JP2004276683A - 車両用熱交換装置及びその取り付け方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】車体に対する支持構造が合理化された車両用熱交換装置、及びその取り付け方法を提供すること。
【解決手段】ファンシュラウド300に支持された送風ファン200と、車内空調用冷凍サイクルの放熱器400と、エンジン冷却水を冷却するラジエータ500とを備え、送風ファンによる通風にて放熱器及びラジエータが放熱する車両用熱交換装置において、放熱器をファンシュラウドに支持してなる構成の車両用熱交換装置、及びその取り付け方法である。ファンシュラウドは、これに送風ファン及び放熱器を支持した後に、ラジエータ又は車体600に支持した。
【選択図】 図1
【解決手段】ファンシュラウド300に支持された送風ファン200と、車内空調用冷凍サイクルの放熱器400と、エンジン冷却水を冷却するラジエータ500とを備え、送風ファンによる通風にて放熱器及びラジエータが放熱する車両用熱交換装置において、放熱器をファンシュラウドに支持してなる構成の車両用熱交換装置、及びその取り付け方法である。ファンシュラウドは、これに送風ファン及び放熱器を支持した後に、ラジエータ又は車体600に支持した。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明が属する技術分野】
本発明は、ファンシュラウドに支持された送風ファンと、車内空調用冷凍サイクルの放熱器と、エンジン冷却水を冷却するラジエータとを備えた車両用熱交換装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
車内空調用冷凍サイクルの放熱器及びエンジン冷却水を冷却するラジエータは、車両のフロント部に重ねて配置されるとともに、送風ファン又は吸入ファンによる通風にて放熱を行う構成となっている。通常、放熱器は通風方向前方に配置され、ラジエータは通風方向後方に配置される。つまり、送風ファンであれば放熱器側に配置され、吸入ファンであればラジエータ側に配置される。放熱器やラジエータがファンによる通風にて放熱を行う車両用熱交換装置の構成は、特許文献1乃至7にも開示されている。
【0003】
【特許文献1】特開平5−105115号公報
【特許文献2】特開平6−219351号公報
【特許文献3】特開平8−268086号公報
【特許文献4】特開平10−18843号公報
【特許文献5】特開平10−339292号公報
【特許文献6】特開平11−99964号公報
【特許文献7】特開2000−264253号公報
【発明が解決しようとする課題】
ところで、この種の車両用熱交換装置は、熱交換効率の向上、支持強度の確保、軽量化、設置スペースの狭小化、及び車体への取り付け作業の簡易化が重要な課題とされている。特に、自動車の製造現場においては、煩雑な作業をできる限り回避する必要があり、車両用熱交換装置についても、これをより素早く且つ簡単に取り付けるための工夫が求められている。
【0004】
本発明は、かかる事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、車体に対する支持構造が合理化された車両用熱交換装置、及びその取り付け方法を提供することである。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本願第1請求項に記載した発明は、ファンシュラウドに支持された送風ファンと、車内空調用冷凍サイクルの放熱器と、エンジン冷却水を冷却するラジエータとを備え、前記送風ファンによる通風にて前記放熱器及び前記ラジエータが放熱する車両用熱交換装置において、前記放熱器を前記ファンシュラウドに支持してなる構成の車両用熱交換装置である。このような構成によると、当該車両用熱交換装置の車体に対する支持構造は確実に合理化される。すなわち、送風ファン及び放熱器をファンシュラウドに支持することによれば、それらは車体に直接支持せずともよいので、それらの支持構造及び車体への取り付け作業は簡素化される。
【0006】
本願第2請求項に記載した発明は、請求項1において、前記放熱器には、当該放熱器を前記ファンシュラウドに支持するブラケットを設けた構成の車両用熱交換装置である。放熱器は、かかるブラケットにてファンシュラウドに支持される。
【0007】
本願第3請求項に記載した発明は、請求項1又は2において、前記ラジエータを車体に支持し、前記ファンシュラウドを前記ラジエータに支持してなる構成の車両用熱交換装置である。すなわち、送風ファン及び放熱器を支持したファンシュラウドは、ラジエータを介して車体に支持される。一般に、ラジエータは、エンジン冷却水で満たされるので、その重量は放熱器や送風ファンと比較すると重くなる。故に車体に対しては、もとより堅固に支持される。従って、送風ファン及び放熱器を支持したファンシュラウドをラジエータに支持することによれば、それらの重量バランスは良好に確保することが可能である。
【0008】
本願第4請求項に記載した発明は、請求項3において、前記ラジエータには、前記ファンシュラウドを支持するブラケットを設けた構成の車両用熱交換装置である。送風ファン及び放熱器を支持したファンシュラウドは、かかるブラケットにてラジエータに支持される。
【0009】
本願第5請求項に記載した発明は、請求項1又は2において、前記ファンシュラウド及び前記ラジエータをそれぞれ車体に支持してなる構成の車両用熱交換装置である。すなわち、送風ファン及び放熱器は、これらを支持したファンシュラウドを車体に支持して設けられる。
【0010】
本願第6請求項に記載した発明は、請求項5において、前記車体には、前記ファンシュラウドを支持するブラケットを設けた構成の車両用熱交換装置である。送風ファン及び放熱器を支持したファンシュラウドは、かかるブラケットにより車体に支持される。
【0011】
本願第7請求項に記載した発明は、請求項5又は6において、前記車体には、前記ファンシュラウド及び前記ラジエータの両者をそれぞれ支持するブラケットを設けた構成の車両用熱交換装置である。送風ファン及び放熱器を支持したファンシュラウド、並びにラジエータは、かかるブラケットにより車体にそれぞれ支持される。
【0012】
本願第8請求項に記載した発明は、ファンシュラウドに支持された送風ファンと、車内空調用冷凍サイクルの放熱器と、エンジン冷却水を冷却するラジエータとを備え、前記送風ファンによる通風にて前記放熱器及び前記ラジエータが放熱する車両用熱交換装置の取り付け方法において、前記車両用熱交換装置は、前記放熱器を前記ファンシュラウドに支持してなり、当該取り付け方法は、前記放熱器を前記ファンシュラウドに支持する作業と、前記送風ファン及び前記放熱器を支持した前記ファンシュラウドを前記ラジエータに支持する作業と、前記ラジエータを車体に支持する作業とを含む構成の車両用熱交換装置の取り付け方法である。このような構成によると、当該車両用熱交換装置の車体に対する支持構造は確実に合理化される。すなわち、送風ファン及び放熱器をファンシュラウドに支持することによれば、それらは車体に直接支持せずともよいので、それらの支持構造及び車体への取り付け作業は簡素化される。そして、本発明の取り付け方法によると、送風ファン及び放熱器をファンシュラウドに支持した後に、そのファンシュラウドをラジエータに支持するので、ファンシュラウドをラジエータに支持する際は、送風ファン、放熱器、及びファンシュラウドを1つのユニットとして扱うことができ、非常に便利である。このようなユニットは、ラジエータを車体に支持した後にそのラジエータに支持される。又は、車体に支持する前のラジエータに支持される。つまり、ラジエータを含めて1つのユニットとし、その後にこれを車体に支持することも可能である。
【0013】
本願第9請求項に記載した発明は、ファンシュラウドに支持された送風ファンと、車内空調用冷凍サイクルの放熱器と、エンジン冷却水を冷却するラジエータとを備え、前記送風ファンによる通風にて前記放熱器及び前記ラジエータが放熱する車両用熱交換装置の取り付け方法において、前記車両用熱交換装置は、前記放熱器を前記ファンシュラウドに支持してなり、当該取り付け方法は、前記放熱器を前記ファンシュラウドに支持する作業と、前記送風ファン及び前記放熱器を支持した前記ファンシュラウドを車体に支持する作業と、前記ラジエータを車体に支持する作業とを含む構成の車両用熱交換装置の取り付け方法である。このような構成によると、当該車両用熱交換装置の車体に対する支持構造は確実に合理化される。すなわち、送風ファン及び放熱器をファンシュラウドに支持することによれば、それらは車体に直接支持せずともよいので、それらの支持構造及び車体への取り付け作業は簡素化される。そして、本発明の取り付け方法によると、送風ファン及び放熱器をファンシュラウドに支持した後に、そのファンシュラウドを車体に支持するので、ファンシュラウドを車体に支持する際は、送風ファン、放熱器、及びファンシュラウドを1つのユニットとして扱うことができ、非常に便利である。
【0014】
【発明の実施の形態】
以下に、本発明の具体例を図面に基づいて説明する。図1に示す本例の車両用熱交換装置1は、車両のフロント部に取り付けられるものであって、ファンシュラウド300に支持された送風ファン200と、車内空調用冷凍サイクルの放熱器400と、エンジン冷却水を冷却するラジエータ500とを備え、送風ファン200による通風にて放熱器400及びラジエータ500が放熱する構成となっている。図中の白矢印は、送風ファン200による通風方向を示している。尚、これらの放熱器400及びラジエータ500を配置した車両のフロント部には、車両走行時の走行風が導入される構成となっている。つまり、放熱器400及びラジエータ500の放熱については、送風ファン200とともに車両走行時の走行風も利用される。
【0015】
送風ファン200は、電動モータ210及びプロペラ220にて構成された所要の出力を有するものである。ファンシュラウド300は、かかる送風ファン200を支持する所定の形状のプレート部材である。
【0016】
放熱器400としては、使用時における重量(つまり内部を流通する冷媒を含めた重量)が送風ファン200より軽量のものを採用している。放熱器400は、ファンシュラウド300に支持しており、その重量を1とすると、送風ファンの重量は1.2〜3.0となる。
【0017】
また本例の場合、ラジエータ500は車体600に支持し、ファンシュラウド300はラジエータ500に支持している。
【0018】
車体600に対する車両用熱交換装置1の取り付け方法は、放熱器400をファンシュラウド300に支持する作業と、送風ファン200及び放熱器400を支持したファンシュラウド300をラジエータ500に支持する作業と、ラジエータ500を車体600に支持する作業とを含む。すなわち、送風ファン200及び放熱器400をファンシュラウド300に支持してそれらを1つのユニットとした後に、そのファンシュラウド300を車体600に支持したラジエータ500に支持する。或いは、送風ファン200及び放熱器400を支持したファンシュラウド300を車体600に支持する前のラジエータ500に支持することにより、送風ファン200、放熱器400、ファンシュラウド300、及びラジエータ500を1つのユニットとし、その後にラジエータ500を車体600に支持してもよい。このような取り付け方法によると、車体600に対する車両用熱交換装置1の取り付け作業が容易となる。
【0019】
放熱器400には、これをファンシュラウド300に支持するブラケット410,420が設けられている。具体的には、放熱器400の上部及び側部の要所にはプレート状のブラケット410を設けるとともに、その下部にはピン状のブラケット420を設けている。放熱器400は、ピン状のブラケット420をファンシュラウド300の要所に設けられた孔部301に挿入するとともに、プレート状のブラケット410をファンシュラウド300にねじ止めしてファンシュラウド300に支持される。尚、放熱器400のブラケット410,420を構成する部材は、放熱器400の機械的強度を補強するものであってもよい。つまり、放熱器400の補強部材をファンシュラウド300に支持するためのブラケットとして兼用することも可能である。
【0020】
そして、送風ファン200及び放熱器400をファンシュラウド300に支持した後、ファンシュラウド300はラジエータ500に支持される。
【0021】
ラジエータ500には、ファンシュラウド300を支持するブラケット510,520が設けられている。具体的には、ラジエータ500の上部、下部、及び側部の要所には、ファンシュラウド300を支持するプレート状のブラケット510,520をそれぞれ設けている。ファンシュラウド300は、その下端をラジエータ500の下部に設けられたブラケット510に係止するとともに、その上部又は側部をラジエータの上部又は側部に設けられたブラケット520にねじ止めしてラジエータ500に支持される。或いは、ラジエータ500の要所にファンシュラウド300を嵌合する嵌合部を設け、ファンシュラウドをその嵌合部に嵌合した状態でラジエータ500にねじ止めして固定するように構成してもよい。本例のラジエータ500は、エンジン冷却水を貯留する樹脂製のタンクを備えたものであり、嵌合部を設ける場合は、これをかかるタンクに設けるとよい。
【0022】
ラジエータ500は、ファンシュラウド300を支持する前又は支持した後に車体600に支持される。
【0023】
ラジエータ500には、これを車体600に支持するブラケット530を設けている。また車体600には、ラジエータ500を支持するブラケット610を設けている。具体的には、ラジエータ500の上部、下部、及び側部の要所にはピン状のブラケット530をそれぞれ設けており、ラジエータ500は、複数のピン状のブラケット530を車体600の要所に設けられた孔部601、及び車体600の要所に設けられたプレート状のブラケット610の孔部611にそれぞれ挿入して車体600に支持される。ラジエータ500におけるピン状のブラケット530は、ラジエータ500のタンクと一体に形成してもよい。
【0024】
尚、各ブラケットの構造、位置、及び個数は、送風ファン200、ファンシュラウド300、放熱器400、及びラジエータ500の形状やレイアウト等に応じて適宜に設計変更が可能であり、本例で説明したものに限定されないことは勿論である。
【0025】
本例の構成によると、車両用熱交換装置1の車体600に対する支持構造は確実に合理化される。
【0026】
特に、放熱器400をファンシュラウド300に支持する場合は、送風ファン200と放熱器400との重量バランスも重要である。つまり、電動モータ210を備える送風ファン200に対してやや重めの放熱器400をファンシュラウド300に支持すると、ファンシュラウド300の耐重量性が過度に大きくなり、重量バランスの安定性が損われる。ついては、これがファンシュラウド300の変形や破損を招く原因となる場合も考えられる。この点本例では、送風ファン200より軽量の放熱器400を採用することにより、そのような不都合を回避している。
【0027】
車両用熱交換装置1は、ラジエータ500によるエンジン冷却水の冷却性能、及び放熱器400による冷媒の冷却性能を満足確保するとともに、設置スペースの狭小化及び軽量化が図られるところ、現状の製造技術によれば、車両用冷凍サイクルの放熱器400は、小型化及び軽量化が進み、所要の出力を有する送風ファン200に対して比較的軽量のものを好適に用いることが可能である。
【0028】
仮に、軽量化された放熱器400をラジエータ500又は車体600に支持するとともに、その放熱器400にファンシュラウド300及びファン200を支持すると、その放熱器400の支持構造は、大型のブラケットを用いる等して強固にせざるを得ず、軽量化の効果は薄れる結果となる。故に車両の燃費の観点からも不利である。この点本例は、軽量化された放熱器400を比較的簡素な支持構造にて支持するものであり、車両の燃費も向上するという利点がある。
【0029】
このように本例の車両用熱交換装置1及びその取り付け方法は、かかる車両用熱交換装置1の性能及び技術背景を踏まえながら車体600に対する支持構造を合理化するという顕著な効果を達成したものである。
【0030】
次に、本発明の第2具体例を図2に基づいて説明する。本例の場合、ファンシュラウド300及びラジエータ500をそれぞれ車体600に支持している。
【0031】
車体600に対する車両用熱交換装置1の取り付け方法は、放熱器400をファンシュラウド300に支持する作業と、送風ファン200及び放熱器400を支持したファンシュラウド300を車体600に支持する作業と、ラジエータ500を車体に支持する作業とを含む。すなわち、送風ファン200及び放熱器400をファンシュラウド300に支持してそれらを1つのユニットとした後に、そのファンシュラウド300を車体600に支持する。また、これとは別途にラジエータ500を車体600に支持する。このような取り付け方法によると、車体600に対する車両用熱交換装置1の取り付け作業が容易となる。
【0032】
放熱器400には、これをファンシュラウド300に支持するブラケット410が設けられている。具体的には、放熱器400の上部、下部、及び側部の要所にはプレート状のブラケット410をそれぞれ設けている。放熱器400は、複数のプレート状のブラケット410をファンシュラウド300にねじ止めしてファンシュラウド300に支持される。或いは、放熱器400のブラケット410及びファンシュラウド300には、互いに嵌合する凹凸部をそれぞれ設けてもよい。このような構成によれば、ブラケット410とファンシュラウド300とのねじ止めは省略することも可能である。
【0033】
そして、送風ファン200及び放熱器400をファンシュラウド300に支持した後、ファンシュラウド300は車体600に支持される。
【0034】
車体600には、ファンシュラウド300及びラジエータ500をそれぞれ支持するブラケット620,630を設けている。また、ラジエータ500には、これを車体600に支持するためのブラケット530を設けている。具体的には、車体600の要所には、ファンシュラウド300及びラジエータ500の両者をそれぞれ支持するプレート状のブラケット620と、ファンシュラウド300のみを支持するプレート状のブラケット630とをそれぞれ設けており、ファンシュラウド300は、その上部、下部、及び側部の要所を車体600の要所にそれぞれ設けられた各ブラケット620,630にねじ止めして車体600に支持される。また、ラジエータ500の上部、下部、及び側部の要所にはピン状のブラケット530をそれぞれ設けており、ラジエータ500は、複数のピン状のブラケット530を車体600の要所に設けられた孔部601、及び車体600の要所に設けられたプレート状のブラケット620の孔部621にそれぞれ挿入して車体600に支持される。その他の基本構成は、前述した具体例と同様である。
【0035】
尚、各ブラケットの構造、位置、及び個数は、送風ファン200、ファンシュラウド300、放熱器400、及びラジエータ500の形状やレイアウト等に応じて適宜に設計変更が可能であり、本例で説明したものに限定されないことは勿論である。例えば図3に示すように、車体600にはラジエータ500のみを支持するプレート状のブラケット640を設け、ラジエータ500のピン状のブラケット530をこのブラケット640の孔部641に挿入するように構成してもよい。
【0036】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、車両用熱交換装置の車体に対する支持構造を確実に合理化することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の具体例に係り、熱交換装置を示す側面断面図である。
【図2】本発明の具体例に係り、熱交換装置を示す側面断面図である。
【図3】本発明の具体例に係り、熱交換装置を示す側面断面図である。
【符号の説明】
1 車両用熱交換装置
200 送風ファン
210 電動モータ
220 プロペラ
300 ファンシュラウド
301 孔部
400 放熱器
410 ブラケット
420 ブラケット
500 ラジエータ
510 ブラケット
520 ブラケット
530 ブラケット
600 車体
601 孔部
610 ブラケット
611 孔部
620 ブラケット
621 孔部
630 ブラケット
640 ブラケット
641 孔部
【発明が属する技術分野】
本発明は、ファンシュラウドに支持された送風ファンと、車内空調用冷凍サイクルの放熱器と、エンジン冷却水を冷却するラジエータとを備えた車両用熱交換装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
車内空調用冷凍サイクルの放熱器及びエンジン冷却水を冷却するラジエータは、車両のフロント部に重ねて配置されるとともに、送風ファン又は吸入ファンによる通風にて放熱を行う構成となっている。通常、放熱器は通風方向前方に配置され、ラジエータは通風方向後方に配置される。つまり、送風ファンであれば放熱器側に配置され、吸入ファンであればラジエータ側に配置される。放熱器やラジエータがファンによる通風にて放熱を行う車両用熱交換装置の構成は、特許文献1乃至7にも開示されている。
【0003】
【特許文献1】特開平5−105115号公報
【特許文献2】特開平6−219351号公報
【特許文献3】特開平8−268086号公報
【特許文献4】特開平10−18843号公報
【特許文献5】特開平10−339292号公報
【特許文献6】特開平11−99964号公報
【特許文献7】特開2000−264253号公報
【発明が解決しようとする課題】
ところで、この種の車両用熱交換装置は、熱交換効率の向上、支持強度の確保、軽量化、設置スペースの狭小化、及び車体への取り付け作業の簡易化が重要な課題とされている。特に、自動車の製造現場においては、煩雑な作業をできる限り回避する必要があり、車両用熱交換装置についても、これをより素早く且つ簡単に取り付けるための工夫が求められている。
【0004】
本発明は、かかる事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、車体に対する支持構造が合理化された車両用熱交換装置、及びその取り付け方法を提供することである。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本願第1請求項に記載した発明は、ファンシュラウドに支持された送風ファンと、車内空調用冷凍サイクルの放熱器と、エンジン冷却水を冷却するラジエータとを備え、前記送風ファンによる通風にて前記放熱器及び前記ラジエータが放熱する車両用熱交換装置において、前記放熱器を前記ファンシュラウドに支持してなる構成の車両用熱交換装置である。このような構成によると、当該車両用熱交換装置の車体に対する支持構造は確実に合理化される。すなわち、送風ファン及び放熱器をファンシュラウドに支持することによれば、それらは車体に直接支持せずともよいので、それらの支持構造及び車体への取り付け作業は簡素化される。
【0006】
本願第2請求項に記載した発明は、請求項1において、前記放熱器には、当該放熱器を前記ファンシュラウドに支持するブラケットを設けた構成の車両用熱交換装置である。放熱器は、かかるブラケットにてファンシュラウドに支持される。
【0007】
本願第3請求項に記載した発明は、請求項1又は2において、前記ラジエータを車体に支持し、前記ファンシュラウドを前記ラジエータに支持してなる構成の車両用熱交換装置である。すなわち、送風ファン及び放熱器を支持したファンシュラウドは、ラジエータを介して車体に支持される。一般に、ラジエータは、エンジン冷却水で満たされるので、その重量は放熱器や送風ファンと比較すると重くなる。故に車体に対しては、もとより堅固に支持される。従って、送風ファン及び放熱器を支持したファンシュラウドをラジエータに支持することによれば、それらの重量バランスは良好に確保することが可能である。
【0008】
本願第4請求項に記載した発明は、請求項3において、前記ラジエータには、前記ファンシュラウドを支持するブラケットを設けた構成の車両用熱交換装置である。送風ファン及び放熱器を支持したファンシュラウドは、かかるブラケットにてラジエータに支持される。
【0009】
本願第5請求項に記載した発明は、請求項1又は2において、前記ファンシュラウド及び前記ラジエータをそれぞれ車体に支持してなる構成の車両用熱交換装置である。すなわち、送風ファン及び放熱器は、これらを支持したファンシュラウドを車体に支持して設けられる。
【0010】
本願第6請求項に記載した発明は、請求項5において、前記車体には、前記ファンシュラウドを支持するブラケットを設けた構成の車両用熱交換装置である。送風ファン及び放熱器を支持したファンシュラウドは、かかるブラケットにより車体に支持される。
【0011】
本願第7請求項に記載した発明は、請求項5又は6において、前記車体には、前記ファンシュラウド及び前記ラジエータの両者をそれぞれ支持するブラケットを設けた構成の車両用熱交換装置である。送風ファン及び放熱器を支持したファンシュラウド、並びにラジエータは、かかるブラケットにより車体にそれぞれ支持される。
【0012】
本願第8請求項に記載した発明は、ファンシュラウドに支持された送風ファンと、車内空調用冷凍サイクルの放熱器と、エンジン冷却水を冷却するラジエータとを備え、前記送風ファンによる通風にて前記放熱器及び前記ラジエータが放熱する車両用熱交換装置の取り付け方法において、前記車両用熱交換装置は、前記放熱器を前記ファンシュラウドに支持してなり、当該取り付け方法は、前記放熱器を前記ファンシュラウドに支持する作業と、前記送風ファン及び前記放熱器を支持した前記ファンシュラウドを前記ラジエータに支持する作業と、前記ラジエータを車体に支持する作業とを含む構成の車両用熱交換装置の取り付け方法である。このような構成によると、当該車両用熱交換装置の車体に対する支持構造は確実に合理化される。すなわち、送風ファン及び放熱器をファンシュラウドに支持することによれば、それらは車体に直接支持せずともよいので、それらの支持構造及び車体への取り付け作業は簡素化される。そして、本発明の取り付け方法によると、送風ファン及び放熱器をファンシュラウドに支持した後に、そのファンシュラウドをラジエータに支持するので、ファンシュラウドをラジエータに支持する際は、送風ファン、放熱器、及びファンシュラウドを1つのユニットとして扱うことができ、非常に便利である。このようなユニットは、ラジエータを車体に支持した後にそのラジエータに支持される。又は、車体に支持する前のラジエータに支持される。つまり、ラジエータを含めて1つのユニットとし、その後にこれを車体に支持することも可能である。
【0013】
本願第9請求項に記載した発明は、ファンシュラウドに支持された送風ファンと、車内空調用冷凍サイクルの放熱器と、エンジン冷却水を冷却するラジエータとを備え、前記送風ファンによる通風にて前記放熱器及び前記ラジエータが放熱する車両用熱交換装置の取り付け方法において、前記車両用熱交換装置は、前記放熱器を前記ファンシュラウドに支持してなり、当該取り付け方法は、前記放熱器を前記ファンシュラウドに支持する作業と、前記送風ファン及び前記放熱器を支持した前記ファンシュラウドを車体に支持する作業と、前記ラジエータを車体に支持する作業とを含む構成の車両用熱交換装置の取り付け方法である。このような構成によると、当該車両用熱交換装置の車体に対する支持構造は確実に合理化される。すなわち、送風ファン及び放熱器をファンシュラウドに支持することによれば、それらは車体に直接支持せずともよいので、それらの支持構造及び車体への取り付け作業は簡素化される。そして、本発明の取り付け方法によると、送風ファン及び放熱器をファンシュラウドに支持した後に、そのファンシュラウドを車体に支持するので、ファンシュラウドを車体に支持する際は、送風ファン、放熱器、及びファンシュラウドを1つのユニットとして扱うことができ、非常に便利である。
【0014】
【発明の実施の形態】
以下に、本発明の具体例を図面に基づいて説明する。図1に示す本例の車両用熱交換装置1は、車両のフロント部に取り付けられるものであって、ファンシュラウド300に支持された送風ファン200と、車内空調用冷凍サイクルの放熱器400と、エンジン冷却水を冷却するラジエータ500とを備え、送風ファン200による通風にて放熱器400及びラジエータ500が放熱する構成となっている。図中の白矢印は、送風ファン200による通風方向を示している。尚、これらの放熱器400及びラジエータ500を配置した車両のフロント部には、車両走行時の走行風が導入される構成となっている。つまり、放熱器400及びラジエータ500の放熱については、送風ファン200とともに車両走行時の走行風も利用される。
【0015】
送風ファン200は、電動モータ210及びプロペラ220にて構成された所要の出力を有するものである。ファンシュラウド300は、かかる送風ファン200を支持する所定の形状のプレート部材である。
【0016】
放熱器400としては、使用時における重量(つまり内部を流通する冷媒を含めた重量)が送風ファン200より軽量のものを採用している。放熱器400は、ファンシュラウド300に支持しており、その重量を1とすると、送風ファンの重量は1.2〜3.0となる。
【0017】
また本例の場合、ラジエータ500は車体600に支持し、ファンシュラウド300はラジエータ500に支持している。
【0018】
車体600に対する車両用熱交換装置1の取り付け方法は、放熱器400をファンシュラウド300に支持する作業と、送風ファン200及び放熱器400を支持したファンシュラウド300をラジエータ500に支持する作業と、ラジエータ500を車体600に支持する作業とを含む。すなわち、送風ファン200及び放熱器400をファンシュラウド300に支持してそれらを1つのユニットとした後に、そのファンシュラウド300を車体600に支持したラジエータ500に支持する。或いは、送風ファン200及び放熱器400を支持したファンシュラウド300を車体600に支持する前のラジエータ500に支持することにより、送風ファン200、放熱器400、ファンシュラウド300、及びラジエータ500を1つのユニットとし、その後にラジエータ500を車体600に支持してもよい。このような取り付け方法によると、車体600に対する車両用熱交換装置1の取り付け作業が容易となる。
【0019】
放熱器400には、これをファンシュラウド300に支持するブラケット410,420が設けられている。具体的には、放熱器400の上部及び側部の要所にはプレート状のブラケット410を設けるとともに、その下部にはピン状のブラケット420を設けている。放熱器400は、ピン状のブラケット420をファンシュラウド300の要所に設けられた孔部301に挿入するとともに、プレート状のブラケット410をファンシュラウド300にねじ止めしてファンシュラウド300に支持される。尚、放熱器400のブラケット410,420を構成する部材は、放熱器400の機械的強度を補強するものであってもよい。つまり、放熱器400の補強部材をファンシュラウド300に支持するためのブラケットとして兼用することも可能である。
【0020】
そして、送風ファン200及び放熱器400をファンシュラウド300に支持した後、ファンシュラウド300はラジエータ500に支持される。
【0021】
ラジエータ500には、ファンシュラウド300を支持するブラケット510,520が設けられている。具体的には、ラジエータ500の上部、下部、及び側部の要所には、ファンシュラウド300を支持するプレート状のブラケット510,520をそれぞれ設けている。ファンシュラウド300は、その下端をラジエータ500の下部に設けられたブラケット510に係止するとともに、その上部又は側部をラジエータの上部又は側部に設けられたブラケット520にねじ止めしてラジエータ500に支持される。或いは、ラジエータ500の要所にファンシュラウド300を嵌合する嵌合部を設け、ファンシュラウドをその嵌合部に嵌合した状態でラジエータ500にねじ止めして固定するように構成してもよい。本例のラジエータ500は、エンジン冷却水を貯留する樹脂製のタンクを備えたものであり、嵌合部を設ける場合は、これをかかるタンクに設けるとよい。
【0022】
ラジエータ500は、ファンシュラウド300を支持する前又は支持した後に車体600に支持される。
【0023】
ラジエータ500には、これを車体600に支持するブラケット530を設けている。また車体600には、ラジエータ500を支持するブラケット610を設けている。具体的には、ラジエータ500の上部、下部、及び側部の要所にはピン状のブラケット530をそれぞれ設けており、ラジエータ500は、複数のピン状のブラケット530を車体600の要所に設けられた孔部601、及び車体600の要所に設けられたプレート状のブラケット610の孔部611にそれぞれ挿入して車体600に支持される。ラジエータ500におけるピン状のブラケット530は、ラジエータ500のタンクと一体に形成してもよい。
【0024】
尚、各ブラケットの構造、位置、及び個数は、送風ファン200、ファンシュラウド300、放熱器400、及びラジエータ500の形状やレイアウト等に応じて適宜に設計変更が可能であり、本例で説明したものに限定されないことは勿論である。
【0025】
本例の構成によると、車両用熱交換装置1の車体600に対する支持構造は確実に合理化される。
【0026】
特に、放熱器400をファンシュラウド300に支持する場合は、送風ファン200と放熱器400との重量バランスも重要である。つまり、電動モータ210を備える送風ファン200に対してやや重めの放熱器400をファンシュラウド300に支持すると、ファンシュラウド300の耐重量性が過度に大きくなり、重量バランスの安定性が損われる。ついては、これがファンシュラウド300の変形や破損を招く原因となる場合も考えられる。この点本例では、送風ファン200より軽量の放熱器400を採用することにより、そのような不都合を回避している。
【0027】
車両用熱交換装置1は、ラジエータ500によるエンジン冷却水の冷却性能、及び放熱器400による冷媒の冷却性能を満足確保するとともに、設置スペースの狭小化及び軽量化が図られるところ、現状の製造技術によれば、車両用冷凍サイクルの放熱器400は、小型化及び軽量化が進み、所要の出力を有する送風ファン200に対して比較的軽量のものを好適に用いることが可能である。
【0028】
仮に、軽量化された放熱器400をラジエータ500又は車体600に支持するとともに、その放熱器400にファンシュラウド300及びファン200を支持すると、その放熱器400の支持構造は、大型のブラケットを用いる等して強固にせざるを得ず、軽量化の効果は薄れる結果となる。故に車両の燃費の観点からも不利である。この点本例は、軽量化された放熱器400を比較的簡素な支持構造にて支持するものであり、車両の燃費も向上するという利点がある。
【0029】
このように本例の車両用熱交換装置1及びその取り付け方法は、かかる車両用熱交換装置1の性能及び技術背景を踏まえながら車体600に対する支持構造を合理化するという顕著な効果を達成したものである。
【0030】
次に、本発明の第2具体例を図2に基づいて説明する。本例の場合、ファンシュラウド300及びラジエータ500をそれぞれ車体600に支持している。
【0031】
車体600に対する車両用熱交換装置1の取り付け方法は、放熱器400をファンシュラウド300に支持する作業と、送風ファン200及び放熱器400を支持したファンシュラウド300を車体600に支持する作業と、ラジエータ500を車体に支持する作業とを含む。すなわち、送風ファン200及び放熱器400をファンシュラウド300に支持してそれらを1つのユニットとした後に、そのファンシュラウド300を車体600に支持する。また、これとは別途にラジエータ500を車体600に支持する。このような取り付け方法によると、車体600に対する車両用熱交換装置1の取り付け作業が容易となる。
【0032】
放熱器400には、これをファンシュラウド300に支持するブラケット410が設けられている。具体的には、放熱器400の上部、下部、及び側部の要所にはプレート状のブラケット410をそれぞれ設けている。放熱器400は、複数のプレート状のブラケット410をファンシュラウド300にねじ止めしてファンシュラウド300に支持される。或いは、放熱器400のブラケット410及びファンシュラウド300には、互いに嵌合する凹凸部をそれぞれ設けてもよい。このような構成によれば、ブラケット410とファンシュラウド300とのねじ止めは省略することも可能である。
【0033】
そして、送風ファン200及び放熱器400をファンシュラウド300に支持した後、ファンシュラウド300は車体600に支持される。
【0034】
車体600には、ファンシュラウド300及びラジエータ500をそれぞれ支持するブラケット620,630を設けている。また、ラジエータ500には、これを車体600に支持するためのブラケット530を設けている。具体的には、車体600の要所には、ファンシュラウド300及びラジエータ500の両者をそれぞれ支持するプレート状のブラケット620と、ファンシュラウド300のみを支持するプレート状のブラケット630とをそれぞれ設けており、ファンシュラウド300は、その上部、下部、及び側部の要所を車体600の要所にそれぞれ設けられた各ブラケット620,630にねじ止めして車体600に支持される。また、ラジエータ500の上部、下部、及び側部の要所にはピン状のブラケット530をそれぞれ設けており、ラジエータ500は、複数のピン状のブラケット530を車体600の要所に設けられた孔部601、及び車体600の要所に設けられたプレート状のブラケット620の孔部621にそれぞれ挿入して車体600に支持される。その他の基本構成は、前述した具体例と同様である。
【0035】
尚、各ブラケットの構造、位置、及び個数は、送風ファン200、ファンシュラウド300、放熱器400、及びラジエータ500の形状やレイアウト等に応じて適宜に設計変更が可能であり、本例で説明したものに限定されないことは勿論である。例えば図3に示すように、車体600にはラジエータ500のみを支持するプレート状のブラケット640を設け、ラジエータ500のピン状のブラケット530をこのブラケット640の孔部641に挿入するように構成してもよい。
【0036】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、車両用熱交換装置の車体に対する支持構造を確実に合理化することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の具体例に係り、熱交換装置を示す側面断面図である。
【図2】本発明の具体例に係り、熱交換装置を示す側面断面図である。
【図3】本発明の具体例に係り、熱交換装置を示す側面断面図である。
【符号の説明】
1 車両用熱交換装置
200 送風ファン
210 電動モータ
220 プロペラ
300 ファンシュラウド
301 孔部
400 放熱器
410 ブラケット
420 ブラケット
500 ラジエータ
510 ブラケット
520 ブラケット
530 ブラケット
600 車体
601 孔部
610 ブラケット
611 孔部
620 ブラケット
621 孔部
630 ブラケット
640 ブラケット
641 孔部
Claims (9)
- ファンシュラウドに支持された送風ファンと、車内空調用冷凍サイクルの放熱器と、エンジン冷却水を冷却するラジエータとを備え、前記送風ファンによる通風にて前記放熱器及び前記ラジエータが放熱する車両用熱交換装置において、
前記放熱器を前記ファンシュラウドに支持してなることを特徴とする車両用熱交換装置。 - 前記放熱器には、当該放熱器を前記ファンシュラウドに支持するブラケットを設けたことを特徴とする請求項1記載の車両用熱交換装置。
- 前記ラジエータを車体に支持し、前記ファンシュラウドを前記ラジエータに支持してなることを特徴とする請求項1又は2記載の車両用熱交換装置。
- 前記ラジエータには、前記ファンシュラウドを支持するブラケットを設けたことを特徴とする請求項3記載の車両用熱交換装置。
- 前記ファンシュラウド及び前記ラジエータをそれぞれ車体に支持してなることを特徴とする請求項1又は2記載の車両用熱交換装置。
- 前記車体には、前記ファンシュラウドを支持するブラケットを設けたことを特徴とする請求項5記載の車両用熱交換装置。
- 前記車体には、前記ファンシュラウド及び前記ラジエータの両者をそれぞれ支持するブラケットを設けたことを特徴とする請求項5又は6記載の車両用熱交換装置。
- ファンシュラウドに支持された送風ファンと、車内空調用冷凍サイクルの放熱器と、エンジン冷却水を冷却するラジエータとを備え、前記送風ファンによる通風にて前記放熱器及び前記ラジエータが放熱する車両用熱交換装置の取り付け方法において、
前記車両用熱交換装置は、前記放熱器を前記ファンシュラウドに支持してなり、
当該取り付け方法は、前記放熱器を前記ファンシュラウドに支持する作業と、前記送風ファン及び前記放熱器を支持した前記ファンシュラウドを前記ラジエータに支持する作業と、前記ラジエータを車体に支持する作業とを含むことを特徴とする車両用熱交換装置の取り付け方法。 - ファンシュラウドに支持された送風ファンと、車内空調用冷凍サイクルの放熱器と、エンジン冷却水を冷却するラジエータとを備え、前記送風ファンによる通風にて前記放熱器及び前記ラジエータが放熱する車両用熱交換装置の取り付け方法において、
前記車両用熱交換装置は、前記放熱器を前記ファンシュラウドに支持してなり、
当該取り付け方法は、前記放熱器を前記ファンシュラウドに支持する作業と、前記送風ファン及び前記放熱器を支持した前記ファンシュラウドを車体に支持する作業と、前記ラジエータを車体に支持する作業とを含むことを特徴とする車両用熱交換装置の取り付け方法。
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Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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KR20180099019A (ko) * | 2017-02-28 | 2018-09-05 | 한온시스템 주식회사 | 팬쉬라우드 조립체 |
-
2003
- 2003-03-13 JP JP2003068608A patent/JP2004276683A/ja active Pending
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JP4502857B2 (ja) * | 2005-03-24 | 2010-07-14 | カルソニックカンセイ株式会社 | 車両用熱交換器の取付け構造 |
KR20180099019A (ko) * | 2017-02-28 | 2018-09-05 | 한온시스템 주식회사 | 팬쉬라우드 조립체 |
KR102592705B1 (ko) * | 2017-02-28 | 2023-10-24 | 한온시스템 주식회사 | 팬쉬라우드 조립체 |
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