001]
TECHNICAL FIELD OF THE INVENTION
TECHNICAL FIELD The present invention relates to a sanitary washing device for washing a local part of a human body.
[0002]
[Prior art]
2. Description of the Related Art Conventionally, as this type of sanitary washing apparatus, there is an apparatus that sterilizes a nozzle for washing a local part of a human body with high temperature (for example, see Patent Document 1).
[0003]
As shown in FIG. 8, the water supplied from the water supply pipe 1 reaches the heating means 5 having the heater 4 via the pressure reducing means 2 and the on-off valve 3 for opening and closing the flow path. A hot water path 7 from the heating means 5 to a nozzle 6 for discharging hot water for washing a human body is provided with a temperature detector 8 such as a thermistor and a flow control valve driven by an electric drive means such as a motor. 9 are provided.
[0004]
The temperature of the hot water when heated by the heater 4 of the heating means 5 is detected by a temperature detector 8. The heating temperature control means 10 feeds back the output signal of the temperature detector 8 and controls the heater 4 so as to reach a preset temperature.
[0005]
The operation of the sanitary washing device is performed by the setting device 11. The setter 11 is provided with a cleaning switch 12, a stop switch 13, a temperature setting switch 14, a flow rate setting switch 15, and a high-temperature sterilization switch 16. Normally, the temperature of the hot water at the time of washing the human body is set to about 40 ° C. which is comfortable for humans by the temperature setting switch 14.
[0006]
When the washing switch 12 provided on the setting device 11 is pressed, the flow path of the flow control valve 9 and the on-off valve 3 is opened by a command from the controller 17. At this time, since the valve opening of the flow control valve 9 is proportional to the flow rate set by the flow rate setting switch 15, water at the flow rate set by the flow rate setting switch 15 is ejected from the nozzle 6 to clean the human body.
[0007]
When the cleaning is finished, when the stop switch 13 is pressed, the on-off valve 3 is closed by a command from the controller 11 to stop the cleaning.
[0008]
When the high-temperature sterilization switch 16 is pressed, the high-temperature sterilization control means 18 in the controller 17 receives the high-temperature sterilization mode signal and electrically drives the flow control valve 9 so that the flow control valve 9 is at a small flow position. At the same time, the heating means is driven and a command is issued to the heating temperature control means 10 so that the temperature of the hot water becomes about 60 ° C. Then, a small amount of hot water of about 60 ° C. drips from the nozzle 6. In this state, the hot water path 7, the flow control valve 9, the inside of the water passage system of the nozzle 6, and the like are sterilized at a high temperature for a predetermined time. After that, the high-temperature sterilization control means 18 issues a command to the heating temperature control means 10 so that the temperature of the hot water becomes about 40 ° C., and then the time until the hot water of about 40 ° C. is discharged from the nozzle 6 elapses. After waiting, the on-off valve 3 is closed to terminate the high-temperature sterilization mode.
[0009]
[Patent Document 1]
JP-A-09-803255
[Problems to be solved by the invention]
However, in the above-mentioned conventional configuration, the place subjected to high-temperature sterilization is only inside the water flow system, and when washing a local part of the human body, excrement from the human body adheres to the nozzle, and propagation of various germs from the excrement is prevented. There was a problem that it was insufficient.
[0011]
An object of the present invention is to solve the above-mentioned conventional problems, and an object of the present invention is to provide a sanitary washing device that sterilizes the body of a nozzle and the tip of the nozzle from outside.
[0012]
[Means for Solving the Problems]
In order to solve the conventional problems, the sanitary washing device of the present invention is different from the first heating means for heating the washing water of the human body, separately from the nozzle body, and the nozzle washing water for sterilizing the tip from the outside. It is provided with a second heating means for heating.
[0013]
Thereby, the nozzle cleaning water can be sterilized by the second heating means at a temperature different from the temperature of the cleaning water applied to the human body.
[0014]
BEST MODE FOR CARRYING OUT THE INVENTION
The invention according to claim 1 is a nozzle that jets washing water to a human body part, a first heating unit that heats the washing water, a nozzle water supply unit that supplies washing water to the nozzle, a body of the nozzle, and A nozzle water supply means for supplying nozzle cleaning water for sterilizing the nozzle tip from outside, a second heating means for heating the nozzle cleaning water for cleaning the nozzle, a nozzle cleaning water supply means for supplying the nozzle cleaning water, By providing a sanitary washing device with control means for controlling the second heating means, the nozzle heating water by the second heating means, the nozzle body at a temperature different from the temperature of the washing water to the human body, and The nozzle tip can be sterilized.
[0015]
According to the second aspect of the present invention, the hot water temperature at the time of cleaning the nozzle by the second heating means is a temperature at which high-temperature sterilization can be performed. it can. In addition, since only high-temperature sterilization water is used as the nozzle cleaning water, high-temperature sterilization water is not applied during cleaning of the human body part, and safety can be improved.
[0016]
According to the third aspect of the present invention, the cleaning of the nozzle is performed after the cleaning of the human body part is completed, so that the dirt on the nozzle adhered during the cleaning of the human body part is washed off and sterilized before fixing. The nozzle can be effectively cleaned.
[0017]
According to a fourth aspect of the present invention, the cleaning of the nozzle is performed before the cleaning of the human body part is started, so that the nozzle is preliminarily warmed by cleaning from the outside before the cleaning of the human body part is started, and the cleaning of the human body part is performed. Thus, the human body local cleaning water heated by the first heating means is not cooled when passing through the nozzle, and the usability can be improved.
[0018]
According to the fifth aspect of the present invention, the nozzle is cleaned immediately after the detection of seating, so that the nozzle is warmed by cleaning from the outside immediately after the detection of seating. Without being cooled down, the usability can be improved.
[0019]
The invention according to claim 6 is that cleaning of the nozzle is performed at predetermined time intervals during non-sitting, thereby periodically performing high-temperature sterilization of the nozzle during non-sitting, and suppressing the propagation of various bacteria, A more hygienic sanitary washing device.
[0020]
In the invention according to claim 7, the second heating means is disposed downstream of the first heating means, so that only a small amount of heat is added to the washing water heated by the first heating means. Since nozzle cleaning water that can be sterilized can be obtained, the heating supply amount of the second heating unit can be reduced, the second heating unit can be made smaller, and the amount of electric power can be further reduced.
[0021]
The invention according to claim 8 has an operating means for starting the cleaning of the nozzle, and performs the cleaning of the nozzle by the second heating means only when the operating means is continuously operated for a predetermined time or more. In addition, it is possible to provide a highly safe sanitary washing device in which the user does not intend to operate the operating means by mistake and high-temperature nozzle washing water is not discharged.
[0022]
According to a ninth aspect of the present invention, the operating means for starting the cleaning of the nozzle has a plurality of operating sections, and performs the cleaning of the nozzle by the second heating means only when the plurality of operating sections are simultaneously operated. By doing so, it is possible to provide a safer sanitary washing apparatus in which the user does not intend to operate the operating means by mistake and hot nozzle washing water is not discharged.
[0023]
According to a tenth aspect of the present invention, the operation unit of the operation unit for starting the cleaning of the nozzle is disposed at a position depressed from the operation surface of the operation unit, so that the user does not intend to operate the operation unit by mistake. It is possible to provide a highly safe sanitary washing device that does not operate and does not discharge high-temperature nozzle washing water.
[0024]
【Example】
Hereinafter, embodiments of the present invention will be described with reference to the drawings.
[0025]
(Example 1)
FIG. 1 shows a sanitary washing device according to a first embodiment of the present invention.
[0026]
As shown in the figure, water piped into the toilet room is supplied to the sanitary washing device using a connecting pipe 19 made of resin or the like. It is connected to a water stop solenoid valve 21 via a pressure reducing valve 20 arranged to reduce the effect on the sanitary washing device when the tap water pressure is extremely high. When the water stop electromagnetic valve 21 is opened, water is supplied to the first heating means 22 and is heated by the first heater 23 disposed in the first heating means 22 to become hot water. The hot water is connected to a nozzle 24 for cleaning a local part of a human body through a nozzle water supply means 25, and water is supplied to a buttocks nozzle 24-1 for cleaning an anus of a human body, or a female local part is cleaned. It is possible to switch whether to supply water to the bidet nozzle 24-2.
[0027]
Further, between the hot water path between the first heating means 22 and the nozzle water supply means 25, that is, downstream of the first heating means 22, hot water is supplied to the nozzle cleaning water supply means 26 for supplying nozzle cleaning water. A hot water path is provided so that the nozzle 24 can be cleaned. In the hot water path from the nozzle cleaning water supply means 26, a second heating means 27 having a second heater 28 for making the hot water heated by the first heating means 22 a higher temperature nozzle cleaning water, A nozzle cleaning port 29 for supplying high-temperature nozzle cleaning water to the body of the nozzle 24 and the tip of the nozzle is provided, and the nozzle 24 can be sterilized at a high temperature for cleaning.
[0028]
As shown in FIG. 2, the operating means 30 includes a buttocks operating section 30-1 that operates to clean the anus of the human body, a bidet operating section 30-2 that works to clean the local part of a woman, A washing temperature switching operation section 30-3 for switching the hot water temperature, a hot water temperature display section 30-4 for notifying the user of the hot water temperature, a washing flow rate switching operation section 30-5 for switching the washing flow rate of the posterior and bidet washing, to the user. It has a washing flow rate display unit 30-6 for informing the washing flow rate, and a stop operation unit 30-7 for stopping the washing operation for the posterior and bidet. When the user operates the posterior operation unit 30-1, the water shutoff solenoid valve 21 is opened by the control unit 31 and water is supplied to the first heating unit 22. The water supplied to the first heating unit 22 is fed back to the first temperature detection unit 32 to feed back the hot water temperature so that the water reaches the set temperature set in the cleaning temperature switching operation unit 30-3 by the control unit 31. The energization of the first heater 23 is controlled, and the desired hot water is obtained. When the temperature reaches the user's desired temperature, the nozzle water supply means 25 is switched so as to supply water to the posterior nozzle 24-1 side, and the washing water is jetted to the anus of the human body.
[0029]
The cleaning flow rate is controlled by the control means 31 so that the cleaning flow rate can be set to the cleaning flow rate set by the cleaning flow rate switching operation section 30-5. The valve opening to each of the water supply ports of the buttocks 24-1 and bidet nozzle 24-2 of the nozzle water supply means 25. Are proportionally controlled.
[0030]
When the sanitary washing device is used, if the user feels loose due to the physical condition of the user, dirt may adhere to the nozzle 24 after washing. Wash water may not be able to squirt into the anus or bidet. In addition, in the sense of promoting bowel movements before defecation, for a user who first cleans the anus of the human body and irritates the area near the anus, germs can be propagated by attached dirt, and then the germs can be removed from the human anus when washed. In particular, there is a concern that the nozzle 24 itself is sanitized, for example, there is a concern that the nozzle 24 may enter through the mucous membrane of the bidet portion. Escherichia coli and staphylococci are well known as germs that propagate in toilets, and these germs easily grow at around 35 ° C, but die under a relatively high temperature environment such as 55 to 70 ° C. In order to kill these germs, the nozzle cleaning water is heated by the second heater 28 of the second heating means 27 and fed back by the second temperature detection means 33 to clean the germs. The temperature is raised to 70 ° C., the temperature at which the cells die. When the temperature reaches 70 ° C., the nozzle cleaning water supply means 26 is opened, and the nozzle cleaning water is supplied from the nozzle cleaning port 29 to the body of the nozzle 24 and the tip of the nozzle 24 at the tap water pressure to perform sterilization cleaning.
[0031]
The temperature at which water is supplied to the second heating means 27, that is, the temperature at which the human body is washed by the first heating means 22 is about 40 ° C., and the temperature of hot water discharged as nozzle cleaning water from the second heating means 27 is about 40 ° C. The temperature is set to 70 ° C., and the temperature increase width in the second heating means 27 is about 30 ° C. When the flow rate of the nozzle cleaning is 200 cc / min, if the capacity of the second heater 28 in the second heating means 27 is about 400 W, the temperature can be raised in about 1 second from the Joule's law. The volume can be relatively small, and the product can be downsized.
[0032]
In addition, relatively high-temperature water is more likely to peel off dirt and the like adhering to the nozzles 24 than cold water. For this reason, it is more effective to clean the nozzles with high-temperature water.
[0033]
Further, the nozzle cleaning operation will be described with reference to a time chart shown in FIG. Seating is detected by a seating switch (not shown) that detects that the user is seated on a toilet seat (not shown). If the seating switch has been on for a certain period of time (for example, 0.5 seconds), the seating is determined. When the seating is confirmed, when the first heating means 22 is an instantaneous heat exchanger, when the user does not use the sanitary washing device, the first heating means 22 is not energized. Since the remaining water is cold, the first temperature detecting means 32 preheats the remaining water to a predetermined temperature. This initial energizing operation is called a preheating operation. During the preheating operation, the nozzle water supply unit 25 sets the position for cleaning the body of the buttocks 24-1 and the bidet nozzle 24-2 of the nozzle 24 as the center position, thereby setting the first heating unit 22 during the preheating operation. The body of the nozzle 24 is cleaned by drainage from the nozzle. The preheating operation is performed for a fixed time (for example, 15 seconds), and the user waits for a cleaning start operation (for example, an operation of the posterior operation unit 30-1 or the bidet operation unit 30-2). Here, the first heater 23 may be energized so that the temperature inside the first heating means 22 does not drop below a certain temperature, and the heat retaining operation may be performed.
[0034]
Next, when a washing start operation by the user (here, a case where the buttocks operation unit 30-1 is operated) is performed, the water stop electromagnetic valve 21 is opened, and the first heating means 22 is used. Until the temperature reaches the temperature set by the user, and waits for a certain period of time while washing the body of the nozzle 24 with the nozzle water supply means 25 at the center position until the temperature reaches the set temperature by the first temperature detection means 32. I do. This operation is called pre-cleaning. When the temperature reaches the set temperature by the first temperature detecting means 32 during the pre-cleaning, the nozzle water supplying means 25 is driven to supply water to the posterior nozzle 24-1 side. The driving of the nozzle 24 of the sanitary washing device in the present embodiment will be described by a hydraulic pressure projection method using the original pressure of tap water. When the nozzle water supply means 25 is driven to supply water to the posterior nozzle 24-1 side, the posterior nozzle Until the washing water from 24-1 is ejected to the user's anus (the ass washing point), the washing water is discharged from the periphery of the torso nozzle 24-1 around the body and ejected to the user's anus. When the posterior nozzle 24-1 protrudes, the washing water is discharged from the washing water jet port at the tip of the posterior nozzle 24-1, and the posterior washing is performed.
[0035]
When the user finishes the posterior washing operation by operating the stop operation unit 30-7, the nozzle water supply unit 25 is driven from the posterior nozzle 24-1 to the center position, and the posterior nozzle 24-1 is stored. Since the water stop solenoid valve 21 is closed and the water supply source pressure is not applied to the nozzle 24, the nozzle 24 is housed. At this time, in the same manner as in the above-described pre-washing, the washing water is discharged from the buttocks washing point until the buttocks nozzle 24-1 is stored from the body of the buttocks nozzle 24-1 around the body. The cleaning of the nozzle body at the time of storing the posterior nozzle 24-1 is called post-cleaning.
[0036]
After housing the nozzle 24, nozzle cleaning is performed. At the time of nozzle cleaning, the water stop electromagnetic valve 21 is opened, and the water is heated by the first heating means 22. With the nozzle water supply means 25 remaining at the center position, the nozzle cleaning water supply means 26 is opened. Hot water preheated by the first heating means 22 is supplied to the second heating means 27 via the nozzle cleaning water supply means 26, and further heated by the second heater 28 in the second heating means 27. Then, water having a higher temperature than the cleaning water for the human body is jetted from the nozzle cleaning port 29 to clean the body of the nozzle 24 and the tip of the nozzle. When the nozzle cleaning operation is completed for a certain period of time, the apparatus waits until the user detects that the user has left the toilet seat. During this time, assuming that cleaning is started again, the first heater 23 may be energized so that the temperature in the first heating means 22 does not drop below a certain temperature, and the heat retaining operation may be performed.
[0037]
In the above description, the heating of the human body washing water by the first heating means 22 was described using a so-called instantaneous heat exchanger. However, the nozzle washing operation has the same effect even with the hot water storage type heat exchanger. Needless to say. In the above description, the posterior cleaning has been described. However, the same applies to the bidet cleaning. Needless to say, the same effect can be obtained even when the nozzle 24 is driven by a motor instead of the hydraulic projection method. .
[0038]
After the cleaning operation on the human body is completed, the nozzle cleaning water supply means 26 and the second heating means 27 are driven so that even when dirt from the human body adheres to the nozzle 24 due to the cleaning operation, the adhered dirt is applied to the nozzle 24. Since the nozzle body and the tip of the nozzle can be cleaned before they are hardened and peeled off, it is more sanitary.
[0039]
Further, the nozzle cleaning water supply means 26 separates the path of the cleaning water to the human body from the path of the nozzle cleaning water, so that the temperature of the cleaning water of the human body does not rise above the temperature desired by the user.
[0040]
(Example 2)
FIG. 4 shows a sanitary washing device according to a second embodiment of the present invention.
[0041]
In the first embodiment, the nozzle cleaning operation is performed after the cleaning of the human body is completed. In the present embodiment, the nozzle cleaning operation is performed before the cleaning of the human body. The description of the same operation as the operation described in the first embodiment will be omitted.
[0042]
As one of the indices of usability in the sanitary washing device, there is no discharge of cold water for washing the human body. The cold water of the human body washing water is discharged from the hot water path and the remaining water inside the tip of the nozzle 24 at the start of the cleaning to the human body. Is discharged by warm water heated by the first heating means 22, and the warm water path is heated to prevent the discharge of cold water to the human body. After the preheating operation, the nozzle 24 is warmed from the outside to the body portion of the nozzle 24 with warm water of about 40 ° C. by the first heating means 22, and the high temperature is further heated by the second heating means 27 before washing the human body. By supplying the nozzle cleaning water from the outside of the body of the nozzle 24 and the tip of the nozzle 24, the nozzle 24 is further heated, and discharge of cold water is prevented. Further, since there is a possibility of discharging cold water until the nozzle cleaning operation is completed, the nozzle cleaning operation is continued even after the operation of starting the cleaning of the human body is performed, thereby preventing the discharge of cold water.
[0043]
When seating is detected, a preheating operation is performed, and thereafter, a transition is made to a nozzle cleaning operation. At the time of the nozzle cleaning operation, the nozzle cleaning water supply means 26 is opened, and the position of the nozzle water supply means 25 is shifted to a position (nozzle cleaning posterior side) slightly shifted from the center position to the posterior nozzle 24-1 side. Driven. Since the pressure applied to the nozzle 24 from the original pressure of the tap water opens the nozzle cleaning water supply means 26, the posterior nozzle 24-1 does not move to the posterior washing position, and the nozzle 24 is moved by the nozzle cleaning operation. It does not protrude. At this time, the warm water heated by the first heating means 22 leaks from the washing water jet at the tip of the posterior nozzle 24-1 because its opening is shifted toward the posterior nozzle 24-1. Further, the nozzle cleaning water supply means 26 is opened, and the second heating means 27 heats the nozzle cleaning water to high-temperature nozzle cleaning water. The nozzle cleaning water heats and cleans the body of the nozzle 24 and the tip of the nozzle at a high temperature, and heats the posterior nozzle 24-1 for a certain time. After a lapse of a certain time, the state shifts to a state of waiting for the user to start the cleaning operation.
[0044]
By performing the nozzle cleaning operation when the cleaning start operation of the nozzle cleaning operation is performed, the hot water path and the nozzle 24 that have cooled during the standby period from the preheating operation to the cleaning start operation can be heated.
[0045]
Further, by performing the nozzle cleaning operation immediately after the detection of the seating and immediately after the cleaning start operation, the hot water path by the nozzle cleaning after the cleaning start operation, the heating time of the nozzle 24 can be shortened, and the cleaning water is ejected to the human body. By shortening the time, usability can be further improved.
[0046]
(Example 3)
Next, in the sanitary washing device according to the third embodiment of the present invention, the nozzle washing operation is performed at regular intervals while the user is not seated (not seated). That is, in the first embodiment, the nozzle cleaning operation is performed after the cleaning of the human body is completed, and in the second embodiment, the nozzle cleaning operation is performed before the cleaning of the human body. The nozzle cleaning operation is performed at regular intervals.
[0047]
Bacteria generated in the nozzle 24 divide and proliferate. Many bacteria require oxygen to divide and split into two in 20-30 minutes. Thus, if the first bacterium splits into two every 20 minutes, one hour later, 60 minutes / 20 minutes = 3, and three divisions yields 2 ³ = 8. In 10 hours, 10 hours × 60 minutes ÷ 20 minutes = 30 times, and the number of divisions is 30 times, and the number of cells is increased to 2 ³⁰ = about 1 billion. Therefore, a nozzle cleaning operation is performed periodically during non-seating, and sterilization is performed using high-temperature nozzle cleaning water. Since the same operation as in the first and second embodiments is performed as the nozzle cleaning operation, the detailed description is omitted.
[0048]
Further, a nozzle cleaning operation unit 30-8 shown in FIG. 5 is provided so that a user can perform a nozzle cleaning operation at a desired timing. At this time, during the cleaning of the sanitary washing device, the user carelessly touches the operating means 30 having the operating means nozzle cleaning operating section 30-8 so that the high-temperature nozzle cleaning water does not blow out. The nozzle cleaning operation is performed only when the nozzle cleaning operation unit 30-8 is continuously operated for a predetermined time or more, thereby preventing a disaster such as a burn.
[0049]
Further, as shown in FIG. 6, a nozzle cleaning sub-operation unit 30-9 is provided, and the user carelessly has the operation unit nozzle cleaning operation unit 30-8 during cleaning of the sanitary washing device. The nozzle cleaning operation is performed only when the nozzle cleaning operation unit 30-8 and the nozzle cleaning sub-operation unit 30-9 are simultaneously operated so that high-temperature nozzle cleaning water is not spouted. Disasters can also be prevented.
[0050]
Further, as shown in FIG. 7, the nozzle cleaning operation unit 30-8 is disposed at a position depressed by a predetermined distance h from the operation surface of the operation means 30 holding the nozzle cleaning operation unit 30-8, so that the user Performs the nozzle cleaning operation only when the user operates the nozzle cleaning operation means 30-8 with the intention to perform the nozzle cleaning operation, thereby preventing accidents such as burns due to inadvertent ejection of hot nozzle cleaning water.
[0051]
As described above, in the present embodiment, since the second heating means is provided in the path of the nozzle cleaning water for cleaning the nozzle, the nozzle can be cleaned at a high temperature when cleaning the nozzle and the human body can be cleaned. Since the high-temperature washing water is generated only in a path different from the washing water path, the high-temperature water does not blow out to the human body, and a safe sanitary washing apparatus can be supplied. Further, by performing the nozzle cleaning before and after the human body cleaning, it is possible to provide an easy-to-use sanitary washing device in which the hot water path inside the nozzle and the nozzle is not heated and the cold water is not discharged. In addition, since nozzle cleaning is periodically performed with high-temperature water, no germs are propagated in the nozzle. In addition, since the operation is not inadvertently shifted to the nozzle cleaning operation, a high-safety sanitary cleaning device can be supplied without the user being burned by high-temperature nozzle cleaning water. Although the nozzle cleaning timing has been described in each embodiment, the nozzle cleaning can be performed by appropriately combining these timings, and is not limited to the embodiment.
[0052]
【The invention's effect】
As described above, according to the sanitary washing device of the present invention, apart from the first heating means for heating the washing water of the human body local part, the body of the nozzle, and the second heating the nozzle washing water for sterilizing the tip from the outside. By providing the second heating means, the nozzle body can be sterilized by the second heating means at a temperature different from the temperature of the washing water for the human body.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a block diagram of a sanitary washing device according to a first embodiment of the present invention. FIG. 2 is an external view showing operating means of the sanitary washing device. FIG. 3 is a time chart of nozzle washing of the sanitary washing device. Time chart of nozzle cleaning of the sanitary washing device according to the second embodiment of the present invention. FIG. 5 is an external view showing operating means of the sanitary washing device according to the third embodiment of the present invention. FIG. 6 is an external view showing other operating means. FIG. 7 is a sectional view of the operating means. FIG. 8 is a block diagram of a conventional sanitary washing device.
21 first heating means 24 nozzle 25 nozzle water supply means 26 nozzle cleaning water supply means 27 second heating means 30 operating means 31 control means

Claims

Nozzle for ejecting washing water to the human body, first heating means for heating the washing water, nozzle water supply means for supplying washing water to the nozzle, nozzle washing for sterilizing the body of the nozzle and the tip of the nozzle from outside A nozzle water supply means for supplying water, a second heating means for heating the nozzle cleaning water for cleaning the nozzle, a nozzle cleaning water supply means for supplying the nozzle cleaning water, and the first and second heating means are controlled. Sanitary washing device with control means.

The sanitary washing device according to claim 1, wherein the temperature of the hot water when the nozzle is washed by the second heating means is a temperature at which high-temperature sterilization can be performed.

The sanitary washing device according to claim 1, wherein washing of the nozzle is performed after washing of a human body part.

The sanitary washing device according to any one of claims 1 to 3, wherein the washing of the nozzle is performed before the start of washing of the human body part.

The sanitary washing device according to any one of claims 1 to 4, wherein washing of the nozzle is performed immediately after detection of seating.

The sanitary washing device according to any one of claims 1 to 5, wherein washing of the nozzle is performed at predetermined time intervals when the user is not seated.

The sanitary washing device according to any one of claims 1 to 6, wherein the second heating means is provided downstream of the first heating means.

The method according to any one of claims 1 to 7, further comprising operating means for starting the cleaning of the nozzle, wherein the nozzle is cleaned by the second heating means only when the operating means is continuously operated for a predetermined time or more. The sanitary washing device as described.

The operation means for starting the cleaning of the nozzle has a plurality of operation parts, and performs the cleaning of the nozzle by the second heating means only when the plurality of operation parts are simultaneously operated. The sanitary washing device according to claim 1.

The sanitary washing device according to any one of claims 1 to 9, wherein an operation unit of the operation unit that starts the cleaning of the nozzle is disposed at a position recessed from an operation surface of the operation unit.