JP2004284835A - 燃料改質システム - Google Patents

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隆晟 伊藤
Kazuhiro Wakao
和弘 若尾
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計宏 桜井
Hiroki Ichinose
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Abstract

【課題】燃料と空気との混合気を効率よく改質すると共に、改質停止後に改質触媒等を効率よく冷却可能な燃料改質システムの提供。
【解決手段】炭化水素系燃料と空気との混合気を改質し、COおよびHを含む改質ガスを生成する燃料改質システムFRSは、混合気を改質するための改質触媒を含む改質反応部23と、改質反応部23に空気を供給するためのバイパス管L2と、改質反応部23に燃料を供給するための燃料噴射弁15とを備える。燃料改質システムFRSでは、改質反応部23における改質反応を停止させた後にも、バイパス管L2から改質反応部23に空気が供給されるようにECU30によってエアポンプ11および開閉弁12が制御される。
【選択図】 図4

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、燃料と空気との混合気を改質する燃料改質システムに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来から、改質触媒を含む改質器を備え、この改質器で燃料を水と共に改質して得た改質ガスと空気との混合気を燃焼室内で燃焼させるエンジンが知られている(例えば、特許文献1参照。)。このエンジンでは、エンジン停止後であっても改質器に燃料と水とが供給され、エンジン停止後に、改質器にて余熱を利用した水蒸気改質反応が実行される。そして、エンジン停止後に改質器にて生成された改質ガスは、改質ガス貯蔵タンクに貯蔵され、その後、エンジンの再始動時等に利用される。ここで、水蒸気改質反応は吸熱反応であることから、このように、エンジン停止後に改質器にて改質ガスを生成することにより、改質器内の温度を速やかに低下させると共に、エンジンルーム内の温度上昇を抑制することが可能となる。
【0003】
なお、この種の分野に属する技術として、吸気管の内部に燃料噴射弁よりも上流側に位置するように配置された改質触媒を備えたエンジンも知られている(例えば、特許文献2参照。)。
【0004】
【特許文献1】
特開2001−241365号公報
【特許文献2】
特開平4−58064号公報
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、エンジン停止後に改質器に燃料と水とを供給して改質ガスを生成することにより改質器内の温度を低下させるという手法は、基本的に、吸熱反応である水蒸気改質反応を前提としたシステムにしか適用され得ないものである。その一方で、ガソリン等の炭化水素系燃料から、COおよびHを含む改質ガスを得る燃料改質システムでは、改質触媒における反応温度は、およそ700〜1000℃にも達するが、このような燃料改質システムや、それが適用されるエンジンにおいても、改質停止時には、改質触媒等を速やかに冷却して熱害を防止する必要がある。
【0006】
そこで、本発明は、燃料と空気との混合気を効率よく改質可能であると共に、改質停止後に改質触媒等を効率よく冷却可能な燃料改質システムの提供を目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明による燃料改質システムは、燃料と空気との混合気を改質するための燃料改質システムにおいて、混合気を改質するための改質触媒を含む改質反応部と、改質反応部に空気を供給するための空気供給路と、改質反応部に燃料を供給するための燃料供給手段と、改質反応部における改質反応を停止させた後に、空気供給路から改質反応部に空気が供給されるようにする制御手段とを備えることを特徴とする。
【0008】
この燃料改質システムでは、改質反応部における改質反応を停止させた後に、例えば所定時間だけ空気供給路から改質反応部への空気の供給が継続される。これにより、この燃料改質システムでは、改質停止後に、この種のシステムが元来備える空気供給路を利用して改質触媒等を効率よく冷却することが可能となる。
【0009】
また、本発明の燃料改質システムは、空気供給路から燃料供給手段に向けて空気を送出可能であると好ましい。
【0010】
このような構成を採用することにより、改質停止後に燃料供給手段が高温に曝されることを防止して、その耐久性を良好に保つことができる。
【0011】
【発明の実施の形態】
以下、図面と共に本発明による燃料改質システムの好適な実施形態について詳細に説明する。
【0012】
図1および図2は、本発明による燃料改質システムFRSを説明するための概略構成図である。これらの図面のうち、図1は、本実施形態に係る燃料改質システムFRSが適用された車両Cを示している。この車両Cは、走行用駆動源として、エンジン(内燃機関)1を有する。エンジン1は、エンジンブロック2に形成された燃焼室3の内部で燃焼成分を含む混合気を燃焼させ、燃焼室3内でピストン4を往復移動させることにより動力を発生するものである。なお、本実施形態において、エンジン1は、図2からわかるように4気筒エンジンとして構成されている(ただし、図1には、1気筒のみが示される)。
【0013】
各燃焼室3の吸気ポートは、吸気マニホールド5を構成する吸気管5aにそれぞれ接続され、各燃焼室3の排気ポートは、排気マニホールド6を構成する排気管6aにそれぞれ接続されている。また、エンジン1のシリンダヘッドには、吸気ポートを開閉する吸気弁Viと、排気ポートを開閉する排気弁Veとが各燃焼室3ごとに配設されている。各吸気弁Viおよび各排気弁Veは、例えば、可変バルブタイミング機能を有する動弁機構(図示省略)によって開閉させられる。更に、エンジン1のシリンダヘッドには、複数の点火プラグ7が各燃焼室3内に臨むように配設されている。また、排気マニホールド6は、図示されない触媒装置(三元触媒)に接続されている。
【0014】
図1および図2からわかるように、吸気マニホールド5を構成する各吸気管5aは、サージタンク8に接続されており、吸気マニホールド5(各吸気管5a)とサージタンク8とは、エンジン1の吸気系統を構成する。また、サージタンク8には、給気管L1が接続されており、給気管L1は、エアクリーナ9を介して図示されない空気取入口に接続されている。そして、給気管L1の中途(サージタンク8とエアクリーナ9との間)には、スロットルバルブ(本実施形態では、電子スロットル)10が組み込まれている。
【0015】
更に、給気管L1には、エアクリーナ9とスロットルバルブ10との間に位置するようにエアフローメータAFMが設置されている。そして、給気管L1からは、スロットルバルブ10とエアフローメータAFMとの間に定められた分岐部BPにおいてバイパス管(空気供給路)L2が分岐されている。バイパス管L2は、その中途に分岐部BP側から順番にエアポンプ11と開閉弁12とを有し、その先端(分岐部BP側の端部と反対側の端部)は、本発明による燃料改質システムFRSの改質器20に接続されている。なお、開閉弁12としては、電磁弁またはモータ弁等が採用される。
【0016】
燃料改質システムFRSは、図2に示されるように、改質器20、バイパス管(空気供給路)L2、エアポンプ11、開閉弁12および燃料噴射弁15等を含む。燃料噴射弁15は、図示されない燃料ポンプを介して燃料タンクに接続されており、ガソリン等の炭化水素系燃料を噴射可能なものである。また、改質器20は、図2に示されるように、両端が閉鎖された筒状の本体21を有し、この本体21の一端部(図2における右側端部)には、燃料噴射弁15が接続される。
【0017】
図3に示されるように、燃料噴射弁15は、改質器20の本体21に接続された弁収容部22の内部に収容されている。そして、弁収容部22には、当該弁収容部22内の燃料噴射弁15の燃料噴射孔15a近傍に空気が吹き込まれるように、エアポンプ11および開閉弁12を含むバイパス管L2の先端が接続されている。すなわち、バイパス管L2は、燃料噴射弁15(燃料噴射孔15a)に対して側方から空気を吹き付けるように弁収容部22に接続されている。
【0018】
また、燃料噴射弁15の先端には、ノズル部材16が接続されている。ノズル部材16は、その径方向に放射状に形成された複数の空気噴孔16aと、その軸方向に延びるように形成されて各空気噴孔16aと連通する空燃混合室16bとを有する。ノズル部材16の空燃混合室16bは、図3に示されるように、改質器20の本体21の内部と連通している。そして、弁収容部22と燃料噴射弁15およびノズル部材16との間には、燃料や空気の外部への漏洩を防止するためにOリング17a,17bが介設されている。
【0019】
一方、改質器20の本体21の内部には、改質反応部23が画成されており、改質反応部23には、例えばジルコニアにロジウムを担持させた改質触媒が配置されている。また、図2に示されるように、改質反応部23の例えば上流側端部(弁収容部22側の端部)には、電熱器等のプレヒータPHが配置されている。更に、改質器20の本体21の内部には、改質ガス分配室(改質ガス供給部)24が画成されている。改質ガス分配室24は、改質反応部23を挟んで弁収容部22の反対側、すなわち、改質反応部23の下流側に位置する。
【0020】
また、改質器20の本体21には、図1および図2に示されるように、エンジン1の燃焼室3の数(本実施形態では、4室)に応じた本数の管路25の一端が改質ガス分配室24と連通するように接続されている。そして、各管路25の他端は、図1および図2からわかるように、対応する1本の吸気管5aに接続されている。これにより、エンジン1の各燃焼室3の吸気ポートは、吸気管5aおよび管路25を介して改質ガス分配室24の内部と連通可能となる。
【0021】
さて、本発明による燃料改質システムFRSが適用された車両Cのエンジン1は、図1に示されるように、制御手段として機能する電子制御ユニット(以下「ECU」という)30を備える。ECU30は、何れも図示されないCPU、ROM、RAM、入出力ポートおよび記憶装置等を含むものである。このECU30には、上述の点火プラグ(イグナイタ)7、図示されない動弁機構、スロットルバルブ10、エアポンプ11、開閉弁12、燃料噴射弁15、プレヒータPHおよびエアフローメータAFM等が接続されており、ECU30は、エンジン1の運転状態を検出する各種センサの検出値や、各種制御プログラム、マップ等に従ってこれらの機器類を制御する。
【0022】
次に、図4を参照しながら、本発明による燃料改質システムFRSの動作について説明する。
【0023】
上述のような燃料改質システムFRSが適用された車両Cのエンジン1を始動させる場合、ECU30は、まず、図4における時刻tにおいて、改質器20に対する混合気の供給に先立って、改質器20のプレヒータPHを作動させる。これにより、改質器20の改質反応部23における改質触媒の温度(触媒床温)が徐々に上昇していく。そして、ECU30は、プレヒータPHの作動開始後、所定の時間が経過した段階(図4における時刻t)で、燃料噴射弁15を作動させて改質器20に対する燃料噴射を開始させる。これと同時に、ECU30は、開閉弁12を開放させると共に、エアポンプ11を作動させ、改質器20に対するバイパス管L2からの空気供給を開始させる。
【0024】
この場合、エアポンプ11から吐出された空気は、バイパス管L2から弁収容部22内の燃料噴射弁15の燃料噴射孔15a近傍に送り込まれ、ノズル部材16の各空気噴孔16aを介して空燃混合室16bに達する。そして、バイパス管L2からの空気は、ノズル部材16の空燃混合室16bにて、燃料噴射孔15aから噴射される燃料と混ざり合い、改質器20の本体21の内部に流れ込む。
【0025】
本体21の内部に導入された混合気は、プレヒータPHによって予熱されている改質反応部23へと流れ込み、改質反応部23では、改質触媒により炭化水素系燃料と空気とが反応させられ、次の(1)式にて表わされる部分酸化反応が進行する。
+(m/2)O → mCO+(n/2)H …(1)
そして、上記(1)式の反応が進行することにより、燃焼成分であるCOおよびHを含む改質ガスが生成され、得られた改質ガスは、改質ガス分配室24から、管路25を介して、各吸気管5aの内部に供給される。
【0026】
また、サージタンク8内には、ECU30によって開度調整される給気管L1のスロットルバルブ10を介して空気が導入され、サージタンク8内の空気は、各吸気管5a内に分配される。従って、改質ガス分配室24から各吸気管5a内に導入された改質ガスは、吸気管5a内で空気と混ざり合った後、各燃焼室3内に吸入される。そして、各燃料室3に改質ガスと空気との混合気が供給され、所定のタイミングで各点火プラグ7が点火されると、各燃焼室3内で燃焼成分であるCOおよびHが燃焼してピストン4を往復移動させる。これにより、エンジン1は、エアポンプ11および燃料噴射弁15等が作動を開始してから所定の時間が経過した図4における時刻tから、その作動を開始し、トルクコンバータ、変速機、デファレンシャル機構等を含むトランスアクスルTを介して車輪Wを回転駆動することになる。
【0027】
なお、本実施形態では、改質器20への空気がエアフローメータAFMの下流側で給気管L1から取り出され、エアフローメータAFMの指示値がエンジン1の総吸入空気量を示すことから、各燃焼室3における空燃比制御は良好に実行され得る。また、図4からわかるように、ECU30は、エンジン1が始動した後、所定時間が経過して改質触媒の温度が十分に上昇した段階(図4における時刻t)で、プレヒータPHを停止させる。
【0028】
一方、図4における時刻tにて、エンジン1を停止させたり、あるいは、各吸気管5aまたは各燃焼室3に対して装備された図示されない燃料噴射弁から燃料を噴射させてエンジン1を作動させたりするために、改質器20の改質反応部23における改質反応を停止させるべき旨の指令が発せられた場合、ECU30は、改質器20に対する燃料噴射弁15からの燃料噴射を停止させる。これにより、改質器20に対する炭化水素系燃料の供給が断たれるので、改質反応部23における改質反応は徐々に停止されていく。
【0029】
ここで、改質反応部23にて(1)式の部分酸化反応(発熱反応)が進行する際、改質反応部23の温度(改質触媒の温度)は、およそ700〜1000℃に達する。従って、燃料改質システムFRSでは、図4における時刻tにて改質器20に対する燃料(混合気)の供給を停止させた後、しばらくの間、特に改質器20の改質反応部23の周辺が高温に曝されることになる。従って、改質反応部23における改質反応を停止させた後(時刻t以後)には、改質反応部23周辺の熱害を防止すべく、速やかに改質反応部23の改質触媒等を冷却する必要がある。
【0030】
この点に鑑みて、燃料改質システムFRSでは、図4に示されるように、燃料噴射弁15からの燃料噴射を停止させた際(時刻t)、ECU30は、開閉弁12を開放させたままで、エアポンプ11をそのまま作動させる。すなわち、燃料改質システムFRSでは、改質反応部23における改質反応を停止させた後、所定時間だけ(図4における時刻tまで)、バイパス管L2から改質反応部23への空気の供給が継続される。これにより、燃料改質システムFRSでは、改質停止後に、この種のシステムが元来備える空気供給路(バイパス管L2)を利用して改質器20の本体21や、改質反応部23の改質触媒等を効率よく冷却することが可能となる。
【0031】
また、燃料改質システムFRSでは、上述のように、空気が、バイパス管L2から弁収容部22内の燃料噴射弁15の燃料噴射孔15a近傍に送り込まれ、ノズル部材16の各空気噴孔16aおよび空燃混合室16bを介して、改質器20の内部(改質反応部23等)に達する。従って、改質停止後に、燃料噴射弁15にはバイパス管L2からの空気が吹き付けられるので、燃料噴射弁15が高温に曝されることを防止して、燃料噴射弁15の耐久性を良好に保つことが可能となる。
【0032】
更に、改質停止後に燃料噴射弁15をバイパス管L2からの空気によって冷却することにより、改質停止後等に、改質反応部23からの高熱により燃料噴射弁15の内部で燃料が蒸発してベーパーロックを生じさせることを防止することができるので、燃料噴射弁15の再始動時における始動不良を確実に抑制することが可能となる。また、この場合、改質停止後等に、改質反応部23からの高熱により燃料噴射弁15内に残留した燃料の軟質分が蒸発することが抑制されるので、燃料噴射弁15に燃料中の高沸点成分からなるデポジットが付着することも確実に防止することができる。
【0033】
なお、図5に示されるように、改質反応部23における改質反応を停止させるに際しては、図5に示されるような処理が行なわれてもよい。図5に示される例では、改質器20の改質反応部23における改質反応を停止させるべき旨の指令が発せられた際(時刻t)に、ECU30は、燃料噴射弁15からの燃料噴射と、エアポンプ11による空気供給とを停止させる一方、時刻tから所定時間だけ(図5における時刻tまで)、開閉弁12を開放されたままに維持する。
【0034】
この場合、それぞれ管路25を介して改質器20の改質ガス分配室24と連通している各吸気管5aの内部は負圧になっているので、バイパス管L2の内部の空気は、開閉弁12、ノズル部材16等を介して改質器20の内部へと吸い入れられて(供給されて)いくことになる。これにより、図5に示される手順によっても、改質反応部23における改質反応を停止させた後に、バイパス管L2から改質反応部23へと空気が供給されるようにして、燃料噴射弁15、改質器20の本体21、および、改質反応部23の改質触媒等を効率よく冷却することが可能となる。
【0035】
また、上述の例では、燃料噴射弁15の先端に、空気噴孔16aおよび空燃混合室16bを有するノズル部材16が接続されているが、これに限られるものではない。すなわち、図6に示されるように、ノズル部材16を省略する一方、弁収容部22の内部に、燃料噴射弁15からの燃料と、バイパス管L2からの空気とを混合させるための空燃混合室22aを画成してもよい。この場合、バイパス管L2は、燃料噴射弁15(燃料噴射孔15a)に対して側方から空気を吹き付けることができるように、できるだけ燃料噴射弁15に近接させた状態で弁収容部22の空燃混合室22aに接続されると好ましい。
【0036】
【発明の効果】
以上説明されたように、本発明によれば、燃料と空気との混合気を効率よく改質可能であると共に、改質停止後に改質触媒等を効率よく冷却可能な燃料改質システムの実現が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による燃料改質システムを説明するための概略構成図である。
【図2】本発明による燃料改質システムを説明するための概略構成図である。
【図3】本発明による燃料改質システムを説明するための拡大断面図である。
【図4】図1に示されるエンジンの動作を説明するためのタイムチャートである。
【図5】図1に示されるエンジンの動作の他の例を説明するためのタイムチャートである。
【図6】本発明による燃料改質システムの変形例を説明するための拡大断面図である。
【符号の説明】
1 エンジン
3 燃焼室
5 吸気マニホールド
8 サージタンク
10 スロットルバルブ
11 エアポンプ
12 開閉弁
15 燃料噴射弁
15a 燃料噴射孔
16 ノズル部材
16a 空気噴孔
16b,22a 空燃混合室
20 改質器
22 弁収容部
23 改質反応部
24 改質ガス分配室
25 管路
30 ECU
AFM エアフローメータ
C 車両
FRS 燃料改質システム
L1 給気管
L2 バイパス管
PH プレヒータ

Claims (2)

  1. 燃料と空気との混合気を改質するための燃料改質システムにおいて、
    前記混合気を改質するための改質触媒を含む改質反応部と、
    前記改質反応部に空気を供給するための空気供給路と、
    前記改質反応部に燃料を供給するための燃料供給手段と、
    前記改質反応部における改質反応を停止させた後に、前記空気供給路から前記改質反応部に空気が供給されるようにする制御手段とを備えることを特徴とする燃料改質システム。
  2. 前記空気供給路から前記燃料供給手段に向けて空気を送出可能であることを特徴とする請求項1に記載の燃料改質システム。
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