JP2004280217A - 電子機器の起動方法および電子機器 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】LCD6上にパスワードの入力を促す画面41を表示する。ここでパスワードの入力を待ち、キーボード2でリターンキーが入力されたことにより、パスワード入力が終了したと判断された場合(ステップS203のYES)、メモリ32に記憶されているパスワード(以後、登録パスワードと称す)と入力パスワードとの照合を行う。パスワードが一致した場合(ステップS206のYES)、セレクタブルベイHDD8の初期化を実行しリソースを割り当てる(ステップS208)。続いて、BIOSはOS19へセレクタブルベイHDDが接続されていることをイベント通知し(ステップS209)、OS19からセレクタブルベイHDD8が認識されるようになる。
【選択図】 図8
Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、電子機器の起動処理に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、ノートブックタイプ及びサブノートタイプのパーソナルコンピュータ(以後、パソコンと称す)では、その持ち運びが容易であるため、パソコン本体毎盗難される危険がある。また、パソコン本体から内蔵されているハードディスクドライブ(以後、内蔵HDDと称す)を取り出し、内蔵HDDを他のパソコンに接続し、内蔵HDDのデータが不正にアクセスされる危険もある。このようなデータ漏洩の危険性を回避するために、内蔵HDDにパスワードを設定可能とし正当なパスワードが入力されるまでデータアクセスを禁止するというロック機構をもつHDDが存在する(例えば、特許文献1)。
【0003】
このようなHDDのパスワード解除はBIOS(Basic Input/Output System)と呼ばれる周辺機器の入出力制御を管理するプログラムが行っている。これは、内蔵HDDはパスワードロックされている状態では、オペレーティングシステム(以後、OSと称す)などのプログラムも読み出せない状況下であっても、BIOSはBIOS−ROMと呼ばれる不揮発性メモリに記憶されており、OS起動前に動作可能であるためである。ここでBIOSによりパスワードのチェックが完了した場合は、内蔵HDDへのデータアクセスが許可され内蔵HDDからOSなどが読み出されて、パソコンの起動処理が行なわれる。
【0004】
また、近年、HDDや光ディスクドライブ、バッテリなど任意に増設可能なセレクタブルベイと呼ばれる増設スロットを有するパソコンが存在する。このセレクタブルベイは、拡張デバイスの増設が簡単であるとともに、使用者の要求に合わせて好みのデバイスを増設することが可能である。しかし、増設が簡単であるがゆえにセレクタブルベイに設けられているデバイスが簡単に盗まれてしまうと言う危険性もある。よって、セレクタブルベイに増設されるHDD(以後、セレクタブルベイHDDと称す)に上述したパスワードロックの技術を適用させることが非常に有用である。
【0005】
【特許文献1】
米国特許5,375,243号公報
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
上記した従来技術においては、セレクタブルベイHDDと内蔵HDDとのパスワードチェックが必要である。また、パソコン起動処理時のBIOS実行時にパスワードチェック処理を行なう必要がある。この場合、パスワードを入力するために入力装置(キーボード)や表示画面(LCD)を初期化する必要がある。これらのデバイスを初期化した後にパスワードの照合を行い、正当なパスワードが入力された場合に内蔵HDD、セレクタブルベイHDDの初期化を開始することになる。このため、起動処理時に、パスワード入力画面の状態で起動処理が一時停止することになる。内蔵HDDはパソコン本体の主要な不揮発性記憶媒体であり、パソコン全体のOSを記憶している媒体であるため、内蔵HDDへのアクセス前にBIOSによるパスワードチェックが行われる必要がある。しかし、セレクタブルベイHDDは任意に増設されるデバイスであるため、起動の際に必須となるデータが記憶されていることは極めて少ない。にもかかわらず、セレクタブルベイHDDのパスワードチェックのために起動処理を一旦停止させることになり、パソコンの起動時間を延ばしてしまうと言う問題があった。
【0007】
また、近年周辺機器の発達も目覚しく、BIOS―ROMはその制御のために容量が増加している。さらに、表示装置の初期化、入力装置の初期化、表示装置へパスワード入力画面を表示させるプログラムをBIOS−ROMに記憶する必要があり、限られたBIOS―ROM容量を圧迫するという問題もあった。
【0008】
上記課題を解決するために、本発明ではBIOSプログラムの容量を軽減することが可能な電子機器の起動方法および電子機器を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、請求項1にかかる発明では、電子機器の電源投入指示を検出し、電源投入指示を検出した場合、電子機器に第1の記憶装置が接続されているか否か検出し、第1の記憶装置が接続されている場合、第1の記憶装置を使用可能とするためのパスワードが第1の記憶装置に記憶されているか否かを判断し、電子機器に内蔵される第2の記憶装置に記憶されているオペレーティングシステムを読み出し、第1の記憶装置に第1の記憶装置を使用可能とするためのパスワードが記憶されている場合は、第2の記憶装置からオペレーティングシステムが読み出された後に、第1の記憶装置を使用可能にするためのパスワード照合処理を行なうことを特徴とする。
【0010】
このような構成により、BIOSプログラムの容量を軽減することが可能な電子機器の起動方法を提供することが可能となる。
【0011】
また、請求項5に係るはつめいでは、本体と、本体に着脱可能に接続される第1の記憶装置と、本体内に設けられオペレーティングシステムを記憶する第2の記憶装置と、第1の記憶装置に設けられ、第1の記憶装置を使用可能にするためのパスワードを記憶する記憶手段と、本体の起動時に第1の記憶装置にパスワードが記憶されているか否かを判断する手段と、第2の記憶装置からオペレーティングシステムを読み出す手段と、オペレーティングシステムが読み出された後、第1の記憶装置にパスワードが記憶されている場合、パスワードの入力を促す画面を表示する手段と、を具備することを特徴とする。
【0012】
このような構成により、BIOSプログラムの容量を軽減することが可能な電子機器を提供することが可能となる。
【0013】
【発明の実施の形態】
以下本発明に係る実施形態を、図面を参照して説明する。
【0014】
図1に、本発明の第1の実施形態に係る電子機器の斜視図を示す。
【0015】
第1の実施形態では、電子機器としてノート型のパソコンを例に説明を行う。
【0016】
パソコン1は、上面部にキーボード2が配設された本体ユニット3と、本体ユニット3とヒンジ部4を介して接続されるディスプレイユニット5とを有しており、ディスプレイユニット5は本体ユニット3内で処理されたデータなどを表示可能にするLCD(Liquid Crystal Display)6を有している。
【0017】
ディスプレイユニット5はヒンジ部4を介して回動可能であり、キーボード2を覆う閉塞位置と、本体ユニット3に対して略垂直状態でキーボード2を使用可能な状態となる開放位置との間で回動可能である。LCD6は、ディスプレイユニット5に内蔵されたバックライト(図示せず)により背面から光源を照射され輝度を保ち、表示が行なわれる。
【0018】
続いて、図2に本発明の第1の実施形態に係るパソコンの側面図を示す。
【0019】
図2はディスプレイユニット5が閉塞位置にある状態で図1中の矢印A方向から見た図である。図2に示すようにパソコン1の本体ユニット3の側面にはセレクタブルベイと呼ばれるオプションユニットを挿入可能なスロット7が設けられており、このスロット7にHDD(以後、セレクタブルベイHDDと称す)8が挿入されている。スロット7には、セレクタブルベイHDD8とは、別に光ディスクドライブ、バッテリ、各種メモリカードアダプタ、TVチューナーなど使用者の意図に応じて適宜挿入されることにより、パソコン1で使用可能となる。また、パソコン1の本体ユニット3内には、セレクタブルベイHDD8とは異なり、標準で搭載されるHDD(以後、内蔵HDDと称す)が設けられている。
【0020】
図3に本発明の第1の実施形態に係るセレクタブルベイHDD挿抜時の斜視図を示す。図3は本体3を底面方向から見た図である。
【0021】
図3に示すように、セレクタブルベイHDD8はスロット7へ矢印B−C方向で挿抜可能である。また、本体3の底面にはセレクタブルベイHDD8が挿入された時に、不意にセレクタブルベイHDD8が抜け落ちないようにロック9が設けられている。このロック9をロックした状態ではセレクタブルベイHDD8は抜脱できないように本体3に固定される。
また、図4に本発明の第1の実施形態に係るセレクタブルベイHDDの斜視図を示す。
【0022】
セレクタブルベイHDDは、記憶媒体である磁気ディスクを内蔵する筐体10を有し、磁気ディスク媒体以外に、パスワードを記憶するメモリやディスクアクセスを制御するコントローラなども内蔵されている。スロット7に挿入された時に、本体3の側面と同一面で側面を形する。
【0023】
続いて、図5に本発明の第1の実施形態に係るパソコンのハードウェア構成図を示す。
【0024】
パソコン1本体内は、通常のパソコン1が動作するのに必要なデバイスにより構成している。 このパソコン1には、図示するように、CPU11、グラフィック・メモリコントローラハブ12、メインメモリ(主記憶)13、グラフィックスコントローラ14、I/Oハブ15、内蔵HDD16、セレクタブルベイHDD8、エンベッテッドコントローラ・キーボードコントローラ(以後、EC/KBCと称す)17、BIOS−ROM18等を備えている。
【0025】
CPU11は、パソコン1全体の動作制御およびメモリ13の内容を参照し、それに基づきデータ処理等を実行するデバイスである。
【0026】
メモリ13は、オペレーティングシステム(以後、OSと称す)19や、パソコン1の起動時にBIOS−ROM18から読み出されたOS実行中に必要なBIOSプログラム20や、セレクタブルベイHDD8のパスワードユーティリティプログラム21などが格納され、CPU11に参照されて実行される。
【0027】
グラフィックスコントローラ14は、VRAM141およびLCD6に接続されている。CPU11が実行するOS19の制御の下に、ディスプレイユニット5に設けられるLCD6を表示駆動制御するとともに、図示しないCRT端子、DVI端子、TV端子等、各種外部ディスプレイの接続インタフェースを介して接続された外部表示デバイスを表示駆動制御する。
【0028】
VRAM141は、グラフィックコントローラ14により制御されるメモリデバイスであり、LCD6に表示される表示データを一時格納する。グラフィックコントローラ14により、グラフィック・メモリコントローラハブ12から送信される映像データの書込み/読み出しが行われる。
【0029】
I/Oハブ15は、I/Oハブ15に接続されるLPC(Low Pin Count)バス22上のデバイスと、グラフィックメモリコントローラハブ12とのデータ変換等を行うブリッジ回路であり、各種I/Oコントローラが内蔵されている。
【0030】
内蔵HDD16は、不揮発性のデータ記憶デバイスであり、パソコン1の電源が切断されている状態でもデータを保持可能である。この内蔵HDD16には、OSや、各種アプリケーション、ドライバ、ユーティリティソフト、音楽や映像などのコンテンツデータが記憶されており、これらのデータは適宜メモリ13へ読み出され、CPU11によって処理される。
【0031】
セレクタブルベイHDD8は、上述したように使用者に選択的にパソコンへ接続される記憶媒体であり、内蔵HDD16の補助的な記憶媒体となる。
【0032】
EC/KBC17は、CPU11によってリード/ライト可能な複数のレジスタ171を内蔵している。このレジスタ171を使用することにより、CPU11と、EC/KBC17に接続されたデバイスとの間の通信が可能となる。また、キーボードコントローラの機能も内蔵されており、EC/KBC17に接続されるキーボード2から入力される信号の処理が行われ、上位のデバイス(CPU111等)へ通知する。
【0033】
BIOS−ROM18は、パソコン内の各種ハードウェアをアクセスするファンクション実行ルーチンを体系化したプログラムであり、プログラムが書き換え可能なようにフラッシュROMにより構成されている。パソコン1の起動時に、各種ハードウェアの初期化の実行を行う。また起動時に一部プログラムがメモリ13へコピーされ、OS19実行中にも各種ハードウェアへの入出力制御を行う。
【0034】
続いて、図6に本発明の第1の実施形態に係るパソコンの要部の構成図を示す。
【0035】
図6は図5で説明したハートウェアの要部のみを示したものである。
【0036】
セレクタブルベイHDD8は、筐体10内にディスク媒体のアクセスなどを制御するコントローラ31と、アクセスをロックするパスワードを記憶するメモリ32等を具備している。
【0037】
また、メモリ13にはOS19、BIOS20、ユーティリティ21等が記憶されている。パソコン1の起動時は、まずBIOS−ROM18により基本的なハードウェアの初期化が行われ、その後、BIOS−ROM18の一部のプログラムはメモリ13にコピーされ、CPU11の制御の下BIOSプログラム20が実行されることにより、OSが内蔵HDD16からメモリに読み出され、その後パソコン1はOS19の管理下で動作が行われる。なお、OS19の動作時もBIOSプログラム20は実行される。
【0038】
また、本実施形態に係るユーティリティプログラムは、BIOS20とOS19との間に存在し、OS19起動後にセレクタブルベイHDD8のパスワード解除を実行するプログラムである。これは、パソコン1起動時にBIOSプログラムが、セレクタブルベイHDD8にパスワードが設定されているか否かチェックし、BIOSプログラムからのパスワード設定有無の情報を受けて実行される。
【0039】
本発明では、従来起動処理でOSが読み出される前にBIOSが行っていたパスワード照合処理を、OSが読み出された後に行うことで、起動処理の時間短縮及び、BIOS−ROMの容量削減を図る。
【0040】
図7に本発明の第1の実施形態に係るパソコン起動時のフローチャートを示す。
【0041】
以後、BIOS−ROM18による処理及びBIOSプログラム20による処理を同じものと考え、BIOSと称して説明する。
【0042】
まず、電源スイッチによる電源オン指示が入力されると、パソコン1内のCPU11などのBOISを実行するために必要なハードウェアの初期化が行われる(ステップS101)。
【0043】
次に、BIOSによりスロット7にセレクタブルベイHDD8が接続されているか否か判断する(ステップs102)。スロット7にセレクタブルベイHDD8が接続されていると判断された場合(ステップS102のYES)、BIOSはセレクタブルベイHDD8にパスワードが登録されているかを判断する(ステップS103)。ここでは、セレクタブルベイHDD8のコントローラ31へコマンドを送出し、パスワードが設定されているか否かを問い合わせる。コマンドを受けたセレクタブルベイHDD8のコントローラ31は、メモリ32をアクセスし、パスワードが記憶されているかを判断し、BIOSへパスワードが登録されているか否かを通知する。
【0044】
コントローラ31からパスワード登録ありの旨の情報を取得した場合(ステップS103のYES)、BIOSはセレクタブルベイHDD8を未接続状態(リソース割り当てを行わない)とする(ステップS104)。続いて、セレクタブルベイHDD8にパスワードが登録されていることをユーティリティプログラム21へイベント通知し(ステップS105)、その後内蔵HDD16からOSがメモリ13へ読み出されパソコン1の起動処理が継続される(ステップS106)。内蔵HDD18からメモリ13へ読み出されたOS19により入力装置(キーボード)及び表示装置(LCD)の初期化が行われる。なお、ユーティリティへのパスワード通知(ステップS105)とOSの起動処理(ステップS106)とは処理の順序が前後しても構わない。
【0045】
また、セレクタブルベイHDD8がスロット7に接続されていない場合(ステップS102のNO)や、セレクタブルベイHDD8にパスワードが設定されていない場合は(ステップS103のNO)、内蔵HDD16からOSがメモリ13へ読み出され起動処理が行なわれる(ステップS106)。
【0046】
上述の処理によりパソコン1が起動されOS19も起動されることになる。
【0047】
続いて、図8に本発明の第1の実施形態に係るパスワードチェック処理のフローチャートを示す。また、図9にセレクタブルベイHDD8のパスワード入力画面の図を示す。
【0048】
OS19の起動後にユーティリティプログラム21は、パソコン1の起動時にBIOSからセレクタブルベイHDD8にパスワード登録があるとの情報を受けたか否か判断する(ステップS201)。
【0049】
BIOSによる起動処理(図7)において、パスワード登録あるとのイベント通知を受けていた場合は(ステップS201のYES)、LCD6上にパスワードの入力を促す画面41(図9)を表示する。このように本実施形態では、OS19起動後にパスワード入力画面41が表示される。
【0050】
パスワード入力画面41では、キーボード2から入力された1文字に対応して“*”として表示される。
【0051】
ここでパスワードの入力を待ち、キーボード2でリターンキーが入力されたことにより、パスワード入力が終了したと判断された場合(ステップS203のYES)、入力されたパスワード(以後、入力パスワードと称す)をBIOSへ通知する(ステップS204)。入力パスワードを受け取ったBIOSは入力パスワードを所定のフォーマットに変換した後、パスワード解除コマンドと供にセレクタブルベイHDD8のコントローラ31へ送信する(ステップS205)。
【0052】
入力パスワードを受け取ったコントローラ31は、メモリ32に記憶されているパスワード(以後、登録パスワードと称す)を読み出して、BIOSから受け取った入力パスワードとの照合を行う。パスワードが一致した場合(ステップS206のYES)、コントローラ31はセレクタブルベイHDD8のパスワードロックを解除する(ステップS207)。さらにBIOSは、パスワードロック解除されたセレクタブルベイHDD8へ初期化を実行させるコマンドを送出し、セレクタブルベイHDD8の初期化を実行しリソースを割り当てる(ステップS208)。続いて、BIOSはOS19へセレクタブルベイHDDが接続されていることをイベント通知し(ステップS209)、OS19からセレクタブルベイHDD8が認識されるようになる。
【0053】
なお、入力パスワードと登録パスワードとが一致しない場合(ステップS206のNO)、コントローラ31はパスワードが異なっていることをBIOSへ通知し、BIOSはパスワードの入力回数が3回を越えたか否か判断する(ステップS210)。3回を越えている場合は、そのままセレクタブルベイHDD8の初期化などを行わず、OS19からはセレクタブルベイHDD18は認識できない状態となりデータのアクセスは不可能状態となる。
【0054】
パスワードの入力回数が3回未満である場合(ステップS210のNO)、再びパスワード入力画面41をLCD6上に表示する。
【0055】
なおセレクタブルベイHDD8にパスワードが設定されていない場合(ステップS201のNO)は、セレクタブルベイHDD8の初期化を行い(ステップS208)、OS19へセレクタブルベイHDD8が接続されていることを通知する(ステップS209)。
【0056】
上述のように、本実施形態では、パソコン1の電源オン時にOSが起動されるまでの時間を迅速化し、OS起動後にパスワード解除等を行うことで、入力装置、表示装置の初期化プログラムなどのプログラムをBIOS−ROM18に記憶させなくて済むため、BIOS−ROMの容量軽減を図ることも可能である。
【0057】
上述の実施形態では、パソコン1の起動時について説明したが、パソコン1がサスペンドから復帰するリジューム処理の場合にも適用可能である。また、本実施形態ではセレクタブルベイHDDについて説明したが、これ以外にもパスワード設定可能であり、着脱可能な小型メモリデバイスについても適用可能である。
【0058】
以上詳述したように本発明では、着脱可能な記憶装置を有する電子機器において、BIOSプログラムの容量を軽減することが可能な電子機器の起動方法および電子機器を提供することが可能である。
【0059】
なお、本願発明は、前記実施形態に限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で種々に変形することが可能である。更に、前記実施形態には種々の段階の発明が含まれており、開示される複数の構成要件における適宜な組み合わせにより種々の発明が抽出され得る。たとえば、実施形態に示される全構成要件から幾つかの構成要件が削除されても、発明が解決しようとする課題の欄で述べた課題が解決でき、発明の効果の欄で述べられている効果が得られる場合には、この構成要件が削除された構成が発明として抽出され得る。
【0060】
【発明の効果】
以上詳述した発明によれば、電子機器のBIOSプログラムの容量を軽減することが可能な電子機器の起動方法および電子機器を提供することが可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施形態に係る電子機器の斜視図。
【図2】第1の実施形態に係るパソコンの側面図。
【図3】第1の実施形態に係るセレクタブルベイHDD挿抜時の斜視図。
【図4】第1の実施形態に係るセレクタブルベイHDDの斜視図。
【図5】第1の実施形態に係るパソコンのハードウェア構成図。
【図6】第1の実施形態に係るパソコンの要部の構成図。
【図7】第1の実施形態に係るパソコン起動時のフローチャート。
【図8】第1の実施形態に係るパスワードチェック処理のフローチャート。
【図9】セレクタブルベイHDDのパスワード入力画面の図。
【符号の説明】
1…パソコン
2…キーボード
3…本体ユニット
4…ヒンジ部
5…ディスプレイユニット
6…LCD
7…スロット
8…セレクタブルハードディスクドライブ
11…CPU
12…グラフィック・メモリコントローラハブ
13…メモリ
14…グラフィックスコントローラ
15…I/Oハブ
16…内蔵ハードディスクドライブ
17…EC/KBC
18…BIOS−ROM
19…オペレーティングシステム
20…BIOSプログラム
21…ユーティリティプログラム
31…コントローラ
32…メモリ
41…パスワード入力画面
Claims (10)
- 電子機器の起動方法において、
前記電子機器の電源投入指示を検出し、
前記電源投入指示を検出した場合、前記電子機器に第1の記憶装置が接続されているか否か検出し、
前記第1の記憶装置が接続されている場合、前記第1の記憶装置を使用可能とするためのパスワードが前記第1の記憶装置に記憶されているか否かを判断し、
前記電子機器に内蔵される第2の記憶装置に記憶されているオペレーティングシステムを読み出し、
前記第1の記憶装置に前記第1の記憶装置を使用可能とするためのパスワードが記憶されている場合は、前記第2の記憶装置からオペレーティングシステムが読み出された後に、前記第1の記憶装置を使用可能にするためのパスワード照合処理を行なうこと
を特徴とする電子機器の起動方法。 - 前記パスワード照合処理は、前記オペレーティングシステムが読み出された後、前記電子機器が有する表示画面にパスワードの入力を促す入力画面を表示し、
前記入力画面を介して入力された入力パスワードと、前記第1の記憶装置に記憶されているパスワードとが一致するか否かを判断することを特徴とする請求項1に記載の電子機器の起動方法。 - 前記入力画面に入力された入力パスワードと、前記第1の記憶装置に記憶されているパスワードとが一致した場合、前記第1の記憶装置を使用可能にするための設定を行うことを特徴とする請求項2に記載の電子機器の起動方法。
- 前記第1の記憶装置を使用可能にするためのパスワードが前記第1の記憶装置に記憶されていない場合、前記オペレーティングシステムが読み出された後に前記第1の記憶装置を使用可能にするための設定を行うことを特徴とする請求項1に記載の電子機器の起動方法。
- 本体と
前記本体に着脱可能に接続される第1の記憶装置と、
前記本体内に設けられオペレーティングシステムを記憶する第2の記憶装置と、
前記第1の記憶装置に設けられ、前記第1の記憶装置を使用可能にするためのパスワードを記憶する記憶手段と、
前記本体の起動時に前記第1の記憶装置に前記パスワードが記憶されているか否かを判断する手段と、
前記第2の記憶装置から前記オペレーティングシステムを読み出す手段と、
前記オペレーティングシステムが読み出された後、前記第1の記憶装置に前記パスワードが記憶されている場合、パスワードの入力を促す画面を表示する手段と、
を具備することを特徴とする電子機器。 - 前記表示手段に表示されたパスワードの入力を促す画面を介して入力されたパスワードと、前記記憶手段に記憶されているパスワードとの照合を行う手段と、
前記入力されたパスワードと、前記記憶手段に記憶されているパスワードとが一致した場合、前記第1の記憶装置を使用可能に設定する手段と
をさらに具備することを特徴とする請求項5に記載の電子機器。 - 前記本体は、前記第1の記憶媒体を着脱可能に接続する装着部を具備することを特徴とする請求項5に記載の電子機器。
- 前記第1の記憶装置は、前記記憶手段に記憶されているパスワードを読み出す制御部と、前記本体から前記制御部を介して受け取るデータを記憶する記憶媒体とをさらに具備し、
前記制御部は前記第1の記憶装置が使用可能な状態ではない場合、前記記憶手段に記憶されている前記パスワードの読み出し処理のみ実行可能であることを特徴とする請求項6に記載の電子機器。 - 前記入力されたパスワードと前記記憶手段に記憶されているパスワードとが一致した場合、前記制御部は前記記憶媒体へのデータ書き込み及びデータ読み出しを実行可能とすることを特徴とする請求項8に記載の電子機器。
- 前記第1の記憶装置は前記装着部に着脱可能なハードディスクドライブであり、前記第2の記憶装置は前記本体に内蔵されるハードディスクドライブであることを特徴とする請求項7に記載の電子機器。
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