JP2004297050A - モノリシック集積回路構造 - Google Patents

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Abstract

【課題】電気的エネルギーが自律的に供給され遠隔操作に適した機能ユニットを有するモノリシック集積回路構造の提供。
【解決手段】モノリシック集積回路構造は、基板、基板中におよび/または基板に接した状態で形成されている機能ユニット、および、基板中におよび/または基板に接した状態で形成されており機能ユニットと接続されているエネルギー供給ユニットを備えている。このエネルギー供給ユニットは、インダクタンスおよび永久磁石を備えている。インダクタンスおよび永久磁石は、回路構造上に振動を生じさせることによって、永久磁石がインダクタンスに対して移動可能なように、つまり、インダクタンスを用いて、機能ユニットに電気的エネルギーを供給するための電気的な誘導電圧を誘導できるように、設置されている。
【選択図】図1

Description

本発明は、モノリシック集積回路構造に関するものである。
ユビキタスコンピューティングのコンピュータチップの使用が、ますます重要性を増している。このチップは、遠隔操作によって駆動できる、導線を接続する必要のないものである。この技術分野は、主に、センサー(Sensorik)に使用されている。センサーを用いる(von)多くのアプリケーション(Anwendungen)にとっては、ワイヤレスの状態で(drahtlose)センサー信号を中央制御ユニット(zentrale Steuereinheit)に伝送することが望ましいからである。
このような遠隔操作を行うセンサーコンピュータチップと、遠隔操作によって伝送されるセンサー信号を処理するための、中央制御ユニットまたは演算装置との通信(Kommunikation)については、例えば、ワイヤレスネットワーク(例えばブルートゥースTM)を介して行える。
このようなワイヤレスコンピュータチップを、コストをかけずに、構造的な制約のない状態で(mechanisch unabhaengige)、多くの分野で使用できることが望ましい。従って、このようなコンピュータチップ用に、ワイヤレスの状態でエネルギー供給を行うことが目指されている。導線を接続することによって電流を供給した場合、コストが非常に高くなり、さらには、コンピュータチップの使用範囲が制限されることになる。
遠隔操作識別ラベル(kontaktlosen Identifikationslabeln;いわゆる「IDタグ」)では、識別ラベルにコイルを設け、電磁界(elektromagnetisches Feld)を識別ラベルに生成する(eingekoppelt)。また、整流器(Gleichrichters)を用いて、誘導的に生成された電気的エネルギーを整流することができる。これにより、識別ラベルに直流電流を流せる。しかし、このようなエネルギー供給では、電磁エネルギーを誘導的に生成するため、識別ラベルの位置する領域の電界を、常に非常に強くする必要がある。このため、このような遠隔操作を行う場合には、チップを利用できる範囲(Reichweite)が強く制限されてしまう、という不都合がある。
非特許文献1から、全体積が約1立方センチメートルの巨視的発電機(makroskopischer Generator)が知られている。この発電機では、永久磁石(例えば、21ミリグラムと重い希土類永久磁石)を銅バネの中央領域に配置し、振動させる。また、コイルを用いて、振動する永久磁石から生じた時間的に変化する磁界に基づいて、誘導電圧を誘導できる。この誘導電圧は、例えば、外部に備えられた電気的負荷(elekrtischen Last)に供給するために用いられる。
しかし、非特許文献1に記載の、電気的負荷に接続している、巨視的永久磁石の振動によってエネルギーを発生させるための発電機の製造には、コストがかかり、この発電機の体積は、多くのアプリケーションにとって大きすぎる。
特許文献1には、センサー,アクチュエータおよび超小型機械システム(Microelectromechanical Systems;MEMS)が開示されている。
非特許文献2には、全体積が1cm3未満の、振動によってエネルギーを生成する発電機が開示されている。この発電機には、レーザーによって形成されたバネが用いられており、これにより、ファラデーの法則を用いて力学的エネルギーを電気的エネルギーに変換することができる。
特許文献2から、オペレータ電話機(Abfrageeinrichtung)の搬送信号を受信するデータキャリア装置が知られている。
非特許文献5には、多層の波形磁心(Maeander-Magnetkern)を有する完全に集積された超小型磁気アクチュエータ(mikromagnetischer Aktuator)が開示されている。
非特許文献4には、線形超小型発電機の設計方法が開示されている。この方法は、mmサイズ(mm-Skala)の電磁超小型発電機の設計に用いられる。
非特許文献5には、振動の周辺で、力学的エネルギーから電気的エネルギーを発生させるための装置が開示されている。
米国特許第6475639公報(US6,475,639B2) 米国特許第4857893公報(US4,857,893) Jamshidi, M他 (eds.)「ロボットおよび製造システム、最近の研究結果、開発と応用」( "Robotic and Manufacturing Systems, Recent Results in Research, Development and Applications"), Vol.10,482-488ページ, TSI Press Series, Albuquerque, USAに記載の Li, WJ他「ロボットシステムの低電力センサーのためにマイクロ機械で作られた振動誘導電力生成機」( "A Micromachined Vibration-Induced Power Generator for Low Power Sensors of Robotic Systems" 「センサーおよび駆動装置A」(Sensors ans Actuators A), Vol.97-98, Apr.2002, 685-690ページに記載のChing, NNH他「無線送信システム用のレーザーマイクロ機械で作られたマルチ様式共振電力交換機」( "A laser-micromachined multi-modal resonating power transducer for wireless sensing systems",) 「技術概要」(Technical Digest) IEEE Solid-State Sensor and Actuator Workshop, Hilton Head Island SC, Jun.1992に記載のAhn, CH他 「多段階に曲がっている磁心を備える完全集積マイクロ磁気駆動装置」("A Fully Integrated Micromagnetic Actuator with a Multilevel Meander Magnetic Core") 「処理回路、装置およびシステム」(Proceedings- Circuits, Devices ans Systems, Vol. 148, Nr. 6, Dez. 2001, 337-342ページに記載のWilliams, CB他, 「電磁マイクロ生成機の開発」(" Development of an Electromagnetic Micro-Generator") 「センサーおよび駆動装置A」(Sensors ans Actuators A), Vol. 92, Nr. 1-3, Aug. 2001, 335-342ページに記載のEl-hami, M他「新しい振動ベースの電磁電力生成機の設計と製造」( "Design and Fabrication of a New Vibration-Based Electromagnetic Power Generator")
本発明の目的は、特に、電気的エネルギーが自律的に(autonom)供給され、したがって遠隔操作による使用にも適した、十分にわずかなコストで製造できる、機能ユニット(funktionellen Einheit)を有する構造を提供することにある。
上記の目的を、独立請求項に係る特徴部分を有する回路構造によって達成する。
本発明に係る回路構造は、基板と、基板中におよび/または基板に接した状態で形成された機能ユニットとを備えた、モノリシック集積回路構造である。さらに、このモノリシック集積回路構造は、基板中におよび/または基板に接した状態で形成された、機能ユニットに接続されたエネルギー供給ユニット(Energieversorgungseinheit)を備えている。このユニットは、インダクタンスおよび永久磁石を備えている。インダクタンスおよび永久磁石は、振動が回路構造に作用している間(unter)、永久磁石がインダクタンスに対して(relativ zu)移動できるように、設置されている。なお、この永久磁石は、インダクタンスを用いて電気的エネルギーを機能ユニットに供給するための電気的誘導電圧を誘導できるように、可動する。
また、本発明の基本理念(Grundidee)は、例えば半導体基板のような共通の基板の中にモノリシック集積回路構造を形成することにある。この構造は、同様に基板の中に、モノリシック集積エネルギー供給ユニットを備えている。基板の中にモノリシックに形成された供給される機能ユニットに接続されたエネルギー供給ユニットは、(例えば駆動しているモーター(laufenden Motors)の)外部振動に含まれる力学的エネルギーを、発電機の原理にしたがってオンチップで電気的エネルギーに変換する。したがって、例えばセンサーの機能ユニットに、その駆動に必要な電気的エネルギーを、自律的に(つまり他の外部構成要素(externe Komponenten)を用いずに)供給できる。
機能ユニットおよびエネルギー供給ユニットを備えたモノリシック集積回路構造の全構成要素が、基板の中にモノリシックに集積されていることにより、本来的な(echte)オンチップエネルギー供給が可能になる。これにより、電気的エネルギー供給信号用の通信経路(Transportwege)も短縮されている。従って、電気的誘導電流の形状で形成された電気的エネルギーは、エネルギー供給ユニットから機能ユニットへの経路において、基板中に集積されることにより、抵抗損失はごくわずかになる。これにより、エネルギー供給がより効果的になり、したがって効率がよりよくなる。
本発明では、オンチップエネルギー供給を有する回路構造が、小さな寸法で形成されている。これにより、小型化をさらに進めることができる。この回路構造は、例えば、それに配置されたセンサーの周りに位置する、所要面積がごくわずかな、小型化されたセンサーチップに用いられる。
さらに、機能ユニットおよびエネルギー供給ユニットをオンチップ集積すること(On-Chip-Integration)により、本発明に係る回路構造を著しく簡単に製造できる。すなわち、回路構造を形成するためのプロセス工程は、少ない方が好ましい。なぜなら、機能ユニットの製造工程(Prozessierung)およびエネルギー供給ユニットの製造工程を、それらの集積構成要素(integrierten Komponenten)(インダクタンスおよび永久磁石)も含めて、プロセス技術的に同時進行できるからである。言い換えると、機能ユニットを形成するためのICプロセスおよびエネルギー供給ユニットの製造を、同時に行うことができる。
具体的には、外部振動(例えば、機能ユニットであるセンサーを取り付けたモーターの振動)を、永久磁石がインダクタンスに対して移動するように使用する。これにより、永久磁石の磁界は、時間によって変化することにより、インダクタンスに作用する。これにより、磁気の流れは、コイルによって時間的に変化する。この結果、インダクタンスの端部間に誘導電圧が生じる。そして、この電圧(または付属の電流)に含まれる電気的エネルギーを、機能ユニットへのエネルギー供給に使用する。
本発明の意味での機能ユニットとは、回路構造の本来の機能性を外へ向かって(nach aussen hin)満たすとともに、この構造が有する機能性を満たすために電気的エネルギーを必要とする、本発明に係る回路構造の部分のことである。この機能ユニットによって、この回路構造の目的を達成できる。従って、機能ユニットは、例えば、センサーおよび/または(例えばCPUおよび/または記憶装置を備えた)集積回路素子であってもよい。この機能ユニットの特徴は、特に、上記構造が有する機能性を満たすための機能ユニットに、電気的エネルギーが必要であり、この電気的エネルギーは、エネルギー供給ユニットによって供給されることである。機能ユニットが有することのできる機能の幅(Bandbreite)は、大きい。従って、この機能ユニットを、ネットワーク装置と見なすこともできる。また、このユニットは、本発明に係る回路構造のエネルギー消費領域を構成している。
それゆえに、本発明にしたがって、好ましくはワイヤレスのモノリシック集積回路構造(特にその上に形成された機能ユニット)のエネルギー供給に適した小型化されたオンチップ処理(On-Chip-Loesung)が生じる(geschaffen)。
具体的には、本発明が力学的振動(mechanische Vibrationen)を利用して発電機の原理にしたがって電流を流すことによって、本発明に係る回路構造を、例えば、モーターを監視するための機能ユニットとしてのセンサーを用いて(mit)使用することができる。この場合、センサーへのエネルギー供給のために、モーターの振動を使用する。
本発明に係る回路構造の形成に好ましいサイズは、半導体技術の典型的なサイズである。単一素子の直線的な広がり(幅)は、通常、ナノメートルから約100マイクロメートルであり、好ましくは約100ナノメートルから数10マイクロメートルである。
本発明の好ましい他の形態については、従属請求項に示す。
上記の基板は、半導体基板、特にシリコン基板またはゲルマニウム基板であってもよい。この半導体基板は、ウェハーまたはチップであってもよい。また、このモノリシック集積回路構造を、例えばCMOS技術によって実施してもよい。
また、上記機能ユニットは、センサーであってもよい。機能ユニットは、特に、回転数センサー(Drehzahl-Sensor)、温度センサー(Temperatursensor)、圧力センサー(Drucksensor)、化学センサー(chemischer Sensor)、ガスセンサー、バイオセンサー、電磁放射(elektromagnetischer Strahlung)などを検出するための放射線センサー、および/または、振動周波数(Vibrationsfrequenz)を認識するためのセンサーでもよい。センサーが、振動周波数を認識するためのセンサーとして備えられている場合、検出される力学的振動は、検出信号(Detektionssignal)としても、本発明のエネルギー供給ユニットで電気的エネルギーを生成するための源としても使用できる。しかし、機能ユニットは、マイクロロボット(Mikro-Roboter)や、マイクロピンセット(Mikro-Pinzette)などでもよい。
本発明の回路構造は、振動源(Vibrationsquelle)に取り付けるために設置されていてもよい。具体的には、この回路構造を、例えばモーター、または、移動式電話機に、ネジ止め(angeschraubt)または接着(aufgeklebt)することができる。また、この回路構造は、鼓動している心臓(schlagenden Herzen)取り付けられていてもよい。
振動源は、モーターを備えていることが好ましい。このモーターは、(例えば、原動機付自動車の)燃焼モーター(Verbrennungsmotor)または電子モーターでもよい。
本発明の回路構造は、外部制御ユニット/中央指令部(externen Steuereinheit/Zentrale)と遠隔操作通信(kontaktlosen Kommunizieren)するために、通信インターフェースを備えていてもよい。例えば、ブルートゥースTM標準を使用することにより、中央指令部から回路構造へ、制御信号を伝送できる。回路構造は、遠隔操作により、つまり、例えば電磁線(例えば、電波(Radiowelle))を出力することにより、回路構造と外部制御ユニットとの間の信号交換(Signalaustauschs)を目的として、信号を中央指令部へ伝送できる。例えば、回路構造は、検出したセンサー信号を、通信インターフェースを介して遠隔操作で、外部制御ユニットへ伝達できる。
回路構造の機能ユニットのオンチップエネルギー供給(On-Chip-Energieversorgung)は、遠隔操作アプリケーション(kontaktlosen Anwendung)の場合に特に効果的である。従って、本発明は、遠隔操作チップカードや識別遠隔操作ラベル(「IDタグ」)などの分野で使用することが好ましい。
エネルギー供給ユニットは、機能ユニットに直流電圧(Gleichspannung)を供給するために、インダクタンスの誘導電圧を整流する整流器装置(Gleichrichtereinrichtung)を備えていてもよい。複数のセンサー、または、集積回路構成要素を、電気的な直流電圧または電気的な直流電流によって駆動することが好ましいので、このようなアプリケーションにとっては、振動により生成される交流電圧(Wechselspannung)またはこの交流電圧と共に生じる交流電流を、機能ユニットへ入力(Einkoppeln)する前に整流することが有利である。このため、従来技術で知られている整流装置(例えば、ダイオード)を使用してもよい。
エネルギー供給ユニットは、エネルギー蓄積ユニットを備えていてもよい。このエネルギー蓄積ユニットに、誘導電圧を用いて生成した電気的な電荷担体を一時的に蓄積できる(zwischenspeicherbar)。具体的には、振動によって生成される電気的エネルギーを、バッテリー原則(Batterieprinzip)に基づいて、エネルギー蓄積ユニットに蓄積でき、後から、必要に応じて出力できる。例えば、振動がモーターに影響を与えていない状態のモーターでも、例えば温度などのパラメータを認識するほうがよい場合には、モーターが力学的に振動しているモーター駆動時に、電気的エネルギーを、回路構造のエネルギー供給ユニットにおいて生成し、このエネルギーを、エネルギー蓄積ユニットに蓄積することができる。従って、力学的振動が無くても、予め蓄積した電気的エネルギーによって回路構造を駆動できる。
エネルギー蓄積ユニットは、容量(Kapazitaet)を備えていることが好ましい。具体的には、この容量は、整流された誘導電流の電気的な電荷担体を蓄積し、この電荷担体を、後から必要に応じて、機能ユニットへ出力できるものである。
インダクタンスは、例えば導電性の波形構造(Maeanderstruktur)でもよい。この波形構造は、基板中におよび/または基板に接した状態で構成されていてもよい。あるいは、構造のインダクタンスは、基板レベル(Substratebene)の中で隣り合って、入れ子状に、および/または、基板レベルに対して垂直に積み重なって形成された複数の導電性の波形構造を含んでいてもよい。基板レベルの中でおよび/または基板レベルに対して垂直に、複数の波形構造を共同接続(Zusammenschalten)または関連接続(Verkoppeln)することにより、インダクタンスの値、または、被覆面領域を増大できる。この被覆面領域で、永久磁石が、時間変化する磁流(magnetischen Fluss)を引き起こす。
あるいは、インダクタンスは、導電性の螺旋構造(Spiralstruktur)でもよい。この螺旋構造は、基本的には、半径の異なる同心円(konzentrischen Kreisringen)を含んでいる。この同心円は、入れ子状に配置されており、相互接続されている。あるいは、螺旋構造は、入れ子状に配置されており、縁辺(Kanten)が任意に丸められている複数の長方形の導体経路構造によって実現されていてもよい。この場合、入れ子状に配置されている長方形は、相互に電機接続されている。インダクタンスは、基板レベルの中で隣り合って、入れ子状に、および/または、基板レベルに対して垂直に形成された複数の導電性螺旋構造を含む構造でもよい。
永久磁石は、基板の上方に、宙に浮く状態で(freischwebend)配置されていてもよく、少なくとも1つの伸縮性バネ素子を用いて基板と接続されていてもよい。宙に浮く状態の永久磁石を、基板の中に場所を固定して(ortsfest)集積されているインダクタンスに対して、特に効果的に移動できる。宙に浮く状態の永久磁石構造は、集積回路の場合、例えば、基板(この基板は、例えば、その中/その下側に、インダクタンスを含んでいる)に補助層を形成し、その上に、永久磁石層を堆積(abgeschieden)させ、続いて、これをパターン化することによって形成できる。永久磁石を形成するために、永久磁石層をパターン化した後、例えばアンダーエッチング(Unteraetzens)によって、補助層を除去する。その結果、永久磁石は、宙に浮く状態で実現される。永久磁石の端部で、永久磁石を、基板に、または、伸縮性バネ素子に接続できる。この伸縮性バネ素子は、基板の端部領域(Randbereichen)に形成されていてもよい。宙に浮く状態の永久磁石の代わりに、インダクタンスが、宙に浮く状態で備えられていてもよく、永久磁石が、基板に場所を固定して集積して備えられていてもよい。インダクタンスを通る磁流を時間的に変化させるためには、永久磁石とインダクタンスとの間の相対運動のみが重要である。
永久磁石は、1つの櫛構造(Kammstruktur)、または、複数の櫛構造を備えていてもよい。中央の保持領域と、保持領域から(例えば、直角に延びるように形成されている複数の歯を有する櫛構造は、簡単に製造でき、頑丈であり、例えば波形構造のインダクタンスと共に効果的な電気的エネルギー供給を可能にするものである。このような櫛構造は、MEMS(「microelectromechanical manufacturing systems」)技術では、例えばエアバッグの加速センサーに使用されている。このようなシステムとは異なり、本発明では、回路構造の櫛構造を、力学的振動エネルギーから電気的エネルギーを生成するために使用する。このような櫛構造を、コイル構造(インダクタンス)を介して移動させる場合、コイル構造によって誘導電圧を誘導できる。この誘導電圧を、エネルギー供給に使用する。
永久磁石は、櫛構造の代わりに、1つのつまみ構造(Zungenstrukturen)または複数のつまみ構造を備えていてもよい。このような場合には、永久磁石は、ただ1つの端部でバネ素子を用いて、基板に固定されていてもよい。その結果、永久磁石は、つまみ周波数測定装置(Zungenfrequenzmesseinrichtung)の場合のように、突出部原則(Ausleger-Prinzip;片持ち梁)に基づいて、振動することがある。
永久磁石は、その磁界の方向(Magnetisierungsrichtung)が、基板の表面に対してほぼ直角に延びるように設置されていてもよい。この場合、基本的に垂直に延びる磁場線が、好ましくは基板レベルの中に形成されるインダクタンスを貫通している。その結果、永久磁石とインダクタンスとの間の相対運動のときに、磁流の特に強い振動、および、これに伴う特に高い誘導電圧を得られる。
少なくとも1つの伸縮性バネ素子と、永久磁石とを含むシステムは、予め決めておくことのできる共振周波数(Resonanzfrequenz;すなわち、振動周波数)に適合されていてもよい。システムは、この共振周波数になるように特によく発振(anschwingen)できる。例えば、本発明の回路構造を、一般的には特定の周波数のときに振動する特定のモーターによって駆動するほうがよいということが、先験的に分かっている場合、バネ素子と永久磁石とを含むシステムのサイズ(Dimension)、材料、および、バネ定数(Federkonstanten)を、所定の周波数に適合でき、その結果、力学的振動システムを、モーターによって生成される振動になるように特に効果的に発振させられる。その結果、力学的エネルギーを、特に効果的に、電気的エネルギーに変換できる。
好ましくは、複数の伸縮性バネ素子が備られていてもよい。この場合、複数の伸縮性バネ素子と永久磁石とを含むシステムは、予め決めておける複数の異なる共振周波数、または、予め決めておける少なくとも1つの共振周波数帯域に適合されている。その結果、本発明の回路構造は、柔軟に、励起された振動の異なる周波数領域で、このような振動が存在しているときに自動的に(selbst)振動し始め、その結果、エネルギーを効果的に生成できる。特に、このシステムは、1つの周波数帯域、または、複数の異なる周波数帯域の振動の発振に適合されていてもよい。その結果、全く異なる外部振動を基礎とするエネルギー獲得(Energiegewinnung)が可能である。
永久磁石は、インダクタンスに対して、基板レベルの中に相互に直角な2つの方向に移動してもよい。このため、例えば、基板レベルの中に相互にほぼ垂直に方向付けられており、インダクタンスと永久磁石とを含む2つの構造を、隣り合わせに形成してもよい。これらの構造のうち、基板レベルの中にある特定の振動方向の外部振動になるよう発振するための各構造は、励起される振動の振動方向が異なっている機能ユニットにエネルギー供給できるように、設置されていてもよい。
基板と、永久磁石およびインダクタンスとの間に、磁場遮蔽領域(Magnetfeldabschirmbereich)が形成されていてもよい。この磁場遮蔽領域は、永久磁石の磁場を遮蔽するために、基板に設置されているものである。例えば、基板に、機能ユニットおよび/または1つの(他の)回路が集積されており、その上に1つ以上の信号面(Signalebenen)が備えられている場合、インダクタンスに流れる誘導電圧、または、永久磁石の磁場が、妨害信号として、この信号面へ、または、基板に集積されている回路へ、望ましくなく入力されることがある。このことを、一方では集積回路と信号面との間に、および、他方ではインダクタンスと永久磁石との間に、磁場遮蔽領域(例えば、鉄などの軟磁気材料を含む層)を形成することにより、回避できる。この層は、永久磁石およびインダクタンスから形成される磁場が、信号面または集積回路へ入力されるのを防ぐ。
永久磁石用の永久磁石材料として、例えば、鉄、コバルト、ニッケル、または、永久磁石希土類材料(permanentmagnetisches Seltene-Erde-Material)を使用できる。
本発明の実施形態について図に示し、以下により詳細に説明する。
図1(a)、図1(b)は、2の異なる駆動状態における、本発明の第1の実施形態のモノリシック集積回路の平面図である。
図2は、本発明の第2の実施形態のモノリシック集積回路の断面図である。
図3は、本発明の第3の実施形態のモノリシック集積回路の平面図である。
図4(a)〜図4(d)は、本発明のモノリシック集積回路における異なる実施形態の使用のためのインダクタンスを示す図である。
図5(a)〜図5(d)は、本発明の第4の実施形態におけるモノリシック集積回路の製造プロセス(Verfahrens zum Herstellen)における種々の時点での積層(Schichtenfolgen)を示す図である。
図6(a)〜図6(c)は、本発明の第5の実施形態におけるモノリシック集積回路の製造プロセスにおける種々の時点での積層を示す図である。
図7(a)〜図7(e)は、本発明の第6の実施形態におけるモノリシック集積回路の製造プロセスにおける種々の時点での積層を示す図である。
なお、異なる図における、同一または類似の構成要素は、同一の符号で示す。
また、図の表現は、模式的なものであって縮尺に従ったものではない。
以下に、図1(a)、図1(b)に基づき、本発明の好ましい実施形態である第1実施形態の回路構造100について説明する。
図1(a)および図1(b)において、2つの異なる駆動状態における平面図に示されている回路構造100は、シリコン基板101中に、またはシリコン基板101に接した状態で、一体的に(モノリシックに)組み込まれている。シリコン基板100の中(in)には、温度センサー(図示せず)が、回路構造100が取り付けられるモーターの温度を測定するための機能的な構成ユニットとして備えられている。回路構造100は、遠隔操作で、外部制御ユニット(図示せず)と通信を行える。特に、回路構造100は、温度信号を電磁放射(elektromagnetischer Strahlung)を用いて、外部制御ユニットに伝達できる。シリコン基板101には、波形コイル(Maeanderspule)103が組み込まれたインダクタンスとして備えられている。波形コイル103の上方(oberhalb)には、宙に浮いた状態で永久磁石であるニッケル櫛構造(Nickel-Kammstruktur)102が、永久磁石として備えられている。該永久磁石は、第1および第2のバネ素子104・105により、シリコン基板101と連結されている。ニッケル櫛構造102と波形コイル103とが合わさって、温度センサーに電気的エネルギーを供給するエネルギー供給ユニットを構成している。この電気的エネルギーは、外部のモーターの振動により得られる。運動方向(矢印)106により、外部のモーターの振動が起こった時に、この運動方向(矢印)に沿ってニッケル櫛構造102が運動可能な運動方向が示される。
ニッケル櫛構造102の永久磁石材料の磁界の方向は、チップ面または図1(a)、図1(b)の紙面に垂直な方向、すなわち、シリコン基板101の表面に垂直な方向に、方向付けられる。ニッケル櫛構造102は、外部の振動があると、波形コイル103の上方を、波形コイル103に対して、運動する。ニッケル櫛構造102は、多数の櫛の歯107を有し、その歯の寸法は、波形コイル103のコイルループ(Spulenschleife)108の寸法に適合している。ニッケル櫛構造102が運動方向106に運動すると、磁束が波形コイル103によって変化し、波形コイル103に誘導電流が誘導される(または生じる)。
ニッケル櫛構造102を外部の振動によって運動させる(Auslenkung)ことによって、第1および第2のバネ素子104・105によって、ニッケル櫛構造102に制御力(Rueckstellkraft)が加わる。これにより、ニッケル櫛構造102は、2つの極端な位置間を行き来し、これによって波形コイル103中に電圧が誘導される。
回路構造100の製造においては、バネ素子104・105は、ニッケル櫛構造102と同じ工程で、形成されてもよい。そのようなバネ素子104・105の製造方法自体は、MEMS−技術から知られている。バネ素子104・105は、モーターが振動源として通常振動するような振動の振動数に適合している。これにより、バネ素子104・105の共振周波数を、所望の外部刺激と一致させられる。これにより、特に効果的なエネルギー供給が可能となる。
図1(a)は、第1駆動状態における回路構造100を示している。この駆動状態ではニッケル櫛構造102は零運動位置(Nulldurchgang)にある。これにより、この駆動状態における第1および第2のバネ素子104・105はもとの状態のままである(nicht ausgelenkt)。零運動位置にあっては、運動方向(矢印)106で示されているように、ニッケル櫛構造102が静止位置にあることにより、その運動速度(Durchgangsgeschwindigkeit)は大きくなる。
図1(b)に示されている、モノリシック集積回路の回路構造100の第2の駆動状態においては、ニッケル櫛構造102は、図1(b)の上方に最大限に移動している。このため、ニッケル櫛構造102は、振動の折り返し点(Umkehrpunkt)に達している。第1のバネ素子104は、強く押し縮められ、第2のバネ素子105は、強く引き伸ばされている。折り返し点においては、両バネ素子104・105は、ニッケル櫛構造102に、もとに戻す力を及ぼし、その結果、図1(b)のニッケル櫛構造102は下向きに移動する。
以下に、図2に基づき、本発明の第2の実施形態の回路構造200について説明する。
回路構造200は、その中に集積回路(図示せず)が形成されたシリコン基板201を有する。該集積回路は、回路構造200の機能的なユニットを構成する。シリコン基板201の上方(Oberhalb)には、アルミニウムまたは銅を材質とする導体経路Leiterbahn)202を有する信号面が形成され、この導体経路202は、絶縁領域203(例えば、酸化ケイ素、SiO2または電離定数の低い材質(Low-k-Material)からなる)に埋め込まれている。信号面の上には、軟磁性(weichmagnetisch)材質からなる軟磁気層(Weichmagnet-Schicht)204が形成されている。軟磁気層(Weichmagnet-Schicht)204の上には、酸化シリコン層205に埋め込まれて、アルミニウムまたは銅からなる波形コイル206が備えられている。この波形コイル206は、シリコン基板201中の集積回路に電気的な駆動エネルギー(Betriebsenergie)を供給するために、回路構造200のエネルギー供給ユニットのインダクタンスとして働く。コイル206は、必要に応じて、保護層211(例えば、窒化ケイ素、Si34からなる)で覆われていてもよい。このことは、例えば、永久磁石としての櫛構造の露出エッチング(Freiaetzen)には重要である。波形コイル206の上方には、コバルト永久磁石207が、バネ素子(図示せず)によって基板と接続されている。このコバルト永久磁石207は、櫛構造を有し、そのうち3本の歯が図2に示されている。また、1つのN極208と1つのS極209とを有するそれぞれの歯が模式的に示されている。コバルト永久磁石207の磁界の方向は、図2においては、垂直方向に延びている。運動方向210により、コバルト永久磁石207が外部の振動の存在でどのように運動するかが示されている。これにより、磁束が波形コイル206によって変化し、波形コイル206に誘導電圧または誘導電流が生じる。これが、シリコン基板201の機能的なユニットに電気的エネルギーを供給するために用いられる。
コバルト永久磁石207の振動によって経時的に変化する磁界は、波形コイル206の導体ループ(Leiterschleife)の中に電流を生じさせる。このような磁界の存在は、シリコンチップ201上に論理回路(Logic)のために配線された面(Verdrahtungsebene)202、すなわち特に導体経路202の領域においては、好ましくはない。そのような磁界は、導体経路202で妨害信号を生じさせるからである。この問題を回避するために、回路構造200では、遮蔽面(Abschirmebene)、すなわち、軟磁性材質からなる軟磁気層(Weichmagnet-Schicht)204が、回路構造200に集積されている。軟磁気層204は、信号面(Signalebene)と波形コイル206との間に配置されている。これにより、導体経路202およびシリコン基板201中の集積素子を、望ましくない変化する磁界から、確実に保護することが可能となる。
以下に、図3に基づき、本発明の第3の実施形態の回路構造300について説明する。
回路構造300は、シリコンチップ301の中またはシリコンチップ301に接して集積されている。例えば酸化ケイ素からなり、シリコンチップ301の表面領域に直方体状に形成された保持素子302によって、突出型(Ausleger-Typ)の4つの構造が、宙に浮く状態で支持されている。保持素子302は、磁石、特に永久磁石である材質から構成できる。また、保持素子302は、宙に浮く状態ではなく、シリコンチップ301に固定されている。通常、保持素子302は、移動可能な構成要素である303a〜303d,304a〜304dよりも幅が大きいことが好ましく、また、これらよりはるかに幅が大きいことがより好ましい。それぞれの構造は、保持素子302と接続されている1つのバネ素子303a〜303d、および、それぞれのバネ素子303a〜303dと接続されている、エネルギー供給ユニットの永久磁石としての永久磁石である1つの鉄つまみ(Eisen-Zunge)304a〜304dから構成されている。外部に振動が存在するとき、構造303a+304a、303b+304b、303c+304c、303d+304dの少なくとも1つが振動する。さらに、シリコンチップ301に接して、第1〜第4のループ305a〜305dが、回路構造300のエネルギー供給ユニットのインダクタンスとして形成されている。
以下に説明するように、ループ305a〜305dのそれぞれにおいて、誘導電圧が発生しうる。この誘導電流は、それぞれの整流器306によって、それぞれのループ端の間で整流される。これにより、回路構造300の機能的ユニットとしてのセンサーに、電気的な整流が供給される。
シリコンチップ301に垂直に延びている保持素子302に、宙に浮いている構造が備えられている。該構造は、それぞれ、保持素子302から延びているバネ素子ループ303a〜303dおよびそれぞれのバネ素子ループ303a〜303dの自由端部に取り付けられた永久磁石としての第1〜第4の鉄つまみ304a〜304dから構成されている。矢印307で示されているように、外部刺激である振動が存在すれば、バネ素子303a〜303dおよびそれに伴う鉄つまみ304a〜304dからなる構造の1つまたは複数が振動する。
回路構造300では、エネルギー供給ユニットの永久磁石材料が、図1のように櫛構造の形状ではなく、それぞれ別々に備えられている鉄つまみ304a〜304dとして備えられている。つまみ304a〜304dのそれぞれは、関連付けられている波形ループ305a〜305dを介して振幅する。第1から第4バネ素子303a〜303dは、鉄つまみ304a〜304dの細くなっている部分として実施されている。これらバネ素子303a〜303dは、保持素子302と横側で固定されている。
回路構造300では、つまみ304a〜304dおよび関連付けられているバネ素子303a〜303dは、構造303aと304a、303bと304b、303cと304c、および、303dと304dのそれぞれが、励起される外部振幅が所定の周波数のときに、最適に(つまり、共振して)発振可能なようにそれぞれ実施されている。従って、回路構造300は、励起される振幅の広い周波数帯域をカバーできる。この場合、特定の振動周波数の外部振動のときに、つまみ304a〜304dの1つ以上が、バネ素子303a〜303dと共に共振して振幅する。必ずしも全てのつまみ304a〜304dが、一定の位相関係(festen Phasenbeziehung)で相互に振幅する必要はないので、導体ループ303a〜303dのそれぞれに、別々の整流器306が備えられている。
具体的には、つまみ304a〜304dのそれぞれが、薄い突出部(Fortsatz)を備えている。この突出部を、バネ素子303a〜303dとして使用する。つまみ304a〜304dおよびバネ303a〜303dの形状(Geometrie)を適合させることにより、つまみ−バネ組み合わせ(Zunge-Feder-Kombination)の各共振周波数を設定できる。あるいは、つまみ304a〜304dの下側の導体ループ305a〜305dを、螺旋インダクタなどとして実施することもできる。
図4(a)〜図4(d)は、本発明の回路構造のインダクタンスの様々な実施形態を示す。
図4(a)に示すコイルは、複数のほぼ長方形に形成されている渦巻き(Windungen)が入れ子状に備えられている螺旋インダクタである。
図4(b)の螺旋インダクタは、内側から外側へ半径が大きくなる、ほぼ円形で同心円状の渦巻きから形成されている。
図4(c)の螺旋インダクタは、縁辺が丸くなった導体経路を備えている点が、図4(a)の螺旋インダクタとは異なっている。
図4(d)に、図4(a)に記載した3つの螺旋インダクタが共同接続されているインダクタンスを示す。図4(a)、図4(b)および図4(c)に記載のインダクタの複数を、任意の組み合わせで共同接続することもできる。これは、電気的エネルギーを、振動する永久磁石から特に効果的に獲得できるようにするためである。このようなインダクタは、隣り合わせておよび/または積み重ねて(つまり、基板レベルの中に2次元に)、および、3次元に(すなわち、複数の螺旋インダクタ面を、図4(d)の図面に対して垂直に)配置することもできる。
さらに、図5(a)〜図5(d)に、本発明の第4実施例のモノリシック集積回路構造の製造プロセスにおける種々の時点での積層を記載する。
図5(a)に記載の積層500を形成するため、シリコン基板501に、酸化シリコン層502を、約100ナノメートルの厚さで形成する。酸化シリコン層502に、窒化チタン層503を、約10ナノメートル〜100ナノメートルの厚さで堆積させる。このようにして形成した積層に、アルミニウム層504を堆積させる。このアルミニウム層504は、例えば約100ナノメートル〜1000ナノメートルでもよい。アルミニウム層504に、さらに、窒化チタン層505を、約10ナノメートル〜100ナノメートルの厚さで堆積させる。
図5(b)に記載の積層510を形成するために、積層510の窒化チタン層503、アルミニウム層504、および、さらに窒化チタン層505を、リソグラフィー方法およびエッチング方法を用いて、集積波形コイル511が生成されるようにパターン化する。パターン化した積層に、窒化シリコン材料(あるいは、酸化シリコン材料または電離定数の低い材質を堆積させ、CMP(「chemical mechanical polishing」)方法を用いて平坦化する。このようにして、窒化シリコン領域512を形成する。この窒化シリコン領域512に、波形コイル511が埋め込まれている。波形コイル511が、アルミニウム材料の代わりに銅材料のベースに形成されているほうがよい場合、波形コイル511を、ダマスカス方法(Damascene-Verfahrens)によって実現できる。
図5(c)に示す積層520を形成するために、積層510の表面に、まず、窒化シリコン材料を含むエッチストップ層521を堆積させ、このエッチストップ層521に、酸化シリコン材料を含む犠牲層522を堆積させ、この犠牲層522に、強磁性鉄材料(ferromagnetischem Eisen-Material)を含む磁気層523を堆積させる。図5(c)では、磁気層523の垂直な広がり(高さ)が、約200ナノメートルである。
図5(d)に記載の本発明の第4実施例の回路構造530を形成するために、まず、リソグラフィー方法およびエッチング方法を用いて、第1および第2バネ素子532,533が形成されるように、磁気層523をパターン化する。パターン化した磁気層523の中央領域に形成された鉄製の櫛構造534を、これらバネ素子の間に配置する。鉄製の櫛構造534を、宙に浮く状態で実現するために、続いて、選択的なエッチング方法を用いて、第1および第2バネ素子532,533と、鉄製の櫛構造534との下側にある犠牲層522を除去する。その結果、犠牲層522の材料が、エッチストップ層521とその上に配置されている磁気層523の構成要素との間に垂直な間隔を保持するための間隔保持膜531として、回路構造530の端部領域にのみ残留する。エッチング方法のときに、選択的なエッチング方法を停止するために、このエッチストップ層521を使用する。選択的なエッチング方法では、犠牲層522の材料のみをエッチングし、エッチストップ層521の材料をエッチングしない。
さらに、図6(a)〜図6(c)に、本発明の第5実施例の回路構造の製造プロセスを記載する。
図6(a)に記載の積層600は、図5(c)に記載の積層520にほぼ相当している。とりわけ、積層600では、図5(c)よりも多くの単一部品、すなわち、波形コイル511のコイル渦巻き(Spulenwindungen)が備えられている。
さらに、図6(b)、図6(c)に、本発明の第5実施例の回路構造を記載する。図6(b)は、回路構造の平面図610を示す。さらに、図6(c)は、図6(b)の破線I−I’に沿った回路構造の断面図620を示す。
図6(b)、図6(c)に記載の回路構造を形成するために、リソグラフィー方法およびエッチング方法を使用して、図6(b)、図6(c)では、パターン化された磁気層523の左側と右側の端部領域に、第1および第2層半導体領域611,612が形成されているように、連続600の磁気層523をパターン化する。パターン化された磁気層523の中央領域に、複数の歯616を有する鉄製の櫛構造615が形成されている。第1半導体領域611と、図6(b)、図6(c)の鉄製の櫛構造615の左側の部分との間に、第1バネ素子613が形成されている。鉄製の櫛構造615の図6(b)、図6(c)の右側の部分と、第2半導体領域612との間に、第2バネ素子614が形成されている。磁気層523をパターン化した後、等方性エッチング方法を使用して、犠牲層522の材料を除去する。その結果、エッチストップ層521と磁気層523との間の、図6(c)の回路構造の左側と右側の部分領域にのみ、間隔保持膜531が残留する。
本発明の回路構造では、波形コイル用の材料として銅を用いるほうがよい場合、波形コイルを、ダマスカス方法によって形成することが好ましい。
さらに、図7(a)〜図7(e)に、本発明の第6実施例の回路構造の製造プロセスにおける種々の時点での積層を示す。この方法では、波形コイルが銅材料から形成されている。
図7(a)に記載の積層700を形成するために、第1酸化シリコン層701を、リソグラフィー方法およびエッチング方法を使用してパターン化する。そして、このようにして形成されたトレンチは、遮断領域(障壁領域)702を形成する。続いて、1つ以上のトレンチに銅材料を充填する。その結果、平坦化方法(例えばCMP方法「Chemical Mechanical Polishing」)の後、第1銅領域703が形成される。このようにして形成された積層に、窒化シリコン層を堆積させる。その結果、第1窒化シリコンエッチストップ層704が形成される。このようにして形成された積層に、第2酸化シリコン層705を形成する。このようにして形成された積層に、第2窒化シリコンエッチストップ層706を形成する。第2窒化シリコンエッチストップ層706に、さらに酸化シリコン層を析出させ、リソグラフィー方法およびエッチング方法を使用して、酸化シリコン領域707にパターン化する。この酸化シリコン領域707に、トレンチ708が埋め込まれている。
図7(b)に記載の積層710を形成するために、リソグラフィー方法およびエッチング方法を使用して、さらにトレンチ711を、第2酸化シリコン層705と第2窒化シリコンエッチストップ層706に埋め込む。更なるトレンチ711を、ヴィア開口部(Via-Oeffnung)として使用する。第2酸化シリコン層705をエッチングするときに、第1窒化シリコンエッチストップ層704を、エッチング工程を停止するために使用する。続いて、パターン化のために形成されているフォトマスク(図示せず)を、例えば、酸素プラズマ方法を使用して除去する。フォトレジストを除去する間に、第1銅領域703は、第1窒化シリコンエッチストップ層704を用いて、酸素プラズマによる悪影響から保護されている。
図7(c)に記載の積層720を形成するために、積層710に、選択的エッチング方法を行う。これは、露出した窒化シリコン材料を除去するためである。その結果、第1および第2窒化シリコンエッチストップ層704,706の露出した窒化シリコン材料が除去される。その結果、第1銅領域703の銅材料が露出する。エッチングしすぎると、トレンチ708は、第2酸化シリコン層705へ入ってしまう。
図7(d)に記載の積層730を形成するために、スパッタ方法を使用して、遮断層731を形成するための材料を、積層720上に蒸着させる。さらに、2段階プロセスでは、第2銅領域732を、遮断層731に、全面的に蒸着させる。このため、まず、薄い核層(Keimschicht)を、スパッタ方法を使用して蒸着させる。続いて、第2銅領域732を形成するために、電子プレーティング(Elektroplating)方法を使用して、更なる銅を堆積させる。
図7(e)に記載の積層740を形成するために、CMP方法(「Chemical Mechanical Polisching」)を使用して、遮断層731上を越えて垂直に突出する第2銅領域732の材料を除去する。その結果、第3銅領域741が形成される。さらに、このようにして形成した積層の表面に、窒化シリコン材料を堆積させる。その結果、保護層742が形成される。
第1および第3銅領域703,741からなる銅構造の少なくとも一部を、例えば、波形コイルまたは波形コイルの渦巻きとして使用してもよい。
図1(a)(b)は、2の異なる駆動状態における、本発明の第1の実施形態のモノリシック集積回路の平面図である。 本発明の第2の実施形態のモノリシック集積回路の断面図である。 本発明の第3の実施形態のモノリシック集積回路の平面図である。 図4(a)〜(d)は、本発明のモノリシック集積回路における異なる実施形態の使用のためのインダクタンスを示す図である。 図5(a)〜図5(d)は、 本発明の第4の実施形態におけるモノリシック集積回路の製造プロセスにおける種々の時点での積層を示す図である。 図6(a)〜図6(c)は、本発明の第5の実施形態におけるモノリシック集積回路の製造プロセスにおける種々の時点での積層を示す図である。 図7(a)〜図7(e)は、本発明の第6の実施形態におけるモノリシック集積回路の製造プロセスにおける種々の時点での積層を示す図である。
符号の説明
100 回路構造
101 シリコン基板
102 ニッケル櫛構造(Nickel-Kammstruktur)
103 波形コイル(Maeanderspule)
104 第1バネ素子
105 第2バネ素子
106 運動方向
107 櫛の歯
108 コイルループ(Spulenschleife)
200 回路構造
201 シリコン基板
202 導体経路(Leiterbahn)
203 絶縁領域
204 軟磁気層(Weichmagnet-Schicht)
205 酸化シリコン層
206 波形コイル
207 コバルト永久磁石
208 N極
209 S極
210 運動方向
211 保護層
300 回路構造
301 シリコンチップ
302 保持素子
303a 第1バネ素子
303b 第2バネ素子
303c 第3バネ素子
303d 第4バネ素子
304a 第1鉄つまみ(erste Eisen-Zunge)
304b 第2鉄つまみ
304c 第3鉄つまみ
304d 第4鉄つまみ
305a 第1ループ
305b 第2ループ
305c 第3ループ
305d 第4ループ
306 整流器
307 矢印
500 積層
501 シリコン基板
502 酸化シリコン層
503 窒化チタン層
504 アルミニウム層
505 他の窒化チタン層
510 積層
511 波形コイル
512 窒化シリコン領域
520 積層
521 エッチストップ層
522 犠牲層
523 磁気層
530 回路構造
531 間隔保持膜
532 第1バネ素子
533 第2バネ素子
534 鉄製の櫛構造(Eisen-Kammstruktur)
600 積層
610 回路構造の平面図
611 第1保持領域
612 第2保持領域
613 第1バネ素子
614 第2バネ素子
615 鉄製の櫛構造
616 歯
620 回路構造の断面図
700 積層
701 第1酸化シリコン層
702 遮断領域(Barrierenbereich)
703 第1銅領域
704 第1窒化シリコンエッチストップ層
705 第2酸化シリコン層
706 第2窒化シリコンエッチストップ層
707 酸化シリコン領域
708 トレンチ
710 積層
711 他のトレンチ
720 積層
730 積層
731 遮断層(Barrierenschicht)
732 第2銅領域
740 積層
741 第3銅領域
742 保護層

Claims (20)

  1. 基板と、
    上記基板中におよび/または基板に接した状態で形成された機能ユニットと、
    上記基板中におよび/または基板に接した状態で形成され、機能ユニットに接続されたエネルギー供給ユニットとを備えたモノリシック集積回路構造であって、
    上記エネルギー供給ユニットが、インダクタンスおよび永久磁石を備え、上記インダクタンスおよび永久磁石が、振動が回路構造に作用している間、インダクタンスに対して移動可能なように設置されており、電気的な誘導電圧は、インダクタンスを用いて、機能ユニットに、電気エネルギーを供給するためのものであり、上記永久磁石は、1つ以上の櫛構造または1つ以上のつまみ構造を備えている、モノリシック集積回路構造。
  2. 上記基板が半導体基板である、請求項1に記載のモノリシック集積回路構造。
  3. 上記機能ユニットがセンサーである、請求項1または2に記載のモノリシック集積回路構造。
  4. 請求項3に記載のモノリシック集積回路構造であって、
    上記センサーが、
    回転数センサー、温度センサー、圧力センサー、化学センサー、ガスセンサー、バイオセンサー、放射線センサー、および/または、振動周波数を検出するためのセンサーである、モノリシック集積回路構造。
  5. 振動源に取り付けるために配置されている、請求項1〜4のいずれか1項に記載のモノリシック集積回路構造。
  6. 上記振動源がモーターを備えている、請求項5に記載のモノリシック集積回路構造。
  7. 遠隔操作によって外部制御ユニットと通信するための通信インターフェースを備えた、請求項1〜6のいずれか1項に記載のモノリシック集積回路構造。
  8. 上記エネルギー供給ユニットが、直流電圧を機能ユニットに供給するために、インダクタンスの誘導電圧を整流するための整流器装置を備えている、請求項1〜7のいずれか1項に記載のモノリシック集積回路構造。
  9. 上記エネルギー供給ユニットが、エネルギー蓄積ユニットを備え、上記エネルギー蓄積ユニットには、誘導電圧によって生じた荷電粒子を格納できる、請求項1〜8のいずれか1項に記載のモノリシック集積回路構造。
  10. 上記エネルギー蓄積ユニットが、1つの容量から構成されている、請求項9に記載のモノリシック集積回路構造。
  11. 上記インダクタンスが導電性の波形構造体である、請求項1〜10のいずれか1項に記載のモノリシック集積回路構造。
  12. 上記インダクタンスが、基板レベルの中で隣り合って、および/または、入れ子状に、および/または、基板レベルに対して上下方向に垂直に形成された複数の電導性の波形構造体である、請求項1〜10のいずれか1項に記載のモノリシック集積回路構造。
  13. 上記インダクタンスが電導性の螺旋状の構造体である、請求項1〜10のいずれか1項に記載のモノリシック集積回路構造。
  14. 上記インダクタンスは、基板レベルの中に隣り合って、および/または、入れ子状に、および/または、基板レベルに対して垂直に積み重なって形成された複数の導電性螺旋構造を含む構造である、請求項1ないし10のいずれか1項に記載のモノリシック集積回路構造。
  15. 上記永久磁石は、基板の上方に宙に浮く状態で備えられており、少なくとも1つの伸縮性バネ素子によって基板に接続されている、請求項1ないし14のいずれか1項に記載のモノリシック集積回路構造。
  16. 上記永久磁石は、その磁界の方向が基板の表面に対してほぼ垂直になるように設置されている、請求項1ないし15のいずれか1項に記載のモノリシック集積回路構造。
  17. 少なくとも1つの伸縮性バネ素子と永久磁石とを含む上記システムは、予め決めておくことのできる共振周波数に適合されている、請求項15または16に記載のモノリシック集積回路構造。
  18. 複数の伸縮性バネ素子が備えられており、複数の伸縮性バネ素子と永久磁石とを含むシステムは、予め決めておける複数の異なる共振周波数、または、予め決めておける少なくとも1つの共振周波数帯域に適合されている、請求項15または16に記載のモノリシック集積回路構造。
  19. 上記永久磁石は、インダクタンスに対して、基板レベルの中で相互に直交する2方向に移動するように設置されている、請求項1ないし18のいずれか1項に記載のモノリシック集積回路構造。
  20. 上記基板と永久磁石およびインダクタンスとの間に、永久磁石の磁場を遮蔽するために基板に設置されている磁場遮蔽領域が形成されている、請求項1ないし19のいずれか1項に記載のモノリシック集積回路構造。
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