JP2004280139A - バッチ・プロセス制御システムのパラメータ管理方法および装置 - Google Patents

バッチ・プロセス制御システムのパラメータ管理方法および装置 Download PDF

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Abstract

【課題】タンク切替時の処方パラメータ更新作業を軽減し且つ作業漏れを予防し、製造品質安定化を実現したバッチ・プロセス制御システムのパラメータ管理方法および装置を得る。
【解決手段】処方パラメータ調整時に、品質管理部12、バッチ・クライアント部21およびバッチ・サーバ部31を関連させ、品質管理部12は、品質条件管理機能と、バッチ製造実績データを収集して原料の品質条件と関連付けて管理する機能と、各原料タンクの下限アラームを受信して、製造計画からタンク切替が発生するバッチを予測する機能と、タンク切替後に過去の製造実績から原料配合比率を抽出して出力する機能と、品質管理担当オペレータによって最終的に決定された原料配合比率からタンク切替後の新しい更新処方パラメータを生成する機能とを有する。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、複数の原料タンクから異なる原料を払出し、複数の原料から調合や貯蔵などの工程を経て製品を製造するためのバッチプラント(たとえば、食品プラントなど)に適用されるバッチ・プロセス制御のパラメータ管理方法および装置に関し、特に食品などのバッチ・プロセスにおいて、原料の品質条件(成分比率など)が原料タンク毎に異なるプロセス対象としたバッチ・プロセス制御システムのパラメータ管理方法および装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
一般に、食品プラントなど、複数の原料から製品を製造するバッチプラントにおいては、複数の原料タンクに各々単一種類の原料を格納し、バッチに必要な原料をあらかじめ決められている処方パラメータ内の原料配合比率に基づいて払出し、調合工程、貯蔵工程などの工程を経てバッチを製造している。
このとき、バッチ・プロセスにおいて、原料タンクが空になり使用タンクを切替える必要が発生した際、各タンク内に格納されている原料の成分比率などの品質条件が必ず異なるので、原料タンクの切替えの必要性が発生する度に原料配合比率、工程時間などバッチ制御に用いる処方パラメータの調整が必要となる。
【0003】
従来のバッチ・プロセス制御システムのパラメータ管理方法および装置においては、最終製品の品質検査結果と製造過程において使用した処方パラメータとから、両者の相関関係を抽出して最適な処方パラメータを自動補正し、あらかじめ銘柄毎に設定された基本処方(処方パラメータを含む)に基づくバッチ制御の自動化を実現している(たとえば、特許文献1参照)。
【0004】
このように、従来のバッチ・プロセス制御システムは、処方パラメータを最適化するための補正機能を有している。
しかしながら、一般に、食品などのバッチ・プロセスにおいては、製造に使用される原料の品質条件が受入単位毎に異なり且つ複数の原料が使用されるので、原料タンクの1つが空になって別の原料タンクに切替える必要性が発生した場合に、処方パラメータの再設定が必要となる。
【0005】
【特許文献1】
特開2001−232632号公報(図2)
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
従来のバッチ・プロセス制御システムのパラメータ管理方法および装置は以上のように、タンク切替時に処方パラメータの再設定が必要となり、処方パラメータの再設定は、過去の最終製品の検査結果および製造過程に使用した処方パラメータのみからでは確定が困難なことから、人手を介した大きな作業負荷が必要になるという問題点があった。
【0007】
また、処方パラメータは、製造時の様々な変動要因(天候/季節/設備稼動条件など)に応じて微調整が必要となるので、処方パラメータを自動的に最適化することは、現実問題として極めて困難な場合が多いという問題点があった。
さらに、上記性質から、処方パラメータは、バッチ製造の運用上ルールとして、指定されたオペレータが目視確認したうえで処方パラメータを決定することが求められる場合が多いので、従来の処方パラメータの自動最適化方法および装置は、特定分野の製造プロセスのみにしか適用できないという問題点があった。
【0008】
この発明は上記のような問題点を解決するためになされたもので、原料タンクの切替えの必要性が発生した際に、人手による処方パラメータの再設定(更新)作業を軽減するとともに作業漏れを確実に予防することができ、製造品質の安定化を実現することのできるバッチ・プロセス制御システムのパラメータ管理方法および装置を得ることを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
この発明に係るバッチ・プロセス制御システムのパラメータ管理方法は、各々単一種類の原料を格納している複数の原料タンクから、処方パラメータに基づいてバッチの製造に必要な複数の原料を払出し、複数の原料から製品を製造するバッチプラントに適用されるバッチ・プロセス制御システムのパラメータ管理方法であって、複数の原料タンクのうちの少なくとも1つが空となってタンク切替が必要となる度に、各原料の品質条件に応じて処方パラメータを調整するために、品質管理部、バッチ・クライアント部およびバッチ制御を司るバッチ・サーバ部を関連させ、品質管理部は、各原料の受入検査結果に基づいて品質条件を管理する機能と、バッチの製品品質に関わるバッチ製造実績データを収集して、バッチの製造に使用した原料の品質条件と関連付けて管理する機能と、各原料タンクの下限アラームを受信して、あらかじめ設定された製造計画から、タンク切替が発生するバッチを予測する機能と、タンク切替の後に、処方パラメータに含まれる原料配合比率と製品品質を示す製品品質情報と原料配合比率および製品品質情報に関連付けられた品質条件とによる過去の製造実績から、過去の製造条件に最も類似していると思われる原料配合比率を抽出して出力する機能と、品質管理担当オペレータによって最終的に決定された原料配合比率から、タンク切替後の新しい更新処方パラメータを生成する機能とを有し、バッチ・クライアント部は、品質管理部から生成された更新処方パラメータを取込む機能と、バッチ・サーバ部に取込まれた更新処方パラメータを転送する機能とを有し、バッチ・サーバ部は、バッチ・クライアント部から受信された更新処方パラメータおよび更新タイミングに応じてバッチ制御状態を監視し、必要なタイミングで処方パラメータを更新する機能を有するものである。
【0010】
【発明の実施の形態】
実施の形態1.
以下、図面を参照しながら、この発明の実施の形態1について詳細に説明する。
図1はこの発明の実施の形態1が適用されるバッチ制御システムを示すブロック構成図である。
図1において、バッチ制御システムは、生産管理装置1と、プロセス監視装置2と、プロセス制御装置3と、プロセスデータベース装置4とを備えており、プロセス制御機器5を制御する。
【0011】
生産管理装置1とプロセス監視装置2およびプロセスデータベース装置4との間は、情報ネットワーク100を介して接続され、プロセス監視装置2およびプロセスデータベース装置4とプロセス制御装置3との間は、制御ネットワーク101を介して接続されている。
また、プロセス制御装置3とプロセス制御機器5との間は、フィールドネットワーク103を介して接続されている。
ここで、情報ネットワーク100は、たとえばイーサネット(登録商標)であり、制御ネットワーク101は、たとえばイーサネット(登録商標)やPLC間通信のためのメーカ独自規格の専用ネットワークである。
【0012】
生産管理装置1は、生産管理部11および品質管理部12を有し、プロセス監視装置2は、バッチ・クライアント部21を有し、プロセス制御装置3は、バッチ・サーバ部31およびフェーズ・ロジック部32を有し、プロセスデータベース装置4は、データ収集部41を有している。
制御対象となるプロセス制御機器5は、たとえば、モータ、バルブ、計測器などから構成されている。
生産管理装置1、プロセス監視装置2、プロセス制御装置3およびプロセスデータベース装置4の各機能は、情報ネットワーク100および制御ネットワーク101により接続されており、互いに作用しながらプロセス制御機器5を制御し、バッチ・プロセス制御を実現している。
【0013】
生産管理装置1は、中央演算装置、記憶装置および表示装置(CRT装置)を有するコンピュータシステムからなり、生産管理装置1内の生産管理部11は、バッチ製造のための計画や、プロセスデータベース装置4から取得した製造実績データを管理する。また、品質管理部12は、原料の受入やバッチ製造の品質情報を管理する。
【0014】
同様に、プロセス監視装置2は、中央演算装置、記憶装置および表示装置(CRT装置)を有するコンピュータシステムからなり、プロセス監視装置2内のバッチ・クライアント部21は、生産管理装置1およびプロセス制御装置4に対するインタフェース機能を有する。
バッチ・クライアント部21は、生産管理装置1からバッチ製造計画や処方パラメータなどの情報を受取り、プロセス制御装置4に転送するとともに、バッチ運転に関する各種情報を表示装置に出力し、品質管理担当オペレータによるバッチ運転の監視機能および操作機能を実現可能にする。
【0015】
プロセス制御装置3は、中央演算装置および補助記憶装置を有するコンピュータシステムからなり、プロセス制御装置3内のバッチ・サーバ部31は、フェーズ・ロジック部32の起動制御を行うとともにバッチ・シーケンスを実行する。
フェーズ・ロジック部32は、バッチ・シーケンスの最小単位であり、プロセス制御機器5に対する入出力を制御して、制御ロジックを実行する。
また、バッチ・サーバ部31は、プロセス監視装置2に対するインタフェース機能を有しており、プロセス監視装置2からバッチ製造計画や処方パラメータなどの情報を受取るとともに、バッチ実行状態をプロセス監視装置2に提供する。
プロセスデータベース装置4は、中央演算装置、記憶装置および表示装置(CRT装置)を有するコンピュータシステムからなり、プロセス制御装置3から製造実績データを収集する。
【0016】
図2は図1内の生産管理装置1、プロセス監視装置2、プロセス制御装置3およびプロセスデータベース装置4をさらに具体的に示すブロック構成図である。
図2において、実線矢印は、データ流れを示しており、破線矢印は、指示や指令の流れを示している。
【0017】
生産管理装置1内の生産管理部11は、製造計画管理部111と、製造計画データベース112と、製造実績収集部113と、製造実績データベース114と、製造実績管理部115とを備えている。
また、品質管理部12は、原料受入検査結果入力部121と、原料在庫情報データベース122と、品質実績収集部123と、製品品質情報データベース124と、配合比率管理部125と、配合比率データベース126と、更新処方パラメータ決定部127と、更新処方パラメータ表示部128と、更新処方パラメータファイル129とを備えている。
【0018】
プロセス監視装置2内のバッチ・クライアント部21は、処方作成部211と、基本処方ファイル212と、基本処方転送部213と、製造情報受信部214と、更新処方パラメータファイル215と、処方パラメータ転送部216と、製造計画ファイル217と、製造計画管理218とを備えている。
【0019】
プロセス制御装置3内のバッチ・サーバ部31は、基本処方テーブル311と、実行処方生成部312と、実行処方パラメータテーブル313と、製造計画テーブル314と、起動制御部315と、手順制御部316と、ユニット管理部317と、処方パラメータ管理部318と、バッチ状態管理部319と、バッチ実績管理部3111と、更新処方パラメータテーブル3112と、基本処方更新部3113とを備えている。
【0020】
プロセス制御装置3内のフェーズ・ロジック部32は、各原料タンクに対応した複数のフェーズ321を備えている。
プロセスデータベース装置4内のデータ収集部41は、製造実績データベース411と、製造実績収集部412と、イベント収集部413とを備えている。
フェーズ・ロジック部32内において、各フェーズ321は、原料タンクの下限アラームを生成し、データ収集部41内のイベント収集部413を介して、品質管理部12内の更新処方パラメータ決定部127に入力する。
【0021】
一方、生産管理装置1の生産管理部11内において、製造計画管理部111は、表示装置またはネットワークを介して別システムから入力された製造計画を、製造計画データベース112に保存する。
また、製造計画管理部111は、製造計画データベース112内に保存された製造計画を読み出して、表示装置に出力するか、またはネットワークを介して別システムに出力する。
【0022】
製造実績収集部113は、プロセスデータベース装置4内に蓄積された製造実績データベース411から製造実績を取得し、製造実績データベース114に保存する。
製造実績管理部115は、製造実績データベース114から製造実績を読み出して、表示装置に出力するか、またはネットワークを介して別システムに出力する。
【0023】
生産管理装置1の品質管理部12内において、原料受入検査結果入力部121は、原料タンクに受け入れた品質検査の結果(たとえば、成分比率)を、表示装置またはネットワークを介して別システムから取り込み、原料在庫情報データベース122に保存する。
品質実績収集部123は、プロセスデータ装置4内に蓄積された製造実績データベース411から最終製品の品質に関する品質情報を取得し、製品品質情報データベース124に保存する。
配合比率管理部125は、製品品質情報データベース124から、製造銘柄毎の原料の配合比率および各原料の成分比率に関する実績を取得し、配合比率データベース126に保存する。
【0024】
更新処方パラメータ決定部127は、プロセスデータベース装置4内のイベント収集部413から原料タンク下限アラームを受信して、原料タンクの切替えタイミングが近づいたことを検知すると、製造計画データベース112および原料在庫情報データベース122から、切替え後の原料タンク決定する。
【0025】
また、更新処方パラメータ決定部127は、原料タンクに格納されている複数の原料の成分比率情報からタンク切替後の配合比率を決定するために、配合比率データベース126から、銘柄毎に過去に製造した配合比率の中でタンク切替後の配合比率に最も近いものを抽出し、さらに、この配合比率の中から、製品品質が最も良好であった配合比率を決定し、タンク切替後の配合比率の候補とする。
【0026】
また、更新処方パラメータ決定部127は、上記配合比率を実現するために、処方パラメータの設定値に展開して更新処方パラメータとし、これを更新処方パラメータ表示部128(CRT表示装置)に出力し、品質管理担当オペレータに確認を促す。
品質管理担当オペレータは、更新処方パラメータ表示部128を参照して更新処方パラメータを確認し、必要であれば手動で微調整を行いつつ、タンク切替後の更新処方パラメータを決定し、更新処方パラメータファイル129に保存する。
【0027】
プロセス監視装置2のバッチ・クライアント部21内において、処方作成部211は、バッチ・プロセス制御システムのパラメータ管理方法の構築者によるプラント制御に必要なデータ(制御対象プラントの設備構成、銘柄毎のバッチ・シーケンス、銘柄毎の処方パラメータなど)を定義するための対話形式の画面機能を有しており、設定されたデータを基本処方ファイル212に保存する。
【0028】
基本処方転送部213は、基本処方ファイル212内の情報を、プロセス制御装置3内のバッチ・サーバ部31の基本処方テーブル311に転送する。
製造情報受信部214は、生産管理装置1内の製造計画データベース112および更新処方パラメータファイル129から、製造計画および更新処方パラメータを受信し、それぞれ、更新処方パラメータファイル215および製造計画ファイル217に保存する。
【0029】
処方パラメータ転送部216は、更新処方パラメータファイル215が更新されたタイミングで、プロセス制御装置3のバッチ・サーバ部31の更新処方パラメータテーブル3112に転送する。
製造計画管理部218は、製造計画ファイル217内の情報を、プロセス制御装置3のバッチ・サーバ部31内の製造計画テーブル314に転送するとともに、製造計画テーブル314から製造計画データを取得して表示装置(CRT装置)に出力する。
【0030】
プロセス制御装置3のバッチ・サーバ部31内において、実行処方生成部312は、基本処方テーブル311を用いて、製造銘柄に対応した基本処方パラメータから実行処方パラメータを作成し、実行処方パラメータテーブル313に保存する。基本処方パラメータは、製造銘柄毎に且つユニット(設備)単位に登録されており、フェーズ・ロジック部32内のフェーズ321による制御実行時に、制御対象のユニットに対する実行処方パラメータを参照して、制御ロジックを実行する。
バッチ・サーバ部31内の起動制御部315は、製造計画テーブル314から製造計画を参照し、製造開始時刻に達した時点で、手順制御部316にバッチ開始指令を出力する。
【0031】
手順制御部316は、基本処方テーブル311からバッチ・シーケンスを参照し、フェーズ・ロジック部32内のフェーズ321に対する起動制御を行う。
このとき、手順制御部316は、フェーズ321に起動指令を出力する際に、ユニット管理部317に対して、フェーズ321の実行に必要なユニットが使用可能な状態にあるか否かのチェック指示を出力する。
ユニット管理部317は、チェックの結果、使用可能か否かを手順制御部316に応答する。
もし、ユニットが使用可能な状態であれば、手順制御部316は、処方パラメータ管理部318に対して、次に実行すべきフェーズ321および使用するユニットを指示する。処方パラメータ管理部318は、実行処方生成部312に対して、実行処方作成のための指示指令を出力する。
【0032】
バッチ状態管理部319は、フェーズ・ロジック部32内のフェーズ321に対するインタフェース機能を有し、手順制御部316、ユニット管理部317およびバッチ実績管理部3111とフェーズ321との間で情報交換を行う。
バッチ実績管理部3111は、バッチ状態管理部319から、製造数量、使用した原料の成分比率、配合比率および品質情報などの製造実績を収集する。
【0033】
バッチ・シーケンスの最小単位となるフェーズ321は、所定のバッチプラントで製造銘柄に依存しない制御単位として、バッチ・プロセス制御システムのシステム構築者によりプログラミングされたものであり、個々の制御単位でのシーケンス制御、各プロセス制御機器5への入出力制御などを実行する。
フェーズ321は、バッチ・サーバ部31内の手順制御部316からの起動指令および起動指令に対する完了信号を、バッチ状態管理部319を介して通信することにより、一連のバッチ制御を実現する。
【0034】
バッチ・サーバ部31内の基本処方更新部3113は、更新処方パラメータテーブル3112から、タンク切替発生後の更新処方パラメータ/更新対象ユニット/更新対象銘柄/更新対象のバッチを特定するためのバッチID情報を取得する。
また、基本処方更新部3113は、手順制御部316を介して更新対象バッチの実行状態を監視し、更新対象バッチが更新対象ユニットを使用するタイミングを取得して、基本処方テーブル311内の処方パラメータを更新する。
【0035】
プロセス・データベース装置4のデータ収集部41内において、製造実績収集部412は、プロセス制御装置3のバッチ・サーバ部31内のバッチ実績管理3111から、製造数量/使用した原料の成分比率/配合比率/品質情報などの製造実績をリアルタイムに収集し、製造実績データベース411に保存する。
イベント収集部413は、プロセス制御装置3のフェーズ・ロジック部32内のフェーズ321から各種のイベント情報を取得する。各種イベントとしては、たとえば、図示された“原料タンク下限アラーム”がある。
このような原料タンク下限アラームが受信された場合、イベント収集部413は、生産管理装置1の品質管理部12内の更新処方パラメータ決定部127にアラーム情報を通知する。
【0036】
図3はこの発明の実施の形態1による制御対象であるプラントの設備構成例を示す説明図である。以下、図3の設備構成例を参照しながら、原料の調合処理について説明する。
図3のプラント構成において、バッチ製造に使用される原料は、A原料/B原料/C原料の3種類であり、各原料に対するA原料タンク/B原料タンク/C原料タンクは、それぞれ、2基の原料タンク1−1、1−2、2−1、2−2、3−1、3−2からなり、合計で6基のタンクを有する。
【0037】
各原料タンクの下段に連通された調合タンクは、実行処方パラメータに基づき、使用する原料を所定の配合比率にて払出し、調合処理を実行する。この場合、2基の調合タンクA、Bにより、上記調合処理を同時に2バッチ実行できるようになっている。
調合タンクA、Bの下段に連通されたバッファタンクは、調合処理が完了後の調合原料を一時的に経由させ、下流側に連通された貯蔵タンクに一定時間貯蔵する。貯蔵タンクへの原料貯蔵が完了したら、出荷または別のプロセスへの移送が行われる。
【0038】
図4は原料在庫情報データベース122に保存されるデータ例を示す説明図である。図4において、原料在庫情報データベース122は、原料タンク(No.1〜6:1−1〜3−2)毎に格納されている原料名、原料受入量および受入検査結果(1、2、・・・X)を保持している。
【0039】
図5は配合比率データベース126に保存されるデータ例を示す説明図である。図5において、配合比率データベース126は、バッチ(No.1〜3)毎にバッチID、製造銘柄、製造量および製造品質と、各原料の配合比率、個別の原料の成分比率(%)および受入検査結果(1〜N)からなるデータを全銘柄分にわたって保持している。
【0040】
図6は更新処方パラメータファイル129に保存されるパラメータ例を示す説明図である。
図6に示す更新処方パラメータは、原料配合比率データベース126および原料在庫情報データベース122から、更新処方パラメータ決定部127により決定され、処方更新バッチIDおよび処方更新銘柄をヘッダ情報とし、処方更新設備名と、処方パラメータ項目名と、更新後の設定値を示す変更値とからなるデータを全銘柄分にわたって保持している。
【0041】
次に、図3〜図6の説明図とともに、図7および図8のフローチャートを参照しながら、図1および図2に示したこの発明の実施の形態1による具体的な動作について説明する。
図7はバッチ制御システムのタンク切替時に更新処方パラメータを生成してバッチ制御に反映する際の主な動作を示しており、図8は図7内の基本処方更新処理(ステップS5)をさらに詳細に示している。
【0042】
図7において、まず、更新処方パラメータ決定部127は、フェーズ321から原料タンク下限アラームが発生しているか否かをチェックし(ステップS1)、チェックの結果、原料タンク下限アラームが発生していない(すなわち、NO)と判定されれば、後述するフェーズ起動処理(ステップS7)に進む。
一方、ステップS1において、原料タンク下限アラームが発生している(すなわち、YES)と判定されれば、タンク切替が近づいていることを検知し、以下の更新処方パラメータファイル決定処理(ステップS3)に進む。
【0043】
このとき、更新処方パラメータ決定部127は、フェーズ321から受信された原料タンク下限アラームに基づいて、原料タンクのうち、どのタンクの空が近づいているかを検知する。
続いて、更新処方パラメータ決定部127は、図4に示した原料在庫情報データベース122の内容から、切替え後に使用する原料タンクを決定するとともに、タンク切替後の原料の受入検査結果(成分比率)を取得し、使用原料の各々の成分比率を把握する。
【0044】
また、更新処方パラメータ決定部127は、図5に示した配合比率データベース126の内容に基づいて、過去に製造したバッチの実績からタンク切替後の各使用原料の成分比率と最も類似しているデータを抽出する。このとき、抽出されたデータが複数存在する場合には、さらに、製品品質で最も品質が良かったデータを抽出する。
【0045】
更新処方パラメータ決定部127は、上記データ抽出処理を全銘柄数分にわたって繰り返し、抽出したデータを更新処方パラメータの候補として、更新処方パラメータ表示部128(CRT装置)に表示し、品質管理担当オペレータに対して確認を促す。
品質管理担当オペレータに確認されれば、更新処方パラメータが確定し、図6に示した更新処方パラメータは、更新処方パラメータファイル129に保存される。また、更新処方パラメータファイル129を介して、プロセス監視装置2のバッチ・クライアント部21内の製造情報受信部214に対して、更新処方パラメータが生成されたことを通知する(ステップS2)。
【0046】
製造情報受信部214は、生産管理装置1から伝送された更新処方パラメータをプロセス監視装置2の更新処方パラメータファイル215に保存し、処方パラメータ転送部216に通知する(ステップS3)。
これにより、処方パラメータ転送部216は、プロセス制御装置3の更新処方パラメータテーブル3112に転送する(ステップS4)。
【0047】
基本処方更新部3113は、更新処方パラメータテーブル3112から、処方更新バッチID、処方更新銘柄および処方更新設備名を取得し、手順制御部316よりバッチの実行状態を監視し、基本処方パラメータ更新のタイミングで、基本処方テーブル311を更新する(ステップS5)。
【0048】
実行処方生成部313は、フェーズ321の起動時に、基本処方テーブル311から実行処方パラメータを生成し、実行処方パラメータテーブル313に格納する(ステップS6)。このとき、基本処方テーブル311が更新処方パラメータで更新されている場合には、更新処方パラメータが実行処方パラメータとなる。
【0049】
手順制御部316は、基本処方テーブル311に格納された銘柄毎のバッチ・シーケンスにしたがって、フェーズ321の起動を行う(ステップS7)。
最後に、実行中のバッチが存在するか否かをチェックし(ステップS8)、実行中のバッチが存在する(すなわち、YES)と判定されればステップS1に戻り、実行中のバッチが存在しない(すなわち、NO)と判定されれば、図7の処理を終了する。
【0050】
次に、図7内の基本処方更新処理(ステップS5)について、さらに具体的に説明する。
図8において、まず、基本処方更新部3113は、図6に示した更新処方パラメータテーブル3112から、処方更新バッチID、処方更新銘柄および処方更新設備名を取得する(ステップS11)。
次に、手順制御部316を介して、バッチ実行状態管理部319から現在実行中のバッチの全てのバッチIDを取得し、更新処方パラメータテーブル3112から取得した処方更新バッチIDと比較して、処方更新バッチIDが実行中であるか否かをチェックする(ステップS12)。
【0051】
ステップS12において、処方更新バッチIDが未実行(すなわち、NO)と判定されれば図8の処理を終了し、処方更新バッチIDを持つバッチが実行中(すなわち、YES)と判定されれば、次の判定処理(ステップS13)に進む。
この場合、手順制御部316により、実行中のバッチに対して、フェーズ321への起動処理が必要か否かをチェックし(ステップS13)、起動処理が不要(すなわち、NO)と判定されれば、図8の処理を終了する。
一方、ステップS13において、起動処理が必要(すなわち、YES)と判定されれば、次の判定処理(ステップS14)に進む。
【0052】
この場合、起動対象のフェーズ321が処方更新設備を使用した制御ロジックであるか否かにより、処方更新設備の実行処方作成が必要か否かをチェックし(ステップS14)、実行処方作成が不要(すなわち、NO)と判定されれば、図8の処理を終了する。
一方、ステップS14において、処方更新設備を使用する場合であって、実行処方作成が必要(すなわち、YES)と判定されれば、処方パラメータ更新のタイミングであると判断する。
【0053】
したがって、基本処方更新部3113は、更新処方テーブル3112から、処方更新銘柄および処方更新設備に対応する処方パラメータを取得し、基本処方テーブル311に格納する(ステップS15)。
この格納ステップS15により、基本処方更新部3113による基本処方パラメータの更新処理は完了する。
【0054】
最後に、実行処方生成部312は、基本処方テーブル311から実行処方パラメータテーブル313を作成し(ステップS16)、図8の処理を終了する。
このテーブル作成処理(ステップS16)において、タンク切替を検知した生産管理装置1により作成された更新処方パラメータは、プロセス制御装置3内のフェーズ321における制御用処方パラメータとして使用される。
【0055】
次に、図9および図10の説明図を参照しながら、図3に示した設備構成例に基づく実際の動作について説明する。
図9は図3に示した設備構成において基本処方として定義されているフェーズ321の設定例を示している。
図9においては、フェーズ321として、原料受入A、原料受入B、原料受入C、原料受入D、調合A、調合B、移送A、移送Bおよび貯蔵があり、それぞれのフェーズが使用する設備名として、原料受入タンクA、原料受入タンクB、原料受入タンクC、原料受入タンクD、調合タンクA、調合タンクB、調合タンクA/バッファタンク、調合タンクB/バッファタンク、バッファタンク/貯蔵タンクが設定されている。
【0056】
図9のように、フェーズ321は、1つまたは複数の設備を制御し、制御を実行する際には、制御対象設備の処方パラメータを参照する。
以上のようなフェーズ321と設備との関係は、製造する銘柄に依存することなく、基本処方として基本処方テーブル311に定義されている。
ただし、図3に示した原料タンク1−1、原料タンク1−2、原料タンク2−1、原料タンク2−2、原料タンク3−1および原料タンク3−2は、原料在庫量に応じて、どの設備を使用するのかが動的に変化するので、処方パラメータにて使用タンクを規定する。
【0057】
図10においては、プロセス制御装置3内の基本処方更新部3113、実行処方生成部312、更新処方パラメータ、基本処方パラメータ、実行処方パラメータおよびフェーズ321の関係は示されている。
この場合、A)バッチID“1”、銘柄“A製品”、フェーズ“貯蔵”と、B)バッチID“2”、銘柄“B製品”、フェーズ“調合B”との2つのバッチが実行中である。
【0058】
更新処方パラメータテーブル3112には、
A)処方更新バッチID“1”、処方更新銘柄“A製品”、処方更新対象設備“貯蔵タンク”およびそのパラメータ項目名と変更値と、
B)処方更新バッチID“12”、処方更新銘柄“C製品”、処方更新対象設備“調合タンクB”およびそのパラメータ項目名と変更値と
の2つの更新処方に関する情報が格納されている。
【0059】
基本処方テーブル311の基本処方パラメータテーブルには、A製品、B製品、C製品の3銘柄の基本処方パラメータが格納されている。
また、実行処方パラメータテーブル313には、フェーズ321が実行時に参照する各設備に対する処方パラメータが格納される。
【0060】
ここで、バッチID“1”の貯蔵フェーズ起動時の動作について説明する。
図9内のNo.9に参照されるように、貯蔵フェーズにおいては、バッファタンクおよび貯蔵タンクを使用することが分かる。
貯蔵タンクの処方パラメータは、更新処方パラメータテーブル3112に格納されており、更新バッチIDおよび更新銘柄がバッチID“1”と一致する。
【0061】
図10において、基本処方更新部3113は、更新処方パラメータテーブル3112の処方更新バッチID“1”、処方更新銘柄“A製品”処方更新設備“貯蔵タンク”の更新処方パラメータを、基本処方パラメータテーブル311に転送し、基本処方パラメータを更新処方パラメータで更新する。
【0062】
次に、実行処方生成部312は、貯蔵フェーズの実行に必要なバッファタンクおよび貯蔵タンクの基本処方パラメータを、実行処方パラメータテーブル313に転送する。
このとき、バッファタンクは、更新処方パラメータテーブル3112に存在しないので、基本処方パラメータテーブル311に格納されている情報が、そのまま実行処方パラメータテーブル313に転送される。
【0063】
続いて、バッチ・サーバ部31内の手順制御部316(図2参照)は、バッチ状態管理部319を経由して、貯蔵フェーズに対して起動指令を出力する。
起動指令を受けた貯蔵フェーズは、実行処方パラメータテーブル313のバッファタンクおよび貯蔵タンクに設定された処方パラメータを参照し、制御ロジックを実行する。
【0064】
このように、タンク切替が発生する度の処方パラメータの調整に対処するために、生産管理装置1内の品質管理部12は、原料の受入検査結果に基づき、各原料タンク内に格納されている原料の品質条件を管理する機能と、バッチ製造実績データ(原料配合比率/工程時間など製品品質に関わるデータ)を収集し、使用した原料の品質条件と関連付けて管理する機能と、原料タンクの下限アラームを受信し、あらかじめ設定された製造計画からタンク切替が発生するバッチを予測する機能と、過去の製造実績から原料配合比率・製品品質情報およびそれらに関連付けられた原料の品質条件に基づき、タンク切替後に過去の製造条件に最も類似していると思われる原料配合比率を抽出してCRT装置などに出力する機能と、品質管理担当オペレータによって最終的に決定された原料配合比率から、タンク切替後の新しい更新処方パラメータを生成する機能とを備えている。
【0065】
また、プロセス監視装置2内のバッチ・クライアント部21は、品質管理部11が生成した更新処方パラメータを取込む機能と、バッチ制御を司るバッチ・サーバ部へ取込んだ更新処方パラメータを転送する機能とを備えている。
さらに、プロセス制御装置3内のバッチ・サーバ部31は、バッチ・クライアント部21から受信した更新処方パラメータおよび更新タイミングからバッチ制御状態を監視し、必要なタイミングで処方パラメータを更新する機能を備えている。
【0066】
このように、プロセス制御装置3内の基本処方パラメータを自動更新することにより、原料タンクの切替えが発生した場合に、品質管理担当オペレータは、生産管理装置1の表示装置上で製造実績から導き出された配合比率を確認しつつ、必要な修正を加えるのみで更新処方パラメータを生成することができる。また、このとき、更新を必要とするタイミングで自動更新することができるので、大幅な作業軽減を実現することができる。
また、製造を重ねていくにつれて、より正確な配合比率の抽出が可能となり、この結果、品質管理担当オペレータの修正作業を軽減することができる。
さらに、この結果として、製品品質およびその管理の安定化を容易にすることができる。
【0067】
実施の形態2.
なお、上記実施の形態1では、バッチ・サーバ部31の基本処方更新部3113およびその他の機能を、プロセス制御装置3により実現したが、バッチ・サーバ部31をプロセス監視装置2により実現してもよく、前述と同様の効果を奏する。
また、この場合、プロセス監視装置2として使用されるパーソナル・コンピュータやワークステーションは、プロセス制御装置3の用途で使用するPLC(プログラマブル・ロジック・コントローラ)や専用コントローラに比べて、一般に多くのメモリ容量やハードディスクを備えているので、さらに多くの銘柄、バッチ・シーケンス、処方パラメータおよびフェーズを必要とする大規模なプラントにも適用することができる。
【0068】
実施の形態3.
なお、上記実施の形態1では、特に言及しなかったが、品質管理部12内の機能構成として、更新処方決定確認部を追加してもよい。
図11はこの発明の実施の形態3が適用されるバッチ制御システムを具体的に示すブロック構成図であり、品質管理部12A内に更新処方決定確認部1271が追加されている。
図11において、前述(図2参照)と同様のものについては、前述と同一符号を付して、または、符号の後に「A」を付して詳述を省略する。
【0069】
この場合、品質管理部12Aは、更新処方決定確認部1271を備えている。
更新処方決定確認部1271は、原料タンク下限アラームを検知した更新処方パラメータ決定部127から更新処方パラメータが生成されると、これを更新処方パラメータ表示部128に表示させるとともに、更新処方パラメータ表示部128を通じた品質管理担当オペレータによる確認作業が完了しているか否かを確認する。
【0070】
更新処方決定確認部1271は、更新処方パラメータ決定部127から更新処方作成のイベント通知を受けると、製造計画のうちの処方更新バッチID以降のバッチを起動しないように、インターロックフラグのセット指令をプロセス監視装置2A内の製造情報受信部214Aにセットする。
これにより、製造情報受信部214Aは、インターロックフラグを製造計画ファイル217Aにセットする。また、製造計画管理部218Aは、製造計画ファイル217Aが更新されると、プロセス制御装置3内の製造計画テーブル314Aに転送する。
【0071】
品質管理担当オペレータにより、更新処方パラメータ表示部128を通じて更新処方パラメータの確認操作が行われた場合、更新処方決定確認部1271は、更新処方パラメータ決定部127からイベント通知を受ける。
イベント通知を受取った更新処方決定確認部1271は、製造計画のうちの処方更新バッチID以降のバッチを起動しないようにセットされたインターロックフラグのリセット指令を製造情報受信部214Aにセットする。
これにより、製造情報受信部214Aは、製造計画ファイル217A内のインターロックフラグをリセットする。また、製造計画管理部218Aは、製造計画ファイル217Aが更新されると、プロセス制御装置3の製造計画テーブル314Aに転送する。
【0072】
バッチ・サーバ部31内の起動制御部315Aは、製造計画テーブル314A内のインターロックフラグを常に確認しており、インターロックフラグがセットされている場合には、インターロックフラグがリセットされるまで、バッチを起動させないようになっている。
この発明の実施の形態3によれば、原料タンク下限アラームの検知後に、品質管理担当オペレータによる更新処方パラメータの確認が済んでいない場合には、処方パラメータ更新が必要となるバッチ以降の起動を抑制する機能を備えている。
【0073】
このように、品質管理部12A内に更新処方決定確認部1271を追加し、バッチ起動にインターロック機能を設けることにより、タンク切替の必要性が発生し且つ品質管理担当オペレータによる更新処方パラメータの確認が完了していない場合に、予期せぬ品質の製品が製造されることを防ぐことができ、さらに品質の安定化を実現することができる。
【0074】
実施の形態4.
なお、上記実施の形態3では、特に言及しなかったが、バッチ・クライアント部21内の機能構成として、更新処方パラメータ決定部、更新処方パラメータ表示部および更新処方決定確認部を追加してもよい。
図12はこの発明の実施の形態4が適用されるバッチ制御システムを具体的に示すブロック構成図であり、バッチ・クライアント部21B内に更新処方パラメータ決定部219、更新処方パラメータ表示部220および更新処方決定確認部221が追加されている。
図12において、前述(図11参照)と同様のものについては、前述と同一符号を付して、または、符号の後に「B」を付して詳述を省略する。
【0075】
この場合、プロセス監視装置2B内のバッチ・クライアント部21Bは、更新処方パラメータ決定部219、更新処方パラメータ表示部220および更新処方決定確認部221を備えている。
更新処方パラメータ表示部220は、更新処方パラメータ決定部219に接続されている。また、更新処方パラメータ決定部219および更新処方決定確認部221は、相互接続されるとともに、製造計画ファイル217Aに接続されている。
【0076】
更新処方パラメータ決定部219は、更新処方パラメータファイル215が更新されたタイミングで、更新処方パラメータを更新処方パラメータ表示部220に表示し、製造担当オペレータに対して確認を促す。
更新処方決定確認部221は、更新された更新処方パラメータに対する製造担当オペレータによる確認が完了しているか否かを確認し、確認が完了していない場合には、製造計画ファイル217Aの更新対象バッチID以降のバッチに対して、インターロックフラグをセットする。
【0077】
一方、更新処方パラメータ表示部220上で、製造担当オペレータにより更新処方パラメータが確認された場合には、更新処方パラメータ決定部219は、更新処方パラメータファイル215を更新し、更新処方決定確認部221に対して確認および更新状態を通知する。通知を受けた更新処方決定確認部221は、製造計画ファイル217Aのインラーロックフラグをリセットする。
上記以外の動作は、前述の実施の形態3の場合と同様である。
この発明の実施の形態4においては、品質管理部12Aで決定された更新処方パラメータをバッチ・クライアント部21B内の更新処方パラメータ表示部(CRT装置)220に出力し、製造担当オペレータによる確認および変更を可能としている。
【0078】
このように、プロセス監視装置2B内に、更新処方パラメータ決定部219、更新処方パラメータ表示部220および更新処方決定確認部221を追加することにより、製造担当オペレータは、更新処方パラメータを確認することができる。
一般に、製造担当オペレータは、前述の品質管理担当オペレータとは所属部門が異なるので、各部門間でデータの受渡しを行う場合のデータ管理方法としては、部門毎で認定されたオペレータがデータ確認する方法が一般的であるが、この発明の実施の形態4によれば、このデータ確認を実現することができる。
【0079】
また、製造時の天候/季節/設備稼動条件などの様々な変動要因により、処方パラメータの微調整が常に必要なプラントであれば、処方パラメータの変更を担当する製造担当オペレータが、更新処方パラメータを確認して修正することにより、さらに木目の細かい管理を実現することができる。
また、製造実績として、処方パラメータ(配合比率)を生産管理部11で蓄積することにより、さらに正確な更新処方パラメータ(配合比率)の抽出を実現することができる。
【0080】
【発明の効果】
以上のように、この発明によれば、各々単一種類の原料を格納している複数の原料タンクから、処方パラメータに基づいてバッチの製造に必要な複数の原料を払出し、複数の原料から製品を製造するバッチプラントに適用されるバッチ・プロセス制御システムのパラメータ管理方法であって、複数の原料タンクのうちの少なくとも1つが空となってタンク切替が必要となる度に、各原料の品質条件に応じて処方パラメータを調整するために、品質管理部、バッチ・クライアント部およびバッチ制御を司るバッチ・サーバ部を関連させ、品質管理部は、各原料の受入検査結果に基づいて品質条件を管理する機能と、バッチの製品品質に関わるバッチ製造実績データを収集して、バッチの製造に使用した原料の品質条件と関連付けて管理する機能と、各原料タンクの下限アラームを受信して、あらかじめ設定された製造計画から、タンク切替が発生するバッチを予測する機能と、タンク切替の後に、処方パラメータに含まれる原料配合比率と製品品質を示す製品品質情報と原料配合比率および製品品質情報に関連付けられた品質条件とによる過去の製造実績から、過去の製造条件に最も類似していると思われる原料配合比率を抽出して出力する機能と、品質管理担当オペレータによって最終的に決定された原料配合比率から、タンク切替後の新しい更新処方パラメータを生成する機能とを有し、バッチ・クライアント部は、品質管理部から生成された更新処方パラメータを取込む機能と、バッチ・サーバ部に取込まれた更新処方パラメータを転送する機能とを有し、バッチ・サーバ部は、バッチ・クライアント部から受信された更新処方パラメータおよび更新タイミングに応じてバッチ制御状態を監視し、必要なタイミングで処方パラメータを更新する機能を有するので、原料タンクの切替えの必要性が発生した際に、人手による処方パラメータの再設定(更新)作業を軽減するとともに作業漏れを確実に予防することができ、製造品質の安定化を実現することのできるバッチ・プロセス制御システムのパラメータ管理方法が得られる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施の形態1が適用されるバッチ制御システムを示すブロック構成図である。
【図2】この発明の実施の形態1が適用されるバッチ制御システムを具体的に示すブロック構成図である。
【図3】この発明の実施の形態1により制御される製造設備の構成例を示す説明図である。
【図4】この発明の実施の形態1による原料在庫情報データベースの一例を示す説明図である。
【図5】この発明の実施の形態1による原料配合比率データベースの一例を示す説明図である。
【図6】この発明の実施の形態1による更新処方パラメータファイルの一例を示す説明図である。
【図7】この発明の実施の形態1による処方更新時の動作を説明するためのフローチャートである。
【図8】この発明の実施の形態1による処方更新時の基本処方更新部の動作を説明するためのフローチャートである。
【図9】この発明の実施の形態1による基本処方テーブル内のフェーズ設定例を示す説明図である。
【図10】この発明の実施の形態1による処方パラメータ更新時の動作例を示す説明図である。
【図11】この発明の実施の形態3が適用されるバッチ制御システムを具体的に示すブロック構成図である。
【図12】この発明の実施の形態4が適用されるバッチ制御システムを具体的に示すブロック構成図である。
【符号の説明】
1、1A 生産管理装置、11 生産管理部、111 製造計画管理部、112 製造計画データベース、113 製造実績収集部、114 製造実績データベース、115 製造実績管理部、12、12A 品質管理部、121 原料受入検査結果入力部、122 原料在庫情報データベース、123 品質実績収集部、124 製品品質情報データベース、125 配合比率管理部、126 配合比率データベース、127 更新処方パラメータ決定部、128 更新処方パラメータ表示部、129 更新処方パラメータファイル、1271 更新処方決定確認部、2、2A、2B プロセス監視装置、21、21A、21B バッチ・クライアント部、211 処方作成部、212 基本処方ファイル、213 基本処方転送部、214、214A 製造情報受信部、215 更新処方パラメータファイル、216 処方パラメータ転送部、217、217A 製造計画ファイル、218、218A 製造計画管理部、219 更新処方パラメータ決定部、220 更新処方パラメータ表示部、221 更新処方決定確認部、3、3A プロセス制御装置、31、31A バッチ・サーバ部、311 基本処方テーブル、312 実行処方生成部、313 実行処方パラメータテーブル、314、314A 製造計画テーブル、315、315A 起動制御部、316 手順制御部、317 ユニット管理部、318 処方パラメータ管理部、319 バッチ状態管理部、3111 バッチ実績管理部、3112 更新処方パラメータテーブル、3113 基本処方更新部、32 フェーズ・ロジック部、321フェーズ、4 プロセスデータベース装置、41 データ収集部、411 製造実績データベース、412 製造実績収集部、413 イベント収集部、5 プロセス制御機器、100 情報ネットワーク、101 制御ネットワーク、103 フィールドネットワーク。

Claims (6)

  1. 各々単一種類の原料を格納している複数の原料タンクから、処方パラメータに基づいてバッチの製造に必要な複数の原料を払出し、前記複数の原料から製品を製造するバッチプラントに適用されるバッチ・プロセス制御システムのパラメータ管理方法であって、
    前記複数の原料タンクのうちの少なくとも1つが空となってタンク切替が必要となる度に、前記各原料の品質条件に応じて前記処方パラメータを調整するために、品質管理部、バッチ・クライアント部およびバッチ制御を司るバッチ・サーバ部を関連させ、
    前記品質管理部は、
    前記各原料の受入検査結果に基づいて前記品質条件を管理する機能と、
    前記バッチの製品品質に関わるバッチ製造実績データを収集して、前記バッチの製造に使用した原料の品質条件と関連付けて管理する機能と、
    前記各原料タンクの下限アラームを受信して、あらかじめ設定された製造計画から、前記タンク切替が発生するバッチを予測する機能と、
    前記タンク切替の後に、前記処方パラメータに含まれる原料配合比率と前記製品品質を示す製品品質情報と前記原料配合比率および前記製品品質情報に関連付けられた前記品質条件とによる過去の製造実績から、過去の製造条件に最も類似していると思われる原料配合比率を抽出して出力する機能と、
    品質管理担当オペレータによって最終的に決定された原料配合比率から、前記タンク切替後の新しい更新処方パラメータを生成する機能とを有し、
    前記バッチ・クライアント部は、
    前記品質管理部から生成された前記更新処方パラメータを取込む機能と、
    前記バッチ・サーバ部に取込まれた前記更新処方パラメータを転送する機能とを有し、
    前記バッチ・サーバ部は、前記バッチ・クライアント部から受信された前記更新処方パラメータおよび更新タイミングに応じてバッチ制御状態を監視し、必要なタイミングで前記処方パラメータを更新する機能を有することを特徴とするバッチ・プロセス制御システムのパラメータ管理方法。
  2. 前記下限アラームを検知した後に、前記品質管理担当オペレータによる前記更新処方パラメータの確認が済んだか否かを確認する機能と、
    前記品質管理担当オペレータによる前記更新処方パラメータの確認が済んでいない場合に、前記処方パラメータの更新が必要となるバッチ以降の起動を抑制する機能と
    を備えたことを特徴とする請求項1に記載のバッチ・プロセス制御システムのパラメータ管理方法。
  3. 前記バッチ・クライアント部は、前記品質管理部で決定された前記更新処方パラメータを出力するCRT装置を有し、
    前記品質管理部で決定された前記更新処方パラメータは、前記CRT装置上で、製造担当オペレータにより変更されることを特徴とする請求項1に記載のバッチ・プロセス制御システムのパラメータ管理方法。
  4. 各々単一種類の原料を格納している複数の原料タンクから、処方パラメータに基づいてバッチの製造に必要な複数の原料を払出し、前記複数の原料から製品を製造するバッチプラントに適用されるバッチ・プロセス制御システムのパラメータ管理装置であって、
    前記複数の原料タンクのうちの少なくとも1つが空となってタンク切替が必要となる度に、前記各原料の品質条件に応じて前記処方パラメータを調整するために、互いに関連する品質管理部、バッチ・クライアント部およびバッチ制御を司るバッチ・サーバ部を備え、
    前記品質管理部は、
    前記各原料の受入検査結果に基づいて前記品質条件を管理する品質条件管理手段と、
    前記バッチの製品品質に関わるバッチ製造実績データを収集して、前記バッチの製造に使用した原料の品質条件と関連付けて管理する品質実績収集手段と、
    前記各原料タンクの下限アラームを受信して、あらかじめ設定された製造計画から、前記タンク切替が発生するバッチを予測する切替予測手段と、
    前記タンク切替の後に、前記処方パラメータに含まれる原料配合比率と前記製品品質を示す製品品質情報と前記原料配合比率および前記製品品質情報に関連付けられた前記品質条件とによる過去の製造実績から、過去の製造条件に最も類似していると思われる原料配合比率を抽出して出力する配合比率管理手段と、
    品質管理担当オペレータによって最終的に決定された原料配合比率から、前記タンク切替後の新しい更新処方パラメータを生成する更新処方パラメータ決定手段とを有し、
    前記バッチ・クライアント部は、
    前記品質管理部から生成された前記更新処方パラメータを取込む製造情報受信手段と、
    前記バッチ・サーバ部に取込まれた前記更新処方パラメータを転送する処方パラメータ転送手段とを有し、
    前記バッチ・サーバ部は、前記バッチ・クライアント部から受信された前記更新処方パラメータおよび更新タイミングに応じてバッチ制御状態を監視し、必要なタイミングで前記処方パラメータを更新する基本処方更新手段を有することを特徴とするバッチ・プロセス制御システムのパラメータ管理装置。
  5. 前記下限アラームを検知した後に、前記品質管理担当オペレータによる前記更新処方パラメータの確認が済んだか否かを確認する更新処方パラメータ確認手段と、
    前記品質管理担当オペレータによる前記更新処方パラメータの確認が済んでいない場合に、前記処方パラメータの更新が必要となるバッチ以降の起動を抑制する起動抑制手段と
    を備えたことを特徴とする請求項4に記載のバッチ・プロセス制御システムのパラメータ管理装置。
  6. 前記バッチ・クライアント部は、前記品質管理部で決定された前記更新処方パラメータを出力するCRT装置を有し、
    前記品質管理部で決定された前記更新処方パラメータは、前記CRT装置上で、製造担当オペレータにより変更されることを特徴とする請求項4に記載のバッチ・プロセス制御システムのパラメータ管理装置。
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