JP2004283559A - シリコーン−尿素コポリマーのゴルフボール - Google Patents
シリコーン−尿素コポリマーのゴルフボール Download PDFInfo
- Publication number
- JP2004283559A JP2004283559A JP2003394733A JP2003394733A JP2004283559A JP 2004283559 A JP2004283559 A JP 2004283559A JP 2003394733 A JP2003394733 A JP 2003394733A JP 2003394733 A JP2003394733 A JP 2003394733A JP 2004283559 A JP2004283559 A JP 2004283559A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- silicone
- golf ball
- copolymer
- urea
- soft segment
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Images
Abstract
【課題】ゴルフボールの物理的性質の改善
【解決手段】カバー及びコア、及び、任意に、カバーとコアとの間に挿入された少なくとも一つの中間層を含むゴルフボールであって、カバー、中間層又は両方が、シリコーン−尿素コポリマーを含むブレンドで形成されているゴルフボール。
【選択図】 なし
【解決手段】カバー及びコア、及び、任意に、カバーとコアとの間に挿入された少なくとも一つの中間層を含むゴルフボールであって、カバー、中間層又は両方が、シリコーン−尿素コポリマーを含むブレンドで形成されているゴルフボール。
【選択図】 なし
Description
本発明はゴルフボールに関し、特に、ゴルフボールの物理的性質を改善する為に、ゴルフボールのカバー、コア及びカバーとコアとの間の中間層でのシリコーン−尿素コポリマー材料の使用に関する。
通常のゴルフボールは二つの一般的なタイプ又はグループ、即ち、ソリッドボールと巻付けボールに分けること出来る。これらの異なるタイプの構造がもたらすプレー特性の相違は極めて顕著なものである。
ソリッド構造を有するボールは、非常に耐久性のあるボールであって然も最大限の飛距離を提供するので普通の趣味のゴルファーにとって一般的に最もポピュラーである。ソリッドボールは、一般的に、単一のソリッドコア、通常は架橋ゴム製のコアで造られていて、カバー材料によって覆われている。一般的に、ソリッドコアは、亜鉛ジアクリレート及び/又は類似の架橋剤で化学的に架橋されたポリブタジエンで造られ、強靭で切断に耐えるブレンドカバーで被覆されている。カバーは、一般的に、サーリン(デュポン社製のアイオノマー樹脂の商標名である)の様な材料である。コアとカバーのこの組合せは、殆ど破壊しないボールを与える。更に、その様な組合せは、改善された飛距離をもたらすボールに対して高い初期速度を与える。これらの材料は非常に硬いので、ツーピースボールはクラブで打撃した時に硬い「感触」を持つ。同様に、その硬度によって、これらのボールは比較的に低いスピン速度を有し、大きな飛距離を与える。
ソリッド構造を有するボールは、非常に耐久性のあるボールであって然も最大限の飛距離を提供するので普通の趣味のゴルファーにとって一般的に最もポピュラーである。ソリッドボールは、一般的に、単一のソリッドコア、通常は架橋ゴム製のコアで造られていて、カバー材料によって覆われている。一般的に、ソリッドコアは、亜鉛ジアクリレート及び/又は類似の架橋剤で化学的に架橋されたポリブタジエンで造られ、強靭で切断に耐えるブレンドカバーで被覆されている。カバーは、一般的に、サーリン(デュポン社製のアイオノマー樹脂の商標名である)の様な材料である。コアとカバーのこの組合せは、殆ど破壊しないボールを与える。更に、その様な組合せは、改善された飛距離をもたらすボールに対して高い初期速度を与える。これらの材料は非常に硬いので、ツーピースボールはクラブで打撃した時に硬い「感触」を持つ。同様に、その硬度によって、これらのボールは比較的に低いスピン速度を有し、大きな飛距離を与える。
巻付けボールは、一般的に、その周りに数ヤードの伸張された弾性糸又はヤーンが巻き付けられている固体ゴム又は液体中心コアを有する。この巻付けコアは、次いで、アイオノマー又はポリウレタンの様な耐久性のカバー材料で被覆される。巻付けボールは、一般的にソフトで更にスピンを与え、熟練したゴルファーにボールの飛行及び最終位置を調節する事ができる様にする。特に、グリーンへのアプローチショットでは、ソフトな巻付けボールの高いスピン速度はゴルファーに、ボールの着地点の極近くでボールを停止させることができる様にする。
ゴルフボールの設計技術は、合衆国ゴルフ協会(USGA)が、USGAの認定イベントにおいて、43.5m(143フィート)/秒の速度を有する装置で打撃した時に、77.7m(255フィート)/秒の初期速度を達成し得るゴルフボールの使用を禁止する規則(以後、「USGAテスト」と称する)を制定した点まで進歩している。
製造業者は、この制限を越えずにUSGAテストにおいて最も高い可能な速度を常に達成するゴルフボールであって、異なる性質及び特性、例えば、速度、スピン及び圧縮の範囲で利用できるゴルフボールを製造する事にかなりの力点を置いている。この様に異なるボールの多様性は、広範囲のゴルファーの要求並びに要望に合致させるのに利用できる。
ゴルフボールの設計技術は、合衆国ゴルフ協会(USGA)が、USGAの認定イベントにおいて、43.5m(143フィート)/秒の速度を有する装置で打撃した時に、77.7m(255フィート)/秒の初期速度を達成し得るゴルフボールの使用を禁止する規則(以後、「USGAテスト」と称する)を制定した点まで進歩している。
製造業者は、この制限を越えずにUSGAテストにおいて最も高い可能な速度を常に達成するゴルフボールであって、異なる性質及び特性、例えば、速度、スピン及び圧縮の範囲で利用できるゴルフボールを製造する事にかなりの力点を置いている。この様に異なるボールの多様性は、広範囲のゴルファーの要求並びに要望に合致させるのに利用できる。
ボールの形状に関係なく、プレヤーは、一般的に、打撃時に高い初期速度必要とする最大飛距離を実現させるゴルフボールを求める。従って、市場の要求に合致させる為の努力において、製造業者は高い初期速度を持つゴルフボールを製造しようと努める。
その結果、ゴルフボール製造業者は、全てに熟練した水準のゴルファーに最高の腕前を実現させるゴルフボールを与える為に、且つ、低い圧縮で高い圧縮ボールの性能を与える組成を発見する為に、新たな方法を絶えず探求している。例えば、米国特許第5,484,870号明細書は、ゴルフボールカバーとして使用できるポリ尿素組成物を教示している。
ゴルフボールの物理的特性は、コア、任意の中間層及びカバーの組合わさった性質で決まる。これらは、次には、夫々の化学組成で決まる。或ボールの組成は飛距離の増加を与える。別の組成は改善されたスピンを与える。製造業者は、常に理想的な材料の開発を探求し、例えば、シリコーンエラストマーは、ゴルフボールの製造において非常に望ましい性質である相当に高い極限伸びを有する材料を与えるその固有の性能に対して試されている。然しながら、それらは、又、低い中程度の引張り強度しか有していない。ゴルフボールの製造において、シリコーンエラストマーの数少ない魅力ある性質の一つは、その材料が有用な性質を発現させる為に共有的架橋結合を必要とする事である。これは、直鎖又は分岐シリコーン(ポリジメチルシロキサン)(PSX)ホモポリマーが、室温では粘稠な液体或いはロール練り可能なゴムであるからである。これらの材料の加工は、隣接するポリマー鎖間に化学結合を形成する為の架橋を含むか、或いは、その後の架橋を含まねばならない。この様にして形成される無限のネットワークはポリマーにそのゴム弾性と特徴ある物理的−機械的性質を与える。押出し及び成形可能なシリコーン材料の架橋は、通常、ポリマー骨格に沿って導入されるビニル基に付加する過酸化物発生遊離基を介して行われるか、或いは、増加的に、シラン(−S−H)末端ビニルの白金触媒化添加によって行われる。或種の低強度(RTV)シリコーン接着剤は室温で縮合反応によって加硫し、酸又はアルコールを脱離して−Si−OH又はシラノールを発生し、次いで、シラノール縮合の如き水の脱離によって−Si−O−Si−(シロキサン)結合を形成し、三次元ネットワークを作り出す。
その結果、ゴルフボール製造業者は、全てに熟練した水準のゴルファーに最高の腕前を実現させるゴルフボールを与える為に、且つ、低い圧縮で高い圧縮ボールの性能を与える組成を発見する為に、新たな方法を絶えず探求している。例えば、米国特許第5,484,870号明細書は、ゴルフボールカバーとして使用できるポリ尿素組成物を教示している。
ゴルフボールの物理的特性は、コア、任意の中間層及びカバーの組合わさった性質で決まる。これらは、次には、夫々の化学組成で決まる。或ボールの組成は飛距離の増加を与える。別の組成は改善されたスピンを与える。製造業者は、常に理想的な材料の開発を探求し、例えば、シリコーンエラストマーは、ゴルフボールの製造において非常に望ましい性質である相当に高い極限伸びを有する材料を与えるその固有の性能に対して試されている。然しながら、それらは、又、低い中程度の引張り強度しか有していない。ゴルフボールの製造において、シリコーンエラストマーの数少ない魅力ある性質の一つは、その材料が有用な性質を発現させる為に共有的架橋結合を必要とする事である。これは、直鎖又は分岐シリコーン(ポリジメチルシロキサン)(PSX)ホモポリマーが、室温では粘稠な液体或いはロール練り可能なゴムであるからである。これらの材料の加工は、隣接するポリマー鎖間に化学結合を形成する為の架橋を含むか、或いは、その後の架橋を含まねばならない。この様にして形成される無限のネットワークはポリマーにそのゴム弾性と特徴ある物理的−機械的性質を与える。押出し及び成形可能なシリコーン材料の架橋は、通常、ポリマー骨格に沿って導入されるビニル基に付加する過酸化物発生遊離基を介して行われるか、或いは、増加的に、シラン(−S−H)末端ビニルの白金触媒化添加によって行われる。或種の低強度(RTV)シリコーン接着剤は室温で縮合反応によって加硫し、酸又はアルコールを脱離して−Si−OH又はシラノールを発生し、次いで、シラノール縮合の如き水の脱離によって−Si−O−Si−(シロキサン)結合を形成し、三次元ネットワークを作り出す。
どの程度架橋又は加硫が達成されるかに拘わらず、得られる熱硬化性シリコーンは、再溶解或いは再溶融ができない。これは、ゴルフボールの製造方法において使用される後加工操作の数を大幅に減らす。通常のシリコーンエラストマーで作業する際に、熱成形、高周波溶接、ヒートシール及び溶剤結合は全て本質的に利用できない.
従って、幾つかの通常のポリ尿素ポリマーについての従来技術に拘わらず、改善されたゴルフボール機能を有するシリコーン−尿素を含むゴルフボールに対する要望が存在する
従って、幾つかの通常のポリ尿素ポリマーについての従来技術に拘わらず、改善されたゴルフボール機能を有するシリコーン−尿素を含むゴルフボールに対する要望が存在する
本発明は、ゴルフボールを形成する為のシリコーン−尿素材料の使用に関する。特に、本発明は、ゴルフボールコア、カバー又は中間層の形成においてシリコーン−尿素コポリマー及びシリコーン−尿素を含むブレンドの使用に関わる。
最初の実施態様は、コア及びカバーから成るゴルフボールであって、それらの少なくとも一つが、シリコーン−尿素コポリマーを作り出す為に芳香族又は脂肪族尿素硬質セグメントとシリコーンをベースとした軟質セグメントを含む。好ましくは、コア又はカバーはシリコーン−ポリエーテル尿素コポリマーから成る。
本発明の第二番目の実施態様は、上記の硬質及び軟質セグメントとポリカーボネートを組合せてシリコーン−ポリカーボネート尿素コポリマーを形成するものである。
本発明のその他の実施態様は、上記の硬質及び軟質セグメントとポリエチレンオキシドを組合せて熱可塑性シリコーン−ポリエチレンオキシド尿素コポリマーを形成するものである。
本発明の別の実施態様は、シリコーン−ポリ尿素と、高度に中和されたアイオノマーを含むアイオノマー、非アイオノマー、ポリウレタン、エポキシ、スチレン系、オレフィン系ホモ−及びコポリマー(メタロセン及び単一部位を含む)、ポリアミド、ポリエステル、ポリイミド、ポリジエン、ポリエーテル(又はエステル)−エステルブロックコポリマー、ポリエーテル(又はエステル)−アミドを含む少なくとも一種の熱可塑性又は熱硬化性ポリマー及び適当な相溶化剤とのブレンドを含む。
本発明の第二番目の実施態様は、上記の硬質及び軟質セグメントとポリカーボネートを組合せてシリコーン−ポリカーボネート尿素コポリマーを形成するものである。
本発明のその他の実施態様は、上記の硬質及び軟質セグメントとポリエチレンオキシドを組合せて熱可塑性シリコーン−ポリエチレンオキシド尿素コポリマーを形成するものである。
本発明の別の実施態様は、シリコーン−ポリ尿素と、高度に中和されたアイオノマーを含むアイオノマー、非アイオノマー、ポリウレタン、エポキシ、スチレン系、オレフィン系ホモ−及びコポリマー(メタロセン及び単一部位を含む)、ポリアミド、ポリエステル、ポリイミド、ポリジエン、ポリエーテル(又はエステル)−エステルブロックコポリマー、ポリエーテル(又はエステル)−アミドを含む少なくとも一種の熱可塑性又は熱硬化性ポリマー及び適当な相溶化剤とのブレンドを含む。
本発明は、約0.7より大きい反発係数と少なくとも約50のアッティ圧縮を有するツーピース又は多層ゴルフボールである。好ましくは、カバーは、6.8MPa(約1,000psi)より大きい、好ましくは6.8MPa〜34.4MPa(約1,000psi〜5,000psi)の材料引張り強度、約40%、好ましくは約400%〜800%より大きい極限伸び及び、2.0MPa〜551.5MPa(約300psi〜80,000psi)、好ましくは68.9MPa〜551.5MPa(約10,000psi〜80,000psi)の初期弾性率を有する。
本発明の好ましい実施態様では、シリコーン−尿素コポリマーはポリマーの0.1質量%〜60質量%のシリコーン含有量を有する。更に好ましくは、シリコーン−尿素コポリマーは約1質量%〜20質量%のシリコーン含有量を有する。
好ましい実施態様は、ボール成分の一つが、メタンビス(4−フェニルイソシアネート)(MDI)、又は水素化MDI(H12−MDI)、3−ヒドロキシプロピル末端化ポリジメチルシロキサン及びアミンから成る熱可塑性シリコーン−尿素コポリマー組成物を含むゴルフボールである。適当な触媒が調製において使用される。
本発明の組成物を利用するゴルフボールは、シリコーンと尿素のそれぞれの材料の強度が最大に成ることができるシリコーンと尿素の両方の最も好ましい性質を目標とするものである。
図1において、本発明のゴルフボール10は、少なくとも一つの層のカバー12、少なくとも一つの層のコア14とを含み、任意に、カバー12とコア14との間に少なくとも一つの中間層16を含んでも良く、これらの層のいずれかの部分が、コポリマーの軟質セグメントにシリコーンを有するシリコーン−尿素コポリマーを含んでも良い。コアは、固体の、中空の、液充填された、又はゲル充填された中心18を有しても良い。ボール10の層は、又、伸張された弾性材料を含んでも良い。
好ましい実施態様は、ボール成分の一つが、メタンビス(4−フェニルイソシアネート)(MDI)、又は水素化MDI(H12−MDI)、3−ヒドロキシプロピル末端化ポリジメチルシロキサン及びアミンから成る熱可塑性シリコーン−尿素コポリマー組成物を含むゴルフボールである。適当な触媒が調製において使用される。
本発明の組成物を利用するゴルフボールは、シリコーンと尿素のそれぞれの材料の強度が最大に成ることができるシリコーンと尿素の両方の最も好ましい性質を目標とするものである。
図1において、本発明のゴルフボール10は、少なくとも一つの層のカバー12、少なくとも一つの層のコア14とを含み、任意に、カバー12とコア14との間に少なくとも一つの中間層16を含んでも良く、これらの層のいずれかの部分が、コポリマーの軟質セグメントにシリコーンを有するシリコーン−尿素コポリマーを含んでも良い。コアは、固体の、中空の、液充填された、又はゲル充填された中心18を有しても良い。ボール10の層は、又、伸張された弾性材料を含んでも良い。
又、更なる組成物は、シリコーン−尿素コポリマーに、例えば、適当な相溶化剤、着色剤、反応促進剤、架橋剤、発泡剤、染料、潤滑剤、充填剤(密度変更充填剤を含む)、賦形剤、加工助剤及び、ポリマー材料及び/又はゴルフボール組成物に普通に添加されるその他の化合物が添加されても良い。
ここに開示された本発明のシリコーン−尿素コポリマーを含まないゴルフボール成分の組成物は、当業者に公知の組成物である。その様な組成物は当業者により簡単に選択する事ができる。得られるゴルフボールは、一般的に、38.1m(125フィート)/秒の入力速度で測定された時に、約0.7、好ましくは約0.75、更に好ましくは約0.78より大きい反発係数を有する。又、ゴルフボールは、一般的に、少なくとも約40、好ましくは約50〜120、更に好ましくは約60〜100のアッティ圧縮を有する。ここで使用される「圧縮」と言う用語は、アッティ圧縮ゲージ(ATTI Compression Gauge) で測定される圧縮を意味する。これらのゲージは当業者には公知であり、ニュジャージー州ユニオン市のアッティエンジニヤリング社から市販されている。
ここに開示された本発明のシリコーン−尿素コポリマーを含まないゴルフボール成分の組成物は、当業者に公知の組成物である。その様な組成物は当業者により簡単に選択する事ができる。得られるゴルフボールは、一般的に、38.1m(125フィート)/秒の入力速度で測定された時に、約0.7、好ましくは約0.75、更に好ましくは約0.78より大きい反発係数を有する。又、ゴルフボールは、一般的に、少なくとも約40、好ましくは約50〜120、更に好ましくは約60〜100のアッティ圧縮を有する。ここで使用される「圧縮」と言う用語は、アッティ圧縮ゲージ(ATTI Compression Gauge) で測定される圧縮を意味する。これらのゲージは当業者には公知であり、ニュジャージー州ユニオン市のアッティエンジニヤリング社から市販されている。
本発明は任意のサイズのゴルフボールに係るものである。USGAの規格は、競技用のゴルフボールのサイズを直径で42.672mm(1.68インチ)より大きいものに限定しているが、任意のゴルフボールのサイズはレジャーゴルフプレーには使用できる。ゴルフボールの好ましい直径は42.672mm〜44.704mm(約1.68インチ〜約1.76インチ)である。42.672mm〜44.196mm(約1.68インチ〜約1.74インチ)の直径が最も好ましい。ボールのコアは25.4mm〜41.148mm(約1.0〜約1.62インチ)の直径を有する。ゴルフボールのカバーは、一般的に、少なくとも0.762mm(約0.03インチ)の厚さを有する。本発明のカバーは、好ましくは、0.508mm〜3.81mm(約0.02〜0.15インチ)、更に好ましくは0.762mm〜2.54mm(約0.03〜0.10インチ)である。また、ゴルフボールは、一般的に、表面積の少なくとも60%の窪み被覆率、好ましくは少なくとも約70%の窪み被覆率を有する。カバー層は、少なくとも約20、好ましくは約30〜65のショアD硬度を有する。本発明のゴルフボールは約120未満の圧縮を有する。
シリコーン−尿素コポリマーは、ポリマーの1%未満〜全軟質セグメント含有量(コポリマーの硬度によって20%〜65%)までの範囲でシリコーン含有量を有する事ができる。シリコーン含有尿素コポリマーは、前以って、利用できない性質の組合せを示す事ができる。例えば、芳香族シリコーン−尿素は、一定のショア硬度では、通常の尿素よりも高い弾性率、即ち、シリコーン含有量が高くなればなる程弾性率が高くなる弾性率を有すべきである(以下の表1を参照)。又、脂肪族シリコーン尿素は、シリコーンホモポリマー又は天然ゴムでは一般的な非常に低い弾性率と高い極限伸びを有するべきである(以下の表2を参照)。本発明のシリコーン−尿素コポリマーは、少なくとも2.0MPa(300psi)、好ましくは少なくとも68.9MPa〜137.8MPa(1000〜20,000psi)の引張り強度を示すことが好ましい。好ましくは、この尿素コポリマーは、強靭性(高い引張り強度と伸び)と非常に低い初期弾性率の組合せを有する。本発明の極限伸びは約20〜1000%、好ましくは約400から800%である。本発明の初期弾性率は、2.0MPa〜1034.2MPa(約300〜150,000psi)、好ましくは68.9MPa〜551.5MPa(10,000〜80,000psi)である。
従って、シリコーン−尿素コポリマーは、通常の架橋シリコーンエラストマーに対する高い機能の置換体として非常に魅力的である。シリコーン含有量によって、弾性率は、天然ゴムの引張り強度以上の引張り強度で、天然ゴムラテックス並に低くする事ができる。芳香族系における弾性率の増加は、シリコーンの非常に低い溶解性因子の結果である硬質セグメント/軟質セグメントの相分離の増加によるものである。この逆は、シリコーンを含む軟質セグメントとより相溶性である事が明らかな脂肪族硬質セグメントの場合に当てはまるかも知れない。芳香族と脂肪族双方のシリコーン−尿素コポリマーにおいては、光学的透明度は全シリコーン濃度(1質量%未満及び65質量%よりも高い)の広い範囲にわたって利用可能でなければならない。これは、シリコーンの全相分離が可視光線に対して不透明となる混成又は相互浸透ネットワーク系の一般的な光学特性とは全く異なるものである。これはボールカバーの使用において非常に望ましい性質である。シリコーンの相乗的利点の多くは、母体のポリ尿素の機械的強度を保存する中程度のシリコーン濃度で得られる。一般的に、シリコーンの含有量が多ければ多い程、引張り強度は低くなる。
米国特許第5,863,627号明細書及び第5,530,083号明細書(ここに参照によってその全体が導入される)は、市販のポリウレタン製品のPurSil、CarboSil及びHydrosilの加工の仕方を詳細に述べている。PurSilについて記述されている様な、そして表1で示される様な軟質セグメント中にシリコーンを含む高強度熱可塑性エラストマーは、多段階バルク合成によって調製される。この合成では、硬質セグメントは、低分子量のグリコール連鎖延長剤BD(ブタンジオール)を伴う芳香族ウレタンMDI(4,4′−ジフェニルメタンジイソシアネート−ブタンジオール)であり、軟質セグメントは、ポリジメチルシロキサン(PSX)を含むポリテトラメチレンオキシド(PTMO)から成る。
ポリジメチルシロキサン(PSX)の外には、単独又は互いに組合せて使用されても良いその他の適当な表面変性末端基(SME)としては、炭化水素、フィルオロカ−ボン、フッ素化ポリエーテル、ポリアルキレンオキシド、様々なスルホン化基等が挙げられる。SMEは、合成中に基体ポリマーに共有的に結合する表面活性オリゴマーである。芳香族又は脂肪族尿素硬質セグメントが炭化水素軟質セグメントSMEと結合すると、炭化水素−ポリ尿素が生成される。
加工前に基体ポリマーとブレンドされる表面変性添加剤(SMA)の使用は公知である。加工中及び加工後に、SMAは高濃度で表面に移動する。これは、最外層の単分子層を劇的に変化させて所望の表面特性を生成する。
ポリジメチルシロキサン(PSX)の外には、単独又は互いに組合せて使用されても良いその他の適当な表面変性末端基(SME)としては、炭化水素、フィルオロカ−ボン、フッ素化ポリエーテル、ポリアルキレンオキシド、様々なスルホン化基等が挙げられる。SMEは、合成中に基体ポリマーに共有的に結合する表面活性オリゴマーである。芳香族又は脂肪族尿素硬質セグメントが炭化水素軟質セグメントSMEと結合すると、炭化水素−ポリ尿素が生成される。
加工前に基体ポリマーとブレンドされる表面変性添加剤(SMA)の使用は公知である。加工中及び加工後に、SMAは高濃度で表面に移動する。これは、最外層の単分子層を劇的に変化させて所望の表面特性を生成する。
ポリマーテクノロジーグループ社(Polymer Technology Group, Inc)から製造販売されているバイオスパン(BioSpan)(登録商標)はリクラ(Lycra)(登録商標)に似た性質を示す。バイオスパンSPUを形成する為には芳香族尿素硬質セグメントとポリエーテル軟質セグメントを組合せ、バイオスパンC(登録商標)を形成する為には芳香族尿素硬質セグメントとポリカーボネート軟質セグメントを組合せる。米国特許第5,221,724号明細書及び第5,461,134号明細書(ここに参照によってその全体が導入される)はポリシロキサンポリウレタン−尿素で造られた材料を開示している。
本発明の材料同様に、シリコーン軟質セグメントを含む材料のポリウレタン材料の性質が以下に示される。
表2では、硬質セグメント合成は、脂肪族ウレタンHMDI−BD(ジシクロヘキシルメタン4,4′−ジイソシアネート)と低分子量グリコール連鎖延長剤BDを導入する。
表3では、合成方法は、ヒドロキシル末端化ポリカーボネート(PC)がPSXとPTMOの軟質セグメントに対して置換えられて行われた。これはCarboSil製品であり、PurSil同様に、通常の押出し、射出成形又は圧縮成形方法で加工できる。
シリコーン−尿素材料はヒートシールができ、充填剤と簡単にブレンドができ且つ容易に後加工ができる。溶融加工条件は通常のポリ尿素と同様である。ポリ尿素は一般的に親水性材料であるので、ペレットは、加工前に、デシケーター型の脱湿ホッパー乾燥機で乾燥されるべきである。最終の水分含有量は0.01%未満でなければならない。
本発明のゴルフボールは多くの方法で製造できる。コアは、通常の巻付けコア構造又は一つ以上の層の通常のソリッド構造を使用して、当該技術分野で公知の方法で製造されても良い。巻付けコア構造は、その周りに或長さの弾性糸が巻付けられている固体ゴムベースの中心又は液体充填中心である事ができる。通常のソリッド構造は、好ましくは、亜鉛ジアクリレートの様な不飽和脂肪酸の金属塩で架橋されているシス−1,4−ポリブタジエンを含む。通常の多層構造は、内側層と外側層を形成する為に、異なるポリブタジエンベースの材料の多層コアを含んでも良い。
本発明のゴルフボールは多くの方法で製造できる。コアは、通常の巻付けコア構造又は一つ以上の層の通常のソリッド構造を使用して、当該技術分野で公知の方法で製造されても良い。巻付けコア構造は、その周りに或長さの弾性糸が巻付けられている固体ゴムベースの中心又は液体充填中心である事ができる。通常のソリッド構造は、好ましくは、亜鉛ジアクリレートの様な不飽和脂肪酸の金属塩で架橋されているシス−1,4−ポリブタジエンを含む。通常の多層構造は、内側層と外側層を形成する為に、異なるポリブタジエンベースの材料の多層コアを含んでも良い。
次いで、これらのコア構造は、通常の圧縮射出成形又はキャスティング方法を使用して、上述の熱可塑性シリコーン−尿素コポリマーを含むカバー組成物で被覆される。この材料を活用する為には多くの方法が存在する。一例として、シリコーン−ポリ尿素コポリマーがワンショット(或いは、別途、プレポリマーアプローチ)プロセスでコア上に形成される事が挙げられる。これは、0.05モルのメタンビス(4−フェニルイソシアネート)(MDI)、0.015モルの3−ヒドロキシプロピル末端化ポリジメチルシロキサン(分子量が約1000)及び0.035モルのアミン(例えば、クリアリンク1000)及び適当な触媒を必要ならば昇温で十分に混合する事によって行われる。カバーは、好ましくは、1.27mm〜2.54mm(約0.05〜0.10インチ)厚である。
その他の実施態様では、シリコーン−ポリ尿素のコポリマーは、アイオノマー及び高度に中和されているポリマーを含むそれらの酸ポリマー;ポリオレフィン;ポリアクリレート;ポリアミド;ポリフェニレンオキシド;ポリイソプレン;ブロックコポリ(エーテル又はエステル−アミド);ブロックコポリ(エーテル又はエステル−エステル);ポリスルホン、反応射出成形性熱可塑性及び熱硬化性ポリマー;スチレン−ブタジエンのブロックコポリマー及びその水素化誘導体;動的に加硫されたエチレン−プロピレンゴム;ポリ弗化ビニリデン;アクリロニトリル−ブタジエン−スチレンコポリマー;ポリウレタン;エポキシ樹脂;ポリスチレン;アクリル樹脂;ポリエチレン;ポリアミド;ポリブタジエン及びポリエステルを含む少なくとも一種の熱可塑性又は熱硬化性ポリマーとブレンドされる。
その他の実施態様は、コア、344.7MPa(50,000psi)より大きい曲げ弾性率を有する内側カバー及び熱可塑性シリコーン−尿素コポリマーから成るカバーで造られる。カバーは、好ましくは、0.508mm〜1.27mm(約0.02〜0.05インチ)の厚さであり、68.9MPa(10,000psi)未満の初期弾性率を有する。
その他の実施態様は、コア、344.7MPa(50,000psi)より大きい曲げ弾性率を有する内側カバー及び熱可塑性シリコーン−尿素コポリマーから成るカバーで造られる。カバーは、好ましくは、0.508mm〜1.27mm(約0.02〜0.05インチ)の厚さであり、68.9MPa(10,000psi)未満の初期弾性率を有する。
その他の実施態様は、シリコーン−尿素コポリマーのコア、カバー及び中間層を有する。コアは、好ましくは、少なくとも38.1mm(約1.5インチ)の直径を有する。中間層は、好ましくは、0.508mm〜2.032mm(約0.02〜0.08インチ)の厚さを有する。カバーは、好ましくは、ポリウレタン、ポリ尿素、アイオノマー及びその他のエラストマーの様な熱硬化性又は熱可塑性材料である。コアのポリブタジエンゴム組成物は少なくとも2.2pphのハロゲン化有機硫黄化合物、好ましくは、亜鉛ペンタクロロチオフェノールを含む。
ここに開示された発明は、上で述べられた目的を満足させるのに十分に計算されたものである事は明らかであるが、多数の変更及び実施態様が当業者によって考案されるかも知れない。その様な変更は密度変更剤、紫外線吸収剤、発泡層、水分バリヤー層、ヒンダードアミン光安定剤、蛍光増白剤等を含むものであるかも知れない。ゴルフボールにおけるその使用に加えて、本発明は、その他のゴルフ装置で、例えばゴルフクラブのインサートで使用できる。従って、添付された特許請求の範囲は、本発明の真の精神並びに範囲内に入る全てのその様な変更を包含せんとするものである。
ここに開示された発明は、上で述べられた目的を満足させるのに十分に計算されたものである事は明らかであるが、多数の変更及び実施態様が当業者によって考案されるかも知れない。その様な変更は密度変更剤、紫外線吸収剤、発泡層、水分バリヤー層、ヒンダードアミン光安定剤、蛍光増白剤等を含むものであるかも知れない。ゴルフボールにおけるその使用に加えて、本発明は、その他のゴルフ装置で、例えばゴルフクラブのインサートで使用できる。従って、添付された特許請求の範囲は、本発明の真の精神並びに範囲内に入る全てのその様な変更を包含せんとするものである。
Claims (29)
- 少なくとも一つの層のコア、コアの周りに同心円状に配置された少なくとも一つの層のカバーを含むゴルフボールであって、カバー又はコアの少なくとも一つがシリコーン−尿素コポリマーを含む事を特徴とするゴルフボール。
- シリコーン−尿素コポリマーが、シリコーン部分を持つポリエーテル軟質セグメントを含む、請求項1に記載のゴルフボール。
- シリコーン−尿素コポリマーが、シリコーン部分を持つポリカーボネート軟質セグメントを含む、請求項1に記載のゴルフボール。
- シリコーン−尿素コポリマーが、シリコーン部分を持つポリアルキレンオキシド軟質セグメントを含む、請求項1に記載のゴルフボール。
- シリコーン−尿素コポリマーが、シリコーン部分を持つポリエチレンオキシド軟質セグメントを含む、請求項1に記載のゴルフボール。
- シリコーン−尿素コポリマーが、シリコーン部分を持つポリテトラメチレンオキシド軟質セグメントを含む、請求項1に記載のゴルフボール。
- シリコーン−尿素コポリマーが、シリコーン部分を持つポリエステル軟質セグメントを含む、請求項1に記載のゴルフボール。
- シリコーン−尿素コポリマーが、約30〜65のショアD硬度を有する、請求項1に記載のゴルフボール。
- シリコーン−尿素コポリマーが、少なくとも40%の極限伸びを有する、請求項1に記載のゴルフボール。
- シリコーン−尿素コポリマーが、少なくとも2.0MPa(300psi)の引張り強度を有する、請求項1に記載のゴルフボール。
- シリコーン−尿素コポリマーが、68.9MPa(10,000psi)未満の初期弾性率を有する、請求項1に記載のゴルフボール。
- シリコーン−尿素コポリマーが、68.9MPa〜551.5MPa(10,000〜80,000psi)の初期弾性率を有する、請求項1に記載のゴルフボール。
- 熱可塑性シリコーン−尿素コポリマーが、アイオノマー及び高度に中和されている酸ポリマーを含むそれらの酸ポリマー、ポリウレタン、ポリオレフィン、ポリアクリレート、ポリアミド、ポリフェニレンオキシド、ポリイソプレン、ブロックコポリ(エーテル又はエステル−アミド)、ブロックコポリ(エーテル又はエステル−エステル)、ポリスルホン、反応射出成形性熱可塑性及び熱硬化性ポリマー、スチレン−ブタジエンのブロックコポリマー及びその水素化誘導体、動的に加硫されたエチレン−プロピレンゴム、ポリ弗化ビニリデン、アクリロニトリル−ブタジエン−スチレンコポリマー、エポキシ樹脂、ポリスチレン、アクリル樹脂、ポリブタジエン及びポリエステルから成る群から選ばれる少なくとも一種の熱可塑性又は熱硬化性ポリマーとブレンドされる、請求項1に記載のゴルフボール。
- シリコーン−尿素コポリマーが、コポリマーの約0.1質量%〜60質量%の量のシリコーン含有量を有する、請求項1に記載のゴルフボール。
- シリコーン含有量が、約1質量%〜20質量%の量で存在する、請求項14に記載のゴルフボール。
- シリコーン−ポリ尿素組成物が紫外線吸収剤を含む、請求項1に記載のゴルフボール。
- シリコーン−ポリ尿素組成物がヒンダードアミン光安定剤を含む、請求項1に記載のゴルフボール。
- シリコーン−ポリ尿素組成物が蛍光増白剤を含む、請求項1に記載のゴルフボール。
- 少なくとも一つの層のコア、コアの周りに同心円状に配置された少なくとも一つの層のカバーを含むゴルフボールであって、カバー又はコアの少なくとも一つがシリコーン−ウレタンコポリマーを含む事を特徴とするゴルフボール。
- シリコーン−ウレタンコポリマーが、シリコーン部分を持つポリエーテル軟質セグメントを含む、請求項19に記載のゴルフボール。
- シリコーン−ウレタンコポリマーが、シリコーン部分を持つポリカーボネート軟質セグメントを含む、請求項19に記載のゴルフボール。
- シリコーン−ウレタンコポリマーが、シリコーン部分を持つポリアルキレンオキシド軟質セグメントを含む、請求項19に記載のゴルフボール。
- シリコーン−ウレタンコポリマーが、シリコーン部分を持つポリエチレンオキシド軟質セグメントを含む、請求項19に記載のゴルフボール。
- シリコーン−ウレタンコポリマーが、シリコーン部分を持つポリテトラメチレンオキシド軟質セグメントを含む、請求項19に記載のゴルフボール。
- シリコーン−ウレタンコポリマーが、シリコーン部分を持つポリエステル軟質セグメントを含む、請求項19に記載のゴルフボール。
- シリコーン−ウレタンコポリマーが、約30〜65のショアD硬度を有する、請求項19に記載のゴルフボール。
- シリコーン−ウレタンコポリマーが、約400%の極限伸びを有する、請求項19に記載のゴルフボール。
- シリコーン−ウレタンコポリマーが、少なくとも20.6MPa(3000psi)の引張り強度を有する、請求項19に記載のゴルフボール。
- シリコーン−ウレタンコポリマーが、20.6MPa(約3000psi)より大きい初期弾性率を有する、請求項19に記載のゴルフボール。
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
US10/274,799 US6776729B2 (en) | 2001-10-22 | 2002-10-21 | Golf balls with silicone-urea copolymers |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2004283559A true JP2004283559A (ja) | 2004-10-14 |
JP2004283559A5 JP2004283559A5 (ja) | 2005-05-26 |
Family
ID=33298142
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2003394733A Pending JP2004283559A (ja) | 2002-10-21 | 2003-10-21 | シリコーン−尿素コポリマーのゴルフボール |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2004283559A (ja) |
-
2003
- 2003-10-21 JP JP2003394733A patent/JP2004283559A/ja active Pending
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US6739987B2 (en) | Golf balls with thermoplastic silicone-urethane copolymers | |
US6855793B2 (en) | Golf balls with thermoplastic polycarbonate-urethane copolymers | |
US6794447B1 (en) | Golf balls incorporating nanocomposite materials | |
JP5936815B2 (ja) | 薄いマントル層を有するソリッドゴルフボール | |
JP2003510139A (ja) | 多層ゴルフボール及び組成物 | |
US8430767B2 (en) | Multi-layer cover golf ball having non-ionomeric intermediate cover layer | |
US6776729B2 (en) | Golf balls with silicone-urea copolymers | |
EP2760551B1 (en) | Golf ball having relationships among the densities of various layers | |
US8834301B2 (en) | Golf ball with a non-ionomeric inner cover, stiff TPU intermediate cover, and cast thermoset outer cover | |
US20110244982A1 (en) | Golf ball comprising renewable resource component | |
US20120088606A1 (en) | Multi-layer golf ball having thermoplastic vulcanized elastomers forming inner cover or intermediate cover layers | |
JP4637762B2 (ja) | ゴルフボール | |
IE57172B1 (en) | Golf ball having improved playability properties | |
US6737498B2 (en) | Golf balls with segmented polyurethane | |
JP7434878B2 (ja) | ゴルフボール | |
JP2004283559A (ja) | シリコーン−尿素コポリマーのゴルフボール | |
US6809152B2 (en) | Golf ball cover with segmented polyurethane | |
US20110003650A1 (en) | Golf ball | |
WO2002081035A1 (en) | Golf ball having very thin outermost cover layer for improved scuff resistance | |
US8251838B2 (en) | Multi-layer cover golf ball having non-ionomeric intermediate cover layer | |
JP7384001B2 (ja) | ゴルフボール | |
JP2004283558A (ja) | セグメント化ポリウレタンのゴルフボールカバー | |
US20230107169A1 (en) | Golf ball | |
JP2021186411A (ja) | ゴルフボール | |
JP2019107401A (ja) | ゴルフボール用樹脂組成物及びゴルフボール |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20070115 |
|
A601 | Written request for extension of time |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601 Effective date: 20070416 |
|
A602 | Written permission of extension of time |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A602 Effective date: 20070419 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20071001 |