JP2004294899A - 光ファイバケーブル - Google Patents

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Tatsuo Yoshihara
龍夫 吉原
Akira Onuki
章 大貫
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SWCC Corp
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Showa Electric Wire and Cable Co
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    • G02B6/00Light guides; Structural details of arrangements comprising light guides and other optical elements, e.g. couplings
    • G02B6/44Mechanical structures for providing tensile strength and external protection for fibres, e.g. optical transmission cables
    • G02B6/4401Optical cables
    • G02B6/4403Optical cables with ribbon structure
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Abstract

【課題】粗巻きの材質によらず、温度変化に伴う光ファイバの伝送損失の低下を確実に抑制することができるスロットレス型の光ファイバケーブルを提供する。
【解決手段】光ファイバ心線11の周囲に紐状の緩衝材12aが配置され、その上に粗巻き16が施された光ファイバケーブル10であって、粗巻き16は、その巻きピッチをx、熱収縮率をyとしたとき、次式(I)
y≦0.042e0.04 …(I)
を満足する。
【選択図】 図2

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、光ファイバ心線の周囲に緩衝層を有し、その外側に外被を設けた、いわゆるスロットレス型光ファイバケーブルに関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、マルチメディアが急速に普及する中、低損失で広帯域の光ファイバを用いた光通信網の構築が進められており、それに伴い、布設用途や布設環境に応じた様々な光ファイバケーブルが提案されてきている。
【0003】
その一つに、複数本の光ファイバ素線を並列させその外周に一括被覆を施した光ファイバテープ心線を1枚乃至複数枚積層し、その周囲に緩衝材を配置し、さらにその外側にポリエチレンなどのプラスチックの押出しにより外被を施したものがある(例えば、特許文献1参照。)。このケーブルは、従来のスロット型光ファイバケーブルに対し、スロットを持たないことから、スロットレス型光ファイバケーブルと称されており、スロット型光ファイバケーブルに比べ、構造が簡単なうえ、ケーブルの細径化、軽量化を図ることができるなどの特徴を有している。
【0004】
ところで、このようなスロットレス型光ファイバケーブルにおいては、ケーブル布設時あるいは布設後に、光ファイバテープ心線が移動して光ファイバに引張、座屈などの悪影響を与えることがある。
【0005】
そこで、光ファイバテープ心線の移動を防止するため、緩衝材の充填密度を大きくしたり、緩衝材上に紐またはテープで粗巻きを施すなどの対策が講じられている。
【0006】
【特許文献1】
特許第3064284号公報
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、前者の緩衝材の充填密度を大きくする方法では、ケーブル重量が重くなる、材料コストが高くなるなどの難点がある。
【0008】
これに対し、紐やテープで粗巻きを施す方法は、重量の増加は僅かであり、材料コストが大きく上昇することもない。
【0009】
しかしながら、この方法では、光ファイバケーブルの使用環境温度が変化すると、粗巻きされている紐やテープが収縮し、その結果、光ファイバ心線に曲げが加わり伝送特性が低下するという問題があった。特に、粗巻きに熱収縮率の大きいものを用いた場合に、顕著な伝送特性の低下がみられた。
【0010】
このような事情から、光ファイバ心線の移動を防止するため緩衝材上に粗巻きを施したケーブルであって、粗巻きの材質によらず、温度変化に伴う光ファイバの伝送特性の低下を確実に抑制することができる光ファイバケーブルが要望されている。
【0011】
本発明はこのような要望に応えるべくなされたもので、粗巻きの材質によらず、温度変化に伴う光ファイバの伝送損失の低下を確実に抑制することができるスロットレス型の光ファイバケーブルを提供することを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、請求項1に記載された発明は、光ファイバ心線の周囲に紐状の緩衝材が配置され、その上に粗巻きが施された光ファイバケーブルであって、前記粗巻きは、その巻きピッチをx、熱収縮率をyとしたとき、次式(I)
y≦0.042e0.04 …(I)
を満足することを特徴とする光ファイバケーブルである。
【0013】
請求項2に記載された発明は、前記粗巻きの巻きピッチが、30mm〜100mmであることを特徴とする光ファイバケーブルである。
【0014】
請求項3に記載された発明は、前記粗巻きは、合成繊維または合成樹脂からなる紐またはテープで構成されていることを特徴とする請求項1または2記載の光ファイバケーブルである。
【0015】
ここで、熱収縮率は、粗巻きを構成している材料の熱収縮率をいい、JIS L 1013化学繊維フィラメント糸試験方法に準じて測定された値である。
【0016】
本発明の光ファイバケーブルにおいては、巻きピッチxと熱収縮率yが上記(I)式を満足するような粗巻きを施したことにより、粗巻きの材質によらず、ケーブルの温度変化に伴う光ファイバの伝送特性の低下を確実に抑制することができる。
【0017】
特に、粗巻きの巻きピッチを、30mm〜100mmとした場合には、光ファイバ心線のケーブルからの引抜力を適度な範囲とすることができ、ケーブル布設時あるいは布設後の光ファイバ心線の移動を確実に防止することができるとともに、引抜力が過大になることによる光ファイバの伝送特性の低下を防止することができる。すなわち、粗巻きの巻きピッチが30mm未満では、引抜力が大きくなり過ぎ、光ファイバの伝送特性が低下するおそれがある。また、粗巻きの巻きピッチが100mmを超えると、粗巻きの効果が得られず、引抜力が低下して、光ファイバ心線が移動するおそれがある。
【0018】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面を用いて説明する。
【0019】
図1は、本発明の光ファイバケーブルの一実施形態を示す横断面図である。
図1に示すように、この光ファイバケーブル10は、4本の光ファイバ素線11aを並列させ、その外周に一括被覆を施した光ファイバテープ心線11を複数枚(図面の例では、4枚)積層し、その周囲にポリプロピレン繊維からなる開繊紐12aを縦添えもしくは撚合わせて緩衝層12を形成し、さらにその外側にポリエチレンやポリ塩化ビニルなどの合成樹脂からなる外被13を施した構造を有する。
【0020】
外被13内には、2本の鋼線あるいはFRP(ガラス繊維強化プラスチック)などからなる抗張力体14、14がケーブルの中心に対し互いに対称の位置になるように縦添えして埋め込まれ、また、これらの各抗張力体14からそれぞれ周方向にほぼ90°回転した位置に、それぞれ1本ずつ、計2本のポリエステル系繊維などからなる引き裂き紐15、15が縦添えして埋め込まれている。なお、これらの2本の引き裂き紐15、15も、2本の抗張力体14、14と同様、ケーブルの中心に対し互いに対称の位置に埋め込まれている。
【0021】
そして、本実施形態では、図2の一部切欠断面図にも示すように、緩衝層12上に、合成繊維または合成樹脂からなる紐またはテープにより、その巻きピッチをx、熱収縮率をyとしたとき、次式(I)
y≦0.042e0.04 …(I)
を満足し、かつ、巻きピッチxが30mm〜100mmの範囲にあるような粗巻き16が施されている。
【0022】
このように構成される光ファイバケーブル10においては、緩衝層12上に、上記式(I)を満足するような粗巻き16を施したことにより、粗巻き16の材質に関わらず、ケーブルの温度変化に伴う光ファイバの伝送損失の増加が抑制される。
【0023】
また、粗巻き16の巻きピッチが30mm〜100mmの範囲にあるため、光ファイバテープ心線11のケーブルからの引抜力を適度な範囲とすることができる。これにより、ケーブル布設時あるいは布設後の光ファイバ心線の移動を防止することができ、また、引抜力が過大になることによる光ファイバの伝送特性の低下も防止することができる。
【0024】
本実施形態において、粗巻き16の巻きピッチが30mm未満では、光ファイバテープ心線11のケーブルからの引抜力が大きくなり過ぎ、光ファイバの伝送特性が低下するおそれがある。また、粗巻き16の巻きピッチが100mmを超えると、粗巻き16の効果が得られず、引抜力が低下して、光ファイバテープ心線11が移動するおそれがある。
【0025】
なお、上記粗巻き16に使用される紐またはテープを具体的に例示すると、例えばナイロン繊維;ケブラー、トワロン、テクノーラ(以上、商品名)などのアラミド繊維;テフロン(登録商標)、ベクロラン(以上、商品名)などのポリエステル系繊維;ダイニーマ(商品名)、ポリプロピレン繊維などのポリオレフィン系繊維;スペクトラ(商品名)、ザイロン(商品名)などの各種合成繊維からなる紐や、ナイロンテープ、ポリエステルテープ、ポリエチレンテープ、ポリプロピレンテープなどが挙げられる。
【0026】
ここで、本発明による効果を確認するため、上記光ファイバケーブル10を試作し、その特性を評価した結果について記載する。
【0027】
すなわち、光ファイバテープ心線11として、幅1.1mm、厚さ0.3mmの4心光ファイバテープ心線(シングルモード光ファイバ)を用意し、この光ファイバテープ心線11を10枚積層し、その周囲にポリプロピレン繊維からなる開繊紐12aを断面円形状に集合させつつ、その上に熱収縮率が約0.05%〜5%の範囲にある紐を、上記条件を満足するようなピッチで巻き付けた。
【0028】
次いで、これらの周囲に、直径0.7mmの鋼線からなる2本の抗張力体14と、直径0.8mmのアラミド繊維からなる2本の引き裂き紐15を沿わせた状態で、外被13用樹脂として、低密度ポリエチレン(宇部興産社製 商品名UVEC600V6)を押出被覆して、外径約9.9mm、外被13の内径4.6mmの光ファイバケーブルを得た。
【0029】
また、比較のために、粗巻きの熱収縮率と巻きピッチが上記条件を外れるようにした以外は、上記と同様にして光ファイバケーブルを得た。
【0030】
得られた各光ファイバケーブルについて、光パルス試験器(Optical Time Domain Reflectometer:OTDR)を用いて初期伝送特性を測定するとともに、温度変化(‐30℃〜+70℃)に伴う伝送損失の最大増加量を測定した。
【0031】
図3は、これらの測定結果に基づき、粗巻きの熱収縮率yとピッチxと最大損失増加量との関係をグラフにまとめたものである。図3から明らかなように、粗巻きの熱収縮率yとピッチxが次式(I)
y≦0.042e0.04 …(I)
を満足する本発明に係る光ファイバケーブルは、温度変化に伴う最大損失増加量がいずれも0.15dB/km以下と小さく、良好な温度特性を示した。
【0032】
なお、本発明は、以上説明した実施形態に限定されるものではなく、例えば、上記実施形態では、内部に4心光ファイバテープ心線が4枚積層されて収容されているが、光ファイバ心線の種類や数、収容形態などは、用途に応じて適宜選択されてよい。
【0033】
また、図4に示すように、上記実施形態の光ファイバケーブル10の外被13にケーブル支持線17を取り付けた構造としてもよい。図4において、18は、ケーブル支持線17の外周に設けられた被覆部、19は、光ファイバケーブル10の外被13とケーブル支持線被覆部18とを結合する首部である。
【0034】
このような支持線付き光ファイバケーブル20においても、前述した実施形態の光ファイバケーブル10と同様、粗巻き16の材質に関わらず、ケーブルの温度変化に伴う光ファイバの伝送損失の増加を抑制することができる。また、光ファイバテープ心線11のケーブルからの引抜力を適度な範囲とすることができ、ケーブル布設時あるいは布設後の光ファイバ心線の移動を防止することができるとともに、引抜力が過大になることによる光ファイバの伝送特性の低下を防止することができる。
【0035】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明の光ファイバケーブルによれば、緩衝材上に施す粗巻きの巻きピッチと熱収縮率を特定したことにより、粗巻きの材質によらず、温度変化に伴う光ファイバの伝送特性の低下を抑制することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の光ファイバケーブルの一実施形態を示す断面図。
【図2】図1に示す光ファイバケーブルの一部切欠断面図。
【図3】粗巻きの熱収縮率とピッチと最大損失増加量との関係を示す図。
【図4】本発明の光ファイバケーブルの他の実施形態を示す断面図。
【符号の説明】
10、20………光ファイバケーブル
11………光ファイバテープ心線
12………緩衝層
13………外被
16………粗巻き

Claims (3)

  1. 光ファイバ心線の周囲に紐状の緩衝材が配置され、その上に粗巻きが施された光ファイバケーブルであって、
    前記粗巻きは、その巻きピッチをx、熱収縮率をyとしたとき、次式(I)
    y≦0.042e0.04 …(I)
    を満足することを特徴とする光ファイバケーブル。
  2. 前記粗巻きの巻きピッチが、30mm〜100mmであることを特徴とする請求項1記載の光ファイバケーブル。
  3. 前記粗巻きは、合成繊維または合成樹脂からなる紐またはテープで構成されていることを特徴とする請求項1または2記載の光ファイバケーブル。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2016206349A (ja) * 2015-04-20 2016-12-08 古河電気工業株式会社 光ファイバケーブル

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