JP2004300859A - フラッシュバルブ - Google Patents

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Abstract

【課題】従来のフラッシュバルブにおいては、ピストン弁が用いられていたために 、サイズが大きくコストも高かった。
【解決手段】フラッシュバルブ本体内を隔壁で仕切られた一次側流路と二次側流路間の流路開閉を行うダイヤフラム弁と、同弁体の背部とフラッシュバルブ本体内壁とにより形成した圧力室と、同圧力室と二次側流路間を連通するバイパス流路を開閉し開弁時の圧力室内の内圧降下によりダイヤフラム弁体を上動させるためのリリーフ弁とを備えたフラッシュバルブにおいて、前記二次側流路の内側に開口端が前記リリーフ弁よりも下流側に位置するようサイフォン管を設けた。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、手動操作で便器を洗浄するダイヤフラム式フラッシュバルブに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来のフラッシュバルブは、例えば実開昭61−112077で開示された手動操作式のピストン弁式フラッシュバルブのように、フラッシュバルブ本体内を隔壁で仕切られた一次側流路と二次側流路間の流路開閉を行うピストン弁と、同弁体の背部とフラッシュバルブ本体内壁とにより形成した圧力室と、前記ピストン弁上に設けられ前記圧力室と二次側流路間を開閉し開弁時の圧力室内の内圧降下によりピストン弁体を上動させるためのリリーフ弁とを備え、前記リリーフ弁を手動操作により開閉することで主弁である前記ピストン弁を開閉して便器を洗浄していた。
また、特開2000−265521で開示されたセンサー式のダイヤフラム弁式フラッシュバルブのように、フラッシュバルブ本体内を隔壁で仕切られた一次側流路と二次側流路間の流路開閉を行うダイヤフラム弁と、同弁体の背部とフラッシュバルブ本体内壁とにより形成した圧力室と、前記圧力室と二次側流路間を開閉し開弁時の圧力室内の内圧降下によりダイヤフラム弁体を上動させるための電磁弁とを備え、前記電磁弁をコントローラから出力される駆動信号により開閉することで主弁である前記ダイヤフラム弁を開閉して便器を洗浄していた。
【0003】
【特許文献1】
実開昭61−112077
【特許文献2】
特開2000−265521
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、従来の手動操作式のピストン弁式フラッシュバルブでは、ただでさえサイズが大きなピストン弁上に更に手動操作式のリリーフ弁が設けられていたため、機構が複雑になりサイズも大きくなるとともに、コストも高くなるという課題があった。
これに対し、従来のセンサー式のダイヤフラム弁式フラッシュバルブでは、機構が比較的単純なダイヤフラム弁を電磁弁で開閉する機構を用いることで、バルブ部のサイズを小さくしコストも安くすることはできたが、センサー、コントローラおよび電磁弁が追加されることで、むしろ全体的にはサイズが大きくなりコストも高くなるという課題があった。
そこで、手動で操作でき、かつ、主弁の機構を単純にするためにリリーフ弁がバイパス流路に設けられたダイヤフラム弁式フラッシュバルブが検討された。
しかしながら、便器を洗浄するのに必要な水量を流すため十分な時間主弁を開弁状態に保つには、リリーフ弁が閉弁し圧力室の圧力が一次流路と略同一圧力に戻るまでの時間が十分に長い必要があり、それを実現するために圧力室を大きくするとフラッシュバルブ全体のサイズも大きくなってしまうという課題が残されていた。
【0005】
本発明は、上記課題を解決するためになされたもので、本発明の目的は、小型で低コストな手動操作式フラッシュバルブを提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために請求項1は、フラッシュバルブ本体内を隔壁で仕切られた一次側流路と二次側流路間の流路開閉を行うダイヤフラム弁と、同弁体の背部とフラッシュバルブ本体内壁とにより形成した圧力室と、同圧力室と二次側流路間を連通するバイパス流路を開閉し開弁時の圧力室内の内圧降下によりダイヤフラム弁体を上動させるためのリリーフ弁とを備えたフラッシュバルブにおいて、前記二次側流路の内側に開口端が前記リリーフ弁よりも下流側に位置するようサイフォン管を設けた。
よって、手動操作によりリリーフ弁を開弁させると、圧力室内の内圧降下により主弁であるダイヤフラム弁体が開弁し、便器洗浄水が一次側流路から二次側流路にサイフォン管を通じて流れ、サイフォン管の先端から流れる洗浄水によるサイフォン作用により負圧になった二次側流路に圧力室内の水が排出される。
これにより、圧力室が小さくても効率的にエア交換が行われるため、圧力室の圧力が一次流路と略同一圧力に戻るまでの時間を圧力室が大きい場合と遜色ない程度に長くでき、便器を洗浄するのに必要な水量を流すことができる。
【0007】
上記目的を達成するために請求項2は、請求項1に記載のフラッシュバルブにおいて、フラッシュバルブのワンサイクル吐水量が低水圧時と高水圧時で略同一になるようサイフォン管の寸法を設定したので水圧に影響を受けずに便器洗浄性能を安定させることができる。
【0008】
上記目的を達成するために請求項3は、請求項1又は2に記載のフラッシュバルブにおいて、前記サイフォン管が径方向サイズが異なるものに取り替え可能に設定したので、個々の製品ばらつきに応じて最適な径のサイフォン管を選択することで安定した便器洗浄性能を実現できる。
【0009】
【発明の実施の形態】
本発明の内容をより理解しやすくする為、以下に図示の実施例に基づいて説明する。
図1は本発明のフラッシュバルブの閉弁時の断面図である。図2は本発明のフラッシュバルブにおいて手動操作時にリリーフ弁が開弁した状態を示す部分断面図である。図3は本発明のフラッシュバルブにおけるダイヤフラム弁の開弁した状態を示す部分断面図である。図4は本発明のフラッシュバルブにおけるサイフォン管の寸法を変更した場合の部分断面図の一例である。
【0010】
図1において、フラッシュバルブ1は、隔壁2で仕切られた一次側流路3と二次側流路4と該流路間の開閉を行うダイヤフラム弁5と、同弁体の背部とフラッシュバルブ本体6の内壁とにより形成した圧力室7と、同圧力室7と二次側流路4間を連通するバイパス流路8を開閉し開弁時の圧力室7内の内圧降下によりダイヤフラム弁5を上動させるためのリリーフ弁9等により構成されている。図1では手動操作部10は押されておらずリリーフ弁9は閉弁したままのため、圧力室7にはダイヤフラム弁5に設けられたブリード穴11により一次圧が充満しており、ダイヤフラム弁5は閉弁状態にある。
【0011】
ここで、前記手動操作部10を押すと図2に示すごとくリリーフ弁9が開弁し、バイパス流路8を通じて圧力室7の内圧が急激に降下するため、図3に示すごとくダイヤフラム弁5が開弁して一次側流路3から二次側流路4へ洗浄水が流れる。しかしながら、二次側流路4の内部にはリリーフ弁9の下流側で開口するようにサイフォン管12が設けられているため、洗浄水がこのサイフォン管12を流れることで二次側流路4内がサイフォン作用により負圧になり、開弁状態のリリーフ弁9からバイパス流路8を経て圧力室7内の水が効率良く二次側流路4へ排水される。
【0012】
次に、前記手動操作部10を離すとリリーフ弁9がばね13により閉弁するため、圧力室7内にブリード穴11より一次圧が充満されていくが、圧力室7内の水は十分にエア交換されているので圧力室7内の圧力が一次圧と略同一圧になるまでには時間がかかることになり、ダイヤフラム弁5が閉弁するまでのこの間に便器を洗浄するのに十分な洗浄水が流される。
【0013】
ここで一次圧が大きくなった場合には、上記閉弁過程におけるブリード穴11による圧力室7内の圧充満がより早くなるために、主弁であるダイヤフラム弁5の閉弁が促進され、ワンサイクル吐水量は減少することになる。しかしながら、前記サイフォン作用は二次側流路4内の流速が大きいほどより強くリリーフ弁9に作用するため、高水圧時には前記サイフォン作用がリリーフ弁9自身をも開弁側に引っ張るよう作用し、圧力室7内の一次圧充満を遅らせることでワンサイクル吐水量を多くすることができる。したがって、サイフォン管4の内径、外径等を変更しサイフォン作用の働きを調整することで、水圧が変動してもワンサイクル吐水量が大きく変動しないように設定することが可能なため、便器洗浄性能を安定させることができる。
【0014】
また、個々の製品ばらつき等により、水圧変動に対する前記ワンサイクル吐水量を安定させるためのサイフォン作用の強さも個々にばらつくが、図4に示すごとくサイフォン管4の内径、外径等を変更することでサイフォン作用の効き方が異なる多種類のサイフォン管4を自由に組み合わせられる構造にすることで、水圧が変動しても便器洗浄性能をより安定させることができる。
【0015】
上記で説明したように、フラッシュバルブ本体内を隔壁で仕切られた一次側流路と二次側流路間の流路開閉を行うダイヤフラム弁と、同弁体の背部とフラッシュバルブ本体内壁とにより形成した圧力室と、同圧力室と二次側流路間を連通するバイパス流路を開閉し開弁時の圧力室内の内圧降下によりダイヤフラム弁体を上動させるためのリリーフ弁とを備えたフラッシュバルブにおいて、前記二次側流路の内側に開口端が前記リリーフ弁よりも下流側に位置するようサイフォン管を設けるよう構成したので、ダイヤフラム弁を用いてバルブ部の小型化・低コスト化を図りつつ、便器洗浄を行うのに十分なワンサイクル吐水量を全体のサイズを大きくすることなく実現することができる。
【0016】
さらに、フラッシュバルブのワンサイクル吐水量が低水圧時と高水圧時で略同一になるよう、サイフォン管の寸法が設定されているので、水圧の変動の影響を受けずに便器洗浄性能を安定させることができる。
【0017】
また、サイフォン管が径方向サイズが異なるものに取り替え可能に構成したので、個々の製品ばらつき等により、水圧変動に対する前記ワンサイクル吐水量を安定させるためのサイフォン作用の強さも個々にばらついても、内径、外径等を変更することでサイフォン作用の効き方が異なる多種類のサイフォン管4を自由に組み合わすことで、水圧の変動に関わらず便器洗浄性能をより安定させることができる。
【0018】
【発明の効果】
本発明を用いれば、安定した便器洗浄を小型で低コストな手動操作式フラッシュバルブにて行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は本発明のフラッシュバルブの閉弁時の断面図である。
【図2】図2は本発明のフラッシュバルブにおいて手動操作時にリリーフ弁が開弁した状態を示す断面図である。
【図3】図3は本発明のフラッシュバルブにおけるダイヤフラム弁の開弁した状態を示す断面図である。
【図4】図4は本発明のフラッシュバルブにおけるサイフォン管を変更した場合の断面図の一例である。
【符号の説明】
1…フラッシュバルブ、2…隔壁、3…一次側流路、4…二次側流路、
5…ダイヤフラム弁、6…本体、7…圧力室、8…バイパス流路、
9…リリーフ弁、10…手動操作部、11…ブリード穴、
12…サイフォン管、13…ばね

Claims (3)

  1. フラッシュバルブ本体内を隔壁で仕切られた一次側流路と二次側流路間の流路開閉を行うダイヤフラム弁と、同弁体の背部とフラッシュバルブ本体内壁とにより形成した圧力室と、同圧力室と二次側流路間を連通するバイパス流路を開閉し開弁時の圧力室内の内圧降下によりダイヤフラム弁体を上動させるためのリリーフ弁とを備えたフラッシュバルブにおいて、前記二次側流路の内側に開口端が前記リリーフ弁よりも下流側に位置するようサイフォン管が設けられていることを特徴とするフラッシュバルブ。
  2. 請求項1に記載のフラッシュバルブにおいて、フラッシュバルブのワンサイクル吐水量が低水圧時と高水圧時で略同一になるようサイフォン管の寸法が設定されていることを特徴とするフラッシュバルブ。
  3. 請求項1又は2に記載のフラッシュバルブにおいて、前記サイフォン管が径方向サイズが異なるものに取り替え可能であることを特徴とするフラッシュバルブ。
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