JP2004306546A - Suction cleaning method for nozzle face and suction cleaning device, liquid droplet discharging device, manufacturing method for electro-optical device, electro-optical device, and electronic equipment - Google Patents
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Abstract
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、インクジェットヘッドに代表される液滴吐出ヘッドのノズル面を清掃するノズル面の吸引清掃方法および吸引清掃装置、並びに液滴吐出装置、電気光学装置の製造方法、電気光学装置および電子機器に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
インクジェットプリンタなど、従来の液滴吐出装置には、液滴吐出ヘッドのノズル面に対しゴム製のワイパーを相対的に摺動させ、これによりノズル面に付着したインクミストや塵埃等の付着物を拭き払うことでノズル面を清掃する、いわゆるワイピング装置が搭載されている(例えば、特許文献1参照。)。また、他のワイピング装置としては、洗浄剤を含浸させた布製のシートを繰り出してノズル面に強く押し付け、随時その拭取済み部分を回収する方式が知られている(例えば、特許文献2参照。)。
【0003】
【特許文献1】
特開平10−258516号公報(第4図)
【特許文献2】
特開2001−171135号公報(第4−5頁、第2図)
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
このような従来のノズル面の清掃方法では、ワイパーやシートをノズル面に直接接触させるため、使用頻度やインク(機能液)の性状によっては、メッキ等により撥液処理したノズル面を損傷するおそれがあった。また、ワイパーはインク等が付着したまま次の清掃動作を行うため、特に、機能液として樹脂液のような高粘度のものを用いている場合には、付着物の影響によりノズル面を適切に清掃しきれなかった。
【0005】
本発明は、ノズル面に損傷を与えることなく、これを適切に清掃することができるノズル面の吸引清掃方法および吸引清掃装置、並びに液滴吐出装置、電気光学装置の製造方法、電気光学装置および電子機器を提供することをその目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明のノズル面の吸引清掃方法は、液滴吐出ヘッドのノズル面に対し吸入部材を非封止状態で接触させ、当該吸入部材に接続した吸引手段によりノズル面に付着した付着物をエアーと共に吸引することを特徴とする。
本発明のノズル面の吸引清掃装置は、液滴吐出ヘッドのノズル面に付着した付着物を吸引して、当該ノズル面を清掃するノズル面の吸引清掃装置において、ノズル面に非封止状態で接触し、付着物を吸入する吸入部材と、吸入部材に接続され、当該吸入部材を介して付着物をエアーと共に吸引する吸引手段と、を備えたことを特徴とする。
【0007】
この構成によれば、エアーと共に付着物を吸入部材に吸い込む吸引方式であるため、従来のようにノズル面に対し直接的に強い拭取りを実行することなく、ノズル面から付着物を除去してこれを清浄化することができる。特に、ノズル面と吸入部材との間を非封止状態とすることにより、これら両者と外部との間でエアーの流れが確保されるため、外部から引き込むエアーによりノズル面から付着物を適切に除去することができる。
なお、「非封止状態」は、エアーのリークが抑制されるように、吸入部材の一部をノズル面に接触させることが好ましい。これによれば、ノズル面に形成したノズル孔周りにおいてエアーの流速が高まり、エアーにより付着物を一層適切に攫うことができるようになる。また、吸入部材の接触部分の形態により、エアーの流れを制御し、付着物の吸引をより適切に行うことも可能である。
【0008】
本発明の他のノズル面の吸引清掃方法は、液滴吐出ヘッドのノズル面に対し吸入部材を近接して対峙させ、当該吸入部材に接続した吸引手段によりノズル面に付着した付着物をエアーと共に吸引することを特徴とする。
本発明の他のノズル面の吸引清掃装置は、液滴吐出ヘッドのノズル面に付着した付着物を吸引して、当該ノズル面を清掃するノズル面の吸引清掃装置において、ノズル面に近接して対峙し、付着物を吸入する吸入部材と、吸入部材に接続され、当該吸入部材を介して付着物をエアーと共に吸引する吸引手段と、を備えたことを特徴とする。
【0009】
この構成によれば、上記同様に、エアーと共に付着物を吸入部材に吸い込む吸引方式であるため、ノズル面に損傷を与えることなくこれを清浄化することができる。また、ノズル面と吸入部材とを非接触状態とすることにより、外部から吸入部材へと引き込むエアーの流れが確保されるため、このエアーによりノズル面から付着物を適切に除去することができる。
【0010】
この場合、ノズル面に対し吸入部材を当該ノズル面の面内方向に相対的に移動させながら、吸引手段により前記付着物をエアーと共に吸引することが、好ましい。
同様に、ノズル面に対し、吸入部材を対峙させた状態で当該ノズル面の面内方向に相対的に移動させる移動機構と、移動機構および吸引手段の駆動を制御する制御手段と、を更に備え、制御手段は、吸引手段の駆動に同期して、移動機構を駆動することが、好ましい。
【0011】
この構成によれば、吸引時に吸入部材をノズル面に対し相対移動させることで、吸入部材とノズル面との間でエアーの流れが変化しあるいはかき乱される(乱流状態)。これにより、ノズル面の付着物が攫われ易くなる。
【0012】
この場合、移動機構は、ノズル面を通過するように吸入部材を移動させることが、好ましい。
【0013】
この構成によれば、ノズル面をその全域に亘って適切に清掃することができる。
【0014】
これらの場合、吸入部材は、ノズル面に対する移動方向の先端側に、先下がりの傾斜面を有することが、好ましい。
【0015】
この構成によれば、吸入部材の相対的な移動に伴い、先ずその先下がりの傾斜面がノズル面に対面するが、その際、この先下がりの傾斜面により大きく突出した付着物が吸入部材の先端面に付着してしまうのを防止することができる。また、傾斜面を流れるエアーは流速を増すため、ノズル面の付着物が除去され易くなる。
【0016】
これらの場合、吸入部材は、ノズル面に対面する表面に、複数の吸引孔を有していることが、好ましい。
【0017】
この構成によれば、ノズル面と吸入部材との間でエアーの流れを確保した状態で、複数の吸引孔を介して付着物を吸引することができる。
【0018】
この場合、複数の吸引孔は、ノズル面に形成したノズル列の延在方向と略平行に整列配置されていることが、好ましい。
【0019】
この構成によれば、ノズル列を構成する複数のノズル孔周りの付着物を適切に吸引することが可能となる。なお、「整列配置」には、複数の吸引孔を千鳥状に配置することなども含まれる。
【0020】
これらの場合、複数の吸引孔は、ノズル面の投影領域に包含可能に整列配置されていることが、好ましい。
【0021】
この構成によれば、吸引時のエアーの無用なリークを好適に抑制でき、付着物を効率良く吸引することが可能となる。
【0022】
本発明の液滴吐出装置は、上記した本発明のノズル面の吸引清掃装置と、液滴吐出ヘッドと、を備えたことを特徴とする。
【0023】
この構成によれば、ノズル面に損傷を与えることなくこれを適切に清掃することができるため、液滴吐出ヘッドから機能液滴を飛行曲がりなく吐出することができる。また、液滴吐出ヘッドのノズル面の劣化を十分に抑制できるため、劣化による液滴吐出ヘッドの交換頻度が減り、装置の信頼性および生産性を高めることができる。なお、液滴吐出装置は、後述するカラーフィルタなどの各種基板をワークとするものばかりでなく、記録媒体が吐出対象物のインクジェットプリンタを含む概念である。
【0024】
本発明の電気光学装置の製造方法は、上記した本発明の液滴吐出装置を用い、液滴吐出ヘッドから機能液を吐出して、基板上に成膜部を形成することを特徴とする。
本発明の電気光学装置は、上記した本発明の液滴吐出装置を用い、液滴吐出ヘッドから吐出した機能液により形成した成膜部を基板上に有することを特徴とする。
【0025】
この構成によれば、上記の液滴吐出装置を用いての成膜処理であるため、電気光学装置のスループットを向上することができる。なお、電気光学装置(デバイス)としては、液晶表示装置、有機EL(Electro−Luminescence)装置、電子放出装置、PDP(Plasma Display Panel)装置および電気泳動表示装置等が考えられる。また、電子放出装置は、いわゆるFED(Field Emission Display)装置を含む概念である。さらに、電気光学装置としては、金属配線形成、レンズ形成、レジスト形成および光拡散体形成等を包含する装置が含まれる。
【0026】
本発明の電子機器は、上記した本発明の電気光学装置を搭載したことを特徴とする。
【0027】
この構成によれば、高性能な電気光学装置を搭載した電子機器を提供することができる。この場合、電子機器としては、いわゆるフラットパネルディスプレイを搭載した携帯電話機、パーソナルコンピュータの他、各種の電気製品がこれに該当する。
【0028】
【発明の実施の形態】
以下、添付図面を参照して、本発明の一実施形態に係る液滴吐出装置およびこれに設けたノズル面の吸引清掃装置ついて説明する。この液滴吐出装置は、液晶表示装置等のフラットパネルディスプレイの製造ラインに組み込まれるものであり、インクジェット方式により、基板(ワーク)に対し液滴吐出ヘッドから発光材料等の機能液滴を選択的に吐出することで描画を行い、基板上に所望の成膜部を形成するものである。また、ノズル面の吸引清掃装置は、一般的なワイピング装置に相当するものであり、液滴吐出ヘッドのノズル面に付着した付着物を除去するものである。
【0029】
図1は、液滴吐出装置の基本的構成を模式的に示す平面図である。同図に示すように、液滴吐出装置1は、機台2上に設置されたX軸テーブル4およびY軸テーブル5から成るX・Y移動機構3と、X軸テーブル4に移動自在に取り付けたワークテーブル6と、Y軸テーブル5に移動自在に取り付けたメインキャリッジ7と、を備えている。ワークテーブル6には、ガラスやプラスチック等から成る基板W(ワーク)が載置されている。メインキャリッジ7には、基板Wに対し機能液滴を吐出する液滴吐出ヘッド8を12個搭載したヘッドユニット9が保持されている。
【0030】
また、液滴吐出装置1は、液滴吐出ヘッド8の保全処理を行うメンテナンス手段11や、液滴吐出ヘッド8に機能液を供給する機能液供給系(図示省略)の他、これら各種構成装置を統括制御する制御装置12を備えている。機能液としては、一般的なインクのほか、カラーフィルタのフィルタ材料や、描画後に金属配線として機能する液状金属材料など、各種基板Wの目的に対応した材料を含有する液体が用いられる。
【0031】
X軸テーブル4は、パルス駆動されるリニアモータ21と、これを内蔵すると共にワークテーブル6をX軸方向に移動自在に搭載したX軸スライダ22と、を有している。リニアモータ21は、制御装置12に連なるモータドライバ23を介して駆動され、X軸スライダ22は、リニアモータ21の駆動によりワークテーブル6を介して基板WをX軸方向に移動させる。
【0032】
同様に、Y軸テーブル5は、パルス駆動されるリニアモータ25と、これを内蔵すると共にメインキャリッジ7をY軸方向に移動自在に搭載したY軸スライダ26と、を有している。リニアモータ25は、制御装置12に連なるモータドライバ27を介して駆動され、Y軸スライダ26は、リニアモータ25の駆動によりメインキャリッジ7を介してヘッドユニット9をY軸方向に移動させる。
【0033】
この場合、X軸テーブル4は機台2上に直接支持される一方、Y軸テーブル5は、X軸テーブル4およびメンテナンス手段11を跨ぐようにしてY軸方向に延在し、その両端部を一対の支柱28,28に支持されている。したがって、Y軸テーブル5は、液滴吐出ヘッド8の保全処理を行う場合には、ヘッドユニット9をメンテナンス手段11の直上部に位置するメンテナンス位置に移動させ、また基板Wに描画を行う場合には、ヘッドユニット9をX軸テーブル4の直上部に位置する描画エリアに移動させる。
【0034】
同図に示すように、X軸方向はインクジェット方式のいわゆる主走査方向に対応し、Y軸方向はいわゆる副走査方向に対応している。したがって、基板Wへの描画処理は、X・Y移動機構3により、基板Wに対し上方のヘッドユニット9(液滴吐出ヘッド8)が相対的に主走査および副走査する際に行われる。
【0035】
図2に示すように、ヘッドユニット9は、6個ずつ2列に分けて主走査方向に離間して配置した12個(複数)の液滴吐出ヘッド8と、複数の液滴吐出ヘッド8を搭載したサブキャリッジ31と、サブキャリッジ31に各液滴吐出ヘッド8を個々に取り付けるための12個(複数)のヘッド保持部材32(図3(b)参照)と、を有している。各液滴吐出ヘッド8は、基板Wに対して機能液滴の十分な塗布密度を確保するために所定角度傾けて配設され、更に、一方の列と他方の列の各液滴吐出ヘッド8は、副走査方向に対して相互に位置ずれして配設されている。
【0036】
図3に示すように、液滴吐出ヘッド8は、いわゆる2連のものであり、2連の接続針41を有する液体導入部42と、液体導入部42の側方に連なり2連のコネクタ43を有するヘッド基板44と、液体導入部42の下方(同図(a)では上方)に連なるヘッド本体45と、で構成されている。この種のインクジェット方式の液滴吐出ヘッド8は、吐出駆動のためのエネルギー発生素子として圧電素子(ピエゾ素子)を用いたもの、あるいは電気熱変換体を用いたもので構成されている。
【0037】
各接続針41は、配管アダプタ47を介して機能液供給系に接続されており、液体導入部42は、各接続針41から機能液の供給を受ける。ヘッド基板44は、各コネクタ43に接続したFFC48(Flat Flexible Cable)を介して、制御装置12に連なるヘッドドライバ49に接続されている(図1参照)。ヘッドドライバ49は、例えば、液滴吐出のための駆動信号を圧電素子に印加し、液滴吐出ヘッド8を吐出駆動させる。
【0038】
ヘッド本体45は、平坦なノズル面51を有するノズルプレート52と、ノズルプレート52に連なる直方体形状の2連のポンプ部53と、で構成されている。液滴吐出ヘッド8は、ヘッド本体45がサブキャリッジ31の下面から突出しており、ヘッド本体45の下面、すなわち基板Wに平行に対峙するノズル面51には、2本のノズル列54が相互に平行に形成されている。
【0039】
各ノズル列54は、例えば180個のノズル55が等ピッチで並べられて構成されている。そして、ノズル55の数に対応してポンプ部53には圧電素子が設けられており、圧電素子のポンプ動作により、液滴吐出ヘッド8は、ノズル面51に開口した各ノズル55のノズル孔から機能液滴をドット状に吐出する。特に図示しないが、ノズル孔の周囲の部分およびノズル面51は、撥機能液性を有するように表面処理され、例えば共析メッキ層が被膜されている。
【0040】
なお、液滴吐出ヘッド8のノズル数やノズル列数は任意である。また、液滴吐出ヘッド8を専用部品で構成するなどして、基板Wに対して機能液の十分な塗布密度を確保できる場合は、液滴吐出ヘッド8をあえて傾けてセットする必要はない。
【0041】
メンテナンス手段11は、機台2上に設置した移動テーブル61と、移動テーブル61に載置したノズル孔の吸引回復ユニット62(以下、吸引回復ユニット62と略記する。)と、吸引回復ユニット62に隣接して配設したノズル面51の吸引清掃ユニット63(以下、吸引清掃ユニット63と略記する。)と、を備えている。移動テーブル61により、吸引回復ユニット62および吸引清掃ユニット63はそれぞれ、Y軸テーブル5によりメンテナンス位置に移動したヘッドユニット9に臨む。
【0042】
移動テーブル61は、X軸テーブル4と相互に平行に配設されていると共に、その上方をY軸テーブル5に跨がれている。移動テーブル61は、例えば移動系の主体をボールねじにより構成され、モータドライバ71を介して駆動するサーボモータ72が正逆回転することで、吸引回復ユニット62および吸引清掃ユニット63を一対のガイドレール73,73に沿ってX軸方向にスライド移動させる。
【0043】
吸引回復ユニット62は、液滴吐出ヘッド8のノズル孔から強制的に機能液を吸引することにより、液滴吐出ヘッド8のいわゆるドット抜けを防止・解消するものである。吸引回復ユニット62は、例えば昇降機構により各液滴吐出ヘッド8のノズル面51にキャップをそれぞれ密着させ、この状態で各キャップに接続した吸引ポンプを駆動して、全ノズル孔(ノズル55)から強制的に機能液を吸引する。そして吸引回復処理の後には、基本的に、吸引清掃ユニット63によるノズル面51の吸引清掃処理が行われる(詳細は後述する)。
【0044】
なお、吸引回復ユニット62は、昇降機構によりノズル面51からキャップを僅かに離間させておくことで、液滴吐出ヘッド8の予備吐出(いわゆるフラッシング)の液滴受けとして機能させることもできる。さらに、吸引回復ユニット62は、非稼働時などには、昇降機構によりノズル面51にキャップを密着させてノズル孔を気密に封止し、ノズル孔からの機能液乾燥を防止する保管ユニットとして機能させることもできる。
【0045】
制御装置12は、CPU81を有して各種構成装置の動作を制御するためのものであり、液滴吐出装置1の制動動作を実行するための制御プログラムや制御データを記憶すると共に、各種制御処理を行うための作業領域を有している。
【0046】
例えば、制御装置12は、描画処理を行う場合には、各モータドライバ23,27を介してX・Y移動機構3による基板Wの往動動作(主走査)および液滴吐出ヘッド8のピッチ送り動作(副走査)を制御すると共に、これに同期して、ヘッドドライバ49を介して各液滴吐出ヘッド8の吐出駆動を制御する。特に、制御装置12は、モータドライバ71を介して移動テーブル61によるヘッドユニット9の移動に同期して、吸引清掃ユニット63の駆動を制御する(後述する)。
【0047】
なお、本実施形態では、液滴吐出ヘッド8に対し、基板Wを主走査方向に移動させるようにしているが、液滴吐出ヘッド8を主走査方向に移動させる構成であってもよい。さらに、基板Wを固定とし、液滴吐出ヘッド8を主走査方向および副走査方向に移動させる構成であってもよい。
【0048】
ここで、図4および図5を参照して、吸引清掃ユニット63について詳細に説明する。吸引清掃ユニット63は、液滴吐出ヘッド8のノズル面51に付着した機能液ミストや塵埃等の付着物を、吸引方式により吸入キャップ91に吸い込むことでノズル面51から除去し、ノズル面51を清掃する吸引清掃処理を行うものである。
【0049】
吸引清掃ユニット63は、12個の吸入キャップ91をベースプレート92に組み込んだキャップユニット93と、各吸入キャップ91を介してノズル面51に付着した付着物をエアーと共に吸引する吸引手段94と、吸引手段94の主要部やキャップユニット93を支持する共通固定ベース95とを備え、共通固定ベース95が移動テーブル61に固定されている。
【0050】
キャップユニット93は、ベースプレート92の四隅を下側から支持すると共にベースプレート92に対面する部分を開口した支持プレート101と、この開口部102に臨むように支持プレート101の下側に配設した防液パン103とを有し、支持プレート101の両端部で図外の支柱を介して共通固定ベース95に支持されている。ベースプレート92には、ヘッドユニット9の12個の液滴吐出ヘッド8の配置に対応して12個の取付け開口が形成されており、各取付け開口に吸入キャップ91がそれぞれ位置決め固定されている。
【0051】
吸引手段94は、図6に示すように、12個の吸入キャップ91のそれぞれに吸引力を作用させる12個のエゼクタ111と、各エゼクタ111に圧縮エアーを供給するエアー供給手段112と、エゼクタ111の排気側に設けられ、ノズル面51に付着した付着物をエアーと共に排気回収する回収手段113と、で構成されている。
【0052】
各エゼクタ111は、エアー供給手段112に接続されて圧縮エアーの供給を受ける給気ポート121と、吸入キャップ91に接続された吸引ポート122と、回収手段113に接続されて圧縮エアーや吸入キャップ91から吸引された付着物を排気(排出)するための排気ポート123と、を有している。吸引ポート122は、給気ポート121と排気ポート123との間に位置している。
【0053】
したがって、給気ポート121側(の図示省略したノズル)から排気ポート123側(の図示省略したディフューザ)に噴出される圧縮エアーにより、吸引ポート122を介して吸入キャップ91に負圧が発生する。吸入キャップ91に負圧が発生すると、その表面に有する吸引孔182(図7参照)から周辺のエアーや付着物が吸い込まれ、これらは吸引ポート122および排気ポート123を介して回収手段113に排気される。
【0054】
エアー供給手段112は、窒素等の不活性ガスを圧縮した圧縮エアーを供給する単一のコンプレッサー131と、各吸入キャップ91と各エゼクタ111の吸引ポート122とを接続する12本の第1エアー供給チューブ132と、各エゼクタ111の給気ポート121に接続された12本の第2エアー供給チューブ133と、12本の第2エアー供給チューブ133を6本ずつ区分けして接続した2組のマニホールドレギュレータ134と、2組のマニホールドレギュレータ134とコンプレッサー131とをマニホールド135を介して接続する第3エアー供給チューブ136と、を備えている。
【0055】
第3エアー供給チューブ136には、コンプレッサー131側から順に、コンプレッサー131からの圧縮エアーを一定圧力に保つレギュレータ137と、第3エアー供給チューブ136を閉塞するための電磁弁138と、が介設されている。電磁弁138は、通常閉弁されており、ノズル面51の吸引清掃処理を行う際に制御装置12により開弁される。電磁弁138を開弁(すなわち、吸引手段94を駆動)することにより、コンプレッサー131から各吸入キャップ91へのエアー流路が連通し、各エゼクタ111を介して各吸入キャップ91に負圧が発生するようになっている。
【0056】
回収手段113は、各エゼクタ111の排気ポート123に接続した12本の第1回収チューブ151と、12本の第1回収チューブ151を4本ずつ区分けして接続した3組の中継マニホールド152と、各中継マニホールド152に接続した計3本の第2回収チューブ153と、各第2回収チューブ153に連通する単一の回収タンク154と、を備えている。エゼクタ111から排気された圧縮エアー等(吸入キャップ91からのエアーや付着物を含む。)は、第1回収チューブ151および第2回収チューブ153を伝って、回収タンク154へ排気される。
【0057】
回収タンク154は、吸入キャップ91により吸い込んだ付着物を貯留可能に構成されていると共に、上面には排気チューブ155が繋ぎこまれている。排気チューブ155には、ゴミ等を除去するフィルタ156が介設されている。したがって、回収タンク154では、圧縮エアー等のエアーから付着物を分離してこれを貯留する一方、外部にはきれいなエアーを排気し、液滴吐出装置1の雰囲気の清浄度を保つようになっている。
【0058】
図4および図5に示すように、共通固定ベース95には、一方の端部に固定された鉛直ブラケット161と、鉛直ブラケット161とキャップユニット93との間に位置し、共通固定ベース95に載置されたベース側防液パン162と、鉛直ブラケット161に平行にベース側防液パン162に固定された取付プレート163と、が設けられている。そして、鉛直ブラケット161には上記2組のマニホールドレギュレータ134が上下に取り付けられ、また取付けプレート163には12個のエゼクタ111が取り付けられ、さらにベース側防液パン162には3組の中継マニホールド152が横並びに載置されている。
【0059】
吸入キャップ91(吸入部材)は、図7に示すように、キャップ本体171と、キャップ本体171を固定すると共にベースプレート92に固定されたキャップホルダ172と、で構成されている。キャップ本体171は、平坦な上面のキャップ表面181に形成した複数の吸引孔182と、内部に構成され、複数の吸引孔182に連通するチャンバ183と、を有している。
【0060】
キャップホルダ172の内部には、チャンバ183に連通する凹部191が形成されており、凹部191には、第1エアー供給チューブ132に接続された管継手192が下側から連通している。凹部191は、上方に向かって拡開するように形成されており、その中心部に管継手192が接続されている。すなわち、吸入キャップ91は、その中心部にて吸引力を作用され、複数の吸引孔182を介してその周辺のエアーと共にノズル面51の付着物を吸い込む。
【0061】
図8(a)に模式的に示すように、吸入キャップ91は、キャップ表面181がノズル面51に対し所定の間隙を存して平行に対面するようになっている。すなわち、吸引清掃処理は、吸入キャップ91がノズル面51に近接して対峙することで行われる。また、同図(b)に示すように、キャップ表面181は、ノズル面51の最外端の2つのノズル55を包含可能に構成されると共に、複数の吸引孔182がノズル面51の投影領域に包含されるように、ノズル面51に対し小さく構成されている。
【0062】
また、複数の吸引孔182は、ノズル列54の延在方向と平行に等ピッチで整列配置されている。吸引孔182は付着物を吸い込むためにノズル孔(ノズル55)よりも大きく形成され、その個数は180個のノズル孔55に対し例えば8個からなっている。このような構成により、吸入キャップ91は、吸引時のエアーの無用なリークを好適に抑制しながら、ノズル孔55周りの付着物を複数の吸引孔182から効率良く吸引することが可能となっている。
【0063】
そして同図(c)に示すように、吸引清掃処理は、ノズル面51に対し吸入キャップ91を対峙させた状態で水平移動させることで行われる。すなわち、吸引手段94の駆動に同期して、移動テーブル61を駆動して、ノズル面51を非接触で通過するように吸入キャップ91を移動させる。上記のように、移動テーブル61による移動方向に対し吸入キャップ91は僅かに傾いているため、吸入キャップ91は、ノズル面51の長辺方向に対し略直交する方向からこれに臨み、その後、キャップ表面181の長辺方向とノズル面51の長辺方向とが合致して対面、すなわちキャップ表面181がノズル面51の投影領域に包含されるようになっている。
【0064】
この場合、吸入キャップ91のキャップ表面181は、ノズル面51に対する移動方向の先端側に、面取りされた先下がりの傾斜面193を有している。傾斜面193により、吸引清掃処理において吸入キャップ91がノズル面51に臨んだ際に、ノズル面51から大きく突出した付着物が吸入キャップ91の先端面に付着してしまうのを防止することができる。また、傾斜面193を流れるエアーは流速を増すため、ノズル面51の付着物を除去し易くなる。なお、本実施形態では、キャップ表面181を平坦面としているが、付着物のより好適な吸引を促すために、エアーの流れを考慮した微妙な凹凸を設けてもよい。
【0065】
ここで、一連の吸引清掃処理について、図1および図8を参照して説明する。先ず、移動テーブル61およびX・Y移動機構3により吸引清掃ユニット63およびヘッドユニット9を、メンテナンス位置に移動させる。ここで、電磁弁138を開弁して吸引手段94を駆動すると共に、移動テーブル61を駆動して、12個のノズル面51に対し12個の吸入キャップ91を一括して通過させる。これにより、ノズル面51と吸入キャップ91のキャップ表面181との間でエアーの流れが変化しあるいはかき乱され、吸入キャップ91は、外部から引き込むエアーによりノズル面51の付着物を吸い込み、ノズル面51を清掃する。
【0066】
吸入キャップ91を移動させる際に、キャップ表面181がノズル面51に対面したところで、移動テーブル61のサーボモータ72をホールド制御し、吸入キャップ91を一時的に待機させてもよい。あるいは、キャップ表面181とノズル面51との間をより激しい乱流状態にするために、両者が対面した状態で、サーボモータ72を正逆回転させ、ノズル面51に対し吸入キャップ91を前後に微小移動させてもよい。
【0067】
そして、制御装置12によるタイマー管理により、電磁弁138が閉弁して吸引手段94の駆動が停止されると共に、移動テーブル61の駆動が停止されて、一連の吸引清掃処理が完了する。このように、吸引清掃ユニット63と移動テーブル61とが協働して、ノズル面51を吸引方式により清掃する方式であるため、ノズル面51を強い拭取り接触等により損傷することなく、ノズル面51から付着物を適切に除去することができる。そして吸引清掃処理された液滴吐出ヘッド8は、基板Wへの描画処理に移行することとなる。
【0068】
なお、本実施形態では、移動テーブル61によりノズル面51に対し吸入キャップ91は僅かに傾いた状態から対面する構成であるが、ノズル面51の長辺方向と吸入キャップ91の長辺方向とを常に合致させながら、吸入キャップ91を移動させるようにしてもよい。この場合、移動テーブル61の移動方向に対し吸入キャップ91の長辺方向が直交するように、移動テーブル61を構成すればよい。
【0069】
また、吸入キャップ91をノズル面51の長辺方向に直交する方向から移動させる構成に代えて、吸入キャップ91をノズル面51の短辺方向に直交する方向から移動させるようにしてもよい。さらに、吸引手段94の駆動に同期して移動テーブル61を駆動する構成に代えて、吸引手段94の駆動に同期してX・Y移動機構3のY軸テーブル5を駆動してもよい。すなわち、吸入キャップ91に対し液滴吐出ヘッド8を移動させることで、吸引清掃処理を行ってもよい。
【0070】
また、吸入キャップ91の複数の吸引孔182をノズル列54に対応するスリットで構成するようにしてもよいし、例えば、複数の吸引孔182を図9に示すように構成してもよい。すなわち同図に示すように、複数の吸引孔182は、吸入キャップ91の長辺方向に2本の吸引孔列184を構成すると共に、全体として千鳥状に整列配置されている。そして各吸引孔182は、付着物を吸入し易いように、面取りして構成されている。また、2本の吸引孔列184は、2本のノズル列54に対応して、ノズル列54間の距離分だけ離間して構成されている。このような構成により、吸入キャップ91は、各ノズル列54のノズル孔55周りに付着した付着物をより好適に吸引し得る。
【0071】
次に、吸引清掃処理に係る第2実施形態について、特に図示せず第1実施形態との相違点を中心に説明する。第2実施形態は、ノズル面51の面内方向に吸入キャップ91を相対的に移動させる第1実施形態の構成に代えて、ノズル面51に対し吸入キャップ91を相対的に昇降させ、この昇降動作に同期して吸引手段94を駆動することで、吸引清掃処理を行うものである。
【0072】
すなわち、第2実施形態に係る吸引清掃ユニット63には、液滴吐出ヘッド8(ヘッドユニット9)に対し、キャップユニット93を単位として複数の吸入キャップ91を一括して昇降させるキャップ側昇降機構が組み込まれている。キャップ側昇降機構は、例えば、エアーシリンダやモータなどの駆動源となるアクチュエータを有し、アクチュエータの駆動によりキャップユニット93を昇降させる。
【0073】
アクチュエータをエアーシリンダで構成した場合には、共通固定ベース95にエアーシリンダを設け、そのピストンロッドをキャップユニット93に連結させると共に、キャップユニット93を共通固定ベース95に対し自由状態とさせる。そして吸引清掃処理では、液滴吐出ヘッド8の直下に吸入キャップ91を臨ませた状態で、吸引手段94を駆動し、これに同期してエアーシリンダを駆動して、キャップユニット93を上昇させる。
【0074】
この上昇動作に伴い、吸入キャップ91はノズル面51から付着物を吸引除去する。なお、この場合に、吸引手段94の駆動に同期して、さらにX・Y移動機構3や移動テーブル61を駆動して、吸入キャップ91をX・Y平面内において微小移動させ、キャップ表面181とノズル面51との間により激しい乱流状態を構成してもよい。
【0075】
もっとも、キャップ側昇降機構に代えて、吸入キャップ91に対し、ヘッドユニット9を単位として複数の液滴吐出ヘッド8を一括して昇降させるヘッド側昇降機構を、メインキャリッジ7に組み込んでもよい。例えば、ヘッド側昇降機構は、アクチュエータを駆動モータで構成し、移動系の主体をボールねじで構成すればよい。
【0076】
具体的には、ヘッド側昇降機構は、ヘッドユニット9を下部に連結したスライダと、スライダを上下方向にスライド自在に支持するスライドベースと、スライドベースに固定した駆動モータと、駆動モータにより正逆回転するボールねじと、ボールねじに螺合すると共にスライダに固定した雌ねじブロックと、を具備して構成すればよい。かかる構成により、駆動モータを正逆回転させることで、ボールねじおよび雌ねじブロックを介してスライダが昇降し、複数の液滴吐出ヘッド8が一括して昇降する。
【0077】
この場合の吸引清掃処理は、吸入キャップ91の直上部に液滴吐出ヘッド8を臨ませた状態から、吸引手段94の駆動に同期して液滴吐出ヘッド8(ヘッドユニット9)を下降させればよい。そして上記同様に、X・Y移動機構3等を更に駆動して、キャップ表面181とノズル面51との間により激しい乱流状態を構成してもよい。なお、ヘッド側昇降機構を活用することで、ノズル面51と基板Wの表面との間のワークギャップを微調整することもできる。
【0078】
次に、第3実施形態について、図10を参照して説明する。第1実施形態では吸入キャップ91がノズル面51に対し非接触状態で吸引清掃処理を行ったが、この構成に代えて第3実施形態では、吸入キャップ91がノズル面51に接触した状態で吸引清掃処理を行うものである。このため、第3実施形態では、吸入キャップ91がノズル面51に対し離接するように、第2実施形態にいうキャップ側昇降機構またはヘッド側昇降機構(以下、単に昇降機構という。)を備えている。
【0079】
図10に示すように、第3実施形態に係る吸入キャップ91のキャップ表面181には、複数の吸引孔182から成る1列の吸引孔列184が長手方向に形成されていると共に、吸引孔列184を挟んで一対の密着片部201が離間して取り付けられている。吸引孔列184は、2本のノズル列54間の中心位置に位置するように構成されていると共に、一対の密着片部201は、2本のノズル列54の外側のノズル面51に密着可能に構成されている。したがって、一対の密着片部201を介して吸入キャップ91をノズル面51に密着した状態では、吸引孔182がノズル面51に僅かな間隙を存して臨むと共に、吸入キャップ91とノズル面51との間には、長手方向の両端部を開口した非封止空間が構成される。
【0080】
吸引清掃処理を行う場合には、先ず、液滴吐出ヘッド8の直下に吸入キャップ91を臨ませ、ノズル面51にキャップ表面181を対面させる。この状態で昇降機構を駆動して、吸入キャップ91をノズル面51に非封止状態で密着させ、吸引手段94を駆動する。これにより、吸入キャップ91とノズル面51との間では、長手方向の両側からエアーが引き込まれ、各吸引孔182にエアーと共にノズル面51の付着物が吸い込まれてゆく。そして、制御装置12によるタイマー管理により、電磁弁138が閉弁されると共に、昇降機構が駆動して吸入キャップ91がノズル面51から相対的に離間し、一連の吸引清掃処理が完了する。
【0081】
本実施形態によれば、上記各実施形態と同様に、ノズル面51を吸引方式により清掃する方式であるため、ノズル面51を損傷することなく、ノズル面51から付着物を適切に除去することができる。また、吸入キャップ91をノズル面51に非封止状態で接触させているため、第2実施形態に比べて、吸入キャップ91とノズル面51との間でエアーのリークを抑制した状態でエアーの流れを確保できる。さらに、吸入キャップ91の密着片部201(接触部分)の形態により、エアーの流れを制御し、付着物の吸引をより適切に行うことも可能である。このため、ノズル孔55周りにおいてエアーの流速を高めることができ、付着物をより一層適切に除去することができる。
【0082】
なお、この場合も複数の吸引孔182の数や配置は任意である。また、密着片部201の構造もこれに限るものではない。さらに、上記いずれの実施形態においても、吸引手段94の主要部をエゼクタ111とする構成に代えて、吸引手段をピストンポンプなどのメカニカルポンプで構成してもよい。
【0083】
ところで、本実施形態の液滴吐出装置1は、各種の材料からなる機能液を用いることで、各種の電気光学装置(デバイス)の製造に用いることができる。すなわち、液晶表示装置、有機EL装置、PDP装置および電気泳動表示装置等の製造に適用することができる。もちろん、液晶表示装置等に用いるカラーフィルタの製造にも適用することができる。また、他の電気光学装置としては、金属配線形成、レンズ形成、レジスト形成および光拡散体形成等を包含する装置が考えられる。そして、これらの電気光学装置を備えた電子機器、例えばフラットパネルディスプレイを搭載した携帯電話を提供することができる。
【0084】
そこで、この液滴吐出装置1を用いた製造方法を、液晶表示装置の製造方法および有機EL装置の製造方法を例に説明し、他のデバイスについても簡単に説明する。
【0085】
図11は、液晶表示装置の断面図である。同図に示すように、液晶表示装置450は、上下の偏光板462、467間に、カラーフィルタ400と対向基板466とを組み合わせ、両者の間に液晶組成物465を封入することにより構成されている。また、カラーフィルタ400および対向基板466間には、配向膜461、464が構成され、対向基板466の内側の面には、TFT(薄膜トランジスタ)素子(図示せず)と画素電極463とがマトリクス状に形成されている。
【0086】
カラーフィルタ400は、マトリクス状に並んだ画素(フィルタエレメント)を備え、画素と画素の境目は、バンク413により区切られている。画素の1つ1つには、赤(R)、緑(G)、青(B)のいずれかのフィルタ材料(機能液)が導入されている。すなわち、カラーフィルタ400は、透光性の基板411(ワークW)と、遮光性のバンク413とを備えている。バンク413が形成されていない(除去された)部分は上記画素を構成し、この画素に導入された各色のフィルタ材料は着色層421を構成する。バンク413及び着色層421の上面には、オーバーコート層422及び電極層423が形成されている。
【0087】
そして、本実施形態の液滴吐出装置1では、バンク413で区切られて形成された画素内に、液滴吐出ヘッド8により、R・G・B各色の機能液を着色層形成領域毎に選択的に吐出している。そして、塗布した機能液を乾燥させることにより、成膜部となる着色層421を得るようにしている。また、液滴吐出装置1では、液滴吐出ヘッド8により、オーバーコート層422など各種の成膜部を形成している。もちろん、吸引清掃ユニット63により、液滴吐出ヘッド8のノズル面51は適宜吸引清掃処理されている。
【0088】
同様に、図12を参照して、有機EL装置とその製造方法を説明する。同図に示すように、有機EL装置500は、ガラス基板501(ワークW)上に回路素子部502が積層され、回路素子部502上に主体を為す有機EL素子504が積層されている。また有機EL素子504の上側には、不活性ガスの空間を存して封止用基板505が形成されている。
【0089】
有機EL素子504には、無機物バンク層512aおよびこれに重ねた有機物バンク層512bによりバンク512が形成され、このバンク512により、マトリクス状の画素が画成されている。そして、各画素内には、下側から画素電極511、R・G・Bいずれかの発光層510bおよび正孔注入/輸送層510aが積層され、且つ全体がCaやAl等の薄膜を複数層に亘って積層した対向電極503で覆われている。
【0090】
そして、本実施形態の液滴吐出装置1では、R・G・Bの各発光層510bおよび正孔注入/輸送層510aの成膜部を形成するようにしている。また、液滴吐出装置1では、正孔注入/輸送層510aを形成した後に、液滴吐出ヘッド8に導入する機能液としてCaやAl等の液体金属材料を用いて、対向電極503を形成する等している。もちろん、吸引清掃ユニット63により、液滴吐出ヘッド8のノズル面51は適宜吸引清掃処理されている。
【0091】
そして、以下に示すデバイスの製造方法において、液滴吐出ヘッド8のノズル面51の吸引清掃処理に、吸引清掃ユニット63が活用されている。
【0092】
すなわち、PDP装置の製造方法では、複数の液滴吐出ヘッド8にR、G、B各色の蛍光材料を導入し、複数の液滴吐出ヘッド8を主走査および副走査し、蛍光材料を選択的に吐出して、背面基板(ワークW)上の多数の凹部にそれぞれ蛍光体を形成する。
【0093】
電気泳動表示装置の製造方法では、複数の液滴吐出ヘッド8に各色の泳動体材料を導入し、複数の液滴吐出ヘッド8を主走査および副走査し、泳動体材料を選択的に吐出して、電極(ワークW)上の多数の凹部にそれぞれ蛍光体を形成する。なお、帯電粒子と染料とからなる泳動体は、マイクロカプセルに封入されていることが好ましい。
【0094】
金属配線形成方法では、複数の液滴吐出ヘッド8に液状金属材料を導入し、複数の液滴吐出ヘッド8を主走査および副走査し、液状金属材料を選択的に吐出して、基板(ワークW)上に金属配線を形成する。例えば、上記の液晶表示装置におけるドライバと各電極とを接続する金属配線や、上記有機EL装置におけるTFT等と各電極とを接続する金属配線に適用してこれらのデバイスを製造することができる。また、この種のフラットパネルディスプレイの他、一般的な半導体製造技術に適用できることは言うまでもない。
【0095】
レンズの形成方法では、複数の液滴吐出ヘッド8にレンズ材料を導入し、複数の液滴吐出ヘッド8を主走査および副走査し、レンズ材料を選択的に吐出して、透明基板(ワークW)上に多数のマイクロレンズを形成する。例えば、上記FED装置におけるビーム収束用のデバイスを製造する場合に適用可能である。また、各種光デバイスの製造技術にも適用可能である。
【0096】
レンズの製造方法では、複数の液滴吐出ヘッド8に透光性のコーティング材料を導入し、複数の液滴吐出ヘッド8を主走査および副走査し、コーティング材料を選択的に吐出して、レンズの表面にコーティング膜を形成する。
【0097】
レジスト形成方法では、複数の液滴吐出ヘッド8にレジスト材料を導入し、複数の液滴吐出ヘッド8を主走査および副走査し、レジスト材料を選択的に吐出して、基板(ワークW)上に任意形状のフォトレジストを形成する。例えば、上記の各種表示装置におけるバンクの形成はもとより、半導体製造技術の主体をなすフォトリソグラフィー法において、フォトレジストの塗布に広く適用可能である。
【0098】
光拡散体形成方法では、複数の液滴吐出ヘッド8に光拡散材料を導入し、複数の液滴吐出ヘッド8を主走査および副走査し、光拡散材料を選択的に吐出して、基板(ワークW)上に多数の光拡散体を形成する。この場合も、各種光デバイスに適用可能であることはいうまでもない。
【0099】
【発明の効果】
本発明のノズル面の吸引清掃方法・装置によれば、ノズル面に非封止状態で接触し又は非接触状態で臨む吸入部材を介して、ノズル面に付着した機能液等の付着物をエアーと共に吸引することで、ノズル面を清掃する。したがって、ノズル面に損傷を与えることなく、これを適切に清掃でき、液滴吐出ヘッドから機能液滴が飛行曲がりなく良好に吐出される。
【0100】
本発明の液滴吐出装置によれば、上記のノズル面の吸引清掃装置を備えているため、液滴吐出ヘッドは機能液滴を高精度に吐出することができると共に、そのノズル面の劣化を十分に抑制できる。
【0101】
本発明の電気光学装置の製造方法、上記の液滴吐出装置を用いての成膜処理であるため、高品質で信頼性の高い各種の電気光学装置、電子機器を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係る液滴吐出装置の基本的構成を模式的に示した平面図である。
【図2】実施形態に係るヘッドユニットの主要部を示す平面図である。
【図3】(a)実施形態に係る液滴吐出ヘッドの斜視図、(b)液滴吐出ヘッドの要部の断面図である。
【図4】実施形態に係る吸引清掃ユニットを示す外観斜視図である。
【図5】実施形態に係る吸引清掃ユニットを示した図であり、(a)平面図、(b)側面図である。
【図6】実施形態に係る吸引清掃ユニットの配管系統図である。
【図7】実施形態に係る吸入部材を示した図であり、(a)平面図、(b)正面断面図、(c)側面断面図である。
【図8】実施形態に係る液滴吐出ヘッドと吸入部材との関係を模式的に示す説明図である。
【図9】吸引孔の他の配列を模式的に示す説明図である。
【図10】第3実施形態に係る吸入キャップを示した図であり、(a)平面図、(b)側面図である。
【図11】実施形態の液滴吐出装置で製造する液晶表示装置の断面図である。
【図12】実施形態の液滴吐出装置で製造する有機EL装置の断面図である。
【符号の説明】
1 液滴吐出装置
3 X・Y移動機構(移動機構)
8 液滴吐出ヘッド
9 ヘッドユニット
12 制御装置
51 ノズル面
55 ノズル
61 移動テーブル(移動機構)
63 吸引清掃ユニット
91 吸入キャップ(吸入部材)
94 吸引手段
181 キャップ表面
182 吸引孔
450 液晶表示装置
500 有機EL装置
W 基板[0001]
TECHNICAL FIELD OF THE INVENTION
The present invention relates to a nozzle surface suction cleaning method and a suction cleaning device for cleaning a nozzle surface of a droplet discharge head typified by an inkjet head, a droplet discharge device, a method of manufacturing an electro-optical device, an electro-optical device, and electronic equipment. It is about.
[0002]
[Prior art]
In a conventional droplet discharge device such as an ink jet printer, a rubber wiper is slid relative to the nozzle surface of the droplet discharge head, thereby removing ink mist, dust, and other deposits adhered to the nozzle surface. A so-called wiping device that cleans the nozzle surface by wiping is mounted (for example, see Patent Document 1). As another wiping device, a method is known in which a cloth sheet impregnated with a cleaning agent is paid out, strongly pressed against a nozzle surface, and the wiped portion is collected as needed (see, for example, Patent Document 2). ).
[0003]
[Patent Document 1]
JP-A-10-258516 (FIG. 4)
[Patent Document 2]
JP 2001-171135 A (page 4-5, FIG. 2)
[0004]
[Problems to be solved by the invention]
In such a conventional method of cleaning the nozzle surface, the wiper or sheet is brought into direct contact with the nozzle surface, and depending on the frequency of use or the properties of the ink (functional liquid), the nozzle surface that has been subjected to the lyophobic treatment by plating or the like may be damaged. was there. In addition, the wiper performs the next cleaning operation with the ink or the like adhered. Therefore, especially when a high-viscosity liquid such as a resin liquid is used as the functional liquid, the nozzle surface may be appropriately affected by the adhered substance. Could not clean.
[0005]
The present invention provides a nozzle surface suction cleaning method and a suction cleaning device capable of appropriately cleaning the nozzle surface without damaging the nozzle surface, a droplet discharge device, a method of manufacturing an electro-optical device, an electro-optical device, and Its purpose is to provide electronic equipment.
[0006]
[Means for Solving the Problems]
The suction cleaning method for a nozzle surface according to the present invention is a method of bringing a suction member into contact with the nozzle surface of a droplet discharge head in an unsealed state, and adhering substances adhered to the nozzle surface by suction means connected to the suction member together with air. It is characterized by suction.
The nozzle surface suction cleaning device of the present invention is a nozzle surface suction cleaning device for cleaning the nozzle surface by suctioning the adhered matter adhered to the nozzle surface of the droplet discharge head. It is characterized by comprising a suction member that comes in contact with and sucks the attached matter, and a suction unit that is connected to the suction member and sucks the attached matter together with air through the suction member.
[0007]
According to this configuration, since the suction method is used in which the adhering matter is sucked into the suction member together with the air, the adhering matter is removed from the nozzle surface without performing strong wiping directly on the nozzle surface as in the related art. This can be cleaned. In particular, by keeping the space between the nozzle surface and the suction member in a non-sealing state, the flow of air is secured between these and the outside. Can be removed.
In the “non-sealed state”, it is preferable that a part of the suction member is brought into contact with the nozzle surface so that air leakage is suppressed. According to this, the flow velocity of the air is increased around the nozzle hole formed in the nozzle surface, and the attached matter can be more appropriately removed by the air. In addition, it is possible to control the flow of the air by the form of the contact portion of the suction member, and more appropriately suck the attached matter.
[0008]
In another suction cleaning method for a nozzle surface of the present invention, a suction member is brought into close proximity to a nozzle surface of a droplet discharge head, and a substance attached to the nozzle surface is sucked together with air by suction means connected to the suction member. It is characterized by suction.
Another suction cleaning apparatus for a nozzle surface of the present invention is a suction cleaning apparatus for a nozzle surface, which suctions an adhering substance attached to a nozzle surface of a droplet discharge head and cleans the nozzle surface. It is characterized by comprising: a suction member that confronts and sucks the attached matter; and suction means that is connected to the suction member and sucks the attached matter together with air through the suction member.
[0009]
According to this configuration, similarly to the above, since the suction system sucks the adhering matter into the suction member together with the air, it can be cleaned without damaging the nozzle surface. In addition, by setting the nozzle surface and the suction member in a non-contact state, the flow of the air drawn into the suction member from the outside is ensured, so that the air can appropriately remove deposits from the nozzle surface.
[0010]
In this case, it is preferable that the adhering substance be sucked together with air by the suction means while the suction member is relatively moved in the in-plane direction of the nozzle face with respect to the nozzle face.
Similarly, the apparatus further includes a moving mechanism for relatively moving the suction member in the in-plane direction of the nozzle surface with the suction member facing the nozzle surface, and control means for controlling driving of the moving mechanism and the suction means. Preferably, the control means drives the moving mechanism in synchronization with the driving of the suction means.
[0011]
According to this configuration, the air flow changes or is disturbed between the suction member and the nozzle surface by moving the suction member relative to the nozzle surface during suction (turbulent state). This makes it easier for the deposits on the nozzle surface to be taken away.
[0012]
In this case, it is preferable that the moving mechanism moves the suction member so as to pass through the nozzle surface.
[0013]
According to this configuration, the nozzle surface can be properly cleaned over the entire area.
[0014]
In these cases, it is preferable that the suction member has a downwardly inclined surface on the tip side in the movement direction with respect to the nozzle surface.
[0015]
According to this configuration, with the relative movement of the suction member, first, the downwardly inclined surface faces the nozzle surface. It can be prevented from adhering to the surface. Further, the air flowing on the inclined surface increases the flow velocity, so that the deposits on the nozzle surface are easily removed.
[0016]
In these cases, the suction member preferably has a plurality of suction holes on the surface facing the nozzle surface.
[0017]
According to this configuration, the attached matter can be sucked through the plurality of suction holes in a state where the air flow is secured between the nozzle surface and the suction member.
[0018]
In this case, it is preferable that the plurality of suction holes are aligned and arranged substantially in parallel with the extending direction of the nozzle row formed on the nozzle surface.
[0019]
According to this configuration, it is possible to appropriately suction the attached matter around the plurality of nozzle holes forming the nozzle row. Note that the “alignment arrangement” also includes arranging a plurality of suction holes in a staggered manner.
[0020]
In these cases, it is preferable that the plurality of suction holes are arranged so as to be included in the projection area of the nozzle surface.
[0021]
According to this configuration, unnecessary leakage of air at the time of suction can be suitably suppressed, and the attached matter can be efficiently sucked.
[0022]
A droplet discharge device of the present invention includes the above-described nozzle surface suction cleaning device of the present invention and a droplet discharge head.
[0023]
According to this configuration, since the nozzle surface can be properly cleaned without damaging the nozzle surface, it is possible to discharge the functional droplet from the droplet discharge head without bending. In addition, since the deterioration of the nozzle surface of the droplet discharge head can be sufficiently suppressed, the frequency of replacement of the droplet discharge head due to the deterioration can be reduced, and the reliability and productivity of the device can be improved. In addition, the droplet discharge device is a concept that includes not only an apparatus using various substrates such as a color filter described below as a work, but also an ink jet printer whose recording medium is a discharge target.
[0024]
A method of manufacturing an electro-optical device according to the present invention is characterized in that a functional liquid is discharged from a droplet discharge head by using the above-described droplet discharge device of the present invention to form a film formation unit on a substrate.
An electro-optical device according to the present invention is characterized in that the above-described droplet discharge apparatus according to the present invention is used, and a film formation unit formed by a functional liquid discharged from a droplet discharge head is provided on a substrate.
[0025]
According to this configuration, since the film forming process is performed using the above-described droplet discharge device, the throughput of the electro-optical device can be improved. In addition, as the electro-optical device (device), a liquid crystal display device, an organic EL (Electro-Luminescence) device, an electron-emitting device, a PDP (Plasma Display Panel) device, an electrophoretic display device, and the like can be considered. The electron emission device is a concept including a so-called FED (Field Emission Display) device. Further, examples of the electro-optical device include devices including metal wiring formation, lens formation, resist formation, light diffuser formation, and the like.
[0026]
An electronic apparatus according to the present invention includes the above-described electro-optical device according to the present invention.
[0027]
According to this configuration, it is possible to provide an electronic apparatus equipped with a high-performance electro-optical device. In this case, as the electronic device, various electronic products other than a mobile phone and a personal computer equipped with a so-called flat panel display correspond thereto.
[0028]
BEST MODE FOR CARRYING OUT THE INVENTION
Hereinafter, with reference to the accompanying drawings, a droplet discharge device according to an embodiment of the present invention and a suction cleaning device for a nozzle surface provided in the droplet discharge device will be described. This droplet discharge device is incorporated in a production line of a flat panel display such as a liquid crystal display device, and selectively discharges functional droplets such as a luminescent material from a droplet discharge head to a substrate (work) by an inkjet method. In this case, a desired film is formed on the substrate by drawing. Further, the suction cleaning device for the nozzle surface corresponds to a general wiping device, and removes deposits attached to the nozzle surface of the droplet discharge head.
[0029]
FIG. 1 is a plan view schematically showing the basic configuration of the droplet discharge device. As shown in FIG. 1, the
[0030]
The
[0031]
The X-axis table 4 has a pulse-driven
[0032]
Similarly, the Y-axis table 5 includes a pulse-driven
[0033]
In this case, the X-axis table 4 is directly supported on the
[0034]
As shown in the figure, the X-axis direction corresponds to the so-called main scanning direction of the ink jet system, and the Y-axis direction corresponds to the so-called sub-scanning direction. Therefore, the drawing processing on the substrate W is performed when the head unit 9 (droplet discharge head 8) above performs main scanning and sub-scanning relative to the substrate W by the
[0035]
As shown in FIG. 2, the
[0036]
As shown in FIG. 3, the
[0037]
Each
[0038]
The
[0039]
Each
[0040]
The number of nozzles and the number of nozzle rows of the
[0041]
The
[0042]
The moving table 61 is arranged in parallel with the X-axis table 4 and straddles the Y-axis table 5 above. The moving table 61 includes, for example, a ball screw as a main body of a moving system, and a
[0043]
The
[0044]
The
[0045]
The
[0046]
For example, when performing the drawing process, the
[0047]
In the present embodiment, the substrate W is moved in the main scanning direction with respect to the
[0048]
Here, the
[0049]
The
[0050]
The
[0051]
As shown in FIG. 6, the suction means 94 includes 12
[0052]
Each
[0053]
Therefore, a negative pressure is generated in the
[0054]
The air supply means 112 includes a
[0055]
A
[0056]
The collection means 113 includes: twelve
[0057]
The
[0058]
As shown in FIGS. 4 and 5, on the common fixed
[0059]
As illustrated in FIG. 7, the suction cap 91 (suction member) includes a
[0060]
A
[0061]
As schematically shown in FIG. 8A, the
[0062]
Further, the plurality of suction holes 182 are arranged at an equal pitch in parallel with the extending direction of the
[0063]
Then, as shown in FIG. 4C, the suction cleaning process is performed by horizontally moving the
[0064]
In this case, the
[0065]
Here, a series of suction cleaning processes will be described with reference to FIGS. First, the
[0066]
When moving the
[0067]
Then, by the timer management by the
[0068]
In the present embodiment, the
[0069]
Further, instead of moving the
[0070]
Further, the plurality of suction holes 182 of the
[0071]
Next, a second embodiment of the suction cleaning process will be described focusing on differences from the first embodiment, not particularly shown. In the second embodiment, instead of the configuration of the first embodiment in which the
[0072]
In other words, the
[0073]
When the actuator is constituted by an air cylinder, an air cylinder is provided on the common fixed
[0074]
Along with this rising operation, the
[0075]
However, instead of the cap-side elevating mechanism, a head-side elevating mechanism that collectively elevates and lowers the plurality of droplet discharge heads 8 in the
[0076]
Specifically, the head-side elevating mechanism includes a slider connected to the lower part of the
[0077]
In the suction cleaning process in this case, the droplet discharge head 8 (head unit 9) is lowered in synchronization with the driving of the suction means 94 from a state in which the
[0078]
Next, a third embodiment will be described with reference to FIG. In the first embodiment, the suction cleaning process is performed in a state where the
[0079]
As shown in FIG. 10, a single
[0080]
When performing the suction cleaning process, first, the
[0081]
According to the present embodiment, as in the above embodiments, since the
[0082]
Also in this case, the number and arrangement of the plurality of suction holes 182 are arbitrary. Further, the structure of the
[0083]
By the way, the
[0084]
Therefore, a manufacturing method using the
[0085]
FIG. 11 is a cross-sectional view of the liquid crystal display device. As shown in the figure, a liquid
[0086]
The
[0087]
In the
[0088]
Similarly, an organic EL device and a method of manufacturing the same will be described with reference to FIG. As shown in the figure, in the
[0089]
In the
[0090]
Then, in the
[0091]
In the device manufacturing method described below, the
[0092]
That is, in the method of manufacturing a PDP device, fluorescent materials of R, G, and B colors are introduced into the plurality of droplet discharge heads 8, and the plurality of droplet discharge heads 8 are subjected to main scanning and sub-scanning to selectively use the fluorescent material. To form phosphors in a large number of concave portions on the back substrate (work W).
[0093]
In the method of manufacturing the electrophoretic display device, the electrophoretic material of each color is introduced into the plurality of droplet discharge heads 8, and the plurality of droplet discharge heads 8 are main-scanned and sub-scanned to selectively discharge the electrophoretic material. Then, a phosphor is formed in each of the many concave portions on the electrode (work W). The electrophoretic body composed of the charged particles and the dye is preferably encapsulated in a microcapsule.
[0094]
In the metal wiring forming method, a liquid metal material is introduced into the plurality of droplet discharge heads 8, the plurality of droplet discharge heads 8 perform main scanning and sub-scanning, and selectively discharges the liquid metal material. W) Form a metal wiring thereon. For example, these devices can be manufactured by applying the present invention to a metal wiring connecting the driver and each electrode in the above-described liquid crystal display device and a metal wiring connecting the TFT and the like to each electrode in the organic EL device. Further, it goes without saying that the present invention can be applied to general semiconductor manufacturing techniques in addition to this type of flat panel display.
[0095]
In the method of forming a lens, a lens material is introduced into the plurality of droplet discharge heads 8, the plurality of droplet discharge heads 8 are main-scanned and sub-scanned, and the lens material is selectively discharged to form a transparent substrate (work W). ) On which a number of microlenses are formed. For example, the present invention can be applied to the case where a device for beam convergence in the FED apparatus is manufactured. Further, the present invention is also applicable to various optical device manufacturing techniques.
[0096]
In the method of manufacturing a lens, a light-transmissive coating material is introduced into the plurality of droplet discharge heads 8, main scanning and sub-scanning of the plurality of droplet discharge heads 8 are performed, and the coating material is selectively discharged. A coating film is formed on the surface of.
[0097]
In the resist forming method, a resist material is introduced into the plurality of droplet discharge heads 8, the plurality of droplet discharge heads 8 are subjected to main scanning and sub-scanning, and the resist material is selectively discharged, thereby forming a resist material on the substrate (work W). Then, a photoresist of an arbitrary shape is formed. For example, the present invention can be widely applied not only to the formation of banks in the above-described various display devices but also to the application of a photoresist in a photolithography method which is a main body of semiconductor manufacturing technology.
[0098]
In the light diffuser forming method, a light diffusing material is introduced into the plurality of droplet discharge heads 8, the plurality of droplet discharge heads 8 are main-scanned and sub-scanned, and the light diffusion material is selectively discharged to the substrate ( A number of light diffusers are formed on the work W). Also in this case, it is needless to say that the present invention can be applied to various optical devices.
[0099]
【The invention's effect】
ADVANTAGE OF THE INVENTION According to the suction-cleaning method and apparatus of the nozzle surface of the present invention, the adhering matter such as the functional liquid adhering to the nozzle surface is aired through a suction member that comes into contact with the nozzle surface in a non-sealing state or faces in a non-contact state. The nozzle face is cleaned by sucking together. Therefore, the nozzle surface can be properly cleaned without damaging the nozzle surface, and the functional liquid droplet is discharged from the liquid droplet discharging head satisfactorily without bending.
[0100]
According to the droplet discharge device of the present invention, since the above-described suction cleaning device for the nozzle surface is provided, the droplet discharge head can discharge the functional droplets with high accuracy, and the deterioration of the nozzle surface can be reduced. It can be suppressed sufficiently.
[0101]
Since the method for manufacturing an electro-optical device according to the present invention and the film forming process using the above-described droplet discharge device, various electro-optical devices and electronic devices with high quality and high reliability can be provided.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a plan view schematically showing a basic configuration of a droplet discharge device according to an embodiment of the present invention.
FIG. 2 is a plan view illustrating a main part of the head unit according to the embodiment.
3A is a perspective view of a droplet discharge head according to an embodiment, and FIG. 3B is a cross-sectional view of a main part of the droplet discharge head.
FIG. 4 is an external perspective view showing a suction cleaning unit according to the embodiment.
FIGS. 5A and 5B are diagrams showing a suction cleaning unit according to the embodiment, wherein FIG. 5A is a plan view and FIG.
FIG. 6 is a piping diagram of a suction cleaning unit according to the embodiment.
FIG. 7 is a view showing the suction member according to the embodiment, wherein (a) is a plan view, (b) is a front sectional view, and (c) is a side sectional view.
FIG. 8 is an explanatory diagram schematically showing a relationship between a droplet discharge head and a suction member according to the embodiment.
FIG. 9 is an explanatory view schematically showing another arrangement of suction holes.
FIG. 10 is a view showing a suction cap according to a third embodiment, in which (a) is a plan view and (b) is a side view.
FIG. 11 is a sectional view of a liquid crystal display device manufactured by the droplet discharge device of the embodiment.
FIG. 12 is a cross-sectional view of an organic EL device manufactured by the droplet discharge device of the embodiment.
[Explanation of symbols]
1 Droplet ejection device
3 XY moving mechanism (moving mechanism)
8 Droplet ejection head
9 Head unit
12 Control device
51 Nozzle surface
55 nozzles
61 Moving table (moving mechanism)
63 Suction cleaning unit
91 Suction cap (suction member)
94 suction means
181 Cap surface
182 suction hole
450 liquid crystal display
500 Organic EL device
W substrate
Claims (15)
前記ノズル面に非封止状態で接触し、前記付着物を吸入する吸入部材と、
前記吸入部材に接続され、当該吸入部材を介して前記付着物をエアーと共に吸引する吸引手段と、
を備えたことを特徴とするノズル面の吸引清掃装置。In a suction cleaning device for a nozzle surface, which suctions deposits attached to a nozzle surface of a droplet discharge head and cleans the nozzle surface,
A suction member that comes into contact with the nozzle surface in an unsealed state and sucks the attached matter;
A suction unit connected to the suction member, for suctioning the attached matter together with air through the suction member;
A suction cleaning device for a nozzle surface, comprising:
前記ノズル面に近接して対峙し、前記付着物を吸入する吸入部材と、
前記吸入部材に接続され、当該吸入部材を介して前記付着物をエアーと共に吸引する吸引手段と、
を備えたことを特徴とするノズル面の吸引清掃装置。In a suction cleaning device for a nozzle surface, which suctions deposits attached to a nozzle surface of a droplet discharge head and cleans the nozzle surface,
A suction member that is opposed to and close to the nozzle surface and suctions the deposit;
A suction unit connected to the suction member, for suctioning the attached matter together with air through the suction member;
A suction cleaning device for a nozzle surface, comprising:
前記移動機構および前記吸引手段の駆動を制御する制御手段と、を更に備え、
前記制御手段は、前記吸引手段の駆動に同期して、前記移動機構を駆動することを特徴とする請求項5に記載のノズル面の吸引清掃装置。A moving mechanism for relatively moving the nozzle surface in an in-plane direction of the nozzle surface with the suction member facing the nozzle surface,
Control means for controlling the driving of the moving mechanism and the suction means,
The apparatus according to claim 5, wherein the control unit drives the moving mechanism in synchronization with the driving of the suction unit.
前記液滴吐出ヘッドと、を備えたことを特徴とする液滴吐出装置。A suction and cleaning device for a nozzle surface according to any one of claims 4 to 11,
A droplet discharge device comprising: the droplet discharge head.
前記液滴吐出ヘッドから機能液を吐出して、基板上に成膜部を形成することを特徴とする電気光学装置の製造方法。Using the droplet discharge device according to claim 12,
A method for manufacturing an electro-optical device, comprising: forming a film formation portion on a substrate by discharging a functional liquid from the droplet discharge head.
前記液滴吐出ヘッドから吐出した機能液により形成した成膜部を基板上に有することを特徴とする電気光学装置。Using the droplet discharge device according to claim 12,
An electro-optical device, comprising: a film formation unit formed on the substrate by using the functional liquid discharged from the droplet discharge head.
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JP2010012742A (en) * | 2008-07-07 | 2010-01-21 | Seiko Epson Corp | Control method for suction device, suction device and liquid droplet ejecting apparatus |
JP2014522762A (en) * | 2011-07-19 | 2014-09-08 | オセ−テクノロジーズ・ベー・ヴエー | Suction device for cleaning the nozzle surface of a print head |
WO2023057093A1 (en) * | 2021-10-07 | 2023-04-13 | New System S.R.L. | Cleaning assembly |
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2003
- 2003-04-10 JP JP2003106251A patent/JP2004306546A/en active Pending
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