JP2004283476A - 手動発電玩具 - Google Patents

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泉 戸田
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Abstract

【課題】従来の手押し走行玩具に、乾電池の取替えや、充電器による充電作業を要することなく動作可能な電動の付加機能を付けることを可能とする。
【解決手段】手押し走行玩具の後輪4の回転を、歯車箱8内の増速輪列を介して直流モータ9に伝え、直流モータ9を高速回転させることにより生ずる電磁誘導起電力を用い、直流モータ9と電子基板16の間に並列に蓄電池13を配置することにより電子基板16を安定して駆動し、スピーカ12や電球5からなる電気的付加機能を制御する。また手押し操作終了後に、蓄電池13内の残存電気エネルギーによる直流モータの回転を用いて車輪を回転させる等の電動の付加機能を付ける。
【選択図】 図3

Description

【0001】
【発明が属する技術分野】
本発明は、主として手押し走行玩具に用い、電池を頻繁に取り替えることなく点灯や発音、電動走行のような電気的付加機能を持ちうる手動発電玩具に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
手動により増速輪列を介して発電機を高速回転させ、発生した電力を用いて付加機能を駆動させる玩具は既に各種が実用に供されている。
例えば、特開昭51−80436号や実開平6−39094に記載されるように灯火を点灯させる車両輪玩具はすでに公知である。
【0003】
また、発電機の電力をいったん蓄電器に蓄え、その電力により走行をさせたり、動力を制御したりする玩具も多数実用に供されている。
これらに関係する公知のものとしては、例えば実開平7−494や実開平5−35196や特開2000−175499がある。
【0004】
しかし前述の、手動により増速輪列を介して発電機を高速回転させ、発生した電力を用いて直接付加機能を駆動させる玩具は実用に当たっては発電機の電圧、電流が安定していないため電球の点灯のような機能は容易に付加可能であるが、例えば前記の電力を用いて集積回路を使用した発音や点灯の制御を直接しようとした場合、集積回路の動作のためには整流回路や昇圧回路、定電圧回路、ノイズ除去回路などが必要となり複雑なものとなっていた。
【0005】
また、前述の発電機の電力をいったん蓄電器に蓄え、その電力により走行をさせたり、動力を制御したりする玩具については乾電池の頻繁な交換をすることなしに電動玩具を駆動することができるため多数の玩具に応用されているが、蓄電のための操作が低年齢の子供には難しいことから高年齢の子供のための自動車走行玩具等に用いられることが主となっている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
解決しようとする課題は、従来からある手動走行玩具において、頻繁な電池の交換を必要とせずに、また、複雑な充電作業を必要とせずに、電動走行や電子回路を使用した発音や点灯の機能を付加することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
前記課題を解決するため、本発明に係る手動発電玩具は、従来の手動走行玩具に、その基本操作である手ころがしの遊びの車輪の回転を電気的エネルギーに変えるための増速輪列による回転伝達手段と、前記回転伝達手段により回転子を高速回転するように接続された直流モータの磁気誘導作用を用いた発電手段と、従来の蓄電池を利用した電力安定化手段と、集積回路による電子機器制御手段と、発音のためのスピーカや点灯のための電球などの付加機能表現手段とを備えることを特徴とする。
【0008】
なお、前述のごとく前記発電手段には直流モータを使用し、前期電力安定化手段には蓄電池を使用するので、手動走行停止後は前記電力安定化手段の残存電気エネルギーを用いて前記発電手段として用いた直流モータを回転させることもできる。このとき前記回転伝達手段はそのままで直流モータ側から見ると車輪に対して減速輪列となるので、直流モータの回転は車輪を低速回転させる。言い換えると前記手動走行玩具は手動走行後手を離すと自力でゆっくりと走行する。
【0009】
また、手動走行後は前記発電手段である直流モータと前記回転伝達手段である増速輪列とを遊動輪機構を用いて切り離し、別の輪列に切り替えて自力走行以外の動作機能を駆動するようにしてもよい。
【0010】
【発明の実施の形態】
使用するほどに頻繁に交換を必要とされ経済的にも資源的にも無駄の多い乾電池を使用せずに、従来の手動走行玩具に電気的な付加機能を付けることを、難しい充電操作や複雑な電子回路を使用することなく実現した。
【0011】
【実施例】
図1は、本発明の一実施例の外観を表す斜視図である。図に示すとおり、本発明の手動発電玩具の外観は従来の手動走行玩具と同様であり、本体1とシャーシ2に前輪3や後輪4、点灯のための電球5、内部のスピーカの音を出すための音だし穴6、電気機能切り替えのためのスイッチ7からなる。
【0012】
図2は、図1の実施例の操作状態を表す側面図である。この実施例において操作者は従来どおり本体1を手で押して遊び、本体1上部のスイッチ7を指で押すことにより切り替えて電球5を点灯させたり内部のスピーカを鳴らしたりできる。
【0013】
図3は、図1、及び図2にて示した実施例の機能を実現するための内部構造を示す斜視図であり、説明のために本体1を取り去った状態を表す。
【0014】
また、図4は輪列の状態を示すため、動力系の部品のみを示す斜視図である。
【0015】
図3及び図4において、歯車箱8の内部には後車軸10に固定されたクラッチ17を介して、後輪4が前方に転がされた時に歯車A18を回転させ、歯車A18の回転を増速伝達するための輪列として大小の歯車が一体になった歯車B19、歯車C20、歯車D21、および直流モータ9に固定されたモータ歯車22があり、手動ころがし操作時に後輪4の回転により直流モータ9の回転子を高速回転させる仕組みになっている。
【0016】
直流モータ9の内部で回転子のコイルが永久磁石と相対的に高速回転すると、磁気誘導作用により起電力が誘導される。本発明の手動発電玩具は、前記起電力を用いて電子基板16の電子回路を通してスピーカ12や電球5を操作するものであるが、このとき直流モータ9と電子基板16の間に並列に蓄電池13を配線接続する。この時配線は蓄電池陽極14側に直流モータ9起電時の陽極がくるように、また蓄電池陰極15側に直流モータ9の起電時の陰極がくるようにする。
【0017】
蓄電池13を直流モータ9と電子基板16の間に設置することにより、電子基板16に供給される電力は蓄電池13の容量に応じて一定値を超えず、一定値以上の電力は蓄電池13に蓄積される。この時、電力が電子基板16の電子回路の動作必要電力に合うような蓄電池13を使用すれば、電子基板16の電子回路には整流、昇圧、電源安定化、ノイズ除去のための機能を別途持たせなくとも従来の乾電池使用の電子回路と同様のもので使用可能となり、容易に付加機能を作動させることができる。
【0018】
スイッチ7は電子基板16の電子回路内の集積回路のトリガー入力端子に接続し、従来の電子玩具と同様に、例えばスピーカ12と電球5の出力切り替えや、あるいはスピーカの音声切り替え、または主電源開閉など、要求仕様に合わせて、電子基板16の電子回路の制御に使用するものであり、図1から図3の一実施例にて示すように一個のみの設置としてもよいし、必要に応じて複数設置してもよい。
【0019】
図1から図4において示すように歯車箱8内の輪列は後輪4側から見たときには増速輪列として働き、本体1を手で押して後輪4を回転させることにより直流モータ9を高速回転させ起電力を誘導する。このときに電力はスイッチ7を押すことによりスピーカ12による発音や電球5による点灯に消費されるが、消費を上回った電力は蓄電池13内に残存電力として蓄積される。本体1を手で押す操作をやめて手を離した場合、前記蓄電池13内の残存電力は直流モータ9に流れ、直流モータ9は本来のモータ機能により回転を始める。このとき歯車箱8内の輪列は直流モータ9側から見ると減速輪列として歯車A18を回転させ、クラッチ17の摩擦力により後車軸10上の後輪4を回転させる。いいかえれば、手を離すと自力走行することとなる。
【0020】
この時蓄電池13の容量を、直流モータ9の誘導起電力に対して通常の遊びで過充電を起こさない程の充分なものとすれば、特に過充電防止手段を設ける必要はなく、また直流モータ9に一般に実用に供されている誘導起電力の小さいものを使用すれば、蓄電池13への負担は少なく、蓄電池13の寿命を半永久的に長くできる。
【0021】
図5は前述の図1から図3にて示した一実施例の、さらに操作を簡単にした応用例を示す底面図である。図5の応用例においては、後車軸10に固定されたウォーム歯車23により回転するカム歯車24上の、カム歯車24と一体のカム25が回転することにより、弾性金属板よりなるスイッチ片26がカム25に押され、定期的にスイッチ端子27に接触したり離れたりする機構を持つ。このときスイッチ片26とスイッチ端子27を前述の電子基板16の電子回路のトリガー端子に配線接続すれば、操作中に後輪4の回転にともない自動的に音声の切り替えや、電球の点滅を制御することができる。図5に示す自動スイッチ機構は一応用例であり同様の目的を持つ機構はウォーム歯車23を使用せずとも平歯車の組合せにても容易に製作可能であり、またカム形状も目的に応じて変形可能である。さらに図5に示す自動スイッチ機構は図3における前車軸11に載置してもよい。あるいは独立の機構として本体に載置してもよい。または機構部品をもちいずに電気的に処理してもよい。
【0022】
上記の実施例においては、本発明の手動発電玩具を自動車形の走行玩具として説明したが、実用に当たっては本体1やシャーシ2を例えば動物の形にしてもよく、手押し走行により得られた蓄電池13内の残存電力による直流モータ9の回転は、歯車輪列を切り替えて、例えば犬の耳を揺らしたりするような車輪回転以外の機能に使用するようにしてもよい。
【0023】
また、上記の実施例においては、後輪4に直流モータ9を接続した例を用いて説明したが、クラッチの回転方向を変えて前輪3に直流モータ9を接続するようにしてもよい。
【0024】
さらに、各車輪の数量や形状は外形デザインに合わせて、変更可能である。
【0025】
【発明の効果】
以上説明したように本発明の手動発電玩具は、従来の手押し走行玩具に簡単な構造で電気的な付加機能をつけることができ、電池の取り替えやわずらわしい充電操作をすることなく、容易に操作することのできる玩具を提供できる効果を持つものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】手動発電玩具の外観を示した斜視図である。(実施例1)
【図2】手動発電玩具の操作状態を示した説明図である。(実施例1)
【図3】手動発電玩具の内部構造を示した説明図である。(実施例1)
【図4】手動発電玩具の輪列を示した説明図である。(実施例1)
【図5】手動発電玩具の自動スイッチ機構の例を示した説明図である。(実施例2)
【符号の説明】
1 本体
2 シャーシ
3 前輪
4 後輪
5 電球
6 音だし穴
7 スイッチ
8 歯車箱
9 直流モータ
10 後車軸
11 前車軸
12 スピーカ
13 蓄電池
14 蓄電池陽極
15 蓄電池陰極
16 電子基板
17 クラッチ
18 歯車A
19 歯車B
20 歯車C
21 歯車D
22 モータ歯車
23 ウォーム歯車
24 カム歯車
25 カム
26 スイッチ片
27 スイッチ端子

Claims (2)

  1. 手動による回転輪と、増速輪列を介して前記回転輪に連結された直流モータと、前記直流モータに蓄電池を介して接続した付加機能部とを備えることを特徴とする手動発電玩具。
  2. 請求項1に記載の手動発電玩具において、前記増速輪列に加えて直流モータの電動回転時に動作する輪列を備えることを特徴とする手動発電玩具。
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