JP2004279064A - S波を用いた3次元反射法探査データ取得方法 - Google Patents

S波を用いた3次元反射法探査データ取得方法 Download PDF

Info

Publication number
JP2004279064A
JP2004279064A JP2003067142A JP2003067142A JP2004279064A JP 2004279064 A JP2004279064 A JP 2004279064A JP 2003067142 A JP2003067142 A JP 2003067142A JP 2003067142 A JP2003067142 A JP 2003067142A JP 2004279064 A JP2004279064 A JP 2004279064A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
wave
data
vibration
receiving device
dimensional
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2003067142A
Other languages
English (en)
Inventor
Yuzuru Ashida
譲 芦田
Hirokazu Oigo
宏和 太井子
Naoki Kusaka
直樹 日下
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
KINKI CHISHITSU CENTER KK
KINKI CHISHITSU CT KK
Original Assignee
KINKI CHISHITSU CENTER KK
KINKI CHISHITSU CT KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by KINKI CHISHITSU CENTER KK, KINKI CHISHITSU CT KK filed Critical KINKI CHISHITSU CENTER KK
Priority to JP2003067142A priority Critical patent/JP2004279064A/ja
Publication of JP2004279064A publication Critical patent/JP2004279064A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Geophysics And Detection Of Objects (AREA)

Abstract

【課題】弾性波を用いて3次元的な解析結果を得るためには、平行に配置された複数の測線を配置しければならず、位置の異なる複数の発震点が必要となることから、反射波データ取得作業量が2次元探査に対し大幅に増大する。
【解決手段】S波の振動を検出する受振器を所定の間隔で非伸縮性ベルトに複数個直線的に配列した配列ラインを、並列に複数設けたS波受振装置13を設置し、前記受振装置における複数の配列ラインから所定距離離れた位置の地面で、発震板11を用いてS波による振動を加震し、前記S波の地中からの反射波を反射波の受振データを収録し、S波受振装置13、発震板11を重機も用いて牽引・移動することにより、複数の配列ライン及び発震機の移動を行い、加震、反射波の受振データの収録を繰り返すことで、3次元反射法探査データ取得する。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、河川堤防の堤体盛土内部、海岸護岸盛土内部の状況を、弾性波を用いて間接的に診断する弾性波を用いた探査のうち、S波を用いた3次元反射法探査データ取得方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
河川堤防の堤体盛土層内部の状況を、概査的に診断する非破壊探査方法として、従来から、高密度電気探査や地中レーダ探査、弾性波を用いた2次元もしくは3次元反射法探査が行われている。
【0003】
(1)高密度電気探査は、電流電極から地中に電気を流し、別の電極で電位を測定することにより、地下の比抵抗分布を2次元断面的に把握し、地下構造を推定する物理探査手法である。一般に、粘土は砂に比較して比抵抗が小さいため、粘性土や砂質土といった、堤防盛土内部における土質構造の把握に適している。(例えば、特許文献1参照)
【0004】
(2)地中レーダ探査は、VHF帯の周波数300MHz前後の電磁波を地中に送信することによって、地下構造を調査する物理探査手法である。高周波の電磁波を使用するため、分解能に優れ、地中埋設物や空洞等を精度よく、しかも簡便に検出することができる。(例えば、特許文献2参照)
【0005】
(3)弾性波を用いた反射法探査は、所定間隔で直線状に受振器を配置した測線を設置し、その終端に発震点を置き反射波の受振データを取得する。また、探査する範囲に応じて受振器の再配置、発震点の移動を行い、受振器より反射波の受振データを取得する。取得した反射波データを解析することにより、測線下の緩み領域等の地盤状況を、受振器の配置の状態に応じて2次元あるいは3次元的に調べることができる。なお、弾性波を用いた探査は、高密度電気探査や地中レーダ探査に比べ一般的に性能よく地下構造を捉えることができる。
【0006】
【特許文献1】
特開2000−310683号公報(段落番号0002−0005、図1)
【特許文献2】
特開2002−48865号公報(段落番号0002−0004、図5、図6)
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
以上説明した従来の高密度電気探査や地中レーダ探査、弾性波を用いた2次元もしくは3次元反射法探査には以下の問題がある。
(1)高密度電気探査は、水や金属のように、比抵抗の小さい良導体の影響を強く受けるため、盛土層内の含水状態や金属製の埋設物、さらに地上の送電線等により悪影響を受けるという問題がある。また、比抵抗分布のイメージは必ずしも地下構造と一致せず、解析断面の解釈に熟練と経験を要し、探査結果に技術者の能力によるバラツキが生じるという問題がある。さらに、堤防の天端や小段がアスファルト等によって舗装されている場合には、電極を打ち込むための特別な処置を必要とするという問題がある。
【0008】
(2)地中レーダ探査は、送信源として用いる電磁波のエネルギー的な制約から、探査深度がおおむね2m以浅に限られるので、高さ2mより低い堤防にしか適用できないという問題がある。また、電磁波は誘電率の高い水や良導体である金属の影響により変形しやすい性質があるため、地下水や金属製の埋設物によって探査結果が大きく歪められるという問題がある。
【0009】
(3)弾性波を用いた2次元反射法探査は、受振測線と発震測線は、同一線上に設置して、測線直下の地下構造を調査する。このとき、側方からの反射波は、地下の構造情報を有しているにもかかわらず、取得したデータ内においてノイズとして扱われる。このため、有意な地下情報を解釈するのに、専門的なノウハウが必要となるという問題がある。また、測線下の2次元的な地下構造しか得られず、限定的な地下構造情報しか得られないという問題もある。
【0010】
一方、弾性波を用いた3次元反射法探査では、通常、複数の受振器からなる測線を平行に配置するため、側方からの反射波も利用でき、弾性波を用いた2次元反射法探査での問題点を解決でき、かつ3次元的な地下構造情報を得ることができる。しかしながら、3次元的な解析結果を得るためには、平行に配置された複数の測線を配置しければならないこと、位置の異なる発信点が複数必要となること、から現場での反射波データ取得作業量が2次元反射法探査に対し大幅に増大する、という問題がある。
【0011】
本発明は、上記問題点に鑑みてなされたもので、探査領域での反射波の受振データ取得作業の簡素化を図ることのできるS波を用いた3次元反射法探査データ取得方法を提供することを目的とする。また、本発明は、弾性波を用いた反射法探査のもつデータ品質を低下させることなく3次元反射法探査データが取得できるS波を用いた3次元反射法探査データ取得方法を提供することを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】
この発明は、上述した課題を解決すべく、なされたもので、本発明のS波を用いた3次元反射法探査データ取得方法においては、
S波の振動を検出する受振器(例えば、実施の形態の受振器ユニット33)を所定の間隔で非伸縮性ベルトに複数個直線的に配列した配列ラインを、並列に複数設けた受振装置を設置し(例えば、実施の形態におけるS波受振装置13)、
前記受振装置における複数の配列ラインから所定距離離れた位置の地面で、牽引手段付き発震機(例えば、実施の形態におけるミニバックホー(商標:以下では省略)12と発震板11)を用いて、S波による振動を加震し、
前記S波の地中からの反射波を前記受振器により受振し、
該反射波の受振データを収録し、
前記受振装置を前記牽引手段付き発震機により牽引することにより、該複数の配列ライン及び発震機の移動を行い、加震、反射波の受振データの収録を繰り返すことで、3次元反射法探査データを取得する
ことを特徴とする。
【0013】
受振器を所定の間隔で非伸縮性ベルトに複数個直線的に配列した配列ラインを並列に複数設けることで、受振器の設置が容易となる。例えば、発震機で、受振装置をほぼ直線方向に牽引するのみで、探査領域に対して受振器を所定位置に容易に配置することができ、3次元解析のために必要となる反射波の受振データを収録する際の作業量を大幅に減らすことができる。さらに、受振装置の移動の際に発震機で牽引することで、複数設けられた配列ラインの移動設置も容易となる。なお、S波は波長が短いことから、S波を用いることで高解像度の3次元解析が可能となる。
【0014】
また、本発明のS波を用いた3次元反射法探査データ取得方法においては、前記複数の配列ラインを4本とし、前記発震機による加震は複数の配列ラインの端部を結ぶ直線に対して所定距離離れた平行線上に於いて、異なる3点の位置で加震することを特徴とする。
【0015】
これにより、従来の弾性波を用いた2次元反射法探査では、探査できなかったより小さな空洞も効率よく探査できるようになる。また、側方からの反射データもノイズとして扱う必要がなく、本発明を堤防に適用した場合、堤防盛層土内の状況や構造の把握に有効に適用できる。なお、探査領域を考慮して、配列ラインを可能な範囲で最大限に増やし、加震する位置を取得するデータの品質が維持できる範囲で可能な限り減らすことにより、S波を用いた3次元反射法探査データ取得作業を効率的に行える。
【0016】
例えば、3次元反射法探査データの品質を維持するために、配列ラインを2本から4本にする代わりに、加震を行う発震点を5点から3点に減らした場合、配列ラインの牽引による設置作業量は変わることなく、加震のための作業量は約3/5に減らすことができる。
【0017】
また、本発明のS波を用いた3次元反射法探査データ取得方法においては、前記受振装置と前記発震機は、前記牽引手段付き発震機により略1[m]間隔で移動させながら測定を行うことを特徴とする。
【0018】
これにより、堤防の天端や小段のような長尺状の探査領域において3次元反射法探査データ取得を行う際に、比較的早く広い範囲にわたって、3次元反射法探査としての品質を低下させることなく経済的に探査を行える。また、移動間隔を取得するデータの品質が維持できる範囲で広げることで、S波を用いた3次元反射法探査データ取得を効率的に行える。
【0019】
例えば、配列ラインが2本、発震点が5点、受振装置の移動距離が略0.5mとほぼ同等の3次元反射法探査データを取得しようとすると、配列ラインが4本、発震点が3点の場合には、受振装置の移動距離を略1mとすることができる。この場合、移動に関する作業量は約1/2に減らすことができる。従って、配列ラインが2本、発震点が5点、受振装置の移動距離が略0.5mの場合の作業量と比較すると、作業量を約3/10(=3/5×1/2)に減らすことができる。
【0020】
また、本発明のS波を用いた3次元反射法探査データ取得方法においては、受振器の配置間隔および発震点間隔を略50cmとし、最小ビンサイズを略25cmとすることを特徴とする。
【0021】
これにより、堤防の一般的な大きさや、構造物の大きさに適合した探査が効率的に行える。
【0022】
【発明の実施の形態】
S波を用いた3次元反射法探査(3次元S波反射法探査)はP波反射法探査と比べて、用いるS波の弾性波速度がP波と比べて遅いという特性から同一周波数成分の観測が可能な場合、高分解能化を図ることが可能になる。また、3次元反射法探査は、2次元探査ではその存在位置や存在形態の特定が困難な構造や形状の埋設物を高精度で調べることができる。また、S波を用いることで、深度10m程度までの地盤浅層部を対象とする土木分野への適用が容易となる。
【0023】
前述の通り、2次元探査では、受振器ユニット測線と発震測線は同一線上に設定されるため、測線直下の地下構造を調査することになる。すなわち、側方からの反射波は地下の情報を有しているにも拘わらず、記録上ではノイズとして扱われる。これに対し、以下で説明する3次元反射法探査では反射点を面的に分布させるとともに、全方位からの反射波を取り扱うことにより、地下の3次元的な構造を詳細に調査することが可能になる。
【0024】
以下、本発明のS波を用いた3次元反射法探査データを取得方法の実施の形態について、図面を参照して説明する。
【0025】
図1は、示すS波を用いた3次元反射法探査データの取得の概要を説明するための図である。図1の例では、ミニバックホー12などの重機を利用して、発震板11を横から打撃しS波を発震させ、該S波の地中からの反射波をS波受振装置13上の受振器ユニット33で受振し、信号ケーブル34を通して観測車35で3次元解析用の受振データを収録する。
【0026】
本探査データ取得方法において用いる探査装置(探査システム)は、S波受振装置13と、重機であるミニバックホー12および発震板13からなる発震機と、図2に示す観測装置35aとにより構成される。また、S波を用いた3次元反射法探査データの取得を効率よくするために、探査装置は、観測装置35aを搭載した観測車35をさらに備えることが好ましい。
【0027】
(1)S波受振装置の概要
S波を用いた探査は、反射法地震探査の手法を、陸上のごく浅層部に適用できるように開発された技術である。探査深度は、地盤・地質条件により異なるが、一般的に深度2、3mから深度50m程度である。従来の陸上探査では、受振器ユニットは各個が独立したものとして使用され、展開の移動に際しては各受振器ユニットを別々に移動させる必要があった。このため、精度を上げる目的で移動間隔を狭くすると、作業量が膨大となり、観測にかなりの日数を要してしまう問題があった。S波受振装置は、この点を改良する目的で開発されたもので、例えば図2に示すように、96チャネル(ch)の受振器ユニット33を非伸縮性ベルト31上に一定間隔(X)で取り付ける。このベルトを曳くことにより一度に、しかも容易に受振器ユニット33の展開移動を行うことができる。S波受振装置13は、受振器ユニットの固定に自重を用いるため地表面が整地されている必要がある。また、各受振器ユニットがベルトでつながっているため測線上に障害物があると使用できない。しかし、堤防に天端や小段は一般に平坦で障害物がないので、若干の整地や草刈りを行えば使用可能である。
【0028】
図2に示したS波受振装置13の構成例では、4本の並列な非伸縮性のベルト31により構成され、各ベルト31には、略0.5[m]間隔で24個の受振器ユニット33が配置されており、各受振器ユニットが1受振点となる。また、各ベルト31の間隔は、0.5〜0.7[m]とする。受振器ユニット33の信号は信号ケーブル34を通して観測車35内の観測装置(探鉱機など)35aに接続される。なお、平行する4本のベルト31は、接続板32により固定されているが、この接続板32を取り外してベルト31を1本ごとに分解できる構成となっている。なお、ベルト31上の受振器ユニット33の間隔や各ベルト31間の間隔は、探査深度、解析の際に必要とする解像度により決定される。また、各ベルト31の間隔は、解析を容易にするために、おおよそ等間隔とすることが好ましい。なお、各ベルト31上の受振器ユニット33の個数は、観測装置35aの同時に反射波の受振データを収録可能なチャンネル数が96個(=24個×4ライン)の場合を想定して定めた個数であり、これに限定されるものではない。また、S波受振装置13を構成するベルト31の本数は、探査領域の横幅、解析の際に必要となる解像度、および、必要となる解像度から決定されるベルト31間の間隔等により決定することもできる。
【0029】
(2)発震機
ミニバックホー12と発震板11を備えた発震機の構成を図3を用いて説明する。図3(a)は、S波受振装置13の測線方向側から見た発震機の側面図であり、図3(b)は、発震板11をミニバックホー12側から見た正面図である。発震板11は、栗材等の硬質の木材からなる板材25、板材25の側面から打撃を与えるためのエアハンマー26、板材25の側面に対して所定間隔を空けてエアハンマー26を固定する取付けアーム28により構成される。板材25、エアハンマー26、取付けアーム28は、ボルト等の取付け具により固定される。ここで、板材25は、打撃エネルギーの損失を出来るだけ少なくするために硬質の木材を使用することが好ましい。板材25のサイズは、おおよそ、縦25cm、横50cm、高さ18cmとする、なお、板材25の材質(金属を含む)、サイズは、探査のために必要とする周波数に応じて選定する。また、エアハンマー26による板材25の打撃面には、単位時間あたりのエネルギーである打撃エネルギー効率を高めるために、鉄板27で被覆することが好ましい。この場合、鉄板27は、板材25に対しボルト等の取付け具により固定する。
【0030】
エアハンマー26は、打撃効率が良く、打撃エネルギーの大きいピストン先端26aがエアハンマー26のシリンダから突出した機種(例えば、エアノッカー(商標):セイシン企業製)を用いることが好ましい。なお、エアハンマー26は、高圧ガスを内部に充填し、十分に高圧ガスが充填された時点で、電磁弁により高圧ガスを開放することにより、ピストンが移動する構造を備えている。
【0031】
ミニバックホー12は、移動のための無限軌道のほか、エアハンマー26に高圧ガスを充填するための高圧ボンベ21と、高圧ボンベ21とエアハンマー26を接続する高圧ホース22と、エアハンマー26のピストンを動作させるための電磁弁スイッチ装置23をさらに備える。図3に示すように、ミニバックホー12のショベル部30と、発震板11の取付けアーム28とは、ボルト等の取付け具29により接続されている。これにより、ミニバックホー12のアームの動作により、発震板11の移動、すなわち発震点の移動が可能となる。
【0032】
また、ミニバックホー12とS波受振装置13とは、図3において図示しないワイア等で接続または接続可能とされる。これにより、ミニバックホー12の移動により、S波受振装置13が牽引され、ミニバックホー12の移動すなわち発震板11の移動とS波受振装置13の移動が同時に行える。
【0033】
発震板11を用いたS波の発震手順は以下のようになる。
【0034】
A:ミニバックホー12のアームの動作により発震板11を第1の発震点に移動・固定する。発震板11の固定はアームのショベル部30を介して発震板11を地表に押し付けることにより行う。
【0035】
B:エアハンマー11に十分に高圧ガスが充填された時点で、ミニバックホー12の電磁弁スイッチ装置21により電磁弁を動作させる。これにより、エアハンマー26が板材25を打撃し、S波が発生する。電磁弁スイッチ装置21の操作は、観測車35内の観測装置35aの操作者の合図によりミニバックホー12の操作者が操作することが、観測装置35aによる反射波の受振データの収録を確実に出来ることから好ましい。電磁弁スイッチ装置21が無線コントロール可能であれば、観測車35内の観測装置35aの操作者が無線信号により電磁弁スイッチ装置21を動作させてもよい。
【0036】
C:Bの動作を必要回数繰り返す。
【0037】
D:ミニバックホー12のアームの動作により発震板11を第2の発震点に移動・固定し、手順B,Cを行う。
【0038】
E:ミニバックホー12のアームの動作により発震板11を第3の発震点に移動・固定し、手順B,Cを行う。
【0039】
F:ミニバックホー12のアームを上げ、ミニバックホー12を後退させることで、S波受振装置13を牽引して次の測定地点にS波受振装置13および発震板11を移動する。
【0040】
ここで、発震位置である第1〜第3の発震点は、ミニバックホー12側にあるS波受振装置13の端部からほぼ同距離の位置であって、ミニバックホー12と前述の端部との間の3点とする。これら3点は、非伸縮性ベルトが4本の場合、S波受振装置13による測線方向に直交する直線上の3点で、S波受振装置13に対向して、ほぼ中央と、その両端とすることが、データ品質を低下させることなく3次元反射法探査データを効率よく取得できるという点で好ましい。また、3点の発震位置は、ミニバックホー12を移動させることなく、ミニバックホー12のアーム移動のみで発震板11を移動できる範囲内であることが作業効率の点で好ましい。
【0041】
(3)CMP重合によるデータの取得
S波受振装置13を用いて、3次元反射法探査を行う場合は、図4の発震と受振の概念を示す図のように、堤防の天端上にS波受振装置13を配置し、受振測線と発震測線がおおむね同一線上になるように発震板11を配置し、配置された発震板11を横から打撃して堤防天端の表面に振動(S波:横波)を与え、堤防盛土内の空洞16や亀裂17からの反射波をS波受振装置13の受振器ユニット13aで受振し、受振したデータを観測車35内の観測装置35aで収集し、収集したデータを解析して、空洞16や亀裂17の有無を探査する。
【0042】
また、図5はS波受振装置13によるについて説明するための図である。以下では、理解しやすいように2次元探査を例にして説明しているが、3次元反射法探査においても受振データ取得のための基本的な概念は同様である。
受振データの取得は、図5に示すようにS波受振装置13と発震源Sとを順次移動させながら、所定の範囲の測定を行う。
【0043】
受振器ユニットの受振データは、観測装置などのデータ収録装置で収集されCMP重合法によりそのデータが処理される。CMP重合法の原理についてよく知られているが、概要を説明する。地下からの反射波の信号は微弱なため、1回の発震に対して単一の受振点を設けるだけでは、信号がノイズに埋没して明瞭な反射記録が得られないことが多い。そこで、反射法探査では、1回の発震につき、多数の点で同時に受振記録をとり、S/N比の向上が図られている。このようにマルチチャネル方式で記録された受振記録は、CMP重合という方法を用いてデータ処理される。この原理の概要について、2次元探査を例にして説明する。
【0044】
受振点間隔および発震点間隔を一定に保った状態で取得された反射記録から、図6(a)に示すように、発震点をS1〜S6、受振点をR1〜R6とし、地下のある同一の反射点(共通反射点D)とすると、発震・受振点間距離(オフセット距離)の差に応じて、図6(b)に示す伝播経路の異なる複数の反射記録が抽出される(CMPアンサンブル)。次に、オフセット距離の違いによる走時を補正[NMO補正]することにより、オフセット距離ゼロ、すなわち共通反射点Dと直上の地表面とを結ぶ鉛直線上の記録に置き換えることができる(図(c))。最後に、これらの各記録をたし合わせることにより、反射波が強調されたCMPトレースと呼ばれる一つの記録に集約される(図(d))。このとき、CMPトレースを作るためにたし合わせたCMPアンサンブルの記録数を、CMP重合数という。
【0045】
3次元反射法探査の場合のCMP重合法も、原理的には2次元探査のときと同様であるが、共通反射点Dに相当するものはビンとよばれ、一定の面積を有するところが2次元探査場合異なる。ビンは等間隔の格子状に区切られ、同一のビンに入る反射記録がCMPアンサンブルを構成し、その記録数がCMP重合数となる。
【0046】
(4)本例におけるS波受振装置の仕様
本例における探査データ取得に使用する標準的な仕様について以下にまとめておく。
【0047】
Figure 2004279064
【0048】
[堤防内探査の手順の説明]
以上、3次元S波反射法探査について説明したが、以下に、測定データの取得と測定データの解析の手順について説明する。
【0049】
図7は、堤防内探査の手順を示すフローチャートその1であり、測定作業の準備から測定作業までの手順について示したものである。以下、図7を基に、その手順について説明する。
【0050】
(1)最初に、調査対象となる堤防を決定する(ステップS1)。
【0051】
(2)次に、調査測線を決定する(ステップS2)。すなわち、堤防の天端および小段の縦断方向を選定する。続いて、調査測線の測量作業を行う(ステップS3)。
【0052】
(3)受振器ユニットの設置、すなわちS波受振装置13の組立作業を行う(ステップS4)。受振器ユニット33は96ユニットを使用する。4本のベルトの後半部にそれぞれ24ユニットずつ受振器ユニットを設置し(50cm間隔)、ベルトを一定間隔に広げることにより、受振点間隔50cm、チャネル数24の受振測線を4本設定する(総チャネル数96)。
【0053】
最大オフセット(発震点−受振点の最大距離)は、最小オフセットを1mとした場合、12.5mとなる。一般的に浅層反射法探査では、最大オフセットの目安は可探深度程度とされている。堤防探査の場合、可探深度は最大20m程度であることから、最大オフセット12.5mは一般的な浅層反射法における目安に比べて小さく設定されていることになる。一定程度のオフセットを確保するのは、深度方向の解析精度を上げるためであるが、軟弱層のようにS波の水平速度の変化が激しい所では、最大オフセットを必要以上に大きくとると解析精度にバラツキが生じることが指摘されている。堤防の盛土層は一般に複雑な築堤履歴を持つため、S波速度は水平方向に変化する。また、沖積平野に築堤された堤防では、その下位の基礎地盤は一般に軟弱である。さらに、堤防は外形や周囲の状況から、自然地盤の地下に比べ深度方向の情報を把握しやすいので、深度方向の解析精度向上のために、最大可探深度まで最大オフセットを大きくする必要性は少ないと判断される。このため、堤防探査に特化した探査手法として、最大可探深度に対する最大オフセット12.5m程度を採用する。
【0054】
(4)発震機及び測定本部を設置する(ステップS5、S6)。
【0055】
(5)その後データ取得作業に入る(ステップS7)。この測定におけるデータ取得には鉛直重合機能が使用される。1発震点につき4〜8回測定を行い、これらの波形記録を鉛直重合することによりS/N比の向上を図る。S波受振装置13の移動は1mごとに発震機となるミニバックホー12で牽引して行う。
【0056】
データ取得において、微弱な反射波の受振信号のS/N比を向上させるため、同一発震点において発震を複数回繰り返し、これらを寄せ集める操作を行う。この操作は鉛直重合と呼ばれ、陸上探査のようにノイズの影響を被りやすいところでは、S/N比向上のために必要不可欠な手法となっている。通常の観測装置には鉛直重合機能が装備されていて、鉛直重合回数を設定しておくと、重合を重ねる度に波形データが自動的に加算され、最終的に1発震点につき1データファイルが作成される。
【0057】
ここで、発震点は、ミニバックホー12側にあるS波受振装置13からほぼ同距離の位置の複数点(例えば、3点)とする。
【0058】
震源がS波の場合には、受振測線に対して直角方向に振動するSH波を発震させる。このとき、発震板を右から打撃する場合と左から打撃する場合とで、SH波の極性は逆転する。このように極性が逆転する場合には、通常の重合機能を使用すると反射信号が相殺されるため、データ取得の段階では、右打ちと左打ちの場合とで、それぞれ別個のファイルを作成し、データ処理の段階で1つのファイルに合成していた。これは、データ取得に2倍のファイル転送時間を要し、作業効率を低下させる要因となっていた。そこで、本例では、極性が逆転した波形データについては、自動的に極性を正常に戻す機能を付加することにより、従来通りの鉛直重合が行えるようにしている。
【0059】
また、通常の探鉱機の鉛直重合機能は、ショットデータを加算した後モニタで波形をチェックするという方式が採用されている。このときのショットデータが大きいノイズを含んだ場合、このデータだけを除去し一つ前の段階に戻すことができず、鉛直重合を最初からやり直さなければならない。陸上探査の場合には、このようなことがしばしば発生するが、これも現場作業効率を低下させる一要因になっている。もちろん、自動加算機能は解除できるが、この場合は、すべてマニュアルによる選択となり、データ取得に遙かに時間がかかる。本例では、自動加算機能を使用している場合でも、ノイズを含んだデータだけを除去し一つ前の段階に戻すことができるようにしている。
【0060】
また、図8は、データ解析作業の流れを説明するための図である。以下、図8を基に、本例における標準的なデータ解析作業の流れについて説明する。
【0061】
(1)最初に、測定データのフォーマット変換を行う(ステップS11)。すなわち、収録されたデータを以降の処理のために解析用のフォーマットに変換する。この際、不良データの削除や、TB補正も行う。
【0062】
(2)次に、振幅補償を行う(ステップS12)。振幅減少の効果を補償し、記録振幅の一様性を回復するために、振幅補償を適用する。また、スライディングベロシティ機能により、受振前のノイズの影響をなくす。
【0063】
(3)帯域通過フィルタによりフィルタリングを行う(ステップS13)。データの中から適切な周波数成分を取り出すことと、ノイズ除去を目的として高周波及び低周波成分を除去する。S波反射法探査では40〜120Hzが有用な周波数成分となる。
【0064】
(4)スパイキングデコンボリューションを実行する(ステップS14)。多重反射やゴーストなどにより変形を受けた波形を修正し、反射面をより鮮明に浮き立たせる。
【0065】
(5)速度解析を行う(ステップS15)。測線でいくつかのCMPポイントを選んで、重合速度を決定する。
【0066】
(6)MNO補正を行う(ステップS16)。それから、CMP重合を行う(ステップS17)。
【0067】
(7)FKデコンボリューションを実行(ステップS17)。微弱な反射信号とノイズを分離するための予測フィルタで相対的にS/N比を向上させる。それから、CMPトレースに対して、再度帯域通過フィルタによりフィルタリングを行う(ステップS19)。
【0068】
(8)それから、レベル測量および重合速度をもとに深度変換速度を決めて、深度変換を施す(ステップS20)。それから、解析結果をモニタ画面上に表示し解釈・検討を行う。図9は、実堤防にて取得した3次元反射法探査データを用いて解析した3次元反射法探査結果の一例を示す図である。図9において、3次元反射法探査結果の表示例とともに、理解しやすいように探査領域の構造の概要を示した図も重ねて示している。3次元反射法探査結果は、深さ15.0mまでの解析結果を示しており、この実堤防は堤防天端の幅が約1.75m、高さが約7.0mで、探査領域の長さが約65mである。また、探査領域として、堤防天端の長さ方向に直交する方向に樋管が存在する領域が選択されている。解析結果より、樋管の頂部を示す反射イベントが認められるとともに、堤防盛土層と基礎地盤との境界における反射イベントも認められる。
【0069】
なお、上記フローチャートでは説明しなかったが、堤防の天端といえども標高変化を有しており、実際の地下構造の形態を正確に知るためには、地表面の標高変化を補正することが必要な場合もある。
【0070】
最後に、本発明による観測装置35aについて説明する。図10は、本発明による観測装置35aの構成例を示す図であり、本発明に直接関係する部分のみを示したものである。図10において、35aは観測装置、102は観測装置35a全体を制御する制御部、103はROM、104はRAM、105は測定データを表示するモニタ装置、106は重合データを一つ前の状態に戻す1回分データキャンセル指示スイッチ、107は受振器ユニットを接続するケーブル接続部、110は処理プログラム部、111は処理プログラム部内の重合処理部、112は1回分データキャンセル処理部、113はS波極性判定処理部を示している。図10に示した観測装置35aでは、従来の観測装置と比較して、1回分データキャンセル処理部112とS波極性判定処理部113が新たに追加された点に特徴がある。
【0071】
以下、処理プログラム部110内の各処理部に機能について説明する。
・重合処理部111は、受振器ユニット33からの受振した測定データの鉛直重合処理を行う。
【0072】
・1回分データキャンセル処理部112は、観測装置35aで自動加算機能を使用し重合処理を行いデータ測定中であっても、1回分データキャンセル指示スイッチ106からの指示により、ノイズを含んだ1回分のデータだけを除去し一つ前の段階に戻す処理を行う。
【0073】
・S波極性判定処理部113は、極性が逆転した波形データについては、自動的に極性を正常に戻し、従来通りの鉛直重合が行えるように処理を行う。
【0074】
なお、本発明の実施の形態において、実施箇所としては、河川堤防を想定して説明を行っているが、基本的にこの方法を他の類似箇所に応用することが可能である。河川堤防は土木工学的に言えば人工の盛土体であるが、同様な盛土体で内部状況の把握が必要なのもについては、本発明を適用することができる。このような類似箇所としては、たとえば、道路盛土体やため池の堤体、小規模なフィルダム堤体、海岸の護岸などが考えられる。
【0075】
以上、本発明の実施の形態について説明したが、本発明は、上述の図示例にのみ限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において種々変更を加え得ることは勿論である。
【0076】
たとえば、本実施の形態では、S波受振装置13を、堤防縦断方向等に発震機の牽引により展開移動を行う受振器移動式探査手法を中心に説明した。しかし、これに限らず、受振器を固定する受振器固定式探査手法にも適用できる。受振器固定式探査手法では、例えば、観測装置が96チャネルを備える場合、略0.5m間隔で48個の受振器ユニット33を搭載した非伸縮性ベルト31を2本、または、略0.5m間隔で24個の受振器ユニット33を搭載した非伸縮性ベルト31を4本、あるいは、略1m間隔で24個の受振器ユニット33を搭載した非伸縮性ベルト31を4本用いる。これらベルトを等間隔に並列配置して受振点ラインを設けることにより測線を設定する。この測線設定の際に、S波受振装置13を利用すると効率的な測線設定が出来る。続いて、測線に並行する発震点ラインを設定する。このとき、発震点ラインおよび受振点ラインの配置は、CMP重合法に合致するレイアウトを採用する。発震は、発震点ラインに沿って一定間隔で行い、1発震点につき、96チャネル(=48×2;=24×4)のデータを同時に取得する。なお、発震点での加震において、本発明の発震機を用いることで発震作業を効率的に行える。以上の受振点・発震点配置を1展開分(CMPレイアウト単位)として、このレイアウトエリアの端部を部分的にオーバーラップさせながら展開移動を行い、探査領域全体の測定を行う。この展開移動の際に、S波受振装置13を本発明の発震機で牽引することで、移動を容易にできる。
【0077】
【発明の効果】
以上の如く本発明のS波を用いた3次元反射法探査データ取得方法では、S波の振動を検出する受振器を所定の間隔で非伸縮性ベルトに複数個直線的に配列した配列ラインを、並列に複数設けた受振装置を設置し、前記受振装置における複数の配列ラインの端部から所定距離離れた位置の地面で、牽引手段付き発震機を用いてS波による振動を加震し、前記S波の地中からの反射波を前記受振器により受振し、該反射波の受振データを収録し、前記受振装置を前記牽引手段付き発震機により牽引することにより、該複数の配列ライン及び発震機の移動を行い、加震、反射波の受振データの収録を繰り返すことで、3次元反射法探査データ取得する。これにより、受振器を所定の間隔で非伸縮性ベルトに複数個直線的に配列した配列ラインを並列に複数設けることで、受振器の設置が容易となる。例えば、発震機で、受振装置をほぼ直線方向に牽引するのみで、探査領域に対して受振器を格子状の位置等に配置することができ、3次元解析のために必要となる反射波の受振データを収録することができる。さらに、受振装置の移動の際に発震機で牽引することで、複数設けられた配列ラインの移動設置も容易となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】S波を用いた3次元反射法探査データの取得の例を示す図である。
【図2】S波を用いた3次元反射法探査データ取得のための探査装置の構成例を示す図である。
【図3】発震機を説明するための図である。
【図4】発震と受振の概念を示す図である。
【図5】S波反射法探査による受振データの取得について説明するための図である。
【図6】CMP重合法の原理について説明するための図である。
【図7】堤防内探査の手順を示すフローチャートその1である。
【図8】堤防内探査の手順を示すフローチャートその2である。
【図9】実堤防における3次元反射法探査結果の一例を示す図である。
【図10】本発明による観測装置の構成例を示す図である。
【符号の説明】
11 発震板
12 ミニバックホー
13 S波受振装置
31 非伸縮性ベルト
32 接続板
33 受振器ユニット
34 信号ケーブル
35 観測車
35a 観測装置
102 制御部
103 ROM
104 RAM
105 モニタ表示装置
106 1回分データキャンセル指示スイッチ
107 ケーブル接続部
110 処理プログラム部
111 重合処理部
112 1回分データキャンセル処理部
113 S波極性判定処理部

Claims (1)

  1. S波の振動を検出する受振器を所定の間隔で非伸縮性ベルトに複数個直線的に配列した配列ラインを、並列に複数設けた受振装置を設置し、
    前記受振装置における複数の配列ラインから所定距離離れた位置の地面で、牽引手段付き発震機を用いてS波による振動を加震し、
    前記S波の地中からの反射波を前記受振器により受振し、
    該反射波の受振データを収録し、
    前記受振装置を前記牽引手段付き発震機により牽引することにより、該複数の配列ライン及び発震機の移動を行い、加震、反射波の受振データの収録を繰り返すことで、3次元反射法探査データを取得する
    ことを特徴とするS波を用いた3次元反射法探査データ取得方法。
JP2003067142A 2003-03-12 2003-03-12 S波を用いた3次元反射法探査データ取得方法 Pending JP2004279064A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2003067142A JP2004279064A (ja) 2003-03-12 2003-03-12 S波を用いた3次元反射法探査データ取得方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2003067142A JP2004279064A (ja) 2003-03-12 2003-03-12 S波を用いた3次元反射法探査データ取得方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2004279064A true JP2004279064A (ja) 2004-10-07

Family

ID=33284844

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2003067142A Pending JP2004279064A (ja) 2003-03-12 2003-03-12 S波を用いた3次元反射法探査データ取得方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2004279064A (ja)

Cited By (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006266866A (ja) * 2005-03-24 2006-10-05 Chikyu Kagaku Sogo Kenkyusho:Kk 地中内観測システムおよび地中内観測方法
KR100838690B1 (ko) * 2006-12-04 2008-06-16 (주) 소암컨설턴트 에스빔 에너지 방사형 변조방법
JP2009025104A (ja) * 2007-07-18 2009-02-05 Tokyo Electric Power Co Inc:The 反射法探査システム
JP2010008196A (ja) * 2008-06-26 2010-01-14 Sanko Consultant Kk S波反射法地震探査
CN102692638A (zh) * 2012-06-21 2012-09-26 山东大学 钻爆法施工爆破震动超宽频带信号接收检波器及使用方法
JP5636585B1 (ja) * 2013-11-22 2014-12-10 独立行政法人農業・食品産業技術総合研究機構 地震計を用いた堤体の診断方法
JP2019178940A (ja) * 2018-03-30 2019-10-17 株式会社Ihi 物理探査方法及び物理探査装置
JP2022538303A (ja) * 2019-06-28 2022-09-01 フラウンホーファー-ゲゼルシャフト・ツール・フェルデルング・デル・アンゲヴァンテン・フォルシュング・アインゲトラーゲネル・フェライン 海底に埋在する1つ又は複数の物体を検出するための方法、装置、及びコンピュータプログラム
WO2022210338A1 (ja) * 2021-03-31 2022-10-06 株式会社Preferred Networks 推定装置

Cited By (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006266866A (ja) * 2005-03-24 2006-10-05 Chikyu Kagaku Sogo Kenkyusho:Kk 地中内観測システムおよび地中内観測方法
KR100838690B1 (ko) * 2006-12-04 2008-06-16 (주) 소암컨설턴트 에스빔 에너지 방사형 변조방법
JP2009025104A (ja) * 2007-07-18 2009-02-05 Tokyo Electric Power Co Inc:The 反射法探査システム
JP2010008196A (ja) * 2008-06-26 2010-01-14 Sanko Consultant Kk S波反射法地震探査
CN102692638A (zh) * 2012-06-21 2012-09-26 山东大学 钻爆法施工爆破震动超宽频带信号接收检波器及使用方法
JP5636585B1 (ja) * 2013-11-22 2014-12-10 独立行政法人農業・食品産業技術総合研究機構 地震計を用いた堤体の診断方法
JP2019178940A (ja) * 2018-03-30 2019-10-17 株式会社Ihi 物理探査方法及び物理探査装置
JP7090841B2 (ja) 2018-03-30 2022-06-27 株式会社Ihi 物理探査方法及び物理探査装置
JP2022538303A (ja) * 2019-06-28 2022-09-01 フラウンホーファー-ゲゼルシャフト・ツール・フェルデルング・デル・アンゲヴァンテン・フォルシュング・アインゲトラーゲネル・フェライン 海底に埋在する1つ又は複数の物体を検出するための方法、装置、及びコンピュータプログラム
JP7295979B2 (ja) 2019-06-28 2023-06-21 フラウンホーファー-ゲゼルシャフト・ツール・フェルデルング・デル・アンゲヴァンテン・フォルシュング・アインゲトラーゲネル・フェライン 海底に埋在する1つ又は複数の物体を検出するための方法、装置、及びコンピュータプログラム
WO2022210338A1 (ja) * 2021-03-31 2022-10-06 株式会社Preferred Networks 推定装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
Ghose et al. Shallow to very shallow, high-resolution reflection seismic using a portable vibrator system
US6532190B2 (en) Seismic sensor array
Hack Geophysics for slope stability
Polom et al. Surveying near-surface depocentres by means of shear wave seismics
Inazaki High-resolution seismic reflection surveying at paved areas using an S-wave type land streamer
Amoroso et al. The first Italian blast-induced liquefaction test 1 (Mirabello, Emilia-Romagna, Italy): Description of the experiment and preliminary results
CN106324683A (zh) 用于地铁盾构隧道前方孤石探测的声波装置及方法
JP2004279064A (ja) S波を用いた3次元反射法探査データ取得方法
KR100365140B1 (ko) 지피알 시스템을 이용한 지하매설물 탐측장치
Richter et al. Comparison of pneumatic impact and magnetostrictive vibrator sources for near surface seismic imaging in geotechnical environments
Liu et al. A borehole multifrequency acoustic wave system for karst detection near piles
Ulugergerli et al. Detection of cavities in gypsum
KR100365141B1 (ko) 지피알 시스템을 이용한 지하매설물 탐측공법
Park et al. Seismic characterization of wind turbine sites near Lawton, Oklahoma, by the MASW method
Inazaki et al. Geotechnical characterization of levee by integrated geophysical surveying
Mahajan et al. Multichannel analysis of surface waves and high-resolution electrical resistivity tomography in detection of subsurface features in northwest Himalaya
US20130100772A1 (en) Seismic Data Acquisition Array and Corresponding Method
CN209243700U (zh) 无砟轨道病害检测系统
JP2004138447A (ja) 岩盤の物性評価方法
Pugin et al. Update on recent observations in multi-component seismic reflection profiling
JP2006017584A (ja) S波を用いた3次元探査方法、s波発震装置、および3次元探査装置
Fadhli et al. Ground Surface Quality Assessment Using P-wave Velocity from 2-D Seismic Refraction Method
JP3665821B2 (ja) 高密度三次元反射法地震探査装置
Neil et al. Tomographic ground imaging for the Henderson CSO Treated Tunnel Alignment, King County, Washington
Kim Development of the spectral-analysis-of-body-waves (SABW) method for downhole seismic testing with boreholes or penetrometers

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20060207

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20070502

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20080325

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20080521

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20080617