JP2004283471A - Footwear rotating device - Google Patents
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Abstract
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、脱いだ履物を自動的に反転回動させる履物回転装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】
脱いだ履物を一々腰をかがめて手で向きを変える作業は非常にわずらわしい。また、わずらわしいだけでなく、履物を手で触れたくない場合も多い。
【0003】
特に、医療の現場では、履物を履き替えるとき衛生上履物に触れると再び手を洗浄しなければならないことから、スムーズに履物を脱ぎ履きできるように履物を脱ぐ毎に自動反転させる履物回転装置の要望は強い。
【0004】
例えば、院内のスリッパを脱いで別のスリッパに履き替えて集中治療室やオペ室に入る際、出入りする方向に常に脱いだスリッパを自動的に反転回動させておけば、手で触れることなく、また体を後向きに変えることなくスムーズにスリッパを履き替えて出入りできることになる。
【0005】
しかし、このような履物回転装置を電力等の動力によって作動する動力方式としたのでは、設備費やランニングコスト・メンテナンスコストがかかり、普及し得ない。
【0006】
そこで、従来様々な無動力式の履物回転装置が提案されているが、いずれも構造が複雑であるばかりか、薄形には構成できない。本装置が厚くなってしまえば、履物台のようになってしまって、その上で脱ぎ履きすることは不安定となるため、かなり余裕スペースのある大形のものとするか、埋め込み形とせざるを得なく、そのためコスト高となってしまうことは避けられず、実用性に劣り、やはり普及には至らない。
【0007】
本発明は、このような現状に鑑み、前記問題点を打破し、電力等の電力を用いず、人が乗ったときの体重で回転エネルギーをバネに蓄え、人が履物を脱いで降りたとき、そのエネルギーで自動的に反転回動するように構成し、しかも、これまでに比べて極めて薄形に構成可能で、設置してもスムーズに履物を脱ぎ履きでき、また薄形のため床に埋め込む必要もなく、極めて実用性に秀れた画期的な履物回転装置を提供することを目的としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】
添付図面を参照して本発明の要旨を説明する。
【0009】
履物1を脱ぎ置く回転プレート2を設置本体部3に対して回転軸4を軸に回転自在に設けると共に、前記回転プレート2は少許な高さだけ設置本体部3に対して昇降自在に設け、前記設置本体部3に前記回転プレート2上に履物1を脱ぎ履きする人が乗ったとき、その体重によって回転プレート2が下降することで支点5を支点にほぼ所定長弾性部6に抗して水平回動する作動アーム7を設け、この作動アーム7の回動によりエネルギー蓄積された前記弾性部6の復帰弾性力により前記人が回転プレート2より降りた後回転プレート2をほぼ180度回動させる弾性駆動自動反転機構Xを備えたことを特徴とする履物反転装置に係るものである。
【0010】
また、前記回転軸4の回転により回転するピニオン8にラック9を歯合し、このラック9を水平方向に移動させることで回転軸4を介して前記回転プレート2を反転回動するように構成し、このラック9は前記ピニオン8を境に同方向に移動した場合に回転軸4を正方向に回転させるものと逆方向に回転させるものとの二体を対向状態に設けて夫々ピニオン8に歯合し、前記作動アーム7にはこの作動アーム7の移動に伴って進退移動するスライド移動部10を設け、前記回転プレート2の下降により前記作動アーム7が前記弾性体6に抗して移動する際は前記ラック9を移動させず、作動アーム7が弾性部6の復帰弾性力により戻り移動してスライド移動部10が戻り動する際には一方のラック9に前記スライド移動部10が係止してそのラック9を前記戻り方向に移動させて、前記回転プレート2が反転回動するように前記弾性駆動自動反転機構Xを構成したことを特徴とする請求項1記載の履物回転装置に係るものである。
【0011】
また、前記弾性部6若しくは別に設けた弾性体13に抗して前記回転プレート2が下降した際前記作動アーム7の力点部を少許な距離移動させるアーム回動部11を設け、このアーム回動部11の作動により前記作動アーム7を前記支点5を支点に所定長水平回動させて作動アーム7の作用部12を所定長移動させるように構成し、この作動アーム7の移動に伴って前記スライド移動部10が移動するに際しては、前記ラック9に係止せず、前記作動アーム7の戻り移動によりスライド移動部10が戻り移動するに際しては、前記一方のラック9に係止してこのラック9を戻り移動させて、前記回転プレート2が反転回動するように前記弾性駆動自動反転機構Xを構成したことを特徴とする請求項2記載の履物回転装置に係るものである。
【0012】
また、前記アーム回動部11による作動アーム7の移動に伴って前記対向するラック9間を往復移動するように前記スライド移動部10を前記作動アーム7の作用部12に枢着若しくは当接し、前記作動アーム7の移動によりスライド移動部10が移動するに際しては、前記ラック9に係止せず、前記作動アーム7の戻り移動によりスライド移動部10が戻り移動するに際しては、前記一方のラック9に係止してこのラック9を戻り移動させると共に、この一方のラック9の移動によって他方のラック9は前記ピニオン8を介して互い違いに移動し、次の前記回転プレート2の下降による前記作動アーム7の移動時に前記スライド移動部10はラック9に係止せず戻り移動時には前記他方のラック9に係止してこのラック9を戻り移動させるように構成して、前記作動アーム7の往復動毎に前記一対のラック9を交互に移動させて前記回転プレート2が異なる回動方向に交互に反転回動するように構成したことを特徴とする請求項3記載の履物回転装置に係るものである。
【0013】
【発明の実施の形態】
好適と考える本発明の実施の形態(発明をどのように実施するか)を、図面に基づいてその作用効果を示して簡単に説明する。
【0014】
回転プレート2に人が乗ると、この回転プレート2はその体重によって下降する。この回転プレート2の下降によって例えばこの下降を横方向への作動に変えるアーム回動機構によって設置本体部3と回転プレート2との間に設けた弾性駆動自動反転機構Xの作動アーム7が支点5を支点に弾性部6に抗して水平回動する。
【0015】
そして、回転プレート2に履物1を脱いで回転プレート2から人が離れると、前記弾性部6若しくは別に設けた弾性部13の復帰弾性力により回転プレート2は元の高さに上昇すると共に、作動アーム7はエネルギー蓄積された前記弾性部6の復帰弾性力によって戻り回動する。
【0016】
このとき、この作動アーム7の戻り回動により回転プレート2が180度回動して回転プレート2上に脱いだ履物1は180度反転回動して履物1の向きが自動的に反転することとなる。
【0017】
即ち、設置本体部3と回転プレート2との重合長を小さくすると共に、回転プレート2の昇降する高さ分を小さくおさえても設計可能な構造であり、しかもたとえこのわずかとした回転プレート2の下降によっても、てこの原理を用いて作動アーム7を十分に大きく回動させることができ、更には、この作動アーム7をてこの原理によって大きく水平回動させる構成のため、極めて薄形に設計可能な構成となる。
【0018】
具体的には、支点の位置設定により、たとえわずかしか回転プレート2が下降しない構成としても作動アーム7の作用部12を大きく移動させることができ、この作動アーム7の水平回動によっては回転プレート2を回転させず、戻り移動に際して回転プレート2を回転させるように構成することで、弾性部6の蓄積エネルギーによって電力等を用いなくても、薄形でありながら確実に回転プレート2を180度回動させることができ、これにより必要以上に大形としなくても良く、軽量化が可能で、しかも前述のように大幅な薄形化が実現できるため、設置使用も可能で、また埋め込み設置とするにしてもその施行が極めて容易に行なえ、極めて実用性に秀れた画期的な履物回転装置となる。
【0019】
【実施例】
本発明の具体的な実施例について図面に基づいて説明する。
【0020】
本実施例は、履物1を脱ぎ履きする人が回転プレート2に乗ったときには、この回転プレート2は回転せず、履物1を脱いで回転プレート2から離れると、履物1が乗った回転プレート2が180度回転し、これにより、回転プレート2上の履物1の向きを自動的に反転できる履物回転装置に関するものである。
【0021】
履物1を脱ぎ置く回転プレート2を設置本体部3に対して回転軸4を軸に回転自在に設けると共に、前記回転プレート2は少許な高さだけ設置本体部3に対して昇降自在に設けた構成としている。
【0022】
回転軸4は、図1,図2に示すように、平面から見て所定位置に角部を設け、この角部を有する回転軸4に略合致し得る形状の軸受孔部2Aを回転プレート2に設けた構成としている。これにより、回転プレート2は設置本体部3に対して水平回転可能となり、また、昇降可能となる。
【0023】
回転プレート2の設置本体部3に対する昇降は、回転プレート2と設置本体部3との間に配設されたリング体14が昇降作動することによって行われるように構成している。
【0024】
即ち、回転プレート2に履物1を脱ぎ履きする人が乗った際、この回転プレート2が下降するとリング体14も共に下降し、前記人が回転プレート2から降りた後には、リング体14が設置本体部3に対して上昇することで、このリング体14が回転プレート2を押し上げて、この回転プレート2が設置本体部3に対して上昇するように構成している。
【0025】
具体的には、このリング体14は、回転プレート2の周縁部と設置本体部3との間に配設された構成としている。
【0026】
このリング体14と回転プレート2とを、上下方向の動きを連動し、且つ、水平方向に互いに異なる方向へ回転し得るように構成している。
【0027】
即ち、リング体14の上部外縁部には、図1,図3に示すように、回転プレート2をリング体14に対して回動自在に支承するためローラ体14Aを所定間隔を置いて複数箇所に設けた構成としている。
【0028】
これにより、回転プレート2は、リング体14Aに設けたローラ体14Aで支承された状態となり、リング体14の昇降に伴い回転プレート2を昇降でき、且つ、前記回転軸4の回転によって回転プレート2をリング体14上で反転回動できることとなる。尚、リング体14の上縁部には鍔部20を設けている。
【0029】
リング体14の昇降作動は、上下方向の作動を水平方向の作動に変換する作動変換機構Yと設置本体部3に対してリング体14を一方向へ付勢する弾性体13により行われるように構成している。
【0030】
この作動変換機構Yは、回転プレート2に人が乗った際、その体重により回転プレート2が下降し、リング体14が下降した際、この下降に伴ってリング体14を設置本体部3に対して所定長さ水平回動するように構成している。
【0031】
一方、回転プレート2から人が降りた後は、弾性体13により、リング体14を設置本体部3に対して他方向へ所定長さ水平回動し、前記作動変更機構Yにより、この他方向への水平回動を上方への作動に変換してリング体14を上昇させるように構成している。
【0032】
具体的には、作動変更機構Yは、図4に示すように、複数の連結板18の端部同志を複数の軸で回動自在に軸着した伸縮体19をリング体14と設置本体部3との間に設けた構成とし、この伸縮体19が縮んでジグザグ状となったり、伸びて略真っすぐな状態になったりして、この伸縮体19の長さ及び巾が変わることを利用して、上下方向の作動を水平方向の作動に変換し得るように構成している。
【0033】
更に具体的には、図4に示すように、連結板18の端部を他の連結板18の端部に軸17で回動自在に連結することで(本実施例では、三枚の連結板18を利用している。)伸縮体19を形成し、この伸縮体19の一端部をリング体14の外側部に回動自在に連結し、他端部を設置本体部3に回動自在に連結した構成としている。尚、本実施例では、伸縮体19の他端部を、設置本体部3に予め付設した取付金具21の立設片21Aに回動自在に連結した構成としている。
【0034】
この際、伸縮体19をジグザグ状とした際には、この伸縮体19の折曲部が、リング体14の鍔部20又は取付金具21の底部上面(若しくは設置本体部3の上面)に接触した状態となるように取り付ける。
【0035】
一方、弾性体13は、リング体14の内面部所定位置と設置本体部3の所定位置において、前記伸縮体19がジグザグ状となる方向(本実施例では反時計回り)に付勢するように設けた構成としている。
【0036】
また、本実施例では、図1に示すように、弾性体13による付勢を伸縮体19が縮んだ状態で制止するストッパー22を設けた構成としている。
【0037】
これにより、回転プレート2に人が乗ってリング体14が下降すると、リング体14の鍔部20と取付金具21の底部上面との距離が縮まり、これに伴い伸縮体19の折曲部が鍔部20若しくは取付金具21の上面とに押動され、この折曲部は回動自在であり、また、押動された力は伸縮体19を伸長させる方向にのみ逃げることができることから、伸縮体19が略真っすぐに近い状態に伸長し、これにより、伸縮体19の全体長が長くなることで、取付金具21(設置本体部3)に対してリング体14が、水平方向(本実施例では時計回り)に回動することになる。
【0038】
また、回転プレート2から人が降りると、リング体14と設置本体部3との間に配設した弾性体13の弾性作用により、リング体14が設置本体部3に対して伸縮体19が縮まる方向に(即ち、反時計回り)に水平回動して伸長した伸縮体19がジグザグ状に縮まることとなる。この際、縮む伸縮体19の折曲部が、リング体14の鍔部20若しくは取付金具21の底部上面を押動することで、リング体14は設置本体3に対して少許な高さ上昇することとなる。
【0039】
本実施例では、回転プレート2から設置本体部3までの厚さを非常に薄く(例えば、およそ15mm〜35mm)に設定し、この回転プレート2と設置本体部3との間に、後述の弾性駆動自動反転機構Xを配設した構成としている。
【0040】
従って、非常に薄い履物回転装置を実現している。これにより、本実施例の履物回転装置は装置自体の薄さを追求することができ、例えばバリアフリーの建物内で使用するには最適な履物回転装置となる。
【0041】
設置本体部3には、図1,図5に示すように、回転プレート2上に履物1を抜き履きする人が乗ったとき、その体重によって回転プレート2が下降することで支点5を支点にほぼ所定長さ弾性部6に抗して水平回動する弾性駆動自動反転機構Xの作動アーム7を設けた構成としている。
【0042】
この作動アーム7は、リング体14の設置本体部3にその一端部を回動自在に軸着し、この軸着部位を支点5として水平方向に回動し得るように構成している。
【0043】
この作動アーム7は、その一端側(支点5側、即ち、基端側)を、前記作動アーム7を水平回動させるための力点部に設定し、他端側(即ち、先端側)を、この作動アーム7の水平回動による力を後述のスライド移動部10に伝えるための作用部12に設定している。
【0044】
具体的には、作動アーム7の支点5となる基端部近傍には、前記力点部となる突片7Aを設けた構成としている。尚、本実施例では、この突片7Aは、リング体14の内面に近接する位置まで突出させている。
【0045】
そして、この突片7A近傍のリング体14の内面所定位置には、前記弾性部6若しくは前記弾性体13に抗して前記回転プレート2が下降した際前記作動アーム7の力点部を少許な距離移動させるアーム回動部11を設けた構成としている。
【0046】
このアーム回動部11は、前記突片7Aに当接し得る当接体11Aを、突片7A近傍のリング体14の内面に付設することで形成した構成としている。
【0047】
即ち、リング体14の水平回動により当接体11Aが回動した際、この当接体11Aに突片7Aが当接して当接体11Aが突片7Aを押動することで、作動アーム7が支点5を支点として水平回動するように構成している。
【0048】
そして、この作動アーム7の水平回動により作用部12を所定長移動させるように構成している。
【0049】
一方、設置本体部3には、作動アーム7の回動によりエネルギー蓄積された前記弾性部6の復帰弾性力により前記人が回転プレート2より降りた後回転プレート2をほぼ180度回動させる弾性駆動自動反転機構Xを備えている。
【0050】
即ち、この弾性駆動自動反転機構Xは、図1,図5〜図7に示すように、前記回転軸4の回転により回転するピニオン8にラック9を歯合し、このラック9を水平方向に移動させることで回転軸4を介して前記回転プレート2を反転回動するように構成し、このラック9は前記ピニオン8を境に同方向に移動した場合に回転軸4を正方向に回転させるものと逆方向に回転させるものとの二体を対向状態に設けて夫々ピニオン8に歯合し、前記作動アーム7にはこの作動アーム7の移動に伴って進退移動するスライド移動部10を設け、前記回転プレート2の下降により前記作動アーム7が前記弾性体6に抗して移動する際は前記ラック9を移動させず、作動アーム7が弾性部6の復帰弾性力により戻り移動してスライド移動部10が戻り動する際には一方のラック9に前記スライド移動部10が係止してそのラック9を前記戻り方向に移動させて、前記回転プレート2が反転回動するように構成している。
【0051】
具体的には、ピニオン8は、回動軸4の基端部に係合歯を設けることで形成した構成としている。
【0052】
そして、このピニオン8を挟んで向かい合うように配設されたラック9の係合歯39をこのピニオン8に係合した構成としている。
【0053】
即ち、ラック9には、夫々のラック9A・9Bの向かいあう方向、即ち、回動軸4側にして先端から中央側に向けて係合歯39を形成し、一方のラック9は係合歯39先端でピニオン8に係合し、他方のラック9は係合歯39基端でピニオン8に係合するようにピニオン8とラック9とを連結した構成としている。
【0054】
これにより、図5に示すように、係合歯39B先端でピニオン8に係合した一方のラック9Bを押動すると、このラック9Bがピニオン8を正方向(本実施例においては時計回り)に回転させて前進し、この際、他方のラック9Aはピニオン8の回転に伴って後退する。
【0055】
また、図6に示すように、後退したことで係合歯39A先端でピニオン8に係合した他方のラック9Aを押動すると、今度はこのラック9Aがピニオン8を逆方向(本実施例おいては反時計回り)に回転させつつ前進し、この際、この他方のラック9Aの作動と連動して一方のラック9Bがピニオン8の回転によって後退する。
【0056】
即ち、夫々のラック9A・9Bが互い違いに前進後退を繰り返すことで、このラック9A・9Bにピニオン8を介して連結した回転軸4が回転し、これにより、回転プレート2が水平方向に反転回動することになる。
【0057】
この際、夫々のラック9A・9Bが互い違いに前後動する移動範囲は、ピニオン8の回転により回転する回転プレート2が左右方向に夫々180度ずつ反転回動し得る移動範囲となるように設定している。尚、本実施例では、夫々のラック9A・9Bが互い違いに前後動する移動範囲を、回転プレート2が左右方向に夫々180度ずつ反転回動し得る範囲に設定したが、使用状態に応じてこの移動範囲は適宜設計変更できるものであり、例えば回転プレート2が左右夫々90度反転回動するように設定しても良い。
【0058】
前記ラック9A・9Bには、前記作動アーム7の移動に伴って進退移動するスライド移動部10を連設し、このスライド移動部10がスライド移動することでラック9A・9Bを互い違いに前後動し得るように構成している。
【0059】
また、スライド移動部10には、このスライド移動部10を回動軸4に対して離反させる方向に付勢する弾性部6を連設した構成としている。
【0060】
即ち、前記アーム回動部11による作動アーム7の移動に伴って前記対向するラック9間を往復移動するように前記スライド移動部10を前記作動アーム7の作用部12に枢着若しくは当接し、前記作動アーム7の移動によりスライド移動部10が移動するに際しては、前記ラック9に係止せず、前記作動アーム7の戻り移動によりスライド移動部10が戻り移動するに際しては、前記一方のラック9に係止してこのラック9を戻り移動させると共に、この一方のラック9の移動によって他方のラック9は前記ピニオン8を介して互い違いに移動し、次の前記回転プレート2の下降による前記作動アーム7の移動時に前記スライド移動部10はラック9に係止せず戻り移動時には前記他方のラック9に係止してこのラック9を戻り移動させるように構成して、前記作動アーム7の往復動毎に前記一対のラック9を交互に移動させて前記回転プレート2が異なる回動方向に交互に反転回動するように構成している。
【0061】
具体的には、スライド移動部10は、ラック9に対して進退移動するシャトル体23と、シャトル体23が後退した際ラック9の係合歯39に引っ掛かり係止する係止体24とから成る構成としている。
【0062】
シャトル体23は、図8に示すように、ラック9A・9Bの間にしてこれらラック9A・9Bよりも低い位置に設けたスライド溝28内に配設され、ラック9A・9Bに沿って回転軸4に対して進退方向にスライド移動し得るように構成している。
【0063】
そして、このシャトル体23上に係止爪25を有する一対の係止半体24A・24Bを成る係止体24を連設した構成としている。
【0064】
前記スライド溝28の形成長さは、シャトル体23を前記スライド溝28の先端に突き当たり係止させた際、一方のラック9Aの係合部27Aに丁度係合係止し得る長さに設定している。尚、このスライド溝28の形成長さは、シャトル体23を前進させて突き当たり係止させた際に、ラック9の係合部27が最もピニオン8に近づく位置よりも更にピニオン8側に近い位置までシャトル体23を前進させ得る長さに設定しても良い。
【0065】
係止体24は、一対の係止半体24A・24Bをシャトル体23に回動自在に軸着して成る構成としている。
【0066】
具体的には、係止体24は、一対の係止半体24A・24Bが平行状態となるように夫々の中央部よりもやや先端側の所定位置をシャトル体23に回動自在に軸着して成る構成としている。
【0067】
この際、夫々の係止体24A・24Bは、先端部若しくは基端部が互いに所定角度開閉し得る間隔を設けて平行状態に軸着した構成としている。
【0068】
また、一対の係止半体25A・25Bは先端部が互いに近接する方向へ付勢した構成としている。
【0069】
即ち、係止半体24A・24Bの基端部が開き動するように付勢された構成としている。
【0070】
これにより、一方の係止爪25Aに一方のラック9Aが係合して後退する際に、他方の係止爪25Bが他方のラック9Bに引っかかり係止することを阻止することができる。
【0071】
即ち、一対の係止半体24A・24Bを、所定間隔を置いて回動自在に並設したことで、一対の係止半体24A・24Bは共に(一緒に)左右へいくらか傾動することができ、これにより、一方のラック9Aに一方の係止爪25Aが引っかかり係止した際には、他方の係止爪25Bが他方のラック9Bから離反するように前記係止体24が全体的に傾むこととなるため、係止体24の後退と共に後退させるラック9はどちらか一方とすることができ、よって、係止体24の一往復で回転プレート2を180度反転できることとなる。
【0072】
この係止爪25の開き付勢は、夫々の係止半体24A・24Bの間に、基端部を外方に向けて開き付勢し得る弾性体26を介在させることで実現している。
【0073】
具体的には、本実施例では、弾性体26として金属製弾性体26を採用し、この金属製弾性体26を一方の係止半体24A及び他方の係止半体24Bに付設することで、前記係止爪25A・25Bを開き付勢した構成としている。
【0074】
前記係止爪25A・25Bは、一対の係止半体24A・24Bの一端部に設けた構成としている。
【0075】
具体的には、係止爪25A・25Bは、係止半体24A・24Bの基端部に外方に向けて突出するように設けた構成としている。
【0076】
また、この係止爪25A・25Bの形状は、係止爪25A・25Bがラック9A・9Bに対して後退した際には(即ち、係合爪25が回動軸4に対して離反する方向に移動した際には)、このラック9A・9Bの所定位置に引っ掛かり係止し、係止半体24A・24Bがラック9A・9Bに対して前進した際には(即ち、係止爪25が回動軸4に対して近接する方向へ移動した際には)、ラック9A・9Bには引っ掛かり係止しない形状に形成した構成としている。
【0077】
前記ラック9A・9Bには、係止体24に設けた係止爪25A・25Bが係合係止し得る係合部27を設けた構成としている。
【0078】
具体的には、係合部27は、ラック9A・9Bの基端部の内側を、係止爪25A・25Bが係止し得る形状に切欠することで形成した構成としている。
【0079】
この係合部27A・27Bの形状は、ラック9A・9Bに対して係止爪25A・25Bが後退した際に係合部27A・27Bに前記係止爪25A・25Bが引っ掛かり係止し、ラック9A・9Bに対して係止爪25A・25Bが前進した際には引っ掛かり係止しない(ラック9の係合部27に係止爪25が引っ掛かり係止していた場合には抜け脱する)形状に形成している。
【0080】
具体的には、係合部27A・27Bには、係止爪25A・25Bをラック9A・9Bに対して後退させた際に係止爪25A・25Bの先端が引っ掛かり係止し得る角部を設ける一方、係止爪25A・25Bをラック9A・9Bに対して前進させた際に係止爪25A・25Bを係合部27A・27Bに対してスライド移動させる傾斜面を設けた構成としている。
【0081】
更に具体的には、図7に示すように、ラック9A・9Bの基端部の内側を、斜め後方に向けて鋭角に切り欠くことで係合部27A・27Bを形成している。
【0082】
即ち、係合爪25・25の形状は、この係合部27に略合致し得る形状に形成した構成としている。
【0083】
これにより、ランク9A・9Bの進退移動は、係止体24の係止爪25A・25Bがラック9A・9Bに対して後退する際に行われることとなる。
【0084】
シャトル体23には、前記作動アーム7の作用部12が枢着若しくは当接する突出部29を設けた構成としている。
【0085】
即ち、本実施例では、この突出部29に作動アーム7の先端部(作用部12)を当接させて、作動アーム7がアーム回動部11の移動により水平回動した際に、この作動アーム7が突出部29を押動してシャトル体23を前進させるように構成している。
【0086】
一方、この突出部29には、シャトル体23を後退させる方向に付勢する前述の弾性部6を接続した構成としている。
【0087】
この弾性部6は設置本体部3に設けた構成とし、シャトル体23を引動させる方向に付勢する第一弾性体6Aと、この第一弾性体6Aが付勢する方向とは逆の方向に付勢する第二弾性体6Bとから成る構成としている。
【0088】
即ち、弾性部6は、シャトル体23を引動させる方向に付勢する第一弾性体6Aと、この第一弾性体6Aの復帰弾性力を軽減させる第二弾性体6Bとから成る構成としている。
【0089】
具体的には、前記弾性部6は、第一弾性体6Aの一端部を設置本体部3に固定し、前記第一弾性体6Aの他端部に、前記第二弾性体6Bの一端部を連結し、この第二弾性体6Bの他端部を設置本体部3に固定した構成としている。
【0090】
この第一弾性体6Aと第二弾性体6Bの弾性力は、引張された第一弾性体6Aが戻り復帰する際に(シャトル体23を引動する際に)、この戻り復帰動が急激な復帰動とならないような弾性力に設定されている。
【0091】
即ち、第一弾性体6Aの方が第二弾性体6Bよりも弾性力を大きく設定し、且つ、第一弾性体6Aと第二弾性体6Bとの弾性力の差を小さく設定した構成としている。
【0092】
また、第一弾性体6Aと第二弾性体6Bとを、ワイヤーや紐などの連結体30を介して連結した構成としている。尚、本実施例では、第一弾性体6Aと第二弾性体6Bとをワイヤーや紐などの連結体30を介して連結した構成としたが、連結体30を介さずに直接連結しても良い。
【0093】
第一弾性体6Aの他端部若しくは第二弾性体6Bの一端部と、シャトル体23の突出部29とをワイヤーや紐などの接続体31で接続した構成としている。
【0094】
具体的には、本実施例では、第一弾性体6Aの他端部とシャトル体23の突出部29とを接続体31により接続した構成としている。
【0095】
これにより、例えば第一弾性体6Aに耐久性に秀れる弾性力の強い弾性体を採用しても、この第一弾性体6Aには復帰弾性力を軽減させる第二弾性体6Bが連結されているため、シャトル体23が急激に後退して弾性駆動自動反転機構Xが破損したり、回転プレート2が勢いよく回転し過ぎて回転プレート2上の履物1が回転プレート2から落ちてしまったりすることを回避することができる。
【0096】
尚、本実施例では、第一弾性体6A及び第二弾性体6Bとして金属製弾性体7を採用した構成としている。
【0097】
また、本実施例では、弾性体としてコイルバネを採用したが、スライド移動部10を引動し得るものであれば適宜採用しても良く、例えば板ばねを採用しても良いし、金属製弾性体ではなく合成樹脂製の弾性体を採用しても良い。
【0098】
尚、図中符号32は、接続体31の向きを変更するためのローラであり、符号33は、シャトル体23及びラック9A・9Bをカバーするカバー体である。
【0099】
また、符号34は、図9に示すように、リング体14が設置本体3から離脱してしまうことを防止する離脱防止機構であり、リング体14に付設した係止板35と設置本体3に付設した係合板36とで構成されている。
【0100】
図10は、本実施例の作動変更機構Yの別例を示したものであり、このリング体14の側面に設けたローラ37が、設置本体部3に付設した昇降金具38の傾斜面をスライド移動することで、リング体14に作用する上下方向の作動を水平方向への作動に変換している。
【0101】
即ち、図10の作動変更機構Yは、人の体重によりローラ37が傾斜面を滑り降りたり、弾性体13によりローラ37が傾斜面を上昇したりすることで、リング体14を昇降させるという簡易な構成のため、容易に設計実現することができる。
【0102】
また、本実施例では、回転プレート2に人が乗った際に、その体重により回転プレート2を下降させ、この回転プレート2の下降に伴ってリング体14を作動変更機構Yにより所定長さ水平回動させ、このリング体14の水平回動により作動アーム7を回動させて弾性駆動自動反転機構Xにより回転プレート2を反転回動するように構成したが、回転プレート2に人が乗った際に、リング体14の水平回動を介さずに作動アーム7を水平回動し得るように構成しても良い。
【0103】
即ち、履物1を脱ぎ履く回転プレート2を撓み動しうる素材で形成し、この回転プレート2と設置本体部3との間に上下方向の作動を左右方向の作動に変換するカム機構(このカム機構はカム部とカム係合部とからなる。)を設け、人が乗ることで撓む回転プレート2が前記カム機構に接触してそのまま押動することで、カム部が下方へ移動しつつ水平方向へ移動するように構成し、この際、カム部若しくはカム係合部に作動アームを、連結紐や連結ワイヤーを介して連結しておくことで弾性駆動自動反転機構Xを介して回転プレートを反転回動し得るように構成しても良い。
【0104】
また、回転プレートに人が乗った際に、その体重により回転プレートが下降して作動アームを水平回動させる構成は、前述したいくつかの構成に限られるものではなく、回転プレートの下降に伴って作動アームを水平回動させ得る構成であれば、適宜採用しても良い。
【0105】
次に、本実施例の作用を図面に基づいて説明する。
【0106】
回転プレート2に人が乗ると、この回転プレート2はその体重によって下降する。
【0107】
この際、回転プレート2の下降と共にリング体14が下降することで、リング体14の鍔部20と設置本体部3に取り付けた取付金具21の底部上面との間が近接する。
【0108】
これにより、ジグザグ状の伸縮体19(作動変更機構Y)が前記鍔部20と前記取付金具21の底部上面との間に挟まれて略真っすぐな状態に伸長し、リング体14が設置本体部3に対して時計回りに所定長さ回動する。
【0109】
このリング体14の回動によりリング回動部11が回動し、リング回動部11が作動アーム7の突片7Aを押動する。
【0110】
突片7Aを押動された作動アーム7は、支点5を支点に水平回動し作用部12がスライド移動部10のシャトル体23を押動する。
【0111】
これにより、シャトル体23は、ラック9A・9Bに対して前進(回転軸4に近づく方向へ移動)し、一方の係止半体24Aが一方のラック9Aに係合係止する。尚、シャトル体23の前進の際には、ラック9A・9Bは進退移動しない。
【0112】
そして、回転プレート2で履物1を脱いだ人がこの回転プレート2から離れると、弾性体13の弾性作用により、リング体14が設置本体部3に対して反時計回りに回動すると共に伸縮体19がジグザグ状に縮んで、リング体14が回転プレート2を上昇させる。
【0113】
この際、作動アーム7はエネルギー蓄積された第一弾性体6A・第二弾性体6Bの復帰弾性力により適度な速度で戻り回動する。
【0114】
この戻り回動により、シャトル体23が後退するときに、一方の係止爪25Aが一方のラック9Aの係合部27Aに引っかかり係止してラック9Aを共に後退させ、これにより、ピニオン8を時計回りに回転させ、回転プレート2上の履物1が180度自動反転する(図11,図12参照)。
【0115】
以上の作動を繰り返すことで、人が回転プレート2から離れる度に、回転プレート2上の履物1を自動反転できることとなる。
【0116】
尚、本発明は、本実施例に限られるものではなく、各構成要件の具体的構成は適宜設計し得るものである。
【0117】
【発明の効果】
本発明は上述のように構成したから、電力等の電力を用いず、人が乗ったときの体重で回転エネルギーをバネに蓄え、人が履物を脱いで降りたとき、そのエネルギーで自動的に反転回動するように構成し、しかも、これまでに比べて極めて薄形に構成可能で、設置してもスムーズに履物を脱ぎ履きでき、また床に埋め込むとしても薄形のため施行も極めて簡便に行なえ、極めて実用性に秀れた画期的な履物回転装置となる。
【0118】
また、請求項2記載の発明においては、設置本体部と回転プレートとの重合長を小さくすると共に、回転プレートの昇降する高さ分を小さくおさえても設計可能な構造であり、しかもたとえこのわずかとした回転プレートの下降によっても、てこの原理を用いて作動アームを十分に大きく回動させることができ、更には、この作動アームを,てこの原理によって大きく水平回動させる構成のため、極めて薄形に設計可能となる極めて実用性に秀れた画期的な履物回転装置となる。
【0119】
また、請求項3記載の発明においては、支点の位置設定により、たとえわずかしか回転プレートが下降しない構成としても作動アームの作用部を大きく移動させることができ、この作動アームの水平回動によっては回転プレートを回転させず、戻り移動に際して回転プレートを回転させるように構成することで、弾性部の蓄積エネルギーによって電力等を用いなくても、薄形でありながら確実に回転プレートを180度回動させることができ、これにより必要以上に大形としなくても良く、軽量化が可能で、しかも前述のように大幅な薄形化が実現できるため、設置使用も可能で、また埋め込み設置とするにしてもその施行が極めて容易に行なえ、極めて実用性に秀れた画期的な履物回転装置となる。
【0120】
また、請求項4記載の発明においては、前記作用効果を確実に発揮することができる極めて実用性に秀れた画期的な履物回転装置となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施例の内部構造を示す説明平図である。
【図2】本実施例の図1におけるA−A断面を示す説明断面図である。
【図3】本実施例の図1におけるB−B断面を示す説明断面図である。
【図4】本実施例の作動変更機構Yを示す説明図である。
【図5】本実施例の、回転プレート2上に人が乗ったときの弾性駆動自動反転機構Xの作動を示す説明平面図である。
【図6】本実施例の、回転プレート2から人が離れた後の弾性駆動自動反転機構Xの作動を示す説明平面図である。
【図7】本実施例のスライド移動部10の進退移動とラック9A・9Bの進退移動との関係を示す説明平面図である。
【図8】本実施例の図1におけるC−C断面を示す説明断面図である。
【図9】本実施例のD−D断面を示す説明断面図である。
【図10】本実施例の作動変更機構Yの別例を示す説明側面図である。
【図11】本実施例の使用状態を示す説明図である。
【図12】本実施例の使用状態を示す説明図である。
【符号の説明】
1 履物
2 回転プレート
3 設置本体部
4 回転軸
5 支点
6 弾性部
7 作動アーム
8 ピニオン
9 ラック
10 スライド移動部
11 アーム回動部
12 作用部
13 弾性体[0001]
TECHNICAL FIELD OF THE INVENTION
BACKGROUND OF THE INVENTION 1. Field of the Invention The present invention relates to a footwear rotating device that automatically reverses and turns a removed footwear.
[0002]
Problems to be solved by the prior art and the invention
It is very troublesome to bend each piece of footwear that you take off and change the direction by hand. In addition, it is often not only troublesome, but also do not want to touch footwear with hands.
[0003]
In particular, in the medical field, when changing footwear, it is necessary to wash the hands again when touching the footwear for hygiene reasons.Therefore, a footwear rotation device that automatically reverses every time the footwear is taken off so that the footwear can be taken off and put on smoothly. The demand is strong.
[0004]
For example, when taking off the slippers in the hospital and replacing them with other slippers and entering the intensive care unit or operation room, if the slippers that have always been taken off are automatically flipped and turned in the direction of entry and exit, without touching with hands In addition, you will be able to change slippers smoothly without turning your body backwards.
[0005]
However, if such a footwear rotating apparatus is driven by power such as electric power, power costs, running costs, and maintenance costs are incurred, and it cannot be spread.
[0006]
Therefore, various non-powered footwear rotating devices have been conventionally proposed, but all of them have a complicated structure and cannot be made thin. If the device becomes thicker, it will be like a footwear stand, and it will be unstable to take it off and put on it, so make it a large type with ample room or make it an embedded type Therefore, it is inevitable that the cost will increase, and the practicality is inferior.
[0007]
In view of the above situation, the present invention overcomes the above-described problems, does not use electric power such as electric power, stores rotational energy in a spring with the weight when a person rides, and when a person takes off his / her footwear and gets off. , It can be configured to rotate automatically and automatically with its energy, and it can be configured to be extremely thin compared to before. An object of the present invention is to provide a revolutionary footwear rotating device that is extremely practical and does not need to be embedded.
[0008]
[Means for Solving the Problems]
The gist of the present invention will be described with reference to the accompanying drawings.
[0009]
A rotating
[0010]
Further, a
[0011]
Further, an arm rotating portion 11 is provided for moving a force point portion of the operating arm 7 by a small distance when the rotating
[0012]
Further, the
[0013]
BEST MODE FOR CARRYING OUT THE INVENTION
Preferred embodiments of the present invention (how to implement the invention) will be briefly described with reference to the drawings, showing the operational effects thereof.
[0014]
When a person rides on the
[0015]
When the footwear 1 is removed from the
[0016]
At this time, the
[0017]
That is, it is a structure that can be designed even if the overlapping length of the installation
[0018]
Specifically, by setting the position of the fulcrum, even if the
[0019]
【Example】
A specific embodiment of the present invention will be described with reference to the drawings.
[0020]
In this embodiment, when a person who takes off and wears the footwear 1 rides on the
[0021]
A
[0022]
As shown in FIGS. 1 and 2, the
[0023]
The lifting and lowering of the
[0024]
That is, when a person who takes off and wears the footwear 1 rides on the
[0025]
Specifically, the
[0026]
The
[0027]
That is, as shown in FIGS. 1 and 3, a plurality of
[0028]
As a result, the
[0029]
The raising and lowering operation of the
[0030]
When a person rides on the
[0031]
On the other hand, after the person gets off the
[0032]
Specifically, as shown in FIG. 4, the operation changing mechanism Y includes an
[0033]
More specifically, as shown in FIG. 4, an end of one connecting
[0034]
At this time, when the
[0035]
On the other hand, the
[0036]
Further, in the present embodiment, as shown in FIG. 1, a
[0037]
As a result, when a person rides on the
[0038]
When a person descends from the
[0039]
In this embodiment, the thickness from the
[0040]
Therefore, a very thin footwear rotating device is realized. Accordingly, the footwear rotating device of the present embodiment can pursue the thinness of the device itself, and becomes an optimal footwear rotating device for use in, for example, a barrier-free building.
[0041]
As shown in FIGS. 1 and 5, when a person who pulls out the footwear 1 on the
[0042]
The operation arm 7 is configured such that one end thereof is rotatably mounted on the installation
[0043]
The operation arm 7 has one end side (
[0044]
Specifically, a protruding
[0045]
At a predetermined position on the inner surface of the
[0046]
The arm rotating portion 11 has a configuration in which a contact body 11A that can contact the protruding
[0047]
That is, when the contact body 11A is rotated by the horizontal rotation of the
[0048]
The
[0049]
On the other hand, the installation
[0050]
That is, as shown in FIGS. 1, 5 to 7, the elastic drive automatic reversing mechanism X meshes the
[0051]
Specifically, the
[0052]
The engaging
[0053]
That is, engaging
[0054]
As a result, as shown in FIG. 5, when one of the
[0055]
As shown in FIG. 6, when the
[0056]
That is, as the
[0057]
At this time, the moving range in which the
[0058]
The
[0059]
Further, the
[0060]
That is, the
[0061]
Specifically, the
[0062]
As shown in FIG. 8, the
[0063]
And, on the
[0064]
The formation length of the
[0065]
The locking body 24 has a configuration in which a pair of locking
[0066]
Specifically, the locking body 24 is pivotally attached to the
[0067]
At this time, each of the
[0068]
Further, the pair of locking
[0069]
That is, the base portions of the locking
[0070]
Thereby, when one
[0071]
That is, since the pair of locking
[0072]
The opening bias of the locking claw 25 is realized by interposing an
[0073]
Specifically, in the present embodiment, a metal
[0074]
The locking
[0075]
Specifically, the locking
[0076]
The shape of the locking
[0077]
The
[0078]
Specifically, the engaging portion 27 has a configuration in which the inside of the base end of the
[0079]
The shape of the engaging
[0080]
Specifically, the engaging
[0081]
More specifically, as shown in FIG. 7, the engaging
[0082]
That is, the shapes of the engagement claws 25 are formed so as to substantially match the engagement portions 27.
[0083]
As a result, the advance and retreat movement of the
[0084]
The
[0085]
That is, in the present embodiment, when the distal end portion (the operating portion 12) of the operating arm 7 is brought into contact with the projecting
[0086]
On the other hand, the protruding
[0087]
The
[0088]
That is, the
[0089]
Specifically, the
[0090]
The elastic force of the first
[0091]
That is, the first
[0092]
Further, the first
[0093]
The other end of the first
[0094]
Specifically, in the present embodiment, the other end of the first
[0095]
Thus, for example, even if a strong elastic body having excellent durability is employed for the first
[0096]
In this embodiment, the metal elastic body 7 is adopted as the first
[0097]
Further, in the present embodiment, a coil spring is employed as the elastic body. However, a coil spring may be employed as appropriate as long as it can pull the
[0098]
In the drawing,
[0099]
[0100]
FIG. 10 shows another example of the operation changing mechanism Y of the present embodiment. A
[0101]
In other words, the operation changing mechanism Y in FIG. 10 is a simple operation in which the
[0102]
Further, in this embodiment, when a person rides on the
[0103]
That is, the
[0104]
Further, when a person rides on the rotating plate, the structure in which the rotating plate is lowered by the weight of the rotating plate to horizontally rotate the operation arm is not limited to the above-described some configurations, but is accompanied by the falling of the rotating plate. As long as the operation arm can be rotated horizontally, it may be appropriately adopted.
[0105]
Next, the operation of the present embodiment will be described with reference to the drawings.
[0106]
When a person rides on the
[0107]
At this time, the
[0108]
As a result, the zigzag telescopic body 19 (operation changing mechanism Y) is sandwiched between the
[0109]
The rotation of the
[0110]
The operating arm 7 pushed by the protruding piece 7 </ b> A is horizontally rotated around the
[0111]
As a result, the
[0112]
When the person who took off the footwear 1 with the
[0113]
At this time, the operating arm 7 returns and rotates at an appropriate speed due to the return elastic force of the first
[0114]
Due to this return rotation, when the
[0115]
By repeating the above operation, the footwear 1 on the
[0116]
It should be noted that the present invention is not limited to the present embodiment, and a specific configuration of each component can be appropriately designed.
[0117]
【The invention's effect】
Since the present invention is configured as described above, without using electric power such as electric power, the rotational energy is stored in the spring with the weight at the time when the person rides, and when the person takes off the footwear and gets off, the energy is automatically used. It can be configured to rotate in reverse, and it can be made extremely thin compared to before, so you can take off your shoes smoothly even if you install it, and even if you embed it on the floor, it is very easy to apply because it is thin And a revolutionary footwear rotation device that is extremely practical.
[0118]
Further, in the invention according to
[0119]
According to the third aspect of the present invention, by setting the position of the fulcrum, even if the rotation plate is slightly lowered, the action portion of the operation arm can be largely moved. By rotating the rotating plate at the time of return movement without rotating the rotating plate, the rotating plate can be reliably rotated 180 degrees despite its thin shape without using electric power etc. by the energy stored in the elastic part. It is not necessary to make the size larger than necessary, and it is possible to reduce the weight, and furthermore, as described above, it is possible to realize a significant reduction in thickness, so that it can be installed and used, and it can be embedded. Nevertheless, it can be implemented very easily, and it is a revolutionary footwear rotating device that is extremely practical.
[0120]
According to the fourth aspect of the present invention, an epoch-making footwear rotating device which can reliably exhibit the above-mentioned effects and is extremely practical is provided.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is an explanatory plan view showing the internal structure of the present embodiment.
FIG. 2 is an explanatory sectional view showing an AA section in FIG. 1 of the present embodiment.
FIG. 3 is an explanatory sectional view showing a BB section in FIG. 1 of the present embodiment.
FIG. 4 is an explanatory view showing an operation changing mechanism Y of the present embodiment.
FIG. 5 is an explanatory plan view showing the operation of the elastic drive automatic reversing mechanism X when a person rides on the
FIG. 6 is an explanatory plan view showing the operation of the elastic drive automatic reversing mechanism X after a person has left the
FIG. 7 is an explanatory plan view showing the relationship between the forward / backward movement of the
FIG. 8 is an explanatory cross-sectional view showing a cross section taken along line CC of FIG. 1 of the present embodiment.
FIG. 9 is an explanatory sectional view showing a DD section of the present embodiment.
FIG. 10 is an explanatory side view showing another example of the operation changing mechanism Y of the present embodiment.
FIG. 11 is an explanatory diagram illustrating a use state of the present embodiment.
FIG. 12 is an explanatory diagram illustrating a use state of the present embodiment.
[Explanation of symbols]
1 Footwear
2 rotating plate
3 Installation body
4 Rotation axis
5 fulcrum
6 Elastic part
7 Working arm
8 Pinion
9 racks
10 Slide moving section
11 Arm rotation part
12 Working part
13 Elastic body
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