JP2004290470A - 睡眠制御プログラム、睡眠制御方法および睡眠制御装置 - Google Patents

睡眠制御プログラム、睡眠制御方法および睡眠制御装置 Download PDF

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Abstract

【課題】レム睡眠中にユーザを覚醒させ、心地よい目覚め感を得ること。
【解決手段】寝室100で就寝中のユーザから脳波測定装置207経由で収集された脳波データを分析し、レム睡眠に基づくユーザ固有の睡眠サイクル(睡眠パターン)を得る制御部401を備え、制御部401は、予めユーザにより設定された睡眠時間上限と、上記睡眠サイクルとに基づいて、レム睡眠中に覚醒するための最適睡眠時間を算出した後、最適睡眠時間に基づく起床時刻を、寝室100に設けられた目覚まし装置206に設定する。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、ユーザの睡眠を制御するための睡眠制御プログラム、睡眠制御方法および睡眠制御装置に関するものであり、特に、レム睡眠中にユーザを覚醒させ、心地よい目覚め感を得ることができる睡眠制御プログラム、睡眠制御方法および睡眠制御装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来の目覚まし時計は、ユーザが予め設定した時刻に、アラームやベル等を作動させて強制的に覚醒に導く機構を備えており、寝過ごしを防止するうえで便利である。
【0003】
ところで、人間は、入眠してから覚醒するまでの間に、ノンレム睡眠(non−rapid eye movement sleep; non−REM sleep)とレム睡眠(rapid eye movement sleep; REM sleep)からなる睡眠周期を何度か繰り返すが、ノンレム睡眠中に強制的に覚醒させられた場合には一般的には目覚めが悪く不快感、疲労感が伴いやすいのに対して、レム睡眠中に起こされた場合には爽快感をもって目覚めることができる場合が多いことが知られている。
【0004】
【特許文献1】
特開2000−316832号公報
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、前述したように、従来においては、目覚まし時計のアラームが、ノンレム睡眠段階で作動してしまうと、ユーザは覚醒時に不快感、疲労感を覚える可能性が高い。
【0006】
本発明は、上記に鑑みてなされたもので、レム睡眠中にユーザを覚醒させ、心地よい目覚め感を得ることができる睡眠制御プログラム、睡眠制御方法および睡眠制御装置を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、請求項1にかかる発明は、コンピュータを、就寝中のユーザから睡眠生理学データを収集する収集手段、前記睡眠生理学データを分析し、レム睡眠に基づく前記ユーザ固有の睡眠パターンを得る取得手段、前記睡眠パターンに基づいて、前記レム睡眠中に覚醒するための最適睡眠時間を算出する最適睡眠時間算出手段、前記最適睡眠時間に基づく起床時刻を目覚まし装置に設定する起床時刻設定手段、として機能させるための睡眠制御プログラムである。
【0008】
この発明によれば、就寝中のユーザから収集した睡眠生理学データを分析し、レム睡眠に基づくユーザ固有の睡眠パターンを得て、該睡眠パターンに基づいて、レム睡眠中に覚醒するための最適睡眠時間を算出し、該最適睡眠時間に基づく起床時刻を目覚まし装置に設定することとしたので、レム睡眠中にユーザを覚醒させ、心地よい目覚め感を得ることができる。
【0009】
また、請求項2にかかる発明は、請求項1に記載の睡眠制御プログラムにおいて、前記コンピュータを、前記ユーザが起床後、前記睡眠生理学データを分析し、客観的に睡眠の質を評価する評価手段、前記睡眠の質が所定の基準以下である場合、前記睡眠パターンに補正をかける補正手段として機能させ、前記最適睡眠時間算出手段は、補正後の睡眠パターンに基づいて、前記最適睡眠時間を再算出し、前記起床時刻設定手段は、再算出された最適睡眠時間に基づく起床時刻を前記目覚まし装置に再設定することを特徴とする。
【0010】
この発明によれば、客観的にユーザの睡眠の質を評価し、睡眠の質が所定の基準以下である場合、睡眠パターンに補正をかけ、補正後の睡眠パターンに基づいて、起床時刻を目覚まし装置に再設定することとしたので、フィードバックにより、レム睡眠中にユーザを覚醒させる精度を高めることができ、さらに心地よい目覚め感を得ることができる。
【0011】
また、請求項3にかかる発明は、請求項1に記載の睡眠制御プログラムにおいて、前記コンピュータを、前記ユーザが起床後、前記睡眠生理学データを分析し、客観的に睡眠の質を評価する評価手段、前記睡眠の質が所定の基準以下である場合、前記最適睡眠時間に補正をかける補正手段として機能させ、前記起床時刻設定手段は、補正された最適睡眠時間に基づく起床時刻を前記目覚まし装置に再設定することを特徴とする。
【0012】
この発明によれば、客観的にユーザの睡眠の質を評価し、睡眠の質が所定の基準以下である場合、最適睡眠時間に補正をかけ、補正された最適睡眠時間に基づく起床時刻を目覚まし装置に再設定することとしたので、フィードバックにより、レム睡眠中にユーザを覚醒させる精度を高めることができ、さらに心地よい目覚め感を得ることができる。
【0013】
また、請求項4にかかる発明は、請求項1に記載の睡眠制御プログラムにおいて、前記コンピュータを、前記ユーザが起床後、前記睡眠生理学データを分析し、客観的に睡眠の質を評価する評価手段、前記睡眠の質が所定の基準以下である場合、前記起床時刻に補正をかける補正手段として機能させ、前記起床時刻設定手段は、補正された起床時刻を前記目覚まし装置に再設定することを特徴とする。
【0014】
この発明によれば、客観的にユーザの睡眠の質を評価し、睡眠の質が所定の基準以下である場合、起床時刻に補正をかけ、補正された起床時刻を目覚まし装置に再設定することとしたので、フィードバックにより、レム睡眠中にユーザを覚醒させる精度を高めることができ、さらに心地よい目覚め感を得ることができる。
【0015】
また、請求項5にかかる発明は、請求項1に記載の睡眠制御プログラムにおいて、前記コンピュータを、前記ユーザに、睡眠の質についての主観的な評価結果を入力させる入力手段、前記主観的な評価結果に基づいて、前記睡眠パターンに補正をかける補正手段として機能させ、前記最適睡眠時間算出手段は、補正後の睡眠パターンに基づいて、前記最適睡眠時間を再算出し、前記起床時刻設定手段は、再算出された最適睡眠時間に基づく起床時刻を前記目覚まし装置に再設定することを特徴とする。
【0016】
この発明によれば、ユーザに、睡眠の質についての主観的な評価結果を入力させ、主観的な評価結果に基づいて、睡眠パターンに補正をかけた後、補正後の睡眠パターンに基づく起床時刻を目覚まし装置に再設定することとしたので、ユーザの睡眠状態を迅速に起床時刻にフィードバックすることができ、レム睡眠中にユーザを覚醒させる精度を高めることができる。
【0017】
また、請求項6にかかる発明は、請求項1に記載の睡眠制御プログラムにおいて、前記コンピュータを、前記ユーザに、睡眠の質についての主観的な評価結果に基づいて、前記睡眠パターンに対する補正をかけさせる補正手段として機能させ、前記最適睡眠時間算出手段は、補正後の睡眠パターンに基づいて、前記最適睡眠時間を再算出し、前記起床時刻設定手段は、再算出された最適睡眠時間に基づく起床時刻を前記目覚まし装置に再設定することを特徴とする。
【0018】
この発明によれば、ユーザに、睡眠の質についての主観的な評価結果に基づいて、睡眠パターンに対する補正をかけさせ、補正後の睡眠パターンに基づく起床時刻を目覚まし装置に再設定することとしたので、ユーザの睡眠状態を迅速に起床時刻にフィードバックすることができ、レム睡眠中にユーザを覚醒させる精度を高めることができる。
【0019】
また、請求項7にかかる発明は、請求項1に記載の睡眠制御プログラムにおいて、前記コンピュータを、前記ユーザに、睡眠の質についての主観的な評価結果に基づいて、前記最適睡眠時間に対して補正をかけさせる補正手段として機能させ、前記起床時刻設定手段は、補正された前記最適睡眠時間に基づく起床時刻を前記目覚まし装置に再設定することを特徴とする。
【0020】
この発明によれば、ユーザに、睡眠の質についての主観的な評価結果に基づいて、最適睡眠時間に対して補正をかけさせ、補正された最適睡眠時間に基づく起床時刻を目覚まし装置に再設定することとしたので、ユーザの睡眠状態を迅速に起床時刻にフィードバックすることができ、レム睡眠中にユーザを覚醒させる精度を高めることができる。
【0021】
また、請求項8にかかる発明は、請求項1に記載の睡眠制御プログラムにおいて、前記コンピュータを、前記ユーザに、睡眠の質についての主観的な評価結果に基づいて、前記起床時刻に対する補正をかけさせる補正手段として機能させ、前記起床時刻設定手段は、補正された起床時刻を前記目覚まし装置に再設定することを特徴とする。
【0022】
この発明によれば、ユーザに、睡眠の質についての主観的な評価結果に基づいて、起床時刻に対する補正をかけさせ、補正された起床時刻を目覚まし装置に再設定することとしたので、ユーザの睡眠状態を迅速に起床時刻にフィードバックすることができ、レム睡眠中にユーザを覚醒させる精度を高めることができる。
【0023】
また、請求項9にかかる発明は、請求項1〜8のいずれか一つに記載の睡眠制御プログラムにおいて、前記コンピュータを、前記ユーザに所望の睡眠環境を設定させる睡眠環境設定手段、設定された前記睡眠環境を構築する睡眠環境構築手段として機能させることを特徴とする。
【0024】
この発明によれば、ユーザに所望の睡眠環境を設定させ、設定された睡眠環境を構築することとしたので、快適な睡眠環境の提供により睡眠の質の向上を期待することができる。
【0025】
また、請求項10にかかる発明は、請求項9に記載の睡眠制御プログラムにおいて、前記コンピュータを、前記ユーザが起床後、前記睡眠生理学データを分析し、客観的に睡眠の質を評価する評価手段として機能させ、前記睡眠環境構築手段は、前記睡眠の質が所定の基準以下である場合、前記睡眠環境に補正をかけることを特徴とする。
【0026】
この発明によれば、客観的に睡眠の質を評価し、睡眠の質が所定の基準以下である場合、睡眠環境に補正をかけることとしたので、フィードバックにより、睡眠環境を格段に快適にすることができ、睡眠の質の向上をさらに期待することができる。
【0027】
また、請求項11にかかる発明は、請求項9に記載の睡眠制御プログラムにおいて、前記コンピュータを、前記ユーザに、睡眠の質についての主観的な評価結果を入力させる入力手段として機能させ、前記睡眠環境構築手段は、前記睡眠の質が所定の基準以下である場合、前記睡眠環境に補正をかけることを特徴とする。
【0028】
この発明によれば、ユーザに、睡眠の質についての主観的な評価結果を入力させ、睡眠の質が所定の基準以下である場合、睡眠環境に補正をかけることとしたので、フィードバックにより、睡眠環境を格段に快適にすることができ、睡眠の質の向上をさらに期待することができる。
【0029】
また、請求項12にかかる発明は、請求項1〜11のいずれか一つに記載の睡眠制御プログラムにおいて、前記睡眠生理学データは、脳波データであることを特徴とする。
【0030】
この発明によれば、睡眠生理学データを、脳波データとしたので、脳波測定装置等の一般に広く普及している装置を活用して、レム睡眠中にユーザを覚醒させ、心地よい目覚め感を得ることができる。
【0031】
また、請求項13にかかる発明は、請求項1〜11のいずれか一つに記載の睡眠制御プログラムにおいて、前記睡眠生理学データは、体動データであることを特徴とする。
【0032】
この発明によれば、睡眠生理学データを、体動データとしたので、体動測定装置等の一般に広く普及している装置を活用して、レム睡眠中にユーザを覚醒させ、心地よい目覚め感を得ることができる。
【0033】
また、請求項14にかかる発明は、就寝中のユーザから睡眠生理学データを収集する収集工程と、前記睡眠生理学データを分析し、レム睡眠に基づく前記ユーザ固有の睡眠パターンを得る取得工程と、前記睡眠パターンに基づいて、前記レム睡眠中に覚醒するための最適睡眠時間を算出する最適睡眠時間算出工程と、前記最適睡眠時間に基づく起床時刻を目覚まし装置に設定する起床時刻設定工程とを含むことを特徴とする。
【0034】
この発明によれば、就寝中のユーザから収集した睡眠生理学データを分析し、レム睡眠に基づくユーザ固有の睡眠パターンを得て、該睡眠パターンに基づいて、レム睡眠中に覚醒するための最適睡眠時間を算出し、該最適睡眠時間に基づく起床時刻を目覚まし装置に設定することとしたので、レム睡眠中にユーザを覚醒させ、心地よい目覚め感を得ることができる。
【0035】
また、請求項15にかかる発明は、請求項14に記載の睡眠制御方法において、前記ユーザが起床後、前記睡眠生理学データを分析し、客観的に睡眠の質を評価する評価工程と、前記睡眠の質が所定の基準以下である場合、前記睡眠パターンに補正をかける補正工程とを含み、前記最適睡眠時間算出工程では、補正後の睡眠パターンに基づいて、前記最適睡眠時間を再算出し、前記起床時刻設定工程では、再算出された最適睡眠時間に基づく起床時刻を前記目覚まし装置に再設定することを特徴とする。
【0036】
この発明によれば、客観的にユーザの睡眠の質を評価し、睡眠の質が所定の基準以下である場合、睡眠パターンに補正をかけ、補正後の睡眠パターンに基づいて、起床時刻を目覚まし装置に再設定することとしたので、フィードバックにより、レム睡眠中にユーザを覚醒させる精度を高めることができ、さらに心地よい目覚め感を得ることができる。
【0037】
また、請求項16にかかる発明は、請求項14に記載の睡眠制御方法において、前記ユーザが起床後、前記睡眠生理学データを分析し、客観的に睡眠の質を評価する評価工程と、前記睡眠の質が所定の基準以下である場合、前記最適睡眠時間に補正をかける補正工程とを含み、前記起床時刻設定工程では、補正された最適睡眠時間に基づく起床時刻を前記目覚まし装置に再設定することを特徴とする。
【0038】
この発明によれば、客観的にユーザの睡眠の質を評価し、睡眠の質が所定の基準以下である場合、最適睡眠時間に補正をかけ、補正された最適睡眠時間に基づく起床時刻を目覚まし装置に再設定することとしたので、フィードバックにより、レム睡眠中にユーザを覚醒させる精度を高めることができ、さらに心地よい目覚め感を得ることができる。
【0039】
また、請求項17にかかる発明は、請求項14に記載の睡眠制御方法において、前記ユーザが起床後、前記睡眠生理学データを分析し、客観的に睡眠の質を評価する評価工程と、前記睡眠の質が所定の基準以下である場合、前記起床時刻に補正をかける補正工程とを含み、前記起床時刻設定工程では、補正された起床時刻を前記目覚まし装置に再設定することを特徴とする。
【0040】
この発明によれば、客観的にユーザの睡眠の質を評価し、睡眠の質が所定の基準以下である場合、起床時刻に補正をかけ、補正された起床時刻を目覚まし装置に再設定することとしたので、フィードバックにより、レム睡眠中にユーザを覚醒させる精度を高めることができ、さらに心地よい目覚め感を得ることができる。
【0041】
また、請求項18にかかる発明は、請求項14に記載の睡眠制御方法において、前記ユーザに、睡眠の質についての主観的な評価結果を入力させる入力工程と、前記主観的な評価結果に基づいて、前記睡眠パターンに補正をかける補正工程とを含み、前記最適睡眠時間算出工程では、補正後の睡眠パターンに基づいて、前記最適睡眠時間を再算出し、前記起床時刻設定工程では、再算出された最適睡眠時間に基づく起床時刻を前記目覚まし装置に再設定することを特徴とする。
【0042】
この発明によれば、ユーザに、睡眠の質についての主観的な評価結果を入力させ、主観的な評価結果に基づいて、睡眠パターンに補正をかけた後、補正後の睡眠パターンに基づく起床時刻を目覚まし装置に再設定することとしたので、ユーザの睡眠状態を迅速に起床時刻にフィードバックすることができ、レム睡眠中にユーザを覚醒させる精度を高めることができる。
【0043】
また、請求項19にかかる発明は、請求項14に記載の睡眠制御方法において、前記ユーザに、睡眠の質についての主観的な評価結果に基づいて、前記睡眠パターンに対する補正をかけさせる補正工程を含み、前記最適睡眠時間算出工程では、補正後の睡眠パターンに基づいて、前記最適睡眠時間を再算出し、前記起床時刻設定工程では、再算出された最適睡眠時間に基づく起床時刻を前記目覚まし装置に再設定することを特徴とする。
【0044】
この発明によれば、ユーザに、睡眠の質についての主観的な評価結果に基づいて、睡眠パターンに対する補正をかけさせ、補正後の睡眠パターンに基づく起床時刻を目覚まし装置に再設定することとしたので、ユーザの睡眠状態を迅速に起床時刻にフィードバックすることができ、レム睡眠中にユーザを覚醒させる精度を高めることができる。
【0045】
また、請求項20にかかる発明は、請求項14に記載の睡眠制御方法において、前記ユーザに、睡眠の質についての主観的な評価結果に基づいて、前記最適睡眠時間に対して補正をかけさせる補正工程を含み、前記起床時刻設定工程では、補正された前記最適睡眠時間に基づく起床時刻を前記目覚まし装置に再設定することを特徴とする。
【0046】
この発明によれば、ユーザに、睡眠の質についての主観的な評価結果に基づいて、最適睡眠時間に対して補正をかけさせ、補正された最適睡眠時間に基づく起床時刻を目覚まし装置に再設定することとしたので、ユーザの睡眠状態を迅速に起床時刻にフィードバックすることができ、レム睡眠中にユーザを覚醒させる精度を高めることができる。
【0047】
また、請求項21にかかる発明は、請求項14に記載の睡眠制御方法において、前記ユーザに、睡眠の質についての主観的な評価結果に基づいて、前記起床時刻に対する補正をかけさせる補正工程を含み、前記起床時刻設定工程では、補正された起床時刻を前記目覚まし装置に再設定することを特徴とする。
【0048】
この発明によれば、ユーザに、睡眠の質についての主観的な評価結果に基づいて、起床時刻に対する補正をかけさせ、補正された起床時刻を目覚まし装置に再設定することとしたので、ユーザの睡眠状態を迅速に起床時刻にフィードバックすることができ、レム睡眠中にユーザを覚醒させる精度を高めることができる。
【0049】
また、請求項22にかかる発明は、請求項14〜21のいずれか一つに記載の睡眠制御方法において、前記ユーザに所望の睡眠環境を設定させる睡眠環境設定工程と、設定された前記睡眠環境を構築する睡眠環境構築工程とを含むことを特徴とする。
【0050】
この発明によれば、ユーザに所望の睡眠環境を設定させ、設定された睡眠環境を構築することとしたので、快適な睡眠環境の提供により睡眠の質の向上を期待することができる。
【0051】
また、請求項23にかかる発明は、請求項22に記載の睡眠制御方法において、前記ユーザが起床後、前記睡眠生理学データを分析し、客観的に睡眠の質を評価する評価工程を含み、前記睡眠環境構築工程では、前記睡眠の質が所定の基準以下である場合、前記睡眠環境に補正をかけることを特徴とする。
【0052】
この発明によれば、客観的に睡眠の質を評価し、睡眠の質が所定の基準以下である場合、睡眠環境に補正をかけることとしたので、フィードバックにより、睡眠環境を格段に快適にすることができ、睡眠の質の向上をさらに期待することができる。
【0053】
また、請求項24にかかる発明は、請求項22に記載の睡眠制御方法において、前記ユーザに、睡眠の質についての主観的な評価結果を入力させる入力工程を含み、前記睡眠環境構築工程では、前記睡眠の質が所定の基準以下である場合、前記睡眠環境に補正をかけることを特徴とする。
【0054】
この発明によれば、ユーザに、睡眠の質についての主観的な評価結果を入力させ、睡眠の質が所定の基準以下である場合、睡眠環境に補正をかけることとしたので、フィードバックにより、睡眠環境を格段に快適にすることができ、睡眠の質の向上をさらに期待することができる。
【0055】
また、請求項25にかかる発明は、請求項14〜24のいずれか一つに記載の睡眠制御方法において、前記睡眠生理学データは、脳波データであることを特徴とする。
【0056】
この発明によれば、睡眠生理学データを、脳波データとしたので、脳波測定装置等の一般に広く普及している装置を活用して、レム睡眠中にユーザを覚醒させ、心地よい目覚め感を得ることができる。
【0057】
また、請求項26にかかる発明は、請求項14〜24のいずれか一つに記載の睡眠制御方法において、前記睡眠生理学データは、体動データであることを特徴とする。
【0058】
この発明によれば、睡眠生理学データを、体動データとしたので、体動測定装置等の一般に広く普及している装置を活用して、レム睡眠中にユーザを覚醒させ、心地よい目覚め感を得ることができる。
【0059】
また、請求項27にかかる発明は、就寝中のユーザから睡眠生理学データを収集する収集手段と、前記睡眠生理学データを分析し、レム睡眠に基づく前記ユーザ固有の睡眠パターンを得る取得手段と、前記睡眠パターンに基づいて、前記レム睡眠中に覚醒するための最適睡眠時間を算出する最適睡眠時間算出手段と、前記最適睡眠時間に基づく起床時刻を目覚まし装置に設定する起床時刻設定手段と、を備えたことを特徴とする。
【0060】
この発明によれば、就寝中のユーザから収集した睡眠生理学データを分析し、レム睡眠に基づくユーザ固有の睡眠パターンを得て、該睡眠パターンに基づいて、レム睡眠中に覚醒するための最適睡眠時間を算出し、該最適睡眠時間に基づく起床時刻を目覚まし装置に設定することとしたので、レム睡眠中にユーザを覚醒させ、心地よい目覚め感を得ることができる。
【0061】
また、請求項28にかかる発明は、請求項27に記載の睡眠制御装置において、前記ユーザが起床後、前記睡眠生理学データを分析し、客観的に睡眠の質を評価する評価手段と、前記睡眠の質が所定の基準以下である場合、前記睡眠パターンに補正をかける補正手段とを備え、前記最適睡眠時間算出手段は、補正後の睡眠パターンに基づいて、前記最適睡眠時間を再算出し、前記起床時刻設定手段は、再算出された最適睡眠時間に基づく起床時刻を前記目覚まし装置に再設定することを特徴とする。
【0062】
この発明によれば、客観的にユーザの睡眠の質を評価し、睡眠の質が所定の基準以下である場合、睡眠パターンに補正をかけ、補正後の睡眠パターンに基づいて、起床時刻を目覚まし装置に再設定することとしたので、フィードバックにより、レム睡眠中にユーザを覚醒させる精度を高めることができ、さらに心地よい目覚め感を得ることができる。
【0063】
また、請求項29にかかる発明は、請求項27に記載の睡眠制御装置において、前記ユーザが起床後、前記睡眠生理学データを分析し、客観的に睡眠の質を評価する評価手段と、前記睡眠の質が所定の基準以下である場合、前記最適睡眠時間に補正をかける補正手段とを備え、前記起床時刻設定手段は、補正された最適睡眠時間に基づく起床時刻を前記目覚まし装置に再設定することを特徴とする。
【0064】
この発明によれば、客観的にユーザの睡眠の質を評価し、睡眠の質が所定の基準以下である場合、最適睡眠時間に補正をかけ、補正された最適睡眠時間に基づく起床時刻を目覚まし装置に再設定することとしたので、フィードバックにより、レム睡眠中にユーザを覚醒させる精度を高めることができ、さらに心地よい目覚め感を得ることができる。
【0065】
また、請求項30にかかる発明は、請求項27に記載の睡眠制御装置において、前記ユーザが起床後、前記睡眠生理学データを分析し、客観的に睡眠の質を評価する評価手段と、前記睡眠の質が所定の基準以下である場合、前記起床時刻に補正をかける補正手段とを備え、前記起床時刻設定手段は、補正された起床時刻を前記目覚まし装置に再設定することを特徴とする。
【0066】
この発明によれば、客観的にユーザの睡眠の質を評価し、睡眠の質が所定の基準以下である場合、起床時刻に補正をかけ、補正された起床時刻を目覚まし装置に再設定することとしたので、フィードバックにより、レム睡眠中にユーザを覚醒させる精度を高めることができ、さらに心地よい目覚め感を得ることができる。
【0067】
また、請求項31にかかる発明は、請求項27に記載の睡眠制御装置において、前記ユーザに、睡眠の質についての主観的な評価結果を入力させる入力手段と、前記主観的な評価結果に基づいて、前記睡眠パターンに補正をかける補正手段とを備え、前記最適睡眠時間算出手段は、補正後の睡眠パターンに基づいて、前記最適睡眠時間を再算出し、前記起床時刻設定手段は、再算出された最適睡眠時間に基づく起床時刻を前記目覚まし装置に再設定することを特徴とする。
【0068】
この発明によれば、ユーザに、睡眠の質についての主観的な評価結果を入力させ、主観的な評価結果に基づいて、睡眠パターンに補正をかけた後、補正後の睡眠パターンに基づく起床時刻を目覚まし装置に再設定することとしたので、ユーザの睡眠状態を迅速に起床時刻にフィードバックすることができ、レム睡眠中にユーザを覚醒させる精度を高めることができる。
【0069】
また、請求項32にかかる発明は、請求項27に記載の睡眠制御装置において、前記ユーザに、睡眠の質についての主観的な評価結果に基づいて、前記睡眠パターンに対する補正をかけさせる補正手段を備え、前記最適睡眠時間算出手段は、補正後の睡眠パターンに基づいて、前記最適睡眠時間を再算出し、前記起床時刻設定手段は、再算出された最適睡眠時間に基づく起床時刻を前記目覚まし装置に再設定することを特徴とする。
【0070】
この発明によれば、ユーザに、睡眠の質についての主観的な評価結果に基づいて、睡眠パターンに対する補正をかけさせ、補正後の睡眠パターンに基づく起床時刻を目覚まし装置に再設定することとしたので、ユーザの睡眠状態を迅速に起床時刻にフィードバックすることができ、レム睡眠中にユーザを覚醒させる精度を高めることができる。
【0071】
また、請求項33にかかる発明は、請求項27に記載の睡眠制御装置において、前記ユーザに、睡眠の質についての主観的な評価結果に基づいて、前記最適睡眠時間に対して補正をかけさせる補正手段を備え、前記起床時刻設定手段は、補正された前記最適睡眠時間に基づく起床時刻を前記目覚まし装置に再設定することを特徴とする。
【0072】
この発明によれば、ユーザに、睡眠の質についての主観的な評価結果に基づいて、最適睡眠時間に対して補正をかけさせ、補正された最適睡眠時間に基づく起床時刻を目覚まし装置に再設定することとしたので、ユーザの睡眠状態を迅速に起床時刻にフィードバックすることができ、レム睡眠中にユーザを覚醒させる精度を高めることができる。
【0073】
また、請求項34にかかる発明は、請求項27に記載の睡眠制御装置において、前記ユーザに、睡眠の質についての主観的な評価結果に基づいて、前記起床時刻に対する補正をかけさせる補正手段を備え、前記起床時刻設定手段は、補正された起床時刻を前記目覚まし装置に再設定することを特徴とする。
【0074】
この発明によれば、ユーザに、睡眠の質についての主観的な評価結果に基づいて、起床時刻に対する補正をかけさせ、補正された起床時刻を目覚まし装置に再設定することとしたので、ユーザの睡眠状態を迅速に起床時刻にフィードバックすることができ、レム睡眠中にユーザを覚醒させる精度を高めることができる。
【0075】
また、請求項35にかかる発明は、請求項27〜34のいずれか一つに記載の睡眠制御装置において、前記ユーザに所望の睡眠環境を設定させる睡眠環境設定手段と、設定された前記睡眠環境を構築する睡眠環境構築手段とを備えたことを特徴とする。
【0076】
この発明によれば、ユーザに所望の睡眠環境を設定させ、設定された睡眠環境を構築することとしたので、快適な睡眠環境の提供により睡眠の質の向上を期待することができる。
【0077】
また、請求項36にかかる発明は、請求項35に記載の睡眠制御装置において、前記ユーザが起床後、前記睡眠生理学データを分析し、客観的に睡眠の質を評価する評価手段を備え、前記睡眠環境構築手段は、前記睡眠の質が所定の基準以下である場合、前記睡眠環境に補正をかけることを特徴とする。
【0078】
この発明によれば、客観的に睡眠の質を評価し、睡眠の質が所定の基準以下である場合、睡眠環境に補正をかけることとしたので、フィードバックにより、睡眠環境を格段に快適にすることができ、睡眠の質の向上をさらに期待することができる。
【0079】
また、請求項37にかかる発明は、請求項35に記載の睡眠制御装置において、前記ユーザに、睡眠の質についての主観的な評価結果を入力させる入力手段を備え、前記睡眠環境構築手段は、前記睡眠の質が所定の基準以下である場合、前記睡眠環境に補正をかけることを特徴とする。
【0080】
この発明によれば、ユーザに、睡眠の質についての主観的な評価結果を入力させ、睡眠の質が所定の基準以下である場合、睡眠環境に補正をかけることとしたので、フィードバックにより、睡眠環境を格段に快適にすることができ、睡眠の質の向上をさらに期待することができる。
【0081】
また、請求項38にかかる発明は、請求項27〜37のいずれか一つに記載の睡眠制御装置において、前記睡眠生理学データは、脳波データであることを特徴とする。
【0082】
この発明によれば、睡眠生理学データを、脳波データとしたので、脳波測定装置等の一般に広く普及している装置を活用して、レム睡眠中にユーザを覚醒させ、心地よい目覚め感を得ることができる。
【0083】
また、請求項39にかかる発明は、請求項27〜37のいずれか一つに記載の睡眠制御装置において、前記睡眠生理学データは、体動データであることを特徴とする。
【0084】
この発明によれば、睡眠生理学データを、体動データとしたので、体動測定装置等の一般に広く普及している装置を活用して、レム睡眠中にユーザを覚醒させ、心地よい目覚め感を得ることができる。
【0085】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照して本発明にかかる睡眠制御プログラム、睡眠制御方法および睡眠制御装置の一実施の形態について詳細に説明する。
【0086】
図1は、本発明にかかる一実施の形態の構成を示すブロック図である。この図には、寝室100〜100を有するユーザ宅に設けられた睡眠制御システムが図示されている。寝室100には、音楽再生装置201、香り発生装置202、湿度調整装置203、温度調整装置204、照度調整装置205、目覚まし装置206および脳波測定装置207が設けられている。
【0087】
これらの音楽再生装置201、香り発生装置202、湿度調整装置203、温度調整装置204、照度調整装置205、目覚まし装置206および脳波測定装置207は、後述する睡眠制御装置400によりそれぞれ制御される。
【0088】
音楽再生装置201は、睡眠の質を高めるために様々なジャンルの音楽(クラシック、ジャズ、フュージョン等)を再生する装置である。香り発生装置202は、睡眠の質を高めるために様々な香りを発生させる装置である。湿度調整装置203は、寝室100の湿度を調整する装置である。
【0089】
温度調整装置204は、寝室100の温度を調整する装置である。照度調整装置205は、寝室100の照度を調整する装置である。目覚まし装置206は、アラーム音、ベル音、光、振動等により、起床時刻に強制的にユーザを覚醒させる装置である。脳波測定装置207は、睡眠中のユーザの脳波を測定する装置である。この脳波の測定結果(脳波データ)は、睡眠サイクルの算出に用いられる。ここで、脳波は、当該ユーザの睡眠のパターン(睡眠サイクル等)を知る手がかりとなる睡眠生理学データの一つである。
【0090】
ここで、図13を参照して、上記睡眠サイクルについて説明する。同図において、横軸は、睡眠時間を表す。縦軸は、眠りの深さを表す。睡眠は、前述したようにレム睡眠およびノンレム睡眠という二つの要素から構成されている。
【0091】
入眠してから徐々に睡眠が深くなっていくと次にあらわれるのがレム睡眠である。このレム睡眠の特徴は、脳波上、ノンレム睡眠の第1段階に似ているが、急速な眼球運動が見られることである。このレム睡眠では、夢を見ることが多い。
【0092】
ノンレム睡眠は、深い眠りであり、眠りの深さに応じて第1段階〜第4段階という4段階に分類される。平均的な8時間の睡眠中には、ノンレム睡眠の段階が4、5回繰り返される。
【0093】
ノンレム睡眠の第1段階からレム睡眠の開始までは、睡眠サイクルと呼ばれている。睡眠サイクルは、90分から100分程度であり、一晩に4、5回繰り返される。
【0094】
ノンレム睡眠の特徴としては、 つぎの▲1▼〜▲5▼が挙げられる。
▲1▼入眠期の浅い睡眠段階ではゆっくりと揺れるような眼球運動がみられるが、その後、睡眠が深くなると眼球の動きは停止する。
▲2▼脳波は活動が低下し、周波数が遅くなる。
▲3▼身体の筋肉の緊張が保たれる。
▲4▼脈拍、血圧、呼吸が安定する。
▲5▼この時期に眠っている人をおこすと、目覚めが悪く、夢を見ていることは少ない。
【0095】
ノンレム睡眠の第1段階は、寝床に入り、うとうとした状態ある。覚醒から睡眠へ移行するこの状態では、周囲の状況がある程度把握できる。そして、第1段階では、うとうとするにつれて脳の活動が低下しθ波(周波数 3−8 Hz)という一定のパターンの脳波が現れる。
【0096】
また、ノンレム睡眠の第2段階は、すやすや眠りの状態であり、浅いものの最初に現れる真の睡眠状態である。この状態の脳波には、振幅の低い波形の中に一過性の睡眠紡錘波やK−複合波と呼ばれる特徴的な波形が出現する。
【0097】
また、第3および第4段階は、「徐波睡眠」と呼ばれる深い眠りの状態であり、体の修復作業が行われる。入眠後においては、約20分で最初の深い眠り(第3段階)に到達し、体温の低下や呼吸、心拍数の減少が見られる。この時点までくると、そう簡単には覚醒せず、もしも起きたとしてもふらついたり自分を把握できない状態となる。また、第3段階の脳波の50%は、「δ波」という徐波で占められる。
【0098】
第4段階は、最も深い睡眠の状態である。最初の睡眠サイクルでは、入眠後約1時間で第4段階に到達する。第4段階の脳波は、50%以上が高振幅、低周波のδ波で占められている。
【0099】
このように、レム睡眠とノンレム睡眠とは、脳波と密接な関係を有している。従って、脳波測定装置207(図1参照)での脳波の測定結果から、レム睡眠、ノンレム睡眠の状態、睡眠サイクルを求めることができるのである。
【0100】
図1に戻り、これらの音楽再生装置201、香り発生装置202、湿度調整装置203、温度調整装置204、照度調整装置205、目覚まし装置206および脳波測定装置207は、ホームネットワーク300を介して、睡眠制御装置400に接続されている。ホームネットワーク300は、家庭内に敷設されたLAN(Local Area Network)等である。
【0101】
なお、寝室100〜100にも、寝室100と同様にして、音楽再生装置201、・・・、脳波測定装置207が設けられている。
【0102】
睡眠制御装置400は、ホームサーバであり、寝室100〜100における睡眠環境を設定するための睡眠環境設定処理と、就寝中に脳波測定装置207で測定されたユーザの脳波を分析し、後述する睡眠サイクル(図13参照)を算出するための脳波分析処理と、ユーザが就寝する際に、上記睡眠サイクルに基づいて、レム睡眠で目覚めるように起床時刻を目覚まし装置206に設定する就寝処理とを実行する装置である。
【0103】
睡眠制御装置400において、制御部401は、装置各部を制御する。この制御部401の動作の詳細については、後述する。記憶部402は、大記憶容量のハードディスク等であり、オペレーティングシステム、アプリケーションプログラム、脳波データ等を記憶している。タイマ403は、計時機能を備えており、時刻情報を提供する。通信部404は、所定の通信プロトコルに従って、通信を制御する。入出力部405は、キーボード、マウス、ディスプレイ等である。
【0104】
睡眠制御装置400には、ユーザ情報データベース410、睡眠環境情報データベース420、睡眠情報データベース430、音楽情報データベース440および香り情報データベース450が設けられている。
【0105】
以下では、これらのユーザ情報データベース410、睡眠環境情報データベース420、睡眠情報データベース430、音楽情報データベース440および香り情報データベース450について、図2〜図6を参照しつつ詳述する。
【0106】
図2に示したユーザ情報データベース410は、ユーザに関するユーザ情報を格納するデータベースであり、「ユーザID」、「ユーザ名」、「睡眠情報ID」および「睡眠環境情報ID」というフィールドを備えている。
【0107】
「ユーザID」は、当該ユーザを一意に識別するための識別子である。「ユーザ名」は、ユーザの氏名に関する情報である。「睡眠情報ID」は、「ユーザID」に対応づけられており、後述する睡眠情報データベース430(図4参照)の「睡眠情報ID」に対応している。「睡眠環境情報ID」は、「ユーザID」に対応づけられており、後述する睡眠環境情報データベース420(図3参照)の「睡眠環境情報ID」に対応している。
【0108】
図3に示した睡眠環境情報データベース420は、寝室100〜100のそれぞれにおける睡眠環境(音楽、香り、湿度、温度、照度)に関する睡眠環境情報を格納するデータベースであり、「睡眠環境情報ID」、「音楽ID」、「香りID」、「湿度」、「温度」および「照度」というフィールドを備えている。睡眠環境情報は、ユーザが質の高い睡眠をするための睡眠環境づくりに関する情報である。
【0109】
「睡眠環境情報ID」は、睡眠環境情報を一意に識別するための識別子であり、ユーザ情報データベース410(図2参照)の「睡眠環境情報ID」に対応している。「音楽ID」は、「睡眠環境情報ID」に対応づけられており、後述する音楽情報データベース440(図5参照)の「音楽ID」に対応している。
【0110】
「香りID」は、後述する香り情報データベース450(図6参照)の「香りID」に対応している。「湿度」、「温度」および「照度」は、就寝時における当該寝室の設定湿度、設定温度および設定照度に関する情報である。
【0111】
図4に示した睡眠情報データベース430は、ユーザ毎に設定される睡眠情報を格納するデータベースであり、「睡眠情報ID」、「睡眠サイクル」、「睡眠時間上限」および「最適睡眠時間」というフィールドを備えている。
【0112】
「睡眠情報ID」は、睡眠情報を一意に識別するための識別子であり、ユーザ情報データベース410(図2参照)の「睡眠情報ID」に対応している。「睡眠サイクル」は、当該ユーザの脳波測定結果に基づいて求められる上述した睡眠サイクル(図13参照)であり、実測値である。従って、「睡眠サイクル」は、ユーザの身体的特性等により個人差が生じる。
【0113】
「睡眠時間上限」は、ユーザにより予め設定され、睡眠時間の上限に関する情報である。「最適睡眠時間」は、レム睡眠中にユーザを覚醒させ、心地よい目覚め感を得るための最適な睡眠時間に関する情報であり、「睡眠サイクル」および「睡眠時間上限」から求められる。すなわち、「睡眠時間上限」以下となるように「睡眠サイクル」を整数倍した時間が「最適睡眠時間」となる。
【0114】
図5に示した音楽情報データベース440は、ユーザが就寝時に背景音楽として流す音楽に関する音楽情報を格納するデータベースであり、「音楽ID」および「音楽名」というフィールドを備えている。「音楽ID」は、音楽情報を一意に識別するための識別子である。「音楽名」は、音楽の名称(ジャンル、曲名等)に関する情報である。
【0115】
図6に示した香り情報データベース450は、ユーザが就寝時に寝室に漂わせる香りに関する香り情報を格納するデータベースであり、「香りID」および「香り名」というフィールドを備えている。「香りID」は、香り情報を一意に識別するための識別子である。「香り名」は、香りの名称(ラベンダ等)に関する情報である。
【0116】
つぎに、一実施の形態の動作について、図7〜図12に示したフローチャートを参照しつつ説明する。図7に示したステップSA1では、睡眠制御装置400の制御部401は、ユーザより、入出力部405を用いて、睡眠環境設定要求があるか否かを判断し、この場合、判断結果を「No」とする。
【0117】
ステップSA2では、制御部101は、ユーザより、入出力部405を用いて、脳波分析要求があるか否かを判断し、この場合、判断結果を「No」とする。ステップSA3では、制御部101は、ユーザより、入出力部405を用いて、就寝要求があるか否かを判断し、この場合、判断結果を「No」とする。
【0118】
以後、制御部101は、ステップSA1〜ステップSA3のうちいずれかの判断結果が「Yes」となるまで、ステップSA1〜ステップSA3を繰り返す。
【0119】
そして、ユーザは、例えば、寝室100の睡眠環境を初期設定すべく入出力部405を用いて、睡眠環境設定要求を出す。これにより、制御部101は、ステップSA1の判断結果を「Yes」とする。ステップSA4では、睡眠環境設定処理が実行される。
【0120】
具体的には、図8に示したステップSB1では、ユーザは、入出力部405より所望の音楽名(例えば、ピアノジャズ)を設定する。これにより、制御部101は、睡眠環境情報IDを生成し、該睡眠環境情報IDと、音楽名に対応する上記音楽ID(図5参照)とを対応づけて睡眠環境情報データベース420(図3参照)に格納する。
【0121】
ステップSB2では、ユーザは、入出力部405より、所望の香り名(例えば、ラベンダ)を設定する。これにより、制御部101は、睡眠環境情報データベース420(図3参照)に、上記香り名に対応する上記香りID(図6参照)を当該睡眠環境情報IDに対応づけて格納する。
【0122】
ステップSB3では、ユーザは、入出力部405より、所望の湿度(例えば、45%)を設定する。これにより、制御部101は、睡眠環境情報データベース420(図3参照)に湿度の情報を当該睡眠環境情報IDに対応づけて格納する。
【0123】
ステップSB4では、ユーザは、入出力部405より、所望の温度(例えば、25℃)を設定する。これにより、制御部101は、睡眠環境情報データベース420(図3参照)に温度の情報を当該睡眠環境情報IDに対応づけて格納する。
【0124】
ステップSB5では、ユーザは、入出力部405より、所望の照度(例えば、300ルクス)を設定する。これにより、制御部101は、睡眠環境情報データベース420(図3参照)に照度の情報を当該睡眠環境情報IDに対応づけて格納する。
【0125】
ステップSB6では、ユーザは、入出力部405より、睡眠時間上限(例えば、480分)を設定する。これにより、制御部101は、睡眠情報IDを生成し、睡眠情報データベース430(図4参照)に、該睡眠情報IDに対応づけて、睡眠時間上限の情報を格納した後、図7に示したメインルーチンへ戻る。
【0126】
つぎに、ユーザは、一晩、脳波を測定・分析し「最適睡眠時間」(図4参照)を求めるべく、入出力部405を用いて、脳波分析要求を出す。これにより、制御部101は、図7に示したステップSA2の判断結果を「Yes」とする。ステップSA5では、脳波分析処理が実行される。
【0127】
具体的には、図9に示したステップSC1では、寝室100で寝床についた状態でユーザは、脳波測定用プローブを所定の部位に装着した後、脳波測定装置207の測定開始スイッチを押した後、就寝する。
【0128】
これにより、脳波測定装置207は、当該ユーザの脳波を連続的に測定するとともに、脳波データをホームネットワーク300を介して睡眠制御装置400へ逐次送信する。制御部401は、脳波データを記憶部402に格納する。
【0129】
ステップSC2では、制御部401は、脳波測定を開始してから設定時間(例えば、480分)経過したか否かを判断し、この場合、判断結果を「No」として、同判断を繰り返す。
【0130】
そして、朝になって、設定時間が経過すると、制御部401は、ステップSC2の判断結果を「Yes」とする。ステップSC3では、制御部401は、脳波測定装置207による脳波測定を終了させ、記憶部402に格納されている脳波データを分析し、睡眠サイクル(図13参照)として、例えば、95分を求める。
【0131】
ステップSC4では、制御部401は、図4に示した「睡眠時間上限(この場合、480分)」以下となるように、上記「睡眠サイクル(この場合、95分)」を整数倍(この場合、5倍)した時間(この場合、475分)を「最適睡眠時間」として求める。
【0132】
ステップSC5では、制御部401は、睡眠情報データベース430に、当該睡眠情報IDに対応づけて、「睡眠サイクル」および「最適睡眠時間」のそれぞれの情報(95分、457分)を格納した後、図7に示したメインルーチンへ戻る。
【0133】
そして、翌晩以降、ユーザは、就寝時に、入出力部405を用いて、就寝要求を出す。これにより、制御部401は、図7に示したステップSA3の判断結果を「Yes」とする。ステップSA6では、就寝処理が実行される。
【0134】
すなわち、図10に示したステップSD1では、当該ユーザが就寝している寝室100における快適な睡眠環境を構築するための睡眠環境構築処理が実行される。
【0135】
具体的には、図11に示したステップSE1では、制御部401は、睡眠環境情報データベース420(図3参照)から当該ユーザに対応する睡眠環境情報を取得する。
【0136】
ステップSE2では、制御部401は、ホームネットワーク300を介して、睡眠環境情報に基づいて、各制御対象機器を制御する。すなわち、制御部401は、音楽IDをキーとして、音楽再生装置201でピアノジャズを再生させる。また、制御部401は、香りIDをキーとして、香り発生装置202でラベンダの香りを発生させる。
【0137】
さらに、制御部401は、湿度調整装置203に湿度を45%に調整させ、温度調整装置204に温度を25℃に調整させる。最後に、制御部401は、照度調整装置205に照度を300ルクスに調整させる。これにより、寝室100においては、ユーザが所望する睡眠環境が構築される。
【0138】
つぎに、図10に示したステップSD2では、就寝処理が実行される。具体的には、図12に示したステップSF1では、制御部401は、タイマ403から、例えば、午後11時に対応する入眠時刻情報を取得する。
【0139】
ステップSF2では、制御部401は、入眠時刻情報(午後11時)および図4に示した最適睡眠時間(475分)から起床時刻(午前6時55分)を求める。なお、起床時刻は、午後11時から475分経過後の時刻であり、睡眠サイクルの整数倍であるため、レム睡眠中(図13参照)の時刻である。
【0140】
ステップSF3では、制御部401は、ステップSF2で求められた起床時刻を目覚まし装置206に設定した後、図7に示したメインルーチンに戻る。そして、当該ユーザがレム睡眠中である午前6時55分になると、目覚まし装置206では、アラーム音やベル音等が発生する。これにより、ユーザは、心地良い目覚め感で起床することができる。
【0141】
なお、一実施の形態においては、ユーザが起床後、脳波データを分析して、客観的に睡眠の質を評価し、睡眠の質が所定の基準以下である場合、睡眠サイクルに補正をかける機能を制御部401に持たせる構成例としてもよい。
【0142】
ここで、睡眠の質は、図13に示した第3段階、第4段階のノンレム睡眠の有無に依存する。すなわち、第3段階、第4段階のノンレム睡眠が有る場合、深い眠りとなり、睡眠の質が高い。
【0143】
一方、第3段階、第4段階のノンレム睡眠が無い場合、浅い眠りとなり、睡眠の質が低い。従って、上記所定の基準としては、例えば、全ての睡眠サイクルで第3段階および第4段階のノンレム睡眠が有るか否かが挙げられる。
【0144】
かかる構成例では、制御部401は、補正後の睡眠サイクルに基づいて、最適睡眠時間を再算出し、この再算出された最適睡眠時間に基づく起床時刻を目覚まし装置206に再設定する。
【0145】
また、一実施の形態においては、上述した睡眠の質が所定の基準以下である場合、最適睡眠時間に補正をかけ、補正された最適睡眠時間に基づく起床時刻を目覚まし装置206に再設定する機能を制御部401に持たせる構成例としてもよい。
【0146】
また、一実施の形態においては、上述した睡眠の質が所定の基準以下である場合、起床時刻に補正をかける機能を制御部401に持たせる構成例としてもよい。
【0147】
また、一実施の形態においては、ユーザに、睡眠の質についての主観的な評価結果を入出力部405で入力させ、主観的な評価結果に基づいて、睡眠サイクルに補正をかける機能を制御部401に持たせる構成例としてもよい。
【0148】
この場合、制御部401は、補正後の睡眠サイクルに基づいて、最適睡眠時間を再算出し、再算出された最適睡眠時間に基づく起床時刻を目覚まし装置206に再設定する。
【0149】
また、一実施の形態においては、上述した主観的な評価結果に基づいて、入出力部405を用いてユーザに睡眠サイクルに対する補正をかけさせ、補正後の睡眠サイクルに基づいて、最適睡眠時間を再算出する機能を制御部401に持たせる構成例としてもよい。
【0150】
この場合、制御部401は、再算出された最適睡眠時間に基づく起床時刻を目覚まし装置206に再設定する。
【0151】
また、一実施の形態においては、上述した主観的な評価結果に基づいて、ユーザに入出力部405を用いて最適睡眠時間に対して補正をかけさせ、補正された最適睡眠時間に基づく起床時刻を目覚まし装置206に再設定する機能を制御部401に持たせる構成例としてもよい。
【0152】
また、一実施の形態においては、上述した主観的な評価結果に基づいて、ユーザに入出力部405を用いて、起床時刻に対する補正をかけさせ、補正された起床時刻を目覚まし装置206に再設定する機能を制御部401に持たせる構成例としてもよい。
【0153】
また、一実施の形態においては、ユーザが起床後、脳波データを分析して客観的に睡眠の質を評価し、睡眠の質が所定の基準以下である場合、睡眠環境に補正をかける機能を制御部401に持たせる構成例としてもよい。睡眠環境の補正では、音楽再生装置201で再生される音楽が別の音楽に変更されたり、香り発生装置202で発生する香りが変更されたり、湿度、温度、照度等が所定量調整される。
【0154】
また、一実施の形態においては、ユーザに、睡眠の質についての主観的な評価結果を入出力部405を用いて入力させ、睡眠の質が所定の基準以下である場合、上述と同様にして、睡眠環境に補正をかける機能を制御部401に持たせてもよい。
【0155】
なお、一実施の形態においては、睡眠生理学データとして、脳波を用いた例について説明したが、これに限定されることなく、脳波に代えて、睡眠中のユーザの体の動きに関する体動等の他の睡眠生理学データを用いて、睡眠パターンの分析を行うように構成してもよい。
【0156】
以上説明したように、一実施の形態によれば、就寝中のユーザから収集した脳波データを分析し、レム睡眠に基づくユーザ固有の睡眠サイクル(図13参照)を得て、該睡眠サイクルに基づいて、レム睡眠中に覚醒するための最適睡眠時間を算出し、該最適睡眠時間に基づく起床時刻を目覚まし装置206に設定することとしたので、レム睡眠中にユーザを覚醒させ、心地よい目覚め感を得ることができる。
【0157】
また、一実施の形態によれば、客観的にユーザの睡眠の質を評価し、睡眠の質が所定の基準以下である場合、睡眠サイクル(図13参照)に補正をかけ、補正後の睡眠サイクルに基づいて、起床時刻を目覚まし装置206に再設定することとしたので、フィードバックにより、レム睡眠中にユーザを覚醒させる精度を高めることができ、さらに心地よい目覚め感を得ることができる。
【0158】
また、一実施の形態によれば、客観的にユーザの睡眠の質を評価し、睡眠の質が所定の基準以下である場合、最適睡眠時間に補正をかけ、補正された最適睡眠時間に基づく起床時刻を目覚まし装置206に再設定することとしたので、フィードバックにより、レム睡眠中にユーザを覚醒させる精度を高めることができ、さらに心地よい目覚め感を得ることができる。
【0159】
また、一実施の形態によれば、客観的にユーザの睡眠の質を評価し、睡眠の質が所定の基準以下である場合、起床時刻に補正をかけ、補正された起床時刻を目覚まし装置206に再設定することとしたので、フィードバックにより、レム睡眠中にユーザを覚醒させる精度を高めることができ、さらに心地よい目覚め感を得ることができる。
【0160】
また、一実施の形態によれば、ユーザに、睡眠の質についての主観的な評価結果を入出力部405を用いて入力させ、主観的な評価結果に基づいて、睡眠サイクル(図13参照)に補正をかけた後、補正後の睡眠サイクルに基づく起床時刻を目覚まし装置206に再設定することとしたので、ユーザの睡眠状態を迅速に起床時刻にフィードバックすることができ、レム睡眠中にユーザを覚醒させる精度を高めることができる。
【0161】
また、一実施の形態によれば、ユーザに、睡眠の質についての主観的な評価結果に基づいて、睡眠サイクル(図13参照)に対する補正をかけさせ、補正後の睡眠サイクルに基づく起床時刻を目覚まし装置206に再設定することとしたので、ユーザの睡眠状態を迅速に起床時刻にフィードバックすることができ、レム睡眠中にユーザを覚醒させる精度を高めることができる。
【0162】
また、一実施の形態によれば、ユーザに、睡眠の質についての主観的な評価結果に基づいて、最適睡眠時間に対して補正をかけさせ、補正された最適睡眠時間に基づく起床時刻を目覚まし装置206に再設定することとしたので、ユーザの睡眠状態を迅速に起床時刻にフィードバックすることができ、レム睡眠中にユーザを覚醒させる精度を高めることができる。
【0163】
また、一実施の形態によれば、ユーザに、睡眠の質についての主観的な評価結果に基づいて、起床時刻に対する補正をかけさせ、補正された起床時刻を目覚まし装置206に再設定することとしたので、ユーザの睡眠状態を迅速に起床時刻にフィードバックすることができ、レム睡眠中にユーザを覚醒させる精度を高めることができる。
【0164】
また、一実施の形態によれば、図8を参照して説明したように、ユーザに所望の睡眠環境を設定させ、設定された睡眠環境を構築することとしたので、快適な睡眠環境の提供により睡眠の質の向上を期待することができる。
【0165】
また、一実施の形態によれば、客観的に睡眠の質を評価し、睡眠の質が所定の基準以下である場合、睡眠環境に補正をかけることとしたので、フィードバックにより、睡眠環境を格段に快適にすることができ、睡眠の質の向上をさらに期待することができる。
【0166】
また、一実施の形態によれば、ユーザに、睡眠の質についての主観的な評価結果を入出力部405を用いて入力させ、睡眠の質が所定の基準以下である場合、睡眠環境に補正をかけることとしたので、フィードバックにより、睡眠環境を格段に快適にすることができ、睡眠の質の向上をさらに期待することができる。
【0167】
また、一実施の形態によれば、脳波データを用いた場合、脳波測定装置等の一般に広く普及している装置を活用して、レム睡眠中にユーザを覚醒させ、心地よい目覚め感を得ることができる。
【0168】
また、一実施の形態によれば、体動データを用いた場合、体動測定装置等の一般に広く普及している装置を活用して、レム睡眠中にユーザを覚醒させ、心地よい目覚め感を得ることができる。
【0169】
以上本発明にかかる一実施の形態について図面を参照して詳述してきたが、具体的な構成例はこの一実施の形態に限られるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲の設計変更等があっても本発明に含まれる。
【0170】
例えば、前述した一実施の形態においては、図1に示した睡眠制御装置400の機能を実現するためのプログラムを図14に示したコンピュータ読み取り可能な記録媒体600に記録して、この記録媒体600に記録されたプログラムを同図に示したコンピュータ500に読み込ませ、実行することにより各機能を実現してもよい。
【0171】
同図に示したコンピュータ500は、上記プログラムを実行するCPU(Central Processing Unit)510と、キーボード、マウス等の入力装置520と、各種データを記憶するROM(Read Only Memory)530と、演算パラメータ等を記憶するRAM(Random Access Memory)540と、記録媒体600からプログラムを読み取る読取装置550と、ディスプレイ、プリンタ等の出力装置560と、装置各部を接続するバス570とから構成されている。
【0172】
CPU510は、読取装置550を経由して記録媒体600に記録されているプログラムを読み込んだ後、プログラムを実行することにより、前述した機能を実現する。なお、記録媒体600としては、光ディスク、フレキシブルディスク、ハードディスク等が挙げられる。
【0173】
【発明の効果】
以上説明したように、請求項1、14、27にかかる発明によれば、就寝中のユーザから収集した睡眠生理学データを分析し、レム睡眠に基づくユーザ固有の睡眠パターンを得て、該睡眠パターンに基づいて、レム睡眠中に覚醒するための最適睡眠時間を算出し、該最適睡眠時間に基づく起床時刻を目覚まし装置に設定することとしたので、レム睡眠中にユーザを覚醒させ、心地よい目覚め感を得ることができるという効果を奏する。
【0174】
また、請求項2、15、28にかかる発明によれば、客観的にユーザの睡眠の質を評価し、睡眠の質が所定の基準以下である場合、睡眠パターンに補正をかけ、補正後の睡眠パターンに基づいて、起床時刻を目覚まし装置に再設定することとしたので、フィードバックにより、レム睡眠中にユーザを覚醒させる精度を高めることができ、さらに心地よい目覚め感を得ることができるという効果を奏する。
【0175】
また、請求項3、16、29にかかる発明によれば、客観的にユーザの睡眠の質を評価し、睡眠の質が所定の基準以下である場合、最適睡眠時間に補正をかけ、補正された最適睡眠時間に基づく起床時刻を目覚まし装置に再設定することとしたので、フィードバックにより、レム睡眠中にユーザを覚醒させる精度を高めることができ、さらに心地よい目覚め感を得ることができるという効果を奏する。
【0176】
また、請求項4、17、30にかかる発明によれば、客観的にユーザの睡眠の質を評価し、睡眠の質が所定の基準以下である場合、起床時刻に補正をかけ、補正された起床時刻を目覚まし装置に再設定することとしたので、フィードバックにより、レム睡眠中にユーザを覚醒させる精度を高めることができ、さらに心地よい目覚め感を得ることができるという効果を奏する。
【0177】
また、請求項5、18、31にかかる発明によれば、ユーザに、睡眠の質についての主観的な評価結果を入力させ、主観的な評価結果に基づいて、睡眠パターンに補正をかけた後、補正後の睡眠パターンに基づく起床時刻を目覚まし装置に再設定することとしたので、ユーザの睡眠状態を迅速に起床時刻にフィードバックすることができ、レム睡眠中にユーザを覚醒させる精度を高めることができるという効果を奏する。
【0178】
また、請求項6、19、32にかかる発明によれば、ユーザに、睡眠の質についての主観的な評価結果に基づいて、睡眠パターンに対する補正をかけさせ、補正後の睡眠パターンに基づく起床時刻を目覚まし装置に再設定することとしたので、ユーザの睡眠状態を迅速に起床時刻にフィードバックすることができ、レム睡眠中にユーザを覚醒させる精度を高めることができるという効果を奏する。
【0179】
また、請求項7、20、33にかかる発明によれば、ユーザに、睡眠の質についての主観的な評価結果に基づいて、最適睡眠時間に対して補正をかけさせ、補正された最適睡眠時間に基づく起床時刻を目覚まし装置に再設定することとしたので、ユーザの睡眠状態を迅速に起床時刻にフィードバックすることができ、レム睡眠中にユーザを覚醒させる精度を高めることができるという効果を奏する。
【0180】
また、請求項8、21、34にかかる発明によれば、ユーザに、睡眠の質についての主観的な評価結果に基づいて、起床時刻に対する補正をかけさせ、補正された起床時刻を目覚まし装置に再設定することとしたので、ユーザの睡眠状態を迅速に起床時刻にフィードバックすることができ、レム睡眠中にユーザを覚醒させる精度を高めることができるという効果を奏する。
【0181】
また、請求項9、22、35にかかる発明によれば、ユーザに所望の睡眠環境を設定させ、設定された睡眠環境を構築することとしたので、快適な睡眠環境の提供により睡眠の質の向上を期待することができるという効果を奏する。
【0182】
また、請求項10、23、36にかかる発明によれば、客観的に睡眠の質を評価し、睡眠の質が所定の基準以下である場合、睡眠環境に補正をかけることとしたので、フィードバックにより、睡眠環境を格段に快適にすることができ、睡眠の質の向上をさらに期待することができるという効果を奏する。
【0183】
また、請求項11、24、37にかかる発明によれば、ユーザに、睡眠の質についての主観的な評価結果を入力させ、睡眠の質が所定の基準以下である場合、睡眠環境に補正をかけることとしたので、フィードバックにより、睡眠環境を格段に快適にすることができ、睡眠の質の向上をさらに期待することができるという効果を奏する。
【0184】
また、請求項12、25、38にかかる発明によれば、睡眠生理学データを、脳波データとしたので、脳波測定装置等の一般に広く普及している装置を活用して、レム睡眠中にユーザを覚醒させ、心地よい目覚め感を得ることができるという効果を奏する。
【0185】
また、請求項13、26、39にかかる発明によれば、睡眠生理学データを、体動データとしたので、体動測定装置等の一般に広く普及している装置を活用して、レム睡眠中にユーザを覚醒させ、心地よい目覚め感を得ることができるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明にかかる一実施の形態の構成を示すブロック図である。
【図2】図1に示したユーザ情報データベース410を示す図である。
【図3】図1に示した睡眠環境情報データベース420を示す図である。
【図4】図1に示した睡眠情報データベース430を示す図である。
【図5】図1に示した音楽情報データベース440を示す図である。
【図6】図1に示した香り情報データベース450を示す図である。
【図7】同一実施の形態の動作を説明するフローチャートである。
【図8】図7に示した睡眠環境設定処理を説明するフローチャートである。
【図9】図7に示した脳波分析処理を説明するフローチャートである。
【図10】図7に示した就寝処理を説明するフローチャートである。
【図11】図10に示した就寝環境構築処理を説明するフローチャートである。
【図12】図10に示した就寝処理を説明するフローチャートである。
【図13】睡眠サイクルを説明する図である。
【図14】同一実施の形態の変形例の構成を示すブロック図である。
【符号の説明】
201 音楽再生装置
202 香り発生装置
203 湿度調整装置
204 温度調整装置
205 照度調整装置
206 目覚まし装置
207 脳波測定装置
300 ホームネットワーク
400 睡眠制御装置
401 制御部
403 タイマ
410 ユーザ情報データベース
420 睡眠環境情報データベース
430 睡眠情報データベース
440 音楽情報データベース
450 香り情報データベース

Claims (39)

  1. コンピュータを、
    就寝中のユーザから睡眠生理学データを収集する収集手段、
    前記睡眠生理学データを分析し、レム睡眠に基づく前記ユーザ固有の睡眠パターンを得る取得手段、
    前記睡眠パターンに基づいて、前記レム睡眠中に覚醒するための最適睡眠時間を算出する最適睡眠時間算出手段、
    前記最適睡眠時間に基づく起床時刻を目覚まし装置に設定する起床時刻設定手段、
    として機能させるための睡眠制御プログラム。
  2. 前記コンピュータを、前記ユーザが起床後、前記睡眠生理学データを分析し、客観的に睡眠の質を評価する評価手段、前記睡眠の質が所定の基準以下である場合、前記睡眠パターンに補正をかける補正手段として機能させ、前記最適睡眠時間算出手段は、補正後の睡眠パターンに基づいて、前記最適睡眠時間を再算出し、前記起床時刻設定手段は、再算出された最適睡眠時間に基づく起床時刻を前記目覚まし装置に再設定することを特徴とする請求項1に記載の睡眠制御プログラム。
  3. 前記コンピュータを、前記ユーザが起床後、前記睡眠生理学データを分析し、客観的に睡眠の質を評価する評価手段、前記睡眠の質が所定の基準以下である場合、前記最適睡眠時間に補正をかける補正手段として機能させ、前記起床時刻設定手段は、補正された最適睡眠時間に基づく起床時刻を前記目覚まし装置に再設定することを特徴とする請求項1に記載の睡眠制御プログラム。
  4. 前記コンピュータを、前記ユーザが起床後、前記睡眠生理学データを分析し、客観的に睡眠の質を評価する評価手段、前記睡眠の質が所定の基準以下である場合、前記起床時刻に補正をかける補正手段として機能させ、前記起床時刻設定手段は、補正された起床時刻を前記目覚まし装置に再設定することを特徴とする請求項1に記載の睡眠制御プログラム。
  5. 前記コンピュータを、前記ユーザに、睡眠の質についての主観的な評価結果を入力させる入力手段、前記主観的な評価結果に基づいて、前記睡眠パターンに補正をかける補正手段として機能させ、前記最適睡眠時間算出手段は、補正後の睡眠パターンに基づいて、前記最適睡眠時間を再算出し、前記起床時刻設定手段は、再算出された最適睡眠時間に基づく起床時刻を前記目覚まし装置に再設定することを特徴とする請求項1に記載の睡眠制御プログラム。
  6. 前記コンピュータを、前記ユーザに、睡眠の質についての主観的な評価結果に基づいて、前記睡眠パターンに対する補正をかけさせる補正手段として機能させ、前記最適睡眠時間算出手段は、補正後の睡眠パターンに基づいて、前記最適睡眠時間を再算出し、前記起床時刻設定手段は、再算出された最適睡眠時間に基づく起床時刻を前記目覚まし装置に再設定することを特徴とする請求項1に記載の睡眠制御プログラム。
  7. 前記コンピュータを、前記ユーザに、睡眠の質についての主観的な評価結果に基づいて、前記最適睡眠時間に対して補正をかけさせる補正手段として機能させ、前記起床時刻設定手段は、補正された前記最適睡眠時間に基づく起床時刻を前記目覚まし装置に再設定することを特徴とする請求項1に記載の睡眠制御プログラム。
  8. 前記コンピュータを、前記ユーザに、睡眠の質についての主観的な評価結果に基づいて、前記起床時刻に対する補正をかけさせる補正手段として機能させ、前記起床時刻設定手段は、補正された起床時刻を前記目覚まし装置に再設定することを特徴とする請求項1に記載の睡眠制御プログラム。
  9. 前記コンピュータを、前記ユーザに所望の睡眠環境を設定させる睡眠環境設定手段、設定された前記睡眠環境を構築する睡眠環境構築手段として機能させることを特徴とする請求項1〜8のいずれか一つに記載の睡眠制御プログラム。
  10. 前記コンピュータを、前記ユーザが起床後、前記睡眠生理学データを分析し、客観的に睡眠の質を評価する評価手段として機能させ、前記睡眠環境構築手段は、前記睡眠の質が所定の基準以下である場合、前記睡眠環境に補正をかけることを特徴とする請求項9に記載の睡眠制御プログラム。
  11. 前記コンピュータを、前記ユーザに、睡眠の質についての主観的な評価結果を入力させる入力手段として機能させ、前記睡眠環境構築手段は、前記睡眠の質が所定の基準以下である場合、前記睡眠環境に補正をかけることを特徴とする請求項9に記載の睡眠制御プログラム。
  12. 前記睡眠生理学データは、脳波データであることを特徴とする請求項1〜11のいずれか一つに記載の睡眠制御プログラム。
  13. 前記睡眠生理学データは、体動データであることを特徴とする請求項1〜11のいずれか一つに記載の睡眠制御プログラム。
  14. 就寝中のユーザから睡眠生理学データを収集する収集工程と、
    前記睡眠生理学データを分析し、レム睡眠に基づく前記ユーザ固有の睡眠パターンを得る取得工程と、
    前記睡眠パターンに基づいて、前記レム睡眠中に覚醒するための最適睡眠時間を算出する最適睡眠時間算出工程と、
    前記最適睡眠時間に基づく起床時刻を目覚まし装置に設定する起床時刻設定工程と、
    を含むことを特徴とする睡眠制御方法。
  15. 前記ユーザが起床後、前記睡眠生理学データを分析し、客観的に睡眠の質を評価する評価工程と、前記睡眠の質が所定の基準以下である場合、前記睡眠パターンに補正をかける補正工程とを含み、前記最適睡眠時間算出工程では、補正後の睡眠パターンに基づいて、前記最適睡眠時間を再算出し、前記起床時刻設定工程では、再算出された最適睡眠時間に基づく起床時刻を前記目覚まし装置に再設定することを特徴とする請求項14に記載の睡眠制御方法。
  16. 前記ユーザが起床後、前記睡眠生理学データを分析し、客観的に睡眠の質を評価する評価工程と、前記睡眠の質が所定の基準以下である場合、前記最適睡眠時間に補正をかける補正工程とを含み、前記起床時刻設定工程では、補正された最適睡眠時間に基づく起床時刻を前記目覚まし装置に再設定することを特徴とする請求項14に記載の睡眠制御方法。
  17. 前記ユーザが起床後、前記睡眠生理学データを分析し、客観的に睡眠の質を評価する評価工程と、前記睡眠の質が所定の基準以下である場合、前記起床時刻に補正をかける補正工程とを含み、前記起床時刻設定工程では、補正された起床時刻を前記目覚まし装置に再設定することを特徴とする請求項14に記載の睡眠制御方法。
  18. 前記ユーザに、睡眠の質についての主観的な評価結果を入力させる入力工程と、前記主観的な評価結果に基づいて、前記睡眠パターンに補正をかける補正工程とを含み、前記最適睡眠時間算出工程では、補正後の睡眠パターンに基づいて、前記最適睡眠時間を再算出し、前記起床時刻設定工程では、再算出された最適睡眠時間に基づく起床時刻を前記目覚まし装置に再設定することを特徴とする請求項14に記載の睡眠制御方法。
  19. 前記ユーザに、睡眠の質についての主観的な評価結果に基づいて、前記睡眠パターンに対する補正をかけさせる補正工程を含み、前記最適睡眠時間算出工程では、補正後の睡眠パターンに基づいて、前記最適睡眠時間を再算出し、前記起床時刻設定工程では、再算出された最適睡眠時間に基づく起床時刻を前記目覚まし装置に再設定することを特徴とする請求項14に記載の睡眠制御方法。
  20. 前記ユーザに、睡眠の質についての主観的な評価結果に基づいて、前記最適睡眠時間に対して補正をかけさせる補正工程を含み、前記起床時刻設定工程では、補正された前記最適睡眠時間に基づく起床時刻を前記目覚まし装置に再設定することを特徴とする請求項14に記載の睡眠制御方法。
  21. 前記ユーザに、睡眠の質についての主観的な評価結果に基づいて、前記起床時刻に対する補正をかけさせる補正工程を含み、前記起床時刻設定工程では、補正された起床時刻を前記目覚まし装置に再設定することを特徴とする請求項14に記載の睡眠制御方法。
  22. 前記ユーザに所望の睡眠環境を設定させる睡眠環境設定工程と、設定された前記睡眠環境を構築する睡眠環境構築工程とを含むことを特徴とする請求項14〜21のいずれか一つに記載の睡眠制御方法。
  23. 前記ユーザが起床後、前記睡眠生理学データを分析し、客観的に睡眠の質を評価する評価工程を含み、前記睡眠環境構築工程では、前記睡眠の質が所定の基準以下である場合、前記睡眠環境に補正をかけることを特徴とする請求項22に記載の睡眠制御方法。
  24. 前記ユーザに、睡眠の質についての主観的な評価結果を入力させる入力工程を含み、前記睡眠環境構築工程では、前記睡眠の質が所定の基準以下である場合、前記睡眠環境に補正をかけることを特徴とする請求項22に記載の睡眠制御方法。
  25. 前記睡眠生理学データは、脳波データであることを特徴とする請求項14〜24のいずれか一つに記載の睡眠制御方法。
  26. 前記睡眠生理学データは、体動データであることを特徴とする請求項14〜24のいずれか一つに記載の睡眠制御方法。
  27. 就寝中のユーザから睡眠生理学データを収集する収集手段と、
    前記睡眠生理学データを分析し、レム睡眠に基づく前記ユーザ固有の睡眠パターンを得る取得手段と、
    前記睡眠パターンに基づいて、前記レム睡眠中に覚醒するための最適睡眠時間を算出する最適睡眠時間算出手段と、
    前記最適睡眠時間に基づく起床時刻を目覚まし装置に設定する起床時刻設定手段と、
    を備えたことを特徴とする睡眠制御装置。
  28. 前記ユーザが起床後、前記睡眠生理学データを分析し、客観的に睡眠の質を評価する評価手段と、前記睡眠の質が所定の基準以下である場合、前記睡眠パターンに補正をかける補正手段とを備え、前記最適睡眠時間算出手段は、補正後の睡眠パターンに基づいて、前記最適睡眠時間を再算出し、前記起床時刻設定手段は、再算出された最適睡眠時間に基づく起床時刻を前記目覚まし装置に再設定することを特徴とする請求項27に記載の睡眠制御装置。
  29. 前記ユーザが起床後、前記睡眠生理学データを分析し、客観的に睡眠の質を評価する評価手段と、前記睡眠の質が所定の基準以下である場合、前記最適睡眠時間に補正をかける補正手段とを備え、前記起床時刻設定手段は、補正された最適睡眠時間に基づく起床時刻を前記目覚まし装置に再設定することを特徴とする請求項27に記載の睡眠制御装置。
  30. 前記ユーザが起床後、前記睡眠生理学データを分析し、客観的に睡眠の質を評価する評価手段と、前記睡眠の質が所定の基準以下である場合、前記起床時刻に補正をかける補正手段とを備え、前記起床時刻設定手段は、補正された起床時刻を前記目覚まし装置に再設定することを特徴とする請求項27に記載の睡眠制御装置。
  31. 前記ユーザに、睡眠の質についての主観的な評価結果を入力させる入力手段と、前記主観的な評価結果に基づいて、前記睡眠パターンに補正をかける補正手段とを備え、前記最適睡眠時間算出手段は、補正後の睡眠パターンに基づいて、前記最適睡眠時間を再算出し、前記起床時刻設定手段は、再算出された最適睡眠時間に基づく起床時刻を前記目覚まし装置に再設定することを特徴とする請求項27に記載の睡眠制御装置。
  32. 前記ユーザに、睡眠の質についての主観的な評価結果に基づいて、前記睡眠パターンに対する補正をかけさせる補正手段を備え、前記最適睡眠時間算出手段は、補正後の睡眠パターンに基づいて、前記最適睡眠時間を再算出し、前記起床時刻設定手段は、再算出された最適睡眠時間に基づく起床時刻を前記目覚まし装置に再設定することを特徴とする請求項27に記載の睡眠制御装置。
  33. 前記ユーザに、睡眠の質についての主観的な評価結果に基づいて、前記最適睡眠時間に対して補正をかけさせる補正手段を備え、前記起床時刻設定手段は、補正された前記最適睡眠時間に基づく起床時刻を前記目覚まし装置に再設定することを特徴とする請求項27に記載の睡眠制御装置。
  34. 前記ユーザに、睡眠の質についての主観的な評価結果に基づいて、前記起床時刻に対する補正をかけさせる補正手段を備え、前記起床時刻設定手段は、補正された起床時刻を前記目覚まし装置に再設定することを特徴とする請求項27に記載の睡眠制御装置。
  35. 前記ユーザに所望の睡眠環境を設定させる睡眠環境設定手段と、設定された前記睡眠環境を構築する睡眠環境構築手段とを備えたことを特徴とする請求項27〜34のいずれか一つに記載の睡眠制御装置。
  36. 前記ユーザが起床後、前記睡眠生理学データを分析し、客観的に睡眠の質を評価する評価手段を備え、前記睡眠環境構築手段は、前記睡眠の質が所定の基準以下である場合、前記睡眠環境に補正をかけることを特徴とする請求項35に記載の睡眠制御装置。
  37. 前記ユーザに、睡眠の質についての主観的な評価結果を入力させる入力手段を備え、前記睡眠環境構築手段は、前記睡眠の質が所定の基準以下である場合、前記睡眠環境に補正をかけることを特徴とする請求項35に記載の睡眠制御装置。
  38. 前記睡眠生理学データは、脳波データであることを特徴とする請求項27〜37のいずれか一つに記載の睡眠制御装置。
  39. 前記睡眠生理学データは、体動データであることを特徴とする請求項27〜37のいずれか一つに記載の睡眠制御装置。
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