JP2004297442A - データ伝送・再送方式およびデータ伝送・再送方法 - Google Patents

データ伝送・再送方式およびデータ伝送・再送方法 Download PDF

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Abstract

【課題】データ受信確認信号を返却する必要をなくし、データ受信確認信号のための物理伝送路を本来のデータ伝送に使用できるようにする。
【解決手段】受信LSI2では、エラー検出回路22がエラー訂正符号によるエラー訂正能力を超える訂正不可能エラーがあった場合に訂正不可能エラー検出信号により通知し、受信IDカウンタ24が再送要求パケット送信信号を出力し、データ送信回路25が再送要求パケットを送信LSI1に送信する。送信LSI1では、データ受信回路14が再送要求パケットを受信し、再送要求パケットに含まれる受信IDカウンタ値を再送用バッファリードポインタ15に設定し、データ送信回路11が再送用バッファ12から再送データを読み出して受信LSI2に再送する。
【選択図】図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明はデータ伝送・再送方式およびデータ伝送・再送方法に関し、特に送信LSI(Large Scaled Integration)から受信LSIに対してデータ伝送を行う際に、受信LSIがデータを正常受信したことを送信LSIにデータ受信確認信号として返却しないデータ伝送・再送方式およびデータ伝送・再送方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
高信頼性を要求されるコンピュータシステムにおいて、システム内を伝送されるデータは、いわゆるビット化けなどのエラー発生による情報の破壊なしに伝送先の処理装置に転送される必要がある。コンピュータシステム内の伝送経路としては、LSI内部の伝送経路とLSI間のデータ伝送路とが考えられるが、特にLSI間のデータ伝送路は、データ送信回路とデータ受信回路との距離がLSI内部に比べ圧倒的に長くなるために、伝送中のデータエラー発生確率はLSI内部と比較して大きなものとなる。そのため、高信頼性を持つLSI間のデータ伝送方式が必要とされる。一般的には、転送データに加えて、転送データにより算出したエラー訂正符号という冗長データを付加してLSI間のデータ伝送を行うことにより、エラー訂正符号の訂正能力の範囲においてはビット化けなどのエラーが発生しても受信LSIのデータ受信部にあるエラー訂正回路においてエラーを訂正することは可能である(以下、このようなエラーを、訂正可能エラーという)。ただし、エラー訂正符号の訂正能力を超える重度のエラー(以下、訂正不可能エラーという)が発生した場合には、エラー発生の検出は可能であるが、エラーの訂正は不可能となる。
【0003】
これに対して、エラー訂正符号の訂正能力を超える訂正不可能エラーが発生した場合でも、転送データの損失をなくすデータ伝送・再送方式として、図10に示す従来のデータ伝送・再送方式が知られている。この従来のデータ伝送・再送方式では、受信LSI4は、エラー検出回路42により訂正可能エラーが検出された場合にはエラー訂正回路43によりエラーを訂正し、訂正不可能エラーが検出された場合にはデータを受信したデータ受信回路41により異常受信応答を示すデータ受信確認信号を送信LSI3に送信する。データ受信確認信号は、データパケットの受信が正しく行われた、またはエラーが発生してもエラー訂正回路43により訂正可能であったことを示す正常受信応答と、LSI間のデータ伝送路でエラーが発生し、かつエラー訂正回路43によるエラー訂正が不可能な訂正不可能エラーであったことを示す異常受信応答との2種類の応答を返却するものである。送信LSI3では、データ送信回路31が、データを送信した後に、それに対応する正常受信応答を示すデータ受信確認信号が受信LSI4のデータ受信回路41から返却されると、次のデータを送信する。また、送信したデータに対応する異常受信応答を示すデータ受信確認信号が受信LSI4のデータ受信回路41から返却された場合は、データ送信回路31が同一のデータを再送する。送信LSI3と受信LSI4とは、データを正しく受信するまでこれらの手順を繰り返すことで、LSI間の確実なデータ伝送を実現する。
【0004】
しかしながら、一般的に、コンピュータシステム内のデータ伝送路は、高い信頼性を保つデータ伝送・再送方式と同時に、高いシステム性能を維持するために高いデータ転送レートも必要とされる。
【0005】
図10に示した従来のデータ伝送・再送方式では、LSI間において、エラー訂正符号の訂正能力を超える訂正不可能エラーが発生した場合でもデータの損失をなくすことは実現できているが、送信LSI3がデータを送信してから、受信LSI4が対応するデータ受信確認信号を返却し、送信LSI3がデータ受信確認信号を受信する間は、次のデータ伝送を行うことができないため、データ伝送路が本来持つデータ転送レートまでのデータ伝送を行うことができなかった。
【0006】
これに対して、図11に示すように、送信LSI5のデータ送信回路51に再送用バッファ52,再送用バッファライトポインタ53および再送用バッファリードポインタ54を備え、受信LSI6に対して送信したデータのコピーをデータ送信回路51の再送用バッファ52に格納し、さらに送信したデータに対応するデータ受信確認信号が受信LSI6から返却されてくるのを待たずに次のデータを送信するデータ伝送・再送方式が存在する(例えば、特許文献1参照)。
【0007】
図11に示す従来のデータ伝送・再送方式では、送信LSI5から順次送信されるすべてのデータは、データ送信回路51の再送用バッファ52に順次格納される。再送用バッファ52に格納されたデータは、対応するデータ受信確認信号が正常受信応答として受信LSI6から返却されてくるまで保持され、送信LSI5が正常受信応答を示すデータ受信確認信号を受信した時点で破棄される。また、送信したデータに対応するデータ受信確認信号が異常受信応答として返却されてきた場合は、送信LSI5は、データ送信回路51の再送用バッファ52内にある該当データを読み出して同一データを再送することにより、LSI間のデータ伝送路においてエラー訂正符号の訂正能力を超える訂正不可能エラーが発生した場合でも、データの損失を防ぐことを可能としている。さらに、送信LSI5がデータを送信した後にも対応するデータ受信確認信号を待たずに、後続のデータを送信することができるために、データ伝送路が本来持つデータ転送レートに近いデータ伝送も可能としている。さらにまた、データ受信確認信号が返却される前に再送用バッファ52がフル状態となった場合はデータ送信を停止することにより、再送用バッファ52内のデータの上書きを抑えることができる。
【0008】
【特許文献1】
特開2002−271446号公報(第4−5頁、図1)
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、図11に示した従来のデータ伝送・再送方式は、送信LSI5から受信LSI6に対するデータ伝送路に加えて、受信LSI6におけるデータ受信状況を送信LSI5に対して応答するデータ受信確認信号のための物理伝送路も設ける必要性があったので、物理伝送路を、本来のデータ伝送のためではなく、データ伝送の高信頼化のために使用することになるという問題点があった。この物理伝送路を、本来のデータ伝送に使用することにより、データ転送レートをさらに向上させることができることから、データ受信確認信号の返却を行わずに、高信頼性を持つデータ転送能力の高いLSI間のデータ伝送・再送方式が必要とされている。
【0010】
また、図11に示した従来のデータ伝送・再送方式では、データ受信確認信号を受信LSI6から送信LSI5に返却することにより、受信LSI6が確実にデータを受信したことを送信LSI5に伝達するようにしていたので、再送用バッファ52内のデータ消去は受信LSI6がデータを正常に受信したことを確認した後にしか実施できないという問題点があった。
【0011】
本発明の第1の目的は、データ受信確認信号を返却する必要をなくし、データ受信確認信号のための物理伝送路を本来のデータ伝送に使用できるようにしたデータ伝送・再送方式を提供することにある。
【0012】
本発明の第2の目的は、データの識別にフェーズを導入することにより、データの個体識別能力を高め、再送要求されているデータと再送用バッファから読み出されるデータとの不一致の検出(再送要求データ不正読み出し検出)を可能とするデータ伝送・再送方式を提供することにある。
【0013】
【課題を解決するための手段】
本発明のデータ伝送・再送方式は、送信LSIと受信LSIとが互いに異なる送信方向のデータ伝送路を介して接続されなるデータ伝送・再送方式において、前記送信LSIが、データに誤り訂正符号を付加して前記受信LSIに送信するデータ送信回路と、前記データ送信回路から送信されたデータのコピーを順次格納する再送用バッファと、前記データ送信回路によりデータが送信され、そのコピーが前記再送用バッファに格納される度にインクリメントされる再送用バッファライトポインタと、前記受信LSIから受信IDカウンタ値を含む再送要求パケットを受信するデータ受信回路と、前記再送要求パケットに含まれる受信IDカウンタ値をセットされ前記再送用バッファのデータ読み出し位置を示す再送用バッファリードポインタとを含んで構成され、前記受信LSIが、データの受信を制御するデータ受信回路と、前記データ受信回路により受信されたデータに付加されているエラー訂正符号を用いてデータのエラーを検出するエラー検出回路と、前記エラー検出回路により訂正可能エラーが検出された場合にエラー訂正符号とデータとの演算により受信データの訂正可能エラーを訂正するエラー訂正回路と、前記エラー検出回路によりエラーが検出されなかった場合および前記エラー訂正回路により訂正可能エラーが訂正された場合にカウントアップされる受信IDカウンタと、前記エラー検出回路により訂正不可能エラーが検出された場合に受信IDカウンタ値を含む再送要求パケットを前記送信LSIに送信するデータ送信回路とを含んで構成されていることを特徴とする。
【0014】
また、本発明のデータ伝送・再送方式は、送信LSIと受信LSIとが互いに異なる送信方向のデータ伝送路を介して接続されなるデータ伝送・再送方式において、前記送信LSIが、データに誤り訂正符号を付加して前記受信LSIに送信するデータ送信回路と、前記データ送信回路から送信されたデータのコピーおよび再送用バッファフェーズポインタ値を順次格納する再送用バッファと、前記データ送信回路によりデータが送信され、そのコピーおよび再送用バッファフェーズポインタ値が前記再送用バッファに格納される度にインクリメントされる再送用バッファライトポインタと、前記再送用バッファライトポインタが最大値となった後に初期値に戻る際にインクリメントされる再送用バッファフェーズポインタと、前記受信LSIから受信IDカウンタ値および受信フェーズカウンタ値を含む再送要求パケットを受信するデータ受信回路と、前記再送要求パケットに含まれる受信IDカウンタ値をセットされ前記再送用バッファのデータ読み出し位置を示す再送用バッファリードポインタと、前記データ受信回路により受信された再送要求パケットに含まれる受信フェーズカウンタ値と前記再送用バッファから読み出された再送用バッファフェーズポインタ値との不一致を再送要求データ不正読み出しとして検出するフェーズ検出回路とを含んで構成され、前記受信LSIが、データの受信を制御するデータ受信回路と、前記データ受信回路により受信されたデータに付加されているエラー訂正符号を用いてデータのエラーを検出するエラー検出回路と、前記エラー検出回路により訂正可能エラーが検出された場合にエラー訂正符号とデータとの演算により受信データの訂正可能エラーを訂正するエラー訂正回路と、前記エラー検出回路によりエラーが検出されなかった場合および前記エラー訂正回路により訂正可能エラーが訂正された場合にカウントアップされる受信IDカウンタと、前記受信IDカウンタが最大値となった後に初期値に戻る際にカウントアップされる受信フェーズカウンタと、前記エラー検出回路により訂正不可能エラーが検出された場合に受信IDカウンタ値および受信フェーズカウンタ値を含む再送要求パケットを前記送信LSIに送信するデータ送信回路とを含んで構成されていることを特徴とする。
【0015】
さらに、本発明のデータ伝送・再送方式は、送信LSIと受信LSIとが互いに異なる送信方向のデータ伝送路を介して接続されなるデータ伝送・再送方式において、前記送信LSIが、データに誤り訂正符号を付加して前記受信LSIに送信するデータ送信回路と、前記データ送信回路から送信されたデータのコピーを順次格納する再送用バッファと、前記データ送信回路によりデータが送信され、そのコピーが前記再送用バッファに格納される度にインクリメントされる再送用バッファライトポインタと、前記再送用バッファライトポインタが最大値となった後に初期値に戻る際にインクリメントされる再送用バッファフェーズポインタと、前記受信LSIから受信IDカウンタ値および受信フェーズカウンタ値を含む再送要求パケットを受信するデータ受信回路と、前記再送要求パケットに含まれる受信IDカウンタ値をセットされ前記再送用バッファのデータ読み出し位置を示す再送用バッファリードポインタと、再送用バッファライトポインタの値>受信IDカウンタ値の場合は、再送用バッファフェーズポインタの値と前記再送要求パケットに含まれる受信フェーズカウンタ値との不一致を再送要求データ不正読み出しとして検出し、再送用バッファライトポインタの値≦受信IDカウンタ値の場合は、(再送用バッファフェーズポインタの値−1)と前記再送要求パケットに含まれる受信フェーズカウンタ値との不一致を再送要求データ不正読み出しとして検出するフェーズ検出回路とを含んで構成され、前記受信LSIが、データの受信を制御するデータ受信回路と、前記データ受信回路により受信されたデータに付加されているエラー訂正符号を用いてデータのエラーを検出するエラー検出回路と、前記エラー検出回路により訂正可能エラーが検出された場合にエラー訂正符号とデータとの演算により受信データの訂正可能エラーを訂正するエラー訂正回路と、前記エラー検出回路によりエラーが検出されなかった場合および前記エラー訂正回路により訂正可能エラーが訂正された場合にカウントアップされる受信IDカウンタと、前記受信IDカウンタが最大値となった後に初期値に戻る際にカウントアップされる受信フェーズカウンタと、前記エラー検出回路により訂正不可能エラーが検出された場合に受信IDカウンタ値および受信フェーズカウンタ値を含む再送要求パケットを前記送信LSIに送信するデータ送信回路とを含んで構成されていることを特徴とする。
【0016】
一方、本発明のデータ伝送・再送方法は、送信LSIが、データ送信回路によりデータに誤り訂正符号を付加して受信LSIに送信する工程と、送信LSIが、送信データのコピーを再送用バッファに格納して再送用バッファライトポインタをインクリメントする工程と、受信LSIが、データ受信回路により送信LSIから送信されてきたデータを受信する工程と、受信LSIが、エラー検出回路により受信データのエラーを検出する工程と、受信LSIが、訂正可能エラーが検出された場合にエラー訂正回路により受信データの訂正可能エラーを訂正する工程と、受信LSIが、受信データのエラーが検出されなかった場合および受信データの訂正可能エラーが訂正された場合に受信IDカウンタをカウントアップする工程と、受信LSIが、訂正不可能エラーが検出された場合に受信IDカウンタ値を含む再送要求パケットをデータ送信回路により送信LSIに送信する工程と、送信LSIが、データ受信回路により再送要求パケットを受信する工程と、送信LSIが、再送要求パケットに含まれる受信IDカウンタ値を再送用バッファリードポインタにセットして再送用バッファから再送要求されているデータを読み出す工程と、送信LSIが、読み出されたデータをデータ送信回路により受信LSIに再送する工程とを含むことを特徴とする。
【0017】
また、本発明のデータ伝送・再送方法は、送信LSIが、データ送信回路によりデータに誤り訂正符号を付加して受信LSIに送信する工程と、送信LSIが、送信データのコピーを再送用バッファに格納して再送用バッファライトポインタをインクリメントするとともに、再送用バッファライトポインタが最大値になった後に初期値に戻る際に再送用フェーズポインタをインクリメントする工程と、受信LSIが、データ受信回路により送信LSIから送信されてきたデータを受信する工程と、受信LSIが、エラー検出回路により受信データのエラーを検出する工程と、受信LSIが、訂正可能エラーが検出された場合にエラー訂正回路により受信データの訂正可能エラーを訂正する工程と、受信LSIが、受信データのエラーが検出されなかった場合および受信データの訂正可能エラーが訂正された場合に受信IDカウンタをカウントアップするとともに、受信IDカウンタが最大値となった後に初期値に戻る際に受信フェーズカウンタをカウントアップする工程と、受信LSIが、訂正不可能エラーが検出された場合に受信IDカウンタ値および受信フェーズカウンタ値を含む再送要求パケットをデータ送信回路により送信LSIに送信する工程と、送信LSIが、データ受信回路により再送要求パケットを受信する工程と、送信LSIが、再送要求パケットに含まれる受信IDカウンタ値を再送用バッファリードポインタにセットして再送用バッファからデータおよび再送用バッファフェーズポインタ値を読み出す工程と、送信LSIが、再送要求パケットに含まれる受信フェーズカウンタ値と再送用バッファから読み出された再送用バッファフェーズポインタ値とを比較し、両者が一致しない場合に再送要求データ不正読み出しを検出する工程と、送信LSIが、再送要求データ不正読み出しが検出されなかった場合に再送要求パケットに含まれる受信IDカウンタ値を再送用バッファリードポインタにセットして再送用バッファから再送要求されているデータを読み出す工程と、送信LSIが、読み出されたデータをデータ送信回路により受信LSIに再送する工程とを含むことを特徴とする。
【0018】
さらに、本発明のデータ伝送・再送方法は、送信LSIが、データ送信回路によりデータに誤り訂正符号を付加して受信LSIに送信する工程と、送信LSIが、送信データのコピーを再送用バッファに格納して再送用バッファライトポインタをインクリメントするとともに、再送用バッファライトポインタが最大値になった後に初期値に戻る際に再送用フェーズポインタをインクリメントする工程と、受信LSIが、データ受信回路により送信LSIから送信されてきたデータを受信する工程と、受信LSIが、エラー検出回路により受信データのエラーを検出する工程と、受信LSIが、訂正可能エラーが検出された場合にエラー訂正回路により受信データの訂正可能エラーを訂正する工程と、受信LSIが、受信データのエラーが検出されなかった場合および受信データの訂正可能エラーが訂正された場合に受信IDカウンタをカウントアップするとともに、受信IDカウンタが最大値となった後に初期値に戻る際に受信フェーズカウンタをカウントアップする工程と、受信LSIが、訂正不可能エラーが検出された場合に受信IDカウンタ値および受信フェーズカウンタ値を含む再送要求パケットをデータ送信回路により送信LSIに送信する工程と、送信LSIが、データ受信回路により再送要求パケットを受信する工程と、送信LSIが、再送要求パケットに含まれる受信IDカウンタ値を再送用バッファリードポインタにセットして再送用バッファからデータを読み出す工程と、送信LSIが、再送用バッファライトポインタの値>受信IDカウンタ値の場合は、再送用バッファフェーズポインタの値と再送要求パケットに含まれる受信フェーズカウンタ値との不一致を再送要求データ不正読み出しとして検出し、再送用バッファライトポインタの値≦受信IDカウンタ値の場合は、(再送用バッファフェーズポインタの値−1)と前記再送要求パケットに含まれる受信フェーズカウンタ値との不一致を再送要求データ不正読み出しとして検出する工程と、送信LSIが、再送要求データ不正読み出しが検出されなかった場合に再送要求パケットに含まれる受信IDカウンタ値を再送用バッファリードポインタにセットして再送用バッファから再送要求されているデータを読み出す工程と、送信LSIが、読み出されたデータをデータ送信回路により受信LSIに再送する工程とを含むことを特徴とする。
【0019】
本発明のデータ伝送・再送方式は、図1に示すように、コンピュータシステムにおけるLSI間のデータ伝送・再送方式において、送信LSI1から受信LSI2に対して、データ伝送を行う際に、受信LSI2がデータを正常受信したことを送信LSI1にデータ受信確認信号として返却しない、データ転送レート重視の伝送形態に関するものである。
【0020】
本発明のデータ伝送・再送方式では、送信LSI1に、送信したデータのコピーを格納する再送用バッファ12が存在している。再送用バッファ12には、送信LSI1より送信されるデータのコピーが順次格納される。格納されたデータは、再送用バッファ12が格納できるデータ数分のデータを、送信LSI1が送信するまで保持される。送信LSI1があるデータを送信し、再送用バッファ12にもそのコピーが格納されてから以降、再送用バッファ12が格納できる最大データ格納数以上のデータを送信した時点で、新しいデータのコピーが最も古いデータが格納されている箇所に上書きされる。受信LSI2のデータ受信回路21には、データを正常に受信するごとにカウントアップされる受信IDカウンタ24が存在する。受信IDカウンタ24の最大カウント数は、送信LSI1のデータ送信回路51に存在する再送用バッファ12の最大データ格納数に等しい値があれば十分である。
【0021】
受信LSI2において、あるデータを受信したときに、エラー訂正符号の訂正能力を超える訂正不可能エラーが発生した場合は、データ受信回路21にある受信IDカウンタ24を停止し、受信IDカウンタ24の値が示すデータを再送するように、受信IDカウンタ値を含む再送要求パケットを送信LSI1に送信する。送信LSI1では、再送要求パケットに含まれる受信IDカウンタ値が示すデータを再送用バッファ12から読み出して再送することで、LSI間で発生した訂正不可能エラーを復旧(リカバリ)することが可能となる。
【0022】
本発明のデータ伝送・再送方式によれば、LSI間のデータ伝送路においてエラー訂正符号による訂正が不可能なエラーが発生した場合でも、受信LSI2より送信LSI1に対して再送要求を出すことによりデータ復旧が実現されるデータ伝送・再送方式において、送信LSI1の再送用バッファ12にすでに存在しないデータに対する再送要求が受信LSI2から送信された場合にも、存在しないデータに対する再送要求の発生検出を可能とすることで、高いインテグリティを持つデータ伝送・再送方式を実現することができる。
【0023】
特に、通常のデータ伝送・再送方式に対して、データの識別にフェーズという考えを導入することにより、データの個体識別能力を高めることにより、再送要求されているデータと再送用バッファ12に格納されているデータとの一致検出を可能としていることを特徴とする。
【0024】
さらに、本発明のデータ伝送・再送方式においては、データ受信確認信号を受信LSI2から送信LSI1に送信することはないため、従来、データ受信確認信号の返却のために使用していた物理伝送路を、本来のデータ伝送に使用することができるようになる、エラー訂正符号の訂正能力を超える訂正不可能エラーの復旧が実現される高い信頼性を持つデータ伝送・再送方式を実現しつつ、データ転送レートが向上されている。
【0025】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態について図面を参照して詳細に説明する。
【0026】
[第1の実施の形態]
図1に示すように、本発明の第1の実施の形態に係るデータ伝送・再送方式は、送信LSI1と、受信LSI2と、送信LSI1,受信LSI2間を接続する送信方向が互いに異なる2本のデータ伝送路aおよびbとから、その主要部が構成されている。
【0027】
送信LSI1は、データ送信回路11と、再送用バッファ12と、再送用バッファライトポインタ13と、データ受信回路14と、再送用バッファリードポインタ15とを含んで構成されている。
【0028】
受信LSI2は、データ受信回路21と、エラー検出回路22と、エラー訂正回路23と、受信IDカウンタ24と、データ送信回路25とを含んで構成されている。
【0029】
データ送信回路11は、送信LSI1においてデータの送信を制御する。特に、データに誤り訂正符号を付加してデータ伝送路aを介して受信LSI2に送信する。
【0030】
再送用バッファ12は、データ送信回路11により送信されたデータのコピーを順次格納する。
【0031】
再送用バッファライトポインタ13は、再送用バッファ12における送信データのコピーを格納する位置を指し、データが送信され、そのコピーが再送用バッファ12に格納される度にインクリメントされる。再送用バッファライトポインタ13の最大値は、再送用バッファ12の最大データ格納数となる。再送用バッファライトポインタ13は、データ伝送開始前に”0”に初期化され、最初に送信するデータのコピーが再送用バッファ12に格納される位置を”0”とするように動作する。データ伝送開始後における送信LSI1からのあるデータ送信を見ると、当該データのコピーを再送用バッファ12に格納する際の再送用バッファライトポインタ13の値は、当該データを受信LSI2が受信した時の受信IDカウンタ24の値と同じになる。
【0032】
データ受信回路14は、受信LSI2のデータ送信回路25からの再送要求パケットをデータ伝送路bを介して受信する。
【0033】
再送用バッファリードポインタ15は、再送用バッファ12内のデータを読み出す際の読み出し位置を示す。
【0034】
データ受信回路21は、受信LSI2においてデータの受信を制御する。
【0035】
エラー検出回路22は、データ伝送中に発生したエラーが、データに付加されたエラー訂正符号によるエラー訂正能力を超える訂正不可能エラーであった場合は、受信データに訂正不可能エラーがあったことを訂正不可能エラー検出信号により受信IDカウンタ24に通知する。
【0036】
エラー訂正回路23は、データ伝送路aを介して受信したデータに付加されているエラー訂正符号を用いてデータのエラーを検出し、たとえデータ伝送路aにおいてエラーが発生した場合にも、エラー訂正符号とデータとの演算により訂正が可能な訂正可能エラーの場合は、エラーを訂正して訂正データを後段に出力する。
【0037】
受信IDカウンタ24は、エラー検出回路22によりエラーが検出されなかった場合およびエラー訂正回路23により訂正可能エラーが訂正された場合に、すなわちデータが正常に受信される毎にカウントアップ(+1)される。受信IDカウンタ24は、データ伝送開始前に”0”に初期化され、最初に受信されたデータを”0”としてカウントアップし始める。これにより、あるデータを受信した時に受信IDカウンタ24の値は、送信LSI1においてそのデータのコピーが再送用バッファ12に格納された時の再送用バッファライトポインタ13の値と同じになる。つまり、あるデータを受信したときの受信IDカウンタ24の値が、送信LSI1の再送用バッファ12内において、そのデータのコピーが格納されている位置を示すようになる。受信IDカウンタ24の最大値は、再送用バッファライトポインタ13の最大値と同じになる。また、受信IDカウンタ24は、エラー訂正回路23から訂正不可能エラー検出信号を受けたときには、カウントアップを中止し、受信IDカウンタ値を含む再送要求パケット送信信号をデータ送信回路25に出力する。
【0038】
データ送信回路25は、受信IDカウンタ24から再送要求パケット送信信号を受けたときに受信IDカウンタ値を含む再送要求パケットをデータ伝送路bを介して送信LSI1に送信する。
【0039】
なお、図1での受信LSI2から送信LSI1の方向に対しても上記と同一の構成を持つが、図では省略されている。
【0040】
図2を参照すると、データ伝送路aおよびbは、データ有効ビット,データビットおよびエラー訂正符号ビットの3つの部分に分けられる。データ有効ビットは、図3に示すように、データパケット伝送の際には”1”となり、アイドルパケットまたは再送要求パケットの伝送中の場合は”0”となる。アイドルパケットは、何も転送をしていない状態を示す。
【0041】
図3は、図2でのパケット伝送の様子をデータ伝送順に示す図である。
【0042】
図4(a),(b),(c)は、通常パケット,アイドルパケット,再送要求パケットの内容を詳細に示す図である。データ有効ビット=1の場合は、コマンドフィールドには、そのパケットのトランザクションの種別が入れられる(図4(a)参照)。データ有効ビット=0の場合で、コマンドフィールドがアイドルであれば、無効データが転送されていることを示す(図4(b)参照)。データ有効ビット=0で、コマンドフィールドが再送要求であれば、再送要求パケットを示し、この場合は、受信IDカウンタ値を含む。その他、アドレス情報等の必要はない(図4(c)参照)。なお、データ有効ビットがあるため、通常のデータパケット転送中に、アイドルパケットおよび再送要求パケットをデータパケットの間に挿入して転送することも可能である。つまり、データパケット転送中に、再送の事象が発生した場合は、即、再送要求パケットを伝送することが可能である。
【0043】
図5を参照すると、第1の実施の形態に係るデータ伝送・再送方式における送信LSI1の処理は、初期状態ステップ101と、初期データ送信判定ステップ102と、再送用バッファデータ格納および再送用バッファライトポインタインクリメントステップ103と、再送要求パケット有無判定ステップ104と、データ再送ステップ105と、最終再送データ判定ステップ106とからなる。
【0044】
同じく、図5を参照すると、第1の実施の形態に係るデータ伝送・再送方式における受信LSI2の処理は、初期状態ステップ201と、初期データ受信判定ステップ202と、受信IDカウンタカウントアップステップ203と、訂正不可能エラー検出ステップ204と、受信IDカウンタ停止ステップ205と、再送要求パケット送信ステップ206と、再送データ受信ステップ207と、訂正不可能エラー再検出ステップ208とからなる。
【0045】
次に、このように構成された第1の実施の形態に係るデータ伝送・再送方式の動作について説明する。
【0046】
ここでは、受信LSI2でデータに付加されたエラー訂正符号の訂正能力を超えた訂正不可能エラーが発生した場合の受信データの復旧手順を示す。
【0047】
まず、送信LSI1は、データ伝送開始前に再送用バッファライトポインタ13を”0”に初期化する(ステップ101)。
【0048】
次に、送信LSI1は、データ送信回路11によるデータ送信を開始し(ステップ102)、送信データのコピーを再送用バッファ12の再送用バッファライトポインタ13が指す位置に格納する(ステップ103)。なお、再送用バッファライトポインタ13は、データ伝送開始時に、最初に送信するデータのコピーが再送用バッファ12に格納される位置を”0”とするように動作する。
【0049】
一方、受信LSI2は、データ伝送開始前に受信IDカウンタ24を”0”に初期化し(ステップ201)、最初に送信されたデータを受信すると(ステップ202)、受信IDカウンタ24を”0”としてカウントアップし始める(ステップ203)。
【0050】
受信LSI2は、エラー検出回路22によりエラーが検出されなかった場合およびエラー訂正回路23により訂正可能エラーが訂正された場合に、すなわちデータ受信回路21によりデータが訂正不可能エラーなしに受信される毎に、受信IDカウンタ24をカウントアップする(ステップ204)。
【0051】
これにより、あるデータを受信した時の受信IDカウンタ24の値は、送信LSI1においてそのデータのコピーが再送用バッファ12に格納された時の再送用バッファライトポインタ13の値と同じになる。つまり、あるデータを受信したときの受信IDカウンタ24の値が、送信LSI1の再送用バッファ12内において、そのデータのコピーが格納されている位置を示すようになる。送信LSI1からデータが送信されると、そのコピーが再送用バッファ12に順次格納されるが、送信LSI1から再送用バッファ12の最大データ格納数以上のデータが送信されると、再送用バッファ12内にある一番古いデータが上書きされてゆく。なお、受信LSI2の受信IDカウンタ24のビット幅と、送信LSI1の再送用バッファライトポインタ13のビット幅とは同じ大きさである。
【0052】
受信LSI2は、データ伝送路aを介してデータを受信し、そのデータにデータ化けが発生していた場合でも、データに付加されているエラー訂正符号の訂正能力内の訂正可能エラーであれば、エラー訂正回路23によるデータの訂正が可能である。
【0053】
一方、当該エラーがエラー訂正符号の訂正能力を超える訂正不可能エラーである場合は、受信LSI2は、エラー訂正回路23によるエラー訂正を行わずに、エラー検出回路22により訂正不可能エラー検出信号を受信IDカウンタ24に出力する(ステップ204)。
【0054】
訂正不可能エラー検出信号が出力されると、受信LSI2は、受信IDカウンタ24を、その時点で停止し、受信IDカウンタ値を含む再生要求パケット送信信号をデータ送信回路25に出力する(ステップ205)。
【0055】
上述のように、あるデータの転送時に送信LSI1で再送用バッファ12にコピーが格納される際の再送用バッファライトポインタ13の値は、当該データが受信LSI2で受信される際の受信IDカウンタ24の値と一致する。つまり、停止した受信IDカウンタ24の値は、まさに訂正不可能エラーを検出しているデータのコピーが送信LSI1の再送用バッファ12に格納されている位置を示している。
【0056】
その後、受信LSI2は、受信IDカウンタ値を含む再送要求パケットを、データ伝送路aとは送信方向が異なるデータ伝送路bを介して送信LSI1に送信する(ステップ206)。
【0057】
送信LSI1は、データ受信回路14で再送要求パケットを受信すると(ステップ104)、再送要求パケットに含まれる受信IDカウンタ値を再送用バッファリードポインタ15にセットして再送用バッファ12から再送要求されているデータを読み出し(ステップ105)、データ送信回路11により受信LSI2に再送する。通常、再送データの直前には、直後に再送データが続くことを表す特殊なパケットを送信することにより、再送データの再送が開始されたことを受信LSI2に知らせる。
【0058】
次に、送信LSI1は、読み出しデータの有無に基づいて最終の再送データかどうかを判定し(ステップ106)、読み出しデータがあればステップ105に制御を戻して繰り返す。読み出しデータがなければ、最終の再送データであるので、ステップ103に制御を戻す。
【0059】
これらの手順により、データ伝送中に受信LSI2で訂正不可能エラーを検出した場合にも、送信LSI1にある再送用バッファ12から送信データのコピーを読み出し、再送することで訂正不可能エラーが発生したデータの復旧を行うことが可能となる。
【0060】
受信LSI2は、再送データを受信すると(ステップ207)、再送データで訂正不可能エラーを再検出し(ステップ208)、訂正不可能エラーが検出された場合には、ステップ206に制御を戻す。訂正不可能エラーが検出されなかった場合には、ステップ203に制御を戻す。これにより、再び受信IDカウンタ24が動作を開始し、通常のデータ伝送が行われるようになる。
【0061】
第1の実施の形態によれば、受信LSI2からのデータ受信確認信号を送信LSI1に返却しないデータ伝送・再送方式を前提とするため、データ受信確認信号を送信LSI1に返却するデータ伝送・再送方式に比べて、データ受信確認信号用の物理伝送路を設ける必要がないという利点がある。
【0062】
また、従来、データ受信確認信号用に使用していた物理伝送路を、本来のデータ伝送に使用することで、データ転送レートの向上にもつながる。
【0063】
ところで、第1の実施の形態に係るデータ伝送・再送方式では、受信LSI2がデータ受信確認信号を送信LSI1に対して返却しないので、送信LSI1は、送信したデータが受信LSI2において正常に受信できたかどうかを確実に知ることができない。すなわち、データ受信確認信号が存在しないため、仮に、受信LSI2において、あるデータが訂正不可能エラーとして受信されたことが検出され、当該データを示す受信IDカウンタ24の値が送信LSI1に返却された場合に、すでに対応する再送要求されたデータが上書きされてしまっていたケースでは、再送要求されているデータとは異なるデータがデータ送信回路11の再送用バッファ12から読み出されることになる。このようなケースは、送信LSI1があるデータを送信し、受信LSI2において訂正不可能エラーを検出した後に、受信LSI2のデータ受信回路21の受信IDカウンタ24の値を送信LSI1に対して再送要求パケットとして送信し、送信LSI1が該再送要求パケットを受信するまでの間にデータ送信されるデータ数が、送信LSI1のデータ送信回路11にある再送用バッファ12の最大データ格納数を越えるような場合に発生するものである。
【0064】
また、図1に示す第1の実施の形態に係るデータ伝送・再送方式では、このようなデータ不整合のケースを検出することができない。このケースを検出する手段が存在しない場合は、第1の実施の形態に係るデータ伝送・再送方式を採用した場合でも、再送用バッファ12の最大データ格納数を大きくしなければ、完全な高信頼性のデータ伝送を実現することができないことになる。
【0065】
通常、送信LSI1にある再送用バッファ12の最大データ格納数は、▲1▼あるデータが送信LSI1から送信され、▲2▼それがLSI間のデータ伝送路a上でエラーとなり、▲3▼受信LSI2のエラー検出回路22で訂正不可能エラーと判定され、▲4▼受信LSI2がそのデータに対応する受信IDカウンタ値を含む再送要求パケットを送信LSI1に返却し、▲5▼送信LSI1が当該再送要求パケットを受信してから、自身の持つ再送用バッファ12から再送要求されているデータを読み出すまでの時間(ここではTとする)に送信LSI1が送信するデータの最大データ量よりも多い容量が必要となる。
【0066】
再送用バッファ12の最大データ格納数よりも、送信LSI1が上記時間Tに送信するデータが多くなるようなケースが発生すると、送信LSI1が再送要求パケットを受信しても対応する送信データのコピーがすでに新しい送信データのコピーで上書きされた後となり、再送用バッファ12内の再送要求パケットに含まれる受信IDカウンタ値が示す位置に格納されているデータは、本来再送要求されているデータとは全く別のデータということになる。
【0067】
通常は、このような事象が発生しないように、再送用バッファ12の最大データ格納数は、上記▲1▼〜▲5▼の時間Tに送信LSI1が送信するデータよりも大きな容量として設計することになる。しかし、回路系の不具合から上記▲1▼〜▲5▼の時間Tが設定した時間を越えた場合や、あるいは受信LSI2のデータ受信回路21の故障状況によっては、送信LSI1が実際に送信したデータに加えて、受信LSI2のデータ受信回路21の故障により不正データが挿入されてしまうケースが発生する。
【0068】
このようなケースが発生した場合には、再送用バッファ12の最大データ格納数は、上記▲1▼〜▲5▼の時間Tに送信LSI1が送信するデータ数よりも大きいという条件を満たさなくなるため、受信LSI2でエラーが検出され、送信LSI1が受信LSI2から再送要求パケットに含まれる受信IDカウンタ値を受け取り、再送用バッファ12からデータを読み出したときに、再送要求されているデータが上書きされて格納された全く別のデータを読み出すことになる。さらに、このようなケースは、図1に示す第1の実施の形態に係るデータ伝送・再送方式においては、検出することが困難な事象といえる。
【0069】
[第2の実施の形態]
図6を参照すると、本発明の第2の実施の形態に係るデータ伝送・再送方式は、再送用バッファ12の最大データ格納数を大きくすることなしに、完全な高信頼性のデータ伝送を実現するものであり、図1に示した第1の実施の形態に係るデータ伝送・再送方式と同様に、送信LSI1’と、受信LSI2’とが送信方向が互いに異なる2本のデータ伝送路aおよびbを介して接続されて、その主要部が構成されている。
【0070】
送信LSI1’は、データ送信回路11と、再送用バッファ12’と、再送用バッファライトポインタ13と、データ受信回路14と、再送用バッファリードポインタ15と、再送用バッファフェーズポインタ16と、フェーズ検出回路17とを含んで構成されている。
【0071】
受信LSI2’は、データ受信回路21と、エラー検出回路22と、エラー訂正回路23と、受信IDカウンタ24と、データ送信回路25と、受信フェーズカウンタ26とを含んで構成されている。
【0072】
再送用バッファフェーズポインタ16は、受信フェーズカウンタ26と同一のサイズを持ち、データ伝送開始前に”0”に初期化される。再送用バッファフェーズポインタ16は、送信LSI1’において、再送用バッファライトポインタ13が最大値(最大データ格納数”N”とする)となり、その後に値が初期値”0”に戻る場合、つまり桁上がりが発生した場合にインクリメント(+1)をされる。送信LSI1’において、データ送信時に当該データのコピーを再送用バッファ12’に格納する際に、その時点の再送用バッファフェーズポインタ16の値もともに再送用バッファ12’に格納される。
【0073】
受信フェーズカウンタ26は、送信LSI1’の再送用バッファフェーズポインタ16と同一のサイズを持ち、データ伝送開始前に初期値”0”に初期化される。受信フェーズカウンタ26は、受信LSI2’において、受信IDカウンタ24の値が最大値(最大データ格納数”N”とする)となり、その後のカウントアップにより値が初期値”0”に戻る場合、つまり桁上がりが発生した場合に、カウントアップ(+1)される。
【0074】
フェーズ検出回路17は、受信LSI2’から返却された再送要求パケットに含まれる受信フェーズカウンタ値と、再送用バッファ12’から再送要求されているデータを読み出した時の、当該データに対応する再送用バッファフェーズポインタ16の値とを比較し、再送要求されているデータのフェーズと、実際に再送用バッファ12’に格納されていたデータのフェーズとの不一致を再生要求データ不正読み出しとして検出する。
【0075】
図7を参照すると、再送用バッファ12’には、データと、再送用バッファフェーズポインタ値との組が送信順に格納される。
【0076】
図8を参照すると、第2の実施の形態の場合には、第1の実施の形態において使用した図4(c)の再送要求パケットに代えて、図8に示す再送要求パケットが使用される。すなわち、受信IDカウンタ値および再送フェーズカウンタ値を含む再送要求パケットが使用される。
【0077】
図9を参照すると、第2の実施の形態に係るデータ伝送・再送方式における送信LSI1’の処理は、初期状態ステップ301と、初期データ送信判定ステップ302と、再送用バッファデータ格納および再送用バッファライトポインタ・再送用フェーズポインタインクリメントステップ303と、再送要求パケット有無判定ステップ304と、再送要求データ不正読み出し検出ステップ307と、データ再送ステップ305と、最終再送データ判定ステップ306とからなる。
【0078】
同じく、図9を参照すると、第2の実施の形態に係るデータ伝送・再送方式における受信LSI2’の処理は、初期状態ステップ401と、初期データ受信判定ステップ402と、受信IDカウンタ・受信フェーズカウンタカウントアップステップ403と、訂正不可能エラー検出ステップ404と、受信IDカウンタ・受信フェーズカウンタ停止ステップ405と、再送要求パケット送信ステップ406と、再送データ受信ステップ407と、訂正不可能エラー再検出ステップ408とからなる。
【0079】
なお、図6での受信LSI2’から送信LSI1’の方向に対しても上記と同一の構成を持つが、図では省略されている。また、特に言及しなかった部分については、第1の実施の形態に係るデータ伝送・再送方式における対応部分と同様に構成されているので、同一符号を付してそれらの詳しい説明を省略する。
【0080】
次に、このように構成された第2の実施の形態に係るデータ伝送・再送方式の動作について説明する。
【0081】
ここでは、LSI間のデータ伝送・再送方式において、受信LSI2’でデータに付加されたエラー訂正符号を用いたエラー訂正が不可能な訂正不可能エラーが発生した場合の受信データの復旧手順を示す。
【0082】
まず、送信LSI1’は、データ伝送開始前に再送用バッファライトポインタ13を”0”に初期化する(ステップ301)。
【0083】
次に、送信LSI1’は、データ送信回路11からデータ送信を開始し(ステップ302)、送信データのコピーおよび再送用バッファフェーズポインタ値を再送用バッファ12’の再送用バッファライトポインタ13が指す位置に格納する(ステップ303)。なお、再送用バッファライトポインタ13は、データ伝送開始時に、最初に送信データのコピーおよび再送用バッファフェーズポインタ値が再送用バッファ12’に格納される位置を”0”とするように動作する。
【0084】
一方、受信LSI2’は、データ伝送開始前に受信IDカウンタ24を”0”に初期化し(ステップ401)、最初に送信されてきたデータを受信すると(ステップ402)、受信IDカウンタ24を”0”としてカウントアップし始める(ステップ403)。
【0085】
受信LSI2’は、エラー検出回路22によりエラーが検出されなかった場合およびエラー訂正回路23により訂正可能エラーが訂正された場合に、すなわちデータをデータ受信回路21によりデータが訂正不可能エラーなしに受信される毎に、受信IDカウンタ24をカウントアップする(ステップ404)。
【0086】
これにより、あるデータを受信した時の受信IDカウンタ24の値は、送信LSI1’においてそのデータのコピーが再送用バッファ12’に格納された時の再送用バッファライトポインタ13の値と同じになる。つまり、あるデータを受信したときの受信IDカウンタ24の値が、送信LSI1’の再送用バッファ12’内において、そのデータのコピーおよび再送用バッファフェーズポインタ値が格納されている位置を示すようになる。送信LSI1’からデータが送信されると、そのコピーが再送用バッファ12’に順次格納されるが、送信LSI1’から再送用バッファ12’の最大データ格納数以上のデータが送信されると、再送用バッファ12’内にある一番古いデータが上書きされてゆく。なお、受信LSI2’の受信IDカウンタ24のビット幅と、送信LSI1’の再送用バッファライトポインタ13のビット幅とは同じ大きさである。
【0087】
受信LSI2’は、データ受信回路21によりデータ伝送路aを介してデータを受信し、そのデータにデータ化けが発生していた場合でも、データに付加されているエラー訂正符号の訂正能力内の訂正可能エラーであれば、エラー訂正回路23によるデータの訂正が可能である。
【0088】
一方、当該エラーがエラー訂正符号の訂正能力を超える訂正不可能エラーである場合は、受信LSI2’は、エラー訂正回路23によるエラー訂正を行わず、エラー検出回路22により訂正不可能エラー検出信号を受信IDカウンタ24に出力する(ステップ404)。
【0089】
訂正不可能エラー検出信号が出力されると、受信LSI2’は、その時点で受信IDカウンタ24のカウントアップを停止し、受信IDカウンタ値および受信フェーズカウンタ値を含む再送要求パケット送信信号をデータ送信回路25に出力する(ステップ405)。
【0090】
上述のように、あるデータの送信時に送信LSI1’で再送用バッファ12’にデータのコピーおよび再送用バッファフェーズポインタ値が格納される際の再送用バッファライトポインタ13の値は、当該データが受信LSI2’で受信される際の受信IDカウンタ24の値と一致する。つまり、停止した受信IDカウンタ24の値は、まさに訂正不可能エラーを検出しているデータのコピーおよび再送用バッファフェーズポインタ値が送信LSI1’の再送用バッファ12’に格納されている位置を示している。
【0091】
その後、受信LSI2’は、受信IDカウンタ値および受信フェーズカウンタ値を含む再送要求パケットをデータ伝送路aとは送信方向が異なるデータ伝送路bを介して送信LSI1’に返信する(ステップ406)。
【0092】
送信LSI1’は、当該再送要求パケットを受信すると(ステップ304)、フェーズ検出回路17により、再送要求パケットに含まれる受信IDカウンタ値を再送用バッファリードポインタ15にセットして再送用バッファ12’から再送用バッファフェーズポインタ値を読み出して、再送要求パケットに含まれる受信フェーズカウンタ値と比較する。再送要求されているデータがすでに新しいデータに上書きされた事象が発生していた場合は、受信LSI2’からの再送要求パケットに含まれる受信フェーズカウンタ値と、読み出された再送用バッファフェーズポインタ値とに食い違いが発生する。これにより、再送用バッファ12’内のデータが、受信LSI2’から実際に再送要求されているデータと一致するかどうかを検出し(ステップ307)、一致しない場合には再送要求データ不正読み出しの検出とする。
【0093】
再送要求パケットに含まれる受信フェーズカウンタ値と、読み出された再送用バッファフェーズポインタ値とが一致する場合には、データのフェーズが一致しているので、再送要求パケットに含まれる受信IDカウンタ値を再送用バッファリードポインタ15にセットして再送用バッファ12’から再送要求されているデータを読み出し(ステップ305)、データ送信回路11により受信LSI2’に再送する。通常、再送データの直前には、直後に再送データが続くことを表す特殊なパケットを送信することにより、再送データの送信が開始されたことを受信LSI2’に知らせる。
【0094】
次に、送信LSI1’は、読み出しデータの有無に基づいて最終の再送データかどうかを判定し(ステップ306)、読み出しデータがあればステップ305に制御を戻して繰り返す。読み出しデータがなければ、最終の再送データであるので、ステップ303に制御を戻す。
【0095】
これらの手順により、データ伝送中に受信LSI2’で訂正不可能エラーを検出した場合にも、送信LSI1’にある再送用バッファ12’から伝送データのコピーを読み出し、再送することで訂正不可能エラーが発生したデータの復旧を行うことが可能となる。
【0096】
受信LSI2’は、再送データを受信すると(ステップ407)、再送データで訂正不可能エラーを再検出し(ステップ408)、訂正不可能エラーが検出された場合には、ステップ406に制御を戻す。訂正不可能エラーが検出されなかった場合には、ステップ403に制御を戻す。これにより、再び受信IDカウンタ24が動作を開始し、通常のデータ伝送が行われるようになる。
【0097】
このように、第2の実施の形態では、再送要求されているデータとは別のデータを再送用バッファ12’から読み出そうとした事象をフェーズ検出回路17で検出する。ここで、再送要求されたデータとは別のデータを読み出そうとする事象を検出する手順を、より詳しく説明する。
【0098】
再送用バッファ12’への送信データのコピーおよび再送用バッファフェーズポインタ値の書き込みは、再送用バッファライトポインタ13が指す位置に行われる。再送用バッファライトポインタ13は、再送用バッファ12’の最大データ格納数”N”までの値を持ち、その後に初期値”0”に戻ることになる。
【0099】
再送用バッファフェーズポインタ16は、初期値”0”であり、再送用バッファライトポインタ13の値が”N”→”0”となったタイミングで、インクリメントされる。さらに、送信データのコピーを再送用バッファ12’に書き込む際には、現在の再送用バッファフェーズポインタ16の値も送信データのコピーとともに再送用バッファ12’の同じ位置に格納される。再送用バッファフェーズポインタ16の値は、その最大値に達した後のインクリメントタイミングで再び初期値”0”に戻る。
【0100】
また、受信LSI2’の受信IDカウンタ24も同様に、送信LSI1’の再送用バッファ12’の最大データ格納数”N”までの値を持ち、その後に初期値”0”に戻る。
【0101】
さらに、受信LSI2’の受信フェーズカウンタ26は、初期値”0”であり、受信IDカウンタ24が”N”→”0”となったタイミングで受信フェーズカウンタ26の値をカウントアップする。また、受信フェーズカウンタ26の値も最大値に達した後のカウントアップタイミングで再び初期値”0”に戻る。
【0102】
このような動作中に、受信LSI2’において訂正不可能エラーが発生した場合は、受信IDカウンタ値および受信フェーズカウンタ値を含む再送要求パケットを送信LSI1’に返信する。送信LSI1’では、再送要求パケットに含まれる受信IDカウンタ値が指すデータを再送用バッファ12’から読み出すとともに、同時に格納された再送用バッファフェーズポインタ値も読み出す。
【0103】
このとき、送信LSI1’は、フェーズ検出回路17において、再送要求パケットに含まれる受信フェーズカウンタ値と、再送用バッファ12’からデータとともに読み出された再送用バッファフェーズポインタ値とを比較する。再送要求されているデータがすでに新しいデータに上書きされた事象が発生していた場合は、受信LSI2’からの再送要求パケットに含まれる受信フェーズカウンタ値と、読み出されたデータの再送用バッファフェーズポインタ値とに食い違いが発生する。これにより、再送用バッファ12’内のデータが、受信LSI2’から実際に再送要求されているデータと一致するかどうかを検出することができるようになる。
【0104】
第2の実施の形態によれば、データ受信確認信号を返却しないデータ転送レート重視のデータ伝送・再送方式を実施したケースで、受信LSI2’から再送要求されているデータが、再送用バッファ12’へのデータの上書きのために消失してしまっている場合にも、再送用バッファ12’内のデータと再送要求されているデータとの不一致を検出することを可能とし、よりインテグリティの高いコンピュータシステム内のLSI間データ伝送を実現できるようになる。
【0105】
[第2の実施の形態の変形例]
第2の実施の形態に係るデータ伝送・再送方式では、送信データのコピーを再送用バッファ12’に格納するときに、同時に再送用バッファフェーズポインタ値も再送用バッファ12’に格納する方式を採っているが、第1の実施の形態に係るデータ伝送・再送方式における再送用バッファ12に送信データのコピー以外を格納する容量が持てない場合は、別の手段で、受信フェーズカウンタ26の値と、再送用バッファ12に格納された送信データのコピーに対応する再送用バッファフェーズポインタ16の値とを比較することができる。
【0106】
詳しくは、再送用バッファ12から読み出したデータに対応する再送用バッファフェーズポインタ16の値は、▲1▼再送用バッファライトポインタ13の値>受信IDカウンタ値の場合は、現在の再送用バッファフェーズポインタ16の値と同一、▲2▼再送用バッファライトポインタ13の値≦受信IDカウンタ値の場合は、(現在の再送用バッファフェーズポインタ16の値−1)であるため、これらの条件により読み出しデータの再送用バッファフェーズポインタ16の値を算出することができ、この値と再送要求パケットに含まれる受信フェーズカウンタ値とを比較することにより、再送用バッファ12からの読み出しデータと再送要求されているデータとに不一致があった場合は再送要求データ不正読み出しの検出が可能となる。
【0107】
ただし、上記▲1▼,▲2▼の条件による読み出しデータの再送用バッファフェーズポインタ値の算出は、第2の実施の形態にあった、送信データのコピーを再送用バッファ12’に書き込む際に同時に再送用バッファフェーズポインタ16の値を書き込む方式に比べると、再送用バッファ12の容量を削減できるものの、再送用バッファフェーズポインタ16の値算出用のハードウェアがやや複雑なものとなる。
【0108】
第2の実施の形態の変形例によれば、第2の実施の形態も含めて、再送用バッファフェーズポインタ16および受信フェーズカウンタ26のビット数が多くなるに従い、再送要求されているデータと読み出されたデータとのより大きな差異に対応できるようになり、不正検出能力は高いものとなる。
【0109】
【発明の効果】
第1の効果は、受信LSIからのデータ受信確認信号を送信LSIに返却しないデータ伝送・再送方式を前提とするため、データ受信確認信号を送信LSIに返却するデータ伝送・再送方式に比べて、データ受信確認信号用の物理伝送路を設ける必要がないということである。
【0110】
第2の効果は、従来、データ受信確認信号用に使用していた物理伝送路を、本来のデータ伝送に使用することで、データ転送レートの向上にもつながることである。
【0111】
第3の効果は、データ受信確認信号を用いないデータ転送レート重視のデータ伝送・再送方式を実施したケースで、受信LSIから再送要求されているデータが、再送用バッファへのデータの上書きのために消失してしまっている場合にも、再送用バッファ内のデータと、再送要求されているデータとの不一致を検出することを可能とし、よりインテグリティの高いコンピュータシステム内のLSI間データ伝送を実現できるようになることである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態に係るデータ伝送・再送方式の構成を示すブロック図である。
【図2】図1中のデータ伝送路のビット構成を示す図である。
【図3】図2でのパケット伝送の様子を示す図である。
【図4】第1の実施の形態に係るデータ伝送・再送方式における通常パケットヘッダ,アイドルパケットおよび再送要求パケットの内容を示す図である。
【図5】第1の実施の形態に係るデータ伝送・再送方式の処理を示すフローチャートである。
【図6】本発明の第2の実施の形態に係るデータ伝送・再送方式の構成を示すブロック図である。
【図7】図6中の再送用バッファの構成を示す図である。
【図8】第2の実施の形態に係るデータ伝送・再送方式における再送要求パケットの内容を示す図である。
【図9】第2の実施の形態に係るデータ伝送・再送方式の処理を示すフローチャートである。
【図10】従来のデータ伝送・再送方式の一例を示すブロック図である。
【図11】従来のデータ伝送・再送方式の他の例を示すブロック図である。
【符号の説明】
1,1’ 送信LSI
2,2’ 受信LSI
11 データ受信回路
12 データ送信回路
13,13’ 再送用バッファ
14 再送用バッファライトポインタ
15 再送用バッファリードポインタ
16 再送用バッファフェーズポインタ
17 フェーズ検出回路
21 データ受信回路
22 エラー検出回路
23 エラー訂正回路
24 受信IDカウンタ
25 データ送信回路
26 受信フェーズカウンタ
101 初期状態ステップ
102 初期データ送信判定ステップ
103 再送用バッファデータ格納および再送用バッファライトポインタインクリメントステップ
104 再送要求パケット有無判定ステップ
105 データ再送ステップ
106 最終再送データ判定ステップ
201 初期状態ステップ
202 初期データ受信判定ステップ
203 受信IDカウンタカウントアップステップ
204 訂正不可能エラー検出ステップ
205 受信IDカウンタ停止ステップ
206 再送要求パケット送信ステップ
207 再送データ受信ステップ
208 訂正不可能エラー再検出ステップ
301 初期状態ステップ
302 初期データ送信判定ステップ
303 再送用バッファデータ格納および再送用バッファライトポインタ・再送用フェーズポインタインクリメントステップ
304 再送要求パケット有無判定ステップ
305 データ再送ステップ
306 最終再送データ判定ステップ
307 再送要求データ不正読み出し検出ステップ
401 初期状態ステップ
402 初期データ受信判定ステップ
403 受信IDカウンタ・受信フェーズカウンタカウントアップステップ
404 訂正不可能エラー検出ステップ
405 受信IDカウンタ・受信フェーズカウンタ停止ステップ
406 再送要求パケット送信ステップ
407 再送データ受信ステップ
408 訂正不可能エラー再検出ステップ

Claims (6)

  1. 送信LSIと受信LSIとが互いに異なる送信方向のデータ伝送路を介して接続されなるデータ伝送・再送方式において、
    前記送信LSIが、データに誤り訂正符号を付加して前記受信LSIに送信するデータ送信回路と、前記データ送信回路から送信されたデータのコピーを順次格納する再送用バッファと、前記データ送信回路によりデータが送信され、そのコピーが前記再送用バッファに格納される度にインクリメントされる再送用バッファライトポインタと、前記受信LSIから受信IDカウンタ値を含む再送要求パケットを受信するデータ受信回路と、前記再送要求パケットに含まれる受信IDカウンタ値をセットされ前記再送用バッファのデータ読み出し位置を示す再送用バッファリードポインタとを含んで構成され、
    前記受信LSIが、データの受信を制御するデータ受信回路と、前記データ受信回路により受信されたデータに付加されているエラー訂正符号を用いてデータのエラーを検出するエラー検出回路と、前記エラー検出回路により訂正可能エラーが検出された場合にエラー訂正符号とデータとの演算により受信データの訂正可能エラーを訂正するエラー訂正回路と、前記エラー検出回路によりエラーが検出されなかった場合および前記エラー訂正回路により訂正可能エラーが訂正された場合にカウントアップされる受信IDカウンタと、前記エラー検出回路により訂正不可能エラーが検出された場合に受信IDカウンタ値を含む再送要求パケットを前記送信LSIに送信するデータ送信回路とを含んで構成されていることを特徴とするデータ伝送・再送方式。
  2. 送信LSIと受信LSIとが互いに異なる送信方向のデータ伝送路を介して接続されなるデータ伝送・再送方式において、
    前記送信LSIが、データに誤り訂正符号を付加して前記受信LSIに送信するデータ送信回路と、前記データ送信回路から送信されたデータのコピーおよび再送用バッファフェーズポインタ値を順次格納する再送用バッファと、前記データ送信回路によりデータが送信され、そのコピーおよび再送用バッファフェーズポインタ値が前記再送用バッファに格納される度にインクリメントされる再送用バッファライトポインタと、前記再送用バッファライトポインタが最大値となった後に初期値に戻る際にインクリメントされる再送用バッファフェーズポインタと、前記受信LSIから受信IDカウンタ値および受信フェーズカウンタ値を含む再送要求パケットを受信するデータ受信回路と、前記再送要求パケットに含まれる受信IDカウンタ値をセットされ前記再送用バッファのデータ読み出し位置を示す再送用バッファリードポインタと、前記データ受信回路により受信された再送要求パケットに含まれる受信フェーズカウンタ値と前記再送用バッファから読み出された再送用バッファフェーズポインタ値との不一致を再送要求データ不正読み出しとして検出するフェーズ検出回路とを含んで構成され、
    前記受信LSIが、データの受信を制御するデータ受信回路と、前記データ受信回路により受信されたデータに付加されているエラー訂正符号を用いてデータのエラーを検出するエラー検出回路と、前記エラー検出回路により訂正可能エラーが検出された場合にエラー訂正符号とデータとの演算により受信データの訂正可能エラーを訂正するエラー訂正回路と、前記エラー検出回路によりエラーが検出されなかった場合および前記エラー訂正回路により訂正可能エラーが訂正された場合にカウントアップされる受信IDカウンタと、前記受信IDカウンタが最大値となった後に初期値に戻る際にカウントアップされる受信フェーズカウンタと、前記エラー検出回路により訂正不可能エラーが検出された場合に受信IDカウンタ値および受信フェーズカウンタ値を含む再送要求パケットを前記送信LSIに送信するデータ送信回路とを含んで構成されていることを特徴とするデータ伝送・再送方式。
  3. 送信LSIと受信LSIとが互いに異なる送信方向のデータ伝送路を介して接続されなるデータ伝送・再送方式において、
    前記送信LSIが、データに誤り訂正符号を付加して前記受信LSIに送信するデータ送信回路と、前記データ送信回路から送信されたデータのコピーを順次格納する再送用バッファと、前記データ送信回路によりデータが送信され、そのコピーが前記再送用バッファに格納される度にインクリメントされる再送用バッファライトポインタと、前記再送用バッファライトポインタが最大値となった後に初期値に戻る際にインクリメントされる再送用バッファフェーズポインタと、前記受信LSIから受信IDカウンタ値および受信フェーズカウンタ値を含む再送要求パケットを受信するデータ受信回路と、前記再送要求パケットに含まれる受信IDカウンタ値をセットされ前記再送用バッファのデータ読み出し位置を示す再送用バッファリードポインタと、再送用バッファライトポインタの値>受信IDカウンタ値の場合は、再送用バッファフェーズポインタの値と前記再送要求パケットに含まれる受信フェーズカウンタ値との不一致を再送要求データ不正読み出しとして検出し、再送用バッファライトポインタの値≦受信IDカウンタ値の場合は、(再送用バッファフェーズポインタの値−1)と前記再送要求パケットに含まれる受信フェーズカウンタ値との不一致を再送要求データ不正読み出しとして検出するフェーズ検出回路とを含んで構成され、
    前記受信LSIが、データの受信を制御するデータ受信回路と、前記データ受信回路により受信されたデータに付加されているエラー訂正符号を用いてデータのエラーを検出するエラー検出回路と、前記エラー検出回路により訂正可能エラーが検出された場合にエラー訂正符号とデータとの演算により受信データの訂正可能エラーを訂正するエラー訂正回路と、前記エラー検出回路によりエラーが検出されなかった場合および前記エラー訂正回路により訂正可能エラーが訂正された場合にカウントアップされる受信IDカウンタと、前記受信IDカウンタが最大値となった後に初期値に戻る際にカウントアップされる受信フェーズカウンタと、前記エラー検出回路により訂正不可能エラーが検出された場合に受信IDカウンタ値および受信フェーズカウンタ値を含む再送要求パケットを前記送信LSIに送信するデータ送信回路とを含んで構成されていることを特徴とするデータ伝送・再送方式。
  4. 送信LSIが、データ送信回路によりデータに誤り訂正符号を付加して受信LSIに送信する工程と、
    送信LSIが、送信データのコピーを再送用バッファに格納して再送用バッファライトポインタをインクリメントする工程と、
    受信LSIが、データ受信回路により送信LSIから送信されてきたデータを受信する工程と、
    受信LSIが、エラー検出回路により受信データのエラーを検出する工程と、
    受信LSIが、訂正可能エラーが検出された場合にエラー訂正回路により受信データの訂正可能エラーを訂正する工程と、
    受信LSIが、受信データのエラーが検出されなかった場合および受信データの訂正可能エラーが訂正された場合に受信IDカウンタをカウントアップする工程と、
    受信LSIが、訂正不可能エラーが検出された場合に受信IDカウンタ値を含む再送要求パケットをデータ送信回路により送信LSIに送信する工程と、
    送信LSIが、データ受信回路により再送要求パケットを受信する工程と、
    送信LSIが、再送要求パケットに含まれる受信IDカウンタ値を再送用バッファリードポインタにセットして再送用バッファから再送要求されているデータを読み出す工程と、
    送信LSIが、読み出されたデータをデータ送信回路により受信LSIに再送する工程と
    を含むことを特徴とするデータ伝送・再送方法。
  5. 送信LSIが、データ送信回路によりデータに誤り訂正符号を付加して受信LSIに送信する工程と、
    送信LSIが、送信データのコピーを再送用バッファに格納して再送用バッファライトポインタをインクリメントするとともに、再送用バッファライトポインタが最大値になった後に初期値に戻る際に再送用フェーズポインタをインクリメントする工程と、
    受信LSIが、データ受信回路により送信LSIから送信されてきたデータを受信する工程と、
    受信LSIが、エラー検出回路により受信データのエラーを検出する工程と、
    受信LSIが、訂正可能エラーが検出された場合にエラー訂正回路により受信データの訂正可能エラーを訂正する工程と、
    受信LSIが、受信データのエラーが検出されなかった場合および受信データの訂正可能エラーが訂正された場合に受信IDカウンタをカウントアップするとともに、受信IDカウンタが最大値となった後に初期値に戻る際に受信フェーズカウンタをカウントアップする工程と、
    受信LSIが、訂正不可能エラーが検出された場合に受信IDカウンタ値および受信フェーズカウンタ値を含む再送要求パケットをデータ送信回路により送信LSIに送信する工程と、
    送信LSIが、データ受信回路により再送要求パケットを受信する工程と、
    送信LSIが、再送要求パケットに含まれる受信IDカウンタ値を再送用バッファリードポインタにセットして再送用バッファからデータおよび再送用バッファフェーズポインタ値を読み出す工程と、
    送信LSIが、再送要求パケットに含まれる受信フェーズカウンタ値と再送用バッファから読み出された再送用バッファフェーズポインタ値とを比較し、両者が一致しない場合に再送要求データ不正読み出しを検出する工程と、
    送信LSIが、再送要求データ不正読み出しが検出されなかった場合に再送要求パケットに含まれる受信IDカウンタ値を再送用バッファリードポインタにセットして再送用バッファから再送要求されているデータを読み出す工程と、
    送信LSIが、読み出されたデータをデータ送信回路により受信LSIに再送する工程と
    を含むことを特徴とするデータ伝送・再送方法。
  6. 送信LSIが、データ送信回路によりデータに誤り訂正符号を付加して受信LSIに送信する工程と、
    送信LSIが、送信データのコピーを再送用バッファに格納して再送用バッファライトポインタをインクリメントするとともに、再送用バッファライトポインタが最大値になった後に初期値に戻る際に再送用フェーズポインタをインクリメントする工程と、
    受信LSIが、データ受信回路により送信LSIから送信されてきたデータを受信する工程と、
    受信LSIが、エラー検出回路により受信データのエラーを検出する工程と、
    受信LSIが、訂正可能エラーが検出された場合にエラー訂正回路により受信データの訂正可能エラーを訂正する工程と、
    受信LSIが、受信データのエラーが検出されなかった場合および受信データの訂正可能エラーが訂正された場合に受信IDカウンタをカウントアップするとともに、受信IDカウンタが最大値となった後に初期値に戻る際に受信フェーズカウンタをカウントアップする工程と、
    受信LSIが、訂正不可能エラーが検出された場合に受信IDカウンタ値および受信フェーズカウンタ値を含む再送要求パケットをデータ送信回路により送信LSIに送信する工程と、
    送信LSIが、データ受信回路により再送要求パケットを受信する工程と、
    送信LSIが、再送要求パケットに含まれる受信IDカウンタ値を再送用バッファリードポインタにセットして再送用バッファからデータを読み出す工程と、
    送信LSIが、再送用バッファライトポインタの値>受信IDカウンタ値の場合は、再送用バッファフェーズポインタの値と再送要求パケットに含まれる受信フェーズカウンタ値との不一致を再送要求データ不正読み出しとして検出し、再送用バッファライトポインタの値≦受信IDカウンタ値の場合は、(再送用バッファフェーズポインタの値−1)と前記再送要求パケットに含まれる受信フェーズカウンタ値との不一致を再送要求データ不正読み出しとして検出する工程と、
    送信LSIが、再送要求データ不正読み出しが検出されなかった場合に再送要求パケットに含まれる受信IDカウンタ値を再送用バッファリードポインタにセットして再送用バッファから再送要求されているデータを読み出す工程と、
    送信LSIが、読み出されたデータをデータ送信回路により受信LSIに再送する工程と
    を含むことを特徴とするデータ伝送・再送方法。
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