JP2004278945A - 冷凍機警報通報システム - Google Patents
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- F25—REFRIGERATION OR COOLING; COMBINED HEATING AND REFRIGERATION SYSTEMS; HEAT PUMP SYSTEMS; MANUFACTURE OR STORAGE OF ICE; LIQUEFACTION SOLIDIFICATION OF GASES
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- F25B2400/00—General features or devices for refrigeration machines, plants or systems, combined heating and refrigeration systems or heat-pump systems, i.e. not limited to a particular subgroup of F25B
- F25B2400/22—Refrigeration systems for supermarkets
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Abstract
【解決手段】冷凍機警報通報システム1は、冷凍機3に設けられた冷凍機コントローラ4と、この冷凍機コントローラ4とデータ通信可能に設けられた通信コントローラ2とを備えて構築され、通信コントローラ2は、冷凍機コントローラ4から警報に関するデータを受信した場合、保守若しくは管理者側の携帯端末6に所定の警報通報を行うと共に、定期的に所定の動作確認通報を行う。
【選択図】 図1
Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、店舗などに設置される低温ショーケースなどの冷却に用いられる冷凍機を管理するための警報通報システムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来よりスーパーマーケットやコンビニエンスストアには、冷蔵・冷凍食品などの商品を陳列販売するオープンタイプ或いはクローズドタイプのショーケースが複数台設置されている。そして、これらショーケースは店外に設置された冷凍機からの冷媒供給を受けて商品を冷却陳列販売するものであった。また、近年では係る店舗に設置された機器を集中制御するシステムも開発されて来ている(例えば、特許文献1参照)。
【0003】
【特許文献1】
特許第3048839号
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
ここで、係る店舗に設置された冷凍機に発生する異常を外部のメンテナンス業者等にメールなどによる警報通報する場合、警報の発生時にのみ通報が行われるため、警報通報のシステムが正常に機能しているか否かをメンテナンス業者では判別できないと云う問題が生じる。
【0005】
本発明は、係る従来の技術的課題を解決するために成されたものであり、冷凍機に異常が生じているか否かにかかわらず、システムの動作状態を確認できる冷凍機警報通報システムを提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明の冷凍機警報通報システムは、冷凍機に設けられた冷凍機側制御手段又は冷凍機異常を検知できる異常検知手段と、この冷凍機側制御手段又は異常検知手段とデータ通信が可能である冷凍機用通信制御手段とを備えて構築され、冷凍機用通信制御手段は、冷凍機側制御手段又は異常検知手段から警報に関するデータを受信した場合、保守若しくは管理者側の端末に所定の警報通報を行うと共に、正常時にも定期的に所定の動作確認通報を行うようにしたので、冷凍機に異常が生じた場合の警報に加えて、保守若しくは管理者は、係る異常が生じているか否かにかかわらず、警報通報システムが正常に機能しているか否かを動作確認通報により定期的に確認することができるようになる。
【0007】
これにより、冷凍機の保守・管理の確実性を向上させることが可能となるものである。また、請求項2の如く冷凍機用通信制御手段が、メールにより端末に通報を行うようにすれば、警報の内容などを含めた的確な通報を実現することが可能となるものである。
【0008】
【発明の実施の形態】
次に、図面に基づき本発明の冷凍機警報通報システム1について説明する。図1は実施例の冷凍機警報通報システム1の構成図である。この実施例ではスーパーマーケットSの冷凍機警報通報システム1について説明する。実施例の冷凍機警報通報システム1は、スーパーマーケットSに設置された冷凍機用通信制御手段としての通信コントローラ2(汎用マイクロコンピュータから構成される)と、スーパーマーケットSに設置された複数台の冷凍機3・・にそれぞれ設けられた冷凍機コントローラ4(汎用マイクロコンピュータから構成される冷凍機側制御手段又は異常検知手段)と、外部の保守・管理者(以下、メンテナンス業者と云う)が携帯する携帯端末(PHS電話若しくは携帯電話)6などから構築される。
【0009】
スーパーマーケットSには、前記各冷凍機3・・が備える単一若しくは複数台のコンプレッサから冷媒供給を受けて商品を冷却陳列するためのショーケース(オープンタイプ若しくはクローズドタイプ)7が複数台設置されている。前記各冷凍機コントローラ4・・と通信コントローラ2とは店舗に敷設された通信線8により相互にデータ通信可能に接続されている。
【0010】
尚、通信コントローラ2は接点入力9が設けられており、この接点入力9には通常各ショーケース7・・で生じるサーモスタットのON/OFFなどが接続されるが、他の接点のON/OFFも接続可能とされている。この場合、通信コントローラ2は係る接点入力9のON/OFFの状態を取り込み、後述する警報通報時に合わせてデータを通報するものであるが、接続される接点がショーケース7のものであるか或いは他の接点であるかを設定変更可能とされている。これにより、接点入力9の汎用性を増し、且つ、通報内容の適合を取ることができるように構成されている。
【0011】
各冷凍機コントローラ4・・からは当該冷凍機3の運転状態(低圧圧力、高圧圧力、吸込冷媒温度、吐出冷媒温度など)に関するデータに加え、異常(高圧異常、過電流、コンプレッサ吐出温度異常、センサ異常、電装箱温度異常など)発生に伴う警報に関するデータが通信線8を介して通信コントローラ2に常時送信される。これにより、通信コントローラ2は各冷凍機コントローラ4・・から各冷凍機3・・の運転状態及び警報に関するデータを収集し、常時保持している。
【0012】
通信コントローラ2にはデータ通信端末11が接続されており、このデータ通信端末11を用いて前記携帯端末6やメンテナンス会社(保守・管理会社)などに設置されたパソコン12などにメール送信可能とされている。この場合、通信コントローラ2は、通報先の携帯端末6が携帯電話である場合にはインターネットを用いたEメールを送信し、携帯端末6がPHS電話である場合には当該Eメールの他、直送メールを送信可能とされている。そして、係る送信メールは通信コントローラ2において設定を切り換えて使用する。
【0013】
係る直送メールが使用できることにより、より迅速且つ確実なメールによる警報通報を行うことができるようになる。
【0014】
また、通信コントローラ2には図2に示す冷凍機詳細情報を設定できる。この詳細情報には店舗名、異常原因に関する詳細情報(逆相、高圧異常、吐出温度異常、過電流、箱(電装箱)温度異常、温度センサ異常、圧力センサ異常、インバータ異常、コンデンサ点検警報などが含まれる)、冷凍機に関する詳細情報(NO.コンプレッサタイプ、馬力など)、ショーケースに関する詳細情報(冷食、青果など)及び日時が含まれる(図2)。これらの情報は各冷凍機コントローラ8から送信されてくるデータに含まれるものである。
【0015】
次に動作を説明する。何れかの冷凍機3に異常(上記逆相、高圧異常、吐出温度異常、過電流、箱(電装箱)温度異常、温度センサ異常、圧力センサ異常、インバータ異常、コンデンサ点検警報など)が発生して冷凍機3が停止し、冷凍機コントローラ4から通信コントローラ2に警報に関するデータが送信されると、通信コントローラ2はデータ通信端末11を用いて警報通報メールを携帯端末6に送信する。この場合のメールは前述した如く設定された直送メール若しくはEメールで行われるが、Eメールの場合にはインターネットに接続して行われる。
【0016】
この場合に携帯端末6に送信されたメール内容の表示例を図3に示す。表示内容には、冷凍機異常停止発生のタイトルと、異常が発生した店舗名と、異常原因(この場合は前記高圧異常に伴う高圧カット)と、異常が発生した冷凍機3のNo.とタイプ及び馬力などの詳細情報と、複数のコンプレッサを有するマルチタイプの冷凍機3の場合には当該異常に係るコンプレッサのNo.などの当該コンプレッサを特定する情報と、当該冷凍機3から冷媒供給を受けるショーケース7の種類と、発生日時などが含まれる。
【0017】
これにより、メンテナンス業者は契約している店舗に発生した冷凍機の異常をメールにより即座に確認することが可能となる。特に、異常発生に係る冷凍機3に関する詳細情報も表示するので、異常内容を的確に判断し、当該冷凍機3の修理に必要な道具や部品を予め準備して店舗に赴くことができるようになる。また、マルチタイプの冷凍機3の場合にはコンプレッサを特定する情報も表示するので、複数あるコンプレッサの何れが異常であるかを迅速に特定して修理することができるようになる。
【0018】
また、通信コントローラ2は何れかの冷凍機コントローラ4との間の通信が断たれたなどの通信異常が発生した場合にも携帯端末6に警報通報を行う。この場合のメール内容の表示例を図4に示す。表示内容には、通信異常発生のタイトルと、異常が発生した店舗名と、異常原因として通信異常又は漏電遮断器OFFと、異常が発生した冷凍機3のNo.とタイプ及び馬力などの詳細情報と、複数のコンプレッサを有するマルチタイプの冷凍機3の場合には当該異常に係るコンプレッサのNo.などの当該コンプレッサを特定する情報と、当該冷凍機3から冷媒供給を受けるショーケース7の種類と、発生日時などが含まれる。
【0019】
これにより、メンテナンス業者は契約している店舗に発生した通信異常をメールにより即座に確認することが可能となる。ここで、通信異常が発生する原因としては、通信線8の異常(断線など)や冷凍機コントローラ4の故障などの直接的な原因の他、冷凍機3に発生した異常によって当該冷凍機3に通電する配電経路の漏電遮断器が開路(OFF)した場合も通信不能となる。そこで、上述の如く異常原因中に漏電遮断器OFFの情報も含めることで、メンテナンス業者に係る通信異常時の点検として漏電遮断器の確認も促し、適切な処置を行わせることができるようになる。
【0020】
尚、係る通報は前述したパソコン12にもメール送信される。それにより、メンテナンス会社のパソコン12でも異常発生を確認することができるようになる。また、上述した通報をEメールで送信する場合、インターネットに接続したことでプロバイダからの時刻修正機能を受けることができる。通信コントローラ3は自らの時刻設定を当該プロバイダからの時刻修正機能により修正できるので、正確な発生日時通報が可能となる。
【0021】
また、通信コントローラ2は、冷凍機コントローラ4から警報に関するデータが送信されていない場合にも、携帯端末6(及びパソコン12)に定期的にメールを送信する。このメールには当該冷凍機警報通報システム1が正常に機能している旨の内容が含まれる。前述の如く警報発生時にのみ通報する方式では、通報が無いことが、実際に異常が発生していないから通報が無いのか、システムが故障しているから通報が無いのかが分からないが、このような動作確認通報を定期的に行うことで、メンテナンス業者は常にシステムの動作状態を把握できるようになり、保守・管理をより一層確実・安全に実行することができるようになる。
【0022】
【発明の効果】
以上詳述した如く本発明によれば、冷凍機に設けられた冷凍機側制御手段又は冷凍機異常を検知できる異常検知手段と、この冷凍機側制御手段又は異常検知手段とデータ通信が可能である冷凍機用通信制御手段とを備えて冷凍機警報通報システムを構築し、冷凍機用通信制御手段は、冷凍機側制御手段又は異常検知手段から警報に関するデータを受信した場合、保守若しくは管理者側の端末に所定の警報通報を行うと共に、正常時にも定期的に所定の動作確認通報を行うようにしたので、冷凍機に異常が生じた場合の警報に加えて、保守若しくは管理者は、係る異常が生じているか否かにかかわらず、警報通報システムが正常に機能しているか否かを動作確認通報により定期的に確認することができるようになる。
【0023】
これにより、冷凍機の保守・管理の確実性を向上させることが可能となるものである。また、請求項2の如く冷凍機用通信制御手段が、メールにより端末に通報を行うようにすれば、警報の内容などを含めた的確な通報を実現することが可能となるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の冷凍機警報通報システムの構成図である。
【図2】図1のシステムの通信コントローラに設定できる冷凍機詳細情報を示す図である。
【図3】図1のシステムにより通報される警報の表示例を示す図である。
【図4】図1のシステムにより通報される警報のもう一つの表示例を示す図である。
【符号の説明】
1 冷凍機警報通報システム
2 通信コントローラ(冷凍機用通信制御手段)
3 冷凍機
4 冷凍機コントローラ(冷凍機側制御手段又は異常検知手段)
6 携帯端末
7 ショーケース
8 通信線
Claims (2)
- 冷凍機に設けられた冷凍機側制御手段又は冷凍機異常を検知できる異常検知手段と、該冷凍機側制御手段又は異常検知手段とデータ通信が可能である冷凍機用通信制御手段とを備えて構築され、
前記冷凍機用通信制御手段は、前記冷凍機側制御手段又は異常検知手段から警報に関するデータを受信した場合、保守若しくは管理者側の端末に所定の警報通報を行うと共に、正常時にも定期的に所定の動作確認通報を行うことを特徴とする冷凍機警報通報システム。 - 前記冷凍機用通信制御手段は、メールにより前記端末に通報を行うことを特徴とする請求項1の冷凍機警報通報システム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003072233A JP2004278945A (ja) | 2003-03-17 | 2003-03-17 | 冷凍機警報通報システム |
Applications Claiming Priority (1)
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JP2003072233A JP2004278945A (ja) | 2003-03-17 | 2003-03-17 | 冷凍機警報通報システム |
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JP2004278945A true JP2004278945A (ja) | 2004-10-07 |
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ID=33288480
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2003072233A Pending JP2004278945A (ja) | 2003-03-17 | 2003-03-17 | 冷凍機警報通報システム |
Country Status (1)
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JP (1) | JP2004278945A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2020128870A (ja) * | 2014-08-18 | 2020-08-27 | ポール ミュラー カンパニー | 冷却システムを作動させるシステムおよび方法 |
-
2003
- 2003-03-17 JP JP2003072233A patent/JP2004278945A/ja active Pending
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