JP2004282529A - Dns問い合わせ装置およびdns問い合わせ方法 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】接続されているネットワーク上で問い合わせ可能なDNSサーバに対し、問い合わせを行った応答情報から、端末が所属するドメイン情報を検索し、これをキーにしてアクセス先にネットワーク接続するためのネットワーク設定情報を記憶装置内のテーブルから読み出して設定する。
【選択図】 図1
Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、インターネットでDNSを利用するホストにおいて、移動や回線の切断などよって複数のDNSサーバの構成ツリーに対して、問い合わせを行なわなければならない状況において、適切な応答を高速に得られ、同時に必要なネットワーク設定情報を獲得可能なDNS問い合わせ装置およびDNS問い合わせ方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、世界規模のコンピュータネットワーク「インターネット(Internet)」の利用が普及しており、インターネットと接続し公開された情報、サービスを利用したり、逆にインターネットを通してアクセスしてくる外部ユーザに対し、情報、サービスを提供することで新たなコンピュータビジネスが開拓されている。
【0003】
またインターネット利用に関して、新たな技術開発、展開がなされている。インターネットでは、各計算機がIPアドレスと呼ばれる識別子をもち、このIPアドレスを元に、パケットの交換が行われる。
【0004】
しかし、IPアドレスは数字の羅列であり、人間が覚えるのは困難を伴うが、インターネットを通して計算機にアクセスするためにはIPアドレスを指定しなければならない。この問題を解決するためにドメインネームシステム(Domain Name System:DNS)が考案された。
DNSは一種のデータベースシステムであり、この機能のうちの一つに数字の羅列であるIPアドレスと、人間が覚えやすい名前(Fully Qualified Domain Name:FQDN)を相互変換するための機能がある。
【0005】
これはすなわちDNSというデータベースシステムに対して、FQDNに対応するIPアドレスを検索するという行為に等しい。インターネットを使うアプリケーションは通常このDNSを利用して、ユーザが入力したホスト名(これは通常FQDNである)をIPアドレスに変換し、目的のインターネット上へとパケットを送出する。
【0006】
DNSは、分散DBとしての側面も持つ。インターネット上の全てのホストを1つのデータベースシステムで管理するのは不可能である。このためDNSはツリー構造を持った分散DBの形をとる。各DNSサーバは一般的に次の3つの情報を持っている。
(1)頂点(root)となるサーバ
(2)ある特定のドメインの全てのデータ
(3)自サーバが権限を譲渡したサーバと、譲渡したドメイン名の組
FQDN は、.(ピリオド)で区切られたツリー構造を持つ名前空間のインスタンスである。例えば、foo.bar.com.などである。これは.を頂点として.combar fooというツリーとなる。通常のツリーのleaf はホスト名であり、それ以外の部分はドメインメイト呼ばれる。
【0007】
もし、bar.com.というドメイン名がインターネット上に存在するなら、bar.com.というドメインについてすべて知っているDNSサーバがインターネット上に存在することになる。
【0008】
次に、実際にドメイン名とIPアドレスの変換が具体的にどのように行なわれるかを簡単に説明する。インターネット上に分散して配置されたDNSサーバは、クライアントとなる計算機から、“foo.bar.com ”をIPアドレスに変換して欲しいという要求を受ける。
【0009】
このとき、要求を受けたDNSサーバ(仮にこれをサーバAと呼ぶ)は、自分がbar.com.の全てのデータを持っていれば、そこで変換した結果を返す。しかしそうでない場合は、rootサーバに対して問い合わせを行なう。
【0010】
rootサーバは、bar.com.のデータを持ってはいないが、ツリーの枝であるcom.の権限を移譲したサーバを知っているので、そのサーバをサーバAに通知する。サーバAはcom.のDNS サーバに対して問い合わせを行なう。
【0011】
com.のサーバはbar.com.のデータを持ってはいないがツリーの枝であるbar.com.の権限を移譲したサーバを知っているので、そのサーバをサーバAに通知する。サーバAはbar.com.のDNSサーバに対して問い合わせを行なう。
【0012】
bar.com.のサーバは、bar.com.について全てのデータを持っているので、foo.bar.com をIPアドレスに変換すことができる。この答えをサーバAに返す。サーバAは、この答えをクライアントに通知する。
【0013】
このようにDNSは、ツリー構造を探索することによって検索を行なうことになるので、インターネット上のどのDNSサーバに対して問い合わせを行なっても、必ず同じ答えを得ることができる。この前提に基づき、移動する計算機は通常最も近い位置にあるDNSサーバを通知してもらい、それを利用するということが現在は行われている。
【0014】
しかし、この「同じ答えを得られる」という保証は、DNSサーバの構成ツリーがインターネット上で唯一である、という前提に基づいている。しかし近年、ファイアウォールの普及にしたがって、ファイアウォール内での独立したDNSサーバツリーが構築される場合がある。
【0015】
また、SOHO(Small Office,Home Office)等ではインターネットへの接続が間欠的である場合があり、その中のネットワークでは独立したrootサーバを持つ場合がある。
【0016】
このようにrootサーバが複数存在する、すなわちDNSサーバのツリーが複数存在する場合、移動する計算機の場合では、単純に近いDNSサーバを通知されたとしても、そのサーバがどのツリーに属するかによって応答が変わってしまい、問題が生じる。具体的には、あるツリーに存在するFQDNを異なるツリーのネームサーバに問い合わせても、そのようなホストは存在しないという返答が返されてしまう。
【0017】
複数のDNSサーバに問い合わせるシステムも現存するが、現在の方法では、DNSのプロトコルとして正しい応答が得られるサーバに出会うまで順番に問い合わせにいくという方法である。この方法では、「存在しない」というDNSのプロトコル上正しい応答を得ることができるため、たとえそれぞれ異なるツリー上にある複数のDNSサーバを設定したとしても結果的に求める応答とは異なるという問題があった。
【0018】
【特許文献】
特開2001−103092公報
【非特許文献】
IETF RFC1034 DOMAIN NAMES − CONCEPTS AND FACILITIES
【非特許文献】
IETF RFC1035 DOMAIN NAMES − IMPLEMENTATION AND SPECIFICATION
【0019】
【発明が解決しようとする課題】
上述したように、従来の方法では、DNSのサーバが構成するツリーが複数ある場合に、どのDNSサーバに問い合わせれば良いのかが不明であり、望ましい応答を得ることができなかった。
【0020】
さらに、このような複数のrootサーバが存在するような環境を想定すると、適切なDNSサーバの選択をすると同時にそのネットワーク環境に整合したネットワーク情報の設定が必要になる。
【0021】
例えば、IPネットワークの場合、ネットワークの自動構成の有効化/無効化、ルーティング情報、プロキシサーバの有効化/無効化、プロキシサーバのIPアドレス、VPNの有効化/無効化等のネットワーク環境の設定情報を設定しなおさなければ変更したアクセス先にそのネットワーク環境から接続できない場合がある。
【0022】
例えば、複数のIPプロバイダと契約し、それに応じた複数のIPアドレスブロックを取得しているネットワーク環境で、その1つのプロバイダが自分の配下のIPアドレスのユーザに対して動画やポータルサービス等のリソースを提供している場合、そのネットワーク環境でかつそのプロバイダのIPアドレスを送信元として設定しないと、アクセス先には接続できない。
【0023】
また、例えば、自宅からVPNで社内LANへアクセスしている場合、自宅LANのネットワークプリンタのようなローカルのリソースにアクセスするためには、そのアクセス先に対してはルーティング情報を自宅LAN側に向けなければ接続できない。
【0024】
さらに、VPN接続状態でインターネットへのWebアクセスのルートは、ISPをダイレクトに使用する場合と、VPNで一旦社内LANを経由してその後社内LANのゲートウェイ経路でアクセスする方法があるが、その変更にはWebのプロキシを手動で変更する必要がある。
【0025】
本発明は上記の事情を考慮してなされたのもであり、DNSのツリーが複数ある場合でも、望ましい応答を高速に得ることができ、さらにそれに付随したネットワーク設定情報を適切に選択し、設定可能なDNS問い合わせ装置を提供することを目的とする。
【0026】
【課題を解決するための手段】
上記した課題を解決するために、本発明のDNS問い合わせ装置は、接続されているネットワーク上での自装置の位置情報を受信する現在位置情報受付手段と、現在位置情報受付手段で受信した位置情報を記憶する現在位置管理手段と、問い合わせ可能なDNS サーバに関するサーバ情報を受信するサーバ情報受付手段と、サーバ情報受付手段で受信したサーバ情報を記憶するサーバ管理手段と、クライアントからDNS サーバに対する問い合わせ要求を受信する要求受付手段と、要求受付手段で受信した問い合わせ要求を、位置情報及び又はサーバ情報に基づいて決定した少なくとも1 つ以上のDNS サーバに転送する要求転送手段と、要求転送手段で転送した問い合わせ要求に対する応答を受信する応答受信手段と、応答受信手段で受信した応答によってサーバ情報の書き換えが生じた場合は、サーバ情報を書きかえるサーバ情報変更手段と、このサーバ情報に基づき、問い合わせ要求に対応する応答結果を選択し、クライアントに応答結果を応答する要求応答手段と、クライアント自身のドメイン情報と、クライアントがアクセス要求したリソースのドメイン情報を比較して、所定のネットワーク設定情報を選択し適用するネットワーク設定手段とを具備したことを特徴とする。
【0027】
更に本発明のDNS問い合わせ装置は、ネットワーク設定手段は、現在位置管理手段の保持する情報端末の現在位置属性と、サーバ管理手段で保持する情報端末とそのアクセス先のドメイン情報に基づき、送信元アドレスを設定することを特徴とする。
【0028】
更に本発明のDNS問い合わせ装置は、ネットワーク設定手段は、現在位置管理手段の保持する情報端末の現在位置属性と、サーバ管理手段で保持する情報端末とそのアクセス先のドメイン情報を基づき、経路制御情報を設定することを特徴とする。
【0029】
更に本発明のDNS問い合わせ装置は、ネットワーク設定手段は、現在位置管理手段の保持する情報端末の現在位置属性と、サーバ管理手段で保持する情報端末とそのアクセス先のドメイン情報に基づき、中継サーバ情報を設定することを特徴とする。
【0030】
また本発明のDNS問い合わせ方法は、接続されているネットワーク上での自装置の位置情報を受信し、受信した位置情報を記憶し、問い合わせ可能なDNS サーバに関するサーバ情報を受信し、受信したサーバ情報を記憶し、クライアントからDNS サーバに対する問い合わせ要求を受信し、受信した問い合わせ要求を、位置情報及び又はサーバ情報に基づいて決定した少なくとも1 つ以上のDNS サーバに転送し、転送した問い合わせ要求に対する応答を受信し、受信した応答によってサーバ情報の書き換えが生じた場合は、サーバ情報を書きかえ、このサーバ情報に基づき、問い合わせ要求に対応する応答結果を選択し、クライアントに応答結果を応答し、クライアント自身のドメイン情報と、クライアントがアクセス要求したリソースのドメイン情報を比較して、所定のネットワーク設定情報を選択し適用することを特徴とする。
【0031】
更に本発明のDNS問い合わせ方法は、情報端末の現在位置属性と、情報端末とそのアクセス先のドメイン情報に基づき、送信元アドレスを設定することを特徴とする。
【0032】
更に本発明のDNS問い合わせ方法は、情報端末の現在位置属性と、情報端末とそのアクセス先のドメイン情報を基づき、経路制御情報を設定することを特徴とする。
【0033】
更に本発明のDNS問い合わせ方法は、情報端末の現在位置属性と、情報端末とそのアクセス先のドメイン情報に基づき、中継サーバ情報を設定することを特徴とする。
【0034】
これにより、DNS のツリーが複数ある場合でも、望ましい応答を高速に得ることができ、さらにそれに付随したネットワーク設定情報を適切に選択し、設定することができる。
【0035】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照しながら発明の実施の形態を説明する。
【0036】
ここでは、問い合わせの発行元端末装置をクライアントと呼び、DNSが動いているサーバをDNSサーバと呼ぶ。
【0037】
図1に本実施例の構成図を示す。この構成図は、本発明のDNS問い合わせ装置の構成を示すものであり、クライアントである移動対応端末内に含まれるものとする。また、ここではこのDNS問い合わせ装置が移動対応端末に含まれる例を用いて説明するが、単独の装置として機能するように構成してもよい。
【0038】
図1において、要求受付部1は、クライアントからDNSサーバに対する元問い合わせパケットを受信する。要求転送部2は現在、本装置が知っているDNSサーバに対して仮問い合わせを転送する。
【0039】
サーバ情報群管理部3は、サーバ管理部4と現在位置管理部5を含み、現在知っているDNSサーバに関する情報を総合的に管理する。キャッシュ管理部6は、問い合わせの結果を一時的に保存する。
【0040】
現在位置管理部5は、移動対応端末が現在接続されているネットワークの位置情報を管理する。サーバ管理部4は、現在知っているDNSサーバに関する情報を管理する。要求管理部7は、現在発行中である仮問い合わせについて管理する。
【0041】
現在位置情報受付部8は移動ホストの現在位置を受け付け現在位置管理部5へ通知する部分である。サーバ受付部9は、現在問い合わせ可能なDNSサーバや、それらに関する情報を受け付け、サーバ管理部4へ通知する。
【0042】
アルゴリズム管理部10は、アルゴリズム受付部11から入力されたアルゴリズムに基づいて、最適応答を選択するためのアルゴリズムを管理する。アルゴリズム処理部12は、得られた仮応答から、アルゴリズムを使用して最適応答を選び出す。要求応答部13は、最適答パケットをクライアントに対して送信する。応答受信部14は、仮応答を受信する。
【0043】
応答選択部15は、得られた仮応答を処理する。ネットワーク設定データベース16は、このクライアントが移動した様々な箇所において、どのような設定を行う必要があるかを示す情報を保持する。ネットワーク設定部17はネットワーク設定データベースに基づいて現在位置管理部及びサーバ管理部を制御する。
【0044】
次に、図2において、ネットワーク設定データベース16の構成を示す。ここで設定するためのパラメータ21としては、IPネットワークの場合、ネットワークの自動構成の有効化/無効化、ルーティング情報、プロキシサーバの有効化/無効化、プロキシサーバのIPアドレス、VPNの有効化/無効化などが考えられる。
【0045】
情報端末が移動する可能性のあるドメインについて、これらの情報各々について設定情報を入力しておく。
【0046】
ネットワーク設定データベースの一般的な使用方法は、現在位置管理手段より判断した現在位置と、サーバ管理手段より判断したアクセス先に該当するレコードに対して、対応するネットワーク設定を書き出し、ネットワーク設定手段により情報端末装置に対して適切なネットワーク設定を行うことである。
【0047】
このネットワーク設定データベースを利用して、必要な設定を変更するための一般的な処理の流れを図3に示す。
【0048】
情報端末装置は、現在位置管理部5がマルチホーム環境、VPN接続環境等の現在情報を判断する(S30〜S31)。次に、サーバ管理部4にてこの端末が所属するドメイン情報とアクセス先が所属するドメイン情報を判断する(S32)。
【0049】
最後に、ネットワーク設定部17が、これらの判断とネットワーク設定データベース16の条件を参照し、ルーティング、プロキシサーバ等のネットワーク設定を行う(S33〜S34)。
【0050】
次に本発明を適用した典型的なネットワーク構成を図4に示す。ここでは、情報端末装置41がマルチホーム環境(ISP1:42、ISP2:43)にゲートウェイ(ゲートウェイ1:44、ゲートウェイ2:45)をそれぞれ介して接続しており、選択的にインターネット上のリソースをアクセスする。また自宅LAN46側にはネットワークプリンタ47が接続されている。
【0051】
この場合、複数のIPプロバイダと契約し、それに応じた複数のIPアドレスブロックを取得しているネットワーク環境で、その1つのプロバイダが自分の配下のIPアドレスのユーザに対して動画やポータルサービス等のリソースを提供している場合、そのネットワーク環境でかつそのプロバイダのIPアドレスを送信元として設定しないと、アクセス先には接続できない。
【0052】
この場合のソースアドレス選択のフローを図5に示す。ここでは、現在位置管理部5でマルチホーム環境を判断する(S50〜S51)。次にサーバ管理部4にて端末が所属するドメイン情報とアクセス先が所属するドメイン情報を判断する(s52)。
【0053】
最後に、ネットワーク設定部17が、ネットワーク設定データベース16の条件を参照し、端末が所属するドメイン情報とアクセス先が所属するドメイン情報から双方ともマルチホームの一方のISPに属すると判断された場合は、ソースアドレス選択としてそのISPから付与されたIPアドレスを有効にし、そのほかのISPのものは無効にする(s53〜S54)。
【0054】
また例えば、自宅からVPNで社内LANへアクセスしている場合、自宅LAN46のネットワークプリンタ47のようなローカルのリソースにアクセスするためには、そのアクセス先に対してはルーティング情報を自宅LAN46側に向けなければ接続できない。
【0055】
この場合のルーティング情報の選択フローを図6に示す。ここでは現在位置管理部5でVPN接続環境を判断する(S60〜S61)。具体的には、例えばOSのレジストリ値でVPN接続の有効・無効を参照する。
【0056】
またサーバ管理部4で端末が所属するドメイン情報とプリンタ47が所属するドメイン情報を判断する。
【0057】
最後に、ネットワーク設定部17が、ネットワーク設定データベース16の条件を参照し、端末が所属するドメイン情報とプリンタ47が所属するドメイン情報から双方とも自宅LAN46に接続されされていると判断された場合は、自宅LAN46接続用のルーティングを設定する(S63〜S64)。
【0058】
また、エンタープライズネットワークを介してVPN接続状態でインターネットへWebアクセスする場合のルートは、ISPをダイレクトに使用する場合と、VPNで一旦社内LANを経由してその後社内LANのゲートウェイ経路でアクセスする方法がある。この方法の変更にはWebのプロキシを手動で変更する必要がある。
【0059】
この場合のProxy変更のためのフローを図7に示す。ここでは、現在位置管理部5にてVPN接続環境を判断する(S70〜S71)。具体的には、例えばOSのレジストリ値でVPN接続の有効・無効を参照する。
【0060】
次にサーバ管理部4にて端末が所属するドメイン情報とWebアクセス先が所属するドメイン情報を判断する(S72)。
【0061】
最後に、端末が所属するドメインが社内でアクセス先が社外と判断された場合は、Webのプロキシの設定を社内から社外へのゲートウエイアドレスへ設定する(S73〜S74)。
【0062】
具体的には、例えばWebブラウザのレジストリ値でWebのプロキシの設定を行うことができる。
【0063】
【発明の効果】
以上、本発明によれば、異なるDNS サーバの構成ツリーに属する問い合わせにもDNS サーバへの接続が可能であれば、直ちに応答を得ることができ、さらにそのアクセスを行ったネットワーク上の位置と、アクセス対象データの場所、及びその間のネットワーク属性などを考慮したネットワーク設定情報を適切に選択し、自動的に設定可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態を示すDNS 問い合わせ装置の構成図
【図2】本発明の一実施の形態で用いられるネットワーク設定データベース の説明図
【図3】本発明を適用した典型的なネットワーク構成を示す説明図
【図4】本発明を適用した典型的なネットワーク構成を示す説明図
【図5】マルチホーム環境におけるソースアドレス選択フローを示す説明図
【図6】VPN接続状態におけるルーティング情報の選択フローを示す説明図
【図7】VPN接続状態におけるProxy設定の選択フローを示す説明図
【符号の説明】
1・・・要求受付部
2・・・要求転送部
3・・・サーバ情報群管理部
4・・・サーバ管理部
5・・・現在位置管理部
6・・・キャッシュ管理部
7・・・要求管理部
8・・・現在位置情報受付部
9・・・サーバ受付部
10・・・アルゴリズム管理部
11・・・アルゴリズム受付部
12・・・アルゴリズム処理部
13・・・要求応答部
14・・・応答受信部
15・・・応答選択部
16・・・ネットワーク設定データベース
17・・・ネットワーク設定部
Claims (8)
- 接続されているネットワーク上での自装置の位置情報を受信する現在位置情報受付手段と、
前記現在位置情報受付手段で受信した位置情報を記憶する現在位置管理手段と、
問い合わせ可能なDNS サーバに関するサーバ情報を受信するサーバ情報受付手段と、
前記サーバ情報受付手段で受信したサーバ情報を記憶するサーバ管理手段と、
クライアントからDNS サーバに対する問い合わせ要求を受信する要求受付手段と、
前記要求受付手段で受信した問い合わせ要求を、前記位置情報及び又は前記サーバ情報に基づいて決定した少なくとも1 つ以上のDNS サーバに転送する要求転送手段と、
前記要求転送手段で転送した問い合わせ要求に対する応答を受信する応答受信手段と、
前記応答受信手段で受信した応答によって前記サーバ情報の書き換えが生じた場合は、前記サーバ情報を書きかえるサーバ情報変更手段と、
このサーバ情報に基づき、前記問い合わせ要求に対応する応答結果を選択し、前記クライアントに該応答結果を応答する要求応答手段と、
クライアント自身のドメイン情報と、クライアントがアクセス要求したリソースのドメイン情報を比較して、所定のネットワーク設定情報を選択し適用するネットワーク設定手段とを具備したことを特徴とするDNS 問い合わせ装置。 - 前記ネットワーク設定手段は、前記現在位置管理手段の保持する情報端末の現在位置属性と、前記サーバ管理手段で保持する情報端末とそのアクセス先のドメイン情報に基づき、送信元アドレスを設定することを特徴とする請求項1に記載のDNS 問い合わせ装置。
- 前記ネットワーク設定手段は、前記現在位置管理手段の保持する情報端末の現在位置属性と、前記サーバ管理手段で保持する情報端末とそのアクセス先のドメイン情報を基づき、経路制御情報を設定することを特徴とする請求項1に記載のDNS 問い合わせ装置。
- 前記ネットワーク設定手段は、前記現在位置管理手段の保持する情報端末の現在位置属性と、前記サーバ管理手段で保持する情報端末とそのアクセス先のドメイン情報に基づき、中継サーバ情報を設定することを特徴とする請求項1に記載のDNS 問い合わせ装置。
- 接続されているネットワーク上での自装置の位置情報を受信し、
受信した前記位置情報を記憶し、
問い合わせ可能なDNS サーバに関するサーバ情報を受信し、
受信した前記サーバ情報を記憶し、
クライアントからDNS サーバに対する問い合わせ要求を受信し、
受信した問い合わせ要求を、前記位置情報及び又は前記サーバ情報に基づいて決定した少なくとも1 つ以上のDNS サーバに転送し、
転送した前記問い合わせ要求に対する応答を受信し、
受信した前記応答によって前記サーバ情報の書き換えが生じた場合は、前記サーバ情報を書きかえ、
このサーバ情報に基づき、前記問い合わせ要求に対応する応答結果を選択し、前記クライアントに該応答結果を応答し、
クライアント自身のドメイン情報と、クライアントがアクセス要求したリソースのドメイン情報を比較して、所定のネットワーク設定情報を選択し適用することを特徴とするDNS 問い合わせ装置。 - 情報端末の前記現在位置属性と、情報端末とそのアクセス先の前記ドメイン情報に基づき、送信元アドレスを設定することを特徴とする請求項5に記載のDNS 問い合わせ方法。
- 情報端末の前記現在位置属性と、情報端末とそのアクセス先の前記ドメイン情報を基づき、経路制御情報を設定することを特徴とする請求項5に記載のDNS 問い合わせ方法。
- 情報端末の前記現在位置属性と、情報端末とそのアクセス先の前記ドメイン情報に基づき、中継サーバ情報を設定することを特徴とする請求項5に記載のDNS 問い合わせ方法。
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