JP2004279307A - 配管装置及び配管配置方法 - Google Patents

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了凡 藤島
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Abstract

【課題】配管内を流れる測定流体を測定するための、オリフィスを配管の径よりも縮径の内配管内に設置することで、配管内部を流れる測定流体の気泡や堆積物の影響を無くすと共に配管のサイズにとらわれないで配管を流れる測定流体の流量を測定できるようにした配管装置を提供する。
【解決手段】配管装置は、測定流体を流すことができる配管と、この配管の径よりも縮径に形成し且つ所定長さであって両端を開口の筒状に形成した内配管と、この内配管の内部に設けたオリフィスと、このオリフィスを境にして、その上流側と下流側に内配管に挿通させるように設けた上流側及び下流側導圧管と、を備え、内配管を、配管内部の測定流体の流れに沿った状態で配置し、上流側及び下流側導圧管を配管の外部に設けた差圧伝送器に接続したことである。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、配管装置及び配管配置方法に関するものであり、特に、流量を測定する配管系において、通常の配管の中にオリフィスが組み込まれた内配管を設置し、その内配管に組み込まれたオリフィスにより流量を測定する配管装置及び配管配置方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来技術における配管装置は、図6に示すように、測定流体が流れる配管111に、配管111の中央位置を空洞にして流れる流体を遮るようにして設置したオリフィス115と、オリフィス115の上流側に配管111に挿通させ測定流体を分岐させるための上流側導圧管116と、オリフィス115の下流側に配管111に挿通させ測定流体を分岐させるための下流側導圧管117と、この上流側導圧管116からの測定流体の圧力と、下流側導圧管117からの測定流体の圧力とを入力して、その差圧を測定する差圧伝送器121とからなる。上流側及び下流側導圧管116、117には元弁119、元弁118、三方弁120が介在されていて、その測定流体の流れ方向を制御できる構成になっている。
三方弁120は、上流側導圧管116に接続したストップ弁122、下流側導圧管117に接続したストップ弁123、上流側導圧管116と下流側導圧管117との間の均圧配管124を介在して接続した均圧弁125とからなる。
【0003】
このような構成からなる配管装置において、測定流体の流れる配管111中にオリフィス115を設置し、その上流側と下流側の圧力を上流側及び下流側導圧管116、117により差圧伝送器121へ導く。
上流側及び下流側導圧管116、117により導かれた圧力の差、即ち、オリフィス115の上流側と下流側の間の差圧を差圧伝送器121により測定し、その差圧から配管111中を流れる流体の流量を導くことができる。
【0004】
【特許文献1】
特開平8−201206号公報 (第3頁 第1図)
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、従来技術で説明した配管装置において、配管のサイズに合わせたオリフィスが必要なため、様々な種類のオリフィスを製作する必要がある。特に大口径になるほどオリフィス製作に必要な費用が大きくなる。
オリフィスを配管に組み込むために、オリフィスを挟み込める形状に配管を変更する必要がある。特に大口径になるほどその工事にかかる費用が大きくなる。
【0006】
又、測定流体中の気泡がオリフィスを通過するため、オリフィスは気泡の影響を受けやすく、流量測定の誤差の原因となりやすいという問題もある。
【0007】
測定流体中の堆積物がオリフィスの部分に留まりやすいため、オリフィスを定期的に清掃する必要がある。特に大口径になるほどその分解、清掃、交換等に必要な工数、費用が大きくなる。
このように、オリフィスによる圧力損失が大きく、系全体の効率が低下し易いという問題がある。
【0008】
従って、オリフィスを使用した流量測定において、測定流体中の気泡の影響を取り除き、安定した測定を得ることができるものとし、又、オリフィスを使用した設備において、その保守、点検、或いは設置に必要な費用、時間を削減できるものとし、更に、オリフィスによる圧力損失を小さくすることにより系全体の効率を上げ、燃料等を削減することによるコストを引き下げることに解決しなければならない課題を有する。
【0009】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために、本発明に係る配管装置及び配管配置方法は、次に示す構成にすることである。
【0010】
(1)配管装置は、測定流体を流すことができる配管と、前記配管の径よりも縮径に形成し且つ所定長さであって両端を開口の筒状に形成した内配管と、前記内配管の内部に設けたオリフィスと、前記オリフィスを境にして、その上流側と下流側に前記内配管に挿通させて設けた上流側及び下流側導圧管と、を備え、前記内配管を、前記配管内部の測定流体の流れに沿った状態で配置し、前記上流側及び下流側導圧管を固定することで前記内配管を前記配管内部の適宜位置に配置固定したことである。
【0011】
(2)又、配管装置は、測定流体を流すことができる流路と、前記流路の深さよりも小さな径で且つ所定長さであって両端を開口の筒状に形成した内配管と、前記内配管の内部に設けたオリフィスと、前記オリフィスを境にして、その上流側と下流側に前記内配管に挿通させて設けた上流側及び下流側導圧管と、を備え、前記内配管を、前記流路の測定流体の流れに沿った状態で配置し、前記上流側及び下流側導圧管を固定することで前記内配管を前記流路の適宜位置に配置固定したことである。
【0012】
(3)配管配置方法は、測定流体を流すことができる配管内に、該配管の径よりも縮径に形成した内配管を配置する第1のステップ、前記配管内に配置した前記内配管内にオリフィスを備え、該オリフィスを境にした上流側と下流側に内配管内の測定流体を導通させる上流側及び下流側導圧管を固定することで、前記内配管を前記配管内に配置固定する第2のステップ、からなる。
【0013】
(4)又、配管配置方法は、測定流体を流すことができる流路内に、該流路の深さよりも小さな径に形成した内配管を配置する第1のステップ、前記流路内に配置した前記内配管内にオリフィスを備え、該オリフィスを境にした上流側と下流側に内配管内の測定流体を導通させる上流側及び下流側導圧管を固定することで、前記内配管を前記流路内に配置固定する第2のステップ、からなる。
【0014】
このように、配管又は流路内に、配管よりも径が小さく又は流路の深さよりも小さくした径にし、且つ配管内部又は流路を流れる測定流体を流すことができるように管の上端及び下端を開口とした筒形状に形成した内配管内部にオリフィスを設置すると共に、このオリフィスの上流側に上流側導圧管を接続し、下流側に下流側導圧管を接続するようにした構成にすることで、測定流体に含まれている気泡がオリフィスに当たる確率を充分少なくすることが可能になる。
又、測定流体に含まれている堆積物を内配管以外の箇所を通り過ぎる確率が高いため、その分、堆積物を取り除く保守、点検等の作業を少なくできる。
【0015】
【発明の実施の形態】
次に、本発明に係る配管装置及び配管配置方法の実施形態について、図面を参照して、以下、説明する。
【0016】
本発明に係る第1の実施形態の配管配置方法を具現化できる配管装置は、図1に示すように、測定流体を流すことができる配管11と、この配管11に設けた一部を開口にし蓋12を備えたフランジ部13と、この配管11内部に配管11の径よりも充分小さく且つ筒形状に形成した上端及び下端を開口とした内配管14と、内配管14に設けたオリフィス15と、オリフィス15の上流側で内配管14内部に連通させた上流側導圧管16と、オリフィス15の下流側で内配管14内部に連通させた下流側導圧管17と、この上流側及び下流側導圧管16、17に元弁18、19、三方弁20を介して接続されている差圧伝送器21とからなる。この上流側及び下流側導圧管16、17には元弁18、19、三方弁20を接続した構成になっており、この元弁18、19、三方弁20は上流側及び下流側導圧管16、17の内部を流れる測定流体を制御する。この上流側及び下流側導圧管16、17は蓋12に固定された構成になっている。
【0017】
内配管14は、配管11の径よりも縮径に形成し且つ所定長さであって両端を開口の筒状に形成してある。この径は、配管11の径に対して充分小さな径にすることで、配管11内部に設置したときに、測定流体の流れに影響を与えることを最小限にすることができる。
更に、この配管11の径よりも充分に小さな径にした内配管14内にオリフィス15を設けた構成にすることで、オリフィス15を設けた内配管14は、配管14の大きさに関係することなく配置することが可能になる。
【0018】
三方弁20は、上流側導圧管16に接続したストップ弁22、下流側導圧管17に接続したストップ弁23、上流側導圧管16と下流側導圧管17との間の均圧配管24を介在して接続した均圧弁25とからなる。
【0019】
このような内配管14及び上流側導圧管16、下流側導圧管17は、フランジ部13の蓋12を開口にして、そのフランジ部13から配管11内部に内配管14を設置すると、上流側及び下流側導圧管16、17がフランジ部13の蓋12で固定されているため、上流側及び下流側導圧管16、17に接続されている内配管14は配管11内部の略中心位置に配置されることになる。
尚、実施例において、配管11内部の中心位置に内配管14を配置した構成になっているがこれに限定されることなく、測定流体の種類や流速等によって配管11内部に設置する位置を適宜変更できることは勿論のことである。
【0020】
以上のように、配管装置は、配管11内部を測定流体が流れており、配管11の内側中心部にオリフィス15が組み込まれている内配管14を設置する。
オリフィス15の上流側・下流側から、上流側及び下流側導圧管16、17により、フランジ部13から配管11の外部にそれぞれの圧力が導かれる。
上流側及び下流側導圧管16、17はフランジ部13を閉塞する蓋12に取付けられており、フランジ部13を蓋12で閉塞することで、内配管14も配管11の中心位置に固定されることになる。
【0021】
上流側及び下流側導圧管16、17を元弁18、19、三方弁20を介して差圧伝送器21に接続することにより、オリフィス15両端の圧力の差、即ち、オリフィス15の上流側と下流側の間の差圧を差圧伝送器21で測定する。
差圧伝送器21で測定された差圧から測定流体の流量を求めることができるのである。
このように動作する配管装置においては、様々な効果を得ることができる。以下、列挙する。
【0022】
(1)配管11のサイズが大きくなっていてもオリフィス15のサイズを小さいままにすることが可能である。従って、大きなオリフィス15を製作しないことによるコストダウンを図ることが可能にある。
【0023】
(2)測定流体中に気泡が混入していても、気泡は内配管14の上側を通り過ぎるため、オリフィス15内に気泡が流れることなく、気泡による流量測定への影響を無くすか、きわめて少なくすることができる。
【0024】
(3)測定流体中の堆積物は内配管14の下側を通り過ぎるため、堆積物がオリフィス15の部分に留まることはなく、堆積物を取り除くための保守、点検作業を行う必要がなくなる。
【0025】
(4)内配管14、オリフィス15を設置する場合は、フランジ部13から入れるだけでよく、設置に必要な作業工数を大幅に削減できる。取り外す場合も同様である。
【0026】
(5)オリフィス15を設置するためには、フランジ部13を設けるだけでよく、配管11を途中で分割するというような配管11の大規模な改造が不要である。
【0027】
(6)特に配管11と比較し、内配管14が小さくできる場合は、オリフィス15による圧力損失も小さくなることにより、系全体の効率を上げることができるのである。
【0028】
次に、本発明の第2の実施形態の配管装置について、図面を参照して、以下説明する。
【0029】
第2の実施形態の配管装置は、図2に示すように、上流側及び下流側導圧管16、17をフランジ部13の蓋12に固定せずに固定金具等により上流側及び下流側導圧管16、17を固定する構造としたものであり、測定流体を流すことができる配管11と、この配管11に設けた一部を開口にすると共に上流側及び下流側導圧管16、17を係止する固定金具26を設けた蓋12を備えたフランジ部13と、この配管11内部に配管11の径よりも充分小さく且つ筒形状に形成した上端及び下端を開口とした内配管14と、内配管14の内部に設けたオリフィス15と、オリフィス15の上流側で内配管14内部に連通させた上流側導圧管16と、オリフィス15の下流側で内配管14内部に連通させた下流側導圧管17と、この上流側及び下流側導圧管16、17に元弁18、19、三方弁20を介して接続されている差圧伝送器21とからなる。この上流側及び下流側導圧管16、17には元弁18、19、三方弁20を接続した構成になっており、この元弁18、19、三方弁20は上流側及び下流側導圧管16、17の内部を流れる測定流体を制御する。
【0030】
フランジ部13の蓋12に設けた固定金具26は、上流側及び下流側導圧管16、17を係止するもので、上流側及び下流側導圧管16、17に接続してある内配管14を配管11内部の適当な位置に配置して、固定金具26で係止すると、内配管14は配管11内部の所望の位置に固定されることになる。
【0031】
このような構成にすることで、内配管14の位置を調整することができることになり、配管11のサイズが変更になっても内配管14を配管11の中心位置又は所望の位置に設置することができ、配管11内を流れる測定流体に即した位置に設置することで精度の良い流量測定が可能になる。
【0032】
次に、本発明の第3の実施形態の配管装置について、図面を参照して説明する。
【0033】
第3の実施形態の配管装置は、図3に示すように、オリフィス15の上流側、下流側にそれぞれ十分な管路長をとる構成にしたもので、測定流体を流すことができる管路の長さを長くした配管11Aと、この配管11Aに設け、一部を開口にすると共にこの開口を閉塞する蓋1を設けたフランジ部13と、この配管11A内部に配管11Aの径よりも充分小さく且つ筒形状に形成した上端及び下端を開口とした内配管14と、内配管14の内部に設けたオリフィス15と、オリフィス15の上流側で内配管14内部に連通させた上流側導圧管16と、オリフィスの下流側で内配管14内部に連通させた下流側導圧管17と、この上流側及び下流側導圧管16、17に元弁18、19、三方弁20を介して接続されている差圧伝送器21とからなる。この上流側及び下流側導圧管16、17には元弁18、19、三方弁20を接続した構成になっており、この元弁18、19、三方弁20は上流側及び下流側導圧管16、17の内部を流れる測定流体を制御する。
【0034】
内配管14は、配管11Aの径よりも縮径に形成し且つ所定長さであって両端を開口の筒状に形成してある。この径は、配管11Aの径に対して充分小さな径にすることで、配管11A内部に設置したときに、測定流体の流れに影響を与えることを最小限にすることができる。
更に、この配管11Aの径よりも充分に小さな径にした内配管14内にオリフィス15を設けた構成にすることで、オリフィス15を設けた内配管14は、配管11Aの大きさに関係することなく配置することが可能になる。
【0035】
このような内配管14及び上流側導圧管16、下流側導圧管17は、フランジ部13の蓋12を開口にして、そのフランジ部13から配管11A内部に内配管14を設置すると、上流側及び下流側導圧管16、17がフランジ部13の蓋12で固定されているため、上流側及び下流側導圧管16、17に接続されている内配管14は配管11内部の略中心位置に配置されることになる。
尚、実施例において、配管11A内部の中心位置に内配管14を配置した構成になっているがこれに限定されることなく、測定流体の種類や流速等によって配管11A内部に設置する位置を適宜変更できることは勿論のことである。
【0036】
次に、本発明の第4の実施形態の配管装置について、図面を参照して、以下説明する。
【0037】
第4の実施形態の配管装置は、図4に示すように、測定流体を流すことができる空中も含んだ開水路である流路11Bと、この流路11Bの深さよりも充分小さな径にし且つ上端及び下端を開口とした筒形状に形成した内配管14と、内配管14の内部に設けたオリフィス15と、オリフィス15の上流側で内配管14内部に連通させて接続してある上流側導圧管16と、オリフィス15の下流側で内配管14内部に連通させて接続してある下流側導圧管17と、この上流側及び下流側導圧管16、17に元弁18、19、三方弁20を介して接続されている差圧伝送器21とからなる。この上流側及び下流側導圧管16、17には元弁18、19、三方弁20を接続した構成になっており、この元弁18、19、三方弁20は上流側及び下流側導圧管16、17の内部を流れる測定流体を制御する。
【0038】
このような構成の配管装置において、内配管14に接続してある上流側及び下流側導圧管16、17を操作して流路11Bの所定の深さ位置に内配管14を配置することで、流路11Bを流れる測定流体を内配管14内部に取り入れ、上流側及び下流側導圧管16、17に測定流体を引き込み、差圧伝送器21に供給することで流路11Bを流れる測定流体の流量を測定することができるのである。
【0039】
次に、本発明の第5の実施形態の配管装置について、図面を参照して、以下説明する。
【0040】
第5の実施形態の配管装置は、図5に示すように、測定流体を流すことができる配管11と、この配管11に設けた一部を開口にし、その開口部分を閉塞する蓋12を設けたフランジ部13と、この配管11内部に配管11の径よりも充分小さく且つ筒形状に形成した上端及び下端を開口とした内配管14と、内配管14の内部に設けたオリフィス15と、オリフィス15の上流側で内配管14内部に連通させて接続した上流側導圧管16と、オリフィス15の下流側で内配管14内部に連通させて接続した下流側導圧管17と、上流側及び下流側導圧管16、17に接続されている元弁18,19を介して差圧伝送器21に接続するリモートシール部27と、リモートシール部27で上流側及び下流側導圧管16、17からの圧力を受け、流量を測定する差圧伝送器21とからなる。
【0041】
内配管14は、配管11の径よりも縮径に形成し且つ所定長さであって両端を開口の筒状に形成してある。この径は、配管11の径に対して充分小さな径にすることで、配管11内部に設置したときに、測定流体の流れに影響を与えることを最小限にすることができる。
更に、この配管11の径よりも充分に小さな径にした内配管14内にオリフィス15を設けた構成にすることで、オリフィス15を設けた内配管14は、配管11の大きさに関係することなく配置することが可能になる。
【0042】
このような構成からなる配管装置において、上流側及び下流側導圧管16、17に接続してあるリモードシール部27は、固定されたものではなく、適宜場所の変更をすることができるため、差圧伝送器21を、一箇所に固定することなく、適宜所望の場所において測定流体の流量を測定することができるのである。
【0043】
【発明の効果】
上記説明したように、本発明に係る配管装置は、配管の径よりも小さな径、又は流路の深さよりも小さな径にした内配管の内部にオリフィスを備えた構成にし、そのオリフィスの上流側と下流側に導圧管を接続して内配管内を流れる測定流体の圧力を得るようにしたことで、例え,配管の径が異なっても、又は流路の深さを異なっても、内配管はそのまま使用することが可能であるので、オリフィスを製作しないことによるコストダウンを図ることができるという効果がある。
【0044】
又、測定流体中に気泡が混入していても、気泡は内配管の上側を通り過ぎるため、オリフィス内に気泡が流れることなく、気泡による流量測定への影響を無くすことができるという効果がある。
【0045】
更に、測定流体中の堆積物は内配管の下側を通り過ぎるため、堆積物がオリフィスの部分に留まることはなく、堆積物を取り除くための保守、点検作業を行う必要がなくなるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る第1の実施形態の配管装置の構成を示すブロック図である。
【図2】本発明に係る第2の実施形態の配管装置の構成を示すブロック図である。
【図3】本発明に係る第3の実施形態の配管装置の構成を示すブロック図である。
【図4】本発明に係る第4の実施形態の配管装置の構成を示すブロック図である。
【図5】本発明に係る第5の実施形態の配管装置の構成を示すブロック図である。
【図6】従来技術における配管装置の構成を示すブロック図である。
【符号の説明】
11 配管
11A 配管
11B 流路
12 蓋
13 フランジ部
14 内配管
15 オリフィス
16 上流側導圧管
17 下流側導圧管
18 元弁
19 元弁
20 三方弁
21 差圧伝送器
26 固定金具
27 リモートシール部。

Claims (4)

  1. 測定流体を流すことができる配管と、
    前記配管の径よりも縮径に形成し且つ所定長さであって両端を開口の筒状に形成した内配管と、
    前記内配管の内部に設けたオリフィスと、
    前記オリフィスを境にして、その上流側と下流側に前記内配管に挿通させて設けた上流側及び下流側導圧管と、
    を備え、
    前記内配管を、前記配管内部の測定流体の流れに沿った状態で配置し、前記上流側及び下流側導圧管を固定することで前記内配管を前記配管内部の適宜位置に配置固定したことを特徴とする配管装置。
  2. 測定流体を流すことができる流路と、
    前記流路の深さよりも小さな径で且つ所定長さであって両端を開口の筒状に形成した内配管と、
    前記内配管の内部に設けたオリフィスと、
    前記オリフィスを境にして、その上流側と下流側に前記内配管に挿通させて設けた上流側及び下流側導圧管と、
    を備え、
    前記内配管を、前記流路の測定流体の流れに沿った状態で配置し、前記上流側及び下流側導圧管を固定することで前記内配管を前記流路の適宜位置に配置固定したことを特徴とする配管装置。
  3. 測定流体を流すことができる配管内に、該配管の径よりも縮径に形成した内配管を配置する第1のステップ、
    前記配管内に配置した前記内配管内にオリフィスを備え、該オリフィスを境にした上流側と下流側に内配管内の測定流体を導通させる上流側及び下流側導圧管を固定することで、前記内配管を前記配管内に配置固定する第2のステップ、
    からなる配管配置方法。
  4. 測定流体を流すことができる流路内に、該流路の深さよりも小さな径に形成した内配管を配置する第1のステップ、
    前記流路内に配置した前記内配管内にオリフィスを備え、該オリフィスを境にした上流側と下流側に内配管内の測定流体を導通させる上流側及び下流側導圧管を固定することで、前記内配管を前記流路内に配置固定する第2のステップ、
    からなる配管配置方法。
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