JP2004295845A - コンテンツ配信サービスシステム、コンテンツの有効期限設定方法、コンピュータプログラム及び記録媒体 - Google Patents
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Abstract
【課題】トラヒックの増減に柔軟に対応したコンテンツ配信サービスシステムを提供する。
【解決手段】コンテンツを保存するコンテンツ記憶部11と、コンテンツに対するリクエストをカウントしてトラヒック状況ファイル15に格納するリクエストカウント部13と、トラヒック状況ファイル15を参照して、リクエストのカウントに応じてコンテンツの有効期限をコンテンツのヘッダ23に設定する有効期限可変設定部17とを有し、この有効期限に基づいてキャッシュサーバ3等がリクエストを行うようにする。
【選択図】 図1
【解決手段】コンテンツを保存するコンテンツ記憶部11と、コンテンツに対するリクエストをカウントしてトラヒック状況ファイル15に格納するリクエストカウント部13と、トラヒック状況ファイル15を参照して、リクエストのカウントに応じてコンテンツの有効期限をコンテンツのヘッダ23に設定する有効期限可変設定部17とを有し、この有効期限に基づいてキャッシュサーバ3等がリクエストを行うようにする。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、トラヒックの増減に柔軟に対応し、コンテンツの鮮度確保とサービスの向上を実現させることのできるコンテンツ配信サービスシステム、コンテンツの有効期限設定方法などに関する。
【0002】
【従来の技術】
インターネットの普及により様々なコンテンツがウェブサーバ上に蓄えて公開、配信されている。
【0003】
このようなインターネットを利用したサービスの一つに、サーバ上に様々なコンテンツを記憶させ、これをクライアントに配信するコンテンツ配信サービスがあり、今後数年の間に急速に拡大する可能性が高い。このような状況下において、より速い、またより新しいコンテンツの公開や配信、すなわちコンテンツの鮮度管理はコンテンツ配信サービスの要の一つである。
【0004】
たとえばキャッシュサーバは、クライアントに近い場所にコンテンツをキャッシュすることにより、応答時間の短縮、ネットワーク負荷の減少、回線コストの低減を実現している(たとえば特許文献1〜3など参照)。
【0005】
【特許文献1】
特開2002−369162号公報
【0006】
【特許文献2】
特開2002−259223号公報
【0007】
【特許文献3】
特開2000−341670号公報
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、オリジンサーバでのコンテンツ更新時に発生するキャッシュサーバの確認更新の精度向上は課題として残存しており、分秒単位で更新するコンテンツ(たとえば為替、株価等)及び更新周期が流動的なコンテンツ(たとえばスポーツ中継)において顕著である。
【0009】
また、従来のコンテンツ配信サービスにおいては、鮮度管理(オリジンサーバへの鮮度確認および最新版への更新)のためのコンテンツの有効期限は、オリジンサーバで固定的に設定され、キャッシュサーバごとに画一的な有効期限の使用方法が設定されていた。
【0010】
設定される有効期限のキャッシュサーバごとの利用方式としては、たとえば、全コンテンツ(有効期限に関わらず全て確認更新する)、全期限付きコンテンツ(期限付きコンテンツは期限到来に関わらず確認更新する)、期限切れコンテンツ(期限到来時のみ確認更新する)などのいずれかをキャッシュサーバに設定する方式が取られており、トラヒック増減に合わせた柔軟な確認更新ができていないという問題があった。
【0011】
方式として全コンテンツ、全期限付きコンテンツを用いると、常にキャッシュサーバからオリジンサーバへの冗長な確認更新が発生し、期限切れコンテンツを用いると高トラヒック時でも有効期限前には確認更新が行われず、多くのクライアントがキャッシュサーバの更新前コンテンツを参照することもある。このようなトラヒック増減に合わせた柔軟な確認更新ができていないという問題があった。
【0012】
また、トラヒック増減の事前予測が困難なコンテンツへの経験と勘による固定的な有効期限の設定によって、高トラヒック時には、適正値より遅い設定となる有効期限が、多くのクライアントがキャッシュサーバの分秒単位で更新するコンテンツを更新前の状態で参照する(鮮度確認が迅速に行われない)問題を引き起こすこともあり、低トラヒック時には、適正値より早い設定となる有効期限(早い場合は有効期限切れになる確率が高くなる)が、更新周期が流動的なコンテンツが未更新の場合でも有効期限切れによる確認更新(冗長な確認更新)問題を引き起こすこともあり、いずれも鮮度管理の精度の低下につながる。精度の低下によって、冗長トラヒックの増大、ネットワークの輻輳、ランニングコストの増加を引き起こす可能性もある。そして、これらのことはコンテンツ配信サービス提供の効率性を低下させる。
【0013】
なお、キャッシュサーバが有効期限を用いず、オリジンサーバに最終更新日時の変化を問い合わせ、更新時のみコンテンツをキャッシュする方式もあるが、分秒単位で更新するコンテンツ(たとえば為替、株価等)には、常に更新されている状態となって、無意味である。
【0014】
本発明は、上記に鑑みてなされたもので、その目的は、トラヒックの増減に柔軟に対応し、コンテンツの鮮度確保とサービスの向上を実現させることのできるコンテンツ配信サービスシステム、該システムによるコンテンツの有効期限設定方法、該システムに当該有効期限設定方法を実行させるコンピュータプログラム及び該プログラムを格納したコンピュータ読み取り可能な記録媒体を提供することにある。
【0015】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するため、請求項1の本発明は、コンテンツが記憶されるコンテンツ記憶手段と、前記コンテンツのリクエストをカウントするコンテンツリクエストカウント手段と、前記リクエストの送信元に対して通知されるコンテンツの有効期限を、前記カウントされた結果であるリクエストカウント値が小さいほど遅く設定するコンテンツ有効期限設定手段と、を有することを特徴とするコンテンツ配信サービスシステムをもって解決手段とする。
【0016】
請求項1の本発明は、コンテンツが記憶されるコンテンツ記憶手段と、前記コンテンツのリクエストをカウントするコンテンツリクエストカウント手段と、前記リクエストの送信元に対して通知されるコンテンツの有効期限を、前記カウントされた結果であるリクエストカウント値が小さいほど遅く設定するコンテンツ有効期限設定手段と、を有するので、低トラヒック時にはキャッシュサーバから有効期限が過ぎたことにより送信されるリクエストの多発を防止できるとともに、高トラヒック時には早い有効期限の設定により迅速に更新されたコンテンツを提供することができる。
【0017】
請求項2の本発明は、前記コンテンツ有効期限設定手段は、前記リクエストカウント値を現在の時間帯の標準値により除す除算を行い、当該除算の商が小さいほど前記有効期限を遅く設定することを特徴とする請求項1記載のコンテンツ配信サービスシステムをもって解決手段とする。
【0018】
請求項2の本発明は、コンテンツ有効期限設定手段は、リクエストカウント値を現在の時間帯の標準値により除す除算を行い、当該除算の商が小さいほど有効期限を遅く設定するので、リクエストカウント値が小さいほど有効期限を遅く設定することができ、しかもその有効期限を現在時刻の属する時間帯に応じて異なるようにすることができる。したがって、夜間と昼間に設定される有効期限を異なるようにすることができる。
【0019】
請求項3の本発明は、複数の異なる整数であるキーのそれぞれに対してキーが小さい程長くなるように時間長が対応づけられてなる表を有し、前記コンテンツ有効期限設定手段は、前記表から、前記商に一致するキーに対応づけられた時間長を求め、該時間長を現在時刻に加算して得られた時刻を前記有効期限として設定することを特徴とする請求項2記載のコンテンツ配信サービスシステムをもって解決手段とする。
【0020】
請求項3の本発明は、複数の異なる整数であるキーのそれぞれに対してキーが小さい程長くなるように時間長が対応づけられてなる表を有し、コンテンツ有効期限設定手段は、表から、商に一致するキーに対応づけられた時間長を求め、該時間長を現在時刻に加算して得られた時刻を有効期限として設定するので、リクエストカウント値が小さいほど有効期限を遅く設定することができる。
【0021】
請求項4の本発明は、前記コンテンツは、HTTPプロトコルに基づいた形式でファイルされており、前記有効期限は、前記ファイルのヘッダ部分に含まれることを特徴とする請求項1ないし3のいずれかに記載のコンテンツ配信サービスシステムをもって解決手段とする。
【0022】
請求項4の本発明は、コンテンツは、HTTPプロトコルに基づいた形式でファイルされており、有効期限は、ファイルのヘッダ部分に含まれるので、低トラヒック時には当該形式のファイルに含まれるコンテンツの有効期限が過ぎたことにより送信されるリクエストの多発を防止できるとともに、高トラヒック時には当該形式のファイルに含まれる更新されたコンテンツをキャッシュサーバに対し迅速に提供することができる。
【0023】
請求項5の本発明は、前記有効期限が過ぎた場合に前記リクエストを送信する装置が接続されることを特徴とする請求項1ないし4いずれかに記載のコンテンツ配信サービスシステムをもって解決手段とする。
【0024】
請求項5の本発明は、有効期限が過ぎた場合にリクエストを送信する装置が接続されるので、低トラヒック時にはキャッシュサーバからコンテンツの有効期限が過ぎたことにより送信されるリクエストの多発を防止できるとともに、更新されたコンテンツをキャッシュサーバに対し迅速に提供することができる。
【0025】
請求項6の本発明は、コンピュータがコンテンツのリクエストをカウントし、コンピュータが、前記リクエストの送信元に対して通知されるコンテンツの有効期限を、前記カウントされた結果であるリクエストカウント値が小さいほど遅く設定することを特徴とするコンテンツの有効期限設定方法をもって解決手段とする。
【0026】
請求項6の本発明は、コンピュータがコンテンツのリクエストをカウントし、コンピュータが、リクエストの送信元に対して通知されるコンテンツの有効期限を、カウントされた結果であるリクエストカウント値が小さいほど遅く設定するので、低トラヒック時には有効期限が過ぎたことにより送信されるリクエストの多発を防止できるとともに、高トラヒック時には早い有効期限の設定により、当該キャッシュサーバに対しても迅速に更新されたコンテンツを提供することができる。
【0027】
請求項7の本発明は、前記有効期限の設定にあっては、前記リクエストカウント値を現在の時間帯の標準値により除す除算を行い、当該除算の商が小さいほど前記有効期限を遅く設定することを特徴とする請求項6記載のコンテンツの有効期限設定方法をもって解決手段とする。
【0028】
請求項7の本発明は、有効期限の設定にあっては、リクエストカウント値を現在の時間帯の標準値により除す除算を行い、当該除算の商が小さいほど有効期限を遅く設定するので、リクエストカウント値が小さいほど有効期限を遅く設定することができ、しかもその有効期限を現在時刻の属する時間帯に応じて異なるようにすることができる。したがって、夜間と昼間に設定される有効期限を異なるようにすることができる。
【0029】
請求項8の本発明は、前記有効期限の設定にあっては、複数の異なる整数であるキーのそれぞれに対してキーが小さい程長くなるように時間長が対応づけられてなる表から、前記商に一致するキーに対応づけられた時間長を求め、該時間長を現在時刻に加算して得られた時刻を前記有効期限として設定することを特徴とする請求項7記載のコンテンツの有効期限設定方法をもって解決手段とする。
【0030】
請求項8の本発明は、有効期限の設定にあっては、複数の異なる整数であるキーのそれぞれに対してキーが小さい程長くなるように時間長が対応づけられてなる表から、商に一致するキーに対応づけられた時間長を求め、該時間長を現在時刻に加算して得られた時刻を有効期限として設定するので、リクエストカウント値が小さいほど有効期限を遅く設定することができる。
【0031】
請求項9の本発明は、前記コンテンツは、HTTPプロトコルに基づいた形式でファイルされており、前記有効期限を、前記ファイルのヘッダ部分に設定することを特徴とする請求項6ないし8のいずれかに記載のコンテンツの有効期限設定方法をもって解決手段とする。
【0032】
請求項9の本発明は、コンテンツは、HTTPプロトコルに基づいた形式でファイルされており、有効期限を、ファイルのヘッダ部分に設定するので、低トラック時には当該形式のファイルに含まれるコンテンツの有効期限が過ぎたことにより送信されるリクエストの多発を防止できるとともに、高トラヒック時には当該形式のファイルに含まれる更新されたコンテンツをキャッシュサーバに対し迅速に提供することができる。
【0033】
請求項10の本発明は、前記コンピュータは、前記有効期限が過ぎた場合に前記リクエストを送信する装置が接続されるものであることを特徴とする請求項6ないし9いずれかに記載のコンテンツの有効期限設定方法をもって解決手段とする。
【0034】
請求項10の本発明は、コンピュータは、有効期限が過ぎた場合にリクエストを送信する装置が接続されるものであるので、低トラヒック時にはキャッシュサーバからコンテンツの有効期限が過ぎたことにより送信されるリクエストの多発を防止できるとともに、高トラヒック時には更新されたコンテンツをキャッシュサーバに対し迅速に提供することができる。
【0035】
請求項11の本発明は、請求項6ないし10のいずれかに記載のコンテンツの有効期限設定方法を実行させるコンピュータプログラムをもって解決手段とする。
【0036】
請求項11の本発明は、請求項6ないし10のいずれかに記載のコンテンツの有効期限設定方法を実行させるコンピュータプログラムにより流通性を高めることができる。
【0037】
請求項12の本発明は、請求項6ないし10のいずれかに記載のコンテンツの有効期限設定方法を実行させるコンピュータプログラムを格納したコンピュータ読み取り可能な記録媒体をもって解決手段とする。
【0038】
請求項12の本発明は、請求項6ないし10のいずれかに記載のコンテンツの有効期限設定方法を実行させるコンピュータプログラムを格納したコンピュータ読み取り可能な記録媒体により流通性を高めることができる。
【0039】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照して本発明の実施の形態を説明する。
【0040】
図1は、本発明を適用したコンテンツ配信サービスシステムの構成を示す図である。本発明のコンテンツ配信サービスシステムは、1または相互接続された複数のコンピュータであるオリジンサーバ1により構成され、本発明のコンテンツの有効期限設定方法を実行する。オリジンサーバ1は、一般的には複数のキャッシュサーバ3にインターネット等のネットワークを介して接続されている。
【0041】
また、キャッシュサーバ3はコンピュータであるクライアント5と接続されている。なお、クライアント5の中には、キャッシュサーバ3を介さずにオリジンサーバ1に接続されているものもある。
【0042】
オリジンサーバ1は、生成されたコンテンツが最初に保存されるサーバである。クライアント5は、コンテンツを有しないときは、クライアント5のユーザの操作により、オリジンサーバ1やキャッシュサーバ3に対して、始めてコンテンツのリクエストを送信する。
【0043】
リクエストは、オリジンサーバ1でのコンテンツの更新が少ない場合(例えば、夜間)には少なくなり、逆に、コンテンツの更新が多い場合(例えば昼間)には多くなるので、オリジンサーバ1は、このリクエストの数に応じてコンテンツの有効期限を設定するようになっている。
【0044】
オリジンサーバ1が、生成されたコンテンツが最初に保存されるサーバであるのに対し、キャッシュサーバ3は、クライアント5に近い場所に設置されてオリジンサーバ1から送信されたコンテンツを記憶して、該コンテンツをクライアント5からのリクエストに応じて配信するコンピュータである。
【0045】
また、キャッシュサーバ3やクライアント5は、コンテンツを有しないときはオリジンサーバ1やキャッシュサーバ3に対して、始めてコンテンツのリクエストを送信するのであるが、送信された記憶したコンテンツの有効期限が過ぎると、オリジンサーバ1やキャッシュサーバ3に対して、コンテンツのリクエストを送信し、オリジンサーバ1やキャッシュサーバ3から再びコンテンツの送信を受けるようになっている。つまり、キャッシュサーバ3やクライアント5は、コンテンツの更新の如何によらず、自身の有するコンテンツの有効期限を過ぎたときはオリジンサーバ1からコンテンツを取得するようになっている。
【0046】
オリジンサーバ1は、コンテンツを保存するコンテンツ記憶部11、コンテンツに対するリクエストをカウントしてカウントの結果をファイルに格納するリクエストカウント部13、カウントの結果が格納されるトラヒック状況ファイル15、トラヒック状況に応じたコンテンツの有効期限を設定する有効期限可変設定部17、有効期限を設定するための情報を格納したトラヒック−更新周期対応ファイル19を備える。
【0047】
コンテンツ記憶部11に記憶されているコンテンツは、HTTPプロトコルにしたがって配信されるため、HTTPボディ21と、HTTPヘッダ23とからなるHTTPファイル形式で保存されている。
【0048】
HTTPボディ21は、コンテンツそのものが格納されているデータ領域である。ここでは、コンテンツAが記憶されているものとする。
【0049】
HTTPヘッダ23は、HTTPボディ21の大きさ、HTTPボディ21のタイプ、コンテンツの有効期限、および最終更新日時等が格納されていて、このうち、コンテンツの有効期限が、トラヒック状況ファイル15に記憶されている現在のトラヒックに応じた有効期限となる。
【0050】
図2は、リクエストカウント部と有効期限可変設定部を説明するためのブロック図である。
【0051】
リクエストカウント部13は、キャッシュサーバ3およびオリジンサーバ1に直接接続されるクライアント5からオリジンサーバ1に対して送られたコンテンツ配信のリクエストをカウントして、その結果であるリクエストカウント値をトラヒック状況ファイル15に格納する。なお、リクエストカウント値は、コンテンツ別に格納される。このリクエストのカウント処理は、オリジンサーバ1となっているコンピュータ内においてSSIスクリプトが実行されることで実行される。
【0052】
有効期限可変設定部17は、トラヒック状況ファイル15からリクエストのあったコンテンツのリクエストカウント値を読み出して、その値に基づきコンテンツの有効期限を設定し、そのコンテンツのHTTPヘッダ23に書き込む。なお、このような有効期限可変設定部17おける有効期限の設定処理は、オリジンサーバ1となっているコンピュータ内においてCGIスクリプトが実行されることで実行される。
【0053】
そして、オリジンサーバ1は、設定された有効期限を含むHTTPヘッダ23とHTTPボディ21(コンテンツ)とを、リクエストへのレスポンスとして、リクエストの送信元であるキャッシュサーバ3やクライアント5に送信する。
【0054】
次に、このコンテンツ配信サービスシステムにおけるリクエストカウント部と有効期限可変設定部の作用を説明する。
【0055】
図3は、リクエストカウント部と有効期限可変設定部の動作の流れを示す図面である。
【0056】
まず、コンテンツ(ここではコンテンツA)に対するリクエストがあると(S1)、そのリクエストをリクエストカウント部13がカウントアップする(S2)。なお、リクエストは、コンテンツを有するキャッシュサーバ3やクライアント5などからのものと、コンテンツを有しないキャッシュサーバ3やクライアント5から始めて送信されるもののいずれであってもよい。
【0057】
カウントアップされたリクエストカウント値は、トラヒック状況ファイルに格納される(S11)。
【0058】
続いて、有効期限可変設定部17が、現在時刻の取得、トラヒック状況ファイル15の参照、トラヒック−更新周期ファイルからのキーの選択、更新周期の決定、有効期限の算出などを行う(S3)。
【0059】
トラヒック−更新周期対応ファイル19は、複数の異なる整数であるキーのそれぞれに対してキーが小さい程長くなるように時間長(更新周期)が対応づけられてなる表である。なお、トラヒック−更新周期対応ファイル19の内容は、オリジンサーバ1の負荷などの条件により変更するのが望ましい。
【0060】
ここで、トラヒック−更新周期対応ファイルのキーの選択は、下記(1)式により行われる。
【0061】
トラヒック−更新周期対応ファイルのキー=INT(リクエストカウント値/現在の時間帯の標準値) …(1)
ただし(1)式中INTは除数の小数点以下を削除する関数を表し、現在の時間帯の標準値は、例えば、1日を午前と午後というように、複数の時間帯に分けたときに、例えば、午前は155、午後は255というように、現在の時刻の属する時間帯に応じて異なるように予めオリジンサーバ1に記憶されている値である。
【0062】
そして、有効期限可変設定部17は、式(1)で選択されたキーに対応づけられた更新周期を求める。
【0063】
そして、有効期限の算出を下記(2)式のように行う。
【0064】
有効期限=現在時刻+更新周期 …(2)
ここで算出された有効期限は、HTTPヘッダ23内の有効期限として書き加えられる(S4)。
【0065】
図示した例では、カウント値が567のとき、標準値を155とすると、その更新周期はトラヒック−更新周期対応ファイル19から600秒と言うことになり、現在時刻にこの600秒を加算した値が有効期限となる。
【0066】
上述した説明から分かるとおり、有効期限は、コンテンツへのリクエストカウンタ値が小さいほど遅く設定される。キャッシュサーバ3やクライアント5などは、有効期限が過ぎた場合にリクエストを送信するので、次回のリクエストまでの時間間隔が長くなる。
【0067】
なお、前述したように、本実施の形態のコンテンツ配信サービスシステムの利用形態においては、低トラヒック時にはキャッシュサーバ3やクライアント5から送信されるリクエストが少なくなり、逆に、高トラヒック時には、キャッシュサーバ3やクライアント5から送信されるリクエストが多くなる。
【0068】
そこで、上記説明したように、上記実施の形態のコンテンツ配信サービスシステムは、コンテンツが記憶されるコンテンツ記憶手段であるコンテンツ記憶部11と、送られたコンテンツのリクエストをカウントするコンテンツリクエストカウント手段であるリクエストカウント部13と、リクエストの送信元であるキャッシュサーバ3やクライアント5に対して通知されるコンテンツの有効期限を、カウントされた結果であるリクエストカウント値が小さいほど遅く設定するコンテンツ有効期限設定手段である有効期限可変設定部17とを備えるので、キャッシュサーバ3やクライアント5から送信されるリクエストが少ない場合には、送信されたリクエストに対して通知される有効期限が遅く設定されるので、このようなキャッシュサーバ3やクライアント5から有効期限が過ぎたことにより送信されるリクエストの多発を防止できるとともに、キャッシュサーバ3やクライアント5から送信されるリクエストが多い場合には、送信されたリクエストに対して通知される有効期限が早く設定されるので、更新されたコンテンツを、キャッシュサーバ3やクライアント5などに対しても迅速に提供することができる。
【0069】
また、有効期限可変設定部17は、リクエストカウント値を現在の時間帯の標準値により除す除算を行い、当該除算の商が小さいほど有効期限を遅く設定するので、リクエストカウント値が小さいほど有効期限を遅く設定することができ、しかもその有効期限を現在時刻の属する時間帯に応じて異なるようにすることができる。したがって、夜間と昼間に設定される有効期限を異なるようにすることができる。
【0070】
また、複数の異なる整数であるキーのそれぞれに対してキーが小さい程長くなるように時間長が対応づけられてなる表であるトラヒック−更新周期対応ファイル19を有し、有効期限可変設定部17は、表から、商に一致するキーに対応づけられた時間長を求め、該時間長を現在時刻に加算して得られた時刻を有効期限として設定するので、リクエストカウント値が小さいほど有効期限を遅く設定することができる。
【0071】
また、コンテンツは、HTTPプロトコルに基づいた形式でファイルされており、有効期限は、ファイルのヘッダ部分に含まれるので、低トラヒック時には当該形式のファイルに含まれるコンテンツの有効期限が過ぎたことにより送信されるリクエストの多発を防止できるとともに、高トラヒック時には当該形式のファイルに含まれる更新されたコンテンツをキャッシュサーバ3やクライアント5などのコンピュータに対し迅速に提供することができる。
【0072】
また、有効期限が過ぎた場合にリクエストを送信する装置であるキャッシュサーバ3やクライアント5などが接続されるので、低トラヒック時にはキャッシュサーバからコンテンツの有効期限が過ぎたことにより送信されるリクエストの多発を防止できるとともに、高トラヒック時にはキャッシュサーバに対し更新されたコンテンツを迅速に提供することができる。
【0073】
なお、本発明は、上記実施の形態に限定されるものではない。たとえば、上述した実施の形態においては、リクエストカウント部13、トラヒック状況ファイル15、有効期限可変設定部17、およびトラヒック−更新周期対応ファイル19をオリジンサーバ1内に設けているが、これらは、必ずしもオリジンサーバ1内に設置する必要はなく、オリジンサーバ1内のコンテンツのリクエストをカウントし、コンテンツに対して有効期限を設定できるようにオリジンサーバ1と接続されていればよい。
【0074】
なお、上記説明した処理をオリジンサーバ1に実行させるコンピュータプログラムは、半導体メモリ、磁気ディスク、光ディスク、光磁気ディスク、磁気テープなどのコンピュータ読み取り可能な記録媒体に格納したり、インターネットなどの通信網を介して伝送させて、広く流通させることができる。
【0075】
【発明の効果】
以上説明したように本発明によれば、コンテンツのリクエストをカウントし、リクエストの送信元に対して通知されるコンテンツの有効期限を、カウントされた結果であるリクエストカウント値が小さいほど遅く設定するようにしたので、低トラヒック時にはキャッシュサーバから有効期限が過ぎたことにより送信されるリクエストの多発を防止できるとともに、高トラヒック時にはキャッシュサーバに対し迅速に更新されたコンテンツを提供することができる。
【0076】
そのため、サービスの質が向上するとともに、低トラヒック時の冗長な鮮度確認を防止でき、ネットワークの有効活用が期待できる。
【0077】
本発明は、トラヒックが不規則に増減するコンテンツにも有効利用することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用したコンテンツ配信サービスシステムの構成を示す図である。
【図2】リクエストカウント部と有効期限可変設定部を説明するためのブロック図である。
【図3】リクエストカウント部と有効期限可変設定部の動作の流れを示す図面である。
【符号の説明】
1 オリジンサーバ
3 キャッシュサーバ
5 クライアント
11 コンテンツ記憶部
13 リクエストカウント部
15 トラヒック状況ファイル
17 有効期限可変設定部
19 トラヒック−更新周期対応ファイル
21 HTTPボディ
23 HTTPヘッダ
【発明の属する技術分野】
本発明は、トラヒックの増減に柔軟に対応し、コンテンツの鮮度確保とサービスの向上を実現させることのできるコンテンツ配信サービスシステム、コンテンツの有効期限設定方法などに関する。
【0002】
【従来の技術】
インターネットの普及により様々なコンテンツがウェブサーバ上に蓄えて公開、配信されている。
【0003】
このようなインターネットを利用したサービスの一つに、サーバ上に様々なコンテンツを記憶させ、これをクライアントに配信するコンテンツ配信サービスがあり、今後数年の間に急速に拡大する可能性が高い。このような状況下において、より速い、またより新しいコンテンツの公開や配信、すなわちコンテンツの鮮度管理はコンテンツ配信サービスの要の一つである。
【0004】
たとえばキャッシュサーバは、クライアントに近い場所にコンテンツをキャッシュすることにより、応答時間の短縮、ネットワーク負荷の減少、回線コストの低減を実現している(たとえば特許文献1〜3など参照)。
【0005】
【特許文献1】
特開2002−369162号公報
【0006】
【特許文献2】
特開2002−259223号公報
【0007】
【特許文献3】
特開2000−341670号公報
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、オリジンサーバでのコンテンツ更新時に発生するキャッシュサーバの確認更新の精度向上は課題として残存しており、分秒単位で更新するコンテンツ(たとえば為替、株価等)及び更新周期が流動的なコンテンツ(たとえばスポーツ中継)において顕著である。
【0009】
また、従来のコンテンツ配信サービスにおいては、鮮度管理(オリジンサーバへの鮮度確認および最新版への更新)のためのコンテンツの有効期限は、オリジンサーバで固定的に設定され、キャッシュサーバごとに画一的な有効期限の使用方法が設定されていた。
【0010】
設定される有効期限のキャッシュサーバごとの利用方式としては、たとえば、全コンテンツ(有効期限に関わらず全て確認更新する)、全期限付きコンテンツ(期限付きコンテンツは期限到来に関わらず確認更新する)、期限切れコンテンツ(期限到来時のみ確認更新する)などのいずれかをキャッシュサーバに設定する方式が取られており、トラヒック増減に合わせた柔軟な確認更新ができていないという問題があった。
【0011】
方式として全コンテンツ、全期限付きコンテンツを用いると、常にキャッシュサーバからオリジンサーバへの冗長な確認更新が発生し、期限切れコンテンツを用いると高トラヒック時でも有効期限前には確認更新が行われず、多くのクライアントがキャッシュサーバの更新前コンテンツを参照することもある。このようなトラヒック増減に合わせた柔軟な確認更新ができていないという問題があった。
【0012】
また、トラヒック増減の事前予測が困難なコンテンツへの経験と勘による固定的な有効期限の設定によって、高トラヒック時には、適正値より遅い設定となる有効期限が、多くのクライアントがキャッシュサーバの分秒単位で更新するコンテンツを更新前の状態で参照する(鮮度確認が迅速に行われない)問題を引き起こすこともあり、低トラヒック時には、適正値より早い設定となる有効期限(早い場合は有効期限切れになる確率が高くなる)が、更新周期が流動的なコンテンツが未更新の場合でも有効期限切れによる確認更新(冗長な確認更新)問題を引き起こすこともあり、いずれも鮮度管理の精度の低下につながる。精度の低下によって、冗長トラヒックの増大、ネットワークの輻輳、ランニングコストの増加を引き起こす可能性もある。そして、これらのことはコンテンツ配信サービス提供の効率性を低下させる。
【0013】
なお、キャッシュサーバが有効期限を用いず、オリジンサーバに最終更新日時の変化を問い合わせ、更新時のみコンテンツをキャッシュする方式もあるが、分秒単位で更新するコンテンツ(たとえば為替、株価等)には、常に更新されている状態となって、無意味である。
【0014】
本発明は、上記に鑑みてなされたもので、その目的は、トラヒックの増減に柔軟に対応し、コンテンツの鮮度確保とサービスの向上を実現させることのできるコンテンツ配信サービスシステム、該システムによるコンテンツの有効期限設定方法、該システムに当該有効期限設定方法を実行させるコンピュータプログラム及び該プログラムを格納したコンピュータ読み取り可能な記録媒体を提供することにある。
【0015】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するため、請求項1の本発明は、コンテンツが記憶されるコンテンツ記憶手段と、前記コンテンツのリクエストをカウントするコンテンツリクエストカウント手段と、前記リクエストの送信元に対して通知されるコンテンツの有効期限を、前記カウントされた結果であるリクエストカウント値が小さいほど遅く設定するコンテンツ有効期限設定手段と、を有することを特徴とするコンテンツ配信サービスシステムをもって解決手段とする。
【0016】
請求項1の本発明は、コンテンツが記憶されるコンテンツ記憶手段と、前記コンテンツのリクエストをカウントするコンテンツリクエストカウント手段と、前記リクエストの送信元に対して通知されるコンテンツの有効期限を、前記カウントされた結果であるリクエストカウント値が小さいほど遅く設定するコンテンツ有効期限設定手段と、を有するので、低トラヒック時にはキャッシュサーバから有効期限が過ぎたことにより送信されるリクエストの多発を防止できるとともに、高トラヒック時には早い有効期限の設定により迅速に更新されたコンテンツを提供することができる。
【0017】
請求項2の本発明は、前記コンテンツ有効期限設定手段は、前記リクエストカウント値を現在の時間帯の標準値により除す除算を行い、当該除算の商が小さいほど前記有効期限を遅く設定することを特徴とする請求項1記載のコンテンツ配信サービスシステムをもって解決手段とする。
【0018】
請求項2の本発明は、コンテンツ有効期限設定手段は、リクエストカウント値を現在の時間帯の標準値により除す除算を行い、当該除算の商が小さいほど有効期限を遅く設定するので、リクエストカウント値が小さいほど有効期限を遅く設定することができ、しかもその有効期限を現在時刻の属する時間帯に応じて異なるようにすることができる。したがって、夜間と昼間に設定される有効期限を異なるようにすることができる。
【0019】
請求項3の本発明は、複数の異なる整数であるキーのそれぞれに対してキーが小さい程長くなるように時間長が対応づけられてなる表を有し、前記コンテンツ有効期限設定手段は、前記表から、前記商に一致するキーに対応づけられた時間長を求め、該時間長を現在時刻に加算して得られた時刻を前記有効期限として設定することを特徴とする請求項2記載のコンテンツ配信サービスシステムをもって解決手段とする。
【0020】
請求項3の本発明は、複数の異なる整数であるキーのそれぞれに対してキーが小さい程長くなるように時間長が対応づけられてなる表を有し、コンテンツ有効期限設定手段は、表から、商に一致するキーに対応づけられた時間長を求め、該時間長を現在時刻に加算して得られた時刻を有効期限として設定するので、リクエストカウント値が小さいほど有効期限を遅く設定することができる。
【0021】
請求項4の本発明は、前記コンテンツは、HTTPプロトコルに基づいた形式でファイルされており、前記有効期限は、前記ファイルのヘッダ部分に含まれることを特徴とする請求項1ないし3のいずれかに記載のコンテンツ配信サービスシステムをもって解決手段とする。
【0022】
請求項4の本発明は、コンテンツは、HTTPプロトコルに基づいた形式でファイルされており、有効期限は、ファイルのヘッダ部分に含まれるので、低トラヒック時には当該形式のファイルに含まれるコンテンツの有効期限が過ぎたことにより送信されるリクエストの多発を防止できるとともに、高トラヒック時には当該形式のファイルに含まれる更新されたコンテンツをキャッシュサーバに対し迅速に提供することができる。
【0023】
請求項5の本発明は、前記有効期限が過ぎた場合に前記リクエストを送信する装置が接続されることを特徴とする請求項1ないし4いずれかに記載のコンテンツ配信サービスシステムをもって解決手段とする。
【0024】
請求項5の本発明は、有効期限が過ぎた場合にリクエストを送信する装置が接続されるので、低トラヒック時にはキャッシュサーバからコンテンツの有効期限が過ぎたことにより送信されるリクエストの多発を防止できるとともに、更新されたコンテンツをキャッシュサーバに対し迅速に提供することができる。
【0025】
請求項6の本発明は、コンピュータがコンテンツのリクエストをカウントし、コンピュータが、前記リクエストの送信元に対して通知されるコンテンツの有効期限を、前記カウントされた結果であるリクエストカウント値が小さいほど遅く設定することを特徴とするコンテンツの有効期限設定方法をもって解決手段とする。
【0026】
請求項6の本発明は、コンピュータがコンテンツのリクエストをカウントし、コンピュータが、リクエストの送信元に対して通知されるコンテンツの有効期限を、カウントされた結果であるリクエストカウント値が小さいほど遅く設定するので、低トラヒック時には有効期限が過ぎたことにより送信されるリクエストの多発を防止できるとともに、高トラヒック時には早い有効期限の設定により、当該キャッシュサーバに対しても迅速に更新されたコンテンツを提供することができる。
【0027】
請求項7の本発明は、前記有効期限の設定にあっては、前記リクエストカウント値を現在の時間帯の標準値により除す除算を行い、当該除算の商が小さいほど前記有効期限を遅く設定することを特徴とする請求項6記載のコンテンツの有効期限設定方法をもって解決手段とする。
【0028】
請求項7の本発明は、有効期限の設定にあっては、リクエストカウント値を現在の時間帯の標準値により除す除算を行い、当該除算の商が小さいほど有効期限を遅く設定するので、リクエストカウント値が小さいほど有効期限を遅く設定することができ、しかもその有効期限を現在時刻の属する時間帯に応じて異なるようにすることができる。したがって、夜間と昼間に設定される有効期限を異なるようにすることができる。
【0029】
請求項8の本発明は、前記有効期限の設定にあっては、複数の異なる整数であるキーのそれぞれに対してキーが小さい程長くなるように時間長が対応づけられてなる表から、前記商に一致するキーに対応づけられた時間長を求め、該時間長を現在時刻に加算して得られた時刻を前記有効期限として設定することを特徴とする請求項7記載のコンテンツの有効期限設定方法をもって解決手段とする。
【0030】
請求項8の本発明は、有効期限の設定にあっては、複数の異なる整数であるキーのそれぞれに対してキーが小さい程長くなるように時間長が対応づけられてなる表から、商に一致するキーに対応づけられた時間長を求め、該時間長を現在時刻に加算して得られた時刻を有効期限として設定するので、リクエストカウント値が小さいほど有効期限を遅く設定することができる。
【0031】
請求項9の本発明は、前記コンテンツは、HTTPプロトコルに基づいた形式でファイルされており、前記有効期限を、前記ファイルのヘッダ部分に設定することを特徴とする請求項6ないし8のいずれかに記載のコンテンツの有効期限設定方法をもって解決手段とする。
【0032】
請求項9の本発明は、コンテンツは、HTTPプロトコルに基づいた形式でファイルされており、有効期限を、ファイルのヘッダ部分に設定するので、低トラック時には当該形式のファイルに含まれるコンテンツの有効期限が過ぎたことにより送信されるリクエストの多発を防止できるとともに、高トラヒック時には当該形式のファイルに含まれる更新されたコンテンツをキャッシュサーバに対し迅速に提供することができる。
【0033】
請求項10の本発明は、前記コンピュータは、前記有効期限が過ぎた場合に前記リクエストを送信する装置が接続されるものであることを特徴とする請求項6ないし9いずれかに記載のコンテンツの有効期限設定方法をもって解決手段とする。
【0034】
請求項10の本発明は、コンピュータは、有効期限が過ぎた場合にリクエストを送信する装置が接続されるものであるので、低トラヒック時にはキャッシュサーバからコンテンツの有効期限が過ぎたことにより送信されるリクエストの多発を防止できるとともに、高トラヒック時には更新されたコンテンツをキャッシュサーバに対し迅速に提供することができる。
【0035】
請求項11の本発明は、請求項6ないし10のいずれかに記載のコンテンツの有効期限設定方法を実行させるコンピュータプログラムをもって解決手段とする。
【0036】
請求項11の本発明は、請求項6ないし10のいずれかに記載のコンテンツの有効期限設定方法を実行させるコンピュータプログラムにより流通性を高めることができる。
【0037】
請求項12の本発明は、請求項6ないし10のいずれかに記載のコンテンツの有効期限設定方法を実行させるコンピュータプログラムを格納したコンピュータ読み取り可能な記録媒体をもって解決手段とする。
【0038】
請求項12の本発明は、請求項6ないし10のいずれかに記載のコンテンツの有効期限設定方法を実行させるコンピュータプログラムを格納したコンピュータ読み取り可能な記録媒体により流通性を高めることができる。
【0039】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照して本発明の実施の形態を説明する。
【0040】
図1は、本発明を適用したコンテンツ配信サービスシステムの構成を示す図である。本発明のコンテンツ配信サービスシステムは、1または相互接続された複数のコンピュータであるオリジンサーバ1により構成され、本発明のコンテンツの有効期限設定方法を実行する。オリジンサーバ1は、一般的には複数のキャッシュサーバ3にインターネット等のネットワークを介して接続されている。
【0041】
また、キャッシュサーバ3はコンピュータであるクライアント5と接続されている。なお、クライアント5の中には、キャッシュサーバ3を介さずにオリジンサーバ1に接続されているものもある。
【0042】
オリジンサーバ1は、生成されたコンテンツが最初に保存されるサーバである。クライアント5は、コンテンツを有しないときは、クライアント5のユーザの操作により、オリジンサーバ1やキャッシュサーバ3に対して、始めてコンテンツのリクエストを送信する。
【0043】
リクエストは、オリジンサーバ1でのコンテンツの更新が少ない場合(例えば、夜間)には少なくなり、逆に、コンテンツの更新が多い場合(例えば昼間)には多くなるので、オリジンサーバ1は、このリクエストの数に応じてコンテンツの有効期限を設定するようになっている。
【0044】
オリジンサーバ1が、生成されたコンテンツが最初に保存されるサーバであるのに対し、キャッシュサーバ3は、クライアント5に近い場所に設置されてオリジンサーバ1から送信されたコンテンツを記憶して、該コンテンツをクライアント5からのリクエストに応じて配信するコンピュータである。
【0045】
また、キャッシュサーバ3やクライアント5は、コンテンツを有しないときはオリジンサーバ1やキャッシュサーバ3に対して、始めてコンテンツのリクエストを送信するのであるが、送信された記憶したコンテンツの有効期限が過ぎると、オリジンサーバ1やキャッシュサーバ3に対して、コンテンツのリクエストを送信し、オリジンサーバ1やキャッシュサーバ3から再びコンテンツの送信を受けるようになっている。つまり、キャッシュサーバ3やクライアント5は、コンテンツの更新の如何によらず、自身の有するコンテンツの有効期限を過ぎたときはオリジンサーバ1からコンテンツを取得するようになっている。
【0046】
オリジンサーバ1は、コンテンツを保存するコンテンツ記憶部11、コンテンツに対するリクエストをカウントしてカウントの結果をファイルに格納するリクエストカウント部13、カウントの結果が格納されるトラヒック状況ファイル15、トラヒック状況に応じたコンテンツの有効期限を設定する有効期限可変設定部17、有効期限を設定するための情報を格納したトラヒック−更新周期対応ファイル19を備える。
【0047】
コンテンツ記憶部11に記憶されているコンテンツは、HTTPプロトコルにしたがって配信されるため、HTTPボディ21と、HTTPヘッダ23とからなるHTTPファイル形式で保存されている。
【0048】
HTTPボディ21は、コンテンツそのものが格納されているデータ領域である。ここでは、コンテンツAが記憶されているものとする。
【0049】
HTTPヘッダ23は、HTTPボディ21の大きさ、HTTPボディ21のタイプ、コンテンツの有効期限、および最終更新日時等が格納されていて、このうち、コンテンツの有効期限が、トラヒック状況ファイル15に記憶されている現在のトラヒックに応じた有効期限となる。
【0050】
図2は、リクエストカウント部と有効期限可変設定部を説明するためのブロック図である。
【0051】
リクエストカウント部13は、キャッシュサーバ3およびオリジンサーバ1に直接接続されるクライアント5からオリジンサーバ1に対して送られたコンテンツ配信のリクエストをカウントして、その結果であるリクエストカウント値をトラヒック状況ファイル15に格納する。なお、リクエストカウント値は、コンテンツ別に格納される。このリクエストのカウント処理は、オリジンサーバ1となっているコンピュータ内においてSSIスクリプトが実行されることで実行される。
【0052】
有効期限可変設定部17は、トラヒック状況ファイル15からリクエストのあったコンテンツのリクエストカウント値を読み出して、その値に基づきコンテンツの有効期限を設定し、そのコンテンツのHTTPヘッダ23に書き込む。なお、このような有効期限可変設定部17おける有効期限の設定処理は、オリジンサーバ1となっているコンピュータ内においてCGIスクリプトが実行されることで実行される。
【0053】
そして、オリジンサーバ1は、設定された有効期限を含むHTTPヘッダ23とHTTPボディ21(コンテンツ)とを、リクエストへのレスポンスとして、リクエストの送信元であるキャッシュサーバ3やクライアント5に送信する。
【0054】
次に、このコンテンツ配信サービスシステムにおけるリクエストカウント部と有効期限可変設定部の作用を説明する。
【0055】
図3は、リクエストカウント部と有効期限可変設定部の動作の流れを示す図面である。
【0056】
まず、コンテンツ(ここではコンテンツA)に対するリクエストがあると(S1)、そのリクエストをリクエストカウント部13がカウントアップする(S2)。なお、リクエストは、コンテンツを有するキャッシュサーバ3やクライアント5などからのものと、コンテンツを有しないキャッシュサーバ3やクライアント5から始めて送信されるもののいずれであってもよい。
【0057】
カウントアップされたリクエストカウント値は、トラヒック状況ファイルに格納される(S11)。
【0058】
続いて、有効期限可変設定部17が、現在時刻の取得、トラヒック状況ファイル15の参照、トラヒック−更新周期ファイルからのキーの選択、更新周期の決定、有効期限の算出などを行う(S3)。
【0059】
トラヒック−更新周期対応ファイル19は、複数の異なる整数であるキーのそれぞれに対してキーが小さい程長くなるように時間長(更新周期)が対応づけられてなる表である。なお、トラヒック−更新周期対応ファイル19の内容は、オリジンサーバ1の負荷などの条件により変更するのが望ましい。
【0060】
ここで、トラヒック−更新周期対応ファイルのキーの選択は、下記(1)式により行われる。
【0061】
トラヒック−更新周期対応ファイルのキー=INT(リクエストカウント値/現在の時間帯の標準値) …(1)
ただし(1)式中INTは除数の小数点以下を削除する関数を表し、現在の時間帯の標準値は、例えば、1日を午前と午後というように、複数の時間帯に分けたときに、例えば、午前は155、午後は255というように、現在の時刻の属する時間帯に応じて異なるように予めオリジンサーバ1に記憶されている値である。
【0062】
そして、有効期限可変設定部17は、式(1)で選択されたキーに対応づけられた更新周期を求める。
【0063】
そして、有効期限の算出を下記(2)式のように行う。
【0064】
有効期限=現在時刻+更新周期 …(2)
ここで算出された有効期限は、HTTPヘッダ23内の有効期限として書き加えられる(S4)。
【0065】
図示した例では、カウント値が567のとき、標準値を155とすると、その更新周期はトラヒック−更新周期対応ファイル19から600秒と言うことになり、現在時刻にこの600秒を加算した値が有効期限となる。
【0066】
上述した説明から分かるとおり、有効期限は、コンテンツへのリクエストカウンタ値が小さいほど遅く設定される。キャッシュサーバ3やクライアント5などは、有効期限が過ぎた場合にリクエストを送信するので、次回のリクエストまでの時間間隔が長くなる。
【0067】
なお、前述したように、本実施の形態のコンテンツ配信サービスシステムの利用形態においては、低トラヒック時にはキャッシュサーバ3やクライアント5から送信されるリクエストが少なくなり、逆に、高トラヒック時には、キャッシュサーバ3やクライアント5から送信されるリクエストが多くなる。
【0068】
そこで、上記説明したように、上記実施の形態のコンテンツ配信サービスシステムは、コンテンツが記憶されるコンテンツ記憶手段であるコンテンツ記憶部11と、送られたコンテンツのリクエストをカウントするコンテンツリクエストカウント手段であるリクエストカウント部13と、リクエストの送信元であるキャッシュサーバ3やクライアント5に対して通知されるコンテンツの有効期限を、カウントされた結果であるリクエストカウント値が小さいほど遅く設定するコンテンツ有効期限設定手段である有効期限可変設定部17とを備えるので、キャッシュサーバ3やクライアント5から送信されるリクエストが少ない場合には、送信されたリクエストに対して通知される有効期限が遅く設定されるので、このようなキャッシュサーバ3やクライアント5から有効期限が過ぎたことにより送信されるリクエストの多発を防止できるとともに、キャッシュサーバ3やクライアント5から送信されるリクエストが多い場合には、送信されたリクエストに対して通知される有効期限が早く設定されるので、更新されたコンテンツを、キャッシュサーバ3やクライアント5などに対しても迅速に提供することができる。
【0069】
また、有効期限可変設定部17は、リクエストカウント値を現在の時間帯の標準値により除す除算を行い、当該除算の商が小さいほど有効期限を遅く設定するので、リクエストカウント値が小さいほど有効期限を遅く設定することができ、しかもその有効期限を現在時刻の属する時間帯に応じて異なるようにすることができる。したがって、夜間と昼間に設定される有効期限を異なるようにすることができる。
【0070】
また、複数の異なる整数であるキーのそれぞれに対してキーが小さい程長くなるように時間長が対応づけられてなる表であるトラヒック−更新周期対応ファイル19を有し、有効期限可変設定部17は、表から、商に一致するキーに対応づけられた時間長を求め、該時間長を現在時刻に加算して得られた時刻を有効期限として設定するので、リクエストカウント値が小さいほど有効期限を遅く設定することができる。
【0071】
また、コンテンツは、HTTPプロトコルに基づいた形式でファイルされており、有効期限は、ファイルのヘッダ部分に含まれるので、低トラヒック時には当該形式のファイルに含まれるコンテンツの有効期限が過ぎたことにより送信されるリクエストの多発を防止できるとともに、高トラヒック時には当該形式のファイルに含まれる更新されたコンテンツをキャッシュサーバ3やクライアント5などのコンピュータに対し迅速に提供することができる。
【0072】
また、有効期限が過ぎた場合にリクエストを送信する装置であるキャッシュサーバ3やクライアント5などが接続されるので、低トラヒック時にはキャッシュサーバからコンテンツの有効期限が過ぎたことにより送信されるリクエストの多発を防止できるとともに、高トラヒック時にはキャッシュサーバに対し更新されたコンテンツを迅速に提供することができる。
【0073】
なお、本発明は、上記実施の形態に限定されるものではない。たとえば、上述した実施の形態においては、リクエストカウント部13、トラヒック状況ファイル15、有効期限可変設定部17、およびトラヒック−更新周期対応ファイル19をオリジンサーバ1内に設けているが、これらは、必ずしもオリジンサーバ1内に設置する必要はなく、オリジンサーバ1内のコンテンツのリクエストをカウントし、コンテンツに対して有効期限を設定できるようにオリジンサーバ1と接続されていればよい。
【0074】
なお、上記説明した処理をオリジンサーバ1に実行させるコンピュータプログラムは、半導体メモリ、磁気ディスク、光ディスク、光磁気ディスク、磁気テープなどのコンピュータ読み取り可能な記録媒体に格納したり、インターネットなどの通信網を介して伝送させて、広く流通させることができる。
【0075】
【発明の効果】
以上説明したように本発明によれば、コンテンツのリクエストをカウントし、リクエストの送信元に対して通知されるコンテンツの有効期限を、カウントされた結果であるリクエストカウント値が小さいほど遅く設定するようにしたので、低トラヒック時にはキャッシュサーバから有効期限が過ぎたことにより送信されるリクエストの多発を防止できるとともに、高トラヒック時にはキャッシュサーバに対し迅速に更新されたコンテンツを提供することができる。
【0076】
そのため、サービスの質が向上するとともに、低トラヒック時の冗長な鮮度確認を防止でき、ネットワークの有効活用が期待できる。
【0077】
本発明は、トラヒックが不規則に増減するコンテンツにも有効利用することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用したコンテンツ配信サービスシステムの構成を示す図である。
【図2】リクエストカウント部と有効期限可変設定部を説明するためのブロック図である。
【図3】リクエストカウント部と有効期限可変設定部の動作の流れを示す図面である。
【符号の説明】
1 オリジンサーバ
3 キャッシュサーバ
5 クライアント
11 コンテンツ記憶部
13 リクエストカウント部
15 トラヒック状況ファイル
17 有効期限可変設定部
19 トラヒック−更新周期対応ファイル
21 HTTPボディ
23 HTTPヘッダ
Claims (12)
- コンテンツが記憶されるコンテンツ記憶手段と、
前記コンテンツのリクエストをカウントするコンテンツリクエストカウント手段と、
前記リクエストの送信元に対して通知されるコンテンツの有効期限を、前記カウントされた結果であるリクエストカウント値が小さいほど遅く設定するコンテンツ有効期限設定手段と、
を有することを特徴とするコンテンツ配信サービスシステム。 - 前記コンテンツ有効期限設定手段は、前記リクエストカウント値を現在の時間帯の標準値により除す除算を行い、当該除算の商が小さいほど前記有効期限を遅く設定することを特徴とする請求項1記載のコンテンツ配信サービスシステム。
- 複数の異なる整数であるキーのそれぞれに対してキーが小さい程長くなるように時間長が対応づけられてなる表を有し、
前記コンテンツ有効期限設定手段は、前記表から、前記商に一致するキーに対応づけられた時間長を求め、該時間長を現在時刻に加算して得られた時刻を前記有効期限として設定することを特徴とする請求項2記載のコンテンツ配信サービスシステム。 - 前記コンテンツは、HTTPプロトコルに基づいた形式でファイルされており、前記有効期限は、前記ファイルのヘッダ部分に含まれることを特徴とする請求項1ないし3のいずれかに記載のコンテンツ配信サービスシステム。
- 前記有効期限が過ぎた場合に前記リクエストを送信する装置が接続されることを特徴とする請求項1ないし4いずれかに記載のコンテンツ配信サービスシステム。
- コンピュータがコンテンツのリクエストをカウントし、
コンピュータが、前記リクエストの送信元に対して通知されるコンテンツの有効期限を、前記カウントされた結果であるリクエストカウント値が小さいほど遅く設定することを特徴とするコンテンツの有効期限設定方法。 - 前記有効期限の設定にあっては、前記リクエストカウント値を現在の時間帯の標準値により除す除算を行い、当該除算の商が小さいほど前記有効期限を遅く設定することを特徴とする請求項6記載のコンテンツの有効期限設定方法。
- 前記有効期限の設定にあっては、複数の異なる整数であるキーのそれぞれに対してキーが小さい程長くなるように時間長が対応づけられてなる表から、前記商に一致するキーに対応づけられた時間長を求め、該時間長を現在時刻に加算して得られた時刻を前記有効期限として設定することを特徴とする請求項7記載のコンテンツの有効期限設定方法。
- 前記コンテンツは、HTTPプロトコルに基づいた形式でファイルされており、前記有効期限を、前記ファイルのヘッダ部分に設定することを特徴とする請求項6ないし8のいずれかに記載のコンテンツの有効期限設定方法。
- 前記コンピュータは、前記有効期限が過ぎた場合に前記リクエストを送信する装置が接続されるものであることを特徴とする請求項6ないし9いずれかに記載のコンテンツの有効期限設定方法。
- 請求項6ないし10のいずれかに記載のコンテンツの有効期限設定方法を実行させるコンピュータプログラム。
- 請求項6ないし10のいずれかに記載のコンテンツの有効期限設定方法を実行させるコンピュータプログラムを格納したコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
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WO2007100469A1 (en) * | 2006-02-28 | 2007-09-07 | Microsoft Corporation | Secure content descriptions |
US9678881B2 (en) | 2013-11-28 | 2017-06-13 | Fujitsu Limited | Data distribution device and data distribution method |
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2003
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