JP2004305007A - 苔パネル - Google Patents
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Abstract
【目的】苔を軽量パネル化して立体配置を可能にする。
【構成】金網からなる表メッシュ2と裏メッシュ3により苔4を表裏から挟んで別体の別体固定部材5により固定一体化して苔パネル1を構成する。表メッシュ2及び裏メッシュ3は線径や開口面積を所定のものにすることにより、苔4が脱落しないように固定でき、かつ通水性及び通気性を確保し、苔4の生長を阻害しない。したがって、苔パネル1は土又はその代用物を不要として軽量化でき、立体配置しても当初の形状を保持する。また、任意数の苔パネル1を連続させることにより面積変化も自由にできる。
【選択図】図1
【構成】金網からなる表メッシュ2と裏メッシュ3により苔4を表裏から挟んで別体の別体固定部材5により固定一体化して苔パネル1を構成する。表メッシュ2及び裏メッシュ3は線径や開口面積を所定のものにすることにより、苔4が脱落しないように固定でき、かつ通水性及び通気性を確保し、苔4の生長を阻害しない。したがって、苔パネル1は土又はその代用物を不要として軽量化でき、立体配置しても当初の形状を保持する。また、任意数の苔パネル1を連続させることにより面積変化も自由にできる。
【選択図】図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、苔を立体的に配置できるようにした苔パネルに関する。なお、本願において苔の上下とは、苔の葉側を上とし、仮根側を下とする。また苔を空間内の上下方向へ並べた配置を立体配置という。
【0002】
【従来の技術】
苔を芝生のように用いて縁化することは公知である。また、苔を比較的剛性のある板状部材に植え付けて立体的に配置することも知られている。また、一般的な植物の立体配置としては、下記特許文献等がある。
【0003】
【特許文献1】特開平8−134941号公報
【特許文献2】特開平4−70126号公報
【特許文献3】特開2002−186350号公報
【特許文献4】特開2000−43967号公報
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
上記のように苔を比較的剛性のある板状部材に植え付けて立体配置しようとすれば、苔を固定するため土又はその代用となる固定部材を用いることになるが、このようなものは、比較的重量があり、そのうえ苔へ給水することによりさらに重くなる。しかも、このようなものを例えば壁状に立体配置しようとすれば、強固な支持構造を必要とする。したがって、苔等の植物一般において立体配置をする場合には軽量であることがまず望まれる。
【0005】
また、不織布等の繊維シート上に苔を固定することにより比較的軽量のシート状をなすものもあるが、苔と繊維シートとの結合が弱いため、これを用いて立体配置すれば、苔が身体等との接触や振動などによりぼろぼろを脱落しやすく、かつ苔自体の重量により、次第に下方へ垂れ下がって中間部や下部がたるんで飛び出す等の不規則な見苦しい形状になる。したがって、立体配置しても当初形状を維持できることが望まれる。
【0006】
さらに、苔の生長を阻害せず、かつ生長したときは苔の支持部材が苔によって覆われて見えにくくなる用にすることも望まれる。また手で持つときにエッジ部分などが接触することのないように取り扱いやすい端末処理を施されていることも望まれる。本願はこのような要請の実現を目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するため本願の苔パネルに係る請求項1の発明は、苔をシート状にして立体配置するための苔パネルにおいて、一群の苔の上下を表メッシュと裏メッシュからなる一対の網により挟んでシート状に固定したことを特徴とする。
【0008】
請求項2の発明は上記請求項1において、上記表メッシュと裏メッシュを別体の連結部材で相互に連結して一体化したことを特徴とする。
【0009】
請求項3の発明は上記請求項1において、上記表メッシュと裏メッシュを、相互の係合により連結一体化したことを特徴とする。
【0010】
請求項4の発明は上記請求項1において、一方の網の周囲に端部を内側へ折り曲げた折り曲げ部とし、これに他方の網の周囲を係合させたことを特徴とする。
【0011】
請求項5の発明は上記請求項1において、重ね合わせた前記表メッシュと裏メッシュの周囲を他の縁取り部材を用いて端末処理したことを特徴とする。
【0012】
請求項6の発明は上記請求項1において、前記表メッシュと裏メッシュが互いに別体として分離されたものか、又は連続する一枚のものを中間部にて折り曲げたものであることを特徴とする。
【0013】
【発明の効果】
請求項1によれば、苔を表メッシュと裏メッシュからなる一対の網で挟んで固定することにより苔パネルとしたので、苔には一般植物における栄養分吸収用の根に相当するものが存在しないという特徴より、土もしくはその代用を用いずに裏メッシュで固定できる。したがって、軽量であり、かつ網構造のため、通気性と通水性を確保し、生長を阻害しない。
【0014】
しかも表メッシュと裏メッシュで挟むことにより、苔の脱落を防止でき、かつ給水等により重量が増加しても、網自体の剛性により垂れ下がる等の形状変化を防止し、当初形状を維持できる。そのうえ、苔が生長すると、表メッシュの上を覆って表メッシュを見えにくくするので、ディスプレイ等の外観を重視する用途への使用に好適となる。
【0015】
この苔パネルを空間内に立てて使用すれば、苔を簡単に立体配置できる。また、苔パネルのサイズを規格化しておき、これを空間内の上下方向へ任意数連結すれば、壁状等の大型の立体配置が容易にできる。しかも軽量であるから支持も容易である。
【0016】
請求項2によれば、表メッシュと裏メッシュを別体の連結部材により相互に連結して容易に一体化できる。
【0017】
請求項3によれば、表メッシュと裏メッシュを相互に係合したので簡単に結合して一体化できる。
【0018】
請求項4によれば、一方の網の周囲に端部を内側へ折り曲げた折り曲げ部を形成し、これに他方の網の周囲を係合させて一体化したので、折り曲げ部が外側の端末処理となり、苔パネルの周囲を持ちやすくする。
【0019】
請求項5によれば、表メッシュと裏メッシュの重ね合わせた周囲を別体の縁取り部材により端末処理したので、苔パネルの周囲を容易に端末処理して持ちやすくすることができ、取り扱い容易になる。
【0020】
請求項6によれば、表メッシュと裏メッシュを別体に形成して2枚合わせにして苔を挟むことができる。また、連続した1枚ものの網の中間部を折り曲げて苔を挟むこともできる。このとき、表メッシュと裏メッシュが別体であれば、苔を折らずに挟めるので挟む作業が容易になる。また、一体であれば、部品点数を削減できる。
【0021】
【発明の実施の形態】
以下、図面に基づいて実施例を説明する。図1〜3は第1実施例であり、図1は、苔パネルの斜視図、図2は分解斜視図、図3は金網の拡大図である。
【0022】
図1に示すように、この苔パネル1は、表メッシュ2と裏メッシュ3で苔4を表裏から挟み、ボルト、ナット等の別体の固定部材5により、例えば4隅と中央部の計5カ所を連結固定して一体化したものである。
この苔パネル1は、例えば、30cm四方の寸法を一単位とする規格品であり、これを任意数連続させることにより、自由に面積を増減させることができる。
【0023】
図2に示すように、この苔パネル1は、略同サイズの表メッシュ2と裏メッシュ3で、シート状の苔4を挟んで、全体がほぼ均一な厚さのパネル状をなすように固定する。したがって、ほぼ苔4の高さ分の厚みを有するシート状のパネルである。
【0024】
シート状の苔は、不織布等のシート6上に仮止めされ状態で予め所定寸法にカットされてブロック状をなしている場合がある(このような市販品の一例として、有限会社モスキャッチシステム製の商品名モスキャッチがある)。この場合のシート6は取り扱いを容易にするために用いられ、各苔は仮根が軽く絡まることにより仮止めされている。
【0025】
したがって苔は比較的脱落し易い状態にあり、触ったり振動を与えると苔が脱落することがある。また、シート6を空間の上下方向に配置した立体配置にすると、重力で次第に下方へ弛みを生じ、苔も下方へ密集するようになる。なお、、シート6を備えず苔だけを直接適当数量のブロック状にしてもよい。
【0026】
苔は、葉と茎及び仮根を有し、ハイ苔やスナ苔等の適宜なものを単独もしくは混合して用いる。なお、苔については、葉側を表又は上とし、仮根側を裏又は下と表現する。仮根は一般植物の栄養吸収根とは異なるものであり、一般には根とされない部分である。本願でも根とはみなさず、苔は一般植物の観点から根がないものとして説明する。
【0027】
表メッシュ2と裏メッシュ3の間に挟まれた苔は、表側で葉が絡み合い、裏側では仮根や茎が絡み合っているため、これらが表メッシュ2及び裏メッシュ3の網目から部分的に突出し、これらの網目により通気性、通水性を確保できるようになっており、かつ脱落しないようになっている。
【0028】
図3に示すように、表メッシュ2及び裏メッシュ3を構成する網は、溶接金網であり、アルミニウムやステンレス等の適宜素材からなる縦線7aと横線7bを格子状に交差させ、交差部8で重ねて溶接等で結合したものである。
【0029】
このような金網構造は、縦線7a及び横線7bが略波形をなして全体として凹凸形状をなすので、パンチングメタルのような平面状のものと異なり、苔4との絡み合いを多くして脱落を防止できる。なお、必ずしも交差部8を溶接する必要はなく、また、金属製の代わりに樹脂製としてもよい。
【0030】
この金網は、一例として、線形が0.7〜0.8mm、隣り合う縦線7a,7a又は横線7b,7b間の線間距離dが6〜7mm、網目9の開口面積が約5mm2程度であり、開口度は約40〜60%程度にすることが好ましい。このようにすると、苔4を安定して表メッシュ2と裏メッシュ3の間に固定でき、かつ苔4が表メッシュ2及び裏メッシュ3に邪魔されることなく生長して自由に伸びることができる。
【0031】
なお、縦線7a及び横線7bが細くて線径が小さいと、苔4を挟むとき切断しやすくなり、太いと開口面積が小さくなり、苔4の生長を阻害しやすくなる。一方、これらのサイズを本実施例のようにすると、このような有利・不利のバランスを絶妙に保つことができる。
【0032】
また、表メッシュ2及び裏メッシュ3、少なくとも表メッシュ2を緑色に着色すれば、苔4が十分に生長しない段階で表メッシュ2や裏メッシュ3が外部から見やすくなっている段階でもあまり金網を目立たなくすることができる。このような着色方法は任意であるが、例えばディッピング塗装が量産性に富むものである。
【0033】
図4及び5は端末処理の構造例である。なお、以下の実施例では表メッシュ及び裏メッシュは縦線と横線を波形に編まず、単に重ね合わせた構造とする。図4に示すように、表メッシュ2及び裏メッシュ3は、それぞれ端末部10,11のうち、一方側を略J字状に折り曲げた折り曲げ部12とし、他方側は中央の平板状の延長として単純に切り放し状部13とする。
【0034】
表メッシュ2と裏メッシュ3は、図示の同一断面方向において対称形状であり、向かい合わせに折り曲げ部12と切り放し状部13を対向させた状態で、かつ図の左右へずらした状態にする。この状態で表メッシュ2と裏メッシュ3の間に苔4を挟み、表メッシュ2と裏メッシュ3を相対的にずらせて折り曲げ部12と切り放し状部13を接近させる。
【0035】
これにより、図5のAに示すように切り放し状部13が折り曲げ部12の内側部分へ接近し、やがて図5のBに示すように、切り放し状部13が折り曲げ部12と係合することにより表メッシュ2と裏メッシュ3が係合一体化する。このようにすると、特別に別体の結合部材を用いずに結合でき、かつ折り曲げ部12によって鋭角部が手に接触しないので、手で容易に持つことができる。
【0036】
なお、図示の断面方向と直交する方向の断面も同様構造にすれば、同一平面にて表メッシュ2と裏メッシュ3を直交する2方向へずらすことにより、周囲をすべて折り曲げ部12により端末処理できる。
しかも、別体の端末処理部材を使用しなくても済み、部品点数を削減できる。
【0037】
図6,7は上記の端末処理の変形例としての第3実施例であり、表メッシュ2は単純な平板状とし、端末部10は切り放し状部13になっている。一方、裏メッシュ3は周囲を苔4の高さ分だけ表側へ折り曲げ、さらにその先端を内側へ折り返して略逆J字状の折り曲げ部12としている。
【0038】
図7のAに示すように、この端末部11内へ苔4を入れ、その上から表メッシュ2を被せると、図7のBに示すように、表メッシュ2が折り曲げ部12を弾性変形しながら裏メッシュ3の折り曲げ部12内側へ入り、切り放し状部13が折り曲げ部12の内側部分と係合して表メッシュ2と裏メッシュ3が結合一体化する。
【0039】
このようにすると、単に表メッシュ2と裏メッシュ3へ押し込むだけで表メッシュ2と裏メッシュ3を結合でき、かつ苔パネル1の周囲を折り曲げ部12で処理できるから、さらに組立が容易・迅速になる。また、表メッシュ2と裏メッシュ3で挟むときに苔を折りにくくなる。
【0040】
図8〜11は別体のモールを用いた端末処理例を示す。図8に示す第4実施例は、表メッシュ2と裏メッシュ3の周囲をなす端末部10,11を周方向(裏側)へ平行に折り曲げて重ね、各先端を樹脂製の縁取り部材であるモール14へ突き刺すことにより端末処理してある。このようにすると、苔パネル1を手で持つとき、金網の端末部10,11の鋭角部が手に接触しないので扱いやすくなる。
【0041】
また、モール14へ端末部10,11を突き刺すことにより処理できるので、量産性に優れている。但し、モール14はこのような例だけでなく、例えばU字型モールとして、これで端末部10,11を上から挟み込むようにしてもよい。さらにはディッピング等によっても直接端末部10,11の上へ一体に形成してもよい。
【0042】
図9に示す第5実施例は、端末部10を苔4の高さ分だけ裏側へ折り曲げて、さらにその先端を水平に外方へ折り曲げて、端末部11と重ね、側方よりモール14を取り付けて縁取りしたものである。この場合、端末部11側は全体として平板状の裏メッシュ3の周囲をなし、特に折り曲げ等の処理を施していない部分である。
【0043】
図10に示す第6実施例は、端末部10を苔4の高さ分だけ裏側へ折り曲げて、その先端をモール14へ前方から差し込むとともに、端末部11は特別に折り曲げ等の処理をせずそのまま側方から折り曲げ部12へ差し込んだものである。このようにすると、端末部10,端末部11を最も単純形状に形成できる。
【0044】
図11に示す第7実施例は、端末部10を裏側へ曲げて表側からモール14へ差し込み、端末部11を表側へ曲げて裏側からモール14へ差し込んだものである。このようにすると、表裏を対称構造にできるから、表メッシュ2と裏メッシュ3を共通化することも可能になる。
【0045】
図12に示す第8実施例は、は表メッシュ2と裏メッシュ3を連続した1枚状のものとして構成した例であり、表メッシュ2と裏メッシュ3が連続した長尺の金網15の中間部16を折り曲げ、表メッシュ2と裏メッシュ3を重ね合わせ、間に苔4を挟むとともに、各先端の端末部10,端末部11を重ね合わせて、適当なモール17等で連結するとともに端末処理する。このようにすれば、表メッシュ2と裏メッシュ3を一体化できるので、部品点数を削減できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施例に係る苔パネルの斜視図
【図2】その分解斜視図
【図3】金網の拡大図
【図4】第2実施例に係る端末処理の構造例を示す図
【図5】その端末処理方法を示す図
【図6】第3実施例に係る端末処理の変形例を示す図
【図7】その端末処理方法を示す図
【図8】第4実施例に係る端末処理の構造例を示す図
【図9】第5実施例に係る端末処理の構造例を示す図
【図10】第6実施例に係る端末処理の構造例を示す図
【図11】第7実施例に係る端末処理の構造例を示す図
【図12】第8実施例に係る各メッシュを1枚状にした例を示す図
【符号の説明】
1:苔パネル、2:表メッシュ、3:裏メッシュ、4:苔、5:別体固定部材、7a:縦線、7b:横線、8:交差部、9:網目、10:端末部、11:端末部、12:折り曲げ部、13:切り放し状部、14:モール、15:金網、16:中間部、17:モール
【発明の属する技術分野】
この発明は、苔を立体的に配置できるようにした苔パネルに関する。なお、本願において苔の上下とは、苔の葉側を上とし、仮根側を下とする。また苔を空間内の上下方向へ並べた配置を立体配置という。
【0002】
【従来の技術】
苔を芝生のように用いて縁化することは公知である。また、苔を比較的剛性のある板状部材に植え付けて立体的に配置することも知られている。また、一般的な植物の立体配置としては、下記特許文献等がある。
【0003】
【特許文献1】特開平8−134941号公報
【特許文献2】特開平4−70126号公報
【特許文献3】特開2002−186350号公報
【特許文献4】特開2000−43967号公報
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
上記のように苔を比較的剛性のある板状部材に植え付けて立体配置しようとすれば、苔を固定するため土又はその代用となる固定部材を用いることになるが、このようなものは、比較的重量があり、そのうえ苔へ給水することによりさらに重くなる。しかも、このようなものを例えば壁状に立体配置しようとすれば、強固な支持構造を必要とする。したがって、苔等の植物一般において立体配置をする場合には軽量であることがまず望まれる。
【0005】
また、不織布等の繊維シート上に苔を固定することにより比較的軽量のシート状をなすものもあるが、苔と繊維シートとの結合が弱いため、これを用いて立体配置すれば、苔が身体等との接触や振動などによりぼろぼろを脱落しやすく、かつ苔自体の重量により、次第に下方へ垂れ下がって中間部や下部がたるんで飛び出す等の不規則な見苦しい形状になる。したがって、立体配置しても当初形状を維持できることが望まれる。
【0006】
さらに、苔の生長を阻害せず、かつ生長したときは苔の支持部材が苔によって覆われて見えにくくなる用にすることも望まれる。また手で持つときにエッジ部分などが接触することのないように取り扱いやすい端末処理を施されていることも望まれる。本願はこのような要請の実現を目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するため本願の苔パネルに係る請求項1の発明は、苔をシート状にして立体配置するための苔パネルにおいて、一群の苔の上下を表メッシュと裏メッシュからなる一対の網により挟んでシート状に固定したことを特徴とする。
【0008】
請求項2の発明は上記請求項1において、上記表メッシュと裏メッシュを別体の連結部材で相互に連結して一体化したことを特徴とする。
【0009】
請求項3の発明は上記請求項1において、上記表メッシュと裏メッシュを、相互の係合により連結一体化したことを特徴とする。
【0010】
請求項4の発明は上記請求項1において、一方の網の周囲に端部を内側へ折り曲げた折り曲げ部とし、これに他方の網の周囲を係合させたことを特徴とする。
【0011】
請求項5の発明は上記請求項1において、重ね合わせた前記表メッシュと裏メッシュの周囲を他の縁取り部材を用いて端末処理したことを特徴とする。
【0012】
請求項6の発明は上記請求項1において、前記表メッシュと裏メッシュが互いに別体として分離されたものか、又は連続する一枚のものを中間部にて折り曲げたものであることを特徴とする。
【0013】
【発明の効果】
請求項1によれば、苔を表メッシュと裏メッシュからなる一対の網で挟んで固定することにより苔パネルとしたので、苔には一般植物における栄養分吸収用の根に相当するものが存在しないという特徴より、土もしくはその代用を用いずに裏メッシュで固定できる。したがって、軽量であり、かつ網構造のため、通気性と通水性を確保し、生長を阻害しない。
【0014】
しかも表メッシュと裏メッシュで挟むことにより、苔の脱落を防止でき、かつ給水等により重量が増加しても、網自体の剛性により垂れ下がる等の形状変化を防止し、当初形状を維持できる。そのうえ、苔が生長すると、表メッシュの上を覆って表メッシュを見えにくくするので、ディスプレイ等の外観を重視する用途への使用に好適となる。
【0015】
この苔パネルを空間内に立てて使用すれば、苔を簡単に立体配置できる。また、苔パネルのサイズを規格化しておき、これを空間内の上下方向へ任意数連結すれば、壁状等の大型の立体配置が容易にできる。しかも軽量であるから支持も容易である。
【0016】
請求項2によれば、表メッシュと裏メッシュを別体の連結部材により相互に連結して容易に一体化できる。
【0017】
請求項3によれば、表メッシュと裏メッシュを相互に係合したので簡単に結合して一体化できる。
【0018】
請求項4によれば、一方の網の周囲に端部を内側へ折り曲げた折り曲げ部を形成し、これに他方の網の周囲を係合させて一体化したので、折り曲げ部が外側の端末処理となり、苔パネルの周囲を持ちやすくする。
【0019】
請求項5によれば、表メッシュと裏メッシュの重ね合わせた周囲を別体の縁取り部材により端末処理したので、苔パネルの周囲を容易に端末処理して持ちやすくすることができ、取り扱い容易になる。
【0020】
請求項6によれば、表メッシュと裏メッシュを別体に形成して2枚合わせにして苔を挟むことができる。また、連続した1枚ものの網の中間部を折り曲げて苔を挟むこともできる。このとき、表メッシュと裏メッシュが別体であれば、苔を折らずに挟めるので挟む作業が容易になる。また、一体であれば、部品点数を削減できる。
【0021】
【発明の実施の形態】
以下、図面に基づいて実施例を説明する。図1〜3は第1実施例であり、図1は、苔パネルの斜視図、図2は分解斜視図、図3は金網の拡大図である。
【0022】
図1に示すように、この苔パネル1は、表メッシュ2と裏メッシュ3で苔4を表裏から挟み、ボルト、ナット等の別体の固定部材5により、例えば4隅と中央部の計5カ所を連結固定して一体化したものである。
この苔パネル1は、例えば、30cm四方の寸法を一単位とする規格品であり、これを任意数連続させることにより、自由に面積を増減させることができる。
【0023】
図2に示すように、この苔パネル1は、略同サイズの表メッシュ2と裏メッシュ3で、シート状の苔4を挟んで、全体がほぼ均一な厚さのパネル状をなすように固定する。したがって、ほぼ苔4の高さ分の厚みを有するシート状のパネルである。
【0024】
シート状の苔は、不織布等のシート6上に仮止めされ状態で予め所定寸法にカットされてブロック状をなしている場合がある(このような市販品の一例として、有限会社モスキャッチシステム製の商品名モスキャッチがある)。この場合のシート6は取り扱いを容易にするために用いられ、各苔は仮根が軽く絡まることにより仮止めされている。
【0025】
したがって苔は比較的脱落し易い状態にあり、触ったり振動を与えると苔が脱落することがある。また、シート6を空間の上下方向に配置した立体配置にすると、重力で次第に下方へ弛みを生じ、苔も下方へ密集するようになる。なお、、シート6を備えず苔だけを直接適当数量のブロック状にしてもよい。
【0026】
苔は、葉と茎及び仮根を有し、ハイ苔やスナ苔等の適宜なものを単独もしくは混合して用いる。なお、苔については、葉側を表又は上とし、仮根側を裏又は下と表現する。仮根は一般植物の栄養吸収根とは異なるものであり、一般には根とされない部分である。本願でも根とはみなさず、苔は一般植物の観点から根がないものとして説明する。
【0027】
表メッシュ2と裏メッシュ3の間に挟まれた苔は、表側で葉が絡み合い、裏側では仮根や茎が絡み合っているため、これらが表メッシュ2及び裏メッシュ3の網目から部分的に突出し、これらの網目により通気性、通水性を確保できるようになっており、かつ脱落しないようになっている。
【0028】
図3に示すように、表メッシュ2及び裏メッシュ3を構成する網は、溶接金網であり、アルミニウムやステンレス等の適宜素材からなる縦線7aと横線7bを格子状に交差させ、交差部8で重ねて溶接等で結合したものである。
【0029】
このような金網構造は、縦線7a及び横線7bが略波形をなして全体として凹凸形状をなすので、パンチングメタルのような平面状のものと異なり、苔4との絡み合いを多くして脱落を防止できる。なお、必ずしも交差部8を溶接する必要はなく、また、金属製の代わりに樹脂製としてもよい。
【0030】
この金網は、一例として、線形が0.7〜0.8mm、隣り合う縦線7a,7a又は横線7b,7b間の線間距離dが6〜7mm、網目9の開口面積が約5mm2程度であり、開口度は約40〜60%程度にすることが好ましい。このようにすると、苔4を安定して表メッシュ2と裏メッシュ3の間に固定でき、かつ苔4が表メッシュ2及び裏メッシュ3に邪魔されることなく生長して自由に伸びることができる。
【0031】
なお、縦線7a及び横線7bが細くて線径が小さいと、苔4を挟むとき切断しやすくなり、太いと開口面積が小さくなり、苔4の生長を阻害しやすくなる。一方、これらのサイズを本実施例のようにすると、このような有利・不利のバランスを絶妙に保つことができる。
【0032】
また、表メッシュ2及び裏メッシュ3、少なくとも表メッシュ2を緑色に着色すれば、苔4が十分に生長しない段階で表メッシュ2や裏メッシュ3が外部から見やすくなっている段階でもあまり金網を目立たなくすることができる。このような着色方法は任意であるが、例えばディッピング塗装が量産性に富むものである。
【0033】
図4及び5は端末処理の構造例である。なお、以下の実施例では表メッシュ及び裏メッシュは縦線と横線を波形に編まず、単に重ね合わせた構造とする。図4に示すように、表メッシュ2及び裏メッシュ3は、それぞれ端末部10,11のうち、一方側を略J字状に折り曲げた折り曲げ部12とし、他方側は中央の平板状の延長として単純に切り放し状部13とする。
【0034】
表メッシュ2と裏メッシュ3は、図示の同一断面方向において対称形状であり、向かい合わせに折り曲げ部12と切り放し状部13を対向させた状態で、かつ図の左右へずらした状態にする。この状態で表メッシュ2と裏メッシュ3の間に苔4を挟み、表メッシュ2と裏メッシュ3を相対的にずらせて折り曲げ部12と切り放し状部13を接近させる。
【0035】
これにより、図5のAに示すように切り放し状部13が折り曲げ部12の内側部分へ接近し、やがて図5のBに示すように、切り放し状部13が折り曲げ部12と係合することにより表メッシュ2と裏メッシュ3が係合一体化する。このようにすると、特別に別体の結合部材を用いずに結合でき、かつ折り曲げ部12によって鋭角部が手に接触しないので、手で容易に持つことができる。
【0036】
なお、図示の断面方向と直交する方向の断面も同様構造にすれば、同一平面にて表メッシュ2と裏メッシュ3を直交する2方向へずらすことにより、周囲をすべて折り曲げ部12により端末処理できる。
しかも、別体の端末処理部材を使用しなくても済み、部品点数を削減できる。
【0037】
図6,7は上記の端末処理の変形例としての第3実施例であり、表メッシュ2は単純な平板状とし、端末部10は切り放し状部13になっている。一方、裏メッシュ3は周囲を苔4の高さ分だけ表側へ折り曲げ、さらにその先端を内側へ折り返して略逆J字状の折り曲げ部12としている。
【0038】
図7のAに示すように、この端末部11内へ苔4を入れ、その上から表メッシュ2を被せると、図7のBに示すように、表メッシュ2が折り曲げ部12を弾性変形しながら裏メッシュ3の折り曲げ部12内側へ入り、切り放し状部13が折り曲げ部12の内側部分と係合して表メッシュ2と裏メッシュ3が結合一体化する。
【0039】
このようにすると、単に表メッシュ2と裏メッシュ3へ押し込むだけで表メッシュ2と裏メッシュ3を結合でき、かつ苔パネル1の周囲を折り曲げ部12で処理できるから、さらに組立が容易・迅速になる。また、表メッシュ2と裏メッシュ3で挟むときに苔を折りにくくなる。
【0040】
図8〜11は別体のモールを用いた端末処理例を示す。図8に示す第4実施例は、表メッシュ2と裏メッシュ3の周囲をなす端末部10,11を周方向(裏側)へ平行に折り曲げて重ね、各先端を樹脂製の縁取り部材であるモール14へ突き刺すことにより端末処理してある。このようにすると、苔パネル1を手で持つとき、金網の端末部10,11の鋭角部が手に接触しないので扱いやすくなる。
【0041】
また、モール14へ端末部10,11を突き刺すことにより処理できるので、量産性に優れている。但し、モール14はこのような例だけでなく、例えばU字型モールとして、これで端末部10,11を上から挟み込むようにしてもよい。さらにはディッピング等によっても直接端末部10,11の上へ一体に形成してもよい。
【0042】
図9に示す第5実施例は、端末部10を苔4の高さ分だけ裏側へ折り曲げて、さらにその先端を水平に外方へ折り曲げて、端末部11と重ね、側方よりモール14を取り付けて縁取りしたものである。この場合、端末部11側は全体として平板状の裏メッシュ3の周囲をなし、特に折り曲げ等の処理を施していない部分である。
【0043】
図10に示す第6実施例は、端末部10を苔4の高さ分だけ裏側へ折り曲げて、その先端をモール14へ前方から差し込むとともに、端末部11は特別に折り曲げ等の処理をせずそのまま側方から折り曲げ部12へ差し込んだものである。このようにすると、端末部10,端末部11を最も単純形状に形成できる。
【0044】
図11に示す第7実施例は、端末部10を裏側へ曲げて表側からモール14へ差し込み、端末部11を表側へ曲げて裏側からモール14へ差し込んだものである。このようにすると、表裏を対称構造にできるから、表メッシュ2と裏メッシュ3を共通化することも可能になる。
【0045】
図12に示す第8実施例は、は表メッシュ2と裏メッシュ3を連続した1枚状のものとして構成した例であり、表メッシュ2と裏メッシュ3が連続した長尺の金網15の中間部16を折り曲げ、表メッシュ2と裏メッシュ3を重ね合わせ、間に苔4を挟むとともに、各先端の端末部10,端末部11を重ね合わせて、適当なモール17等で連結するとともに端末処理する。このようにすれば、表メッシュ2と裏メッシュ3を一体化できるので、部品点数を削減できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施例に係る苔パネルの斜視図
【図2】その分解斜視図
【図3】金網の拡大図
【図4】第2実施例に係る端末処理の構造例を示す図
【図5】その端末処理方法を示す図
【図6】第3実施例に係る端末処理の変形例を示す図
【図7】その端末処理方法を示す図
【図8】第4実施例に係る端末処理の構造例を示す図
【図9】第5実施例に係る端末処理の構造例を示す図
【図10】第6実施例に係る端末処理の構造例を示す図
【図11】第7実施例に係る端末処理の構造例を示す図
【図12】第8実施例に係る各メッシュを1枚状にした例を示す図
【符号の説明】
1:苔パネル、2:表メッシュ、3:裏メッシュ、4:苔、5:別体固定部材、7a:縦線、7b:横線、8:交差部、9:網目、10:端末部、11:端末部、12:折り曲げ部、13:切り放し状部、14:モール、15:金網、16:中間部、17:モール
Claims (6)
- 苔をシート状にして立体配置するための苔パネルにおいて、一群の苔の上下を表メッシュと裏メッシュからなる一対の網により挟んでシート状に固定したことを特徴とする苔パネル。
- 上記表メッシュと裏メッシュを別体の連結部材で相互に連結して一体化したことを特徴とする請求項1の苔パネル
- 上記表メッシュと裏メッシュを、相互の係合により連結一体化したことを特徴とする請求項1の苔パネル。
- 一方の網の周囲に端部を内側へ折り曲げた折り曲げ部とし、これに他方の網の周囲を係合させたことを特徴とする請求項1の苔パネル。
- 重ね合わせた前記表メッシュと裏メッシュの周囲を他の縁取り部材を用いて端末処理したことを特徴とする請求項1の苔パネル。
- 前記表メッシュと裏メッシュが互いに別体として分離されたものか、又は連続する一枚のものを中間部にて折り曲げたものであることを特徴とする請求項1の苔パネル。
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- 2003-04-01 JP JP2003098632A patent/JP2004305007A/ja not_active Withdrawn
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