JP2004278560A - Shifting operation device for vehicle - Google Patents
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Abstract
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、トラクター等の変速装置の構造に関し、より詳しくは、機体ハウジング内に設けられた主変速装置及び駐車ロック装置をシフト操作するための変速操作装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
主変速装置や副変速装置等をシフト操作するための変速操作装置として、主変速装置をシフト操作するための第一の変速シャフトと、副変速装置をシフト操作するための第二の変速シャフトとを、該両変速装置を内装する機体ハウジングを横切る方向に沿わせ摺動及び回転変位可能に設け、これらの操作軸を機体ハウジングから延出させて揺動可能な主変速レバー及び副変速レバーに対しそれぞれ、各変速レバーの選択的な揺動操作によって各変速シャフトが選択的に摺動及び回転変位されるように接続したものは周知である(例えば、特許文献1参照。)。
また、主変速レバーによって、前記主変速装置をシフト操作するための第一の変速シャフトを介して駐車ロック装置を操作する構成も周知となっており、この構成では、主変速レバーの操作によって駐車ロックまでをも行えるものである(例えば、特許文献2参照)。
そして、駐車ロックする際には、主変速レバーを前進又は後進のポジションから、パークポジションにシフト操作をするわけであるが、前進での変速操作の際、若しくは、前進と後進との切替のシフト操作の際に、オペレータが意図せずにしてパークポジションにシフト操作(誤操作)が行われることがないようにするため、前記第一の変速シャフトにディテント機構を備えることで、パークポジションへ主変速レバーを進入させる際には、一定の操作感をオペレータに伝えるように構成されている。つまり、ディテント機構により主変速レバーの操作規制力を発生させているものである。
【0003】
【特許文献1】
特開2001−287565号公報
【特許文献2】
登録実用新案第2535802号公報
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、上記文献で開示されるところの技術では、ディテント機構により発生される操作規制力が十分でないといった問題があり、より大きな操作感を発生させる新たな構成を設けることが、誤操作防止の観点から望ましい。
そこで、本発明は、主変速レバーをパークポジションにシフト操作する際の操作感を増加させる構成を提案するものであり、オペレータの不本意により主変速レバーがパークポジション側へ進入してしまうといった不具合の発生を防止することを目的とするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本発明の解決しようとする課題は以上のごとくであり、次に該課題を解決する為の手段を説明する。
即ち、請求項1に記載のごとく、主変速レバーにより変速シャフトを介して駐車ロック装置を操作する構成とする車両の変速操作装置において、前記変速シャフトに弾性体を同心配置させるとともに、前記弾性体を係止する係止部を、車両の伝動機構のハウジング、又は、変速レバーケースに設けたことである。
【0006】
また、請求項2に記載のごとく、前記弾性体は、主変速レバーをパークポジションにシフト操作する際に、前記変速シャフトに作用してシフト操作を規制することである。
【0007】
【発明の実施の形態】
次に、本発明の実施の形態を、図面に基づいて説明する。
図1は本発明にかかる車両の変速操作装置の構成を示す後面断面図、図2は同じく平面一部断面図、図3は同じく変速レバーカバーを含める一部後面断面図、図4はパークポジションへのシフト操作の際の操作感を増加させるための構成を示す後面一部断面図、図5はシフトゲートの構成を示す図、図6はシフトゲートの位置とシフト操作の操作力との関係を示す図、図7はディテント機構を省略した構成の変速操作装置を示す後面断面図、図8は変速レバーケース側に操作感を増加させる構成を配した例を示す後面図、図9は変速シャフトのディテント機構及びパークポジションセンサーの配置を示す後面断面図、図10は図9の構成のディテント機構によるシフト操作の操作力を示す図、図11は他のディテント機構の後面一部断面図、図12は同じく他のディテント機構の後面一部断面図、図13は同じく他のディテント機構の後面一部断面図、図14は図13の構成における変速シャフトの断面図、図15の(a)はシフトゲートの構成を示す図、図15の(b)は、変速シャフトとパークポジションセンサーの位置関係を示す模式図、図15の(c)は、ガイド溝に対する作動ピンの位置関係を示す模式図、図16は制御装置に接続されるセンサーを示すブロック図である。
また、図17はニュートラルポジションセンサーの配置構成を示す後面一部断面図、図18は図17の構成における変速シャフトの断面図、図19は中間検出体によりニュートラル位置を検出する構成の後面一部断面図、図20は同じく側面一部断面図、図21はアームの回動によりニュートラル位置を検出する構成とした中間ハウジングの平面一部断面図、図22はアーム及びパークポジションセンサーの部分拡大図、図23は従来構成のアーム及びパークポジションセンサーの部分拡大図、図24は保護部材を付設したシフトフォークを示す正面図、図25は同じく側面一部断面図、図26はクリップにより保護部材を止めた構成のシフトフォークを示す正面図である。
【0008】
本発明にかかる構成を、トラクターの伝動機構に適用した構成について概説する。尚、本発明は、主変速レバーにより変速シャフトを介して駐車ロック装置を操作する構成とするトラクターについて説明するが、車両一般、特に、農業機械の変速装置に適用可能である。
図1に示すごとく、本発明に係るトラクターの伝動機構においては、駐車ロック装置90が中間ハウジング2内に備えられるものであり、該中間ハウジング2は、ミッションケースを構成する前部ハウジング1と後部ハウジング3との間に介設されている(図2)。
図1において、8はPTO系の原動軸、22は走行系の中空カウンタ軸、23は、該中空カウンタ軸22の後端部より歯車等を介して左右後輪用の駆動力を出力するプロペラ軸である。
また、プロペラ軸23に固定設置される歯車24は、前輪駆動力を取り出すために中間歯車31と噛合されるとともに、前記駐車ロック装置90によってロックされることにより、プロペラ軸23を制動するための駐車ブレーキの被制動体としても機能する。
また、図2に示すごとく、前記中空カウンタ軸22よりも前側に同心軸上に配置される駆動軸20には、主変速装置26が構成されるものであり、図3に示す主変速レバー74の操作により、フォークシャフト43・44に固設されたシフトフォーク43a・44aを前後移動させて変速が行われるようになっている。
図3において、主変速レバー74は、中間ハウジング2の側方に付設された変速レバーケース70の上方に延出されるものであり、その下端部は、接続部材73を介して変速シャフト61に連結されている。変速シャフト61は、中間ハウジング2と、変速レバーケース70に跨って摺動自在に横設されるものであり、中間ハウジング2側には、作動ピン62が固設されている。作動ピン62は、主変速レバー74の操作(変速)位置によって、前記フォークシャフト43・44に固設された作動金物63・64の溝穴63a・64a、または、前記駐車ロック装置90の操作部である作動金物66の溝部66aのいずれか一の溝穴に嵌入されるようになっており、各溝穴において、作動金物63・64・66に係合させながらフォークシャフト43または44、または駐車ロック装置90を移動または回動させることで、変速や駐車ロックが行われるようになっている。但し、本実施例では主変速装置に駐車ロック装置90を設けているが、主変速と副変速を同時に操作できる変速装置や副変速装置等に設けることも可能である。
【0009】
駐車ロック装置90は、図1に示すごとく、後面視略「コ」字状のガイド部材60に枢軸65を横架し、該枢軸65にスプリング66bにて一側に回動付勢された作動金物66を枢支し、さらに、該作動金物66の下部と、前記歯車24の歯に係合して同歯車24の回転を規制するロック金物90aとをリンク機構90bにより連動連結することで構成されている。前記ガイド部材60には、一側側面の一部を切欠くことで、前記作動ピン62の通過を許容するガイド溝60aが形成されており、該ガイド溝60aは、平面視略「T」字状としている。このように構成された駐車ロック装置90においては、主変速レバー74の操作により、変速シャフト61の作動ピン62を作動金物66の溝部66aに収容させるとともに、変速シャフト61を介して作動ピン62を回動させることにより、前記ロック金物90aを歯車24と噛み合わせて駐車ロックを行うものである。
【0010】
次に、本発明に係るトラクター伝動機構の詳細について説明する。
先ず、駐車ロックの際に必要となる主変速レバー74の操作力を増加させ、駐車ロックの誤操作を防止する構成について説明する。
本構成は、図3に示すごとく、主変速レバー74により変速シャフト61を介して前記駐車ロック装置90を操作する構成とする車両の変速操作装置において、前記変速シャフト61に弾性体であるスプリング67を同心配置させるとともに、前記スプリング67を係止する係止部2bを、車両の伝動機構の中間ハウジング2のアッパーカバー2aに設けた構成とするものである。
図4に示すごとく、変速シャフト61に関し、該変速シャフト61は、前記変速レバーケース70側よりアッパーカバー2aの挿入孔21aに挿入され、さらに、中間ハウジング2内において、アッパーカバー2aの左右中途部より下方に膨出させて形設される係止部2bの挿入孔21bに挿入されている。
また、アッパーカバー2aには、押圧体をスプリングにて下方に付勢する構成のディテント機構50が設けられ、変速シャフト61の上面に穿設された上面溝部51の端面で形成する係止部52に対し、前記押圧体が作用する構成としている。これにより、主変速レバー74の駐車ロック操作をする際には、ディテント機構50の作用に対する操作力が必要となるようにしている。
また、前記作動ピン62の変速シャフト61に対する固定部62aは、変速シャフト61の軸径よりも大きく構成され、該固定部62aに、変速シャフト61の先端側(反変速レバーケース70側)より挿入するスプリング67の一側端を当接させている。前記固定部62aと反対側となるスプリング67の端部は、係止リング68を介して係止部2bの側面に当接させている。
また、変速シャフト61の先端部には、止め輪61aが嵌設されており、該止め輪61aの外径を係止部2bの挿入孔21bよりも小さく、かつ、係止リング68の内径よりも大きく構成し、変速シャフト61が変速レバーケース70側に移動した際には、止め輪61aが係止リング68に当接してスプリング67も一緒に変速レバーケース70側へ移動可能とするものである。
一方、変速シャフト61を反変速レバーケース70側に移動させ、作動ピン62を作動金物66の溝部66aに挿入する場合、即ち、駐車ロックが行なわれる場合には、係止リング68が係止部2bに当接してスプリング67が収縮されるため、作動ピン62を押し込む際の変速シャフト61の操作力に対する反力が発生する。尚、作動ピン62の固定部62aと、止め輪61aとの距離L1は、作動ピン62がガイド部材60のガイド溝60aに侵入する直前にスプリング67の収縮が開始されるような設定としており、図5に示すシフトゲート71での操作においては、主変速レバー74がニュートラルポジションNから、パークポジションP1側へ進入する際に(ラインL2を通過する際に)、主変速レバー74にスプリング67の反力の発生が開始されるものである。図6は、主変速レバー74のパークポジションP1側への移動の際に必要な操作力を示すものであり、前記ラインL2を通過後に、スプリング67の作用により一定の操作力が必要なことを示している。
【0011】
以上の構成により、ニュートラルポジションNから、パークポジションP1への切替えに必要な主変速レバー74の操作力は、スプリング67の反力によって増加されることになる。
これにより、駐車ロックを行う際には、ディテント機構50の作用に加え、スプリング67の作用に対する操作力が必要となるため、オペレータの不本意による主変速レバー74のパークポジションP1側へ進入といった不具合の発生を防止することができる。
尚、本構成によれば、スプリング67の作用により十分な操作力を発生させることができるので、ディテント機構50を省略した構成であっても、本発明の目的とするところは達成できる。即ち、図7に示すごとく、前記ディテント機構50を省略した構成とするものであり、この構成によれば、アッパーカバー2aにディテント機構50を設ける為の加工及び変速シャフト61の上面溝部の加工が不必要になる。また、弾性体としては、スプリング67の他、ゴムや弾性樹脂を筒状に構成したもの等が考えられ、スプリング67と同様、変速シャフト61に挿入する構成とすることで、同様の効果を呈することができる。さらに、弾性体を変速シャフト61側に同心配置させる本構成の他、ハウジング(アッパーカバー2a)側にスプリング67等の弾性体を配し、該弾性体に変速シャフト61を当接させる等して、上記反力を呈させる構成としてもよい。
【0012】
また他の構成として、図8に示されるものよっても同様に主変速レバー74の操作力を増加させることができる。
この構成では、変速レバーケース70には、その上部壁から下方にむけて支持部70bが膨出されており、該支持部70bに変速シャフト61が挿通支持されている。変速シャフト61における支持部70bと中間ハウジング2のアッパーカバー2aとの間には、止め輪161aが嵌着されており、該止め輪161aのアッパーカバー2a側にスプリング67が挿入されている。アッパーカバー2aの変速レバーケース70側の端面70cには、変速シャフト61が挿通される係止リング168が固着されており、該係止リング168の内径は、スプリング167の外周径よりも小さく設計されて、係止リング168の表面にスプリング167が当接するようになっている。前記アッパーカバー2aの端面70cは、係止リング168を係止する係止部として機能する。
この構成によれば、図8に示す状態から、駐車ロックを行うべく主変速レバー74を操作した場合には、スプリング167が係止リング168と止め輪161aとの間で収縮して反力が生じる。そして、該反力に抗する操作力が必要となるため、オペレータの不本意による主変速レバー74のパークポジションP1側へ進入といった不具合が生じることがない。
尚、止め輪161a、スプリング167及び係止リング168を、前記支持部70bの右側(図8に示す後面視において右側)に配置して、前記支持部70bに係止リング168を係止させる構成によっても、上記と同様の効果を奏させることができる。
【0013】
次に、変速シャフト61のディテント機構50について説明する。
先ず、図9に示す構成では、押圧体となる鋼球53はスプリング54にて下方に付勢されており、該鋼球53は変速シャフト61の上面に穿設された上面溝部51の一部に突出して形成する係止部52に対して作用するようになっている。このディテント機構50は、アッパーカバー2aに穿設した挿入孔49a内に仕組まれている。
そして、前記係止部52における前記作動ピン62側の傾斜角は、従来は変速シャフト61の軸心と直交する面に対して20度であったところ、本構成では30度とし、スプリング54の付勢力が変速シャフト61に作用する距離Wを従来よりも長く確保するとともに、スプリング54のバネ加重を従来のものと比較して1.5倍〜2倍に大きく設定し、前記係止部52の勾配の減少(傾斜角が緩くなること)に伴ってディテント保持力が減少しないようにしている。図10のS1、S2は、静的フィーリング(L2からの操作力)であり、P1、P2はL0からの慣性力を表しており、S1、S2からP1、P2を引いた値が動的フィーリングD1、D2(実際の操作力)となる。
この構成によれば、図10に示すごとく、従来と比較して前記距離Wが長く確保されるととともに、スプリング54のバネ加重の増加による従来と同様のディテント保持力の確保によって、スプリング54の反力と、移動距離Wとから計算される仕事量を増加させることができ、主変速レバー74のディテントフィーリングD2を向上させることができる。そして、このディテントフィーリングの向上によって、走行中に主変速レバー74を勢いよく操作した場合でも、誤ってパークポジションに主変速レバー74を進入させてしまうといった不具合を防止できる。
【0014】
また、ディテント機構50に関し、図11に示される構成では、鋼球53aとスプリング54aとをアッパーカバー2aの上側の挿入孔49aに収容してなるディテント機構50aを従来と同様に設け、変速シャフト61の上面に形設される係止部52aに対して前記鋼球53aを係止させるとともに、さらに、もう一つのディテント機構50bをアッパーカバー2aの下側に設けて、変速シャフト61の下面に形設される係止部52bに対して鋼球53bを係止させる構成としている。変速シャフト61においては、係止部52a・52bを形設するべく、上下面に溝部51a・51bが穿設され、該溝部51a・51bが穿設される位置・長さは、該溝部51a・51bに鋼球53a・53bが収容されている状態において、図3に示される前記作動ピン62が、作動金物63・64の溝穴63a・63bのいずれかに収容されるような設計としている。
また、ディテント機構50bにおいては、ボルト56に挿入孔56aを穿設し、該挿入孔56aに鋼球53bとスプリング54bとを収容してディテント仕組みを構成されるとともに、その取付けは、ボルト56をアッパーカバー2aの下部の貫通穴49bに螺挿して行われるものとしており、アッパーカバー2aに対しての仕組み性に優れた構成となっている。
以上の構成によれば、主変速レバー74による駐車ロックの操作の際には、二つのディテント機構50a・50bが作用して、一つのディテント機構による構成と比較して、より大きな操作力が必要とされるため、オペレータの不本意による主変速レバー74のパークポジションP1側へ進入といった不具合が生じることがない。
【0015】
また、ディテント機構50に関し、図12に示される構成では、押圧ピン57とスプリング54cとをアッパーカバー2aの挿入孔49aに収容してなるディテント機構50cを設け、該押圧ピン57に形設された係止球部57aを、変速シャフト61に形設した係止部52に係止させる構成とするものである。
押圧ピン57の筒部57dには、収容孔57bが穿設されて側面断面視略「コ」字状としており、該収容孔57bにスプリング54cが縦置きに収容されている。
また、押圧ピン57は、その筒部57dの外側周面を挿入孔49aに対する摺動面として、上下方向に摺動するようになっている。これにより、押圧ピン57が全体として挿入孔49aによってガイドされるようになって、変速シャフト61の移動方向に対するブレが発生しないようにしている。
また、押圧ピン57の筒部57dの下側端部には、係止球部57aが下方に突設されており、該係止球部57aの直径は、筒部57dの直径よりも小さくしている。
以上の構成によれば、係止球部57aが変速シャフト61の係止部52に係止する際において、従来の鋼球のようには回転することがなく、また、変速シャフト61の移動方向に対するブレが生じないため、より大きなディテント保持力を発生させることができる。
また、従来の鋼球の構成においては、鋼球のサイズに合わせて挿入孔49aの内径が決まる関係となっているため、同じく挿入孔49aに収容されるスプリングの設計には制約があり、スプリングの巻き数を増やすこと等によりディテント保持力を増加させることができないものであった。これに対し、本構成では、鋼球(係止球部57a)のサイズではなく、押圧ピン57の筒部57dの外径に対して挿入孔49aの内径が決まる関係となっているため、鋼球(係止球部57a)のサイズは維持したまま、筒部57d及び収容孔57bの径を大きくし、より巻き数の多いスプリング54c(54a・54bも同様)を縦置きで収容することで、より大きなディテント保持力を発生させることができる。このように、本構成によれば、スプリング54cの設計の自由度が増す、つまりは、ディテント保持力の設計の自由度を増すことができる。
また、押圧ピン57による同様の構成として、図13に示すごとく、スプリング54cを縦置き(捩じりバネの伸縮方向が鋼球の移動方向と略平行)とするとともに、複数巻き(本構成では、二重巻きの構成)の構成としてもよい。
【0016】
次に、駐車ロック状態の検出機構について説明する。
図4、図11、及び図12に示すごとく、アッパーカバー2aには、変速シャフト61が駐車ロック状態を維持する位置にあることを検出するためのパークポジションセンサー81が設けられている。
このパークポジションセンサー81は、安全性確保のため、エンジン始動時、又は停止時に駐車ロック装置90(図1)がロック状態であること、即ち、主変速レバー74がパークポジションにあることを検出するためのものである。
この検出の目的は、従来は主変速レバー74とは別の操作レバーにより駐車ロック操作が行われるところ、本発明では主変速レバー74により駐車ロック操作が行われるといった点に鑑み、パークポジションセンサー81を設けて主変速レバー74による駐車ロック操作の安全性・確実性の向上を図ろうとするものである。
【0017】
図4、図11、及び図12に示すごとく、変速シャフト61には、前記ディテント機構50(50a)に対する係止部52(52a)を挟んで、溝部51(51a)と溝部58とが穿設されている。この溝部58は、図14に示すごとく、断面視において逆V字(山形)状としており、主変速レバー74を前後方向に操作した際における変速シャフト61の回動操作は検出されないようになっている。
該パークポジションセンサー81の下部には、球状に形成される検出体81aが下方に突出して設けられている。この検出体81aは、前記溝部51(51a)に鋼球53(53a)又は係止球部57aが収容される変速シャフト61の摺動範囲において、溝部58に収容されるものであり、図15(a)に示すごとく、シフトゲート71での操作において、主変速レバー74が変速位置(ニュートラルと1〜3速と後進位置)にあるときは、検出体81aは溝部58内に突出してOFFとなっており、パークポジションP1〜P4にある場合には、図15(b)に示すごとく、検出体81aが、溝部58の反係止部52(52a)側の溝端部59に乗り上がり、押されてONとなるようになっている。この際、図15(c)に示すごとく、前記変速シャフト61の作動ピン62は、作動金物66の溝部66aに進入するとともに、前記シフトゲート71(図15(a))において、主変速レバー74がパークポジションP1からP2に移動する際に作動金物66が回動して駐車ロックが行われ、さらに、主変速レバー74がパークポジションP3まで至ると前記スプリング67の付勢力によって位置P4側に押されるため、作動ピン62がガイド溝60aの端面60b(図15(c))に当接して駐車ロック状態となる。尚、パークポジションセンサー81を設ける位置としては、アッパーカバー2aに設ける他、変速レバーケース70側に設けてもよく、また、パークポジションセンサー81の位置に応じて変速シャフト61に溝部58が形成されるものである。
この構成によれば、変速シャフト61の位置に基づき、駐車ロック状態であることがパークポジションセンサー81によって確実に検出されるため、主変速レバー74による駐車ロック操作の安全性・確実性の向上が図られる。また、本構成によれば、複雑なリンク機構等を必要とすることがなく、簡易な構成により上記駐車ロック操作の安全性・確実性の向上が図られる。
尚、図16に示すごとく、パークポジションセンサー81は制御装置100に接続されており、該制御装置100は、パークポジションセンサー81の検出による駐車ロック状態を確認した上でのエンジン始動/停止といった制御を行うものである。また、本実施例のパークポジションセンサー81はスイッチを用いているが、近接センサー等で構成することも可能であり、パークポジション位置を検出するものであれば限定するものではない。
【0018】
次に、ニュートラルの検出機構について説明する。
図17に示すごとく、変速レバーケース70には、変速シャフト61が回動していない状態、つまり、主変速レバー74がパークポジション位置でなく、かつ、変速位置(1〜3速と後進位置)ではないニュートラルの位置にあることを検出するためのニュートラルポジションセンサー86が設けられている。
ニュートラルポジションセンサー86の下部には、球状に形成される検出体86aが下方に突出して設けられている。
この検出体86aは、前記溝部51に鋼球53又は係止球部57aが収容される変速シャフト61の摺動範囲において、変速シャフト61に略「U」字状に穿設された溝部87に収容されており、図18に示すごとく、主変速レバー74が前後方向に動かされニュートラルポジションN(若しくはP1)(図5)から外れると、変速シャフト61が回動して検出体86aが押圧され、溝部87から押し出されるようになっている。このように押圧される検出体86aの上下移動をニュートラルポジションセンサー86で検出するようにしている。尚、ニュートラルポジションセンサー86を設ける位置としては、変速レバーケース70に設ける他、アッパーカバー2a側に設けてもよく、また、ニュートラルポジションセンサー86の位置に応じて変速シャフト61に溝部87が形成されるものである。
この構成によれば、変速シャフト61の回動状態に基づき、主変速レバー74がニュートラルポジションNにあることがニュートラルポジションセンサー86によって確実に検出することができる。
また、本構成は、ニュートラルポジションセンサー86の取り付けと、変速シャフト61の溝加工のみで実現されるため、既存の構成に適用可能であるとともに、コスト面や、仕組みの容易性といった点で優れている。
尚、図16に示すごとく、ニュートラルポジションセンサー86は制御装置100に接続されており、該制御装置100は、ニュートラルポジションセンサー86の検出による主変速レバー74のニュートラルポジションを確認した上でのエンジン始動/停止といった制御を行うものである。
【0019】
また、同じくニュートラルポジション検出機構に関し、図19及び図20に示される構成は、前記変速レバーケース70において、変速シャフト61の溝部87に挿入される中間検出体82を上下摺動自在に設けるとともに、スプリング83により該中間検出体82を下方に付勢する構成とし、さらに、変速レバーケース70における中間検出体82の摺動部に、ニュートラルポジションセンサー86を前方(又は後方)より水平に嵌装し、ニュートラルポジションセンサー86の検出体86aを中間検出体82に対向させた構成としている。
この中間検出体82は、上から順に大径部82a、小径部82b、当接部82cとで構成されており、主変速レバー74が前後方向に動かされニュートラルポジションN(若しくはP1)(図5)から外れると、当接部82cが溝部87の溝端部59に乗り上がり、小径部82bが検出体86aの横に位置することになる。一方、駐車ロック状態以外では、大径部82aが検出体86aの横に位置することになり、検出体86aがニュートラルポジションセンサー86内に押し込まれるようになっている。
以上の構成によれば、上記と同様、変速シャフト61の回動状態に基づき、主変速レバー74がニュートラルポジションNにあることがニュートラルポジションセンサー86によって確実に検出することができる。
【0020】
また、同じくニュートラルポジション検出機構に関し、図21及び図22に示される構成は、主変速レバー74により操作されるフォークシャフト43・44の相対位置関係に基づいてニュートラルポジションを検出する構成とするものである。
図21に示すごとく、中間ハウジング2において、前後方向でシフトフォーク43a・44aの間となる位置にはニュートラルポジションセンサー86が嵌設されており、該ニュートラルポジションセンサー86に対向するフォークシャフト43・44側に被検出体となるアーム45が配されている。図22に示すごとく、該アーム45は、二つのフォークシャフト43・44の内、ニュートラルポジションセンサー86から遠い側に横架されるフォークシャフト44より突設した枢支ピン46に枢結されている。また、フォークシャフト43においてはガイドピン47が突設され、該ガイドピン47は、アーム45に長孔状に形成されたガイド孔45aに内に挿入されている。また、アーム45において、ニュートラルポジションセンサー86側の先端部45bを山形状として、ニュートラルポジションでは、該先端部45bがニュートラルポジションセンサー86の検出体86aに点接触するようになっている。
また、フォークシャフト43・44の移動は、上述したごとく、主変速レバー74による変速シャフト61、作動ピン62を介しての作動金物63・64の操作により行われる。
以上の構成によれば、フォークシャフト43・44の相対位置関係によってアーム45が回動し、該アーム45の先端部45bと検出体86aの接触によってニュートラルポジションが検出される。
そして、フォークシャフト44側にアーム45の回動中心となる枢支ピン46を設けることで、フォークシャフト43側に回動中心を設ける場合の従来構成と比較して、アーム45の回動中心と検出体86aの距離を大きく確保することができ、少ないフォークシャフト43・44の相対移動量から、大きなアーム45の回動角度を得られることができるようになる。つまり、ニュートラル状態であることを、よりセンシティブに検出できるようになる。
また、従来は、図23に示すごとく、アーム45Aの反先端部45b側の端部を開放して略「コ」字状とし、フォークシャフト43側のガイドピン47Aを挟む構成としていたが、この従来構成ではアーム45Aがガイドピン47Aから脱落するといった問題があった。これに対し、図22に示す本実施例の構成では、アーム45が枢支ピン46及びガイドピン47に挿入される構成としているので、このような脱落といった問題を防止できる。
また、図23に示すごとく、従来は、作動金物63・64の近傍にニュートラルポジションセンサー86A及びアーム45Aを配する構成としていたため、作動金物63・64等との関係で取付け作業がしづらいものであったが、本構成では、従来と比較して広く空いた空間にニュートラルポジションセンサー86及びアーム45が配されているため、作業性の向上が図られる。
【0021】
次に、シフトフォーク43a・44aの構成について説明する。
図24及び図25に示される構成は、シフトフォーク43a・44aのクラッチスライダー41に対する接触面43c・44cに、耐摩耗性に優れた材質の保護部材42・42を付設した構成とするものである。
シフトフォーク43a・44aは、通常、鋳物に高周波焼入れ加工を施すことにより、HRC52〜59(ロックウェル硬さ)程度とするのに対し、クラッチスライダー41は通常HRC60程度と硬いため、従来、シフトフォーク43a・44aの接触面が摩耗するという問題があった。
この問題点に鑑み、上述した保護部材42・42をシフトフォーク43a・44aの接触面43c・44cに付設して、シフトフォーク43a・44aとクラッチスライダー41との間に保護部材42・42が挟装されるように構成し、シフトフォーク43a・44a側の摩耗を防止するものである。
また、本構成のごとく、シフトフォーク43a・44aとは別部材となる保護部材42・42を設ける構成とすることにより、保護部材42・42自体が摩耗した場合には、保護部材42・42を交換することで対処することができる。
また、シフトフォーク43a・44aの高周波焼入れ加工を省略することも可能となり、焼入れ加工による歪みの発生といった問題も解決することができる。また、保護部材42・42のシフトフォーク43a・44aに対する固定方法については、図25に示すごとく、接触面43c・44cに溝部48を形設し、該溝部48に保護部材42・42を嵌着させる構成や、図26に示すごとく、クリップ89にてシフトフォーク43a・44aに縛り付け、または、引っ掛けて仕組みの際に保護部材42・42の落下防止に優れたものとする等、特に限定されるものではない。
【0022】
【発明の効果】
本発明は以上のごとく構成したので、次のような効果を奏するのである。
即ち、請求項1に記載のごとく、変速レバーにより変速シャフトを介して駐車ロック装置を操作する構成とする車両の変速操作装置において、前記変速シャフトに弾性体を同心配置させるとともに、前記弾性体を係止する係止部を、車両の伝動機構のハウジング、又は、変速レバーケースに設けたので、簡単な構成で変速レバーをシフト操作する際の操作感を増加させることができる。
【0023】
また、請求項2に記載のごとく、前記弾性体は、変速レバーをパークポジションにシフト操作する際に、前記変速シャフトに作用してシフト操作を規制するので、主変速レバーをパークポジションへシフト操作する際の操作感を増加させることができ、オペレータの不本意により主変速レバーがパークポジション側へ進入してしまうといった不具合の発生を防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明にかかる車両の変速操作装置の構成を示す後面断面図である。
【図2】同じく平面一部断面図である。
【図3】同じく変速レバーカバーを含める一部後面断面図である。
【図4】パークポジションへのシフト操作の際の操作感を増加させるための構成を示す後面一部断面図である。
【図5】シフトゲートの構成を示す図である。
【図6】シフトゲートの位置とシフト操作の操作力との関係を示す図である。
【図7】ディテント機構を省略した構成の変速操作装置を示す後面断面図である。
【図8】変速レバーケース側に操作感を増加させる構成を配した例を示す後面図である。
【図9】変速シャフトのディテント機構及びパークポジションセンサーの配置を示す後面断面図である。
【図10】図9の構成のディテント機構によるシフト操作の操作力を示す図である。
【図11】他のディテント機構の後面一部断面図である。
【図12】同じく他のディテント機構の後面一部断面図である。
【図13】同じく他のディテント機構の後面一部断面図である。
【図14】図13の構成における変速シャフトの断面図である。
【図15】(a)はシフトゲートの構成を示す図である。(b)は、変速シャフトとパークポジションセンサーの位置関係を示す模式図である。(c)は、ガイド溝に対する作動ピンの位置関係を示す模式図である。
【図16】制御装置に接続されるセンサーを示すブロック図である。
【図17】ニュートラルポジションセンサーの配置構成を示す後面一部断面図である。
【図18】図17の構成における変速シャフトの断面図である。
【図19】中間検出体によりニュートラル位置を検出する構成の後面一部断面図である。
【図20】同じく側面一部断面図である。
【図21】アームの回動によりニュートラル位置を検出する構成とした中間ハウジングの平面一部断面図である。
【図22】アーム及びパークポジションセンサーの部分拡大図である。
【図23】従来構成のアーム及びパークポジションセンサーの部分拡大図である。
【図24】保護部材を付設したシフトフォークを示す正面図である。
【図25】同じく側面一部断面図である。
【図26】クリップにより保護部材を止めた構成のシフトフォークを示す正面図である。
【符号の説明】
2 中間ハウジング
2b 係止部
61 変速シャフト
67 スプリング
70 変速レバーケース
74 主変速レバー
90 駐車ロック装置[0001]
TECHNICAL FIELD OF THE INVENTION
The present invention relates to a structure of a transmission such as a tractor, and more particularly, to a transmission operating device for performing a shift operation of a main transmission and a parking lock device provided in an airframe housing.
[0002]
[Prior art]
As a shift operation device for performing a shift operation of the main transmission and the sub-transmission, a first transmission shaft for shifting the main transmission, and a second transmission shaft for shifting the auxiliary transmission are provided. Are provided so as to be slidable and rotationally displaceable along a direction transverse to the body housing in which the two transmissions are mounted, and to extend the operation shafts from the body housing to the swingable main transmission lever and auxiliary transmission lever. On the other hand, it is well known that each of the transmission shafts is connected to be selectively slid and rotationally displaced by a selective swing operation of each transmission lever (for example, see Patent Document 1).
It is also known that a parking lock device is operated by a main transmission lever via a first transmission shaft for performing a shift operation of the main transmission device. In this configuration, parking is performed by operating the main transmission lever. Even the lock can be performed (for example, see Patent Document 2).
When the parking lock is performed, the shift operation of the main shift lever is performed from the forward or reverse position to the park position. However, at the time of the forward shift operation, or the shift of the switching between forward and reverse. In order to prevent a shift operation (erroneous operation) from being performed unintentionally by the operator during the operation, the first speed change shaft is provided with a detent mechanism so that the main speed can be shifted to the park position. When the lever is advanced, a certain operational feeling is transmitted to the operator. That is, the operation restricting force of the main shift lever is generated by the detent mechanism.
[0003]
[Patent Document 1]
JP 2001-287565 A
[Patent Document 2]
Registered Utility Model No. 2535802
[0004]
[Problems to be solved by the invention]
However, in the technology disclosed in the above document, there is a problem that the operation restricting force generated by the detent mechanism is not sufficient, and from the viewpoint of preventing erroneous operation, it is necessary to provide a new configuration for generating a larger operational feeling. desirable.
In view of the above, the present invention proposes a configuration for increasing the operational feeling when shifting the main shift lever to the park position, and there is a problem that the main shift lever enters the park position side due to the unwillingness of the operator. It is intended to prevent the occurrence of the problem.
[0005]
[Means for Solving the Problems]
The problem to be solved by the present invention is as described above. Next, means for solving the problem will be described.
That is, in a shift operation device for a vehicle in which a parking lock device is operated by a main shift lever via a shift shaft as set forth in
[0006]
According to a second aspect of the present invention, the elastic body acts on the speed change shaft to regulate the shift operation when the main speed shift lever is shifted to the park position.
[0007]
BEST MODE FOR CARRYING OUT THE INVENTION
Next, an embodiment of the present invention will be described with reference to the drawings.
FIG. 1 is a rear cross-sectional view showing the configuration of a shift operation device for a vehicle according to the present invention, FIG. 2 is a partial cross-sectional view of the same plane, FIG. FIG. 5 is a rear cross-sectional view showing a configuration for increasing the operational feeling at the time of a shift operation, FIG. 5 is a diagram showing the configuration of a shift gate, and FIG. 6 is a relationship between the position of the shift gate and the operating force of the shift operation. FIG. 7 is a rear cross-sectional view showing a shift operation device having a configuration in which a detent mechanism is omitted, FIG. 8 is a rear view showing an example in which a configuration for increasing the operational feeling is arranged on a shift lever case side, and FIG. FIG. 10 is a rear cross-sectional view showing the arrangement of the shaft detent mechanism and the park position sensor, FIG. 10 is a view showing the operating force of the shift operation by the detent mechanism having the configuration of FIG. 9, and FIG. 11 is a rear partial cross-sectional view of another detent mechanism. 12 is a partial cross-sectional view of the rear surface of the other detent mechanism, FIG. 13 is a partial cross-sectional view of the rear surface of the other detent mechanism, FIG. 14 is a cross-sectional view of the transmission shaft in the configuration of FIG. 13, and FIG. FIG. 15 (b) is a schematic view showing the configuration of the shift gate, FIG. 15 (b) is a schematic view showing the positional relationship between the transmission shaft and the park position sensor, and FIG. FIG. 16 is a block diagram showing sensors connected to the control device.
FIG. 17 is a partial cross-sectional view of a rear surface showing an arrangement configuration of a neutral position sensor, FIG. 18 is a cross-sectional view of a transmission shaft in the configuration of FIG. 17, and FIG. 19 is a partial rear surface of a configuration for detecting a neutral position by an intermediate detector. FIG. 20 is a partial side sectional view of the same, FIG. 21 is a partial partial plan view of an intermediate housing configured to detect a neutral position by rotation of an arm, and FIG. 22 is a partially enlarged view of an arm and a park position sensor. FIG. 23 is a partially enlarged view of an arm and a park position sensor having a conventional configuration, FIG. 24 is a front view showing a shift fork provided with a protection member, FIG. 25 is a partially sectional side view of the same, and FIG. It is a front view which shows the shift fork of the stopped structure.
[0008]
A configuration in which the configuration according to the present invention is applied to a transmission mechanism of a tractor will be outlined. The present invention will be described with respect to a tractor having a structure in which a parking lock device is operated via a speed change shaft by a main speed change lever, but is applicable to a vehicle in general, and particularly to a speed change device of an agricultural machine.
As shown in FIG. 1, in the transmission mechanism for a tractor according to the present invention, a
In FIG. 1,
Further, the
As shown in FIG. 2, the
In FIG. 3, a
[0009]
As shown in FIG. 1, the
[0010]
Next, details of the tractor transmission mechanism according to the present invention will be described.
First, a description will be given of a configuration for increasing the operation force of the
As shown in FIG. 3, this configuration is a shift operation device for a vehicle in which the
As shown in FIG. 4, regarding the
The
The fixed
Further, a retaining ring 61a is fitted to the tip end of the
On the other hand, when the
[0011]
With the above configuration, the operating force of the
As a result, when the parking lock is performed, an operation force for the action of the
In addition, according to this configuration, a sufficient operation force can be generated by the action of the
[0012]
Further, as another configuration, the operation force of the
In this configuration, the
According to this configuration, when the
The retaining
[0013]
Next, the
First, in the configuration shown in FIG. 9, the
The inclination angle of the locking
According to this configuration, as shown in FIG. 10, the distance W is ensured longer than in the related art, and the detent holding force similar to the related art is secured by increasing the spring load of the
[0014]
Also, regarding the
In the
According to the above configuration, when the parking lock is operated by the
[0015]
12, the
An
The
At the lower end of the
According to the above configuration, when the locking
Further, in the configuration of the conventional steel ball, since the inner diameter of the
As shown in FIG. 13, the
[0016]
Next, a parking lock state detection mechanism will be described.
As shown in FIGS. 4, 11, and 12, the
The
The purpose of this detection is that the parking lock operation is conventionally performed by the operation lever different from the
[0017]
As shown in FIGS. 4, 11, and 12, the
Below the
According to this configuration, the parking lock state is reliably detected by the
As shown in FIG. 16, the
[0018]
Next, a neutral detection mechanism will be described.
As shown in FIG. 17, the
Below the
The
According to this configuration, the
In addition, since this configuration is realized only by mounting the
As shown in FIG. 16, the
[0019]
19 and FIG. 20 also relates to the neutral position detecting mechanism. In the
The intermediate detecting
According to the configuration described above, the
[0020]
21 and FIG. 22 also relates to the neutral position detection mechanism, which detects the neutral position based on the relative positional relationship between the
As shown in FIG. 21, a
As described above, the movement of the
According to the above configuration, the
By providing the
Conventionally, as shown in FIG. 23, the end of the
In addition, as shown in FIG. 23, conventionally, since the
[0021]
Next, the configuration of the
The configuration shown in FIGS. 24 and 25 is a configuration in which
The
In view of this problem, the above-mentioned
Further, as in the present configuration, by providing the
Further, it is possible to omit the induction hardening of the
[0022]
【The invention's effect】
Since the present invention is configured as described above, the following effects can be obtained.
That is, as described in
[0023]
Further, as described in
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a rear cross-sectional view showing a configuration of a shift operation device for a vehicle according to the present invention.
FIG. 2 is a partial plan sectional view of the same.
FIG. 3 is a partial rear cross-sectional view including a transmission lever cover.
FIG. 4 is a rear partial cross-sectional view showing a configuration for increasing an operational feeling at the time of a shift operation to a park position.
FIG. 5 is a diagram illustrating a configuration of a shift gate.
FIG. 6 is a diagram illustrating a relationship between a position of a shift gate and an operation force of a shift operation.
FIG. 7 is a rear cross-sectional view showing a speed change operation device having a configuration in which a detent mechanism is omitted.
FIG. 8 is a rear view showing an example in which a configuration for increasing the operational feeling is arranged on the shift lever case side.
FIG. 9 is a rear sectional view showing an arrangement of a detent mechanism and a park position sensor of the transmission shaft.
FIG. 10 is a diagram showing an operation force of a shift operation by the detent mechanism having the configuration shown in FIG. 9;
FIG. 11 is a rear partial cross-sectional view of another detent mechanism.
FIG. 12 is a rear partial cross-sectional view of another detent mechanism.
FIG. 13 is a rear partial cross-sectional view of another detent mechanism.
14 is a sectional view of the transmission shaft in the configuration of FIG.
FIG. 15A is a diagram illustrating a configuration of a shift gate. (B) is a schematic diagram showing a positional relationship between a transmission shaft and a park position sensor. (C) is a schematic diagram showing a positional relationship of the operation pin with respect to the guide groove.
FIG. 16 is a block diagram showing a sensor connected to the control device.
FIG. 17 is a partial rear cross-sectional view showing the arrangement of the neutral position sensor.
18 is a sectional view of the transmission shaft in the configuration of FIG.
FIG. 19 is a rear partial cross-sectional view of a configuration in which a neutral position is detected by an intermediate detector.
FIG. 20 is a partial side sectional view of the same.
FIG. 21 is a partial plan sectional view of an intermediate housing configured to detect a neutral position by rotation of an arm.
FIG. 22 is a partially enlarged view of an arm and a park position sensor.
FIG. 23 is a partially enlarged view of a conventional configuration of an arm and a park position sensor.
FIG. 24 is a front view showing a shift fork provided with a protection member.
FIG. 25 is a partial side sectional view of the same.
FIG. 26 is a front view showing a shift fork having a configuration in which a protection member is stopped by a clip.
[Explanation of symbols]
2 Intermediate housing
2b Locking part
61 Speed change shaft
67 Spring
70 Shift lever case
74 Main transmission lever
90 Parking lock device
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