【０００１】
【発明の属する技術分野】
本発明は、自動車ドアのいわゆるベルトラインに沿って設けられ、ドアガラスに摺接するベルトラインインナーウエザーストリップの取付構造に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】
従来、図４に示すように、自動車のドアの内側にベルトラインに沿って設けられ、昇降動するドアガラスに摺接するベルトラインインナーウエザーストリップ２０は、図５に示すように、その断面略逆Ｕ字状の狭持部２１を、金属製ドアパネルのインナー側２２に挟み付けることにより取付けている。
【０００３】
近年、自動車の分野においても、生産性の向上を図るために、複数の部品を統合化するモジュール化が積極的に進められており、ベルトラインインナーウエザーストリップもその例外ではない。
このベルトラインインナーウエザーストリップをモジュール化するためには、同じくドアパネルに取付けられるグラスランと一体化する手段が考えられる。しかし、この手段は、二箇所において成形型で連結する必要があるので、コストが嵩むといった問題が生じる。
【０００４】
そこで、ドアパネルのインナー側（ドアパネルインナー）を樹脂製とし、かつ、ベルトラインインナーウエザーストリップを取付けることが可能な構造とし、両者を、組立てラインに搬入する前に一体化することが考えられる。
この構造によれば、成形型を使用しないで、ベルトラインインナーウエザーストリップを、ドアパネルインナーに容易に取付けることができるのでコストを抑えることができる。
【０００５】
この場合、先に、ベルトラインインナーウエザーストリップを樹脂製のドアパネルインナーに取付け、その後、当該ドアパネルインナーに金属製のドアパネルアウターを結合しても良いし、また、最初に、ドアパネルインナーとドアパネルアウターを結合し、その後、ベルトラインインナーウエザーストリップをドアパネルインナーに取付けても良い。
【０００６】
ベルトラインインナーウエザーストリップとドアパネルインナーをモジュール化する具体的な構造としては、図６に示すものが考えられる。
また、これまでに、ベルトラインインナーウエザーストリップをドアパネルインナーに固着するという技術も創案されている（例えば、特許文献１参照）。
【０００７】
【特許文献１】
実開昭６２−９７８６７号公報（第４頁、第２、３図）
【０００８】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、図６に示す従来技術では、ドアパネルインナー２３に複数の孔２３ａを長手方向に沿って穿設する必要があると共に、ベルトラインインナーウエザーストリップ２４にも、その孔２３ａに嵌入する複数の突起２４ａを設ける必要がある。
この突起２４ａは、押出成形したベルトラインインナーウエザーストリップ２４に断続的に切欠き加工を施すことによって形成する必要があるため、成形が厄介でコストが嵩むといった問題がある。
【０００９】
また、特許文献１に示す技術では、インナーウエザーストリップをドアパネルインナーに単に固着しているに過ぎないので、組付き力が弱いと言った問題がある。
【００１０】
そこで、本発明の目的とするところは、構造が簡易で組付き力が強く、容易に取付けることができ、コストの廉価なベルトラインインナーウエザーストリップの取付構造を提供することにある。
【００１１】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するために、本発明の請求項１に記載のベルトラインインナーウエザーストリップの取付構造は、自動車のベルトライン（ＢＬ）に沿って、樹脂製のドアパネルインナー（１）の車外側面に、本体部（１１）からドアガラス（Ｇ）に摺接するシールリップ（１５）を横設してなるベルトラインインナーウエザーストリップ（１０）を取付けた構造であって、前記ベルトラインインナーウエザーストリップ（１０）の本体部（１１）の上部から、車内側に向けて組付凸部（１２）を突設し、当該組付凸部（１２）を、前記ドアパネルインナー（１）の上部に、車内側に向けて形成した断面コの字状の組付凹部（２）に圧入するとともに、前記本体部（１１）の下部を、前記ドアパネルインナー（１）の車外側面に両面接着テープ（１７）または超音波溶着で固着してなることを特徴とする。
【００１２】
また、請求項２に記載のベルトラインインナーウエザーストリップの取付構造は、前記組付凸部（１２）および組付凹部（２）に代えて、前記ベルトラインインナーウエザーストリップ（１０）の本体部（１１）の上部に鉤部（１３）を形成し、当該鉤部（１３）を、前記ドアパネルインナー（１）の上端部に係合してなることを特徴とする。
【００１３】
さらに、請求項３に記載のベルトラインインナーウエザーストリップの取付構造は、前記両面接着テープ（１７）または超音波溶着に代えて、前記ベルトラインインナーウエザーストリップ（１０）の本体部（１１）の下部に引掛け片（１４）を上向きに突設し、当該引掛け片（１４）を、前記ドアパネルインナー（１）に下向きに突設した垂下片（３）に係合させてなることを特徴とする。
【００１４】
なお、カッコ内の記号は、図面および後述する発明の実施の携帯に記載された対応要素または対応事項を示す。
【００１５】
本発明の請求項１に記載のベルトラインインナーウエザーストリップの取付構造によれば、ベルトラインインナーウエザーストリップの本体部の上部に、車内側に向けて横設した組付凸部を、ドアパネルインナーの上部に、車内側に向けて形成したコの字状の組付凹部に圧入するとともに、さらに、本体部の下部を、ドアパネルインナーに両面接着テープまたは超音波溶着で固着したので、構造が簡易で組付き力が強く、かつ取付けが容易で、コストの廉価な取付構造とすることができる。
【００１６】
すなわち、図６に示す従来技術のように突起や孔を形成する必要がないので簡易な構造とすることができ、また、特許文献１に記載の従来技術のように固着のみでなく、組付凸部を組付凹部に圧入して取付けるので組付き力が強く、かつ取付けが容易である。
従って、製造コストを廉価に抑えることができる。
【００１７】
また、請求項２に記載の発明によれば、請求項１に記載の発明の作用効果に加えて、組付凸部および組付凹部に代えて、ベルトラインインナーウエザーストリップの本体部の上部に鉤部を形成し、その鉤部を、ドアパネルインナーの上端部に係合させるようにしたので、ドアパネルインナーに特別の組付け構造を形成する必要がない。
従って、より簡易な構造で、コストの廉価な取付構造とすることができる。
【００１８】
さらに、請求項３に記載の発明によれば、請求項１または２に記載の発明の作用効果に加えて、ベルトラインインナーウエザーストリップの本体部の下部に上向きに突設した引掛け片を、ドアパネルインナーに下向きに突設した垂下片に係合させるようにしたので、さらに取付けの容易な取付構造とすることができる。
【００１９】
【発明の実施の形態】
（第一実施形態）
図１および図４を参照して、本発明の第一実施形態に係るベルトラインインナーウエザーストリップの取付構造について説明する。図１は、本実施形態に係る取付構造を示すもので、図４のＡ−Ａ線断面図に相当するものである。従来例で示したものと同一部分には同一符合を付した。
【００２０】
本発明の第一実施形態に係るベルトラインインナーウエザーストリップの取付構造は、自動車のベルトラインＢＬに沿って、樹脂製のドアパネルインナー１の車外側面に、本体部１１からドアガラスＧの車内側面に摺接する断面舌状のシールリップ１５を上下２本（特にその数が限定されるものではない）、横設したゴム製又は樹脂製のベルトラインインナーウエザーストリップ１０を取付けたものである。なお、ドアガラスＧの車外側面は、ドアパネルアウター４に設けたアウターウエザーストリップ５のリップ部６が摺接する。
【００２１】
ベルトラインインナーウエザーストリップ１０の本体部１１の上端部には、車内側に向けて組付凸部１２を横設し、ドアパネルインナー１の上端部には、おなじく車内側に向けて断面コの字状の組付凹部２を形成している。
そして、組付凸部１２を組付凹部２に圧入し、ベルトラインインナーウエザーストリップ１０の上端部を、ドアパネルインナー１に強固に組付けている。
この組付凸部１２は複数の係止リップ１２ａを備えており、組付凹部２に対する組付きを容易かつ強固なものとしている。また、本体部１１の上端面にはドアトリムＴに弾接する小リップ１６を立設している。
【００２２】
また、ベルトラインインナーウエザーストリップ１０の本体部１１の下端部を、ドアパネルインナー１に両面接着テープ１７で固着し、当該ベルトラインインナーウエザーストリップ１０の下端部をドアパネルインナー１に強固に固定している。なお、両面接着テープ１７に代えて、超音波溶着によって固着することも、あるいは両者を併用することもできる。
【００２３】
このベルトラインインナーウエザーストリップの取付構造は、その上端部においては組付凸部１２を組付凹部２に圧入して組付け、また、下端部においては両面接着テープ１７によって固着しているので、従来技術のように突起や孔を形成する必要がなく、よって、簡易な構造で組付き力が強く、かつ、取付けが容易でコストの廉価な取付構造とすることができる。
【００２４】
（第２実施形態）
次に、図２および図４を参照して、本発明の第二実施形態に係るベルトラインインナーウエザーストリップの取付構造について説明する。図２は、本実施形態に係る取付構造を示すもので、図４のＡ−Ａ線断面図である。
【００２５】
この取付構造の特徴は、ベルトラインインナーウエザーストリップ１０の本体部１１の下端部に鉤状の引掛け片１４を上向きに突設すると共に、ドアパネルインナー１に下向きに垂下片３を突設し、引掛け片１４を垂下片３に係合させたことである。なお、本体部１１の上端部では、組付凸部１２を組付凹部２に圧入している。
【００２６】
この取付構造は、ベルトラインインナーウエザーストリップ１０側に突起やドアパネルインナー１側に孔を形成しないので、構造が簡易である。また、引掛け片１４を垂下片３に係合させて組付けるので、強固かつ容易に取付けることができ、コストも廉価に抑えることができる。
【００２７】
（第３実施形態）
次に、図３および図４を参照して、本発明の第三実施形態に係るベルトラインインナーウエザーストリップの取付構造について説明する。図３は、本実施形態に係る取付構造を示すもので、図４のＡ−Ａ線断面図である。
【００２８】
この取付構造の特徴は、ベルトラインインナーウエザーストリップ１０の本体部１１の上端部に鉤部１３を形成し、その鉤部１３をドアパネルインナー１の上端部に係合して組付けたことである。なお、本体部１１の下端部は、両面接着テープ１７または超音波溶着によって固定しているが、第二実施形態のように、引掛け片１４と垂下片３を設け、両者を係合させて組付けることもできる。
【００２９】
この取付構造は、ドアパネルインナー１に特別な組付け構造を形成する必要がないので、さらに簡易な構造とすることができ、充分な組付き力を維持しつつ、コストをさらに低廉化することができる。
【００３０】
【発明の効果】
本発明の請求項１に記載のベルトラインインナーウエザーストリップの取付構造によれば、ベルトラインインナーウエザーストリップの本体部の上部に、車内側に向けて横設した組付凸部を、ドアパネルインナーの上部に、車内側に向けて形成したコの字状の組付凹部に圧入するとともに、さらに、本体部の下部を、ドアパネルインナーに超音波溶着または両面接着テープで固着したので、構造が簡易で組付き力が強く、かつ取付けが容易でコストの廉価な取付構造を提供することができる。
【００３１】
また請求項２に記載の発明によれば、請求項１に記載の発明の作用効果に加えて、組付凸部および組付凹部に代えて、ベルトラインインナーウエザーストリップの本体部の上部に鉤部を形成し、その鉤部を、ドアパネルインナーの上端部に係合したので、ドアパネルインナーに特別の組付け構造を形成する必要がない。
従って、より簡易な構造で、コストの廉価な取付構造とすることができる。
【００３２】
さらに請求項３に記載の発明によれば、請求項１または２に記載の発明の作用効果に加えて、ベルトラインインナーウエザーストリップの本体部の下部に上向きに突設した引掛け片を、ドアパネルインナーに下向きに突設した垂下片に係合させたので、さらに取付けの容易な取付構造とすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明の第一実施形態に係る取付構造を示すもので、図４のＡ−Ａ線断面図である。
【図２】本発明の第二実施形態に係る取付構造を示すもので、図４のＡ−Ａ線断面図である。
【図３】本発明の第三実施形態に係る取付構造を示すもので、図４のＡ−Ａ線断面図である。
【図４】ベルトラインインナーウエザーストリップを備えた自動車を示す外観側面図である。
【図５】従来例に係る取付構造を示すもので、図４のＡ−Ａ線断面図である。
【図６】他の従来例に係る取付構造を示すもので、図４のＡ−Ａ線断面図である。
【符号の説明】
１ ドアパネルインナー
２ 組付凹部
３ 垂下片
４ ドアパネルアウター
５ アウターウエザーストリップ
６ リップ部
１０ ベルトラインインナーウエザーストリップ
１１ 本体部
１２ 組付凸部
１２ａ 係止リップ
１３ 鉤部
１４ 引掛け片
１５ シールリップ
１６ 小リップ
１７ 両面接着テープ
２０ ベルトラインインナーウエザーストリップ
２１ 狭持部
２２ 金属製ドアパネル（インナー側）
２３ ドアパネルインナー
２３ａ 孔
２４ ベルトラインインナーウエザーストリップ
２４ａ 突起
ＢＬ ベルトライン
Ｇ ドアガラス
Ｔ ドアトリム[0001]
TECHNICAL FIELD OF THE INVENTION
The present invention relates to a belt line inner weather strip mounting structure provided along a so-called belt line of an automobile door and slidably in contact with a door glass.
[0002]
[Prior art]
Conventionally, as shown in FIG. 4, a belt line inner weather strip 20 provided along a belt line inside a door of an automobile and slidingly contacting a door glass which moves up and down is, as shown in FIG. The U-shaped holding portion 21 is attached by being sandwiched between inner sides 22 of a metal door panel.
[0003]
In recent years, in the field of automobiles, modularization for integrating a plurality of parts has been actively promoted in order to improve productivity, and a belt line inner weather strip is no exception.
In order to modularize the beltline inner weather strip, a means for integrating the beltline inner weatherstrip with a glass run attached to the door panel can be considered. However, since this means needs to be connected by a molding die at two places, there is a problem that the cost increases.
[0004]
Therefore, it is conceivable that the inner side (door panel inner) of the door panel is made of resin and has a structure in which a belt line inner weather strip can be attached, and the both are integrated before being carried into the assembly line.
According to this structure, the belt line inner weather strip can be easily attached to the door panel inner without using a molding die, so that the cost can be reduced.
[0005]
In this case, the belt line inner weather strip may be attached to the resin door panel inner first, and then, the metal door panel outer may be connected to the door panel inner. After joining, the belt line inner weather strip may be attached to the door panel inner.
[0006]
As a specific structure for modularizing the belt line inner weather strip and the door panel inner, the structure shown in FIG. 6 can be considered.
Further, a technique of fixing a belt line inner weather strip to a door panel inner has been proposed (for example, see Patent Document 1).
[0007]
[Patent Document 1]
Japanese Utility Model Application Laid-Open No. 62-97867 (page 4, FIG. 2, FIG. 3)
[0008]
[Problems to be solved by the invention]
However, in the prior art shown in FIG. 6, a plurality of holes 23a need to be formed in the door panel inner 23 along the longitudinal direction, and a plurality of protrusions that fit into the holes 23a are also formed in the belt line inner weather strip 24. 24a must be provided.
Since the projections 24a need to be formed by intermittently performing notch processing on the extruded belt line inner weather strip 24, there is a problem that molding is troublesome and costs increase.
[0009]
Further, in the technique disclosed in Patent Document 1, there is a problem that the assembling force is weak because the inner weather strip is simply fixed to the door panel inner.
[0010]
SUMMARY OF THE INVENTION It is an object of the present invention to provide a belt line inner weather strip mounting structure which is simple in structure, has a high assembling force, can be easily mounted, and is inexpensive.
[0011]
[Means for Solving the Problems]
In order to achieve the above object, a belt line inner weather strip mounting structure according to claim 1 of the present invention is provided on a vehicle outer surface of a resin door panel inner (1) along a vehicle belt line (BL). And a belt line inner weather strip (10) having a seal lip (15) slidably in contact with the door glass (G) from the main body (11) is attached to the belt line inner weather strip (10). 10) An assembling protrusion (12) protrudes from the upper part of the main body (11) toward the vehicle interior, and the assembling protrusion (12) is mounted on the upper part of the door panel inner (1). It is press-fitted into an assembling recess (2) having a U-shaped cross section formed toward the inside, and a lower part of the main body (11) is attached to a vehicle outer surface of the door panel inner (1) with a double-sided adhesive tape. (17) or, characterized by comprising fixed by ultrasonic welding.
[0012]
Further, in the mounting structure of the belt line inner weather strip according to the second aspect, a main body portion of the belt line inner weather strip (10) is used instead of the mounting protrusion (12) and the mounting recess (2). A hook (13) is formed on the upper part of the door panel (11), and the hook (13) is engaged with an upper end of the door panel inner (1).
[0013]
The belt line inner weather strip mounting structure according to claim 3, further comprising a lower portion of the main body (11) of the belt line inner weather strip (10) instead of the double-sided adhesive tape (17) or ultrasonic welding. The hook piece (14) is provided to protrude upward, and the hook piece (14) is engaged with the hanging piece (3) protruding downward from the door panel inner (1). I do.
[0014]
Symbols in parentheses indicate corresponding elements or matters described in the drawings and the embodiments of the invention described below.
[0015]
According to the belt line inner weather strip mounting structure according to claim 1 of the present invention, an assembling convex portion that is provided laterally toward the inside of the vehicle is provided on the upper portion of the main body of the belt line inner weather strip. The upper part is press-fitted into the U-shaped assembling recess formed toward the inside of the car, and the lower part of the main body is fixed to the door panel inner with double-sided adhesive tape or ultrasonic welding. An assembling force is strong, mounting is easy, and an inexpensive mounting structure can be provided.
[0016]
That is, since there is no need to form projections and holes as in the prior art shown in FIG. 6, a simple structure can be achieved. Since the protrusion is press-fitted into the mounting recess, the mounting force is strong and the mounting is easy.
Therefore, the manufacturing cost can be reduced.
[0017]
According to the second aspect of the present invention, in addition to the functions and effects of the first aspect of the present invention, instead of the assembling protrusions and the assembling recesses, the belt line inner weather strip is provided at an upper portion of the main body. Since the hooks are formed and the hooks are engaged with the upper end of the door panel inner, it is not necessary to form a special assembly structure on the door panel inner.
Therefore, it is possible to provide an inexpensive mounting structure with a simpler structure.
[0018]
Further, according to the third aspect of the invention, in addition to the functions and effects of the first or second aspect, a hook piece projecting upward from a lower portion of the main body of the belt line inner weather strip may be provided. Since it is made to engage with the downwardly protruding piece on the inner side of the door panel, the mounting structure can be further easily mounted.
[0019]
BEST MODE FOR CARRYING OUT THE INVENTION
(First embodiment)
With reference to FIG. 1 and FIG. 4, a mounting structure of a belt line inner weather strip according to the first embodiment of the present invention will be described. FIG. 1 shows a mounting structure according to the present embodiment, and corresponds to a cross-sectional view taken along line AA of FIG. The same parts as those shown in the conventional example are denoted by the same reference numerals.
[0020]
The mounting structure of the belt line inner weather strip according to the first embodiment of the present invention includes an outer side surface of the resin-made door panel inner 1 along the belt line BL of the automobile and an inner side surface of the door glass G from the main body portion 11. It is provided with two upper and lower (not particularly limited numbers) upper and lower seal lip 15 having a tongue-shaped cross-section that slides, and a rubber or resin belt line inner weather strip 10 that is provided horizontally. The lip portion 6 of the outer weather strip 5 provided on the door panel outer 4 is in sliding contact with the outer surface of the door glass G.
[0021]
At the upper end of the main body 11 of the belt line inner weather strip 10, an assembling convex portion 12 is provided laterally toward the inside of the vehicle, and at the upper end of the door panel inner 1, a cross-sectional U-shape is similarly formed toward the inside of the vehicle. An assembling concave portion 2 is formed.
Then, the assembling protrusions 12 are pressed into the assembling recesses 2, and the upper end of the belt line inner weather strip 10 is firmly attached to the door panel inner 1.
The assembling protrusion 12 includes a plurality of locking lips 12a, so that the assembling with respect to the assembling recess 2 is easy and strong. A small lip 16 is provided on the upper end surface of the main body 11 to be in elastic contact with the door trim T.
[0022]
Further, the lower end of the main body 11 of the belt line inner weather strip 10 is fixed to the door panel inner 1 with a double-sided adhesive tape 17, and the lower end of the belt line inner weather strip 10 is firmly fixed to the door panel inner 1. . Instead of the double-sided adhesive tape 17, it is possible to fix by ultrasonic welding or to use both together.
[0023]
In the mounting structure of the belt line inner weather strip, since the assembling convex portion 12 is press-fitted into the assembling concave portion 2 at the upper end portion and is attached thereto, and the lower end portion is fixed by the double-sided adhesive tape 17. There is no need to form projections or holes unlike the prior art, and therefore, a simple structure, high assembling force, and an easy and inexpensive mounting structure can be provided.
[0024]
(2nd Embodiment)
Next, with reference to FIGS. 2 and 4, a description will be given of a belt line inner weather strip mounting structure according to a second embodiment of the present invention. FIG. 2 shows a mounting structure according to the present embodiment, and is a cross-sectional view taken along line AA of FIG.
[0025]
The feature of this mounting structure is that a hook-shaped hooking piece 14 projects upward from the lower end of the main body 11 of the belt line inner weather strip 10 and a hanging piece 3 projects downward from the door panel inner 1. That is, the hook piece 14 is engaged with the hanging piece 3. At the upper end of the main body 11, the mounting projection 12 is pressed into the mounting recess 2.
[0026]
This mounting structure has a simple structure because no projection is formed on the belt line inner weather strip 10 side and no hole is formed on the door panel inner side 1 side. In addition, since the hooking piece 14 is engaged with the hanging piece 3 and assembled, it can be firmly and easily attached, and the cost can be reduced.
[0027]
(Third embodiment)
Next, with reference to FIGS. 3 and 4, a description will be given of a belt line inner weather strip mounting structure according to a third embodiment of the present invention. FIG. 3 shows a mounting structure according to the present embodiment, and is a cross-sectional view taken along line AA of FIG.
[0028]
The feature of this mounting structure is that a hook portion 13 is formed at the upper end portion of the main body portion 11 of the belt line inner weather strip 10, and the hook portion 13 is engaged with the upper end portion of the door panel inner 1 and assembled. . The lower end of the main body 11 is fixed by a double-sided adhesive tape 17 or ultrasonic welding. However, as in the second embodiment, a hooking piece 14 and a hanging piece 3 are provided, and both are engaged with each other. It can also be assembled.
[0029]
This mounting structure does not require a special mounting structure to be formed in the door panel inner 1, so that the structure can be further simplified, and the cost can be further reduced while maintaining a sufficient mounting force. it can.
[0030]
【The invention's effect】
According to the belt line inner weather strip mounting structure according to claim 1 of the present invention, an assembling convex portion that is provided laterally toward the inside of the vehicle is provided on the upper portion of the main body of the belt line inner weather strip. The upper part is press-fitted into the U-shaped assembling recess formed toward the inside of the car, and the lower part of the main body is fixed to the door panel inner with ultrasonic welding or double-sided adhesive tape, so the structure is simple. It is possible to provide an inexpensive mounting structure that has a high assembling force and is easy to mount.
[0031]
According to the second aspect of the present invention, in addition to the functions and effects of the first aspect, a hook is provided on the upper portion of the main body of the belt line inner weather strip instead of the mounting projection and the mounting recess. Since the portion is formed and the hook portion is engaged with the upper end portion of the door panel inner, it is not necessary to form a special assembly structure on the door panel inner.
Therefore, it is possible to provide an inexpensive mounting structure with a simpler structure.
[0032]
According to the third aspect of the present invention, in addition to the functions and effects of the first or second aspect of the present invention, a hook piece projecting upward from a lower portion of the main body of the belt line inner weather strip is provided on the door panel. Since it is engaged with the hanging piece projecting downward from the inner, the mounting structure can be further easily mounted.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 shows a mounting structure according to a first embodiment of the present invention, and is a cross-sectional view taken along line AA of FIG.
FIG. 2 shows a mounting structure according to a second embodiment of the present invention, and is a cross-sectional view taken along line AA of FIG.
FIG. 3 shows a mounting structure according to a third embodiment of the present invention, and is a cross-sectional view taken along line AA of FIG.
FIG. 4 is an external side view showing an automobile provided with a belt line inner weather strip.
FIG. 5 is a cross-sectional view taken along line AA of FIG. 4, showing a mounting structure according to a conventional example.
6 shows a mounting structure according to another conventional example, and is a sectional view taken along line AA of FIG.
[Explanation of symbols]
DESCRIPTION OF SYMBOLS 1 Door panel inner 2 Assembly concave part 3 Hanging piece 4 Door panel outer 5 Outer weather strip 6 Lip part 10 Belt line inner weather strip 11 Body part 12 Assembly convex part 12a Locking lip 13 Hook part 14 Hook piece 15 Seal lip 16 Small Lip 17 Double-sided adhesive tape 20 Belt line Inner weather strip 21 Nipping portion 22 Metal door panel (inner side)
23 door panel inner 23a hole 24 belt line inner weather strip 24a protrusion BL belt line G door glass T door trim
