JP2004293693A - パイプ連結支持具 - Google Patents

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清美 原
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Abstract

【課題】取り付けが簡単に行え、多目的に利用でき、軽量小型で携帯に便利なパイプ連結支持具を提供する。
【解決手段】パイプ連結支持具1は、パイプ18の外周に接し且つパイプ18の断面を上下対称に2分する平面で2分された内周を有する保持部4,5と、該保持部の両端から前記平面に沿ってそれぞれ外方に突出する締め付け部6,7とを有し、保持部4,5の周方向中央にはパイプ中心に向け内外周を貫通する連結用ネジ孔14を設けた上下対称の1対の部材を形成し、前記一方の部材の締め付け部6には保持部中心から対称位置に締め付け部を上下に貫通する円形孔8を設け、且つ他方の部材の締め付け部7には円形孔8と対峙する位置に同方向にネジ孔9を設けた1対の保持具2,3で構成する。連結用ネジ孔14はパイプ同士の連結手段などし、連結ネジ孔部は外側に膨出する厚肉構造にするとよい。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、パイプの連結支持具の技術に係わり、更に詳しくは、ケーブル挿通用配管や流体移送用配管などの単独配管や集合配管を保持し或いは互いに連結保持し壁面等に固定する配管支持部材、或いは、パイプに機材を取り付ける取付部材として用いたり、また、建設用足場などパイプ材で構築する構造物のパイプ連結具などに用いるパイプの連結支持具の構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
ケーブル挿通用配管や流体移送用配管などの単管や集合配管を支持固定する支持部材としては、開口部を有するC形の環状保持部材の前記開口部を上方にした左右両側面またはその一方にネジ機構で構成する連結手段または雄ネジか雌ネジのいずれかからなる固定手段を形成し、或いは前記開口部と対角位置の外側面に雄ネジか雌ネジのいずれかからなる固定手段を形成し、集合配管を互いに所定の間隔を保った状態で連結支持したり或いは壁面等に支持固定することを可能にした保持具が知られている(例えば、特許文献1参照。)。この保持具は、パイプや丸棒などの保持対象物をC形保持具の開口部から挿入して保持するもので、保持部材は合成樹脂などの可撓性材料で成形され、装着が容易であるが保持力が小さいので鋼管などの重量物を保持するには適していない。
【0003】
また、建設用足場などパイプ材で構築する構造物のパイプ連結部などに用いるパイプ連結支持具としては、筒状の保持部の外周面の対角位置に外周面から膨出する突出部を形成し該突出部には一方に雄ネジを突出形成し且つ他方には前記雄ネジに螺合し且つ筒部を貫通するネジ孔を形成して形成された連結金具が知られている(例えば、特許文献2参照。)。この連結金具は、金属製で足場パイプなどの交差部の連結に十分な強度を有する。しかしこの連結金具は、筒状のパイプ保持部が閉じた一体構造のため、例えば流体配管を支持固定する場合は配管を接続する前に必要数の連結具を装着しておく必要があり、且つフランジのある配管には取り付け不可能である。また本来の用途の足場などの構造物の組み立てに用いる場合も事前にパイプ端部から必要数の連結具を装着しておく必要があり、後で追加装着することができない。また、大きさが大きく且つ重く高所での足場組み立て作業などで多数を携帯するには不便である。更に、雄ネジやネジ孔の加工に手間がかかり製造コストも高い。
【0004】
一方、これとは別に、保持部を半円状の2個の部材で形成し且つ互いの部材の一端を蝶着部材で連結して他端側を開閉可能で且つボルトで締め付け可能に構成した管継手金具の開閉装置が知られている(例えば、特許文献3参照)。この管継手金具の開閉装置は開閉可能な構造にしているのであとで適宜の場所に装着でき、組み立て前のパイプに予め所要数を装着しておく必要はない。しかし、直交連結部に用いる携帯であり、それ以外の任意の角度でパイプを連結する事は配慮されていない。またこの管継手金具の開閉装置は、構造が複雑で製造コストが高くなる。
【0005】
【特許文献1】
特開昭50−55749号公報(第6図〜第8図)
【特許文献2】
実開昭58−27442号公報(第1図〜第7図)
【特許文献3】
実公昭38−17055号公報(第1図、第2図)
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
前述の状況に鑑み本発明が解決しようとする課題は、配管を保持して壁面の固定壁や支持部材等に固定する配管支持部材として用いる場合は、配管接続後に適宜の場所に装着保持して固定でき、フランジのある配管にも装着ができ、また集合配管の互いの配管同士を連結して壁面等に支持することも可能で、取付時に微調整ができ、或いは、建設用足場などパイプ材で構築する構造物のパイプ連結具として用いる場合は、パイプ構造物の組立前に予め必要数を仮装着しておくといった手間が不要で、適宜の場所に随意に装着してパイプ同士の連結ができるとともに滑り止め機能も備え、更に、パイプ構造物に制御機器やセンサーなどの機材を支持することにも利用でき、軽量で携帯に便利で且つ強固で、多用途に利用でき製造が容易で低価格で提供できる、などの特長を備えたパイプ連結支持具を提供する点にある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
前述の課題解決のため、本発明のパイプ連結支持具は、断面円形のパイプの外周に接し且つ該パイプの中心軸線に直交する断面を上下対称に2分する平面で2分された内周を有する保持部と、該保持部の両端から前記平面に沿ってそれぞれ外方に突出する締め付け部とを有し、前記保持部の周方向中央にはパイプ中心に向け内外周を貫通する連結用ネジ孔を設けてなる上下対称の1対の部材を形成するとともに、前記一方の部材の締め付け部にはそれぞれ保持部中心から対称位置に締め付け部を上下垂直に貫通する円形孔を設け、且つ他方の部材の締め付け部には前記円形孔と同じ位置にそれぞれ締め付け部に垂直にネジ孔を設けた構造からなる1対の保持具、および前記保持具の締め付け部に装着して保持具同士を締め付ける1対の締め付けボルトで構成する。前記保持具は、保持部外周の連結用ネジ孔部を外側に膨出して厚肉に形成するとよい。なお、前記パイプ連結支持具は、保持部にパイプを挟持した保持具同士の一方の保持具の締め付け部の円形孔から他方の保持具のネジ孔に締め付けボルトを装着螺合させて保持具同士を締め付ける構成で、前記ネジ孔は締め付け部を貫通する必要はない。これに代えて、他方の保持具の締め付け部のネジ孔を一方の保持具と同じ貫通円形孔とし、締め付け部はボルトを挿通してナットで保持具同士を締め付ける構成にしてもよい。
【0008】
前記の連結用ネジ孔は、連結部材を装着螺合させて他のパイプ連結支持具と連結する連結手段としたり、ボルトを装着して支持部材に固定する支持手段としたり、或いはボルトを装着してその先端を保持部に保持したパイプに強く当接させてパイプの滑り止めを行う手段とする。
【0009】
【発明の実施の形態】
つぎに本発明の実施の形態を添付図面に基づき詳細に説明するが、本発明は、添付図面に示された形態に限定されず特許請求の範囲に記載の要件を満たす実施形態の全てを含むものである。図1は、本発明に係るパイプ連結支持具の各構成部材を展開して示す斜視図である。図2は本発明に係るパイプ連結支持具の実施例の正面図を示し、図3はその中央縦断面図を示す。図4および図5は、図2のパイプ連結支持具の平面および側面をそれぞれ示す図である。そして、図7には本発明に係るパイプ連結支持具を集合配管の連結支持に用いた適用例を示している。
【0010】
図において、パイプ連結支持具1は、断面が円形のパイプ18(図7に示すパイプ連結支持具1の取り付け状態図を参照(以下同様)。)の外周に接する環状部材がパイプ18の中心軸を通る平面で2分割され、且つその各々の分割片には、半円弧部両端の外側面から前記分割平面に沿って半径方向外方に突出する水平の締め付け部6,6および7,7をそれぞれ設けたほぼ対称の1対の保持具2,3を有してなり、各保持具2,3の半円弧状内周、即ちパイプの保持部4,5でパイプ18を挟持し、互いに対面する締め付け部6,7にそれぞれ垂直に貫通形成されたボルト装着穴8,9に締め付けボルト15,15を装着して互いを締め付けてパイプ18を保持する構造となし、且つ、各保持具2,3にはそれぞれ、保持部4,5の円弧に沿う中央部にパイプ18の中心に向けて貫通する連結用ネジ孔14,14を設ける。そして連結用ネジ孔14には、該ネジ孔に螺合するネジ部が両端に形成された寸切りボルトなどの連結部材(後述の符号16)を装着して該連結部材16の他端に他のパイプ連結支持具1を連結してパイプを連結したり、或いはボルトを装着して図示しないブラケットなど適宜の支持部材に固定支持し、または機材取付用ブラケットなどを取り付けることができる。
【0011】
つぎに、上記パイプ連結支持具1の構成部材の構造を詳しく説明する。まず、一方の保持具2は、半円形内周を有する保持部4と、保持部4の両端からそれぞれ半径方向外側に水平に突出する1対の締め付け部6,6とを有し、且つ保持部4の半円弧の環状部に沿う中間部には保持部内周に接する円(即ちパイプ18)の中心に向けて貫通する連結用ネジ孔14を形成して構成する。そして他方の保持具3は、半円形内周を有する保持部5と、保持部5の両端からそれぞれ半径方向外側に水平に突出する1対の締め付け部7,7とを有し、且つ保持部5の半円弧の環状部に沿う中間部には保持部内周に接する円(即ちパイプ18)の中心に向けて貫通する連結用ネジ孔14を形成して構成する。そして一方の保持具4の締め付け部6,6には、保持部4の中心から等距離位置にそれぞれ締め付け部6,6の水平端面、即ち合わせ面6a,6aと略直交方向に円形孔8,8を貫通形成する。また、他方の保持具5の締め付け部7,7には、前記一方の保持具4の円形孔8,8に対峙する同じ位置にそれぞれ締め付け部7,7の水平端面、即ち合わせ面7a,7aと略直交方向にネジ孔9,9を貫通形成する。
【0012】
なお、図示の保持具2,3は、保持部4,5の外周11,11をそれぞれ保持具4,5の内周に沿う略円弧状に形成し、且つ連結用ネジ孔14,14の部分には外周11から外側に膨出する厚肉の膨出部13,13を設け、連結用ネジ孔14,14のネジ部の長さを長く確保している。該膨出部13の外端は、連結用ネジ孔14と直交する平面状に形成する。この連結ネジ孔14の外端面は後述のロックナット(図7における符号17の部材)の端面が当接する座面となる。連結用ネジ孔14,14は、そこに連結部材を装着してパイプ同士を連結したり支持部材にボルトで固定する手段とするので、強度確保のためある程度ネジ部が長い方が都合がよい。そのため膨出部13,13の厚さは、ネジの直径とほぼ同等かそれ以上にするのが好ましい。また、締め付けボルト15については、図示のボルトのほか、たとえば六角ボルトや六角穴付きボルトなど適宜のボルトを用いてよい。
【0013】
つぎに、上記1対の保持具2,3のパイプ18への取付方法を説明する。保持具2,3の保持部4,5でパイプ18の外周を挟持し、一方の保持具2の締め付け部6,6の円形孔8,8側から締め付けボルト15,15を装着し、このボルトを他方の保持具3の締め付け部7,7のネジ孔9,9側に螺合させて両部材2,3を締め付けてパイプ18を保持する。
【0014】
なお、たとえば集合配管(図7における符号20)の中間部を支持する場合には、前記作業に先だって、保持具2または3のいずれか一方(例えば保持具3)の連結用ネジ孔14に両端にネジ部が形成された連結部材16(図7参照)の一端を装着するとともに、この連結部材16の他端に他の配管を保持する他のパイプ連結支持具1の一方の保持具(例えば保持具2)の連結用ネジ孔14を螺合させ仮組立しておくと都合がよい。連結部材16の両端に仮組立で取り付けた1対の保持具3,2を、集合配管の管と管の間に挿入してその保持具3,2の保持部5,4に配管18,18をそれぞれ接しさせ、この配管18をその配管の反対側から接する相手側の保持具2,3とで挟持して互いの締め付け部6,7を締め付けボルト15で締め付けて配管18を保持し、これを順次繰り返して互いの配管18,18同士を連結支持する。
【0015】
連結部材16(図7参照)には前記両端のネジ部に、保持具取付前に予めロックナット17,17(図7参照)を装着しておき、パイプ連結支持具1,1同士を連結した後にロックナット17,17を回転してその端面を保持具2,3の膨出部13の端面即ち座面に強く当接させる。これによって、連結部材16が回転して弛まないようにロックさせることができる。
【0016】
以上の要領で並列配置した複数の配管を互いに連結支持する。そして最後にその連結部材16を壁などの固定部に支持するか或いは外側の空いている保持具2または3の連結用ネジ孔14に連結部材16と同様の基本構造を有する支持部材22(図7参照)を装着し、天井や床面などに支持固定する。或いはまた、保持具2または3のいずれか一方の例えば保持具3の連結用ネジ孔14部を、ボルトで図示しないブラケットに支持固定してもよい。
【0017】
つぎに連結部材16および支持部材22について説明する。連結部材16や支持部材22は、長寸のねじ棒を切断して形成した通称寸切ボルトと称されるボルトなどを用いてもよいが、適宜の棒状部材端に保持具の連結用ネジ孔に螺合するネジ部を形成した部材でもよい。また、連結部材16や支持部材22は、中間部に対向平行面など適宜のレンチ係合部を設けると、取り付け、締め付け、増し締め、取り外しなどの作業時にレンチで回転可能となり便利である。更に、連結部材16や支持部材22は、両端のネジ部を互いに逆ネジに形成するとともに、これに対応して、保持具2と保持具3の連結用ネジ孔14をそれぞれ互いに逆ネジに形成する。このように逆ネジにした場合、集合配管の連結保持の際に、一方向の回転操作で連結配管同士を互いに引き寄せたり押し広げたりすることが可能となり操作性を向上させることができる。
【0018】
また、パイプ構造物の構築或いはそれらの構造物に機材を取り付ける等の目的で配管や足場パイプやガードレールなどのパイプを上記の要領で保持し或いは連結する場合、保持具2または3の連結用ネジ孔14に装着した連結部材16や固定用ボルト(図示しない)の先端を保持具(2または3)の内周(4または5)から僅かに突出するように締め込むと、その先端部がパイプ外周に強く当接して保持したパイプの滑り止め機能として作用させることが可能である。
【0019】
つぎに、図6には本発明に係るパイプ連結支持具別の実施例を示す。図6に示すパイプ連結支持具別1aは、下方の保持具3aが上記の実施例における保持具3とは若干異なる。即ちパイプ連結支持具1aの下方保持具3aは、前述の実施例における保持具3の締め付け部7,7のネジ孔9,9を上方の保持具2の円形孔8と同じ円形孔9a,9aに代えている。従って、締め付け部6,6,7,7にはそれぞれ六角ボルト15a(または六角穴付きボルト)を挿通してナット15bで両方の保持具2,3を締め付ける。
【0020】
つぎに、本発明に係るパイプ連結支持具の適用例について説明する。図7は、流体移送用配管やケーブル挿通用配管などの集合配管20の連結支持に本発明に係るパイプ連結支持具1を用いて配管同士を連結支持する場合の例を示している。この図においては、壁面に沿って配管された集合配管20の適宜の中間部に、パイプ連結支持具1を前述説明の要領で各パイプ18に装着し、パイプ連結支持具1を上下一直線の配列で且つ隣り合ったパイプ連結支持具同士を連結部材16で連結し、予め連結部材16に装着しておいたロックナット17を回転して保持具2,3に当接させて回転止めをして連結支持している。そして、上端のパイプ連結支持具1と天井に取り付けた固定金具21とを支持部材23で垂直に連結支持するとともに、集合配管20の下方の連結部材16を側壁に取り付けた固定金具21に対し支持部材22を介して支持し、水平方向の揺れを規制している。
【0021】
上記において、固定金具21は、それぞれ取付ボルト穴が貫通形成されたベース板21aの中央に垂直にソケット21bを設けた部材からなり、該固定金具21を天井や壁面にボルトで取り付けるとともに、ソケット21bには支持部材22,23の端部を連結可能なネジ穴が形成されている。支持部材22は、ロッド22aの先端に連結部材16を把持する把持部22cを有し、全長に亘るネジ部22bを設けてなる。支持部材23は連結部材16を長寸にしたものと同様、ロッド23aの両端にネジ部23bを設けてなる。なお、支持部材22のネジ部22bと支持部材23のネジ部23bには、連結部材16の両端部の取り付けと同様にそれぞれロックナット17を装着して固定金具21のソケット21aの端部に当接させ互いの回転を規制するようにロックする(但し図7ではこのロックナットは省略している)。
【0022】
【発明の効果】
以上にしてなる請求項1に係る発明のパイプ連結支持具は、保持具がそれぞれ両端に締め付け部を有し、互いに対面させて重ねると閉じたパイプ保持部が形成され、且つ各部材の内周面に沿う中央部に前記保持部の中心に向けて貫通する連結用ネジ孔を形成してなるほぼ対称の1対の保持具で構成し、この保持具の保持部にパイプを挟持し、締め付け部をボルトで締め付けてパイプを保持するとともに、連結用ネジ孔には寸切ボルトなどの連結部材をねじ込んで隣接パイプと連結し、或いは壁などの固定支持部材にボルトなどで支持固定する構造にした。そのため、以下のような作用効果がある。即ち、保持具を2つの独立部材で構成したので、例えば集合配管を連結保持する際に、個別に任意に回転して互いの距離を調整して装着可能である。そして、ケーブル挿通用配管や流体移送用配管などは配管接続後に適宜の場所に装着してパイプを保持し固定することができ、フランジのある配管にも装着ができ、また連結用ネジ孔に寸切ボルトなどの連結部材を装着すると集合配管の互いの配管同士を連結して互いの間隔を調整するとともに、集合配管連結部の端部保持具の連結用ネジ孔に支持部材等をねじ込んでこの集合配管を壁面などの固定部に支持したり、或いは配管同士を連結する連結部材を支持部材で保持して壁面等に支持することも可能である。或いは、パイプ材で足場などの構造物を構築する際に予め必要数を仮装着しておく手間が不要となり、適宜の場所にあとからでも随意に追加装着してパイプ同士の連結ができる。また、連結用ネジ孔部は、パイプ同士の連結のほかに、この連結用ネジ孔にボルトをねじ込みその先端で保持パイプ係止して滑り止めを行うこともできる。更に、本発明のパイプ連結支持具は、例えば搬送装置の搬送路脇に設置したパイプ構造の手摺や保護ガードなどに制御用操作盤、スイッチボックス、センサー、ケーブルなどの機器を支持することにも利用可能で、強固で多用途に利用できるといった作用効果がある。そして、単純且つコンパクトな形状であるため、携帯に便利で高所作業に際し多数携帯することが可能で作業上も便利である。
【0023】
請求項2に係る発明のパイプ連結支持具は、保持部外周の連結用ネジ孔部を外側に膨出させて厚肉に形成するので、連結用ネジ孔の長さが長くなって余裕が生じ、組立時に連結部材(連結ネジ)の両端に取り付ける保持具の互いの間隔の微調整ができ且つ作業性が向上するといった作用効果があるほか、保持部を薄肉構造にしても連結部は強固な構造となり、軽量化できて携帯に便利で且つ安いコストで製造できるといった作用効果がある。
【0024】
請求項3に係る発明のパイプ連結支持具は、上下1対の保持具のそれぞれの締め付け部に、それぞれ保持部中心から対称位置に締め付け部を上下に貫通する円形孔をそれぞれ同じ位置に設けて構成したので、保持具同士の締め付けはやや長寸の締め付けボルトを挿通してナットで締め付ける。従って、締め付け時にボルト頭部とナットとにそれぞれレンチを掛けて締め付けることにより、保持具に捻れ力を加えずに締め付けることができ、保護管に挿通しないケーブルを支持したり、柔軟な樹脂パイプを支持するなどの場合に適するほか、1対の保持具は全く同じ形状の部材で構成されるので、組み合わせに注意を払わず無作為に選んで取り付けることができるといった作用効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るパイプ連結支持具の実施例を示し、各構成部材を展開して示す斜視図である。
【図2】本発明に係るパイプ連結支持具の実施例を示し、各構成部材を組み立てた状態でパイプの軸方向から見た正面図である。
【図3】図2のパイプ連結支持具をパイプの軸方向と直交する面に沿って中央で断面にした縦断面図である。
【図4】図2のパイプ連結支持具の平面図である。
【図5】図2のパイプ連結支持具の側面図である。
【図6】本発明に係るパイプ連結支持具の別の実施例を示し、各構成部材を組み立てた状態でパイプの軸方向から見た正面図である。
【図7】本発明に係るパイプ連結支持具を、集合配管の連結支持に用いた適用例を示す図である。
【符号の説明】
1,1a パイプ連結支持具
2,3,3a 保持具
4,5 保持部(内周)
6,7 締め付け部
6a,7a 合わせ面
8,9a 円形孔
9 ネジ孔
11 外周
13 膨出部
14 連結用ネジ孔
15 締め付けボルト
15a 六角ボルト
15b ナット
16 連結部材(寸切ボルト)
17 ロックナット
18 パイプ
20 集合配管
21 固定金具
21a ベース板
21b ソケット
22 支持部材
22a ロッド
22b ネジ部
22c 把持部
23 支持部材
23a ロッド
23b ネジ部

Claims (3)

  1. 断面円形のパイプの外周に接し且つ該パイプの中心軸線に直交する断面を上下対称に2分する平面で2分された内周を有する保持部と、該保持部の両端から前記平面に沿ってそれぞれ外方に突出する締め付け部とを有し、前記保持部の周方向中央にはパイプ中心に向け内外周を貫通する連結用ネジ孔を設けてなる上下対称の1対の部材を形成するとともに、前記一方の部材の締め付け部にはそれぞれ保持部中心から対称位置に締め付け部を上下垂直に貫通する円形孔を設け、且つ他方の部材の締め付け部には前記円形孔と同じ位置にそれぞれ締め付け部に垂直のネジ孔を設けた構造からなる1対の保持具、および前記保持具の締め付け部に装着して保持具同士を締め付ける1対の締め付けボルトからなるパイプ連結支持具。
  2. 保持部外周の連結用ネジ孔部が外側に膨出して厚肉に形成されてなる、請求項1記載のパイプ連結支持具。
  3. 前記他方の保持具部材の締め付け部には、前記一方の保持具部材の締め付け部に貫通形成した円形孔に対峙する位置に該円形孔とほぼ同じ円形孔を垂直に貫通形成してなる、請求項1または2に記載のパイプ連結支持具。
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