JP2004292095A - 電子タグによる物品管理システム - Google Patents

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Abstract

【課題】物品販売を目的とし前記電子タグに記憶された物品管理サービスに関する情報を、物品販売時において、販売後の物品管理サービスに関する情報に書き換えるようにして物品を管理する電子タグによる物品管理システムを提供する。
【解決手段】物品の販売処理時に物品に添付されている販売管理用電子タグの記憶情報を読み取り、売上計上処理を行い、これを契機に、読み取った物品に関する製品情報を販売後の物品管理に用いられる製品情報に変換し、他の所要情報とともに販売前に販売管理用に用いられていた情報の記憶領域に再書き込みを行う。
【選択図】 図11

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、服飾衣料、靴、スポーツ用品等の物品における非接触電子タグによる物品管理に関わり、特に物品販売を目的とし前記電子タグに記憶された物品管理サービスに関する情報を、物品販売時において、販売後の物品管理サービスに関する情報に書き換えるようにして物品を管理する電子タグによる物品管理システムに関する。
【0002】
【従来の技術】
服飾衣料、靴、スポーツ用品等の物品の流通管理、販売管理、在庫管理において、下記特許文献1に示されるような非接触電子タグによる物品管理方法が知られている。
【0003】
【特許文献1】
特開2001−216480号公報
【0004】
服飾衣料、靴、スポーツ用品等の物品の流通管理、販売管理、在庫管理に供される製品情報は非接触電子タグに書き込まれることになるが、物品の流通、販売、在庫管理においては型番号、色、サイズ、価格に限られる場合が多く、ここで、型番号とは共通のデザインに与えられる番号であり、物品個々に与えられる固体識別番号ではない。
【0005】
これは、物品の流通、販売、在庫管理においては同一デザイン、同一サイズ、同一色であれば同一の物品として管理することが可能であり、あえて固体識別番号を与えなくても充分管理をなし得、かつ、非接触電子タグに記録すべき情報を削減し得、流通、販売、在庫管理システムを数量管理により構築しうることで取り扱い情報量を大幅に削減できる為である。
【0006】
しかし、一旦物品が販売されると、同一デザイン、同一サイズ、同一色の物品であっても個別の所有権が発生するため、物品一点毎の管理が必要となることが多く、例えば、販売物品の寸法直しを要求された場合、寸法直しのための預かり品管理は、一物品単位に購入顧客管理を行うことが必要となる。
【0007】
これは、購入前の管理においては同一デザイン、同一サイズ、同一色の全物品が同一の保有者財産であるのに対し、販売後はそれぞれの固体単位に購入者が付き、物品単位に所有者を識別管理しなければならないためであり、すなわち、物品の販売前後では物品の管理体系が異なり、よって、物品管理用に取り付けられる電子タグの内部情報も物品の販売前後で異なることを意味する。
【0008】
こうした、販売後の個人所有者管理が必要な例としては上述の寸法直し等による加工の他、洗浄の為の預かり品管理があるが、これは企業間売買においても同様であり、例えば、物品がレンタルサービス業者に販売された場合、販売前では在庫管理、流通管理、販売管理等が求められるが、販売後は少なくとも販売管理は不要となり、代わりに貸し出し管理が必要となる。
【0009】
また、複数の企業は独自の事業に整合した物品管理システムを有しており、販売側企業の物品管理体系、物品管理システムと購入者側の物品管理体系、物品管理システムとは異なる場合が多いことも、物品の販売前後において異なる内部情報を有する電子タグが必要となる理由となっている。
【0010】
表面に書き換え可能な印字層を有する非接触電子タグを用い、内部に販売形態毎の価格を書き込み、セール等の値引き販売時に既定の価格を読み出し、かつ表面に印字する提案(必要ならば本願出願人が先に出願した特願2002−82914を参照されたい)がなされているが、上述の事例で言えば、販売と同時に既定価格情報が記載された非接触電子タグは不要になり、代わりに、貸し出し形態、貸し出し期間等による貸し出し料金に関する情報が記録された非接触電子タグが必要となる。
【0011】
図14は、物品の販売を目的とした従来の在庫管理、流通管理、販売管理システムに供される電子タグによる物品管理システムの構成を示すブロック図であり、また図15は、図14に示された電子タグによる物品管理システムを構成する制御装置が電子タグへの情報書き込みを行う際の処理フローである。
【0012】
図14において従来の電子タグによる物品管理システムは、制御装置1bと、非接触電子タグ2bと、リーダライタ3bとを備え、リーダライタ3bを制御装置1bに接続して電子タグの書き換えを行えるよう構成している。
【0013】
このように構成された従来の電子タグによる物品管理システムにおいて、電子タグ2bはリーダライタ3bの通信圏内に置かれ、制御装置1bは所定の物品管理サービスに必要となる情報を電子タグ2bに書き込む。
【0014】
図15はこうした電子タグ2bへの情報書き込みを行うための制御装置1bの保有する制御フローを示す図であり、図15の制御フローは、まずタグを検出し、検出したタグに第一の製品情報を書き込み、ついで価格情報の書き込みを行う工程を有している。
【0015】
図16は図14の従来の電子タグによる物品管理システムに供される電子タグ2bの発行処理前の内部情報を示す図であり、図16において電子タグ2bの内部記憶領域は複数の記憶領域(第一、第二、第三、第四・・・の記憶領域)に分割され、かつ、発行前には有意な情報の記録が無いことを示している。
【0016】
図17は図14の従来の電子タグによる物品管理システムに供される電子タグ2bの発行処理後の内部情報を示す図であり、図17において電子タグ2bの内部記憶領域の内、第一の記憶領域には第一の製品情報が、第二の記憶領域には販売価格情報が図15の制御装置1bの制御フローに基づく書き込みにより記録される。
【0017】
図14に示す従来の電子タグによる物品管理システムが物品販売を目的とした在庫管理、流通管理、販売管理システムに供されるものであるならば、図17に示される第一の製品情報はこれらの管理システムにより定義付けられた製品情報であり、販売価格情報はこれらの管理システムにより規定される製品の販売価格情報であり、電子タグ2bはこれらの管理システム内で管理を受ける物品に添付され管理運用に供される。
【0018】
ここで、図14の電子タグによる物品管理システムで発行された電子タグ2bが添付された物品が物品のレンタル業者に販売されたと仮定すると、先ず、物品の販売側は、電子タグが高価であり、かつ電子的に情報書き換えが可能なことなら、再利用を目的に電子タグを取り外し、一方、物品の購入側は、物品を貸し出し管理システム下に置くため、新たな電子タグを発行し、物品に添付することとなる。
【0019】
すなわち、物品の購入者は、図14の従来の電子タグによる物品管理システムと全く同様の電子タグによる物品管理システムを用い、図16に示される内部情報、すなわち、有意な情報を持たない電子タグを用意し、貸し出し管理に必要となる電子タグを発行する。
【0020】
図18はこうした電子タグの発行処理に用いられる制御装置1bの処理フローであり、図18の処理フローは、まずタグを検出し、検出したタグに第二の製品情報を書き込み、ついで貸し出し情報の書き込みを行う工程を有している。
【0021】
図19は図18の処理フローにより発行された電子タグ2bの記録情報を示す図であるが、図18の処理フローにより第一の領域には第二の製品情報が、第二の領域には貸し出し価格情報がそれぞれ記録される。図19に示される第二の製品情報は物品の購入者が用いる貸し出し管理システムにより定義される製品情報であり、また、貸し出し価格情報は物品の購入者が用いる貸し出し管理システムにより規定される貸し出し価格情報である。
【0022】
物品の購入者はこのようにして発行した新たな電子タグ2bを購入物品に添付し、自己の貸し出し管理システムに供することとなる。
【0023】
このような処理は、たとえば繊維、アパレル製品の物品販売後、物品が貸し出し、預かり管理サービスに、具体的な事例として、貸衣装、レンタルマット、寸法修正等の加工、ないしリネンの為の預かり管理サービスに供される場合において試験的に行われている。
【0024】
【発明が解決しようとする課題】
以上説明したように従来の電子タグによる物品管理システムは、第一に、在庫管理、流通管理、販売管理に用いる電子タグを再生利用せねばならず、このため、物品の販売時には電子タグを取り外さなければならないと言う欠点を有している。
【0025】
第二に、販売時の電子タグ取り外しの後、電子タグの回収を行わなければないが、物品の販売は一般的に多地域に分散した複数の店舗で行われ、在庫管理用の電子タグの発行、添付は製品を在庫管理するために設けられた少数の共通倉庫において行われるため、電子タグの回収は多地域に分散した複数の店舗から少数の共通倉庫に向けての電子タグの送付を伴い、このため、送付の費用が発生する他、店舗保管、輸送期間等の電子タグが利用出来ない期間の発生、紛失等、大きな経済的負担を伴うと言う欠点を有している。
【0026】
第三に、物品の購入者は物品の購入後、貸し出し管理、預かり管理等に用いる電子タグを新たに取り付けなければならず、このため、電子タグ発行装置の購入、運用管理、新規電子タグの購入、在庫管理、電子タグの発行と添付等の一連の処理を負担せねばならないと言う欠点を有している。
【0027】
【課題を解決するための手段】
本発明は、制御装置に接続されたリーダライタを介して第一の応用サービスに関わる情報が記憶された電子タグの記憶領域に対する読み書きを実行する電子タグの読み書き装置を備えた電子タグによる物品管理システムにおいて、前記電子タグの読み書き装置は、販売を契機に前記電子タグに対して第二の応用サービスに関わる情報を書き込むことを特徴とする。このような構成を有することにより販売に関わる管理を目的として取り付けられた電子タグを取り外すこと無く、販売後の物品管理に供することが可能な電子タグに変更することが出来る。
【0028】
また本発明は、制御装置に接続されたリーダライタを介して第一の応用サービスに関わる情報が記憶された電子タグの記憶領域に対する読み書きを実行する電子タグの読み書き装置を備えた電子タグによる物品管理システムにおいて、前記電子タグの読み書き装置は、前記電子タグから少なくとも前記第一の応用サービスに関わる情報の一部を読み取るとともに、販売を契機に前記電子タグに対して第二の応用サービスに関わる情報を書き込むことを特徴とする。このような構成を有することにより販売に関わる管理を目的として取り付けられた電子タグを取り外すこと無く、販売後の物品管理に供することが可能な電子タグに変更することが出来る。
【0029】
また本発明は、前記した電子タグによる物品管理システムにおいて、前記電子タグの読み書き装置による前記第二の応用サービスに関わる情報の書き込み領域は前記第一の応用サービスに関わる情報の記憶領域の少なくとも一部と重複することを特徴とする。このような構成を有することにより販売に関わる管理を目的として取り付けられた電子タグを取り外すこと無く、販売後の物品管理に供することが可能な電子タグに変更することが出来る。
【0030】
また本発明は、前記した電子タグによる物品管理システムにおいて、前記電子タグは非接触無線タグであり、前記電子タグの読み書き装置は、前記非接触無線タグの読み取り及び書き込みが行えるものであることを特徴とする。このような構成を有することにより販売に関わる管理を目的として取り付けられた電子タグを取り外すこと無く、販売後の物品管理に供することが可能な電子タグに変更することが出来る。
【0031】
また本発明は、前記した電子タグによる物品管理システムにおいて、前記第一の応用サービスは前記電子タグが添付される物品の販売に関するサービスであり、前記第二の応用サービスは前記電子タグが添付される物品の販売後に提供されるサービスであることを特徴とする。このような構成を有することにより販売に関わる管理を目的として取り付けられた電子タグを取り外すこと無く、販売後の物品管理に供することが可能な電子タグに変更することが出来る。
【0032】
また本発明は、前記した電子タグによる物品管理システムにおいて、前記第一の応用サービスは前記電子タグが添付される物品の在庫管理、流通管理、販売管理に関わるサービスであることを特徴とする。このような構成を有することにより販売に関わる物品の在庫管理、流通管理、販売管理を目的として取り付けられた電子タグを取り外すこと無く、販売後の物品の在庫管理、流通管理、販売管理に供することが可能な電子タグに変更することが出来る。
【0033】
また本発明は、前記した電子タグによる物品管理システムにおいて、前記第二の応用サービスは前記電子タグが添付される物品の預かり又は貸し出しの管理に関わるサービスであることを特徴とする。このような構成を有することにより販売に関わる管理を目的として取り付けられた電子タグを取り外すこと無く、販売後の物品の預かり管理又は貸し出し管理に供することが可能な電子タグに変更することが出来る。
【0034】
また本発明は、前記した電子タグによる物品管理システムにおいて、前記電子タグは繊維、アパレル製品に添付される電子タグであり、前記第二の応用サービスは繊維、アパレル製品の加工、洗浄に関わる預かり品管理に関わるサービスであることを特徴とする。このような構成を有することにより繊維、アパレル製品の販売に関わる管理を目的として取り付けられた電子タグを取り外すこと無く、販売後の繊維、アパレル製品の加工、洗浄に関わる預かり品管理に供することが可能な電子タグに変更することが出来る。
【0035】
また本発明は、前記した電子タグによる物品管理システムにおいて、前記電子タグは服飾衣料、靴、スポーツ用品に添付される電子タグであり、前記第二の応用サービスは服飾衣料、靴、スポーツ用品の貸し出し管理に関わるサービスであることを特徴とする。このような構成を有することにより服飾衣料、靴、スポーツ用品の販売に関わる管理を目的として取り付けられた電子タグを取り外すこと無く、販売後の服飾衣料、靴、スポーツ用品の貸し出し管理に供することが可能な電子タグに変更することが出来る。
【0036】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態について、図面を用いて説明する。図1は、本発明の実施形態に係る電子タグによる物品管理システムの構成を示すブロック図であり、また図2は、図1に示された本発明の実施形態に係る電子タグによる物品管理システムを構成する制御装置が電子タグへの情報書き込みを行う際の処理フローである。
【0037】
図1に示した本発明の実施形態に係る電子タグによる物品管理システムは、制御装置1aと、非接触電子タグ2aと、リーダライタ3aとを備え、リーダライタ3aを制御装置1aに接続して電子タグの書き換えを行えるよう構成している。
【0038】
このように構成された本発明の実施形態に係る電子タグによる物品管理システムにおいて、電子タグ2aはリーダライタ3aの通信圏内に置かれ、制御装置1aは所定の物品管理に必要となる情報を電子タグ2aに書き込む。
【0039】
図2はこうした電子タグ2aへの情報書き込みを行うための制御装置1aの保有する制御フローを示す図であり、図2の制御フローは、まずタグを検出し、検出したタグに購入者情報を書き込み、ついで加工情報の書き込みを行う工程を有している。
【0040】
図3は図1の本発明の実施形態に係る電子タグによる物品管理システムに供される電子タグ2aの発行処理前の内部情報を示す図であり、図3において電子タグ2aの内部記憶領域は複数の記憶領域(第一、第二、第三、第四・・・の記憶領域)に分割され、かつ、第一の領域には製品情報が、第二の領域には流通管理情報がそれぞれ記録されている。すなわち、電子タグ2aは物品販売を目的とした在庫管理、流通管理、販売管理システムに供されるものであることを示している。
【0041】
図4は図1の本発明の実施形態に係る電子タグによる物品管理システムにおける電子タグ2aの発行処理後の内部情報を示す図であり、図4において電子タグ2aの内部記憶領域の内、第一の記憶領域には製品情報が、第二の記憶領域には流通管理情報が、第三の領域には購入者情報、加工情報が図2の制御装置1aの制御フローに基づく書き込みにより記録される。このように電子タグ2aは図1の本発明の実施形態に係る電子タグによる物品管理システムによる発行処理の後、寸法修正、リネン等を目的とした預かり管理サービスに供することが可能であることが解る。
【0042】
すなわち、図1の本発明の実施形態に係る電子タグによる物品管理システムによれば、物品販売に関わる管理を目的として取り付けられた電子タグ2aを取り外すこと無く、販売後の物品管理に供することが可能な電子タグに変更が出来る。
【0043】
よって、販売時点において電子タグの回収が不要となることは言うまでもなく、更に、販売時点において、販売後に利用可能な電子タグを供給しうることにより、物品販売を目的に添付した電子タグを添付物品とともに購入者に販売し、かつ、販売後の物品管理に必要な電子タグの発行処理を代行すると言う有益なサービスの提供を可能とする。
【0044】
更に、物品に添付された電子タグの販売、発行処理の代行サービスは物品の購入者に対し、新たな電子タグの取り付け、このための電子タグ発行装置の購入、運用管理、新規電子タグの購入、在庫管理、電子タグの発行と言った一連の処理から開放されると言う恩恵を提供し、また、物品の販売から販売後の管理を通しても電子タグの回収、再取り付けと言った工程と多重在庫を削減すると言う経済効果をもたらす。
【0045】
図5は図1の制御装置1aによる異なる処理フローを示す図であり、商品の販売元からレンタル業者にレンタル商品が販売される場合の処理を示している。
【0046】
図5の処理フローは、まずタグを検出し、検出したタグから第一の製品情報を読み出し、ついで販売価格情報を読み出し、それを元に売上の計上処理を行い、さらに第二の製品情報を書き込み、ついで貸し出し価格情報の書き込みを行うという工程を有している。
【0047】
図6は、図5の処理フローより情報追記がなされる前、すなわち販売前に電子タグ2aが保有する情報の事例を示す図であり、図6において第一、第二の領域にはそれぞれ第一の製品情報、販売価格情報が記録されており、第一の製品情報は商品の在庫管理、流通管理、販売管理に供される情報である。
【0048】
図5の処理フローによれば、図1の本発明の実施形態に係る電子タグによる物品管理システムは、レンタル商品の販売時においてタグを検出すると、図6に示す第一、第二の領域の情報を読み取り、売上計上処理を行い、これを契機に、商品レンタルに必要となる第二の製品情報、貸し出し価格情報を電子タグ2aの第三、第四の領域に記録する。
【0049】
売上計上処理の完了により、商品は販売用商品からレンタル用商品に変わり、これを契機にその管理システムも変わり、かつ、同管理システムに用いられる商品情報体系も異なることになるが、第二の製品情報はこうしたレンタル商品管理に供される製品情報であり、また、貸し出し価格情報もレンタル商品管理システムに供される価格情報である。
【0050】
図7はこうした一連の処理を経過した後の電子タグ2aの記録情報を示す図であり、第一、第二の領域には依然、第一の製品情報、販売価格情報が記録され、第三、第四の領域には商品レンタルに必要となる第二の製品情報、貸し出し価格情報が記録されている。
【0051】
このように、図1の本発明の実施形態に係る電子タグによる物品管理システム及び図5の処理フローによれば物品の売上計上処理を契機に販売後の物品管理に用いられる電子タグの発行が可能となり、作業効率のよい電子タグによる物品管理システムの運用が可能となる。
【0052】
図8は図1の制御装置1aによる更に異なる処理フローを示す図であり、図5の処理フローと同様に商品の販売元からレンタル業者にレンタル商品が販売される場合の処理を示しているが、物品の販売前後の管理システムにおいて同じ製品情報が用いられる場合の事例を示している。
【0053】
図8の処理フローは、まずタグを検出し、検出したタグから製品情報を読み出し、ついで販売価格情報を読み出し、それを元に売上の計上処理を行い、これを契機に貸し出し価格情報の書き込みを行うという工程を有している。
【0054】
図9は、図8の処理フローより情報追記がなされる前、すなわち販売前に電子タグ2aが保有する情報の事例を示す図であり、図9において第一、第二の領域にはそれぞれ製品情報、販売価格情報が記録されており、製品情報は商品の在庫管理、流通管理、販売管理に供される情報であるとともに、物品販売後の貸し出し管理システムにおいても利用される情報である。
【0055】
図8の処理フローによれば、図1の本発明の実施形態に係る電子タグによる物品管理システムは、レンタル商品の販売時においてタグを検出すると、図9に示す第一、第二の領域の情報を読み取り、売上計上処理を行い、これを契機に、商品レンタルに必要となる貸し出し価格情報を電子タグ2aの第二の領域に上書きする。
【0056】
図10はこうした一連の処理を経過した後の電子タグ2aの記録情報を示す図であり、第一の領域には依然、製品情報が記録されているが、第二の領域には商品レンタルに必要となる貸し出し価格情報が記録されており、図1の本発明の実施形態に係る電子タグによる物品管理システムが物品の販売前に用いられる情報の記録領域(第二の領域)に物品の販売後に用いられる情報を記録したことを示している。
【0057】
すなわち、物品の販売により、販売管理に供されていた販売価格情報は不要となるので、この記録領域に物品販売後に必要となる情報を書き込むことで、図1の本発明の実施形態に係る電子タグによる物品管理システム及び図8の処理フローは電子タグの情報記憶領域を有効に活用する電子タグによる物品管理システムを提供しうることとなる。
【0058】
図11は図1の制御装置1aによる更に異なる処理フローを示す図であり、図5、図8の処理フローと同様に商品の販売元からレンタル業者にレンタル商品が販売される場合の処理を示し、物品の販売前後の管理システムにおいて用いられる製品情報が異なるものではあるが、何らかの関係を有している場合の事例を示している。
【0059】
図11の処理フローは、まずタグを検出し、検出したタグから第一の製品情報を読み出し、ついで販売価格情報を読み出し、それを元に売上の計上処理を行い、これを契機に、製品情報の変換を行うとともに、第二の製品情報の書き込みを行い、ついで貸し出し価格情報の書き込みを行うという工程を有している。
【0060】
図12は、図11の処理フローより情報追記がなされる前、すなわち販売前に電子タグ2aが保有する情報の事例を示す図であり、図12において第一、第二の領域にはそれぞれ第一の製品情報、販売価格情報が記録されており、第一の製品情報は商品の在庫管理、流通管理、販売管理に供される情報である。
【0061】
図11の処理フローによれば、図1の本発明の実施形態に係る電子タグによる物品管理システムは、レンタル商品の販売時においてタグを検出すると、図12に示す第一、第二の領域の情報を読み取り、売上計上処理を行い、これを契機に、読み取った第一の製品情報を新たな製品情報、すなわち商品レンタルに必要となる第二の製品情報に変換し、これとともに貸し出し価格情報を電子タグ2aの第一、第二の領域にそれぞれ上書きする。
【0062】
一般に第一の製品情報と第二の製品情報の間に何らかの関係が有る場合、少なくとも変換テーブル等を用いて情報の変換が可能であるので、図11の処理フローにおいてはこうした情報の変換サービスも物品販売時の電子タグによる物品管理システムにより提供しようとするものである。
【0063】
図13はこうした一連の処理を経過した後の電子タグ2aの記録情報を示す図であり、第一の領域には第二の製品情報が、第二の領域には商品レンタルに必要となる貸し出し価格情報が記録されており、図1の本発明の実施形態に係る電子タグによる物品管理システムが物品の販売前に用いられる情報の記憶領域(第一、第二の領域)に物品の販売後に用いられる情報を記録することで、図8の処理フローと同様に、図1の本発明の実施形態に係る電子タグによる物品管理システム及び図11の処理フローは電子タグの情報記憶領域を有効に活用する電子タグによる物品管理システムを提供しうることとなる。
【0064】
【発明の効果】
以上説明したように本発明によれば、第一に、物品の販売時に物品の販売後に必要となる物品管理用電子タグの発行処理を行う電子タグによる物品管理システムを提供することができる。
【0065】
第二に、物品の販売管理に使用していた電子タグを用いることにより、物品販売時の電子タグの取り外し作業、および使用済み電子タグの回収作業を回避できる。
【0066】
第三に、同様にして物品管理に使用していた使用済み電子タグを添付物品とともに売却することが可能となる。
【0067】
第四に、購入物品の貸し出し管理、預かり管理等に用いる電子タグを新たに取り付ける必要が無くなり、新規タグ発行のための電子タグ発行装置の購入、運用管理、新規電子タグの購入、在庫管理、電子タグの発行と添付等の一連の処理が不要となる。
【0068】
第五に、物品の売上計上処理を契機に販売後の物品管理に用いられる電子タグの発行処理を同時に行うことが可能となり、効率的な電子タグによる物品管理システムが実現できる。
【0069】
第六に、販売管理に供されていた情報の記憶領域に物品販売後に必要となる情報を書き込むことで、電子タグの情報記憶領域を有効に活用することが可能となる。
【0070】
第七に、物品の販売前後で用いられる情報の変換処理を行うことにより、より有益な電子タグによる物品管理システムを実現できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態に係る電子タグによる物品管理システムの構成を示すブロック図、
【図2】本発明の電子タグによる物品管理システムを構成する制御装置の内部処理フローの一例を示す図、
【図3】本発明の実施形態に係る電子タグによる物品管理システムに供される電子タグの、発行処理前の内部情報の一例を示す図、
【図4】本発明の実施形態に係る電子タグによる物品管理システムに供される電子タグの、図2の内部処理フローによる発行処理後の内部情報を示す図、
【図5】本発明の電子タグによる物品管理システムを構成する制御装置の内部処理フローの異なる一例を示す図、
【図6】本発明の実施形態に係る電子タグによる物品管理システムに供される電子タグの、発行処理前の内部情報の異なる一例を示す図、
【図7】本発明の実施形態に係る電子タグによる物品管理システムに供される電子タグの、図5の内部処理フローによる発行処理後の内部情報を示す図、
【図8】本発明の電子タグによる物品管理システムを構成する制御装置の内部処理フローの更に異なる一例を示す図、
【図9】本発明の実施形態に係る電子タグによる物品管理システムに供される電子タグの、発行処理前の内部情報の更に異なる一例を示す図、
【図10】本発明の実施形態に係る電子タグによる物品管理システムに供される電子タグの、図8の内部処理フローによる発行処理後の内部情報を示す図、
【図11】本発明の電子タグによる物品管理システムを構成する制御装置の内部処理フローの更に異なる一例を示す図、
【図12】本発明の実施形態に係る電子タグによる物品管理システムに供される電子タグの、発行処理前の内部情報の更に異なる一例を示す図、
【図13】本発明の実施形態に係る電子タグによる物品管理システムに供される電子タグの、図11の内部処理フローによる発行処理後の内部情報を示す図、
【図14】従来の電子タグによる物品管理システムの構成を示すブロック図、
【図15】従来の電子タグによる物品管理システムを構成する制御装置の内部処理フローの一例を示す図、
【図16】従来の電子タグによる物品管理システムに供される電子タグの、発行処理前の内部情報の一例を示す図、
【図17】従来の電子タグ発行システムに供される電子タグの、図15の内部処理フローによる発行処理後の内部情報を示す図、
【図18】従来の電子タグによる物品管理システムを構成する制御装置の内部処理フローの異なる一例を示す図、
【図19】従来の電子タグによる物品管理システムに供される電子タグの、図18の内部処理フローによる発行処理後の内部情報を示す図である。
【符号の説明】
1a、1b 制御装置
2a、2b 電子タグ
3a、3b リーダライタ

Claims (16)

  1. 制御装置に接続されたリーダライタを介して第一の応用サービスに関わる情報が記憶された電子タグの記憶領域に対する読み書きを実行する電子タグの読み書き装置を備えた電子タグによる物品管理システムにおいて、前記電子タグの読み書き装置は、販売を契機に前記電子タグに対して第二の応用サービスに関わる情報を書き込むことを特徴とする電子タグによる物品管理システム。
  2. 制御装置に接続されたリーダライタを介して第一の応用サービスに関わる情報が記憶された電子タグの記憶領域に対する読み書きを実行する電子タグの読み書き装置を備えた電子タグによる物品管理システムにおいて、前記電子タグの読み書き装置は、前記電子タグから少なくとも前記第一の応用サービスに関わる情報の一部を読み取るとともに、販売を契機に前記電子タグに対して第二の応用サービスに関わる情報を書き込むことを特徴とする電子タグによる物品管理システム。
  3. 前記電子タグの読み書き装置による前記第二の応用サービスに関わる情報の書き込み領域は前記第一の応用サービスに関わる情報の記憶領域の少なくとも一部と重複することを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の電子タグによる物品管理システム。
  4. 前記電子タグは非接触無線タグであり、前記電子タグの読み書き装置は、前記非接触無線タグの読み取り及び書き込みが行えるものであることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の電子タグによる物品管理システム。
  5. 前記第一の応用サービスは前記電子タグが添付される物品の販売に関するサービスであり、前記第二の応用サービスは前記電子タグが添付される物品の販売後に提供されるサービスであることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の電子タグによる物品管理システム。
  6. 前記第一の応用サービスは前記電子タグが添付される物品の在庫管理、流通管理、販売管理に関わるサービスであることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の電子タグによる物品管理システム。
  7. 前記第二の応用サービスは前記電子タグが添付される物品の預かり又は貸し出しの管理に関わるサービスであることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の電子タグによる物品管理システム。
  8. 前記電子タグは繊維、アパレル製品に添付される電子タグであり、前記第二の応用サービスは繊維、アパレル製品の加工、洗浄に関わる預かり品管理に関わるサービスであることを特徴とする請求項7に記載の電子タグによる物品管理システム。
  9. 前記電子タグは服飾衣料、靴、スポーツ用品に添付される電子タグであり、前記第二の応用サービスは服飾衣料、靴、スポーツ用品の貸し出し管理に関わるサービスであることを特徴とする請求項7に記載の電子タグによる物品管理システム。
  10. 第一の応用サービスに供するために発行された電子タグを取り外すことなく第二の応用サービスに供するようにした電子タグ発行サービス。
  11. 前記第一の応用サービスから前記第二の応用サービスへの切り替えは販売を契機に実施されることを特徴とする請求項10に記載の電子タグ発行サービス。
  12. 前記第一の応用サービスは前記電子タグが添付される物品の販売に関するサービスであり、前記第二の応用サービスは前記電子タグが添付される物品の販売後に提供されるサービスであることを特徴とする請求項10又は請求項11に記載の電子タグ発行サービス。
  13. 前記第一の応用サービスは前記電子タグが添付される物品の在庫管理、流通管理、販売管理に関わるサービスであることを特徴とする請求項10又は請求項11に記載の電子タグ発行サービス。
  14. 前記第二の応用サービスは前記電子タグが添付される物品の預かり又は貸し出しの管理に関わるサービスであることを特徴とする請求項10又は請求項11に記載の電子タグ発行サービス。
  15. 前記電子タグは繊維、アパレル製品に添付される電子タグであり、前記第二の応用サービスは繊維、アパレル製品の加工、洗浄に関わる預かり品管理に関わるサービスであることを特徴とする請求項14に記載の電子タグ発行サービス。
  16. 前記電子タグは服飾衣料、靴、スポーツ用品に添付される電子タグであり、前記第二の応用サービスは服飾衣料、靴、スポーツ用品の貸し出し管理に関わるサービスであることを特徴とする請求項14に記載の電子タグ発行サービス。
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CN108446750A (zh) * 2018-05-03 2018-08-24 浙江朗因智能科技有限公司 一种用于物流运输的分拣系统

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