JP2004297262A - リモコン及びそれを用いた映像鑑賞施設 - Google Patents

リモコン及びそれを用いた映像鑑賞施設 Download PDF

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  • Reverberation, Karaoke And Other Acoustics (AREA)
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Abstract

【課題】複数の機器を操作可能で、しかも単なる機能の寄せ集めではない多機能なリモコンを使って利用しやすい映像鑑賞設備を提供する。
【解決手段】複数の電気機器を操作可能で1回の入力で複数の機器に対する指示を送信可能な入力手段を備えたリモコン(1)と、カラオケ設備(17)と、アンプ(15)と、複数の情報再生装置(13),(14)と、いずれかの情報再生装置により再生された映像を投影することができるプロジェクタ(11)と、スピーカー(15),(16)とを備え、リモコン(1)によりアンプ(15)と、情報再生装置(15),(16)とプロジェクタ(11)の操作が可能。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、複数の電気機器を操作可能なリモコンと、それを用いた映像鑑賞施設に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
近年の電気機器はリモコンにより離れた場所から操作可能となっており便利である。しかし、リモコンは機器とセットで販売されており、制御しようとする機器の数だけリモコンが必要となる。
【0003】
リモコンの数が数個程度であり、しかも家庭内での使用であれば、毎日使うため複数のリモコンでも操作をある程度覚えられるが、レンタルルーム,ホテルのような施設では使い慣れないためにどのリモコンを使って操作をすればよいのか混乱してしまう。
【0004】
そこで、複数の機器を操作可能な多機能なリモコンが検討されている。このような複数の電気機器を操作可能な多機能なリモコンとしては、ホテルにおけるダブルベッドのリクライニングと照明とビデオ等の操作が可能なリモコンが提案されている(下記に特許文献1として記載した「特開2001−3585号公報」)。
【0005】
しかし、これは単に複数のリモコンの機能を寄せ集めて1つのリモコンに組み込んだだけのものであり、1つのリモコンで複数の機器を制御できるという効果しか得られていない。そこで、更に使いやすく、複数のリモコン機能をまとめることにより初めて得られる効果をも有した高性能なリモコンが求められる。
【0006】
ところで、カラオケ設備を備え、顧客が仲間と一緒にカラオケを楽しむことのできる「カラオケボックス」が全国に普及している。
【0007】
しかしながら、爆発的なカラオケブームも落ち着き、全体としての利用者数は一時期に比べれば大幅に少なくなっている。又、利用目的がカラオケに限定されているため、週末の夕方に飲食した後に利用が集中し、部屋が使われていない無駄な時間帯も多い。
【0008】
そのため、売上げが減少し閉店に追い込まれるカラオケボックスも増えている。そこでカラオケの提供という限定された用途にしか使われていないカラオケボックスを有効利用することが望まれている。
【0009】
しかし単に各種機器を導入して複数の機能を備えた多目的施設を作ることは可能であるが、必然的に機器の数が多くなるため、顧客に多くの機器の操作を強いることとなり使い難い施設とならざるを得ない。
【0010】
【特許文献1】
特開2001−3585号公報。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】
そこで、複数の機器を操作でき、しかも単に複数機器のリモコン機能を併せ持つこと以上の効果が得られるリモコンを提供することを課題とする。更には、そのようなリモコンを用いることにより、複数の機器を備え、しかも機器の操作が容易な施設を提供することを課題とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】
請求項1記載のリモコン(1)は、複数の電気機器を操作可能であり、1回の入力で複数の電気機器に対する指示を送信可能な入力手段を備えたことを特徴とする。
【0013】
これによれば、複数の機器を1つのリモコン(1)で操作することができる。しかも、1回のボタン操作により複数の電気機器に対する指示を送信することができるため、操作の手間がかからない。そして同時に使用する機器への指示をまとめて行うことができるため、機器の数が多くとも混乱することなく機器の操作を容易且つ確実に行うことができる。
【0014】
請求項2記載のリモコンは請求項1のリモコンにおいて、リモコンの操作内容を記録する機能を備え、記録した情報を他の機器に出力することが可能である特徴とする。
【0015】
これによれば、請求項1のリモコンと同様の作用,効果が得られると共に、リモコンで操作可能な複数の機器の利用状況を記録する事ができる。そして記録された情報はパソコンなどの機器に出力して利用することができるため、機器の利用状況を記録,管理して役立てることができる。必要なら利用状況に基づいて機器の利用料金を算出することも可能となる。
【0016】
請求項3記載の映像鑑賞施設は、請求項1又は請求項2記載のリモコン(1)と、カラオケ設備(17)と、アンプ(15)と、記録媒体に記録された情報を再生可能な複数の情報再生装置(13),(14)と、いずれかの情報再生装置により再生された映像を投影することができるプロジェクタ(11)と、スピーカー(15),(16)とを備え、該リモコン(1)により該アンプ(15)と、該情報再生装置(15),(16)と該プロジェクタ(11)の操作が可能であることを備えたことを特徴とする。
【0017】
これによれば、1つのリモコンで少なくともアンプ(15)と、DVDプレイヤー(14)やビデオデッキ(13)などの情報再生装置と、プロジェクタ(11)とを操作することができる。しかもリモコンとして請求項1又は請求項2記載のリモコン(1)を用いて複数の機器の操作を容易且つ確実に行うことができるため、誰でも簡単に利用可能な映像鑑賞施設を実現することができる。
【0018】
請求項4記載の映像鑑賞施設は、請求項1又は請求項2記載のリモコン(1)と、該リモコン(1)から発信された信号を受信可能な受信装置と、カラオケ設備(17)と、アンプ(15)と、記録媒体に記録された情報を再生可能な複数の情報再生装置(13),(14)と、いずれかの情報再生装置により再生された映像を投影することができるプロジェクタ(11)と、スピーカー(15),(16)とを備え、該リモコン(1)により該アンプ(15)と、該情報再生装置(13),(14)と該プロジェクタ(11)の操作が可能であり、該受信装置に接続されたコンピュータによって、リモコンの操作内容を記録することが可能であることを備えたことを特徴とする。
【0019】
これによれば、請求項3の映像鑑賞施設と同様にリモコン(1)を使って施設の機器を簡単に操作することができると共に、リモコン(1)の操作内容が受信装置を介してリアルタイムでコンピュータに伝えられるため、コンピュータで機器の利用状況を把握する事ができる。そして、必要なら機器の利用状況に基づいて利用料金を計算する事も可能となる。
【0020】
請求項5記載の映像鑑賞施設は、請求項3又は請求項4の映像鑑賞施設において、該リモコン(1)により施設内の調光又は電動スクリーン(12)の操作が可能であることを特徴とする。
【0021】
これによれば、リモコンを使って映像鑑賞施設内の照明器具(18)の明るさや、電動スクリーン(12)の上げ下げを行うことができ、更に操作が容易な映像鑑賞施設とすることができる。
【0022】
【発明の実施の形態】
以下、本発明を好適な実施例を用いて説明する。
【0023】
[実施例1]
本実施例は主にDVDやビデオの鑑賞をするのに適したリモコンに関するものであり、図1は本実施例のリモコン(1)を示した図である。図中において、(2)は映像を投影するために用いるプロジェクタの電源ボタンである。
【0024】
(3)はアンプを操作するためのアンプ操作部であり、音量を調整する「音量+」,「音量−」という2つのボリュームボタンと、アンプに音声入力される機器を切り替える「DVD」選択ボタン,「ビデオ」選択ボタン,「カラオケ」選択ボタンを備えている。
【0025】
(4)はビデオデッキを操作するためのビデオ操作部であり、ビデオの基本操作である「再生」,「早送り」,「巻き戻し」,「停止」,「ポーズ(一時停止)」等を指示するためのボタンが設けられている。
【0026】
又、ビデオデッキを使ってTV番組を見ることもできるので、TVのチャンネルを選択するための「チャンネル+」,「チャンネル−」ボタンを設けた。両ボタンはチャンネルを順次表示される送る方向が逆になっており、「チャンネル+」は昇順、「チャンネル−」は降順で各チャンネルを順次送って選択するようになっている。
【0027】
必要ならテンキーを備えて直接にチャンネルを入力するようにしても良いが、本実施例ではリモコンを小型化するためにあえてテンキーは設けなかった。
【0028】
(5)はDVDプレイヤーを操作するためのDVD操作部であり、「再生」,「早送り」,「戻し」,「停止」,「ポーズ」,「次のチャプター」,「前のチャプター」,多重音声のソフトについて言語を選択するための「言語選択」,字幕の有無や字幕の言語「字幕選択」,「メニュー表示」,「戻る」,メニュー操作に用いる「カーソル移動(4方向)」等のボタンが設けられている。
【0029】
(6)は電動スクリーンを操作するスクリーン操作部であり、スクリーンを上げる「UP(上げ)」ボタンと,下げる「DOWN(下げ)」ボタンを備えている。
【0030】
(7)は照明器具の明るさを調整する調光部であり、照明を明るくする「UP(上げ)」ボタンと,暗くする「DOWN(下げ)」ボタンを備えている。
【0031】
つまり、1つのリモコンで、「プロジェクタ」,「アンプ」,「ビデオデッキ」,「DVDプレイヤー」,「電動スクリーン」,「照明器具」を操作することが可能となる。このリモコンだけで主な操作ができるように各機器について上述のようにボタンを設けているが、あまり使わない機能、例えば「ビデオ予約」,「色温度設定」等の機能についてはあえてリモコンにはボタンを設けなかった。ボタンの数が多くなりすぎると操作時に混乱することがあるからである。
【0032】
通常のリモコンでは1のボタンは1回の入力により、機器に対して1つの操作のみを指示するのに用いられるが、本発明のリモコンでは、その内のいくつかのボタンは、1つのボタンを押すだけで、2以上の指示を送ることができるようにしている。
【0033】
本実施例では「アンプの音声入力」と、「プロジェクタの映像入力」とを1つのボタンにより同時に可能とした。本来なら、プロジェクタに映像を入力する機器を選択する必要があるのだが、実際に使用する際にはアンプに入力される音声と、プロジェクタに入力される映像は同じ機器から送られてきたものを選択することになる。
【0034】
したがって、アンプとプロジェクタの入力を別々に選択することなく、一方を選択することにより、他方も同時に選択できるようにすれば1回のボタン操作で両方の選択が可能となる。例えば、「アンプ音声入力選択」で「DVD」を選ぶとプロジェクタの映像入力も「DVD」からの入力となる。
【0035】
1度に複数の指示を送る手段としては1回ボタンを押すことにより、複数の機器に対する指示が同時に発信されるようにしたが、必ずしも同時発信に限定されるものではなく極めて短い間隔で順次送信するようにしても良い。
【0036】
ボタン操作の回数が少なくてよいというメリット以外にも、音声と映像の不一致、例えば「画像はDVDであるのに音声がカラオケになっている」というような状態を防止できるメリットもある。これにより、操作上の混乱を生じさせないようにし、顧客により簡単で間違いのない操作をさせることが可能となる。
【0037】
尚、本実施例では「アンプの音声入力」と、「プロジェクタの映像入力」の指示を1回のボタン操作でできるようにしたが、1回のボタン操作で送信できる指示の組み合わせは適宜定めれば良く、実施例に限定されるものではない。更には3以上の機器への指示を1回のボタン操作でできるようにしても良い。
【0038】
又、本実施例ではリモコンの入力手段としては「押しボタン」を用いたが、電気機器に対して指示を送ることができれば他の形式のスイッチ、例えばタッチスイッチや、ジョグダイヤル等でも良い。又、リモコンの機器に対する指示送信は赤外線を使った方式としたが、電波又はケーブルを使った方式でも良い。
【0039】
リモコンで操作可能な機器も本実施例に限定されるものではなく、他の機器、例えばLDプレイヤー,ブルーレイディスクプレイヤー等でもよい。
【0040】
[実施例2]
本実施例は実施例1のリモコンを使用した映像鑑賞施設に関するものであり、特にカラオケボックスのような施設にホームシアター設備を導入した施設に関するものである。
【0041】
図2は本実施例の映像鑑賞施設における室内配置の一例を示した図である。本実施例はカラオケボックスを改造したので、最初からカラオケの設備(17)が備えられており、顧客は通常のカラオケボックスと同様にカラオケをして楽しむことができる。
【0042】
そして、室内に備えられた映像鑑賞のための設備を使うことにより、映画やコンサート等の映像を見て楽しむことができる。
【0043】
座席(19)の前には飲み物等を置くための小さめのテーブル(20)が有り、更にその前方には電動スクリーン(12)が壁側に取り付けられている。この電動スクリーン(12)は使用しないときには巻き上げておき、使用する際に下げることができるが、その操作はリモコン(1)により行うことができる。
【0044】
電動スクリーン(12)に映像を投影するプロジェクタ(11)は顧客や他の装置の影がスクリーン(12)に映らないように天井に取り付けられている。
【0045】
ビデオデッキ(13)、DVDプレイヤー(14)、アンプ(15)はラック(22)にまとめて座席(19)の斜め前方に配置した。又、座席(19)の前方には3台の前方スピーカー(15)、座席(19)の後方には2台の後方スピーカー(16)を備え、立体音響による音声を再生できるようにしている。(21)は重低音を再生するサブウーハーである。
【0046】
(17)はカラオケ装置である。カラオケ装置(17)は各顧客が選曲やトーン調整などを行うため、多機能なリモコン(1)とは別にしておいた方が使い勝手良いと思われるので、あえてカラオケ装置専用のリモコンで操作するようにした。
【0047】
(18)は調光機能付きの照明器具であり、映画やTV番組などを鑑賞する際には部屋の明るさを暗くして使用し、飲み物の注文やカラオケの選曲をするようなときには明るくしてメニューや選曲表が読みやすくすることができる。この調光もリモコン(1)により行うことができる。
【0048】
尚、映像鑑賞施設の構成はこれに限定されるものではなく、例えばカラオケ専用のスピーカーを別途設けたり、プロジェクタ(11)に代えて、又はプロジェクタ(11)と共に大型画面のテレビを備えるようにしても良い。
【0049】
顧客が見るDVDやビデオは施設側で貸し出すようにしても良いが多くの種類のDVDを完備するのは難しいので、本実施例では施設向けに貸し出しを許諾された中で人気のあるタイトルのみを用意して貸し出すようにし、他は顧客が持ち込んだDVDやビデオを見てもらうこととした。
【0050】
顧客は自分の所有するDVDやビデオを持ち込んでも良いし、レンタルビデオ店等で借りたDVD等を持ち込んでも良い。
【0051】
利用に際して、持ち込まれたDVDやビデオは顧客が自分で機器にセットするようにしてもよいし、必要なら店員がセットするようにしても良い。例えば、店員が顧客を部屋に案内する際や、飲み物のオーダーに来る際にセットするようにすれば機械の扱いが苦手な顧客でも安心して楽しむことができる。
【0052】
顧客は映画館のような大画面で映画を見ることができ、TVでの再生ではわかりにくい細部まで見ることができる。又、複数のスピーカー(15),(16)を備えた立体音響設備により高品質で迫力のある音響を楽しむことができる。そして、もともとカラオケボックスであり防音を考慮して作られているため、大音量でも迷惑にならず、家庭では得られない迫力のある音声を楽しむことができる。
【0053】
その他にもメリットはたくさんある。例えば小さな子供がいる場合、子供が騒いだり泣き出すことがあるので映画館であれば他の客に気を使うが、個室であるため他の客を気にせずに楽しむことができる。又、途中で再生を止めて気軽にトイレに行くこともできる。
【0054】
又、飲酒や喫煙をしても迷惑にならないので、ビールを飲みながらでもタバコを吸いながらでも周囲を気にせずに楽しく観ることができ、カップルの場合は2人きりで一緒に映画などを楽しむことができる。
【0055】
尚、以上の説明では映画鑑賞を例にとって説明したが、鑑賞するのは映画に限らず、スポーツ,コンサート,自分で撮影したビデオ,TV番組等も同様に大きなスクリーンで楽しむことができる。
【0056】
例えば、野球,サッカー,ボクシング,自動車レース等のTV中継を見ながら仲間と応援すれば、あたかも試合会場にいるような気分を楽しめる。
【0057】
又、環境ビデオを使って綺麗な風景の映像や、「小川のせせらぎ」や「小鳥のさえずり」等の音を再生すれば、大自然に包まれたような気分になってリラックスすることもできる。
【0058】
TVゲームが好きならばビデオの入力にTVゲームを接続して遊ぶことができるようにしても良い。この場合、顧客がゲーム機を持ち込んでも良いし、店側で用意して貸し出すようにしても良い。
【0059】
更に、映像を見ないで利用することもできる。例えば、DVDプレイヤーはCDも再生できるため、好みの音楽CDを持ち込んで、好きな曲を聴きながら友達同士で楽しく話しをするような使い方をしてもよい。
【0060】
このように1つの施設でカラオケ以外にも色々な楽しみ方をすることができ、これらの操作を基本的に1つのリモコンにより簡単に行うことができる。
【0061】
[実施例3]
本実施例は実施例1及び実施例2の応用に係るものであり、実施例1のリモコンに記録機能が追加され、その記録機能を実施例2の映像鑑賞施設に役立てている。
【0062】
リモコンは内部に記録手段を備えており、顧客のリモコン操作を記録する。記録手段としては着脱不可能なICメモリーを使用したが、他の記録手段、例えばリモコンから着脱可能な小型の記録媒体を用いても良い。
【0063】
機器の利用状況は、押されたボタンと、それが押されたタイミングを記録することにより把握できる。タイミングとしては時刻を利用するのが容易であるが、別の計時機能を利用しても良い。全てのリモコン操作について記録しても良いが、必要と思われる操作のみを記録するようにしても良い。
【0064】
記録された情報は施設の利用が終わった後に、店員によりリモコンからコンピュータに移し替える。リモコンからコンピュータへの情報移転は無線送信又は取り外し可能な記録媒体を用いても良いが、本実施例ではリモコンに設けられた情報端子をケーブルでコンピュータに接続して情報を取り込むようにした。取り込まれた情報はコンピュータで処理することにより各機器の使用時間が計算できる。
【0065】
これらの利用記録は顧客のルーム利用状況を把握し、今後の設備導入や宣伝広告等のための資料として利用することができる。又、各顧客の好みを把握し、顧客に案内を出す際の参考にする事もできる。
【0066】
更には、料金システムとして利用することもできる。現在、多くのカラオケ店の施設利用料金は単純に入場から退場までの時間を基にして計算されているが、このリモコンを利用すれば各使用機器の利用時間がわかるため、利用する機器毎に使用料を設定して各機器の利用単価と利用時間とから料金を算出できるようにしても良い。尚、料金計算が目的で利用状況を記録するのであれば、調光やボリューム等に着いての操作情報を記録する必要はない。
【0067】
例えば「カラオケは30分で300円、DVDによる映画鑑賞は1時間で500円」のように利用単価を定めれば、機器の利用に応じた細かな料金体系を導入することができる。顧客は帰る際にリモコンをレジに持っていき、レジの店員がコンピュータを使って料金を導き出すようにする。
【0068】
尚、本実施例は機器の利用に応じた利用料金と求めることができるが、機器の利用料金以外の料金、例えば基本料金や飲食費を併せて請求することを妨げるものではない。
【0069】
[実施例4](図示せず)
実施例3ではリモコン内に機器の利用状況を記録したが、本実施例ではリモコン自体には記録せず、室内の機器近傍にリモコンの操作を検知する受信部を設けた。そして、受信部は室外に設置されたコンピュータと接続されており、顧客がリモコンを操作するした際にその操作内容と操作時刻が受信部を介してコンピュータに送られるようにした。もちろん全ての操作を送信しても良いが、料金計算に必要な操作のみについて送信するようにしても良い。
【0070】
レジでは、前記のコンピュータ又はそれに接続された端末を操作することにより精算時に顧客の機器利用状況の記録から料金を自動計算する。
【0071】
尚、本実施例ではミスカウントをしないように、又は顧客が不正をしないように受信部がリモコンからの指示を受信しない限り、室内の機器が動作しないようにした。
【0072】
又、リアルタイムで操作内容が施設提供側に送れるというメリットを利用してリモコンに注文ボタンを付加しても良い。例えば、「コーヒー」,「ビール」,「おつまみ」等のボタン又はジョグダイヤル等の選択手段を設け、それにより飲み物,軽食などをリモコンで注文できるようにすることが考えられる。
【0073】
その場合、コンピュータで注文内容を把握できるため、機器利用料金に加えて注文品の料金も自動的に計算することができる。
【0074】
【発明の効果】
以上述べたように本発明により、単なる機能の寄せ集めではない多機能なリモコンを提供することができた。又、そのようなリモコンを使うことによりカラオケボックスのような施設を映像鑑賞設備として容易に利用することが可能となった。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例1のリモコンを例示した図。
【図2】実施例2の映像鑑賞施設の配置を例示した図。
【符号の説明】
(1) 実施例1のリモコン
(2) プロジェクタの電源ボタン
(3) アンプ操作部
(4) ビデオ操作部
(5) DVD操作部
(6) スクリーン操作部
(7) 調光部
(11) プロジェクタ
(12) 電動スクリーン
(13) ビデオデッキ
(14) DVDプレイヤー
(15) アンプ
(15) 前方スピーカー
(16) 後方スピーカー
(17) カラオケ装置
(18) 照明器具
(19) 座席
(20) テーブル
(21) サブウーハー
(22) ラック

Claims (5)

  1. 複数の電気機器を操作可能であり、1回の入力で複数の電気機器に対する指示を送信可能な入力手段を備えた
    ことを特徴とするリモコン。
  2. リモコンの操作内容を記録する機能を備え、記録した情報を他の機器に出力することが可能である特徴とする請求項1記載のリモコン。
  3. 請求項1又は請求項2記載のリモコンと、カラオケ設備と、アンプと、記録媒体に記録された情報を再生可能な複数の情報再生装置と、いずれかの情報再生装置により再生された映像を投影することができるプロジェクタと、スピーカーとを備え、
    該リモコンにより該アンプと、該情報再生装置と該プロジェクタの操作が可能である
    ことを備えたことを特徴とする映像鑑賞施設。
  4. 請求項1又は請求項2記載のリモコンと、該リモコンから発信された信号を受信可能な受信装置と、カラオケ設備と、アンプと、記録媒体に記録された情報を再生可能な複数の情報再生装置と、いずれかの情報再生装置により再生された映像を投影することができるプロジェクタと、スピーカーとを備え、
    該リモコンにより該アンプと、該情報再生装置と該プロジェクタの操作が可能であり、
    該受信装置に接続されたコンピュータによって、リモコンの操作内容を記録することが可能である
    ことを備えたことを特徴とする映像鑑賞施設。
  5. 該リモコンにより施設内の調光又は電動スクリーンの操作が可能であることを特徴とする請求項3又は請求項4記載の映像鑑賞施設。
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