JP2004294606A - 地図データまたは航空写真データの接合表示方法及び装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】複数枚の地図データまたは航空写真データである地図データ等14を切れ目なく接合し、それぞれその少なくとも一端側に配置される地図データ等14が重複している接合図18を格納し、現在位置を中心として表示部に表示される地図の領域を演算し、その領域のイメージデータを表示部に表示する。現在位置を移動させ、表示部に表示される接合図18の地図イメージをスクロールしつつ、現在位置が接合図18の端部に近づける限界である限界点28に到達すると、同じ地点の限界点28を含む他の接合図18上にある対応する限界点28まで現在位置をジャンプさせ、地図イメージの表示を続ける。
【選択図】 図2
Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、公的機関が作成した道路台帳附図を接合し、表示する方法及び装置の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来より、公的機関が正確な測量を行い、道路等が正確に記載された地図である道路台帳附図が道路管理等の目的で利用されている。このような道路台帳附図は、道路が記載された地図であるが、所定範囲ごとに分割されている。従って、例えばある道路に沿って地図をコンピュータの表示画面に表示させようとすると、道路台帳附図の対応する分割部分をスキャナ等で読み込み、読み込まれたラスターデータを接合して表示する必要がある。ラスターデータとなった道路台帳附図の各分割部分を接合する方法としては、例えば以下に示す特許文献1に記載されているように、地図上の点に絶対座標を割り当て、この絶対座標に基づいて各分割部分を接合することが一例としてあげられる。
【0003】
図5には、絶対座標が割り当てられた各地図データを接合する場合の説明図が示される。図5において、所定範囲ごとに分割された各地図データ100には、上述したように絶対座標が割り当てられている。この絶対座標に基づいて、各地図データ100を適宜回転させつつ接合してゆけば、各地図の間で、道路102等に切れ目のない接合地図を得ることができる。
【0004】
なお、上記方法は、道路地図に限るものではなく、航空写真データにも同様に適用可能である。
【0005】
【特許文献1】特開2001−351113
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、上記従来の技術においては、ラスターデータである分割された各地図データに絶対座標を割り当てる必要があるので、そのための工程が複雑になるという問題があった。このため、もともと紙ベースの地図である道路台帳附図には適用し難かった。
【0007】
本発明は、上記従来の課題に鑑みなされたものであり、その目的は、簡易な方法で、かつ切れ目なく地図データ等を表示できる地図データまたは航空写真データの接合表示方法及び装置を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本発明は、道路または河川が記載された複数枚の地図データまたは航空写真データを切れ目なく接合した接合図であって、前記接合図のそれぞれは、その少なくとも一端側に配置される地図データまたは航空写真データが重複しているものを格納し、前記格納された複数の前記接合図を、接合図上に設定される所定の表示領域を移動させることによって順次表示してゆく地図データまたは航空写真データの接合表示方法であって、前記接合図の端部側に配置される地図データまたは航空写真データには、前記表示領域中に設定され、前記表示領域とともに移動する所定の表示基準点が前記接合図の端部に近づける限界である限界点が設定され、前記限界点まで前記表示基準点が達すると、当該地図データまたは航空写真データと重複する地図データまたは航空写真データを有する他の接合図の対応する限界点まで前記表示基準点を移動させることを特徴とする。
【0009】
上記構成によれば、接合図は複数枚の地図データまたは航空写真データを切れ目なく接合しており、また表示基準点が限界点まで達すると、次の接合図にジャンプするので、接合図間でも地図の切れ目が表示されない。このため、切れ目なく地図を表示できる。
【0010】
また、上記地図データまたは航空写真データの接合表示方法において、前記接合図上の道路または河川には、これらに沿って仮想的な中心線が設定され、前記中心線には所定の始点からの距離データが関連づけられており、前記限界点は、前記中心線上の所定の距離の点に設定されていることを特徴とする。
【0011】
上記構成によれば、所定の始点からの距離データが関連づけられた中心線により、表示管理を容易化できる。
【0012】
また、上記地図データまたは航空写真データの接合表示方法において、前記表示基準点が前記限界点を所定距離通過したときに、前記表示される接合図が切り替わることを特徴とする。
【0013】
上記構成によれば、表示基準点が限界点を所定距離通過したときに、表示される接合図が切り替わるので、限界点に表示基準点が到達したか否かを一定の距離表示基準点が移動する間に判定すればよく、限界点の判定を容易化できる。
【0014】
また、上記地図データまたは航空写真データの接合表示方法において、前記接合図は、3枚の地図データまたは航空写真データにより構成されることを特徴とする。
【0015】
上記構成によれば、接合図が3枚の地図データまたは航空写真データにより構成されているので、作成が容易であるとともに、重複する地図データまたは航空写真データの数を少なくできる。
【0016】
また、地図データまたは航空写真データの接合表示装置であって、道路または河川が記載された複数枚の地図データまたは航空写真データを切れ目なく接合した接合図であって、前記接合図のそれぞれは、その少なくとも一端側に配置される地図データまたは航空写真データが重複しているものを格納する格納部と、前記格納された複数の前記接合図を、接合図上に設定される所定の表示領域を移動させることによって順次表示してゆく接合図表示部と、前記接合図の端部側に配置される地図データまたは航空写真データに規定され、前記表示領域中に設定されて前記表示領域とともに移動する所定の表示基準点が前記接合図の端部に近づける限界である限界点を判定する限界点判定部と、前記限界点判定部により、前記表示基準点が前記限界点まで達したと判定された場合に、当該地図データまたは航空写真データと重複する地図データまたは航空写真データを有する他の接合図の対応する限界点まで前記表示基準点をジャンプさせる基準点ジャンプ部と、を備えることを特徴とする。また、好ましくは、前記接合図上の道路または河川に、これらに沿って仮想的な中心線を設定し、前記中心線に所定の始点からの距離データを関連づけ、前記限界点を、前記中心線上の所定の距離の点に設定する設定手段を備えている。さらに、好ましくは、前記限界点判定部が、前記表示基準点が前記限界点を所定距離通過したときに、前記基準点ジャンプ部に前記表示基準点をジャンプさせることを特徴とする。
【0017】
上記各構成によれば、複数の接合図を簡易に、かつ切れ目なく表示できる地図データまたは航空写真データの接合表示装置を実現できる。
【0018】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態(以下実施形態という)を、図面に従って説明する。
【0019】
図1には、本発明にかかる地図データまたは航空写真データの接合表示装置の構成のブロック図が示される。図1において、入力部10は、スキャナ、キーボード、マウス、ディスク装置等の入力装置で構成されており、道路または河川が記載された複数枚の地図データまたは航空写真データを切れ目なく接合した接合図を入力することができる。
【0020】
図2(a)、(b)、(c)には、上記接合図の例が示される。図2(a)、(b)、(c)において、複数枚の地図データまたは航空写真データ(以後地図データ等という)14は切れ目なく、すなわち道路、河川その他の地図上に記載された物が各地図データ等14の接合部分でずれたり地図イメージのない白紙状態になったりしない状態で接合されている。ここで地図データ等14には、道路台帳附図、航空写真等が含まれる。それぞれの地図データ等14は、接合部16で切れ目なく接合され、接合図18が構成される。接合部16では、各地図データ等14が一部重なってもよいし、重ならずに辺と辺とが接合されてもよい。なお、この接合作業は、人が手作業で物理的に接合してもよいし、スキャナ等でパーソナルコンピュータに取り込み、ディスプレイに表示させながらデジタルデータとして接合してもよい。
【0021】
図2(a)の場合には、3枚の地図データ等14が接合され、接合図18が構成されている。すなわち、地図データ等14の組としてa、b、cの3枚で1つの接合図18が構成され、次に地図データ等14の組b、c、dで他の接合図18が構成されている。このように、3枚の地図データ等14で接合図18を構成すれば、接合数を少なくでき、接合図18を容易に作成できる。以後、同様にその少なくとも一端側に配置される2枚の地図データ等14を重複しながら接合図18が構成されてゆく。このようにして構成された接合図18は、手作業で物理的に接合した場合には、図1の入力部10を構成するスキャナによって接合表示装置に読み込まれる。また、デジタルデータとして接合された接合図18は、上記入力部10のディスク装置を介する等適宜な方法により接合表示装置に入力される。また、接合表示装置自体に接合図18の作成機能を持たせてもよい。このようにして取り込まれた接合図18は、制御部20により本発明の格納部に相当する記憶部22に地図のラスターデータとして格納される。
【0022】
上記接合図18には、所定の道路または河川に沿って、その道路または河川の仮想的な中心線24が設定される。この中心線24の設定は、制御部20により、道路または河川の所定の位置に関連する各種データを格納したテーブルを定義することにより行われる。このテーブルは記憶部22に格納される。設定された中心線24には、各々中心線IDが付与され、どの接合図18のどの道路または河川に設定されたものかが区別される。この中心線IDも上記テーブルに格納される。
【0023】
上記中心線24には、接合表示装置に取り込まれる際に、制御部20により道路の起点等の所定の始点からの距離データが関連づけられる。また、このとき、地図データ等14を接合表示装置の表示部26に表示する際に必要となる地図の縮尺も制御部20により接合図18に関連づけられる。これらの関連づけは、距離データ及び地図の縮尺を上記中心線24の設定のためのテーブルに格納することにより行われる。これらの距離データ、縮尺等も、入力部10から操作者が入力し、制御部20によってテーブルに格納される。以後、各接合図18は、それぞれ独立した1つの地図データとして認識される。また、各接合図18には、所定の始点からの距離データが関連づけられた中心線24が設定されているので、接合図18上の道路または河川上の位置が中心線24の距離データとして把握される。道路台帳附図等は、道路、河川等の管理用に使用されるので、上記中心線24を地図上に設定し、これによって地図上の地点を管理するのが、その使用目的に沿っていて便利である。
【0024】
なお、図2(a)では、中心線24が3枚の地図データ等14にまたがって設定されているが、接合図18の端部までには達していない。これは、中心線24の両端に、後に説明するように、1つの接合図18により表示される地図イメージの範囲を規定するための限界点28を設定するためである。この限界点28は、重複した地図データ等14を有する接合図18の各々で、同じ地点のものが設定される。例えば、図2(a)の例では、地図データ等14のbとcの接合部16が、上側の図と下側の図にそれぞれ存在している。これらの接合部16に設定された限界点28−1と限界点28−2とが同じ地点となっている。この同じ地点である限界点28−1、28−2が、本発明の対応する限界点に相当する。また、限界点28は、上記中心線24上の始点から所定の距離の点として設定されている。限界点28の設定も制御部20によって行われる。以上のように、中心線24の設定、中心線24への所定の始点からの距離データの関連づけ及び限界点28の設定を行う制御部20が、本発明にかかる設定手段に相当する。
【0025】
図2(b)に示された例では、3枚の地図データ等14が接合されている点は図2(a)と同様であるが、少なくとも一端側で重複している地図データ等14が1枚である点が異なる。図2(b)では、cで示される地図データ等14が重複している。これに伴い、各接合図18の間で重複する地図データ等14の数が少なくなり、中心線24の範囲も長くなっており、記憶部22に格納するデータの重複率が減少するので、記憶領域の使用効率を向上できる。また、図2(c)では、2枚の地図データ等14により接合図18が構成されており、接合する地図データ等14の枚数がさらに少なくなるので作成がより容易であるとともに、各接合図18のピクセル数を減少できるので、記憶部22からの出し入れ等の取り扱いが容易になる。なお、接合図18を構成する地図データ等14の枚数は特に限定されるものではなく、接合図の使用目的等に応じて適宜決定できる。
【0026】
以上に述べた接合図18が記憶部22に格納された後、制御部20はデータ取得部30に、中心線24上の点としての現在位置を含む接合図18に関するデータを記憶部22から取得させる。この現在位置は、デフォルト設定とする等予め適宜な方法で初期値を設定しておく。次に制御部20は、表示演算部32に、上記現在位置を中心として、表示部26の表示画面に表示される接合図18上の地図の領域すなわち表示領域を算出させる。この演算には、前述した地図の縮尺、表示画面の大きさ等のデータを使用する。表示画面に表示される接合図18上の地図の領域が、本発明の所定の表示領域に相当する。このようにして演算された地図の領域に対応するラスターイメージがデータ取得部30から制御部20に送られ、制御部20の制御により表示部26に表示される。
【0027】
上述した表示部26の表示画面には、現在位置を中心とした地図のラスターイメージが表示領域として表示されているが、この現在位置は本発明にかかる表示基準点に相当するので、以後表示基準点という。図3には、以上に述べた接合図、表示領域、表示基準点の関係が示される。図3において、表示基準点38は、接合図18上に設定された中心線24上にあり、ここを中心として表示領域40が設定されている。上述したように、表示部26の表示画面には、この表示領域40内の地図のラスターイメージが表示される。なお、表示基準点38は、画面表示を制御するための仮想的な点であるので、表示画面には表示されてもされなくてもよい。
【0028】
表示基準点38は、基準点移動部34により上記表示領域40とともに中心線24上を移動される。この表示基準点38の移動は、入力部10から操作者が中心線24上の距離データを指示してもよいし、予め作成されたソフトウェアにより制御部20が制御してもよい。表示基準点38が中心線24上を移動すると、表示演算部32では移動した表示基準点38を中心にして表示部26の表示画面に表示される接合図18上の地図の領域を再度算出する。算出された領域に対応するラスターイメージがデータ取得部30から制御部20に送られ、表示部26に表示される。このようにして、基準点移動部34により表示基準点38を移動させると、接合図18上に設定された所定の表示領域40も移動するので、地図のラスターイメージをスクロールして順次表示してゆくことができる。ここで、制御部20、表示部26、データ取得部30、表示演算部32及び基準点移動部34により、本発明にかかる接合図表示部が構成される。
【0029】
表示基準点38を中心線24上で移動してゆくと、図2、図3に示された限界点28に到達し、限界点28と表示基準点38との位置が一致する。表示基準点38が限界点28に到達したか否かは、限界点判定部36が判定する。この判定は、表示基準点38が限界点28に相当する距離の中心線24上の点に一致したか否かにより行われる。
【0030】
限界点28は、表示基準点38が接合図18の端部側に配置された地図データ等14の端部に近づける限界であって、表示基準点がこの点以上に地図データ等14の端部に近づくと、表示基準点38を中心とした上記表示領域40中に地図データの存在しない部分が発生する可能性のある点として規定される。すなわち、限界点28を超えて表示基準点38が接合図18の端部側に移動すると、表示部26の表示画面に、地図からはみ出した部分が表示されてしまう。このような不都合を回避するため、限界点判定部36により表示基準点38が限界点28に到達したと判定された場合には、制御部20がデータ取得部30に、現在の接合図18を構成する地図データ等14と重複する地図データ等14を有する他の接合図18に関するデータを取得させる。この場合、各接合図18に、予め自分と重複する部分を有する他の接合図18はどれかというデータを関連づけておくのが好適である。基準点移動部34では、データ取得部30が取得した他の接合図18における対応する限界点28すなわち表示基準点38が先の接合図18上で到達した限界点と同じ地点である限界点28まで表示基準点38を移動させる。この場合の基準点移動部34が、本発明の基準点ジャンプ部に相当する。表示演算部32では、他の接合図18に移動した表示基準点38を中心として、表示部26に表示される地図の領域すなわち表示領域40を算出し、制御部20が算出された地図の領域に対応するラスターイメージをデータ取得部30から取得して表示部26に表示する。これにより、ある接合図18の限界点28から他の接合図18の限界点28に表示基準点がジャンプしても、表示部26に表示される地図のイメージには切れ目が生じない。従って、表示部26に表示される地図のイメージを適宜スクロールしても、常に切れ目のない地図イメージを表示できる。これにより、道路管理等の目的に使用する場合に便利な地図データまたは航空写真データの接合表示方法及び装置を実現できる。
【0031】
図4には、図1に示された地図データまたは航空写真データの接合表示装置の動作のフローが示される。図4において、予め記憶部22に格納された接合図18のデータから、初期値として設定された現在位置(表示基準点38)を含む接合図18に関するデータがデータ取得部30に取得される(S1)。
【0032】
次に、表示演算部32が、表示基準点38を中心として表示部26の表示ウィンドウ(表示画面)に表示される接合図18上の地図領域の大きさを算出する(S2)。
【0033】
制御部20は、S2で算出された地図領域すなわち表示領域40に一致する地図のラスターイメージをデータ取得部30から取得し(S3)、そのラスターイメージを表示部26に表示する(S4)。
【0034】
以上のような状態から、基準点移動部34が表示基準点38を中心線24に沿って移動させる。この移動は、入力部10からの操作者の指示または所定のソフトウェアに基づく制御部20の指示等のいずれに基づくものでもよい。表示基準点38が移動すると、制御部20、データ取得部30、表示演算部32によって、前述したように、移動後の表示基準点38を中心とした地図のイメージが表示領域40として表示部26に表示される(S5)。
【0035】
表示基準点38が移動している間、限界点判定部36が、図2に示される限界点28まで表示基準点38が到達したか否かを判定する(S6)。なお、表示基準点38が限界点28に到達したことの判定は、表示基準点38が限界点28を所定距離通過する間に行ってもよい。これによれば、表示基準点38が限界点28に一致した時点ではなく一定の距離だけ表示基準点38が移動する間に到達の判定を行えばよいので、限界点の判定を容易化できる。この場合の所定の距離は、表示部26の表示画面に地図からはみ出した部分が表示されないように決定される。
【0036】
表示基準点38が限界点28まで到達していないときは、S2からの動作が繰り返され、地図のイメージがスクロールされてゆく。
【0037】
一方、限界点判定部36が限界点28まで表示基準点38が到達したと判定すると、同じ地点の限界点28を含む他の接合図18上にある対応する限界点28まで表示基準点38をジャンプさせる(S7)。
【0038】
以後、S1からの動作に戻り、ジャンプ先の表示基準点38に基づいて、地図のイメージが表示部26に表示される。以上の動作を繰り返すことにより、表示基準点38を移動させながら、地図イメージをスクロールできる地図データまたは航空写真データの接合表示方法を実現できる。
【0039】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、接合図は複数枚の地図データまたは航空写真データを切れ目なく接合しており、また表示基準点が限界点まで達すると、次の接合図にジャンプするので、接合図間でも地図の切れ目が表示されない。このため、簡易な方法でかつ切れ目なく地図データ等を表示できる。
【0040】
また、所定の始点からの距離データが関連づけられた中心線を使用するので、地図、航空写真等の表示管理を容易化できる。
【0041】
また、表示基準点が限界点を所定距離通過したときに、表示される接合図が切り替わるように構成すれば、限界点に表示基準点が到達したか否かを一定の距離表示基準点が移動する間に判定すればよく、限界点の判定を容易化できる。
【0042】
また、接合図が3枚の地図データまたは航空写真データにより構成されているので、作成が容易であるとともに、重複する地図データまたは航空写真データの数を少なくできる。
【0043】
また、本発明によれば、複数の接合図を簡易な方法でかつ切れ目なく表示できる地図データまたは航空写真データの接合表示装置を実現できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明にかかる地図データまたは航空写真データの接合表示装置の構成のブロック図である。
【図2】接合図の例を示す図である。
【図3】接合図、表示領域、表示基準点の関係の説明図である。
【図4】図1に示された本発明にかかる地図データまたは航空写真データの接合表示装置の動作のフロー図である。
【図5】絶対座標が割り当てられた各地図データを接合する場合の説明図である。
【符号の説明】
10 入力部、14 地図データ等、16 接合部、18 接合図、20 制御部、22 記憶部、24 中心線、26 表示部、28 限界点、30 データ取得部、32 表示演算部、34 基準点移動部、36 限界点判定部、38 表示基準点、40 表示領域。
Claims (7)
- 道路または河川が記載された複数枚の地図データまたは航空写真データを切れ目なく接合した接合図であって、前記接合図のそれぞれは、その少なくとも一端側に配置される地図データまたは航空写真データが重複しているものを格納し、前記格納された複数の前記接合図を、接合図上に設定される所定の表示領域を移動させることによって順次表示してゆく地図データまたは航空写真データの接合表示方法であって、
前記接合図の端部側に配置される地図データまたは航空写真データには、前記表示領域中に設定され、前記表示領域とともに移動する所定の表示基準点が前記接合図の端部に近づける限界である限界点が設定され、
前記限界点まで前記表示基準点が達すると、当該地図データまたは航空写真データと重複する地図データまたは航空写真データを有する他の接合図の対応する限界点まで前記表示基準点を移動させることを特徴とする地図データまたは航空写真データの接合表示方法。 - 請求項1記載の地図データまたは航空写真データの接合表示方法において、前記接合図上の道路または河川には、これらに沿って仮想的な中心線が設定され、前記中心線には所定の始点からの距離データが関連づけられており、前記限界点は、前記中心線上の所定の距離の点に設定されていることを特徴とする地図データまたは航空写真データの接合表示方法。
- 請求項2記載の地図データまたは航空写真データの接合表示方法において、前記表示基準点が前記限界点を所定距離通過したときに、前記表示される接合図が切り替わることを特徴とする地図データまたは航空写真データの接合表示方法。
- 請求項1から請求項3のいずれか一項記載の地図データまたは航空写真データの接合表示方法において、前記接合図は、3枚の地図データまたは航空写真データにより構成されることを特徴とする地図データまたは航空写真データの接合表示方法。
- 道路または河川が記載された複数枚の地図データまたは航空写真データを切れ目なく接合した接合図であって、前記接合図のそれぞれは、その少なくとも一端側に配置される地図データまたは航空写真データが重複しているものを格納する格納部と、
前記格納された複数の前記接合図を、接合図上に設定される所定の表示領域を移動させることによって順次表示してゆく接合図表示部と、
前記接合図の端部側に配置される地図データまたは航空写真データに規定され、前記表示領域中に設定されて前記表示領域とともに移動する所定の表示基準点が前記接合図の端部に近づける限界である限界点を判定する限界点判定部と、
前記限界点判定部により、前記表示基準点が前記限界点まで達したと判定された場合に、当該地図データまたは航空写真データと重複する地図データまたは航空写真データを有する他の接合図の対応する限界点まで前記表示基準点をジャンプさせる基準点ジャンプ部と、
を備えることを特徴とする地図データまたは航空写真データの接合表示装置。 - 請求項5記載の地図データまたは航空写真データの接合表示装置は、前記接合図上の道路または河川に、これらに沿って仮想的な中心線を設定し、前記中心線に所定の始点からの距離データを関連づけ、前記限界点を、前記中心線上の所定の距離の点に設定する設定手段を備えることを特徴とする地図データまたは航空写真データの接合表示装置。
- 請求項5または請求項6記載の地図データまたは航空写真データの接合表示装置において、前記限界点判定部は、前記表示基準点が前記限界点を所定距離通過したときに、前記基準点ジャンプ部に前記表示基準点をジャンプさせることを特徴とする地図データまたは航空写真データの接合表示装置。
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