JP2004283752A

JP2004283752A - Active water

Info

Publication number: JP2004283752A
Application number: JP2003080432A
Authority: JP
Inventors: Masahiro Fujiwara; 正博藤原
Original assignee: Individual
Current assignee: Individual
Priority date: 2003-03-24
Filing date: 2003-03-24
Publication date: 2004-10-14

Abstract

<P>PROBLEM TO BE SOLVED: To provide active water containing minerals beneficial for the rearing environment of livestock and livestock feed by treating livestock waste water containing excreta economically by using microorganisms. <P>SOLUTION: The active water is manufactured by an apparatus shown in Fig. and contains sodium ions, potassium ions, calcium ions, magnesium ions, chlorine ions, phosphoric acid ions, and iron ions at prescribed ratios per litter, in which the M alkalinity is 500 to 2,000 mg/L. <P>COPYRIGHT: (C)2005,JPO&NCIPI

Description

【０００１】
【発明の属する技術分野】
本発明は、活性水に関し、ことにミネラルを豊富に含んだ活性水に関する。
【０００２】
【従来の技術】
従来、畜舎から排出される糞尿は、充分な処理が行われないまま河川に放流したり、畑に蒔いたりしていたが、河川に放流した場合には河川の汚染と地下水の汚染を来たし、また、畑に蒔いた場合には悪臭の発生と害虫の発生が起こるなどの問題があった。かつ、糞尿処理が充分でないと、畜舎において雑菌が発生し、不衛生になるなどの問題が生じていた。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】
上記したような家畜の衛生管理上の問題および環境汚染防止のためにも糞尿を含む畜舎排水の処理が必要となり、この糞尿の処理を衛生的に実行することが酪農家にとって大きな経済的負担となっていた。発明者らは、このような酪農経営上の問題を解決するために研究を進めた結果、家畜の糞尿を特定の方法で処理することによって、糞尿を含む畜舎排水を有用な活性水に変化させる方法を発明し、先に、「活性水の製造法」（特許文献１。）および「サイレージ醗酵粗飼料の製造法」（特許文献２。）として提案した。そうしてその後、類似の排水、汚濁物の処理方法が多数提案されている（例えば特許文献３〜特許文献１０参照。）。
【０００４】
ところで、これらの提案の中には、処理後に得られる液体の有効利用方法について触れているものは少ない。わずかに、液肥や堆肥としての利用方法について触れているもの（例えば特許文献６〜特許文献８参照。）や、土壌改良材としての用途に触れているもの（例えば特許文献９参照。）および液肥、植物の活着剤、悪臭防止剤、腐敗防止剤としての用途に触れているもの（例えば特許文献１０参照。）がある程度である。
処理後の液体や混合物を熱を加えて乾燥させたり、河川に放流したり、畑に撒いたりするのでは、そのための費用や手間がかかり、せっかくの酪農家の経済的負担を低減する目的が果たせなくなるし、河川に流した場合は河川の富栄養化の原因になってしまう。
しかしながら、その後の研究によって、上述の特許文献１および特許文献２に示したような処理によって得られた活性水の家畜の飼育環境や家畜用の飼料の性状の改良などに関して果たす有用性が、明らかになってきた。これにより、処理後の液体を商品化できる見込みが得られ、発明者は活性水自身についても権利化する必要性を痛感するに到った。
したがって、本発明の課題は、糞尿を含む家畜排水を微生物を用いて経済的に処理して、これによって得られる家畜の飼育環境や家畜飼料に有益なミネラルを含んだ活性水を提供することにある。
【０００５】
【特許文献１】
特開平７−３９３１７号公報
【特許文献２】
特開平７−３９３１９号公報
【特許文献３】
特開２０００−１５９５８９号公報
【特許文献４】
特開２０００−１０７７３４号公報
【特許文献５】
特開平１０−２１１４１４号公報
【特許文献６】
特開平２００２−１６６２９５号公報（第２−４頁、第３図）
【特許文献７】
特開平１０−２５８２９３号公報（第２頁、第１図）
【特許文献８】
特開平９−１６９５８６号公報（第２−４頁、第１図）
【特許文献９】
特開平９−４０４８３号公報（第２−５頁、第１図）
【特許文献１０】
特開平２００１−２８８０２３号公報（第２−５頁、第１図）
【０００６】
【課題を解決するための手段】
ミネラルを含む活性水が、１Ｌ中にナトリウムイオン５０〜３５０ｍｇ、カリウムイオン１５０〜４００ｍｇ、カルシュウムイオン１０〜２００ｍｇ、マグネシウムイオン１０〜１００ｍｇ、塩素イオン１００〜３５０ｍｇ、リン酸イオン０．１〜７０ｍｇ、鉄イオン０．０５〜５０ｍｇを含み、Ｍアルカリ度が５００〜２０００ｍｇ／Ｌであることを特徴とする。
これにより、栄養価に富み、家畜が好むような、ミネラルの豊富な活性水を実現することができる。
【０００７】
この活性水は、家畜および／または人の糞尿から固形物を除いた原液を、微生物の存在の下で好気処理して得られることを特徴とする。
これにより、環境汚染の原因物である人畜の糞尿を経済的に処理して、家畜の飲用や飼料、作物の液肥として有効な活性水を製造することができる。
【０００８】
家畜および／または人の糞尿から固形物を除いた前記原液を、軽石を収納する曝気装置つきの槽内で土壌菌を含む前記有用微生物を培養させて好気処理し、次に、軽石と花崗岩砕石を収納する曝気装置つきの槽内で前記有用微生物により醗酵仕上げさせて、さらに熟成して得られることを特徴とする。
これにより、環境汚染の原因物である人畜の糞尿を経済的に処理するとともに、岩石からのミネラル成分を溶かし込んで、家畜の飲用や飼料、作物の液肥として有効な活性水を製造することができる。
【０００９】
請求項１に記載の活性水を原水とし、これを濃縮して得たことを特徴とする。
これにより、運搬を楽にし、作業性を向上することが可能な活性水を実現することができる。
【００１０】
請求項１に記載の活性水を原水とし、これを水で希釈して得たことを特徴とする。
これにより、むらなく散布することができ、無駄なく使用することが可能な活性水を実現することができる。
【００１１】
【発明の実施の形態】
以下、本発明にかかる活性水の実施の形態を添付図面と、分析結果の表に沿って詳細に説明する。
【００１２】
図１に本発明の活性水の製造装置の一例のブロック図を示す。
この活性水の製造装置では、図１に示すような、容量５ｍ^３の糞尿分離槽１と、容量２００ｍ^３の素堀槽２と、容量１００ｍ^３の培養槽３及び４と、容量１００ｍ^３の醗酵槽５及び仕上槽６と、容量１００ｍ^３の熟成槽７及び８と、容量１００ｍ^３の熟成槽９及び１０とを、それぞれポンプＰ_１〜Ｐ_９によって順に送液できるように接続し、前記培養槽３以下製品槽１０までの全てには散気式の曝気装置１１を備えた水処理装置を準備した。
【００１３】
そして素堀槽２と培養槽３及び４のそれぞれには、破砕軽石４ｔと、腐植土４ｔと堆肥６ｔを入れ、また醗酵槽５と仕上槽６のそれぞれには、破砕軽石４ｔと、花崗岩砕石４ｔと腐植土４ｔを入れ、更に熟成槽７及び８と製品槽９及び１０のそれぞれには破砕軽石４ｔと花崗岩砕石４ｔを入れた。
【００１４】
家畜の糞尿から固形物を除去した原液を受け入れるための素堀槽２は、原液の１日当り発生量Ｑの６〜１０倍の容量を有する槽であり、例えば、槽の容量１ｍ^３に対して１０〜２０ｋｇの破砕軽石層を入れ、これに土壌菌の一種である放線菌を含む腐植土１０〜２０ｋｇ及び堆肥２０〜４０ｋｇを加えたものとなっている。
【００１５】
この素堀槽２の一端に原液が供給されることによって他端から流出する液は次の培養槽３から３番目の培養槽４へと順次に移動するが、これらの培養槽３、４はいづれも前記の原液の１日当り発生量Ｑの３〜５倍の容量を有するものであり、例えば、槽の容量１ｍ^３に対して２０〜４０ｋｇの破砕軽石を入れ、これに放線菌を含む腐食土１０〜２０ｋｇ及び堆肥２０〜４０ｋｇを加えたものとなっている。そして、これらの槽３、４には散気式の曝気装置１１が設けられている。
【００１６】
これらの２個の培養槽３、４を順に通過した液は次に醗酵槽５及び仕上槽６の２個を順に移動する。これらの醗酵槽５及び仕上槽６はいずれも培養槽３、４と同様な容量を有していて同様な曝気装置１１を備えているが、例えば、槽５、６の容積１ｍ^３に対して２０〜４０ｋｇの破砕軽石と２０〜４０ｋｇの花崗岩砕石とを入れた点が異り、これに腐植土２０〜４０ｋｇが加えられているものである。
【００１７】
更に、これらの仕上槽６を出た液は、醗酵槽５及び仕上槽６と同様な容量と同様な曝気装置１１とを有しており、腐植土が加えられていない点を除いて破砕軽石と花崗岩砕石が入れてある熟成槽７、８を順に通過し、また熟成槽７、８と全く同じ構造の製品槽９、１０を順に配置され、各槽に液を送るためにポンプＰ_１〜Ｐ_９が配置されている。
【００１８】
このように配列した最初の糞尿分離槽１には、畜舎から牛の糞尿が流下するようにし、糞尿分離槽１から素堀槽２へ原液が自然流下するように設置し、かつ、各槽を約４０日経て順次ポンプによって送液したところ、最終製品槽１０からコハク色で無味無臭、かつ、ｐＨ６〜１０の活性水が得られた。
【００１９】
この最終製品槽１０から得られた活性水の一実施の形態の分析結果を表１に示す。
【００２０】
【表１】

【００２１】
この活性水は、ミネラルイオン水であり、ミネラルは塩化物および炭酸塩化物となってイオン化し活性化されているため、ｐＨが７．７７の弱アルカリ性となっている。
【００２２】
活性水から分析されたイオン中、ナトリウムイオン（Ｎａ^＋）は、１５０ｍｇ／Ｌ前後の含有量であり、これは水道水質基準が「２００ｍｇ／Ｌ以下」であることを考えると比較的少ない値である。人間や家畜から放出されるナトリウム化合物は主として食塩であるので、塩素イオンも含めて検討する必要があるが、後述する塩素イオン（Ｃｌ⁻）の含有量が両イオンの質量比に相当するナトリウムイオンの１．５倍程度の値であるので、ほとんどが食塩として溶け込んだ形で含まれているものと考えられる。
【００２３】
カリウムイオン（Ｋ^＋）が比較的高濃度で含まれているのは、腐植土や堆肥から溶け出したものと考えられる。カリウムは肥料の３要素のひとつであり、植物体内で濃縮されるもので、枯葉などを含む腐植土や堆肥中に多く含まれている。
また、カルシュウムイオン（Ｃａ^２＋）は、糞尿原液に溶け込んでいたものと破砕軽石や花崗岩砕石の石灰質から溶け出したものが含まれているものと考えられる。さらに、マグネシウムイオン（Ｍｇ^２＋）は、糞尿原液に溶け込んでいたものと腐植土や堆肥から溶け出したものと考えられる。マグネシウムは葉緑素の主成分であるため、腐植土や堆肥中にも多く含まれている。
カリウム、カルシュウム、マグネシウムは家畜にとって必要なミネラルであるとともに、植物の肥料としても必要である。
【００２４】
塩素イオン（Ｃｌ⁻）は、活性水中に２００ｍｇ／Ｌ程度含まれている。これは、し尿中には約５０００ｍｇ／Ｌ程度含まれていること、水道水質基準が「２００ｍｇ／Ｌ以下」であることを考えると、比較的低い値である。この塩素イオンは、先にも述べたように、ナトリウムイオンの含有量と比べて勘案すると、ほとんど食塩が溶け込んだ形で存在していることがわかる。
【００２５】
リン酸イオン（Ｈ_２ＰＯ_４ ⁻、ＨＰＯ_４ ^２−、ＰＯ_４ ^３−）は、動植物を構成している有機リンが、微生物によって分解された場合に生じたものであり、したがって、糞尿と腐植土や堆肥の両方がその源になっている。リン酸イオンは植物にとって重要な栄養であるが自然水にはごく僅かしか含まれていない。
【００２６】
鉄イオン（Ｆｅ^２＋、Ｆｅ^３＋）は、水道水質基準では「０．３ｍｇ／Ｌ以下」と規定されている。水道水中にこれ以上含まれると水に色がつき始め、臭気や苦味を与えることがあるためである。しかし、鉄は栄養上必要な物質であり、一人一日１０ｍｇ以上必要とされていて、家畜にとっても必要である。また、ある種の作物にとっても必用なミネラルである。
【００２７】
Ｍ−アルカリ度とは、水中に含まれているアルカリ分（溶存する炭酸塩類、炭酸水素塩類、水酸化物類など）の総量を、炭酸カルシウム（ＣａＣＯ_３）に換算して１Ｌ中のｍｇ量で示したものであり、一定量の試水を強酸でメチルレッド（終点ｐＨ約４．８）を用いて滴定し、使用した酸の当量数で求めたものであり、全アルカリ度とも称される。本実施の形態では約７００ｍｇ／Ｌの弱アルカリ性を示している。
【００２８】
以上述べたように、本実施の形態の活性水は、カルシウム、マグネシウム、ナトリウムなどのミネラル分がイオン化されてバランスよく多量に含まれていて、水としてのおいしい条件を満たしている。したがってこの活性水を乳牛や豚などの家畜の飲み水にくわえると、家畜が好んでのみ、また、飼料に加えると食欲が進むことになる。
【００２９】
発明者はサイレージ醗酵粗飼料にこの活性水を用いて良好な結果を得た。サイレージ原材料としては、生草、乾草、麦わら、稲わらなどの他、ビート粕、馬鈴薯でんぷん粕等の植物粕などを用いる。これらの植物性の原材料に対して本発明の活性水を添加する。なお、サイレージ原材料に対して添加物を配合するに当たっては、原材料の水分含量に応じて活性水の量を調整するのみでよく、水分調整の前処理を必要としない。
活性水の量は、原材料乾物１０００ｋｇに対して２〜５リットルの割合であればよく、たとえば、水分含量の多い生草や粕などに対してはその１０００ｋｇ当り１リットル程度、また乾草やわら類などに対しては１０００ｋｇ当り３リットル程度とするのが適当である。添加量が少なすぎるときは得られる粗飼料の長期保存が低下する傾向があるが、添加量が多すぎても特に障害は発生しない。
【００３０】
牧草（チモシー）の生草１ｔ当り前記の活性水１リットルを電動噴霧器を用いて均一に添加してサイロに積み込み、２ヶ月間醗酵させた。こうして得たサイレージ醗酵粗飼料を分析したところ、乳酸醗酵が進んでおり、醋酸醗酵や酪酸醗酵が抑制されて養分の損失が少ないことがわかった。この粗飼料は香りがよく、牛の嗜好に合致していて、通常のサイレージ粗飼料にくらべて食い込みが１０％に向上した。しかも、栄養価が高い。
牧草などに噴霧する場合は、あらかじめ、本発明の活性水を濃縮しておくことで、運搬を楽にし、作業性を向上することができる。
本発明の活性水を添加したサイレージ醗酵粗飼料はその後１年間保管しても、変敗や悪臭の発生がなく、カビの発生も認められなかった。そのうえ、糞尿の臭が少なくなり、畜舎の臭を含む環境改善が顕著であった。
【００３１】
さらに、本発明の活性水を家畜に飲み水として与えたり、飼料に添加したりすると、家畜の腸内微生物の働きを整えて、家畜の糞尿そのものの悪臭が少なくなり、畜舎の環境改善のみならず、糞尿の肥料化に際して環境汚染が少なくなる効果がある。同様に、本発明の活性水を畜舎の清掃に用いたり、蓄舎内に散布したりしても、蓄舎内の悪臭を低減し、ハエなどの害虫の発生を抑えることができた。
【００３２】
また、本発明の活性水を液肥として水田や畑に散布すると、作物の成長が促されるばかりでなく、作物に発生する病虫害を抑える効果が認められた。この場合の液肥としての効果は、化学肥料などに比べて穏やかであり、当然のことながら、土壌に本来存在している有用菌の生育を助ける働きをする。したがって、化学肥料のように地味が枯れるなどの副作用はまったくなく、逆に、土壌を改良する効果がある。
家畜の飲み水とする場合や、畜舎の清掃に用いたり、蓄舎内に散布したりする場合、あるいは、液肥として用いる場合には、あらかじめ本発明の活性水を希釈しておくことで、活性水をむらなく散布したり、無駄なく使用することができる。
【００３３】
表１に示した活性水の組成は、製造条件によって多少のばらつきが生まれる。しかし、各組成の含有量が所定の範囲内であれば本発明の活性水の効果は保たれる。製造経験で得られた含有量の範囲を表２に示す。各イオンの含有量がこの範囲よりも少ないと、家畜の好む嗜好範囲からはずれ、活性水としての効果が薄れる。また、この範囲よりも多いと、液体が濁ったり着色したり沈殿を生じたりし、やはり、家畜の好む嗜好範囲から外れることになる。
【００３４】
【表２】

【００３５】
以上、本発明を一実施の形態に沿って説明したが、本発明はこれに限られるものではない。例えば、以上の説明では、原液を家畜の糞尿から固形物を除去したものとしたが、これは人の糞尿から固形物を除去したものであっても、人の糞尿と家畜の糞尿の混合物から固形物を除去したものであっても差し支えない。
【００３６】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明の活性水は、家畜の飲用として与えれば、家畜が好んでのみ、家畜に栄養を与えることができ、また、飼料に加えると食欲を増すことができる。しかも、家畜の糞尿の臭気を低減したり、飼料の長期保存を可能にしたりすることができる。
さらに蓄舎内の清掃や散布に用いると、悪臭をなくし、ハエなどの害虫の発生を抑えることができる。
また、液肥として散布すると作物の成長を促すことができるとともに、病害虫の発生を抑え、さらには、土壌を改良することができる。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明にかかる活性水の製造装置の概念図である。
【符号の説明】
１糞尿分離槽
２素掘槽
３、４培養槽
５醗酵槽
６仕上槽
７、８熟成槽
９、１０製品槽
１１曝気装置
Ｐ_１〜Ｐ_９ポンプ[0001]
TECHNICAL FIELD OF THE INVENTION
The present invention relates to activated water, and more particularly to activated water rich in minerals.
[0002]
[Prior art]
Conventionally, manure discharged from livestock barn was released to rivers without sufficient treatment or sowed in fields, but if discharged into rivers, river pollution and groundwater pollution occurred. In addition, when sown in a field, there is a problem such as generation of bad smell and generation of pests. In addition, if the manure treatment is not sufficient, various germs are generated in the livestock barn, resulting in unsanitary problems.
[0003]
[Problems to be solved by the invention]
It is necessary to treat livestock sewage wastewater containing manure to prevent the problems of livestock hygiene management and environmental pollution as described above, and it is a great economic burden for dairy farmers to implement this treatment of manure in a sanitary manner. Had become. The inventors have conducted research to solve such a problem in dairy management, and as a result, by converting manure of livestock in a specific method, livestock wastewater containing manure is converted into useful activated water. A method was invented and proposed earlier as "a method for producing activated water" (Patent Document 1) and "a method for producing a silage fermented roughage" (Patent Document 2). Thereafter, a number of similar methods for treating wastewater and contaminants have been proposed (for example, see Patent Documents 3 to 10).
[0004]
By the way, few of these proposals mention the effective use of the liquid obtained after the treatment. There is a slight mention of how to use it as a liquid fertilizer or a compost (for example, see Patent Documents 6 to 8), a description of a use as a soil improvement material (for example, see Patent Document 9), and a liquid fertilizer. Some mention the use as a plant activating agent, an odor inhibitor, and a putrefaction inhibitor (for example, see Patent Document 10).
Applying heat to dry the treated liquid or mixture, discharging it to rivers, or spraying it in fields is costly, labor-intensive, and has the purpose of reducing the economic burden on dairy farmers. It cannot be fulfilled, and if it flows into a river, it causes eutrophication of the river.
However, the subsequent research clearly shows the usefulness of the activated water obtained by the treatments described in Patent Documents 1 and 2 described above with respect to the raising environment of livestock and improvement of the properties of livestock feed. It has become. As a result, it is possible to commercialize the liquid after the treatment, and the inventor has come to realize the necessity to license the activated water itself.
Therefore, an object of the present invention is to economically treat livestock wastewater containing manure using microorganisms, and to provide activated water containing minerals that are useful in livestock breeding environments and livestock feeds obtained thereby. is there.
[0005]
[Patent Document 1]
JP-A-7-39317 [Patent Document 2]
Japanese Patent Application Laid-Open No. 7-39319 [Patent Document 3]
Japanese Patent Application Laid-Open No. 2000-159589 [Patent Document 4]
Japanese Patent Application Laid-Open No. 2000-107734 [Patent Document 5]
Japanese Patent Application Laid-Open No. Hei 10-212414 [Patent Document 6]
JP-A-2002-166295 (pages 2-4, FIG. 3)
[Patent Document 7]
JP-A-10-258293 (page 2, FIG. 1)
[Patent Document 8]
JP-A-9-169586 (pages 2-4, FIG. 1)
[Patent Document 9]
JP-A-9-40483 (Pages 2-5, FIG. 1)
[Patent Document 10]
JP 2001-288023 A (pages 2-5, FIG. 1)
[0006]
[Means for Solving the Problems]
Activated water containing minerals contains 50 to 350 mg of sodium ions, 150 to 400 mg of potassium ions, 10 to 200 mg of calcium ions, 10 to 100 mg of magnesium ions, 100 to 350 mg of chloride ions, 0.1 to 70 mg of phosphate ions, and iron in 1 L. It contains 0.05 to 50 mg of ions, and has a M alkalinity of 500 to 2000 mg / L.
Thereby, it is possible to realize mineral-rich active water which is rich in nutritive value and is preferred by livestock.
[0007]
The activated water is obtained by subjecting a stock solution obtained by removing solid matter from livestock and / or human manure to aerobic treatment in the presence of microorganisms.
This makes it possible to economically treat human and animal excrement, which is a cause of environmental pollution, to produce active water that is effective as livestock for drinking, feed, and liquid fertilizer for crops.
[0008]
The stock solution obtained by removing solid matter from livestock and / or human manure is subjected to aerobic treatment by culturing the useful microorganisms including soil bacteria in a tank equipped with an aeration device for accommodating pumice, and then pumice and granite crushed stone. It is obtained by fermenting and finishing with the useful microorganisms in a tank equipped with an aeration device for accommodating and then aging.
As a result, it is possible to economically treat human and animal excrement, which is a cause of environmental pollution, and to dissolve mineral components from rocks to produce active water that is effective for drinking and feed for livestock and liquid fertilizer for crops. it can.
[0009]
The activated water according to claim 1 is used as raw water, and the raw water is concentrated.
Thereby, it is possible to realize activated water that can facilitate transportation and improve workability.
[0010]
The activated water according to claim 1 is used as raw water, which is obtained by diluting it with water.
Thereby, active water which can be evenly sprayed and can be used without waste can be realized.
[0011]
BEST MODE FOR CARRYING OUT THE INVENTION
Hereinafter, an embodiment of the activated water according to the present invention will be described in detail with reference to the accompanying drawings and a table of analysis results.
[0012]
FIG. 1 shows a block diagram of an example of the apparatus for producing activated water of the present invention.
In the manufacturing apparatus of the active water, such as that shown in FIG. 1, a manure separation tank 1 volume 5 m ^3, and Motohori tank 2 capacity 200 meters ^3, and the culture tank 3 and 4 of the capacitor 100 m ^3, the volume 100 m ³ a fermentation tank 5 and the finishing tank 6, the aging tank 7 and 8 of the capacitor 100 m ^3, and a aging

tank

9 and 10 of volume 100 m ^3, connected so as to be sent to the order by the pump _P 1 to P ₉ respectively, wherein A water treatment apparatus provided with an aeration type aeration device 11 was prepared for all of the culture tank 3 and the product tank 10 up to the product tank 10.
[0013]
Then, 4 t of crushed pumice, 4 t of humus and 6 t of compost are put in the moat tank 2 and the culture tanks 3 and 4 respectively, and 4 t of crushed pumice and crushed granite are put in each of the fermentation tank 5 and the finishing tank 6. 4 tons and 4 tons of humus were added, and ripening tanks 7 and 8 and

product tanks

9 and 10 were charged with crushed pumice 4t and crushed granite 4t, respectively.
[0014]
Motohori tank 2 for receiving a stock solution to remove solids from the manure of livestock, a bath with a 6-10 fold volume of daily production Q of the stock solution, for example, with respect to capacity 1 m ³ of tank A crushed pumice layer of 10 to 20 kg is put, and 10 to 20 kg of humus containing actinomycetes, which is a kind of soil fungus, and 20 to 40 kg of compost are added thereto.
[0015]
When the undiluted solution is supplied to one end of the raw moat tank 2, the liquid flowing out from the other end moves sequentially from the next culture tank 3 to the third culture tank 4. Izure also those having three to five times the volume of the daily production Q of the stock solution, for example, put crushed pumice 20~40kg relative capacity 1 m ³ of bath, this corrosion including actinomycetes 10 to 20 kg of soil and 20 to 40 kg of compost are added. These tanks 3 and 4 are provided with an aeration type aeration device 11.
[0016]
The liquid which has passed through these two culture tanks 3 and 4 in order moves to the fermentation tank 5 and the finishing tank 6 in this order. Each of the fermentation tank 5 and the finishing tank 6 has the same capacity as the culture tanks 3 and 4 and is provided with the same aeration device 11. For example, for the capacity 1 m ^{3 of the} tanks 5 and 6, The difference is that 20-40 kg of crushed pumice and 20-40 kg of granite crushed stone are added, and 20-40 kg of humus is added to this.
[0017]
Further, the liquid leaving these finishing tanks 6 has the same volume and the same aeration device 11 as the fermenting tanks 5 and the finishing tanks 6, and except for the fact that humus is not added, the crushed pumice And aging stones 7 and 8 containing granite crushed stones, and

product tanks

9 and 10 having exactly the same structure as the aging tanks 7 and 8 are arranged in order, and pumps P ₁ to P ₁ to feed the liquid to each tank. P ₉ are arranged.
[0018]
In the first manure separation tank 1 arranged in this manner, cattle manure is allowed to flow down from the barn, and the undiluted solution is set to flow naturally from the manure separation tank 1 to the raw moat tank 2. When the liquid was sequentially fed by a pump after about 40 days, activated water having an amber, tasteless, odorless, and pH of 6 to 10 was obtained from the final product tank 10.
[0019]
Table 1 shows the analysis results of the embodiment of the activated water obtained from the final product tank 10.
[0020]
[Table 1]

[0021]
The activated water is mineral ion water, and the mineral is ionized and activated as chlorides and carbonates.
[0022]
Among the ions analyzed from the activated water, sodium ion (Na ⁺ ) has a content of about 150 mg / L, which is a relatively small value considering that the tap water quality standard is “200 mg / L or less”. is there. Since sodium compounds released from humans and livestock are mainly salt, it is necessary to consider including chloride ions. However, the content of chloride ions (Cl ⁻ ) described later corresponds to the mass ratio of both ions. Since the value is about 1.5 times as large as the above, it is considered that most of the value is contained in a form dissolved in salt.
[0023]
It is considered that the reason why potassium ions (K ⁺ ) are contained at a relatively high concentration is that the potassium ions (K ⁺ ) are dissolved from humus and compost. Potassium is one of the three elements of fertilizer and is concentrated in plants, and is contained abundantly in humus and compost including dead leaves.
It is considered that calcium ions (Ca ²⁺ ) include those dissolved in the manure stock solution and those dissolved out of calcareous materials of crushed pumice or granite. Further, it is considered that magnesium ions (Mg ²⁺ ) were dissolved in the undiluted liquid of manure and those dissolved in humus and compost. Since magnesium is a main component of chlorophyll, it is also contained a lot in humus and compost.
Potassium, calcium and magnesium are necessary minerals for livestock and also as fertilizers for plants.
[0024]
Activated water contains about 200 mg / L of chloride ions (Cl ⁻ ). This is a relatively low value considering that about 5000 mg / L is contained in human waste and that the tap water quality standard is “200 mg / L or less”. As described above, it can be understood that the chlorine ions are present in a form in which salt is almost dissolved in consideration of the content of sodium ions.
[0025]
Phosphate ions (H ₂ PO ₄ ⁻ , HPO ₄ ²⁻ , and PO ₄ ³⁻ ) are generated when the organic phosphorus constituting animals and plants is decomposed by microorganisms. Both soil and compost are sources. Phosphate ions are important nutrients for plants, but natural water contains very little.
[0026]
Iron ions (Fe ²⁺ , Fe ³⁺ ) are defined as “0.3 mg / L or less” in tap water quality standards. If the tap water is further contained, the water starts to be colored and may give odor and bitterness. However, iron is a nutritionally necessary substance, and it is necessary for a livestock to be more than 10 mg per day. It is also a necessary mineral for certain crops.
[0027]
M-alkalinity refers to the total amount of alkali components (dissolved carbonates, bicarbonates, hydroxides, etc.) contained in water converted to calcium carbonate (CaCO ₃ ) in mg per liter. This is a value obtained by titrating a fixed amount of a sample with a strong acid using methyl red (end point pH: about 4.8) and calculating the number of equivalents of the acid used, also referred to as total alkalinity. You. In the present embodiment, weak alkalinity of about 700 mg / L is shown.
[0028]
As described above, the activated water of the present embodiment satisfies the delicious condition as water because minerals such as calcium, magnesium, and sodium are ionized and contained in a large amount in a well-balanced manner. Therefore, when this activated water is added to drinking water of livestock such as dairy cows and pigs, the livestock only likes it, and when added to feed, the appetite is increased.
[0029]
The inventor has obtained good results using this activated water in silage fermented roughage. As raw materials for silage, besides raw grass, hay, straw, rice straw and the like, beet lees, potato starch lees, and other plant lees are used. The active water of the present invention is added to these vegetable raw materials. In addition, when adding the additive to the silage raw material, it is only necessary to adjust the amount of active water according to the water content of the raw material, and no pretreatment for water control is required.
The amount of active water may be 2 to 5 liters per 1000 kg of dry matter of raw materials. For example, about 1 liter per 1000 kg of fresh grass or lees with a high water content, or hay or straw For example, it is appropriate to use about 3 liters per 1000 kg. When the amount of addition is too small, the long-term storage of the resulting roughage tends to decrease, but no problem occurs particularly when the amount of addition is too large.
[0030]
One liter of the above-mentioned active water was added uniformly using a motorized sprayer to 1 t of fresh grass (Timothy), loaded into a silo, and fermented for 2 months. Analysis of the silage fermented rough thus obtained showed that lactic acid fermentation had progressed, and that acetic acid fermentation and butyric acid fermentation were suppressed, resulting in a small loss of nutrients. This roughage had a good fragrance and matched the taste of cattle, and the penetration was improved to 10% as compared with the normal silage roughage. Moreover, it has high nutritional value.
When spraying on grass or the like, by concentrating the active water of the present invention in advance, transportation can be facilitated and workability can be improved.
The silage-fermented roughage to which the activated water of the present invention was added had no deterioration, no odor, and no generation of mold even when stored for one year thereafter. In addition, the odor of manure was reduced, and the environmental improvement including the odor of the barn was remarkable.
[0031]
Furthermore, when the activated water of the present invention is given to livestock as drinking water or added to feed, the function of the intestinal microorganisms of the livestock is adjusted, the foul odor of the manure itself of the livestock is reduced, and if only the environmental improvement of the livestock barn is improved. In addition, there is an effect that environmental pollution is reduced when manure is converted into fertilizer. Similarly, even when the activated water of the present invention was used for cleaning the livestock barn or sprayed in the barn, the odor in the barn was reduced, and the generation of pests such as flies could be suppressed.
[0032]
Further, when the active water of the present invention was sprayed as liquid fertilizer on paddy fields and fields, not only the growth of the crop was promoted, but also the effect of suppressing the pests and insects generated on the crop was recognized. In this case, the effect as a liquid fertilizer is milder than that of a chemical fertilizer or the like, and, of course, works to assist the growth of useful bacteria originally existing in the soil. Therefore, there is no side effect such as the soothing of chemical fertilizers, and the effect of improving soil is obtained.
When used as drinking water for livestock, used for cleaning cattle pens, or when sprayed in storage, or when used as liquid fertilizer, the active water of the present invention is diluted in advance to increase the activity. Water can be sprayed evenly and used without waste.
[0033]
The composition of the activated water shown in Table 1 varies slightly depending on the manufacturing conditions. However, if the content of each composition is within a predetermined range, the effect of the activated water of the present invention can be maintained. Table 2 shows the range of the content obtained through manufacturing experience. If the content of each ion is less than this range, it deviates from the favorite range of livestock and the effect as active water is weakened. On the other hand, if the amount is larger than this range, the liquid becomes turbid, colored or sedimented, which also deviates from the favorite range of livestock.
[0034]
[Table 2]

[0035]
As described above, the present invention has been described along one embodiment, but the present invention is not limited to this. For example, in the above description, the undiluted solution was obtained by removing solid matter from livestock manure, but this was also obtained by removing solid matter from human manure, even from a mixture of human manure and livestock manure. Solid matter may be removed.
[0036]
【The invention's effect】
As described above, when the active water of the present invention is given for drinking of livestock, it can provide nutrition to the livestock only if the livestock prefers it, and can increase appetite when added to feed. In addition, the odor of livestock manure can be reduced, and the feed can be stored for a long time.
Further, when used for cleaning or spraying the inside of the storage building, it is possible to eliminate a bad smell and suppress the generation of pests such as flies.
When sprayed as liquid fertilizer, the growth of the crop can be promoted, the occurrence of pests can be suppressed, and the soil can be improved.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a conceptual diagram of an apparatus for producing activated water according to the present invention.
[Explanation of symbols]
1 manure separation tank 2 Motoho tank 3,4 fermentor 5 fermentor 6 finishing tank 7,8 aging

tank

9,10 product tank 11 an aeration device _P 1 to P ₉ Pump

Claims

Sodium ion 50-350mg, potassium ion 150-400mg, calcium ion 10-200mg, magnesium ion 10-100mg, chloride ion 100-350mg, phosphate ion 0.1-70mg, iron ion 0.05-50mg in 1L Activated water comprising M alkalinity of 500 to 2000 mg / L.

The active water according to claim 1, which is obtained by subjecting a stock solution obtained by removing solid matter from livestock and / or human excreta to aerobic treatment in the presence of useful microorganisms.

The stock solution obtained by removing solid matter from livestock and / or human manure is subjected to aerobic treatment by culturing the useful microorganisms including soil bacteria in a tank equipped with an aeration device for accommodating pumice, and then pumice and crushed granite The activated water according to claim 2, wherein the activated water is obtained by fermenting and finishing with the useful microorganisms in a tank equipped with an aeration device for accommodating the water.

3. Activated water obtained by concentrating the activated water according to claim 1 as raw water.

3. Activated water obtained by diluting the activated water according to claim 1 with raw water.