JP2004298422A

JP2004298422A - Absorbent article

Info

Publication number: JP2004298422A
Application number: JP2003095216A
Authority: JP
Inventors: Erika Matsuoka; 絵里香松岡
Original assignee: Daio Paper Corp
Current assignee: Daio Paper Corp
Priority date: 2003-03-31
Filing date: 2003-03-31
Publication date: 2004-10-28
Anticipated expiration: 2023-03-31
Also published as: JP3860554B2

Abstract

<P>PROBLEM TO BE SOLVED: To provide an absorbent article which achieves an improvement in touch with the skin, the prevention of the flowback after the absorption of the liquor and the decrease in the stickiness on the skin while utilizing the advantages such as liquid absorbability and dry touch inherent to the mesh sheet. <P>SOLUTION: In the absorbent article in which an absorbent 4 is interposed between a porous resin surface sheet 3 with the embosses of the specified pattern applied thereonto and a liquid impermeable rear sheet 2, the porous resin surface sheet 3 is arranged in an emboss pattern given the center interval of 5 to 10 mm between the adjacent embosses 7 and 7 in the first area 8 covering the body liquor discharge site H and the nearby area thereof and in an emboss pattern given the center interval of 0.5 to 2 mm between the adjacent embosses 7 and 7 in the second area 9 other than the first area 8. A difference in height across the thickness of the sheet attributed to the embosses 7 and 7 should be 0.5 to 3 mm in the first area 8 and that 0.05 to 1 mm in the second area 9. <P>COPYRIGHT: (C)2005,JPO&NCIPI

Description

【０００１】
【発明の属する技術分野】
本発明は、主には生理用ナプキン、おりものシート、失禁パッド、医療用パッド、トイレタリー等に使用される吸収性物品であって、詳しくは吸液性、逆戻り防止、肌への貼り付き防止（ドライ感）、肌触り感などをバランス良く満たした吸収性物品に関する。
【０００２】
【従来の技術】
従来より、パンティライナー、生理用ナプキン、失禁パッドなどの吸収性物品として、ポリエチレンシートまたはポリエチレンシートラミネート不織布などの不透液性裏面シートと、不織布または透液性プラスチックシートなどの透液性表面シートとの間に綿状パルプ等からなる吸収体を介在したものが知られている。
【０００３】
前記吸収性物品において、肌に対するドライタッチ感を満足するとともに、体液の吸収性を高めるために、前記透液性表面シートとして熱融着性の疎水性多孔プラスチックシート（所謂、メッシュシート）を使用したものが市場に多く提供されている。メッシュシートを使用した吸収性物品に関しては、例えば下記特許文献１〜３などを挙げることができる。
【０００４】
【特許文献１】
特開平７−３２８０６０号公報
【特許文献２】
特開平８−１１７２７７号公報
【特許文献３】
特開平１０−２７２１５２号公報
【０００５】
【発明が解決しようとする課題】
確かに、メッシュシートを表面シートとして使用した吸収性物品の場合、体液が排出されると、透液性の高いメッシュシートを通り、親水性繊維シートや吸収体に体液が速やかに吸収されるようになり、体液吸収後にもドライタッチ感が得られるようになるけれども、前記親水性繊維シートに体液が吸収されかつそのまま保持される状態になると、以降の体液排出時に体液吸収速度が低下する傾向が見られるとともに、体液の逆戻りが生じるようになる。また、次第にドライタッチ感が失われ、貼り付き感を感じるようになるなどの問題が生じていた。また、メッシュシートの場合にはエンボスが肌に対してざらつき感を与えるため違和感を感じることがあるなどの問題もある。
【０００６】
そこで本発明の主たる課題は、吸液性、ドライタッチ感等のメッシュシートによる利点を生かしながら、肌触り感の改善や吸液後における逆戻り防止、貼り付き感の低減を図った吸収性物品を提供することにある。
【０００７】
【課題を解決するための手段】
前記課題を解決するために請求項１に係る本発明として、所定パターンのエンボスが付与された多孔性プラスチック表面シートと裏面シートとの間に吸収体が介在された吸収性物品において、
前記多孔性プラスチック表面シートは、体液排出部位及びその近傍領域を含む第１領域において、隣接するエンボス間の中心間隔を５〜１０ｍｍとするエンボスパターンとし、かつ前記第１領域以外の第２領域において、隣接するエンボス間の中心間隔を０．５〜２ｍｍとするエンボスパターンとしたことを特徴とする吸収性物品が提供される。
【０００８】
本発明者がメッシュシートに形成されるエンボスパターンと、吸液性、ドライタッチ感、肌触り感、逆戻り性、貼り付き感との関係を調べたところ、大きいピッチのエンボスパターンの場合は、肌との接触面積が増大するため吸液性が上がり体液が表面に残らないためドライタッチ感が良好であるが、ドライ時にはエンボスがざらつき感を与え肌触りが悪くなる。一方、細かいピッチのエンボスパターンの場合には、エンボスが与えるざらつき感が少なく肌触りが良好であるとともに、汗をかいた時やドライ時には接触面積が少ないため貼り付き感も少ないけれども、吸液後には吸液性が小さいため表面に体液が残りべた付き感を感じる、との知見を得ることができた。別の視点から整理してみると、大きいピッチのエンボスパターンの場合は、吸液時および吸液後（ウェット時）の諸特性に優れ、細かいピッチのエンボスパターンの場合には、吸液前（ドライ時）の諸特性に優れている、との知見を得た。
【０００９】
従って、上記請求項１記載の発明においては、エンボスパターンを部位毎に変化させることにより、すべての要求機能をバランス良く満足させるようにした。具体的には、体液排出部位及びその近傍領域を含む第１領域においては隣接するエンボス間の中心間隔を５〜１０ｍｍとするエンボスパターンとし、かつ前記第１領域以外の第２領域においては隣接するエンボス間の中心間隔を０．５〜２ｍｍ以下とするエンボスパターンとした。その結果、吸液前においては相対的に面積が多くなる前記第２領域の細かいエンボスパターンが貼り付き感の低減、良好な肌触り感を与え、吸液時及び吸液後においては主たる体液の吸収領域となる前記第１領域の大きなエンボスパターンが吸液性、ドライタッチ感を発揮するようになるため、すべての要求機能をバランス良く満足した吸収性物品となる。
【００１０】
請求項２に係る本発明として、前記第１領域においてエンボスによる厚み方向の高低差を０．５〜３ｍｍとし、前記第２領域においてエンボスによる厚み方向の高低差を０．０５〜１ｍｍとしてある請求項１記載の吸収性物品が提供される。
【００１１】
上記請求項２記載の本発明においては、体液排出部位を含む第１領域においては体液の逆戻りを防止するとともに、吸収体に吸収された体液の隠蔽性を上げるために高低差を大きくし、第２領域においては肌触り感を上げるため高低差を小さくした。
【００１２】
請求項３に係る本発明として、前記第１領域においてエンボスの径は１〜５ｍｍとし、前記第２領域においてエンボスの径は０．５〜２としてある請求項１，２いずれかに記載の吸収性物品が提供される。
【００１３】
請求項４に係る本発明として、前記多孔性プラスチック表面シートは、該表面シートの全露出面積に対して前記第１領域が１０〜４０％の範囲とし、前記第２領域が６０〜９０％としてある請求項１〜３いずれかに記載の吸収性物品が提供される。
【００１４】
請求項５に係る本発明として、前記吸収性物品が昼用生理用ナプキンである場合、前記第１領域は、体液排出部位の中心点から前後方向に±１０〜５０ｍｍの領域とし、前記吸収性物品が夜用生理用ナプキンである場合、体液排出部位の中心点から前側方向に１０〜３０ｍｍ、後側方向に３０〜１００ｍｍの領域としてある請求項１〜４いずれかに記載の吸収性物品が提供される。
【００１５】
請求項６に係る本発明として、前記多孔性プラスチック表面シートと吸収体との間に親水性繊維シートが介在されている請求項１〜５いずれかに記載の吸収性物品が提供される。前記親水性繊維シートを表面シートの下面側に配設することにより、吸収速度が向上するようになる。
【００１６】
請求項７に係る本発明として、前記親水性繊維シートはエアースルー不織布を用いている請求項６記載の吸収性物品が提供される。
【００１７】
請求項８に係る本発明として、前記親水性繊維シートはスパンボンド不織布を用いている請求項６記載の吸収性物品が提供される。
【００１８】
上記請求項７，８記載の発明において、比較的ソフトで嵩のあるエアスルー不織布またはスパンボンド不織布を使用することにより、クッション性が与えられ装着感が良好になるとともに、保水能力が高くなる。
【００１９】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態について図面を参照しながら詳述する。図１は本発明に係る生理用ナプキン１の一部破断斜視図である。
【００２０】
生理用ナプキン１は、主にはパンティライナー、生理用ナプキン、おりものシート、失禁パッドなどの用途に供されるもので、例えば図１に示されるように、不透液性裏面シート２と、疎水性の多孔性プラスチック表面シート３との間に、吸収体４またはクレープ紙４Ａによって囲繞された吸収体４が介在されるとともに、両側部に夫々サイド不織布５，５を有し、かつ前記多孔性プラスチック表面シート３と吸収体４との間に親水性シート６を配置した構造となっている。前記吸収体４の周囲においては、前記不透液性裏面シート２と多孔性プラスチック表面シート３又はサイド不織布５とがホットメルト接着剤等の接着手段によって接合されている。
【００２１】
前記不透液性裏面シート２は、ポリエチレン、ポリプロピレン等の少なくとも遮水性を有するシート材が用いられるが、この他に防水フィルムを介在して実質的に不透液性を確保した上で不織布シート（この場合には、防水フィルムと不織布とで不透液性裏面シートを構成する。）などを用いることができる。近年はムレ防止の観点から透湿性を有するものが好適に用いられる傾向にある。この遮水・透湿性シート材としては、ポリエチレンやポリプロピレン等のオレフィン系樹脂中に無機充填剤を溶融混練してシートを成形した後、一軸または二軸方向に延伸することにより得られる微多孔性シートが好適に用いられる。
【００２２】
前記多孔プラスチック表面シート３は、プラスチックシートに多数の開孔を形成したもの（以下、メッシュシート３という。）が用いられる。この素材シートとしては、例えばポリエチレン、ポリプロピレン等のオレフィン系樹脂が好適に使用されるが、ポリエステルや、ナイロンなどのポリアミド系樹脂、ＥＶＡなども使用することができる。
【００２３】
前記メッシュシート３の開孔の径は、０．０５〜３．０ｍｍ、好ましくは０．１〜２．０ｍｍ、より好ましくは０．５〜１．５ｍｍとし、その開孔数は１００〜５００個／ｃｍ^２、好ましくは２００〜４００個／ｃｍ^２程度とするのが望ましい。前記開孔を形成するには、合成樹脂シートを軟化温度付近に軟化させて、多数の開孔を有する支持体の上面に位置させた状態で、支持体の下方から吸引したり、支持体の上面から空気圧を加圧したりする方法や、合成樹脂シート素材に多数のスリットを刻入した後にシート素材を延伸して開孔させる方法などがあるが、適宜の方法によって形成することができる。
【００２４】
サイド不織布５，５を構成する素材繊維としては、たとえばポリエチレンまたはポリプロピレン等のオレフィン系、ポリエステル系、ポリアミド系等の合成繊維の他、レーヨンやキュプラ等の再生繊維、綿等の天然繊維を撥水加工したものなどを用いることができる。
【００２５】
加工法については、スパンレース法、スパンボンド法、サーマルボンド法、メルトブローン法、ニードルパンチ法、エアレイド法等の適宜の加工法によって得られた不織布を用いることができる。これらの加工法の内、スパンレース法は柔軟性、ドレープ性に富む点で優れ、サーマルボンド法は嵩高でソフトである点で優れている。
【００２６】
これら不透液性裏面シート２と透液性表面シート３との間に介在される吸収体４は、たとえばパルプ中に高吸水性樹脂を混入したもの、或いはパルプ中に化学繊維を混入させるとともに、高吸水性樹脂を混入したものが使用される。前記吸収体４は、図示のように、形状保持、および経血等を速やかに拡散させるとともに、一旦吸収した経血等の逆戻りを防止するためにクレープ紙４Ａによって囲繞するのが望ましい。前記パルプとしては、木材から得られる化学パルプ、溶融パルプ等のセルロース繊維や、レーヨン、アセテート等の人工セルロース繊維からなるものが挙げられ、広葉樹パルプよりは繊維長の長い針葉樹パルプの方が機能および価格の面で好適に使用される。
【００２７】
前記高吸水性樹脂としては、たとえばポリアクリル酸塩架橋物、自己架橋したポリアクリル酸塩、アクリル酸エステル−酢酸ビニル共重合体架橋物のケン化物、イソブチレン・無水マレイン酸共重合体架橋物、ポリスルホン酸塩架橋物や、ポリエチレンオキシド、ポリアクリルアミドなどの水膨潤性ポリマーを部分架橋したもの等が挙げられる。これらの内、吸水量、吸水速度に優れるアクリル酸またはアクリル酸塩系のものが好適である。前記吸水性能を有する高吸水性樹脂は製造プロセスにおいて、架橋密度および架橋密度勾配を調整することにより吸水力と吸水速度の調整が可能である。前記高吸水性樹脂の含有率は１０〜６０％とするのが望ましい。高吸水性樹脂含有率が１０％未満の場合には、十分な吸収能を与えることができず、６０％を超える場合にはパルプ繊維間の絡み合いが無くなり、シート強度が低下し破れや割れ等が発生し易くなる。
【００２８】
前記メッシュシート３と吸収体４との間に配置される親水性繊維シート６は、体液に対して親水性を有するものであればよい。具体的には、レーヨンやキュプラ等の再生繊維、綿等の天然繊維を用いることにより素材自体に親水性を有するものを用いるか、ポリエチレンまたはポリプロピレン等のオレフィン系、ポリエステル系、ポリアミド系等の合成繊維を親水化剤によって表面処理し親水性を付与した不織布を用いることができる。これらの素材の中でも特に、エアースルー不織布またはスパンボンド不織布を用いるのが望ましい。比較的ソフトで嵩のあるエアスルー不織布又はスパンボンド不織布を使用することにより、クッション性が与えられ装着感が良好になるとともに、保水能力が高くなる。なお、メッシュシート３と離間するのを防止するためホットメルト接着剤により部分的に接着するのが良い。
【００２９】
本発明では特に、前記メッシュシート３において、エンボスパターンを領域毎に変化させることにより、表面シート３として要求されるすべての機能、品質をバランス良く満足させるようにしてある。
【００３０】
具体的には、図示例では前記メッシュシート３を、前記体液排出部位Ｈ及びその近傍領域を含むように、例えば小判形状に画成された第１領域８と、この第１領域８以外の第２領域９とに画成し、前記第１領域８においては、図３に示されるように、縦列方向及び横列方向に一定の間隔をおいた格子状のエンボスパターンが付与されるとともに、隣接するエンボス７，７間の中心間隔Ｐ_Ｈ、Ｐ_Ｖ、Ｐ_Ｑが５．０〜１０．０ｍｍ、好ましくは６〜８ｍｍとされる。前記中心間隔Ｐ_Ｈ、Ｐ_Ｖ、Ｐ_Ｑが５．０ｍｍ未満である場合には、後述の実験例に示されるように、吸液時に肌への接触面積が少ないため吸液性が低下するとともに、吸液後に下層の親水性繊維シート６との離間が確保できず体液の逆戻りが多くなる。また、表面に体液が残ることにより貼り付き感が感じられるようになる。逆に、前記中心間隔Ｐ_Ｈ、Ｐ_Ｖ、Ｐ_Ｑが１０．０ｍｍを超える場合には、ドライ時に肌へのざらつき感が顕著となり肌触りが悪化するようになる。
【００３１】
一方、前記第２領域９においては、前記第１領域８と同様に、縦列方向及び横列方向に一定の間隔をおいた格子状のエンボスパターンが付与されるが、隣接するエンボス７，７間の中心間隔Ｐ_Ｈ、Ｐ_Ｖ、Ｐ_Ｑは０．５〜２ｍｍ、好ましくは０．５〜１ｍｍとされる。前記中心間隔Ｐ_Ｈ、Ｐ_Ｖ、Ｐ_Ｑが０．５ｍｍ未満である場合には、吸液性が低下するとともに、ウェット時に表面に体液が残るため貼り付き感が出るようになり肌触りが悪化する。逆に、前記中心間隔Ｐ_Ｈ、Ｐ_Ｖ、Ｐ_Ｑが２．０ｍｍを超える場合には、ドライ時の肌触り感を満足し得ない。
【００３２】
前記第１領域８において、隣接するエンボス７，７間の中心間隔を５〜１０ｍｍとし、前記第２領域９において、隣接するエンボス７，７間の中心間隔を０．５〜２ｍｍとすることにより、吸液前においては相対的に面積が多くなる前記第２領域９の細かいエンボスパターンが良好な肌触り感を与え、吸液時及び吸液後においては主たる体液の吸収領域となる前記第１領域８の大きなエンボスパターンが吸液性、ウエット時の逆戻り防止、貼り付き感の低減を図るようになるため、すべての要求機能をバランス良く満たしたものとなる。前記第１領域８はメッシュシート３の全露出面積に対して１０〜４０％とし、前記第２領域９は６０〜９０％とするのが望ましい。前記第１領域８の比率が１０％未満である場合には、体液を効果的に吸収することができない。また、比率が４０％を超える場合には、表面全体の肌触り感が悪くなってしまう。
【００３３】
なお、エンボス７の平面形状は図示例では円形としたが、楕円形、三角形、四角形、星形等の任意形状とすることができる。また、前記エンボスパターンは、一般的には格子状とするのが望ましいが、菱形格子等、任意なパターンとすることができる。また、エンボス付与方法は熱圧着による方法を採用することができる。
【００３４】
また、図４に示されるように、前記第１領域８においては、エンボス７，７…による厚み方向の高低差ｈを０．５〜３ｍｍとし、前記第２領域９においては、エンボス７，７…による厚み方向の高低差ｈを０．０５〜１ｍｍとするのが望ましい。前記第１領域８においては高低差ｈを０．５〜３ｍｍと上げることにより、親水性繊維シート６との離間が確保されるため、体液の逆戻り防止効果をより顕著に発揮するようになるとともに、隠蔽性を上げ吸収体４に吸収された経血を見えにくくする。一方、前記第２領域９において高低差を０．０５〜１ｍｍと小さくすることにより接触面積を小さくすることにより、ドライ時の貼り付き感や肌触り感をより向上させることが可能となる。
【００３５】
また、エンボス径に関しては、前記第１領域８においては径Ｒを１〜５ｍｍと大きくすることにより表面に残った体液と肌とが接触するのを防止し、前記第２領域９においては径Ｒを０．５〜２ｍｍと小さくすることにより肌触り感を向上させるようにするのが望ましい。
【００３６】
前記第１領域８の形成範囲は、図１に示される昼用生理用ナプキン１の場合には、体液排出部位Ｈの中心から前側方向及び後側方向にそれぞれ１０〜５０ｍｍ、好ましくは２０〜３０ｍｍの領域Ｌ_Ｆ、Ｌ_Ｂとするのが望ましい。一般的なナプキンの場合は９ｃｃ程度で体液のほぼ全量をカバーすることができ、その際に前後方向の拡散面積を調べた結果、上記数値範囲とすれば良いことが判明した。前記体液排出部位Ｈの位置は、長手方向のほぼ中央位置、ウイングを有する場合にはウイング中央位置、両側縁部に弧状に括れを有する場合にはその中央位置、或いは表面の両側に長手方向に沿ってサイドエンボスを有する場合にはその中央位置というように認定される。
【００３７】
また、図５に示される夜用ナプキン１Ａの場合には、体液排出部位Ｈの中心点から前側方向に１０〜３０ｍｍ、好ましくは１０〜２０ｍｍの領域Ｌ_Ｆとし、後側方向に３０〜１００ｍｍ、好ましくは３０〜６０ｍｍの領域Ｌ_Ｂとするのが望ましい。夜用ナプキン１Ａの場合には臀部を伝わって流れるため後方の拡散面積が大きくなるため、後方側領域Ｌ_Ｂを大きく取るようにする。前記体液排出部位Ｈの位置は、ウイングＷ、Ｗの中央位置、或いは両側縁部に弧状に括れを有する場合にはその中央位置というように認定される。
【００３８】
〔他の形態例〕
（１）上記形態例では第１領域８の両側に第２領域９が存在し、全体として第１領域８を第２領域９が囲むようにしたが、前記第１領域８の区間Ｌ_Ｆ、Ｌ_Ｂにおいてメッシュシート３の全幅を第１領域８としてもよい。すなわち、ナプキン１の前側又は後側から直列的に第２領域９、第１領域８、第２領域９の順で並ぶようにしてもよい。
【００３９】
【実施例】
厚み；０．４４９ｍｍ、開口率；２４％、開口面積；０．１１５ｍｍ^２、開口数；２０７個／ｃｍ^２のメッシュシートに対して、異なる径及びピッチの格子状エンボスを付与したサンプルシートを準備し、エンボスパターンと接触面積との相関を評価するために貼り付き試験（ドライ状態）を行うとともに、エンボスによる厚み方向の高低差と逆戻りとの相関を評価するためにべた付き試験（ウェット状態）を行った。前記貼り付き試験は、２０×７．５ｍｍのカットサンプルをシリコン性ゴム（半径１０ｃｍの球体、３ｋｇ）下に３分間放置した後、３０ｃｍの高さに持ち上げた時に剥がれ落ちるまでの秒数を測定する試験であり、べた付き試験は、各サンプルシートを用いたナプキンに、人工経血３ｃｃ注入後３分間放置し、さらに３ｃｃ注入した後、１００ｇ荷重下に濾紙をおき逆戻り量を測定する試験である。
【００４０】
前記貼り付き試験の評価は、装着１時間後の表面の貼り付き感について、非常に良い（＋３）〜同じ（０）〜非常に悪い（−３）の７段階で評価してもらい、８名の評価値を合計した。前記べた付き試験の評価は、実使用１時間後の経血が出た状態で、べたつき感について、非常に良い（＋３）〜同じ（０）〜非常に悪い（−３）の７段階で評価してもらい、８名の評価値を合計した。
その結果を下表１に示すとともに、図６及び図７に横軸をエンボスピッチ（ｍｍ）、縦軸を試験値としてグラフ化した。
【００４１】
【表１】

【００４２】
図６は横軸をエンボスピッチ（ｍｍ）、縦軸をはりつき試験（秒）としたグラフである。同図からエンボスピッチが５ｍｍを超えたところから曲線が急激に上昇していることが分かる。エンボスピッチと接触面積との間にはエンボスピッチが大きくなると接触面積が大きくなるという正比例の相関があり、同グラフからエンボスピッチを５ｍｍ以上とすることにより接触面積の増大により吸液性を上げ、体液が表面に残らないようにすることが可能であるため、前記第１領域８におけるエンボス間隔は５ｍｍ以上とするのが望ましいことが判明した。
【００４３】
また、図７は横軸をエンボスピッチ（ｍｍ）、縦軸をべた付き試験（ｇ）としたグラフである。同図からエンボスピッチが５ｍｍを超えたところから曲線が急激に下降していることが分かる。エンボスピッチと高低差との間にはエンボスピッチが大きくなると拘束が小さくなり高低差が大きくなるという正比例の相関があり、同グラフからエンボスピッチを５ｍｍ以上とすることにより高低差の増大によりべた付き感を急激に減少させることが可能であるため、前記第１領域８におけるエンボス間隔は５ｍｍ以上とするのが望ましいことが判明した。
【００４４】
【発明の効果】
以上詳説のとおり本発明によれば、吸液性、ドライタッチ感等のメッシュシートによる利点を生かしながら、肌触り感の改善や吸液後における逆戻り防止、貼り付き感の低減を図ることができ、表面シートに要求されるすべての機能をバランス良く満足させることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明に係る生理用ナプキン１の一部破断平面図である。
【図２】その横断面図である。
【図３】エンボスパターンを示す要部平面図である。
【図４】その要部拡大断面図である。
【図５】夜用ナプキン１Ａの一部破断平面図である。
【図６】貼り付き試験結果を示すグラフである。
【図７】べた付き試験結果を示すグラフである。
【符号の説明】
１…生理用ナプキン、２…不透液性裏面シート、３…多孔性プラスチック表面シート（メッシュシート）、４…吸収体、４Ａ…クレープ紙、５…サイド不織布、６…親水性繊維シート、７…エンボス、８…第１領域、９…第２領域[0001]
TECHNICAL FIELD OF THE INVENTION
The present invention relates to an absorbent article mainly used for sanitary napkins, vaginal sheets, incontinence pads, medical pads, toiletries, etc. The present invention relates to an absorbent article that satisfies (dry feeling), touch feeling and the like in a good balance.
[0002]
[Prior art]
Conventionally, as absorbent articles such as panty liners, sanitary napkins and incontinence pads, liquid-permeable backing sheets such as polyethylene sheets or polyethylene sheet-laminated nonwoven fabrics, and liquid-permeable topsheets such as nonwoven fabrics or liquid-permeable plastic sheets And an absorbent body made of cotton-like pulp or the like is interposed between them.
[0003]
In the absorbent article, a heat-fusible hydrophobic porous plastic sheet (so-called mesh sheet) is used as the liquid-permeable surface sheet in order to satisfy the dry touch feeling on the skin and enhance the absorption of bodily fluids. Many products have been provided to the market. Regarding absorbent articles using a mesh sheet, for example, the following Patent Documents 1 to 3 and the like can be mentioned.
[0004]
[Patent Document 1]
Japanese Patent Application Laid-Open No. 7-328060 [Patent Document 2]
JP-A-8-117277 [Patent Document 3]
JP-A-10-272152
[Problems to be solved by the invention]
Certainly, in the case of an absorbent article using a mesh sheet as a surface sheet, when the body fluid is discharged, the body fluid is quickly absorbed by the hydrophilic fiber sheet or the absorbent through the highly permeable mesh sheet. Although the dry touch feeling can be obtained even after absorbing the bodily fluid, when the bodily fluid is absorbed and held as it is in the hydrophilic fiber sheet, the bodily fluid absorption rate tends to decrease at the time of subsequent bodily fluid discharge. At the same time, a return of bodily fluids occurs. In addition, there has been a problem that the dry touch feeling is gradually lost and the sticking feeling is felt. Further, in the case of a mesh sheet, there is another problem that the embossing gives a rough feeling to the skin, so that the user may feel uncomfortable.
[0006]
Therefore, a main object of the present invention is to provide an absorbent article that improves the feel of touch, prevents reverse movement after absorbing liquid, and reduces the feeling of sticking while taking advantage of the mesh sheet such as liquid absorbency and dry touch feeling. Is to do.
[0007]
[Means for Solving the Problems]
As an aspect of the present invention according to claim 1 to solve the above-described problem, in an absorbent article in which an absorbent is interposed between a porous plastic top sheet and a back sheet to which a predetermined pattern of embossing is provided,
The porous plastic topsheet has an embossed pattern in which a center interval between adjacent embosses is 5 to 10 mm in a first region including a bodily fluid discharge site and a region in the vicinity thereof, and in a second region other than the first region. An absorbent article characterized by having an emboss pattern in which the center interval between adjacent embosses is 0.5 to 2 mm.
[0008]
The present inventor examined the relationship between the embossed pattern formed on the mesh sheet and the liquid absorption, dry touch feeling, touch feeling, reversibility, and sticking feeling. The contact area is increased, so that the liquid absorbing property is increased and the body fluid does not remain on the surface, so that the dry touch feeling is good, but the emboss gives a rough feeling when dry, and the touch becomes worse. On the other hand, in the case of an embossed pattern with a fine pitch, the emboss gives a less rough feeling and the feel is good, and the contact area is small when sweating or when dry, so there is little sticking feeling, but after absorbing liquid, It was found that body fluid remained on the surface due to low liquid absorbing property, and a sticky feeling was felt. From another point of view, when the emboss pattern of a large pitch is excellent in various properties at the time of liquid absorption and after the liquid absorption (at the time of wet), and when the emboss pattern of a fine pitch is before the liquid absorption ( (When dry).
[0009]
Therefore, in the first aspect of the present invention, all the required functions are satisfied in a well-balanced manner by changing the emboss pattern for each part. Specifically, in the first region including the bodily fluid discharge site and its neighboring region, the emboss pattern has a center interval between the adjacent embosses of 5 to 10 mm, and is adjacent in the second region other than the first region. An emboss pattern having a center interval between the embosses of 0.5 to 2 mm or less was used. As a result, the fine embossed pattern in the second region, which has a relatively large area before liquid absorption, reduces the sticking feeling and gives a good touch, and absorbs the main body fluid at the time of liquid absorption and after the liquid absorption. Since the large embossed pattern in the first region, which is the region, exhibits liquid absorbency and dry touch feeling, an absorbent article satisfying all required functions in a well-balanced manner.
[0010]
According to a second aspect of the present invention, in the first region, the height difference in the thickness direction due to embossing is 0.5 to 3 mm, and in the second region, the height difference in the thickness direction due to embossing is 0.05 to 1 mm. Item 1. An absorbent article according to item 1 is provided.
[0011]
In the present invention according to claim 2, in the first region including the body fluid discharge site, the body fluid is prevented from returning, and the height difference is increased in order to increase the concealment of the body fluid absorbed by the absorber. In the two regions, the height difference was reduced in order to enhance the feel.
[0012]
According to a third aspect of the present invention, in the first or second aspect, the diameter of the embossment is 1 to 5 mm in the first region, and the diameter of the embossment is 0.5 to 2 in the second region. A sexual article is provided.
[0013]
According to a fourth aspect of the present invention, in the porous plastic surface sheet, the first region is in a range of 10 to 40% and the second region is in a range of 60 to 90% with respect to the entire exposed area of the surface sheet. An absorbent article according to any one of claims 1 to 3 is provided.
[0014]
As the present invention according to claim 5, when the absorbent article is a daytime sanitary napkin, the first region is a region of ± 10 to 50 mm in the front-rear direction from a center point of a body fluid discharge site, When the article is a night sanitary napkin, the absorbent article according to any one of claims 1 to 4, wherein the article is an area of 10 to 30 mm in a frontward direction and 30 to 100 mm in a rearward direction from the center point of the body fluid discharge site. Provided.
[0015]
According to a sixth aspect of the present invention, there is provided the absorbent article according to any one of the first to fifth aspects, wherein a hydrophilic fiber sheet is interposed between the porous plastic surface sheet and the absorber. By disposing the hydrophilic fiber sheet on the lower surface side of the topsheet, the absorption rate is improved.
[0016]
According to a seventh aspect of the present invention, there is provided the absorbent article according to the sixth aspect, wherein the hydrophilic fiber sheet uses an air-through nonwoven fabric.
[0017]
As the present invention according to claim 8, there is provided the absorbent article according to claim 6, wherein the hydrophilic fiber sheet uses a spunbonded nonwoven fabric.
[0018]
In the inventions according to the seventh and eighth aspects, by using a relatively soft and bulky air-through nonwoven fabric or spunbonded nonwoven fabric, cushioning properties are imparted and the feeling of wearing is improved, and the water retention capacity is enhanced.
[0019]
BEST MODE FOR CARRYING OUT THE INVENTION
Hereinafter, embodiments of the present invention will be described in detail with reference to the drawings. FIG. 1 is a partially cutaway perspective view of a sanitary napkin 1 according to the present invention.
[0020]
The sanitary napkin 1 is mainly used for applications such as a panty liner, a sanitary napkin, a vaginal discharge sheet, an incontinence pad, and the like. For example, as shown in FIG. Absorber 4 or absorber 4 surrounded by crepe paper 4A is interposed between hydrophobic porous plastic surface sheet 3 and side

nonwoven fabrics

5 and 5 on both sides, respectively. It has a structure in which a hydrophilic sheet 6 is disposed between the hydrophilic plastic top sheet 3 and the absorber 4. Around the absorber 4, the liquid-impervious back sheet 2 and the porous plastic top sheet 3 or the side nonwoven fabric 5 are joined by an adhesive means such as a hot melt adhesive.
[0021]
The liquid-impervious back sheet 2 is made of a sheet material having at least water-blocking properties, such as polyethylene or polypropylene. (In this case, a waterproof film and a nonwoven fabric constitute a liquid-impervious back sheet.). In recent years, those having moisture permeability tend to be suitably used from the viewpoint of preventing stuffiness. The water-impervious and moisture-permeable sheet material is a microporous material obtained by melting and kneading an inorganic filler in an olefin-based resin such as polyethylene or polypropylene to form a sheet, and then stretching it uniaxially or biaxially. Sheets are preferably used.
[0022]
As the porous plastic topsheet 3, a plastic sheet in which a number of openings are formed in a plastic sheet (hereinafter, referred to as a mesh sheet 3) is used. As the material sheet, for example, olefin-based resins such as polyethylene and polypropylene are preferably used, but polyamide-based resins such as polyester and nylon, and EVA can also be used.
[0023]
The diameter of the openings of the mesh sheet 3 is 0.05 to 3.0 mm, preferably 0.1 to 2.0 mm, more preferably 0.5 to 1.5 mm, and the number of openings is 100 to 500. / Cm ² , preferably about 200 to 400 / cm ² . To form the openings, the synthetic resin sheet is softened to a temperature close to the softening temperature, and is suctioned from below the support while being positioned on the upper surface of the support having many openings, There are a method in which air pressure is applied from the upper surface, a method in which a large number of slits are cut in the synthetic resin sheet material, and a method in which the sheet material is stretched and opened, and the like.
[0024]
The material fibers constituting the

side nonwoven fabrics

5, 5 include, for example, olefin-based synthetic fibers such as polyethylene or polypropylene, polyester-based, polyamide-based synthetic fibers, regenerated fibers such as rayon and cupra, and natural fibers such as cotton. Processed ones can be used.
[0025]
As the processing method, a nonwoven fabric obtained by an appropriate processing method such as a spunlace method, a spun bond method, a thermal bond method, a melt blown method, a needle punch method, and an air laid method can be used. Among these processing methods, the spunlace method is excellent in flexibility and drapability, and the thermal bond method is excellent in bulk and softness.
[0026]
The absorbent body 4 interposed between the liquid-impermeable back sheet 2 and the liquid-permeable top sheet 3 is made, for example, by mixing a highly water-absorbing resin into pulp or mixing chemical fibers into pulp. What mixed a superabsorbent resin is used. As shown in the figure, it is desirable that the absorber 4 be surrounded by crepe paper 4A in order to maintain the shape and quickly diffuse menstrual blood and the like, and prevent the menstrual blood and the like once absorbed from returning. Examples of the pulp include chemical fibers obtained from wood, cellulose fibers such as molten pulp, and artificial cellulose fibers such as rayon and acetate, and softwood pulp having a longer fiber length than hardwood pulp functions and It is preferably used in terms of price.
[0027]
Examples of the superabsorbent resin include, for example, a crosslinked polyacrylate, a self-crosslinked polyacrylate, a saponified acrylate-vinyl acetate copolymer crosslinked product, a crosslinked isobutylene / maleic anhydride copolymer, Examples thereof include crosslinked polysulfonates and partially crosslinked water-swellable polymers such as polyethylene oxide and polyacrylamide. Of these, acrylic acid or acrylate-based compounds having excellent water absorption and water absorption speed are preferred. In the production process of the superabsorbent resin having the water absorbing performance, the water absorbing power and the water absorbing speed can be adjusted by adjusting the crosslinking density and the crosslinking density gradient. The content of the superabsorbent resin is desirably 10 to 60%. When the content of the superabsorbent resin is less than 10%, sufficient absorption capacity cannot be provided, and when it exceeds 60%, entanglement between pulp fibers is lost, and sheet strength is reduced to cause breakage or cracking. Is more likely to occur.
[0028]
The hydrophilic fiber sheet 6 disposed between the mesh sheet 3 and the absorber 4 may be any as long as it has hydrophilicity to body fluid. Specifically, the material itself has a hydrophilic property by using regenerated fibers such as rayon and cupra, and natural fibers such as cotton, or synthetic materials such as olefins such as polyethylene or polypropylene, polyesters, and polyamides. A nonwoven fabric in which fibers are surface-treated with a hydrophilic agent to impart hydrophilicity can be used. Among these materials, it is particularly preferable to use an air-through nonwoven fabric or a spunbonded nonwoven fabric. By using a relatively soft and bulky air-through nonwoven fabric or spunbonded nonwoven fabric, cushioning properties are imparted and the feeling of wearing is improved, and the water retention capacity is increased. In order to prevent the mesh sheet 3 from separating from the mesh sheet 3, it is preferable to partially bond the hot melt adhesive.
[0029]
In the present invention, in particular, in the mesh sheet 3, all functions and quality required as the top sheet 3 are satisfied in a well-balanced manner by changing the emboss pattern for each region.
[0030]
More specifically, in the illustrated example, the mesh sheet 3 includes the first region 8 defined in, for example, an oval shape so as to include the bodily fluid discharge site H and a region in the vicinity thereof, and a first region 8 other than the first region 8. As shown in FIG. 3, the first region 8 is provided with a grid-shaped embossed pattern at regular intervals in the vertical and horizontal directions, and is adjacent to the first region 8. The center intervals P _H , P _V , P _Q between the

embosses

7, 7 are 5.0 to 10.0 mm, preferably 6 to 8 mm. The center distance P _H, P _V, when P _Q is less than 5.0mm, as shown in the experimental examples described later, together with the liquid absorbing contact area with the skin is small when liquid absorption decreases After the liquid absorption, the separation from the lower hydrophilic fiber sheet 6 cannot be secured, and the return of the body fluid increases. In addition, since the body fluid remains on the surface, a feeling of sticking can be felt. Conversely, the center spacing P _H, P _V, when P _Q exceeds 10.0mm is as roughness on the skin to dry during the can touch becomes remarkable worse.
[0031]
On the other hand, in the second region 9, similarly to the first region 8, a grid-shaped emboss pattern is provided at regular intervals in the column direction and the row direction, but between the

adjacent embosses

7, 7. The center intervals P _H , P _V , and P _Q are 0.5 to 2 mm, preferably 0.5 to 1 mm. The center distance P _H, when P _V, P _Q is less than 0.5mm, as well as liquid-absorbent is lowered, touch become sensitized sticking because fluid remains exits deteriorates the surface when wet . Conversely, if the center distances P _H , P _V , and P _Q are more than 2.0 mm, the dry feel cannot be satisfied.
[0032]
In the first region 8, the center interval between the

adjacent embosses

7, 7 is 5 to 10 mm, and in the second region 9, the center interval between the

adjacent embosses

7, 7 is 0.5 to 2 mm. The fine embossed pattern of the second region 9 having a relatively large area before liquid absorption gives a good touch, and the first region serving as a main body fluid absorption region during and after liquid absorption. The large embossed pattern of No. 8 achieves liquid absorption, prevention of reversion when wet, and reduction of sticking feeling, so that all required functions are satisfied in a well-balanced manner. It is desirable that the first area 8 is 10 to 40% of the total exposed area of the mesh sheet 3, and the second area 9 is 60 to 90%. When the ratio of the first region 8 is less than 10%, the body fluid cannot be effectively absorbed. On the other hand, if the ratio exceeds 40%, the feel of the entire surface becomes poor.
[0033]
The planar shape of the emboss 7 is circular in the illustrated example, but may be any shape such as an ellipse, a triangle, a square, and a star. In general, the emboss pattern is desirably a lattice shape, but may be an arbitrary pattern such as a rhombic lattice. In addition, the embossing method can adopt a method by thermocompression bonding.
[0034]
As shown in FIG. 4, in the first region 8, the height difference h in the thickness direction due to the

embosses

7, 7 is set to 0.5 to 3 mm, and in the second region 9, the

embosses

7, 7 Is desirably 0.05 to 1 mm. By increasing the height difference h to 0.5 to 3 mm in the first region 8, the separation from the hydrophilic fiber sheet 6 is ensured, so that the effect of preventing the bodily fluid from returning is more remarkably exhibited. In addition, the menstrual blood absorbed by the absorber 4 is made less visible by increasing the concealing property. On the other hand, by reducing the contact area by reducing the height difference in the second region 9 to 0.05 to 1 mm, it becomes possible to further improve the sticking feeling and the feel when dry.
[0035]
Regarding the emboss diameter, the diameter R is increased to 1 to 5 mm in the first region 8 to prevent the body fluid remaining on the surface from coming into contact with the skin. Is preferably reduced to 0.5 to 2 mm to improve the feeling of touch.
[0036]
In the case of the daytime sanitary napkin 1 shown in FIG. 1, the formation range of the first region 8 is 10 to 50 mm, preferably 20 to 30 mm in the frontward and rearward directions from the center of the bodily fluid discharge site H, respectively. region _L F, it is desirable to _{L B.} In the case of a general napkin, about 9 cc can cover almost the entire amount of body fluid. At that time, the diffusion area in the front-rear direction was examined. The position of the bodily fluid discharge site H is substantially the center position in the longitudinal direction, the center position of the wing if it has wings, the center position if it has an arc-shaped constriction on both side edges, or the longitudinal direction on both sides of the surface. If there is a side emboss along, it is recognized as the center position.
[0037]
In the case of night napkin 1A shown in FIG. 5, 10 to 30 mm from the center point of the body fluid drainage site H to the front direction, preferably the region _{L F} of 10 to 20 mm, 30 to 100 mm in the rear direction, preferably desirable to a region _{L B} of 30 to 60 mm. The diffusion area of the rear for flows transmitted buttocks in the case of night napkin 1A is increased, so that a large rear region L _B. The position of the bodily fluid discharge site H is determined to be the center position of the wings W, W, or the center position of the wings W when both side edges are arcuately constricted.
[0038]
[Other embodiments]
(1) In the above embodiment the second region 9 exists on both sides of the first region 8, a first region 8 as a whole and to the second region 9 encloses a section L _F of the first region 8, the entire width of the mesh sheet 3 may be used as the first region 8 in L _B. That is, the second region 9, the first region 8, and the second region 9 may be arranged in series from the front side or the rear side of the napkin 1.
[0039]
【Example】
Prepare a sample sheet in which lattice embosses with different diameters and pitches are applied to a mesh sheet having a thickness of 0.449 mm, an aperture ratio of 24%, an opening area of 0.115 mm ² , and a numerical aperture of 207 / cm ^2. Then, a sticking test (dry state) is performed to evaluate the correlation between the emboss pattern and the contact area, and a sticking test (wet state) is performed to evaluate the correlation between the height difference in the thickness direction due to embossing and the reversion. Was done. In the sticking test, a cut sample of 20 × 7.5 mm was left under silicon rubber (a sphere having a radius of 10 cm, 3 kg) for 3 minutes, and then the number of seconds required to peel off when lifted to a height of 30 cm was measured. The stickiness test is a test in which 3 cc of artificial menstrual blood was injected into a napkin using each sample sheet, left for 3 minutes, and then injected 3 cc. Then, filter paper was placed under a load of 100 g to measure the amount of reversion. is there.
[0040]
In the evaluation of the sticking test, the feeling of sticking on the surface one hour after wearing was evaluated on a 7-point scale from very good (+3) to the same (0) to very bad (-3), and eight persons Were evaluated. The stickiness test was evaluated on a 7-point scale of very good (+3) to the same (0) to very bad (-3) with a feeling of stickiness after 1 hour of actual use with menstrual blood. They were asked and the evaluation values of eight people were totaled.
The results are shown in Table 1 below, and FIGS. 6 and 7 are graphed with the horizontal axis representing the emboss pitch (mm) and the vertical axis representing the test values.
[0041]
[Table 1]

[0042]
FIG. 6 is a graph in which the horizontal axis is the emboss pitch (mm) and the vertical axis is the sticking test (second). It can be seen from the figure that the curve sharply rises from the point where the emboss pitch exceeds 5 mm. There is a direct correlation between the emboss pitch and the contact area that the contact area increases as the emboss pitch increases.From the graph, increasing the contact area by increasing the emboss pitch to 5 mm or more increases the liquid absorption, It has been found that the emboss interval in the first region 8 is desirably 5 mm or more because it is possible to prevent body fluid from remaining on the surface.
[0043]
FIG. 7 is a graph in which the horizontal axis is the emboss pitch (mm) and the vertical axis is the sticking test (g). From the figure, it can be seen that the curve sharply drops from the point where the emboss pitch exceeds 5 mm. There is a direct correlation between the embossed pitch and the height difference that the larger the embossed pitch, the smaller the constraint and the larger the height difference. From the same graph, by setting the embossed pitch to 5 mm or more, the stickiness is increased due to the increased height difference. It has been found that it is desirable to set the emboss interval in the first region 8 to 5 mm or more because the feeling can be rapidly reduced.
[0044]
【The invention's effect】
As described above in detail, according to the present invention, while taking advantage of the mesh sheet such as liquid absorbency and dry touch feeling, it is possible to improve the feel of the skin and to prevent reverse return after liquid absorption, to reduce the sticking feeling, All functions required for the topsheet can be satisfied in a well-balanced manner.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a partially broken plan view of a sanitary napkin 1 according to the present invention.
FIG. 2 is a cross-sectional view thereof.
FIG. 3 is a main part plan view showing an emboss pattern;
FIG. 4 is an enlarged sectional view of a main part thereof.
FIG. 5 is a partially broken plan view of the night napkin 1A.
FIG. 6 is a graph showing a sticking test result.
FIG. 7 is a graph showing stickiness test results.
[Explanation of symbols]
DESCRIPTION OF SYMBOLS 1 ... Sanitary napkin, 2 ... Liquid impervious back sheet, 3 ... Porous plastic surface sheet (mesh sheet), 4 ... Absorbent, 4A ... Crepe paper, 5 ... Side nonwoven fabric, 6 ... Hydrophilic fiber sheet, 7 ... Emboss, 8 ... First area, 9 ... Second area

Claims

In an absorbent article in which an absorber is interposed between a porous plastic top sheet and a back sheet to which a predetermined pattern of embossing is provided,
The porous plastic topsheet has an embossed pattern in which a center interval between adjacent embosses is 5 to 10 mm in a first region including a bodily fluid discharge site and a region in the vicinity thereof, and in a second region other than the first region. An absorbent article characterized in that the emboss pattern has a center distance between adjacent embosses of 0.5 to 2 mm.

2. The absorbent article according to claim 1, wherein the height difference in the thickness direction due to embossing in the first region is 0.5 to 3 mm, and the height difference in the thickness direction due to embossing in the second region is 0.05 to 1 mm.

The absorbent article according to claim 1, wherein the diameter of the emboss is 1 to 5 mm in the first region, and the diameter of the emboss is 0.5 to 2 mm in the second region.

4. The porous plastic topsheet according to claim 1, wherein the first region is in a range of 10 to 40% and the second region is in a range of 60 to 90% with respect to the total exposed area of the topsheet. 5. Absorbent articles.

When the absorbent article is a daytime sanitary napkin, the first area is an area of 10 to 50 mm in a frontward direction and a rearward direction from a center point of a body fluid discharge site, respectively, and the absorbent article is a nighttime sanitary napkin. The absorbent article according to any one of claims 1 to 4, wherein in the case of a napkin for use, the area is 10 to 30 mm in a frontward direction and 30 to 100 mm in a rearward direction from a center point of a body fluid discharge site.

The absorbent article according to any one of claims 1 to 5, wherein a hydrophilic fiber sheet is interposed between the porous plastic surface sheet and the absorber.

The absorbent article according to claim 6, wherein the hydrophilic fiber sheet uses an air-through nonwoven fabric.

7. The absorbent article according to claim 6, wherein said hydrophilic fiber sheet uses a spunbond nonwoven fabric.