JP2004282543A - 光空間伝送システム、光情報送信装置、光情報受信装置及び光空間伝送制御方法 - Google Patents

光空間伝送システム、光情報送信装置、光情報受信装置及び光空間伝送制御方法 Download PDF

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Abstract

【課題】個々の受信装置の特性に合わせて、信頼性の高い情報伝送を行えるようにする。
【解決手段】本発明に係る光空間伝送システムは、情報を送信する送信装置1と、送信装置1から送信された情報が変調されたLED照明光を発光するLED発光装置2と、LED照明光を受光する受信装置3と、を備えている。LED発光装置2が受信装置3に対して、LED照明光による情報伝送を一方向のみで行うだけでなく、受信装置3がLED発光装置2に対して赤外線にて制御情報を送信できるようにしたため、LED発光装置2はLED照明光を送信すべきか否かの判断を事前に行うことができ、かつ受信装置3の特性や意向を考慮に入れたLED照明光を送信できるようになる。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、LED光を利用して情報の光空間伝送を行う光空間伝送システム、光情報送信装置、光情報受信装置及び光空間伝送制御方法に関し、特に、LED照明(発光装置)を光空間伝送に共用する技術に関する。
【0002】
【従来の技術】
光を用いて自由空間に情報を伝送する光空間伝送装置として、赤外線を利用したものやLEDの可視光を利用したものが提唱されている(特許文献1,2参照)。
【0003】
これらはいずれも、照明を光空間伝送装置として使用している。例えば、特許文献1には、天井に設置された蛍光管の内部に赤外線発光素子を組み込み、赤外線により情報を伝送する光空間伝送装置が開示されている。また、特許文献2には、LEDにより情報を伝送する光空間伝送装置が開示されている。
【0004】
この種の光空間伝送装置は、発光源からの光が届く範囲に情報を伝送できるため、複数の受信装置が同時に情報を受信できるという特徴がある。また、発光源からの光を搬送波として利用するため、情報伝送用の搬送波信号を別途設ける必要がなく、またアンテナも不要であり、装置全体の小型化と低コスト化が可能になる。
【0005】
【特許文献1】
特開平6−37720号公報
【特許文献2】
特開2002−290335号公報
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、従来の光空間伝送装置は、発光源から一方的に情報を伝送するのみであり、情報を受信する受信装置の特性に見合った情報を発光源から送信することができなかった。このため、発光源からの光が届く範囲内に複数の受信装置が存在する場合に、一部の受信装置は正常に情報を受信できないなどの不具合が生じるおそれがあった。
【0007】
本発明は、このような点に鑑みてなされたものであり、その目的は、個々の受信装置の特性に合わせて、信頼性の高い光空間伝送を行える光空間伝送システム、光情報送信装置、光情報受信装置及び光空間伝送制御方法を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上述した課題を解決するために、本発明は、LED光を発光する発光装置と、前記LED光を受光する受信装置とを備えた光空間伝送システムにおいて、前記発光装置は、情報が変調されたLED光を発光する発光手段と、LED光とは別の伝送経路にて、前記受信装置とLED光の受光制御情報を送受信する制御情報通信手段と、を有し、前記受信装置は、前記発光手段で発光されたLED光を受光する受光手段と、前記別の伝送経路にて前記受光制御情報を送受信する制御情報通信手段と、を備える。
【0009】
【発明の実施の形態】
以下、本発明に係る光空間伝送システム、光情報送信装置、光情報受信装置及び光空間伝送制御方法について、図面を参照しながら具体的に説明する。図1は本発明に係る光空間伝送システムの一実施形態の全体構成を示すブロック図である。図1の光空間伝送システムは、LED照明光を利用して情報を送信する送信装置1と、情報をLED照明光に載せて伝達する制御機能付きのLED発光装置2と、LED照明光による情報送信を受ける受信装置3と、を備えている。
【0010】
LED発光装置2は、照明用光源であるとともに、照明用光源に供給する電力波形を変調することによって情報を送信する機能も持つ。LED発光装置2は、LED照明光を発光する発光源4と、送信装置1から送信された情報を光変調する制御部5と、受信装置3と赤外線による制御情報を送受信する赤外線通信部6と、を有する。
【0011】
赤外線通信部6を設けることにより、情報を一方的に送信するだけでなく、送信相手先の機器(例えば、受信装置3)からの制御情報(例えば、制御用メッセージ)を受信することができる。すなわち、必ずしも光空間伝送によらない(例えば赤外線による)上りリンクを設けているため、双方向通信が可能である。なお、赤外線は制御情報の通信用に用い、LED照明光は情報のダウンロード専用、というように用途を区別しても構わない。
【0012】
ここで、制御情報とは、例えば、受信装置3の受光制御情報(例えば、受光したLED照明光の輝度、照度、方向などの情報)である。受信装置3の機器情報などを制御情報として送信してもよい。
【0013】
制御部5は、より詳しくは、図2のような内部構成であり、送信装置1から送信された情報に応じて変調された電力波形を発光源4に供給する変調器7と、送信装置1やLED照明光を受光可能な受信装置3の情報を登録した機器リスト8と、商用電源PWから供給される電力をオン/オフするスイッチ9と、変調器7及びスイッチ9の制御と機器リスト8への登録及び削除を行うCPU10とを有する。
【0014】
機器リスト8には、通信開始時、通信中及び通信終了時に、登録、参照及び削除その他の必要な操作を行う。なお、この機器リストは、必ずしもLED発光装置2の制御部5内に存在する必要はなく、たとえば受信装置3と赤外線により通信可能な送信装置1内、あるいは送信装置1やLED発光装置2から通信可能な制御器単体としてネットワーク上に存在しても構わない。
【0015】
受信装置3は、LED発光装置2から送信されたLED照明光を受光する受光部11と、受光されたLED照明光を復調して元の情報を復元する復調器12と、LED発光装置2に対して赤外線により制御情報を送受信する赤外線通信部13とを有する。
【0016】
赤外線は、受信装置3からLED発光装置2への一方向のみ送信されてもよいし、受信装置3とLED発光装置2との間で双方向に送受信できるようにしてもよい。双方向で送受信できる場合、受信装置3は、LED発光装置2からの応答信号や通知信号などを赤外線で受信することができる。
【0017】
赤外線にて制御情報を送信する場合も、制御情報で変調された赤外線が送信される。変調方式は特に問わないが、例えば、NRZ符号による強度変調直接検波方式が利用される。
【0018】
LED発光装置2内の機器リスト8は、LED照明(LED発光装置)に関する情報と、LED照明光を受光する受信装置3に関する情報と、送信装置1に関する情報とを登録する。機器リスト8に登録された情報は、受信装置3との通信開始時、通信中及び通信終了時に、CPU10により参照される。
【0019】
なお、機器リスト8は、必ずしもLED発光装置2内に設ける必要はなく、例えば送信装置1内に設けてもよいし、あるいは送信装置1やLED発光装置2に接続された不図示のネットワーク上に設けてもよい。
【0020】
図3は機器リスト8に登録される情報の一例を示す図である。図示のように、機器リスト8には、(1)LED照明(LED発光装置)2に関するリストと、(2)受信装置3に関するリストと、(3)送信装置1に関するリストとが登録される。
【0021】
(1)LED照明(LED発光装置)リストは、より詳しくは、個々のLED照明(LED発光装置)を識別するIDと、LED照明光に含まれる情報を送信した送信装置1を識別するIDと、光空間伝送に用いるチャネル番号と、最後に通信した時刻とを含む。なお、これらは必須の情報ではなく、必要に応じて少なくとも一部の情報を変更してもよい。
【0022】
(2)受信装置3に関するリストは、受信装置3を識別するIDと、受光したLED照明(LED発光装置)を識別するIDと、受信装置3に関する諸情報(プリンタなどの機器識別情報や、製造番号などの装置番号、対応可能なソフトウェア、受光感度など)と、固定登録/一時登録を識別する情報(一時登録は、一定の期間通信が行われない場合は機器リスト8から削除されるのに対し、固定登録は、通信が行われたか否かにかかわらず機器リスト8から削除されない。例えば、プリンタ等のあまり移動させない装置は初期設定で固定登録しても構わない)と、対応するLED発光装置2を識別するIDと、暗号化情報(暗号化の有無や、暗号化する場合の鍵や他のパラメータ)と、最後に通信した時刻とを含む。
【0023】
(3)送信装置1に関するリストは、送信装置1を識別するIDと、送信相手である受信装置3の種別と、送信される情報量と、送信内容の概略と、LED照明光に対する指示情報(例えば、「赤色のLEDで情報を送れ」とか、「照度を○○ルクス以下にせよ」等)と、暗号化情報(暗号化の有無や、暗号化する場合の鍵や他のパラメータ)と、最後に情報を通信した時刻とを含む。
【0024】
図1の光空間伝送システムによるネットワークを他のネットワーク(例えば、エコーネット等の家電ネットワーク、AVネットワーク及びLAN)と接続して、ネットワークの規模を大きくしてもよい。
【0025】
図1の光空間伝送システムによるネットワークを家電ネットワーク等に接続した場合、LED発光装置2や受信装置3は、LED照明光の状態表示として、照明としての利用状態を示すオン/オフだけでなく、通信機器としての利用状態を示す指標(例えば、情報送受信中)を表示部に表示するのが望ましい。これにより、以下のような不測の事態を避けることができる。
【0026】
すなわち、LED照明光を用いた光空間伝送システム単独では、LED発光装置2のスイッチを物理的にOFFにすると、情報送受信中であっても通信路が絶たれ、送受信が中断されてしまう。しかし、LED発光装置2を家電ネットワークと接続し、LED照明光の制御を家電ネットワークの制御装置から行う場合、LED発光装置2の状態表示が「情報送受信中」の場合には電源をオフできないように設定することが可能である。このようにすれば、誤ってLED発光装置2の電源をオフすることによる送受信の中断を避けることができる。
【0027】
このようなLED発光装置2の電源制御を行う処理手順は図4のようなフローチャートで表される。このフローチャートは、例えばLED発光装置2内のCPU10が行う。
【0028】
まず、LED発光装置2に対する電源オフコマンドを受信すると(ステップS1)、現在受信装置3に対して情報を送信中か否かを判定する(ステップS2)。情報を送信中であれば、LED発光装置2の電源をオフできない旨の応答を返す(ステップS3)。このステップS3では、例えば、LED発光装置2の不図示の表示装置にLED発光装置2の電源をオフできない旨を表示する。一方、情報を送信中でなければ、LED発光装置2の電源をオフする(ステップS4)。この場合、LED照明光の発光は停止される。
【0029】
次に、送信装置1、LED発光装置2及び受信装置3の通信制御手順について詳述する。通信制御手順は、通信リンク確立手順と、確立された通信リンクの解除手順とを含み、両手順とも、複数の手法が考えられる。以下、順に説明する。
【0030】
(第1の通信リンク確立手順)
図5は第1の通信リンク確立手順のシーケンス図である。送信装置1は、受信装置3に情報を送信する前に、自装置をLED発光装置2の機器リスト8に登録する(ステップS11)。次に、送信装置1は、情報を受信する受信装置3が存在するか否かを探索するために、LED発光装置2に対して、所定のデフォルト周波数でのポーリング(受信装置3への呼びかけ)、あるいは不特定多数の受信装置3に対する同報通信を行う(ステップS12)。
【0031】
ポーリングの際に受信装置3に通知される項目は、例えば機器リスト8の送信装置1に記載された項目である。なお、ポーリングは、必ずしもLED照明光で行う必要はなく、赤外線による制御用のダウンリンクで行ってもよい。
【0032】
このポーリングに対して、ある受信装置3が赤外線によりLED発光装置2の機器リスト8への登録を要求すると(ステップS13)、LED発光装置2は、受信装置3から送信された制御情報に基づいて登録の可否を判断し、登録した場合には、LED照明光あるいは赤外線により、この受信装置3にアクノリッジ信号を送信する(ステップS14)。
【0033】
その後、送信装置1は、LED発光装置2に情報を送信し、LED発光装置2はこの情報で変調されたLED照明光を受信装置3に送信する(ステップS15)。
【0034】
(第2の通信リンク確立手順)
第1の通信リンク確立手順は、送信装置1が任意のタイミング(例えば、送信装置1の登録を行って送信を開始しようとするとき)に行うのに対し、LED発光装置2が受信装置3に情報送信中に、新たに受信可能範囲に入ってきた受信装置3のために、定期的に受信装置3のポーリングを行ってもよい。これが第2の通信リンク確立手順であり、そのシーケンス図は図6のようになる。
【0035】
図6のシーケンス図は、複数の受信装置3a,3bが存在する場合に、受信装置3aは既に情報受信中なのでポーリングは無視し、受信装置3bだけがLED発光装置2のポーリングに対して応答し、LED発光装置2の機器リスト8に登録を行う例を示している。(ステップS24)。
【0036】
なお、この場合も、ポーリングは、LED照明光の代わりに、赤外線によるダウンリンクを利用して行ってもよい。
【0037】
(第3の通信リンク確立手順)
第3の通信リンク確立手順は、情報送信を希望する送信装置1がいなくても、事前にLED発光装置2はポーリングを開始し、受信装置3の登録を行うものである。
【0038】
図7は第3の通信リンク確立手順のシーケンス図である。まず、LED発光装置2はポーリングを開始し(ステップS31)、受信を希望する受信装置3が赤外線を介して機器リスト8への登録を要求すると(ステップS32)、登録の可否を調べて、登録を認めた受信装置3にアクノリッジ信号を送信する(ステップS33)。
【0039】
その後、送信装置1がLED発光装置2の機器リスト8への登録を要求して、その登録が完了すると(ステップS34)、LED発光装置2は送信装置1が登録されたことを受信装置3に通知する(ステップS35)。この通知に対して受信装置3が応答すると(ステップS36)、LED発光装置2は送信装置1が送信した情報でLED光を変調して、送信装置1への光空間伝送を行う(ステップS37)。
【0040】
この第3の通信リンク確立手順の一例として、LED発光装置2は、自身の電源が入ってLED照明光が点灯したら、ポーリングを行うようにしてもよい。
【0041】
(第4の通信リンク確立手順)
第4の通信リンク確立手順は、LED発光装置2や送信装置1のポーリングを待たずに、受信装置3が任意のタイミングで、機器リスト8に登録する諸情報をLED発光装置2に通知(登録)するものである。
【0042】
図8は第4の通信リンク確立手順のシーケンス図である。まず、送信装置1はLED発光装置2の機器リスト8への登録を要求する(ステップS41)。また、受信装置3も、LED発光装置2の機器リスト8への登録を要求する(ステップS42)。この登録要求を受けて、LED発光装置2は、LED発光装置2から(デフォルト周波数による不特定多数への送信情報以外の)情報を受信するために必要な諸情報(ポーリング時に送信する情報と基本的には同じ)を受信装置3に送信する(ステップS43)。
【0043】
LED発光装置2からの情報を受信した受信装置3は、LED発光装置2に対してアクノリッジ信号を送信し(ステップS44)、受信装置3とLED発光装置2との間で通信リンクが確立される。
【0044】
その後、LED発光装置2から、送信装置1からの情報で変調されたLED照明光が発光されて、受信装置3への光空間伝送が行われる(ステップS45)。
【0045】
(第5の通信リンク確立手順)
第5の通信リンク確立手順は、LED発光装置2がLED照明光の発光を開始した時点をトリガーとして、受信装置3がLED発光装置2の機器リスト8への登録要求を行うものである。
【0046】
この場合、受信装置3は、LED照明光の発光を検知する光センサ等を有する。図9は第5の通信リンク確立手順のシーケンス図である。LED発光装置2がLED照明光の発光を開始し(ステップS51)、受信装置3が光センサ等によりLED照明光の発光を検知すると、受信装置3はLED発光装置2の機器リスト8への登録要求を行う(ステップS52)。
【0047】
なお、受信装置3の有する光センサが電源オフ状態であると、LED照明光の発光を検知できないため、光センサの電源は常にオンさせておく必要がある。
【0048】
次に、LED発光装置2は、受信装置3の登録を行った旨の応答(アクノリッジ)を受信装置3に対して行う(ステップS53)。
【0049】
その後、送信装置1がLED発光装置2への登録要求を行うと(ステップS54)、LED発光装置は送信装置1が登録された旨を受信装置3に通知する(ステップS55)。この通知に対して受信装置3がアクノリッジ信号を返すと(ステップS56)、LED発光装置2は、送信装置1からの情報で変調されたLED照明光を発光して、受信装置3への光空間伝送を行う(ステップS57)。
【0050】
なお、部屋の天井面に、送信装置1からの情報で変調されたLED照明光を発光する発光源と単に照明目的のLED照明光を発光する発光源とが混在して設置される場合がある。このため、LED発光装置2からの応答や登録通知を受信装置3が所定時間内に受信しない場合には、受信装置3は、自己に照射されているLED照明光が情報伝送用でないLED照明光であると判断してもよい。
【0051】
次に、いったん確立された通信リンクを解除する手順について説明する。通信リンクを解除する手順にも複数の手法が考えられる。以下、これら手順を順に説明する。
【0052】
(第1の通信リンク解除手順)
第1の通信リンク解除手順は、受信装置3が任意のタイミングで通信リンクの解除を通知するものである。
【0053】
図10は第1の通信リンク解除手順のシーケンス図である。送信装置1がLED発光装置2を介して受信装置3にLED照明光に変調させた情報を伝送している最中、あるいは転送終了後に(ステップS61)、受信装置3が赤外線を介してLED発光装置2に登録の解除を通知すると(ステップS62)、LED発光装置2は機器リスト8から受信装置3に関する情報を削除して通信リンクを解除し、その旨をLED発光装置2に応答する(ステップS63)。
【0054】
(第2の通信リンク解除手順)
第2の通信リンク解除手順は、LED照明光による情報伝送が所定期間継続して行われなかった場合に、受信装置3がLED発光装置2に登録削除を要求するものである。この場合、受信装置3は、LED照明光の発光/消灯を検知する光センサ等を有する。
【0055】
図11は第2の通信リンク解除手順のシーケンス図である。情報が変調されたLED照明光の発光が終了した後(ステップS71)、所定期間たってもLED照明光による情報伝送が行われなかった場合(ステップS72)、受信装置3は、LED発光装置2に対して機器リスト8からの登録削除を要求する(ステップS73)。LED発光装置2は、機器リスト8からの登録を削除して通信リンクを解除すると、その旨を受信装置3に通知する(ステップS74)。
【0056】
このように、一定期間、LED照明光による光空間伝送が行われなかった場合に、受信装置3がLED発光装置1に対して通信リンクの解除を通知するようにすれば、この受信装置3が他のLED発光装置からのLED照明光を受光可能な場合には、そのLED発光装置との間で通信リンクを確立することも可能となる。
【0057】
上述したステップS72,S73において、所定期間待機することなく、LED照明光の発光が停止した時点で、受信装置3は機器リスト8からの登録削除を要求してもよい。
【0058】
(第3の通信リンク解除手順)
第3の通信リンク解除手順は、LED照明光の発光を行っている間も、LED発光装置2が定期的に受信装置3をポーリングし、受信装置3はポーリングに対して必ず応答するようにし、受信装置3からの応答がなくなった時点で、LED発光装置2はその受信装置3の登録を削除するものである。
【0059】
図12は第3の通信リンク解除手順のシーケンス図である。LED発光装置2は、送信装置1が送信した変調情報を含むLED照明光を発光するとともに(ステップS81)、受信装置3に対して定期的にポーリングを行う(ステップS82)。このポーリングは、LED照明光を用いて行ってもよいし、赤外線を用いて行ってもよい。
【0060】
ポーリングに対して、受信装置3が応答すると(ステップS83)、機器リスト8への登録を維持し、応答を行わなかった受信装置3については、その受信装置3は通信可能な状態ではないと判断して、機器リスト8から削除する。
【0061】
なお、通信リンクを解除する他の手順として、例えば、送信装置1やLED発光装置2が任意のタイミングで通信リンクの解除を通知する手法も考えられる。
【0062】
(認証・セキュリティ)
上述した通信リンクを確立する際には、認証やセキュリティに対する配慮が不可欠である。
【0063】
図13は図1の光空間伝送システムが通信リンクを確立する際に行う認証・セキュリティ手順の一例を示すフローチャートである。まず、LED発光装置2は、受信装置3が赤外線を介して送信した、受信装置3に関する諸情報(受光制御情報)を受信する(ステップS91)。受信した情報の一部または全部が機器リスト8に登録される。
【0064】
次に、LED発光装置2は、受信装置3に関する諸情報と予め設定された条件とを照らし合わせ、通信リンクを確立してもよい相手か否かを判断する(ステップS92)。判断基準は、例えば、受信装置3がプリンタの場合のみ通信リンクを確立するとか、特定のメーカの特定の製品番号の受信装置3のみと通信リンクを確立するとか、受光感度が一定以上ある場合のみ通信リンクを確立する、等の基準である。
【0065】
通信リンクを確立してもよいと判断されると、LED発光装置2は使用チャネルや暗号化の有無等の通信条件を決定して通信リンクを設定する(ステップS93)。
【0066】
通信リンクを設定する場合、LED発光装置2はLED照明光のIDや通信条件などを受信装置3に通知する(ステップS94)。一方、通信リンクを確立してもよいとは判断されなかった場合は、通信リンクを設定しない旨を受信装置3に通知する(ステップS95)。
【0067】
(装置間のマッピング)
LED照明光が届く範囲が光空間伝送が可能な範囲であり、本来的には通信可能な範囲内の受信装置3からしか登録要求は来ないはずである。ところが、本実施形態では、登録要求等に赤外線通信を用いており、場合によっては、LED照明光が届かない範囲に位置する赤外線通信機器が登録要求を行う可能性がある。
【0068】
このような事態に対処するため、赤外線通信の指向性を絞り、LED照明光が届く範囲内でのみ、赤外線通信が可能なようにするのが望ましい。
【0069】
また、LED照明光を発光する発光源4に取り付けたカメラで、受光範囲内の受信装置3を撮影し、撮影した画像から得られる情報(例えば、受信装置3に貼付してあるラベルのバーコード、製造番号、受信装置3の形状やサイズなど)と、受信装置3から送信されてきた登録情報とを照合し、受信装置3がLED照明光の受光範囲内に正しく位置するか否かを判定してもよい。
【0070】
あるいは、受信装置3に光センサを設け、LED発光装置2からのポーリング信号を受信すると、まず光センサで自装置が受光範囲内に位置するか否かを確認し、確認できたら登録手続に入り、確認できなかったら登録手続に入らないという手順を行うことも可能である。
【0071】
(複数のLED照明光が存在する場合の通信手順)
オフィスにあるプリンタなどの滅多に場所を移動させない機器は、仮に複数のLED照明光と通信可能であっても、決まったLED照明光のみを受光するように、あるLED発光装置2の機器リスト8に固定の登録を行ってもよい。このような場合、固定の登録を希望する受信装置3は、機器リスト8への登録を要求する際に、固定の登録を要求することを通知すればよい。
【0072】
これに対して、PCや携帯電話等の持ち運びが容易で、モバイル環境で利用されることが多い通信装置は、予め設定した通信用LED照明光の選択手順に従って、自装置が受光するLED照明光を選択することができる。LED照明光を選択する手法として、例えば以下の(1)〜(5)などが考えられる。
【0073】
(1)最初に受けたポーリング(送信装置1がLED発光装置2を介して行うポーリングも含む)を行ったLED照明光を選択する。
(2)複数のLED照明光の中から1つをランダムに選択する。
(3)受信先を特定せずに赤外線でランダムに送信した登録要求メッセージに対する応答を行ったLED照明光を選択する。
(4)LED照明光の色、輝度及び照度などの、予め指定した(送信情報内容とは無関係な)LED照明光の指標の基準に適合するLED照明光を選択する。
(5)LED照明光を発光した個々のLED発光装置2と赤外線を通じて情報をやり取りした結果に基づいてLED照明光を選択する。
あるいは、複数のLED照明光と1以上の受信装置3が相互に通信可能な場合には、輝度や照度が高い、または人通りが少なくて光が遮られにくい等の通信状況の良好なLED照明光を選択するのが望ましい。一方、複数のLED照明光と1以上の通信装置が相互に接続されていない場合は、選択したLED照明光によって、通信できる受信装置3が限定されるのは言うまでもない。
【0074】
(送信装置1または受信装置3が送信する情報のデータフォーマット)
赤色のLED照明光を受けながら、赤色を含む画像や文字を表示すると、赤っぽい画像や文字は視認しにくくなる。また、業務上の書類等は明るい白色光の照明の下で見た方が目によい。あるいは、癒し系の音楽を聴くときは、多少明るさを落とした方が雰囲気がよい。
【0075】
このようなことを考慮に入れ、LED照明光を利用して情報を送信しようとする送信装置1が送信に利用するLED照明光に対して、情報伝送に先立って自装置を機器リスト8に登録する際に、LED照明光の色や輝度などの光のパラメータの値と、その設定を有効にする時刻(登録後であれば、情報送信前でも情報送信後でもよい)や、光空間伝送で利用する送信チャネルを指定(赤い照明の下で見た場合に効果的な情報は、変調する周波数帯域すなわち送信チャネルを赤に限定するなど)することも可能である。
【0076】
また、送信装置1は、LED照明光の色や強度などのパラメータ値とその設定を有効にする時刻とをLED発光装置2に対して送信(送信時期は、登録後であれば、情報送信前でも、情報送信時でも、情報送信後でもよい)してもよい。あるいは、送信装置1は、光空間伝送で利用する送信チャネルを指定(例えば、赤い照明光の下でその表示を見ると効果的な情報は、変調する周波数帯域すなわち送信チャネルを赤に限定するなど)してもよい。
【0077】
また、送信機器1は、機器リスト8への登録時ではなく、光空間伝送を行うための情報自体に、LED照明光に関するパラメータや送信チャネルを指定するフィールドを付加して送信し、この情報を中継するLED発光装置2がこのフィールドを参照して、指示通りの設定を行ってもよい。
【0078】
送信装置1がLED発光装置2に送信する機器リスト8への登録要求パケットのデータフォーマットは、例えば図14のようなものである。図示のように、登録要求パケットは、宛先、送信元、パケット種別=登録、送信装置1のID、受信装置3の種別、サイズ、登録情報内容、LED照明光の輝度、LED照明光の色などからなる。
【0079】
一方、図15は送信装置1がLED発光装置2に送信するデータパケットのデータフォーマットを示す図である。図示のように、データパケットは、宛先、送信元、パケット種別=データ、LED照明光の輝度、LED照明光の色、データ本体などからなる。
【0080】
これにより、受信装置3がLED照明光にてダウンロードした情報を出力する機能(画面表示や音声出力等)を持つ場合などに、情報内容の出力を人が受け取る(見る、聞く、等)時に物理的、心理的に効果の高い色あるいは光の強さを選択できるようになる。
【0081】
(本発明の具体的な実現形態)
1つの実現形態は、LED照明光スタンドである。このスタンドから発光されるLED照明光の照射範囲にPC等を置けば、コードレスで各種情報をダウンロードすることができる。また、情報の伝送範囲がLED照明光の照射範囲と一致するため、どの範囲で情報を伝送できるかを一目で把握できる。したがって、光線を視認できない赤外線よりもユーザにとってわかりやすい。
【0082】
また、この種のLED照明光スタンドを展覧会等の展示物の横に設置すれば、展示物を見ながら、その展示物に関する説明を携帯電話やPDAなどの情報端末でダウンロードすることができ、観覧者は手軽に展示物に関する詳しい情報を取得できる。
【0083】
他の実現形態は、部屋や特定エリアの天井の照明装置に本実施形態の発光源4を組み込むことが考えられる。この場合、部屋や特定エリアの入口に設けた人感センサと組み合わせて、部屋や特定エリアにいる人間が必要とする情報を提供できる。
【0084】
より具体的には、例えば、パーティ会場の入口に入場者が受信装置3を内蔵した携帯電話を持参して近づくと、LED発光装置2がLED照明光を発光し、このLED照明光の発光をトリガーとして、ポーリングや登録処理などを行い、入場者の携帯電話に福引のくじの番号を配布するなどが考えられる。あるいは、会議室の入口に参加者が到着すると、自動的にLED照明光を発光し、それをトリガーとして、参加者が所持する受信装置3(例えば、PC)とLED発光装置2との間で通信リンクを確立して、受信装置3に当日の会議の資料などを配布することなどが考えられる。
【0085】
上記の場合、通信リンクを確立するトリガーとなるのは、(受信装置3を所持する)人間が所定の領域に入ったことを人感センサで感知したときである。この場合の光空間伝送システムの処理手順は図16のようなシーケンス図で表される。
【0086】
まず、LED発光装置2がLED照明光を発光すると(ステップS101)、LED照明光の発光が送信装置1に通知される(ステップS102)。また、受信装置3は、LED照明光を受光し(ステップS103)、LED照明光が発光したことを検知する。
【0087】
次に、送信装置1と受信装置3はそれぞれ、LED発光装置2に登録を要求する(ステップS104,S105)。あるいは、LED照明光の発光直後に実施されるポーリングに応答して、LED発光装置2に登録を要求してもよい。受信装置3は、登録作業が終了すると、受信装置3に対して登録終了を通知し(ステップS106)、その通知に対して受信装置3が応答すると(ステップS107)、送信装置1は、LED発光装置2を介して、受信装置3に情報を送信する(ステップS108)。
【0088】
また、本発明の他の実施形態として、オフィスなどの多数の情報機器が存在する場所で、LED照明光の光が届く範囲に情報を一斉に同報送信することができる。これにより、例えば、すべての情報機器のソフトウェアのアップデートやバージョンアップを同時に行うことなどが可能になる。
【0089】
このように、本実施形態では、LED発光装置2が受信装置3に対して、LED照明光による光空間伝送を一方向のみで行うだけでなく、受信装置3がLED発光装置2に対して赤外線にて制御情報を送信できるようにしたため、LED発光装置2はLED照明光を送信すべきか否かの判断を事前に行うことができ、かつ受信装置3の特性や意向を考慮に入れたLED照明光を送信できるようになる。これにより、安定した情報伝送が行え、かつセキュリティ性も向上できる。
【0090】
上述した実施形態では、LED照明光とは別に、受信装置3とLED発光装置2との間で赤外線にて制御情報を送受する例を示したが、赤外線以外の通信媒体(例えば、電波や有線など)を利用して制御情報を送受してもよい。
【0091】
【発明の効果】
以上詳細に説明したように、本発明によれば、LED照明光とは別の伝送経路にて、受信装置とLED発光装置とが受光制御情報を通信するため、受信装置側の特性を考慮に入れた光空間伝送が可能になり、光空間伝送の信頼性やセキュリティ性能を向上できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る光空間伝送システムの一実施形態の全体構成を示すブロック図。
【図2】制御部の内部構成を示すブロック図。
【図3】機器リストに登録される情報の一例を示す図。
【図4】LED発光装置の電源制御を行う処理手順を示すフローチャート。
【図5】第1の通信リンク確立手順のシーケンス図。
【図6】第2の通信リンク確立手順のシーケンス図。
【図7】第3の通信リンク確立手順のシーケンス図。
【図8】第4の通信リンク確立手順のシーケンス図。
【図9】第5の通信リンク確立手順のシーケンス図。
【図10】第1の通信リンク解除手順のシーケンス図。
【図11】第2の通信リンク解除手順のシーケンス図。
【図12】第3の通信リンク解除手順のシーケンス図。
【図13】図1の光空間伝送システムが通信リンクを確立する際に行う認証・セキュリティ手順の一例を示すフローチャート。
【図14】送信装置がLED発光装置に送信する機器リストへの登録要求パケットのデータフォーマットを示す図。
【図15】送信装置がLED発光装置に送信する機器リストへのデータパケットのデータフォーマットを示す図。
【図16】光空間伝送システムの具体的な実現形態の一例を示すフローチャート。
【符号の説明】
1 送信装置
2 LED発光装置
3 受信装置
4 発光源
5 制御部
6,13 赤外線通信部
9 スイッチ
10 CPU
11 受光部
12 復調器

Claims (16)

  1. LED光を発光する発光装置と、前記LED光を受光する受信装置とを備えた光空間伝送システムにおいて、
    前記発光装置は、
    照明用光源に供給する電力波形を、送信する情報に応じて変調することのできる発光手段と、
    LED光とは別の伝送経路にて、前記受信装置とやりとりするLED光の受光制御情報を送受信する制御情報通信手段と、を有し、
    前記受信装置は、
    前記発光手段で発光されたLED光を受光する受光手段と、
    前記別の伝送経路にて前記受光制御情報を送受信する制御情報通信手段と、を備えることを特徴とする光空間伝送システム。
  2. 前記制御情報通信手段にて受信された前記受光制御情報を登録する登録手段を備えることを特徴とする請求項1に記載の光空間伝送システム。
  3. 前記受光制御情報は、前記受光手段で受光されたLED光の輝度、照度及び方向の少なくとも一つの情報を含むことを特徴とする請求項1または2に記載の光空間伝送システム。
  4. 前記発光装置は、送信する情報で変調されたLED光を前記発光手段が発光している最中は、前記発光手段が発光を停止しないように発光制御を行う発光制御手段を有することを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の光空間伝送システム。
  5. LED光を変調して送信されるべき情報を送信する送信装置を備え、
    前記発光装置は、前記送信装置から送信された情報で変調されたLED光を生成する光変調手段を有することを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の光空間伝送システム。
  6. 前記発光手段は、通信可能な前記受信装置を探索すべく、探索応答要求で変調されたLED光を発光することを特徴とする請求項5に記載の光空間伝送システム。
  7. 前記送信装置からの情報受信を希望する前記受信装置の前記制御情報通信手段は、前記探索応答要求で変調されたLED光に応答して前記受光制御情報を送信し、
    前記発光手段は、前記制御情報通信手段が前記受信装置からの前記受光制御情報を受信した後に、前記送信装置から指示された情報で変調されたLED光を前記受信装置に送信することを特徴とする請求項6に記載の光空間伝送システム。
  8. 前記発光手段は、前記受信装置に対して探索応答要求を行うことなく、前記受信装置からの前記受光制御情報を受信した後、前記送信装置から指示された情報で変調されたLED光を前記受信装置に送信することを特徴とすることを特徴とする請求項5に記載の光空間伝送システム。
  9. 前記受信装置及び前記送信装置は、前記発光手段がLED光の発光を開始したことを契機として、前記発光装置との通信リンクを確立するための処理を行うことを特徴とする請求項5に記載の光空間伝送システム。
  10. 前記発光手段は、前記受信装置から送信された前記受光制御情報に基づいて、所定の受光条件を満たす前記受信装置に対してのみ、LED光を発光することを特徴とする請求項1〜9のいずれかに記載の光空間伝送システム。
  11. 前記受信装置は、前記発光手段の発光停止を検知すると、前記発光装置との通信リンクを切断することを特徴とする請求項1〜10のいずれかに記載の光空間伝送システム。
  12. 前記受信装置は、前記送信装置からの情報を受信したことを視覚的に表示させる表示手段を有することを特徴とする請求項5〜11のいずれかに記載の光空間伝送システム。
  13. 前記伝送経路は、赤外線で前記受光制御情報を送信する経路であることを特徴とする請求項1〜12のいずれかに記載の光空間伝送システム。
  14. 照明用光源に供給する電力波形を、送信する情報に応じて変調することのできる発光手段と、
    LED光とは別の伝送経路にて、LED光を受光した受信装置とLED光の受光制御情報を送受信する制御情報通信手段と、を備えることを特徴とする光情報送信装置。
  15. 発光手段から発光された、情報で変調されたLED光を受光する受光手段と、
    LED光とは別の伝送経路にて、LED光の受光制御情報を前記発光手段と送受信する制御情報通信手段と、を備えることを特徴とする光情報受信装置。
  16. LED光を発光する発光装置と、前記LED光を受光する受信装置との間で光空間伝送を伝送する光空間伝送制御方法において、
    前記発光装置は、
    照明用光源に供給する電力波形を、送信する情報に応じて変調し、
    LED光とは別の伝送経路にて、前記受信装置とLED光の受光制御情報を送受信し、
    前記受信装置は、
    発光されたLED光を受光し、
    前記別の伝送経路にて前記受光制御情報を送受信することを特徴とする光空間伝送制御方法。
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