JP2004286573A - 変位測定器 - Google Patents

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Abstract

【課題】防塵性の向上を図れるとともに、リフティングレバーを工具なしで容易に取り付けることが可能となる変位測定器を提供する。
【解決手段】変位測定器1が、ゲージ本体11に対して当該ゲージ本体11を貫通して摺動可能に支持されることによって変位量を与えるスピンドル25を、外部から操作されるリフティンブレバー20で強制シフトされる構成となっており、リフティンブレバー20のスピンドル25と接触する駆動端部20Aとは反対側を支持するレバー支持部材30がそのあり溝を、ゲージ本体11の外周に設けられた係合部材35の突起部に係合させて支持されている。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は変位測定器に係り、詳しくはリフティングレバーでスピンドルを手動操作できる変位測定器に関する。
【0002】
【背景技術】
従来、被測定物の厚さを測定するダイヤルゲージとして、リフティングレバーでスピンドルを手動操作して変位を測定するものが知られている(例えば、特許文献1)。
図6に示すように、この公報のダイヤルゲージ40によれば、表示部41の中心部を貫通し、かつスライド自在となった測定ロッド55の一端に上挟持部55Aが設けられている。一方、表示部41の側辺には握持部45が取り付けられており、この握持部45の挟持溝45Aに、前記上挟持部55Aとの間で被測定物を挟み込んで厚さを測定する下挟持部46が設けられている。
測定ロッド55の一端は挟持溝45Aにあり、また、測定ロッド55の一端側において上挟持部55Aと握持部45との間には弾性手段56が設けられている。
【0003】
また、表示部41の側辺には、表示部41の側方に向けて延びる押圧部50が設けられている。この押圧部50の一部は、表示部41の側辺に形成された所定の開口部41Aから表示部の内部に延びるとともに、内部で測定ロッド55と連結されており、押圧部50を押したとき、測定ロッド55を、上挟持部55Aと下挟持部46とが離れる方向にスライドさせ、押圧部50を離したとき、弾性手段56により測定ロッド55が元の位置に戻り、上挟持部55Aが下挟持部46の表面に圧接するように構成されている。
【0004】
【特許文献1】
実用新案登録第3065835号公報
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
前記公報の厚さ測定用ダイヤルゲージ40では、表示部41の側辺に表示部41から側方に延びて押圧部50が設けられ、その一部は表示部41の内部に延びておりその一部を挿通させるため、また、押圧部50を所定範囲内で回動させるために、表示部41の側辺に形成した開口部41Aは長穴となっている。
そのため、この開口部41Aから細かい塵埃等が表示部41の内部に入り込み、精密測定に支障を及ぼすという問題がある。これは、表示部41の内部で押圧部50と測定ロッド55とを連結させる構造であるために生じるものである。
【0006】
そこで、この問題を解決しようと、例えば図7に示すようなダイヤルゲージ60の構造が考えられる。このダイヤルゲージ60では、測定ロッド(スピンドル)65と押圧部(リフティングレバー)70との連結を表示部(ゲージ本体)61の外側で行うようになっている。
すなわち、ゲージ本体61の側面には貫通タップ61Aが切られている。これに対して、リフティングレバー70は、枢支軸81によりレバー支持部材80に揺動自在に支持されている。リフティングレバー70の枢支軸81近傍には、取り付け穴70Aが形成されるとともに、レバー支持部材80の底面には、取り付け穴71Aと対応する貫通穴80Aがあけられている。レバー支持部材80のゲージ本体61への取り付けは、ビス76を、リフティングレバー70の取り付け穴71Aからレバー支持部材80の貫通穴80Aに通すとともに、ゲージ本体61の貫通タップ61Aにねじ込んで行われる。
【0007】
また、リフティングレバー70の一端には、端部が開口した長溝70Bが形成されている。これに対して、スピンドル65の操作端部65Bには、頭部26Aと鍔部26Bとを有するストッパねじ26が取り付けられるようになっている。そして、頭部26Aと鍔部26Bとの間に環状溝26Cが形成されている。
リフティングレバー70とスピンドル65との係合は、スピンドル65の操作端部65Bに取り付けられたストッパねじ26の環状溝26Cに、リフティングレバー70の長溝70Bを差し込んで行われる。
【0008】
しかしながら、以上のように、ゲージ本体61の側面に切った貫通タップ61Aを利用してリフティングレバー70を取り付ける場合、貫通タップ61Aにビス76をねじ込む前に細かい塵埃が侵入したり、ビス76をねじ込む際に貫通タップ61Aに残った切粉や、ビス76と貫通タップ61Aとの螺合時に生じる微細な粉塵等が侵入し、精密測定に支障が生じるという問題が生じる。また、リフティングレバー70を固定するために工具が必要となるとともに、作業に多くの手間がかかるという問題も生じる。
【0009】
本発明の目的は、防塵性の向上を図れるとともに、リフティングレバーを工具なしで容易に取り付けることが可能となる変位測定器を提供することである。
【0010】
【課題を解決するための手段】
請求項1に記載の変位測定器は、測定器本体に対して当該測定器本体を貫通して摺動可能に支持されることによって変位量を与えるスピンドルを、外部から操作されるリフティングレバーで強制シフトさせる変位測定器において、前記リフティングレバーの前記スピンドルと接触する駆動端部とは反対側を支持するレバー支持部材が、前記測定器本体の外周に設けられた係合部材に係合支持されていることを特徴とするものである。
【0011】
このような構成によれば、リフティングレバーがレバー支持部材に支持されており、このレバー支持部材は、測定器本体の外周に設けられた係合部材に係合支持される。これにより、リフティングレバーを測定器本体にビス等で直接取り付けるために測定器本体にタップ等を切らなくてもよくなり、細かい塵埃等が測定器本体内に侵入することがなくなるので、防塵性の向上を図ることができる。
また、レバー支持部材を係合部材に係合させるだけでレバー支持部材を係合部材に取り付けることができるので、リフティングレバーを工具なしで容易に取り付けることができる。
【0012】
この発明において、レバー支持部材と係合部材との係合はどのような方法によってもよい。例えば、レバー支持部材の底面部を断面コ字状に形成して係合部材の上面および側面上部を覆うように設け、係合部材の側面上部およびその側面上部に対向するレバー支持部材の底面部のいずれか一方に、円錐状のノッチを形成し、いずれか他方に出没自在な球体を上記ノッチに係合可能に設け、この球体とノッチとによりレバー支持部材と係合部材とが係合するようにしてもよい。
また、例えば断面四角形の係合部材の両側面に、係合部材の上面と平行な溝を切るとともに、レバー支持部材の底面部に、引っ掛け部を有する板バネでなる取り付け体を設け、引っ掛け部を上記溝に引っ掛けて係合させてもよい。
【0013】
請求項2に記載の変位測定器は、請求項1に記載の変位測定器において、前記レバー支持部材と前記係合部材との係合部は、前記レバー支持部材と前記係合部材とのいずれか一方に前記測定器本体の外周に沿って形成された溝部と、いづれか他方に形成され前記溝部に係合する突起部とで構成されるあり溝形状となっていることを特徴とするものである。
【0014】
このような構成によれば、リフティングレバーが支持されたレバー支持部材を係合部材に係合するには、突起部に溝部を嵌め込み、あるいは突起部を溝部に嵌め込んで行われるので、リフティングレバーを工具なしで、ワンタッチで容易に取り付けることができる。
【0015】
請求項3に記載の変位測定器は、請求項2に記載の変位測定器において、前記係合部材には、前記レバー支持部材が前記係合部材に係合されかつ所定距離スライドしたときこのレバー支持部材が前記係合部材から外れないようにする抜け防止部材が設けられていることを特徴とするものである。
【0016】
このような構成によれば、レバー支持部材が係合部材に係合されても抜け防止部材によって係合部材から外れないようになっているので、安心して測定に専念することができる。
【0017】
請求項4に記載の変位測定器は、請求項1ないし請求項3のいずれかに記載の変位測定器において、前記レバー支持部材は合成樹脂成形品とされていることを特徴とするものである。
【0018】
このような構成によれば、レバー支持部材を任意の形状に形成することができるとともに、同一形状のものを容易、かつ多量に製作することができるので、多くの変位測定器を必要とする際に、容易に対応することができる。
【0019】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図に基づいて説明する。
図1,2には、本発明に係る変位測定器の一実施形態が示されている。
本実施形態の変位測定器1は、ダイヤルゲージ10と、このダイヤルゲージ10を保持する保持枠15と、手動操作可能なリフティングレバー20とを備え、リフティングレバー20でスピンドル25を強制的にシフトさせる構成となっている。
【0020】
ダイヤルゲージ10は、保持枠15のほぼ上部に固定されており、この保持枠15は、ダイヤルゲージ10の下方位置に形成されている上顎部15Aと、この上顎部15Aと対向するとともに測定空間17を構成する下顎部15Bと、手の指を入れて掴むことができる把持部15Cとを有している。そして、下顎部15Bには、例えば樹脂シート等の被測定物を測定するために、そのシート等を載置可能とするアンビル16が設けられている。
【0021】
ダイヤルゲージ10は、表面に測定値を表す数字が記された測定器本体であるゲージ本体11を備えている。このゲージ本体11には、当該ゲージ本体11を貫通して前記スピンドル25がその長手方向に摺動可能に設けられている。このスピンドル25は、その測定端部25A側が前記測定空間17内において下顎部15Bの近傍まで延びる長さに形成されるとともに、測定端部25Aは、アンビル16の表面に圧接可能とされている。
【0022】
スピンドル25の測定端部25Aとは反対側の操作端部25Bには、前記リフティングレバー20の駆動端部20Aが係合されている。
すなわち、リフティングレバー20は、図2にも示すように、上記駆動端部20Aと、その反対側の手動端部20Bとを有している。また、リフティングレバー20とスピンドル25との係合は、スピンドル25の操作端部25Bに、前記ストッパねじ26をねじ込んで取り付け、ストッパねじ26の環状溝26Cに、リフティングレバー20の長溝20Dを差し込んで行うようになっている。
なお、リフティングレバー20の長溝20Dは、前記リフティングレバー70の長溝70Dとほぼ同じ形状に形成されている。
【0023】
リフティングレバー20の駆動端部20Aから反対側の手動端部20Bに至るほぼ中間部は、レバー支持部材30および係合部材35により揺動可能に支持されている。
レバー支持部材30は、例えば合成樹脂の成形品で形成されている。このレバー支持部材30の図2中上部位置には、前記リフティングレバー20のほぼ中間部に形成された肉厚の係止部20Eを貫通する枢支軸31が設けられ、この枢支軸31を支点として、前記リフティングレバー20が揺動可能となっている。
【0024】
このようなリフティングレバー20の駆動端部20Aを含む上面20Fは、側面視(図2中、紙面直交方向)で、前記枢支軸31を支点とする駆動端部20Aの任意摺動角度で常にスピンドル25の操作端部25Bと接触するように、駆動端部20Aの下方に曲率中心があるインボリュート曲面に形成されている。ただし、リフティングレバー20の駆動端部20Aにおいて、ストッパねじ26との接触面近傍を近似インボリュート曲面に形成してもよい。
【0025】
レバー支持部材30の底部には、図2,3に示すように、ゲージ本体11の外周に沿った方向に延びる、正面視で台形状のあり溝30Aが形成されている。
レバー支持部材30は、前述のように、係合部材35に固定されるようになっている。この係合部材35は、ゲージ本体11の外周に設けられるとともに、外周に沿った方向に所定寸法延び、かつ、前記あり溝30Aと係合する突起部35Aを有して形成されている。この突起部35Aは、断面台形状に形成されている。また、係合部材35は、例えば、ダイキャストにより、ゲージ本体11と一体成形されている。ただし、ゲージ本体11と別部材で形成し、溶着等でゲージ本体11に固定してもよい。
このようなレバー支持部材30を係合部材35に係合させるには、レバー支持部材30のあり溝30Aを係合部材35の突起部35Aに差し込んで突起部35Aの長さ分スライドさせて行う。
【0026】
係合部材35においてリフティングレバー20の手動端部20B側の端部には、レバー支持部材30を係合部材35に係合させたとき、レバー支持部材30が係合部材35から抜けないようにする抜け防止部材36が設けられている。この抜け防止部材36は、例えばブロック状とされ係合部材35と一体に形成されている。抜け防止部材36は、レバー支持部材30が係合部材35から抜けないようにする他、枢支軸31がずれるとストッパねじ26との接触状態が変化して、リフティングレバー20の上面をインボリュート曲線にし、滑らかな作動ができるようにした効果が薄れることをも防止するようになっている。
【0027】
リフティングレバー20、レバー支持部材30および係合部材35が以上のような構成となっているので、リフティングレバー20の駆動端部20Aをスピンドル25の操作端部25Bに係合させ、リフティングレバー20の中間部をレバー支持部材30で支持させるとともに、レバー支持部材30を係合部材35に取り付けておいて、図1に示すように、リフティングレバー20の手動端部20Bを矢印A方向(下向き)に押すと、枢支軸31を支点としてリフティングレバー20の駆動端部20Aが矢印B方向(上向き)に揺動し、それに連れて、スピンドル25が図1,2中において上方にシフトされることになる。
【0028】
次に、以上のような構成の変位測定器1の使用方法を説明する。
まず、スピンドル25の測定端部25Aとアンビル16の表面との圧接状態、つまり、寸法表示が零となっていることを確認しておく。
次いで、保持枠15の把持部15Bを握り、リフティングレバー20の手動端部20Bを矢印A方向に押す。すると、枢支軸31を支点にしてリフティングレバー20の駆動端部20Aが矢印B方向に揺動し、それに連れて、リフティングレバー20と係合しているスピンドル25が上昇する。
【0029】
その結果、スピンドル25の測定端部25Aとアンビル16の表面との間に隙間が形成されるので、樹脂シート等の被測定物を測定空間17において、アンビル16の表面に載せておいて測定を開始する。測定に際しては、リフティングレバー20の手動端部20Bを矢印Aとは反対方向に押すと、上述と逆の動作により、スピンドル25がアンビル16側に移動し、スピンドル25の測定端部25Aが被測定物を挟んでアンビル16の表面に圧接される。このときの寸法を読み込むことで、被測定物の厚さが測定される。
【0030】
以上のような構成の変位測定器1によれば、次のような効果がある。
(1) リフティングレバー20がレバー支持部材30に支持され、このレバー支持部材30は、ゲージ本体11の外周に設けられた係合部材35に係合支持されている。そのため、リフティングレバー20をゲージ本体11にビス等で直接取り付けるためにゲージ本体11にタップ等を切らなくてもよくなり、細かい塵埃等がタップ穴からゲージ本体11内に侵入することがなくなるので、防塵性の向上を図ることができる。
【0031】
(2) レバー支持部材30と係合部材35との係合部は、レバー支持部材30にゲージ本体11の外周に沿って形成されたあり溝30Aと、係合部材35に形成され上記あり溝30Aに係合する突起部35Aとで構成されるあり溝形状となっているので、突起部35Aにあり溝30Aを嵌め込めばよく、リフティングレバー20をゲージ本体11に、工具なしで、かつワンタッチで容易に取り付けることができる。
【0032】
(3) 係合部材35の端部には、抜け防止部材36が設けられており、レバー支持部材30のあり溝30Aを係合部材35の突起部35Aに嵌め込んでスライドしても、抜け防止部材36でストップされて抜けないので、安心して測定に専念することができる他、枢支軸31がずれないので、リフティングレバー20とストッパねじ26との接触状態が変化することがない。従って、リフティングレバー20の上面をインボリュート曲線にした効果、すなわち、滑らかな作動が可能となる。
【0033】
(4) レバー支持部材30は合成樹脂成形品とされているので、レバー支持部材30を任意の形状に形成することができるとともに、同一形状のものを容易、かつ多量に製作することができ、これにより、多くの変位測定器を必要とする際に、容易に対応することができる。
【0034】
(5) リフティングレバー20の駆動端部20Aを含む上面20Fは、枢支軸31を支点とする駆動端部20Aの任意摺動角度で常にスピンドル25の操作端部25Bと接触するように、駆動端部20Aの下方に曲率中心があるインボリュート曲面に形成されているので、リフティングレバー20の作動端部20Bを押し下げたり、押し上げたりする際、スピンドル25の操作端部25Bとリフティングレバー20の駆動端部20Aとの接触がスムーズとなり、作動性の向上を図ることができる。
【0035】
なお、本発明の変位測定器1は、上記の実施形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において、種々の変更を加え得ることはもちろんである。
例えば、前記実施形態では、リフティングレバー20とレバー支持部材30との取り付けは、リフティングレバー20の肉厚となった係止部20Eに枢支軸31を貫通させて行っているが、これに限らず、図4に示すようにしてもよい。すなわち、リフティングレバー20のレバー支持部材30に対応する部位を、断面コ字状になった係止部20Gに形成して、この係止部20Gでレバー支持部材30を覆うようにし、係止部20Gとレバー支持部材30とを枢支軸31で結合してもよい。
【0036】
また、前記実施形態では、レバー支持部材30と係合部材35との係合は、レバー支持部材30の底面にあり溝30Aが形成され、係合部材35に突起部35Aを形成して、あり溝30Aと突起部35Aとにより行っており、突起部35Aは係合部材35の全長にわたって形成されていたが、これに限らない。例えば、図5に示すように、突起部350Aを係合部材350の長さの途中まで形成した形状としてもよい。この場合、突起部350Aの奥側端部がストッパ部360となっている。
このような構成では、係合部材350にストッパ部360が形成されているので、前記実施形態でのストッパ部材36が不要となり、省部材化を図れる。
【0037】
さらに、前記実施形態では、ブロック状の抜け防止部材36が係合部材35に設けられており、レバー支持部材30が係合部材35から抜け防止部材36側に抜けないようになっているが、これに限らず、抜け防止部材を、測定圧を大きくする逆押し測定ができるような構成としてもよい。
すなわち、係合部材を、前記図5に示すストッパ部360を有する係合部材350とし、レバー支持部材に抜け防止部材を固定してある。図示しないが、この抜け防止部材は、上記ストッパ部360に係合・離脱可能なフック部を有し、このフック部には連結部を経て押圧部が連続し、抜け防止部材はレバー支持部材側が開口した断面コ字状に形成されている。
このような構成の抜け防止部材は、押圧部を押すと、フック部が撓んでストッパ部360との係合が外れるため、レバー支持部材を係合部材から外すことができ、フック部がストッパ部360に引っ掛かって係合しているときは、リフティングレバー20の手動端部20Bを、図1の矢印Aとは反対方向に押して測定圧を大きくして測定する、いわゆる逆押し測定を行う際、レバー支持部材30が係合部材35からスピンドル25側に抜けることを防止することができる。
【0038】
また、前記実施形態では、レバー支持部材30と係合部材35との係合は、レバー支持部材30の底面にあり溝30Aが形成され、係合部材35に突起部35Aを形成して、あり溝30Aと突起部35Aとにより行っていたが、これに限らず、両者を逆にして、つまりレバー支持部材30に突起部を設け、係合部材35にあり溝30Aを形成してもよい。
【0039】
また、前記実施形態でのあり溝形状は、断面台形状の突起部35Aと、それに合う溝であったが、溝と突起部との形状はどのような形状でもよい。例えば断面T字状でもよく、断面丸状の突起部とそれに合う溝でもよい。
【0040】
さらに、前記実施形態の変位測定器1では、保持枠15の握り部の上方にリフティングレバー20の手動端部20Bが配置され、保持枠15の左側に寸法を表示する表示部が配置されており、つまり右利きの人が使用しやすいように構成されているが、これに限らない。表示部の左側に保持枠15の握り部およびリフティングレバー20の手動端部20Bが配置されるように構成し、つまり左利きの人が使用しやすいように構成してもよい。
【0041】
【発明の効果】
以上に説明したように、本発明の変位測定器によれば、防塵性の向上を図れるとともに、リフティングレバーを工具なしで容易に取り付けることが可能となるという優れた効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る変位測定器の一実施形態を示す全体図である。
【図2】前記実施形態の要部を示す詳細図である。
【図3】図1におけるIII図である。
【図4】前記実施形態の変形形態を示す図である。
【図5】前記実施形態の他の変形形態を示す図である。
【図6】従来技術を示す図である。
【図7】他の従来技術を示す図である。
【符号の説明】
1 変位測定器
10 ダイヤルゲージ
11 ゲージ本体(測定器本体)
15 保持枠
20 リフティングレバー
20A 駆動端部
20B 手動端部
25 スピンドル
25A 測定端部
25B 操作端部
26 ストッパねじ
30 レバー支持部材
31 枢支軸
35 係合部材
35A 突起部
36 抜け防止部材

Claims (4)

  1. 測定器本体に対して当該測定器本体を貫通して摺動可能に支持されることによって変位量を与えるスピンドルを、外部から操作されるリフティングレバーで強制シフトさせる変位測定器において、
    前記リフティングレバーの前記スピンドルと接触する駆動端部とは反対側を支持するレバー支持部材が、前記測定器本体の外周に設けられた係合部材に係合支持されていることを特徴とする変位測定器。
  2. 請求項1に記載の変位測定器において、
    前記レバー支持部材と前記係合部材との係合部は、前記レバー支持部材と前記係合部材とのいずれか一方に前記測定器本体の外周に沿って形成された溝部と、いづれか他方に形成され前記溝部に係合する突起部とで構成されるあり溝形状となっていることを特徴とする変位測定器。
  3. 請求項2に記載の変位測定器において、
    前記係合部材には、前記レバー支持部材が前記係合部材に係合されかつ所定距離スライドしたときこのレバー支持部材が前記係合部材から外れないようにする抜け防止部材が設けられていることを特徴とする変位測定器。
  4. 請求項1ないし請求項3のいずれかに記載の変位測定器において、
    前記レバー支持部材は合成樹脂成形品とされていることを特徴とする変位測定器。
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