JP2004291366A - スクリーン印刷装置及びスクリーン製版及びスクリーン印刷方法 - Google Patents

スクリーン印刷装置及びスクリーン製版及びスクリーン印刷方法 Download PDF

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Abstract

【課題】スクリーン印刷装置の版離れを向上させたい。
【解決手段】テーブル103に磁性体部51を設け磁化する。また、スクリーン201も予め磁化しておく。磁性体部51とスクリーン201の磁力が互いに反発するため、スクリーン印刷時にスキージにより印圧をかけられてスクリーン印刷する部分を除いて、スクリーン201は、ワーク110から離れやすくなる。すなわち、スクリーン製版200のスクリーン201とスクリーン印刷装置のワーク載置テーブル103との対向面をそれぞれ同一極性に帯磁させて反発力を生じさせているので、スクリーン201のワーク110からの版離れが向上する。
【選択図】 図9

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、スクリーン印刷装置の版離れの向上に関するものである。例えば、帯磁されたスクリーンと磁化されたテーブルとの反発磁力を利用することを特徴とするものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、スクリーン印刷装置の版離れを行うためには、スクリーン印刷を行いながら、スクリーン製版を持ち上げて物理的に版離れを起こさせる方法が用いられている。或いは、スクリーンのスクリーン枠に対する紗張りのテンション(張力)を強くすることにより、印刷後の版離れを向上させている。
【0003】
【特許文献1】
特開平07−001702号公報
【特許文献2】
特開2001−088270号公報
【特許文献3】
特開2001−277470号公報
【特許文献4】
特開平08−052856号公報
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
従来の版離れ機構は、スクリーン製版を物理的に持ち上げるため、スクリーンのテンションと持ち上げる力とがぶつかり合い、スクリーンの耐久性に問題があった。
また、スクリーンを物理的に持ち上げるため、印刷位置がずれる可能性があるという問題があった。
【0005】
この発明は、スクリーンの版離れを向上させることを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
この発明に係るスクリーン印刷装置は、スクリーンを有するスクリーン製版を取り付けるスクリーン製版取付部と、
上記スクリーン製版取付部に取り付けられる上記スクリーン製版の一方の面に対向して設けられ、ワークを載置するテーブルとを備え、
上記テーブルは、上記スクリーン製版取付部に取り付けられるスクリーン製版のスクリーンをワークから離間させる磁力を発生する磁力発生手段を備えることを特徴とする。
【0007】
また、スクリーン製版取付部は、スクリーンの一方の面を予め磁化したスクリーン製版を取り付け、
上記磁力発生手段は、磁化されたスクリーンの持つ極性に対して反発する極性の磁力を発生させて、上記磁化されたスクリーンをワークから反発させることを特徴とする。
【0008】
また、上記磁力発生手段は、テーブルの表面又はテーブルの内部に設けられた永久磁石又は電磁石を有することを特徴とする。
【0009】
この発明に係るスクリーン製版は、スクリーンを有するスクリーン製版において、上記スクリーンを予め磁化したことを特徴とする。
【0010】
上記スクリーンは、一方の面を同じ極性に磁化していることを特徴とする。
【0011】
この発明に係るスクリーン印刷方法は、スクリーン製版のスクリーンとスクリーン印刷装置のワーク載置テーブルとの対向面を、それぞれ同一極性に帯磁させて、スクリーンとテーブルと反発させながらスクリーン印刷をすることを特徴とする。
【0012】
この発明は、スクリーン印刷装置のスクリーン製版の版離れを向上させるため、スクリーンとテーブルとの間での反発磁力を使用することを特徴とする。
【0013】
この発明に係るスクリーン製版の版離れ向上方法は、帯磁されたスクリーンと磁化されたテーブルとの反発磁力を利用することを特徴とする。
【0014】
【発明の実施の形態】
実施の形態1.
図1は、スクリーン印刷装置を示す斜視図である。
図2は、スクリーン印刷装置の概略側面図である。
図3は、スクリーン印刷装置の概略平面図である。
【0015】
図1において、101はスクリーン印刷装置、102はスクリーン印刷装置の基台、103は移動可能に取り付けられたテーブル、104はテーブルの移動をガイドするガイドレール、105はスクリーン印刷装置の操作ボックス、107は操作ボックスに取り付けられた操作スイッチ、109はテーブル103の上に乗せられたワークに対してスクリーン印刷を行う印刷部である。図2,図3において、110はテーブル103の上に乗せられたワーク、200はスクリーン製版、1はスクリーン製版200のスクリーン枠、201はスクリーン製版200に張られたスクリーン、106はスキージ111及び図示していないスクレッパーを保持するとともに、矢印Aと矢印Dの方向にスライドするスライダ、108はスクリーン製版200を取り付けるとともに、スライダ106をスライドさせるスクリーン製版取付部である。
【0016】
テーブル103は基台102に取り付けられたガイドレール104に沿って左右にスライドできるように取り付けられている。テーブル103が印刷部109の下に移動するとテーブル103が図示していないストッパーにより制止され、印刷部109によりワーク110に対してスクリーン印刷が行われる。
【0017】
図4は、スクリーン製版200の一例を示す図である。
図4に示すスクリーン製版200は、コンビネーションスクリーンの場合を示している。
図において、1はスクリーン枠、2は支持スクリーン、3はプリントスクリーン、4は支持スクリーン2とプリントスクリーン3の接合部である。また、201は支持スクリーン2、プリントスクリーン3、接合部4からなるスクリーンである。
【0018】
図5は、プリントスクリーン3の表面を示す図である。
図6は、プリントスクリーン3の裏面を示す図である。
図5及び図6において、30はスクリーンメッシュ、31はスクリーンメッシュ30の裏側に設けられた乳剤である。乳剤31には開口部32が設けられている。この開口部32は、プリントイメージを形成するために設けられた透過孔である。この開口部をインキ(ペースト)が通過して、ワーク110に付着することにより、スクリーン印刷がワークに対して行われる。
【0019】
図5及び図6において、乳剤31は、一方がN極に帯磁されている。また、他方がS極に帯磁されている。この例では、テーブル(ワーク)に対向する面(裏面)がN極に磁化されている。
【0020】
図7は、テーブル103とスクリーン製版200の断面概略図(図3のX−X断面図)である。
テーブル103の表面には、磁化された磁性体部51が設けられている。例えば、磁性体部51は、テーブル103の全面を覆う永久磁石である。或いは、電磁石等の帯磁(磁化)可能物を2次元状にアレイ配列しても構わない。磁性体部51は、磁力発生手段の一例である。
【0021】
図8は、図7の拡大詳細図である。
磁性体部51は、上面全体が全てN極に磁化されており、また、下面全体が全てS極に磁化されていることにより、第1の磁場(磁界)を形成している。
一方、スクリーン製版200のスクリーン201は、下面がN極に磁化されており、また、上面がS極に磁化されていることにより、第2の磁場(磁界)を形成している。磁性体部51の上面とスクリーン201の下面は、ともに、N極に磁化されており、同極同士で反発する。即ち、磁性体部51(テーブル103)とスクリーン201は、反発し合う。
【0022】
図9は、図8の拡大図である。
乳剤31は、一方(下面全体)が全てN極に磁化されており、磁性体部51の上面と反発し合い、この反発力のおかげで離間距離Lを常時保持することができる。このような状態でスキージ111により矢印B方向(下方)で圧力(印圧)をかけることにより、スクリーン201とワークが接触し、インキ(ペースト)150がワーク110に転写されることになる。スキージ111により印圧をかけられていない部分では、N極同士で反発するため、スクリーン201はワーク110から離間し、引き離される。即ち、磁力により版離れをさせる力が自動的に生ずるのである。従って、従来のように、版離れ機構によりスクリーン201を物理的に上に持ち上げる必要がなくなる。或いは、スクリーン201を物理的に持ち上げる場合でも、従来のように、大きな力を掛ける必要がなくなる。或いは、物理的に持ち上げる距離を少なくすることができる。
また、従来は、磁力を用いてスクリーン201をワーク110(テーブル103)に吸着させる例が存在するが、この実施の形態は、スクリーン201を予め磁化しておき、磁性体部51によりスクリーン201を常時反発させる状態にしているのが特徴であり、スクリーン201をワーク110に吸着させるという技術思想は存在しない。この実施の形態では、版離れを向上させることが特徴であり、スクリーン201をワーク110に吸着させるという技術思想は存在しない。また、スクリーン201をワーク110に吸着させるために磁力を用いるという技術思想と、この実施の形態のスクリーン201をワーク110から離反させるための技術思想とは全く正反対のものであり、離反させるための技術思想は、従来の吸着させるという技術思想からは容易に考えられるものではない。従来の吸着させるという技術を用いた場合には、版離れが低下してしまうというデメリットがあるのに対し、この実施の形態では、版離れを向上させるためにスクリーン201を予め磁化している点が大きな特徴である。
【0023】
実施の形態2.
図10は、磁力発生手段55の他の例を示す図である。
図11は、図10のテーブル103の平面図である。
磁力発生手段55には、スキージ111の進行方向(印刷方向:前方方向:矢印A方向)に前方永久磁石53が設けられている。前方永久磁石53と後方永久磁石54は、図11に示すように、テーブル103を横断するように配置されており、ワーク110の幅Nよりも大きい幅Mを有している。また、スキージ111の後方に後方永久磁石54が設けられている。前方永久磁石53の磁力よりも後方永久磁石54の磁力を大きくすることにより、スキージ111の印刷直後における版離れを向上させることができる。磁力発生手段55は、移動手段61によりスキージ111と同期して移動させることができる。この移動のためには、モータやリニアガイド等の既存の移動機構を用いることができる。前方永久磁石53と後方永久磁石54との間にスキージ111が位置するようにして印刷ができる。
また、磁力発生手段55には、テーブル103とスクリーン201との間に生ずる磁力を調整する間隔調整部63が設けられている。間隔調整部63は、前方永久磁石53と後方永久磁石54を上下に移動させるものである。前方永久磁石53と後方永久磁石54を上下に移動させることにより、テーブル103とスクリーン201との間に生ずる磁力を調整することができる。例えば、ワーク110の厚さが厚いときには磁力を大きくするために前方永久磁石53と後方永久磁石54を上方に移動させ、反発力を増加することができる。
【0024】
図示していないが、前方永久磁石53の極性を図10に示す極性とは反転させ、前方永久磁石53の上方をS極にしてもよい。前方永久磁石53の上方をS極にすれば、スキージ111の印刷方向前方において、スクリーン201とワーク110とが吸着しやすくなり、印刷位置ずれを防止することができる。
また、図示していないが、前方永久磁石53と後方永久磁石54との間に中央永久磁石を設け、中央永久磁石の極性を前方永久磁石53と後方永久磁石54とは反転させ中央永久磁石の上方をS極にしてもよい。中央永久磁石の上方をS極にすれば、スキージ111の真下(中央永久磁石の真上)において、スクリーン201とワーク110とが吸着しやすくなり、印刷位置ずれを防止することができる。また、中央永久磁石と前方永久磁石53の両方の上方をS極にしてもよい。中央永久磁石と前方永久磁石53との両方の上方をS極にすれば、スキージ111の真下と印刷方向前方とにおいて、スクリーン201とワーク110とが吸着しやすくなり、印刷位置ずれをさらに防止することができる。
【0025】
実施の形態3.
図12は、磁力発生手段55の他の例を示す図である。
磁力発生手段55には、前方電磁石57と後方電磁石58と電源59が設けられている。また、図示していないが、電源59の出力を調整することにより磁力の強弱を調整することが可能である。このため、図12には、図10に示した間隔調整部63を設ける必要がない。
また、図示していないが、前方電磁石57の極性を反転させてスキージ111の印刷方向前方において、スクリーン201とワーク110とを吸着するようにして印刷位置ずれを防止するようにしてもよい。
また、図示していないが、前方電磁石57と後方電磁石58との間に中央電磁石を設け、中央電磁石の極性を前方電磁石57と後方電磁石58とは反転させ中央電磁石の上方をS極にしてもよい。中央電磁石の上方をS極にすれば、スキージ111の真下(中央電磁石の真上)において、スクリーン201とワーク110とが吸着しやすくなり、印刷位置ずれを防止することができる。また、中央電磁石と前方電磁石57と両方の上方をS極にしてもよい。中央電磁石と前方電磁石57との両方の上方をS極にすれば、スキージ111の真下と印刷方向前方とにおいて、スクリーン201とワーク110とが吸着しやすくなり、印刷位置ずれをさらに防止することができる。
【0026】
また、図16に示すように、移動手段103により磁力発生手段55を移動させるのではなく、磁力発生手段55としてテーブル103の表面下全体に電磁石(帯磁可能物)91を2次元状にアレイ配列してもよい。この場合は、電磁石91の極性を制御する電磁石極性制御部93を設ける。電磁石極性制御部93は、スキージ111の移動とともにスキージ111が通過した電磁石の各列の極性を順に反転させる。すなわち、スキージ111の印刷方向前方(未印刷部分)においては、スクリーン201とワーク110とを吸着するようにして印刷位置ずれを防止するようにし、スキージ111の移動による印刷直後からスキージ111が通過した電磁石の極性を反転させて、スキージ111の印刷方向後方(既印刷部分)においては、スクリーン201とワーク110とを離間させるようにしてスキージ111の印刷直後から版離れを向上させるようにしてもよい。電磁石(帯磁可能物)の極性の反転は、電磁石極性制御部93にある電源の極性(プラス/マイナス)の反転回路あるいはスイッチ回路により切り替えることができる。
電源の極性の反転回路あるいはスイッチ回路は、スキージ111の移動位置を検出し移動位置に同期させて電磁石(帯磁可能物)の極性を反転させる。
【0027】
あるいは、図16に示す構成で、電磁石極性制御部93により電磁石(帯磁可能物)の極性を制御することにより、スキージ111の真下のみスクリーン201とワーク110とを吸着するようにし、スキージ111の印刷方向前方(未印刷部分)とスキージ111の印刷方向後方(既印刷部分)とにおいて、スクリーン201とワーク110とを離間させるようにしてもよい。
【0028】
実施の形態4.
図13は、スキージ111の進行方向の後方に磁石71を固定した場合を示している。磁石71はたとえば永久磁石または電磁石である。
磁石71は、スクリーン201の上面を吸着するように磁化されている。従って、スキージ111により印刷された直後からスクリーン201は、磁石71に吸い寄せられ、版離れが向上する。この実施の形態では、スクリーン201が予め磁化されており、磁化されたスクリーン201を吸着するように磁石71が設けられているので、磁石71とスクリーン201が互いに引き合う。スクリーン201自身が予め磁化されているので、スクリーン201が金属等の単なる磁性体でできている場合(予め帯磁していない場合)に比べて、磁石71とスクリーン201との吸引力は強力になる。このため、版離れが効率よく行われる。
なお、図13に示した構成は、前述した実施の形態1〜3とともに組み合わせて用いることも可能である。
また、図示していないが、スキージ111の進行方向の前方に磁石を固定してもよい。スキージ111の進行方向の前方に設けた磁石の極性により、スクリーン201を磁石に吸い寄せて版離れを向上させることもできるし、磁石の極性を逆にすれば、スクリーン201を磁石から反発させてスクリーン201とワーク110とを吸着させ印刷位置ずれを防止することもできる。
【0029】
実施の形態5.
図14は、スクリーンメッシュ30を磁化した場合を示している。
乳剤31のみを磁化しても構わないが、図14に示すように、乳剤31のないスクリーンメッシュ30の場合はスクリーンメッシュ30のみを磁化することによってスクリーン201の一方の面をN極に帯磁させ、そして、他方の面をS極に帯磁させるようにしても構わない。或いは、図14のスクリーンメッシュ30に対して図14には図示していない乳剤31がコーティングされている場合には乳剤31もスクリーンメッシュ30と同じ方向に磁化するようにしても構わない。
乳剤31は、例えば感光乳剤であることが好ましいが、インキの透過孔が形成できるフィルム、膜などが形成できればどのような素材でもよく、例えば、エポキシやポリウレタンなどの反応性硬貨樹脂やその他の樹脂でもよい。乳剤31や樹脂を磁化して帯磁させるためには、例えば、乳剤31や樹脂に磁性体粉末や強磁性体粉末を混在させ、磁界中にさらすなどして磁化する方法が考えられる。
また、金属以外あるいは磁性体以外の組成物によるスクリーンメッシュ30を磁化して帯磁させるためには、例えば、スクリーンメッシュ30の組成物中に磁性体粉末や強磁性体粉末を混在させ、磁界中にさらすなどして磁化する方法が考えられる。金属あるいは磁性体の組成物によるスクリーンメッシュ30の場合は、直接、磁界中にさらすなどして磁化する方法が考えられる。或いは、予め磁化された複数の線を、同一の極性が同一の面に現れるように縦横に編み込むことにより図14に示すようなスクリーンメッシュ30を作成してもよい。
また、スクリーン201の種類は、コンビネーションスクリーンに限らず、通常の紗張りスクリーン、メッシュスクリーン、メタルスクリーン、ステンレススクリーン等の他のスクリーンを用いる場合でもよい。また、金属メッシュに限らず、ポリエステル、ナイロン等の化学製品のメッシュやシルクメッシュを用いる場合でもよい。
【0030】
例えば、図15は、メタルマスク95のスクリーンの一面をS極に磁化し、他面をN極に磁化した場合を示している。メタルマスクの材料を強磁性体にしてメタルマスク全体を磁化してもよいし、薄膜状の磁石をメタルマスクの内層又は外層にしてメタルマスクを作成してもよい。メタルマスクの場合は、金属板や合金板を用いているので、磁化しやすい特徴がある。
【0031】
なお、前述した全ての実施の形態において、磁性体部51とスクリーン201とをそれぞれ反対の極性に磁化してS極同士で反発させるようにしてもかまわない。
また、前述した全ての実施の形態において、永久磁石や電磁石の代わりに、磁場(磁界)を形成できるものならば強磁性体等やその他のものを用いてもよい。
また、こららの組み合わせでもよい。また、磁石相互間に形成された磁場(磁界)に限らず、電流相互間あるいは磁石と電流との間に形成される磁場(磁界)を用いてもよい。
【0032】
【発明の効果】
以上のように、この発明は、スクリーン製版のスクリーンとスクリーン印刷装置のワーク載置テーブルとの対向面をそれぞれ同一極性に帯磁させて反発力を生じさせているので、版離れが向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施の形態1のスクリーン印刷装置の斜視図である。
【図2】実施の形態1のスクリーン印刷装置の概略正面図である。
【図3】実施の形態1のスクリーン印刷装置の概略平面図である。
【図4】実施の形態1のスクリーン製版の斜視図である。
【図5】実施の形態1のスクリーン表面の拡大図である。
【図6】実施の形態1のスクリーン裏面の拡大図である。
【図7】図3のX−X断面図である。
【図8】図7の部分拡大詳細図である。
【図9】図7の部分拡大詳細図である。
【図10】実施の形態2の構成図である。
【図11】図10のテーブル103の平面図である。
【図12】実施の形態3の構成図である。
【図13】実施の形態4の構成図である。
【図14】実施の形態5のスクリーン201の磁化方法を示す図である。
【図15】実施の形態5のメタルマスク95の磁化方法を示す図である。
【図16】実施の形態3の他の構成図である。
【符号の説明】
101 スクリーン印刷装置、102 基台、103 テーブル、104 ガイドレール、105 操作ボックス、106 スライダ、107 操作スイッチ、109 印刷部、110 ワーク、200 スクリーン製版、201 スクリーン、108 スクリーン製版取付部、111 スキージ、2 支持スクリーン、3 プリントスクリーン、4 接合部、30 スクリーンメッシュ、31 乳剤、32 開口部、51 磁性体部、53 前方永久磁石、54 後方永久磁石、55 磁力発生手段、57 前方電磁石、58 後方電磁石、59 電源、61 移動手段、63 間隔調整部、71 磁石。

Claims (8)

  1. スクリーンを有するスクリーン製版を取り付けるスクリーン製版取付部と、
    上記スクリーン製版取付部に取り付けられる上記スクリーン製版の一方の面に対向して設けられ、ワークを載置するテーブルとを備え、
    上記テーブルは、上記スクリーン製版取付部に取り付けられるスクリーン製版のスクリーンをワークから離間させる磁力を発生する磁力発生手段を備えることを特徴とするスクリーン印刷装置。
  2. スクリーン製版取付部は、スクリーンの一方の面を予め磁化したスクリーン製版を取り付け、
    上記磁力発生手段は、磁化されたスクリーンの持つ極性に対して反発する極性の磁力を発生させて、上記磁化されたスクリーンをワークから反発させることを特徴とする請求項1記載のスクリーン印刷装置。
  3. 上記磁力発生手段は、テーブルの表面又はテーブルの内部に設けられた永久磁石又は電磁石を有することを特徴とする請求項1記載のスクリーン印刷装置。
  4. スクリーンを有するスクリーン製版において、上記スクリーンを予め磁化したことを特徴とするスクリーン製版。
  5. 上記スクリーンは、一方の面を同じ極性に磁化していることを特徴とする請求項4記載のスクリーン製版。
  6. スクリーン製版のスクリーンとスクリーン印刷装置のワーク載置テーブルとの対向面を、それぞれ同一極性に帯磁させて、スクリーンとテーブルと反発させながらスクリーン印刷をすることを特徴とするスクリーン印刷方法。
  7. スクリーン印刷装置のスクリーン製版の版離れを向上させるためのスクリーンとテーブルとの間での反発磁力の使用。
  8. 帯磁されたスクリーンと磁化されたテーブルとの反発磁力を利用することを特徴とするスクリーン印刷装置のスクリーン製版の版離れ向上方法。
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