JP2004287533A - Usbデバイスコントローラ - Google Patents

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宏幸 阿部
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Abstract

【課題】使用するPHYが変更された場合であってもターンアラウンドカウンタ値に関連する回路修正を不要とするUSBデバイスコントローラを提供することにある。
【解決手段】USB転送において、USB規格に示されたパケット間隔を計測しトランザクションの成立/不成立を判断する手段を備えたUSBデバイスコントローラAにおいて、トランザクションの成立/不成立を判断する条件を可変にするレジスタ4を備えた。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、USB周辺機器に使用されるUSBデバイスコントローラに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
エンドポイント毎にバスターンアラウンドタイミングを調整可能なレジスタを設けたUSBデバイスコントローラの存在は知られている(例えば、特許文献1参照)。
【特許文献1】特開2001−512870公報
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
ユニバーサルシリアルバス(USB)は、パーソナルコンピュータ(PC)と複数のPC周辺機器を接続しデータ通信を行うために策定されたシリアルバスインターフェース規格である。
従来のインターフェース規格には無い簡便な接続性や拡張性を特長としており、マウスやキーボード、プリンタ、スキャナ、モデム等のPC周辺機器の多くが近年USBに対応するようになってきている。
USBデバイスを実現するにはUSB規格に準拠したUSBデバイスコントローラを備える必要がある。USB規格においては、1台のホストPCに対して最大5段のハブを介して最大127個のデバイスを接続することが可能である。
ホストPCと或る特定デバイス間のデータ通信はトランザクションと呼ばれる単位で実行される。1つのトランザクションは2個か3個のパケットにより構成される。
USB仕様書にはトランザクションを構成する各パケットの時間間隔が厳密に規定されており、ホストPCとUSBデバイスがこの規定にしたがうことにより、複数のデバイスが接続されたUSBシステムにおいて正常なデータ通信を行うことができる。
USBデバイスが上記時間間隔規定にしたがった動作をするためには、USBデバイスコントローラは、ターンアラウンド時間と呼ばれる時間を計測しトランザクションの成立/不成立を判断する手段(ターンアラウンドカウンタ)を備える必要がある(トランザクションとターンアラウンドカウンタについては発明の構成にて説明する。)。
【0004】
図6は従来の1チップUSBデバイスコントローラを示す概略ブロック図である。図7は従来の2チップUSBデバイスコントローラを示す概略ブロック図である。図6および図7において、USBデバイスコントローラチップAは大きく分けて3つのブロックから構成されるのが一般的である。
PHYブロック1はUSBバスシリアルデータの送受信とシリアル−パラレル変換等を行うブロックである。SIEコントローラブロック2はパケットデコード、エラー検出等の送受信パケット制御等を行うブロックである。
エンドポイント群(FIFO)ブロック3は送受信データを格納するエンドポイントで構成されるブロックである。
ターンアラウンドカウンタはSIEコントローラブロック2に実装されるが、USB規格のターンアラウンド時間はUSBバス上の値で規定されているため、SIEコントローラブロック2内のターンアラウンドカウンタ設定値は使用されるPHYブロック1の構成によって調整が必要である。
上記ブロックをすべて同一チップ上に搭載したLSIの場合は使用したPHYに合わせた値にすれば問題ない。しかし、PHYチップのみ別チップ構成にする場合(図7)やSIEコントローラブロック2とエンドポイント群ブロック3をIPとして提供される場合、使用するPHYチップやPHY−IPが変更される毎にPHYに合わせてターンアラウンドカウンタ値に関連する回路を変更する必要がある。
最悪の場合、チップを作り直す必要も起こりうる。各社から提供されているUSBデバイスコントローラLSIについては、PHYブロック1を含む1チップ構成となっており、上記課題を考慮した仕様になっているUSBデバイスコントローラLSIは見あたらない。
図8は図6のUSBデバイスコントローラを使用する従来の回路例を示す概略図である。図8に示されるUSBデバイスコントローラにおいて、バスターンアラウンドタイミングを調整可能なレジスタが実装されている。しかし、図8のバスターンアラウンド時間は、イン転送におけるイントークンパケット受信終了からデータパケット送信開始までの時間間隔を対象としたものである。
そこで本発明の目的は、上記の問題点を解決するために、使用するPHYが変更された場合であってもターンアラウンドカウンタ値に関連する回路修正を不要とするUSBデバイスコントローラを提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】
前記の課題を解決するために、請求項1記載の発明では、USB転送において、USB規格に示されたパケット間隔を計測しトランザクションの成立/不成立を判断するトランザクション判断手段を備えたUSBデバイスコントローラにおいて、前記トランザクション判断手段によりトランザクションの成立/不成立を判断する条件を可変にするレジスタを備えたことを特徴とする。
請求項2記載の発明では、USB転送が、ホストPCから対象デバイスへデータが送信されるアウト方向の転送であり、前記ホストPCから送信されるトークンパケットと前記ホストPCから送信されるデータパケットの間隔を計測するデータパケット計測手段を備え、トークンパケット受信完了から一定時間以内にデータパケットが受信されない場合には転送不成立と判断するUSBデバイスコントローラにおいて、転送不成立を判断する時間がレジスタに書き込まれた値により変更可能であることを特徴とする。
請求項3記載の発明では、前記USB転送が、対象デバイスからホストPCへデータが送信されるイン方向の転送であり、前記対象デバイスが送信するデータパケットと前記ホストPCから送信されるハンドシェイクパケットの間隔を計測するハンドシェイクパケット計測手段手段を備え、データパケット送信完了から一定時間以内にハンドシェイクパケットが受信されない場合には転送不成立と判断するUSBデバイスコントローラにおいて、転送不成立を判断する時間がレジスタに書き込まれた値により変更可能であることを特徴とする。
請求項4記載の発明では、前記USBデバイスコントローラの動作スピード毎に異なるレジスタを備える請求項1ないし4のいずれか1項記載のUSBデバイスコントローラを主要な特徴とする。
【0006】
請求項5記載の発明では、レジスタに書き込む値を増減すると、転送不成立を判断する時間が前記USBデバイスコントローラの動作クロック時間の単位で増減する請求項2および3のいずれか1項記載のUSBデバイスコントローラを主要な特徴とする。
請求項6記載の発明では、PHYブロックとSIEブロックのインターフェイスはUTMI仕様に準拠していることを特徴とする請求項1ないし5のいずれか1項記載のUSBデバイスコントローラを主要な特徴とする。
請求項7記載の発明では、前記PHYブロックと前記SIEブロックのインターフェイスはUTMI仕様に準拠しており、パケット間隔の計測はUTMI信号のRXActive信号を使用する請求項2記載のUSBデバイスコントローラを主要な特徴とする。
請求項8記載の発明では、前記PHYブロックと前記SIEブロックのインターフェイスはUTMI仕様に準拠しており、パケット間隔の計測はUTMI信号のTXValid信号とRXActive信号を使用する請求項3記載のUSBデバイスコントローラを主要な特徴とする。
【0007】
【発明の実施の形態】
以下、図面により本発明の実施の形態を詳細に説明する。図1はレジスタを有しているターンアラウンドカウンタを含むUSBデバイスコントローラを示す概略図である。
図1において、本発明の特徴は、USBデバイスコントローラに実装されるターンアラウンドカウンタ4のタイムアウト時間設定値を変更できるレジスタを設けたことにある。
SIEコントローラと組み合わせて使用するPHYが変更になった場合であっても、電源投入時に、レジスタ設定値をPHYに合わせた値にする処理をソフトウェアに行わせることによって、回路変更無しにUSB仕様に合わせたタイムアウト時間に調整されたUSBデバイスコントローラが実現可能となる。
USBデバイスコントローラに必要な2種類のターンアラウンドカウンタについて、以下に説明する。
ホストPC5と或る特定デバイス6間のデータ通信はトランザクションと呼ばれる単位で実行される。1つのトランザクションは2個か3個のパケットにより構成される。トランザクションは必ずホストPC5が発行するトークンパケットから開始される。
トランザクションの終わりはトランザクションの成立/不成立を示すハンドシェイクパケットとなるが、ハンドシェイクパケットはトランザクション中のデータパケットの方向により、ホストPC5が発行する場合と対象デバイス6が発行する場合がある。
ホストPC5から対象デバイス6にデータが送信されるアウト転送の場合、ホストPC5は対象デバイス6のUSBアドレスを含むアウトトークンパケットを発行する。ホストPC5はトークンパケットに続けてデータパケットを発行する。
USBアドレスにより指定された対象デバイス6は、アウトトークンパケットとデータパケットの内容を確認し、両パケットをエラー無くエンドポイントと呼ばれる受信バッファに格納できた場合にはACKパケットと呼ばれるハンドシェイクパケットをホストPC5に対して送信する。
エンドポイントに空きがないためデータ格納ができなかった場合にはNAKパケットと呼ばれるハンドシェイクパケットをホストPC5に対して送信する。両パケットの少なくとも一方にエラーがあった場合或いはアウトトークンパケットとデータパケットの間隔がUSB仕様に規定されたインターパケットディレイ時間を超えた場合、対象デバイス6はハンドシェイクパケットを返さない。
この状態はタイムアウトと呼ばれ、このトランザクションは不成立となる。USBデバイスコントローラは、上記インターパケットディレイ時間を計測するためのカウンタ(ターンアラウンドカウンタ4)を備える必要がある。
【0008】
図2はレジスタを有しているターンアラウンドカウンタを含むUSBデバイスコントローラを示す概略図である。対象デバイス6からホストPC5にデータが送信されるイン転送の場合、ホストPC5は対象デバイス6のUSBアドレスを含むイントークンパケットを発行する。
対象デバイス6のエンドポイント送信バッファに必要なデータが準備できていない場合、対象デバイス6はNAKパケットをホストPC5に対して送信する。この場合のトランザクションはイントークンパケットとNAKパケットの2個のパケットで完了となる。
対象デバイス6のエンドポイント送信バッファに必要なデータが準備できている場合、対象デバイス6はホストPC5に対してデータパケットを送信する。ホストPC5は、データパケットを正常に受信できた場合に対象デバイス6に対してACKパケットを送信する。
逆の場合、ホストPC5は如何なるハンドシェイクパケットも返さない。ホストPC5からACKパケットが帰ってこない場合もトランザクションは不成立(タイムアウト)となる。
USBデバイスはデータパケット送信終了からACKパケット受信開始までの時間を計測し、トランザクションの成立/不成立を判断するためのカウンタ(ターンアラウンドカウンタ7)を備える必要がある。
【0009】
以下に本発明の実施の形態を示すが、ここではPHYブロックとSIEブロックの汎用的インターフェイス仕様として定められたUTMI仕様を使用する場合について述べる。
さらに、UTMI仕様ではバス幅8ビット/周波数60MHzのものとバス幅16ビット/周波数30MHzのものを選択可能であるが、ここでは後者を使った場合について示す。
図3は本発明のUSBデバイスコントローラの第1の実施の形態を説明する概略図である。図3はHS動作時のアウト転送に使用されるターンアラウンドカウンタ4に関するものである。
USB2.0仕様において、HS動作時のアウトトークンパケットの終了を示すEOP(パケット終了)とDATAパケットの開始を示すSYNCパターンの時間間隔は最大192HSビットタイムと決められている。
したがって、EOPから上記時間以内にSYNCが検出されない場合はタイムアウトと判断する必要がある。SIEコントローラ側ではこの時間をUTMI信号の何れかを使用して計測する必要がある。
ここではアウトトークンパケット終了に対応するRXActive信号の立ち下がりと、Dataパケット開始に対応するRXActive信号の立ち上がりを使用する。
UTMI仕様ではアウトトークンEOPから22〜63HSの範囲内でRXActive信号が高域低域から低域に変化する。この時間はRX終了遅延時間と呼ばれる。データパケットSYNCから22〜63HSビットタイムの範囲内でRXActive信号が低域から高域に変化する。
この時間はRX開始遅延時間と呼ばれる。RX終了遅延時間とRX開始遅延時間はともにPHYブロックの構成に依存しており、RXActive信号の立ち下がりからRXActive信号の立ち上がりまでの時間間隔最小値は192−63+22=151HSビットタイム、最大値は192−22+63=233HSビットタイムとなる。
ターンアラウンドカウンタ4の分解能はSIEブロックの動作周波数と一致することから30MHzとなる。151〜233HSビットタイムを30MHzクロックに換算すると9.4〜14.5CLKとなる。したがってターンアラウンドカウンタ4は9〜15の範囲で設定できれば良いことになる
図4はレジスタ設定値とカウンタ設定値を表形式で示す図である。例えば3ビットレジスタを実装し、レジスタ設定値とタイムアウトとなるカウンタ設定値の関係を後述する図4中の1に示すように設計すれば良い。
【0010】
図5は本発明のUSBデバイスコントローラの第2の実施の形態を説明する概略図である。図5はHS動作時のイン転送に使用されるターンアラウンドカウンタ7に関するものである。
USB2.0仕様の「7.1.19.2高速往復遅延」において、対象デバイス6がデータパケットを送信してからACKパケット受信までのタイムアウト時間が736HSビットタイムないし816HSビットタイムと記載されている。
この値はホストPC5と対象デバイス6が5段ハブを介して接続された場合の往復遅延時間(End−to−end Delay)の最大値から決められている。したがってイン転送の場合、送信データパケット終了を示すEOP(パケット終了)とACKパケットの開始を示すSYNCパターンの時間間隔が上記範囲内であれば良いことになる。
UTMI仕様ではデータパケットEOPから10〜40HSビットタイムの範囲内でTXActive信号が高域から低域に変化する。この時間はTX終了遅延時間と呼ばれる。
データパケットSYNCから22〜63HSビットタイムの範囲内でRXActive信号が低域から高域に変化する。この時間はRX開始遅延時間と呼ばれる。
終了遅延時間とRX開始遅延時間はともにPHYブロックの構成に依存しており、タイムアウト時間の最小値は10+736+22=768HSビットタイム、最大値は40+816+63=919HSビットタイムとなる。
ターンアラウンドカウンタの分解能はSIEブロックの動作周波数と一致することから30MHzとなる。768〜919HSビットタイムを30MHzクロックに換算すると48.0〜57.4CLKとなる。
したがってターンアラウンドカウンタは48〜58の範囲で設定できれば良いことになる。例えば4ビットレジスタを実装し、レジスタ設定値とタイムアウトとなるカウンタ設定値の関係を図4の2に示すように設計すれば良い。
【0011】
本発明のUSBデバイスコントローラの第3の実施の形態を説明する。USB2.0仕様において、FS動作時のアウトトークンパケットの終了を示すEOP(パケット終了)とDATAパケットの開始を示すSYNCパターンの時間間隔は6.5〜7.5FSビットタイムと決められている。
また、UTMI仕様においてはUSBバス状態をそのままモニタする信号(ライン状態信号)が規定されており、ターンアラウンドカウンタ4にはライン状態信号を参照することが推奨されている。
ライン状態信号はUSBバス状態がそのまま現れるためPHYブロック依存は無いが、タイムアウト時間に1FSビットタイムの幅があることからHSの場合と同様にターンアラウンドカウンタ設定値を変更するレジスタを実装することが望ましい。
6.5〜7.5FSビットタイムを30MHzクロックに換算すると16.25〜18.75CLKとなる。したがってターンアラウンドカウンタは16〜19の範囲で設定できれば良いことになる。
例えば2ビットレジスタを実装し、レジスタ設定値とタイムアウトとなるカウンタ設定値の関係を図4の3に示すように設計すれば良い。
【0012】
次に、本発明のUSBデバイスコントローラの第4の実施の形態を説明する。
第4の実施の形態は、FS動作時のイン転送に使用されるターンアラウンドカウンタ7に関するものである。
USB2.0仕様の「7.1.19.1 低−/全−速度往復遅延」において、対象デバイス6がデータパケットを送信してからACKパケット受信までのタイムアウト時間が16ビットタイム〜18ビットタイムと記載されている。
この値はホストPC5と対象デバイス6が5段ハブを介して接続された場合の往復遅延時間(End−to−end Delay)の最大値から決められている。したがってイン転送の場合、送信データパケット終了を示すEOP(パケット終了)とACKパケットの開始を示すSYNCパターンの時間間隔が上記範囲内であれば良いことになる。
UTMI仕様においてはUSBバス状態をそのままモニタする信号(ライン状態信号)が規定されており、ターンアラウンドカウンタにはライン状態信号を参照することが推奨されている。
ライン状態信号はUSBバス状態がそのまま現れるためPHYブロック依存は無いが、タイムアウト時間に2FSビットタイムの幅があることからHSの場合と同様にターンアラウンドカウンタ設定値を変更するレジスタを実装することが望ましい。
16〜18FSビットタイムを30MHzクロックに換算すると、40.0〜45CLKとなる。したがってターンアラウンドカウンタは40〜45の範囲で設定できれば良いことになる。
例えば3ビットレジスタを実装し、レジスタ設定値とタイムアウトとなるカウンタ設定値の関係を図6の4に示すように設計すれば良い。
本発明はホストPCに対するデータパケット送信タイミングを調整するための発明である。したがって、ホストPCから受信されるパケットタイミングを対象としている。
【0013】
【発明の効果】
以上説明したように、請求項1によれば、USB規格のトランザクション成立/不成立を判断するためのパケット間隔計測手段(ターンアラウンドカウンタ)を備えたUSBデバイスコントローラにおいて、その判断条件を変更するためのレジスタを実装したことにより、回路変更無しに構成の異なるPHYブロックとの接続が可能となる。
請求項2ないし5によれば、パケット間隔計測手段が対象とするトランザクション内のパケットと動作モードを規定したものであり、本構成により請求項1の発明が具体的に実施可能となる。
請求項6ないし8によれば、PHYブロックとSIEブロックの汎用インターフェイスを使用した場合の構成を示したものであり、本構成によりUTMI仕様に準拠した任意のPHYブロックとSIEブロックの接続が回路変更無しに可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】レジスタを有しているターンアラウンドカウンタを含むUSBデバイスコントローラを示す概略図。
【図2】レジスタを有しているターンアラウンドカウンタを含むUSBデバイスコントローラを示す概略図。
【図3】本発明のUSBデバイスコントローラの第1の実施の形態を説明する概略図。
【図4】レジスタ設定値とカウンタ設定値を表形式で示す図。
【図5】本発明のUSBデバイスコントローラの第2の実施の形態を説明する概略図。
【図6】従来の1チップUSBデバイスコントローラを示す概略ブロック図。
【図7】従来の1チップUSBデバイスコントローラを示す概略ブロック図。
【図8】図6のUSBデバイスコントローラを使用する従来の回路例を示す概略図。
【符号の説明】
A USBデバイスコントローラ
4 ターンアラウンドカウンタ(レジスタ)
5 ホストPC
6 対象デバイス

Claims (8)

  1. USB転送において、USB規格に示されたパケット間隔を計測しトランザクションの成立/不成立を判断するトランザクション判断手段を備えたUSBデバイスコントローラにおいて、前記トランザクション判断手段によりトランザクションの成立/不成立を判断する条件を可変にするレジスタを備えたことを特徴とするUSBデバイスコントローラ。
  2. USB転送が、ホストPCから対象デバイスへデータが送信されるアウト方向の転送であり、前記ホストPCから送信されるトークンパケットと前記ホストPCから送信されるデータパケットの間隔を計測するデータパケット計測手段を備え、トークンパケット受信完了から一定時間以内にデータパケットが受信されない場合には転送不成立と判断するUSBデバイスコントローラにおいて、転送不成立を判断する時間がレジスタに書き込まれた値により変更可能であることを特徴とする請求項1記載のUSBデバイスコントローラ。
  3. 前記USB転送が、対象デバイスからホストPCへデータが送信されるイン方向の転送であり、前記対象デバイスが送信するデータパケットと前記ホストPCから送信されるハンドシェイクパケットの間隔を計測するハンドシェイクパケット計測手段手段を備え、データパケット送信完了から一定時間以内にハンドシェイクパケットが受信されない場合には転送不成立と判断するUSBデバイスコントローラにおいて、転送不成立を判断する時間がレジスタに書き込まれた値により変更可能であることを特徴とする請求項1記載のUSBデバイスコントローラ。
  4. 前記USBデバイスコントローラの動作スピード毎に異なるレジスタを備えることを特徴とする請求項1ないし3のいずれか1項記載のUSBデバイスコントローラ。
  5. レジスタに書き込む値を増減すると、転送不成立を判断する時間が前記USBデバイスコントローラの動作クロック時間の単位で増減することを特徴とする請求項2および3のいずれか1項記載のUSBデバイスコントローラ。
  6. PHYブロックとSIEブロックのインターフェイスはUTMI仕様に準拠していることを特徴とする請求項1ないし5のいずれか1項記載のUSBデバイスコントローラ。
  7. 前記PHYブロックと前記SIEブロックのインターフェイスはUTMI仕様に準拠しており、パケット間隔の計測はUTMI信号のRXActive信号を使用することを特徴とする請求項2記載のUSBデバイスコントローラ。
  8. 前記PHYブロックと前記SIEブロックのインターフェイスはUTMI仕様に準拠しており、パケット間隔の計測はUTMI信号のTXValid信号とRXActive信号を使用することを特徴とする請求項3記載のUSBデバイスコントローラ。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2009037492A (ja) * 2007-08-02 2009-02-19 Ricoh Co Ltd データ転送制御装置及び方法
US7622958B2 (en) 2006-07-18 2009-11-24 Ricoh Company, Ltd. Semiconductor device including current-driven differential driver and method of controlling current-driven differential driver

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