JP2004300709A - Wall structure for building - Google Patents
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Abstract
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、木造住宅等の建造物の壁構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
現在建てられている一般的な住宅では、省エネルギーの必要性に加え、冬は暖かく夏は涼しいといった快適な室内環境を求め、高気密・高断熱化が進んでいる。
【0003】
まず、第一次オイルショックの後、省エネルギーを目的として壁に断熱材が施されたが、冬期に室内暖房が行なわれると、室内と屋外とにの温度差による圧力差が生じ、室内の水蒸気を多く含んだ空気が壁体内に入り込み、断熱材を通過する過程で温度低下により壁内結露を発生する問題を生じた。
【0004】
この問題を解決するために、壁内の室内側面に水蒸気を通さない防湿シートが設けられるようになった。また、壁の外装材側に通気層用の空間を設け、水蒸気をその通気層から屋外に放出させることも行なわれた。そして、この通気層から外気や雨水が屋内に浸入しないように、通気層の室内側に透湿防水シートを設けることも行なわれた。
【0005】
また、壁の外装材側に通気層を設けず、断熱材と内装材との間に通気層を設け、この通気層から室内空気を室外に排気するように構成したものもある(例えば、特許文献1参照)。
【0006】
【特許文献1】
特開平11−81509号公報
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記のような、断熱材の両側に防湿シート・透湿防水シートを設けた従来の高気密・高断熱住宅では、実際には施工上のミスや、材料の経年劣化、住居者の装飾による破損、気密施工が不十分にならざるを得ない躯体の収まり形状がある等の理由により、気密性が低下している場合が多く見受けられる。
【0008】
本発明は、上述の問題点を解決するためになされたものであり、特に既存住宅に対して気密性・断熱性を向上させるとともに、壁内結露の発生を防止する壁構造を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、請求項1に記載の建造物の壁構造は、外壁材及びその外壁材の内側に設けられた断熱材の内側に配設される建造物の壁構造であって、前記断熱材の室内側に配設されたエアバリアと、当該エアバリアの室内側に配設された第一内装材と、当該第一内装材の室内側に所定間隔をおいて配設された第二内装材と、当該第二内装材の上端部近傍に設けられた上部通気孔と、前記第二内装材の下端部近傍に設けられた下部通気孔と、前記第二内装材の室内側上部に配設され、通気を妨げることなく前記上部通気孔を覆う上部装飾部材と、前記第二内装材の室内側下部に配設され、通気を妨げることなく前記下部通気孔を覆う下部装飾部材とを備え、前記第一内装材と前記第二内装材との間は、前記上部通気孔及び前記下部通気孔を通じて室内と連通する通気層となっていることを特徴とする。
【0010】
この構成の建造物の壁構造では、エアバリアにより断熱材の室内側は気密に保たれている。また、第一内装材と第二内装材との間の空間は、第二内装材に設けられた上部通気孔と下部通気孔によって室内に連通し、通気層となっている。そして、上部・下部の各通気孔は、装飾部材によって目隠しされ、視覚的に自然に構成されている。
【0011】
請求項2に記載の建造物の壁構造は、請求項1に記載の発明の構成に加え、前記上部装飾部材は、前記上部通気孔及び室内に連通する通気溝を備えた廻り縁であり、前記下部装飾部材は、前記下部通気孔及び室内に連通する通気溝を備えた巾木であることを特徴とする。
【0012】
この構成の建造物の壁構造では、請求項1に記載の発明の作用に加え、上下の通気孔を目隠しする装飾部材に、周知の廻り縁と巾木を用い、これらに通気孔及び室内と連通する通気溝を備えたので、さらに自然に、かつ使用部材の点数を増やすことなく室内との通気が実現される。
【0013】
請求項3に記載の建造物の壁構造は、請求項1に記載の発明の構成に加え、前記上部装飾部材又は前記下部装飾部材のうち一方は、前記上部通気孔又は前記下部通気孔のうち対応する通気孔及び室内に連通する通気溝を備え、他方は、前記上部通気孔又は前記下部通気孔のうち対応する通気孔には連通するが、室内には連通しない通気溝を有し、当該通気溝は、室内空気を吸気して屋外に排気する換気装置に接続していることを特徴とする。
【0014】
この構成の建造物の壁構造では、請求項1に記載の発明の作用に加え、一方の通気孔が室内に連通するとともに、他方が換気装置に接続され、室内の空気が計画的に換気される。
【0015】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照して説明する。図1は、本発明を適用した壁構造を有する住宅100の屋根を除いた部分の概略斜視図である。また、図2は、本発明の壁構造の断面図である。
【0016】
図1に示すように、住宅100は、基礎部90の上に設けられた床の上に窓2やドア3などの開口部を有する壁1が構築されてなっている。また、図2に示すように、壁1は、外気に面する外壁材4と、外壁材4の内側に面して設けられた断熱材5と、断熱材5の室内側に設けられた第一内装材である壁面石膏ボード6と、壁面石膏ボード6のさらに室内側に壁面石膏ボード6から一定距離をあけて設けられた内装ボード7(第二内装材)とから構成されている。ここで、外装材4としては、モルタル、タイル貼り、窯業系サイディング等の周知の外装材が利用できる。また、断熱材5としては、グラスウール、ロックウール、セルロースファイバー等の繊維材料で形成された繊維状断熱材や、発泡ポリオレフィン(発泡ポリエチレン、発泡ポリプロピレン等)、発泡ポリウレタン、発泡スチレン系樹脂(発泡ポリスチレン等)、発泡ポリ塩化ビニル樹脂、発泡フェノール樹脂等の合成樹脂発泡体、また、ガラスやセメント系材料等の無機質発泡体等が利用できる。壁面石膏ボード6は周知の石膏ボードで形成されており、内装ボード7も、同様の石膏ボードその他の周知の内装材が各種利用できる。
【0017】
断熱材5と壁面石膏ボード6との間には、断熱材5の室内側を外気に対して密閉するためにエアバリア8が張り巡らされている。図2に示すように、エアバリア8は、断熱材5と壁面石膏ボード6との間だけでなく、天井面の天井石膏ボード9と根太10の間、床のフローリング11と床下帳面材12との間にも敷き詰められている。エアバリア8は、ビニルシート、ポリエチレンシート、金属シート、樹脂シート等の湿気の通過遮断性に優れ、気密性の高いシート材で構成され、断熱材5から外側と室内側との空気の対流、水蒸気の出入りを防いで、室内の気密性を保つ働きをしている。
【0018】
壁面石膏ボード6と内装ボード7との間には、通気孔を持った周知の胴縁13が設けられ、壁面石膏ボード6と内装ボード7との間は、数センチ程度の幅を有する空間となっている。この空間内には、電源コンセントやスイッチなどのボックスが取り付けられる。そして、室内にはケーブルのみが延設される。既に敷設されたエアバリア8の内側にボックス等を取り付けるため、ボックス部分の取り付けのためにエアバリア8を破って加工したり、気密テープで補修したりする必要がないので、気密性が確保される。また、内装ボード7の天井石膏ボード9近傍には上部通気孔である通気孔14が、フローリング11近傍には下部通気孔である通気孔15が設けられ、壁面石膏ボード6と内装ボード7との間の空間は室内と通気される通気層16となっている。
【0019】
次に、図2及び図3を参照して、通気孔14,15とその近傍の構成について説明する。図3は、壁1の室内側から見た正面図である。図3に示すように、一般的な木造住宅において廻り縁が配設される部分に対応する位置、すなわち、内装ボード7の天井石膏ボード9近傍には、通気孔14が複数箇所孔設されている。通気孔14は、形状は特に限られないが、例えば、本実施の形態では縦約1.5センチ、横約20センチの細い長円状に形成された開口である。そして、通気孔14は、所定間隔、例えば数十センチ程度の間隔をおいて1つの壁面に複数箇所設けられている。通気孔14の前方には、通気孔14を目隠しするように、廻り縁17が配設されている。廻り縁17は、周知の住宅で用いられるものと同様に、天井近傍の内装ボード7の前面に張り巡らされている。
【0020】
廻り縁17は、木材や合板で形成された長尺状の周知のものであるが、通気孔14からの空気の出入りを妨げないように、通気孔14と室内とを連通する通気溝18を有している。本実施の形態では、廻り縁17は、図2に示すように、断面視L字状の上部廻り縁17aと、上部廻り縁17aに向かい合うように配置された断面視L字状の下部廻り縁17bの2つから構成され、両者の間が通気溝18となっている。また、上部廻り縁17aには、通気孔14に対応する位置に廻り縁通気孔17cが孔設され、通気孔14と通気溝18を連通している。上部廻り縁17aを配設する際には、廻り縁通気孔17cを通気孔14に合わせることにより位置決めすることができる。尚、上部廻り縁17aに廻り縁通気孔17cを設けず、上部廻り縁17aの下縁が通気孔14の上方にとどまるように形成して、上部廻り縁17aが通気孔14を塞がないようにしてもよい。
【0021】
室内の空気は通気溝18から廻り縁通気孔17cを経て通気孔14に流入し、通気層16に至る。また、通気層16の空気は、通気孔14から廻り縁通気孔17cを経て通気溝18を経由して室内に流入する。
【0022】
一方、図3に示すように、一般的な木造住宅において巾木が配設される部分に対応する位置、すなわち、内装ボード7のフローリング11近傍には、通気孔15が複数箇所孔設されている。通気孔15は、形状は特に限られないが、例えば、本実施の形態では、通気孔14と同様に、縦約1.5センチ、横約20センチの細い長円状に形成された開口である。そして、通気孔15は、所定間隔、例えば数十センチ程度の間隔をおいて1つの壁面に複数箇所設けられている。通気孔15の前方には、通気孔15を目隠しするように、巾木19が配設されている。巾木19は、周知の住宅で用いられるものと同様に、床近傍の内装ボード7の前面に張り巡らされている。
【0023】
巾木19は、木材や合板で形成された長尺状の周知のものであるが、通気孔15からの空気の出入りを妨げないように、通気孔15と室内とを連通する通気溝20を有している。本実施の形態では、巾木19は、図2に示すように、断面視L字状の下部巾木19aと、下部巾木19aに向かい合うように配置された断面視L字状の上部巾木19bの2つから構成され、両者の間が通気溝20となっている。また、下部巾木19aには、通気孔15に対応する位置に巾木通気孔19cが孔設され、通気孔15と通気溝20を連通している。下部巾木19aを配設する際には、巾木通気孔19cを通気孔15に合わせることにより位置決めすることができる。尚、下部巾木19aに巾木通気孔19cを設けず、下部巾木19aの上縁が通気孔15の下方にとどまるように形成して、下部巾木19aが通気孔15を塞がないようにしてもよい。
【0024】
室内の空気は通気溝20から巾木通気孔19cを経由して通気孔15に流入し、通気層16に至る。また、通気層16の空気は、通気孔15から巾木通気孔19cを経て通気溝20を経由して室内に流入する。
【0025】
尚、廻り縁17や巾木19の形状は、上記のものに限らず、種々の変形が可能である。要は、通気孔14,15を経由する空気の出入りを妨げないように通気溝18,20を有し、通気孔14,15を目隠しする形状であればよい。例えば、通気溝18,20は図3に示すような直線形でなく、曲線形状であってもよい。
【0026】
以上の構造を有する壁1においては、従来から気密施工が不十分になりがちだった電源やスイッチなどのボックスを、壁面石膏ボード6と内装ボード7の間に空間を設けてこの空間内に配置し、エアバリア8により、断熱材5の室内側をしっかりと密閉している。従って、対流による室内と屋外の空気の流動が防止され、気密性・断熱性を高く保つことができる。また、前記空間と室内の温度差により空間内に結露が発生することを防止するため、内装ボード7の上部と下部に通気孔14,15を設け、前記空間を室内と通気する通気層16とすることにより、室内との温度差が小さくなり、結露が防止される。さらに、従来から配設されている装飾部材である廻り縁17及び巾木19を、通気孔14,15を目隠しするように通気孔14,15の前方に配置したので、室内側からみても違和感を与えることがない。尚、本実施の形態の壁1は、従来の住宅の内装材を剥がしてエアバリア8を配設し、壁面石膏ボード6と内装ボード7、通気溝を備えた廻り縁17及び巾木19を配設することにより実現できるため、新規住宅のみならず、リフォームにより従来の住宅を簡単に高気密・高断熱住宅にすることができる。
【0027】
次に、本発明の他の実施の形態について、図4及び図5を参照して説明する。図4は、他の実施の形態の壁51の断面図であり、図5は、他の実施の形態の壁51の室内側から見た正面図である。壁51は、第一の実施の形態の壁1とほぼ同様の構成であるので、共通部分には図2及び図3と同一の符号を付し、説明を省略する。図4に示すように、内装ボード7の天井石膏ボード9近傍には、第一の実施の形態と同様に、通気孔14が設けられ、内装ボード7のフローリング11近傍には、下部通気孔である通気孔55が設けられている。そして、壁面石膏ボード6と内装ボード7との間の空間は室内と通気される通気層16となっている。
【0028】
また、図5に示すように、通気孔14及び廻り縁17の構成は、第一の実施の形態と同様である。一方、通気孔55も、第一の実施の形態と同様に、内装ボード7のフローリング11近傍に長円状に開口され、1つの壁面に複数箇所設けられている。そして、通気孔55を目隠しするように巾木59が配設されている。巾木59は、周知の住宅で用いられるものと同様に、床近傍の内装ボード7の前面に張り巡らされている。
【0029】
巾木59は、木材や合板で形成された長尺状の周知のものであり、巾木19とは異なり、上下に分かれず、図4に示すように、断面視コの字状で、内部に溝60を有している。そして、溝60は、室内には連通せず、換気装置52につながっている。この換気装置52は、ホール(玄関・廊下)や洗面所等に設けられ、計画的に所定量の室内空気を吸気して屋外に排気するものである。室内の空気は通気溝18から廻り縁通気孔17cを経て通気孔14に流入し、通気層16に至る。また、通気層16の空気は、通気孔55から溝60に流入し、溝60がダクトとなって換気装置52に空気が送り込まれ、室外に排気される。
【0030】
尚、この実施の形態においては、下部通気孔である通気孔55を換気装置52に接続する構成としたが、上部通気孔を換気装置52に接続し、下部通気孔を室内に連通させる構成としてもよい。この場合には、第一の実施の形態と同様に下部通気孔を通気孔15とし、巾木19を下部巾木19aと上部巾木19bの2本構成とする。そして、廻り縁を断面視コの字状の溝を有する形状として、この溝を経由して通気層16の空気が換気装置52に送り込まれるように構成するとよい。
【0031】
従って、第二の実施の形態の壁51によれば、第一の実施の形態と同様に高気密・高断熱であるとともに、巾木59から換気装置52を介して給排気がなされるため、計画的に換気が行なわれるので、シックハウスに対する効果を有する。
【0032】
【発明の効果】
上記説明から明らかなように、請求項1に記載の建造物の壁構造によれば、エアバリアにより断熱材の室内側が気密に保たれ、第一内装材と第二内装材との間の空間が、第二内装材に設けられた上部通気孔と下部通気孔によって室内に連通し、通気層となっている。従って、エアバリアにより断熱材の内側が密閉されて室内の高気密・高断熱が実現されるとともに、通気層により壁内結露の発生が防止される。そして、上部・下部の各通気孔は、装飾部材によって目隠しされるので、視覚的に自然にこのような効果が実現できる。
【0033】
請求項2に記載の建造物の壁構造によれば、請求項1に記載の発明の効果に加え、上下の通気孔を目隠しする装飾部材に周知の廻り縁と巾木を用い、これらに通気孔及び室内と連通する通気溝を備えたので、さらに自然に、かつ使用部材の点数を増やすことなく、壁内結露を防止した高気密・高断熱住宅が実現できる。
【0034】
請求項3に記載の建造物の壁構造によれば、請求項1に記載の発明の効果に加え、一方の通気孔が室内に連通するとともに、他方が換気装置に接続されるので、高気密・高断熱住宅において室内の空気が計画的に換気され、快適な住宅を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態の壁構造を有する住宅100の屋根を除いた部分の概略斜視図である。
【図2】本発明の一実施の形態の壁1の断面図である。
【図3】壁1の室内側から見た正面図である。
【図4】本発明の他の実施の形態の壁51の断面図である。
【図5】他の実施の形態の壁51の室内側から見た正面図である。
【符号の説明】
1 壁
4 外壁材
5 断熱材
6 壁面石膏ボード
7 内装ボード
8 エアバリア
9 天井石膏ボード
10 根太
11 フローリング
12 床下帳面材
13 胴縁
14 通気孔
15 通気孔
16 通気層
17 廻り縁
18 通気溝
19 巾木
20 通気溝
51 壁
52 換気装置
55 通気孔
59 巾木
60 溝[0001]
TECHNICAL FIELD OF THE INVENTION
The present invention relates to a wall structure of a building such as a wooden house.
[0002]
[Prior art]
In general houses currently being built, in addition to the need for energy saving, there is a demand for a comfortable indoor environment in which winter is warm and summer is cool, and high airtightness and high insulation are being promoted.
[0003]
First, after the first oil shock, heat insulation was applied to the walls for the purpose of energy saving.However, when the room was heated in winter, a pressure difference between the room and the outside caused by the temperature difference between indoor and outdoor The air containing a large amount of water enters the inside of the wall, and there is a problem that the temperature drops in the process of passing through the heat insulating material to cause dew condensation inside the wall.
[0004]
In order to solve this problem, a moisture-proof sheet that does not allow water vapor to pass through has been provided on the indoor side surface in the wall. Further, a space for a ventilation layer was provided on the exterior material side of the wall, and water vapor was released from the ventilation layer to the outside. In order to prevent outside air and rainwater from entering the room from the ventilation layer, a moisture-permeable waterproof sheet was provided on the indoor side of the ventilation layer.
[0005]
Further, there is also a configuration in which a ventilation layer is not provided on the exterior material side of the wall, but a ventilation layer is provided between the heat insulating material and the interior material, and room air is exhausted from the ventilation layer to the outside of the room (for example, see Patent Reference 1).
[0006]
[Patent Document 1]
JP-A-11-81509
[Problems to be solved by the invention]
However, as described above, in a conventional highly airtight and highly insulated house provided with a moisture-proof sheet and a moisture-permeable waterproof sheet on both sides of the heat insulating material, in practice, there is a mistake in construction, deterioration of materials over time, decoration of residents. In many cases, the hermeticity is deteriorated due to damage due to damage, or the shape of the frame that must be inadequately sealed.
[0008]
The present invention has been made in order to solve the above-described problems, and in particular, to provide a wall structure that improves the airtightness and heat insulation of an existing house and prevents the occurrence of dew condensation in the wall. Aim.
[0009]
[Means for Solving the Problems]
In order to achieve the above object, a wall structure of a building according to claim 1 is a wall structure of a building disposed inside an outer wall material and a heat insulating material provided inside the outer wall material. An air barrier disposed on the indoor side of the heat insulating material, a first interior material disposed on the indoor side of the air barrier, and a first interior material disposed on the interior side of the first interior material at a predetermined interval. A second interior material, an upper air vent provided near an upper end of the second interior material, a lower air vent provided near a lower end of the second interior material, and an indoor upper portion of the second interior material. An upper decorative member that is disposed at the upper side and covers the upper air hole without obstructing ventilation, and a lower decorative member that is disposed at a lower portion of the second interior material on the indoor side and covers the lower air hole without obstructing air flow. Comprising, between the first interior material and the second interior material, the upper vent and the lower Characterized in that it is an indoor communication with venting layer through the pores.
[0010]
In the wall structure of a building having this configuration, the indoor side of the heat insulating material is kept airtight by the air barrier. The space between the first interior material and the second interior material communicates with the room through an upper air hole and a lower air hole provided in the second interior material, forming a ventilation layer. Each of the upper and lower ventilation holes is blinded by a decorative member, and is visually structured naturally.
[0011]
The wall structure of the building according to claim 2 is, in addition to the configuration of the invention according to claim 1, wherein the upper decorative member is a peripheral edge having the upper air hole and a ventilation groove communicating with a room, The lower decorative member is a baseboard having the lower vent and a ventilation groove communicating with a room.
[0012]
In the wall structure of a building having this configuration, in addition to the effect of the invention described in claim 1, well-known surrounding edges and baseboards are used for decorative members that cover the upper and lower ventilation holes, and the ventilation holes and the interior and interior are used for these. Since the ventilation groove is provided for communication, ventilation to the room can be realized more naturally and without increasing the number of members used.
[0013]
The wall structure of a building according to
[0014]
In the wall structure of a building having this configuration, in addition to the function of the invention described in claim 1, one of the ventilation holes communicates with the room, and the other is connected to the ventilation device, and the room air is ventilated systematically. You.
[0015]
BEST MODE FOR CARRYING OUT THE INVENTION
Hereinafter, embodiments of the present invention will be described with reference to the drawings. FIG. 1 is a schematic perspective view of a part of a
[0016]
As shown in FIG. 1, a
[0017]
An
[0018]
A well-known
[0019]
Next, with reference to FIGS. 2 and 3, the configuration of the ventilation holes 14, 15 and the vicinity thereof will be described. FIG. 3 is a front view of the wall 1 as seen from the indoor side. As shown in FIG. 3, a plurality of ventilation holes 14 are formed in a position corresponding to a portion where a surrounding edge is provided in a general wooden house, that is, near the
[0020]
The surrounding
[0021]
The indoor air flows from the
[0022]
On the other hand, as shown in FIG. 3, a plurality of ventilation holes 15 are formed in a position corresponding to a portion where a baseboard is provided in a general wooden house, that is, near the
[0023]
The
[0024]
The indoor air flows from the
[0025]
Note that the shapes of the surrounding
[0026]
In the wall 1 having the above-described structure, a box such as a power supply or a switch, which has been apt to be inadequately sealed in the past, is provided in the space by providing a space between the
[0027]
Next, another embodiment of the present invention will be described with reference to FIGS. FIG. 4 is a cross-sectional view of a
[0028]
Further, as shown in FIG. 5, the configuration of the
[0029]
The
[0030]
In this embodiment, the
[0031]
Therefore, according to the
[0032]
【The invention's effect】
As is clear from the above description, according to the wall structure of the building according to claim 1, the indoor side of the heat insulating material is kept airtight by the air barrier, and the space between the first interior material and the second interior material is reduced. The upper and lower air holes provided in the second interior material communicate with the room to form a ventilation layer. Therefore, the inside of the heat insulating material is sealed by the air barrier to achieve high airtightness and high heat insulation in the room, and the occurrence of dew condensation in the wall is prevented by the ventilation layer. Since the upper and lower ventilation holes are blinded by the decorative member, such an effect can be realized visually and naturally.
[0033]
According to the wall structure of the building according to the second aspect, in addition to the effects of the first aspect, a well-known surrounding edge and a baseboard are used for the decorative member that covers the upper and lower ventilation holes, and the through hole is used for the decorative member. Since the air hole and the ventilation groove communicating with the room are provided, a highly airtight and highly insulated house in which dew condensation in the wall is prevented more naturally and without increasing the number of members used can be realized.
[0034]
According to the wall structure of the building according to the third aspect, in addition to the effect of the invention according to the first aspect, one of the ventilation holes communicates with the room and the other is connected to the ventilation device, so that the airtightness is high.・ In a highly insulated house, indoor air can be ventilated systematically to provide a comfortable house.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a schematic perspective view of a portion excluding a roof of a
FIG. 2 is a cross-sectional view of the wall 1 according to the embodiment of the present invention.
FIG. 3 is a front view of the wall 1 as viewed from the indoor side.
FIG. 4 is a cross-sectional view of a
FIG. 5 is a front view of a
[Explanation of symbols]
DESCRIPTION OF SYMBOLS 1
Claims (3)
前記断熱材の室内側に配設されたエアバリアと、
当該エアバリアの室内側に配設された第一内装材と、
当該第一内装材の室内側に所定間隔をおいて配設された第二内装材と、
当該第二内装材の上端部近傍に設けられた上部通気孔と、
前記第二内装材の下端部近傍に設けられた下部通気孔と、
前記第二内装材の室内側上部に配設され、通気を妨げることなく前記上部通気孔を覆う上部装飾部材と、
前記第二内装材の室内側下部に配設され、通気を妨げることなく前記下部通気孔を覆う下部装飾部材とを備え、
前記第一内装材と前記第二内装材との間は、前記上部通気孔及び前記下部通気孔を通じて室内と連通する通気層となっていることを特徴とする建造物の壁構造。An outer wall material and a wall structure of a building disposed inside a heat insulating material provided inside the outer wall material,
An air barrier disposed on the indoor side of the heat insulating material,
A first interior material disposed on the indoor side of the air barrier,
A second interior material disposed at a predetermined interval on the indoor side of the first interior material,
An upper vent provided near the upper end of the second interior material,
A lower ventilation hole provided near the lower end of the second interior material,
An upper decorative member disposed on the indoor side upper portion of the second interior material and covering the upper air hole without obstructing ventilation.
A lower decorative member disposed at a lower portion of the second interior material on the indoor side, and covering the lower air hole without obstructing ventilation;
The wall structure of a building, wherein a space between the first interior material and the second interior material is a ventilation layer that communicates with a room through the upper ventilation hole and the lower ventilation hole.
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