JP2004300645A - 医療廃棄物の収集作業用防護具 - Google Patents

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Hirotoshi Uno
弘敏 宇野
Masao Miyoshi
正雄 三好
Makoto Yasunobu
誠 安延
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KOHWA GLOVE CO
TAKAO SHOJI KK
Shinko Sangyo Co Ltd
Takao Shoji KK
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KOHWA GLOVE CO
TAKAO SHOJI KK
Shinko Sangyo Co Ltd
Takao Shoji KK
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Abstract

【課題】医療廃棄物を回収、運搬する際に作業者が注射針等で受傷する危険性を少なくする。
【解決手段】本発明の医療廃棄物収集作業用防護具は、作業着及び手袋の任意の部分に厚さが1mmから60mmの帯状もしくは海島状の熱融着繊維から作られた凸部が熱溶着繊維製の織物もしくはその他の織物に縫着され、その一部が熱融着により固化されているように構成されている。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、医療廃棄物を安全に収集するための防護具に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
病院等の医療現場から排出される廃棄物の中には、汚染された注射針やメス等の非常に危険なものが混入しており、収集作業中に受傷する事故が多く発生している。
【0003】
廃棄物の中に注射針やメスの様な危険なものが混入する原因として、医療の現場、つまり手術室ではラテックス製の手袋等により、汚染されている危険性のある血液の付着には対応できるが、緊急性を要することが多く、廃棄用のキャップやホルダーを使い捨ての注射針やメスに取り付けてから廃棄するということを求めるのは不可能であり、他のものと一緒に近くの廃棄容器や袋の中に順次捨てていくのが医療の現場では安全なやり方であり、後から分別し安全な容器に移し替えるようなことは出来ない。
【0004】
そのために医療廃棄物を収集する作業者は鋭利な注射針やメスから身を守る為の用具としては特許文献1や特許文献2に記載されたエプロンを例示する。これらは金属板の防護パネルや樹脂がハニカム状に取り付けられ、それらを積層した防護パネルがエプロンの一部に用いられている。
【0005】
【特許文献1】
特開2001−336005号公報
【0006】
【特許文献2】
特開平08−120574号公報
【0007】
【発明が解決するための課題】
ところが、下肢部を守るためにエプロンの中に弧を描いた様な金属製のパネルを入れたりハニカム状の積層された防護パネルを入れた場合人体をカバーするために必要な面積が大きくなり、そのために重量が重くなったり非常に動き辛いため、装着した状態での車両の運転や病院内での移動が非常に困難であった。
【0008】
仮に、ズボンの中にそのようなものを取り付ければ、防護する面積が少なくて軽量になるが、関節部分の防護が完璧でなくなる恐れや動き難いと言う問題は解決されない。
【0009】
本発明の目的は、上記課題を解決し、装着が容易で作業性に優れ安全な衣料廃棄物の収集用防護具を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本発明の医療廃棄物収集作業用防護具は作業着及び手袋の任意の部分に厚さが1mmから60mmの帯状もしくは海島状の熱融着繊維から作られた凸部が熱融着繊維製の織物もしくはその他の織物に縫着され、その一部が熱融着により固化されているように構成されている。
【0011】
本書において、熱融着繊維とは、繊維を構成する単糸ごとに芯となる高融点のナイロンやポリエステルの糸があり、その周りに鞘となる低融点のナイロンやポリエステルの樹脂が取り付けられたものとする。
【0012】
前記凸部及びそれを取り付けるための生地の表面の材質がナイロン系、ポリエステル系の熱融着繊維を用いた織物もしくは不織布であり、縫着する部分以外の部分が熱融着により固化されたカップ状の成形品であり、縫着後さらに縫着部を含む任意の部分が熱融着により固化されている態様を例示する。
【0013】
前記凸部の内側内面部分を構成する態様としては、特に限定はされないが、次の態様を例示する。
(1)前記凸部の内側内面部分に空間が存在し、その空間部分に発泡された樹脂もしくはチューブ状の容器に密閉された気体により凸部の圧縮による変形を抑えることを例示する。
(2)前記凸部の内側内面に金属板単体もしくは、上記(1)の素材と組み合わせられたものが内包されている態様とすることを例示する。
【0014】
前記凸部もしくは融着し、成形されたパネルが非融着部で縫着されている防護具であり、縫着部を含む固化されていない部分及び凹部を守る為のバネ弾性のある金属製の防護板が装着されている態様を例示する。
【0015】
前記熱融着繊維が繊度比5%から50%のPBO繊維、アラミド繊維ガラス繊維、炭素繊維と撚り合された長繊維もしくは組紐状の態様を例示する。 この構成としては、特に限定されないが、次の態様を例示する。
(a)熱融着繊維と他の高機能繊維を1種類もしくは弐種類以上撚り合わせた繊維を用いた態様。
(b)高機能繊維を芯に周囲を熱融着繊維で組紐状に加工された材料を用いた態様。
【0016】
【発明の実施の形態】
図1〜図5は本発明を具体化した第一実施形態の医療廃棄物収集作業用防護具を示している。
【0017】
図1に示すようにポリエステル製の熱融着繊維1を使用した、1平方メートル当たり350グラムの目付けの織物2にアルミ製の金型を取り付けたホットプレスを用いて摂氏170度の温度で縫着部3を残して1分間加熱し、冷却後に取り出したものの内側の凹部5に厚みが130ミクロンのベータチタン板6と発泡ポリエチレン7を挿入後、ポリエステル製のツナギズボン8に凸部4同士が10mmの隙間になるように縫着し、縫着部3の上に隙間用のベータチタン板9を挿入した両端に縫い代の付いたポリエステル製の袋10を縫着し、摂氏170度の温度で隙間部11を1分間加熱した。
【0018】
図2に示すように、このようにして作製された防護パネルが装着された防護衣12は隙間の無い状態のものが得られ、一見非常に動き辛いと思われるが凸部の天面に人体の曲面に沿った金型を用いることで曲面加工を施すことが簡単に出来、隙間部を除いた底部は通常の固化されていない生地であるから自由度があり活動に支障のない防護衣となるのと通常のサイズのものでも楽に装着できるのである。
【0019】
図3は医療廃棄物の収集作業時に最も頻繁に受傷しやすい人体の部位として、脚部の正面から外側の部分を守る為の防護衣を表わしたもので、一般的な注射針の長さを38mmでそれを支持する部分の長さが14mmとした場合、凸部の高さ13が注射針15の全長より高くて隙間14が小さい程、つまり厚みで防護する一つの方法が有り、防護衣としての安全性は高まるのであり、最も重要な部分に厚みを持たせてやることも容易に出来るのである。
【0020】
図の4は厚みの異なった熱融着繊維で出来た織物2を用いて曲面になるように融着賦形された凸部内側16に130ミクロンのベータチタン板6を配置したもので、発泡材7に押された状態で賦形された凸部内側16に沿って存在し、融着されていない隙間17を注射針の一定方向からの針入を防護するように示したものである。
【0021】
図の5は本発明の医療廃棄物の収集作業用防護手袋を示したもので、熱融着繊維の織物を縫製し融着した、親指部18、その他の手指部19それに手の甲及び小指部側面をカバーするための融着されたパネル20を手首部21の非融着部22で縫い合わせたもので、掌側の一部にチタン板6が滑りを防止するための皮革23の内側に内包され伸縮性のある素材でつくられたマチ部24がある。
【0022】
収集作業に用いる手袋の機能としては、回収用のポリエチレン製の袋、詳しくは上部の口部が結ばれて閉じられている袋の結び目近くを握って回収車まで運搬し荷台に投入するまでに注射針等が手指部に刺さらないことと容易に袋が握れる機能を併せ持ったものでなければならない。
【0023】
その点で本発明の手袋は、袋の上部を握ろうとした場合に最初に接触する手の甲から小指部の側面にかけて融着されたパネルにより防護され、さらに指を曲げて袋を握る場合にも接触する親指部、掌部、その他の手指部の殆んどをカバー出来、握力をあまり必要としないのである。
【0024】
本発明によれば、第1実施形態の効果に加え、熱融着繊維にPBO繊維、アラミド繊維、ポリアリレート繊維、ガラス繊維、炭素繊維などの高機能繊維を繊度比で5%から50%加えることでさらに融着後の硬さ、耐切創性や融着部と非融着部の破断強度を向上させることができるのである。
【0025】
【発明の効果】
本発明に係る医療廃棄物の収集作業用防護具によれば、ごみ袋を回収、運搬する際に使用され、必ず接触する手指部や接触の危険性の高い下肢部にごみ袋の中に潜んでいる注射針が袋を握ったり、運搬車に投入する際の応力により外部に突き出ても、作業者が受傷する危険性を少なくすることが出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第一実施形態に係る防護部の断面図である。
【図2】同防護部が取り付けられた防護衣の斜視図である。
【図3】防護衣の斜視図である。
【図4】防護部の断面図である。
【図5】防護手袋の斜視図である。
【符号の説明】
1 熱融着繊維
2 織物
3 縫着部
4 凸部
5 凹部
6 ベータチタン板
7 発泡ポリエチレン
8 ズボン
9 隙間用ベータチタン板
10 隙間用袋
11 隙間部
12 防護衣
13 凸部高さ
14 隙間
15 注射針
16 凸部内側
17 融着されていない隙間
18 親指部
19 その他の指部
20 パネル
21 手首部
22 非融着部
23 皮革
24 マチ部

Claims (5)

  1. 作業着及び手袋の任意の部分に厚さが1mmから60mmの帯状もしくは海島状の熱融着繊維から作られた凸部が、熱融着繊維製の織物もしくはその他の織物に縫着され、その一部が熱融着により固化されているように構成されている医療廃棄物の収集作業用防護具。
  2. 前記凸部及びそれを取り付けるための生地の表面の材質がナイロン系、ポリエステル系の熱融着繊維を用いた織物もしくは不織布であり、縫着する部分以外の任意の部分が熱融着により固化されたカップ状の成形品であり、縫着後さらに縫着部を含む任意の部分が熱融着により固化されていることを特徴とする請求項1記載の医療廃棄物の収集作業用防護具。
  3. 前記凸部の内側内面部分に金属板や発泡された樹脂もしくはチューブ状の容器に密閉された気体を配置してなる請求項1及び2に記載の医療廃棄物の収集作業用防護具。
  4. 前記凸部もしくは融着し、成形されたパネルが非融着部で縫着されている防護具であり、縫着部を含む固化されていない部分及び凹部を守る為のバネ弾性のある金属製の防護板が装着されていることを特徴とする医療廃棄物の収集作業用防護手袋。
  5. 前記熱融着繊維が繊度比5%から50%のPBO繊維、アラミド繊維、ポリアリレート繊維、ガラス繊維、炭素繊維と撚り合わされた長繊維もしくは組み紐であることを特徴とする請求項2〜4記載の医療廃棄物の収集用防護具。
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JP2007262869A (ja) * 2006-03-30 2007-10-11 Kobelco Contstruction Machinery Ltd 作業機械

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2007262869A (ja) * 2006-03-30 2007-10-11 Kobelco Contstruction Machinery Ltd 作業機械
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