JP2004289719A - 撮影システム及び撮影装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】テーマパーク等において顧客がアトラクションに積極的に参加できると共に娯楽性を高めることができる撮影システム及び撮影装置を提供する。
【解決手段】スクリーン装置72の大画面ディスプレイ76には所定画像が表示されると共に、キャラクタが存在することを表す複数のマーク86が移動表示される。デジタルカメラ10の操作者であるゲスト88は、マーク86が撮影範囲内に入るようにデジタルカメラ10を動かすと、デジタルカメラ10の表示部46に、マーク86に置き換わってキャラクタ画像92が表示される。この状態でゲスト88がシャッタボタンを押下すると、撮影画像とキャラクタ画像92との合成画像と共に、そのときのキャラクタの状態に応じたポイントがメモリーカードに記録される。
【選択図】 図9
【解決手段】スクリーン装置72の大画面ディスプレイ76には所定画像が表示されると共に、キャラクタが存在することを表す複数のマーク86が移動表示される。デジタルカメラ10の操作者であるゲスト88は、マーク86が撮影範囲内に入るようにデジタルカメラ10を動かすと、デジタルカメラ10の表示部46に、マーク86に置き換わってキャラクタ画像92が表示される。この状態でゲスト88がシャッタボタンを押下すると、撮影画像とキャラクタ画像92との合成画像と共に、そのときのキャラクタの状態に応じたポイントがメモリーカードに記録される。
【選択図】 図9
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、撮影システム及び撮影装置に係り、より詳しくは、テーマパークにおいて、所定画像が表示されるスクリーンを顧客が撮影装置を用いて撮影し、その撮影結果に応じて得点が付与されるアトラクションに適用される撮影システム及び撮影装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、テレビゲーム等において、画面上に現れた特定のキャラクターを、コントローラのシャッターボタンとして割り当てられたボタンを好みのタイミングで押下することにより撮影し、撮影されたキャラクターの種類や状態に応じて得点が付与されるゲームがある(例えば非特許文献1参照)。
【0003】
このゲームでは、例えば撮影したキャラクターの大きさや位置、ポーズ等に応じて得点が付与される。
【0004】
【非特許文献1】
任天堂、“ポケモンスナップ”、[online]、[平成15年2月5日検索]、インターネット<URL:http://www.nintendo.co.jp/n01/n64/software/nus_p_npfj/index.html>
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
テーマパークなどにおいては、顧客が積極的に参加できるアトラクションが好まれる傾向があるが、上記従来技術では、ゲームコントローラのシャッタボタンに相当するボタンを好みのタイミングで押下したときに、そのとき画面上に現れているキャラクターがそのまま撮影画像として記録されるだけであるため、このようなゲームをテーマパークのアトラクションで行ったとしても、あまり娯楽性が高いとはいえない。
【0006】
本発明は、上記事実に鑑みて成されたものであり、テーマパーク等において顧客がアトラクションに積極的に参加できると共に娯楽性を高めることができる撮影システム及び撮影装置を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、請求項1記載の発明は、所定画像が表示されるスクリーン及びキャラクターが存在することを表す複数のマークが前記スクリーン上に移動表示されるように前記スクリーンを制御するスクリーン側制御手段を備えたスクリーン装置と、被写体を撮影する撮影手段、撮影画像をリアルタイム表示する表示手段、前記撮影画像内に前記マークが存在するか否かを検出するマーク検出手段、及び、前記マークを検出した場合、前記マークに対応したキャラクター画像を前記マークに置き換えて前記表示手段に表示するように制御する撮影側制御手段を備えた撮影装置と、を備えたことを特徴とする。
【0008】
この発明によれば、撮影システムは、スクリーン装置と撮影装置とを備えている。撮影システムは、例えばテーマパーク等のアトラクション用として使用される。
【0009】
スクリーン装置は、所定画像が表示されるスクリーンを備えている。このスクリーンには、例えばアトラクションに関連する静止画像又は動画像等が表示される。
【0010】
スクリーン側制御手段は、キャラクターが存在することを表す複数のマークがスクリーン上に移動表示されるようにスクリーンを制御する。すなわち、スクリーンには、所定画像に重ねて複数のマークが移動表示される。複数のマークは、キャラクターの代わりとして表示され、それぞれランダムに上下左右にスクリーン上を移動する。また、複数のマークは単純な形状で構成され、同一形状としてもよいし、異なる形状としてもよい。
【0011】
撮影装置は、被写体を撮影する撮影手段を備えている。この撮影手段は、例えばCCD等の撮像素子を含んで構成され、撮影画像をデジタル画像として得ることができる。
【0012】
表示手段は、撮影画像をリアルタイム表示する。すなわち、撮影装置の操作者は、撮影手段によって撮影中の画像を表示手段により確認することができる。
【0013】
マーク検出手段は、撮影画像内にマークが存在するか否かを検出する。この検出は、例えばスクリーンに表示される複数のマークの形状を予め記憶手段に記憶しておき、パターンマッチングなどにより、記憶手段に記憶したマークと一致する形状のマークが撮影画像内に存在するか否かを撮影画像の画像データに基づいて検出することにより行うことができる。
【0014】
撮影側制御手段は、撮影画像内にマークが存在することを検出した場合、検出したマークに対応したキャラクター画像を表示手段に表示するように制御する。
【0015】
これにより、スクリーンを直接見た場合には単純な形状のマークが移動表示しているのを認識できるだけであるが、撮影装置をスクリーンに向け、撮影装置の表示手段を通してスクリーンを見た場合にはマークがキャラクター画像に置き換わって表示される。
【0016】
すなわち、撮影装置の操作者は、マークが撮影範囲内に入るようにスクリーン上を移動するマークを追いながら撮影装置を動かさなければキャラクター画像を見ることができない。
【0017】
このように、撮影装置の表示手段を通してのみキャラクター画像が表示されないようにすることにより、テーマパーク等において、顧客が積極的に参加できると共に娯楽性の高いアトラクションとして用いることができる。
【0018】
請求項2記載の発明は、前記スクリーン装置は、前記撮影装置と通信するためのスクリーン側通信手段を備えると共に、前記撮影装置は、前記スクリーン装置と通信するための撮影側通信手段をさらに備え、前記撮影側制御手段は、シャッタボタンが押下されることにより静止画撮影したときの静止画像に前記マークが存在することを検出した場合、検出したマークに関するマーク情報を前記撮影側通信手段を介して前記スクリーン装置に送信し、前記スクリーン側制御手段は、前記マーク情報を前記スクリーン側通信手段を介して受信した場合、前記マーク情報に対応するマークが消去されるように前記スクリーンを制御することを特徴とする。
【0019】
この発明によれば、スクリーン装置及び撮影装置に各々通信手段を備えている。
【0020】
撮影側制御手段は、シャッタボタンが押下されることにより静止画撮影したときの静止画像にマークが存在することを検出した場合、検出したマークに関するマーク情報を撮影側通信手段を介してスクリーン装置に送信する。マーク情報には、少なくともマークを検出したことを表す情報が含まれればよいが、例えば複数のマークが異なる形状で構成されている場合、マークの種類(形状)の情報を含めることができる。これにより、どのマークが静止画撮影されたのかをスクリーン装置側が認識することができる。
【0021】
スクリーン側制御手段は、マーク情報をスクリーン側通信手段を介して受信した場合、マーク情報に対応するマークが消去されるようにスクリーンを制御する。例えば複数のマークが異なる形状で構成されており、マーク情報にマークの形状の情報が含まれている場合には、そのマークを消去する。
【0022】
すなわち、撮影装置でマークを静止画撮影すると、そのマークがスクリーンから消去される。このため、例えばスクリーン上のマークが全てなくなるまでにどの程度の時間がかかったかを競う等の娯楽性の高いアトラクションを実現することができる。
【0023】
請求項3記載の発明は、前記撮影装置は、前記静止画像に存在するマークの前記スクリーン上における位置を検出する位置検出手段をさらに備え、前記マーク情報は、前記静止画像に存在するマークの位置に関する位置情報を含むことを特徴とする。
【0024】
この発明によれば、撮影装置は、静止画像に存在するマークのスクリーン上における位置を検出する位置検出手段を備えており、マーク情報は、静止画像に存在するマークの位置に関する位置情報を含んでいる。
【0025】
すなわち、撮影装置でマークを静止画撮影した場合には、スクリーン装置側にマークの位置情報が送信される。これにより、複数のマークが同一形状の場合でも、スクリーン装置は、位置情報に基づいて、静止画撮影されたマークに対応するマークをスクリーン上から消去することが可能となる。
【0026】
なお、位置検出手段は、例えばスクリーンに表示される所定画像を予め記憶手段に記憶しておき、撮影手段で撮影された画像が所定画像のどの領域の画像かをパターンマッチング等により検出することにより、前記領域の座標を求め、この座標から撮影したマークの位置を検出することができる。
【0027】
また、少なくとも撮影装置の向きやスクリーンに対する撮影装置の位置等を検出するセンサを設け、撮影装置の向きやスクリーンに対する位置、撮影画像の撮影画角等の情報に基づいてマークの位置を検出するようにしてもよい。
【0028】
請求項4記載の発明は、前記撮影側制御手段は、シャッターボタンが押下されることにより静止画撮影されたときの静止画像に前記マークが存在する場合、前記マークの位置に前記キャラクター画像が位置するように前記静止画像と前記キャラクター画像を合成し、当該合成した合成画像を記録媒体に記録することを特徴とする。
【0029】
この発明によれば、撮影側制御手段は、シャッターボタンが押下されることにより静止画撮影されたときの静止画像にマークが存在する場合、マークの位置にキャラクター画像が位置するように静止画像とキャラクター画像を合成する。
【0030】
すなわち、マークがキャラクター画像に置き換わるように静止画像とキャラクター画像とを合成する。そして、合成した合成画像を記録媒体、例えば撮影装置から着脱可能なメモリーカードに記録する。
【0031】
このため、操作者は、スクリーン上を移動するマークを捕らえ、表示手段にマークに対応したキャラクター画像が表示されたタイミングでシャッタボタンを押下することにより、そのキャラクター画像が合成された静止画像を自身が操作する撮影装置に装着された記録媒体に記録することができる。
【0032】
従って、操作者は、そのキャラクターを取得したという満足感を得ることができ、娯楽性を高めることができる。
【0033】
また、例えば全てのマークがスクリーン上からなくなるまで複数の操作者によってマークを撮影させ、記録媒体に記録された合成画像の数を競わせる等の娯楽性の高いアトラクションを実現することができる。
【0034】
請求項5記載の発明は、前記キャラクター画像の状態は前記マークの位置に応じて変化することを特徴とする。
【0035】
この発明によれば、キャラクター画像の状態、例えばキャラクターの表情や姿勢等がマークの位置に応じて変化する。従って、操作者は、キャラクターの様々な状態を楽しむことができると共に、任意のタイミングでシャッターボタンを押下することにより、好みの状態のキャラクター画像が合成された画像を取得することができる。
【0036】
なお、キャラクター画像の状態とポイントとの対応関係を記憶手段に予め記憶しておき、シャッターボタンが押下された場合に、そのときのキャラクター画像の状態に対応するポイントを記憶手段に記憶した対応関係から求め、求めたポイントを合成画像と共に記録媒体に記録するようにしてもよい。
【0037】
このように、キャラクター画像の状態に応じてポイントを付与することにより、より娯楽性を高めることができる。
【0038】
請求項6記載の発明は、被写体を撮影する撮影手段と、撮影画像をリアルタイム表示する表示手段と、所定画像が表示されると共にキャラクターが存在することを表す複数のマークが移動表示されるスクリーンの少なくとも一部を撮影したときの撮影画像内に、前記マークが存在するか否かを検出するマーク検出手段と、前記マークを検出した場合、前記マークに対応したキャラクター画像を前記表示手段に表示するように制御する撮影側制御手段と、を備えたことを特徴とする。
【0039】
この発明によれば、請求項1記載の発明と同様に、撮影装置の表示手段を通してのみキャラクター画像が表示されるので、テーマパーク等において、顧客が積極的に参加できると共に娯楽性の高いアトラクションに用いることが可能となる。
【0040】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照して本発明の実施の形態の一例について詳細に説明する。本実施の形態では、テーマパーク等におけるアトラクションに本発明を適用した場合について説明する。
【0041】
図1には、本発明に係る撮影システム70を示した。撮影システム70は、デジタルカメラ10及びスクリーン装置72で構成されている。
【0042】
スクリーン装置72は、制御部74、大画面ディスプレイ76、通信部78、操作部80、記憶部82、及びタイマ84を含んで構成されている。
【0043】
大画面ディスプレイ76は、テーマパークのアトラクションが行われるブース内に設置され、例えば図2に示すように、静止画像である所定画像(図2では、木が点在する野原及び雲がかかった空の画像)が表示されると共に、アトラクションが開始されると、複数の所定形状(図2では丸状)のマーク86が所定の移動パターンで移動表示される。なお、所定画像は、動画像でもよい。
【0044】
また、大画面ディスプレイ76は、大型の矩形状の液晶ディスプレイ等で構成することができるが、ゲスト88が横方向に360度どの角度を向いても所定画像を視認できる円筒状のスクリーンとしてもよい。
【0045】
通信部78は、デジタルカメラ10と無線通信により情報の授受を行うためのインターフェースである。
【0046】
操作部80は、大画面ディスプレイ76に所定画像の表示を指示したりする等の各種操作を行うためのものであり、キーボードやマウス等を含んで構成される。
【0047】
記憶部82は、RAMやROM等を含んで構成され、後述する制御ルーチンのプログラムや、詳細は後述するが、大画面ディスプレイ76に表示するための所定画像の画像データや移動表示されるマーク画像データ、マークの移動パターンに関する移動パターンデータ等の各種データが記憶される。
【0048】
タイマ84は、現在時刻を取得したり、タイマ開始の指示を受けてからの経過時間をカウントするためのものである。
【0049】
制御部74は、大画面ディスプレイ76は、通信部78、操作部80、記憶部82、タイマ84の各部を統括制御する。
【0050】
図3には、デジタルカメラ10のブロック図を示した。このデジタルカメラ10の撮影光学系12は撮影レンズ14及び絞り16を含んでいる。撮影レンズ14は1枚又は複数枚のレンズで構成され、例えば単一の焦点距離(固定焦点)のレンズで構成されるが、焦点距離可変のズームレンズで構成してもよい。
【0051】
撮影光学系12を介してCCD18の受光面に結像された被写体像は、各センサで入射光量に応じた量の信号電荷に変換される。このようにして蓄積された信号電荷は、CCD駆動回路20から加えられるCCD駆動パルスによって読み出され、信号電荷に応じた電圧信号(アナログ画像信号)として順次CCD18から出力される。
【0052】
CCD18には、シャッターゲートを介してシャッタードレインが設けられており、シャッターゲートをシャッターゲートパルスによって駆動することにより、蓄積した信号電荷をシャッタードレインに掃き出すことができる。すなわち、CCD18は、シャッターゲートパルスによって各センサに蓄積される電荷の蓄積時間(シャッタースピード)を制御する、いわゆる電子シャッター機能を有している。
【0053】
CCD18から読み出された信号は、CDS回路22において相関二重サンプリング(CDS)処理されるとともに、R,G,Bの各色信号に色分離処理され、各色信号の信号レベルの調整が行われる。
【0054】
これら所定のアナログ信号処理を経た画像信号は、A/D変換器24に加えられ、該A/D変換器24によりR,G,Bのデジタル信号に変換された後、メモリ26に一時的に格納される。
【0055】
タイミング信号発生回路(TG)28は、CPU30からのコマンドに応じてCCD駆動回路20、CDS回路22及びA/D変換器24に対して適宜のタイミング信号を与えており、各回路はタイミング信号発生回路28から加えられるタイミング信号により同期して駆動されるようになっている。
【0056】
CPU30は、デジタルカメラ10の各回路を統括制御する制御部であり、バス32を介してゲイン調整回路34、ガンマ補正回路36、輝度・色差信号処理回路(YC処理回路という。)38、圧縮伸張回路40、メモリカード42のカードインターフェース44、表示部46を駆動する表示用ドライバー48、通信部59、外部I/F61、及びタイマ62等と接続されている。
【0057】
また、CPU30には、不揮発性のメモリ57が接続されている。このメモリ57には、後述する制御ルーチンのプログラムや、マーク86の画像データ、マーク86の移動パターンに関する移動パターンデータ、大画面ディスプレイ76に表示される所定画像の画像データなどの各種データが予め記憶されている。
【0058】
CPU30は操作部50からの入力信号に基づいて対応する回路ブロックを制御するとともに、撮影レンズ14のズーミング動作や自動焦点調節(AF)動作の制御、並びに自動露出調節(AE)の制御等を行う。
【0059】
操作部50には、画像の記録開始の指示を与えるシャッタボタン、カメラのモード選択手段、ズーム操作手段、その他の各種の入力手段が含まれる。これら入力手段は、スイッチボタン、ダイヤル、スライド式ツマミなど種々の形態があり、タッチパネルや液晶モニタ表示部の画面上において設定メニューや選択項目を表示してカーソルで所望の項目を選択する態様もある。操作部50はカメラ本体に配設されていてもよいし、リモコン送信機としてカメラ本体と分離した構成にすることも可能である。
【0060】
CPU30は、CCD18から出力される画像信号に基づいて、焦点評価演算やAE演算などの各種演算を行い、その演算に基づいて、撮影レンズ14及び絞り16の駆動手段(例えば、AFモータやアイリスモータ等)52を制御してフォーカスレンズを合焦位置に移動させるとともに、絞り16を適正絞り値に設定する。
【0061】
例えば、AF制御には、G信号の高周波成分が最大になるようにフォーカスレンズを移動させるコントラストAF方式が採用される。AE制御には、1フレームのR、G、B信号を積算した積算値に基づいて被写体輝度(撮影EV)を求め、この撮影EVに基づいて絞り値とシャッタースピードを決定し、駆動手段52を介して絞り16を駆動するとともに、決定したシャッタースピードとなるように電子シャッターによってCCD18の電荷の蓄積時間を制御する。したがって、デジタルカメラ10の撮影レンズ14を被写体に向けるだけで、最適な露出調整が行われるとともに、ピント合わせが自動的に行われる。
【0062】
撮影記録時においては、シャッタボタンの「半押し」時に上述した測光動作を複数回繰り返して正確な撮影EVを求め、この撮影EVに基づいて撮影時の絞り値とシャッタースピードを最終的に決定する。そして、シャッタボタンの「全押し」時に前記最終的に決定した絞り値になるように絞り16を駆動し、また、決定したシャッタースピードとなるように電子シャッターによって電荷の蓄積時間を制御する。
【0063】
なお、AE、AFはCCD18から取得される画像信号に基づいて制御する方法の他、周知の測光センサやAF投光/受光センサからなる測距センサ等を用いてもよい。
【0064】
また、デジタルカメラ10はストロボ発光装置54と、調光用の受光素子56を有し、操作部50に含まれるストロボモード設定ボタンの操作に応じて、低輝度時にストロボ発光装置54を自動的に発光させる「低輝度自動発光モード」、被写体輝度にかかわらずストロボ発光装置54を発光させる「強制発光モード」、又はストロボ発光装置54の発光を禁止させる「発光禁止モード」等に設定される。
【0065】
CPU30は、ユーザーが選択したストロボモードに応じて、ストロボ発光装置54のメインコンデンサの充電制御や、発光管(例えば、キセノン管)への放電(発光)タイミングを制御するとともに、受光素子56からの測定結果に基づいて発光停止の制御を行う。受光素子56はストロボの発光によって照らされる被写体からの反射光を受光し、受光量に応じた電気信号に変換する。受光素子56の信号は図示せぬ積分回路により積算され、積算受光量が所定の適正受光量に達した時にストロボの発光が停止される。
【0066】
A/D変換器24から出力されたデータは前記メモリ26に格納されるとともに、積算回路60に加えられる。積算回路60は、撮影画面を複数のブロック(例えば、8×8の64個のブロック)に分割し、各ブロック毎に受入したG信号の積算演算を行う。なお、R、G、Bのデータから輝度信号(Y信号)を生成して、輝度信号の積算演算を行ってもよい。また、積算回路60はAE演算回路で兼用することもできる。積算回路60で得られた積算値の情報(演算結果)はCPU30に入力される。
【0067】
CPU30は積算回路60からの情報に基づき、所定のアルゴリズムに従って撮影画面の評価値Eを算出し、求めた評価値Eを用いてゲイン調整回路34におけるゲイン値(増幅率)を決定する。CPU30は決定したゲイン値に従ってゲイン調整回路34におけるゲイン量を制御する。
【0068】
メモリ26に記憶されたR、G、Bの画像データはゲイン調整回路34に送られ、ここで増幅処理される。増幅処理された画像データは、ガンマ補正回路36において、ガンマ補正処理が施された後、YC処理回路38へ送られ、RGBデータから輝度信号(Y信号)及び色差信号(Cr,Cb信号)に変換される。
【0069】
なお、CPU30は、必要に応じてホワイトバランス処理なども行うことができる。
【0070】
YC処理回路38において生成された輝度・色差信号(YC信号と略記する)は、メモリ26に書き戻される。メモリ26に記憶されたYC信号は表示用ドライバー48に供給され、所定方式の信号(例えば、NTSC方式のカラー複合映像信号)に変換されて表示部46に出力される。表示部46には液晶ディスプレイその他のカラー表示可能な表示装置が用いられる。なお、表示部46はYC信号入力対応のタイプのものを適用してもよいし、RGB信号入力タイプのものを適用してもよく、表示装置に対応したドライバーが適用される。
【0071】
CCD18から出力される画像信号によって画像データが定期的に書き換えられ、その画像データから生成される映像信号が表示部46に供給されることにより、CCD18が捉える画像がリアルタイムに動画像(ライブ画像)として、又はリアルタイムではないが、ほぼ連続した画像として表示部46に表示される。
【0072】
表示部46は電子ビューファインダーとして利用でき、撮影者は表示部46の表示画像又は図示せぬ光学ファインダーによって撮影画角を確認することができる。シャッタボタンの押下操作など所定の記録指示(撮影開始指示)操作に呼応して、記録用の画像データの取り込みが開始される。
【0073】
撮影者が操作部50から撮影記録の指示を入力すると、CPU30は必要に応じて圧縮伸張回路40にコマンドを送り、これにより圧縮伸張回路40はメモリ26上のYCデータをJPEGその他の所定の形式に従って圧縮する。圧縮された画像データはカードインターフェース44を介してメモリカード42に記録される。
【0074】
非圧縮の画像データを記録するモード(非圧縮モード)が選択されている場合には、前記圧縮伸張回路40による圧縮処理を実施せずに、非圧縮のまま画像データがメモリカード42に記録される。
【0075】
本実施の形態のデジタルカメラ10は、画像データを保存する手段としてメモリカード42が用いられている。具体的には、例えばスマートメディア等の記録メディアが適用される。記録メディアの形態は上記のものに限らず、PCカード、マイクロドライブ、マルチメディアカード(MMC)、磁気ディスク、光ディスク、光磁気ディスク、メモリスティックなど種々の形態が可能であり、使用される媒体に応じた信号処理手段とインターフェースが適用される。
【0076】
また、再生モード時にはメモリカード42から読み出された画像データが圧縮伸張回路40によって伸張処理され、表示用ドライバー48を介して表示部46に出力される。
【0077】
CPU30は、バス32を介して通信部59と接続されている。通信部59は、スクリーン装置72と通信するためのインターフェースであり、CPU30は、通信部59を介してスクリーン装置72と情報の授受を行うことができる。
【0078】
また、CPU30は、バス32を介して外部I/F61と接続されている。外部I/F61は、例えばパソコンなどの外部機器と情報の授受を行うためのインターフェースであり、例えばUSB(Universal Serial Bus)や、IEEE1394等のインターフェースを用いることができる。
【0079】
なお、制御部74は本発明のスクリーン側制御手段に相当し、大画面ディスプレイ76は本発明のスクリーンに相当し、CCD18は本発明の撮影手段に相当し、表示部46は本発明の表示手段に相当し、CPU30は本発明の撮影側制御手段及び位置検出手段に相当し、通信部78は本発明のスクリーン側通信手段に相当し、通信部59は本発明の撮影側通信手段に相当する。
【0080】
次に、本実施の形態の作用として、スクリーン装置72の制御部74で実行される制御ルーチン及びデジタルカメラ10のCPU30で実行される制御ルーチンについて、図4、5に示すフローチャートを参照して説明する。
【0081】
なお、図4に示す制御ルーチンは、オペレータがスクリーン装置72の操作部80を操作することによりアトラクション開始の指示がなされると実行される。また、図5に示す制御ルーチンは、デジタルカメラ10の電源がオンされると実行される。
【0082】
まず、スクリーン装置72の制御部74では、図4に示すステップ100において、アトラクションの開始を通知するための開始信号を通信部78を介してデジタルカメラ10へ送信する。
【0083】
ステップ102では、時間計測の開始をタイマ84に指示する。これにより、タイマ84では時間計測を開始する。
【0084】
ステップ104では、画像表示の開始を大画面ディスプレイ76に指示する。これにより、大画面ディスプレイ76は所定画像を表示すると共に複数のマーク86を移動表示させる。複数のマーク86は各々異なる移動パターンで画面上を移動する。
【0085】
スクリーン装置72の記憶部82には、図6に示すような複数のマーク86の移動パターンに関する移動パターンデータが各々記憶されている。この移動パターンデータは、アトラクション開始からの経過時間と、その時間にマークが位置すべき大画面ディスプレイ76上の座標を表す座標データとの対応関係を表しており、各マーク86は、この移動パターンデータに従って移動表示される。
【0086】
一方、デジタルカメラ10側では、図5のステップ200において、スクリーン装置72から開始信号を通信部59が受信したか否かを判断する。開始信号を受信していない場合には開始信号を受信するまで待機し、開始信号を受信した場合には、ステップ202へ移行する。
【0087】
ステップ202では、時間計測の開始をタイマ62に指示する。これにより、タイマ62では時間計測を開始する。すなわち、デジタルカメラ10とスクリーン装置72とで同期して時間計測を行う。
【0088】
ステップ204では、撮影の開始をタイミング信号発生回路28に指示する。これにより、タイミング信号発生回路28は、CCD駆動回路20等の各回路を駆動し、CCD18が捉える画像がリアルタイムに動画像として表示部46に表示される。従って、デジタルカメラ10の操作者であるゲスト88は、表示部46を介してデジタルカメラ10が撮影している画像を確認することができる。
【0089】
ステップ206では、撮影画像中にマーク86が存在しているか否かを判断する。これは、パターンマッチングなどにより、メモリ57に記憶されたマーク86の画像データに基づいて、マーク86と一致する形状のマークが撮影画像内に存在するか否かを検出することにより行うことができる。
【0090】
そして、撮影画像中にマーク86が存在していないと判断した場合には、マーク86を検出するまで待機し、マーク86が存在していることを検出した場合には、ステップ208へ移行する。
【0091】
ステップ208では、撮影画像中に存在するマーク86の位置及び種類を検出する。マーク86の位置は、例えばメモリ57に記憶された所定画像の画像データと撮影画像とに基づいて、パターンマッチングなどにより撮影画像が所定画像のどの領域の画像かを検出することにより、撮影画像の大画面ディスプレイ76上における座標を求める。すなわち、図7に示すように撮影画像の撮影範囲90が2点鎖線で表す範囲だった場合、この撮影範囲90の四隅の座標を求める。そして、この座標から撮影画像中のマーク86の大画面ディスプレイ76上における座標を検出することができる。
【0092】
そして、次のステップ210では、検出したマーク86の位置に基づいて、そのマーク86に対応するキャラクタ画像を特定する。
【0093】
デジタルカメラ10のメモリ57には、図8に示すような複数のマーク86の移動パターンに関する移動パターンデータが各々記憶されると共に、詳細は後述するが、マークに置き換わって表示される様々な状態のキャラクタの画像データがマーク毎に各々記憶されている。ここで、状態とは、キャラクタの表情や姿勢等の外観に関する状態を表す。
【0094】
この移動パターンデータは、スクリーン装置72の記憶部82に記憶された図6に示すような移動パターンデータに加えて、アトラクション開始からの経過時間と、その時間にマークが位置すべき大画面ディスプレイ76上の座標を表す座標データと、その時間におけるキャラクタの状態を表す状態データと、状態に対応するポイントとの対応関係を表している。すなわち、図7に示す移動パターンデータは、図6に示す移動パターンデータにキャラクタの状態を表す状態データ及びポイントデータが付加された構成となっている。
【0095】
従って、撮影画像中のマークに対応するキャラクタ画像の特定にあたっては、まずタイマ62から経過時間を取得し、取得した経過時間及び検出したマーク86の位置と一致する経過時間及び座標を各移動パターンデータから検索することによりキャラクタの種類を求める。そして、その経過時間及び座標に対応する状態を、特定されたキャラクタの移動パターンデータから求める。このように、キャラクタの種類及び状態を求めることにより、撮影画像中のマーク86に対応するキャラクタ画像の画像データを求めることができる。
【0096】
そして、次のステップ212では、図7に示すような、特定したキャラクタ画像92の画像データをメモリ57から読み出して撮影画像と合成して表示部46に表示させる。このとき、マーク86の位置にキャラクタが位置するように合成する。
【0097】
このように、大画面ディスプレイ76を直接見た場合には単純な形状のマークが移動表示しているのを認識できるだけであるが、デジタルカメラ10を大画面ディスプレイ76に向け、デジタルカメラ10の表示部46を通して大画面ディスプレイ76を見た場合にはマーク86がキャラクター画像92に置き換わって表示される。
【0098】
次のステップ214では、シャッタボタンが押下されたか否かを判断し、シャッタボタンが押下されていない場合には、ステップ206へ戻り、上記と同様の処理を繰り返す。これにより、撮影範囲内にマーク86が存在する場合には、そのマーク86の位置にキャラクタ画像92が置き換わって表示部46に表示され、撮影範囲内にマーク86が存在しない場合には、撮影画像がそのまま表示部46に表示される。
【0099】
一方、シャッタボタンが押下された場合には、ステップ216へ移行し、マーク情報を通信部59を介してスクリーン装置72へ送信する。このマーク情報には、例えばマークの種類を表す情報が含まれる。また、撮影したときの経過時間及びマーク86の座標を含めるようにしてもよい。
【0100】
そして、ステップ218では、検出したマーク86に対応するキャラクタの状態を移動パターンデータから求め、求めたキャラクタの状態に対応するポイントと表示部46に表示されている合成画像とを併せてカードインターフェース44を介してメモリカード42に記憶させる。なお、ポイントは、キャラクタの状態、例えば表情に応じて異なり、キャラクタが笑顔の場合にはポイントが高く、怒った顔の場合にはポイントが低くなるなどのように設定することができる。
【0101】
従って、デジタルカメラ10の操作者であるゲスト88は、マーク86が撮影範囲内に入るようにデジタルカメラ10を動かすと共に、好みのキャラクタの状態又はポイントが高くなる状態でシャッタボタンを押下することにより、好みの合成画像を取得することができると共に、そのときのキャラクタの状態に応じたポイントを獲得することができる。
【0102】
そして、ステップ220では、図9に示すように、キャラクタを取得したことを表すメッセージ94(図9では「get」の文字で表す)を表示部46に表示させる。これにより、デジタルカメラ10の操作者であるゲスト88は、そのキャラクタを取得したことを認識することができ、次のキャラクタの取得へ移行することが可能となる。
【0103】
スクリーン装置72の制御部74では、図4のステップ106において、マーク情報を受信したか否かを判断する。そして、マーク情報を受信していない場合には、マーク情報を受信するまで待機する。これにより、大画面ディスプレイ76には、所定画像が表示されると共に、マーク86が移動表示された状態が継続される。
【0104】
一方、マーク情報を受信した場合には、ステップ108へ移行し、受信したマーク情報に基づいて、対応するマーク86を消去する。すなわち、マーク情報に含まれるマークの種類に対応するマーク86の移動表示を停止させる。これにより、デジタルカメラ10の操作者であるゲスト88が、表示部46にキャラクタ画像92が表示された状態でシャッタボタンを押下すると、図9に示すように、大画面ディスプレイ76上で移動表示していたマーク86が消去される。
【0105】
このように、本実施の形態では、デジタルカメラ10の表示部46を介してのみキャラクター画像が表示されないようにすると共に、キャラクタの状態が変化し、撮影されたときのキャラクタの状態に応じてポイントを付与するようにしている。
【0106】
このため、例えば複数のゲスト88によってマーク86が全てなくなるまでキャラクタの取得を競わせ、ポイントに応じて景品を提供する等すれば、顧客が積極的に参加でき、かつ娯楽性の高いアトラクションとすることができる。
【0107】
なお、本実施の形態では、複数のマーク86を全て同一形状としているが、各々異なる形状としてもよい。この場合、デジタルカメラ10側では撮影画像中のマークの位置を検出する必要はなく、マークの形状を検出してスクリーン装置72へ通知すればよい。これにより、スクリーン装置72では、通知されたマークの形状に対応するマークを消去すればよく、制御を簡略化することができる。
【0108】
また、デジタルカメラ10において、移動パターンデータに基づいて撮影範囲内ではないが、撮影範囲付近にマーク86が存在することを検出し、この場合に近くにマーク(キャラクタ)が存在することをメッセージや音声で報知するようにしてもよい。
【0109】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、テーマパーク等において顧客がアトラクションに積極的に参加できると共に娯楽性を高めることができる、という優れた効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】撮影システムの概略ブロック図である。
【図2】大画面ディスプレイ76に表示される画像を示す図である。
【図3】デジタルカメラのブロック図である。
【図4】スクリーン装置の制御部で実行される制御ルーチンのフローチャートである。
【図5】デジタルカメラのCPUで実行される制御ルーチンのフローチャートである。
【図6】スクリーン装置側に記憶された移動パターンデータの一例を示す図である。
【図7】大画面ディスプレイの表示例及びデジタルカメラの表示部の表示例を示すイメージ図である。
【図8】デジタルカメラ側に記憶された移動パターンデータの一例を示す図である。
【図9】大画面ディスプレイの表示例及びデジタルカメラの表示部の表示例を示すイメージ図である。
【符号の説明】
10 デジタルカメラ
70 撮影システム
72 スクリーン装置
74 制御部
76 大画面ディスプレイ
78 通信部
80 操作部
82 記憶部
【発明の属する技術分野】
本発明は、撮影システム及び撮影装置に係り、より詳しくは、テーマパークにおいて、所定画像が表示されるスクリーンを顧客が撮影装置を用いて撮影し、その撮影結果に応じて得点が付与されるアトラクションに適用される撮影システム及び撮影装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、テレビゲーム等において、画面上に現れた特定のキャラクターを、コントローラのシャッターボタンとして割り当てられたボタンを好みのタイミングで押下することにより撮影し、撮影されたキャラクターの種類や状態に応じて得点が付与されるゲームがある(例えば非特許文献1参照)。
【0003】
このゲームでは、例えば撮影したキャラクターの大きさや位置、ポーズ等に応じて得点が付与される。
【0004】
【非特許文献1】
任天堂、“ポケモンスナップ”、[online]、[平成15年2月5日検索]、インターネット<URL:http://www.nintendo.co.jp/n01/n64/software/nus_p_npfj/index.html>
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
テーマパークなどにおいては、顧客が積極的に参加できるアトラクションが好まれる傾向があるが、上記従来技術では、ゲームコントローラのシャッタボタンに相当するボタンを好みのタイミングで押下したときに、そのとき画面上に現れているキャラクターがそのまま撮影画像として記録されるだけであるため、このようなゲームをテーマパークのアトラクションで行ったとしても、あまり娯楽性が高いとはいえない。
【0006】
本発明は、上記事実に鑑みて成されたものであり、テーマパーク等において顧客がアトラクションに積極的に参加できると共に娯楽性を高めることができる撮影システム及び撮影装置を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、請求項1記載の発明は、所定画像が表示されるスクリーン及びキャラクターが存在することを表す複数のマークが前記スクリーン上に移動表示されるように前記スクリーンを制御するスクリーン側制御手段を備えたスクリーン装置と、被写体を撮影する撮影手段、撮影画像をリアルタイム表示する表示手段、前記撮影画像内に前記マークが存在するか否かを検出するマーク検出手段、及び、前記マークを検出した場合、前記マークに対応したキャラクター画像を前記マークに置き換えて前記表示手段に表示するように制御する撮影側制御手段を備えた撮影装置と、を備えたことを特徴とする。
【0008】
この発明によれば、撮影システムは、スクリーン装置と撮影装置とを備えている。撮影システムは、例えばテーマパーク等のアトラクション用として使用される。
【0009】
スクリーン装置は、所定画像が表示されるスクリーンを備えている。このスクリーンには、例えばアトラクションに関連する静止画像又は動画像等が表示される。
【0010】
スクリーン側制御手段は、キャラクターが存在することを表す複数のマークがスクリーン上に移動表示されるようにスクリーンを制御する。すなわち、スクリーンには、所定画像に重ねて複数のマークが移動表示される。複数のマークは、キャラクターの代わりとして表示され、それぞれランダムに上下左右にスクリーン上を移動する。また、複数のマークは単純な形状で構成され、同一形状としてもよいし、異なる形状としてもよい。
【0011】
撮影装置は、被写体を撮影する撮影手段を備えている。この撮影手段は、例えばCCD等の撮像素子を含んで構成され、撮影画像をデジタル画像として得ることができる。
【0012】
表示手段は、撮影画像をリアルタイム表示する。すなわち、撮影装置の操作者は、撮影手段によって撮影中の画像を表示手段により確認することができる。
【0013】
マーク検出手段は、撮影画像内にマークが存在するか否かを検出する。この検出は、例えばスクリーンに表示される複数のマークの形状を予め記憶手段に記憶しておき、パターンマッチングなどにより、記憶手段に記憶したマークと一致する形状のマークが撮影画像内に存在するか否かを撮影画像の画像データに基づいて検出することにより行うことができる。
【0014】
撮影側制御手段は、撮影画像内にマークが存在することを検出した場合、検出したマークに対応したキャラクター画像を表示手段に表示するように制御する。
【0015】
これにより、スクリーンを直接見た場合には単純な形状のマークが移動表示しているのを認識できるだけであるが、撮影装置をスクリーンに向け、撮影装置の表示手段を通してスクリーンを見た場合にはマークがキャラクター画像に置き換わって表示される。
【0016】
すなわち、撮影装置の操作者は、マークが撮影範囲内に入るようにスクリーン上を移動するマークを追いながら撮影装置を動かさなければキャラクター画像を見ることができない。
【0017】
このように、撮影装置の表示手段を通してのみキャラクター画像が表示されないようにすることにより、テーマパーク等において、顧客が積極的に参加できると共に娯楽性の高いアトラクションとして用いることができる。
【0018】
請求項2記載の発明は、前記スクリーン装置は、前記撮影装置と通信するためのスクリーン側通信手段を備えると共に、前記撮影装置は、前記スクリーン装置と通信するための撮影側通信手段をさらに備え、前記撮影側制御手段は、シャッタボタンが押下されることにより静止画撮影したときの静止画像に前記マークが存在することを検出した場合、検出したマークに関するマーク情報を前記撮影側通信手段を介して前記スクリーン装置に送信し、前記スクリーン側制御手段は、前記マーク情報を前記スクリーン側通信手段を介して受信した場合、前記マーク情報に対応するマークが消去されるように前記スクリーンを制御することを特徴とする。
【0019】
この発明によれば、スクリーン装置及び撮影装置に各々通信手段を備えている。
【0020】
撮影側制御手段は、シャッタボタンが押下されることにより静止画撮影したときの静止画像にマークが存在することを検出した場合、検出したマークに関するマーク情報を撮影側通信手段を介してスクリーン装置に送信する。マーク情報には、少なくともマークを検出したことを表す情報が含まれればよいが、例えば複数のマークが異なる形状で構成されている場合、マークの種類(形状)の情報を含めることができる。これにより、どのマークが静止画撮影されたのかをスクリーン装置側が認識することができる。
【0021】
スクリーン側制御手段は、マーク情報をスクリーン側通信手段を介して受信した場合、マーク情報に対応するマークが消去されるようにスクリーンを制御する。例えば複数のマークが異なる形状で構成されており、マーク情報にマークの形状の情報が含まれている場合には、そのマークを消去する。
【0022】
すなわち、撮影装置でマークを静止画撮影すると、そのマークがスクリーンから消去される。このため、例えばスクリーン上のマークが全てなくなるまでにどの程度の時間がかかったかを競う等の娯楽性の高いアトラクションを実現することができる。
【0023】
請求項3記載の発明は、前記撮影装置は、前記静止画像に存在するマークの前記スクリーン上における位置を検出する位置検出手段をさらに備え、前記マーク情報は、前記静止画像に存在するマークの位置に関する位置情報を含むことを特徴とする。
【0024】
この発明によれば、撮影装置は、静止画像に存在するマークのスクリーン上における位置を検出する位置検出手段を備えており、マーク情報は、静止画像に存在するマークの位置に関する位置情報を含んでいる。
【0025】
すなわち、撮影装置でマークを静止画撮影した場合には、スクリーン装置側にマークの位置情報が送信される。これにより、複数のマークが同一形状の場合でも、スクリーン装置は、位置情報に基づいて、静止画撮影されたマークに対応するマークをスクリーン上から消去することが可能となる。
【0026】
なお、位置検出手段は、例えばスクリーンに表示される所定画像を予め記憶手段に記憶しておき、撮影手段で撮影された画像が所定画像のどの領域の画像かをパターンマッチング等により検出することにより、前記領域の座標を求め、この座標から撮影したマークの位置を検出することができる。
【0027】
また、少なくとも撮影装置の向きやスクリーンに対する撮影装置の位置等を検出するセンサを設け、撮影装置の向きやスクリーンに対する位置、撮影画像の撮影画角等の情報に基づいてマークの位置を検出するようにしてもよい。
【0028】
請求項4記載の発明は、前記撮影側制御手段は、シャッターボタンが押下されることにより静止画撮影されたときの静止画像に前記マークが存在する場合、前記マークの位置に前記キャラクター画像が位置するように前記静止画像と前記キャラクター画像を合成し、当該合成した合成画像を記録媒体に記録することを特徴とする。
【0029】
この発明によれば、撮影側制御手段は、シャッターボタンが押下されることにより静止画撮影されたときの静止画像にマークが存在する場合、マークの位置にキャラクター画像が位置するように静止画像とキャラクター画像を合成する。
【0030】
すなわち、マークがキャラクター画像に置き換わるように静止画像とキャラクター画像とを合成する。そして、合成した合成画像を記録媒体、例えば撮影装置から着脱可能なメモリーカードに記録する。
【0031】
このため、操作者は、スクリーン上を移動するマークを捕らえ、表示手段にマークに対応したキャラクター画像が表示されたタイミングでシャッタボタンを押下することにより、そのキャラクター画像が合成された静止画像を自身が操作する撮影装置に装着された記録媒体に記録することができる。
【0032】
従って、操作者は、そのキャラクターを取得したという満足感を得ることができ、娯楽性を高めることができる。
【0033】
また、例えば全てのマークがスクリーン上からなくなるまで複数の操作者によってマークを撮影させ、記録媒体に記録された合成画像の数を競わせる等の娯楽性の高いアトラクションを実現することができる。
【0034】
請求項5記載の発明は、前記キャラクター画像の状態は前記マークの位置に応じて変化することを特徴とする。
【0035】
この発明によれば、キャラクター画像の状態、例えばキャラクターの表情や姿勢等がマークの位置に応じて変化する。従って、操作者は、キャラクターの様々な状態を楽しむことができると共に、任意のタイミングでシャッターボタンを押下することにより、好みの状態のキャラクター画像が合成された画像を取得することができる。
【0036】
なお、キャラクター画像の状態とポイントとの対応関係を記憶手段に予め記憶しておき、シャッターボタンが押下された場合に、そのときのキャラクター画像の状態に対応するポイントを記憶手段に記憶した対応関係から求め、求めたポイントを合成画像と共に記録媒体に記録するようにしてもよい。
【0037】
このように、キャラクター画像の状態に応じてポイントを付与することにより、より娯楽性を高めることができる。
【0038】
請求項6記載の発明は、被写体を撮影する撮影手段と、撮影画像をリアルタイム表示する表示手段と、所定画像が表示されると共にキャラクターが存在することを表す複数のマークが移動表示されるスクリーンの少なくとも一部を撮影したときの撮影画像内に、前記マークが存在するか否かを検出するマーク検出手段と、前記マークを検出した場合、前記マークに対応したキャラクター画像を前記表示手段に表示するように制御する撮影側制御手段と、を備えたことを特徴とする。
【0039】
この発明によれば、請求項1記載の発明と同様に、撮影装置の表示手段を通してのみキャラクター画像が表示されるので、テーマパーク等において、顧客が積極的に参加できると共に娯楽性の高いアトラクションに用いることが可能となる。
【0040】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照して本発明の実施の形態の一例について詳細に説明する。本実施の形態では、テーマパーク等におけるアトラクションに本発明を適用した場合について説明する。
【0041】
図1には、本発明に係る撮影システム70を示した。撮影システム70は、デジタルカメラ10及びスクリーン装置72で構成されている。
【0042】
スクリーン装置72は、制御部74、大画面ディスプレイ76、通信部78、操作部80、記憶部82、及びタイマ84を含んで構成されている。
【0043】
大画面ディスプレイ76は、テーマパークのアトラクションが行われるブース内に設置され、例えば図2に示すように、静止画像である所定画像(図2では、木が点在する野原及び雲がかかった空の画像)が表示されると共に、アトラクションが開始されると、複数の所定形状(図2では丸状)のマーク86が所定の移動パターンで移動表示される。なお、所定画像は、動画像でもよい。
【0044】
また、大画面ディスプレイ76は、大型の矩形状の液晶ディスプレイ等で構成することができるが、ゲスト88が横方向に360度どの角度を向いても所定画像を視認できる円筒状のスクリーンとしてもよい。
【0045】
通信部78は、デジタルカメラ10と無線通信により情報の授受を行うためのインターフェースである。
【0046】
操作部80は、大画面ディスプレイ76に所定画像の表示を指示したりする等の各種操作を行うためのものであり、キーボードやマウス等を含んで構成される。
【0047】
記憶部82は、RAMやROM等を含んで構成され、後述する制御ルーチンのプログラムや、詳細は後述するが、大画面ディスプレイ76に表示するための所定画像の画像データや移動表示されるマーク画像データ、マークの移動パターンに関する移動パターンデータ等の各種データが記憶される。
【0048】
タイマ84は、現在時刻を取得したり、タイマ開始の指示を受けてからの経過時間をカウントするためのものである。
【0049】
制御部74は、大画面ディスプレイ76は、通信部78、操作部80、記憶部82、タイマ84の各部を統括制御する。
【0050】
図3には、デジタルカメラ10のブロック図を示した。このデジタルカメラ10の撮影光学系12は撮影レンズ14及び絞り16を含んでいる。撮影レンズ14は1枚又は複数枚のレンズで構成され、例えば単一の焦点距離(固定焦点)のレンズで構成されるが、焦点距離可変のズームレンズで構成してもよい。
【0051】
撮影光学系12を介してCCD18の受光面に結像された被写体像は、各センサで入射光量に応じた量の信号電荷に変換される。このようにして蓄積された信号電荷は、CCD駆動回路20から加えられるCCD駆動パルスによって読み出され、信号電荷に応じた電圧信号(アナログ画像信号)として順次CCD18から出力される。
【0052】
CCD18には、シャッターゲートを介してシャッタードレインが設けられており、シャッターゲートをシャッターゲートパルスによって駆動することにより、蓄積した信号電荷をシャッタードレインに掃き出すことができる。すなわち、CCD18は、シャッターゲートパルスによって各センサに蓄積される電荷の蓄積時間(シャッタースピード)を制御する、いわゆる電子シャッター機能を有している。
【0053】
CCD18から読み出された信号は、CDS回路22において相関二重サンプリング(CDS)処理されるとともに、R,G,Bの各色信号に色分離処理され、各色信号の信号レベルの調整が行われる。
【0054】
これら所定のアナログ信号処理を経た画像信号は、A/D変換器24に加えられ、該A/D変換器24によりR,G,Bのデジタル信号に変換された後、メモリ26に一時的に格納される。
【0055】
タイミング信号発生回路(TG)28は、CPU30からのコマンドに応じてCCD駆動回路20、CDS回路22及びA/D変換器24に対して適宜のタイミング信号を与えており、各回路はタイミング信号発生回路28から加えられるタイミング信号により同期して駆動されるようになっている。
【0056】
CPU30は、デジタルカメラ10の各回路を統括制御する制御部であり、バス32を介してゲイン調整回路34、ガンマ補正回路36、輝度・色差信号処理回路(YC処理回路という。)38、圧縮伸張回路40、メモリカード42のカードインターフェース44、表示部46を駆動する表示用ドライバー48、通信部59、外部I/F61、及びタイマ62等と接続されている。
【0057】
また、CPU30には、不揮発性のメモリ57が接続されている。このメモリ57には、後述する制御ルーチンのプログラムや、マーク86の画像データ、マーク86の移動パターンに関する移動パターンデータ、大画面ディスプレイ76に表示される所定画像の画像データなどの各種データが予め記憶されている。
【0058】
CPU30は操作部50からの入力信号に基づいて対応する回路ブロックを制御するとともに、撮影レンズ14のズーミング動作や自動焦点調節(AF)動作の制御、並びに自動露出調節(AE)の制御等を行う。
【0059】
操作部50には、画像の記録開始の指示を与えるシャッタボタン、カメラのモード選択手段、ズーム操作手段、その他の各種の入力手段が含まれる。これら入力手段は、スイッチボタン、ダイヤル、スライド式ツマミなど種々の形態があり、タッチパネルや液晶モニタ表示部の画面上において設定メニューや選択項目を表示してカーソルで所望の項目を選択する態様もある。操作部50はカメラ本体に配設されていてもよいし、リモコン送信機としてカメラ本体と分離した構成にすることも可能である。
【0060】
CPU30は、CCD18から出力される画像信号に基づいて、焦点評価演算やAE演算などの各種演算を行い、その演算に基づいて、撮影レンズ14及び絞り16の駆動手段(例えば、AFモータやアイリスモータ等)52を制御してフォーカスレンズを合焦位置に移動させるとともに、絞り16を適正絞り値に設定する。
【0061】
例えば、AF制御には、G信号の高周波成分が最大になるようにフォーカスレンズを移動させるコントラストAF方式が採用される。AE制御には、1フレームのR、G、B信号を積算した積算値に基づいて被写体輝度(撮影EV)を求め、この撮影EVに基づいて絞り値とシャッタースピードを決定し、駆動手段52を介して絞り16を駆動するとともに、決定したシャッタースピードとなるように電子シャッターによってCCD18の電荷の蓄積時間を制御する。したがって、デジタルカメラ10の撮影レンズ14を被写体に向けるだけで、最適な露出調整が行われるとともに、ピント合わせが自動的に行われる。
【0062】
撮影記録時においては、シャッタボタンの「半押し」時に上述した測光動作を複数回繰り返して正確な撮影EVを求め、この撮影EVに基づいて撮影時の絞り値とシャッタースピードを最終的に決定する。そして、シャッタボタンの「全押し」時に前記最終的に決定した絞り値になるように絞り16を駆動し、また、決定したシャッタースピードとなるように電子シャッターによって電荷の蓄積時間を制御する。
【0063】
なお、AE、AFはCCD18から取得される画像信号に基づいて制御する方法の他、周知の測光センサやAF投光/受光センサからなる測距センサ等を用いてもよい。
【0064】
また、デジタルカメラ10はストロボ発光装置54と、調光用の受光素子56を有し、操作部50に含まれるストロボモード設定ボタンの操作に応じて、低輝度時にストロボ発光装置54を自動的に発光させる「低輝度自動発光モード」、被写体輝度にかかわらずストロボ発光装置54を発光させる「強制発光モード」、又はストロボ発光装置54の発光を禁止させる「発光禁止モード」等に設定される。
【0065】
CPU30は、ユーザーが選択したストロボモードに応じて、ストロボ発光装置54のメインコンデンサの充電制御や、発光管(例えば、キセノン管)への放電(発光)タイミングを制御するとともに、受光素子56からの測定結果に基づいて発光停止の制御を行う。受光素子56はストロボの発光によって照らされる被写体からの反射光を受光し、受光量に応じた電気信号に変換する。受光素子56の信号は図示せぬ積分回路により積算され、積算受光量が所定の適正受光量に達した時にストロボの発光が停止される。
【0066】
A/D変換器24から出力されたデータは前記メモリ26に格納されるとともに、積算回路60に加えられる。積算回路60は、撮影画面を複数のブロック(例えば、8×8の64個のブロック)に分割し、各ブロック毎に受入したG信号の積算演算を行う。なお、R、G、Bのデータから輝度信号(Y信号)を生成して、輝度信号の積算演算を行ってもよい。また、積算回路60はAE演算回路で兼用することもできる。積算回路60で得られた積算値の情報(演算結果)はCPU30に入力される。
【0067】
CPU30は積算回路60からの情報に基づき、所定のアルゴリズムに従って撮影画面の評価値Eを算出し、求めた評価値Eを用いてゲイン調整回路34におけるゲイン値(増幅率)を決定する。CPU30は決定したゲイン値に従ってゲイン調整回路34におけるゲイン量を制御する。
【0068】
メモリ26に記憶されたR、G、Bの画像データはゲイン調整回路34に送られ、ここで増幅処理される。増幅処理された画像データは、ガンマ補正回路36において、ガンマ補正処理が施された後、YC処理回路38へ送られ、RGBデータから輝度信号(Y信号)及び色差信号(Cr,Cb信号)に変換される。
【0069】
なお、CPU30は、必要に応じてホワイトバランス処理なども行うことができる。
【0070】
YC処理回路38において生成された輝度・色差信号(YC信号と略記する)は、メモリ26に書き戻される。メモリ26に記憶されたYC信号は表示用ドライバー48に供給され、所定方式の信号(例えば、NTSC方式のカラー複合映像信号)に変換されて表示部46に出力される。表示部46には液晶ディスプレイその他のカラー表示可能な表示装置が用いられる。なお、表示部46はYC信号入力対応のタイプのものを適用してもよいし、RGB信号入力タイプのものを適用してもよく、表示装置に対応したドライバーが適用される。
【0071】
CCD18から出力される画像信号によって画像データが定期的に書き換えられ、その画像データから生成される映像信号が表示部46に供給されることにより、CCD18が捉える画像がリアルタイムに動画像(ライブ画像)として、又はリアルタイムではないが、ほぼ連続した画像として表示部46に表示される。
【0072】
表示部46は電子ビューファインダーとして利用でき、撮影者は表示部46の表示画像又は図示せぬ光学ファインダーによって撮影画角を確認することができる。シャッタボタンの押下操作など所定の記録指示(撮影開始指示)操作に呼応して、記録用の画像データの取り込みが開始される。
【0073】
撮影者が操作部50から撮影記録の指示を入力すると、CPU30は必要に応じて圧縮伸張回路40にコマンドを送り、これにより圧縮伸張回路40はメモリ26上のYCデータをJPEGその他の所定の形式に従って圧縮する。圧縮された画像データはカードインターフェース44を介してメモリカード42に記録される。
【0074】
非圧縮の画像データを記録するモード(非圧縮モード)が選択されている場合には、前記圧縮伸張回路40による圧縮処理を実施せずに、非圧縮のまま画像データがメモリカード42に記録される。
【0075】
本実施の形態のデジタルカメラ10は、画像データを保存する手段としてメモリカード42が用いられている。具体的には、例えばスマートメディア等の記録メディアが適用される。記録メディアの形態は上記のものに限らず、PCカード、マイクロドライブ、マルチメディアカード(MMC)、磁気ディスク、光ディスク、光磁気ディスク、メモリスティックなど種々の形態が可能であり、使用される媒体に応じた信号処理手段とインターフェースが適用される。
【0076】
また、再生モード時にはメモリカード42から読み出された画像データが圧縮伸張回路40によって伸張処理され、表示用ドライバー48を介して表示部46に出力される。
【0077】
CPU30は、バス32を介して通信部59と接続されている。通信部59は、スクリーン装置72と通信するためのインターフェースであり、CPU30は、通信部59を介してスクリーン装置72と情報の授受を行うことができる。
【0078】
また、CPU30は、バス32を介して外部I/F61と接続されている。外部I/F61は、例えばパソコンなどの外部機器と情報の授受を行うためのインターフェースであり、例えばUSB(Universal Serial Bus)や、IEEE1394等のインターフェースを用いることができる。
【0079】
なお、制御部74は本発明のスクリーン側制御手段に相当し、大画面ディスプレイ76は本発明のスクリーンに相当し、CCD18は本発明の撮影手段に相当し、表示部46は本発明の表示手段に相当し、CPU30は本発明の撮影側制御手段及び位置検出手段に相当し、通信部78は本発明のスクリーン側通信手段に相当し、通信部59は本発明の撮影側通信手段に相当する。
【0080】
次に、本実施の形態の作用として、スクリーン装置72の制御部74で実行される制御ルーチン及びデジタルカメラ10のCPU30で実行される制御ルーチンについて、図4、5に示すフローチャートを参照して説明する。
【0081】
なお、図4に示す制御ルーチンは、オペレータがスクリーン装置72の操作部80を操作することによりアトラクション開始の指示がなされると実行される。また、図5に示す制御ルーチンは、デジタルカメラ10の電源がオンされると実行される。
【0082】
まず、スクリーン装置72の制御部74では、図4に示すステップ100において、アトラクションの開始を通知するための開始信号を通信部78を介してデジタルカメラ10へ送信する。
【0083】
ステップ102では、時間計測の開始をタイマ84に指示する。これにより、タイマ84では時間計測を開始する。
【0084】
ステップ104では、画像表示の開始を大画面ディスプレイ76に指示する。これにより、大画面ディスプレイ76は所定画像を表示すると共に複数のマーク86を移動表示させる。複数のマーク86は各々異なる移動パターンで画面上を移動する。
【0085】
スクリーン装置72の記憶部82には、図6に示すような複数のマーク86の移動パターンに関する移動パターンデータが各々記憶されている。この移動パターンデータは、アトラクション開始からの経過時間と、その時間にマークが位置すべき大画面ディスプレイ76上の座標を表す座標データとの対応関係を表しており、各マーク86は、この移動パターンデータに従って移動表示される。
【0086】
一方、デジタルカメラ10側では、図5のステップ200において、スクリーン装置72から開始信号を通信部59が受信したか否かを判断する。開始信号を受信していない場合には開始信号を受信するまで待機し、開始信号を受信した場合には、ステップ202へ移行する。
【0087】
ステップ202では、時間計測の開始をタイマ62に指示する。これにより、タイマ62では時間計測を開始する。すなわち、デジタルカメラ10とスクリーン装置72とで同期して時間計測を行う。
【0088】
ステップ204では、撮影の開始をタイミング信号発生回路28に指示する。これにより、タイミング信号発生回路28は、CCD駆動回路20等の各回路を駆動し、CCD18が捉える画像がリアルタイムに動画像として表示部46に表示される。従って、デジタルカメラ10の操作者であるゲスト88は、表示部46を介してデジタルカメラ10が撮影している画像を確認することができる。
【0089】
ステップ206では、撮影画像中にマーク86が存在しているか否かを判断する。これは、パターンマッチングなどにより、メモリ57に記憶されたマーク86の画像データに基づいて、マーク86と一致する形状のマークが撮影画像内に存在するか否かを検出することにより行うことができる。
【0090】
そして、撮影画像中にマーク86が存在していないと判断した場合には、マーク86を検出するまで待機し、マーク86が存在していることを検出した場合には、ステップ208へ移行する。
【0091】
ステップ208では、撮影画像中に存在するマーク86の位置及び種類を検出する。マーク86の位置は、例えばメモリ57に記憶された所定画像の画像データと撮影画像とに基づいて、パターンマッチングなどにより撮影画像が所定画像のどの領域の画像かを検出することにより、撮影画像の大画面ディスプレイ76上における座標を求める。すなわち、図7に示すように撮影画像の撮影範囲90が2点鎖線で表す範囲だった場合、この撮影範囲90の四隅の座標を求める。そして、この座標から撮影画像中のマーク86の大画面ディスプレイ76上における座標を検出することができる。
【0092】
そして、次のステップ210では、検出したマーク86の位置に基づいて、そのマーク86に対応するキャラクタ画像を特定する。
【0093】
デジタルカメラ10のメモリ57には、図8に示すような複数のマーク86の移動パターンに関する移動パターンデータが各々記憶されると共に、詳細は後述するが、マークに置き換わって表示される様々な状態のキャラクタの画像データがマーク毎に各々記憶されている。ここで、状態とは、キャラクタの表情や姿勢等の外観に関する状態を表す。
【0094】
この移動パターンデータは、スクリーン装置72の記憶部82に記憶された図6に示すような移動パターンデータに加えて、アトラクション開始からの経過時間と、その時間にマークが位置すべき大画面ディスプレイ76上の座標を表す座標データと、その時間におけるキャラクタの状態を表す状態データと、状態に対応するポイントとの対応関係を表している。すなわち、図7に示す移動パターンデータは、図6に示す移動パターンデータにキャラクタの状態を表す状態データ及びポイントデータが付加された構成となっている。
【0095】
従って、撮影画像中のマークに対応するキャラクタ画像の特定にあたっては、まずタイマ62から経過時間を取得し、取得した経過時間及び検出したマーク86の位置と一致する経過時間及び座標を各移動パターンデータから検索することによりキャラクタの種類を求める。そして、その経過時間及び座標に対応する状態を、特定されたキャラクタの移動パターンデータから求める。このように、キャラクタの種類及び状態を求めることにより、撮影画像中のマーク86に対応するキャラクタ画像の画像データを求めることができる。
【0096】
そして、次のステップ212では、図7に示すような、特定したキャラクタ画像92の画像データをメモリ57から読み出して撮影画像と合成して表示部46に表示させる。このとき、マーク86の位置にキャラクタが位置するように合成する。
【0097】
このように、大画面ディスプレイ76を直接見た場合には単純な形状のマークが移動表示しているのを認識できるだけであるが、デジタルカメラ10を大画面ディスプレイ76に向け、デジタルカメラ10の表示部46を通して大画面ディスプレイ76を見た場合にはマーク86がキャラクター画像92に置き換わって表示される。
【0098】
次のステップ214では、シャッタボタンが押下されたか否かを判断し、シャッタボタンが押下されていない場合には、ステップ206へ戻り、上記と同様の処理を繰り返す。これにより、撮影範囲内にマーク86が存在する場合には、そのマーク86の位置にキャラクタ画像92が置き換わって表示部46に表示され、撮影範囲内にマーク86が存在しない場合には、撮影画像がそのまま表示部46に表示される。
【0099】
一方、シャッタボタンが押下された場合には、ステップ216へ移行し、マーク情報を通信部59を介してスクリーン装置72へ送信する。このマーク情報には、例えばマークの種類を表す情報が含まれる。また、撮影したときの経過時間及びマーク86の座標を含めるようにしてもよい。
【0100】
そして、ステップ218では、検出したマーク86に対応するキャラクタの状態を移動パターンデータから求め、求めたキャラクタの状態に対応するポイントと表示部46に表示されている合成画像とを併せてカードインターフェース44を介してメモリカード42に記憶させる。なお、ポイントは、キャラクタの状態、例えば表情に応じて異なり、キャラクタが笑顔の場合にはポイントが高く、怒った顔の場合にはポイントが低くなるなどのように設定することができる。
【0101】
従って、デジタルカメラ10の操作者であるゲスト88は、マーク86が撮影範囲内に入るようにデジタルカメラ10を動かすと共に、好みのキャラクタの状態又はポイントが高くなる状態でシャッタボタンを押下することにより、好みの合成画像を取得することができると共に、そのときのキャラクタの状態に応じたポイントを獲得することができる。
【0102】
そして、ステップ220では、図9に示すように、キャラクタを取得したことを表すメッセージ94(図9では「get」の文字で表す)を表示部46に表示させる。これにより、デジタルカメラ10の操作者であるゲスト88は、そのキャラクタを取得したことを認識することができ、次のキャラクタの取得へ移行することが可能となる。
【0103】
スクリーン装置72の制御部74では、図4のステップ106において、マーク情報を受信したか否かを判断する。そして、マーク情報を受信していない場合には、マーク情報を受信するまで待機する。これにより、大画面ディスプレイ76には、所定画像が表示されると共に、マーク86が移動表示された状態が継続される。
【0104】
一方、マーク情報を受信した場合には、ステップ108へ移行し、受信したマーク情報に基づいて、対応するマーク86を消去する。すなわち、マーク情報に含まれるマークの種類に対応するマーク86の移動表示を停止させる。これにより、デジタルカメラ10の操作者であるゲスト88が、表示部46にキャラクタ画像92が表示された状態でシャッタボタンを押下すると、図9に示すように、大画面ディスプレイ76上で移動表示していたマーク86が消去される。
【0105】
このように、本実施の形態では、デジタルカメラ10の表示部46を介してのみキャラクター画像が表示されないようにすると共に、キャラクタの状態が変化し、撮影されたときのキャラクタの状態に応じてポイントを付与するようにしている。
【0106】
このため、例えば複数のゲスト88によってマーク86が全てなくなるまでキャラクタの取得を競わせ、ポイントに応じて景品を提供する等すれば、顧客が積極的に参加でき、かつ娯楽性の高いアトラクションとすることができる。
【0107】
なお、本実施の形態では、複数のマーク86を全て同一形状としているが、各々異なる形状としてもよい。この場合、デジタルカメラ10側では撮影画像中のマークの位置を検出する必要はなく、マークの形状を検出してスクリーン装置72へ通知すればよい。これにより、スクリーン装置72では、通知されたマークの形状に対応するマークを消去すればよく、制御を簡略化することができる。
【0108】
また、デジタルカメラ10において、移動パターンデータに基づいて撮影範囲内ではないが、撮影範囲付近にマーク86が存在することを検出し、この場合に近くにマーク(キャラクタ)が存在することをメッセージや音声で報知するようにしてもよい。
【0109】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、テーマパーク等において顧客がアトラクションに積極的に参加できると共に娯楽性を高めることができる、という優れた効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】撮影システムの概略ブロック図である。
【図2】大画面ディスプレイ76に表示される画像を示す図である。
【図3】デジタルカメラのブロック図である。
【図4】スクリーン装置の制御部で実行される制御ルーチンのフローチャートである。
【図5】デジタルカメラのCPUで実行される制御ルーチンのフローチャートである。
【図6】スクリーン装置側に記憶された移動パターンデータの一例を示す図である。
【図7】大画面ディスプレイの表示例及びデジタルカメラの表示部の表示例を示すイメージ図である。
【図8】デジタルカメラ側に記憶された移動パターンデータの一例を示す図である。
【図9】大画面ディスプレイの表示例及びデジタルカメラの表示部の表示例を示すイメージ図である。
【符号の説明】
10 デジタルカメラ
70 撮影システム
72 スクリーン装置
74 制御部
76 大画面ディスプレイ
78 通信部
80 操作部
82 記憶部
Claims (6)
- 所定画像が表示されるスクリーン及びキャラクターが存在することを表す複数のマークが前記スクリーン上に移動表示されるように前記スクリーンを制御するスクリーン側制御手段を備えたスクリーン装置と、
被写体を撮影する撮影手段、撮影画像をリアルタイム表示する表示手段、前記撮影画像内に前記マークが存在するか否かを検出するマーク検出手段、及び、前記マークを検出した場合、前記マークに対応したキャラクター画像を前記マークに置き換えて前記表示手段に表示するように制御する撮影側制御手段を備えた撮影装置と、
を備えた撮影システム。 - 前記スクリーン装置は、前記撮影装置と通信するためのスクリーン側通信手段を備えると共に、前記撮影装置は、前記スクリーン装置と通信するための撮影側通信手段をさらに備え、
前記撮影側制御手段は、シャッタボタンが押下されることにより静止画撮影したときの静止画像に前記マークが存在することを検出した場合、検出したマークに関するマーク情報を前記撮影側通信手段を介して前記スクリーン装置に送信し、前記スクリーン側制御手段は、前記マーク情報を前記スクリーン側通信手段を介して受信した場合、前記マーク情報に対応するマークが消去されるように前記スクリーンを制御することを特徴とする請求項1記載の撮影システム。 - 前記撮影装置は、前記静止画像に存在するマークの前記スクリーン上における位置を検出する位置検出手段をさらに備え、
前記マーク情報は、前記静止画像に存在するマークの位置に関する位置情報を含むことを特徴とする請求項2記載の撮影システム。 - 前記撮影側制御手段は、シャッターボタンが押下されることにより静止画撮影されたときの静止画像に前記マークが存在する場合、前記マークの位置に前記キャラクター画像が位置するように前記静止画像と前記キャラクター画像を合成し、当該合成した合成画像を記録媒体に記録することを特徴とする請求項1乃至請求項3の何れか1項に記載の撮影システム。
- 前記キャラクター画像の状態は前記マークの位置に応じて変化することを特徴とする請求項1乃至請求項4の何れか1項に記載の撮影システム。
- 被写体を撮影する撮影手段と、
撮影画像をリアルタイム表示する表示手段と、
所定画像が表示されると共にキャラクターが存在することを表す複数のマークが移動表示されるスクリーンの少なくとも一部を撮影したときの撮影画像内に、前記マークが存在するか否かを検出するマーク検出手段と、
前記マークを検出した場合、前記マークに対応したキャラクター画像を前記表示手段に表示するように制御する撮影側制御手段と、
を備えた撮影装置。
Priority Applications (1)
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JP2003082003A JP2004289719A (ja) | 2003-03-25 | 2003-03-25 | 撮影システム及び撮影装置 |
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Cited By (2)
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JP2010063008A (ja) * | 2008-09-05 | 2010-03-18 | Nikon Corp | 報酬提供サーバ、画像データ集計システム、および電子カメラ |
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-
2003
- 2003-03-25 JP JP2003082003A patent/JP2004289719A/ja active Pending
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