JP2004280419A - ゲートウェイサーバにおけるデータ加工方法と装置及びシステム - Google Patents
ゲートウェイサーバにおけるデータ加工方法と装置及びシステム Download PDFInfo
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Abstract
【課題】ゲートウェイ(GW)サーバが発信端末から受け取ったデータが受信端末未対応のデータ形式である場合にも、受信端末での正常なデータの読みとりを保証可能とする方法とシステムの提供。
【解決手段】通信網を介して通信接続する第1の端末30と第2の端末201間に介挿されるGWサーバ101が、第1端末から第2の端末へ向けて送信されるデータを受け取り、前記データは第2の端末対応の形式でない場合、データの加工が、前記GWサーバ101で可能な形式であるか否か判定し、GWサーバ101でデータの加工が可能でない場合、GWサーバ101から前記データの加工が可能な他のGWサーバ102に向けて前記データを転送し、GWサーバ101は他のGWサーバ102からの加工済みデータを受け取り、加工済みデータを第2の端末201へ送信する。
【選択図】図1
【解決手段】通信網を介して通信接続する第1の端末30と第2の端末201間に介挿されるGWサーバ101が、第1端末から第2の端末へ向けて送信されるデータを受け取り、前記データは第2の端末対応の形式でない場合、データの加工が、前記GWサーバ101で可能な形式であるか否か判定し、GWサーバ101でデータの加工が可能でない場合、GWサーバ101から前記データの加工が可能な他のGWサーバ102に向けて前記データを転送し、GWサーバ101は他のGWサーバ102からの加工済みデータを受け取り、加工済みデータを第2の端末201へ送信する。
【選択図】図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、移動体通信網とインターネットを相互接続するネットワーク技術に関し、特に、ゲートウェイサーバにおけるデータ加工方法とシステムに関する。
【0002】
【従来の技術】
近時、移動体パケット通信の普及により、携帯端末等よりインターネット上のコンテンツデータを取得して種々の情報にアクセスできるようになってきている。移動体通信網とインターネットとを接続するゲートウェイサーバ(「GWサーバ」と略記する)では、移動端末とサーバ間や2つのサーバ間などのデータ通信が円滑に行われることが重要な要素の一つとなっている。
【0003】
通常、端末ユーザは、図5に示すように、端末を収容するGWサーバ(「自GWサーバ」という)10の使用できる範囲でオリジンサーバ20を利用しており、自網内だけで完結し各種サービスを利用している。この目的を実現するために、データ通信が行われる終点端末間にGWサーバを配置して、そこでデータの加工を行うという手法が採用されている。図5に示す形態では、移動体パケット通信機能を備えた移動端末30と、オリジンサーバ20との間にGWサーバ10が配置されている。
【0004】
なお、データ・プロトコルの相互変換機能を実行するゲートウェイサーバ自体の構成は、従来より知られている。例えば、コンテンツ変換機能を具備したゲートウェイとして、コンテンツ変換部を備え、受信したコンテンツを、クライアントのプロファイルに基づき、その処理能力にあわせてコンテンツを変換して送信するようにしたゲートウェイが知られている(特許文献1参照)。また、ゲートウェイサーバに顧客データを顧客データベースのデータ使用とデリバリチャネルのデータ仕様を統合した論理スキーマとして保管し、データ仕様を顧客データベースに適応したデータ仕様に変換して顧客データベースをアクセスするシステムも知られている(例えば特許文献2参照)。さらに、宛先装置に互換性のあるデータフォーマットに変換して送信するゲートウェイ装置も知られている(例えば特許文献3参照)。フォーマット変換を行うプロトコル変換ゲートウェイも各種知られている(例えば特許文献4)。プロトコル変換を行うゲートウェイ装置において、双方のネットワークの状態に応じて効率的にデータ交換を行う構成も知られている(例えば特許文献5)。さらに、簡単な処理ロジックで容易に多種類の通信プロトコルに変換できるようにしたゲートウェイシステムが知られている(例えば特許文献6)。
【0005】
【特許文献1】
特開2001−251341号公報(第11頁、第8図)
【特許文献2】
特開2002−41781号公報(第3頁、第1図)
【特許文献3】
特開2002−123458号公報(第3−4頁、第1図)
【特許文献4】
特開2002−196990公報(第2−3頁、第1図)
【特許文献5】
特開平8−97859号公報(第4−5頁、第1図)
【特許文献6】
特開平9−107387号公報(第3−4頁、第1図)
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、図5を参照して説明した従来の手法では、GWサーバにおけるデータの加工は、予めGWサーバに設定されているデータ加工形式にのみ対応しているため、GWサーバは、GWサーバで未対応加工形式のデータに対しては、対応することができない。
【0007】
また上記特許文献等に開示されている各種ゲートウェイ装置においても、未対応加工形式のデータに対してGWサーバは対応することができない。
【0008】
したがって、オリジンサーバとの通信の際に必要となるデータの加工が不可能となる。この場合、GWサーバでは、発信端末から受け取ったデータをそのまま宛先端末に送るなどしかすべがない。すなわち、GWサーバにてデータの加工が行われず、宛先端末で読みとることができない形でデータを受け取ることになり、宛先端末では、データを正確に読みとることができない結果となる。
【0009】
したがって、本発明の主たる目的は、GWサーバが発信端末から受け取ったデータが受信端末未対応のデータ形式である場合にも、受信端末での正常なデータの読みとりを保証可能とする方法とシステムを提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】
前記目的を達成する1つのアスペクトに係る本発明は、発信端末と宛先端末間に介挿されるゲートウェイサーバにおいて、発信端末から受け取ったデータが、宛先端末未対応のデータ形式であり、宛先端末で対応できるデータ形式に変換できない場合に、宛先端末で対応可能なデータ形式への変換が可能なゲートウェイサーバにおいて、データの加工を行い宛先端末で読みとり可能としたデータを送信するようにしたものである。
【0011】
より詳細には、本発明は、通信網を介して通信接続する第1の端末(発信端末)と第2の端末(宛先端末)間に介挿される一つのゲートウェイサーバが、前記第1端末から第2の端末へ向けて送信されるデータを受け取り、前記データが宛先端末未対応のデータ形式である場合に、前記データの加工が、前記一つのゲートウェイサーバで可能な形式であるか否か判定し、前記一つのゲートウェイサーバでデータの加工が可能でない場合、前記一つのゲートウェイサーバから、前記データの加工が可能な他のゲートウェイサーバに向けて、前記データの転送を行い、前記一つのゲートウェイサーバでは、前記他のゲートウェイサーバからの加工済みデータを受け取り、加工済みデータを前記第2の端末へ送信するものである。
【0012】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の好適な実施の形態について説明する。図1は、本発明の好適な実施の形態を説明するための図であり、移動端末30を発信端末、オリジンサーバ201を受信端末とし、その間にGWサーバ101が配置されている形態が示されている。図1を参照すると、移動体パケット通信網、及びインターネット接続機能を具備した携帯電話機あるいはPDA(パーソナルデジタルアシスタンツ)等よりなる端末(移動端末)30と、該端末30を収容するGWサーバ(A)(「自GWサーバ」ともいう)101と、GWサーバ(B)102とを有する。
【0013】
端末30と宛先端末201間に位置している一つのGWサーバ(A)101が、端末30から端末201へ向けて送信されるデータを受け取り、データが宛先端末未対応のデータ形式である場合に、受信したデータの加工が、GWサーバ(A)101で可能な形式であるか否か判定し、GWサーバ(A)101でデータの加工が可能でない場合、GWサーバ(A)101からデータの加工が可能な他のGWサーバ(B)102に向けてデータの転送を行い、GWサーバ(A)101では、GWサーバ(B)102からの加工済みデータを受け取り、該加工済みデータを、宛先端末(図1ではオリジンサーバ)201へ送信する。
【0014】
このように、本実施形態によれば、発信端末30と宛先端末201間に位置するGWサーバ(A)101において、発信端末30から受け取ったデータが宛先端末201に未対応の形式であり、GWサーバ(A)101が宛先端末201で対応可能なデータ形式への変換を行うことができない場合に、宛先端末201で対応可能なデータ形式への変換が可能な他のGWサーバ(B)102に、発信端末30から受け取ったデータを転送し、GWサーバ(B)102にてデータの加工を行い、GWサーバ(A)101は、加工済みをデータを受け取って、宛先端末201に送信することで、宛先端末201にて正常なデータの読みとりを可能としている。以下、いくつかの実施例に即して、本発明を詳細に説明する。
【0015】
【実施例1】
本発明の第1の実施例について説明する。本実施例では、図1に示すように、自GWサーバ(A)101からGWサーバ(B)102へのデータ転送路40を備えている。自GWサーバ101と他GWサーバ102を結ぶデータ転送路40は、他GWサーバ102にてデータの加工が必要な場合に、データ転送路40を通じて自GWサーバ101と他GWサーバ102との通信を行う。データ転送路40の転送路は有線であっても無線であってもよい。受信端末201では、他GWサーバ102で変換されたデータ形式を受信することで、端末30からのデータを正常に読みとることができる。
【0016】
本実施例において、端末が、自網内でのGWサーバからサービスを受ける際のデータ加工の形態は、図5に示したものと同様とされる。すなわち、端末30から受信したデータを、自網内にある自GWサーバ10にてデータ加工を行い、オリジンサーバ(オリジン・コンテンツサーバ)20と通信を行う。
【0017】
一方、本実施例において、自GWサーバ(A)101でなく他GWサーバ(B)102にて、データ・プロトコル変換を行う場合、図1に示した形態とされる。この場合、端末30は、自GWサーバ(A)101と通信を行う。この場合、自GWサーバ(A)101から、宛先端末(この例では、オリジンサーバ201)で対応可能なデータ・プロトコルで、宛先端末201へデータを送信することができない。よって、自GWサーバ(A)101は、データ・プロトコルの変換が可能であるGWサーバ(B)102へ一旦、データを転送する。この機能の実装として、自GWサーバ(A)101に、宛先端末201対応のデータ・プロトコルの変換が可能なGWサーバの識別コード等を予め記憶装置に登録しておき、宛先端末201対応への変換が必要な場合、GWサーバ(B)102へ変換要求を通知して、データを転送するようにしてもよい。
【0018】
自GWサーバ(A)101から転送されたデータを受け取ったGWサーバ(B)102は、データ・プロトコルの変換(加工)を行う。自GWサーバ(A)101からのデータ形式の変換として、例えば、転送されたパケットデータのペイロード部のデータの、宛先端末201で対応可能な形式への自動変換が行われ、また、所定のレイヤのプロトコルの変換等、必要に応じて、ヘッダ情報の変更等が行われる。そして、GWサーバ(B)102は、変換後のデータを、自GWサーバ(A)101へ送信する。
【0019】
変換済みのデータを受け取った自GWサーバ(A)101は、オリジンサーバ201との通信を開始し、オリジンサーバ201に、変換済みのデータを送信する。
【0020】
自GWサーバ(A)101に、オリジンサーバ201から必要とするデータが送られ、これを受け取った自GWサーバ(A)101では、当該データが端末30にて対応可能なデータであるか否かを判別する。必要であれば(すなわち、自GWサーバ(A)101で端末30に対応可能な形式への変換ができない場合)、他GWサーバ(B)102へデータを転送し、他GWサーバ(B)102にてデータ・プロトコルの変換を行う。自GWサーバ(A)101からのデータ形式の変換として、例えば、転送されたパケットデータのペイロード部のデータの端末30で対応可能な形式への自動変換が行われ(例えば端末30で使用される文字コードへの変換)、また所定のレイヤのプロトコルの変換等、必要に応じて、ヘッダ情報の変更等が行われる。
【0021】
他GWサーバ(B)102からデータを受け取った自GWサーバ(A)101は、変換されたデータを、そのまま端末30へ送信する。
【0022】
データ・プロトコルの変換の必要がない場合には、自GWサーバ(A)101は、オリジンサーバ201から受け取ったデータを、そのまま端末30へデータを送信する。
【0023】
図2は、本実施例のシーケンス動作を説明するための図である。図1及び図2を参照して、本実施例の動作を説明する。
【0024】
まず、端末30は、自GWサーバ(A)101へ向けてサービスの要求内容を含むデータ(サービス要求)を送信する(ステップS1)。このサービス要求の通信時に、端末30が送信する最低限必要な情報データは、
・自GWサーバ(A)101を認識できるパラメータと、
・当該端末30で表示に使用する文字コード識別子と、
を含む。この情報データを基にして、自GWサーバ(A)101は、端末30が自GWサーバ(A)101で収容している端末であるか否かを認識し、その後の通信を行う。
【0025】
端末30からデータを受け取った後、自GWサーバ(A)101は、オリジンサーバ201に対してサービスデータを要求する際に、データを加工する必要があるか否かを判定するために、受信データのデータ・プロトコルについて判別する(ステップS2)。
【0026】
データ・プロトコル変換の必要がある場合には、自GWサーバ(A)101は、GWサーバ(B)102へデータを転送する(ステップS3)。
【0027】
GWサーバ(B)102は、自GWサーバ(A)101からデータを受け取った場合、要求されたデータ・プロトコル変換を行う(ステップS4)。
【0028】
GWサーバ(B)102は、データ・プロトコル変換終了後、自GWサーバ(A)101へ、変換済データを送信する(ステップS5)。
【0029】
これを受け取った自GWサーバ(A)101は、オリジンサーバ201へ端末30から要求されているサービスデータの要求をする(ステップS6)。
【0030】
オリジンサーバ201は、自GWサーバ(A)101へ要求されていたデータを送信する(ステップS7)。
【0031】
これを受け取った自GWサーバ(A)101は、端末30で対応可能なデータ・プロトコルであるか否かを判別する(ステップS8)。
【0032】
端末30で対応不可能なデータ・プロトコルであった場合には、対応可能なデータ・プロトコルに変換する必要があるため、当該データ・プロトコル変換が可能なGWサーバ(B)102へデータを転送する(ステップS9)。
【0033】
データを受け取ったGWサーバ(B)102では、要求されたデータ・プロトコル変換を行う(ステップS10)。
【0034】
GWサーバ(B)102は、データ・プロトコル変換終了後、自GWサーバ(A)101へデータを送信する(ステップS11)。
【0035】
自GWサーバ(A)101は、加工済データをスルーで端末30へ送信する(ステップS12)。
【0036】
次に本発明の別の実施例を説明する。図3は、本発明の第2の実施例を示す図である。図4は、シーケンス動作を説明するための図である。本実施例は、移動端末30が、自GWサーバ(A)101のサービス範囲以外にいた場合のデータ加工を行うことを可能としている。端末30は、最寄のGWサーバ(B)102と通信し、GWサーバ(B)102から自GWサーバ(A)101へデータを転送し、オリジンサーバ201と通信する。最寄のGWサーバ(B)102は、自GWサーバ(A)101と異なるキャリアのGWサーバであってもよい。図3及び図4を参照して、本発明の第2の実施例について説明する。
【0037】
まず、端末30は最寄りのGWサーバ(B)102へサービスの要求内容を含むデータを送信する(ステップS21)。通信時に、最低限必要なデータは、前記第1の実施例と同様、
・自GWサーバ(A)101を認識できるパラメータと、
・自端末表示に使用する文字コード識別子、
である。
【0038】
この情報データを基にして、最寄りのGWサーバ(B)102は、端末30はどのGWサーバに収容されている端末であるかを判別する。GWサーバ(B)102は、端末30が自GWサーバ(A)101に収容されている端末であるものと認識する。GWサーバ(B)102は、端末30からのデータを自GWサーバ(A)101に転送する。
【0039】
GWサーバ(B)102は、端末30からのサービス要求が、オリジンサーバ201に対してサービスデータを要求するものである場合、データを加工する必要があるか否かを判断するために、受信データのデータ・プロトコルについて判別する(ステップS22)。データ・プロトコル変換の必要がある場合には、自GWサーバ(A)101へデータを転送する(ステップ23)。
【0040】
自GWサーバ(A)101は、GWサーバ(B)102からデータを受け取った場合、要求されたデータ・プロトコル変換を行う(ステップS24)。このとき、自GWサーバ(A)101でGWサーバ(B)102から要求されたデータ
・プロトコル変換が行えない場合、前記実施例と同様にして、要求されたデータ
・プロトコル変換が可能な、図示されない他のGWサーバにデータを転送してもよいことは勿論である。
【0041】
データ・プロトコル変換終了後、自GWサーバ(A)101は、オリジンサーバ201へ端末30から要求されているサービスデータの要求をする(ステップS25)。
【0042】
自GWサーバ(A)101は、オリジンサーバ201からのサービスデータを受け取る(ステップS26)。
【0043】
自GWサーバ(A)101は、端末30が対応可能なデータ・プロトコルであるか否かを判別する(ステップS27)。
【0044】
端末30で対応不可能なデータ・プロトコルであった場合には、自GWサーバ(A)101は、データ・プロトコル変換を行う(ステップS28)。このとき、自GWサーバ(A)101でデータ・プロトコル変換が行えない場合、前記実施例と同様にして、要求されたデータ・プロトコル変換が可能な、図示されない他のGWサーバにデータを転送してもよいことは勿論である。
【0045】
自GWサーバ(A)101は、データ・プロトコル変換の終了後、GWサーバ(B)102へデータを送信する(ステップS29)。
【0046】
GWサーバ(B)102は、自GWサーバ(A)101で加工済のデータをスルーで端末30へ送信する(ステップS30)。
【0047】
本実施例によれば、端末30が自GWサーバのエリア以外で自GWサーバのサービスを受ける場合、端末30のローミング先のGWサーバ(B)102から自GWサーバ(A)101へデータ転送を行い、自GWサーバ(A)101にてデータを加工し、最寄りGWサーバ(B)102はデータをスルーで端末へ転送する。
【0048】
なお、図1、図3に示したシステム形態において、データ転送路40に、転送専用サーバを配置してもよいことは勿論である。
【0049】
以上、本発明を上記実施形態に即して説明したが、本発明は上記実施形態に限定されるものでなく、特許請求の範囲の発明の範囲内で当業者であればなし得るであろう各種変形、修正を含むことは勿論である。
【0050】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、発信端末と宛先端末のデータ通信を行うときに、データ加工が可能なGWサーバにデータを転送し、該GWサーバでデータを加工した後、宛先端末に送信する構成としたことにより、発信端末と宛先端末間のデータ通信を効率的に行うことができる。
【0051】
本発明によれば、端末が自GWサーバエリア以外で自GWサービスを受ける場合、最寄りGWサーバは自GWサーバへデータ転送を行い、自GWサーバにてデータを加工し、最寄りGWサーバはデータをスルーで端末へ転送する構成としたことにより、端末が自GWサーバエリア以外で自GWサービスを受ける場合にでも、データの加工を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例の構成を示す図である。
【図2】本発明の第1の実施例のシーケンス動作を説明するための図である。
【図3】本発明の第2の実施例の構成を示す図である。
【図4】本発明の第2の実施例のシーケンス動作を説明するための図である。
【図5】自網内で完結するGWサーバのサーバ構成図。
【符号の説明】
10 GWサーバ
20 オリジンサーバ
30 端末(移動端末)
40 データ転送路
【発明の属する技術分野】
本発明は、移動体通信網とインターネットを相互接続するネットワーク技術に関し、特に、ゲートウェイサーバにおけるデータ加工方法とシステムに関する。
【0002】
【従来の技術】
近時、移動体パケット通信の普及により、携帯端末等よりインターネット上のコンテンツデータを取得して種々の情報にアクセスできるようになってきている。移動体通信網とインターネットとを接続するゲートウェイサーバ(「GWサーバ」と略記する)では、移動端末とサーバ間や2つのサーバ間などのデータ通信が円滑に行われることが重要な要素の一つとなっている。
【0003】
通常、端末ユーザは、図5に示すように、端末を収容するGWサーバ(「自GWサーバ」という)10の使用できる範囲でオリジンサーバ20を利用しており、自網内だけで完結し各種サービスを利用している。この目的を実現するために、データ通信が行われる終点端末間にGWサーバを配置して、そこでデータの加工を行うという手法が採用されている。図5に示す形態では、移動体パケット通信機能を備えた移動端末30と、オリジンサーバ20との間にGWサーバ10が配置されている。
【0004】
なお、データ・プロトコルの相互変換機能を実行するゲートウェイサーバ自体の構成は、従来より知られている。例えば、コンテンツ変換機能を具備したゲートウェイとして、コンテンツ変換部を備え、受信したコンテンツを、クライアントのプロファイルに基づき、その処理能力にあわせてコンテンツを変換して送信するようにしたゲートウェイが知られている(特許文献1参照)。また、ゲートウェイサーバに顧客データを顧客データベースのデータ使用とデリバリチャネルのデータ仕様を統合した論理スキーマとして保管し、データ仕様を顧客データベースに適応したデータ仕様に変換して顧客データベースをアクセスするシステムも知られている(例えば特許文献2参照)。さらに、宛先装置に互換性のあるデータフォーマットに変換して送信するゲートウェイ装置も知られている(例えば特許文献3参照)。フォーマット変換を行うプロトコル変換ゲートウェイも各種知られている(例えば特許文献4)。プロトコル変換を行うゲートウェイ装置において、双方のネットワークの状態に応じて効率的にデータ交換を行う構成も知られている(例えば特許文献5)。さらに、簡単な処理ロジックで容易に多種類の通信プロトコルに変換できるようにしたゲートウェイシステムが知られている(例えば特許文献6)。
【0005】
【特許文献1】
特開2001−251341号公報(第11頁、第8図)
【特許文献2】
特開2002−41781号公報(第3頁、第1図)
【特許文献3】
特開2002−123458号公報(第3−4頁、第1図)
【特許文献4】
特開2002−196990公報(第2−3頁、第1図)
【特許文献5】
特開平8−97859号公報(第4−5頁、第1図)
【特許文献6】
特開平9−107387号公報(第3−4頁、第1図)
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、図5を参照して説明した従来の手法では、GWサーバにおけるデータの加工は、予めGWサーバに設定されているデータ加工形式にのみ対応しているため、GWサーバは、GWサーバで未対応加工形式のデータに対しては、対応することができない。
【0007】
また上記特許文献等に開示されている各種ゲートウェイ装置においても、未対応加工形式のデータに対してGWサーバは対応することができない。
【0008】
したがって、オリジンサーバとの通信の際に必要となるデータの加工が不可能となる。この場合、GWサーバでは、発信端末から受け取ったデータをそのまま宛先端末に送るなどしかすべがない。すなわち、GWサーバにてデータの加工が行われず、宛先端末で読みとることができない形でデータを受け取ることになり、宛先端末では、データを正確に読みとることができない結果となる。
【0009】
したがって、本発明の主たる目的は、GWサーバが発信端末から受け取ったデータが受信端末未対応のデータ形式である場合にも、受信端末での正常なデータの読みとりを保証可能とする方法とシステムを提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】
前記目的を達成する1つのアスペクトに係る本発明は、発信端末と宛先端末間に介挿されるゲートウェイサーバにおいて、発信端末から受け取ったデータが、宛先端末未対応のデータ形式であり、宛先端末で対応できるデータ形式に変換できない場合に、宛先端末で対応可能なデータ形式への変換が可能なゲートウェイサーバにおいて、データの加工を行い宛先端末で読みとり可能としたデータを送信するようにしたものである。
【0011】
より詳細には、本発明は、通信網を介して通信接続する第1の端末(発信端末)と第2の端末(宛先端末)間に介挿される一つのゲートウェイサーバが、前記第1端末から第2の端末へ向けて送信されるデータを受け取り、前記データが宛先端末未対応のデータ形式である場合に、前記データの加工が、前記一つのゲートウェイサーバで可能な形式であるか否か判定し、前記一つのゲートウェイサーバでデータの加工が可能でない場合、前記一つのゲートウェイサーバから、前記データの加工が可能な他のゲートウェイサーバに向けて、前記データの転送を行い、前記一つのゲートウェイサーバでは、前記他のゲートウェイサーバからの加工済みデータを受け取り、加工済みデータを前記第2の端末へ送信するものである。
【0012】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の好適な実施の形態について説明する。図1は、本発明の好適な実施の形態を説明するための図であり、移動端末30を発信端末、オリジンサーバ201を受信端末とし、その間にGWサーバ101が配置されている形態が示されている。図1を参照すると、移動体パケット通信網、及びインターネット接続機能を具備した携帯電話機あるいはPDA(パーソナルデジタルアシスタンツ)等よりなる端末(移動端末)30と、該端末30を収容するGWサーバ(A)(「自GWサーバ」ともいう)101と、GWサーバ(B)102とを有する。
【0013】
端末30と宛先端末201間に位置している一つのGWサーバ(A)101が、端末30から端末201へ向けて送信されるデータを受け取り、データが宛先端末未対応のデータ形式である場合に、受信したデータの加工が、GWサーバ(A)101で可能な形式であるか否か判定し、GWサーバ(A)101でデータの加工が可能でない場合、GWサーバ(A)101からデータの加工が可能な他のGWサーバ(B)102に向けてデータの転送を行い、GWサーバ(A)101では、GWサーバ(B)102からの加工済みデータを受け取り、該加工済みデータを、宛先端末(図1ではオリジンサーバ)201へ送信する。
【0014】
このように、本実施形態によれば、発信端末30と宛先端末201間に位置するGWサーバ(A)101において、発信端末30から受け取ったデータが宛先端末201に未対応の形式であり、GWサーバ(A)101が宛先端末201で対応可能なデータ形式への変換を行うことができない場合に、宛先端末201で対応可能なデータ形式への変換が可能な他のGWサーバ(B)102に、発信端末30から受け取ったデータを転送し、GWサーバ(B)102にてデータの加工を行い、GWサーバ(A)101は、加工済みをデータを受け取って、宛先端末201に送信することで、宛先端末201にて正常なデータの読みとりを可能としている。以下、いくつかの実施例に即して、本発明を詳細に説明する。
【0015】
【実施例1】
本発明の第1の実施例について説明する。本実施例では、図1に示すように、自GWサーバ(A)101からGWサーバ(B)102へのデータ転送路40を備えている。自GWサーバ101と他GWサーバ102を結ぶデータ転送路40は、他GWサーバ102にてデータの加工が必要な場合に、データ転送路40を通じて自GWサーバ101と他GWサーバ102との通信を行う。データ転送路40の転送路は有線であっても無線であってもよい。受信端末201では、他GWサーバ102で変換されたデータ形式を受信することで、端末30からのデータを正常に読みとることができる。
【0016】
本実施例において、端末が、自網内でのGWサーバからサービスを受ける際のデータ加工の形態は、図5に示したものと同様とされる。すなわち、端末30から受信したデータを、自網内にある自GWサーバ10にてデータ加工を行い、オリジンサーバ(オリジン・コンテンツサーバ)20と通信を行う。
【0017】
一方、本実施例において、自GWサーバ(A)101でなく他GWサーバ(B)102にて、データ・プロトコル変換を行う場合、図1に示した形態とされる。この場合、端末30は、自GWサーバ(A)101と通信を行う。この場合、自GWサーバ(A)101から、宛先端末(この例では、オリジンサーバ201)で対応可能なデータ・プロトコルで、宛先端末201へデータを送信することができない。よって、自GWサーバ(A)101は、データ・プロトコルの変換が可能であるGWサーバ(B)102へ一旦、データを転送する。この機能の実装として、自GWサーバ(A)101に、宛先端末201対応のデータ・プロトコルの変換が可能なGWサーバの識別コード等を予め記憶装置に登録しておき、宛先端末201対応への変換が必要な場合、GWサーバ(B)102へ変換要求を通知して、データを転送するようにしてもよい。
【0018】
自GWサーバ(A)101から転送されたデータを受け取ったGWサーバ(B)102は、データ・プロトコルの変換(加工)を行う。自GWサーバ(A)101からのデータ形式の変換として、例えば、転送されたパケットデータのペイロード部のデータの、宛先端末201で対応可能な形式への自動変換が行われ、また、所定のレイヤのプロトコルの変換等、必要に応じて、ヘッダ情報の変更等が行われる。そして、GWサーバ(B)102は、変換後のデータを、自GWサーバ(A)101へ送信する。
【0019】
変換済みのデータを受け取った自GWサーバ(A)101は、オリジンサーバ201との通信を開始し、オリジンサーバ201に、変換済みのデータを送信する。
【0020】
自GWサーバ(A)101に、オリジンサーバ201から必要とするデータが送られ、これを受け取った自GWサーバ(A)101では、当該データが端末30にて対応可能なデータであるか否かを判別する。必要であれば(すなわち、自GWサーバ(A)101で端末30に対応可能な形式への変換ができない場合)、他GWサーバ(B)102へデータを転送し、他GWサーバ(B)102にてデータ・プロトコルの変換を行う。自GWサーバ(A)101からのデータ形式の変換として、例えば、転送されたパケットデータのペイロード部のデータの端末30で対応可能な形式への自動変換が行われ(例えば端末30で使用される文字コードへの変換)、また所定のレイヤのプロトコルの変換等、必要に応じて、ヘッダ情報の変更等が行われる。
【0021】
他GWサーバ(B)102からデータを受け取った自GWサーバ(A)101は、変換されたデータを、そのまま端末30へ送信する。
【0022】
データ・プロトコルの変換の必要がない場合には、自GWサーバ(A)101は、オリジンサーバ201から受け取ったデータを、そのまま端末30へデータを送信する。
【0023】
図2は、本実施例のシーケンス動作を説明するための図である。図1及び図2を参照して、本実施例の動作を説明する。
【0024】
まず、端末30は、自GWサーバ(A)101へ向けてサービスの要求内容を含むデータ(サービス要求)を送信する(ステップS1)。このサービス要求の通信時に、端末30が送信する最低限必要な情報データは、
・自GWサーバ(A)101を認識できるパラメータと、
・当該端末30で表示に使用する文字コード識別子と、
を含む。この情報データを基にして、自GWサーバ(A)101は、端末30が自GWサーバ(A)101で収容している端末であるか否かを認識し、その後の通信を行う。
【0025】
端末30からデータを受け取った後、自GWサーバ(A)101は、オリジンサーバ201に対してサービスデータを要求する際に、データを加工する必要があるか否かを判定するために、受信データのデータ・プロトコルについて判別する(ステップS2)。
【0026】
データ・プロトコル変換の必要がある場合には、自GWサーバ(A)101は、GWサーバ(B)102へデータを転送する(ステップS3)。
【0027】
GWサーバ(B)102は、自GWサーバ(A)101からデータを受け取った場合、要求されたデータ・プロトコル変換を行う(ステップS4)。
【0028】
GWサーバ(B)102は、データ・プロトコル変換終了後、自GWサーバ(A)101へ、変換済データを送信する(ステップS5)。
【0029】
これを受け取った自GWサーバ(A)101は、オリジンサーバ201へ端末30から要求されているサービスデータの要求をする(ステップS6)。
【0030】
オリジンサーバ201は、自GWサーバ(A)101へ要求されていたデータを送信する(ステップS7)。
【0031】
これを受け取った自GWサーバ(A)101は、端末30で対応可能なデータ・プロトコルであるか否かを判別する(ステップS8)。
【0032】
端末30で対応不可能なデータ・プロトコルであった場合には、対応可能なデータ・プロトコルに変換する必要があるため、当該データ・プロトコル変換が可能なGWサーバ(B)102へデータを転送する(ステップS9)。
【0033】
データを受け取ったGWサーバ(B)102では、要求されたデータ・プロトコル変換を行う(ステップS10)。
【0034】
GWサーバ(B)102は、データ・プロトコル変換終了後、自GWサーバ(A)101へデータを送信する(ステップS11)。
【0035】
自GWサーバ(A)101は、加工済データをスルーで端末30へ送信する(ステップS12)。
【0036】
次に本発明の別の実施例を説明する。図3は、本発明の第2の実施例を示す図である。図4は、シーケンス動作を説明するための図である。本実施例は、移動端末30が、自GWサーバ(A)101のサービス範囲以外にいた場合のデータ加工を行うことを可能としている。端末30は、最寄のGWサーバ(B)102と通信し、GWサーバ(B)102から自GWサーバ(A)101へデータを転送し、オリジンサーバ201と通信する。最寄のGWサーバ(B)102は、自GWサーバ(A)101と異なるキャリアのGWサーバであってもよい。図3及び図4を参照して、本発明の第2の実施例について説明する。
【0037】
まず、端末30は最寄りのGWサーバ(B)102へサービスの要求内容を含むデータを送信する(ステップS21)。通信時に、最低限必要なデータは、前記第1の実施例と同様、
・自GWサーバ(A)101を認識できるパラメータと、
・自端末表示に使用する文字コード識別子、
である。
【0038】
この情報データを基にして、最寄りのGWサーバ(B)102は、端末30はどのGWサーバに収容されている端末であるかを判別する。GWサーバ(B)102は、端末30が自GWサーバ(A)101に収容されている端末であるものと認識する。GWサーバ(B)102は、端末30からのデータを自GWサーバ(A)101に転送する。
【0039】
GWサーバ(B)102は、端末30からのサービス要求が、オリジンサーバ201に対してサービスデータを要求するものである場合、データを加工する必要があるか否かを判断するために、受信データのデータ・プロトコルについて判別する(ステップS22)。データ・プロトコル変換の必要がある場合には、自GWサーバ(A)101へデータを転送する(ステップ23)。
【0040】
自GWサーバ(A)101は、GWサーバ(B)102からデータを受け取った場合、要求されたデータ・プロトコル変換を行う(ステップS24)。このとき、自GWサーバ(A)101でGWサーバ(B)102から要求されたデータ
・プロトコル変換が行えない場合、前記実施例と同様にして、要求されたデータ
・プロトコル変換が可能な、図示されない他のGWサーバにデータを転送してもよいことは勿論である。
【0041】
データ・プロトコル変換終了後、自GWサーバ(A)101は、オリジンサーバ201へ端末30から要求されているサービスデータの要求をする(ステップS25)。
【0042】
自GWサーバ(A)101は、オリジンサーバ201からのサービスデータを受け取る(ステップS26)。
【0043】
自GWサーバ(A)101は、端末30が対応可能なデータ・プロトコルであるか否かを判別する(ステップS27)。
【0044】
端末30で対応不可能なデータ・プロトコルであった場合には、自GWサーバ(A)101は、データ・プロトコル変換を行う(ステップS28)。このとき、自GWサーバ(A)101でデータ・プロトコル変換が行えない場合、前記実施例と同様にして、要求されたデータ・プロトコル変換が可能な、図示されない他のGWサーバにデータを転送してもよいことは勿論である。
【0045】
自GWサーバ(A)101は、データ・プロトコル変換の終了後、GWサーバ(B)102へデータを送信する(ステップS29)。
【0046】
GWサーバ(B)102は、自GWサーバ(A)101で加工済のデータをスルーで端末30へ送信する(ステップS30)。
【0047】
本実施例によれば、端末30が自GWサーバのエリア以外で自GWサーバのサービスを受ける場合、端末30のローミング先のGWサーバ(B)102から自GWサーバ(A)101へデータ転送を行い、自GWサーバ(A)101にてデータを加工し、最寄りGWサーバ(B)102はデータをスルーで端末へ転送する。
【0048】
なお、図1、図3に示したシステム形態において、データ転送路40に、転送専用サーバを配置してもよいことは勿論である。
【0049】
以上、本発明を上記実施形態に即して説明したが、本発明は上記実施形態に限定されるものでなく、特許請求の範囲の発明の範囲内で当業者であればなし得るであろう各種変形、修正を含むことは勿論である。
【0050】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、発信端末と宛先端末のデータ通信を行うときに、データ加工が可能なGWサーバにデータを転送し、該GWサーバでデータを加工した後、宛先端末に送信する構成としたことにより、発信端末と宛先端末間のデータ通信を効率的に行うことができる。
【0051】
本発明によれば、端末が自GWサーバエリア以外で自GWサービスを受ける場合、最寄りGWサーバは自GWサーバへデータ転送を行い、自GWサーバにてデータを加工し、最寄りGWサーバはデータをスルーで端末へ転送する構成としたことにより、端末が自GWサーバエリア以外で自GWサービスを受ける場合にでも、データの加工を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例の構成を示す図である。
【図2】本発明の第1の実施例のシーケンス動作を説明するための図である。
【図3】本発明の第2の実施例の構成を示す図である。
【図4】本発明の第2の実施例のシーケンス動作を説明するための図である。
【図5】自網内で完結するGWサーバのサーバ構成図。
【符号の説明】
10 GWサーバ
20 オリジンサーバ
30 端末(移動端末)
40 データ転送路
Claims (13)
- 通信網を介して通信接続する第1の端末と第2の端末間に位置する一つのゲートウェイサーバが、前記第1端末から前記第2の端末へ向けて送信されるデータを受け取り、前記受け取ったデータが前記第2の端末対応の形式でない場合に、前記第2の端末対応の形式へデータの加工が可能であるか否か判定するステップと、
前記一つのゲートウェイサーバで前記データの加工が可能でない場合、前記一つのゲートウェイサーバから、前記第2の端末対応の形式へのデータの加工が可能な他のゲートウェイサーバに向けて、前記第1の端末からのデータを転送するステップと、
前記他のゲートウェイサーバが、前記一つのゲートウェイサーバから転送された前記データを受け取って前記第2の端末対応の形式へのデータ加工を実行し、加工済みデータを前記一つのゲートウェイサーバに送信するステップと、
前記一つのゲートウェイサーバは、前記他のゲートウェイサーバからの加工済みデータを受け取り、前記加工済みデータを前記第2の端末へ送信するステップと、
を含む、ことを特徴とする、ゲートウェイサーバにおけるデータ加工方法。 - 第1の端末が、前記第1の端末を収容するゲートウェイサーバ(「自ゲートウェイサーバ」という)を認識する情報を少なくとも含むサービス要求を、一つのゲートウェイサーバに送信するステップと、
前記一つのゲートウェイサーバが、前記第1の端末から受け取った前記情報に基づき、前記第1の端末を収容するゲートウェイサーバを判別し、前記一つのゲートウェイサーバが前記自ゲートウェイサーバである場合、前記第1の端末からのデータが宛先となる第2の端末対応の形式でない場合には、前記自ゲートウェイサーバで加工可能であるか否か判別し、加工可能でない場合に、前記自ゲートウェイサーバは、前記データの加工が可能な他のゲートウェイサーバに転送するステップと、
前記他のゲートウェイサーバが、前記自ゲートウェイサーバから転送された前記データを受け取って前記第2の端末対応形式へのデータの加工を実行し、加工済みデータを前記自ゲートウェイサーバに送信するステップと、
前記自ゲートウェイサーバが、前記他のゲートウェイサーバで加工されたデータを受け取って前記第2の端末に送信するステップと、
を含む、ことを特徴とするゲートウェイサーバにおけるデータ加工方法。 - 前記自ゲートウェイサーバにおいて、前記第2の端末対応の形式へのデータの加工が可能な場合、前記自ゲートウェイサーバで前記第1の端末からのデータを加工し、前記第2の端末に送信する、ことを特徴とする請求項2記載のゲートウェイサーバにおけるデータ加工方法。
- 前記一つのゲートウェイサーバが、前記第1の端末から受け取った前記情報に基づき、前記端末を収容するゲートウェイサーバを判別した結果、前記一つのゲートウェイサーバが前記自ゲートウェイサーバでない場合には、前記第1の端末からのデータを前記自ゲートウェイサーバに転送するステップと、
を含む、ことを特徴とする請求項2記載のゲートウェイサーバにおけるデータ加工方法。 - 前記自ゲートウェイサーバが前記第2の端末から前記第1の端末宛てのデータを受け取った際に、前記自ゲートウェイサーバで前記第2の端末からのデータを前記第1の端末対応の形式に加工できない場合、前記自ゲートウェイサーバは、前記第1の端末対応の形式に加工可能な他のゲートウェイサーバに、前記第2の端末から受け取ったデータを転送するステップと、
前記他のゲートウェイサーバが、前記自ゲートウェイサーバから転送された前記データを受け取って前記第1の端末対応の形式へのデータの加工を実行し、加工済みデータを前記自ゲートウェイサーバに送信するステップと、
前記自ゲートウェイサーバは、前記他のゲートウェイサーバで加工されたデータを受け取って前記第1の端末に送信するステップと、
を含む、ことを特徴とする請求項2記載のゲートウェイサーバにおけるデータ加工方法。 - 前記一つのゲートウェイサーバが、ローミング先のゲートウェイサーバである、ことを特徴とする請求項4記載のゲートウェイサーバにおけるデータ加工方法。
- 通信網を介して通信接続する第1の端末と第2の端末間に配置される、少なくとも一つのゲートウェイサーバ装置であって、
前記第1の端末から前記第2の端末へ向けて送信されるデータを受け取り、前記データが前記第2の端末対応の形式でない場合に、前記第2の端末対応の形式へのデータの加工が、前記一つのゲートウェイサーバで可能であるか否か判定し、前記一つのゲートウェイサーバでデータの加工が可能でない場合、前記一つのゲートウェイサーバから、前記データの加工が可能な他のゲートウェイサーバに向けて、前記第1の端末からのデータを転送する手段と、
前記一つのゲートウェイサーバでは、前記他のゲートウェイサーバからの加工済みデータを受け取り、加工済みデータを前記第2の端末へ送信する手段と、
を備えていることを特徴とするゲートウェイサーバ装置。 - 通信網を介して通信接続する第1の端末と第2の端末間に配置される少なくとも一つのゲートウェイサーバと、
前記一つのゲートウェイサーバと通信接続し前記第2の端末対応へのデータ形式の変換を行う他のゲートウェイサーバと、
を有し、
前記一つのゲートウェイサーバは、前記第1の端末から前記第2の端末へ向けて送信されるデータを受け取り、前記データが前記第2の端末対応の形式でない場合に、前記第2の端末対応の形式へのデータの加工が、前記一つのゲートウェイサーバで可能であるか否か判定し、前記一つのゲートウェイサーバでデータの加工が可能でない場合には、前記一つのゲートウェイサーバから、前記他のゲートウェイサーバに向けて前記第1の端末からのデータを転送する手段と、
前記一つのゲートウェイサーバでは、前記他のゲートウェイサーバから加工済みデータを受け取り、前記加工済みデータを前記第2の端末へ送信する手段と、
を備えている、ことを特徴とする、ゲートウェイサーバのデータ加工システム。 - 通信網を介して通信接続する第1の端末と第2の端末と、
前記第1及び第2の端末間に配置される一つのゲートウェイサーバと、
前記一つのゲートウェイサーバとデータ転送路を介して通信接続する他のゲートウェイサーバと、
を有し、
前記第1の端末が、
前記第1の端末を収容するゲートウェイサーバ(「自ゲートウェイサーバ」という)を認識する情報を少なくとも含むサービス要求を、前記一つのゲートウェイサーバに送信する手段、
を備え、
前記一つのゲートウェイサーバが、
前記第1の端末から受け取った前記情報に基づき、前記第1の端末を収容するゲートウェイサーバを判別し、前記一つのゲートウェイサーバが前記自ゲートウェイサーバである場合に、前記第1の端末からのデータが宛先となる前記第2の端末対応の形式でない場合、前記自ゲートウェイサーバで加工可能であるか否か判別し、加工可能でない場合に、前記第1の端末からのデータを、前記データ転送路を介して前記他のゲートウェイサーバに転送する手段と、
前記他のゲートウェイサーバで加工された前記第2の端末対応形式のデータを受け取って前記第2の端末に送信する手段と、
を備え、
前記他のゲートウェイサーバが、
前記自ゲートウェイサーバから転送されたデータを受け取って前記第2の端末対応の形式へデータを加工する手段と、
加工済みデータを前記自ゲートウェイサーバに送信する手段と、
を備えている、ことを特徴とするゲートウェイサーバのデータ加工システム。 - 前記自ゲートウェイサーバは、前記第2の端末対応の形式へのデータの加工が可能な場合、前記第1の端末からのデータを加工し、前記第2の端末に送信する、ことを特徴とする請求項9記載のゲートウェイサーバのデータ加工システム。
- 前記一つのゲートウェイサーバが、前記第1の端末から受け取った前記情報に基づき、前記端末を収容するゲートウェイサーバを判別した結果、前記一つのゲートウェイサーバが前記自ゲートウェイサーバでない場合には、前記第1の端末からのデータを、前記自ゲートウェイサーバに転送する手段を含む、ことを特徴とする請求項9記載のゲートウェイサーバのデータ加工システム。
- 前記自ゲートウェイサーバが、
前記第2の端末から前記第1の端末宛てのデータを受け取った際に、前記自ゲートウェイサーバで前記第2の端末からのデータを前記第1の端末対応の形式に加工できるか否か判定し、加工できない場合には、前記第1の端末対応の形式に加工可能な他のゲートウェイサーバに、前記第2の端末から受け取ったデータを転送する手段と、
前記他のゲートウェイサーバから送信される前記第1の端末対応形式に加工されたデータを受け取って前記第1の端末に送信する手段と、
を備え、
前記他のゲートウェイサーバが、
前記自ゲートウェイサーバから転送された前記データを受け取って前記第1の端末対応の形式へデータの加工を実行する手段と、
前記第1の端末対応の形式へ加工済みデータを前記自ゲートウェイサーバに送信する手段と、
を備えている、ことを特徴とする請求項9記載のゲートウェイサーバのデータ加工システム。 - 前記一つのゲートウェイサーバが、ローミング先のゲートウェイサーバである、ことを特徴とする請求項9記載のゲートウェイサーバのデータ加工システム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003070360A JP2004280419A (ja) | 2003-03-14 | 2003-03-14 | ゲートウェイサーバにおけるデータ加工方法と装置及びシステム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2003070360A JP2004280419A (ja) | 2003-03-14 | 2003-03-14 | ゲートウェイサーバにおけるデータ加工方法と装置及びシステム |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2004280419A true JP2004280419A (ja) | 2004-10-07 |
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JP2003070360A Withdrawn JP2004280419A (ja) | 2003-03-14 | 2003-03-14 | ゲートウェイサーバにおけるデータ加工方法と装置及びシステム |
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JP (1) | JP2004280419A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2006080353A1 (ja) * | 2005-01-26 | 2006-08-03 | Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. | ファイルフォーマット変換サーバ、携帯端末装置、および、ファイルフォーマット変換システム |
JP2008005254A (ja) * | 2006-06-22 | 2008-01-10 | Sony Corp | サーバ装置、クライアント装置、コンテンツ再生システム、コンテンツ処理方法及びプログラム |
-
2003
- 2003-03-14 JP JP2003070360A patent/JP2004280419A/ja not_active Withdrawn
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2006080353A1 (ja) * | 2005-01-26 | 2006-08-03 | Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. | ファイルフォーマット変換サーバ、携帯端末装置、および、ファイルフォーマット変換システム |
JP2008005254A (ja) * | 2006-06-22 | 2008-01-10 | Sony Corp | サーバ装置、クライアント装置、コンテンツ再生システム、コンテンツ処理方法及びプログラム |
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