JP2004295581A - Commodity holding/discharging device for vending machine - Google Patents
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Abstract
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は自動販売機の商品収納搬出装置に関し、特に、コラムごとに収納された販売商品を前面扉式パネル越しに透視させて購買選択させるようにしたシースルー型自動販売機に適用して有効な技術に関する。
【0002】
【従来の技術】
シースルー型自動販売機は、複数の商品収納搬出コラムにそれぞれ一列に整列収納された商品を、水平方向および垂直方向に移動するキャッチャーバケットで選択的に取得して所定の商品払出部へ搬出させるようにしたものである。商品収納搬出コラムは、自動販売機の前後方向(奥行方向)に商品を一列に並べて収納するとともに、バケット側からの動力伝達駆動より商品をコラム前方へ順次繰り出すように構成されている。バケットは、顧客(自動販売機の利用客)により購買選択された商品が収納されているコラムの前方に移動して商品を受け取り、所定の商品払出し部へ搬送して排出させる。各コラムの収納商品は前面の扉式パネル越しに透視できるようになっている。顧客はそのパネル越しに実物商品を透視して購買選択を行うことができる。
【0003】
図7は、上述したシースルー型自動販売機の外観(正面図)を示す。同図において、販売機の筐体10には前面開放型の商品収納部12が形成されている。また、図示を省略するが、冷却および/または加温システムなども収納されている。この筐体10の前面は扉式パネル(前面パネル)13により開閉可能に塞がれている。扉式パネル13は商品収納部12のほぼ全体を見通せるほどの広い透視窓を有する。透視窓以外の部分には、購買商品選択用の操作パネル14、紙幣および/またはコインの収受装置15、商品払出部16、つり銭/返金払出し部17、および施錠装置(鍵穴のみ図示)18などが設けられている。
【0004】
商品収納部12には複数の引き出し式の棚板301が上下方向(Y方向)に一定間隔で装着されている。各棚板301にはそれぞれ複数の商品収納搬出コラム401が幅方向(X方向)に並んで配設されている。各商品収納搬出コラム401にはそれぞれ商品11が前後方向(Z方向)に一列に並んだ状態で収納されるようになっている。商品収納搬出コラム401内の商品11はそれぞれコラムごとにコラムの先端まで繰り出されるようになっていて、それが扉式パネル13を透して視認されるようになっている。
【0005】
商品収納搬出コラム401の先端に繰り出された商品11は、顧客の選択に基づき、キャッチャーと呼ばれる可動搬出装置により選択的に収受(ピックアップ)されて商品払出部へ搬出される。キャッチャーは、商品収納搬出コラム401から商品を受け取るバケット901と、このバケット901を行列方向(上下および左右)に移動させるXY駆動機構とにより構成される。バケット901は、マトリックス状に並んでいる商品収納搬出コラム401の先端と扉式パネル13との間にて行列方向(XY方向)に移動し、顧客の操作により選択された商品が収納されている商品収納搬出コラム401の先端から商品11を受け取る。受け取った商品11は商品払出部16へ搬出される。
【0006】
図8は上記商品収納搬出コラム401部分の構成を示す。商品収納搬出コラム401は、同図の(a)に側面図として示すように、一定方向(Z方向)に駆動されるコンベア・ベルト431を有する。コンベア・ベルト431は帯状の可撓ベルトであって、このコンベア・ベルト431上に商品11を一列に並べて収納するとともに、コンベア・ベルト431の駆動により商品11を商品収納搬出コラム401の前方へ順次繰り出すように構成されている。コンベア・ベルト431は商品収納搬出コラム401の先端にて軸支された駆動プーリ511とその後端にて軸支された従動プーリ541に張架されて駆動される。
【0007】
駆動プーリ511は、同図の(b)に正面図として示すように、棚板301上にて軸支されるとともに、その一端に歯車531が設けられている。この歯車531はバケット901(図7)側の伝達歯車に噛合して回転駆動されるようになっている。バケット901にはベルト駆動機構(図示せず)が搭載されていて、その駆動機構からの回転駆動を伝達歯車を介して駆動プーリ511の歯車に伝動するようになっている。これにより、各商品収納搬出コラム401のコンベア・ベルト431がそれぞれバケット901側からの動力伝達で駆動されるようになっている。従動プーリ541は、詳細な図示を省略するが、コンベア・ベルト431に必要な張力(テンション)を与えるようなバネ懸架状態で軸支されている。
【0008】
上記コンベア・ベルト431上には、同図の(a)および(c)に示すように、コンベア・ベルト上の商品11が後方へ倒れるのを阻止するための背凭れ板601が立設・固定されている。コンベア・ベルト431の前方には、(b)に示すように、コラム先端まで搬送されて来た商品11をそのコラムの先端位置に留め置くための可動ストッパ701が設置されている。
【0009】
可動ストッパ701は垂直スライド部702と水平アーム部703を有して略L字状をなし、その水平アーム部703がコラム先端の商品前面に当接するようになっている。垂直スライド部702は、コラム仕切壁651の前方端面にて上下方向(Y方向)にスライド可能に取り付けられている。コラム仕切壁651は棚板301上に一定間隔で固定設置されている。
【0010】
可動ストッパ701は、商品収納搬出コラム401の先端の商品11に当接する位置に常時バネ付勢されているが、その商品収納搬出コラム401の前方にバケット901が位置したときに、そのバケット901側からの操作により下方へ押し下げられてストッパ機能が解除されるようになっている。これにより、商品収納搬出コラム401の先端の商品11が前方へ押し出されてバケット901へ移送されるようになっている。バケット901は、伝達歯車でコラムのコンベア・ベルト431を駆動すると同時に、可動ストッパ701を下方へ押し下げることにより、商品収納搬出コラム401側から商品11を受け取る。
【0011】
コンベア・ベルト431は商品11を安定な姿勢で繰り出し搬出させるために、棚板301との段差がなるべく小さくなるように設置されていることが望ましい。このため、駆動プーリ511と従動プーリ541は共に小径に形成されている。小径の駆動プーリ511でベルト431を確実に駆動するために、その駆動プーリ511の中央部にゴム等の管状摩擦部材512が被せられている。ベルト431はその摩擦部材512により、駆動プーリ511に高摩擦で接触して駆動されるようになっている。
【0012】
また、(c)に示すように、コンベア・ベルト431には背凭れ板601が取り付けられているが、この背凭れ板601の前方に位置する部分に幅広の切欠部432が設けられている。コンベア・ベルト431はその切欠部432にて上記摩擦部材512との接触が解除されるようになっている。この接触解除位置ではベルト431と駆動プーリ511間の接触摩擦が小さくなる。これにより、コンベア・ベルト431上の商品11がすべて払い出されて背凭れ板601が上記ストッパ701に当接したときに、駆動プーリ511が空転して背凭れ板601がそのストッパ701との当接位置にて無理なく安全に停止させられるようになっている。
【0013】
【特許文献1】
特開2000−30140号公報
【0014】
【特許文献2】
特開2002−24932号公報
【0015】
【発明が解決しようとする課題】
この種の自動販売機では、コンベア・ベルトの先端に搬出された商品が前方へ誤って転げ落ちるのを阻止するために、必要時のみ解除される可動ストッパが必要となる。ここで、上述した従来の可動ストッパは、コラム仕切壁651の前方端面にて上下方向(Y方向)にスライド可能に取り付けるために、その仕切壁651の構造が複雑化するとともに、その仕切壁651の厚みが増し、その分、商品収納に利用できる幅スペースが減少してしまうという問題があった。
【0016】
この発明は以上のような問題を鑑みてなされたもので、その目的は、可動ストッパを比較的簡単かつコンパクトに構成するとともに、その可動ストッパによる幅スペースの占有をできるだけ少なくして、自動販売機の商品収納スペースを効率良く利用できるようにした自動販売機の商品収納搬出装置を提供することにある。
【0017】
【課題を解決するための手段】
本発明は、商品収納部の棚板上に配設された複数の商品収納搬出コラムに収納されている商品を、水平方向および垂直方向に移動駆動されるバケットで選択的に取得して商品払出部へ搬出する自動販売機の商品収納搬出装置であって、前記商品収納搬出コラム内の商品を前記商品収納搬出コラムの先端側へ搬出するベルトと、前記ベルトを張架するコンベア基台と、前記商品収納搬出コラムの先端側となる前記コンベア基台の先端下部に軸支されて回動し、前記コンベア基台の先端前部において、前記ベルト上の商品の搬出経路に突出して前記商品の搬出を規制する可動ストッパと、を備えたことを特徴とする。
【0018】
この自動販売機の商品収納搬出装置によれば、可動ストッパは、コンベア基台とほぼ等幅のスペースでコンパクトに構成することができる。可動ストッパの幅は実質的にコンベア基台の幅に吸収され、可動ストッパだけが占有する幅スペースはほぼゼロに近い。これにより、自動販売機の商品収納スペースを効率良く利用することが可能になる。
【0019】
また、かかる自動販売機の商品収納搬出装置において、前記可動ストッパは、前記ベルト上の商品の搬出経路から待避した際に前記バケットと前記ベルトとの間を架橋する床面部を、有する。また、前記可動ストッパは、前記バケットからの駆動力が伝達されて回動する。更に、前記可動ストッパは、前記商品収納搬出コラムまたは商品の価格を識別するための情報の表示面を有する。
【0020】
【発明の実施の形態】
図1〜図6はそれぞれ本発明の要部実施例を示す。同図に示す実施例の自動販売機は、販売商品の実物を前面扉式パネル越しに透視させて購買選択させるようにしたシースルー型自動販売機であって、その基本的な構造は、従来の技術と同様である。すなわち、実施例の自動販売機は、多数の商品収納搬出コラム40にそれぞれ一列に整列収納された商品11を、水平方向および垂直方向(図1のXY方向)に移動駆動されるバケット90で選択的に受け取って所定の商品払出し部へ搬出させるように構成されている。商品収納搬出コラムは、自動販売機の前後方向(奥行方向:Z方向)に商品を一列に並べて収納するとともに、バケット90側からの動力が伝達されることにより商品を商品収納搬出コラム40の前方へ順次繰り出すように構成されている。バケット90は、顧客(自動販売機の利用客)により購買選択された商品が収納されている商品収納搬出コラム40の前方に移動して商品11を受け取り、商品払出部16へ搬送させる。各商品収納搬出コラム40の収納商品11は前面の扉式パネル13越しに透視できるようになっている。顧客はその扉式パネル13越しに実物商品を透視して購買選択を行うことができる。
【0021】
図1は、本発明が適用されたシースルー型自動販売機の正面から見た外観構成を示す。同図において、販売機の筐体10には前面開放型の商品収納部12が形成されている。また、図示を省略するが、冷却および/または加温システムなども収納されている。この筐体10の前面は扉式パネル(前面パネル)13により開閉可能に塞がれている。扉式パネル13は商品収納部12のほぼ全体を見通せるほどの広い透視窓を有する。透視窓以外の部分には、購買商品選択用の操作パネル14、紙幣および/またはコインの収受装置15、商品払出部16、つり銭/返金払出し部17、および施錠装置(鍵穴のみ図示)18などが設けられている。
【0022】
商品収納部12には複数の引き出し式の棚板30が上下方向(Y方向)に一定間隔で装着されている。各棚板30にはそれぞれ複数の商品収納搬出コラム40が幅方向(X方向)に並んで配設されている。商品収納搬出コラム40間は仕切板65で区画されている。各商品収納搬出コラム40にはそれぞれ商品11が前後方向(Z方向)に一列に並んだ状態で収納されるようになっている。商品収納搬出コラム40内の商品11はそれぞれコラムごとにコラムの先端まで繰り出されるようになっていて、それが扉式パネル13を透して視認されるようになっている。
【0023】
商品収納搬出コラム40の先端に繰り出された商品11は、顧客の選択に基づき、キャッチャーと呼ばれる可動搬出装置により選択されて商品払出部16へ搬出される。キャッチャーは、商品収納搬出コラム40から商品11を受け取るバケット90と、このバケットを行列方向(上下および左右)に移動させるXY駆動機構とにより構成される。バケット90は、マトリックス状に並んでいる商品収納搬出コラム40の先端と扉式パネル13との間にて行列方向(XY方向)に移動し、顧客の操作により選択された商品が収納されている商品収納搬出コラム40の先端から商品11を受け取る。受け取った商品11は商品払出部16へ搬出される。
【0024】
図2は引き出し式の棚板30と商品収納搬出コラム40の要部を分解斜視図で示す。同図に示すように、この実施例の商品収納搬出コラム40は、一定方向(Z方向)に駆動されるコンベア・ベルト43(無端ベルト)を有する。このコンベア・ベルト43上に商品11を一列に並べて収納するとともに、コンベア・ベルト43の駆動により商品11を商品収納搬出コラム40の前方へ順次繰り出すように構成されている。コンベア・ベルト43は合成繊維の帯状織布をループ状に繋げたエンドレスベルトであって、その両幅端に沿ってスプロケット穴44が一定ピッチで設けられている。このコンベア・ベルト43は、棚板30に着脱可能なコンベア基台45に張架状態で装着および保持されている。つまり、商品収納搬出コラム40の商品搬出機構は棚板30から独立したコンベアユニット41として構成されている。このコンベアユニット41は下部に張り出したL字状の係止カギ部42を有し、この係止カギ部42を棚板30のスリット35に嵌入係止させることにより、その棚板30上の任意位置に装着されるようになっている。
【0025】
棚板30は矩形底板31の3辺から背板32と側板33を立ち上げたトレー状であって、底板31と背板32にはそれぞれ係止カギ部42を嵌入係止させるスリット35が多数平行に並んで穿設されている。各スリット35,34は商品収納搬出コラム40の幅よりも十分に狭い間隔ピッチで設けられている。上記コンベアユニット41は、底板31に形成された多数のスリット35のいずれかに係止カギ部42を嵌入係止させることにより、棚板30上の任意位置に装着させることができる。
【0026】
上記棚板30には商品収納搬出コラム40を区画する仕切板65も着脱可能に装着されるようになっている。この仕切板65は棚板30の奥行長とほぼ同じ長さを有する略長方形の扁平板状であって、底板31のスリット35に嵌入係合するL字状カギ部66と背板32のスリット34に嵌入係合する突板部(舌板部)67を一体に有する。この仕切板65は、底板31と背板32にそれぞれ形成された多数のスリット35,34のいずれかにL字状カギ部66と突板部67を嵌入係止させることにより、上記コンベアユニット41と同様、棚板30上の任意位置に装着して立設させることができる。
【0027】
上述の構成により、商品収納搬出コラム40は、棚板30ごとに棚板30の幅内で任意の数(列数)だけ設置することができるとともに、各商品収納搬出コラム40の幅もそれぞれ任意に設定することができる。その商品収納搬出コラム40の幅は収納搬出する商品11の幅サイズに応じて過不足無く最適に可変設定することができる。これにより、サイズの異なる複数種類の商品11に柔軟に対応できるとともに、その商品11の収納スペースを効率良く利用することができる。上記スリット35,34は商品11を保冷または保温するための良好な通気孔としても機能することができる。
【0028】
上記コンベアユニット41の先端には、バケット90側からコンベア・ベルト43を駆動させるための歯車53と、商品収納搬出コラム40の先端まで搬送されて来た商品11をその商品収納搬出コラム40の先端位置に留め置くための可動ストッパ70が設置されている。これらについては、図3を参照しながら説明する。
【0029】
図3は、上記コンベアユニット41部分の要部実施例を示す。同図において、(a)は分解斜視図、(b)は概略側面図を示す。同図に示すように、コンベアユニット41は、コンベア基台45、コンベア・ベルト43、駆動プーリ51、従動プーリ54、背凭れ板60、可動ストッパ70などにより構成されている。
【0030】
コンベア基台45の主要構造部は、上記棚板30の奥行きに適合する長さを有する帯板状フレームにより構成されている。このフレームの先端および後端にはそれぞれ支軸板46,47が突設されている。先端の支軸板46には駆動プーリ51が軸支され、後端の支軸板47には従動プーリ54が軸支される。駆動プーリ51には、コンベア・ベルト43のスプロケット穴44に係合するスプロケット突起(スプロケットピン)52が設けられている。コンベア・ベルト43はそのスプロケット穴44とスプロケット突起52との係合により駆動されるようになっている。
【0031】
駆動プーリ51の一端には歯車53が設けられている。この歯車53はバケット90側の伝達歯車に噛合して回転駆動されるようになっている。バケット90にはベルト駆動機構(図示省略)が搭載されていて、その駆動機構からの回転駆動を伝達歯車を介して駆動プーリ51の歯車53に伝動するようになっている。これにより、各商品収納搬出コラム40のコンベア・ベルト43がそれぞれバケット90側からの伝達動力で駆動されるようになっている。なお、この伝動機構については、図示を省略するが、たとえば特開2002−24932等に開示されているものそのまま利用可能である。従動プーリ54は詳細な図示は省略するが、コンベア・ベルト43に必要な張力(テンション)を与えるようなバネ懸架状態で軸支されている。
【0032】
コンベア・ベルト43は駆動プーリ51と従動プーリ54で張架されて駆動されるが、その張架は、商品11が搭載される搬送面が棚板30面と平行になるように行われる。この場合、駆動プーリ51が従動プーリ54より大径なので、駆動プーリ51の中心軸は従動プーリ54の中心軸より下方で軸支されることとなる。このため、その駆動プーリ51を軸支する支軸板46はクランク状に屈曲しながらコンベア基台45の前方斜め下方に張り出している。このような構成により、コンベア・ベルト43と棚板30との段差を小さくすることができ、これにより商品収納部12における商品11の収納効率を向上させることができる。また、
駆動プーリ51に対するコンベア・ベルト43の巻き付け角度が大きくなるため、駆動プーリ51は軸負荷が軽減されてコンベア・ベルト43を確実に駆動できる。また、コンベアユニット41は構造が単純であるため、安価とできる。
【0033】
上述したように、実施例では、コンベア・ベルト43の駆動が、プーリとベルト間の摩擦ではなく、スプロケット穴44とスプロケット突起52間の引っ掛かりにより行われる。このため、コンベア・ベルト43のテンションは、従来の細径プーリによる駆動に比べて大幅に減じることができる。これにより、ベルト駆動のトルク負荷を軽減させることができる。この結果、バケット90側での駆動負担を少なくするとともに、商品収納搬出コラム40における商品11の繰り出し搬出動作を円滑に行わせることができる。
【0034】
上記コンベアユニット41には、コンベア・ベルト43上の商品11が後方へ倒れるのを阻止するための背凭れ板60と、商品収納搬出コラム40の先端まで搬送されて来た商品11をその商品収納搬出コラム40の先端位置に留め置くための可動ストッパ70が設けられている。背凭れ板60については別図(図5、図6)にて詳述する。可動ストッパ70は、コンベア基台45に軸支されて回動することによりコンベア・ベルト43の前方に出入りするように形成されている。
【0035】
上記可動ストッパ70はストッパ部71とガイド部72を一体に有していて、側面が略円弧状をなすように形成されている。そして、そのストッパ部71が突出して商品収納搬出コラム40の先端の商品11の前面に当接して当該商品11の送り出しを規制するようになっている。この可動ストッパ70はパネ73とともにコンベア基台45に軸支されている。バネ73は、上記ストッパ部71を商品収納搬出コラム40の前方すなわちストッパ位置へ常時弾性付勢する。上記ストッパ部71の下側には、バケット90側からの押し下げ操作を受ける凹状の受け部74が形成されている。この受け部74の裏側にガイド部72が形成されている。このガイド部72は、駆動プーリ51に張架されるコンベア・ベルト43の先端部分を覆うように形成されている。
【0036】
図4は上記可動ストッパ70付近の構成を概略側面図で示す。同図に示すように、上記受け部74は、商品収納搬出コラム40の前方にバケット90が位置したときに、そのバケット90側からのレバー操作により斜め下方へ押し下げられる。このレバー操作により、上記ストッパ部71が商品収納搬出コラム40の前方のストッパ位置よりも下方に後退させられてストッパ機能が解除されるようになっている。これにより、商品収納搬出コラム40の先端の商品11が前方へ押し出されてバケット90へ移送されるようになっている。
【0037】
バケット90は上記伝達歯車の動作に同期してスイング動作する操作レバー92を有し、伝達歯車が商品収納搬出コラム40のコンベア・ベルト43を駆動するのと同時に、可動ストッパ70を下方へ押し下げることにより、商品収納搬出コラム40側から商品11を受け取る。このとき、ストッパ位置から待避(後退)させられたストッパ部71の上端部は、コンベア・ベルト43とバケット90の間に平坦な床面75を架橋するように形成されている。これにより、コンベア・ベルト43の先端の商品11はバケット90に円滑に移送される。バケット90には、上記操作レバー92を同期動作させるためのカム機構94が設けられている。
【0038】
上述した可動ストッパ70は、コンベア基台45の先端部に軸支されて取り付けられていることにより、棚板30から独立して構成することができるとともに、コンベア基台45とほぼ等幅のスペースでコンパクトに構成することができる。これにより、自動販売機の商品収納スペースを効率良く利用することができる。また、可動ストッパ70はコンベア・ベルト43の下部に軸支されて回動するため、可動ストッパ70の床面75は、可動ストッパ70が下方へ回動したときにバケット90側へ迫り出すこととなる。即ち、可動ストッパ70がストッパ位置にあるとき、可動ストッパ70とバケット90との間には、床面75がバケット90側へ迫り出す分のクリアランスが確保されることとなる。これにより、バケット90が水平方向および垂直方向へ移動した際にコンベア・ベルト43と干渉することを確実に防止できる。更に、可動ストッパ70が下方へ回動したとき、上記のクリアランスを無くせるため、商品11を商品払出部16へ確実に搬出できることとなる。
【0039】
図5は上記背凭れ板60の構成を示す。同図において、(a)はコンベアユニット41の正面断面図を示し、(b)と(c)はその側面図をそれぞれ示す。同図に示すように、背凭れ板60は前後に厚みを有する縦長の箱状であって、コンベア・ベルト43上に載置されて直立に自立するように形成されている。この背凭れ板60の底面部には、コンベア・ベルト43のスプロケット穴44に嵌入して係合する突起部61が形成されている。また、背凭れ板60は、両側部から下方に伸びる一対の脚部62,62を有する。各脚部62はそれぞれコラム40の長手方向に広がるべく2分岐されている。分岐された各脚部62の内側にはそれぞれ凸部63が形成されている。背凭れ板60は、その一対の脚部62,62がコンベア・ベルト43を跨ぐ状態で載置される。コンベア・ベルト43を跨いだ脚部62,62の先端はそれぞれコンベア基台45の側部に位置する。
【0040】
コンベア基台45の両側部には、上記凸部63を遊嵌入させて商品収納搬出コラム40の長手方向に案内する直線状のガイド溝48が設けられている。また、コンベア基台45の上面には背凭れ板60の底面に形成された突起部61をコンベア・ベルト43のスプロケット穴44に落とし込んで嵌入させるための溝部49が形成されている。この溝部49は商品収納搬出コラム40の先端に近い位置まで所定の深さで形成されている。
【0041】
上記背凭れ板60が商品収納搬出コラム40の先端よりある程度離れたところに位置しているとき、その背凭れ板60は底面の突起部61がコンベア・ベルト43のスプロケット穴44に嵌入して係合することにより、コンベア・ベルト43とともに前方へ移動させられて、その商品収納搬出コラム40上の商品11を後方から支える。前方に移動させられた背凭れ板60は、商品収納搬出コラム40に商品11を補充する際に後方(奥方)へ移動させる必要が生じる。このとき、従来はベルトに固定された背凭れ板をベルトとともに強制的に後退させなけれぱならなかった。しかし、上述した実施例の構成によれば、図5の(c)のように、背凭れ板60を斜めに傾けて底面を若干持ち上げることにより、その底面の突起部61とコンベア・ベルト43のスプロケット穴44との係合を解除させて、背凭れ板60だけを簡単かつ円滑に任意位置まで後退させることができる。そして、目的の後退位置にて背凭れ板60を再度自立させれば、その位置にて突起部61とスプロケット穴44との係合を再開させることができる。この場合、上記凸部63は分岐された脚部62の両方に設けられるが、一方の分岐脚の凸部63はガイド溝48に比較的深く嵌入するように形成し、他方の分岐脚の凸部63はガイド溝48に比較的浅く嵌入して容易に離脱できるように形成しておくとよい。
【0042】
図6はコンベア基台45の上面に形成された上記溝部49の状態を示す。同図において、(a)は商品収納搬出コラム40の先端から離れた位置での状態、(b)は商品収納搬出コラム40の先端に近い位置での状態をそれぞれ側断面図で示す。コンベア基台45の上面には、背凭れ板60底面の突起部をコンベア・ベルト43のスプロケット穴44に落とし込んで係合させるための溝部49が設けられているが、この溝部49は、商品収納搬出コラム40の先端近くで徐々に浅くなってコラム先端間近では深さが無くなるように形成されている。
【0043】
このため、背凭れ板60は、商品収納搬出コラム40の先端から離れたところでは、突起部61とスプロケット穴44との係合により、コンベア・ベルト43とともに前方へ移動駆動されるが、商品収納搬出コラム40の先端に近い位置に来ると、その突起部61が押し上げられて背凭れ板60が前方傾斜し、スプロケット穴44との係合が浅くなる。この浅い係合状態では、(b)に示すように、ベルト43が前方へ駆動されても、突起部61がスプロケット穴44の上方に逃げるようになる。
【0044】
したがって、背凭れ板60は若干の前方への移動力を受けるものの、上記可動ストッパ70に当接したところで無理なく安全に停止させられる。従来の場合、背凭れ板をストッパに当接させて停止させるためには、コンベア・ベルトの一部に幅広の切欠部を設けて摩擦を減じさせていたが、上述した実施例では、そういった面倒な摩擦制御は不要にすることができる。また、ベルトに大きな切欠部を設ける必要がないので、強度低下によるベルト切れの恐れもない。
【0045】
以上、本発明をその代表的な実施例に基づいて説明したが、本発明は上述した以外にも種々の態様が可能である。たとえば、可動ストッパ70の前面は商品の表示ラベル面(表示面)として利用することができる。また、バケット90をコラム前方に位置決め制御させる際の位置検出目標としても利用することができる。
【0046】
【発明の効果】
本発明によれば、可動ストッパを比較的簡単かつコンパクトに構成することができるとともに、その可動ストップによる幅スペースの占有を少なくして、自動販売機の商品収納スペースを効率良く利用することを可能にする。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明が適用されたシースルー型自動販売機の外観構成を示す正面図である。
【図2】本発明の実施例における引き出し式棚板と商品収納搬出コラムの要部実施例を示す分解斜視図である。
【図3】本発明の実施例におけるコンベアユニット部分の要部実施例を示す分解斜視図と概略側面図である。
【図4】本発明の実施例における可動ストッパ付近の構成を示す概略側面図である。
【図5】本発明の実施例における背凭れ板の構成を示す正面断面図と側面図である。
【図6】本発明の実施例におけるコンベア基台の上面に形成された溝部の状態を示す側断面図である。
【図7】従来のシースルー型自動販売機の外観構成を示す正面図である。
【図8】従来の自動販売機における商品収納搬出コラム部分の構成を示す側面図、正面図、斜視図である。
【符号の説明】
10 販売機の筐体 11 商品
12 商品収納部 13 扉式パネル
14 購買商品選択用の操作パネル
15 紙幣および/またはコインの収受装置
16 商品払出部 17 つり銭/返金払出し部
18 施錠装置 30 引き出し式棚板
31 底板 32 背板
33 側板 34,35 スリット
40 商品収納搬出コラム 41 コンベアユニット
42 L字状の係止カギ部 43 コンベア・ベルト
44 スプロケット穴 45 コンベア基台
46,47 支軸板 48 直線状のガイド溝
49 溝部 51 駆動ドラム
52 スプロケット突起 53 歯車
54 従動プーリ 60 背凭れ板
61 突起部 62 脚部
63 スライド従動子をなす凸部 65 仕切板
66 L字状カギ部 67 突板部
70 可動ストッパ 71 ストッパ部
72 ガイド部 73 パネ
74 凹状の受け部 75 架橋床面
90 パケット 92 操作レバー
94 カム機構[0001]
TECHNICAL FIELD OF THE INVENTION
The present invention relates to a product storage and unloading device of a vending machine, and is particularly effective when applied to a see-through type vending machine in which sales products stored for each column are viewed through a front door type panel to make a purchase selection. About technology.
[0002]
[Prior art]
The see-through type vending machine is configured to selectively acquire products stored in a line in a plurality of product storage / unloading columns with a catcher bucket that moves in a horizontal direction and a vertical direction, and to carry out the products to a predetermined product delivery unit. It was made. The product storage / unloading column is configured to store the products in a line in the front-rear direction (depth direction) of the vending machine, and to sequentially feed the products to the front of the column by power transmission drive from the bucket side. The bucket moves to the front of a column in which a product purchased and selected by a customer (a user of a vending machine) is stored, receives the product, conveys the product to a predetermined product delivery unit, and discharges the product. Products stored in each column can be seen through the front door panel. The customer can make a purchase selection through the panel through the real product.
[0003]
FIG. 7 shows the appearance (front view) of the see-through type vending machine described above. In FIG. 1, a housing 10 of a vending machine is formed with a
[0004]
A plurality of drawer-type shelves 301 are attached to the
[0005]
The
[0006]
FIG. 8 shows the configuration of the product storage /
[0007]
The drive pulley 511 is pivotally supported on a shelf plate 301 and a gear 531 is provided at one end thereof as shown in the front view of FIG. The gear 531 meshes with the transmission gear on the side of the bucket 901 (FIG. 7) and is driven to rotate. A bucket drive mechanism (not shown) is mounted on the
[0008]
On the conveyor belt 431, a backrest plate 601 for preventing the
[0009]
The
[0010]
The
[0011]
It is desirable that the conveyor belt 431 be installed so that the step with the shelf plate 301 is as small as possible in order to feed out and carry out the
[0012]
Further, as shown in (c), a backrest plate 601 is attached to the conveyor belt 431, and a wide cutout portion 432 is provided in a portion located in front of the backrest plate 601. The conveyor belt 431 is configured such that the notch 432 releases the contact with the
[0013]
[Patent Document 1]
JP 2000-30140 A
[Patent Document 2]
JP 2002-24932 A
[Problems to be solved by the invention]
This type of vending machine requires a movable stopper that is released only when necessary, in order to prevent the product conveyed to the tip of the conveyor belt from accidentally rolling down. Here, the above-described conventional movable stopper is attached to the front end face of the column partition wall 651 so as to be slidable in the up-down direction (Y direction), so that the structure of the partition wall 651 is complicated and the partition wall 651 is complicated. However, there is a problem that the width of the space increases, and the width space available for storing the product decreases accordingly.
[0016]
SUMMARY OF THE INVENTION The present invention has been made in view of the above problems, and has as its object to provide a vending machine in which a movable stopper is configured to be relatively simple and compact, and the movable stopper occupies as little space as possible. It is an object of the present invention to provide a vending machine product storage / unloading device capable of efficiently using the product storage space.
[0017]
[Means for Solving the Problems]
According to the present invention, a product stored in a plurality of product storage and unloading columns provided on a shelf plate of a product storage section is selectively acquired by a bucket which is driven to move in a horizontal direction and a vertical direction to pay out the product. A product storage and unloading device of a vending machine that unloads a product, a belt that unloads the product in the product storage and unloading column to the tip side of the product storage and unloading column, and a conveyor base that stretches the belt, At the front end of the conveyor base, it is pivotally supported at the lower end of the conveyor base, which is the front end side of the product storage / export column, and protrudes to the product carry-out path on the belt at the front end of the conveyor base. And a movable stopper for restricting carry-out.
[0018]
According to the merchandise storage and unloading device of the vending machine, the movable stopper can be compactly configured with a space having substantially the same width as the conveyor base. The width of the movable stopper is substantially absorbed by the width of the conveyor base, and the width space occupied only by the movable stopper is almost zero. This makes it possible to efficiently use the product storage space of the vending machine.
[0019]
Further, in the merchandise storage and unloading device of the vending machine, the movable stopper has a floor portion that bridges between the bucket and the belt when the movable stopper is evacuated from the unloading path of the commodities on the belt. Further, the movable stopper is rotated by transmitting the driving force from the bucket. Further, the movable stopper has a display surface of information for identifying the price of the product storage / unloading column or the product.
[0020]
BEST MODE FOR CARRYING OUT THE INVENTION
1 to 6 each show a main embodiment of the present invention. The vending machine of the embodiment shown in the figure is a see-through type vending machine in which the actual product to be sold is seen through a front door type panel and a purchase is selected, and the basic structure is a conventional vending machine. Same as technology. That is, the vending machine according to the embodiment selects the
[0021]
FIG. 1 shows the appearance of a see-through type vending machine to which the present invention is applied, as viewed from the front. In FIG. 1, a housing 10 of a vending machine is formed with a
[0022]
A plurality of drawer-
[0023]
The
[0024]
FIG. 2 is an exploded perspective view showing the main parts of a drawer-
[0025]
The
[0026]
A partition plate 65 for partitioning the product storage /
[0027]
According to the above-described configuration, the product storage /
[0028]
At the tip of the conveyor unit 41, a
[0029]
FIG. 3 shows an embodiment of the main part of the conveyor unit 41. 3A is an exploded perspective view, and FIG. 3B is a schematic side view. As shown in the figure, the conveyor unit 41 includes a
[0030]
The main structural part of the
[0031]
A
[0032]
The conveyor belt 43 is stretched and driven by a driving
Since the winding angle of the conveyor belt 43 around the
[0033]
As described above, in the embodiment, the driving of the conveyor belt 43 is performed not by the friction between the pulley and the belt, but by the catch between the sprocket hole 44 and the
[0034]
The conveyor unit 41 has a
[0035]
The
[0036]
FIG. 4 is a schematic side view showing the configuration near the
[0037]
The
[0038]
The
[0039]
FIG. 5 shows the configuration of the
[0040]
On both sides of the
[0041]
When the
[0042]
FIG. 6 shows the
[0043]
For this reason, the
[0044]
Therefore, although the
[0045]
As described above, the present invention has been described based on the typical embodiments, but the present invention can have various aspects other than the above. For example, the front surface of the
[0046]
【The invention's effect】
ADVANTAGE OF THE INVENTION According to this invention, while a movable stopper can be comprised comparatively easily and compactly, the occupation of the width space by the movable stop is reduced, and the product storage space of a vending machine can be used efficiently. To
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a front view showing an external configuration of a see-through type vending machine to which the present invention is applied.
FIG. 2 is an exploded perspective view showing an embodiment of a main part of a drawer-type shelf and a product storage / unloading column in the embodiment of the present invention.
FIG. 3 is an exploded perspective view and a schematic side view showing an embodiment of a main part of a conveyor unit in the embodiment of the present invention.
FIG. 4 is a schematic side view showing a configuration near a movable stopper according to the embodiment of the present invention.
FIG. 5 is a front sectional view and a side view showing a configuration of a backrest plate in the embodiment of the present invention.
FIG. 6 is a side sectional view showing a state of a groove formed on an upper surface of a conveyor base in the embodiment of the present invention.
FIG. 7 is a front view showing an external configuration of a conventional see-through vending machine.
FIG. 8 is a side view, a front view, and a perspective view showing a configuration of a product storage / export column portion in a conventional vending machine.
[Explanation of symbols]
REFERENCE SIGNS LIST 10 Vending
Claims (5)
前記商品収納搬出コラム内の商品を前記商品収納搬出コラムの先端側へ搬出するベルトと、
前記ベルトを張架するコンベア基台と、
前記商品収納搬出コラムの先端側となる前記コンベア基台の先端下部に軸支されて回動し、前記コンベア基台の先端前部において、前記ベルト上の商品の搬出経路に突出して前記商品の搬出を規制する可動ストッパと、
を備えたことを特徴とする自動販売機の商品収納搬出装置。The products stored in the plurality of product storage and unloading columns arranged on the shelf plate of the product storage unit are selectively acquired by a bucket that is driven to move in the horizontal direction and the vertical direction, and are discharged to the product payout unit. A vending machine product storage and unloading device,
A belt that carries out the products in the product storage / export column to the tip end side of the product storage / export column,
A conveyor base for stretching the belt,
At the front end of the conveyor base, it is pivotally supported at the lower end of the conveyor base, which is the front end side of the product storage / export column, and protrudes to the product carry-out path on the belt at the front end of the conveyor base. A movable stopper that regulates unloading,
A product storage and delivery device for a vending machine, comprising:
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003088136A JP2004295581A (en) | 2003-03-27 | 2003-03-27 | Commodity holding/discharging device for vending machine |
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CN109685983A (en) * | 2018-12-18 | 2019-04-26 | 天津雷云峰科技有限公司 | A kind of vending machine freight house crawler belt clamping structure |
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- 2003-03-27 JP JP2003088136A patent/JP2004295581A/en active Pending
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