JP2004303049A - 発問返答管理方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】発問返答管理において、質問や回答等の質問応答の行為の定義の状態を自由度が高い状態かつ秩序度も高い状態に維持する。
【解決手段】問題解決または課題達成等の手順における案件の発生または案件の設定から評価の完了までの質問者および回答者の一連の行為について、質疑応答および質問応答等を含む行為の構造を、形式化された行為の手順の図を用いて雛形表示および状態表示し、質問者または回答者に提示する。
【選択図】 図47

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、CRM(Customer Relationship Management:顧客情報管理)システム等において発問(質問者から回答者への質問や疑問、回答者から質問者への疑問)と返答(回答者から質問者への回答や疑問回答、質問者から回答者への疑問回答)を管理する発問返答管理装置およびその方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年のIT(Information Technology)の発展に伴い、多くの組織(企業や役所等)においてCRMシステムが導入されている。このようなシステムにおいては、例えば、顧客からの多様な内容の質問(文)に対して的確な内容の回答(文)を迅速に提供することが求められる(例えば、特許文献1、特許文献2、特許文献3、および特許文献4参照)。
【0003】
質問応答における当事者(行為者)の行為の定義の状態を、行為の記載と行為の伝達、および自由度と秩序度で表すと、図136のようになる。この場合、当事者は、質問者または回答者に対応し、行為は、例えば、質問または回答に対応する。また、行為の伝達とは、“質問者の質問1”や“回答者の回答1”のような行為の名札(ラベル)を使用した伝達の手順を表す。
【0004】
ある問題について案件の発生から評価の完了までの問題解決の手順またはある課題について案件の設定から評価の完了までの課題達成の手順等において行為の1回の伝達が可能であり、行為の1回の伝達で1個の行為の記載が可能である場合、自由度は低いと考えられる。これに対して、問題解決の手順または課題達成の手順で行為の複数回の伝達が可能であり、行為の1回の伝達で複数個の行為の記載が可能である場合、自由度は高いと考えられる。
【0005】
また、行為の伝達において行為間の順序関係の理解が困難であり、行為内の記載内容の理解が困難である場合、秩序度は低いと考えられ、行為間の順序関係の理解が容易であり、行為内の記載内容の理解が容易である場合、秩序度は高いと考えられる。
【0006】
【特許文献1】
特開平6−274539号公報
【特許文献2】
特開平8−278892号公報
【特許文献3】
特開2002−278977号公報
【特許文献4】
特開2003−006207号公報
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、従来の質問応答管理には、次のような問題がある。
行為の定義の状態の自由度が高い場合、行為の理解度の解釈をまとめると、図137のようになる。この場合、名札の行為(行為の名札に示す内容)と本文の行為(行為の本文に示す記載内容)の対応関係を理解することが困難となり、質問の行為と回答の行為の対応関係を理解することも困難となる。このため、行為間の順序関係や行為内の記載内容の理解が困難となる。このように、行為の定義の状態は、自由度が高いと秩序度が低いという傾向がある。
【0008】
図138は、従来の行為の定義の状態における不具合の発生の要因を示しており、図139は、従来の質問応答管理の機能を示しており、図140は、図139の質問応答管理における使用画面を示している。図139の記載伝達情報101としては質問者情報や行為情報が作成され、作成された情報は蓄積保存情報102としてシステム内に保存される。保存された蓄積保存情報102は、各トランザクションにおいて必要に応じて参照される。
【0009】
画面111(行為内容履歴)は、質問者情報参照▲2▼における行為情報参照のトランザクションで使用され、画面112(行為内容作成)と画面113(行為内容確認)は、質問者情報作成▲1▼および質問者情報参照▲2▼における行為情報作成のトランザクションで使用される。画面113において内容が確認された行為は、メール等の通知手段により行為の相手に伝達される。ここで、不具合の発生の要因をまとめると、以下のようになる(図138参照)。
(1)手順内の行為における行為内の記載内容の不具合の発生の要因
<作成>
・どの行為を使用して行為内容を記載するのか、記載場所のどの位置にどの順序で行為内容を記載するのか等の定義が不十分である(定義曖昧)。
・意図する行為と記載する行為とについて、適切な行為がないこと、類似の行為が多いこと等のために、行為者は使用する行為の選択や判断に迷うことが多い。このため、意図に近しい適当な行為を使用して記載する結果となる。
<参照>
・どの行為を使用して行為内容を記載したのか、記載場所のどの位置にどの順序で行為内容を記載したのか等がわかりにくい(理解困難)。
・記載した行為について、別種な本文が混在する、同種の本文が混在する等のために、行為者は記載位置や記載順序の把握に迷うことが多い。このため、行為内(手順内)の行為の記載内容の理解に時間を費やす結果となる。
(2)手順内の行為における行為間の順序関係の不具合の発生の要因
<作成>
・どの行為を使用して行為内容を伝達するのか、手順全体のどの位置にどの順序で行為内容を伝達するのか等の定義が不十分である(定義曖昧)。
・意図する行為と伝達する行為とについて、適切な行為がないこと、類似の行為が多いこと等のために、行為者は使用する行為の選択や判断に迷うことが多い。このため、意図に近しい適当な行為を使用して伝達する結果となる。
<参照>
・どの行為を使用して行為内容を伝達したのか、手順全体のどの位置にどの順序で行為内容を伝達したのか等がわかりにくい(理解困難)。
・伝達した行為について、現在の行為はどの位置にあるのか、予定の行為はどの行為であるのか等について、行為者は伝達位置や伝達順序の把握に迷うことが多い。このため、行為間(手順内)の行為の順序関係の理解に時間を費やす結果となる。
【0010】
以上のように、行為者の行為は属人的・恣意的であり、行為の定義が不十分であるために、行為間の順序関係の不具合や行為内の記載内容の不具合が発生しやく、秩序度が低下していると考えられる。
【0011】
また、ある行為に対する満足度に関係する見解を記載した内容について、簡易な検索エンジン(キーワード検索等)を使用して、検索精度を低下させずに簡単に把握したいという要望がある。
【0012】
例えば、質問者の満足度を表す評価アンケートの記載内容には、満足度に関係する評価の項目として、それまでの疑問や疑問発生の理由や動機等の見解が記載されることがある。同様に、行為者の行為(回答者の回答に対する質問者の質問等)の記載内容にも、満足度に関係する疑問や疑問発生の理由や動機等の見解が記載されることがある。しかし、これらの見解の把握は、前者の場合、評価を実施するまで待つ必要があるので時間的に容易でなく、後者の場合、検索して理解する必要があるので技術的に容易でないという側面を持っている。
【0013】
図141は、従来の質問応答管理における見解の記載方法を示している。質問者および回答者はともに、質問と回答の両方の行為を使用することができ、それらのいずれにも見解を記載することができる。ここで、質問や回答の行為にどのような内容の見解を記載してもよいとすると、行為との関係がわかりにくくなり、質問や回答の行為に必ずしも見解を記載するとは限らないとすると、行為との関係がわからなくなる。このように、従来は満足度に関係する行為を定義して使用しておらず、見解の検索において不都合が発生しやすいという問題がある。
【0014】
本発明の課題は、行為の定義の状態を自由度が高い状態かつ秩序度も高い状態に維持する発問返答管理装置およびその方法を提供することである。また、本発明のもう1つの課題は、行為の記載における見解の把握を容易にする発問返答管理装置およびその方法を提供することである。
【0015】
【課題を解決するための手段】
上述したように、行為の定義の状態の自由度が高い場合、行為の名札に示す内容と行為の本文に示す記載内容とが乖離する(不一致となる)可能性が極めて高く、行為の名札に示す内容はその意味を成さなくなる。結果として、行為を理解する場合には、行為の本文に示す記載内容を対象に「検索」(マイニングや自然言語処理等の技術を含む)の機能や能力を高めることが要求される(アプローチ1)。他方、行為の名札に示す内容を対象に、行為の本文に示す記載内容と一致する(乖離しない)可能性を求める方法も考えられる(アプローチ2)。本発明においては、後者のアプローチ2に基づき発問返答を管理する。
【0016】
本発明の発問返答管理方法では、発問返答により解決すべき問題または達成すべき課題に対して、案件の発生または案件の設定から評価の完了までの手順における質問者および回答者の一連の行為を管理するために、図1のような発問返答管理装置および端末装置を用いる。
【0017】
図1の発問返答管理装置は、格納手段201、生成手段202、および出力手段203を備える。格納手段201は、あらかじめ決められた行為の手順の図を雛形として表示するための情報を行為手順内部テーブルとして格納する。生成手段202は、格納手段201から行為手順内部テーブルの情報を読み出して、雛形を質問者または回答者に提示するための雛形表示用データを生成する。出力手段203は、生成された雛形表示用データを出力する。
【0018】
また、図1の端末装置は、受信手段204、格納手段205、および表示手段206を備える。受信手段204は、あらかじめ決められた行為の手順の図を雛形として質問者または回答者に提示するための雛形表示用データを受信する。格納手段205は、受信した雛形表示用データを格納する。表示手段206は、格納手段205から雛形表示用データの情報を読み出して、行為の手順の図を画面に表示する。
【0019】
出力手段203による出力方法としては表示や送信(や発信)等が含まれ、出力手段203は、いずれか1つ(または複数)の方法で雛形表示用データを出力する。出力手段203が雛形表示用データを端末装置に送信した場合、表示手段206が行為の手順の図を画面に表示する。
【0020】
このような雛形表示用データを用いれば、行為の手順の図を雛形として画面上に表示し、行為者(質問者または回答者)に提示することができる。行為者は、表示された雛形の図を参照することで、手順内の各行為の伝達位置や伝達順序を容易に把握することができるようになり、手順全体の一覧性が確保される。したがって、行為の定義の状態の自由度が高い場合でも、秩序度を向上させることが可能となる。
【0021】
本発明の別の局面において、格納手段201は、質問者および回答者が提示された雛形を参照して、作成する行為の内容の情報を含む行為内容内部テーブルを格納する。そして、生成手段202は、行為手順内部テーブルおよび行為内容内部テーブルの情報を格納手段201から読み出して、雛形上で(結果を含む経過の履歴である)実績の行為を表示し、質問者または回答者に提示するための履歴表示用データと、雛形上で(反復や繰返等の)重複を含む行為を表示し、質問者または回答者に提示するための集約表示用データと、雛形上で(実績の行為の中で最新(最後)の行為である)現在の行為および(以後の)予定の行為を表示し、質問者または回答者に提示するための予実表示用データとを生成し、出力手段203は、生成された各表示用データを状態表示用データとして出力する。
【0022】
このような状態表示用データを用いれば、(結果を含む経過の履歴である)実績の行為と、(反復や繰返等の)重複を含む行為と、(実績の行為の中で最新(最後)の行為である)現在の行為および(以後の)予定の行為とを雛形上で表示し、行為者(質問者または回答者)に提示することができる。行為者は、表示された雛形上の図を参照することで、手順内の各行為の伝達位置や伝達順序を容易に把握することができるようになり、行為の状態(推移や履歴等)の把握が容易となる。
【0023】
本発明のさらに別の局面において、行為の手順は、質問者および回答者のうち一方の行為者の満足度に関係してその行為者がもう一方の行為者に対して回答を依頼する疑問の行為を含む。格納手段201は、行為内容内部テーブルの疑問の行為に関する行為の内容の情報として、疑問の行為の目的を表す行為属性の項目を含む情報を格納する。そして、発問返答管理装置は、疑問の行為に関する行為の内容の情報に含まれる行為属性を対象に行為属性の内容を検索し、出力手段203は、得られた検索結果を出力する。
【0024】
行為者の満足度に関係する行為でもある疑問の行為を定義し、その目的を表す行為属性の項目を設けることで、疑問の行為に関する行為の内容の情報に対する見解の記載が促進される。また、この行為属性の項目を検索対象とすることで、見解の検索精度が向上し、見解を簡単に把握できるようになる。
【0025】
本発明のさらに別の局面において、行為の手順は、質問者および回答者のうち一方の行為者がもう一方の行為者の疑問の行為に対して回答する疑問回答の行為を含む。格納手段201は、行為内容内部テーブルの疑問回答の行為に関する行為の内容の情報として、疑問回答の行為が再質問であるか再回答であるかそれ以外であるかを表す行為種類の項目を含む情報を格納する。そして、生成手段202は、疑問回答の行為に関する行為の内容の情報を格納手段201から読み出して、(結果を含む経過の履歴である)実績の行為を表示し、質問者または回答者に提示するための履歴表示用データを生成し、出力手段203は、生成された履歴表示用データを内容表示用データとして出力する。
【0026】
疑問の行為に対して回答する疑問回答の行為を定義し、それが再質問であるか再回答であるかそれ以外であるかを表す行為種類の項目を設けることで、疑問回答の行為に関する行為の内容の情報に対する疑問回答の行為の種類の記載が促進される。また、この行為種類の項目を含む疑問回答の行為に関する行為の内容の情報から、(結果を含む経過の履歴である)実績の行為を表示し、質問者または回答者に提示するための履歴表示用データを生成することで、疑問回答の行為内容を容易に把握することができる。
【0027】
本発明のさらに別の局面において、行為手順内部テーブルは、質問者および回答者の各行為を表す行為構造の記号を含み、生成手段202は、その行為構造の記号を用いて雛形を質問者または回答者に提示するための雛形表示用データを生成する。
【0028】
質問者および回答者の各行為を表す記号を用いて、行為の手順の図を画面上に表示することで、手順内の各行為の伝達位置や伝達順序をより正確に把握することができるようになる。
【0029】
なお、本発明の発問返答管理方法は、発問返答により解決すべき問題または達成すべき課題に対して、案件の発生または案件の設定から評価の完了までの手順における質問者および回答者の一連の行為を管理するためのみならず、同様にして、質疑応答が必要となる行為または質疑応答が必要となる手順における質問者および回答者の一連の行為を管理するためにも用いることができる。
【0030】
図1の発問返答管理装置は、例えば、後述する図8のサーバ321に対応し、図1の格納手段201は、例えば、後述する図134のメモリ422に対応し、図1の行為手順内部テーブルは、例えば、後述する図73の内部テーブル1に対応し、図1の行為内容内部テーブルは、例えば、後述する図74の内部テーブル2に対応する。また、図1の生成手段202は、例えば、図134のCPU(中央処理装置)421とメモリ422に対応し、図1の出力手段203は、例えば、図134のネットワーク接続装置427に対応する。
【0031】
また、行為の手順の図は、例えば、後述する図3の画面314(行為手順履歴)に対応し、行為の内容の情報は、例えば、後述する図3の記載伝達情報301に対応する。
【0032】
また、図1の端末装置は、例えば、後述する図8の端末322に対応し、受信手段204は、例えば、図134のネットワーク接続装置427に対応する。また、格納手段205は、例えば、図134のメモリ422に対応し、表示手段206は、例えば、図134の出力装置424に対応する。
【0033】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照しながら、本発明の実施の形態を詳細に説明する。
本実施形態では、形式化した雛形を用いて行為の状態を表示することで、行為の記載や行為の伝達における不具合の発生を抑制し、秩序度が高い状態を維持向上させる。具体的には、行為の定義(手順の定義を含む)を行い、図(グラフ等)により形式化した雛形を用いて、参照や作成の各トランザクションの利用場面で行為の状態を表示し、表示された行為の状態を使用して処理を行う。
【0034】
図2は、本実施形態の行為の定義の状態における不具合の発生の抑制を示しており、図3は、本実施形態の発問返答管理の機能を示しており、図4は、図3の発問返答管理における使用画面を示している。図3の記載伝達情報301としては質問者情報や行為情報が作成され、作成された情報は蓄積保存情報302としてシステム内に保存される。保存された蓄積保存情報302は、各トランザクションにおいて必要に応じて参照される。
【0035】
画面311(行為内容履歴)、画面314(行為手順履歴)、および画面315(行為内容参照)は、質問者情報参照▲2▼における行為情報参照のトランザクションで使用される。また、画面312(行為内容作成)と画面313(行為内容確認)は、質問者情報作成▲1▼および質問者情報参照▲2▼における行為情報作成のトランザクションで使用される。画面313において内容が確認された行為は、メール等の通知手段により行為の相手に伝達される。
【0036】
このうち、画面314による行為の手順や状態の表示が、上述した雛形を用いた表示機能に相当する。ここで、不具合の発生を抑制する手段をまとめると、以下のようになる(図2参照)。
(1)手順内の行為における行為内の記載内容の不具合の発生の抑制
行為の定義において行為の分類(行為の記載の分類)を定義することにより、行為の理解度を高める。行為の分類の定義としては、行為の構造の定義と行為の状態の定義が考えられる。
・行為の構造の定義:行為の意図と行為の使用(行為の記載)の一致性と、名札の行為と本文の行為の関係の一致性とが確保される。したがって、名札の行為と本文の行為の対応関係が明確となり、行為の理解度が向上する。
・行為の状態の定義:記載位置や記載順序等の把握が容易となり、行為(内容:行為の過程)全体の一覧性が確保される。また、(反復や繰返等の)重複を含む行為の把握、(実績の行為の中で最新(最後)の行為である)現在の行為および(以後の)予定の行為等の把握、および(結果を含む経過の履歴である)実績の行為の把握が容易となり、本文の状態(推移や履歴等)の把握が容易となる。したがって、手順内(行為内)の本文の記載位置や記載順序が明確となり、行為の理解度が向上する。
(2)手順内の行為における行為間の順序関係の不具合の発生の抑制
行為の定義において行為の手順(行為の伝達の手順)を定義することにより、行為の理解度を高める。行為の手順の定義としては、行為の構造の定義と行為の状態の定義が考えられる。
・行為の構造の定義:行為の意図と行為の使用(行為の伝達)の一致性と、発問の行為と返答の行為の関係の一致性とが確保される。発問の行為には質問や疑問の行為が含まれ、返答の行為には回答や疑問回答の行為が含まれる。これらの一致性が確保されることで、発問の行為と返答の行為の対応関係が明確となり、行為の理解度が向上する。
・行為の状態の定義:伝達位置や伝達順序等の把握が容易となり、手順(行為:行為の過程)全体の一覧性が確保される。また、(反復や繰返等の)重複を含む行為の把握、(実績の行為の中で最新(最後)の行為である)現在の行為および(以後の)予定の行為等の把握、および(結果を含む経過の履歴である)実績の行為の把握が容易となり、行為の状態(推移や履歴等)の把握が容易となる。したがって、手順内(行為間)の行為の伝達位置や伝達順序が明確となり、行為の理解度が向上する。
【0037】
以下では、行為の分類における行為の構造の定義と、行為の手順におけるそれぞれ行為の構造および状態の定義について説明することにし、行為の分類における行為の状態の定義については説明を省略する。
【0038】
図5は、本実施形態の発問返答管理における見解の記載方法を示している。図141に示した従来の質問応答とは異なり、本実施形態では、質問応答の他に質疑応答が定義されており、発問返答は質問応答と質疑応答を含む概念として定義される。質問応答は、質問の行為と回答の行為の組を表し、質問者の質問とそれに対応する回答者の回答の組を表す。また、質疑応答は、疑問の行為と疑問回答の行為の組を表し、質問者や回答者の疑問の行為とそれに対応する回答者や質問者の疑問回答の行為の組を表す。
【0039】
質問者は質問、疑問、および疑問回答の行為を使用することができるが、回答の行為は使用することができない。また、回答者は回答、疑問、および疑問回答の行為を使用することができるが、質問の行為は使用することができない。また、見解は疑問の行為のみに記載することができ、疑問の行為以外の(その他の)行為には記載することができない。したがって、見解を記載できる行為分類が特定されることになる。
【0040】
ここで、疑問の行為にどのような内容の見解を記載してもよいとすると、行為との関係がわかりにくくなり、疑問の行為に必ずしも見解を記載するとは限らないとすると、行為との関係がわからなくなる。したがって、このままでは見解の検索において不都合が発生する可能性がある。
【0041】
そこで、疑問の行為に対してあらかじめ定義された見解を、行為属性の項目として付加することにする。つまり、満足度に関係する行為を疑問の行為と定義して使用する際に、必ず行為属性の項目に見解の記載を促すようにする。これにより、行為分類(行為名1)と行為属性(見解)とを検索の対象とすることが可能となり、簡易な検索エンジンを使用しても、検索精度を低下させることなく簡単に見解を把握できるようになる。
【0042】
図6は、行為属性を用いた見解の記載方法を示している。あらかじめ定義された見解を選択入力して、疑問の行為に必ず見解を設定するようにすれば、行為との関係がわかりやすくなる。したがって、見解の検索において不都合が発生する可能性は減少する。この場合、図4の使用画面には、図7に示すように、見解の付加という画面が追加される。この画面は、質問者情報参照▲2▼における行為情報作成のトランザクションにおいて、疑問の行為に見解を設定するために使用される。
【0043】
上述したように、本実施形態の発問返答管理の特徴は、手順内(行為間)の行為の理解度を維持向上するために、名札の行為と本文の行為の対応関係、および発問の行為と返答の行為の対応関係を明確化することである。このとき、質問や回答を使用する質問応答等の行為の構造に、疑問や疑問回答を使用する質疑応答の行為の構造を含めて、行為の分類を定義する。また、質問応答や質疑応答等の行為の手順(の型)を定義し、手順全体の一覧性の確保を目的として、以下のような手順の表示(手順表示)を行う。
・案件の発生から評価の完了までの一連の行為を問題解決の手順とし、または案件の設定から評価の完了までの一連の行為を課題達成の手順とした場合において、前者の問題解決の手順の例として、質問応答や質疑応答等の行為の手順を導入する。
・問題解決の手順の全行為について、伝達位置や伝達順序等の把握を目的として、その手順を図により形式化し、雛形表示する。また、雛形表示を使用して行為の状態を定義し、行為の状態の把握を目的として、以下のような状態の表示(状態表示)を行う。
・(反復や繰返等の)重複を含む行為と数量の把握を目的として、雛形表示上(手順内)でそれらを示す番号等を使用した集約表示を行う。
・(実績の行為の中で最新(最後)の行為である)現在の行為および(以後の)予定の行為等の把握を目的として、雛形表示上でそれらを示す図記号等を使用した予実表示(強調表示)を行う。予実表示とは、行為の予定と実績を同時に表示することを意味する。
・(結果を含む経過の履歴である)実績の行為の把握を目的として、雛形表示上でそれらを示す図記号等を使用した履歴表示(強調表示)を行う。
【0044】
このような手順の表示を行うことで、行為の記載や行為の伝達において(特に、行為の伝達の側面において)、不具合の発生を抑制することができる。
次に、図8から図52までを参照しながら、発問返答管理装置が使用するデータと各種の表示形態について詳細に説明する。
【0045】
図8は、発問返答管理システムの例を示す構成図である。図8のシステムは、サーバ321、端末322、およびそれらを接続する通信ネットワーク323から成る。サーバ321は発問返答管理装置に対応し、各端末322は各行為者の端末装置に対応する。サーバ321および端末322は、情報処理装置(コンピュータ)を用いて構成される。
【0046】
行為者は、端末322から通信ネットワーク323を介してサーバ321にアクセスすることで、記載伝達情報を作成および/または参照する。サーバ321は、行為者から指示された記載伝達情報を作成し、蓄積保存情報として保存する。
【0047】
まず、図9を参照しながら、記載伝達情報による行為の定義について説明する。記載伝達情報301には、行為項目(アイテム)毎に行為内容(データ)が記載され、行為項目は行為内容の定義項目を表す。記載伝達情報301はレコード等に対応し、蓄積保存情報302はファイル(データベース、一般ファイル等)、構造体、クラス、配列(テーブル)等に対応する。
【0048】
図9の行為項目は、行為種別(行為本文の名札)と行為本文(行為本文の全部)とに大別される。行為種別は、行為分類、行為種類、行為属性、行為者、および行為構造を含み、行為本文は、記載内容を含む。
【0049】
また、図9の行為内容は、行為区分(行為部分の名札)と行為部分(行為本文の全部・一部)とに大別される。行為区分は、行為名1、行為名1に付随する番号、行為名2、行為名3、見解、行為者種別、行為者名、記号、および記号に付随する番号を含み、行為部分は、記載内容を含む。このうち、行為名1とその番号は、行為分類を表すデータであり、行為名2と行為名3は、行為種類を表すデータである。見解は、行為属性を表すデータであり、行為者種別と行為者名は、行為者を表すデータであり、記号とその番号は、行為構造を表すデータである。
【0050】
図10は、図9の行為内容のデータの例を示している。この行為内容は、「意図や目的」や「行動や手段」および/またはそれらを意味する表現(メッセージ)を示している。行為分類に記載される行為名1としては、以下のようなものが用いられる。
・案件:達成する目標、達成する課題(=解決を求める問題)、解決する問題等
・質問:回答依頼(確認質問(=自己回答の確認を求める質問)を含む)
・回答:問題・質問に対する文書等の正式な解答
・疑問:疑問回答依頼(興味・関心とか知りたいこと、意見・見解とか伺いたいこと、不明・矛盾とかわからないこと等を問う・尋ねる行為)(=満足度に関係する行為)
・疑問回答:疑問に対する文書等の正式な解答
・評価:案件に対して遂行された回答の評価(満足度に関係する評価(の項目や内容)を含む)
行為名1に付随する番号は、案件から該当行為までの手順において使用された同じ行為名1の数を表し、行為名2は、疑問回答の行為が再質問(再度の質問)であるか再回答(再度の回答)であるかそれ以外(その他)であるかを表す。行為名3は、使用してもしなくてもよいが、使用する時は、行為名1や行為名2との重複を避けるようにする。特に、上述した行為分類に記載される行為名1の行為の意味や説明として簡単に記載するのが望ましい使用の仕方である。例えば、問題解決または課題達成の手順内の案件の行為(行為名1)に対応する行為名3には問題または課題の行為内容を記載し、評価の行為(行為名1)に対応する行為名3には解決または達成の行為内容を記載する等の使用に応用できる。また、見解は、疑問の行為の目的が情報の不足(フソク)、情報の漏れ(モレ)、および情報の誤り(ミス)のいずれを指摘することであるかを表す。
【0051】
行為者種別は、質問者か回答者かの種別を表し、行為者名は、質問者名や回答者名に該当する。質問者は、行為名1として案件、質問、疑問、疑問回答、および評価を使用することができるが、回答を使用することはできない。また、回答者は、行為名1として回答、疑問、および疑問回答を使用することができるが、案件、質問、および評価を使用することはできない。
【0052】
行為構造の記号としては、行為者(行為者種別)および行為分類(行為名1)の組み合わせについて、これを行為者の行為として一意に示す記号で表し、後述する図20、24、および28に示されるようなものが用いられ、記号に付随する番号は、案件から該当行為までの手順において使用された同じ記号の数を表す。また、記載内容は、それぞれの行為の記載内容(案件内容、質問内容、回答内容、疑問内容、疑問回答内容、および評価内容)を表す。
【0053】
さらに、図10の行為名1以外に通知という行為名1を用いることも可能である。通知とは報告、連絡、相談等の行為を指し、質問者と回答者の両方が使用することができる。ただし、その場合は、問題解決の手順または課題達成の手順で使用される一連の行為を代用して、通知の行為を使用することをしてはならない。加えて、通知の行為は、行為の相手が疑問の行為を発生させない内容であることが望ましい。図10に示したデータは、記載内容を除けば必ずしもテキストデータとして作成する必要はなく、フラグやコードのようにコンピュータが識別可能な形で作成・保存すればよい。
【0054】
ところで、記載伝達情報301としては、用途に応じて図11に示すような2種類の情報(のレコード)が用いられる。質問者情報331は、案件番号および順序番号をキーとして持ち、質問者内容のデータを含む。質問者内容は、案件件名と関連内容を含み、案件件名としては、案件のタイトルが記載される。行為情報332は、案件番号および順序番号をキーとして持ち、行為内容のデータを含む。
【0055】
ここでは、順序番号は記載伝達情報301の情報区分を兼ねており、“0”のとき質問者情報331を表し、それ以外のとき行為情報332を表す。したがって、質問者情報331には、順序番号として“0”が設定され、行為情報332には、順序番号として“1”以降の番号が設定される。
【0056】
図12および図13は、本実施形態の記載伝達情報301を用いて従来技術と本発明を比較した場合の行為の定義の相違を示している。これらの図において、“○”は定義して使用することを表しており、“×”および“△”は定義不可または使用不可であることを表している。
【0057】
図12は、行為種類(行為名2および行為名3)と行為属性(見解)が本発明で新たに定義された行為項目であることを示しており、図13(a)は、行為分類(行為名1)の行為内容において、疑問と疑問回答が本発明で新たに定義された行為であることを示しており、図13(b)は、行為構造(記号や番号)が本発明で新たに定義された行為項目および行為内容であることを示している。図13(b)の各記号の意味については、後述することにする。
【0058】
また、図13において、行為の構造(1)、行為の構造(2)、行為の構造(3)は、それぞれ、次のような行為の構造を表している。
行為の構造(1):質問応答において逆質問や逆回答が禁止される場合の行為の構造
行為の構造(2):質問応答において逆質問や逆回答が許可される場合の行為の構造
行為の構造(3):質問応答において逆質問や逆回答が禁止され、質疑応答において逆質問や逆回答が許可される場合の行為の構造
発問返答管理装置は、行為者から行為分類(行為名1)と行為属性(見解)とを検索対象として疑問の行為の検索を指示されると、記載伝達情報301に含まれる該当する行為項目を検索して検索結果を提示する。
【0059】
また、蓄積保存情報302は、1案件につき、質問者情報を1レコードで構成し、行為情報を複数レコードで構成する関係である。したがって、蓄積保存情報302は、質問者情報と行為情報を1つ(のファイル)に纏めて構成されてもよいし、または質問者情報と行為情報とで各々を分けて複数(2つ)(のファイル)に構成されてもよい。いずれの場合も、両者の関係をつなぐ情報(のレコード)の共通の項目はキー(特に案件番号)である。
【0060】
次に、記載伝達情報301および/または蓄積保存情報302の具体例について説明する。以下の説明における「慣用技術」とは、図12および図13において“×”および“△”により示した行為項目または行為名1を使用せず、行為の手順や行為の状態の表示も行わない場合を指している。したがって、本実施形態の行為の定義が従来存在したことを意味するものではなく、本実施形態の発問返答管理を従来の範囲で限定的に運用した場合の技術を表している。ただし、「慣用技術」に関する図では、“△”により示した行為項目のデータが仮に例示されている。
【0061】
図14は、例1における慣用技術の質問者情報を示しており、図15は、例1における慣用技術の行為情報を示している。この場合、行為種類と行為属性は行為項目として使用されず、行為分類の行為項目での行為名1の行為内容である疑問および疑問回答は行為名として使用されない。例えば、順序番号03の質問(行為名1)の行為では、既に先行する質問が1つ存在するため、行為分類の番号には02が設定されている。しかし、行為構造の記号B0’は初めて使用された記号であるため、行為構造の番号には01が設定されている。行為構造の記号の意味については後述する。
【0062】
図16は、例1における本発明の行為情報を示している。例1における本発明の質問者情報は図14と同様である。この場合、行為種類と行為属性は行為項目として使用されており、行為分類の行為項目での行為名1の行為内容である疑問および疑問回答は行為名として使用されている。順序番号06、09、および11の疑問回答の行為では、再質問および再回答のいずれかが設定されており、順序番号03、05、08、および10の疑問の行為では、見解に情報不足、情報モレ、および情報ミスのいずれかが設定されている。
【0063】
図17は、例2における慣用技術の質問者情報を示しており、図18は、例2における慣用技術の行為情報を示している。ただし、図17の案件件名および関連内容と図18の記載内容は省略されている。また、図19は、例2における本発明の行為情報を示している。例2における本発明の質問者情報は図17と同様である。
【0064】
図20および図21は、慣用技術の質問応答において逆質問や逆回答が禁止される場合の行為の構造(行為の構造(1))の定義を示している。この場合、発問返答は質問応答に限られ、質問者は回答を使用することができず、回答者は質問を使用することができない。質問者の案件、質問者の質問、回答者の回答、および質問者の評価に対応する行為構造の記号としては、それぞれA0、B0、C0、およびD0が用いられる。
【0065】
この行為の構造を上述した例1に対して適用すると、行為内容履歴と行為の構造の理解度は図22のようになる。ここで、データに付加された“?”は、名札が示している発問返答の組と本文が意味する発問返答の組が相違しているか、または相違している可能性があることを示している。この場合、順序番号02から順序番号11までの行為について、以下の2通りの理解があり得る。
・偶数の順序番号の行為とその次の奇数の順序番号の行為とを1組の質問応答(合計5組の質問応答)とみなす。
・順序番号02から順序番号11までのすべての行為を1組の質問応答とみなす。
【0066】
また、この行為の構造を例2に対して適用すると、行為内容履歴と行為の構造の理解度は図23のようになる。この場合も、例1と同様に、順序番号02から順序番号11までの行為を5組の質問応答とみなすか1組の質問応答とみなすかに応じて、2通りの理解があり得る。
【0067】
行為の構造(1)では、記載伝達情報の作成・参照時における行為の理解度、すなわち行為の構造の理解度は、以下の通りである。
(1−1)行為の記載(行為の分類)と行為の構造
名札の行為と本文の行為の関係の一致性は正確であるが、行為の意図と行為の使用の一致性(意図する行為に対して使用する行為はどれがよいのか)が不正確である。したがって、名札の行為と本文の行為の対応関係の理解は困難である。
(2−1)行為の伝達(行為の手順)と行為の構造
行為の意図と行為の使用の一致性と、発問の行為と返答の行為の一致性がともに不正確である。したがって、発問の行為と返答の行為の対応関係の理解は困難である。
【0068】
図24および図25は、慣用技術の質問応答において逆質問や逆回答が許可される場合の行為の構造(行為の構造(2))の定義を示している。この場合、質問者と回答者はともに質問および回答を使用することができる。ただし、回答者の質問および質問者の回答に対応する行為構造の記号としては、それぞれB0’およびC0’が用いられる。
【0069】
この行為の構造を上述した例1に対して適用すると、行為内容履歴と行為の構造の理解度は図26のようになる。この場合、順序番号02から順序番号11までの行為について、以下の2通りの理解があり得る。
・順序番号02から順序番号07までの行為を1組の質問応答とみなし、順序番号08および順序番号09の行為を1組の質問応答とみなし、順序番号10および順序番号11の行為を1組の質問応答とみなす(合計3組の質問応答とみなす)。
・順序番号02から順序番号11までのすべての行為を1組の質問応答とみなす。
【0070】
また、この行為の構造を例2に対して適用すると、行為内容履歴と行為の構造の理解度は図27のようになる。この場合、順序番号02から順序番号11までの行為について、以下の2通りの理解があり得る。
・順序番号02から順序番号05までの行為を1組の質問応答とみなし、順序番号06および順序番号07の行為を1組の質問応答とみなし、順序番号08から順序番号11までの行為を1組の質問応答とみなす(合計3組の質問応答とみなす)。
・順序番号02から順序番号11までのすべての行為を1組の質問応答とみなす。
【0071】
行為の構造(2)では、記載伝達情報の作成・参照時における行為の理解度、すなわち行為の構造の理解度は、以下の通りである。
(1−1)行為の記載(行為の分類)と行為の構造
名札の行為と本文の行為の関係の一致性と、行為の意図と行為の使用の一致性はともに正確である。したがって、名札の行為と本文の行為の対応関係の理解は容易である。
(2−1)行為の伝達(行為の手順)と行為の構造
行為の意図と行為の使用の一致性は正確であるが、発問の行為と返答の行為の一致性が不正確である。したがって、発問の行為と返答の行為の対応関係の理解は困難である。
【0072】
図28および図29は、本発明の質問応答において逆質問や逆回答が禁止され、質疑応答において逆質問や逆回答が許可される場合の行為の構造(行為の構造(3))の定義を示している。この場合、発問返答としては質問応答と質疑応答の2種類が考えられる。質問および回答を使用するのはそれぞれ質問者および回答者に限られるが、疑問と疑問回答は質問者と回答者の両方が使用できる。
【0073】
質問に伴って発生する回答者および質問者の疑問に対応する行為構造の記号としては、それぞれB1およびB3が用いられ、質問者および回答者の疑問回答に対応する行為構造の記号としては、それぞれB2およびB4が用いられる。また、回答に伴って発生する質問者および回答者の疑問に対応する行為構造の記号としては、それぞれC1およびC3が用いられ、回答者および質問者の疑問回答に対応する行為構造の記号としては、それぞれC2およびC4が用いられる。
【0074】
この行為の構造を上述した例1に対して適用すると、行為内容履歴と行為の構造の理解度は図30のようになる。この場合、順序番号02および順序番号07の行為が1組の質問応答とみなされ、順序番号03から順序番号06までの行為が1組の質疑応答とみなされ、順序番号08から順序番号11までの行為が1組の質疑応答とみなされる。
【0075】
また、この行為の構造を例2に対して適用すると、行為内容履歴と行為の構造の理解度は図31のようになる。この場合も、例1と同様に、順序番号02および順序番号07の行為が1組の質問応答とみなされ、順序番号03から順序番号06までの行為が1組の質疑応答とみなされ、順序番号08から順序番号11までの行為が1組の質疑応答とみなされる。
【0076】
行為の構造(3)では、記載伝達情報の作成・参照時における行為の理解度、すなわち行為の構造の理解度は、以下の通りである。
(1−1)行為の記載(行為の分類)と行為の構造
名札の行為と本文の行為の関係の一致性と、行為の意図と行為の使用の一致性はともに正確である。したがって、名札の行為と本文の行為の対応関係の理解は容易である。
(2−1)行為の伝達(行為の手順)と行為の構造
行為の意図と行為の使用の一致性と、発問の行為と返答の行為の一致性はともに正確である。したがって、発問の行為と返答の行為の対応関係の理解は容易である。
【0077】
以上説明したように、行為種類および行為属性の行為項目と行為分類の行為項目での行為名1の行為内容である疑問および疑問回答の行為名を用いることにより、行為の構造の理解度が向上することがわかる。
【0078】
図32および図33は、行為の構造(3)を用いた場合の行為の手順の定義における質疑応答の基本型とその導入例を示している。図32において、行為の手順は、行為(行為分類/行為構造)を表す矩形(□)とその記載内容の確認(疑問有N/疑問無Y)を表す菱形(◇)とを用いて表現されている。矢印は行為や確認の接続関係(例えば、位置関係や順序関係等を示す接続関係)を表す。確認時に疑問がなければ回答または疑問回答の行為が行われ、疑問があれば新たな疑問の行為が行われる。
【0079】
図32(a)は、一般的な行為の手順における行為者Xの行為と行為者Yの行為の間に設けられた質疑応答の基本型を示している。行為構造の記号としては、行為者Xの行為に対してXXを使用し、行為者Yの行為に対してYYを使用し、行為者Yの疑問の行為に対してZ1を使用し、行為者Xの疑問回答の行為に対してZ2を使用し、行為者Xの疑問の行為に対してZ3を使用し、行為者Yの疑問回答の行為に対してZ4を使用している。
【0080】
図32(b)は、図32(a)の基本型の導入例を示している。この例では、行為者Xおよび行為者Yにそれぞれ質問者および回答者を適用し、行為者Xの行為および行為者Yの行為にそれぞれ質問および回答を適用している。また、行為構造の記号としては、XX、YY、Z1、Z2、Z3、およびZ4にそれぞれB0、C0、B1、B2、B3、およびB4を適用している。
【0081】
図32(c)は、図32(a)の基本型のもう1つの導入例を示している。この例では、行為者Xおよび行為者Yにそれぞれ質問者および回答者を適用し、行為者Xの行為および行為者Yの行為にそれぞれ案件および回答を適用している。また、行為構造の記号としては、XX、YY、Z1、Z2、Z3、およびZ4にそれぞれA0、Y0、A1、A2、A3、およびA4を適用している。回答者が質問者の疑問回答A2の記載内容を確認して回答Y0により回答した後、質問者による質問の行為(質問B0)につながる手順となっている。
【0082】
また、図33において、確認の右側に記載された行為名1は、確認の左側に記載された行為名1の次に行われる可能性のある行為を示している。図32(a)の二重枠線341a内の質疑応答、図32(b)の二重枠線341b内の質疑応答、および図32(c)の二重枠線341c内の質疑応答は、それぞれ、図33(a)の二重枠線342a内の行為、図33(b)の二重枠線342b内の行為、および図33(c)の二重枠線342c内の行為に対応する。
【0083】
図34および図35は、行為の手順の定義における質問応答の基本型を示している。質問応答の基本型には確認は含まれないので、図34の行為の手順では菱形は用いられていない。図34の二重枠線343内の質問応答は、図35の二重枠線344内の行為に対応する。
【0084】
図36は、行為の手順の定義における一般的な質問応答の型を示している。質問応答の型としては1問1答、1問n答、n問1答、およびn問n答が考えられ、このうち1問1答の場合が図34の基本型に対応する。
【0085】
行為の手順を画面上に表示(手順表示)するために、まず、案件の発生または案件の設定から評価の完了までの一連の行為、すなわち、案件→質問応答→評価の一連の行為の過程を、問題解決の手順または課題達成の手順と定義する。そして、一例として、質問応答における質問および回答の行為のそれぞれに対して質疑応答を導入し、案件および評価の行為のそれぞれに対しては質疑応答を導入しないものと定義する。そして、定義した問題解決の手順または課題達成の手順を行為の手順として、雛形に形式化して表示(雛形表示)する。
【0086】
図37は、このような行為手順履歴の雛形のグラフを表示した例を示している。ここでは、図34の質問応答の基本型において、質問および回答のそれぞれに対して質疑応答が導入されている。この雛形表示は、手順全体の一覧性を確保するための手順表示に対応し、形式化した手順や過程等の全行為を把握するために用いられる。破線の矩形および菱形は伝達位置(行為または確認)を表し、破線の矢印は伝達順序を表す。
【0087】
図37の雛形表示をテーブルで表現すると、図38のようになる。図38の二重枠線345内のデータは、後述する図73の内部テーブル1のデータに対応する。
【0088】
このような雛形表示を用いた場合、記載伝達情報の作成・参照時における行為の理解度、すなわち行為の構造および行為の状態の理解度は、以下の通りである。
(1−1)行為の記載(行為の分類)と行為の構造
名札の行為と本文の行為の関係の一致性と、行為の意図と行為の使用の一致性はともに正確である。したがって、名札の行為と本文の行為の対応関係の理解は容易である。
(2−1)行為の伝達(行為の手順)と行為の構造
行為の意図と行為の使用の一致性と、発問の行為と返答の行為の一致性はともに正確である。したがって、発問の行為と返答の行為の対応関係の理解は容易である。
(2−2)行為の伝達(行為の手順)と行為の状態
雛形表示を用いれば、手順内の行為の伝達位置や伝達順序等が明確となり、手順全体の一覧性が確保される。したがって、手順内の行為の伝達位置や伝達順序の理解は容易である。
【0089】
ところで、図37の例では、質問応答として、質問および回答の行為のそれぞれに対して質疑応答を導入しているが、本発明はこれに限られるものではなく、質問または回答のみに質疑応答を導入することもできる。質問のみに質疑応答を導入した場合、図37の回答と評価の間の質疑応答は不要となり、回答のみに質疑応答を導入した場合、図37の質問と回答の間の質疑応答は不要となる。
【0090】
また、図37の例では、案件および評価の行為に対して質疑応答を導入していないが、これらの行為のそれぞれに対しても、質問や回答の場合と同様に質疑応答を導入することが可能である。
【0091】
言い換えれば、本発明では、案件、質問、回答、および評価のうち任意の1つまたは複数の行為に対して質疑応答を導入することができる。さらに、図36の1問n答、n問1答、およびn問n答の場合にも、1問1答の場合と同様に、案件、質問、回答、および評価のうち任意の1つまたは複数の行為に対して質疑応答を導入することができる。
【0092】
図39は、図37の雛形を上述した例1に適用して、行為手順履歴の履歴表示と集約表示を行った場合を示している。履歴表示および集約表示はともに、行為の状態(履歴や推移等)を把握するための状態表示に対応し、それぞれ(結果を含む経過の履歴である)実績の行為および(反復や繰返等の)重複の行為を把握するために用いられる。履歴表示では、実績の行為に対応して実線(太線)の矩形および菱形と実線(太線)の矢印が用いられる。図39は評価が完了した時点における表示例に対応するため、案件から評価までの一連の伝達位置および伝達順序が実線(太線)で示されている。
【0093】
また、集約表示では、(反復や繰返等の)重複の行為を識別するために、矩形の近くに2つの番号の組(n1,n2)が表示される。n1は順序番号を表し、n2は行為構造の記号の番号を表す。例えば、質問B0に対する質疑応答において、疑問B1の位置には(03,01)と(05,02)の2つの疑問の行為が重複していることがわかる。同様に、疑問回答B2の位置には(04,01)と(06,02)の2つの疑問の行為が重複している。
【0094】
図40は、図37の雛形を上述した例2に適用して履歴表示と集約表示を行った場合を示している。この場合、案件から評価までの手順において、雛形上で(反復や繰返等の)重複の行為は存在しないので、各行為につき1組の番号が表示されている。
【0095】
図41は、図37の雛形を上述した例1に適用して、図39の行為手順履歴の履歴表示と展開表示を行った場合を示している。図41の質疑応答1−1は、質問B0に対する質疑応答の1回目のループ処理を表し、質疑応答1−2は、質問B0に対する質疑応答の2回目のループ処理を表す。また、質疑応答2−1は、回答C0に対する質疑応答の1回目のループ処理を表し、質疑応答2−2は、回答C0に対する質疑応答の2回目のループ処理を表す。この場合、行為内容履歴と行為の状態1((反復や繰返等の)重複を含む行為の中での(反復や繰返等の)重複の行為)の理解度は、図42のようになる。
【0096】
図40の行為手順履歴では(反復や繰返等の)重複の行為は存在しないので、その展開表示と履歴表示は図40と同様(同一)となる。
このような履歴表示と集約表示を用いた場合、記載伝達情報の作成・参照時における行為の理解度、すなわち行為の構造および行為の状態の理解度は、以下の通りである。
(1−1)行為の記載(行為の分類)と行為の構造
名札の行為と本文の行為の関係の一致性と、行為の意図と行為の使用の一致性はともに正確である。したがって、名札の行為と本文の行為の対応関係の理解は容易である。
(2−1)行為の伝達(行為の手順)と行為の構造
行為の意図と行為の使用の一致性と、発問の行為と返答の行為の一致性はともに正確である。したがって、発問の行為と返答の行為の対応関係の理解は容易である。
(2−2)行為の伝達(行為の手順)と行為の状態
履歴表示を用いれば、(結果を含む経過の履歴である)実績の行為が明確となり、集約表示を用いれば、(反復や繰返等の)重複を含む行為が明確となるので、行為の状態の把握が容易となる。したがって、手順内の行為の伝達位置や伝達順序の理解は容易である。
【0097】
以上説明した行為手順履歴、記載伝達情報(蓄積保存情報)、および行為内容履歴を用いて慣用技術と本発明の比較を行うと、以下のようになる。
まず、上述した例1に慣用技術を適用した場合、行為手順履歴は表示されず、記載伝達情報および行為内容履歴はそれぞれ図43および図44のようになる。図43および図44では、行為種類と行為属性の行為項目が使用されていない。また、図44の行為者の行為項目の行為者名の行為内容と、記載内容の行為項目の行為内容は、図43では省略されている。図43の記載伝達情報のうち、例えば、案件番号01および順序番号03の記載伝達情報は、図44の案件番号01および順序番号03の行に対応している。
【0098】
図44において、行為の状態2((結果を含む経過の履歴である)実績の行為)は、手順の無い行為の履歴により理解しなければならず、行為の状態3((実績の行為の中で最新(最後)の行為である)現在の行為および(以後の)予定の行為等)は、既存参照(作成実績)により理解しなければならない。
【0099】
この場合、記載伝達情報の作成・参照時における行為の理解度、すなわち行為の構造および行為の状態の理解度は、以下の通りである。
(1−1)行為の記載(行為の分類)と行為の構造
名札の行為と本文の行為の関係の一致性と、行為の意図と行為の使用の一致性はともに正確である。したがって、名札の行為と本文の行為の対応関係の理解は容易である。
(2−1)行為の伝達(行為の手順)と行為の構造
行為の意図と行為の使用の一致性は正確であるが、発問の行為と返答の行為の一致性が不正確である。したがって、発問の行為と返答の行為の対応関係の理解は困難である。
(2−2)行為の伝達(行為の手順)と行為の状態
手順内の行為の伝達位置や伝達順序等が曖昧となり、手順全体の一覧性が確保されない。また、(反復や繰返等の)重複を含む行為、(実績の行為の中で最新(最後)の行為である)現在の行為および(以後の)予定の行為等、および(結果を含む経過の履歴である)実績の行為も曖昧となり、行為の状態の把握は困難である。したがって、手順内の行為の伝達位置や伝達順序の理解は困難である。
【0100】
上述した例2に慣用技術を適用した場合も、行為手順履歴は表示されず、記載伝達情報および行為内容履歴はそれぞれ図45および図46のようになる。図45および図46では、行為種類と行為属性の行為項目が使用されていない。また、図46の行為者の行為項目の行為者名の行為内容と、記載内容の行為項目の行為内容は、図45では省略されている。図45の記載伝達情報のうち、例えば、案件番号02および順序番号03の記載伝達情報は、図46の案件番号02および順序番号03の行に対応している。
【0101】
この場合も、行為の状態2は、手順の無い行為の履歴により理解しなければならず、行為の状態3は、既存参照により理解しなければならない。
したがって、例1の場合と同様に、記載伝達情報の作成・参照時における行為の理解度、すなわち行為の構造および行為の状態の理解度は、以下の通りである。
(1−1)行為の記載(行為の分類)と行為の構造
名札の行為と本文の行為の関係の一致性と、行為の意図と行為の使用の一致性はともに正確である。したがって、名札の行為と本文の行為の対応関係の理解は容易である。
(2−1)行為の伝達(行為の手順)と行為の構造
行為の意図と行為の使用の一致性は正確であるが、発問の行為と返答の行為の一致性が不正確である。したがって、発問の行為と返答の行為の対応関係の理解は困難である。
(2−2)行為の伝達(行為の手順)と行為の状態
手順内の行為の伝達位置や伝達順序等が曖昧となり、手順全体の一覧性が確保されない。また、(反復や繰返等の)重複を含む行為、(実績の行為の中で最新(最後)の行為である)現在の行為および(以後の)予定の行為等、および(結果を含む経過の履歴である)実績の行為も曖昧となり、行為の状態の把握は困難である。したがって、手順内の行為の伝達位置や伝達順序の理解は困難である。
【0102】
次に、例1に本発明を適用した場合、図47のような行為手順履歴が表示され、記載伝達情報および行為内容履歴はそれぞれ図48および図49のようになる。図49の行為者の行為項目の行為者名の行為内容と、記載内容の行為項目の行為内容は、図48では省略されている。図47において予実表示を用いた場合、(実績の行為の中で最新(最後)の行為である)現在の行為が実線351で囲まれて表示され、(以後の)予定の行為が破線352で囲まれて表示される。
【0103】
図47の(03,01)の疑問の行為(疑問B1)は、図48の案件番号01および順序番号03の記載伝達情報に対応し、この記載伝達情報は、図49の案件番号01および順序番号03の行に対応している。図47の(04,01)の疑問回答の行為(疑問回答B2)は、図48の案件番号01および順序番号04の記載伝達情報に対応し、この記載伝達情報は、図49の案件番号01および順序番号04の行に対応している。
【0104】
予実表示は、行為の状態を把握するための状態表示に対応し、(実績の行為の中で最新(最後)の行為である)現在の行為および(以後の)予定の行為等を把握するために用いられる。
【0105】
図48および図49では、行為種類と行為属性の項目が使用されており、図49において、行為の状態2は、手順の有る行為の履歴により理解することができ、行為の状態3は、既存参照(作成実績)と新規作成(作成予定)により理解することができる。
【0106】
このような履歴表示と予実表示を用いた場合、記載伝達情報の作成・参照時における行為の理解度、すなわち行為の構造および行為の状態の理解度は、以下の通りである。
(1−1)行為の記載(行為の分類)と行為の構造
名札の行為と本文の行為の関係の一致性と、行為の意図と行為の使用の一致性はともに正確である。したがって、名札の行為と本文の行為の対応関係の理解は容易である。
(2−1)行為の伝達(行為の手順)と行為の構造
行為の意図と行為の使用の一致性と、発問の行為と返答の行為の一致性はともに正確である。したがって、発問の行為と返答の行為の対応関係の理解は容易である。
(2−2)行為の伝達(行為の手順)と行為の状態
履歴表示を用いれば、(結果を含む経過の履歴である)実績の行為が明確となり、予実表示を用いれば、(実績の行為の中で最新(最後)の行為である)現在の行為および(以後の)予定の行為等が明確となるので、行為の状態の把握が容易となる。したがって、手順内の行為の伝達位置や伝達順序の理解は容易である。
【0107】
また、例2に本発明を適用した場合、図50のような行為手順履歴が表示され、記載伝達情報および行為内容履歴はそれぞれ図51および図52のようになる。図52の行為者の行為項目の行為者名の行為内容と、記載内容の行為項目の行為内容は、図51では省略されている。図50においても、予実表示を用いた場合は、図47の場合と同様に、(実績の行為の中で最新(最後)の行為である)現在の行為および(以後の)予定の行為がそれぞれ実線351および破線352で囲まれて表示される。
【0108】
図50の(03,01)の疑問の行為(疑問B1)は、図51の案件番号02および順序番号03の記載伝達情報に対応し、この記載伝達情報は、図52の案件番号02および順序番号03の行に対応している。図50の(04,01)の疑問の行為(疑問B3)は、図51の案件番号02および順序番号04の記載伝達情報に対応し、この記載伝達情報は、図52の案件番号02および順序番号04の行に対応している。
【0109】
この場合も、行為の状態2は、手順の有る行為の履歴により理解することができ、行為の状態3は、既存参照と新規作成により理解することができる。
したがって、例1の場合と同様に、記載伝達情報の作成・参照時における行為の理解度、すなわち行為の構造および行為の状態の理解度は、以下の通りである。
(1−1)行為の記載(行為の分類)と行為の構造
名札の行為と本文の行為の関係の一致性と、行為の意図と行為の使用の一致性はともに正確である。したがって、名札の行為と本文の行為の対応関係の理解は容易である。
(2−1)行為の伝達(行為の手順)と行為の構造
行為の意図と行為の使用の一致性と、発問の行為と返答の行為の一致性はともに正確である。したがって、発問の行為と返答の行為の対応関係の理解は容易である。
(2−2)行為の伝達(行為の手順)と行為の状態
履歴表示を用いれば、(結果を含む経過の履歴である)実績の行為が明確となり、予実表示を用いれば、(実績の行為の中で最新(最後)の行為である)現在の行為および(以後の)予定の行為等が明確となるので、行為の状態の把握が容易となる。したがって、手順内の行為の伝達位置や伝達順序の理解は容易である。
【0110】
以上説明したように、行為種類および行為属性の行為項目と行為分類の行為項目での行為名1の行為内容である疑問および疑問回答の行為名を用いることにより、行為の構造の理解度が向上し、雛形表示ならびに状態表示(履歴表示、集約表示、および予実表示)を用いることにより、行為の状態の理解度が向上することがわかる。
【0111】
次に、図53から図132までを参照しながら、本実施形態のシステムをCRMに適用した例について説明する。
図53および図54は、CRMにおけるトランザクション構成と画面の関係を示している。この例では、トランザクション選択、質問者情報作成、質問者情報参照、行為情報作成、および行為情報参照の5つのトランザクションが用いられ、イベントドリブンアルゴリズムで処理が進行する。図54において、太線で示された画面は<参照>画面であり、細線で示された画面は<作成>画面である。
【0112】
トランザクション選択では、トランザクション選択画面361が用いられる。質問者情報作成では、1案件につき質問者内容作成画面362と質問者内容確認画面363が用いられる。質問者情報参照では、全案件につき質問者内容一覧画面364が用いられ、1案件につき質問者内容参照画面365が用いられる。
【0113】
行為情報作成では、1案件内での1行為につき行為内容作成画面366、行為内容確認画面367、見解の付加画面368、および行為名2の設定画面369が用いられる。また、行為情報参照では、1案件内での全行為につき行為手順履歴画面370および行為内容履歴画面371が用いられ、1案件内での1行為につき行為内容参照画面372が用いられる。これらの画面の表示種別については、図54に示す通りである。
【0114】
図55は、画面構造を示しており、図56は、画面遷移を示している。図55において、画面373(質問者内容参照、行為手順履歴、行為内容履歴)は、図54の画面365、370、および371の内容を同時に表示する画面である。以下の説明では、これらの3つの画面の代わりに画面373が用いられる。
【0115】
トランザクション選択画面361の左上の三角マークは、この画面がトップ画面であることを表す。また、実線の矢印は処理がOKであるときの遷移先を表し、破線の矢印は処理がNGであるときの遷移先を表し、矢印上の菱形(◇)は条件分岐を表す。各画面は、矢印で示された順に呼び出される。
【0116】
図56の画面遷移は画面遷移1および画面遷移2に大別することができ、画面遷移1および画面遷移2はさらに以下のように分類することができる。ただし、{ }の中は操作の主体を表し、< >の中は遷移条件および使用画面等を表す。
画面遷移1{質問者・回答者}<トランザクション選択画面361>
・画面遷移1−1−1{質問者}<(質問者情報)作成時、質問者内容作成画面362、質問者内容確認画面363>
・画面遷移1−2−1{質問者・回答者}<(質問者情報)参照時、質問者内容一覧画面364>
画面遷移2{質問者・回答者}<画面373(質問者内容参照画面365、行為手順履歴画面370、および行為内容履歴画面371)>
・画面遷移2−1−1{質問者・回答者}<(行為情報)作成時、行為名2の設定画面369(、行為内容作成画面366、行為内容確認画面367):疑問回答の行為(B2,C2)の場合>
・画面遷移2−1−2{質問者・回答者}<(行為情報)作成時、見解の付加画面368(、行為内容作成画面366、行為内容確認画面367):疑問の行為(B1,B3,C1,C3)の場合>
・画面遷移2−1−3{質問者・回答者}<(行為情報)作成時、行為内容作成画面366、行為内容確認画面367:上記以外の行為(A0,B0,B4,C0,C4,D0)の場合>
・画面遷移2−2−1{質問者・回答者}<(行為情報)参照時、行為内容参照画面372:すべての行為(A0,B0,B1,B2,B3,B4,C0,C1,C2,C3,C4,D0)の場合>
図57から図70までは、図56の画面遷移における表示例を示している。
【0117】
まず、図57は、画面遷移1における表示例を示している。図57の画面361では、▲1▼案件番号付与、▲2▼案件番号参照、および▲3▼案件番号検索の3つの選択肢(釦)が表示されており、行為者が▲1▼の釦をクリックすると、発問返答管理装置は画面362を表示する。▲2▼の釦をクリックすると、画面364を表示し、案件番号が1件もない場合は、画面364を表示せず、その旨のメッセージを出力表示する。
【0118】
また、案件番号を入力して▲3▼の釦をクリックすると、その案件番号に対応する質問者内容参照、行為手順履歴、および行為内容履歴を含む画面373を表示し、入力された案件番号が見つからない場合は、画面373を表示せず、その旨のメッセージを出力表示する。
【0119】
図58および図59は、画面遷移1−1−1における表示例を示している。図58の画面362では、質問者内容の入力欄と▲4▼入力完了の釦が表示されており、▲4▼の釦をクリックすると、発問返答管理装置は案件番号を付与し、順序番号を設定して、画面363を表示する。
【0120】
図59の画面363では、作成された質問者内容と▲5▼確認OKおよび▲6▼確認NGの釦が表示されており、▲5▼の釦をクリックすると、発問返答管理装置は画面373を表示し、▲6▼の釦をクリックすると画面362を表示する。
【0121】
図60は、画面遷移1−2−1における表示例を示している。図60の画面364では、質問者情報の一覧が選択釦▲7▼とともに表示されており、▲7▼の釦をクリックすると、発問返答管理装置は対応する案件番号の情報を含む画面373を表示する。
【0122】
図61は、画面遷移2における表示例を示している。図61の画面373では、質問者内容参照、行為手順履歴、および行為内容履歴が選択釦▲8▼および終了の釦374とともに表示されている。(行為情報)参照時の場合、▲8▼の釦をクリックすると、発問返答管理装置は、クリックされた行為の行為内容を含む画面372を表示する。また、(行為情報)作成時の場合、▲8▼の釦をクリックすると、発問返答管理装置は、クリックされた行為に応じて以下の各画面を表示する。
・疑問回答の行為(B2,C2)である場合→画面369
・疑問の行為(B1,B3,C1,C3)である場合→画面368
・上記以外の行為(A0,B0,B4,C0,C4,D0)である場合→画面366
また、終了の釦374をクリックすると、発問返答管理装置は、画面361を表示する。図57の画面361の▲1▼の釦をクリックして質問者情報を作成した後に最初の予定の行為である案件の行為(A0)の行為情報を作成しないで終了の釦374をクリックした場合は、その旨のメッセージを出力表示する。
【0123】
図62から図64までは、画面遷移2−1−1における表示例を示している。図62の画面369では、行為名2の選択肢(再質問、再回答、それ以外(−で示す))が選択釦(a)とともに表示されており、(a)の釦をクリックすると、発問返答管理装置は画面366を表示する。
【0124】
図63の画面366では、行為内容の入力欄と(b)入力完了の釦が表示されており、(b)の釦をクリックすると、発問返答管理装置は順序番号を付与して、画面367を表示する。
【0125】
図64の画面367では、作成された行為内容と(c)確認OKおよび(d)確認NGの釦が表示されており、(c)の釦をクリックすると、発問返答管理装置は画面373を表示し、(d)の釦をクリックすると画面366を表示する。
【0126】
図65から図67までは、画面遷移2−1−2における表示例を示している。図65の画面368では、見解の選択肢(情報不足、情報ミス、情報モレ、その他)が選択釦▲9▼とともに表示されており、▲9▼の釦をクリックすると、発問返答管理装置は選択された見解を付加して、画面366を表示する。
【0127】
図66の画面366は図63と同様であり、(b)の釦をクリックすると、発問返答管理装置は順序番号を付与して、画面367を表示する。
図67の画面367は図64と同様であり、(c)の釦をクリックすると、発問返答管理装置は画面373を表示し、(d)の釦をクリックすると画面366を表示する。
【0128】
図68および図69は、画面遷移2−1−3における表示例を示している。図68の画面366は図63と同様であり、(b)の釦をクリックすると、発問返答管理装置は順序番号を付与して、画面367を表示する。
【0129】
図69の画面367は図64と同様であり、(c)の釦をクリックすると、発問返答管理装置は画面373を表示し、(d)の釦をクリックすると画面366を表示する。
【0130】
図70は、画面遷移2−2−1における表示例を示している。図70の画面372では、行為内容と(e)確認完了の釦が表示されており、(e)の釦をクリックすると、発問返答管理装置は画面373を表示する。
【0131】
次に、図71から図99までを参照しながら、発問返答管理装置が行う画面処理について詳細に説明する。この画面処理で用いられるエリアやデータ(の定義や並び)のイメージは、以下の通りである。
・ファイルとして使用:蓄積保存情報
レコード:記載伝達情報(記載伝達情報は質問者情報や行為情報等で再定義)
キー:自由な選択を可能とする。
・格納領域として使用:内部テーブルや内部レコード(図71参照)
データ常駐:
(行為の手順の)内部テーブル1(一次元のテーブルである)
(行為の構造の)内部テーブル4(一次元のテーブルである)
データ非常駐:
(行為の内容の)内部テーブル2(一次元のテーブルである)
(行為の状態の)内部テーブル3(三次元のテーブルである)
(各種のスイッチの)内部レコード1
(各種のカウンタの)内部レコード2
・パラメタとして使用:引受情報
内部テーブル1〜4の標(インデクス、ポインタ:指標や添字)のうち、内部テーブル1の標mは、行為者の行為の関係情報(リレーション)の位置を表し、内部テーブル2の標nは、質問者情報の位置または行為情報の(伝達)位置を表す。内部テーブル3の標i、j、およびkは、それぞれ、作成実績の(伝達)位置、作成実績や作成予定の(伝達)位置、および作成予定の(伝達)位置を表す。また、内部テーブル4の標hは、行為者の行為の情報(エンティティ)の位置を表す。*Aは((行為分類の)行為名1,(行為者の)行為者種別,(行為構造の)記号)を表し、*Bは(順序番号,行為構造の記号)を表す。
【0132】
図72は、蓄積保存情報および記載伝達情報のイメージの例を示しており、図73、74、75、および76は、それぞれ、内部テーブル1、内部テーブル2、内部テーブル3、および▲8▼の釦についての引受情報テーブルのイメージの例を示しており、図77、78、および79は、それぞれ、内部レコード1、内部レコード2、および引受情報のイメージの例を示している。
【0133】
図74の内部テーブル2において、内部テーブル2(n)には質問者情報または行為情報が格納される。
図75の内部テーブル3における内部テーブル3(i,j,k)において、内部テーブル3(1,j,k)の行為者の行為の(行為名1,行為者種別,記号)は最初の行為情報であることを意味する。
【0134】
また、内部テーブル3(i,1,k)の行為者の行為の(行為名1,行為者種別,記号)は作成予定の以後(後)の行為情報であることを意味し、内部テーブル3(i,0,k)の行為者の行為の(行為名1,行為者種別,記号)は作成実績の現在(今)の行為情報であることを意味し、内部テーブル3(i,−1,k)の行為者の行為の(行為名1,行為者種別,記号)は作成実績の以前(前)の行為情報であることを意味する。
【0135】
さらに、内部テーブル3(i,j,1または2)の行為者の行為の(行為名1,行為者種別,記号)は、質疑応答における確認の結果(疑問有N/疑問無Y)に応じて現在の行為から直後の行為に到る手順が2つあることを意味する。
【0136】
現行の内部テーブル3の各レコードは、行為者の行為の(行為名1,行為者種別,記号)を定義・使用している。これに代えて、行為者の行為の(行為名1,行為者種別,記号)はいずれも行為情報に含まれるので、内部テーブル3の各レコードは、行為情報を定義・使用してもよい。
【0137】
図76に示すように、内部テーブル4は、プログラムと画面(の釦)との間で引渡および受渡される情報や領域としての引受情報にクリック数、j0、j1、およびフラグを付加した引受情報テーブルとして定義・使用される。クリック数は▲8▼の釦の有効クリックの数[回]を表し、j0はjの最新(最後)の(伝達)位置を表し、j1はjの作成実績の最新(最後)の(伝達)位置を表し、フラグはj0とj1の振分フラグを表す。
【0138】
図77の内部レコード1のスイッチは、質問者情報スイッチとして使用され、0は初期状態または質問者情報(レコード)作成後の質問者情報(レコード)の参照を表し、1は質問者情報(レコード)の作成を表す。図78の内部レコード2の行為分類の番号および行為構造の番号は、一時保存領域として使用される。
【0139】
また、図79の引受情報の設定内容は、必要に応じて案件番号および行為者の行為等により再定義される。引受情報の参照の内容については、クリックされた釦に関する最新(最後)の情報を引受情報として参照することができるものとする。このとき、今(=現在)の引受情報は、引受情報の釦種別や引受情報の設定内容として、または(0)を付加して引受情報(0)の釦種別や引受情報(0)の設定内容として使用する。
【0140】
さらに、クリックされた釦に関する最新(最後)の情報以前の情報を引受情報として参照することもできる。このとき、以前の引受情報は、引受情報(−1)の釦種別や引受情報(−1)の設定内容のように、マイナス(−)の符号の後に、何回前のクリックであるかを表す数字を付加して使用する。
【0141】
内部テーブル1および内部テーブル4のデータは常駐となっているが、例えば、指定された行為手順履歴の雛形に応じて外部から読み込むようにすればよい。図73の内部テーブル1および図76の内部テーブル4では、一例として、図38の雛形表示に対応するデータが示されているが、これに限らず、指定された行為手順履歴の雛形に応じて任意のデータを用いることができる。
【0142】
図80から図99までは、これらのエリアやデータを用いた画面処理のフローチャートである。これらのフローチャートにおいて、実線(細線)の矩形は一般的な処理を表し、実線(太線)の矩形は画面の処理(上:画面名,中:データ,下:表示種別)を表し、二重線の矩形は待機の処理または別のフローチャートととのリンクを表し、破線の矩形は一連の処理を表す。また、*Aは((行為分類の)行為名1,(行為者の)行為者種別,(行為構造の)記号)を表し、*Bは(順序番号,行為構造の番号)を表す。
【0143】
また、蓄積保存情報を開く処理において、inputはリード可能なモードを表し、outputはライト可能なモードを表し、input−outputはリードおよびライト可能なモードを表す。
【0144】
図80は、トランザクションの選択(トランザクション選択)の処理のフローチャートである。発問返答管理装置は、まず、初期化処理を行って、内部テーブル2および内部テーブル3に空白を設定し、標n、m、h、i、j、およびkに1を設定し、内部レコード1のスイッチと、内部レコード2の行為分類の番号および行為構造の番号と、引受情報テーブルのクリック数、j0、j1、およびフラグとに0を設定する(ステップS101)。
【0145】
次に、トランザクション選択画面361を呼び出して表示し(ステップS102)、待機状態(待機1)となる(ステップS103)。待機状態(待機1)において釦がクリックされると、引受情報の釦種別からどの釦がクリックされたかを判定する(ステップS104)。▲1▼の釦の場合、蓄積保存情報をoutputモードで開いて(ステップS105)、質問者内容作成画面362を呼び出して作成表示し(ステップS106)、図81の処理に移る。
【0146】
▲2▼の釦の場合、質問者情報選出の処理を行う(ステップS107〜S115)。まず、蓄積保存情報をinputモードで開いて(ステップS107)、記載伝達情報を1件[1レコード]ずつ読み出す(ステップS108)。このとき、蓄積保存情報の記載伝達情報が終了したか否かを判定し(ステップS109)、記載伝達情報が終了していなければ、読み出した記載伝達情報の順序番号が0か否かを判定する(ステップS110)。
【0147】
順序番号が0であれば、読み出した記載伝達情報は質問者情報であるから、その記載伝達情報を内部テーブル2(n)に設定し(ステップS111)、nにn+1を設定して(ステップS112)、ステップS108以降の処理を繰り返す。順序番号が0でなければ、読み出した記載伝達情報は行為情報であるから、そのままステップS108以降の処理を繰り返す。そして、ステップS109において記載伝達情報が終了すれば、蓄積保存情報を閉じて(ステップS113)、n=1(または、内部テーブル2(n)=空白)であるか否かを判定する(ステップS114)。
【0148】
n=1(または、内部テーブル2(n)=空白)であれば、案件番号が1件もない場合であるから、その旨のメッセージを出力表示して(ステップS115)、ステップS101以降の処理を繰り返す。n=1(または、内部テーブル2(n)=空白)でなければ、質問者内容一覧画面364を呼び出して参照表示・履歴表示する(ステップS116)。
【0149】
次に、nに1を設定して(ステップS117)、内部テーブル2(n)の質問者情報を画面364に参照表示・履歴表示する(ステップS118)。そして、nにn+1を設定して(ステップS119)、内部テーブル2(n)が空白か否かを判定する(ステップS120)。
【0150】
内部テーブル2(n)が空白でなければ、ステップS118以降の処理を繰り返し、内部テーブル2(n)が空白になれば、待機状態(待機4)となって(ステップS121)、図83の処理に移る。
【0151】
▲3▼の釦の場合、案件番号での検索の処理を行う(ステップS122〜S126)。まず、蓄積保存情報をinputモードで開いて(ステップS122)、引受情報の案件番号をキーとして蓄積保存情報から該当する記載伝達情報を1件[1レコード]読み出し(ステップS123)、蓄積保存情報を閉じる(ステップS124)。
【0152】
次に、キーと同じ案件番号の記載伝達情報が見つかったか否かを判定し(ステップS125)、そのような記載伝達情報が見つからなければ、その旨のメッセージを出力表示して(ステップS126)、ステップS101以降の処理を繰り返す。キーと同じ案件番号の記載伝達情報が見つかれば、蓄積保存情報をinput−outputモードで開いて(ステップS127)、ステップS101と同様の初期化処理を行い(ステップS128)、図84の処理に移る。
【0153】
図81は、案件番号の付与(質問者内容作成)の処理のフローチャートである。発問返答管理装置は、まず、引受情報の釦種別からどの釦がクリックされたかを判定する(ステップS201)。
【0154】
▲1▼の釦の場合、付与された案件番号(引受情報の案件番号)を内部テーブル2(n)の質問者情報の案件番号に設定し(ステップS202)、0を内部テーブル2(n)の質問者情報の順序番号に設定し(ステップS203)、画面からの入力情報の案件件名を内部テーブル2(n)の質問者情報の質問者内容の案件件名に設定し(ステップS204)、画面からの入力情報の関連内容を内部テーブル2(n)の質問者情報の質問者内容の関連内容に設定する(ステップS205)。
【0155】
▲6▼の釦の場合、画面からの入力情報の案件件名を内部テーブル2(n)の質問者情報の質問者内容の案件件名に設定し(ステップS206)、画面からの入力情報の関連内容を内部テーブル2(n)の質問者情報の質問者内容の関連内容に設定する(ステップS207)。
【0156】
次に、内部テーブル2(n)の質問者情報を画面362に作成表示し(ステップS208)、待機状態(待機2)となる(ステップS209)。待機状態(待機2)において釦がクリックされると、引受情報の釦種別からどの釦がクリックされたかを判定する(ステップS210)。▲4▼の釦の場合、質問者内容確認画面363を呼び出して、内部テーブル2(n)の質問者情報を画面363に作成表示し(ステップS211)、待機状態(待機3)となって(ステップS212)、図82の処理に移る。
【0157】
図82は、案件番号の付与(質問者内容確認)の処理のフローチャートである。ステップS212の待機状態(待機3)において釦がクリックされると、発問返答管理装置は、まず、引受情報の釦種別からどの釦がクリックされたかを判定する(ステップS301)。
【0158】
▲5▼の釦の場合、内部テーブル2(n)の質問者情報を蓄積保存情報に書き込み(ステップS302)、蓄積保存情報を閉じる(ステップS303)。そして、蓄積保存情報をinput−outputモードで開いて(ステップS304)、内部テーブル2および内部テーブル3に空白を設定し、標n、m、h、i、j、およびkと、内部レコード1のスイッチとに1を設定し、内部レコード2の行為分類の番号および行為構造の番号と、引受情報テーブルのクリック数、j0、j1、およびフラグとに0を設定して(ステップS305)、図84の処理に移る。
【0159】
▲6▼の釦の場合、質問者内容作成画面362を呼び出して作成表示して(ステップS306)、図81の処理に移る。
図83は、案件番号の選択(質問者内容一覧)の処理のフローチャートである。ステップS121の待機状態(待機4)において釦がクリックされると、発問返答管理装置は、まず、引受情報の釦種別からどの釦がクリックされたかを判定する(ステップS401)。▲7▼の釦の場合、蓄積保存情報をinput−outputモードで開いて(ステップS402)、ステップS101と同様の初期化処理を行い(ステップS403)、図84の処理に移る。
【0160】
図84および図85は、行為分類の選択(質問者内容参照、行為手順履歴、行為内容履歴)の処理のフローチャートである。発問返答管理装置は、まず、画面373を呼び出す。これにより、画面373内の質問者内容参照画面365、行為手順履歴画面370、および行為内容履歴画面371が呼び出される。そして、内部テーブル1のデータに基づいて行為手順履歴画面を参照表示・雛形表示し(ステップS501)、引受情報の案件番号をキーとして蓄積保存情報から該当する記載伝達情報を1件[1レコード]ずつ読み出す(ステップS502)。
【0161】
次に、蓄積保存情報の記載伝達情報が終了したか否か(または、読み出した記載伝達情報の案件番号が変わったか否か)を判定する(ステップS503)。そして、記載伝達情報が終了していなければ(または、案件番号が変わっていなければ)、内部レコード1のスイッチに基づいて状態を判定する(ステップS504)。
【0162】
内部レコード1のスイッチが1であれば、読み出した記載伝達情報は質問者情報の1件だけであるから、その質問者情報を内部テーブル2(n)に設定し(ステップS505)、質問者内容参照画面に参照表示して(ステップS506)、ステップS502以降の処理を繰り返す。
【0163】
内部レコード1のスイッチが0であれば、読み出した記載伝達情報の順序番号に基づいて状態が最初(質問者情報の処理)であるか、途中(行為情報の処理)であるか、最後(行為情報の処理)であるかを判定する(ステップS507)。
【0164】
記載伝達情報が2件以上のとき、順序番号が0であれば最初(質問者情報)と判定され、順序番号が途中の番号(0より大きく最後の番号より小さい)であれば途中(行為情報)と判定され(記載伝達情報が2件のときのみ、途中と判定されず、最後と判定される)、順序番号が最後の番号であれば最後(行為情報)と判定される。
【0165】
状態が最初の場合、読み出した記載伝達情報は質問者情報であるから、その質問者情報を質問者内容参照画面に参照表示する(ステップS508)。そして、nに1を設定し(ステップS509)、ステップS502以降の処理を繰り返す。
【0166】
状態が途中の場合、読み出した記載伝達情報は行為者の行為((以)前)の行為情報であるから、その行為情報を内部テーブル2(n)に設定して(ステップS510)、行為者の行為((以)前)の処理を行う(ステップS511)。
【0167】
図91は、ステップS511で行われる行為者の行為((以)前)の処理のフローチャートである。発問返答管理装置は、まず、内部テーブル2(n)の行為情報を行為内容履歴画面に参照表示・履歴表示する(ステップS1201)。
【0168】
次に、記載伝達情報の行為情報の順序番号と行為内容の行為構造の番号を行為手順履歴画面に参照表示・集約表示し、記載伝達情報の行為情報の行為内容の(行為名1,行為者種別,記号)を参照表示・履歴表示する(ステップS1202)。集約表示では、順序番号と行為内容の行為構造の番号の両端に括弧を付与結合して(強調)表示が行われ、履歴表示では、実線(太線)にて強調表示が行われる。
【0169】
そして、nにn+1を設定し(図84のステップS512)、ステップS502以降の処理を繰り返す。
状態が最後の場合、読み出した記載伝達情報は行為者の行為(今(=現在))の行為情報であるから、その行為情報を内部テーブル2(n)に設定して(ステップS513)、行為者の行為(今(=現在))の処理を行う(ステップS514)。
【0170】
図92は、ステップS514で行われる行為者の行為(今(=現在))の処理のフローチャートである。発問返答管理装置は、まず、内部テーブル2(n)の行為情報を行為内容履歴画面に参照表示・履歴表示する(ステップS1301)。
【0171】
次に、記載伝達情報の行為情報の順序番号と行為内容の行為構造の番号を行為手順履歴画面に参照表示・集約表示し、記載伝達情報の行為情報の行為内容の(行為名1,行為者種別,記号)を参照表示・履歴表示し、記載伝達情報の行為情報の行為内容の(行為名1,行為者種別,記号)を参照表示・予実表示(実績)する(ステップS1302)。集約表示では、順序番号と行為内容の行為構造の番号の両端に括弧を付与結合して(強調)表示が行われ、履歴表示では、実線(太線)にて強調表示が行われ、予実表示(実績)では、すなわち現在(=今)の行為では、実線の○にて強調表示が行われる。
【0172】
次に、iにnを設定し(図84のステップS515)、第1の行為者の行為((以)後)の処理を行う(ステップS516)。
図93は、ステップS516で行われる第1の行為者の行為((以)後)の処理のフローチャートである。発問返答管理装置は、まず、m、j、およびkに1を設定し(ステップS1401)、記載伝達情報の行為情報の行為内容の(行為名1,行為者種別,記号)と内部テーブル1(m)の行為者の行為(今)の(行為名1,行為者種別,記号)を比較する(ステップS1402)。ただし、記載伝達情報の行為情報の行為内容の行為構造の記号と内部テーブル1(m)の行為者の行為(今)の行為構造の記号を比較するのでもよい。
【0173】
両者が一致すれば、内部テーブル1(m)の行為者の行為(後)の(行為名1,行為者種別,記号)を行為手順履歴画面に参照表示・予実表示(予定)する(ステップS1403)。予実表示(予定)では、すなわち直後の予定の行為では、破線の○にて強調表示が行われる。そして、内部テーブル1(m)の行為者の行為(後)の(行為名1,行為者種別,記号)を内部テーブル3(i,j,k)の行為者の行為の(行為名1,行為者種別,記号)に設定する(ステップS1404)。
【0174】
次に、kにk+1を設定し(ステップS1405)、mにm+1を設定して(ステップS1406)、内部テーブル1(m)の大きさ<m(または、内部テーブル1(m)=空白)であるか否かを判定する(ステップS1407)。内部テーブル1の大きさ<m(または、内部テーブル1(m)=空白)でなければ、ステップS1402以降の処理を繰り返す。
【0175】
また、ステップS1402において、記載伝達情報の行為情報の行為内容の(行為名1,行為者種別,記号)と内部テーブル1(m)の行為者の行為(今)の(行為名1,行為者種別,記号)が一致しなければ、ステップS1406以降の処理を行う。そして、ステップS1407において内部テーブル1(m)の大きさ<m(または、内部テーブル1(m)=空白)となれば、図84のステップS502以降の処理を繰り返す。
【0176】
ステップS503において記載伝達情報が終了すれば(または、案件番号が変われば)、内部レコード1のスイッチに基づいて状態を判定する(ステップS517)。内部レコード1のスイッチが1であれば、第2の行為者の行為((以)後))の処理を行う(ステップS518)。
【0177】
図94は、ステップS518で行われる第2の行為者の行為((以)後)の処理のフローチャートである。発問返答管理装置は、まず、m、j、およびkに1を設定し(ステップS1501)、内部テーブル1(m)の行為者の行為(後)の(行為名1,行為者種別,記号)を行為手順履歴画面に参照表示・予実表示(予定)する(ステップS1502)。予実表示(予定)では、すなわち直後の予定の行為では、破線の○にて強調表示が行われる。
【0178】
次に、内部テーブル1(m)の行為者の行為(後)の(行為名1,行為者種別,記号)を内部テーブル3(i,j,k)の行為者の行為の(行為名1,行為者種別,記号)に設定して(ステップS1503)、待機状態(待機5)となる(図84のステップS521)。
【0179】
内部レコード1のスイッチが0であれば、行為者の行為((以)前)と行為者の行為(今(=現在))の処理を行う(ステップS519)。
図95は、ステップS519で行われる行為者の行為((以)前)と行為者の行為(今(=現在))の処理のフローチャートである。発問返答管理装置は、まず、kに1を設定し(ステップS1601)、jにj−1を設定し(ステップS1602)、内部テーブル2(n)の行為情報の(行為名1,行為者種別,記号)を内部テーブル3(i,j,k)の行為者の行為の(行為名1,行為者種別,記号)に設定して(ステップS1603)、nが1か否かを判定する(ステップS1604)。
【0180】
nが1でなければ、nにn−1を設定して(ステップS1605)、ステップS1602以降の処理を繰り返す。そして、nが1になれば、nにiを設定して(図84のステップS520)、待機状態(待機5)となる(ステップS521)。
【0181】
待機状態(待機5)において釦がクリックされると、引受情報の釦種別からどの釦がクリックされたかを判定する(図85のステップS601)。
終了の釦の場合、内部レコード1のスイッチに基づいて状態を判定する(ステップS610)。内部レコード1のスイッチが1であれば、質問者情報を作成した後に案件の行為(A0)の行為情報を作成していない場合であるから、その旨のメッセージを出力表示して(ステップS611)、待機状態(待機5)となる(ステップS521)。内部レコード1のスイッチが0であれば、蓄積保存情報を閉じて(ステップS612)、図80の処理に移る。
【0182】
▲8▼の釦の場合、引受情報テーブルの処理を行う(ステップS602〜S606)。まず、hに1を設定し(ステップS602)、引受情報の行為者の行為の(行為名1,行為者種別,記号)と引受情報テーブル(h)の内部テーブル4の行為者の行為の(行為名1,行為者種別,記号)を比較する(ステップS603)。両者が一致しなければ、hにh+1を設定して(ステップS604)、引受情報テーブル(h)の内部テーブル4の大きさ<h(または、引受情報テーブル(h)の内部テーブル4=空白)であるか否かを判定する(ステップS605)。
【0183】
引受情報テーブル(h)の内部テーブル4の大きさ<h(または、引受情報テーブル(h)の内部テーブル4=空白)であれば、待機状態(待機5)となる(ステップS521)。また、引受情報テーブル(h)の内部テーブル4の大きさ<h(または、引受情報テーブル(h)の内部テーブル4=空白)でなければ、ステップS603以降の処理を繰り返す。
【0184】
そして、ステップS603において、引受情報の行為者の行為の(行為名1,行為者種別,記号)と引受情報テーブル(h)の内部テーブル4の行為者の行為の(行為名1,行為者種別,記号)が一致すれば、引受情報テーブル(h)のクリック数+1を引受情報テーブル(h)のクリック数に設定して(ステップS606)、引受情報テーブル(h)のクリック数から何回目のクリックかを判定する(ステップS607)。
【0185】
1回目のクリックの場合、j0を決定する処理、行為者の行為((以)前)と行為者の行為(今(=現在))の時の処理、および行為者の行為((以)後)の時の処理を行う(ステップS608)。また、2回目以降のクリックの場合、j0を使用する処理、j1を決定する処理、j1を使用する処理、および行為者の行為((以)前)と行為者の行為(今(=現在))と行為者の行為((以)後)の時の処理を行う(ステップS609)。
【0186】
図96は、ステップS608で行われる1回目のクリックの時の処理のフローチャートである。発問返答管理装置は、最初にj0を決定する処理を行う(ステップS1701〜S1710)。まず、jに1を設定し(ステップS1701)、kに1を設定して(ステップS1702)、jが内部テーブル3(i,j,k)のjの大きさをこえたか否かを判定する(ステップS1703)。
【0187】
jが内部テーブル3(i,j,k)のjの大きさをこえていなければ、kが内部テーブル3(i,j,k)のkの大きさをこえたか否かを判定する(ステップS1704)。kが内部テーブル3(i,j,k)のkの大きさをこえていなければ、内部テーブル3(i,j,k)の行為者の行為の(行為名1,行為者種別,記号)が空白か否かを判定する(ステップS1705)。
【0188】
内部テーブル3(i,j,k)の行為者の行為の(行為名1,行為者種別,記号)が空白でなければ、引受情報テーブル(h)の内部テーブル4の行為者の行為の(行為名1,行為者種別,記号)と内部テーブル3(i,j,k)の行為者の行為の(行為名1,行為者種別,記号)を比較する(ステップS1706)。両者が一致しなければ、kにk+1を設定して(ステップS1707)、ステップS1704以降の処理を繰り返す。
【0189】
ステップS1704においてkが内部テーブル3(i,j,k)のkの大きさをこえた場合、およびステップS1705において内部テーブル3(i,j,k)の行為者の行為の(行為名1,行為者種別,記号)が空白の場合は、jにj−1を設定して(ステップS1708)、ステップS1702以降の処理を繰り返す。また、ステップS1703においてjが内部テーブル3(i,j,k)のjの大きさをこえれば、待機状態(待機5)となって(ステップS521)、図85の処理に移る。
【0190】
ステップS1706において、引受情報テーブル(h)の内部テーブル4の行為者の行為の(行為名1,行為者種別,記号)と内部テーブル3(i,j,k)の行為者の行為の(行為名1,行為者種別,記号)が一致すれば、引受情報テーブル(h)のj0にjを設定し(ステップS1709)、引受情報テーブル(h)のj0と0を比較する(ステップS1710)。
【0191】
引受情報テーブル(h)のj0≧1(または、引受情報テーブル(h)のj0>0)であれば、▲8▼の釦により選択された行為は行為者の行為((以)後)であるから、行為者の行為((以)後)の時の処理を行う(ステップS1711〜S1714)。この場合、まず、内部テーブル3(i,j,k)の行為者の行為の(行為名1,行為者種別,記号)が何かを判定する(ステップS1711)。ただし、内部テーブル3(i,j,k)の行為者の行為の((行為分類の)行為名1,(行為者の)行為者種別)が何かを判定するのでも、内部テーブル3(i,j,k)の行為者の行為の(行為構造の)記号が何かを判定するのでもよい。
【0192】
以下の処理ステップ(ステップS1712〜S1714)では、行為構造の記号で説明する。B2またはC2の場合、行為名2の設定画面369を呼び出して作成表示し(ステップS1712)、待機状態(待機7)となって(ステップS801)、図87の処理に移る。A0、B0、B4、C0、C4、またはD0の場合、行為内容作成画面366を呼び出して作成表示し(ステップS1713)、図88の処理に移る。また、B1、B3、C1、またはC3の場合、見解の付加画面368を呼び出して作成表示し(ステップS1714)、待機状態(待機6)となって(ステップS701)、図86の処理に移る。
【0193】
引受情報テーブル(h)のj0≦0(または、引受情報テーブル(h)のj0<1)であれば、▲8▼の釦により選択された行為は行為者の行為((以)前)または行為者の行為(今(=現在))であるから、行為者の行為((以)前)と行為者の行為(今(=現在))の時の処理を行う(ステップS1715〜S1716)。この場合、まず、kに1を設定し(ステップS1715)、行為内容参照画面372を呼び出して内部テーブル2(n+j)の行為情報を参照表示する(ステップS1716)。そして、待機状態(待機10)となって(ステップS1101)、図90の処理に移る。
【0194】
図97は、図85のステップS609で行われる2回目以降のクリックの時の処理のフローチャートである。発問返答管理装置は、最初にj0を使用する処理を行う(ステップS1801〜S1805およびS1810〜S1811)。まず、jにj−1を設定し(ステップS1801)、jが内部テーブル3(i,j,k)のjの大きさをこえたか否かを判定する(ステップS1802)。
【0195】
jが内部テーブル3(i,j,k)のjの大きさをこえていなければ、内部テーブル3(i,j,k)の行為者の行為の(行為名1,行為者種別,記号)が空白か否かを判定する(ステップS1803)。
【0196】
内部テーブル3(i,j,k)の行為者の行為の(行為名1,行為者種別,記号)が空白でなければ、引受情報テーブル(h)の内部テーブル4の行為者の行為の(行為名1,行為者種別,記号)と内部テーブル3(i,j,k)の行為者の行為の(行為名1,行為者種別,記号)を比較する(ステップS1804)。両者が一致しなければ、ステップS1801以降の処理を繰り返す。
【0197】
引受情報テーブル(h)の内部テーブル4の行為者の行為の(行為名1,行為者種別,記号)と内部テーブル3(i,j,k)の行為者の行為の(行為名1,行為者種別,記号)が一致すれば、引受情報テーブル(h)のj0と0を比較する(ステップS1805)。
【0198】
引受情報テーブル(h)のj0≧1(または、引受情報テーブル(h)のj0>0)であれば、引受情報テーブル(h)のj0は、▲8▼の釦により選択された行為に対するjの作成予定の最新(最後)の(伝達)位置を表しているので、j1を決定する処理を行う(ステップS1806〜S1808)。まず、引受情報テーブル(h)のフラグが何かを判定する(ステップS1806)。
【0199】
引受情報テーブル(h)のフラグが0であれば、引受情報テーブル(h)のフラグに1を設定し(ステップS1807)、引受情報テーブル(h)のj1にjを設定して(ステップS1808)、行為者の行為((以)前)と行為者の行為(今(=現在))と行為者の行為((以)後)の時の処理を行う(ステップS1809)。この場合、行為内容参照画面372を呼び出して内部テーブル2(n+j)の行為情報を参照表示する。そして、待機状態(待機10)となって(ステップS1101)、図90の処理に移る。引受情報テーブル(h)のフラグが1であれば、そのままステップS1809以降の処理を行う。
【0200】
引受情報テーブル(h)のj0≦0(または、引受情報テーブル(h)のj0<1)であれば、引受情報テーブル(h)のj0は、▲8▼の釦により選択された行為に対するjの作成実績の最新(最後)の(伝達)位置を表しているので、そのままステップS1809以降の処理を行う。
【0201】
引受情報テーブル(h)の内部テーブル4の行為者の行為の(行為名1,行為者種別,記号)と一致する内部テーブル3(i,j,k)の行為者の行為の(行為名1,行為者種別,記号)が見つからなかった場合は、ステップS1803において内部テーブル3(i,j,k)の行為者の行為の(行為名1,行為者種別,記号)が空白になる。
【0202】
この場合、行為内容参照画面372に既に参照表示された行為情報を再度表示するために、ステップS1810以降の処理を行う。まず、引受情報テーブル(h)のj0をjに設定し(ステップS1810)、引受情報テーブル(h)のj0と0を比較する(ステップS1811)。
【0203】
引受情報テーブル(h)のj0≧1(または、引受情報テーブル(h)のj0>0)であれば、▲8▼の釦により選択された行為に対するjの作成実績の最新(最後)の(伝達)位置の行為情報を参照表示するために、j1を使用する処理を行う(ステップS1812〜S1813)。まず、引受情報テーブル(h)のフラグが何かを判定する(ステップS1812)。
【0204】
引受情報テーブル(h)のフラグが0であれば、▲8▼の釦により選択された行為に対するjの作成実績の最新(最後)の(伝達)位置は存在しないので、待機状態(待機5)となって(ステップS521)、図85の処理に移る。
【0205】
引受情報テーブル(h)のフラグが1であれば、▲8▼の釦により選択された行為に対するjの作成実績の最新(最後)の(伝達)位置が存在するので、引受情報テーブル(h)のj1をjに設定して(ステップS1813)、行為者の行為((以)前)と行為者の行為(今(=現在))と行為者の行為((以)後)の時の処理を行う(ステップS1814)。この場合、行為内容参照画面372を呼び出して内部テーブル2(n+j)の行為情報を参照表示する。そして、待機状態(待機10)となって(ステップS1101)、図90の処理に移る。
【0206】
引受情報テーブル(h)のj0≦0(または、引受情報テーブル(h)のj0<1)であれば、そのままステップS1814以降の処理を行う。
また、ステップS1802においてjが内部テーブル3(i,j,k)のjの大きさをこえれば、待機状態(待機5)となって(ステップS521)、図85の処理に移る。
【0207】
図86は、行為属性の選択(見解の付加)の処理のフローチャートである。ステップS701の待機状態(待機6)において釦がクリックされると、発問返答管理装置は、まず、引受情報の釦種別からどの釦がクリックされたかを判定する(ステップS702)。
【0208】
▲9▼の釦の場合、引受情報の設定内容を内部テーブル2(n+1)の行為情報の行為内容の行為属性の見解に設定し(ステップS703)、行為内容作成画面366を呼び出して作成表示して(ステップS704)、図88の処理に移る。
【0209】
図87は、行為種類の選択(行為名2の設定)の処理のフローチャートである。ステップS801の待機状態(待機7)において釦がクリックされると、発問返答管理装置は、まず、引受情報の釦種別からどの釦がクリックされたかを判定する(ステップS802)。
【0210】
(a)の釦の場合、引受情報の設定内容を内部テーブル2(n+1)の行為情報の行為内容の行為種類の行為名2に設定し(ステップS803)、行為内容作成画面366を呼び出して作成表示して(ステップS804)、図88の処理に移る。
【0211】
図88は、(行為内容作成)の処理のフローチャートである。発問返答管理装置は、まず、引受情報の釦種別からどの釦がクリックされたかを判定する(ステップS901)。▲8▼、▲9▼、(a)の釦の場合、▲8▼、▲9▼、(a)の釦の時の処理を行い(ステップS902)、(d)の釦の場合、(d)の釦の時の処理を行う(ステップS903)。
【0212】
図98は、ステップS902で行われる▲8▼、▲9▼、(a)の釦の時の処理のフローチャートである。発問返答管理装置は、まず、内部レコード1のスイッチに基づいて状態を判定する(ステップS1901)。
【0213】
内部レコード1のスイッチが1であれば、内部テーブル2(n)の質問者情報の案件番号を内部テーブル2(n+1)の行為情報の案件番号に設定し(ステップS1902)、内部テーブル2(n)の質問者情報の順序番号+1を内部テーブル2(n+1)の行為情報の順序番号に設定する(ステップS1903)。
【0214】
次に、内部テーブル3(i,j,k)の行為者の行為の(行為名1,行為者種別,記号)を内部テーブル2(n+1)の行為情報の行為内容の(行為名1,行為者種別,記号)に設定して(ステップS1904)、(d)の釦の時の処理を行う(ステップS1905)。
【0215】
図99は、図88のステップS903と図98のステップS1905およびS1911で行われる(d)の釦の時の処理のフローチャートである。発問返答管理装置は、画面からの入力情報の行為種類の行為名3を内部テーブル2(n+1)の行為情報の行為内容の行為種類の行為名3に設定し(ステップS2001)、画面からの入力情報の行為者の行為者名を内部テーブル2(n+1)の行為情報の行為内容の行為者の行為者名に設定し(ステップS2002)、画面からの入力情報の記載内容を内部テーブル2(n+1)の行為情報の行為内容の記載内容に設定する(ステップS2003)。
【0216】
次に、1を内部テーブル2(n+1)の行為情報の行為内容の行為分類の番号に設定し(図98のステップS1906)、1を内部テーブル2(n+1)の行為情報の行為内容の行為構造の番号に設定する(ステップS1907)。
【0217】
内部レコード1のスイッチが0であれば、内部テーブル2(n)の行為情報の案件番号を内部テーブル2(n+1)の行為情報の案件番号に設定し(ステップS1908)、内部テーブル2(n)の行為情報の順序番号+1を内部テーブル2(n+1)の行為情報の順序番号に設定する(ステップS1909)。
【0218】
次に、内部テーブル3(i,j,k)の行為者の行為の(行為名1,行為者種別,記号)を内部テーブル2(n+1)の行為情報の行為内容の(行為名1,行為者種別,記号)に設定して(ステップS1910)、(d)の釦の時の処理を行う(ステップS1911)。
【0219】
次に、内部テーブル3(i,j,k)の行為者の行為の行為分類の行為名1と内部テーブル2(n)の行為情報の行為内容の行為分類の行為名1を比較する(ステップS1912)。両者が一致しなければ、nが1か否かを判定する(ステップS1913)。nが1でなければ、nにn−1を設定して(ステップS1914)、ステップS1912以降の処理を繰り返す。
【0220】
ステップS1912において、内部テーブル3(i,j,k)の行為者の行為の行為分類の行為名1と内部テーブル2(n)の行為情報の行為内容の行為分類の行為名1が一致すれば、内部テーブル2(n)の行為情報の行為内容の行為分類の番号+1を内部レコード2の行為分類の番号に設定する(ステップS1915)。
【0221】
そして、内部テーブル3(i,j,k)の行為者の行為の記号と内部テーブル2(n)の行為情報の行為内容の行為構造の記号を比較する(ステップS1916)。両者が一致しなければ、nが1か否かを判定する(ステップS1917)。nが1でなければ、nにn−1を設定して(ステップS1918)、ステップS1916以降の処理を繰り返す。
【0222】
ステップS1916において、内部テーブル3(i,j,k)の行為者の行為の記号と内部テーブル2(n)の行為情報の行為内容の行為構造の記号が一致すれば、内部テーブル2(n)の行為情報の行為内容の行為構造の番号+1を内部レコード2の行為構造の番号に設定する(ステップS1919)。
【0223】
ステップS1913においてnが1であれば、1を内部レコード2の行為分類の番号に設定し(ステップS1920)、1を内部レコード2の行為構造の番号に設定する(ステップS1921)。また、ステップS1917においてnが1であれば、1を内部レコード2の行為構造の番号に設定する(ステップS1922)。
【0224】
次に、nにiを設定し(ステップS1923)、内部レコード2の行為分類の番号を内部テーブル2(n+1)の行為情報の行為内容の行為分類の番号に設定し(ステップS1924)、内部レコード2の行為構造の番号を内部テーブル2(n+1)の行為情報の行為内容の行為構造の番号に設定する(ステップS1925)。
【0225】
次に、内部テーブル2(n+1)の行為情報を画面362に作成表示し(図88のステップS904)、待機状態(待機8)となる(ステップS905)。待機状態(待機8)において釦がクリックされると、引受情報の釦種別からどの釦がクリックされたかを判定する(ステップS906)。(b)の釦の場合、行為内容確認画面367を呼び出して、内部テーブル2(n+1)の行為情報を画面367に作成表示し(ステップS907)、待機状態(待機9)となって(ステップS908)、図89の処理に移る。
【0226】
図89は、(行為内容確認)の処理のフローチャートである。ステップS908の待機状態(待機9)において釦がクリックされると、発問返答管理装置は、まず、引受情報の釦種別からどの釦がクリックされたかを判定する(ステップS1001)。
【0227】
(c)の釦の場合、内部テーブル2(n+1)の行為情報を蓄積保存情報に書き込み(ステップS1002)、内部レコード1のスイッチに基づいて状態を判定する(ステップS1003)。
【0228】
内部レコード1のスイッチが1であれば、0を内部レコード1のスイッチに設定する(ステップS1004)。そして、待機状態(待機5)となって(ステップS521)、図85の処理に移る。
【0229】
内部レコード1のスイッチが0であれば、発信の処理を行う(ステップS1005〜S1007)。この場合、まず、内部テーブル2(n+1)の行為情報の行為内容の行為者の行為者種別が何かを判定する(ステップS1005)。
【0230】
内部テーブル2(n+1)の行為情報の行為内容の行為者の行為者種別が質問者であれば、回答者へ、例えば新規に行為が発生したこと等の通知処理を行い(ステップS1006)、内部テーブル2(n+1)の行為情報の行為内容の行為者の行為者種別が回答者であれば、質問者へ、例えば新規に行為が発生したこと等の通知処理を行う(ステップS1007)。そして、kに1を設定し(ステップS1008)、待機状態(待機5)となって(ステップS521)、図85の処理に移る。
【0231】
(d)の釦の場合、0を内部レコード2の行為分類の番号および行為構造の番号に設定し(ステップS1009)、行為内容作成画面366を呼び出して作成表示して(ステップS1010)、図88の処理に移る。
【0232】
図90は、(行為内容参照)の処理のフローチャートである。ステップS1101の待機状態(待機10)において釦がクリックされると、発問返答管理装置は、まず、引受情報の釦種別からどの釦がクリックされたかを判定する(ステップS1102)。(e)の釦の場合、待機状態(待機5)となって(ステップS521)、図85の処理に移る。
【0233】
図100は、上述した例1の行為の手順における行為の状態を示している。図100のトランザクションの画面遷移は、それぞれ以下のような画面表示に対応している。
画面遷移1−1:
画面遷移1と画面遷移1−1−1;図57、図58、図59
画面遷移1−2:
画面遷移1と画面遷移1−2−1;図57、図60
画面遷移2−1:
画面遷移2と画面遷移2−1−1;図61、図62、図63、図64と、
画面遷移2と画面遷移2−1−2;図61、図65、図66、図67と、
画面遷移2と画面遷移2−1−3;図61、図68、図69のいずれか
画面遷移2−2:
画面遷移2と画面遷移2−2−1;図61、図70
また、行為の状態の「以前」における「(前)」は直前を意味し、「以後」における「(後)」は直後を意味する。二重枠線で囲まれた現在(今)の行為と以後(後)の行為は、予実表示の対象となる。
【0234】
図101は、図100の以前、現在、および以後の各行為について利用可能な表示種別を示している。「可」はその行の表示種別が利用可能であることを表し、「不可」はその行の表示種別が利用不可能であることを表す。また、*1が付加された表示では、数値データや括弧記号等で(強調)表示が用いられ、および*2が付加された表示では、濃淡、線幅、線種、点滅、線色、明暗、線影等で強調表示が用いられ、行為の状態の変化が表現される。
【0235】
図102から図128までは、例1における表示の変化と動作を示している。まず、質問者情報作成時には、行為の手順における行為の状態は図102のようになる。仮に行為の状態を表示する場合、図102の質問者内容参照、行為手順履歴、および図103の行為内容履歴のように表示される。
【0236】
ここでは、質問者情報には案件番号と順序番号のみが設定されており、行為手順履歴は雛形表示されており、行為内容履歴は行為項目のみが表示されている。このとき、行為内容作成および行為内容参照の処理イベントは、図102の行為の状態401、402、および403のような行為情報(内部テーブル2および内部テーブル3の*Aおよび行為情報に対応)を用いて示すことができる。
【0237】
ただし、行為の状態401、402、および403では、行為情報の行為内容のうち、行為分類の行為名1、行為分類の番号、行為者の行為者種別、行為構造の記号、行為構造の番号、および記載内容を示すようにしている。
【0238】
行為の状態401は、現在(今)の行為情報、以前(前2)の行為情報、および以前(前4)の行為情報からなり、行為の状態402および403は、以後(後)の行為情報、以前(前)の行為情報、および以前(前3)の行為情報からなる。ここでは、まだ行為情報は作成されていない。
【0239】
現在(今)の行為情報は作成済みの行為情報であるため、行為の状態401のみを用いて示すことができる。これに対して、以後(後)の行為情報は、作成予定の行為情報である、および/または複数の候補の手順が存在する場合がある等のため、必ずしも一意に決まるとは限らない。この例では、以後(後)の行為として2つの候補の手順が存在する場合があるので、以後(後)の行為情報は、行為の状態402および403の2つの行為の状態を用いて示される。
【0240】
次に、質問者情報作成後の質問者情報参照時および1番目の行為情報作成時には、行為の手順における行為の状態は図104のようになり、図104の質問者内容参照、行為手順履歴、および図103の行為内容履歴が表示される。ここでは、作成済みの質問者情報が表示されている。また、行為の状態401、402、および403は、図104のようになる。1番目の行為情報作成時には、行為手順履歴は予実表示(予定)を用いて表示される。
【0241】
表示された行為手順履歴において、以後(後)の行為が1回クリックされると、行為の状態402の行為情報が作成表示され、2回目のクリックで待機状態となる。
【0242】
行為の状態402の以後(後)の行為情報は作成予定の行為情報であり、破線で示されている。ただし、行為内容の記載内容は省略されている。図104の行為手順履歴において、案件A0が1回クリックされると、案件A0の行為情報が作成表示される。
【0243】
案件A0の行為情報が作成された後の質問者情報参照時および2番目の行為情報作成時には、行為の手順における行為の状態は図105のようになり、図105の質問者内容参照、行為手順履歴、および図106の行為内容履歴が表示される。このとき、行為の状態401、402、および403は、図105のようになる。質問者情報参照時、および2番目の行為情報作成時または参照時には、これ以降、行為手順履歴は予実表示、履歴表示、および集約表示を用いて表示される。
【0244】
表示された行為手順履歴において、現在(今)の行為が1回クリックされると、行為の状態401の現在(今)の行為情報が参照表示され、2回目のクリックで以前(前2)の行為情報が参照表示され、3回目のクリックで以前(前4)の行為情報が参照表示される。2回目以降のクリックで参照する行為情報がない場合は、1回目のクリックが行われたときの状態に戻り、現在(今)の行為情報が参照表示される。
【0245】
また、以後(後)の行為が1回クリックされると、行為の状態402または403の以後(後)の行為情報が作成表示され、2回目のクリックで以前(前)の行為情報が参照表示され、3回目のクリックで以前(前3)の行為情報が参照表示される。2回目以降のクリックで参照する行為情報がなく、以前(前)の行為情報がある場合は、以前(前)の行為情報が参照表示され、以前(前)の行為情報がない場合は、待機状態となる。
【0246】
行為の状態401の現在(今)の行為情報は作成済みの行為情報であり、実線で示されている。これに対して、行為の状態402の以後(後)の行為情報は作成予定の行為情報である。図105の行為手順履歴において、案件A0が1回クリックされると、案件A0の行為情報が参照表示され、質問B0が1回クリックされると、質問B0の行為情報が作成表示される。
【0247】
質問B0の行為情報が作成された後の質問者情報参照時および3番目の行為情報作成時には、行為の手順における行為の状態は図107のようになり、図107の質問者内容参照、行為手順履歴、および図108の行為内容履歴が表示される。このとき、行為の状態401、402、および403は、図107のようになる。
【0248】
行為の状態401の現在(今)の行為情報は、作成済みの行為情報であり、行為の状態402の以後(後)の行為情報および行為の状態403の以後(後)の行為情報は、作成予定の行為情報である。この場合、以後(後)の行為として回答C0と疑問B1の2つの候補の手順が存在するため、これらの2つの行為の行為情報が、行為の状態402および403の2つの行為の状態を用いて作成予定として示されている。
【0249】
図107の行為手順履歴において、質問B0が1回クリックされると、質問B0の行為情報が参照表示され、回答C0が1回クリックされると、回答C0の行為情報が作成表示され、疑問B1が1回クリックされると、疑問B1の行為情報が作成表示される。
【0250】
疑問B1の行為情報が作成された場合、その後の質問者情報参照時および4番目の行為情報作成時には、行為の手順における行為の状態は図109のようになり、図109の質問者内容参照、行為手順履歴、および図110の行為内容履歴が表示される。このとき、行為の状態401、402、および403は、図109のようになる。
【0251】
行為の状態401の現在(今)の行為情報は、作成済みの行為情報であり、行為の状態402の以後(後)の行為情報および行為の状態403の以後(後)の行為情報は、作成予定の行為情報である。この場合、以後(後)の行為として疑問B3と疑問回答B2の2つの候補の手順が存在するため、これらの2つの行為の行為情報が作成予定として示されている。
【0252】
図109の行為手順履歴において、疑問B1が1回クリックされると、疑問B1の行為情報が参照表示され、疑問B3が1回クリックされると、疑問B3の行為情報が作成表示され、疑問回答B2が1回クリックされると、疑問回答B2の行為情報が作成表示される。
【0253】
疑問回答B2の行為情報が作成された場合、その後の質問者情報参照時および5番目の行為情報作成時には、行為の手順における行為の状態は図111のようになり、図111の質問者内容参照、行為手順履歴、および図112の行為内容履歴が表示される。このとき、行為の状態401、402、および403は、図111のようになる。
【0254】
行為の状態401の現在(今)の行為情報および行為の状態403の以前(前)の行為情報は、作成済みの行為情報であり、行為の状態402の以後(後)の行為情報および行為の状態403の以後(後)の行為情報は、作成予定の行為情報である。
【0255】
この場合、以後(後)の行為として回答C0と疑問B1の2つの候補の手順が存在するため、これらの2つの行為の行為情報が作成予定として示されている。また、疑問B1については、以後(後)の行為と以前(前)の行為の2つの行為が対応しているため、行為の状態403ではこれらの2つの行為の行為情報が示されている。
【0256】
図111の行為手順履歴において、疑問回答B2が1回クリックされると、疑問回答B2の行為情報が参照表示され、回答C0が1回クリックされると、回答C0の行為情報が作成表示される。また、疑問B1が1回クリックされると、以後(後)の疑問B1の行為情報が作成表示され、疑問B1の2回目のクリックで、以前(前)の疑問B1の行為情報が参照表示され、疑問B1の3回目のクリックで、以前(前)の疑問B1の行為情報の参照表示に戻る。
【0257】
疑問B1の行為情報が作成された場合、その後の質問者情報参照時および6番目の行為情報作成時には、行為の手順における行為の状態は図113のようになり、図113の質問者内容参照、行為手順履歴、および図114の行為内容履歴が表示される。このとき、行為の状態401、402、および403は、図113のようになる。
【0258】
行為の状態401の現在(今)の行為情報、以前(前2)の行為情報、および行為の状態403の以前(前)の行為情報は、作成済みの行為情報であり、行為の状態402の以後(後)の行為情報および行為の状態403の以後(後)の行為情報は、作成予定の行為情報である。
【0259】
この場合、疑問B1については、現在(今)の行為と以前(前2)の行為の2つの行為が対応しているため、行為の状態401ではこれらの2つの行為の行為情報が示されている。また、以後(後)の行為として疑問B3と疑問回答B2の2つの候補の手順が存在するため、これらの2つの行為の行為情報が作成予定として示されている。このうち、疑問回答B2については、以後(後)の行為と以前(前)の行為の2つの行為が対応しているため、行為の状態403ではこれらの2つの行為の行為情報が示されている。
【0260】
図113の行為手順履歴において、疑問B1が1回クリックされると、現在(今)の疑問B1の行為情報が参照表示され、疑問B1の2回目のクリックで、以前(前2)の疑問B1の行為情報が参照表示され、疑問B1の3回目のクリックで、現在(今)の疑問B1の行為情報の参照表示に戻る。また、疑問B3が1回クリックされると、疑問B3の行為情報が作成表示される。
【0261】
また、疑問回答B2が1回クリックされると、以後(後)の疑問回答B2の行為情報が作成表示され、疑問回答B2の2回目のクリックで、以前(前)の疑問回答B2の行為情報が参照表示され、疑問回答B2の3回目のクリックで、以前(前)の疑問回答B2の行為情報の参照表示に戻る。
【0262】
疑問回答B2の行為情報が作成された場合、その後の質問者情報参照時および7番目の行為情報作成時には、行為の手順における行為の状態は図115のようになり、図115の質問者内容参照、行為手順履歴、および図116の行為内容履歴が表示される。このとき、行為の状態401、402、および403は、図115のようになる。
【0263】
行為の状態401の現在(今)の行為情報、以前(前2)の行為情報、および行為の状態403の以前(前)の行為情報、以前(前3)の行為情報は、作成済みの行為情報であり、行為の状態402の以後(後)の行為情報および行為の状態403の以後(後)の行為情報は、作成予定の行為情報である。
【0264】
この場合、疑問回答B2については、現在(今)の行為と以前(前2)の行為の2つの行為が対応しているため、行為の状態401ではこれらの2つの行為の行為情報が示されている。また、以後(後)の行為として回答C0と疑問B1の2つの候補の手順が存在するため、これらの2つの行為の行為情報が作成予定として示されている。このうち、疑問B1については、以後(後)の行為、以前(前)の行為、および以前(前3)の行為の3つの行為が対応しているため、行為の状態403ではこれらの3つの行為の行為情報が示されている。
【0265】
図115の行為手順履歴において、疑問回答B2が1回クリックされると、現在(今)の疑問回答B2の行為情報が参照表示され、疑問回答B2の2回目のクリックで、以前(前2)の疑問回答B2の行為情報が参照表示され、疑問回答B2の3回目のクリックで、現在(今)の疑問回答B2の行為情報の参照表示に戻る。また、回答C0が1回クリックされると、回答C0の行為情報が作成表示される。
【0266】
また、疑問B1が1回クリックされると、以後(後)の疑問B1の行為情報が作成表示され、疑問B1の2回目のクリックで、以前(前)の疑問B1の行為情報が参照表示され、疑問B1の3回目のクリックで、以前(前3)の疑問B1の行為情報が参照表示される。そして、疑問B1の4回目のクリックで、以前(前)の疑問B1の行為情報の参照表示に戻る。
【0267】
回答C0の行為情報が作成された場合、その後の質問者情報参照時および8番目の行為情報作成時には、行為の手順における行為の状態は図117のようになり、図117の質問者内容参照、行為手順履歴、および図118の行為内容履歴が表示される。このとき、行為の状態401、402、および403は、図117のようになる。
【0268】
行為の状態401の現在(今)の行為情報は、作成済みの行為情報であり、行為の状態402の以後(後)の行為情報および行為の状態403の以後(後)の行為情報は、作成予定の行為情報である。この場合、以後(後)の行為として評価D0と疑問C1の2つの候補が存在するため、これらの2つの行為の行為情報が作成予定として示されている。
【0269】
図117の行為手順履歴において、回答C0が1回クリックされると、回答C0の行為情報が参照表示され、評価D0が1回クリックされると、評価D0の行為情報が作成表示され、疑問C1が1回クリックされると、疑問C1の行為情報が作成表示される。
【0270】
以後、同様にして画面表示と行為情報が変化していく。9番目〜11番目のそれぞれの行為情報作成と図119〜図124の対応関係は、以下の通りである。
Figure 2004303049
図123の行為手順履歴において、疑問回答C2がクリックされて疑問回答C2の行為情報が作成された場合、その後の質問者情報参照時および12番目の行為情報作成時には、行為の手順における行為の状態は図125のようになり、図125の質問者内容参照、行為手順履歴、および図126の行為内容履歴が表示される。このとき、行為の状態401、402、および403は、図125のようになる。
【0271】
行為の状態401の現在(今)の行為情報、以前(前2)の行為情報、および行為の状態403の以前(前)の行為情報、以前(前3)の行為情報は、作成済みの行為情報であり、行為の状態402の以後(後)の行為情報および行為の状態403の以後(後)の行為情報は、作成予定の行為情報である。
【0272】
この場合、疑問回答C2については、現在(今)の行為と以前(前2)の行為の2つの行為が対応しているため、行為の状態401ではこれらの2つの行為の行為情報が示されている。また、以後(後)の行為として評価D0と疑問C1の2つの候補の手順が存在するため、これらの2つの行為の行為情報が作成予定として示されている。このうち、疑問C1については、以後(後)の行為、以前(前)の行為、および以前(前3)の行為の3つの行為が対応しているため、行為の状態403ではこれらの3つの行為の行為情報が示されている。
【0273】
図125の行為手順履歴において、疑問回答C2が1回クリックされると、現在(今)の疑問回答C2の行為情報が参照表示され、疑問回答C2の2回目のクリックで、以前(前2)の疑問回答C2の行為情報が参照表示され、疑問回答C2の3回目のクリックで、現在(今)の疑問回答C2の行為情報の参照表示に戻る。また、評価D0が1回クリックされると、評価D0の行為情報が作成表示される。
【0274】
また、疑問C1が1回クリックされると、以後(後)の疑問C1の行為情報が作成表示され、疑問C1の2回目のクリックで、以前(前)の疑問C1の行為情報が参照表示され、疑問C1の3回目のクリックで、以前(前3)の疑問C1の行為情報が参照表示される。そして、疑問C1の4回目のクリックで、以前(前)の疑問C1の行為情報の参照表示に戻る。
【0275】
評価D0の行為情報が作成された場合、その後の質問者情報参照時および行為情報参照時には、行為の手順における行為の状態は図127のようになり、図127の質問者内容参照、行為手順履歴、および図128の行為内容履歴が表示される。このとき、行為の状態401、402、および403は、図127のようになる。
【0276】
図127の行為手順履歴において、評価D0が1回クリックされると、現在(今)の評価D0の行為情報が参照表示される。
図129および図130は、▲8▼の釦における状態とクリックによる状態と遷移の関係を示しており、データは行為情報のレコードに対応する。(▲8▼の釦の)状態としては、以下の6つの状態が考えられる。
・新規作成(作成予定)の作成データが1件あり、既存参照(作成実績)の参照データがない状態
・新規作成(作成予定)の作成データが1件あり、既存参照(作成実績)の参照データが1件ある状態
・新規作成(作成予定)の作成データが1件あり、既存参照(作成実績)の参照データがn件ある状態
・新規作成(作成予定)の作成データがなく、既存参照(作成実績)の参照データが1件ある状態
・新規作成(作成予定)の作成データがなく、既存参照(作成実績)の参照データがn件ある状態
・新規作成(作成予定)の作成データがなく、既存参照(作成実績)の参照データもない状態
また、(▲8▼の釦の)クリックの状態と遷移は、処理イベント(グラフ)、データの位置(グラフ)、およびデータの位置により表され、データの位置にはクリックの数(1[回]またはk0[回])が示されている。ただし、同じ▲8▼の釦を常に連続してクリックするとは限らず、異なる▲8▼の釦を任意の順序でクリックしてもよい。
【0277】
また、(▲8▼の釦の)クリックの箇所の例は、図102、104、105、107、109、111、113、115、117、119、121、123、125、および127に示した行為手順履歴におけるそれぞれの▲8▼の釦の状態が、上述した6つの状態のいずれに該当するかを、行為構造の記号を用いて示している。例えば、図115の行為手順履歴の場合、それぞれの▲8▼の釦の状態は以下の通りである。
・新規作成(作成予定)の作成データが1件あり、既存参照(作成実績)の参照データがない状態:回答C0
・新規作成(作成予定)の作成データが1件あり、既存参照(作成実績)の参照データが1件ある状態:該当する▲8▼の釦はなし
・新規作成(作成予定)の作成データが1件あり、既存参照(作成実績)の参照データがn件ある状態:疑問B1(n=2)
・新規作成(作成予定)の作成データがなく、既存参照(作成実績)の参照データが1件ある状態:案件A0、質問B0
・新規作成(作成予定)の作成データがなく、既存参照(作成実績)の参照データがn件ある状態:疑問回答B2(n=2)
・新規作成(作成予定)の作成データがなく、既存参照(作成実績)の参照データもない状態:疑問B3、疑問回答B4、疑問C1、疑問回答C2、疑問C3、疑問回答C4、評価D0
ここで、回答C0が1回クリックされると、以後(後)の回答C0の作成データ(作成1)が行為内容作成(作成表示)され、回答C0の2回目以降のクリックでは、作成データの行為内容作成(作成表示)や参照データの行為内容参照(参照表示)は行われない。
【0278】
また、疑問B1が1回クリックされると、以後(後)の疑問B1の作成データ(作成1)が行為内容作成(作成表示)され、疑問B1の2回目のクリックで、以前(前)の疑問B1の参照データ(参照1)が行為内容参照(参照表示)され、疑問B1の3回目のクリックで、以前(前3)の疑問B1の参照データ(参照2)が行為内容参照(参照表示)される。そして、疑問B1の4回目のクリックで、以前(前)の疑問B1の参照データ(参照1)の行為内容参照(参照表示)に戻る。疑問B1の5回目以降のクリックでは、参照データ(参照2)と参照データ(参照1)の行為内容参照(参照表示)が交互に繰り返される。
【0279】
また、案件A0が1回クリックされると、案件A0の参照データ(参照1)が行為内容参照(参照表示)され、案件A0の2回目以降のクリックでも、案件A0の参照データ(参照1)が行為内容参照(参照表示)される。質問B0がクリックされたときの処理イベントについても、案件A0の場合と同様である。
【0280】
また、疑問回答B2が1回クリックされると、現在(今)の疑問回答B2の参照データ(参照1)が行為内容参照(参照表示)され、疑問回答B2の2回目のクリックで、以前(前2)の疑問回答B2の参照データ(参照2)が行為内容参照(参照表示)され、疑問回答B2の3回目のクリックで、現在(今)の疑問回答B2の参照データ(参照1)の行為内容参照(参照表示)に戻る。疑問回答B2の4回目以降のクリックでは、参照データ(参照2)と参照データ(参照1)の行為内容参照(参照表示)が交互に繰り返される。
【0281】
また、疑問B3、疑問回答B4、疑問C1、疑問回答C2、疑問C3、疑問回答C4、および評価D0は何回クリックされても、作成データの行為内容作成(作成表示)や参照データの行為内容参照(参照表示)は行われない。
【0282】
図131は、画面373の行為手順履歴において各行為を選択した場合(▲8▼の釦をクリックした場合)の処理イベントのフローを示している。図131で用いられている行為構造の記号と行為手順履歴における行為の手順との関係は、図132に示す通りである。
【0283】
水平方向の太線の矢印411は、質問者により作成された行為情報の蓄積および図89のステップS1006における回答者への通知を表し、水平方向の太線の矢印412は、回答者により作成された行為情報の蓄積および図89のステップS1007における質問者への通知を表している。問題解決の手順または課題達成の手順で使用される(案件の行為を除く)一連の個々の行為が新規に発生したこと等の通知手段は、メール等の手段により実現される。また、垂直方向の細線の矢印は、蓄積された行為情報の参照を表している。
【0284】
以上説明したように、本実施形態では、行為の定義の状態の秩序度を向上させることで、以下のような効果が得られるとともに、行為者の満足度にも寄与するものと期待できる。
・一次的効果:例えば、CRMに適用すれば、秩序度が高い状態のCRMを実現できる。また、蓄積保存情報の再利用の側面として二次的効果が高くなる。従来技術と本発明の手順の品質(=知識の蓄積保存情報の品質)を比較すると、以下のようになる。
従来技術:行為や手順を定義しても、それを使用する段階では、手順の品質は行為者の遵守の程度に依存する(定義の強制力が低い)。
本発明:手順通りに実施する仕組みが存在するため、手順の遵守の程度は良くなるものと考えられる(定義の強制力が高い)。
・二次的効果:行為の調査・分析や監視・観察でのモニタリングでは、検索漏洩や余剰検索の乖離が小さくなり、簡単な検索エンジン(キーワード検索等)の使用も可能となる。従来技術と本発明のモニタリングにおいて、行為の構造毎の効率面や品質面を比較すると、図133のようになる。行為の構造(1)、(2)、および(3)は、それぞれ図20、図24、および図28の構造に対応している。図133からは、従来技術より本発明の方が、全体的に高い効率および品質のモニタリングが可能となることがわかる。
【0285】
ところで、図8のサーバ321(発問返答管理装置)および端末322は、例えば、図134に示すような情報処理装置(コンピュータ)を用いて構成される。図134の情報処理装置は、CPU(中央処理装置)421、メモリ422、入力装置423、出力装置424、外部記憶装置425、媒体駆動装置426、およびネットワーク接続装置427を備え、それらはバス428により互いに接続されている。
【0286】
メモリ422は、例えば、ROM(read only memory)、RAM(random access memory)等を含み、処理(処理イベント)に用いられるプログラムとデータを格納する。CPU421は、メモリ422を利用してプログラムを実行することにより、必要な処理を行う。例えば、図73の内部テーブル1、図74の内部テーブル2、図75の内部テーブル3、図76の引受情報テーブル、図77の内部レコード1、および図78の内部レコード2は、メモリ422に格納されたデータに対応する。
【0287】
入力装置423は、例えば、キーボード、ポインティングデバイス、タッチパネル等であり、ユーザ(当事者(行為者)またはサーバ321の管理者)からの指示や情報の入力に用いられる。出力装置424は、例えば、ディスプレイ装置、プリンタ、スピーカ等であり、ユーザへの問い合わせや処理結果の出力に用いられる。
【0288】
外部記憶装置425は、例えば、磁気ディスク装置、光ディスク装置、光磁気ディスク装置、テープ装置等である。情報処理装置は、この外部記憶装置425に、上述のプログラムとデータを保存しておき、必要に応じて、それらをメモリ422にロードして使用する。外部記憶装置425は、図11の蓄積保存情報302を格納するデータベースおよび/またはライブラリとしても用いられる。
【0289】
媒体駆動装置426は、可搬記録媒体429を駆動し、その記録内容にアクセスする。可搬記録媒体429としては、メモリカード、フレキシブルディスク、CD−ROM(compact disk read only memory )、光ディスク、光磁気ディスク等、任意のコンピュータ読み取り可能な記録媒体が用いられる。ユーザは、この可搬記録媒体429に上述のプログラムとデータを格納しておき、必要に応じて、それらをメモリ422にロードして使用する。
【0290】
ネットワーク接続装置427は、LAN(local area network)やWAN(wide area network )等の任意の通信ネットワークに接続され、通信に伴うデータ変換を行う。情報処理装置は、上述のプログラムとデータをネットワーク接続装置427を介して他の装置から受け取り、必要に応じて、それらをメモリ422にロードして使用する。
【0291】
図135は、図134の情報処理装置にプログラムとデータを供給することのできるコンピュータ読み取り可能な記録媒体を示している。可搬記録媒体429やサーバ430の外部記憶装置425に保存されたプログラムとデータは、メモリ422にロードされる。このとき、サーバ430は、プログラムとデータを搬送する搬送信号を生成し、ネットワーク上の任意の伝送媒体を介して情報処理装置に送信する。そして、CPU421は、そのデータを用いてそのプログラムを実行し、必要な処理を行う。
【0292】
なお、図8では、質問者および回答者がともに端末322を用いて発問返答管理装置にアクセスする構成を採っているが、本発明の発問返答管理システムは他の構成でも実現可能である。例えば、通信ネットワークに接続されていないコンピュータに、本発明の機能を搭載してもよい。また、質問者および回答者の役割は案件毎に設定されるものであり、常に固定されているわけではない。したがって、ある案件における質問者が別の案件における回答者になることもあり得る。
【0293】
(付記1) 発問返答により解決すべき問題または達成すべき課題に対して、案件の発生または案件の設定から評価の完了までの手順における質問者および回答者の一連の行為を管理する発問返答管理方法であって、
生成手段が、あらかじめ決められた行為の手順の図を雛形として表示するための行為手順内部テーブルの情報を格納手段から読み出して、該雛形を前記質問者または回答者に提示するための雛形表示用データを生成し、
出力手段が、生成された雛形表示用データを出力する
ことを特徴とする発問返答管理方法。
【0294】
(付記2) 前記格納手段は、前記質問者および回答者が提示された雛形を参照して、作成する行為の内容の情報を含む行為内容内部テーブルを格納し、前記生成手段は、該行為内容内部テーブルの情報を該格納手段から読み出して、前記雛形上で実績の行為を表示し、前記質問者または回答者に提示するための履歴表示用データを生成し、前記出力手段は、生成された履歴表示用データを状態表示用データとして出力することを特徴とする付記1記載の発問返答管理方法。
【0295】
(付記3) 前記行為内容内部テーブルは、前記質問者および回答者の各行為を表す行為構造の記号を含み、前記生成手段は、該行為構造の記号を用いて前記雛形上で実績の行為を表示し、前記質問者または回答者に提示するための履歴表示用データを生成することを特徴とする付記2記載の発問返答管理方法。
【0296】
(付記4) 前記格納手段は、前記質問者および回答者が提示された雛形を参照して、作成する行為の内容の情報を含む行為内容内部テーブルを格納し、前記生成手段は、該行為内容内部テーブルの情報を該格納手段から読み出して、前記雛形上で重複を含む行為を表示し、前記質問者または回答者に提示するための集約表示用データを生成し、前記出力手段は、生成された集約表示用データを状態表示用データとして出力することを特徴とする付記1記載の発問返答管理方法。
【0297】
(付記5) 前記行為内容内部テーブルは、前記質問者および回答者の各行為を表す行為構造の記号を含み、前記生成手段は、該行為構造の記号を用いて前記雛形上で重複を含む行為を表示し、前記質問者または回答者に提示するための集約表示用データを生成することを特徴とする付記4記載の発問返答管理方法。
【0298】
(付記6) 前記格納手段は、前記質問者および回答者が提示された雛形を参照して、作成する行為の内容の情報を含む行為内容内部テーブルを格納し、前記生成手段は、前記行為手順内部テーブルおよび該行為内容内部テーブルの情報を該格納手段から読み出して、前記雛形上で現在の行為および予定の行為を表示し、前記質問者または回答者に提示するための予実表示用データを生成し、前記出力手段は、生成された予実表示用データを状態表示用データとして出力することを特徴とする付記1記載の発問返答管理方法。
【0299】
(付記7) 前記行為手順内部テーブルおよび行為内容内部テーブルは、前記質問者および回答者の各行為を表す行為構造の記号を含み、前記生成手段は、該行為構造の記号を用いて前記雛形上で現在の行為および予定の行為を表示し、前記質問者または回答者に提示するための予実表示用データを生成することを特徴とする付記6記載の発問返答管理方法。
【0300】
(付記8) 前記行為の手順は、前記質問者が前記回答者に対して前記解決すべき問題または達成すべき課題を呈示する案件の行為、該質問者が該回答者に対して回答を依頼する質問の行為、該回答者が該質問者の質問の行為に対して回答する回答の行為、該質問者および回答者のうち一方の行為者の満足度に関係して該行為者がもう一方の行為者に対して回答を依頼する疑問の行為、該質問者および回答者のうち一方の行為者がもう一方の行為者の疑問の行為に対して回答する疑問回答の行為、および該質問者が該回答者に対して問題解決または課題達成の満足度を評価する評価の行為を含むことを特徴とする付記1記載の発問返答管理方法。
【0301】
(付記9) 前記格納手段は、前記行為内容内部テーブルの前記疑問の行為に関する行為の内容の情報として、該疑問の行為の目的を表す行為属性の項目を含む情報を格納し、前記発問返答管理装置は、該疑問の行為に関する行為の内容の情報に含まれる行為属性を対象に該行為属性の内容を検索し、前記出力手段は、得られた検索結果を出力することを特徴とする付記8記載の発問返答管理方法。
【0302】
(付記10) 前記格納手段は、前記行為内容内部テーブルの前記疑問回答の行為に関する行為の内容の情報として、該疑問回答の行為が再質問であるか再回答であるかそれ以外であるかを表す行為種類の項目を含む情報を格納し、前記生成手段は、該疑問回答の行為に関する行為の内容の情報を該格納手段から読み出して、実績の行為を表示し、前記質問者または回答者に提示するための履歴表示用データを生成し、前記出力手段は、生成された履歴表示用データを内容表示用データとして出力することを特徴とする付記8記載の発問返答管理方法。
【0303】
(付記11) 前記行為手順内部テーブルは、前記質問者および回答者の各行為を表す行為構造の記号を含み、前記生成手段は、該行為構造の記号を用いて前記雛形を前記質問者または回答者に提示するための雛形表示用データを生成することを特徴とする付記1記載の発問返答管理方法。
【0304】
(付記12) 質疑応答が必要となる行為または質疑応答が必要となる手順における質問者および回答者の一連の行為を管理する発問返答管理方法であって、
生成手段が、あらかじめ決められた行為の手順の図を雛形として表示するための行為手順内部テーブルの情報を格納手段から読み出して、該雛形を前記質問者または回答者に提示するための雛形表示用データを生成し、
出力手段が、生成された雛形表示用データを出力する
ことを特徴とする発問返答管理方法。
【0305】
(付記13) 前記格納手段は、前記質問者および回答者が提示された雛形を参照して、作成する行為の内容の情報を含む行為内容内部テーブルを格納し、前記生成手段は、該行為内容内部テーブルの情報を該格納手段から読み出して、前記雛形上で実績の行為を表示し、前記質問者または回答者に提示するための履歴表示用データを生成し、前記出力手段は、生成された履歴表示用データを状態表示用データとして出力することを特徴とする付記12記載の発問返答管理方法。
【0306】
(付記14) 前記行為内容内部テーブルは、前記質問者および回答者の各行為を表す行為構造の記号を含み、前記生成手段は、該行為構造の記号を用いて前記雛形上で実績の行為を表示し、前記質問者または回答者に提示するための履歴表示用データを生成することを特徴とする付記13記載の発問返答管理方法。
【0307】
(付記15) 前記格納手段は、前記質問者および回答者が提示された雛形を参照して、作成する行為の内容の情報を含む行為内容内部テーブルを格納し、前記生成手段は、該行為内容内部テーブルの情報を該格納手段から読み出して、前記雛形上で重複を含む行為を表示し、前記質問者または回答者に提示するための集約表示用データを生成し、前記出力手段は、生成された集約表示用データを状態表示用データとして出力することを特徴とする付記12記載の発問返答管理方法。
【0308】
(付記16) 前記行為内容内部テーブルは、前記質問者および回答者の各行為を表す行為構造の記号を含み、前記生成手段は、該行為構造の記号を用いて前記雛形上で重複を含む行為を表示し、前記質問者または回答者に提示するための集約表示用データを生成することを特徴とする付記15記載の発問返答管理方法。
【0309】
(付記17) 前記格納手段は、前記質問者および回答者が提示された雛形を参照して、作成する行為の内容の情報を含む行為内容内部テーブルを格納し、前記生成手段は、前記行為手順内部テーブルおよび該行為内容内部テーブルの情報を該格納手段から読み出して、前記雛形上で現在の行為および予定の行為を表示し、前記質問者または回答者に提示するための予実表示用データを生成し、前記出力手段は、生成された予実表示用データを状態表示用データとして出力することを特徴とする付記12記載の発問返答管理方法。
【0310】
(付記18) 前記行為手順内部テーブルおよび行為内容内部テーブルは、前記質問者および回答者の各行為を表す行為構造の記号を含み、前記生成手段は、該行為構造の記号を用いて前記雛形上で現在の行為および予定の行為を表示し、前記質問者または回答者に提示するための予実表示用データを生成することを特徴とする付記17記載の発問返答管理方法。
【0311】
(付記19) 前記行為の手順は、前記質問者が前記回答者に対して前記解決すべき問題または達成すべき課題を呈示する案件の行為、該質問者が該回答者に対して回答を依頼する質問の行為、該回答者が該質問者の質問の行為に対して回答する回答の行為、該質問者および回答者のうち一方の行為者の満足度に関係して該行為者がもう一方の行為者に対して回答を依頼する疑問の行為、該質問者および回答者のうち一方の行為者がもう一方の行為者の疑問の行為に対して回答する疑問回答の行為、および該質問者が該回答者に対して問題解決または課題達成の満足度を評価する評価の行為を含むことを特徴とする付記12記載の発問返答管理方法。
【0312】
(付記20) 前記格納手段は、前記行為内容内部テーブルの前記疑問の行為に関する行為の内容の情報として、該疑問の行為の目的を表す行為属性の項目を含む情報を格納し、前記発問返答管理装置は、該疑問の行為に関する行為の内容の情報に含まれる行為属性を対象に該行為属性の内容を検索し、前記出力手段は、得られた検索結果を出力することを特徴とする付記19記載の発問返答管理方法。
【0313】
(付記21) 前記格納手段は、前記行為内容内部テーブルの前記疑問回答の行為に関する行為の内容の情報として、該疑問回答の行為が再質問であるか再回答であるかそれ以外であるかを表す行為種類の項目を含む情報を格納し、前記生成手段は、該疑問回答の行為に関する行為の内容の情報を該格納手段から読み出して、実績の行為を表示し、前記質問者または回答者に提示するための履歴表示用データを生成し、前記出力手段は、生成された履歴表示用データを内容表示用データとして出力することを特徴とする付記19記載の発問返答管理方法。
【0314】
(付記22) 前記行為手順内部テーブルは、前記質問者および回答者の各行為を表す行為構造の記号を含み、前記生成手段は、該行為構造の記号を用いて前記雛形を前記質問者または回答者に提示するための雛形表示用データを生成することを特徴とする付記12記載の発問返答管理方法。
【0315】
(付記23) 発問返答により解決すべき問題または達成すべき課題に対して、案件の発生または案件の設定から評価の完了までの手順における質問者および回答者の一連の行為を管理する発問返答管理方法であって、
受信手段が、あらかじめ決められた行為の手順の図を雛形として前記質問者または回答者に提示するための雛形表示用データを受信して格納手段に格納し、
表示手段が、前記格納手段から前記雛形表示用データの情報を読み出して、前記行為の手順の図を画面に表示する
ことを特徴とする発問返答管理方法。
【0316】
(付記24) 質疑応答が必要となる行為または質疑応答が必要となる手順における質問者および回答者の一連の行為を管理する発問返答管理方法であって、
受信手段が、あらかじめ決められた行為の手順の図を雛形として前記質問者または回答者に提示するための雛形表示用データを受信して格納手段に格納し、
表示手段が、前記格納手段から前記雛形表示用データの情報を読み出して、前記行為の手順の図を画面に表示する
ことを特徴とする発問返答管理方法。
【0317】
(付記25) 発問返答により解決すべき問題または達成すべき課題に対して、案件の発生または案件の設定から評価の完了までの手順における質問者および回答者の一連の行為を管理するコンピュータのためのプログラムであって、
あらかじめ決められた行為の手順の図を雛形として表示するための情報を行為手順内部テーブルとして格納する格納手段と、
前記格納手段から前記行為手順内部テーブルの情報を読み出して、前記雛形を前記質問者または回答者に提示するための雛形表示用データを生成する生成手段と、
生成された雛形表示用データを出力する出力手段と
を備えた発問返答管理装置として前記コンピュータを機能させることを特徴とするプログラム。
【0318】
(付記26) 質疑応答が必要となる行為または質疑応答が必要となる手順における質問者および回答者の一連の行為を管理するコンピュータのためのプログラムであって、
あらかじめ決められた行為の手順の図を雛形として表示するための情報を行為手順内部テーブルとして格納する格納手段と、
前記格納手段から前記行為手順内部テーブルの情報を読み出して、前記雛形を前記質問者または回答者に提示するための雛形表示用データを生成する生成手段と、
生成された雛形表示用データを出力する出力手段と
を備えた発問返答管理装置として前記コンピュータを機能させることを特徴とするプログラム。
【0319】
(付記27) 発問返答により解決すべき問題または達成すべき課題に対して、案件の発生または案件の設定から評価の完了までの手順における質問者および回答者の一連の行為を管理するコンピュータのためのプログラムを記録した記録媒体であって、該プログラムは、
あらかじめ決められた行為の手順の図を雛形として表示するための情報を行為手順内部テーブルとして格納する格納手段と、
前記格納手段から前記行為手順内部テーブルの情報を読み出して、前記雛形を前記質問者または回答者に提示するための雛形表示用データを生成する生成手段と、
生成された雛形表示用データを出力する出力手段と
を備えた発問返答管理装置として前記コンピュータを機能させることを特徴とするコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
【0320】
(付記28) 質疑応答が必要となる行為または質疑応答が必要となる手順における質問者および回答者の一連の行為を管理するコンピュータのためのプログラムを記録した記録媒体であって、該プログラムは、
あらかじめ決められた行為の手順の図を雛形として表示するための情報を行為手順内部テーブルとして格納する格納手段と、
前記格納手段から前記行為手順内部テーブルの情報を読み出して、前記雛形を前記質問者または回答者に提示するための雛形表示用データを生成する生成手段と、
生成された雛形表示用データを出力する出力手段と
を備えた発問返答管理装置として前記コンピュータを機能させることを特徴とするコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
【0321】
(付記29) 発問返答により解決すべき問題または達成すべき課題に対して、案件の発生または案件の設定から評価の完了までの手順における質問者および回答者の一連の行為を管理する発問返答管理装置であって、
あらかじめ決められた行為の手順の図を雛形として表示するための情報を行為手順内部テーブルとして格納する格納手段と、
前記格納手段から前記行為手順内部テーブルの情報を読み出して、前記雛形を前記質問者または回答者に提示するための雛形表示用データを生成する生成手段と、
生成された雛形表示用データを出力する出力手段と
を備えることを特徴とする発問返答管理装置。
【0322】
(付記30) 質疑応答が必要となる行為または質疑応答が必要となる手順における質問者および回答者の一連の行為を管理する発問返答管理装置であって、
あらかじめ決められた行為の手順の図を雛形として表示するための情報を行為手順内部テーブルとして格納する格納手段と、
前記格納手段から前記行為手順内部テーブルの情報を読み出して、前記雛形を前記質問者または回答者に提示するための雛形表示用データを生成する生成手段と、
生成された雛形表示用データを出力する出力手段と
を備えることを特徴とする発問返答管理装置。
【0323】
【発明の効果】
本発明によれば、質疑応答(疑問と疑問回答)により質問応答(質問や回答)等を含む問題解決または課題達成等がアシスト/サポートされ、質問や回答等の行為が手順通りに実施されるようになる。したがって、行為の定義の状態の自由度が高い場合でも、秩序度を向上させることが可能となる。また、疑問の行為にあらかじめ決められた見解を設定することで、行為の記載における見解の把握が容易となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の原理図である。
【図2】本発明の行為の定義の状態を示す図である。
【図3】本発明の発問返答管理を示す図である。
【図4】本発明の第1の発問返答管理における利用画面を示す図である。
【図5】本発明の発問返答と第1の見解の記載方法を示す図である。
【図6】本発明の発問返答と第2の見解の記載方法を示す図である。
【図7】本発明の第2の発問返答管理における利用画面を示す図である。
【図8】発問返答管理システムの構成図である。
【図9】行為項目と行為内容を示す図である。
【図10】行為内容を示す図である。
【図11】記載伝達情報を示す図である。
【図12】新たな行為項目を示す図である。
【図13】新たな行為分類と行為構造(記号)を示す図である。
【図14】第1の質問者情報を示す図である。
【図15】第1の行為情報を示す図である。
【図16】第2の行為情報を示す図である。
【図17】第2の質問者情報を示す図である。
【図18】第3の行為情報を示す図である。
【図19】第4の行為情報を示す図である。
【図20】第1の行為の構造を示す図(その1)である。
【図21】第1の行為の構造を示す図(その2)である。
【図22】第1の行為内容履歴を示す図である。
【図23】第2の行為内容履歴を示す図である。
【図24】第2の行為の構造を示す図(その1)である。
【図25】第2の行為の構造を示す図(その2)である。
【図26】第3の行為内容履歴を示す図である。
【図27】第4の行為内容履歴を示す図である。
【図28】第3の行為の構造を示す図(その1)である。
【図29】第3の行為の構造を示す図(その2)である。
【図30】第5の行為内容履歴を示す図である。
【図31】第6の行為内容履歴を示す図である。
【図32】質疑応答の基本型とその導入例を示す図(その1)である。
【図33】質疑応答の基本型とその導入例を示す図(その2)である。
【図34】質問応答の基本型を示す図(その1)である。
【図35】質問応答の基本型を示す図(その2)である。
【図36】一般的な質問応答の型を示す図である。
【図37】行為手順履歴の雛形表示を示す図(その1)である。
【図38】行為手順履歴の雛形表示を示す図(その2)である。
【図39】行為手順履歴の第1の集約表示を示す図である。
【図40】行為手順履歴の第2の集約表示を示す図である。
【図41】行為手順履歴の展開表示を示す図である。
【図42】第7の行為内容履歴を示す図である。
【図43】第1の記載伝達情報を示す図である。
【図44】第8の行為内容履歴を示す図である。
【図45】第2の記載伝達情報を示す図である。
【図46】第9の行為内容履歴を示す図である。
【図47】第1の行為手順履歴(の予実表示)を示す図である。
【図48】第3の記載伝達情報を示す図である。
【図49】第10の行為内容履歴を示す図である。
【図50】第2の行為手順履歴(の予実表示)を示す図である。
【図51】第4の記載伝達情報を示す図である。
【図52】第11の行為内容履歴を示す図である。
【図53】トランザクション構成を示す図(その1)である。
【図54】トランザクション構成を示す図(その2)である。
【図55】画面構造を示す図である。
【図56】画面遷移を示す図である。
【図57】第1の画面表示を示す図である。
【図58】第2の画面表示を示す図である。
【図59】第3の画面表示を示す図である。
【図60】第4の画面表示を示す図である。
【図61】第5の画面表示を示す図である。
【図62】第6の画面表示を示す図である。
【図63】第7の画面表示を示す図である。
【図64】第8の画面表示を示す図である。
【図65】第9の画面表示を示す図である。
【図66】第10の画面表示を示す図である。
【図67】第11の画面表示を示す図である。
【図68】第12の画面表示を示す図である。
【図69】第13の画面表示を示す図である。
【図70】第14の画面表示を示す図である。
【図71】内部テーブルおよび内部レコードのリストである。
【図72】蓄積保存情報および記載伝達情報を示す図である。
【図73】内部テーブル1を示す図である。
【図74】内部テーブル2を示す図である。
【図75】内部テーブル3を示す図である。
【図76】引受情報テーブルを示す図である。
【図77】内部レコード1を示す図である。
【図78】内部レコード2を示す図である。
【図79】引受情報を示す図である。
【図80】画面処理のフローチャート(その1)である。
【図81】画面処理のフローチャート(その2)である。
【図82】画面処理のフローチャート(その3)である。
【図83】画面処理のフローチャート(その4)である。
【図84】画面処理のフローチャート(その5)である。
【図85】画面処理のフローチャート(その6)である。
【図86】画面処理のフローチャート(その7)である。
【図87】画面処理のフローチャート(その8)である。
【図88】画面処理のフローチャート(その9)である。
【図89】画面処理のフローチャート(その10)である。
【図90】画面処理のフローチャート(その11)である。
【図91】行為者の行為((以)前)の処理のフローチャートである。
【図92】行為者の行為(今(=現在))の処理のフローチャートである。
【図93】第1の行為者の行為((以)後)の処理のフローチャートである。
【図94】第2の行為者の行為((以)後)の処理のフローチャートである。
【図95】行為者の行為((以)前)と行為者の行為(今(=現在))の処理のフローチャートである。
【図96】1回目のクリックの時の処理のフローチャートである。
【図97】2回目以降のクリックの時の処理のフローチャートである。
【図98】▲8▼、▲9▼、(a)の釦の時の処理のフローチャートである。
【図99】(d)の釦の時の処理のフローチャートである。
【図100】行為の手順における行為の状態を示す図である。
【図101】行為の状態と表示種別の関係を示す図である。
【図102】第1の行為の状態を示す図である。
【図103】第12の行為内容履歴を示す図である。
【図104】第2の行為の状態を示す図である。
【図105】第3の行為の状態を示す図である。
【図106】第13の行為内容履歴を示す図である。
【図107】第4の行為の状態を示す図である。
【図108】第14の行為内容履歴を示す図である。
【図109】第5の行為の状態を示す図である。
【図110】第15の行為内容履歴を示す図である。
【図111】第6の行為の状態を示す図である。
【図112】第16の行為内容履歴を示す図である。
【図113】第7の行為の状態を示す図である。
【図114】第17の行為内容履歴を示す図である。
【図115】第8の行為の状態を示す図である。
【図116】第18の行為内容履歴を示す図である。
【図117】第9の行為の状態を示す図である。
【図118】第19の行為内容履歴を示す図である。
【図119】第10の行為の状態を示す図である。
【図120】第20の行為内容履歴を示す図である。
【図121】第11の行為の状態を示す図である。
【図122】第21の行為内容履歴を示す図である。
【図123】第12の行為の状態を示す図である。
【図124】第22の行為内容履歴を示す図である。
【図125】第13の行為の状態を示す図である。
【図126】第23の行為内容履歴を示す図である。
【図127】第14の行為の状態を示す図である。
【図128】第24の行為内容履歴を示す図である。
【図129】▲8▼の釦における状態とクリックによる状態と遷移の関係を示す図(その1)である。
【図130】▲8▼の釦における状態とクリックによる状態と遷移の関係を示す図(その2)である。
【図131】処理イベントのフローを示す図である。
【図132】処理イベントのフローと行為手順履歴の関係を示す図である。
【図133】本発明の効果を示す図である。
【図134】情報処理装置の構成図である。
【図135】記録媒体を示す図である。
【図136】行為の定義の状態を説明する図
【図137】行為の理解度を示す図である。
【図138】従来の行為の定義の状態を示す図である。
【図139】従来の質問応答管理を示す図である。
【図140】従来の質問応答管理における利用画面を示す図である。
【図141】従来の質問応答と見解の記載方法を示す図である。
【符号の説明】
101、301 記載伝達情報
102、302 蓄積保存情報
111、112、113、311、312、313、314、315、361、362、363、364、365、366、367、368、369、370、371、372、373 画面
201 格納手段
202 生成手段
203 出力手段
204 受信手段
205 格納手段
206 表示手段
321、430 サーバ
322 端末
323 通信ネットワーク
331 質問者情報
332 行為情報
341a、341b、341c、342a、342b、342c、343、344、345 二重枠線
351 実線
352 破線
374 終了の釦
401、402、403 行為の状態
411、412 矢印
421 CPU
422 メモリ
423 入力装置
424 出力装置
425 外部記憶装置
426 媒体駆動装置
427 ネットワーク接続装置
428 バス
429 可搬記録媒体

Claims (10)

  1. 発問返答により解決すべき問題または達成すべき課題に対して、案件の発生または案件の設定から評価の完了までの手順における質問者および回答者の一連の行為を管理する発問返答管理方法であって、
    生成手段が、あらかじめ決められた行為の手順の図を雛形として表示するための行為手順内部テーブルの情報を格納手段から読み出して、該雛形を前記質問者または回答者に提示するための雛形表示用データを生成し、
    出力手段が、生成された雛形表示用データを出力する
    ことを特徴とする発問返答管理方法。
  2. 前記格納手段は、前記質問者および回答者が提示された雛形を参照して、作成する行為の内容の情報を含む行為内容内部テーブルを格納し、前記生成手段は、該行為内容内部テーブルの情報を該格納手段から読み出して、前記雛形上で実績の行為を表示し、前記質問者または回答者に提示するための履歴表示用データを生成し、前記出力手段は、生成された履歴表示用データを状態表示用データとして出力することを特徴とする請求項1記載の発問返答管理方法。
  3. 前記格納手段は、前記質問者および回答者が提示された雛形を参照して、作成する行為の内容の情報を含む行為内容内部テーブルを格納し、前記生成手段は、該行為内容内部テーブルの情報を該格納手段から読み出して、前記雛形上で重複を含む行為を表示し、前記質問者または回答者に提示するための集約表示用データを生成し、前記出力手段は、生成された集約表示用データを状態表示用データとして出力することを特徴とする請求項1記載の発問返答管理方法。
  4. 前記格納手段は、前記質問者および回答者が提示された雛形を参照して、作成する行為の内容の情報を含む行為内容内部テーブルを格納し、前記生成手段は、前記行為手順内部テーブルおよび該行為内容内部テーブルの情報を該格納手段から読み出して、前記雛形上で現在の行為および予定の行為を表示し、前記質問者または回答者に提示するための予実表示用データを生成し、前記出力手段は、生成された予実表示用データを状態表示用データとして出力することを特徴とする請求項1記載の発問返答管理方法。
  5. 前記行為の手順は、前記質問者が前記回答者に対して前記解決すべき問題または達成すべき課題を呈示する案件の行為、該質問者が該回答者に対して回答を依頼する質問の行為、該回答者が該質問者の質問の行為に対して回答する回答の行為、該質問者および回答者のうち一方の行為者の満足度に関係して該行為者がもう一方の行為者に対して回答を依頼する疑問の行為、該質問者および回答者のうち一方の行為者がもう一方の行為者の疑問の行為に対して回答する疑問回答の行為、および該質問者が該回答者に対して問題解決または課題達成の満足度を評価する評価の行為を含むことを特徴とする請求項1記載の発問返答管理方法。
  6. 前記格納手段は、前記行為内容内部テーブルの前記疑問の行為に関する行為の内容の情報として、該疑問の行為の目的を表す行為属性の項目を含む情報を格納し、前記発問返答管理装置は、該疑問の行為に関する行為の内容の情報に含まれる行為属性を対象に該行為属性の内容を検索し、前記出力手段は、得られた検索結果を出力することを特徴とする請求項5記載の発問返答管理方法。
  7. 前記行為手順内部テーブルは、前記質問者および回答者の各行為を表す行為構造の記号を含み、前記生成手段は、該行為構造の記号を用いて前記雛形を前記質問者または回答者に提示するための雛形表示用データを生成することを特徴とする請求項1記載の発問返答管理方法。
  8. 質疑応答が必要となる行為または質疑応答が必要となる手順における質問者および回答者の一連の行為を管理する発問返答管理方法であって、
    生成手段が、あらかじめ決められた行為の手順の図を雛形として表示するための行為手順内部テーブルの情報を格納手段から読み出して、該雛形を前記質問者または回答者に提示するための雛形表示用データを生成し、
    出力手段が、生成された雛形表示用データを出力する
    ことを特徴とする発問返答管理方法。
  9. 発問返答により解決すべき問題または達成すべき課題に対して、案件の発生または案件の設定から評価の完了までの手順における質問者および回答者の一連の行為を管理する発問返答管理方法であって、
    受信手段が、あらかじめ決められた行為の手順の図を雛形として前記質問者または回答者に提示するための雛形表示用データを受信して格納手段に格納し、
    表示手段が、前記格納手段から前記雛形表示用データの情報を読み出して、前記行為の手順の図を画面に表示する
    ことを特徴とする発問返答管理方法。
  10. 発問返答により解決すべき問題または達成すべき課題に対して、案件の発生または案件の設定から評価の完了までの手順における質問者および回答者の一連の行為を管理するコンピュータのためのプログラムであって、
    あらかじめ決められた行為の手順の図を雛形として表示するための情報を行為手順内部テーブルとして格納する格納手段と、
    前記格納手段から前記行為手順内部テーブルの情報を読み出して、前記雛形を前記質問者または回答者に提示するための雛形表示用データを生成する生成手段と、
    生成された雛形表示用データを出力する出力手段と
    を備えた発問返答管理装置として前記コンピュータを機能させることを特徴とするプログラム。
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